JP2016020234A - 連続帯状体の繋ぎ装置 - Google Patents

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康弘 植村
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Abstract

【課題】 先の連続帯状体に後の連続帯状体を連続させて、一々装置を止める必要なく連続させる処理を自動的に行うことができる連続帯状体の繋ぎ装置を提供する。【解決手段】 複数の個体がシート状部分を介して連続している連続帯状体を搬送して、連続帯状体同士を繋ぐ装置であって、先に搬送された一の連続帯状体の後端の第1のシート状部分に、次に搬送された他の連続帯状体の先端の第2のシート状部分を位置合せする位置合せ手段と、貼り付け用のテープであって所定長さのものを保持するテープ保持手段と、前記所定長さのテープを保持したテープ保持手段を前進させて、位置合せされた前記第1のシート状部分及び第2のシート状部分の一面に前記テープを貼り付ける貼り付け手段とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の個体(例えば格納部に物品を充填したパウチ(小袋))がシート状部分(例えば横シール部)を介して連続している連続帯状体(例えば連包状パウチ)を搬送する際に、先に搬送された連続帯状体の後端部のシート状部分に、後の搬送された連続帯状体の先端部のシート状部分を繋いで、再度連続化するまでの作業を自動的に実施可能とする連続帯状体の繋ぎ装置を提供するものである。
一般に、粉末や液体スープ、具材等の調味料等の物品を格納部に充填したパウチ(小袋)は、商品包装ラインにて食品物等の本体製品と共に容器に投入され当該容器が包装されて商品となる。
この種のパウチは、連包化した連包状パウチの状態で予め用意されている場合が多い。
食の安全、安心への関心の高まりにより、商品を包装する前にその中に入れるパウチの検査を実施することが一般化してきている。
このため、パウチを商品に添付する前に、異物混入や内容量の過不足等を検査する要望が増加している。効率的に添付するためには、連包状パウチから一個づつ連続切断するパウチディスペンサー等の投入機を使用するが、一個づつにカットし商品に添付する前に、連包状態で異物の混入や内容量の過不足等のあるパウチを取り除くことが望ましい。
しかしながら、不良品が発見されると、この部分を連包品の中から取り除かなければならない。そうすると、連包状態が分断され、通常より短い連包状パウチを何回もパウチディスペンサーにセットすることになる。
したがって、検査にて不良パウチが発見された場合に、これを取り除き、分断された連包状のパウチをパウチディスペンサーに供給したのでは、分断した箇所ごとに装置が停止し生産効率が上がらない。
このため、不良品を取り除いた後で、粘着性の有る繋ぎテープを用いて手作業にて再び連包状態に繋ぐことが行われていた。
(1)手作業でパウチを繋ぐ場合、まず不良パウチを取り除くため、作業者がはさみを用いて連包状パウチの2箇所の横シールを切断する。
その後、連包状パウチの切断端である横シール同士が重ねることなく突合せて、粘着性の有るテープ(いわゆる繋ぎテープ)で貼り合せる。
この場合、横シールの切断端が連包状パウチの縦シールに対して直角のラインになっていないと、突合せた際に、連結部分に隙間ができたり、相互の縦シールが「く」の字状に折れ曲がったりする可能性が有る。
また、切断端の横シール幅によっては、突合せた二つのパウチのピッチが、連包状パウチの所定のピッチより長くなったり、短くなったりする可能性が有る。
また、連包状パウチが3方シール形式(縦シール1箇所、横シール2箇所のパウチ)の場合、突合せの際、作業者の不注意にて縦シールの方向が逆向けになったり、テープにしわが寄った状態になったりする可能性も有る。
これらのような問題の有る繋ぎ状態の連包状パウチを、パウチディスペンサーに仕掛けて運転すると、ピッチ異常や、搬送ガイド部分での引掛りや繋ぎ部分での引きちぎれが発生し、正常なカット配布ができないだけでなく、装置の運転も停止する。
このような事故が、小袋を添付する作業において、生産効率を低下させる大きな要因になっている。
(2)手作業以外の手法で連結する手段として、特許文献1(特開2007−15837号公報)や特許文献2(特開2008−280086号公報)が開示されている。
まず、特許文献1は、連包品の包材が合成樹脂材料の場合、一つの連包品の横シール部分と他の連包品の横シール部分とを手動で重ね、その重合部分を熱溶着することにより連結する装置として開発されたものである。
特許文献1の装置において繋ぎ動作する際に、まず、連包状パウチから不良パウチを取り除くために、手作業と同様、はさみを用いて切断する。その後、作業者が、分断された連包状パウチのそれぞれを、縦シールやパウチ側面を基準として装置上に相互の横シールを重ねた状態でセット固定する。最後に、加圧レーバーを操作して熱溶着する。
ただ、特許文献1の装置では、手作業で横シールを突合せた後、熱溶着するのであるが、テープで貼り合せる場合のような繋ぎ部分の不具合はないものの、これらの一連の作業をすべて人手で実施するため作業性が良くない。
また、横シールを重ねて繋ぐため、この部分は本来の長さより短くなったり長くなったりする可能性は残る。
なお、連結された連包状パウチの接合部は、横シールが2枚重ねになっているため、消費者の手元へこのパウチが届くと、違和感を覚え不良品ではないかとの疑問を持つ可能性が有る。このため、包装工程で商品に添付する前に、取り除くことも考えられる。
また、連包状パウチを水平方向に装置上にセットするため、パウチの厚みが異なると、その載置面から横シールまでの高さが異なる。熱溶着する、押圧面と把持面の接する位置(厚さ方向で横シールを挟み込む位置)は、パウチの載置面から一定になっていると、パウチにはいろいろな厚みが有ることから、押圧面と把持面とで横シールを挟み込む位置が様々になり、挟み込んだ横シール同士に傾きが発生する。この傾きが有ると、横シールに連包状パウチの繋ぎ方向のずれが発生し、繋ぎ位置を境界として、縦シールが傾いた状態に繋がれたり、シール長さの長短、すなわち繋ぎ部分のピッチの長短が発生したりする。これを防止するには、パウチの厚みごとに押圧面と把持面の接する高さを変更しなければならない。
以上をまとめると特許文献1の装置では、3つの問題が残る。
すなわち、(i)良品の取り除きから、分断されたパウチのセット、そして熱溶着まですべの作業が手作業であり、作業効率が良くない。(ii)パウチの縦シールの傾きや繋ぎ部分のピッチの長短が発生する可能性が有る。もしくは、パウチ厚みごとの調整が必要になる。(iii)消費者が違和感を持つ横シールの重なりができる。
(3)また、特許文献2も特許文献1と同じように連包品の横シールを重ねて熱溶着にて連結する装置である。
しかしながら、この装置は、特許文献1の装置とは異なり、重なりを自動的に作ることができ、さらに付属のカット装置により横シール部分を予め長く切断した上で、重なり部分を設け連包品のピッチを正常な状態にした上で連結する特徴を持っている。
特許文献2に記載の装置を用いて繋ぐ場合、不良パウチが取り除かれ連包状パウチが分断されると、そのそれぞれをパウチの先端を送りローラーに噛みこむだけで自動的に横シール部分を重ねあわせ熱溶着させることができる。しかしながら、本装置も連包状パウチの途中に有る不良パウチを取り除くには、作業者がはさみにて切除しなければならない。
また、この切除作業による横シール長さの不同を揃え、熱溶着後のピッチを正規なものにするためのカッターも備えている。しかしながら、このカッターを用いるには、熱溶着のためのパウチの搬送方向と直交した方向に送る必要が有る。このため、カッターで切断後、すぐに熱溶着位置へ送り込むことができず、改めて送りローラーに噛みこませる必要が有り、効率的でない。また、分断された連包状パウチそれぞれの端部パウチを切断しなければならず、無駄が発生する。
また、連包状パウチを水平に搬送するため、パウチの厚みが変わると横シールに傾きが発生する。特許文献1の装置と同様、パウチの厚みが変わると接合高さの調整が必要になり、横シールの重なりも発生する。
したがって、従来は、次の1)〜6)の事項を実現化できる連包状パウチ繋ぎ装置は、提案されていなかった。
1)連包状パウチ途中に存在する不良パウチの取り除きから、分断された連包状パウチの繋ぎ合わせまでをすべて自動で行い作業性を改善する(自動化によって、作業者によるうっかりミスをなくせる)。
2)不良パウチを取り除く際、横シール長さの1/2位置を切断することで、分断された連包状パウチを突合せた際にピッチのバラツキをなくす。
3)パウチの厚みに影響されないようにするため、パウチ厚みの中央に位置する縦シール位置(貼り合せ中心)基準で加圧できるようにする。
4)ピッチバラツキをなくすために行う余分なパウチの切断をなくす(無駄をなくす)
5)パウチ繋ぎが原因であるパウチディスペンサーの運転停止をなくす(包装工程の生産性改善)。
6)粘着テープを使用するため、横シールの重なりは発生しない(通常、接合に用いる粘着テープには、「製造上必要なテープで衛生上問題有りません」と記入してあり、現状でも消費者に容認されている)。
特開2007−15837号公報 特開2008−280086号公報
本発明は、先の連続帯状体に後の連続帯状体を連続させて、一々装置を止める必要なく連続させる処理を自動的に行うことができる連続帯状体の繋ぎ装置を提供するものである。
本発明は、複数の個体がシート状部分を介して連続している連続帯状体を搬送して、連続帯状体同士を繋ぐ装置であって、
先に搬送された一の連続帯状体の後端の第1のシート状部分に、次に搬送された他の連続帯状体における先端の第2のシート状部分を位置合せする位置合せ手段と、
貼り付け用のテープであって所定長さのものを保持するテープ保持手段と、
前記所定長さのテープを保持したテープ保持手段を前進させて、位置合せされた前記第1のシート状部分及び第2のシート状部分の一面に前記テープを貼り付ける貼り付け手段とを備えることを特徴とする連続帯状体の繋ぎ装置である。
また、本発明は、複数の個体がシート状部分を介して連続している連続帯状体を搬送して、連続帯状体同士を繋ぐ装置であって、
先に搬送された一の連続帯状体の搬送を停止し、この一の連続帯状体の後端の第1のシート状部分に、次に搬送された他の連続帯状体における先端の第2のシート状部分を位置合せする位置合せ手段と、
貼り付け用のテープを、前記連続帯状体の幅方向に見て第1のシート状部分及び第2のシート状部分よりも長い所定長さのテープを保持する保持手段と、
前記所定長さのテープを保持した保持手段を前進させて、位置合せされた第1のシート状部分及び第2のシート状部分の一面に前記テープを貼り付ける第1の貼り付け手段と、
前記第1のシート状部分及び第2のシート状部分の前記連続帯状体の幅方向端部からはみ出した部分を、前記第1のシート状部分及び第2のシート状部分の他面側に向けて折曲げる折曲げ手段と、
折曲げ手段によって他面側に折曲げたテープの部分を他面に押付けて貼り付ける第2の貼り付け手段とを備えたことを特徴とする連続帯状体の繋ぎ装置である。
本発明において、前記折曲げ手段は、前記保持部材側のテープを第1のシート状部分及び第2のシート状部分の他面側に向けて折曲げる第1の折曲げ部材と、折曲げられたテープを当該他面に接するように折曲げる第2の折曲げ部材とを有し、
前記第2の貼り付け手段は、第2の折曲げ部材で折曲げたテープを撫で付けてシート状部分の他面に貼り付けるものであることが好適である。
実施形態に即して説明すると、図11に示すように、第1の折曲げ部材は、前記他面側に向けてテープを90°折曲げるテープ折曲げ部48cが相当する。
第2の折曲げ部材は、ロータリーアクチュエータを設けたベース46aとロータリーアクチュエータで駆動される板材46b(シリンダーで直動する)とが相当する。板材46bはベース46aに他面側に向けて45°の角度が付けて設けられており、ロータリーアクチュエータの回転駆動によって、さらに45°回転して、前記テープ折曲げ部48cで90°折曲げられたテープを他面に向けてさらに折曲げる構成となっている。
第2の貼り付け手段は、板材46bとそれに設けた直動シリンダーが相当し、折曲げ後の板材46bが前進し後退することによってテープを前記他面に撫でつけて確実に貼り付ける。
本発明において、前記保持部材が前進した際に、位置合せされた前記第1のシート状部分及び第2のシート状部分を他面側から支持するサポート部材を設けたことが好適である。実施形態では、サポート部材は横シールサポート44が相当する。
本発明において、連続帯状体の個体の良・不良を検査する検査装置と、
個体の先方及び後方のシート状部分を切断するカッター手段と、
不良の個体を排出する排出手段と、
検査装置の検査結果に基づき、連続帯状体を搬送方向の位置決めして、連続帯状体における不良の個体の先方及び後方のシート状部分を前記カッター手段によって切断すると共に前記排出手段によって不良の個体を排出する切断排出制御手段とを有し、
不良の個体よりも先方の連続帯状体が一の連続帯状体であり、
不良の個体よりも後方であって不良の個体が切断・排出された連続帯状体が他の連続帯状体であることが好適である。
本発明において、貼り付け手段の上流側に、連続帯状体のピッチを測定するピッチ測定器を設け、
ピッチ測定器で測定した連続帯状体の実測ピッチに基づき、連続帯状体を正確な長さに送るようにしたディスペンサーを設けたことが好適である。
本発明において、連続帯状体は、ディスペンサーによって上から下に垂直方向に送るものであることが好適である。
本発明において、不良の個体の先方の良の個体からなる連続帯状体をチャックするチャック手段と、
チャック手段によって連続帯状体をチャックすると共に不良の個体の先方のシート状部分を切断した後に、当該チャック手段と不良の後方の連続帯状体が共に先方に移動し、その際、連続帯状体の搬送方向に見て、チャック手段の位置を不良の後方の連続帯状体の位置から退避させるようにしたことが好適である。
本発明において、搬送方向に見て貼り付け手段の先方側及び後方側に連続帯状体の幅方向及び厚さ方向位置のずれを矯正する矯正ユニットを設けたことが好適である。
本発明において、前記連続帯状体は、個体が物品を収納したパウチであると共にシート状部分が横シール部分であって、パウチがシート状部分を介して連続した連包状パウチであることが好適である。
本発明の帯状体の繋ぎ装置によれば、位置合せ手段によって、先に搬送された一の連続帯状体の後端の第1のシート状部分に、次に搬送された他の連続帯状体の先端の第2のシート状部分を位置合せし、テープ保持手段によって貼り付け用のテープであって所定長さのものを保持し、前記所定長さのテープを保持したテープ保持手段を前進させて、位置合せされた前記第1のシート状部分及び第2のシート状部分の一面に貼り付け手段によって貼り付けるので、先の連続帯状体に後の連続帯状体をテープの貼り付けによって連続させて、一々装置を止める必要なく先・後の連続帯状体同士を連続させる処理を自動的に行うことができる。
また、位置合せされた第1のシート状部分及び第2のシート状部分よりも長い所定長さのテープをその一面に貼り付けてはみ出した分を、折曲げ手段で他面側に折曲げて第2の貼り付け手段で貼り付けることによって、帯状体同士の貼り付けを確実に行うことができる。
また、第2の折曲げ手段によって上記テープを他面側に撫で付けることで貼り付けを強化することができる。
また、サポート部材によって位置合せされた前記第1のシート状部分及び第2のシート状部分を他面側から支持することにより、サポート部材によって押圧力を加味して、テープの貼り付けを確実に行うことができる。
また、取り付け手段の上流側にピッチ測定器を設けて、実測ピッチに基づき、連続帯状体を正確な長さに送るようにして、精度良く、第1のシート状部分及び第2のシート状部分を位置合せできる。
また、連続帯状体は、ディスペンサーによって上から下に垂直方向に送ることによって厚みに影響されないで貼り合せを可能にできる。
また、チャック手段によって連続帯状体をチャックすると共に不良の個体の先方のシート状部分を切断した後に、当該チャック手段と不良の後方の連続帯状体が共に先方に移動し、その際、連続帯状体の搬送方向に見て、チャック手段の位置を不良の後方の連続帯状体の位置から退避させることによって、繋ぎ合わせを待つ良品の連続包装体と、排除する不良個体をカッター下にぶら下がった状態で送る際に、第1のシート状部分及び第2のシート状部分の相互が干渉しないので、繋ぎ合わせが確実かつスムーズにできる。
また、搬送方向に見て貼り付け手段の先方側及び後方側に連続帯状体の幅方向及び厚さ方向位置のずれを矯正する矯正ユニットを設けることによって、第1のシート状部分及び第2のシート状部分がずれることなく位置合せできるようになる。
本発明の実施形態に係る連包状パウチ繋ぎ装置の正面図である。 図1の連包状パウチ繋ぎ装置の側面図である。 図1の連包状パウチ繋ぎ装置における下側Vガイド矯正ユニット(部材)の周辺の説明図で、(a)が矯正ユニット周辺の平面図、(b)が同正面図、(c)が同部分側面図、(d)はワーク規制部周辺の側面図である。 図1の連包状パウチ繋ぎ装置における縦シールチャックの周辺の説明図で、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が側面図である。 図1の連包状パウチ繋ぎ装置における排出チャックの周辺の説明図で、(a)がカットラインの説明図、(b)が平面図である。 図1の連包状パウチ繋ぎ装置におけるテープ供給とテープ引き出しとの機構説明図で、(a)がテープ供給の平面図、(b)がテープ吸着テーブル含めた平面図である。 図6のテープ供給とテープ引き出しとの機構の詳細な説明図で、(a)平面図、(b)が側面図、(c)テープ引き出し方向から見た視図である。 図1の連包状パウチ繋ぎ装置における上側Vガイドの機構説明図で、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が動作説明図である。 図1の連包状パウチ繋ぎ装置におけるサポートテーブルの動作説明図で、(a)が平面図、(b)が正面図である。 図1の連包状パウチ繋ぎ装置におけるテープ吸着の動作説明図で、(a)が平面図、(b)が正面図である。 図1の連包状パウチ繋ぎ装置におけるテープ90°折りとテープ両端折りの機構を説明する拡大した平面図である。 図11におけるテープ吸着機構の説明図で、(a)が平面図、(b)が側面図、(c)が移動側前方からの視図である。 図12の連包状パウチ繋ぎ装置における横シールサポート側の両端折り返し機構説明図で、(a)が平面図、(b)が側面図、(c)が移動方向後方からの視図である。 (a)が図1の連包状パウチ繋ぎ装置におけるテープ吸着機構と両端折り返し機構を示す平面図、(b)が折り曲げの説明図である。 図1の連包状パウチ繋ぎ装置における、テープのインパクトシール機構の説説明図で、(a)が平面図、(b)が正面からの視図である。 図1の連包状パウチ装置の工程を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。
実施形態に係る連包状パウチ繋ぎ装置は、図1、図2に示すように、次のような、パウチカット装置と、貼り合せ装置(貼り合せ装置)30とを有している。
図1、図2に示すように、連包状パウチ繋ぎ装置は、複数のパウチ(個体に相当)が横シール(シート状部分)を介して連続している連包状パウチ(連続帯状体に相当)10を搬送して、連包状パウチ10を繋ぐ装置である。
そして、図1〜図4に示すように、連包状パウチ繋ぎ装置は、先に搬送された一の連包状パウチ10の搬送を停止し、この一の連包状パウチ10の後端の第1の横シール(第1のシート状部分に相当)に、次に搬送された他の連包状パウチの先端の第2の横シール(第2のシート状部分に相当)を位置合せする縦シールチャック(位置合せ手段に相当)34と、
貼り付け用の粘着テープ40dを、前記連包状パウチ10の幅方向に見て第1の横シール及び第2の横シールよりも長い所定長さの粘着テープ40dを保持する吸着ヘッド(テープ保持手段)48aと、前記所定長さの粘着テープ40dを保持した吸着ヘッド48aを前進させて、位置合せされた第1の横シール及び第2の横シールの一面に前記粘着テープ40dを貼り付けるテープ貼り付けユニット(第1の貼り付け手段に相当)48と(図6参照)、
前記第1のシート状部分及び第2のシート状部分の前記連続帯状体の幅方向端部からはみ出した部分を、前記第1のシート状部分及び第2のシート状部分の他面側に向けて折曲げる折曲げ部(折曲げ手段に相当)48cと(図12参照)、
折曲げ部48cによって他面側に折曲げた粘着テープ40dのはみ出した部分を他面に向けて折曲げかつ押付けて貼り付けるテープ折り返しユニット(第2の貼り付け手段に相当)46と(図11、図13参照)を備えたものである。
実施形態に係る繋ぎ装置は、各部の制御を、検出器の検出結果に応じて、予め設定されたプログラムにしたがってプログラマブルコントローラ等の制御装置にて実行する。
なお、実施形態の繋ぎ装置の上流側には、図示しないが、連包状パウチ10について、内容量の過不足、シール不良等の不良パウチを検査する検査装置と、当該パウチを特定するマーク印字又はラベル貼り付けをするマーカーとが設けられている。
連包状パウチ10は、複数の格納部に物品を充填したパウチ(小袋)(個体に相当)が横シール(シート状部分に相当)を介して連続している連続帯状体である。この場合、帯状の樹脂材フィルムの幅方向端部同士が熱融着されて筒状になり、その融着部分が縦シールとなる。そして、一定間隔に熱融着された横シール間の空間が格納部であり、個々の格納部内に、粉末や液体スープ、具材等の調味料等の物品が充填・収納されており、各種周知のものである。
(パウチカット装置)
パウチカット装置は、連包状パウチ10のうちのマークが付けられている不良品のパウチを切断するものである。送り制御によって連包状パウチ10を位置決めして、カッター28で横シールを切断する、以下の構成を備えている。
(1)ガイドロール14:
パウチカット装置の上流側から連包状パウチ10が入側の第1のアキュームボックス12に一旦収容され、その上方に有るガイドロール14は、その連包状パウチ10をさらに上方の繰入ユニット16に誘導する。
(2)繰入ユニット16:
繰入ユニット16は、上向きに送られた連包状パウチ10を下向きにして第2のアキュームボックス18に送り込むドラム型又はローラー型のものである。
(3)第2のアキュームボックス18:
第2のアキュームボックス18は、繰入ユニット16の下方に位置して当該繰入ユニット16から送られた連包状パウチ10を一旦貯留するものである。
(4)トップロール20:
第2のアキュームボックス18の上方に位置してトップロール20が設けられている。このトップロール20は、第2のアキュームボックス18から上向きに出た連包状パウチ10を下方向きに送るように、進行方向を180°反転するためのガイドロールである。連包状パウチ10は、下記のパウチフィーダ26にて搬送される。
送り込まれる連包状パウチ10は基本的に、通常の、送り中心位置O(図1等に記載)に沿って送り、貼り付け時に送り中心位置Oから除ける作動をするように、後述する各種構成を有している。
(5)マーク検出部22:
マーク検出部22は、トップロール20から下方に向かう連包状パウチ10おいて、不良パウチへのマーク印字又は貼り付けられたラベルを検出し、不良パウチであることを認識(検出)し、その信号を後流の機器を制御可能にするものである。
(6)ピッチ検出部24:
ピッチ検出部24は、連包状パウチ10の横シール部分と内容物格納部の厚みを、超音波の反射波の差により、格納部長さ及び横シール長さを測定し、この測定結果に基づき、パウチのピッチを測定する。
(7)パウチフィーダ26:
対向する対のロール(ローラー)間に連包状パウチ10の縦シール部分をその厚さ方向から挟み付け、ロールが回転することによって連包状パウチ10を搬送するフィード機構である。ロールの駆動源は、具体的には、パルスモーター又はACサーボモーター等のステップ送り回転位置を高精度に制御可能な駆動源を使用し、その駆動力によって上記ピッチ検出部24にて測定された長さに応じてパウチを送る。
したがって、前記のピッチ検出部24にて測定した実測ピッチに基づき、パウチフィーダ26の送りを制御するのでパウチを正確な長さ送ることができるパウチディスペンサーを構成でき、その正確な送りのパウチディスペンサーを貼り合せ装置30に組合わせた繋ぎ装置としたものである。
よって、パウチフィーダ26の正確な送りの実現によって、連包状パウチ10をカットする際に、横シール長さの丁度1/2で切断できるため、相互の連包状パウチ10の横シールを突合せて貼り合せる場合に連包状パウチ10のピッチのバラツキがなくなる。
(8)カッターユニット28:
カッターユニット28は、連包状パウチ10のうちの不良パウチの前後の横シール部分をパウチフィーダ26の送りタイミングに合せて切断し、不良パウチを取り除けるようにするものである。実施形態では、刃がシャッター状に合わさって切断するカッターであるが、ロータリー式のカッターなど種々のカッターを使用することができる。
(9)第1のアキュームボックス12:
第1のアキュームボックス12は、上流側から搬送された連包状パウチ10であって、不良部分にマークがされたものをガイドロール14の入側で一時的に貯留する収容容器である。
〔貼り合せ装置(パウチスプライサー)30〕
貼り合せ装置30の各部を図3〜図14に基づき説明する。
貼り合せ装置(パウチスプライサー)30は、カッターユニット28の下方に位置して設けられて、連包状パウチ10を貼り合せるものであり、実施形態に係る連包状パウチ繋ぎ装置の主要の構成である。
貼り合せ装置30のかなり下方には、前述のワーク規制部32が有り、さらに、その下方で土間に近い箇所に後述する第3のアキュームボックス54が設けられる。ワーク規制部32から出た連包状パウチ10は第3のアキュームボックス54に弛んで収容された後に図示しないローラーにガイドされて引き上げられ下流に向かうようになっている。
その他、貼り合せ装置30の構成としては、図1〜図2に示すように、前記のワーク規制部32、縦シールチャック34、上側Vガイド矯正ユニット36、排出チャック38、テープ供給ユニット40、横シールサポートテーブル42、横シールサポート44、テープ折り返しユニット46、テープ貼り付けユニット48、テープ吸着テーブル50、下側Vガイド矯正ユニット52を主に備えている。
〔ワーク規制部32〕
ワーク規制部32は、図1〜図2に示すように、繋ぎ装置全体に見て下部であって第3のアキュームボックス54上方に位置して設けられて、連包状パウチ10がその厚さ方向に振れないように中心位置Oに沿って送られるようにガイドするものである。
図3は、ワーク規制部32の説明図で(a)が平面、(b)が正面、(c)が側面の各部分詳細図である。
具体的な構成として、図3に示すように、ワーク規制部32は、前後方向に長い対の棒状体が連包状パウチ10を厚さ方向から挟むように位置して互いに近接・離隔動作する(シリンダー駆動)ものである。連包状パウチ10のは、このワーク規制部32によって、図1の左右方向つまり、連包状パウチ10がその厚さ方向に振れるのを規制し静止する機能を有する。
〔縦シールチャック34〕
縦シールチャック34は、貼り合せ装置(パウチスプライサー)30の入側(上部)で、連包状パウチ10の縦シールを挟み付けるために図1において、左右対の板状のチャック(部材)が昇降し、退避し、開閉する構成になっている。
具体的には、図4に示すように、チャック部材は上下方向に長く、左右の並列した板状部材であって、アクチュエータのシリンダーによって連包状パウチ10を中心として左右に近接・離隔して、当該連包状パウチ10を拘束・非拘束状態にする。そして、左右のチャック部材はチャック又は並列した状態で上下方向又は左右方向にシリンダーで駆動可能に構成される。また、不良品パウチが有る場合、その上流(下方)の連包状パウチ10を縦シールチャック34で挟んで横方向にずらして、下方の連包状パウチ10(一の連続帯状体)の横シール部分(第1のシート状部分)と下流(上方)にある連包状パウチ10(他の連続帯状体)の横シール部分(第2のシート状部分)との間にある不良個体を下向きにフィードする際の邪魔にならないようにする。
〔上側Vガイド矯正ユニット36〕
上側ガイド矯正ユニット36は、図1に示すように、上記縦シールチャック34の側方(図1に向かって右側)である。
詳細には、上側ガイド矯正ユニット36は、図8に示すように、左右に前進・後退動し、V字溝の有る対のチャック36aを前・後から開閉動させるものである。連包状パウチ10を貼り付ける際に前進して縦シールを挟んで位置決めし、位置矯正するものである。位置矯正する際に、左側のライン方向に進行し、チャックによって前・後方向から連包状パウチ10を幅方向からチャック36aのV字溝に当ててガイドする。つまり、連包状パウチ10を幅方向から挟み付けて、貼り付けの際に、連包状パウチ10の位置を決める。その場合、連包状パウチ10を中心位置Oに位置決めする。
〔排出チャック38〕
排出チャック38は、図5に示すように、垂直方向の軸中心にして、水平方向にアーム38aが90°旋回しそのアーム38aの先端部にチャック38bが設けられる。アーム38aの先端のチャック38bが開閉する構造である。アームが前進旋回して不良パウチを挟み、不良パウチがカッターユニット28によってカットされたら、退避で90度旋回し、チャック38bを開いて下方の容器(不良品回収ボックス)38cに不良パウチを落とし込む構成になっている。なお、アーム38a及びチャック38bの作動用のシリンダーが設けられている。
〔テープ供給ユニット40〕
テープ供給ユニット40は、図6、図7に詳細に示すように、リールに巻かれた粘着テープ40dを挟み付けるテープチャック40aと、テープチャック40aが後退することにより繰り出された粘着テープ40dを押えるテープ押え40bと、粘着テープ40dをカットするはさみ型のテープカッター40cと、テープカッター40cの位置を前進させるユニット40eとを有している。作動の際に、テープチャック40aは、粘着テープ40dを連包状パウチ10幅方向に沿って前進して貼り付け粘着テープ40dを掴む。その状態でテープチャック40aは後退し、引き出された粘着テープ40dのリール側をテープ押え40bが押える。
その際に、図7に示すように、テープカッター40cは、前記ユニット40eの駆動によってテープ押え40b側に隣接する位置TPから、次のテープチャックの際に必要なテープチャック代(しろ)δを持てる位置CPへ移動して粘着テープ40dをカットし、そのカット後に元の位置TPに戻る<X>。テープチャック40aは上下2段の進退用シリンダーで駆動される。テープチャック40a自体と、テープ押え40b、テープカッター40cにもそれぞれ駆動用のシリンダーが設けられる。
〔横シールサポートテーブル42〕
横シールサポートテーブル42は、図8に示すように、横シールサポート44の横シールサポートヘッド44aを前後可能に上部に設け、テープ折り返しユニット46を設けたテーブルである。連包状パウチ10の貼り付け位置に対して前進・後退する(横方向移動する)ようにシリンダー駆動によって前後動するものである。
〔横シールサポート44〕
横シールサポートテーブル42上に横シールサポート44は、図8に示すように、横シールサポートヘッド44aがその基部側のロッドを伸縮することによって進退動可能に設けられている。
詳しくは、後述する図11、図13に示すように、連包状パウチ10の貼り付け対象の横シールの一側に対して吸着ヘッド48aが粘着テープ40dを押付ける際に、横シールサポートヘッド44aによってその横シールの他側(裏側)から横シールを押えて支える。横シールサポートテーブル42が前進して位置決めした時点で横シールサポートヘッド44aは横シールの他側に当接し押し付ける。
なお、テープ折曲げの際に、横シールサポートヘッド44aの側面が90°折曲げの基準となる。折曲げ後に折返しが始まるまでに、横シールサポートヘッド44aが後退する。
〔テープ折曲げ部48cとテープ折り返しユニット46〕
ここで、本発明の折曲げ手段に対応する実施形態の構成を説明する。詳しくは、図11に示すように、90°折曲げ用のテープ折曲げ部48c(吸着ユニット48側)とテープ折り返しユニット46(横シールサポートテーブル42側)とが有る。
つまり、前記吸着ヘッド48aに吸着した貼り付け用の粘着テープ40dにおいて、吸着ヘッド48aの端部からはみ出した部分が有る。そのはみ出した部分の粘着テープ40dを先・後に突合せされた連包状パウチ10の第1の横シール及び第2の横シールの他面側に向けて90°折曲げるテープ折曲げ部(第1の折曲げ部材に相当)48cと、折曲げられた粘着テープ40dを当該他面に接するように折曲げるためのベース46a及び板材46b(第2の折曲げ部材)のテープ折り返しユニット46とが設けられる(図13参照)。
実施形態の具体例では、テープ折り返しユニット46において、図13に示すように、横シールサポートテーブル42に取付けブラケット46cにてロータリーアクチュエータ46dが設けられる。ベース46aはロータリーアクチュエータ46dの回転軸に固定される(図13(c)には、ロータリーアクチュエータ46dからベース46aを外した状態を示し、回転軸46d1が露出している)。このベース46aには、直動シリンダーを介して板材46bが設けられる。
ロータリーアクチュエータ46dによってベース46aが45°回転して板材46bによって粘着テープ40dを折り曲げ、直動シリンダーの作動によって板材46bは、それが折曲げたテープをさらに撫で付けて、第1の横シール及び第2の横シールの他面に貼り付けるようになっている。
テープ折り返しユニット46は、図11、図13に示すような具体的構成を有する。
テープ折り返しユニット46は、図11に示すように、横シールサポートテーブル42のテープ吸着テーブル50側に位置する両突端に取り付けられる。詳しくは、当該テープ折り返しユニット46は、図13に示すように、ブラケット46cによって、概略円柱状で回転軸46d1の有るロータリーアクチュエータ46dが固定される。その回転軸46d1にベース46aが固定されることから、ベース46aはその回転軸46d1を介してロータリーアクチュエータ46dによって回転駆動可能に構成されている。当該ベース46aには、直動シリンダーが設けられそのシリンダーで矩形板片状の板材46bが直線駆動可能に構成される。ベース46aと板材46bは、テープを折り返す動作としごき動作とをするように各アクチュエータ(ロータリーアクチュエータ46d、直動シリンダー)によって駆動されるものであり、横シールサポートテーブル42の先端部上に対で設けられる。
作動前に図9に示すような後退状態のテープ吸着テーブル50と横シールサポートテーブル42とが、作動時図10、図11に示すように、互いに近接するように前進して、各上部に設けたテープ貼り付けユニット48と横シールサポート44とテープ折り返しユニット46が作動する。
その際に、テープ折り返しユニット46は、ベース46aがロータリーアクチュエータ46dで回転駆動されるが、矩形板片状の板材46bがシリンダーで直線駆動されて、テープを折り返す動作としごき動作とをするように各アクチュエータ駆動されものである。
下記する吸着ヘッド48aのテープ折曲げ部48cによって横シールの他側方向に90°曲げられた粘着テープ40dの両端部について、折り返しユニット46は、ベース46aによる前記板材46bの回動によってさらに横シールの他側に面するように曲げて、該板材46bの進退動によって粘着テープ40dを上面側から押付けつつしごいて、横シールの他側面にテープ40を貼り付けるものである。折曲げ方向等は、図14によって後述する。
横シールサポート44は、矩形の横シールサポートヘッド44aがシリンダーアクチュエータの駆動で進退動する構成になっている。なお、テープ折返しユニット46が作動する直前に、図11の<22>の方向に退避する。
テープ貼り付けユニット48は下記の具体的構成を有する。
図11、図12に詳細に示すように、テープ貼り付けユニット48は、連包状パウチ10に向けて吸着ヘッド48aを進退動させるものである。このユニット48は、先方側の中央部が切り欠かれた概略コ字形状のテープ吸着テーブル50上に設けられる。吸着ヘッド48aの前進は上下2段のシリンダーで行い、吸着ヘッド48aが粘着テープ40dを吸着する位置への前進が1次ストロークと称し、吸着ヘッド48aが貼り付け中心位置Oまで前進するのが2次ストロークと称する。
なお、テープ吸着テーブル50自体もスライダー50aによって繋ぎ装置本体のフレームに対して装着され、シリンダー50bの駆動力によって左右動する。また、横シールサポートテーブル42自体もスライダー42aによって繋ぎ装置本体のフレームに対して装着され、シリンダー42bの駆動力によって左右動する。
吸着ヘッド48aには、図2示すように、装置背面側に設置の真空ポンプ48bによって発生したバキュームの負圧が供給される。このバキュームの負圧によって吸着ヘッド48aがテープを吸着して保持する。
また、テープ貼り付けユニット48は、図12に示すように、吸着ヘッド48aによって横シールの一側に貼り付けられた粘着テープ40dの両端部を、吸着ヘッド48aの両側部に設けられたテープ折曲げ部48cによって横シールサポート44方向に90°曲げる構造である。
前記テープ貼り付けユニット48の吸着ヘッド48aの両側部には、板状部材とシリンダーアクチュエータからなるテープ折曲げ部48cが設けられている。
テープ折曲げ部48cは、吸着ヘッド48aに粘着テープ40d(図6参照)を吸着した状態で当該折曲げ部48cの板状部材を前進させて粘着テープ40dを90°折りする。
テープ折曲げ部48cの板状部材は、ほぼ平板からなり、その先端部には、コ字状に切り欠き48c1が形成されている。この切り欠き48c1に横シールサポート44側のテープ折り返しユニット46の板材46bがテープを折り返す動作をするときにテープ折曲げ部48cに干渉しないようにするものである。
また、吸着ヘッド48aは中空であり、その先端部にエラストマー等の弾性シート材48dが取り付けられ、弾性シート材には一定間隔に孔が形成されている。この孔を通して真空ポンプ48bの真空吸引で粘着テープ40dを弾性シート材48dに吸着する。なお、図12で符号48eは図示しないホースを介して真空ポンプ48bに繋がれるニップル(口金)である。
〔下側Vガイド矯正ユニット52〕
ワーク規制部32の直上に下側Vガイド矯正ユニット52が位置する。この下側Vガイド矯正ユニット52は、図3で示すように、V字溝を縦方向に沿って形成した部材(ガイド部材)が連包状パウチ10の両サイドに対応して対で有している。シリンダーによって左右に移動し、ガイド部材が開閉する構造になっている。連包状パウチ10の両サイドをV字溝に挟んで中心位置Oに位置決めできる構成となっている。なお、ワーク規制部32の下方には第3のアキュームボックス54は配置され繋がれた連包状パウチ10を収容する。
次に、連包状パウチの繋ぎ装置の作動を説明する。
図1に示す連包状パウチ繋ぎ装置の上流には、図示しない検査装置にてパウチの異物混入や内容量の過不足等を検査する検査装置を配置している(各種公知・周知の検査装置を用いることができる)。
当該検査装置には検査した不良パウチにマーキングするマーカーを設けている。
搬送された連包状パウチ10について、不良パウチのマークをマーク検出部22によって検出する。
不良パウチの進行側で横シールの長さの丁度中央が、カッターユニット28のカットラインに一致する位置で連包状パウチ10の搬送が停止する。
作動のフローチャートを図16に示す。
図16のフローチャート(タイムチャート)その他の構成図、作動図にしたがって、実施形態に係る連包状パウチ繋ぎ装置の繋ぎ工程を説明する。
以下のNo.1〜の各工程によって不良パウチを取り除いて連包状パウチ10を繋ぐ工程になっている。なお、以下の説明で<1>等は、各部のアクチュエータ(エアリシンダー等)による移動、開閉等の作動を示すものであり、図3以降の図中に示している。また、下記の[No.1]…は、図16のフローチャートに対応している。
[No.1]
図3に示すように、垂れ下がったパウチの位置を修正する。この場合、連包状パウチ10の垂直垂れ下がりラインを上下の送り中心位置Oに揃え、幅方向は縦シールのエッジ基準にする。
(1)第3のアキュームボックス54(図1参照)の上に垂れ下がっている連包状パウチ10の両側に配置したワーク規制部32の丸棒が、お互いに中央に向けて移動する。ワーク規制アクチュエータ<1>が(閉)作動する。
(1)下側Vガイド矯正ユニット52が、連包状パウチ10の縦横シールを貼り合せ中心位置Oまで前進する。下側ガイド矯正左右アクチュエータ<2>が貼り合せ中心位置に向けて(出)作動する。
(2)下側Vガイド矯正ユニット52が、連包状パウチ10の両サイドをV字形の窪みに挟み位置決めする。そして、下側ガイド矯正ユニット52の開閉アクチュエータ<3>が(閉)作動する。
なお、下側Vガイド矯正ユニット52におけるV字形の窪みの中心位置は、貼り合せ中心位置Oに一致している。
[No.2]
図4に示すように、不良品パウチに先行する良品の連包状パウチ10を、不良パウチからカット分離した後、カットラインを突合せ中心位置Tまで下降させる。
(3)縦シールチャック34が連包状パウチ10の縦シール部分を把持する。この場合、縦シールチャック開閉アクチュエータ<4>が(閉)作動によって把持する。
(4)不良パウチと良品パウチ間の横シール長さ中央(丁度1/2)をカットする。
(5)縦シールチャック34が例えば200mm下降する。縦シールチャック34を上下動アクチュエータ<5>によって下方に移動させる。
(5)テープ貼り付けユニット48が上下アクチュエータ<5>の動作と同時に例えば70mm下降する。
この場合、カットラインCLから突合せ中心位置Tまでの下降量Sについて、パウチピッチPの整数倍となる位置が、例えばピッチPが90mmであれば、3×90=270mmなので、縦シールチャック34が200mmの下降に対して、テープ貼り付けユニット48が70mm下降する。下降量は、パウチピッチPの整数倍(3〜5)>200mmを基準にできる。
[No.3]
図5に示すように、不良パウチのカット準備(不良パウチの発生区間の送りによる垂れ下がり部分と良品パウチとの干渉回避)と不良パウチを排除する。
(6)図4に示すように、縦シールチャック34が横方向に退避する。縦シールチャック左右アクチュエータ<6>が(左)作動する。
この場合、送りにより垂れ下がってくる不良パウチとの干渉を避けるために、縦シールチャック34の中心を横方向にずらして、中心位置Oから先行する連包状パウチ10を横に移動させる。
(7)パウチをフィードさせる。
ここで、複数個不良パウチが連続している場合は、最終の不良パウチの反進行側(上側)の横シール中央がカットラインに一致する位置で停止する。
(8)〜(9)図5に示すように、排出チャック38が連包状パウチ10の搬送位置まで旋回する。排出90°旋回アクチュエータ<7>が(出)作動する。
(10)排出チャック38が不良パウチ10(NG)を把持する。この場合、排出チャック開閉アクチュエータ<8>が(閉)作動する。
具体的には、図5(a)に示すように、カッターユニット28のカットライン下方で排出チャック38が切取るべき不良パウチ10(NG)を挟み付け、同時期に、正常の先行する連包状パウチ10を縦シールチャック34が挟んで横方向にずらしている。
(10)/(11)カッターユニット28が不良パウチの反進行側の横シールを切断する。
(11)〜(12)排出チャック38が不良パウチを把持したまま、元の位置に戻る。排出90°旋回アクチュエータ<7>が(戻り)作動する。
(13)排出チャック38の把持を開放し、不良品回収ボックス38c内に不良パウチを収納する。排出チャック開閉アクチュエータ<8>が(開)作動する。
[No.3A]
分離した連包状パウチ10の貼り合せ用粘着テープ40dを準備(貼り付けに必要なテープ長さの引き出し)する。図6、図7を参照して説明する。
(7)〜(8)図6に示すように、テープチャック40aがテープの突出し位置まで前進する。テープ引き出しアクチュエータ<12>が作動する。
(9)テープチャック40aが粘着テープ40dの先端を把持する(テープチャックアクチュエータ<13>が作動する。)。
(10)テープ押え40bの押さえを解除する(テープ押えアクチュエータ<14>)。
(11)〜(12)テープチャック40aが元の位置に戻る間に粘着テープ40dが引き出される<アクチュエータ<12>の動作の戻り>。
〜粘着テープの引き出し長さ=パウチ幅+2×折り返し長さ(パウチ幅の約1/4)
(13)テープ押え40bにて押付けられ、粘着テープが固定される(テープ押えアクチュエータ<14>の動作の戻し)。
[No.4]
図8に示すように、上下の連包状パウチ10のカットラインを突合せる。
この場合、不良パウチを排出した後の(上側の)連包状パウチ10の第2の横シール(第2のシート状部分)を下降させる。この場合、既に、先の連包状パウチ10の第1の横シール(第1のシート状部分)のカットラインが突合せ中心位置Tに下降している。図8(c)に示すように、横シール長さSとして、カットラインからは、第1の横シールと第2の横シールがそれぞれ1/2Sの長さ有り、その中心位置Tとカッターのカット位置CLにカットラインが位置している。
そして、第1の横シールに第2の横シールを突合せるため、前記の不良パウチを除去した連包状パウチ10の(第2の横シールの)カットラインを下降させる。その後、上側連包状パウチ10を貼り合せ中心位置Tへ長さ方向と幅方向の位置決めを実施(貼り付け時の上下パウチの位置ずれ防止)する。
その位置決めの各ステップは以下のようになる。
(13)上記した(10)における「テープ押え40bの押さえの解除動作(テープ押えアクチュエータ<14>)」(図6参照)と同時に、パウチフィーダ26が、連包状パウチ10をパウチのピッチの整数倍だけ送る。後の(上側の)連包状パウチ10のカットライン(第2の横シールのカットライン)は、先に縦シールチャック34にて把持され下降した連包状パウチのカットライン(第1の横シールのカットライン)と「高さ」を一致させる。
(14)図8(a)に示すように、縦シールチャック34が横方向の退避位置(図8(a)に符号「G」で示す)から、中心位置(O)まで戻る(アクチュエータ<6の戻り動作>する)。
パウチの整数倍送りで送られた連包状パウチ10のカットライン(第2の横シールのカットライン)と、縦シールチャック34で把持した連包状パウチ10のカットライン(第1の横シールのカットライン)が、上記の「高さ」とパウチの厚さに対応する「横方向位置」とも突合せ中心位置Tで一致する。
(14)同時に、上側Vガイド矯正ユニット36が、縦シールライン位置まで前進する。この場合、アクチュエータ<9>が作動する。
(15)上側Vガイド矯正ユニット36が、図8(a)に示すように、連包状パウチ10の両サイドをV字形の窪みに挟み位置決めする。そして、V字形の窪みの中心位置は貼り合せ中心位置Oに一致している。これによって、下側、上側の連包状パウチ10のカットライン(第1の横シールのカットラインと第2の横シールのカットライン)同士は幅方向位置までも一致する。
なお、この場合、上側Vガイド矯正ユニット36はアクチュエータ<10>によって作動する。
[No.4A]
上下のパウチの横シール貼り合せを準備し、貼り合せ用粘着テープ40dを横シールの吸着ヘッド48aに吸着保持する。
(14)吸着ヘッド48aが、図6に示すように、テープチャック40aが引き出したテープ位置まで前進する(1次ストローク)。
(14)/(15)吸着ヘッド48aが粘着テープ40dを吸着保持する。図9(a)で符号L0がテープ長さ、L1が折り返し長さを示す。
(15)テープチャック40aがテープの把持を解除する(図6参照)。そして、テープチャック40aが退避位置へ後退する(テープ吸着ヘッド48aの2次ストロークする際の干渉回避)。この退避と同時に、図7に示すように、テープカッター位置を前進させるユニット40eは、テープカッター40cをテープ押さえ40b側に隣接する位置TPから、次のテープチャックの際に必要なテープチャック代(しろ)δを持てる位置CPへ移動する(前進作動させる<X>)。その後、テープカッター40cが粘着テープ40dをカットする。そのカット後に前記ユニット40cを退避位置TPに戻し動作する<X>。
[No.5〜6]
図10に示すように、連包状パウチ10の横シール突合せ部分に粘着テープを加圧状態で押付け貼り付ける。この場合、吸着ヘッド48a、横シールサポートヘッド44aを作動させる。
(16)〜(17)横シールサポートテーブル42が前進する。当該サポートテーブル42はアクチュエータ<11>によって作動する。この際、横シールサポート44の前面は、貼り合せ中心位置Oと一致する。
(17)テープ吸着に保持された粘着テープを切断する。なお、テープカッター40cがアクチュエータ<19>によって作動する(図9参照)。
(18)図10に示すように、吸着ヘッド48aはその前面に粘着テープ40dを吸引保持したまま前進する(2次ストローク)<17>と同時に、吸着ヘッド48aを載せたテープ吸着テーブル50も前進し<18>、吸着ヘッド48aの前面は横シールサポート44の前面と当接する位置まで前進する。
このように、吸着ヘッド48aと横シールサポート44ヘッド間で、テープの粘着面は上下の連包状パウチ10の横シール(第1の横シール及び第2の横シール)に加圧接着される。このように加圧接着された粘着テープ40dは、その長さが横シール長さより長いので、はみ出した部分が横シールの裏面側に接着するための折り返し部分となる。
[No.7〜8]
粘着テープ40dの折り返し貼り付けを行う。
(19)テープ吸着ヘッド48aの前面に粘着テープ40dが吸着された状態で、テープ吸着ヘッド48aの両側面に設けられた板状のテープ折曲げ部48cを前進させて、粘着テープ40dを90°前方向きに折曲げる。この場合、図11に示すように、テープ折曲げ部48cをシリンダーアクチュエータ<21>で作動する。
詳しくは、吸着ヘッド48aと横シールサポートヘッド44aの幅は、パウチ幅と一致する。このため、図14(b)に示すように、テープ折り曲げ部48cの折り曲用平板が前進すると、粘着テープ40dは、横シールサポートヘッド44aのエッジが折曲げの起点となり横シールサポートヘッド44a側面に沿って90°前方向に曲がる(第1の90°曲げ)。粘着テープ40dの接着面で横シールからはみ出た分は横シールサポートヘッド44aの側面に接しているが、横シールサポートヘッド44aは、フッ素樹脂製(例えばテフロン(登録商標)製)であり粘着テープ40dが接着(粘着)しない。
(20)その後、横シールサポートヘッド44aが後退する。シリンダー<22>作動で後退する。粘着テープ40dの第1の90°曲げされた部分は横シールサポートヘッド44aから剥がれて曲がった状態で待機する。
(21)テープ折り返しユニット46では、ベース46aの板材46bが45°の角度がついており、ベース46aがロータリーアクチュエータ駆動で45°旋回すると、図13、図14の「丸1」で示ように、これに設けた板材(板片)46bが45°旋回する。ロータリーアクチュエータ46dが45°回転する<23>。
これにより、前記テープ折り曲げ部48cで第1の90°曲げされた粘着テープ40dが、横シールの裏面に沿うように折り返され(第2の90°曲げ)、2つ折りになる。なお、テープ折り曲げ部48cの先端切り欠き48c1によって前記板材46bが干渉することなくスムーズに動作する(図12参照)。
(22)吸着ヘッド48aのテープ第1の90°折曲げ用の平板からなるテープ折曲げ部48cが後退する。
(23)テープ折り返しユニット46に設けた板材46bは、ベース46aに設けた直動シリンダーの作動によって、2つ折りになった粘着テープ40dを、図14(b)で「丸2」で示すように、板材46bが前進して、粘着テープ40dを横シール面に押付け前進(前進・後退を繰り返しても良い)する<24>。これによって粘着テープ40dを横シールにしごき確実に横シールの裏側に貼り付けする。
[No.9]
テープ貼り付けユニット48及び折り返しユニット46の退避(インパルスシールヘッドの侵入準備)をする。
(24)〜(25)図14に示すように、横シールサポートテーブル42の後退、テープ吸着48の1次及び2次の後退、対のテープ折り返しユニット46の退避により、連包状パウチ10の粘着テープ40dで繋ぎ合わせた横シール部分の近辺にはユニットが存在しなくなる。
[No.10]
ダメ押し貼り付けをする(インパルスシールによる熱溶着)。
(26)図15に示すように、インパルスシールヘッド56aが粘着テープ40dで繋ぎ合わせた横シール部分に前進する(アクチュエータ<25>の作動による)。それと同時に、インパクト受ゴム56bが上昇する。
縦シールチャック34の上端から、インパクト受ゴム56bが顔をのぞかせる。アクチュエータ<26>が作動する。
(27)受ゴム56bが前進し、インパルスシールヘッド56aとともに挟み付けて当該ヘッド56aによって、粘着テープで繋ぎ合わせた横シール部分を加圧すると熱溶着される。なお、インパルスシールは図示のみしており、シールの溶着作動について公知のインパルスシールを種々に使用できる。
以上説明したとおり、実施形態の連包状パウチ繋ぎ装置によれば次の(ア)〜の作用効果を奏する。
(ア)連包状パウチ繋ぎ装置は、ピッチ検出器にて測定した実測ピッチに基づき、パウチを正確な長さ送りが可能なパウチディスペンサーを貼り合せ装置30に組合わせたものである。
これにより、連包状パウチ10をカットする際、横シール長さの丁度1/2で切断できるため、相互の連包状パウチ10の横シールを突合せて貼り合せる場合に連包状パウチ10のピッチのバラツキがなくなる
(イ)パウチディスペンサーの下方位置に貼り合せ装置30を組合わせ、パウチを上から下に垂直方向に送ることで、送り位置中心O位置で横シールを突き合わせるため、厚みに影響されない貼り合せを可能にしたものである。
これにより、水平搬送では、搬送面(パウチ底面)から横シールまでの高さが横シールの厚みにより変化するため、横シールの傾きがあったが、上下送りの場合には、連包状パウチ10の厚みによる横シールの傾きがなくなり貼り合せ時のピッチバラツキがなくなる
(ウ)不良品を分離カットする際、カット位置の位置ずれを防止するために予め良品の縦シールを把持し、カット後に貼り合せ中心位置までカットラインを下降させる。但し、パウチディスペンサーの送りはパウチピッチの整数倍とするため、貼り合せユニット全体を昇降させることで補正できる。
また、不良パウチをカット切除した次の良品パウチのカットラインは、パウチディスペンサーにより正確にパウチの整数倍送られる。これにより、分離した連包状パウチ10の横シールはカットラインを基準として繋ぎわせることができ、ピッチのバラツキが生じない(シールの重なりや隙間が生じない)。
(エ)縦シールチャック34にて把持した繋ぎ合わせを待つ良品の連包状パウチと、排除する不良パウチをカッター下にぶら下がった状態で送る際に、その相互が干渉せぬように、縦シールチャック34を退避できるようにしたものである。
(オ)パウチと同じ幅の吸着ヘッド48aと横シールサポートヘッド44aにて突合せ状態の横シールを粘着テープ40dとともに挟み込み、吸着ヘッド48a及び横シールサポートヘッド44aの幅端部より突出した粘着テープを(横シールサポートヘッド44a方向に)90°に折曲げた後、テープ折り返しユニット46にて、パウチの裏面に折り返して貼り付ける。
(カ)テープ貼り付けユニット48の上下には、各Vガイド矯正ユニット(上側Vガイド矯正ユニット36、下側Vガイド矯正ユニット52)を設けている。
これにより、パウチの幅をV溝底にて規制することで、上下に分かれた連包状パウチ10のねじれ及び幅方向のずれを防止して横シールの突合せを可能にしたものである。
(キ)包材によっては、粘着テープによる接着力不足になるため、横シールを貼り合せた粘着テープの上から、ダメ押しとしてインパルスシールにて熱溶着できるようにしたものである。
本発明の連続帯状体の繋ぎ装置は、粉末や液体スープ、具材等の調味料の他、各種洗剤洗顔剤化粧料等の物品を格納部に充填したパウチを連包状にした連包状パウチあるいはパウチ以外の物品をシート状部分で連続させた帯状体を連続的に繋ぐ装置に利用することができる。
10 連包状パウチ
12 第1のアキュームボックス
14 ガイドロール
16 繰入ユニット
18 第2のアキュームボックス
20 トップロール
22 マーク検出部
24 ピッチ検出部
26 パウチフィーダ
28 カッターユニット
30 貼り合せ装置
32 ワーク規制部
34 縦シールチャック
36 上側Vガイド矯正ユニット
38 排出チャック
40 テープ供給ユニット
40d 貼り付け用のテープ
42 横シールサポートテーブル
44 横シールサポート
44a 横シールサポートヘッド
46 テープ折り返しユニット
46a ベース
46b 板材
48 テープ貼り付けユニット
48a 吸着ヘッド
48a テープ吸着ヘッド
48c テープ折曲げ部
50 テープ吸着テーブル
52 下側Vガイド矯正ユニット
54 第3のアキュームボックス
56a インパルスシールヘッド
56b インパクト受ゴム
CL カットライン
O 中心位置

Claims (10)

  1. 複数の個体がシート状部分を介して連続している連続帯状体を搬送して、連続帯状体同士を繋ぐ装置であって、
    先に搬送された一の連続帯状体の後端の第1のシート状部分に、次に搬送された他の連続帯状体の先端の第2のシート状部分を位置合せする位置合せ手段と、
    貼り付け用のテープであって所定長さのものを保持するテープ保持手段と、
    前記所定長さのテープを保持したテープ保持手段を前進させて、位置合せされた前記第1のシート状部分及び第2のシート状部分の一面に前記テープを貼り付ける貼り付け手段とを備えることを特徴とする連続帯状体の繋ぎ装置。
  2. 複数の個体がシート状部分を介して連続している連続帯状体を搬送して、連続帯状体同士を繋ぐ装置であって、
    先に搬送された一の連続帯状体の搬送を停止し、この一の連続帯状体の後端の第1のシート状部分に、次に搬送された他の連続帯状体の先端の第2のシート状部分を位置合せする位置合せ手段と、
    貼り付け用のテープを、前記連続帯状体の幅方向に見て第1のシート状部分及び第2のシート状部分よりも長い所定長さのテープを保持する保持手段と、
    前記所定長さのテープを保持した保持手段を前進させて、位置合せされた第1のシート状部分及び第2のシート状部分の一面に前記テープを貼り付ける第1の貼り付け手段と、
    前記第1のシート状部分及び第2のシート状部分の前記連続帯状体の幅方向端部からはみ出した部分を、前記第1のシート状部分及び第2のシート状部分の他面側に向けて折曲げる折曲げ手段と、
    折曲げ手段によって他面側に折曲げたテープの部分を他面に押付けて貼り付ける第2の貼り付け手段とを備えたことを特徴とする連続帯状体の繋ぎ装置。
  3. 前記折曲げ手段は、前記保持部材側のテープを第1のシート状部分及び第2のシート状部分の他面側に向けて折曲げる第1の折曲げ部材と、折曲げられたテープを当該他面に接するように折曲げる第2の折曲げ部材とを有し、
    前記第2の貼り付け手段は、第2の折曲げ部材で折曲げたテープを撫で付けてシート状部分の他面に貼り付けるものであることを特徴とする請求項2に記載の連続帯状体の繋ぎ装置。
  4. 前記保持部材が前進した際に、位置合せされた前記第1のシート状部分及び第2のシート状部分を他面側から支持するサポート部材を設けたことを特徴する請求項1からの3のうちの1項に記載の連続帯状体の繋ぎ装置。
  5. 連続帯状体の個体の良・不良を検査する検査装置と、
    個体の先方及び後方のシート状部分を切断するカッター手段と、
    不良の個体を排出する排出手段と、
    検査装置の検査結果に基づき、連続帯状体を搬送方向の位置決めして、連続帯状体における不良の個体の先方及び後方のシート状部分を前記カッター手段によって切断すると共に前記排出手段によって不良の個体を排出する切断排出制御手段とを有し、
    不良の個体よりも先方の連続帯状体が一の連続帯状体であり、
    不良の個体よりも後方であって不良の個体が切断・排出された連続帯状体が他の連続帯状体であることを特徴とする請求項1から4のうちの1項に記載の連続帯状体の繋ぎ装置。
  6. 貼り付け手段の上流側に、連続帯状体のピッチを測定するピッチ測定器を設け、
    ピッチ測定器で測定した連続帯状体の実測ピッチに基づき、連続帯状体を正確な長さに送るようにしたディスペンサーを設けたことを特徴とする請求項1から5のうちの1項に記載の連続帯状体の繋ぎ装置
  7. 連続帯状体は、ディスペンサーによって上から下に垂直方向に送るものであることを特徴とする請求項6に記載の連続帯状体の繋ぎ装置。
  8. 不良の個体の先方の良の個体からなる連続帯状体をチャックするチャック手段と、
    チャック手段によって連続帯状体をチャックすると共に不良の個体の先方のシート状部分を切断した後に、当該チャック手段と不良の後方の連続帯状体が共に先方に移動し、その際、連続帯状体の搬送方向に見て、チャック手段の位置を不良の後方の連続帯状体の位置から退避させるようにしたことを特徴とする請求項5から7のうちの1項に記載の連続帯状体の繋ぎ装置。
  9. 搬送方向に見て貼り付け手段の先方側及び後方側に連続帯状体の幅方向及び厚さ方向位置のずれを矯正する矯正ユニットを設けたことを特徴とする請求項1から8のうちの1項に記載の連続帯状体の繋ぎ装置。
  10. 前記連続帯状体は、個体が物品を収納したパウチであると共にシート状部分が横シール部分であって、パウチがシート状部分を介して連続した連包状パウチであることを特徴とする請求項1か9のうちの1項に記載の連続帯状体の繋ぎ装置。
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