JP2016023819A - 空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが建物に到着するまでに自然換気を適宜行うことにより建物内の環境を快適なものにする。【解決手段】HEMS30は、外気温度センサ40、室内温度センサ42、降雨センサ44及び風向風速計46が各々検知した結果と携帯情報端末84から受信したユーザの帰宅時刻に応じて、窓50,52,54,56,58の開閉、シーリングファン60及びエアコン62を制御することにより、ユーザの帰宅時刻までに建物100内の気温を設定温度にする。【選択図】図1

Description

本発明は、気象条件、外気温、室温に応じて建物の窓を開閉する空調システムに関する。
建物の窓の開閉を自動的に制御することで、建物内の自然換気の効率を向上させる建物の空調システムが提案されている。特許文献1には、システムのユーザが車両に乗って当該建物から離れて移動している場合には、その車両が建物に接近した場合に建物内の自然換気を行う技術が開示されている。
特開2010−71012号公報
一方、昨今では、ユーザが車両以外の手段で移動する場合での建物内の自然換気を行うことに対するニーズが高まっているので、ユーザの移動手段によらず、建物の通風及び空調制御が可能であることが望ましい。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、ユーザが建物に到着するまでに自然換気を適宜行うことにより建物内の環境を快適なものにする空調システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、建物の内外の気温を各々検知する温度検知手段と、前記建物内の空気を戸外に排出する換気手段と、前記建物に設けられた開閉機構を有する窓と、前記建物内の気温を調整する空調手段と、前記建物のユーザの帰宅時刻を示す情報を受信する受信手段と、前記帰宅時刻までに前記建物内の気温を所定の温度にするために、前記温度検知手段の検知結果、前記ユーザの帰宅時刻を示す情報を受信した時刻及び前記ユーザの帰宅時刻に応じて、前記窓の開閉機構、前記換気手段及び前記空調手段を各々制御する制御手段と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、ユーザの帰宅時間及び環境検知手段の検知結果に基づいて窓を開閉することにより、建物内の自然換気を行うことができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記帰宅時刻を示す情報を受信した時刻と前記帰宅時刻との差が第1の所定時間以上であり、前記建物内の気温と前記建物外の気温との差が第1の所定値以上であると共に、前記建物内の気温と前記所定の温度との差が第2の所定値より大きい場合に前記窓を開放する又は換気手段を作動させる。
請求項2に記載の発明によれば、ユーザの帰宅まで十分な時間があって建物内の気温と所定の温度との差が大きい場合には、窓を開放し又は換気手段により強制的に建物内を換気できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、風向及び風速を検知する環境検知手段をさらに有し、前記制御手段は、前記帰宅時刻を示す情報を受信した時刻と前記帰宅時刻との差が第1の所定時間以上であり、前記建物内の気温と前記建物外の気温との差が第1の所定値以下であると共に、前記建物内の気温と前記所定の温度との差が第2の所定値以下の場合で、かつ前記環境検知手段が自然換気が可能な風向及び風速を検知した場合に前記窓を開放する。
請求項3に記載の発明によれば、風向及び風速が自然換気に適した場合には、窓を開放し、そうでない場合には換気手段により強制的に建物内を換気できる。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、前記制御手段は、現在時刻と前記帰宅時刻との差が前記第2の所定時間未満であると共に、前記建物内の気温と前記所定の温度との差が第3の所定値を超える場合には、前記空調手段を作動させる。
請求項4に記載の発明によれば、ユーザの帰宅まで時間がなく建物内の気温と所定の温度との差が大きい場合には、空調手段を作動させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記制御手段は、夏期には前記第1の所定時間及び第2の所定時間を他の季節よりも長く設定する。
請求項5に記載の発明によれば、夏期には空調手段を作動させる時間を他の季節よりも長くすることができる。
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、ユーザの帰宅時間及び環境検知手段の検知結果に基づいて窓を開閉することにより、ユーザが建物に到着するまでに自然換気を適宜行って建物内の環境を快適なものにするという効果を有する。
請求項2に記載の発明によれば、ユーザが建物に到着するまでに自然換気又は強制換気を適宜行って建物内の環境を快適なものにするという効果を有する。
請求項3に記載の発明によれば、風向及び風速が自然換気に適した場合には、窓を開放し、そうでない場合には換気手段により強制的に建物内を換気することにより、ユーザが建物に到着するまでに建物内の環境を快適なものにするという効果を有する。
請求項4に記載の発明によれば、ユーザの帰宅まで時間がなく建物内の気温と所定の温度との差が大きい場合には、空調手段を作動させることにより、ユーザが建物に到着するまでに建物内の環境を快適なものにするという効果を有する。
請求項5に記載の発明によれば、夏期には空調手段を作動させる時間を他の季節よりも長くすることにより、ユーザが建物に到着するまでに建物内の環境を快適なものにするという効果を有する。
本発明の実施の形態に係る空調システムを備えた建物の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る空調システムにおけるHEMSの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る空調システムにおける建物内の空気の流れを示した概略図であり、(A)は全窓を開くと共にエアコン及びシーリングファンをオフにする第1の運転モード、(B)は全窓を開くと共にエアコンはオフ、シーリングファンはオンにする第2の運転モード、(C)は全窓を閉じると共にエアコンをオン、シーリングファンをオフにする第3の運転モードを各々示している。 (A)はユーザによる帰宅時刻の指定から帰宅まで十分な時間があって、外気温度の下がり幅が小さい場合の制御の一例を、(B)はユーザによる帰宅時刻の指定から帰宅まで十分な時間があって、外気温度、室内温度共に高い状態から外気温度が急激に低下した場合の制御の一例を各々示す概略図である。 (A)はユーザによる帰宅時刻の指定から帰宅までの時間が長く、室内温度と設定温度との差が小さい場合の制御の一例を、(B)はユーザによる帰宅時刻の指定から帰宅までの時間が極端に短い場合の制御の一例を各々示す概略図である。 夏期(6〜9月)における本実施の形態に係る空調システムの制御の一例を示したフローチャートである。 中間期(4〜5月、10〜11月)における本実施の形態に係る空調システムの制御の一例を示したフローチャートである。
以下、図面を参照して本実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る空調システム10を備えた建物100の一例を示す概略図である。図1に示したように、本実施の形態に係る空調システム10を備えた建物100は、建物100の外壁に外気温度センサ40、建物100の室内に室内温度センサ42が各々設けられている。
外気温度センサ40は、建物100の外気温を検知するセンサであり、一例として、白金の温度による電気抵抗の変化に基づいて外気温を検知する電気式温度計である。また、室内温度センサ42は、例えば、外気温度センサ40と同様に、白金の温度による電気抵抗の変化に基づいて室内の気温を検知する電気式温度計である。
建物100の、屋根36の最上部には、降水を検知する降雨センサ44と、風向及び風速を検知する風向風速計46が設けられている。降雨センサ44は、例えば、ガラス製のケースの内部に赤外線の発光素子であるLED、受光素子であるフォトダイオード、赤外線の光路を形成するレンズ及び制御回路を含んでいる。LEDから放射された赤外線はケースのガラスで全反射するが、ケースの表面に水滴が存在すると赤外線の一部が水滴を透過して外部に放出されるため、ガラスでの反射量が減少する。その結果、受光素子であるフォトダイオードに入る光量が減少するので、雨滴を検知できる。
風向風速計46は、例えば、風向計と一体となった風力計であり、当該風向計の先端に設けられた風車の回転速度から風速を検知する。
建物100には、窓50,52,54,56,58が設けられている。窓50はいわゆる天窓(トップライト)であり、シーリングファン60と協働して、建物100内の空気を排出する。また、建物100内には、エアコン62が設けられている。
また、制御装置であるHEMS(Home Energy Management System)30には、前述の外気温度センサ40、降雨センサ44、風向風速計46及び、建物100内部の気温を計測する室内温度センサ42が接続されている。
本実施の形態で、外気温度センサ40、室内温度センサ42、降雨センサ44及び風向風速計46は、降水、風量及び建物100の内外の気温を検知する環境検知手段である。
HEMS30は、これらのセンサの検知結果に基づいて、窓50,52,54,56,58の開閉及びエアコン62を制御する。本実施の形態では、窓50,52,54,56,58の各々には、これらの窓を開閉するためのアクチュエータ及びこれらの窓の開閉の状態を検知するセンサ(共に図示せず)が各々設けられている。
窓の開閉及び施錠の状態を検知するセンサは、例えば、窓枠に設けられた永久磁石であるセンサマグネットの磁界を検知して所定の信号を出力するホールセンサ等である。窓が開かれた場合、センサマグネットとホールセンサとの位置関係が変化することにより、ホールセンサはセンサマグネットからの磁界を検知できなくなる。その結果、ホールセンサは所定の信号を出力しなくなるので、HEMS30は、ホールセンサからの所定の信号が途絶えたことで窓が開いたと判定できる。本実施の形態では、HEMS30は、ホールセンサによって各窓の開閉状態を把握し、例えば、窓を閉じる必要がある場合で、既に窓が閉じている場合には、その閉じた状態を維持する制御を行う。また、HEMS30は、窓を開く必要がある場合で、既に窓が開いている場合には、その開いた状態を維持する制御を行う。
HEMS30は、窓を開く必要がある場合で窓が閉じている場合には、その窓を開く制御を行い、窓を閉じる必要がある場合で窓が開いている場合には、その窓を閉じる制御を行う。また、HEMS30にはゲートウェイである終端装置70を介してネットワーク80に接続されている。ネットワーク80上にはWebサーバとして機能する情報サーバ82が接続されており、ユーザの携帯情報端末84から、情報サーバ82及びネットワークを介して、帰宅時刻を指定する等の指令をHEMS30に送信することができる。また、HEMS30は、ネットワーク80を介して、天気予報等の気象情報を取得することもできる。
図2は、本実施の形態に係る空調システム10におけるHEMS30の概略構成を示すブロック図である。HEMS30は、CPU(Central Processing Unit)12と、HDD(Hard Disk Drive)14と、RAM(Random Access Memory)16と、ネットワークI/F部18と、ROM(Read Only Memory)20とを含む。また、HEMS30は表示部22と、操作入力部24と、バス26とを含んでおり、情報を入力する端末と情報を表示する端末との機能を有している。
CPU12は、HEMSの全体の動作を司るものであり、HDD14は窓の開閉及びエアコン62の制御のプログラム、OS(Operating System)並びに窓の開閉の制御に供するデータ等が記録される不揮発性の記憶装置である。RAM16は、OS、プログラム又はデータが展開される揮発性の記憶装置である。ネットワークI/F部18は、ネットワークに接続するためのものであり、NIC(Network Interface Card)やそのドライバで構成される。ROM20は、HEMSの起動時に動作するブートプログラムなどが記憶されている不揮発性の記憶装置である。表示部22は、空調システム10に関する情報をユーザに表示するものである。操作入力部24は、ユーザが空調システム10の操作や情報を入力する際に用いられるものであり、一例としてタッチパネル、キーボード等の入力装置及びトラックボール、ペンタブレット若しくはマウス等のポインティングデバイスが含まれる。バス26は、情報のやりとりが行われる際に使用される。
図3は、本実施の形態に係る空調システム10における建物100内の空気の流れを示した概略図である。(A)は全窓を開くと共にエアコン62及びシーリングファン60をオフにする第1の運転モード、(B)は全窓を開くと共にエアコン62はオフ、シーリングファン60はオンにする第2の運転モード、(C)は全窓を閉じると共にエアコン62をオン、シーリングファン60をオフにする第3の運転モードを各々示している。第1の運転モードは自然換気を行い、第2の運転モードはシーリングファン60によって強制的な換気を行い、第3の運転モードは換気せずにエアコンで室内の気温を制御するものである。
図4は、(A)はユーザによる帰宅時刻の指定から帰宅まで十分な時間があって、外気温度の下がり幅が小さい場合の制御の一例を、(B)はユーザによる帰宅時刻の指定から帰宅まで十分な時間があって、外気温度、室内温度共に高い状態から外気温度が急激に低下した場合の制御の一例を各々示す概略図である。図4(A)、図4(B)は、外出時刻が11時、13時にユーザによる帰宅時刻の指定が行われ、帰宅時刻が19時に指定された例である。
図4(A)では、ユーザによる帰宅時刻の指定後、第1の運転モードで自然換気を行い、自然換気では室内温度が設定温度まで下がらない場合に、第2の運転モードにより強制的に換気し、さらにエアコン62を用いた第3の運転モードにより、室内温度を設定温度まで下げている。本実施の形態では、設定温度は一例として25℃である。
図4(B)では、ユーザによる帰宅時刻の指定後、第1の運転モードで自然換気を行い、自然換気では室内温度が下がり始めた後、第2の運転モードにより強制的に換気することにより室内温度を設定温度まで下げている。
図4(A),(B)に示したように、本実施の形態では、ユーザによる帰宅時刻の指定からユーザが帰宅するまでに6時間あるような、時間が十分にある場合には、自然換気を可能な限り活用して室内温度を快適な水準に制御できる。
図5は、(A)はユーザによる帰宅時刻の指定から帰宅までの時間が長く、室内温度と設定温度との差が小さい場合の制御の一例を、(B)はユーザによる帰宅時刻の指定から帰宅までの時間が極端に短い場合の制御の一例を各々示す概略図である。図5(A)は、外出時刻が11時、13時にユーザによる帰宅時刻の指定が行われ、帰宅時刻が19時に指定された例である。図5(B)は、外出時刻が11時、18時40分にユーザによる帰宅時刻の指定が行われ、帰宅時刻が19時に指定された例である。
図5(A)では、ユーザによる帰宅時刻の指定後、第1の運転モードで自然換気を行い、自然換気のみで室内温度を設定温度まで下げている。図5(B)では、自然換気でも強制換気でも室内温度を設定温度まで低下させるのは困難なので、エアコン62を用いて室温を低下させている。
図5(A),(B)に示したように、本実施の形態では、ユーザによる帰宅時刻の指定からユーザが帰宅するまでの時間が短い場合には、帰宅時刻までの猶予と、室内温度と、外気温度とに基づき、場合によってはエアコン62を積極的に用いて室内温度を快適な水準に制御する。
図6は、夏期(6〜9月)における本実施の形態に係る空調システム10の制御の一例を示したフローチャートである。ステップ600では、携帯情報端末84からユーザが帰宅時刻を指定する。ステップ602では、ネットワーク80を介して取得した気象情報と降雨センサ44の検知結果とから窓を開放しても問題ないか否かを判定する。例えば、取得した気象情報が指定された帰宅時刻まで降水確率が30%以下であって、降雨センサ44が降水を検知していない場合に、窓を開放しても問題ないと判定する。
ステップ602で肯定判定の場合には、ステップ604で帰宅時刻を指定した時刻から帰宅時刻まで30分以上あるか否かを判定する。ステップ604で肯定判定の場合には、ステップ606で室内温度と外気温度との差が2℃以上か否かを判定する。
ステップ606で肯定判定の場合には、ステップ608で室内温度と設定温度との差が5℃以下か否かを判定する。ステップ608で肯定判定の場合には、ステップ610で風向風速計により風向が至適な風があって、風速が0.5m/s以上か否かを判定する。風向が至適な場合とは、建物100の窓50〜58に風が入り込む風向の場合である。
ステップ610で肯定判定の場合には、ステップ612で風速が5m/s以下か否かを判定する。ステップ612で肯定判定の場合には、ステップ614で第1の運転モードの制御を行う。
ステップ616では、第1及び第2の運転モードのいずれか一方又は両方で換気を行って現在時刻が帰宅時刻まで30分未満となった時点で室内温度と設定温度の差の絶対値が1℃以下であるか否かを判定し、肯定判定の場合には処理を終了する。ステップ602,604,606,612,616で否定判定の場合には、ステップ618で第3の運転モードでの制御を行い、処理を終了する。
ステップ608で否定判定の場合には、ステップ620で帰宅まで3時間以上あるか否かを判定する。ステップ620で肯定判定の場合にはステップ622で第1の運転モードでの制御を2時間行った後、第2の運転モードでの制御を行って、手順をステップ616に移行させる。
ステップ620で否定判定の場合には、ステップ624で帰宅まで2時間以上あるか否かを判定する。ステップ624で肯定判定の場合にはステップ626で第1の運転モードでの制御を1時間行った後、第2の運転モードでの制御を行って、手順をステップ616に移行させる。ステップ624で否定判定の場合には、ステップ628で第2の運転モードでの制御を行って、手順をステップ616に移行させる。
ステップ610で否定判定の場合には、ステップ630で帰宅時刻は9〜19時か否かを判定する。ステップ630で肯定判定の場合には、ステップ632で第2の運転モードでの制御を行って、手順をステップ616に移行させる。ステップ630で否定判定の場合には、手順をステップ620に移行させる。
以上のように、本実施の形態に係る空調システム10では、夏期において、可能な限り自然換気を活用することで、エネルギー消費を抑制しながら、室内温度を設定温度まで引き下げることができる。
図7は、中間期(4〜5月、10〜11月)における本実施の形態に係る空調システム10の制御の一例を示したフローチャートである。ステップ700では、携帯情報端末84からユーザが帰宅時刻を指定する。ステップ702では、ネットワーク80を介して取得した気象情報と降雨センサ44の検知結果とから窓を開放しても問題ないか否かを判定する。例えば、取得した気象情報が指定された帰宅時刻まで降水確率が30%以下であって、降雨センサ44が降水を検知していない場合に、窓を開放しても問題ないと判定する。
ステップ702で肯定判定の場合には、ステップ704で帰宅時刻を指定した時刻から帰宅時刻まで15分以上あるか否かを判定する。ステップ704で肯定判定の場合には、ステップ706で室内温度と外気温度との差の絶対値が2℃以上か否かを判定する。
ステップ706で肯定判定の場合には、ステップ708で室内温度と設定温度との差の絶対値が5℃以下か否かを判定する。ステップ708で肯定判定の場合には、ステップ710で風向風速計により風向が至適な風があって、風速が0.5m/s以上か否かを判定する。風向が至適な場合とは、建物100の窓50〜58に風が入り込む風向である。
ステップ710で肯定判定の場合には、ステップ712で風速が5m/s以下か否かを判定する。ステップ712で肯定判定の場合には、ステップ714で第1の運転モードの制御を行う。
ステップ716では、第1及び第2の運転モードのいずれか一方又は両方で換気を行って現在時刻が帰宅時刻まで15分未満となった時点で室内温度と設定温度の差の絶対値が1℃以下であるか否かを判定し、肯定判定の場合には処理を終了する。ステップ702,704,706,712,716で否定判定の場合には、ステップ718で第3の運転モードでの制御を行い、処理を終了する。
ステップ708で否定判定の場合には、ステップ720で帰宅まで2時間以上あるか否かを判定する。ステップ720で肯定判定の場合にはステップ722で第1の運転モードでの制御を1時間行った後、第2の運転モードでの制御を行って、手順をステップ716に移行させる。
ステップ720で否定判定の場合には、ステップ724で帰宅まで1時間以上あるか否かを判定する。ステップ724で肯定判定の場合にはステップ726で第1の運転モードでの制御を30分行った後、第2の運転モードでの制御を行って、手順をステップ716に移行させる。ステップ724で否定判定の場合には、ステップ728で第2の運転モードでの制御を行って、手順をステップ716に移行させる。
ステップ710で否定判定の場合には、ステップ730で帰宅時刻は10〜18時か否かを判定する。ステップ730で肯定判定の場合には、ステップ732で第2の運転モードでの制御を行って、手順をステップ716に移行させる。ステップ730で否定判定の場合には、手順をステップ720に移行させる。
以上のように、本実施の形態に係る空調システム10では、中間期においても可能な限り自然換気を活用することで、エネルギー消費を抑制しながら、室内温度を設定温度まで引き下げることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ユーザが建物に到着するまでに自然換気を適宜行うことにより建物内の環境を快適なものにすることができる。
10 空調システム
12 CPU
14 HDD
16 RAM
18 ネットワークI/F部
20 ROM
22 表示部
24 操作入力部
26 バス
30 HEMS
36 屋根
40 外気温度センサ
42 室内温度センサ
44 降雨センサ
46 風向風速計
50,52,54,56,58 窓
50 窓
60 シーリングファン
62 エアコン
82 情報サーバ
84 携帯情報端末
100 建物

Claims (5)

  1. 建物の内外の気温を各々検知する温度検知手段と、
    前記建物内の空気を戸外に排出する換気手段と、
    前記建物に設けられた開閉機構を有する窓と、
    前記建物内の気温を調整する空調手段と、
    前記建物のユーザの帰宅時刻を示す情報を受信する受信手段と、
    前記帰宅時刻までに前記建物内の気温を所定の温度にするために、前記温度検知手段の検知結果、前記ユーザの帰宅時刻を示す情報を受信した時刻及び前記ユーザの帰宅時刻に応じて、前記窓の開閉機構、前記換気手段及び前記空調手段を各々制御する制御手段と、
    を備えた空調システム。
  2. 前記制御手段は、前記帰宅時刻を示す情報を受信した時刻と前記帰宅時刻との差が第1の所定時間以上であり、前記建物内の気温と前記建物外の気温との差が第1の所定値以上であると共に、前記建物内の気温と前記所定の温度との差が第2の所定値より大きい場合に前記窓を開放する又は換気手段を作動させる請求項1に記載の空調システム。
  3. 風向及び風速を検知する環境検知手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記帰宅時刻を示す情報を受信した時刻と前記帰宅時刻との差が第1の所定時間以上であり、前記建物内の気温と前記建物外の気温との差が第1の所定値以下であると共に、前記建物内の気温と前記所定の温度との差が第2の所定値以下の場合で、かつ前記環境検知手段が自然換気が可能な風向及び風速を検知した場合に前記窓を開放する請求項1又は2に記載の空調システム。
  4. 前記制御手段は、現在時刻と前記帰宅時刻との差が前記第2の所定時間未満であると共に、前記建物内の気温と前記所定の温度との差が第3の所定値を超える場合には、前記空調手段を作動させる請求項2又は3に記載の空調システム。
  5. 前記制御手段は、夏期には前記第1の所定時間及び第2の所定時間を他の季節よりも長く設定する請求項4に記載の空調システム。
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