JP2016020703A - 供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被供給材料を安定して効率良く供給できる供給装置を提供する。
【解決手段】供給装置1では、チューブ3は、一対の押圧装置41,41で押し潰されたとき、チューブ3の内周側のうち押圧装置により押し潰された扁平状のチューブの横断面における両端側の位置に設けられた一対の密着部材42,42に倣って変形する。よって、当該チューブ3の変形部分の内外周面においては、大きな圧縮応力及び引張応力が生じないので、亀裂の発生を防止できる。また、一対の密着部材42,42は、チューブ3の内周側の直径方向両側に配置されるので、チューブ3内における一対の密着部材42,42間で大きなスペースを確保できる。よって、活物質材料等の供給効率を高めることができる。
【選択図】図1A

Description

本発明は、被供給材料を被供給装置に供給する供給装置に関するものである。
近年では、ハイブリッド自動車や電気自動車等にリチウムイオン二次電池が適用されている。リチウムイオン二次電池の電極は、先ず、活物質材料のスラリを得るために増粘剤の溶解液に活物質の粉末等を混練し、次に、活物質材料のスラリをアルミニウム箔等の基材に塗布して乾燥することにより製造される。活物質の粉末等は、電池性能を一定に保つため、弁装置を備えた供給装置で混練装置に定量供給する必要がある。
例えば、特許文献1には、軸方向に直角な方向の断面が円形状のチューブ内部に、チューブの軸方向に直角な方向の断面が三角形状の挿入物を配置し、チューブを径方向内側に変形させてチューブと挿入物との隙間面積を調整することで通路の開度を変化させる供給装置が記載されている。また、特許文献2には、軸方向に直角な方向の断面を円弧状部及び平坦部を有する長円形にしたチューブ内部に、上記長円形であって平坦部中央が括れた形状の内側弁体を配置し、チューブを径方向内側に変形させてチューブと内側弁体の括れ部との隙間面積を調整することで通路の開度を変化させる供給装置が記載されている。
特公昭48−9415号公報 特許第3619604号公報
特許文献1に記載の供給装置では、チューブは、径方向内側に変形したとき、軸方向に直角な方向の断面はひしゃげた長円形状になるため、その両側のチューブの内外周面には大きな圧縮応力及び引張応力が生じる。このため、チューブの当該内外周面には、亀裂が発生し易いという問題がある。一方、特許文献2に記載の供給装置では、チューブは、径方向内側に変形したとき、平坦部中央が内側弁体の括れた形状に倣って変形するのみであるため、上述のような亀裂は発生し難い。しかし、チューブ内は、内側弁体に略占められているため、被供給材料の供給効率が低いという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、被供給材料を安定して効率良く供給できる供給装置を提供することを目的とする。
(請求項1)本発明に係る供給装置は、被供給材料の供給路を形成するチューブと、前記チューブの途中に設けられ、前記被供給材料の供給量を調節する弁装置と、を備え、前記弁装置は、前記チューブの外周側から前記チューブを挟み込んで前記チューブを押し潰す押圧装置と、前記チューブの内周側のうち前記押圧装置により押し潰された扁平状の前記チューブの横断面における両端側の位置に配置され、前記扁平状の前記チューブの内周面の一部と密着する一対の密着部材と、を備える。
これにより、チューブは、一対の押圧装置で押し潰されたとき、チューブの内周側のうち押圧装置により押し潰された扁平状のチューブの横断面における両端側の位置に設けられた一対の密着部材に倣って変形する。よって、当該チューブの変形部分の内外周面においては、大きな圧縮応力及び引張応力が生じないので、亀裂の発生を防止できる。また、一対の密着部材は、チューブの内周側の直径方向両側に配置されるので、チューブ内における一対の密着部材間で大きなスペースを確保できる。よって、被供給材料の供給効率を高めることができる。
(請求項2)前記一対の密着部材は、前記チューブの軸線方向から見た輪郭形状が前記チューブの中心方向に延びる凸部をそれぞれ有する形状に形成されるとよい。
これにより、チューブは、一対の押圧装置で押し潰されたとき、一対の密着部材の凸部と密着するので、チューブ内には、隙間は生じない。
(請求項3)前記一対の密着部材は、押し潰されていない状態の前記チューブの内周面に密着する部位の裏面側に、前記ホッパ側に位置する上端から下方に行くに従って、前記チューブの内周面側から前記チューブの中心側に向かって傾斜する傾斜部をそれぞれ有するとよい。
これにより、被供給材料は、傾斜部に沿って滑り落ちるので、被供給材料が、一対の密着部材上に残存してしまうことを防止できる。
(請求項4)前記押圧装置は、前記チューブの外周側から前記チューブを挟んで配置される一対の変形部材と、前記一対の変形部材を互いに接近移動させる移動装置と、を備えるとよい。
これにより、チューブが、変形し難い材料で形成されていても、押圧装置は、チューブを確実に押し潰すことができる。
(請求項5)前記チューブが前記押圧装置により押し潰されて扁平状に変形した状態において、前記一対の変形部材の一部と前記一対の密着部材の一部は、前記チューブを挟み込んで前記チューブに密着するとよい。
これにより、チューブ3内には、隙間は生じないので、被供給材料の供給精度を向上できる。
(請求項6)前記一対の変形部材における前記一対の密着部材との間で前記チューブの外周面に密着する部位の形状は、湾曲凸状であり、前記一対の密着部材における前記一対の変形部材との間で前記チューブの内周面に密着する部位の形状は、湾曲凹状であるとよい。
これにより、チューブの密着部分の内外周面においては、大きな圧縮応力及び引張応力が生じないので、亀裂の発生を防止できる。
(請求項7)前記押圧装置は、前記チューブの外周を隙間をあけて被覆し且つ被覆一端側を密閉し被覆他端側を開放する筒状の外装部材と、前記外装部材の他端側において前記チューブの外周面全周に密着しているとともに、前記外装部材の他端側の内周面全周に密接しつつ前記チューブの軸線方向に摺動可能な移動部材と、前記外装部材において前記一対の密着部材の配置位置に対し前記チューブの周方向の位相をずらした位置に前記チューブの直径方向に貫通形成される一対の穴から流体を供給する流体供給装置と、を備えるとよい。
これにより、チューブが、変形し難い材料で形成されていても、押圧装置は、チューブを確実に押し潰すことができる。
(請求項8)前記チューブには、二つの前記弁装置が前記チューブの軸線方向に所定間隔をあけて設けられ、前記二つの弁装置を交互に動作させて前記被供給材料が供給されるとよい。
これにより、供給装置は、被供給材料の高精度な定量供給を行える。
本発明の実施の形態:供給装置を側方から見た概略構成図である。 図1AのA−A線断面図であり、チューブの軸方向から見た断面図である。 図1AのB−B線断面図であり、チューブの径方向から見た断面図である。 密着部材の概略を示す斜視図である。 供給装置による供給動作を説明するためのフローチャートである。 供給動作の第一段階を示し、第二弁装置を閉めた状態を示す図である。 図4AのA−A線断面図であり、チューブの軸方向から見た断面図である。 供給動作の第二段階を示し、第一弁装置を開けて第二弁装置まで被供給材料を充填した状態を示す図である。 供給動作の第三段階を示し、第一弁装置を閉めた状態を示す図である。 供給動作の第四段階を示し、第二弁装置を開けて被供給材料を供給した状態を示す図である。 供給動作の第五段階を示し、第二弁装置を閉めて次の供給に備えた状態を示す図である。 所定時間内に行う第一、第二弁装置による供給回数を変化させたときの供給量を示す図である。 本発明の別の実施の形態:供給装置を側方から見た概略構成図である。 図10AのA−A線断面図であり、チューブの軸方向から見た断面図である。 図10AのB−B線断面図であり、チューブの径方向から見た断面図である。 第二弁装置を閉めた状態を示す図である。 図11AのA−A線断面図であり、チューブの軸方向から見た断面図である。
(供給装置の構成)
本実施形態の供給装置について、図1A、図1B、図1C、図2及び図4Bを参照して説明する。図1Aに示すように、この供給装置1は、例えば、リチウムイオン二次電池の電極製造用の活物質材料等(本発明の「被供給材料」に相当)を増粘剤の溶解液等と混練するための混練装置9に供給する装置であり、ホッパ2と、チューブ3と、第一弁装置4Aと、第二弁装置4Bと、駆動装置5等とを備える。
ホッパ2は、ステンレス等の金属で漏斗状に形成され、上部には活物質材料等を内部に投入するための投入口21が設けられ、下部には内部に一時的に貯留した活物質材料等を排出するための排出口22が設けられる。
チューブ3は、透明のシリコーンで中空円筒状に形成され、ホッパ2から混練装置9への活物質材料等の供給路としてホッパ2の排出口22に垂れ下げられた状態で装着される。チューブ3を透明のシリコーンで形成する理由は、活物質材料等がホッパ2からチューブ3内を通って混練装置9に確実に供給されたか否かを視認できるからである。また、チューブ3をシリコーンで形成する理由は、活物質材料等がチューブ3の内周面に付着し難いため、定量供給を確実に行えるからである。さらに、シリコーンでなるチューブ3は、万が一欠損により活物質材料等に混入しても悪影響は無いからである。
第一、第二弁装置4A,4Bは、詳細は後述するが活物質材料等の供給量を調節する装置であり、チューブ3の途中においてチューブ3の軸方向に所定間隔をあけて配置され、チューブ3の後方に配置される固定板B上に固定される。なお、第一弁装置4Aは、第二弁装置4Bと同一構成であるため、以下では第一弁装置4Aについて説明し、第二弁装置4Bにおける第一弁装置4Aと同一の構成については同一番号を付して詳細な説明を省略する。第一弁装置4Aは、一対の押圧装置41,41と、一対の密着部材42,42等とを備える。
一対の押圧装置41,41は、チューブ3を内周側に押し潰す装置であり、一対の変形部材44,44と、一対の電動シリンダ45,45(本発明の「移動装置」に相当)等とを備える。シリコーンでなるチューブ3は、ブタジエンゴム等でなるチューブと比較して伸縮性が乏しく変形させ難いため、一対の押圧装置41,41により強制的に押し潰すようにしている。一対の押圧装置41,41は、略四角柱状にそれぞれ形成された一対の変形部材44,44の長手方向を一対の電動シリンダ45,45のロッド45a,45aと直角な方向にそれぞれ向けて、一対の変形部材44,44の長手方向の中心を一対のロッド45a,45aの先端にそれぞれ固定した構成となっている。
図1A及び図1Bに示すように、一対の押圧装置41,41は、チューブ3の外周側の直径方向両側にそれぞれ配置される。すなわち、一対の押圧装置41,41は、一対の変形部材44,44の長手方向がチューブ3の直径と平行な方向をそれぞれ向くようにして、一対の変形部材44,44がチューブ3の外周面から所定間隔をそれぞれあけ且つチューブ3を挟んで対向するように配置される。
一対の変形部材44,44は、駆動装置5による一対の電動シリンダ45,45の作動により互いに接近する方向及び離間する方向に移動可能であり、接近してチューブ3を挟み込んで潰し、離間してチューブ3の弾性力によりチューブ3を元の状態に戻す。詳細は後述するが、一対の変形部材44,44の先端面44a,44aの両端側、すなわち対向する面の両端側は、チューブ3を押し潰したときの隙間を一対の密着部材42,42と密着して無くすため、R形状の湾曲した凸面44b,44bにそれぞれ形成される。
一対の密着部材42,42は、一対の押圧装置41,41の変形部材44,44でチューブ3を潰したときに、チューブ3の内周面の一部とそれぞれ密着して隙間を無くす部材であるとともに、潰れたチューブ3の径方向両側の内外周面における亀裂の発生を防止する部材であり、シリコーンや非導電性のステンレス等で棒状にそれぞれ形成される。そして、一対の密着部材42,42は、チューブ3の内周側のうち一対の押圧装置41,41により押し潰された扁平状のチューブ3の横断面における両端側の位置、すなわちチューブ3の内周側且つ直径方向両側において一対の変形部材44,44の中央の押圧位置に対しチューブ3の周方向の位相をそれぞれ90度ずらした位置に、一対の密着部材42,42の長手方向がチューブ3の軸方向を向くようにそれぞれ配置される。
チューブ3内に配置された一対の密着部材42,42は、図1Bに示すように、チューブ3の軸線方向から見た輪郭形状がチューブ3の中心方向に延びる凸部42a,42aをそれぞれ有する形状、所謂ティアドロップ形状に形成され、図1Cに示すように、押し潰されていない状態のチューブ3の内周面に密着する部位の裏面側に、ホッパ2側に位置する上端から下方に行くに従って、チューブ3の内周面側からチューブ3の中心側に向かって下方に傾斜する傾斜部42b,42bをそれぞれ有する。
図1B及び図2に示すように、一対の凸部42a,42aにおける一方の変形部材44側の側面42aa,42abは、一方の変形部材44の先端面44aの両湾曲凸面44b,44bと密着する湾曲凹面に形成され、一対の凸部42a,42aにおける他方の変形部材44側の側面42ab,42aaは、他方の変形部材44の先端面44aの両湾曲凸面44b,44bと密着する湾曲凹面に形成される。また、一対の密着部材42,42の凸部42a,42aに対し反対側(チューブ3の内周面側)は、チューブ3の軸線方向から見た輪郭形状がチューブ3の内周に沿う円弧状部42c,42cにそれぞれ形成される。そして、一対の密着部材42,42は、チューブ3内において凸部42a,42aが対向するように配置され、円弧状部42c,42cが接着剤等によりチューブ3の内周面にそれぞれ固定される。
図4Bに示すように、チューブ3が一対の変形部材44,44で潰されたとき、一対の凸部42a,42aにおける一方の変形部材44側の湾曲凹面42aa,42abは、チューブ3を介して一方の変形部材44の先端面44aの両湾曲凸面44b,44bと密着し、一対の凸部42a,42aにおける他方の変形部材44側の湾曲凹面42ab,42aaは、チューブ3を介して他方の変形部材44の先端面44aの両湾曲凸面44b,44bと密着するので、一対の凸部42a,42aとチューブ3の内周面との間に隙間は生じない。
そして、チューブ3が一対の変形部材44,44で潰されたとき、一対の凸部42a,42a間のチューブ3は、一対の変形部材44,44の先端面44a,44aに挟まれてチューブ3の内周面同士が密着するので隙間は生じない。また、一対の円弧状部42c,42cは、チューブ3の内周面にそれぞれ固定されているので、一対の円弧状部42c,42cとチューブ3の内周面との間に隙間は生じない。さらに、チューブ3が一対の変形部材44,44で潰されたとき、潰れたチューブ3の径方向両側は、一対の凸部42a,42a及び一対の円弧状部42c,42cの外周に沿って変形するので、潰れたチューブ3の径方向両側の内外周面に大きな圧縮応力及び引張応力は生じず、当該内外周面における亀裂の発生を防止できる。
図1C及び図2に示すように、一対の傾斜部42b,42bは、活物質材料等が密着部材42,42上に溜まったときに当該活物質材料等をスムーズに落下させるために設けられており、粉体が滑り落ちない限界角度である安息角より大きい角度θで傾斜させて形成される。一対の傾斜部42b,42b上には、チューブ3が径方向に潰れているときに活物質材料等が堆積するが、堆積した活物質材料等は、チューブ3が径方向に拡がったときに確実に落下するので、定量供給を行うことができる。
(供給動作)
次に、供給装置1による供給動作について、図3、図4A、図4B及び図5〜図8を参照して説明する。
ここで、ホッパ2内は、空状態にあり、第一、第二弁装置4A,4Bは、開状態、すなわち一対の変形部材44,44が一対の電動シリンダ45,45の作動によりチューブ3から離間した状態にあるものとする。
駆動装置5は、上側の第一弁装置4Aを開状態に維持し、下側の第二弁装置4Bを閉状態にする(図3のステップS1)。これにより、図4A及び図4Bに示すように、チューブ3は、第二弁装置4Bの一対の変形部材44,44により径方向に潰れる。このとき、潰れたチューブ3の径方向両側の内周面は、一対の密着部材42,42と密着し、一対の密着部材42,42の凸部42a,42a間のチューブ3は、チューブ3の内周面同士が密着するので、チューブ3内に隙間は生じない。
駆動装置5は、活物質材料等Vの図略の投入装置を駆動してホッパ2内に活物質材料等Vを投入する(図3のステップS2)。これにより、図5に示すように、チューブ3内は、第二弁装置4Bの閉塞箇所まで活物質材料等Vで満たされる。このとき、チューブ3内の第二弁装置4Bの閉塞箇所には、隙間が生じていないので、活物質材料等Vは、第二弁装置4Bより下方へは落下しない。
駆動装置5は、下側の第二弁装置4Bの閉状態を維持し、上側の第一弁装置4Aを閉状態にする(図3のステップS3)。これにより、図6に示すように、チューブ3は、第一弁装置4Aの一対の変形部材44,44により径方向に潰れる。このとき、潰れたチューブ3の径方向両側の内周面は、一対の密着部材42,42と密着し、一対の密着部材42,42の凸部42a,42a間のチューブ3は、チューブ3の内周面同士が密着するので、チューブ3内に隙間は生じない。
駆動装置5は、上側の第一弁装置4Aの閉状態を維持し、下側の第二弁装置4Bを開状態にする(図3のステップS4)。これにより、図7に示すように、チューブ3内における第一、第二弁装置4A,4B間の活物質材料等Vは、第二弁装置4Bより下方へ落下して混練装置9に供給される。このとき、チューブ3内の第一弁装置4Aの閉塞箇所には、隙間が生じていないので、活物質材料等Vは、第一弁装置4Aより下方へは落下しない。よって、混練装置9には、チューブ3の径方向断面積と第一、第二弁装置4A,4B間の長さとの積分と略同量の定量の活物質材料等Vが供給される。
駆動装置5は、活物質材料等Vの供給を継続するか否かを判断し(図3のステップS5)、活物質材料等Vの供給を継続すると判断したら(図3のステップS5:Yes)、ホッパ2内に活物質材料等Vが残存しているか否かを判断する(図3のステップS6)。駆動装置5は、ホッパ2内に活物質材料等Vが残存していないと判断したら(図3のステップS5:No)、ステップS1に戻って、上述の処理を繰り返す。
一方、ステップS6において、駆動装置5は、ホッパ2内に活物質材料等Vが残存していると判断したら(図3のステップS6:Yes)、下側の第二弁装置4Bを閉状態にする(図のステップS7)。これにより、図8に示すように、チューブ3内における第一、第二弁装置4A,4B間には、空間が形成される。そして、駆動装置5は、上側の第一弁装置4Aを開状態にする(図3のステップS8)。これにより、図5に示すように、チューブ3内は、第二弁装置4Bの閉塞箇所まで活物質材料等Vで満たされる。以降、駆動装置5は、ステップS3に戻って、上述の処理を繰り返す。
一方、ステップS5において、駆動装置5は、活物質材料等Vの供給を継続しないと判断したら(図3のステップS5:No)、全ての処理を終了する。
以上のような構成の供給装置1では、チューブ3は、一対の押圧装置41,41で押し潰されたとき、チューブ3の内周側のうち一対の押圧装置41,41により押し潰された扁平状のチューブ3の横断面における両端側の位置に設けられた一対の密着部材42,42に倣って変形する。よって、当該チューブ3の変形部分の内外周面においては、大きな圧縮応力及び引張応力が生じないので、亀裂の発生を防止できる。
また、一対の密着部材42,42は、チューブ3の内周側の直径方向両側に配置されるので、チューブ3内における一対の密着部材42,42間で大きなスペースを確保できる。よって、活物質材料等の供給効率を高めることができる。
また、第一、第二弁装置4A,4Bは、交互に動作して活物質材料等Vを供給するので、供給装置1は、活物質材料等Vを定量供給することができる。図9は、所定時間内に行う第一、第二弁装置4A,4Bによる供給回数を変化させたときの供給量を示す図である。すなわち、図9では、一つの段差が1回の供給を表し、一点鎖線、実線、二点鎖線の順で供給回数は減少する。この場合、例えば規格範囲内(2本の点線間)である時間tで供給量mを得るためには、実線で示すように第一、第二弁装置4A,4Bを動作させればよい。
(供給装置の別形態の構成)
供給装置の別形態について、図1A、図1B、図1Cに対応させて示す図10A、図10B、図10Cを参照して説明する。なお、図10A、図10B、図10Cの供給装置10では、図1A、図1B、図1Cに示す供給装置1の構成と同一の構成については同一番号を付して詳細な説明を省略する。この供給装置10の第一、第二弁装置6A,6Bの一部が、図1A、図1B、図1Cの供給装置1の第一、第二弁装置4A,4Bと異なる構成となっている。なお、第一弁装置6Aは、第二弁装置6Bと同一構成であるため、以下では第一弁装置6Aについて説明し、第二弁装置6Bにおける第一弁装置6Aと同一の構成については同一番号を付して詳細な説明を省略する。
第一弁装置6Aは、外装部材61と、移動部材62と、コンプレッサ63(本発明の「液体供給装置」に相当)と、バルブ64と、一対の密着部材42,42等とを備える。外装部材61、移動部材62、コンプレッサ63及びバルブ64は、本発明の「押圧装置」に相当し、チューブ3を内周側に押し潰す装置である。
外装部材61は、内径がチューブ3の外径より大径の中空円筒状に形成されている。そして、外装部材61は、チューブ3の一部の外周を隙間をあけて被覆し且つ被覆一端側(本例では、下端側)を密閉し被覆他端側(本例では、上端側)を開放する部材である。すなわち、外装部材61の中空内部には、チューブ3が貫装されている。そして、外装部材61の下端側は、下端側の内周面に一体的に設けられたフランジ61aの内周面全周とチューブ3の外周面全周とを接着剤等により接着することにより密閉されている。
また、外装部材61の軸方向の略中央には、一対の密着部材42,42の配置位置に対しチューブ3の周方向の位相をずらした位置、本例では90度ずらした位置において、チューブ3の直径方向に一対の穴61b,61bが貫通形成される。一対の穴61b,61bからは、コンプレッサ63により圧搾空気が供給され、チューブ3が、外周側から内周側に向けて加圧される。外装部材61内に供給された圧搾空気は、バルブ64を介して排気される。
移動部材62は、内径がチューブ3の外径と略同一径であって外径が外装部材61の中空内部の内径と略同一径の円筒状に形成されている。そして、移動部材62は、外装部材61の上端側においてチューブ3の外周面全周に密着しているとともに、外装部材61の上端側の内周面全周に密接しつつチューブ3の軸線方向に摺動可能な部材である。すなわち、移動部材62は、外装部材61の上端側の内周面とチューブ3の外周面との隙間に嵌入されている。
そして、移動部材62の内周面全周は、チューブ3の外周面全周と接着剤等により密着され、移動部材62の外周面全周は、外装部材61の上端側の内周面全周に対しシールリング65を介してチューブ3の軸線方向に摺動可能に密接している。移動部材62におけるチューブ3との接着面には、移動部材62が摺動するためせん断力が掛かるが、一般的に接着剤による接着部はせん断力に対する耐力が大きいため、移動部材62とチューブ3との接着面が剥がれることはない。
このような構成において、例えば、駆動装置5は、上側の第一弁装置6Aを開状態に維持し、下側の第二弁装置6Bを閉状態にする。すなわち、駆動装置5は、上側のバルブ64を開状態にし、下側のバルブ64を閉状態にしてコンプレッサ63を駆動する。これにより、図11A及び図11Bに示すように、チューブ3は、コンプレッサ63からの圧搾空気によるチューブ3の径方向の圧力により、一対の穴61b,61bを通るチューブ3の直径方向に潰れる。
さらに、チューブ3は、移動部材62の摺動によるチューブ3の軸方向の圧力により座屈するので、上記潰れが増長する。そして、潰れたチューブ3の径方向両側の内周面は、一対の密着部材42,42と密着し、一対の密着部材42,42の凸部42a,42a間のチューブ3は、チューブ3の内周面同士が密着するので、チューブ3内に隙間は生じない。そして、駆動装置5は、チューブ3の潰れを元の状態に戻すときは、バルブ64を開状態にして外装部材61内に供給された圧搾空気をバルブ64から排気する。
なお、外装部材61には、外装部材61内が一定圧力以上にならないように、空気逃がし用のバルブを設けるようにしてもよい。また、潰れたチューブ3の復元は、チューブ3自体の弾性力により行う構成としたが、バルブ64の排気口にバキュームポンプを取り付けて吸引力により強制的に復元させるように構成してもよく、また、移動部材62の摺動方向に引張りバネを取り付けてバネ力により強制的に復元させるように構成してもよい。また、圧搾空気の代わりに液体等の流体を用いてもよい。この供給装置10でも、図1等に示す供給装置1と同様の効果を得られる。
なお、上述の実施形態の供給装置1は、活物質材料等Vの粉体を供給する装置について説明したが、シリコーン製のチューブ3を用いているため、ブタジエンゴム等が溶けるような溶剤を含む液体を供給することも可能である。
また、押圧装置41は、電動シリンダ45を備える構成としたが、エアシリンダや油圧シリンダを備える構成としてもよい。
また、一対の密着部材42,42は、チューブ3の軸線方向から見た輪郭形状をティアドロップ形状となるように形成したが、扇形状もしくは単純な三角形状となるように形成してもよい。
また、一対の密着部材42,42は、チューブ3内において突出するように配置したので、活物質材料等Vをスムーズに落下させるための傾斜部42b,42bを設けた形状としたが、一対の密着部材が配置されるチューブ3の径を一対の密着部材を埋め込むことが可能な大径に形成することで、一対の密着部材に傾斜部42b,42bを設けなくても活物質材料等Vをスムーズに落下させることができる。
1,9:供給装置、 2:ホッパ、 3:チューブ、 4A,6A:第一弁装置、 4B,6B:第二弁装置、 5:駆動装置、 41:押圧装置、 42:密着部材、 42a:凸部、 42aa,42ab:湾曲凹面、 42b:傾斜部、 42c:円弧状部、 44:変形部材、 44b:湾曲凸面、 45:電動シリンダ、 61:外装部材、 62:移動部材、 63:コンプレッサ、 64:バルブ

Claims (8)

  1. 被供給材料の供給路を形成するチューブと、
    前記チューブの途中に設けられ、前記被供給材料の供給量を調節する弁装置と、
    を備え、
    前記弁装置は、
    前記チューブの外周側から前記チューブを挟み込んで前記チューブを押し潰す押圧装置と、
    前記チューブの内周側のうち前記押圧装置により押し潰された扁平状の前記チューブの横断面における両端側の位置に配置され、前記扁平状の前記チューブの内周面の一部と密着する一対の密着部材と、
    を備える、供給装置。
  2. 前記一対の密着部材は、前記チューブの軸線方向から見た輪郭形状が前記チューブの中心方向に延びる凸部をそれぞれ有する形状に形成される、請求項1の供給装置。
  3. 前記一対の密着部材は、押し潰されていない状態の前記チューブの内周面に密着する部位の裏面側に、前記ホッパ側に位置する上端から下方に行くに従って、前記チューブの内周面側から前記チューブの中心側に向かって傾斜する傾斜部をそれぞれ有する、請求項1又は2の供給装置。
  4. 前記押圧装置は、
    前記チューブの外周側から前記チューブを挟んで配置される一対の変形部材と、
    前記一対の変形部材を互いに接近移動させる移動装置と、
    を備える、請求項1〜3の何れか一項の供給装置。
  5. 前記チューブが前記押圧装置により押し潰されて扁平状に変形した状態において、
    前記一対の変形部材の一部と前記一対の密着部材の一部は、前記チューブを挟み込んで前記チューブに密着する、請求項4の供給装置。
  6. 前記一対の変形部材における前記一対の密着部材との間で前記チューブの外周面に密着する部位の形状は、湾曲凸状であり、
    前記一対の密着部材における前記一対の変形部材との間で前記チューブの内周面に密着する部位の形状は、湾曲凹状である、請求項5の供給装置。
  7. 前記押圧装置は、
    前記チューブの外周を隙間をあけて被覆し且つ被覆一端側を密閉し被覆他端側を開放する筒状の外装部材と、
    前記外装部材の他端側において前記チューブの外周面全周に密着しているとともに、前記外装部材の他端側の内周面全周に密接しつつ前記チューブの軸線方向に摺動可能な移動部材と、
    前記外装部材において前記一対の密着部材の配置位置に対し前記チューブの周方向の位相をずらした位置に前記チューブの直径方向に貫通形成される一対の穴から流体を供給する流体供給装置と、
    を備える、請求項1〜3の何れか一項の供給装置。
  8. 前記チューブには、二つの前記弁装置が前記チューブの軸線方向に所定間隔をあけて設けられ、前記二つの弁装置を交互に動作させて前記被供給材料が供給される、請求項1〜7の何れか一項の供給装置。
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