JP2016021500A - コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】アルミニウムからなるコイルを備えたコイル部品であって、且つ、大型化を防止可能な構造を有するコイル部品を提供すること。【解決手段】コイル部品は、コイルと、第1コアとを備えている。コイルは、アルミニウムからなる主部を有している。主部の表面には、酸化アルミニウムからなる皮膜を含む絶縁層が形成されている。第1コアは、絶縁性樹脂からなる第1バインダと、第1バインダによって結着された第1粉末とを含んでいる。第1粉末の夫々は、熱伝導体からなる第1磁性粉末から形成されている。第1コアは、コイルの絶縁層に密着して主部を覆っている。【選択図】図4

Description

本発明は、アルミニウムからなるコイルと、コアとを備えたコイル部品に関する。
例えば、特許文献1には、このタイプのコイル部品(リアクタ)が開示されている。
特許文献1に開示されたリアクタは、空調機の室外機に組み込まれて使用されるものであり、積層磁芯(コア)と、コアの中央磁脚を巻回する導体(コイル)とから構成されている。コイルとしては、酸化アルミニウムからなる皮膜を表面に形成したアルミ箔が使用されている。特許文献1によれば、この構造により、安価かつ軽量なリアクタが得られる。
特開2007−287956号公報
車や電子機器等の限られた空間内部に搭載されるコイル部品(例えば、車載リアクトル)には、小型化が求められる。一方、アルミニウムの導電率は銅よりも小さいため、アルミニウムからなるコイルは、必要な性能を得るために銅からなるコイルと比較して大きくする必要がある。このため、このようなコイル部品のコイルとしては、一般的に銅線が使用される。しかしながら、アルミニウムは、銅と比較して安価である。このため、車載リアクトルのようなコイル部品についても、大型化を防止しつつアルミニウムをコイルとして使用することが求められている。
そこで、本発明は、アルミニウムからなるコイルを備えたコイル部品であって、且つ、大型化を防止可能な構造を有するコイル部品を提供することを目的とする。
本発明によれば、第1のコイル部品として、
コイルと、第1コアとを備えるコイル部品であって、
前記コイルは、アルミニウムからなる主部を有しており、
前記主部の表面には、酸化アルミニウムからなる皮膜を含む絶縁層が形成されており、
前記第1コアは、絶縁性樹脂からなる第1バインダと、前記第1バインダによって結着された第1粉末とを含んでおり、
前記第1粉末の夫々は、熱伝導体からなる第1磁性粉末から形成されており、
前記第1コアは、前記コイルの前記絶縁層に密着して前記主部を覆っている
コイル部品が得られる。
また、本発明によれば、第2のコイル部品として、第1のコイル部品であって、
前記第1粉末の夫々は、前記第1磁性粉末と、絶縁体からなる絶縁膜とから形成されており、
前記第1磁性粉末は、前記絶縁膜によって覆われている
コイル部品が得られる。
また、本発明によれば、第3のコイル部品として、第1又は第2のコイル部品であって、
前記コイルは、前記主部に接続された端子部を有しており、
前記第1コアは、前記主部と前記端子部との間の接続部を覆っている
コイル部品が得られる。
また、本発明によれば、第4のコイル部品として、第3のコイル部品であって、
前記端子部は、銅からなる
コイル部品が得られる。
また、本発明によれば、第5のコイル部品として、第1乃至第4のいずれかのコイル部品であって、
前記コイルの前記絶縁層は、酸化アルミニウムからなる前記皮膜のみから構成されている
コイル部品が得られる。
また、本発明によれば、第6のコイル部品として、第1乃至第4のいずれかのコイル部品であって、
前記コイルの前記絶縁層は、酸化アルミニウムからなる前記皮膜と、前記皮膜を少なくとも部分的に覆う絶縁体からなる樹脂とを含んでいる
コイル部品が得られる。
また、本発明によれば、第7のコイル部品として、第1乃至第4のいずれかのコイル部品であって、
前記コイルの前記絶縁層は、酸化アルミニウムからなる前記皮膜と、前記皮膜の上から前記主部を全体的に覆う絶縁体からなる樹脂とを含んでいる
コイル部品が得られる。
また、本発明によれば、第8のコイル部品として、第1乃至第7のいずれかのコイル部品であって、
第2コアを備えており、
前記第2コアは、絶縁性樹脂からなる第2バインダと、前記第2バインダによって結着された第2磁性粉末とを含んでおり、
前記第2磁性粉末の夫々は、前記絶縁膜によって覆われていない
コイル部品が得られる。
本発明によれば、第1コアは、コイルの絶縁層に密着している。換言すれば、酸化アルミニウムからなる皮膜を含む絶縁層が、コイルと第1コアとの間を絶縁する。一般的に、酸化アルミニウムを含む皮膜は、絶縁性が高く、ポリアミドイミド皮膜のような銅線の皮膜よりも薄くできる。皮膜を薄くすることで、コイルの主部(アルミニウムからなる導電部)の占有率(コイル全体の体積に対する導電部の体積比率)を増加でき、コイルの大型化を防止できる。これにより、コイル部品の大型化を防止できる。
本発明の実施の形態によるコイル部品(リアクトル)を示す斜視図である。ここで、第1コアによって覆われたコイルの輪郭を破線で描画している。 図1のリアクトルのコイルを示す斜視図である。 図1のリアクトルをIII−III線に沿って示す断面図である。 図3のリアクトルの一部(破線Aで囲んだ部分)を拡大して模式的に示す断面図である。ここで、コイル及び第1コアの一部(破線で囲んだ部分)を更に拡大して模式的に描画している。 図4の第1コアに含まれる第1粉末を模式的に示す断面図である。 図4の第1コアの一部を示す画像である。 本実施の形態におけるコイルの厚みとコイルの内径との関係を示すグラフである。 変形例によるコイルを巻回途中の状態で示す斜視図である。 変形例によるコイルを作製済みの状態で示す斜視図である。ここで、樹脂によって覆われたコイルの輪郭を破線で描画している。 別の変形例によるコイルを示す斜視図である。 図10のコイルを備えたリアクトルを示す断面図である。ここで、描画された断面は、図3に示したリアクトルの断面と対応している。また、断面の一部(破線で囲んだ部分)を拡大して模式的に示している。 更に別の変形例によるコイル部品(リアクトル)を示す断面図である。ここで、描画した断面は、図3に示したリアクトルの断面と対応している。 本発明による具体的なリアクトルを例示する断面図である。ここで、描画した断面は、図3に示したリアクトルの断面と対応している。 図13のリアクトルの一部(破線Bで囲んだ部分)を拡大して模式的に示す断面図である。
以降の説明において、「上」「下」等の位置を示す用語は、絶対的な位置を示すものではなく、図面における相対的な位置を示すに過ぎない。
図1を参照すると、本発明の実施の形態によるコイル部品(リアクトル)10は、上下方向に延びる円柱形状を有している。但し、本発明によるコイル部品の形状は、円柱形状に限定されない。コイル部品10は、例えば電気自動車やハイブリッドカーのインバータのリアクトル(車載リアクトル)として使用可能である。但し、本発明は、車載リアクトル以外のリアクトルにも適用可能である。また、本発明は、リアクトル以外の様々なコイル部品に適用可能である。
図1乃至図3に示されるように、本実施の形態によるコイル部品10は、コイル20と、第1コア(コア)30と、金属製のケース50とを備えている。
図1に示されるように、本実施の形態による第1コア30は、ケース50内部に収容されている。但し、第1コア30は、ケース50に収容されていなくてもよい。換言すれば、コイル部品10は、ケース50を備えていなくてもよい。一方、コイル部品10は、他の部材を更に備えていてもよい。例えば、コイル部品10は、ケース50に加えて、ケース50全体を上から覆う上蓋(図示せず)を備えていてもよい。
図1乃至図4を参照すると、本実施の形態によるコイル20は、アルミニウムからなる導電体である主部22と、銅からなる導電体である2つの端子部26とを有している。端子部26は、主部22と別体に形成されており、超音波溶接、半田付け、かしめ等によって主部22に接続されている。これにより、主部22の上面と端子部26の下面との間には、接続部28が形成されている。接続部28において、主部22の上面のサイズは、端子部26の下面のサイズとほぼ同一である。
図2乃至図4を参照すると、主部22は、1枚のシート状又は板状のコイル用部材(シート部材)を、フラットワイズに巻回して形成されている。シート部材は、絶縁コーティングされたアルミニウムからなる。詳しくは、シート部材は、例えば陽極酸化処理(アルマイト処理)によって形成した酸化アルミニウム膜に覆われている。これにより、主部22の表面には、酸化アルミニウムからなる皮膜242を含む絶縁層24が形成されている。特に、本実施の形態による絶縁層24は、酸化アルミニウムからなる皮膜242のみから構成されている。皮膜242は、主として酸化アルミニウムから形成されている限り、酸化アルミニウムのみから形成されていてもよいし、他の不純物等を含んでいてもよい。皮膜242(即ち、絶縁層24)は、接続部28を除き、主部22(即ち、導電部)の表面全体を覆っている。
上述したように、コイル20の主部22は、アルミシートから形成されている。換言すれば、コイル20は、シートコイルである。一方、コイル20は、平角コイルであってもよい。但し、コイル20を薄くして交流銅損を小さくするという観点からは、コイル20は、薄いシートコイルであることが好ましい。
図3及び図4を参照すると、本実施の形態による端子部26は、ポリアミドイミド等からなる皮膜262によって覆われた銅板である。端子部26は、主部22の径方向内側の端部及び径方向外側の端部に、夫々接続されている。端子部26は、主部22から上方に突出している。端子部26は、コイル20を、コイル部品10の外部の導体(例えば、インバータの導線:図示せず)に接続するための部位である。一般的に、このような導体は、銅からなることが多い。端子部26を銅板とすることで、端子部26のイオン化傾向が外部の導体と等しくなり、端子部26と外部の導体との間の接続部は、腐食し難くなる。
コイル部品10のコイル20は、本実施の形態と異なる方法で形成されていてもよい。例えば、コイル20は、シート部材をアルファ巻きして形成されていてもよいし、シート部材をエッジワイズに巻回して形成されていてもよい。コイル20の端子部26は、径方向に延びていてもよい。また、端子部26は、銅以外の材料から形成されていてもよい。また、例えば、外部の導体がアルミニウムからなる場合、端子部26を主部22と一体に形成してもよい。より具体的には、主部22の端部を端子部26として使用してもよい。
図1、図3及び図4を参照すると、本実施の形態による第1コア30は、上下方向に延びる円柱形状を有している。第1コア30は、絶縁性樹脂からなる第1バインダ38と、第1バインダ38によって結着された第1粉末32とを含んでいる。第1粉末32の夫々は、軟磁性を有し且つ良好な熱伝導体である第1磁性粉末34と、絶縁体からなる絶縁膜36とから形成されている。絶縁膜36は、有機絶縁体及び無機絶縁体のいずれから形成されていてもよいし、有機絶縁体及び無機絶縁体の混合物から形成されていてもよい。このような第1粉末32は、例えば、以下のようにして作製できる。
まず、第1磁性粉末34(図5参照)を作製する。第1磁性粉末34は、例えば軟磁性を有するFe系合金をガスアトマイズ法や水アトマイズ法等によって粉砕することで作製できる。次に、絶縁粉末(図示せず)を作製する。絶縁粉末は、例えば二酸化ケイ素(SiO)のような無機ガラス材料を含有する材料から作製してもよいし、樹脂のような有機材料から作製してもよい。次に、第1磁性粉末34に絶縁粉末を固着させ、これにより、絶縁膜36を形成する。より具体的には、第1磁性粉末34と絶縁粉末とを混合し、混合粉末(図示せず)を作製する。混合粉末をボールミル等の機器内で撹拌することで第1磁性粉末34の表面に絶縁粉末を固着させる。
図5及び図6を参照すると、絶縁膜36の平均膜厚が1000nm(1μm)以上の場合、第1磁性粉末34の含有量を調整することで、1kV/mm以上又は2kV/mm以上の絶縁耐圧が得られる。第1磁性粉末34を絶縁膜36によって確実に絶縁するためには、絶縁膜36は、第1磁性粉末34の表面全体を覆う必要がある。このことを考慮すると、絶縁膜36の最小膜厚(tmin)は、10nm以上であることが好ましい。また絶縁性を高めるためには、最小膜厚は、250nm以上であることが更に好ましい。また、絶縁性を高めるという観点からは、第1磁性粉末34の粒径(Dp1)は小さいほうが好ましい。
第1粉末32の作製方法は、以上に例示した方法に限定されない。例えば、第1粉末32は、第1磁性粉末34の表面に絶縁粉末(図示せず)を塗布することで作製してもよい。また、第1コア30の絶縁耐圧を大きくすることがそれほど重要でない場合には、第1粉末32は、絶縁膜36を備えていなくてもよい。換言すれば、第1磁性粉末34は、絶縁膜36によって覆われていなくてもよい。この場合、上述のように作製した第1磁性粉末34自身を第1粉末32として使用すればよい。換言すれば、第1粉末32は、第1磁性粉末34のみから形成すればよい。
本実施の形態による第1コア30は、第1粉末32を使用して、例えば、以下のようにして作製できる。
まず、第1粉末32(図5参照)、熱硬化性バインダ(図示せず)及びフィラー(図示せず)等からなるスラリー(図示せず)を作製する。バインダとしては、例えばエポキシ樹脂やシリコン樹脂を使用すればよい。フィラーとしては、例えばシリコーンやシリカを使用すればよい。また、熱伝導性を向上するために、スラリーにアルミナを混合してもよい。次に、コイル20(図2参照)を型(図示せず)の内部に配置する。次に、スラリーを型に投入してコイル20の主部22(皮膜242)全体、接続部28及び端子部26(皮膜262)の下部を覆う。次に、スラリーを熱処理して第1コア30(図1参照)を作製する。この熱処理によってバインダが熱硬化し、第1バインダ38(図4参照)が形成される。また、第1粉末32は、第1バインダ38によって互いに結着する。
図4を参照すると、第1コア30を作製する際、スラリー(図示せず)における第1粉末32の体積含有率を変えることで、第1コア30における第1磁性粉末34の体積含有率(第1含有率)を調整可能である。第1含有率を大きくすることで、比較的小さなサイズであっても十分なインダクタンスを有する第1コア30が得られる。詳しくは、200A程度の高電流が重畳された際のインダクタンスの劣化を防止するという観点からは、第1含有率は、70体積%以下であることが好ましい。また、第1コア30を容易に作製するという観点からは、第1含有率は、60体積%以下であることが更に好ましい。一方、第1コア30のインダクタンスを確保するという観点からは、第1含有率は、所定の値(例えば、55体積%)以上であることが好ましい。
第1コア30の作製方法は、以上に例示した方法に限定されない。例えば、コイル20を上述したフィラーを含まないスラリー(図示せず)に浸して、コイル20をスラリーで覆ってもよい。更に、コイル20は、この含浸法や上述した注型法に加えて、射出法、トランスファー法、粉体塗装法などの様々な方法によって作製できる。第1コア30をいずれの方法によって作製する場合でも、高い熱伝導率、高い絶縁性および十分なインダクタンスを有する小型の第1コア30が得られる。
図4を参照すると、コイル部品10において、皮膜242(絶縁層24)が、コイル20の主部22と第1コア30との間を絶縁する。一般的に、酸化アルミニウムからなる皮膜242は、絶縁性が高く、ポリアミドイミド皮膜のような銅線の皮膜よりも薄くできる。皮膜242の膜厚を小さくすることで、コイル20の主部22(導電部)の占有率(コイル20全体の体積に占める導電部の体積比率)を増加できる。仮に、コイル20と第1コア30との間をポリアミドイミド皮膜によって絶縁する場合には、40μm程度の膜厚が必要である。一方、本実施の形態によれば、必要な絶縁性を得つつ導電部の占有率を増加するための皮膜242の膜厚は、1〜30μm程度、好ましくは1〜20μm程度である。
詳しくは、銅の電気抵抗率が1.68×10−8Ωmであるのに対し、アルミニウムの電気抵抗率は、2.65×10−8Ωmである。換言すれば、アルミニウムの導電率(38×10S/m)は銅の導電率(58×10S/m)に比べて約63%である。このため、銅に代えてアルミニウムを使用してコイル20を作製する場合、一般的には、コイル20は大型化する。しかしながら、本発明によれば、コイル20の皮膜242の膜厚を小さくすることで、コイル20の大型化を防止できる。更に、本発明によれば、十分なインダクタンスを有する小型の第1コア30が得られる。即ち、コイル20を第1コア30の内部に埋設するという構造により、コイル部品10の大型化を防止可能である。
図1を参照すると、コイル20の殆ど(主部22及び端子部26の下部)は、第1コア30の内部に埋設されて固定される。このため、コイル部品10は、振動を受けたとしても所定の性能を維持する。即ち、本発明によれば、振動に強く、信頼性が高いコイル部品10が得られる。また、主部22は、皮膜242(絶縁層24)を挟んで第1コア30と密着しているため、主部22に生じた熱は、熱伝導率の高い第1コア30やケース50を経由して速やかに放熱される。同様に、端子部26の下部や接続部28に生じた熱も、効率よく放熱される。即ち、本発明によれば、放熱性も向上できる。
以上の説明から理解されるように、本発明によれば、軽量且つ安価なアルミニウムを使用してコイル20を作製することで、コイル部品10の重量及び製造コストを低減しつつ、十分な性能を有する小型のコイル部品10が得られる。
以下に説明するように、本発明によれば、既に説明した効果に加えて、更に様々な効果が得られる。
一般的に、酸化アルミニウムからなる皮膜242は、比較的脆く、クラックが生じる恐れがある。例えば、シート部材を巻回してコイル20を形成する際、径方向外側の皮膜242に、引張応力によるクラックが生じる恐れがある。しかしながら、第1コア30は、コイル20の皮膜242に密着して主部22を覆っている。このため、クラックが生じたとしても、例えば熱処理によって第1バインダ38を形成する際、第1バインダ38(絶縁体)がクラックを補修する。また、酸化アルミニウムからなる皮膜242は、高い強度を有する。このため、皮膜242は、ピンホールが出来にくく絶縁性を保ちやすい。従って、皮膜242を更に薄くでき、コイル部品10を更に小型化可能である。
コイル20の径方向内側の皮膜242には、圧縮応力によるクラックが生じるおそれがある。本実施の形態によれば、コイル20(主部22)の内径とコイル20(主部22)の厚みとの関係を調整することで、圧縮応力を緩和しクラックを防止できる。より具体的には、所定の内径を有する主部22の各ターンについて、主部22の厚みを皮膜242が応力によって破壊されない範囲(即ち、望ましい範囲)に設定すればよい。
図7を参照すると、本実施の形態における望ましい範囲は、主部22の各ターンについての(厚み,内径)の座標で表す場合、(0.1,30)、(0.275,100)、(1.4,100)、(0.7,30)の4点を結ぶ直線で囲まれる領域である。また、より望ましい範囲は、(0.15,30)、(0.5,100)、(1.0,100)、(0.3,30)の4点を結ぶ直線で囲まれる領域である。厚みと内径の式によって表す場合、望ましい範囲は、内径が30mm以上かつ100mm以下であり、更に、(厚み×100−40)以上かつ(厚み×400−10)以下の場合である。同様に、より望ましい範囲は、内径が30mm以上かつ100mm以下であり、更に、(厚み×100)以上かつ(厚み×400−20)以下の場合である。
アルミニウムのヤング率(約70GPa)は、銅のヤング率(約129GPa)に比べて小さい。このため、コイル20の主部22は、比較的応力に強い。また、主部22は比較的柔らかい。このため、コイル部品10を作製する際に皮膜242と第1コア30との間に異物が入り込んだとしても、主部22が変形して皮膜242の破損が防止される。
本実施の形態によれば、主部22と端子部26とが異なる金属から作製される。従って、主部22におけるイオン化傾向は、端子部26におけるイオン化傾向と異なる。仮に、主部22と端子部26との間の接続部28が空気中に露出している場合、接続部28は腐食し易い。一方、本実施の形態によれば、接続部28も第1コア30の内部に埋設される。即ち、第1コア30は、接続部28を覆っている。詳しくは、接続部28は、第1コア30、皮膜242又は皮膜262に密着しており、空気中に露出していない。このため、接続部28の腐食が防止できる。
本実施の形態によるコイル部品10は、以下に説明するように、様々に変形可能である。
図9を参照すると、変形例によるコイル20aは、コイル20の主部22(図4参照)と少し異なる主部22aを有している。図8を参照すると、主部22aは、主部22と同様に、シート部材60を芯部材70に巻回した後、芯部材70から取り外すことで作製される。
詳しくは、図8に示されるように、シート部材60は、アルミニウムからなる導電部62と、酸化アルミニウムからなる皮膜64と、熱可塑性の絶縁体樹脂からなるシート66とから構成される。皮膜64は、導電部62を覆っている。シート66は、皮膜64の一方に貼り付けられている。コイル20a(図9参照)を作製する際、まず、シート66が貼り付けられていない皮膜64を芯部材70に接触させてシート部材60を芯部材70の周囲に巻回する。次に、形成したコイル状のシート部材60を芯部材70から取り外す。次に、シート部材60をシート66の融点以上の温度で熱処理する。シート部材60を巻回する際にクラックが生じたとしても、この熱処理により、シート66の絶縁体樹脂が溶けてクラックを補修する。また、シート66が上下方向において皮膜64から多少はみ出していたとしても、はみ出した部分は、熱処理により溶けて整形される。
図9を参照すると、以上のように作製したコイル20aは、コイル20の絶縁層24(図4参照)と少し異なる絶縁層24aを有している。詳しくは、絶縁層24aは、酸化アルミニウムからなる皮膜242と、径方向外側の皮膜242を少なくとも部分的に覆う絶縁体からなる樹脂244とから構成される。樹脂244は、熱処理後のシート66(図8参照)である。上述した製法から理解されるように、コイル20aの絶縁性は、コイル20よりも高い。
図8及び図9を参照すると、コイル20aは、様々に変形可能である。例えば、シート66は、皮膜64の両方に貼り付けられていてもよい。この場合、径方向内側の皮膜64も補修され、コイル20aの絶縁性は、更に向上する。また、この場合、樹脂244は、径方向内側の皮膜242も覆う。
図10及び図11を参照すると、上述の方法と異なる方法によって絶縁層24bを形成してもよい。例えば、酸化アルミニウムからなる皮膜242が形成された主部22全体を絶縁性樹脂の溶液に浸す。これにより、皮膜242の上に、例えば2mm程度の厚さの樹脂244bが形成される。この場合、絶縁層24bは、酸化アルミニウムからなる皮膜242と、皮膜242の上から主部22を全体的に覆う(即ち、皮膜242を少なくとも部分的に覆う)絶縁体からなる樹脂244bとを含んでいる。上述の方法によって、絶縁層24bが形成されたコイル20bが得られる。また、コイル20bを備えたリアクトル10bが得られる。この方法によっても、コイル20bを作製する際に生じたクラックを、絶縁性樹脂の溶液によって補修できる。
図3及び図12を参照すると、変形例によるコイル部品(リアクトル)10cは、コイル部品10と同様に、コイル20と、第1コア30と、金属製のケース50とを備えている。また、コイル部品10cは、コイル部品10が備えていない第2コア40を備えている。
図1及び図12から理解されるように、第2コア40は、概ね、上下方向に延びる円柱形状を有しており、第1コア30全体を覆っている。図12を参照すると、第2コア40は、絶縁性樹脂からなる第2バインダ48と、第2バインダ48によって結着された第2磁性粉末44とを含んでいる。第2磁性粉末44の夫々は、絶縁膜36(図5参照)によって覆われていない。
第2磁性粉末44は、例えば、第1磁性粉末34(図5参照)と同じ合金から第1磁性粉末34と同じ方法で作製できる。但し、第2磁性粉末44は、第1磁性粉末34と異なる軟磁性合金から作製してもよい。換言すれば、第2磁性粉末44の組成は、第1磁性粉末34の組成と同じであってもよいし異なっていてもよい。
第2コア40は、第1粉末32(図5参照)に代えて第2磁性粉末44を使用することを除き、第1コア30と同様に作製できる。詳しくは、第2磁性粉末44、溶媒(図示せず)及び熱硬化性バインダ(図示せず)からなるスラリー(図示せず)を作製する。次に、第1コア30をケース50の内部に配置する(図1参照)。次に、スラリーをケース50に投入して第1コア30を覆う。次に、スラリーを熱処理して第2コア40を作製する。この熱処理によってバインダが熱硬化し、第2バインダ48が形成される。また、第2磁性粉末44は、第2バインダ48によって互いに結着する。第2バインダ48は、絶縁性を有する限り、第1バインダ38と同じ材料から形成してもよいし、異なる材料から形成してもよい。
第2コア40は、第1コア30と同様に、以上に例示した方法に代えて様々な方法で作製できる。第2コア40をいずれの方法によって作製する場合でも、例えばスラリー(図示せず)における第2磁性粉末44の体積含有率を変えることで、第2コア40における第2磁性粉末44の体積含有率(第2含有率)を調整可能である。第2コア40の絶縁性は第1コア30と比べて低いものの、絶縁膜36を含んでいないため第2含有率を高めることが容易である。このため、第1コア30における第1磁性粉末34の体積含有率(第1含有率)が低下した場合でも、第2含有率を大きくすることで、インダクタンスの低下を防止できる。即ち、コイル部品10cのサイズを大型化することなく、必要なインダクタンスが得られる。具体的には、第2含有率は、70体積%以上とすることが好ましい。
以下、図13及び図14に示される本発明の実施例によるコイル部品10xについて説明する。
図13及び図14を参照すると、コイル部品(リアクトル)10xは、コイル部品10(図1参照)と同様に構成されている。詳しくは、コイル部品10xは、図示されたサイズを夫々有するコイル20x、第1コア30x及び金属製のケース50xを備えている。
コイル20xは、主部22xと端子部(図示せず)とを有している。主部22xは、絶縁層24xが形成されたアルミシートを、30ターンだけフラットワイズ巻きすることにより形成されている。絶縁層24xは、酸化アルミニウムからなる皮膜242xのみから形成されている。絶縁層24xの厚みは0.05mm(50μm)であり、主部22xの厚み(0.7mm)に比べて極めて薄い。本発明によれば、このような構成によっても、絶縁性に優れ且つ十分なインダクタンスを有するコイル部品10xが得られる。
具体的には、絶縁層24xの絶縁耐圧は50V/μmであるため、主部22xの線間耐圧は100V(50V/μm×1μm×2)である。車載リアクトルにおける昇圧電圧は300〜600V程度であり、本実施例のコイル20xは30ターンであることから、線間電圧は20V(600V/30)程度である。即ち、コイル部品10xは十分な絶縁性を有している。また、コイル部品10xのインダクタンスは、直流電流が重畳されないときに約276μHであり、200A程度の高電流が重畳されたときでも約164μHである。即ち、コイル部品10xは十分なインダクタンスを有している。
また、アルミニウムに代えて銅を使用して主部22xと同程度の絶縁耐圧を得るためには、銅線を40μm程度の膜厚のポリアミドイミド皮膜で覆う必要がある。この場合の熱伝導率は、0.26W/mKである。一方、酸化アルミニウムからなる絶縁層24xの熱伝導率は30W/mKである。これにより、主部22x全体は、径方向においても上下方向においても極めて優れた熱伝導性を有する。
前述したように、アルミニウムの電気抵抗率は、銅の電気抵抗率の約1.6倍である。このため、主部22xの厚みの合計値(本実施例において0.7mm×30=21mm)は、銅からなるコイル(銅コイル)の厚みの合計値よりも大きくする必要がある。一方、絶縁層24xの膜厚は、ポリアミドイミド皮膜の膜厚に比べて小さいため、主部22xの線間距離は、銅コイルの線間距離に比べて小さい。このため、主部22xの巻回数を増やして主部22xの1ターンあたりの厚みを薄くすることで、主部22xの1ターンあたりの厚み+線間距離の大きさを、銅コイルの1ターンあたりの厚み+線間距離の大きさ以下にできる。これにより、コイル部品10xのサイズを銅コイル部品と同程度にできる。
10,10b,10c,10x コイル部品(リアクトル)
20,20a,20b,20x コイル
22,22a,22x 主部
24,24a,24b,24x 絶縁層
242,242x 皮膜
244,244b 樹脂
26 端子部
262 皮膜
28 接続部
30,30x 第1コア(コア)
32 第1粉末
34 第1磁性粉末
36 絶縁膜
38 第1バインダ
40 第2コア(コア)
44 第2磁性粉末
48 第2バインダ
50,50x ケース
60 シート部材
62 導電部
64 皮膜
66 シート
70 芯部材

Claims (8)

  1. コイルと、第1コアとを備えるコイル部品であって、
    前記コイルは、アルミニウムからなる主部を有しており、
    前記主部の表面には、酸化アルミニウムからなる皮膜を含む絶縁層が形成されており、
    前記第1コアは、絶縁性樹脂からなる第1バインダと、前記第1バインダによって結着された第1粉末とを含んでおり、
    前記第1粉末の夫々は、熱伝導体からなる第1磁性粉末から形成されており、
    前記第1コアは、前記コイルの前記絶縁層に密着して前記主部を覆っている
    コイル部品。
  2. 請求項1記載のコイル部品であって、
    前記第1粉末の夫々は、前記第1磁性粉末と、絶縁体からなる絶縁膜とから形成されており、
    前記第1磁性粉末は、前記絶縁膜によって覆われている
    コイル部品。
  3. 請求項1又は請求項2記載のコイル部品であって、
    前記コイルは、前記主部に接続された端子部を有しており、
    前記第1コアは、前記主部と前記端子部との間の接続部を覆っている
    コイル部品。
  4. 請求項3記載のコイル部品であって、
    前記端子部は、銅からなる
    コイル部品。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコイル部品であって、
    前記コイルの前記絶縁層は、酸化アルミニウムからなる前記皮膜のみから構成されている
    コイル部品。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコイル部品であって、
    前記コイルの前記絶縁層は、酸化アルミニウムからなる前記皮膜と、前記皮膜を少なくとも部分的に覆う絶縁体からなる樹脂とを含んでいる
    コイル部品。
  7. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコイル部品であって、
    前記コイルの前記絶縁層は、酸化アルミニウムからなる前記皮膜と、前記皮膜の上から前記主部を全体的に覆う絶縁体からなる樹脂とを含んでいる
    コイル部品。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のコイル部品であって、
    第2コアを備えており、
    前記第2コアは、絶縁性樹脂からなる第2バインダと、前記第2バインダによって結着された第2磁性粉末とを含んでおり、
    前記第2磁性粉末の夫々は、前記絶縁膜によって覆われていない
    コイル部品。
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