JP2016019264A - 情報処理装置、画像処理装置、外部サービス利用方法 - Google Patents

情報処理装置、画像処理装置、外部サービス利用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置がネットワークを通じて外部サーバーのサービスを利用する場合に、認証処理用の情報の入力およびサービス利用の許容範囲の制限を簡易化できること。【解決手段】情報処理部8は、第1レベル端末認証情報および第2レベル端末認証情報とそれらに対応づけられた複数のサーバー認証情報および宛先情報とを参照し、端末認証処理が成功した場合に、対応するサーバー認証情報を宛先情報の宛先へ送信してサーバー認証処理を要求する。第2レベル端末認証情報に基づく端末認証処理の成功を経てサーバー認証処理が成功した場合に、第1レベル端末認証情報に基づく端末認証処理の成功を経てサーバー認証処理が成功した場合よりも、外部サービスの利用の許容範囲が制限される。【選択図】図3

Description

本発明は、外部サーバーと通信可能な情報処理装置、画像処理装置および外部サービス利用方法に関する。
一般に、ストレージサーバーなどの外部サーバーが、インターネットなどのネットワークを通じて情報処理装置(端末装置)に対してサービスを提供することが知られている。例えば、ストレージサービスは、前記ネットワークを通じて前記情報処理装置から送信されるデータファイルを記憶部に保存するアップロードサービスと、前記アップロードサービスにより前記記憶部に保存された前記データファイルを前記情報処理装置へ送信するダウンロードサービスとを含む。
また、前記外部サーバーは、前記ネットワークを通じて受信した認証用入力情報と予め記憶部に記憶された認証情報とを照合して認証成否を判定する認証処理を実行する。前記外部サーバーは、前記認証処理が成功した場合にのみ、前記認証用入力情報の送信元に対して前記サービスを提供する。
また、情報処理装置が、ユーザー認証に成功した場合に、認証情報に対応づけられた印刷ジョブをドキュメント蓄積装置から取得し、さらにその印刷ジョブを画像形成装置へ送信することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−81741号公報
ところで、前記情報処理装置が、それ自体の使用を可能にするための前記認証処理を実行する機能を有する場合がある。例えば、前記情報処理装置が、画像形成装置または画像読取装置などの画像処理装置である場合、その画像処理装置が、画像処理を可能にするための前記認証処理を実行する機能を有する場合がある。
前記情報処理装置において、複数の前記外部サーバーの前記サービスを利用したいというニーズがある。この場合、前記情報処理装置と複数の前記外部サーバー各々とについて個別に前記認証処理用の情報を入力する作業は繁雑である。
また、前記外部サーバーのサービス利用の許容範囲を状況に応じて制限したいというニーズがある。この場合、複数の前記外部サーバー各々について個別に前記サービス利用の許容範囲の設定を行う作業は繁雑である。
本発明の目的は、ネットワークを通じて外部サーバーのサービスを利用する場合に認証処理用の情報の入力およびサービス利用の許容範囲の制限を簡易化できる情報処理装置、画像処理装置および外部サービス利用方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る情報処理装置は、複数の外部サーバーと通信可能であり、対応認証情報記憶部と、端末認証用情報入力部と、第1端末認証処理部と、第2端末認証処理部と、サーバー認証要求部と、外部サービスアクセス部とを備える。前記外部サーバー各々は、ネットワークを通じて受信したサーバー認証用入力情報と予め記憶部に記憶されたサーバー認証情報とを照合して認証成否を判定するサーバー認証処理を実行する。さらに、前記外部サーバー各々は、前記サーバー認証処理が成功した場合に、前記サーバー認証用入力情報の送信元に対して前記ネットワークを通じてサービスを提供する。前記対応認証情報記憶部は、端末認証情報と複数の前記サーバー認証情報および複数の前記ストレージサーバーの前記ネットワーク上の宛先情報とを対応づけて記憶可能な記憶部である。前記端末認証情報は、第1レベル端末認証情報および第2レベル端末認証情報を含む。前記端末認証用情報入力部は、端末認証用入力情報を入力する。前記第1端末認証処理部は、前記端末認証用入力情報と前記対応認証情報記憶部の前記第1レベル端末認証情報とを照合して認証成否を判定する第1端末認証処理を実行する。前記第2端末認証処理部は、前記端末認証用入力情報と前記対応認証情報記憶部の前記第2レベル端末認証情報とを照合して認証成否を判定する第2端末認証処理を実行する。前記サーバー認証要求部は、前記第1端末認証処理または前記第2端末認証処理が成功した場合に、成功した前記第1端末認証処理または前記第2端末認証処理で用いられた前記端末認証情報に対応する前記対応認証情報記憶部の前記サーバー認証情報をこれに対応する前記宛先情報の宛先へ送信することにより、前記外部サーバーに前記サーバー認証処理を要求する。前記外部サービスアクセス部は、前記サーバー認証要求部が要求した前記サーバー認証処理が成功した場合に、成功した前記サーバー認証処理の要求先である前記外部サーバーにアクセスして前記外部サービスを利用する。前記外部サービスアクセス部は、前記第2端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合に、前記第1端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合における前記外部サービスの利用範囲よりも前記外部サービスの利用範囲を制限する。
本発明の他の局面に係る画像処理装置は、複数の前記外部サーバーと通信可能であり、前記対応認証情報記憶部と、前記端末認証用情報入力部と、前記第1端末認証処理部と、前記第2端末認証処理部と、前記サーバー認証要求部と、前記外部サービスアクセス部と、画像形成部および画像読取部のうち少なくとも一方とを備える。前記外部サーバー各々は前記ネットワークを通じてストレージサービスを提供する。前記画像形成部は、前記ストレージサービスを通じてダウンロードされた前記データファイルに基づく画像を形成する。前記画像読取部は、原稿の画像を読み取ることにより、前記ストレージサービスを通じてアップロードされる画像データファイルの元になる画像データを生成する。
本発明の他の局面に係るストレージサービス利用方法は、複数の前記外部サーバーと通信可能な情報処理装置が実行する方法である。本方法は、端末認証用情報入力工程と、記憶部参照工程と、第1端末認証処理工程と、第2端末認証処理工程と、サーバー認証要求工程と、外部サービスアクセス工程とを含む。前記端末認証用情報入力工程は、端末認証用入力情報を入力する工程である。前記記憶部参照工程は、前記対応認証情報記憶部の情報を参照する工程である。前記第1端末認証処理工程は、前記端末認証用入力情報と前記対応認証情報記憶部の前記第1レベル端末認証情報とを照合して認証成否を判定する第1端末認証処理を実行する工程である。前記第2端末認証処理工程は、前記端末認証用入力情報と前記対応認証情報記憶部の前記第2レベル端末認証情報とを照合して認証成否を判定する第2端末認証処理を実行する工程である。前記サーバー認証要求工程は、前記第1端末認証処理または前記第2端末認証処理が成功した場合に、成功した前記第1端末認証処理または前記第2端末認証処理で用いられた前記端末認証情報に対応する前記対応認証情報記憶部の前記サーバー認証情報をこれに対応する前記宛先情報の宛先へ送信することにより、前記外部サーバーに前記サーバー認証処理を要求する工程である。前記外部サービスアクセス工程は、前記サーバー認証要求工程で要求した前記サーバー認証処理が成功した場合に、成功した前記サーバー認証処理の要求先である前記外部サーバーにアクセスして前記外部サービスを利用する工程である。前記第2端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合の前記外部サービスアクセス工程は、前記第1端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合における前記外部サービスの利用範囲よりも前記外部サービスの利用範囲を制限する工程である。
本発明によれば、ネットワークを通じて外部サーバーのサービスを利用する場合に認証処理用の情報の入力およびサービス利用の許容範囲の制限を簡易化できる情報処理装置、画像処理装置および外部サービス利用方法を提供することが可能になる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像処理装置を含むネットワークシステムのブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像処理装置における情報処理部のブロック図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が実行するストレージサービス利用開始処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が実行する端末ログイン処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が実行するサーバーログイン処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が実行するジョブ選択・実行処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が実行するデータファイルのプリント処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が実行するスキャン画像ファイルの保存処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、本発明の実施形態に係るファイル変更・削除処理の手順の一例を示すフローチャート図である。 図11は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が出力する端末ログイン画面の一例を示す図である。 図12は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が出力する第1ジョブ選択画面の一例を示す図である。 図13は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が出力する第2ジョブ選択画面の一例を示す図である。 図14は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が出力するデータファイル選択画面の一例を示す図である。 図15は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が出力するプレビュー画面の一例を示す図である。 図16は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が出力する第1保存先選択画面の一例を示す図である。 図17は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が出力する第2保存先選択画面の一例を示す図である。 図18は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が出力する確認画面の一例を示す図である。 図19は、本発明の第1実施形態に係る画像処理装置が参照する端末アカウント情報のデータ構成図である。 図20は、本発明の第1実施形態に係る画像処理装置が参照するサーバーマスター情報のデータ構成図である。 図21は、本発明の第1実施形態に係るサーバーアカウント情報のデータ構成図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
[画像処理装置10の構成]
まず、図1〜3を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像処理装置10の概略構成について説明する。前記画像処理装置10は、ネットワーク70を通じて複数の外部サーバー7と通信可能な情報処理装置の一例である。
前記外部サーバー7各々は、前記ネットワーク70を通じてストレージサービスを提供するサーバーである。本実施形態における前記外部サーバー7各々は、前記ネットワーク70を通じてストレージサービスを提供するストレージサーバーである。前記ストレージサービスは、前記外部サーバー7が提供する外部サービスの一例である。
前記外部サーバー7各々は、前記画像処理装置10などの前記情報処理装置からの要求に応じてサーバー認証処理を実行する。前記サーバー認証処理は、前記ネットワーク70を通じて前記画像処理装置10などの前記情報処理装置から受信したサーバー認証用入力情報と予め記憶部に記憶されたサーバー認証情報とを照合して認証成否を判定する処理である。
さらに、前記外部サーバー7各々は、前記サーバー認証処理が成功した場合に、前記サーバー認証用入力情報の送信元に対して前記ネットワーク70を通じて前記ストレージサービスを提供する。
前記ストレージサービスは、前記ネットワーク70を通じて前記情報処理装置から送信されるデータファイルを記憶部に保存するアップロードサービスと、前記アップロードサービスにより前記記憶部に保存された前記データファイルを前記情報処理装置へ送信するダウンロードサービスとを含む。さらに、前記ストレージサービスは、前記アップロードサービスにより前記記憶部に保存された前記データファイルの情報を変更するファイル変更サービス、および前記データファイルを削除するファイル削除サービスも含む。
前記画像処理装置10は、少なくとも画像形成部4および画像読取部11の一方を備える前記情報処理装置の一例である。本実施形態において、前記画像処理装置10は前記画像形成部4および前記画像読取部11を備える複合機である。本発明に係る画像処理装置の他の例として、プリンター(画像形成装置)、コピー機またはファクシミリなども考えられる。
前記画像形成部4は、前記ストレージサービスを通じてダウンロードされた前記データファイルに基づく画像を記録シート9に形成することができる。また、前記画像読取部11は、原稿90の画像を読み取ることにより前記ストレージサービスを通じてアップロードされる画像データファイルを生成することができる。なお、前記画像処理装置10が前記画像形成部4および前記画像読取部11の一方のみを備えることも考えられる。
図2が示すように、前記画像処理装置10は、原稿搬送読取部1、シート供給部2、シート搬送部3、前記画像形成部4、光走査部5、定着部6、情報処理部8および操作表示部80などを備える。
前記原稿搬送読取部1は、前記画像読取部11およびADF(Auto Document Feeder)12を備えている。前記画像読取部11は、原稿台111、読取ユニット112、ミラーおよびレンズなどの光学系113及びCCD(Charge Coupled Device)114などを備える。
前記原稿台111は、前記画像読取部11の上面に設けられた原稿が載置される部分である。前記読取ユニット112は、前記原稿台111上の読取位置にある前記原稿90に光を照射し、その反射光を前記光学系113へ向けて反射する。前記読取ユニット112は、副走査方向(図に向かって左右の方向)に移動可能である。前記光学系113は、前記原稿90からの反射光を前記CCD114へ導く。前記CCD114は、受光量に応じた電気信号を前記原稿90の画像を表す画像データとして前記情報処理部8へ出力する光電変換素子などを有する。
前記ADF12は、複数の搬送ローラー122各々を駆動させることにより、原稿載置部121にセットされた前記原稿90を前記画像読取部11による画像の読取位置を通過させて排紙トレイ123まで搬送する。
前記シート供給部2は、シート受部21およびシート送出部22を備えている。前記シート受部21は、複数の記録シート9を重ねて載置可能に構成されている。前記記録シート9は、紙、コート紙、ハガキ、封筒、およびOHPシートなどのシート状の画像形成媒体である。
前記シート送出部22は、前記シート受部21に載置された前記記録シート9を1枚ずつ前記シート搬送部3の搬送路30へ向けて送り出す。
前記シート搬送部3は、レジストローラー31、搬送ローラー32および排出ローラー33などを備える。前記レジストローラー31および前記搬送ローラー32が、前記シート供給部2から供給される前記記録シート9を前記画像形成部4へ向けて搬送する。さらに、前記排出ローラー33が画像形成後の前記記録シート9を前記搬送路30の排出口から排出トレイ101上へ排出する。
前記画像形成部4は、前記シート送出部22から供給されて前記搬送路30を移動中の前記記録シート9の表面に画像を形成する。前記画像形成部4は、ドラム状の感光体41、帯電部42、現像部43、転写部45およびクリーニング部47などを備える。なお、前記感光体41は像担持体の一例である。
前記感光体41が回転し、前記帯電部42が前記感光体41の表面を一様に帯電させる。さらに、前記光走査部5がレーザー光を走査することにより帯電した前記感光体41の表面に静電潜像を書き込み、前記現像部43が前記感光体41にトナーを供給することにより、前記静電潜像をトナー像へ現像する。
さらに、前記転写部45が、前記感光体41の前記トナー像を前記搬送路30を移動中の前記記録シート9に転写する。最後に、前記クリーニング部47が前記感光体41表面に残存する前記トナーを除去する。
前記定着部6は、ハロゲンヒーターなどのヒーターを内包する定着ローラー61と加圧ローラー62との間に前記トナー像が形成された前記記録シート9を挟み込み、後工程へ送り出す。これにより、前記定着部6は、前記記録シート9上の前記トナー像(画像)を加熱し、前記記録シート9上に画像を定着させる。
前記操作表示部80は、例えばタッチパネルおよび操作ボタンなどを含む操作入力部であるとともに、液晶表示パネルおよび通知ランプなどを含む表示部でもある。
前記情報処理部8は、前記操作表示部80に操作メニューなどを表示させる。さらに、前記情報処理部8は、前記操作表示部80の操作を通じて入力される入力情報および各種センサーの検出結果に基づいて各種の情報処理を行う。さらに、前記情報処理部8は、前記情報処理の結果に応じて周辺装置およびモーターなどの電気機器を制御する。例えば、図3が示すように、前記情報処理部8は、MPU(Micro Processor Unit)81、第1記憶部82、第2記憶部83、信号インターフェイス84および通信部85などを備えている。
前記MPU81は、各種の演算およびデータ処理を実行するプロセッサーである。前記第1記憶部82および第2記憶部83は、前記MPU81が参照する各種情報を記憶する不揮発性の記憶部である。また、前記第1記憶部82および前記第2記憶部83は、前記MPU81による各種情報の読み書きが可能な記憶部でもある。
前記第1記憶部82は、主として前記MPU81に各種の処理を実行させるためのプログラムPr1〜Pr8およびそれらのプログラムを実行する前記MPU81が参照する情報D1〜D3などを記憶する。
前記第2記憶部83は、主として前記外部サーバー7各々へアップロードされるデータファイルまたは前記外部サーバー7からダウンロードされたデータファイルを記憶する。
前記情報処理部8は、前記MPU81が前記第1記憶部82に予め記憶された各種のプログラムPr1〜Pr8を実行することにより前記画像処理装置10を統括的に制御する。
前記信号インターフェイス84は、前記MPU81とセンサーおよび制御対象機器との間の信号の受け渡しを中継するインターフェイス回路である。前記MPU81は、前記信号インターフェイス84を介して各種のセンサーの検出信号を入力する。さらに、前記MPU81は、前記信号インターフェイス84を介して前記操作表示部80との間で信号の受け渡しを行う。
前記通信部85は、前記MPU81がLANおよびインターネットなどの前記ネットワーク70を通じて前記外部サーバー7およびその他の装置との間でデータの送信および受信を行う際の通信を制御するインターフェイスである。前記MPU81は、前記通信部85を通じて他の装置との間でデータの受け渡しを行う。
ところで、前記画像処理装置10(情報処理装置)が、それ自体の使用を可能にするための認証処理(端末認証処理)を実行する機能を有する場合がある。例えば、画像形成装置または画像読取装置などである前記画像処理装置10が、画像処理を可能にするための前記認証処理を実行する機能を有する場合がある。
前記画像処理装置10などの情報処理装置において、その情報処理装置の前記認証処理用の情報と前記外部サーバー7の前記サーバー認証処理用の情報とを個別に入力する作業は繁雑である。また、前記情報処理装置において、複数の前記外部サーバー7との間でデータファイルのアップロードまたはダウンロードを実行したいというニーズがある。この場合、前記情報処理装置と複数の前記外部サーバー7各々とについて個別に前記認証処理用の情報を入力する作業はさらに繁雑である。
また、前記外部サーバー7のサービス利用の許容範囲を状況に応じて制限したいというニーズがある。この場合、複数の前記外部サーバー7各々について個別に前記サービス利用の許容範囲の設定を行う作業は繁雑である。
前記画像処理装置10またはそれと同様の機能を有する情報処理装置が採用されれば、前記ネットワーク70を通じて前記外部サーバー7のサービスを利用する場合に認証処理用の情報の入力およびサービス利用の許容範囲の制限を簡易化できる。
[ユーザー認証に関する情報]
次に、図19〜21を参照しつつ、前記第1記憶部82が記憶するユーザー認証に関する情報について説明する。前記第1記憶部82は、端末アカウント情報D1、サーバーマスター情報D2およびサーバーアカウント情報D3を記憶する。例えば、前記端末アカウント情報D1、前記サーバーマスター情報D2および前記サーバーアカウント情報D3の各々は、関連情報ごとに1つのレコードを構成するデータベースである。
例えば、前記情報処理部8が、前記操作表示部80に対する操作に従って前記端末アカウント情報D1、前記サーバーマスター情報D2および前記サーバーアカウント情報D3を入力し、それらの情報を前記第1記憶部82に記録する。また、前記情報処理部8が、前記通信部85を通じて他の情報処理装置から前記端末アカウント情報D1、前記サーバーマスター情報D2および前記サーバーアカウント情報D3を入力し、その端末アカウント情報D1を前記第1記憶部82に記録することも考えられる。
前記端末アカウント情報D1は、端末認証情報D11とこれに対応づけられた登録サーバー情報D12とを含む。前記端末アカウント情報D1は、前記情報処理部が後述する端末認証処理を実行する際に参照する端末認証情報を含む。また、前記登録サーバー情報D12は、1つまたは複数の前記外部サーバー7の識別情報を含む。
図19は、前記端末アカウント情報D1のデータ構成の一例である。前記端末アカウント情報D1は、前記画像処理装置10のユーザーごとに固有の端末認証情報D11とそれに対応づけられた登録サーバー情報D12とを含む。
例えば、前記端末認証情報D11は、前記ユーザーごとに固有の端末ユーザーID(D110)と第1端末パスワードD111とを含む。前記ユーザーID(D110)はユーザー識別情報の一例である。前記第1端末パスワードD111は、第2端末パスワードD112と付加パスワードD113とを含む。従って、前記第2端末パスワードD112のデータ長は前記第1端末パスワードD111のデータ長よりも短い。
例えば、前記第1端末パスワードD111は、予め定められた第1範囲の桁数の文字または記号の配列であり、前記第2端末パスワードD112は、前記第1範囲の桁数よりも少ない第2範囲の桁数の文字または記号の配列である。
本実施形態において、前記端末ユーザーID(D110)と前記第1端末パスワードD111との組合せが、第1レベル端末認証情報(D110+D111)を構成している。また、前記端末ユーザーID(D110)と前記第2端末パスワードD112との組合せが、第2レベル端末認証情報(D110+D112)を構成している。
従って、前記第2レベル端末認証情報(D110+D112)は前記第1レベル端末認証情報(D110+D111)の一部である。第1レベル端末認証情報(D110+D111)および前記第2レベル端末認証情報(D110+D112)の重複部分は、前記端末ユーザーID(D110)および前記第2端末パスワードD112である。
以上に示したように、前記端末認証情報D11は、2つの認証情報である前記第1レベル端末認証情報(D110+D111)と前記第2レベル端末認証情報(D110+D112)とを含む。
前記登録サーバー情報D12は、1つまたは複数の前記外部サーバー7の識別情報を含み、前記端末認証情報D11に対応づけられている。本実施形態における前記外部サーバー7の識別情報は、前記外部サーバー7各々に対応するサーバー番号D20である。
前記サーバーマスター情報D2は、前記外部サーバー7各々の識別情報の一例である前記サーバー番号D20とこれに対応する宛先情報D21とを含む。前記宛先情報D21は前記ネットワーク70上での通信の宛先を表す情報である。図20が示す例では、前記サーバーマスター情報D2は、前記サーバー番号D20と、これに対応づけられた前記ネットワーク70上の前記宛先情報D21およびその他のストレージサービス関連情報D22とを含む。例えば、前記ストレージサービス関連情報D22は、前記ストレージサービスの名称または前記ストレージサービスを表すマーク(アイコン画像)の情報などを含む。
前記サーバーマスター情報D2は、前記画像処理装置10がアクセス可能な全ての前記外部サーバー7各々の前記サーバー番号D20およびこれに対応する前記宛先情報D21を含む。前記サーバーマスター情報D2は、前記第1記憶部82に予め記憶された情報である。
また、前記第1記憶部82は、サーバーアカウント情報D3も記憶する。前記サーバーアカウント情報D3は、前記端末ユーザーID(D110)と、これに対応づけられた前記サーバー番号D20およびサーバー認証情報D31とを含む。前記サーバーアカウント情報D3は、ユーザーごとの前記端末認証情報D11と前記サーバー認証情報D31とを対応づける情報である。
前記サーバー認証情報D31は、前記外部サーバー7各々が認証処理を実行する際に必要な情報である。前記画像処理装置10などの前記情報処理装置は、前記外部サーバー7に認証処理を要求し、その認証処理が成功した場合にのみ前記ストレージサービスの提供を受けることができる。
前記端末アカウント情報D1および前記サーバーアカウント情報D3において、前記端末認証情報D11と前記サーバー認証情報D31とが、前記端末ユーザーID(D110)をキーとして対応づけられている。さらに、前記端末アカウント情報D1および前記サーバーマスター情報D2において、前記端末認証情報D11と前記宛先情報D21とが、前記サーバー番号D20をキーとして対応づけられている。
即ち、前記第1記憶部82は、前記端末認証情報D11と1つまたは複数の前記サーバー認証情報D31および1つまたは複数の前記宛先情報D21とを対応づけて記憶可能な対応認証情報記憶部の一例である。
なお、前記宛先情報D21は、前記外部サーバー7の前記ネットワーク70上の宛先の情報である。また、前記サーバー認証情報D31は、予め前記外部サーバー7の記憶部に記憶された認証情報(第1認証情報)に相当する。また、前記端末認証情報D11は、前記画像処理装置10側の認証情報(第2認証情報)である。
従って、前記情報処理部8は、前記端末ユーザーID(D110)を検索キーとして前記端末アカウント情報D1を検索することにより、1つの前記端末認証情報D11とこれに対応する1つ以上の前記サーバー番号D20を特定することができる。さらに、前記情報処理部8は、前記端末ユーザーID(D110)に対応する前記サーバー番号D20を検索キーとして前記サーバーマスター情報D2を検索することにより、前記端末ユーザーID(D110)に対応する1つ以上の前記宛先情報D21を特定することができる。
[前記画像処理装置10によるサービス利用方法]
続いて、図4〜図21を参照しつつ、前記画像処理装置10の前記情報処理部8が前記前記外部サーバー7による前記サービスを利用しつつ画像処理を実行する方法の一例について説明する。以下の説明において、S1,S2,・・・は、処理手順の識別符号を表す。なお、以下に示される前記情報処理部8の処理は、前記MPU81が前記第1記憶部82に記憶されたコンピュータープログラムを実行することによって実現される。
前記情報処理部8は、前記ストレージサービスを利用しつつ画像処理を実行するために、サービス利用準備処理、端末ログイン処理、ジョブ選択・実行処理、データファイルのプリント処理、スキャン画像ファイルの保存処理およびファイル変更・削除処理などを実行する。
[前記サービス利用準備処理]
図4は、前記サービス利用準備処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記情報処理部8は、前記操作表示部80に対して予め定められた開始操作が行われたことを検知したときに前記サービス利用準備処理を実行する。
<工程S1>
前記サービス利用準備処理において、まず、前記情報処理部8は、図11に示されるようなログイン画面を前記操作表示部80に出力する。図11が示す前記ログイン画面は、前記端末ログイン処理を開始するための操作を受け付ける画面である。
例えば、前記ログイン画面は、情報入力枠g11とログイン操作アイコンg12とログアウト操作アイコンg01とを含む。前記情報入力枠g11は、前記操作表示部80に対する操作を通じて情報を入力するユーザーインターフェイスである。
<工程S2,S3>
さらに、前記情報処理部8は、前記情報入力枠g11を通じて、前記操作表示部80に対する操作に従って情報を入力する(S2)。その際、前記情報処理部8は、前記ログイン操作アイコンg12および前記ログアウト操作アイコンg01のいずれかが操作されたか否かを監視し(S3)、いずれかのアイコンが操作されるまで工程S2の情報入力処理を継続する。
前記情報処理部8が工程S2で入力する情報は、前記画像処理装置10におけるユーザーの認証用の情報である。この入力情報は、例えば、入力ユーザーID(D41)と入力パスワードD42とを含む。以下、前記画像処理装置10におけるユーザー認証用の入力情報のことを端末認証用入力情報D4と称する。
前記ログイン操作アイコンg12が操作されると、前記情報処理部8は、前記情報入力枠g11を通じた情報入力が確定したと判定する。さらに、前記情報処理部8は、前記情報入力枠g11を通じて入力された前記端末認証用入力情報D4を用いる次の処理を実行する。
なお、工程S1〜S3は、前記MPU81が端末認証用情報入力プログラムPr1を実行することによって実現される。前記端末認証用情報入力プログラムPr1を実行する前記MPU81が第2認証用情報入力部の一例である。また、工程S1〜S3が、第2認証用情報入力工程の一例である。
<工程S4>
前記情報処理部8は、前記ログイン操作アイコンg12が操作されたことを検知すると、前記端末ログイン処理を実行する(S4)。前記端末ログイン処理の詳細については後述する。また、前記情報処理部8は、前記ログアウト操作アイコンg01が操作されたことを検知すると、前記ストレージサービスの利用に関する処理を終了させる。
<工程S5>
また、前記端末ログイン処理が終了すると、前記情報処理部8は、前記ジョブ選択・実行処理を実行する(S5)。後述するように、選択対象のジョブは、プリントジョブ、スキャンジョブおよびファイル変更・削除ジョブである。前記ジョブ選択・実行処理において、選択されたジョブが実行される。前記ジョブ選択・実行処理の詳細については後述する。
そして、前記情報処理部8は、前記ログアウト操作アイコンg01を含む画面を前記操作表示部80に随時出力し、前記ログアウト操作アイコンg01が操作されたことを検知するまで、工程S5の処理を繰り返す。
[前記端末ログイン処理]
次に、前記端末ログイン処理について説明する。図5は、前記端末ログイン処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記情報処理部8は、図11が示す前記ログイン画面の前記情報入力枠g11を通じて前記端末認証用入力情報D4を入力した後に、前記ログイン操作アイコンg12が操作されたことを検知したときに、前記端末ログイン処理を実行する。
<工程S11>
前記端末ログイン処理において、前記情報処理部8は、後述する第1端末認証処理および第2端末認証処理のいずれを実行するかを判定する。例えば、前記情報処理部8は、前記入力パスワードD42のデータ長が前記第1範囲内であるか否かを判定することにより、前記第1端末認証処理および前記第2端末認証処理のいずれを実行するかを判定する。前述したように、前記第1範囲は、前記第1端末パスワードD111のデータ長の許容範囲である。
<工程S12>
前記入力パスワードD42のデータ長が前記第1範囲内である場合、前記情報処理部8は、前記第1端末認証処理を実行する。前記第1端末認証処理は、前記第1記憶部82(対応認証情報記憶部)の情報を参照することにより、前記端末認証用入力情報D4と前記端末アカウント情報D1の前記第1レベル端末認証情報(D110+D111)とを照合して認証成否を判定する処理である。
なお、前述したように、前記第1記憶部82は、前記第1レベル端末認証情報(D110+D111)を含む前記端末認証情報D11と、複数の前記サーバー認証情報D31および複数の前記宛先情報D21とを対応づけて記憶可能である。
<工程S13>
一方、前記入力パスワードD42のデータ長が前記第1範囲内ではない場合、前記情報処理部8は、前記第2端末認証処理を実行する。前記第2端末認証処理は、前記第1記憶部82(対応認証情報記憶部)の情報を参照することにより、前記端末認証用入力情報D4と前記端末アカウント情報D1の前記第2レベル端末認証情報(D110+D112)とを照合して認証成否を判定する処理である。
以下の説明において、工程S12の前記第1端末認証処理が成功したときに前記照合に用いられた前記第1レベル端末認証情報(D110+D111)、および工程S13の前記第2端末認証処理が成功したときに前記照合に用いられた前記第2レベル端末認証情報(D110+D112)のことをログイン端末認証情報と称する。
なお、工程S12は、前記MPU81が第1端末認証プログラムPr2を実行することによって実現される。前記第1端末認証プログラムPr2を実行する前記MPU81が第1端末認証処理部の一例である。また、工程S12が第1端末認証処理工程の一例である。
また、工程S13は、前記MPU81が第2端末認証プログラムPr3を実行することによって実現される。前記第2端末認証プログラムPr3を実行する前記MPU81が第2端末認証処理部の一例である。また、工程S13が第2端末認証処理工程の一例である。
<工程S14,S15>
前記第1端末認証処理が成功した場合、前記情報処理部8は、サービス利用モードを第1レベルに設定する。一方、前記第2端末認証処理が成功した場合、前記情報処理部8は、前記サービス利用モードを第2レベルに設定する。
前記サービス利用モードは、前記外部サーバー7が提供する前記外部サービス(前記ストレージサービス)の利用可能な範囲を表す状態変数である。後述するように、前記サービス利用モードが前記第2レベルである場合、前記サービス利用モードが前記第1レベルである場合に比べて前記外部サービスの利用可能な範囲が制限される。
<工程S16>
前記第1端末認証処理または前記第2端末認証処理が成功した場合、さらに、前記情報処理部8は、後述する登録サーバーログイン処理を実行する。その後、前記情報処理部8は当該端末ログイン処理を終了させる。
<工程S17>
一方、工程S12において前記第1端末認証処理が失敗した場合、前記情報処理部8は、前記操作表示部80にエラーメッセージを出力する。その後、前記情報処理部8は、処理を前述した工程S1へ移行させる。
同様に、工程S13において前記第2端末認証処理が失敗した場合も、前記情報処理部8は、前記操作表示部80にエラーメッセージを出力する。その後、前記情報処理部8は、処理を前述した工程S1へ移行させる。
[前記登録サーバーログイン処理]
次に、前記登録サーバーログイン処理について説明する。図6は、前記登録サーバーログイン処理の手順の一例を示すフローチャートである。
<工程S21>
前記第1端末認証処理または前記第2端末認証処理が成功した場合、前記ログイン端末認証情報に対応する前記登録サーバー情報D12に前記サーバー番号D20が存在するか否かを判定する。この判定処理は、前記端末ユーザーID(D110)をキーとして前記端末アカウント情報D1を検索する処理である。
前記ログイン端末認証情報に対応する前記サーバー番号D20が存在しない場合、前記情報処理部8は当該登録サーバーログイン処理を終了させる。
<工程S22>
前記ログイン端末認証情報に対応する前記サーバー番号D20が存在する場合、前記情報処理部8は、そのサーバー番号D20に対応する前記外部サーバー7に対して前記サーバー認証処理を要求する。
工程S22において、前記情報処理部8は、まず、前記サーバーマスター情報D2を参照することにより、前記ログイン端末認証情報に対応する前記サーバー番号D20に対応する前記宛先情報D21を特定する。さらに、前記情報処理部8は、前記サーバーアカウント情報D3を参照することにより、前記ログイン端末認証情報に対応する前記サーバー認証情報D31を特定する。
さらに、前記情報処理部8は、特定した前記サーバー認証情報D31と特定した前記宛先情報D21の宛先へ送信することにより、前記外部サーバー7に前記サーバー認証処理を要求する。さらに、前記情報処理部8は、前記外部サーバー7から前記サーバー認証処理の結果を受信する。
また、前記端末アカウント情報D1において、前記ログイン端末認証情報が複数の前記サーバー番号D20に対応づけられている場合がある。この場合、工程S22において、前記情報処理部8は、それら複数の前記サーバー番号D20に対応する複数の前記宛先情報D21各々の宛先に対して前記サーバー認証処理を要求する。
工程S21,S22は、前記MPU81がサーバー認証要求プログラムPr4を実行することによって実現される。前記サーバー認証要求プログラムPr4を実行する前記MPU81が、前記第1端末認証処理または前記第2端末認証処理が成功した場合に、前記外部サーバー7に前記サーバー認証処理を要求するサーバー認証要求部の一例である。また、工程S21,S22が、サーバー認証要求工程の一例である。
<工程S23>
前記サーバー認証処理が成功した場合、前記情報処理部8は、成功した前記サーバー認証処理の要求先の前記外部サーバー7にアップロード済みのデータファイルの情報を送信することを要求し、その情報を取得する。前記情報処理部8は、取得した情報を記憶する。以下、この工程S23で得られる情報のことをアップロード済みデータファイル情報と称する。前記情報処理部8は、工程S23の後に当該登録サーバーログイン処理を終了させる。
また、前記ログイン端末認証情報が複数の前記サーバー番号D20に対応づけられている場合、工程S23の処理はそれら複数の前記サーバー番号D20に対応する複数の前記宛先情報D21各々の宛先について実行される。
なお、工程S23は、前記MPU81がアップロード済みデータファイル情報取得プログラムPr5を実行することによって実現される。
また、工程S12,S13,S22は、前記情報処理部8が前記端末アカウント情報D1、前記サーバーマスター情報D2および前記サーバーアカウント情報D3を記憶する前記第1記憶部82(対応認証情報記憶部)の情報を参照する記憶部参照工程の一例である。
<工程S24>
また、工程S22において前記サーバー認証処理が失敗した場合、前記情報処理部8は、前記操作表示部80にエラーメッセージを出力する。前記情報処理部8は、工程S24の後に当該登録サーバーログイン処理を終了させる。
[前記ジョブ選択・実行処理]
次に、図7を参照しつつ前記ジョブ選択・実行処理について説明する。図7は、前記ジョブ選択・実行処理の手順の一例を示すフローチャートである。
<工程S31>
前記ジョブ選択・実行処理において、まず、前記情報処理部8は、前記サービス利用モードが前記第1レベルであるか前記第2レベルであるかを判定する。前記情報処理部8は、その判定結果に応じて異なるジョブ選択画面を前記前記操作表示部80に出力する。
<工程S32>
前記サービス利用モードが前記第1レベルである場合、前記情報処理部8は、図12に示されるような第1ジョブ選択画面を前記操作表示部80に出力する。図12が示す前記第1ジョブ選択画面は、プリント操作アイコンg31とスキャン操作アイコンg32とファイル変更・削除操作アイコンg33とを含む。
<工程S33>
一方、前記サービス利用モードが前記第2レベルである場合、前記情報処理部8は、図13に示されるような第2ジョブ選択画面を前記操作表示部80に出力する。図13が示す前記第2ジョブ選択画面は、前記プリント操作アイコンg31と前記スキャン操作アイコンg32とを含み、前記ファイル変更・削除操作アイコンg33は含まない。
前記プリント操作アイコンg31は、後述するデータファイルのプリント処理の開始イベントを発生させるアイコンである。また、前記スキャン操作アイコンg32は、後述するスキャン画像ファイルの保存処理の開始イベントを発生させるアイコンである。また、前記ファイル変更・削除操作アイコンg33は、後述するファイル変更・削除処理の開始イベントを発生させるアイコンである。
前記データファイルのプリント処理は、前記ダウンロードサービスを利用する処理である。前記スキャン画像ファイルの保存処理は、前記アップロードサービスを利用する処理である。また、前記ファイル変更・削除処理は、前記ファイル変更サービスまたは前記ファイル削除サービスを利用する処理である。
従って、前記サービス利用モードが前記第2レベルである場合、前記サービス利用モードが前記第1レベルである場合に利用可能な前記ファイル変更サービスおよび前記ファイル削除サービスを利用することはできない。
<工程S34>
前記第1ジョブ選択画面または前記第2ジョブ選択画面が出力された後、前記情報処理部8は、その出力画面における前記プリント操作アイコンg31、前記スキャン操作アイコンg32および前記サービス追加・削除操作アイコンg33のいずれかが操作されたか否かを監視する(S34)。
<工程S35〜S37>
前記情報処理部8は、前記プリント操作アイコンg31が操作されたことを検知すると、前記データファイルのプリント処理を実行する(S35)。また、前記情報処理部8は、前記スキャン操作アイコンg32が操作されたことを検知すると、前記スキャン画像ファイルの保存処理を実行する(S36)。また、前記情報処理部8は、前記ファイル変更・削除操作アイコンg33が操作されたことを検知すると、前記ファイル変更・削除処理を実行する(S37)。
前記データファイルのプリント処理(S35)、前記スキャン画像ファイルの保存処理(S36)および前記ファイル変更・削除処理(S37)の詳細については後述する。
前記情報処理部8は、工程S35、工程S36または工程S37の後、前記ジョブ選択・実行処理を終了させる。
[前記データファイルのプリント処理]
次に、図8を参照しつつ、前記データファイルのプリント処理について説明する。図8は、前記データファイルのプリント処理の手順の一例を示すフローチャートである。
<工程S41>
前記データファイルのプリント処理において、まず、前記情報処理部8は、工程S23で得た前記アップロード済みデータファイル情報D5を表示するデータファイル選択画面を前記操作表示部80に出力する。図14は、前記データファイル選択画面の一例である。図14が示す前記データファイル選択画面は、前記アップロード済みデータファイル情報D5に加えてサービス選択操作アイコンg41、プレビュー操作アイコンg42およびプリント操作アイコンg43を含む。
前記サービス選択操作アイコンg41は、前記ログイン端末認証情報が複数の前記サーバー番号D20に対応づけられている場合に有効となる。前記サービス選択操作アイコンg41は、前記端末アカウント情報D1において前記端末認証情報D11に対応づけられている前記外部サーバー7ごとに設けられる。
前記サービス選択操作アイコンg41が操作されると、そのサービス選択操作アイコンg41に対応する前記外部サーバー7についての前記アップロード済みデータファイル情報D5が前記操作表示部80に表示される。図14において、前記アップロード済みデータファイル情報D5は、前記外部サーバー7に既にアップロードされているデータファイルの名称のリストである。
また、前記データファイル選択画面は、前記アップロード済みデータファイル情報D5における各データファイルの情報に対応するチェックボックスg44を含む。前記チェックボックスg44が操作されると、前記情報処理部8は、操作された前記チェックボックスg44に対応するデータファイルを選択する。
<工程S42,S43>
さらに、前記情報処理部8は、前記サービス選択操作アイコンg41および前記チェックボックスg44に対する操作を検知することによりダウンロード対象のデータファイルを選択する(S42)。その際、前記情報処理部8は、前記プレビュー操作アイコンg42および前記プリント操作アイコンg43のいずれかが操作されたか否かを監視し(S43)、いずれかのアイコンが操作されるまで工程S42のデータファイル選択処理を継続する。前記情報処理部8は、前記サービス選択操作アイコンg41および前記チェックボックスg44に対する操作に従って複数のデータファイルを選択することもできる。
なお、工程S41〜S43は、前記MPU81が外部サービスアクセス先選択プログラムPr6を実行することによって実現される。前記外部サービスアクセス先選択プログラムPr6を実行する前記MPU81は、複数の前記宛先情報D21に対応する複数の前記外部サーバー7の中から後述する外部サービスアクセス処理(S44)の1つ以上のアクセス先を選択するアクセス先選択部である。
また、工程S41〜S43において前記外部サービスアクセス先選択プログラムPr6を実行する前記MPU81は、データファイル選択部でもある。即ち、前記データフィル選択部として機能する前記MPU81は、アップロード済みデータファイルの情報を前記操作表示部80(表示部)に出力し(S41)、さらに、前記操作表示部80(操作部)に対する操作に従って前記外部サービスアクセス処理においてダウンロードするデータファイルを選択する(S42)。
<工程S44>
前記情報処理部8は、前記プリント操作アイコンg43が操作されたことを検知すると、工程S42で選択されたデータファイルを前記外部サーバー7からダウンロードすることによって取得する。同様に、前記情報処理部8は、前記プレビュー操作アイコンg42が操作されたことを検知した場合も、工程S42で選択されたデータファイルを前記外部サーバー7からダウンロードすることによって取得する。
工程S42において複数の前記データファイルが選択された場合、前記情報処理部8は、選択された複数の前記データファイルを前記外部サーバー7からダウンロードする。ダウンロードされた前記データファイルは前記第2記憶部83に一時的に格納される。
なお、工程S44は、前記MPU81が外部サービスアクセスプログラムPr7を実行することによって実現される。前記外部サービスアクセスプログラムPr7を実行する前記MPU81が、前記ダウンロードサービスを利用する外部サービスアクセス処理を実行する外部サービスアクセス部の一例である。また、工程S57は、前記外部サービスアクセス工程の一例である。
<工程S45>
前記プリント操作アイコンg43が操作され、さらに前記データファイルのダウンロードが終了すると、前記情報処理部8は、前記画像形成部4に対してプリント処理(画像形成処理)を実行させる。このプリント処理において、前記画像形成部4は、前記ストレージサービスを通じてダウンロードされた前記データファイルに基づく画像を前記記録シート9に形成する。
例えば、前記情報処理部8は、ダウンロードした前記データファイルに対し、そのデータファイルの拡張子に応じたデータ変換処理を施すことによって画像データを生成し、その画像データを前記画像形成部4に出力する。前記画像形成部4は、前記情報処理部8から得た前記画像データに相当する画像を形成する。工程S45の後、前記情報処理部8は前記データファイルのプリント処理を終了させる。
<工程S46>
前記プレビュー操作アイコンg42が操作され、さらに前記データファイルのダウンロードが終了すると、前記情報処理部8は、前記操作表示部80を通じて画像のプレビュー処理を実行する。このプレビュー処理において、前記情報処理部8は、ダウンロードした前記データファイルに対し、そのデータファイルの拡張子に応じたデータ変換処理を施すことによって画像データを生成する。さらに、前記情報処理部8は、その画像データに基づく前記プリント処理が行われたときの前記記録シート9上の画像に相当するプレビュー画像を含むプレビュー画面を前記操作表示部80に出力する。
図15は、前記プレビュー画像g45を含む前記プレビュー画面の一例である。図15の例では、前記プレビュー画面は、前記プレビュー画像g45と前記プリント操作アイコンg43と編集操作アイコンg46とを含む。
<工程S47>
前記プレビュー画面が出力された状態で、前記情報処理部8は、前記プリント操作アイコンg43および前記編集操作アイコンg46のいずれかが操作されたか否かを監視する。いずれかのアイコンが操作されるまで工程S47の処理を継続する。
前記情報処理部8は、前記プリント操作アイコンg43が操作されたことを検知すると、処理を前述の工程S45へ移行させる。これにより、前記情報処理部8は、前記画像形成部4に対してプリント処理(画像形成処理)を実行させる。このプリント処理において、前記画像形成部4は、前記ストレージサービスを通じてダウンロードされた前記データファイルに基づく画像を前記記録シート9に形成する。
<工程S48>
前記情報処理部8は、前記編集操作アイコンg46が操作されたことを検知すると、ダウンロードされた前記データファイルに基づく画像を前記操作表示部80への操作に従って編集する画像編集処理を実行する。
前記画像編集処理は、例えば、画像濃度を変更する処理、画像を拡大もしくは縮小する処理、または画像の向きを変更する処理などを含む。前記情報処理部8は、前記画像編集処理が終了すると、処理を前述の工程S46へ移行させる。これにより、編集後の画像に基づく前記プレビュー画像g45を含む前記プレビュー画面が、前記操作表示部80に出力される。
[前記スキャン画像ファイルの保存処理]
次に、図9を参照しつつ前記スキャン画像ファイルの保存処理について説明する。図9は前記スキャン画像ファイルの保存処理の手順の一例を示すフローチャートである。
<工程S51>
前記スキャン画像ファイルの保存処理において、まず、前記情報処理部8は、前記サービス利用モードが前記第1レベルであるか前記第2レベルであるかを判定する。前記情報処理部8は、その判定結果に応じて異なる保存先選択画面を前記前記操作表示部80に出力する。
<工程S52>
前記サービス利用モードが前記第1レベルである場合、前記情報処理部8は、図16に示されるような第1保存先選択画面を前記操作表示部80に出力する。図16が示す前記第1保存先選択画面は、前記アップロード済みデータファイル情報D5、前記サービス選択操作アイコンg41、第1チェックボックスg47および第2チェックボックス48を含む。
前記第1チェックボックスは、前記外部サーバー7のフォルダーに対応づけられている。前記第1チェックボックスは、複数の前記外部サーバー7のフォルダーの中から1つ以上の前記外部サーバー7のフォルダーを選択する操作を入力する操作入力部である。
前記第2チェックボックスg48は、前記外部サーバー7にアップロード済みの前記データファイルに対応づけられている。前記第2チェックボックスは、アップロード済みの前記データファイルの中から1つ以上の前記データファイルを選択する操作を入力する操作入力部である。
<工程S53>
一方、前記サービス利用モードが前記第2レベルである場合、前記情報処理部8は、図17に示されるような第2保存先選択画面を前記操作表示部80に出力する。図17が示す前記第2保存先選択画面は、前記アップロード済みデータファイル情報D5、前記サービス選択操作アイコンg41および前記第1チェックボックスg47を含み、前記第2チェックボックス48を含まない。
<工程S54,S55>
さらに、前記情報処理部8は、前記第1チェックボックスg47または前記第2チェックボックスg48に対する操作を検知することにより画像データファイルの保存先を選択する(S54)。前記保存先の候補は、工程S23において前記サーバー認証処理が成功した全ての前記外部サーバー7の記憶部である。
前記第1チェックボックスg47が操作されると、前記情報処理部8は、操作された前記第1チェックボックスg47に対応する前記外部サーバー7のフォルダーを前記保存先として選択する。前記第2チェックボックスg48が操作されると、前記情報処理部8は、操作された前記第2チェックボックス48に対応するアップロード済みの前記データファイルを前記保存先として選択する。
前記情報処理部8は、前記サービス選択操作アイコンg41、前記第1チェックボックスg47および前記第2チェックボックスg48に対する操作に従って複数の保存先を選択することもできる。
さらに、前記保存先の選択が行われる際、前記情報処理部8は、前記操作表示部80に対してスキャン操作が行われたか否か監視する(S55)。前記スキャン操作は、前記画像読取部11によって前記原稿90の画像を読み取る処理(スキャン処理)を開始する操作である。
なお、工程S51〜S55は、前記MPU81が前記外部サービスアクセス先選択プログラムPr8を実行することによって実現される。前記外部サービスアクセス先選択プログラムPr8を実行する前記MPU81は、複数の前記宛先情報D21に対応する複数の前記外部サーバー7の中から後述する外部サービスアクセス処理(S57)の1つ以上のアクセス先を選択する外部サービスアクセス先選択部の一例である。
<工程S56>
前記情報処理部8は、前記操作表示部80に対して前記スキャン操作が行われたことを検知すると、前記画像読取部11に対して原稿スキャン処理(画像読取処理)を実行させる。この原稿スキャン処理において、前記画像読取部11は、前記原稿90の画像を読み取ることにより、前記ストレージサービスを通じてアップロードされる画像データファイルの元になる画像データを生成する。
さらに、工程S56において、前記情報処理部8は、前記画像読取部11が生成した前記画像データから予め定められた形式の画像データファイルを生成する。生成された前記画像データファイルは前記第2記憶部83に一時的に格納される。
<工程S57>
さらに、前記情報処理部8は、前記原稿スキャン処理を通じて生成された前記画像データファイルを前記外部サーバー7にアップロードすることにより、その画像データファイルを前記外部サーバー7の記憶部に保存する。
工程S54で選択された保存先が前記外部サーバー7のフォルダーである場合、前記情報処理部8は、前記画像データファイルを選択された前記フォルダーに追加保存する。この場合、アップロード済みの前記データファイルはそのまま残る。
工程S54で選択された保存先がアップロード済みの前記データファイルである場合、前記情報処理部8は、前記画像データファイルを選択された前記データファイルに上書きして保存する。
工程S54において複数の前記保存先が選択された場合、前記情報処理部8は、選択された複数の前記保存先へ前記画像データファイルをアップロードする。
なお、工程S57は、前記MPU81が前記外部サービスアクセスプログラムPr7を実行することによって実現される。前記外部サービスアクセスプログラムPr7を実行する前記MPU81が、前記アップロードサービスを利用する外部サービスアクセス処理を実行する外部サービスアクセス部の一例である。また、工程S57は、前記外部サービスアクセス工程の一例である。
<工程S58>
前記画像データファイルのアップロードが終了すると、前記情報処理部8は、例えば図18に示されるような確認画面を前記操作表示部80に出力する。図18に示される前記確認画面は、前記アップロード済みデータファイル情報D5、前記サービス選択操作アイコンg41、再スキャン操作アイコンg49および終了操作アイコンg50を含む。
工程S58において、前記情報処理部8は、前記確認画面に含める前記アップロード済みデータファイル情報D5を得るために、工程S23の処理と同様に、アップロード先の前記外部サーバー7から前記アップロード済みデータファイル情報D5を取得する。
工程S58において、前記情報処理部8は、前記サービス選択操作アイコンg41が操作されたことを検知すると、操作された前記サービス選択操作アイコンg41に対応する前記外部サーバー7から得た前記アップロード済みデータファイル情報D5を含む前記確認画面を前記操作表示部80に出力する。
<工程S59>
さらに、前記情報処理部8は、前記確認画面における前記再スキャン操作アイコンg49および前記終了操作アイコンg50のいずれかが操作されたか否かを監視する。そして、前記情報処理部8は、前記再スキャン操作アイコンg49が操作されたことを検知すると、処理を前述の工程S51へ移行させる。これにより、前記スキャン画像ファイルの保存処理が再び実行される。
また、前記情報処理部8は、前記終了操作アイコンg50が操作されたことを検知すると、前記スキャン画像ファイルの保存処理を終了させる。
[前記ファイル変更・削除処理]
次に、図10を参照しつつ前記ファイル変更・削除処理について説明する。図10は、前記ファイル変更・削除処理の手順の一例を示すフローチャートである。
<工程S61>
前記ファイル変更・削除処理において、まず、前記情報処理部8は、前記操作表示部80に対する操作に従って、実行する処理とその処理の対象となるアップロード済みの前記データファイルとを選択する。選択される処理の候補は、ファイル名変更処理およびファイル削除処理である。
前記ファイル名変更処理は、前記外部サーバー7にアップロード済みの前記データファイルの名称を変更する処理である。また、前記ファイル削除処理は、前記外部サーバー7にアップロード済みの前記データファイルを削除する処理である。
例えば、前記情報処理部8は、図14に示される前記データファイル選択画面と同様の選択画面を前記操作表示部80に出力し、その選択画面に対する操作に従って処理対象の前記データファイルを選択する。
さらに、前記情報処理部8は、前記選択画面に含まれる操作アイコンに対する操作に従って、前記ファイル名変更処理および前記ファイル削除処理のいずれを実行するかを選択する。
<工程S62>
工程S61において前記ファイル名変更処理が選択された場合、前記情報処理部8は、前記操作表示部80に対する操作に従って前記データファイルの新ファイル名(変更後の名称)を入力する。
<工程S63>
さらに、前記情報処理部8は、前記新ファイル名を入力すると、工程S61で選択された前記データファイルが保存されている前記外部サーバー7に前記新ファイル名を送信することにより、前記データファイルの名称を前記新ファイル名へ変更することを要求する。
前記情報処理部8は、前記データファイルの名称変更が完了した旨の通知を前記外部サーバー7から受信すると、当該サービス追加・削除処理を終了させる。
<工程S64>
工程S61において前記ファイル削除処理が選択された場合、前記情報処理部8は、選択された前記データファイルが保存されている前記外部サーバー7に選択された前記データファイルを前記外部サーバー7の記憶部から削除することを要求する。
工程S63,S64は、工程S44,S57と同様に、前記MPU81が前記外部サービスアクセスプログラムPr7を実行することによって実現される。前記外部サービスアクセスプログラムPr7を実行する前記MPU81が、外部サービスアクセス処理を実行する外部サービスアクセス部の一例である。また、工程S63,S64は、前記外部サービスアクセス工程の一例である。
前記情報処理部8は、前記データファイルの削除が完了した旨の通知を前記外部サーバー7から受信すると、当該サービス追加・削除処理を終了させる。
以上に示されるように、情報処理装置の一例である前記画像処理装置10は、それ自体の使用を可能にするための端末認証処理(S11,S12)を実行する機能を有する。
そして、予め前記第1記憶部82への情報登録が1度だけ行われていれば、その後、工程S2において前記端末認証用入力情報D4(前記第1レベル端末認証情報(D110+D111)または前記第2レベル端末認証情報(D110+D112))が入力されるだけで、対応する前記外部サーバー7に対する前記サーバー認証処理の要求が自動的に実行される(S22)。そのため、前記画像処理装置10を使用するごとに前記端末認証用入力情報D4と前記サーバー認証情報D31とを個別に入力するという煩雑な作業は不要である。
また、前記画像処理装置10において、複数の前記外部サーバー7との間でデータファイルのアップロードまたはダウンロードを実行したいというニーズがある。この場合でも、工程S2において前記端末認証用入力情報D4が入力されるだけで、対応する複数の前記外部サーバー7各々に対する前記サーバー認証処理の要求が自動的に実行される(S22)。
従って、前記画像処理装置10またはそれと同様の機能を有する情報処理装置が採用されれば、前記外部サービスを利用した処理を実行する場合に認証処理用の情報の入力作業を簡易化できる。
以下の説明において、前記第1端末認証処理(S11)の成功を経て前記サーバー認証処理(S22)が成功した状態のことを認証レベルが第1レベルであると称し、前記第2端末認証処理(S12)の成功を経て前記サーバー認証処理(S22)が成功した状態のことを前記認証レベルが第2レベルであると称する。
前記外部サービスアクセス部として機能する前記情報処理部8は、前記サーバー認証処理要求工程(S22)で要求した前記サーバー認証処理が成功した場合に、成功した前記サーバー認証処理の要求先である前記外部サーバー7にアクセスして前記外部サービスを利用する。その際、前記情報処理部8は、前記認証レベルが前記第2レベルである場合に、前記認証レベルが前記第1レベルであるときの前記外部サービスの利用範囲よりも前記外部サービスの利用範囲を制限する。
本実施形態においては、前記情報処理部8は、前記認証レベルが前記第1レベルである場合に、前記外部サーバー7に対してアップロード済みの前記データファイルをダウンロード、変更および削除するサービスの利用を許容する(S31〜S33,S44,S51〜S53,S63,S64)。
一方、前記情報処理部8は、前記認証レベルが前記第2レベルである場合、前記外部サーバー7に対してアップロード済みの前記データファイルをダウンロードするサービスの利用を許容し、アップロード済みの前記データファイルを変更および削除するサービスの利用を制限する(S31〜S33,S44,S51〜S53,S63,S64)。
また、前記画像処理装置10のユーザーは、前記端末認証用入力情報D4の入力操作として、前記第1レベル端末認証情報(D110+D111)および前記第2レベル端末認証情報(D110+D112)のいずれか一方に相当するデータ長の情報の入力操作を行う(S2)。このような簡易な操作により、前記認証レベルが前記第1レベルおよび前記第2レベルのいずれになるかが切り替わる。従って、前記外部サービスの利用の許容範囲を簡易に制限することができる。
また、前記第2レベル端末認証情報(D110+D112)が前記第1レベル端末認証情報(D110+D111)の一部である。例えば、本実施形態において、前記第1レベル端末認証情報(D110+D111)は、ユーザー識別情報である前記ユーザーID(D110)と前記第1端末パスワードD111との組合せである。さらに、前記第2レベル端末認証情報(D110+D112)は、前記第1レベル端末認証情報(D110+D111)の前記ユーザーID(D110)と前記第1端末パスワードD111よりもデータ長が短い前記第2端末パスワードD112との組合せである。
上記の場合、ユーザーは、前記第1レベル端末認証情報(D110+D111)だけを覚え、必要に応じて前記第1レベル端末認証情報(D110+D111)の一部を成す前記付加パスワードD113の入力を省略すれば、前記外部サービスの利用範囲の制限の要否を容易に選択できる。また、前記外部サービスの利用範囲の選択に必要な2種類の端末認証情報を覚えやすい。
また、前記情報処理部8は、前記認証レベルが前記第2レベルである場合の工程S57において、前記認証レベルが前記第1レベルである場合に工程S44,S57,S63,S64でアクセス可能な前記外部サーバー7と同じ前記外部サーバー7へのアクセスを許容する。
また、前記認証レベルが前記第1レベルである場合、前記情報処理部8は、前記外部サーバー7に対してアップロード済みの前記データファイルをダウンロード、変更および削除するサービスの利用を許容する(S44,S57,S63,S64)。さらに、前記認証レベルが前記第2レベルである場合、前記情報処理部8は、前記外部サーバー7に対してアップロード済みの前記データファイルをダウンロードするサービスの利用を許容する(S44)。しかしながら、前記認証レベルが前記第2レベルである場合、前記情報処理部8は、アップロード済みの前記データファイルを変更および削除するサービスの利用(S63,S64)を制限する。
即ち、前記情報処理部8は、前記認証レベルが前記第2レベルである場合に、前記認証レベルが前記第1レベルである場合にアクセス可能な前記外部サーバー7と同じ前記外部サーバー7にアクセスする。一方、前記認証レベルが前記第2レベルである場合に、前記情報処理部8は、前記認証レベルが前記第1レベルである場合に利用を許容する複数種類の前記外部サービスのうちの一部の種類の前記外部サービスのみの利用を許容する。
上記のような前記外部サービスの利用範囲の制限の切り替えが行われれば、利用を許容する前記外部サービスの種類をその重要度に応じて段階的に制限することが可能になる。
また、本実施形態において、前記外部サーバー7が提供する前記外部サービスは、前記データファイルのアップロードおよびアップロード済みの前記データファイルのダウンロードを含む前記ストレージサービスである。前記ストレージサービスは、前記画像処理装置10のように画像データファイルまたは画像形成用のドキュメントデータファイルなどを保存または参照する情報処理装置が利用する前記外部サービスとして好適である。
また、前記情報処理部8は、前記外部サービスアクセス処理(S44,S57)の1つ以上のアクセス先を選択する機能を備える(S41〜S43,S51〜S55)。そのため、前記外部サービスの利用先の選択の自由度が高く利便性が高い。
[応用例]
工程S44,S57,S63,S64において、前記外部サービスアクセス部として機能する前記情報処理部8が、前記認証レベルが前記第1レベルおよび前記第2レベルのいずれである場合も同じ種類の前記外部サービスの利用を許容することも考えられる。さらに、前記認証レベルが前記第2レベルである場合に、前記情報処理部8が、前記認証レベルが前記第1レベルである場合にアクセスを許容する複数の前記外部サーバー7のうちの一部の前記外部サーバー7へのアクセスのみを許容することが考えられる。
より具体的には、前記認証レベルが前記第1レベルおよび前記第2レベルのいずれである場合も、前記外部サービスアクセス部として機能する前記情報処理部8が、前記外部サーバー7に対してアップロード済みの前記データファイルをダウンロード、変更および削除するサービスの利用を許容することが考えられる。さらに、前記認証レベルが前記第2レベルである場合に、前記情報処理部8が、複数の前記外部サーバー7のうち予め定められた一部の前記外部サーバー7へのアクセスを制限(禁止)することが考えられる。
上記のような前記外部サービスの利用制限は、例えば、複数の前記外部サーバー7が一部の重要なサーバーとそれ以外のサーバーとに区分されて利用される場合に好適である。
工程S2において、前記端末認証用入力情報D4が、前記操作表示部80(操作部)に対する操作に従った文字または記号などの入力以外の方法で入力されることも考えられる。
例えば、前記情報処理部8が、ユーザーの指紋情報または顔画像などの生態情報を、生態情報入力装置を通じて前記サーバー認証情報D31または前記端末認証用入力情報D4として入力することが考えられる。この場合、前記画像処理装置10は、指紋読取センサーまたは顔画像を撮影するカメラなどの前記生態情報入力装置を備える。
また、前記画像処理装置10が、前記ストレージサービスに関する一部の機能ごとに独立した装置で構成されることも考えられる。例えば、前記第1記憶部82における前記端末アカウント情報D1、前記サーバーマスター情報D2および前記サーバーアカウント情報D3を記憶する部分が、前記画像読取部11および前記画像形成部4を備える前記画像処理装置10の本体部から独立した記憶装置であることが考えられる。
また、前記情報処理部8における前記第1端末認証処理、前記第2端末認証処理および前記外部サーバー7への前記サーバー認証処理の要求処理などの一部の機能を実現する部分が、前記画像読取部11および前記画像形成部4を備える前記画像処理装置10の本体部から独立した装置で構成されることも考えられる。
また、前記操作表示部80が、前記画像読取部11および前記画像形成部4を備える前記画像処理装置10の本体部との間で無線通信が可能なタブレットコンピューターなどの端末装置であることも考えられる。
また、パーソナルコンピューターまたは携帯情報端末などの情報処理装置が、前記画像処理装置10における前記外部サービスの利用に関する処理を実行する機能を備えることも考えられる。例えば、カメラおよび表示部を備える前記情報処理装置が、前記画像処理装置10における前記外部サービスの利用に関する処理を実行する機能を備えることが考えられる。この場合、前記情報処理装置は、前記カメラの撮影画像のデータファイルをアップロードする処理およびアップロード済みの画像データファイルを前記表示部に出力する処理を行う際に、前記外部サービスの利用制限の機能を用いる。
また、前記外部サーバー7が、前記ストレージサービス以外のサービスを提供するサーバーであることも考えられる。例えば、前記外部サーバー7が、スケジュール管理のサービスまたは電子メールの送信および受信のサービスを提供するサーバーであることなどが考えられる。
なお、本発明に係る情報処理装置、画像処理装置および外部サービス利用方法は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された実施形態及び応用例を自由に組み合わせること、或いは実施形態及び応用例を適宜、変形する又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
1 :原稿搬送読取部
2 :シート供給部
3 :シート搬送部
4 :画像形成部
5 :光走査部
6 :定着部
7 :外部サーバー
8 :情報処理部
9 :記録シート
10 :画像処理装置
11 :画像読取部
21 :シート受部
22 :シート送出部
30 :搬送路
31 :レジストローラー
32 :搬送ローラー
33 :排出ローラー
41 :感光体(像担持体)
42 :帯電部
43 :現像部
45 :転写部
47 :クリーニング部
48 :第2チェックボックス
61 :定着ローラー
62 :加圧ローラー
70 :ネットワーク
80 :操作表示部
81 :MPU
82 :第1記憶部
83 :第2記憶部
84 :信号インターフェイス
85 :通信部
90 :原稿
101 :排出トレイ
111 :原稿台
112 :読取ユニット
113 :光学系
114 :CCD
121 :原稿載置部
122 :搬送ローラー
123 :排紙トレイ
D1 :端末アカウント情報
D2 :サーバーマスター情報
D3 :サーバーアカウント情報
D31 :サーバー認証情報
D4 :端末認証用入力情報
D42 :入力パスワード
D5 :データファイル情報
Pr1 :端末認証用情報入力プログラム
Pr2 :第1端末認証プログラム
Pr3 :第2端末認証プログラム
Pr4 :サーバー認証要求プログラム
Pr5 :データファイル情報取得プログラム
Pr6 :外部サービスアクセス先選択プログラム
Pr7 :外部サービスアクセスプログラム
Pr8 :外部サービスアクセス先選択プログラム

Claims (10)

  1. ネットワークを通じて受信したサーバー認証用入力情報と予め記憶部に記憶されたサーバー認証情報とを照合して認証成否を判定するサーバー認証処理を実行し、前記サーバー認証処理が成功した場合に、前記サーバー認証用入力情報の送信元に対して前記ネットワークを通じて外部サービスを提供する複数の外部サーバーと通信可能な情報処理装置であって、
    第1レベル端末認証情報および第2レベル端末認証情報を含む端末認証情報と複数の前記外部サーバーの前記サーバー認証情報および前記ネットワーク上の宛先情報とを対応づけて記憶可能な対応認証情報記憶部と、
    端末認証用入力情報を入力する端末認証用情報入力部と、
    前記端末認証用入力情報と前記対応認証情報記憶部の前記第1レベル端末認証情報とを照合して認証成否を判定する第1端末認証処理を実行する第1端末認証処理部と、
    前記端末認証用入力情報と前記対応認証情報記憶部の前記第2レベル端末認証情報とを照合して認証成否を判定する第2端末認証処理を実行する第2端末認証処理部と、
    前記第1端末認証処理または前記第2端末認証処理が成功した場合に、成功した前記第1端末認証処理または前記第2端末認証処理で用いられた前記端末認証情報に対応する前記対応認証情報記憶部の前記サーバー認証情報をこれに対応する前記宛先情報の宛先へ送信することにより、前記外部サーバーに前記サーバー認証処理を要求するサーバー認証要求部と、
    前記サーバー認証要求部が要求した前記サーバー認証処理が成功した場合に、成功した前記サーバー認証処理の要求先である前記外部サーバーにアクセスして前記外部サービスを利用する外部サービスアクセス部と、を備え、
    前記外部サービスアクセス部は、前記第2端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合に、前記第1端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合における前記外部サービスの利用範囲よりも前記外部サービスの利用範囲を制限する、情報処理装置。
  2. 前記第2レベル端末認証情報は前記第1レベル端末認証情報の一部である、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1レベル端末認証情報は、ユーザー識別情報と第1端末パスワードとの組合せであり、
    前記第2レベル端末認証情報は、前記第1レベル端末認証情報の前記ユーザー識別情報と前記第1端末パスワードよりもデータ長が短い第2端末パスワードとの組合せである、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合に、前記外部サービスアクセス部は、前記第1端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合にアクセス可能な前記外部サーバーと同じ前記外部サーバーへのアクセスを許容し、前記第1端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合に利用を許容する複数種類の前記外部サービスうちの一部の種類の前記外部サービスのみの利用を許容する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記外部サーバーが提供する前記外部サービスが、データファイルのアップロードおよびアップロード済みの前記データファイルのダウンロードを含むストレージサービスである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記外部サーバーが提供する前記ストレージサービスを通じてダウンロードされた前記データファイルに基づく画像を形成する画像形成部と、原稿の画像を読み取ることにより前記ストレージサービスを通じてアップロードされる画像データファイルの元になる画像データを生成する画像読取部と、のうちの少なくとも一方をさらに備える、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合に、前記外部サービスアクセス部は、前記外部サーバーに対してアップロード済みの前記データファイルをダウンロード、変更および削除するサービスの利用を許容し、
    前記第2端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合に、前記外部サービスアクセス部は、前記外部サーバーに対してアップロード済みの前記データファイルをダウンロードするサービスの利用を許容し、アップロード済みの前記データファイルを変更および削除するサービスの利用を制限する、請求項5または請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合に、前記外部サービスアクセス部は、前記第1端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合にアクセスを許容する複数の前記外部サーバーのうちの一部の前記外部サーバーへのアクセスのみ許容し、前記第1端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合に利用を許容する前記外部サービスと同じ種類の前記外部サービスの利用を許容する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. ネットワークを通じて受信したサーバー認証用入力情報と予め記憶部に記憶されたサーバー認証情報とを照合して認証成否を判定するサーバー認証処理を実行し、前記サーバー認証処理が成功した場合に、前記サーバー認証用入力情報の送信元に対して前記ネットワークを通じてストレージサービスを提供する複数の外部サーバーと通信可能な画像処理装置であって、
    第1レベル端末認証情報および第2レベル端末認証情報を含む端末認証情報と複数の前記外部サーバーの前記サーバー認証情報および前記ネットワーク上の宛先情報とを対応づけて記憶可能な対応認証情報記憶部と、
    端末認証用入力情報を入力する端末認証用情報入力部と、
    前記端末認証用入力情報と前記対応認証情報記憶部の前記第1レベル端末認証情報とを照合して認証成否を判定する第1端末認証処理を実行する第1端末認証処理部と、
    前記端末認証用入力情報と前記対応認証情報記憶部の前記第2レベル端末認証情報とを照合して認証成否を判定する第2端末認証処理を実行する第2端末認証処理部と、
    前記第1端末認証処理または前記第2端末認証処理が成功した場合に、成功した前記第1端末認証処理または前記第2端末認証処理で用いられた前記端末認証情報に対応する前記対応認証情報記憶部の前記サーバー認証情報をこれに対応する前記宛先情報の宛先へ送信することにより、前記外部サーバーに前記サーバー認証処理を要求するサーバー認証要求部と、
    前記サーバー認証要求部が要求した前記サーバー認証処理が成功した場合に、成功した前記サーバー認証処理の要求先である前記外部サーバーにアクセスして前記ストレージサービスを利用する外部サービスアクセス部と、
    前記ストレージサービスを通じてダウンロードされたデータファイルに基づく画像を形成する画像形成部および原稿の画像を読み取ることにより前記ストレージサービスを通じてアップロードされる画像データファイルの元になる画像データを生成する画像読取部のうちの少なくとも一方と、を備え、
    前記外部サービスアクセス部は、前記第2端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合に、前記第1端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合における前記ストレージサービスの利用範囲よりも前記ストレージサービスの利用範囲を制限する、画像処理装置。
  10. ネットワークを通じて受信したサーバー認証用入力情報と予め記憶部に記憶されたサーバー認証情報とを照合して認証成否を判定するサーバー認証処理を実行し、前記サーバー認証処理が成功した場合に、前記サーバー認証用入力情報の送信元に対して前記ネットワークを通じて外部サービスを提供する複数の外部サーバーと通信可能な情報処理装置が実行する外部サービス利用方法であって、
    端末認証用入力情報を入力する端末認証用情報入力工程と、
    第1レベル端末認証情報および第2レベル端末認証情報を含む端末認証情報と複数の前記サーバー認証情報および複数の前記外部サーバーの前記ネットワーク上の宛先情報とを対応づけて記憶可能な対応認証情報記憶部の情報を参照する記憶部参照工程と、
    前記端末認証用入力情報と前記対応認証情報記憶部の前記第1レベル端末認証情報とを照合して認証成否を判定する第1端末認証処理を実行する第1端末認証処理工程と、
    前記端末認証用入力情報と前記対応認証情報記憶部の前記第2レベル端末認証情報とを照合して認証成否を判定する第2端末認証処理を実行する第2端末認証処理工程と、
    前記第1端末認証処理または前記第2端末認証処理が成功した場合に、成功した前記第1端末認証処理または前記第2端末認証処理で用いられた前記端末認証情報に対応する前記対応認証情報記憶部の前記サーバー認証情報をこれに対応する前記宛先情報の宛先へ送信することにより、前記外部サーバーに前記サーバー認証処理を要求するサーバー認証要求工程と、
    前記サーバー認証要求工程で要求した前記サーバー認証処理が成功した場合に、成功した前記サーバー認証処理の要求先である前記外部サーバーにアクセスして前記外部サービスを利用する外部サービスアクセス工程と、を含み、
    前記第2端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合の前記外部サービスアクセス工程は、前記第1端末認証処理の成功を経て前記サーバー認証処理が成功した場合における前記外部サービスの利用範囲よりも前記外部サービスの利用範囲を制限する工程である、外部サービス利用方法。
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