JP2016023875A - Heat storage system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、一般に蓄熱システム、より詳細には温排熱および冷排熱を蓄熱して、ヒートポンプの吸気に利用する蓄熱システムに関する発明である。 The present invention generally relates to a heat storage system, and more particularly to a heat storage system that stores hot exhaust heat and cold exhaust heat and uses them for intake of a heat pump.
ヒートポンプサイクルを用いた給湯装置で発生する冷却された空気(排熱)を利用する技術が存在する(特許文献1参照)。 There is a technology that uses cooled air (exhaust heat) generated in a hot water supply apparatus using a heat pump cycle (see Patent Document 1).
特許文献1では、ヒートポンプサイクルを用いた給湯装置で発生する冷却された空気を、家屋の外壁や屋根の内部に構成された外壁内空気通路に通すことで、家屋を冷却することができる。 In patent document 1, a house can be cooled by letting the cooled air which generate | occur | produces with the hot water supply apparatus using a heat pump cycle pass through the outer wall in a house, or the air path in an outer wall comprised in the inside of a roof.
特許文献1の技術では、給湯装置で発生する冷却された空気(排熱)は、家屋を冷却するために利用された後は、外気へ排気される。 In the technique of Patent Document 1, the cooled air (exhaust heat) generated in the hot water supply device is exhausted to the outside air after being used for cooling the house.
そのため、需要者からは、排熱をさらに効率よく利用したいとの要望がある。 For this reason, there is a demand from consumers to use exhaust heat more efficiently.
そこで、本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、排熱をより効率よく利用することができる蓄熱システムを提供することにある。 Then, this invention is made | formed in view of the said reason, The objective is to provide the thermal storage system which can utilize exhaust heat more efficiently.
本発明の蓄熱システムは、第1ヒートポンプの排気口で排気された温排熱を流通させる第1経路を形成する第1ダクトと、第2ヒートポンプの排気口で排気された冷排熱を流通させる第2経路を形成する第2ダクトと、前記第1ダクトで流通された前記温排熱と第1の外気との間で熱交換を行う第1熱交換部と、前記第2ダクトで流通された前記冷排熱と第2の外気との間で熱交換を行う第2熱交換部と、前記熱交換後の前記第1の外気を前記第2ヒートポンプの吸気口まで流通させる第3経路を形成する第3ダクトと、前記熱交換後の前記第2の外気を前記第1ヒートポンプの吸気口まで流通させる第4経路を形成する第4ダクトとを備えることを特徴とする。 The heat storage system of the present invention circulates a first duct that forms a first path through which warm exhaust heat exhausted from the exhaust port of the first heat pump and a cold exhaust heat exhausted from the exhaust port of the second heat pump. A second duct that forms a second path, a first heat exchange unit that exchanges heat between the warm exhaust heat that is circulated in the first duct and the first outside air, and a circulatory passage that is circulated in the second duct. A second heat exchanging section that exchanges heat between the cold exhaust heat and the second outside air; and a third path that distributes the first outside air after the heat exchange to the intake port of the second heat pump. A third duct to be formed and a fourth duct forming a fourth path through which the second outside air after the heat exchange flows to an intake port of the first heat pump are provided.
この構成によると、蓄熱システムは、排熱をより効率よく利用することができる。 According to this structure, the heat storage system can utilize exhaust heat more efficiently.
1.実施形態1
1.1 構成
本実施形態の蓄熱システム10は、第1ヒートポンプ11で排気される温排熱を蓄熱し、第2ヒートポンプ12が稼動する際にその蓄熱した温排熱を利用する。また、蓄熱システム10は第2ヒートポンプ12で排気される冷排熱を蓄熱し、第1ヒートポンプ11が稼動する際にその蓄熱した冷排熱を利用する。
1. Embodiment 1
1.1 Configuration The
蓄熱システム10は、図1に示すように、第1熱交換部13、第2熱交換部14、第1ダクト20、第2ダクト30、第3ダクト40、第4ダクト50および制御装置60を備える。第1ダクト20、第2ダクト30、第3ダクト40および第4ダクト50は、断熱材により形成されている。
As shown in FIG. 1, the
第1ヒートポンプ11は、図2に示すように、需要家15のエアコン16と接続されており、空気を熱交換し、熱交換した空気をエアコン16へ送り出す。これにより、エアコン16は冷暖房の運転を可能としている。
As shown in FIG. 2, the
第1熱交換部13は、エアコン16が冷房機として稼動する際に第1ヒートポンプ11で排気される温排熱を、第1ダクト20を介して蓄熱する。具体的には、第1熱交換部13は、所定の間隔で並べられた複数の板状の蓄熱材を有する第1蓄熱部材13aで構成されている。ここで、第1蓄熱部材13aとしてパラフィン系潜熱蓄熱材が利用可能である。パラフィン系潜熱蓄熱材は、凝固点を所定の温度付近に設定できるようにした液体をパックに詰めた蓄熱材であって、液体と固体で相変化を起こす際の潜熱を蓄熱に利用する。
The first
第1蓄熱部材13aは、第1ヒートポンプ11で排気された温排熱を蓄熱する。第1熱交換部13は、第2ヒートポンプ12が稼動する際に、蓄熱した温排熱と外気(第1の外気)との間で熱交換し、熱交換後の第1の外気を第3ダクト40を介して第2ヒートポンプ12で吸気させる。
The first
第2ヒートポンプ12は、図2に示すように、需要家15の給湯器17と接続されており、空気を熱交換し、熱交換した空気を給湯器17へ送り出す。これにより、給湯器17は、貯湯運転を可能としている。
As shown in FIG. 2, the
第2熱交換部14は、給湯器17が貯湯運転する際に第2ヒートポンプ12で排気される冷排熱を、第2ダクト30を介して蓄熱する。具体的には、第2熱交換部14は、所定の間隔で並べられた複数の板状の蓄熱材を有する第2蓄熱部材14aで構成されている。ここで、第2蓄熱部材14aとしてパラフィン系潜熱蓄熱材が利用可能である。
The second
第2蓄熱部材14aは、第2ヒートポンプ12で排気された冷排熱を蓄熱する。第2熱交換部14は、第1ヒートポンプ11が稼動する際に、蓄熱した冷排熱と外気(第2の外気)との間で熱交換し、熱交換後の第2の外気を第4ダクト50を介して第1ヒートポンプ11で吸気させる。
The second
本実施形態の蓄熱システム10を設置する場合の一例を図3Aおよび図3Bに示す。
An example in the case of installing the
図3Aは蓄熱システム10を設置した場合の斜視図であり、図3Bは上面図である。
3A is a perspective view when the
第1熱交換部13が備える第1蓄熱部材13aは、図3Aおよび図3Bに示すように、第1格納部70に格納され、第2熱交換部14が備える第2蓄熱部材14aは、第2格納部80に格納されている。なお、第1格納部70および第2格納部80は、断熱材により中空の箱状に形成されている。
As shown in FIGS. 3A and 3B, the first
第1ダクト20から第4ダクト50は、図3Aおよび図3Bで示すように配置されている。
The
第1ダクト20は、第1ヒートポンプ11の排気口(図示せず)を有する排気面11aから第1蓄熱部材13aまでの第1経路を形成している。
The
第2ダクト30は、第2ヒートポンプ12の排気口(図示せず)を有する排気面12aから第2蓄熱部材14aまでの第2経路を形成している。
The
第3ダクト40は、第1熱交換部13から第2ヒートポンプ12の吸気口(図示せず)を有する吸気面12bまでの第3経路を形成している。
The
第4ダクト50は、第2熱交換部14から第1ヒートポンプ11の吸気口(図示せず)を有する吸気面11bまでの第4経路を形成している。
The
なお、図3Bでは、第1ダクト20と第1ヒートポンプ11の排気面11aとの間は、説明の都合上、隙間が空いているように図示しているが、実際には隙間がない状態となっている。また、第2ダクト30と第2ヒートポンプ12の排気面12aとの間、第3ダクト40と第2ヒートポンプ12の吸気面12bとの間、第4ダクト50と第1ヒートポンプ11の吸気面11bとの間も同様に、実際には、隙間がない状態となっている。ここで、隙間がない状態とは、許容される誤差を含む概念である。
In FIG. 3B, there is a gap between the
次に第1ダクト20から第4ダクト50、制御装置60、第1格納部70および第2格納部80の詳細な構造について説明する。
Next, detailed structures of the
(1)第1ダクト20
図4Aは、第1ダクト20の構造を示す斜視図である。
(1)
FIG. 4A is a perspective view showing the structure of the
第1ダクト20は、図4Aに示すように、中空の箱状に形成されている。
As shown in FIG. 4A, the
第1ダクト20は、図4Aに示すように、フラップ21を有している。制御装置60によりフラップ21が制御されることで、第1経路が導通または遮断される。
The
フラップ21は回転軸21aを中心に、開口部22を有する面20aとのなす角度(第1角度)が0度から90度の範囲で可動する。
The
第1角度が0度である場合には、フラップ21は、開口部22を塞いでいる。この状態を第1経路が導通された状態という。
When the first angle is 0 degree, the
第1角度が90度である場合には、フラップ21は、第1経路を遮断する状態となっている。図4Aは、第1経路を遮断している状態を示している。なお、第1ダクト20では、フラップ21の可動範囲が90度より大きくならないように、ストッパー(図示せず)が設けられている。
When the first angle is 90 degrees, the
また、第1ダクト20では、図4Aに示すように、面20aの一端に開口部22が形成されている。さらに、第1ダクト20の面20aに対向する面20bの一端には、開口部22に対向するように開口部23が形成され、他端には開口部24が形成されている。
Moreover, in the
(2)第2ダクト30
図4Bは、第2ダクト30の構造を示す斜視図である。
(2)
FIG. 4B is a perspective view showing the structure of the
第2ダクト30は、図4Bに示すように、中空の箱状に形成されている。
As shown in FIG. 4B, the
第2ダクト30は、図4Bに示すように、フラップ31を有している。制御装置60によりフラップ31が制御されることで、第2経路が導通または遮断される。
As shown in FIG. 4B, the
フラップ31は回転軸31aを中心に、開口部32を有する面30aとのなす角度(第2角度)が0度から90度の範囲で可動する。
The
第2角度が0度である場合には、フラップ31は、開口部32を塞いでいる。この状態を第2経路が導通された状態という。
When the second angle is 0 degree, the
第2角度が90度である場合には、フラップ21は、第2経路を遮断する。図4Bは、第2経路を遮断している状態を示している。なお、第2ダクト30では、フラップ31の可動範囲が90度より大きくならないように、ストッパー(図示せず)が設けられている。
When the second angle is 90 degrees, the
また、第2ダクト30では、図4Bに示すように、面30aの一端に開口部32が形成されている。さらに、第2ダクト30の面30aに対向する面30bの一端には、開口部32に対向するように開口部33が形成され、他端には開口部34が形成されている。
Moreover, in the
(3)第1格納部70および第2格納部80
図4Cは第1格納部70の構造を、図4Dは第2格納部80の構造を、それぞれ示す斜視図である。なお、図4Cでは第1格納部70で格納される第1蓄熱部材13aの図示を、図4Dでは第2格納部80で格納される第2蓄熱部材14aの図示を、それぞれ省略している。
(3)
4C is a perspective view showing the structure of the
第1格納部70では、図4Cに示すように、面70aに開口部71が形成されている。さらに、面70aに対向する面70bの上部には、開口部72が形成されている。
In the
第2格納部80では、図4Dに示すように、面80aに開口部81が形成されている。さらに、面80aに対向する面80bの下部には、開口部82が形成されている。
In the
(4)第3ダクト40
図5Aは、第3ダクト40の構造を示す斜視図である。
(4)
FIG. 5A is a perspective view showing the structure of the
第3ダクト40は、図5Aに示すように、中空のL字型の立体形状に形成されている。
As shown in FIG. 5A, the
第3ダクト40は、図5Aに示すように、フラップ41を有している。制御装置60によりフラップ41が制御されることで、第3経路が導通または遮断される。
The
フラップ41は回転軸41aを中心に、開口部44を有する面40bとのなす角度(第3角度)が0度から90度の範囲で可動する。
The
第3角度が0度である場合には、フラップ41は、開口部44を塞いだ状態、つまり第3経路を導通する状態となっている。
When the third angle is 0 degree, the
第3角度が90度である場合には、フラップ41は、開口部45を塞いだ状態、つまり第1経路を遮断する状態となっている。
When the third angle is 90 degrees, the
第3ダクト40では、図5Aに示すように、L字形状の面40aの一端に開口部42が、他端に開口部43が、それぞれ形成されている。さらに、第3ダクト40の面40aに対向するL字形状の面40bの一端には、開口部42に対向するように開口部44が形成されている。
In the
第3ダクト40は、図5Bに示すように、3つのパーツ40c〜40eに分解可能である。なお、図5Bでは、フラップ41を省略している。
As shown in FIG. 5B, the
パーツ40cは、図5Bに示すように、立方体形状であり、上述した開口部42,44の他開口部45を有している。
As shown in FIG. 5B, the
パーツ40dは、図5Bに示すように、直方体形状であり、その両端に開口部46,47を有している。
As shown in FIG. 5B, the
パーツ40eは、図5Bに示すように、L字型の立体形状であり、上述した開口部43の他開口部48を有している。
As shown in FIG. 5B, the
パーツ40cの開口部45とパーツ40dの開口部46とを結合させ、パーツ40dの開口部47とパーツ40eの開口部48とを結合させることで、第3ダクト40の組み立てが可能となる。
The
なお、パーツ40dは、直方体形状としているが、これに限定されない。パーツ40dは、第1ヒートポンプ11と第2ヒートポンプ12とまでの経路に応じた形状であればよい。
In addition, although the
(5)第4ダクト50
図6Aは、第4ダクト50の構造を示す斜視図である。
(5)
FIG. 6A is a perspective view showing the structure of the
第4ダクト50は、図6Aに示すように、中空のL字型の立体形状に形成されている。
As shown in FIG. 6A, the
第4ダクト50は、図6Aに示すように、フラップ51を有している。制御装置60によりフラップ51が制御されることで、第4経路が導通または遮断される。
The
フラップ51は回転軸51aを中心に、開口部54を有する面50bとのなす角度(第4角度)が0度から90度の範囲で可動する。
The
第4角度が0度である場合には、フラップ51は、開口部54を塞いだ状態、つまり第4経路を導通する状態となっている。
When the fourth angle is 0 degree, the
第4角度が90度である場合には、フラップ51は、開口部55を塞いだ状態、つまり第1経路を遮断する状態となっている。
When the fourth angle is 90 degrees, the
第4ダクト50では、図6Aに示すように、L字形状の面50aの一端に開口部52が、他端に開口部53が、それぞれ形成されている。さらに、第4ダクト50の面50aに対向するL字形状の面50bの一端には、開口部52に対向するように開口部54が形成されている。
In the
第4ダクト50は、図6Bに示すように、3つのパーツ50c〜50eに分解可能である。なお、図6Bでは、フラップ51を省略している。
As shown in FIG. 6B, the
パーツ50cは、図6Bに示すように、立方体形状であり、上述した開口部52,54の他開口部55を有している。
As shown in FIG. 6B, the
パーツ50dは、図6Bに示すように、直方体形状であり、その両端に開口部56,57を有している。
As shown in FIG. 6B, the
パーツ50eは、図6Bに示すように、L字型の立体形状であり、上述した開口部53の他開口部58を有している。
As shown in FIG. 6B, the
ここで、パーツ50cとパーツ40cとは、同一の形状および大きさであり、パーツ50dは、パーツ40dと同一の形状および大きさであり、パーツ50eは、パーツ40eと同一の形状および大きさである。ここで、同一とは、許容される誤差を含む概念である。
Here, the
パーツ50cの開口部55とパーツ50dの開口部56とを結合させ、パーツ50dの開口部57とパーツ50eの開口部58とを結合させることで、第4ダクト50の組み立てが可能となる。
The
なお、パーツ50dは、直方体形状としているが、これに限定されない。パーツ50dは、第1ヒートポンプ11と第2ヒートポンプ12とまでの経路に応じた形状であればよい。
The
(6)接続について
ここでは、第1ダクト20から第4ダクト50、第1格納部70および第2格納部80の接続について説明する。
(6) Connection Here, connection from the
第1ダクト20と第1格納部70とは、開口部23と開口部71とを対向させて接続される。これにより、開口部24から第1蓄熱部材13aまでの第1経路が形成される。
The
第2ダクト30と第2格納部80とは、開口部33と開口部81とを対向させて接続される。これにより、開口部34から第2蓄熱部材14aまでの第2経路が形成される。
The
第3ダクト40と第1格納部70とは、開口部42と開口部72とを対向させて接続される。これにより、第1蓄熱部材13aから開口部43までの第3経路が形成される。
The
第4ダクト50と第2格納部80とは、開口部52と開口部82とを対向させて接続される。これにより、第2蓄熱部材14aから開口部53までの第4経路が形成される。
The
また、第3ダクト40と第4ダクト50とは、第3ダクト40の下面49と第4ダクト50の上面59とを対向させて接続される。
The
以上説明した接続関係により、図3Aで示すダクト構成が実現される。 The duct configuration shown in FIG. 3A is realized by the connection relation described above.
(7)制御装置60
制御装置60は、エアコン16および給湯器17の動作を検知して、上述したフラップ21からフラップ51の開閉を制御する装置である。
(7)
The
1.2 動作
ここでは、夏期におけるエアコン16の冷房運転時および給湯器17の貯湯運転時における蓄熱システム10の動作について、説明する。
1.2 Operation Here, the operation of the
(1)エアコン16の冷房運転時、かつ給湯器17の貯湯停止時
ここでは、エアコン16の冷房運転時の蓄熱システム10の動作について、図4A、図4B、図5A、図5B、図6Aおよび図7を用いて説明する。
(1) During cooling operation of the
エアコン16の冷房運転時には、蓄熱システム10は、第1経路および第4経路を導通し、第2経路および第3経路を遮断する。
During the cooling operation of the
具体的には、蓄熱システム10は、制御装置60がエアコン16の冷房運転の開始を検知すると、制御装置は、開口部32が開放された状態、つまり第2経路が遮断された状態となるようにフラップ31を制御する(図4B参照)。さらに、制御装置は、開口部22、開口部44および開口部54を塞ぐように、フラップ21,41,51を制御する(図4A、図5A、図5Bおよび図6A、図7参照)。
Specifically, in the
第1ヒートポンプ11が吸気ファンを回転させると、その吸気力により、第2熱交換部14は第2ダクト30の開口部32から第2の外気100を取り込む(図7参照)。
When the
第2熱交換部14では、取り込んだ第2の外気100と第2蓄熱部材14aで蓄熱された冷排熱との間で熱交換された第2の外気101(冷気)を生成する。
In the 2nd
第1ヒートポンプ11は、吸気ファンの回転により、第2熱交換部14で生成された、熱交換された第2の外気101を第4ダクト50を介して吸気する。
The
第1ヒートポンプ11は、内部の熱交換により発生した温排熱を含む暖気102を、第1ダクト20の開口部24を介して、第1ダクト20内へ送り出す。
The
暖気102は、第1ダクト20で形成される第1の経路を通過し、第1蓄熱部材13aで暖気102の温排熱が蓄熱される(図7参照)。第1蓄熱部材13aを通過した排気103は、第3ダクト40の開口部44から外部へ排出される。
The
これにより、エアコン16の冷房運転時には、蓄熱システム10は、第2蓄熱部材14aで蓄熱された冷排熱を有効利用することができる。
Thereby, at the time of air_conditionaing | cooling operation of the
(2)給湯器17の貯湯運転時、かつエアコン16の運転停止時
ここでは、給湯器17の貯湯運転時の蓄熱システム10の動作について、図4A、図4B、図5A、図6A、図6Bおよび図8を用いて説明する。
(2) During hot water storage operation of the
給湯器17の貯湯運転時には、蓄熱システム10は、第2経路および第3経路を導通し、第1経路および第4経路を遮断する。
During the hot water storage operation of the
具体的には、制御装置60が給湯器17の貯湯運転の開始を検知すると、開口部22が開放された状態、つまり第1経路が遮断された状態となるようにフラップ21を制御する(図4A参照)。さらに、制御装置60は、開口部32、開口部44および開口部55が塞がれるようにフラップ31〜51を制御する(図4B、図5A、図6A、図6B、図7参照)。
Specifically, when the
第2ヒートポンプ12が吸気ファンを回転させると、その吸気力により、第1熱交換部13は第1ダクト20の開口部22から第1の外気105を取り込む(図8参照)。
When the
第1熱交換部13では、取り込んだ第1の外気105と第1蓄熱部材13aで蓄熱された温排熱との間で熱交換された第1の外気106(暖気)を生成する。
In the 1st
第2ヒートポンプ12は、吸気ファンの回転により、第1熱交換部13で生成された、熱交換された第1の外気106を第3ダクト40を介して吸気する。
The
第2ヒートポンプ12は、内部の熱交換により発生した冷排熱を含む冷気107を、第2ダクト30の開口部34を介して、第2ダクト30内へ送り出す。
The
冷気107は、第2ダクト30で形成される第2の経路を通過し、第2蓄熱部材14aで冷気107の冷排熱が蓄熱される(図8参照)。第2蓄熱部材14aを通過した排気108は、第4ダクト50の開口部54から外部へ排出される。
The
これにより、給湯器17の貯湯運転時には、蓄熱システム10は、第1蓄熱部材13aで蓄熱された温排熱を有効利用することができる。
Thereby, at the time of the hot water storage operation of the
(3)エアコン16および給湯器17の双方とも稼動時
ここでは、エアコン16が冷房運転し、かつ給湯器17が貯湯運転する際の蓄熱システム10の動作について、図4A、図4B、図5A、図5B、図6A、図6Bおよび図9を用いて説明する。
(3) When both the
エアコン16が冷房運転し、かつ給湯器17が貯湯運転する時には、蓄熱システム10は、第1経路から第4経路のすべてを導通する。
When the
具体的には、制御装置60が給湯器17の貯湯運転開始を検知すると、制御装置60は、開口部22を開放した状態であって、かつ第1経路を遮断しない状態となるように、フラップ21を制御する。例えば、制御装置60は、第1角度が0度より大きく90度より小さい値となるようにフラップ21を制御する。さらに、制御装置60は、開口部32を開放した状態であって、かつ第2経路を遮断しない状態となるように、フラップ31を制御する。例えば、制御装置60は、第2角度が0度より大きく90度より小さい値となるようにフラップ21を制御する。さらに、制御装置60は、第3角度および第4角度が0度より大きく90度より小さい値となるように、フラップ41,51を制御する(図9参照)。
Specifically, when the
第1ヒートポンプ11が吸気ファンを回転させると、その吸気力により、第2熱交換部14は第2ダクト30の開口部32から第2の外気110を取り込む(図9参照)。
When the
第2熱交換部14では、取り込んだ第2の外気110と第2蓄熱部材14aで蓄熱された冷排熱との間で熱交換された第2の外気111(冷気)を生成する。
In the 2nd
第1ヒートポンプ11は、吸気ファンの回転により、第2熱交換部14で生成された、熱交換された第2の外気111を第4ダクト50を介して吸気する。
The
第1ヒートポンプ11は、内部の熱交換により発生した温排熱を含む暖気112を、第1ダクト20の開口部24を介して、第1ダクト20内へ送り出す。
The
暖気112は、第1ダクト20で形成される第1の経路を通過し、第1蓄熱部材13aで暖気112の温排熱が蓄熱される(図9参照)。第1蓄熱部材13aを通過した排気113は、第3ダクト40の開口部44から外部へ排出される。
The
第2ヒートポンプ12が吸気ファンを回転させると、その吸気力により、第1熱交換部13は第1ダクト20の開口部22から第1の外気120を取り込む(図9参照)。
When the
第1熱交換部13では、取り込んだ第1の外気120と第1蓄熱部材13aで蓄熱された温排熱との間で熱交換された第1の外気121(暖気)を生成する。
In the 1st
第2ヒートポンプ12は、吸気ファンの回転により、第1熱交換部13で生成された、熱交換された第1の外気121を第3ダクト40を介して吸気する。
The
第2ヒートポンプ12は、内部の熱交換により発生した冷排熱を含む冷気122を、第2ダクト30の開口部34を介して、第2ダクト30内へ送り出す。
The
冷気122は、第2ダクト30で形成される第2の経路を通過し、第2蓄熱部材14aで冷気122の冷排熱が蓄熱される(図9参照)。第2蓄熱部材14aを通過した排気123は、第4ダクト50の開口部54から外部へ排出される。
The
これにより、エアコン16および給湯器17の貯湯運転時には、蓄熱システム10は、第1蓄熱部材13aで蓄熱された温排熱および第2蓄熱部材14aで蓄熱された冷排熱のそれぞれを有効利用することができる。
Thereby, at the time of the hot water storage operation of the
なお、図9では、説明の都合上、第1熱交換部13が第3ダクト40へ送り出す排熱として、排気113と熱交換された第1の外気121とを区別した。実際には、第1熱交換部13が送り出す排熱は、排気113と熱交換された第1の外気120とが混在し、混在した排熱の一部が第3経路を介して第2ヒートポンプ12まで流通し、残りの排熱が開口部44を介して外部へ排出される。
In FIG. 9, for the convenience of explanation, the exhaust heat sent from the first
また、同様に、第2熱交換部14が第4ダクト50へ送り出す排熱として、排気123と熱交換された第2の外気111とを区別した。実際には、第2熱交換部14が送り出す排熱は、排気123と熱交換された第2の外気111とが混在し、混在した排熱の一部が第4経路を介して第1ヒートポンプ11まで流通し、残りの排熱が開口部54を介して外部へ排出される。
Similarly, the exhaust heat sent out to the
1.3 変形例
上記では、蓄熱システム10をエアコン16の冷房運転時と給湯器17の貯湯運転時とに適用、つまり夏期に適用することを説明したが、ここでは、冬期に適用することについて、上記と異なる点を中心に説明する。
1.3 Modifications In the above description, it has been described that the
図10Aは、本変形例の第1ダクト20の構造を示す斜視図である。
FIG. 10A is a perspective view showing the structure of the
本変形例の第1ダクト20は、図10Aに示すように、さらに、フラップ25を有している。また、本変形例の第1ダクト20では、図10Aに示すように、さらに開口部26が形成されている。フラップ25が操作されることで、開口部26の開閉が行われる。つまり、制御装置60がフラップ25の開閉を制御することで、エアコン16の第1ヒートポンプ11で発生された排熱を、外気中に排出、または第1経路に流通させることができる。例えば、制御装置60は、エアコン16の暖房運転時には開口部26を開放するようにフラップ25を制御することで、第1ヒートポンプ11で発生された冷排熱を外気中に排出することができる。また、制御装置60は、エアコン16の冷房運転時には開口部26を塞ぐようにフラップ25を制御することで、第1ヒートポンプ11で発生された温排熱を第1経路に流通させることができる。
As shown in FIG. 10A, the
本変形例では、第3ダクト40のパーツ40dと第4ダクト50のパーツ50dとで1つの直方体形状の組立パーツ90が形成されている(図10B参照)。
In this modification, one rectangular
組立パーツ90は、パーツ40dとパーツ50dとの仕切り板としてフラップ91を有している(図10B参照)。制御装置60は、フラップ91を制御することで、第3経路と第4経路とを同時に導通、遮断を行う。
The
フラップ91は、回転軸91aを中心に回転して、第3経路および第4経路を同時に導通する状態(導通状態)と、第3経路および第4経路とを同時に遮断する状態(遮断状態)とを切り替える。例えば、図10Cで示す状態が導通状態であり、図10Dで示す状態が遮断状態である。
The
導通状態時では、図10Cで示すように、第1蓄熱部材13aで熱交換された第1の外気が開口部46から開口部47へ流通し、第2蓄熱部材14aで熱交換された第2の外気が開口部56から開口部57へ流通する。
In the conductive state, as shown in FIG. 10C, the first outside air exchanged by the first
遮断状態時では、図10Dで示すように、開口部46から開口部56へ至る経路が形成される。つまり、遮断状態時では、第3ダクト40と第4ダクト50との組み合わせから、第1蓄熱部材13aから第1ヒートポンプ11の吸気面11bまでの経路である第5経路が形成される。
In the shut-off state, a path from the
また、第1蓄熱部材13aは、上記機能に加えて、冬期では太陽熱、床下空気、地中熱等を熱源として、温熱を蓄熱することができる。
In addition to the above functions, the first
次に、本変形例の蓄熱システム10が、冬期において、上述した太陽熱等を熱源として第1蓄熱部材13aで温熱を蓄熱する際の動作について、図5A、図10Aおよび図11を用いて説明する。
Next, the operation when the
温熱の蓄熱時には、蓄熱システム10は、第1経路および第3経路を遮断し、開口部26を開放する。
During heat storage, the
具体的には、制御装置60は、第1経路が遮断された状態となるようにフラップ21を制御する(図11参照)。さらに、制御装置60は、開口部26を開放するようにフラップ25を、開口部45を塞ぐようにフラップ41を、それぞれ制御する。
Specifically, the
第1蓄熱部材13aは、太陽熱、床下空気、地中熱等を熱源として、温熱200を取り込んで蓄熱する。なお、第1蓄熱部材13aを通過した排気201は、第1ダクト20の開口部22および第3ダクト40の開口部44から排出される。また、開口部22を通して温熱200が取り込まれる場合には、排気201は、開口部44から排出され、逆に開口部44を通して温熱200が取り込まれる場合には、排気200は、開口部22から排出される。
The 1st
ここでは、温熱の蓄熱時には、開口部26は開放されるとしたが、これに限定されない。温熱200の蓄熱時には、第1蓄熱部材13aを通過した排気201が外気中へ排気される経路が確保されていればよい。そのため、排気201が外気中へ排気される経路の確保とは関係のない開口部26は、フラップ25により塞がれていてもよい。
Here, the
次にエアコン16の暖房運転時における蓄熱システム10の動作について、図5A、図10A〜10Dおよび図12を用いて説明する。
Next, operation | movement of the
エアコン16の暖房運転時には、蓄熱システム10は、第1経路、第3経路および第4経路を遮断させ、第5経路を導通させる。
During the heating operation of the
具体的には、制御装置60は、エアコン16の暖房運転を検知すると、第1経路が遮断された状態となるようにフラップ21を、開口部44を塞ぐようにフラップ41を、それぞれ制御する。さらに、制御装置60は、開口部26を開放するようにフラップ25を、第3経路および第4経路を遮断、つまり第5経路を形成するようにフラップ91を、それぞれ操作する。
Specifically, when detecting the heating operation of the
第1ヒートポンプ11が吸気ファンを回転させると、その吸気力により、第1熱交換部13は第1ダクト20の開口部22から第3の外気210を取り込む(図12参照)。
When the
第1熱交換部13では、取り込んだ第3の外気210と第1蓄熱部材13aで蓄熱された温排熱との間で熱交換された第3の外気211を生成する。
In the 1st
第1ヒートポンプ11は、吸気ファンの回転により、第1熱交換部13で生成された、熱交換された第3の外気211を第3ダクト40および第4ダクト50で生成される第5経路を介して吸気する。
The
第1ヒートポンプ11は、内部の熱交換により発生した冷排熱を含む冷気212を、第1ダクト20の開口部26を介して、外部へ排出する。
The
これにより、エアコン16の暖房運転時には、蓄熱システム10は、第1蓄熱部材13aで蓄熱された温熱を有効利用することができる。
Thereby, at the time of heating operation of the
冬期の給湯器17の貯湯運転時における蓄熱システム10の動作は、夏期の場合と同様であるので、ここでの説明は省略する。
Since the operation of the
1.4 まとめ
以上説明したように、本実施形態の蓄熱システム10は、第1ダクト20と、第2ダクト30と、第1熱交換部13と、第2熱交換部14と、第3ダクト40と、第4ダクト50とを備える。第1ダクト20は、第1ヒートポンプ11の排気口で排気された温排熱を流通させる第1経路を形成する。第2ダクト30は、第2ヒートポンプ12の排気口で排気された冷排熱を流通させる第2経路を形成する。第1熱交換部13は、第1ダクト20で流通された温排熱と第1の外気との間で熱交換を行う。第2熱交換部14は、第2ダクト30で流通された冷排熱と第2の外気との間で熱交換を行う。第3ダクト40は、熱交換後の第1の外気を第2ヒートポンプ12の吸気口まで流通させる第3経路を形成する。第4ダクト50は、熱交換後の第2の外気を第1ヒートポンプ11の吸気口まで流通させる第4経路を形成する。
1.4 Summary As described above, the
この構成によると、本実施形態の蓄熱システム10は、排熱をより効率よく利用することができる。
According to this structure, the
また、従来技術では、外壁内空気通路を形成するために需要家の改築等といった既存設備の改良を行う必要がある。しかしながら、蓄熱システム10は、ヒートポンプ、家屋、建屋等の既存設備の改良を必要とすることなく、ヒートポンプの排熱を利用することができる。
Further, in the prior art, it is necessary to improve existing facilities such as renovation of consumers in order to form an air passage in the outer wall. However, the
ここで、第1熱交換部13は、温排熱を蓄熱する第1蓄熱部材13aを備え、第2熱交換部14は、冷排熱を蓄熱する第2蓄熱部材14aを備えることが好ましい。
第1熱交換部13は、第1蓄熱部材13aで蓄熱された温排熱と第1の外気との間で熱交換を行い、第2熱交換部14は、第2蓄熱部材14aで蓄熱された冷排熱と第2の外気との間で熱交換を行う。
Here, it is preferable that the 1st
The first
この構成によると、本実施形態の蓄熱システム10は、温排熱を第1蓄熱部材13aで、冷排熱を第2蓄熱部材14aでそれぞれ蓄熱するので、温排熱および冷排熱を異なる時間帯で利用することができる。
According to this configuration, the
ここで、本実施形態の蓄熱システム10は、さらに、制御装置60を備えることが好ましい。第3ダクト40は、第3経路を導通または遮断させるフラップ41(第1フラップ)を備え、第4ダクト50は、第4経路を導通または遮断させるフラップ51(第2フラップ)を備えることが好ましい。そして、制御装置60は、第2ヒートポンプ12が停止し、かつ第1ヒートポンプ11が稼動する際には、第3経路を遮断させ、第4経路を導通させるように、フラップ41およびフラップ51を制御する。制御装置60は、第1ヒートポンプ11が停止し、かつ第2ヒートポンプ12が稼動する際には、第3経路を導通させ、第4経路を遮断させるように、フラップ41およびフラップ51を制御する。
Here, it is preferable that the
この構成によると、本実施形態の蓄熱システム10は、フラップ41およびフラップ51を利用することで、外気の流通に必要な経路を導通させ、外気の流通に必要でない経路を遮断することができる。
According to this configuration, the
ここで、制御装置60は、第1ヒートポンプ11および第2ヒートポンプ12の双方が稼動する際には、第3経路および第4経路の双方を導通させるように、第1フラップおよび第2フラップを制御することが好ましい。
Here, when both the
この構成によると、本実施形態の蓄熱システム10は、温排熱および冷排熱を同時に利用することができる。
According to this configuration, the
2.実施形態2
実施形態1では、蓄熱システム10を、1つの需要家15(戸建て)に適用したが、本実施形態では、複数の需要家15で構成されるマンション等の共同住宅に対して蓄熱システム10を適用する場合について説明する。なお、本実施形態では、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
2.
In the first embodiment, the
本実施形態の蓄熱システム10は、図13に示すように、複数の第1ヒートポンプ11と、複数の第2ヒートポンプ12と、第1熱交換部13と、第2熱交換部14とを備える。蓄熱システム10は、さらに、複数の第1ダクト20と、複数の第2ダクト30と、複数の第3ダクト40と、複数の第4ダクト50とを備える。
As shown in FIG. 13, the
ここでは、複数の第1ヒートポンプ11は、複数の第2ヒートポンプ12に1対1に対応しており、対応する組が一の需要家15に備えられている。
Here, the plurality of
複数の第1ヒートポンプ11は、複数の第1ダクト20と1対1に対応付けられている。複数の第1ヒートポンプ11のそれぞれは、夏期の冷房運転時には、対応付けられた第1ダクト20を介して、第1熱交換部13へ温排熱を排気する。
The plurality of
複数の第2ヒートポンプ12は、複数の第2ダクト30と1対1に対応付けられている。複数の第2ヒートポンプ12のそれぞれは、対応付けられた第2ダクト30を介して、第2熱交換部14へ冷排熱を排気する。
The plurality of
複数の第2ヒートポンプ12は、複数の第3ダクト40と1対1に対応付けられている。複数の第2ヒートポンプ12のそれぞれは、対応付けられた第3ダクト40を介して、第1熱交換部13で熱交換された第1の外気を吸気する。
The plurality of
複数の第1ヒートポンプ11は、複数の第4ダクト50と1対1に対応付けられている。複数の第1ヒートポンプ11のそれぞれは、対応付けられた第4ダクト50を介して、第2熱交換部14で熱交換された第2の外気を吸気する。
The plurality of
なお、複数の第1ダクト20のそれぞれは、実施形態1で説明したフラップ21(図13では図示せず)を有し、複数の第2ダクト30のそれぞれは、実施形態1で説明したフラップ31(図13では図示せず)を有している。また、複数の第3ダクト40のそれぞれは、実施形態1で説明したフラップ41(図13では図示せず)を有し、複数の第4ダクト50のそれぞれは、実施形態1で説明したフラップ51(図13では図示せず)を有している。フラップ21からフラップ51のそれぞれの動作は、実施形態1と同様であるので、ここでの説明は省略する。
Each of the plurality of
また、制御装置60は、複数のフラップ21、複数のフラップ31、複数のフラップ41および複数のフラップ51の開閉を制御する。なお、図13では、各フラップに対する制御線は、省略している。
The
これにより、集合住宅であっても、第1蓄熱部材13aで蓄熱された温排熱および第2蓄熱部材14aで蓄熱された冷排熱を有効利用することができる。
Thereby, even if it is an apartment house, the warm exhaust heat stored by the 1st
また、第1蓄熱部材13aおよび第2蓄熱部材14aを共用とすることで、複数の需要家15のそれぞれの入居者は、温排熱および冷排熱を共用することができる。
Further, by sharing the first
以上説明したように、本実施形態の蓄熱システム10では、第1ヒートポンプ11および第2ヒートポンプ12のそれぞれは、複数存在することが好ましい。第1ダクト20は、複数の第1ヒートポンプ11と第1熱交換部13との間に存在し、第2ダクト30は、複数の第2ヒートポンプ12と第2熱交換部14との間に存在する。第3ダクト40は、複数の第2ヒートポンプ12と第1熱交換部13との間に存在し、第4ダクト50は、複数の第1ヒートポンプ11と第2熱交換部14との間に存在する。
As described above, in the
この構成によると、本実施形態の蓄熱システム10は、マンション等の共同住宅にも利用することができる。
According to this configuration, the
3.変形例
以上、実施形態に基づいて本発明について説明したが、本発明は上述した実施形態に限られない。例えば、以下のような変形例が考えられる。
3. Modifications While the present invention has been described based on the embodiments, the present invention is not limited to the above-described embodiments. For example, the following modifications can be considered.
(1)上記各実施形態において、第1蓄熱部材13aおよび第2蓄熱部材14aのそれぞれは、所定の間隔で並べられた複数の板状の蓄熱材としたが、これに限定されない。
(1) In each of the above embodiments, each of the first
第1蓄熱部材13aおよび第2蓄熱部材14aのそれぞれは、多孔体状に整形した蓄熱材であってもよい。
Each of the first
また、第1蓄熱部材13aおよび第2蓄熱部材14aのそれぞれの一例として、パラフィン系潜熱蓄熱材を記載したが、他の蓄熱部材であってもよい。さらに、第1蓄熱部材13aおよび第2蓄熱部材14aのそれぞれは、相変化温度が異なる蓄熱部材であってもよいし、蓄放熱特性の異なる蓄熱部材を複数組み合わせて構成されてもよい。
Moreover, although the paraffin-type latent heat storage material was described as an example of each of the first
(2)上記各実施形態において、第1蓄熱部材13aを格納した第1格納部70および第2蓄熱部材14aを格納した第2格納部80は、据え置き型として想定したが、これに限定されない。第1格納部70および第2格納部80は、可搬型であってもよい。
(2) In each of the above embodiments, the
(3)上記実施形態および変形例を組み合わせてもよい。 (3) You may combine the said embodiment and modification.
10 蓄熱システム
11 第1ヒートポンプ
12 第2ヒートポンプ
13 第1熱交換部
13a 第1蓄熱部材
14 第2熱交換部
14a 第2蓄熱部材
20 第1ダクト
30 第2ダクト
40 第3ダクト
50 第4ダクト
41 フラップ(第1フラップ)
51 フラップ(第2フラップ)
DESCRIPTION OF
51 flaps (second flap)
Claims (5)
第2ヒートポンプの排気口で排気された冷排熱を流通させる第2経路を形成する第2ダクトと、
前記第1ダクトで流通された前記温排熱と第1の外気との間で熱交換を行う第1熱交換部と、
前記第2ダクトで流通された前記冷排熱と第2の外気との間で熱交換を行う第2熱交換部と、
前記熱交換後の前記第1の外気を前記第2ヒートポンプの吸気口まで流通させる第3経路を形成する第3ダクトと、
前記熱交換後の前記第2の外気を前記第1ヒートポンプの吸気口まで流通させる第4経路を形成する第4ダクトとを備える
ことを特徴とする蓄熱システム。 A first duct that forms a first path through which the warm exhaust heat exhausted from the exhaust port of the first heat pump flows;
A second duct forming a second path through which the cold exhaust heat exhausted from the exhaust port of the second heat pump flows;
A first heat exchanging section for exchanging heat between the warm exhaust heat circulated in the first duct and the first outside air;
A second heat exchanging section that exchanges heat between the cold exhaust heat circulated in the second duct and the second outside air;
A third duct forming a third path through which the first outside air after the heat exchange flows to an intake port of the second heat pump;
A heat storage system, comprising: a fourth duct that forms a fourth path through which the second outside air after the heat exchange flows to an intake port of the first heat pump.
前記第2熱交換部は、前記冷排熱を蓄熱する第2蓄熱部材を備え、
前記第1熱交換部は、前記第1蓄熱部材で蓄熱された前記温排熱と前記第1の外気との間で熱交換を行い、
前記第2熱交換部は、前記第2蓄熱部材で蓄熱された前記冷排熱と前記第2の外気との間で熱交換を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の蓄熱システム。 The first heat exchange unit includes a first heat storage member that stores the warm exhaust heat,
The second heat exchange unit includes a second heat storage member that stores the cold exhaust heat,
The first heat exchange unit performs heat exchange between the warm exhaust heat stored in the first heat storage member and the first outside air,
The heat storage system according to claim 1, wherein the second heat exchange unit performs heat exchange between the cold exhaust heat stored in the second heat storage member and the second outside air.
前記第3ダクトは、前記第3経路を導通または遮断させる第1フラップを備え、
前記第4ダクトは、前記第4経路を導通または遮断させる第2フラップを備え、
前記制御装置は、
前記第2ヒートポンプが停止し、かつ前記第1ヒートポンプが稼動する際には、前記第3経路を遮断させ、前記第4経路を導通させるように、前記第1フラップおよび前記第2フラップを制御し、
前記第1ヒートポンプが停止し、かつ前記第2ヒートポンプが稼動する際には、前記第3経路を導通させ、前記第4経路を遮断させるように、前記第1フラップおよび前記第2フラップを制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の蓄熱システム。 Furthermore, a control device is provided,
The third duct includes a first flap for conducting or blocking the third path,
The fourth duct includes a second flap for conducting or blocking the fourth path,
The controller is
When the second heat pump is stopped and the first heat pump is operated, the first flap and the second flap are controlled so that the third path is cut off and the fourth path is conducted. ,
When the first heat pump is stopped and the second heat pump is operated, the first flap and the second flap are controlled so that the third path is conducted and the fourth path is shut off. The heat storage system according to claim 2.
前記第1ヒートポンプおよび前記第2ヒートポンプの双方が稼動する際には、前記第3経路および前記第4経路の双方を導通させるように、前記第1フラップおよび前記第2フラップを制御する
ことを特徴とする請求項3に記載の蓄熱システム。 The controller is
When both the first heat pump and the second heat pump are operated, the first flap and the second flap are controlled so that both the third path and the fourth path are conducted. The heat storage system according to claim 3.
前記第1ダクトは、複数の前記第1ヒートポンプと前記第1熱交換部との間に存在し、
前記第2ダクトは、複数の前記第2ヒートポンプと前記第2熱交換部との間に存在し、
前記第3ダクトは、複数の前記第2ヒートポンプと前記第1熱交換部との間に存在し、
前記第4ダクトは、複数の前記第1ヒートポンプと前記第2熱交換部との間に存在する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の蓄熱システム。 There are a plurality of each of the first heat pump and the second heat pump,
The first duct exists between the plurality of first heat pumps and the first heat exchange unit,
The second duct exists between the plurality of second heat pumps and the second heat exchange unit,
The third duct exists between a plurality of the second heat pumps and the first heat exchange unit,
The heat storage system according to any one of claims 1 to 4, wherein the fourth duct exists between a plurality of the first heat pumps and the second heat exchange unit.
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016161193A (en) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 三菱マテリアルテクノ株式会社 | Earth thermal heat pump system with cold hot heat simultaneous heat storage system |
-
2014
- 2014-07-22 JP JP2014149010A patent/JP2016023875A/en active Pending
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JP2016161193A (en) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 三菱マテリアルテクノ株式会社 | Earth thermal heat pump system with cold hot heat simultaneous heat storage system |
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