JP2016019224A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの偏波方向に対する大きな電気的特性の損失を招くことなく、非励振素子を接地することができる直交偏波共用のアンテナ装置を得ることを目的とする。【解決手段】給電プローブ4a,4bが互いに直交するように挿入され、線状導体6a,6bの伸長方向が給電プローブ4a,4bから導波管1に給電される電波の給電方向と斜めになるように、線状導体6a,6bが配置されている。【選択図】図1

Description

この発明は、直交する2つの偏波で使用可能なアンテナ装置に関するものである。
近年、情報通信の高度化に伴ってアンテナの高機能化の要求が高まっており、広い周波数範囲に亘って良好に動作する広帯域性能を有するアンテナと、直交する2つの偏波で使用可能な直交偏波共用のアンテナが求められている。
例えば、以下の特許文献1,2には、広帯域で良好な特性を有する直交偏波共用アンテナ、あるいは、直交偏波共用の導波管結合器として、導波管又はキャビティの内部に非励振素子と呼ばれる金属平板が配置されているものが開示されている。
この非励振素子を備えているアンテナ装置を宇宙空間等で使用する場合には、浮遊導体である非励振素子に電荷が蓄積され、この蓄積された電荷が導電性の導波管壁に向かって放電されると、このアンテナ装置あるいはアンテナ装置に接続されている電子機器が損傷する可能性がある。これを防ぐため、浮遊導体である非励振素子を導波管に接地する必要がある。
以下の特許文献3には、アンテナ装置が備えている非励振素子を接地する方法として、非励振素子の外周部から導体を伸長し、その伸長した導体の先端で地導体に接地する方法が開示されている。
図19は特許文献3に開示されているアンテナ装置を示す斜視図である。
以下、このアンテナ装置の概要を説明する。
誘電体基板104は背面に地導体板105を有しており、誘電体基板104は地導体板105を介して導体平板106上に設置されている。
励振素子102は誘電体基板104上に形成されており、非励振素子101は励振素子102の上方に対向して配置されている。また、励振素子102はX方向に平行な給電線路103によって給電されている。
給電線路103が励振素子102と接続される点と、励振素子102の中心点とを結ぶ直線がX方向に平行となっている場合、このアンテナ装置によって放射又は受信される電波の主偏波成分はX方向の偏波になる。
線状導体107は非励振素子101の外縁部から、その伸長方向がアンテナ装置の主偏波方向であるX方向と直交する方向(Y方向)に伸長され、接地点108で導体平板106に接地されている。
このように、線状導体107の伸長方向が主偏波方向と直交するため、線状導体107は、主偏波成分の電波に対してほとんど妨害を与えることがない。このため、アンテナ装置の電気的な特性を損なうことなく、非励振素子101の接地が可能になる。
特開平2−223201号公報 特開平6−69721号公報 特開2004−328067号公報(図6)
従来のアンテナ装置は以上のように構成されているので、線状導体107が主偏波方向であるX方向と直交する方向(Y方向)に伸長されている。このため、線状導体107が、主偏波成分の電波に対してほとんど妨害を与えることがないが、X方向に平行な給電線路103の他に、Y方向に平行な給電線路が設けられる直交偏波共用のアンテナに適用すると、線状導体107の伸長方向がY方向の偏波方向と平行になる。その結果、線状導体107の伸長方向と平行な偏波の電波に対して、線状導体107が妨害するように作用するため、線状導体107の伸長方向と平行な方向に対するアンテナ装置の電気的特性が大きく損なわれてしまうという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、2つの偏波方向に対する大きな電気的特性の損失を招くことなく、非励振素子を接地することができる直交偏波共用のアンテナ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るアンテナ装置は、一端が短絡されて、他端が開放されている導波管と、導波管の管軸に対して垂直に挿入されている複数の給電プローブと、導波管の内部に配置されている導体平板と、導波管と導体平板の間を結ぶ線状導体とを備え、複数の給電プローブが互いに直交するように挿入され、線状導体の伸長方向が給電プローブから導波管に給電される電波の給電方向と斜めになるように、線状導体が配置されているようにしたものである。
この発明によれば、複数の給電プローブが互いに直交するように挿入され、線状導体の伸長方向が給電プローブから導波管に給電される電波の給電方向と斜めになるように、線状導体が配置されている構成であるので、2つの偏波方向に対する大きな電気的特性の損失を招くことなく、非励振素子である導体平板を導波管に接地することができる効果がある。
この発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す構成図である。 給電プローブ4a,4bから電波が給電された場合の導波管1の内部を伝搬する電波の電界分布と線状導体6a,6bの電流分布を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による他のアンテナ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による他のアンテナ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2によるアンテナ装置を示す構成図である。 給電プローブ4a,4bから電波が給電された場合の導波管1の内部を伝搬する電波の電界分布と線状導体6a,6bの電流分布を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による他のアンテナ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による他のアンテナ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるアンテナ装置を示す構成図である。 給電プローブ4a〜4dから電波が給電された場合の導波管1の内部を伝搬する電波の電界分布と線状導体6a〜6dの電流分布を示す説明図である。 この発明の実施の形態4によるアンテナ装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4によるアンテナ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による他のアンテナ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による他のアンテナ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態5によるアンテナ装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態5によるアンテナ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態5による他のアンテナ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態5による他のアンテナ装置を示す構成図である。 特許文献3に開示されているアンテナ装置を示す斜視図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す構成図である。
特に図1(a)はアンテナ開口より見た上面図、図1(b)は図1(a)のA−A断面図、図1(c)は図1(a)のB−B断面図である。
図1において、導波管1は断面形状が正方形(矩形)の方形導波管であり、一端が板状の導体からなる短絡導体壁2によって塞がれて電気的に短絡されており、他端が開放されている。
導波管1の管壁には、給電プローブ4aを管軸に対して垂直に挿入するための給電プローブ挿入孔3aと、給電プローブ4bを管軸に対して垂直に挿入するための給電プローブ挿入孔3bとが施されている。
給電プローブ4aは導波管1の管壁に施されている給電プローブ挿入孔3aに挿入されている。
給電プローブ4bは導波管1の管壁に施されている給電プローブ挿入孔3bに挿入されている。これにより、給電プローブ4aと給電プローブ4bは互いに直交するように挿入されている。
例えば、同軸線路の中心導体を給電プローブ4a,4bとして用いることができるので、その同軸線路を給電プローブ挿入孔3a,3bに挿入するようにしてもよい。
導体平板5は断面形状が正方形(矩形)の導体であり、導体平板5の中心が導波管1の管軸上に位置している。即ち、導体平板5は、導体平板5の各辺が導波管1の各管壁と平行になるように、導波管1の内部において、導波管1の管軸に対して垂直に配置されている。
図1の例では、導体平板5が給電プローブ4a,4bよりも導波管1の開口側(図1(b)(c)において、上側)に配置されているが、給電プローブ4a,4bよりも短絡導体壁2側(下側)に配置されていてもよい。
また、導体平板5が導波管1の開口部(導波管1の上端の位置)、あるいは、その開口部より若干上側に配置されていてもよい。
線状導体6a,6bは導波管1と導体平板5の間を結ぶ線状の導体であり、線状導体6a,6bの伸長方向が給電プローブ4a,4bから導波管1に給電される電波の給電方向と斜めになるように、線状導体6a,6bが配置されている。
即ち、線状導体6aは一端が導体平板5の角(図1(a)の例では、右上の角)と接続され、他端が導波管1の隅(図1(a)の例では、右上の隅)と接続されている。
また、線状導体6bは一端が導体平板5の角(図1(a)の例では、右下の角)と接続され、他端が導波管1の隅(図1(a)の例では、右下の隅)と接続されている。
次に動作について説明する。
図2は給電プローブ4a,4bから電波が給電された場合の導波管1の内部を伝搬する電波の電界分布と線状導体6a,6bの電流分布を示す説明図である。
特に図2(a)は給電プローブ4aから電波が給電された場合を示し、図2(b)は給電プローブ4bから電波が給電された場合を示している。
給電プローブ4aから電波が給電された場合、図2(a)に示すように、電波は導波管1の内部を伝わり、導波管1の開口部から放射される。
導波管1の内部での電界分布は、主として、いわゆる導波管1のTE01モードになり、Y方向に平行な電界成分を主に有する。即ち、給電プローブ4aから電波が給電されることで、Y方向に平行な偏波が空間に放射されることになる。
このとき、導体平板5は、導波管1の内部の電界を遮るように配置されているので、給電プローブ4aの入力インピーダンスに対して並列の容量性及び誘導性の成分が付加される。その結果、いわゆる共振回路として動作し、広帯域に亘るインピーダンスの整合が実現される。
また、線状導体6a,6bは、導波管1の内部の電界を遮ることになるが、Y方向の電界に対して斜めに遮るため、電界方向に対して平行に遮る場合と比べて、電気的特性に対する影響度が格段に小さくなる。
なお、導波管1の内部での電界は、中央部において大きな振幅をもち、Y方向に平行な管壁(図2中、上側及び下側の管壁)に近づくにつれて小さな振幅となる。したがって、Y方向に平行な管壁に近接する部分での線状導体6a,6bによる電気的特性への影響は更に小さくなる。
一方、給電プローブ4bから電波が給電された場合、図2(b)に示すように、電波は導波管1の内部を伝わり、導波管1の開口部から放射されるが、導波管1の内部での電界分布は、X方向に平行な電界成分を主に有する。即ち、給電プローブ4bから電波が給電されることで、X方向に平行な偏波が空間に放射されることになる。
このとき、導体平板5は、給電プローブ4aから電波が給電される場合と同様に、導波管1の内部の電界を遮るように配置されているので、給電プローブ4bの入力インピーダンスに対して並列の容量性及び誘導性の成分が付加される。その結果、いわゆる共振回路として動作し、広帯域に亘るインピーダンスの整合が実現される。
また、線状導体6a,6bは、導波管1の内部の電界を遮ることになるが、X方向の電界に対して斜めに遮るため、電界方向に対して平行に遮る場合と比べて、電気的特性に対する影響度が格段に小さくなる。
なお、導波管1の内部での電界は、中央部において大きな振幅をもち、X方向に平行な管壁(図2中、右側及び左側の管壁)に近づくにつれて小さな振幅となる。したがって、X方向に平行な管壁に近接する部分での線状導体6a,6bによる電気的特性への影響は更に小さくなる。
このように、線状導体6a,6bは、給電プローブ4a,4bから給電される電波の両方に対して妨げになるが、電界方向に対して平行に遮る場合と比べて、電気的特性に対する影響度が格段に小さいため、両方の偏波方向に対するアンテナ装置の電気的特性を大きく損なうことがない。
因みに、給電プローブ4a,4bから給電される電波を斜めに遮る場合、電気的特性に対する影響度は小さいが、平行に近づくと急激に電気的特性に対する影響度が大きくなる。
給電プローブ4aから電波が給電された場合、導波管1の内部の電界を妨げることで、図2(a)に示すように、線状導体6a,6bには、Y方向に対して斜め方向の電流が流れる。
このとき、線状導体6a,6bは、給電プローブ4aを挟んで互いに反対側に位置しているため、線状導体6aを流れる電流のX方向成分と、線状導体6bを流れる電流のX方向成分とは、振幅がほぼ同一で互いに逆方向になる。
そのため、線状導体6a,6bを流れる電流によって発生して空間に放射される電波のうち、交差偏波成分にあたるX方向偏波の電波は互いに打ち消されることになり、交差偏波成分の発生が抑えられる。
一方、給電プローブ4bから電波が給電された場合、導波管1の内部の電界を妨げることで、図2(b)に示すように、線状導体6a,6bには、X方向に対して斜め方向の電流が流れる。
この場合、線状導体6aを流れる電流のY方向成分と、線状導体6bを流れる電流のY方向成分とは、振幅がほぼ同一で互いに逆方向になる。
そのため、線状導体6a,6bを流れる電流によって発生して空間に放射される電波のうち、交差偏波成分にあたるY方向偏波の電波は互いに打ち消されることになり、交差偏波成分の発生が抑えられる。
このように、線状導体6a,6bは、給電プローブ4a,4bから給電される電波の主偏波成分に直交する交差偏波成分を発生させるが、それらの交差偏波成分は互いに打ち消されるため、アンテナ正面方向には大きな交差偏波が生じない。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、給電プローブ4a,4bが互いに直交するように挿入され、線状導体6a,6bの伸長方向が給電プローブ4a,4bから導波管1に給電される電波の給電方向と斜めになるように、線状導体6a,6bが配置されている構成であるので、2つの偏波方向に対する大きな電気的特性の損失を招くことなく、非励振素子である導体平板5を導波管1に接地することができる効果を奏する。
この実施の形態1では、図1(a)において、線状導体6aが導体平板5の右上の角と導波管1の右上の隅との間を接続し、線状導体6bが導体平板5の右下の角と導波管1の右下の隅との間を接続しているものを示したが、図3に示すように、線状導体6a,6bが、導体平板5の他の角と導波管1の他の隅との間を接続するようにしてもよい。
図3(a)の例では、線状導体6aが導体平板5の左下の角と導波管1の左下の隅との間を接続し、線状導体6bが導体平板5の右下の角と導波管1の右下の隅との間を接続している。
図3(b)の例では、線状導体6aが導体平板5の左下の角と導波管1の左下の隅との間を接続し、線状導体6bが導体平板5の左上の角と導波管1の左上の隅との間を接続している。
図3(c)の例では、線状導体6aが導体平板5の右上の角と導波管1の右上の隅との間を接続し、線状導体6bが導体平板5の左上の角と導波管1の左上の隅との間を接続している。
この実施の形態1では、導体平板5における4個の角のうち、隣り合っている2個の角(導体平板5における1つの辺の両端)に対して、2本の線状導体6a,6bの一端をそれぞれ接続することで、交差偏波の発生を抑えているものを示したが、発生する交差偏波の大きさを所定の大きさに抑えるなどの要求がないような場合には、図4に示すように、1本の線状導体6aが導体平板5の角と導波管1の隅との間を接続するようにしてもよい。この場合も、2つの偏波方向に対する大きな電気的特性の損失を招くことなく、非励振素子である導体平板5を導波管1に接地することができる。
この実施の形態1では、導波管1及び導体平板5の断面形状が正方形である例を示したが、導波管1及び導体平板5の断面形状が長方形であってもよい。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2によるアンテナ装置を示す構成図である。
特に図5(a)はアンテナ開口より見た上面図、図5(b)は図5(a)のA−A断面図、図5(c)は図5(a)のB−B断面図である。
この実施の形態2では、導波管1及び導体平板5の断面形状が円形である点で、上記実施の形態1と相違している。
断面形状が円形の導波管1の管壁には、給電プローブ4aを管軸に対して垂直に挿入するための給電プローブ挿入孔3aと、給電プローブ4bを管軸に対して垂直に挿入するための給電プローブ挿入孔3bとが施されており、給電プローブ挿入孔3aと給電プローブ挿入孔3bは互いに直交している。したがって、給電プローブ4aと給電プローブ4bは互いに直交するように挿入されている。
また、線状導体6a,6bの伸長方向と給電プローブ4a,4bから導波管1に給電される電波の給電方向とのなす角が45度(あるいは、135度、225度、315度)になるように、線状導体6a,6bが配置されている。
次に動作について説明する。
図6は給電プローブ4a,4bから電波が給電された場合の導波管1の内部を伝搬する電波の電界分布と線状導体6a,6bの電流分布を示す説明図である。
特に図6(a)は給電プローブ4aから電波が給電された場合を示し、図6(b)は給電プローブ4bから電波が給電された場合を示している。
給電プローブ4aから電波が給電された場合、図6(a)に示すように、電波は導波管1の内部を伝わり、導波管1の開口部から放射される。
導波管1の内部での電界分布は、主として、いわゆる円形導波管のTE11モードになり、導波管1の中心付近ではY方向に平行な電界成分を主に有する。即ち、給電プローブ4aから電波が給電されることで、Y方向に概ね平行な偏波が空間に放射されることになる。
このとき、導体平板5は、導波管1の内部の電界を遮るように配置されているので、給電プローブ4aの入力インピーダンスに対して並列の容量性及び誘導性の成分が付加される。その結果、いわゆる共振回路として動作し、広帯域に亘るインピーダンスの整合が実現される。
また、線状導体6a,6bは、導波管1の内部の電界を遮ることになるが、Y方向の電界に対して斜めに遮るため、電界方向に対して平行に遮る場合と比べて、電気的特性に対する影響度が格段に小さくなる。
導波管1の内部での電界は、中央部において大きな振幅をもち、中央部から離れた位置では小さな振幅となる。したがって、中央部から離れた部分での線状導体6a,6bによる電気的特性への影響は更に小さくなる。
一方、給電プローブ4bから電波が給電された場合、図6(b)に示すように、電波は導波管1の内部を伝わり、導波管1の開口部から放射されるが、導波管1の内部での電界分布は、導波管1の中心付近ではX方向に平行な電界成分を主に有する。即ち、給電プローブ4bから電波が給電されることで、X方向に概ね平行な偏波が空間に放射されることになる。
このとき、導体平板5は、給電プローブ4aから電波が給電される場合と同様に、導波管1の内部の電界を遮るように配置されているので、給電プローブ4bの入力インピーダンスに対して並列の容量性及び誘導性の成分が付加される。その結果、いわゆる共振回路として動作し、広帯域に亘るインピーダンスの整合が実現される。
また、線状導体6a,6bは、導波管1の内部の電界を遮ることになるが、X方向の電界に対して斜めに遮るため、電界方向に対して平行に遮る場合と比べて、電気的特性に対する影響度が格段に小さくなる。
導波管1の内部での電界は、中央部において大きな振幅をもち、中央部から離れた位置では小さな振幅となる。したがって、管壁に近接する部分での線状導体6a,6bによる電気的特性への影響は更に小さくなる。
このように、線状導体6a,6bは、給電プローブ4a,4bから給電される電波の両方に対して妨げになるが、電界方向に対して平行に遮る場合と比べて、電気的特性に対する影響度が格段に小さいため、両方の偏波方向に対するアンテナ装置の電気的特性を大きく損なうことがない。
因みに、給電プローブ4a,4bから給電される電波を斜めに遮る場合、電気的特性に対する影響度は小さいが、平行に近づくと急激に電気的特性に対する影響度が大きくなる。
給電プローブ4aから電波が給電された場合、導波管1の内部の電界を妨げることで、図6(a)に示すように、線状導体6a,6bには、Y方向に対して斜め方向の電流が流れる。
このとき、線状導体6a,6bは、給電プローブ4aを挟んで互いに反対側に位置しているため、線状導体6aを流れる電流のX方向成分と、線状導体6bを流れる電流のX方向成分とは、振幅がほぼ同一で互いに逆方向になる。
そのため、線状導体6a,6bを流れる電流によって発生して空間に放射される電波のうち、交差偏波成分にあたるX方向偏波の電波は、Z軸方向では互いに打ち消されることになり、交差偏波成分の発生が抑えられる。
一方、給電プローブ4bから電波が給電された場合、導波管1の内部の電界を妨げることで、図6(b)に示すように、線状導体6a,6bには、X方向に対して斜め方向の電流が流れる。
この場合、線状導体6aを流れる電流のY方向成分と、線状導体6bを流れる電流のY方向成分とは、振幅がほぼ同一で互いに逆方向になる。
そのため、線状導体6a,6bを流れる電流によって発生して空間に放射される電波のうち、交差偏波成分にあたるY方向偏波の電波は、Z軸方向では互いに打ち消されることになり、交差偏波成分の発生が抑えられる。
このように、線状導体6a,6bは、給電プローブ4a,4bから給電される電波の主偏波成分に直交する交差偏波成分を発生させるが、アンテナ正面方向では交差偏波成分が打ち消され、大きな交差偏波が生じない。
以上で明らかなように、導波管1及び導体平板5の断面形状が円形である場合でも、給電プローブ4a,4bが互いに直交するように挿入され、線状導体6a,6bの伸長方向が給電プローブ4a,4bから導波管1に給電される電波の給電方向と斜めになるように、線状導体6a,6bが配置されている構成であるので、上記実施の形態1と同様に、2つの偏波方向に対する大きな電気的特性の損失を招くことなく、非励振素子である導体平板5を導波管1に接地することができる効果を奏する。
この実施の形態2では、線状導体6a,6bの伸長方向と給電プローブ4a,4bから導波管1に給電される電波の給電方向とのなす角が45度(あるいは、135度、225度、315度)になるように、線状導体6a,6bが配置されているものを示したが、線状導体6a,6bの伸長方向と電波の給電方向が斜めになっていればよく、なす角が45度、135度、225度及び315度以外の角度であってもよい。
この実施の形態2では、図5(a)において、線状導体6aと線状導体6bが給電プローブ4aを挟んで、導体平板5の外周部と導波管1の内周部との間を接続しているものを示したが、線状導体6a,6bの伸長方向と電波の給電方向が斜めになっていればよいので、図7のように、線状導体6a,6bと給電プローブ4a,4bが配置されているものであってもよい。
この実施の形態2では、2本の線状導体6a,6bを設けているものを示したが、発生する交差偏波の大きさを所定の大きさに抑えるなどの要求がないような場合には、図8に示すように、1本の線状導体6aが導体平板5の外周部と導波管1の内周部との間を接続するようにしてもよい。この場合も、2つの偏波方向に対する大きな電気的特性の損失を招くことなく、非励振素子である導体平板5を導波管1に接地することができる。
図5の例では、導体平板5が給電プローブ4a,4bよりも導波管1の開口側(図5(b)(c)において、上側)に配置されているが、給電プローブ4a,4bよりも短絡導体壁2側(下側)に配置されていてもよい。
また、導体平板5が導波管1の開口部(導波管1の上端の位置)、あるいは、その開口部より若干上側に配置されていてもよい。
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3によるアンテナ装置を示す構成図である。
特に図9(a)はアンテナ開口より見た上面図、図9(b)は図9(a)のA−A断面図、図9(c)は図9(a)のB−B断面図である。図9において、図1と同一符号は同一または相当部分を示している。
導波管1の管壁には、給電プローブ挿入孔3a,3bの他に、給電プローブ4cを管軸に対して垂直に挿入するための給電プローブ挿入孔3cと、給電プローブ4dを管軸に対して垂直に挿入するための給電プローブ挿入孔3dとが施されている。
給電プローブ4cは導波管1の管壁に施されている給電プローブ挿入孔3cに挿入されている。
給電プローブ4dは導波管1の管壁に施されている給電プローブ挿入孔3dに挿入されている。これにより、給電プローブ4a,4cと給電プローブ4b,4dは互いに直交するように挿入されている。
例えば、同軸線路の中心導体を給電プローブ4a〜4dとして用いることができるので、その同軸線路を給電プローブ挿入孔3a〜3dに挿入するようにしてもよい。
線状導体6c,6dは導波管1と導体平板5の間を結ぶ線状の導体であり、線状導体6c,6dの伸長方向が電波の給電方向と斜めになるように、線状導体6c,6dが配置されている。
即ち、線状導体6cは一端が導体平板5の角(図9(a)の例では、左下の角)と接続され、他端が導波管1の隅(図9(a)の例では、左下の隅)と接続されている。
また、線状導体6dは一端が導体平板5の角(図9(a)の例では、左上の角)と接続され、他端が導波管1の隅(図9(a)の例では、左上の隅)と接続されている。
次に動作について説明する。
図10は給電プローブ4a〜4dから電波が給電された場合の導波管1の内部を伝搬する電波の電界分布と線状導体6a〜6dの電流分布を示す説明図である。
特に図10(a)は給電プローブ4a,4cを用いて、互いに逆相の電波が給電された場合を示し、図10(b)は給電プローブ4b,4dを用いて、互いに逆相の電波が給電された場合を示している。
上記実施の形態1,2では、互いに直交している2つの給電プローブ4a,4bと、2本の線状導体6a,6bとが配置されているものであり、導波管1の管軸に対して非対称な構造になっている。このため、給電プローブ4a,4bを励振した場合の主偏波成分に加えて、少なからず交差偏波成分が発生する。
この実施の形態3では、交差偏波成分の発生を抑えるために、4つの給電プローブ4a〜4dを導波管1の管軸に対して対称な位置に挿入し、かつ、4本の線状導体6a〜6dを導波管1の管軸に対して対称な位置に配置している。
給電プローブ4a,4cから電波が給電された場合、図10(a)に示すように、電波は導波管1の内部を伝わり、導波管1の開口部から放射される。
給電プローブ4aから給電される電波と給電プローブ4cから給電される電波が導波管1の内部において同相で合成されるように、給電プローブ4aと給電プローブ4cには互いに逆相の電波が給電される。
導波管1の内部での電界分布は、Y方向に平行な電界成分を主に有しており、Y方向に平行な偏波が空間に放射されることになる。
このとき、線状導体6a〜6dは、導波管1の内部の電界を遮ることになるが、Y方向の電界に対して斜めに遮るため、電界方向に対して平行に遮る場合と比べて、電気的特性に対する影響度が格段に小さくなる。
導波管1の内部での電界は、中央部において大きな振幅をもち、Y方向に平行な管壁(図10中、上側及び下側の管壁)に近づくにつれて小さな振幅となる。したがって、Y方向に平行な管壁に近接する部分での線状導体6a〜6dによる電気的特性への影響は更に小さくなる。
一方、給電プローブ4b,4dから電波が給電された場合、図10(b)に示すように、電波は導波管1の内部を伝わり、導波管1の開口部から放射される。
給電プローブ4bから給電される電波と給電プローブ4dから給電される電波が導波管1の内部において同相で合成されるように、給電プローブ4bと給電プローブ4dには互いに逆相の電波が給電される。
導波管1の内部での電界分布は、X方向に平行な電界成分を主に有しており、X方向に平行な偏波が空間に放射されることになる。
このとき、線状導体6a〜6dは、導波管1の内部の電界を遮ることになるが、X方向の電界に対して斜めに遮るため、電界方向に対して平行に遮る場合と比べて、電気的特性に対する影響度が格段に小さくなる。
導波管1の内部での電界は、中央部において大きな振幅をもち、X方向に平行な管壁(図10中、右側及び左側の管壁)に近づくにつれて小さな振幅となる。したがって、X方向に平行な管壁に近接する部分での線状導体6a〜6dによる電気的特性への影響は更に小さくなる。
このように、線状導体6a〜6dは、給電プローブ4a,4cから給電される電波及び給電プローブ4b,4dから給電される電波に対して妨げになるが、電界方向に対して平行に遮る場合と比べて、電気的特性に対する影響度が格段に小さいため、両方の偏波方向に対するアンテナ装置の電気的特性を大きく損なうことがない。
給電プローブ4a,4cから電波が給電された場合、導波管1の内部の電界を妨げることで、図10(a)に示すように、線状導体6a〜6dには、Y方向に対して斜め方向の電流が流れる。
しかし、線状導体6a〜6dを流れる電流によって発生して空間に放射されるX方向偏波の電波は、構造の対称性から互いに打ち消し合うため、上記実施の形態1,2よりも、交差偏波成分の発生を低く抑えることができる。
一方、給電プローブ4b,4dから電波が給電された場合、導波管1の内部の電界を妨げることで、図10(b)に示すように、線状導体6a〜6dには、X方向に対して斜め方向の電流が流れる。
しかし、線状導体6a〜6dを流れる電流によって発生して空間に放射されるY方向偏波の電波は、構造の対称性から互いに打ち消し合うため、上記実施の形態1,2よりも、交差偏波成分の発生を低く抑えることができる。
このように、線状導体6a〜6dは、給電プローブ4a〜4dによって給電される電波の主偏波成分に直交する交差偏波成分を発生させるが、構造の対称性から交差偏波成分が打ち消されるため、交差偏波の発生をより低く抑えることができる。
この実施の形態3では、導波管1及び導体平板5の断面形状が正方形(矩形)である例を示したが、上記実施の形態2のように、導波管1及び導体平板5の断面形状が円形であってもよく、給電プローブ4a〜4d及び線状導体6a〜6dを対称に配置することで、同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図11はこの発明の実施の形態4によるアンテナ装置を示す斜視図であり、図12はこの発明の実施の形態4によるアンテナ装置を示す構成図である。
特に図12(a)はアンテナ開口より見た上面図、図12(b)は図12(a)のA−A断面図、図12(c)は図12(a)のB−B断面図である。図11及び図12において、図1と同一符号は同一または相当部分を示している。
この実施の形態4のアンテナ装置では、断面が矩形状の貫通穴7aが施されている導電性シャシ7と、導電性シャシ7の貫通穴7aと同一形状の非貫通の穴8aを有する導電性シャシ8とから導波管1が構成されている。
また、導電性シャシ7と導電性シャシ8は誘電体基板9に設けられているスルーホール10によって電気的に接続されている。
給電線路11a,11b(図1の給電プローブ4b,4dに相当する線路)は誘電体基板9の内部にストリップ導体として形成され、導体平板5と線状導体6a,6bは誘電体基板9の表面にストリップ導体として形成されている。
給電線路11a,11bはストリップ導体が導電性シャシ7,8の導体壁に挟まれた構造になっており、いわゆるストリップ線路を形成する。
この実施の形態4のアンテナ装置の基本的な動作は、構造の類似性より、上記実施の形態1のアンテナ装置と同様になる。
また、導体平板5と線状導体6a,6bを誘電体基板9の表面にストリップ導体として形成し、給電線路11a,11bを誘電体基板9の内部にストリップ導体として形成するものであるため、通常の基板加工を行うだけで容易に実現することができる。
したがって、この実施の形態4のアンテナ装置では、特別な製造工程によって製造することなく、上記実施の形態1と同様な効果を有するアンテナ装置が得られる。
この実施の形態4では、導体平板5、線状導体6a,6b及び給電線路11a,11bを単一の誘電体基板9に形成するものを示したが、図13に示すように、導体平板5と線状導体6a,6bを第1の誘電体基板9aの表面に形成し、給電線路11a,11bを第2の誘電体基板9bの内部に形成するようにしてもよい。
また、図14に示すように、導体平板5と線状導体6a,6bを第1の誘電体基板9aの表面に形成し、給電線路11aを第2の誘電体基板9bの内部に形成し、給電線路11bを第3の誘電体基板9cの内部に形成するようにしてもよい。
なお、図11から図14に示している各誘電体基板9の位置関係(導体平板5、給電線路11a,11bの位置関係)はあくまでも一例であり、他の位置関係であってもよい。
実施の形態5.
図15はこの発明の実施の形態5によるアンテナ装置を示す斜視図であり、図16はこの発明の実施の形態5によるアンテナ装置を示す構成図である。
特に図16(a)はアンテナ開口より見た上面図、図16(b)は図16(a)のA−A断面図、図16(c)は図16(a)のB−B断面図である。図15及び図16において、図11〜図14と同一符号は同一または相当部分を示している。
この実施の形態5のアンテナ装置では、断面が矩形状の貫通穴7aが施されている導電性シャシ7と、導電性シャシ7の貫通穴7aと同一形状の非貫通の穴8aを有する導電性シャシ8と、導電性シャシ7の貫通穴7aと同一形状の貫通穴12aを有する導電性シャシ12とから導波管1が構成されている。
また、導電性シャシ7、導電性シャシ8及び導電性シャシ12は、誘電体基板9a,9bに設けられているスルーホール10によって電気的に接続されている。
導体平板5と線状導体6a,6bは第1の誘電体基板9aの表面にストリップ導体として形成され、給電線路11a,11bは第2の誘電体基板9bの内部にストリップ導体として形成されている。
導電性シャシ8,12には、給電線路11a,11bに沿う形で溝13が形成されている。給電線路11a,11bはストリップ導体が導電性シャシ8,12に設けられた溝13に挟まれた構造になっており、いわゆるサスペンデッドストリップ線路を形成している。
この実施の形態5のアンテナ装置の基本的な動作は、構造の類似性より、上記実施の形態1のアンテナ装置と同様になる。
また、導体平板5と線状導体6a,6bを第1の誘電体基板9aの表面にストリップ導体として形成し、給電線路11a,11bを第2の誘電体基板9bの内部にストリップ導体として形成するものであるため、通常の基板加工を行うだけで容易に実現することができる。
したがって、この実施の形態5のアンテナ装置では、特別な製造工程によって製造することなく、上記実施の形態1と同様な効果を有するアンテナ装置が得られる。
この実施の形態5では、導体平板5、線状導体6a,6bが形成される誘電体基板9aと給電線路11a,11bが形成される誘電体基板9bとが別々であるものを示したが、図17に示すように、導体平板5、線状導体6a,6b及び給電線路11a,11bを単一の誘電体基板9に形成するようにしてもよい。
また、図18に示すように、導体平板5と線状導体6a,6bを第1の誘電体基板9aの表面に形成し、給電線路11aを第2の誘電体基板9bの内部に形成し、給電線路11bを第3の誘電体基板9cの内部に形成するようにしてもよい。
なお、図15から図18に示している各誘電体基板9の位置関係(導体平板5、給電線路11a,11bの位置関係)はあくまでも一例であり、他の位置関係であってもよい。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 導波管、2 短絡導体壁、3a,3b,3c,3d 給電プローブ挿入孔、4a,4b,4c,4d 給電プローブ、5 導体平板、6a,6b,6c,6d 線状導体、7 導電性シャシ、7a 貫通穴、8 導電性シャシ、8a 非貫通の穴、9 誘電体基板、9a 第1の誘電体基板、9b 第2の誘電体基板、9c 第3の誘電体基板、10 スルーホール、11a,11b 給電線路、12 導電性シャシ、12a 貫通穴、13 溝、101 非励振素子、102 励振素子、103 給電線路、104 誘電体基板、105 地導体板、106 導体平板、107 線状導体、108 接地点。

Claims (12)

  1. 一端が短絡されて、他端が開放されている導波管と、
    前記導波管の管軸に対して垂直に挿入されている複数の給電プローブと、
    前記導波管の内部に配置されている導体平板と、
    前記導波管と前記導体平板の間を結ぶ線状導体とを備え、
    前記複数の給電プローブが互いに直交するように挿入され、前記線状導体の伸長方向が前記給電プローブから前記導波管に給電される電波の給電方向と斜めになるように、前記線状導体が配置されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記導波管及び前記導体平板の断面形状が矩形であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記導波管及び前記導体平板の断面形状が正方形であることを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  4. 前記導体平板の各辺と、前記導波管の各管壁とが平行になるように、前記導体平板が前記導波管の内部に配置されていることを特徴とする請求項2または請求項3記載のアンテナ装置。
  5. 前記線状導体は、一端が前記導体平板の角と接続され、他端が前記導波管の隅と接続されていることを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  6. 前記導波管と前記導体平板の間を結ぶ線状導体として、2本の線状導体を備え、
    前記導体平板における4個の角のうち、隣り合っている2個の角に対して、前記2本の線状導体の一端がそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項5記載のアンテナ装置。
  7. 前記導波管及び前記導体平板の断面形状が円形であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  8. 前記電波の給電方向と前記線状導体の伸長方向とのなす角が45度、135度、225度又は315度であることを特徴とする請求項7記載のアンテナ装置。
  9. 前記導体平板の異なる位置から2本又は4本の前記線状導体が前記導波管に向けて伸長していることを特徴とする請求項8記載のアンテナ装置。
  10. 前記導波管の管軸に対して垂直に挿入される給電プローブとして、4本の給電プローブが挿入されていることを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  11. 前記給電プローブが、同軸線路の中心導体によって形成されていることを特徴とする請求項1から請求項10のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  12. 前記導体平板、前記線状導体及び前記給電プローブが、誘電体基板の表面又は内部に形成されるストリップ導体で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項11のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
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