JP2016020269A - エレベータ用巻上ロープ - Google Patents

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本田 武信
Takenobu Honda
武信 本田
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【課題】芯綱の剛性を高め、寿命が低下することを防止できるエレベータ用巻上ロープを提供する。【解決手段】エレベータのかご1は、巻上ロープ2によって昇降路3内に吊り下げられる。巻上ロープ2は、芯綱7と子縄8とを備える。子縄8は、芯綱7の周囲に配置される。子縄8は、例えば、多数の鋼製の素線が撚り合わされることによって形成される。芯綱7は、中実芯9と繊維芯10とを備える。中実芯9は、樹脂製の部材からなる。繊維芯10は油を含み、中実芯9の周囲に配置される。【選択図】図2

Description

この発明は、エレベータで使用される巻上ロープに関する。
エレベータのかごは、巻上ロープによって昇降路内に吊り下げられる。特許文献1に、エレベータで使用可能な巻上ロープが開示されている。
図8は、従来のエレベータ用巻上ロープを示す断面図である。巻上ロープは、例えば、芯綱13と鋼製の子縄14とを備える。芯綱13の周囲に、複数の子縄14が撚り合わされる。図8は、8本の子縄14が芯綱13の周囲に巻き付けられた例を示している。
図9は、従来の芯綱13を示す断面図である。図9は、周囲に子縄14が巻き付けられる前の芯綱13の状態を示している。芯綱13は、複数の芯子縄が撚り合わされることによって形成される。屋外等に設置されたエレベータでは、芯子縄の材料として合成繊維が用いられることがある。
特開2013−170322号公報
芯綱は、子縄によって締め付けられることにより高密度になる。これにより、巻上ロープの形状を安定化させることができる。しかし、芯綱には潤滑油を含ませる必要があり、子縄によって芯綱を過度に締め付けることはできない。巻上ロープの径が大きくなると、特に長手方向の剛性が低下し、巻上ロープの寿命が短くなるといった問題があった。
例えば、エレベータのかごに乗客が乗り込んで巻上ロープに大きな負荷が作用すると、芯綱が子縄によって締め付けられ、巻上ロープの径が細くなる。即ち、巻上ロープが伸びる。巻上ロープに作用していた負荷がなくなると、子縄が芯綱を締め付ける力が弱まり、巻上ロープの径が太くなる。即ち、巻上ロープが縮む。巻上ロープの径が変化する際に子縄同士(図8に示すA点)が擦れて摩耗する。摩耗が進行すると、子縄を構成する鋼製の素線が切れてしまう恐れがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、芯綱の剛性を高め、寿命が低下することを防止できるエレベータ用巻上ロープを提供することである。
この発明に係るエレベータ用巻上ロープは、芯綱と、芯綱の周囲に配置された子縄と、を備え、芯綱は、樹脂製の中実芯と、油を含み、中実芯の周囲に配置された繊維芯と、を備える。
この発明に係るエレベータ用巻上ロープであれば、芯綱の剛性を高めることができ、寿命が低下することを防止できる。
エレベータの全体構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における巻上ロープの断面を示す図である。 図2に示す芯綱の断面図である。 芯綱の製造方法を説明するための図である。 この発明の実施の形態2における巻上ロープの断面を示す図である。 図5に示す芯綱の断面図である 異形加工される前の中実芯の断面を示す図である。 従来のエレベータ用巻上ロープを示す断面図である。 従来の芯綱を示す断面図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、エレベータの全体構成を示す図である。
エレベータのかご1は、巻上ロープ2によって昇降路3内に吊り下げられる。つり合いおもり4は、巻上ロープ2によって昇降路3内に吊り下げられる。図1は、1:1ローピング方式のエレベータを一例として示している。図1に示すエレベータでは、巻上ロープ2の一端は、かご1に接続される。巻上ロープ2の他端は、つり合いおもり4に接続される。
巻上ロープ2は、巻上機の駆動綱車5及びそらせ車6に巻き掛けられる。駆動綱車5が回転すると、巻上ロープ2は、駆動綱車5の回転方向に合わせた方向に移動する。これにより、かご1が昇降路3内を上昇或いは下降する。
図2は、この発明の実施の形態1における巻上ロープ2の断面を示す図である。巻上ロープ2は、芯綱7と複数の子縄8とを備える。芯綱7は、巻上ロープ2の中心部に巻上ロープ2の長手に沿って配置される。芯綱7は、巻上ロープ2の表面に露出しない。
子縄8は、芯綱7の表面を覆うように芯綱7の周囲に配置される。例えば、子縄8は、多数の鋼製の素線が撚り合わされることによって形成される。子縄8が芯綱7の周囲に巻き付けられることにより、芯綱7は子縄8によってその表面が押し潰され、図2に示すように変形する。以下に、芯綱7の構成について具体的に説明する。
芯綱7は、中実芯9と繊維芯10とを備える。図3は、図2に示す芯綱7の断面図である。図3は、周囲に子縄8が巻き付けられる前の芯綱7の状態を示している。子縄8が芯綱7の周囲に巻き付けられることにより、繊維芯10が変形する。子縄8が芯綱7の周囲に巻き付けられても中実芯9は殆ど変形しない。
中実芯9は、樹脂製の真直ぐな1本の棒状部材からなる。中実芯9は、中身が詰まった1つの樹脂の塊である。ナイロンは硬度が高く、中実芯9を構成する樹脂として好適である。ポリエチレン(PE)及びポリエステル(PET)等も中実芯9を構成する樹脂として利用することができる。中実芯9は、例えば、断面が円形を呈する。中実芯9に潤滑油は殆ど含まれない。
繊維芯10は、中実芯9の表面を覆うように中実芯9の周囲に配置される。上述したように、中実芯9は樹脂の塊であり、潤滑油を殆ど含まない。芯綱7において、潤滑油は繊維芯10に含まれる。繊維芯10は、例えば、不織布が中実芯9の周囲に巻かれることによって形成される。ポリエチレン(PE)は摩擦係数が小さく、繊維芯10を構成する不織布として好適である。ポリエステル(PET)等も繊維芯10を構成する不織布として利用することができる。不織布は、例えば、極細の樹脂繊維が加熱圧縮されることによって形成される。
図4は、芯綱7の製造方法を説明するための図である。図4は、複数のテープ状の不織布を中実芯9の周囲に何層にも巻き付けて繊維芯10を形成する場合を示している。ある程度の幅を有する1枚の不織布を重ね巻きして中実芯9の周囲に繊維芯10を形成しても良い。
図3に示す状態では、繊維芯10は、例えば、中実芯9の半径rとほぼ同じ厚みで中実芯9の周囲に配置される。上述したように、子縄8が芯綱7の周囲に巻き付けられることにより、繊維芯10は中心方向に押し潰される。子縄8が芯綱7の周囲に巻き付けられた状態では、繊維芯10は、例えば、中実芯9の半径rより薄い厚みで中実芯9の周囲に配置される。
上記構成を有する巻上ロープ2であれば、芯綱7の剛性を高め、巻上ロープ2の伸縮を低減させることができる。また、繊維芯10に潤滑油を含むことができるため、巻上ロープ2の潤滑性及び防錆特性が損なわれることはない。このため、巻上ロープ2の寿命が低下することを防止できる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2における巻上ロープの断面を示す図である。本実施の形態における巻上ロープ2は、芯綱7の構成が実施の形態1で開示した構成と相違する。芯綱7以外の構成は、実施の形態1で開示した構成と同じである。
本実施の形態における芯綱7は、中実芯11と繊維芯12とを備える。図6は、図5に示す芯綱7の断面図である。図6は、周囲に子縄8が巻き付けられる前の芯綱7の状態を示している。子縄8が芯綱7の周囲に巻き付けられることにより、繊維芯12が変形する。子縄8が芯綱7の周囲に巻き付けられても中実芯11は殆ど変形しない。
中実芯11は、樹脂製の真直ぐな複数本の棒状部材からなる。中実芯11は、複数本の棒状部材を束ねたものが中心方向に圧縮されて形成される。図7は、異形加工される前の中実芯11の断面を示す図である。異形加工の方法はどのような方法であっても良い。例えば、ダイスを用いることにより、複数本の棒状部材を束ねたものを細い孔に通しても良い。また、複数本の棒状部材を束ねたものをローラによって押し潰しても良い。
ナイロンは硬度が高く、中実芯11を構成する樹脂として好適である。ポリエチレン(PE)及びポリエステル(PET)等も中実芯11を構成する樹脂として利用することができる。中実芯11は、例えば、全体の断面が円形を呈する。中実芯11に潤滑油は殆ど含まれない。
中実芯11を複数本の棒状部材で構成することにより、芯綱7の柔軟性を高めることができる。また、異形加工したものを中実芯11として採用することにより、中実芯11の内部に隙間が形成されることを防止できる。中実芯11の内部に隙間が形成されると、棒状部材同士が線接触して摩耗が早く進行する恐れがある。異形加工したものを中実芯11として採用することにより、巻上ロープ2の寿命が低下することを防止できる。
繊維芯12は、中実芯11の表面を覆うように中実芯11の周囲に配置される。上述したように、中実芯11は樹脂の塊の集合体であり、潤滑油を殆ど含まない。芯綱7において、潤滑油は繊維芯12に含まれる。繊維芯12は、例えば、複数本の芯子縄が中実芯11の周囲に撚り合わされることによって形成される。芯子縄は、例えば、樹脂製のスプリットヤーンが撚り合わされることによって形成される。スプリットヤーンは、例えば、スプリット加工されたシート材が撚り合わされることによって糸状に形成される。スプリット加工とは、素材に多数の切り込み(スリット)を入れる加工のことである。ポリエチレン(PE)は摩擦係数が小さく、芯子縄を構成するスプリットヤーンとして好適である。
図6に示す状態では、繊維芯12の径は、例えば、中実芯11の半径rとほぼ同じである。上述したように、子縄8が芯綱7の周囲に巻き付けられることにより、繊維芯12は中心方向に押し潰される。子縄8が芯綱7の周囲に巻き付けられた状態では、繊維芯12は、例えば、中実芯11の半径rより薄い厚みで中実芯11の周囲に配置される。
スプリットヤーンに撚りをかけた芯子縄によって繊維芯12を構成することにより、繊維芯12に十分な潤滑油を含むことができる。巻上ロープ2の潤滑性及び防錆特性が損なわれることを防止でき、巻上ロープ2の寿命が低下することを防止できる。
本実施の形態で説明した中実芯11の周囲に、実施の形態1で開示した繊維芯10を配置しても良い。また、実施の形態1で開示した中実芯9の周囲に、本実施の形態で説明した繊維芯12を配置しても良い。このような構成を採用しても、上記と同様の効果を奏することができる。
1 かご
2 巻上ロープ
3 昇降路
4 つり合いおもり
5 駆動綱車
6 そらせ車
7、13 芯綱
8、14 子縄
9、11 中実芯
10、12 繊維芯

Claims (6)

  1. 芯綱と、
    前記芯綱の周囲に配置された子縄と、
    を備え、
    前記芯綱は、
    樹脂製の中実芯と、
    油を含み、前記中実芯の周囲に配置された繊維芯と、
    を備えたエレベータ用巻上ロープ。
  2. 前記中実芯は、1本の棒状部材からなる請求項1に記載のエレベータ用巻上ロープ。
  3. 前記中実芯は、複数本の棒状部材を束ねたものが圧縮されて形成された請求項1に記載のエレベータ用巻上ロープ。
  4. 前記繊維芯は、不織布が前記中実芯の周囲に巻かれることによって形成された請求項1から請求項3の何れか一項に記載のエレベータ用巻上ロープ。
  5. 前記繊維芯は、複数の芯子縄が前記中実芯の周囲に撚られることによって形成され、
    前記芯子縄は、樹脂性のスプリットヤーンが撚られることによって形成された
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載のエレベータ用巻上ロープ。
  6. 前記中実芯は、断面が円形を呈し、
    前記繊維芯は、前記中実芯の半径より薄い厚みで前記中実芯の周囲に配置された
    請求項1から請求項5の何れか一項に記載のエレベータ用巻上ロープ。
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