JP2016019145A - 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アプリケーション機能を追加する作業を削減できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】ステップS101で「コピーFAX送信」が選択されると標準アプリ管理部500によりコピーアプリ実行サービス121が開始され、コピーアプリ実行サービス121からハードウェア資源の利用要求が機器制御プラットフォーム200側に出力される。ステップS104で機器制御管理サービス240が標準アプリ管理部500にコピーアプリ実行サービス121が利用するインターフェイスを要求する。ステップS105で標準アプリ管理部500は、機器制御実行サービス250にインターフェイスを出力する。ステップS106で機器制御管理サービス240は、機器制御実行サービス250に各部制御用サービス220の呼び出しを指示する。ステップS107で機器制御実行サービス250は、画像処理サービス221及びデバイス操作サービス222を呼び出し実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムに係り、特にアプリケーションによる機能追加に適した画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムに関する。
従来より、文書や画像を印刷可能な複合機(Multifunctional Peripheral,MFP)やプリンター等の画像形成装置においては、様々なアプリケーション(Application Software)をインストールし実行することが可能なものが存在する。
なお、アプリケーションには、PDF作成、名刺管理、帳簿管理等の機能をもたらすものがある。また、アプリケーションには、カメラ等の機器との連携をもたらすものもある。
ところで、これらのアプリケーションをインストールし実行させるためには、画像処理装置に搭載されているOS(Operating System)の基本的な機能を利用できるように、それぞれのアプリケーションを開発する必要がある。
また、アプリケーションの開発に際しては、開発コストがかからないように、効率良く行うことも必要となってくる。
このような課題を解消するようにしたものとして、特許文献1では、プリンター、コピーまたはファクシミリなどの各ユーザーサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーションを複数搭載可能とし、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とするハードウェア資源の管理、実行制御並びに画像形成処理を行うプラットフォームを設ける構成としている。このようにアプリケーションとハードウェア資源との間に介在するプラットフォームに配置されているアプリ登録管理モジュールがアプリケーションを管理する。これにより、ユーザーが各ユーザーサービスのアプリケーションを作成する場合には、プラットフォーム以外の部分を作成し、またプラットフォームに配置されたアプリ管理モジュールを変更することで、アプリケーション作成の負担を軽減するようにしている。
特開2002−84383号公報
しかし、特許文献1の画像形成装置では、アプリケーションを追加または削除するときには、アプリケーションとハードウェア資源との間に介在するプラットフォームに配置されたアプリ管理モジュールを変更しなければならない。このアプリ管理モジュールが変更されると、ハードウェア資源にも影響を与えるため、アプリケーションとハードウェア資源の両方に変更が必要となるという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、上記課題を解決できる画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、標準アプリケーションを実行する標準アプリケーション実行サービスを有する標準アプリケーション実行部と、オペレーティングシステム上でハードウェアを制御する制御用サービスと、前記制御用サービスの実行手順であるインターフェイスにより前記制御用サービスを実行する機器制御実行サービスと、前記機器制御実行サービスに対して前記制御用サービスの呼び出しを指示する機器制御管理サービスとを有する機器制御プラットフォームと、前記標準アプリケーションの状態を管理し、前記標準アプリケーション実行サービスのハードウェア資源を利用するためのインターフェイスを提供する標準アプリ管理部とを備えることを特徴としている。
また、本発明の画像形成装置は、前記標準アプリケーション実行サービスが前記機器制御プラットフォームに前記ハードウェア資源を利用する要求を出力すると、前記機器制御管理サービスが前記標準アプリ管理部に前記標準アプリケーション実行サービスに対応する前記ハードウェア資源を利用する要求を出力し、前記標準アプリ管理部が前記機器制御実行サービスに前記ハードウェア資源を利用するためのインターフェイスを出力し、前記機器制御管理サービスが前記機器制御実行サービスに対して前記制御用サービスの呼び出しを指示することを特徴としている。
本発明の画像形成方法は、ハードウェア資源を備えた画像形成装置による画像形成方法であって、標準アプリケーションを実行する標準アプリケーション実行サービス工程と、オペレーティングシステム上でハードウェアを制御する制御用サービス工程と、前記制御用サービス工程の実行手順であるインターフェイスにより前記制御用サービス工程を実行する機器制御実行サービス工程と、前記機器制御実行サービス工程に対して前記制御用サービス工程の呼び出しを指示する機器制御管理サービス工程と、前記標準アプリケーションの状態を管理し、前記標準アプリケーション実行サービス工程の前記ハードウェア資源を利用するためのインターフェイスを提供する標準アプリ管理工程とを備えることを特徴としている。
また、本発明の画像形成方法は、前記標準アプリケーション実行サービス工程が機器制御プラットフォームに前記ハードウェア資源を利用する要求を出力すると、前記機器制御管理サービス工程が前記標準アプリ管理工程に前記標準アプリケーション実行サービス工程に対応する前記ハードウェア資源を利用する要求を出力し、前記標準アプリ管理工程が前記機器制御実行サービス工程に前記ハードウェア資源を利用するためのインターフェイスを出力し、前記機器制御管理サービス工程が前記機器制御実行サービス工程に対して前記制御用サービス工程の呼び出しを指示することを特徴としている。
本発明の画像形成プログラムは、画像形成を行う画像形成装置を制御するためのコンピューターで実行される画像形成プログラムであって、標準アプリケーションを実行する標準アプリケーション実行サービス工程と、オペレーティングシステム上でハードウェアを制御する制御用サービス工程と、前記制御用サービス工程の実行手順であるインターフェイスにより前記制御用サービス工程を実行する機器制御実行サービス工程と、前記機器制御実行サービス工程に対して前記制御用サービス工程の呼び出しを指示する機器制御管理サービス工程と、前記標準アプリケーションの状態を管理し、前記標準アプリケーション実行サービス工程のハードウェア資源を利用するためのインターフェイスを提供する標準アプリ管理工程とを前記コンピューターに実行させることを特徴としている。
また、本発明の画像形成プログラムは、前記標準アプリケーション実行サービス工程が機器制御プラットフォームに前記ハードウェア資源を利用する要求を出力すると、前記機器制御管理サービス工程が前記標準アプリ管理工程に前記標準アプリケーション実行サービス工程に対応する前記ハードウェア資源を利用する要求を出力し、前記標準アプリ管理工程が前記機器制御実行サービス工程に前記ハードウェア資源を利用するためのインターフェイスを出力し、前記機器制御管理サービス工程が前記機器制御実行サービス工程に対して前記制御用サービス工程の呼び出す指示を前記コンピューターに実行させることを特徴としている。
本発明の画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムによれば、アプリケーションとハードウェアの依存関係を軽減することで、アプリケーションの追加または削除における変更作業を削減できる。
本実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置のコピーFAX送信機能を実行する処理を説明するための図である。
<実施の形態>
〔画像形成装置1のシステム構成〕
次に、図1により、画像形成装置1のシステム構成について説明する。なお、以下の説明において、アプリとはアプリケーション(Application Software)のことである。
本発明の画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムによれば、機能を拡張するためのアプリケーション(以下、「拡張アプリ」という)の管理を行う1つの機能のまとまりであるモジュールを拡張アプリプラットフォームに配置する。また、ハードウェアの制御(以下、「機器制御」という)を行うモジュール、機器制御の実行を行うモジュール、及び機器制御の管理を行うモジュールを機器制御プラットフォームに配置する。また、拡張アプリにサービスを提供する標準アプリケーション(以下、「標準アプリ」という)の管理を行うモジュールである標準アプリ管理部を設ける。このように標準アプリ管理部を設けることで標準アプリを追加または削除したときに、拡張アプリプラットフォーム及び機器制御プラットフォームのモジュールを変更しないようにするものである。
画像形成装置1は、画像処理部11、原稿読取部12、原稿給送部13、搬送部14、ネットワーク送受信部15、操作パネル部16、画像形成部17、FAX送受信部18、及び記憶部19等が、制御部10に接続されている。各部は、制御部10によって動作制御される。
制御部10は、GPP(General Purpose Processor)、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Processor、特定用途向けプロセッサー)等の情報処理部である。
制御部10は、記憶部19のROMやHDDに記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムをRAMに展開させて実行することで、後述する機能ブロックの各部として動作させられる。また、制御部10は、図示しない外部の端末や操作パネル部16から入力された指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。
画像処理部11は、DSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)等の制御演算部である。画像処理部11は、各種の画像データに対して特定の画像処理を実行する。画像処理部11は、例えば、拡大縮小、濃度調整、階調調整、画像改善等の各種画像処理を行う。
画像処理部11は、原稿読取部12で読み取られた画像を、記憶部19に印刷データとして記憶する。この際、画像処理部11は、印刷データをPDFやTIFF等のフォーマットのファイル単位に変換することも可能である。
原稿読取部12は、セットされた原稿を読み取る(スキャン)。
原稿給送部13は、原稿読取部12で読み取られる原稿を搬送する。
搬送部14は、給紙カセットから記録紙を搬送し、画像形成部17で画像形成させ、その後にスタックトレイへ搬送する。
画像形成部17は、ユーザーの出力指示により、記憶部19に記憶され、原稿読取部12で読み取られ、又は外部の端末から取得されたデータから記録紙への画像形成を行わせる。
ネットワーク送受信部15は、LAN、無線LAN、WAN、携帯電話網等の外部ネットワークに接続するためのLANボードや無線送受信機等を含むネットワーク接続部である。
ネットワーク送受信部15は、データ通信用の回線ではデータを送受信し、音声電話回線では音声信号を送受信する。
ネットワーク送受信部15は、ネットワークを介して、図示しないPC(Personal Computer)やスマートフォンやPDA(Personal Data Assistant)や携帯電話等の外部の端末、サーバー等に接続されていてもよい。
操作パネル部16は、LCD等の表示部と、テンキー、スタート、キャンセル、コピー(複写)、FAX送信、スキャナー等の動作モードの切り換えのボタンと、選択された文書の印刷、送信、保存、記録等に関するジョブの実行に係る指示を行うためのスタートボタン若しくはタッチパネル等の入力部とを備えている。
操作パネル部16は、ユーザーの指示を取得する。このユーザーの指示は、後述する拡張アプリ400(図2)(Application Software、アプリケーション)のインストールや使用の指示を含む。また、ユーザーの指示により、各ユーザーの情報を入力、変更することも可能である。このため、操作パネル部16は、専用の制御部とROMやRAM等の記憶媒体を備えて、制御部10と連携してGUI(Graphical User Interface)の制御を行ってもよい。拡張アプリ400のインストールや使用時の操作パネル部16の制御の詳細については後述する。
また、操作パネル部16には、USBメモリーやフラッシュメモリーカードの記憶媒体や記憶媒体を内蔵した外部機器を接続するための接続部が備えられていてもよい。
FAX送受信部18は、ファクシミリの送受信を行うFAXボード等である。
FAX送受信部18は、原稿読取部12で読み取られた画像データやネットワーク送受信部15から受信したファイル等を描画してファクシミリ送信する。また、FAX送受信部18は、記憶部19に記憶され、ファクシミリ受信された画像データを画像形成部17で画像形成させ、ネットワーク送受信部15から外部の端末へ送信する。
記憶部19は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリー等の半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体と、このコントローラー等を含む。
記憶部19のROMやフラッシュメモリーやHDDには、画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラム及びデータが記憶されている。これらの制御プログラム及びデータは、ファームウェアのような形式で提供されていてもよい。また、これらの制御プログラムとデータとは、実行時にRAM等に展開されて、制御部10により実行される。
また、記憶部19は、各種ジョブデータ、原稿読取部12でスキャンされた画像データ、画像処理部11で画像処理された画像データ、他の端末(図示せず)から送信された印刷文書等のファイル、接続された記憶媒体から読み出された各種ファイル、サムネイル画像のデータ等を記憶してもよい。
また、記憶部19は、ユーザーのアカウント設定も記憶してもよい。また、記憶部19には、ユーザー毎の文書ボックスの領域が含まれていてもよい。
なお、画像形成装置1において、制御部10及び画像処理部11は、GPU内蔵CPU等やチップ・オン・モジュールパッケージのように、一体的に形成されていてもよい。
また、制御部10及び画像処理部11は、RAMやROMやフラッシュメモリー等を内蔵していてもよい。
〔画像形成装置1の制御構成〕
次に、図2により、画像形成装置1の制御構成について説明する。
画像形成装置1は、三つの階層的なブロック構造として、標準アプリ実行部(標準アプリケーション実行部)100、機器制御プラットフォーム200、拡張アプリプラットフォーム300を備え、更に、拡張アプリプラットフォーム300上に配置された拡張アプリ400、及び標準アプリ管理部500を備えている。制御部10が本発明の制御プログラムを実行することにより、標準アプリ実行部100、機器制御プラットフォーム200、拡張アプリプラットフォーム300が実現される。更に、制御部10は、図2に示す制御構成に基づいて、拡張アプリ400、標準アプリ120、汎用OS230を実行することができる。
標準アプリ実行部100は、機器制御プラットフォーム200で管理されるハードウェア資源を利用する標準アプリ120を実行する。標準アプリ実行部100は、機器制御プラットフォーム200上にインストールされた標準アプリ120と、この標準アプリ120に対応する標準アプリサービスIF部110を備えている。標準アプリ実行部100の詳細については、後述する。
機器制御プラットフォーム200は、汎用OS230(Operating System、オペレーティングシステム)上で、画像形成装置1全体のハードウェア資源を管理し、機能単位で各部を制御する。
機器制御プラットフォーム200は、標準アプリ120の実行基盤となるAPI(Application Programming Interface)やミドルウェアやランタイムやリンカー等(以下、「API等」という。)、汎用OS230上のサービス(Service、Daemon、以下「サービス等」という。)、スクリプト言語や中間言語の翻訳や実行を行うインタプリター(Interpreter)やJIT(Just In Time compiler)やバーチャルマシン等(以下、「バーチャルマシン等」という。)を含むプログラムやデータである。また、拡張アプリプラットフォーム300自体も、汎用OS230上で動作している。機器制御プラットフォーム200の詳細については、後述する。
拡張アプリプラットフォーム300は、標準アプリ120を呼び出して機能を利用し、機器制御プラットフォーム200を呼び出してハードウェア資源を利用し、拡張アプリ400を管理し実行させる。
拡張アプリプラットフォーム300は、拡張アプリ400の実行基盤となるAPI等やサービス等やバーチャルマシン等を含むプログラムやデータである。また、拡張アプリプラットフォーム300自体も、汎用OS230上で動作している。
拡張アプリプラットフォーム300は、標準機能サービス310、拡張機能サービス320、OSインストールサービス330(オペレーティングシステムインストールサービス)、及び拡張アプリ管理部340を備えている。
標準機能サービス310は、標準アプリサービスIF部110に対応した標準アプリ120の機能を拡張アプリ400に利用させるサービス等である。
拡張機能サービス320は、プラットフォームサービスIF部210に対応したハードウェア資源を拡張アプリ400に利用させるサービス等である。
拡張アプリ管理部340は、標準機能サービス310及び拡張機能サービス320を呼び出し可能な拡張アプリ400を管理し実行する。
OSインストールサービス330は、汎用OS230等に機能を追加するためのサービス等である。
OSインストールサービス330は、汎用OS230上にデバイスドライバーやスクリプト等の制御プログラムをインストールする。
また、OSインストールサービス330は、機能の追加があった新たなコピーアプリ実行サービス121、プリンターアプリ実行サービス122、FAXアプリ実行サービス123、各種標準アプリ実行サービス124等のインストールを行う。
拡張アプリ400は、拡張アプリプラットフォーム300上で各種処理を行うアプリのプログラム及びデータである。
拡張アプリ400は、拡張アプリプラットフォーム300上で実行されるアプリケーションのプログラム及びデータである。拡張アプリ400は、標準機能サービス310を呼び出して標準アプリ120の機能を利用し、拡張機能サービス320を呼び出して画像形成装置1の各部の機能を利用し、又はOSインストールサービス330を呼び出して汎用OS230への追加の機能をインストールする等の処理を実行することが可能である。このため、拡張アプリ400により、画像形成装置1単体では使用できない各種処理を行わせることが可能となる。
標準アプリ管理部500は、標準アプリの存在有無と状態を管理し、新たな標準アプリがシステムに追加されると、新たに追加された標準アプリについても状態の管理を行う。
標準アプリ管理部500は、標準アプリ120からの呼び出しを受け、プラットフォームサービスIF部210に送信して、当該各部の当該機能を実行させる。
次に、標準アプリ実行部100の詳細について説明する。標準アプリ実行部100は、標準アプリ120、及び標準アプリサービスIF部110(標準アプリケーションサービスインターフェイス部)を備えている。
標準アプリ120は、機器制御プラットフォーム200上で各種処理を行うアプリのプログラム及びデータである。
標準アプリ120は、ユーザーの指示を取得し、このユーザーの指示により画像形成装置の各種機能を利用する。また、標準アプリ120は、例えば、Java(登録商標)等の中間言語のアプリや、各種スクリプト言語等で記載されていてもよい。
標準アプリ120は、例えば、コピーアプリ実行サービス121、プリンターアプリ実行サービス122、FAXアプリ実行サービス123、各種標準アプリ実行サービス124等が、工場出荷状態で既にインストールされていてもよい。
コピーアプリ実行サービス121は、操作パネル部16からのユーザーによるコピーの指示を取得すると、原稿読取部12から原稿を読み取って、画像形成部17により画像形成させる。
プリンターアプリ実行サービス122は、外部の端末(図示せず)からの指示等により、ネットワーク送受信部15で受信したPDL(Page Description Language)等のファイルを描画して、画像形成部17により画像形成させる。また、プリンターアプリ実行サービス122は、操作パネル部16によるユーザーの指示により、記憶部19の文書ボックス内のファイル等を描画して、画像形成部17により画像形成させてもよい。
FAXアプリ実行サービス123は、ユーザーの操作パネル部16からのファクシミリ送信の指示を取得すると、原稿読取部12から原稿を読み取って、FAX送受信部18によりファクシミリ送信する。また、FAXアプリ実行サービス123は、外部の端末から受信したファイル等を描画して、FAX送受信部18により送信してもよい。また、FAXアプリ実行サービス123は、FAX送受信部18により受信されたファクシミリの画像データを、画像形成部17により画像形成させる。また、FAXアプリ実行サービス123は、受信されたファクシミリの画像データを記憶部19の文書ボックスに記憶してもよい。
コピーアプリ実行サービス121、プリンターアプリ実行サービス122、FAXアプリ実行サービス123、各種標準アプリ実行サービス124等にあっては、ユーザーの要望に応じて機能の追加が行われることがある。
すなわち、コピーアプリ実行サービス121にあっては、例えば、原稿を継ぎ足し、複数枚の原稿を読み込ませてコピーするなど機能を追加することが考えられる。
また、プリンターアプリ実行サービス122にあっては、例えば、画像形成部17により画像形成された画像データを、ネットワーク送受信部15を介して図示しないファイル管理サーバーへ送信するなど機能を追加することが考えられる。
また、FAXアプリ実行サービス123にあっては、例えば、原稿読取部12によって読み取られた原稿の画像データを、上記同様に、ネットワーク送受信部15を介して図示しないファイル管理サーバーへ送信するなどの機能を追加することが考えられる。
また、各種標準アプリ実行サービス124にあっては、例えば、送信した原稿を控えとして印刷するなどの機能を追加することが考えられる。
また、それぞれの機能の追加は、それぞれ機能の追加を行ったコピーアプリ実行サービス121、プリンターアプリ実行サービス122、FAXアプリ実行サービス123、各種標準アプリ実行サービス124等をインストールすることで実現される。
この場合、既存のコピーアプリ実行サービス121、プリンターアプリ実行サービス122、FAXアプリ実行サービス123、各種標準アプリ実行サービス124等の内容は、機能の追加があった新たなコピーアプリ実行サービス121、プリンターアプリ実行サービス122、FAXアプリ実行サービス123、各種標準アプリ実行サービス124等の内容に更新される。
なお、機能の追加があった新たなコピーアプリ実行サービス121、プリンターアプリ実行サービス122、FAXアプリ実行サービス123、各種標準アプリ実行サービス124等のインストールにあっては、例えば、後述のOSインストールサービス330によって行われるようにしてもよいし、標準アプリ管理部500にインストール専用のインストールサービスを別途設けるようにしてもよい。
また、既存のコピーアプリ実行サービス121、プリンターアプリ実行サービス122、FAXアプリ実行サービス123、各種標準アプリ実行サービス124等からの機能を利用するためのインターフェイスは、標準アプリ管理部500によって管理されている。
また、機能の追加があった新たなコピーアプリ実行サービス121、プリンターアプリ実行サービス122、FAXアプリ実行サービス123、各種標準アプリ実行サービス124等によって内容が更新された既存のコピーアプリ実行サービス121、プリンターアプリ実行サービス122、FAXアプリ実行サービス123、各種標準アプリ実行サービス124等におけるハードウェア資源を利用するためのインターフェイスも標準アプリ管理部500によって管理されている。
そして、いずれかのコピーアプリ実行サービス121、プリンターアプリ実行サービス122、FAXアプリ実行サービス123、各種標準アプリ実行サービス124等が実行されるとき、標準アプリ管理部500から機器制御実行サービス250に、該当するアプリからの機能を利用するためのインターフェイスが提供される。
これにより、機器制御プラットフォーム200側は、標準アプリ管理部500からのインターフェイスに基づき、後述の各部制御用サービス220の画像処理サービス221、デバイス操作サービス222、ネットワーク通信サービス223を呼び出し実行させることができる。
標準アプリサービスIF部110は、標準アプリ実行部100の外部から標準アプリ120の機能を利用するためのインターフェイスを提供する。
標準アプリサービスIF部110は、例えば、Java(登録商標)等のクラス、Java(登録商標)言語上のインターフェイス、ルーチン、関数、ヘッダーファイル、オブジェクト、ライブラリー等として提供されていてもよい。
また、標準アプリサービスIF部110は、汎用OS230上のサービス等として提供されていてもよい。また、標準アプリサービスIF部110は、標準アプリ120毎に異なるインターフェイスを提供していてもよい。
また、標準アプリサービスIF部110は、標準アプリ120の実行、インストール、設定の変更、削除等を行うことも可能である。
次に、機器制御プラットフォーム200の詳細について説明する。機器制御プラットフォーム200は、プラットフォームサービスIF部210(プラットフォームサービスインターフェイス部)、各部制御用サービス220、汎用OS230、機器制御管理サービス240、及び機器制御実行サービス250を備えている。
プラットフォームサービスIF部210は、機器制御プラットフォーム200の外部からハードウェア資源を利用するためのインターフェイスを提供する。
プラットフォームサービスIF部210は、各部制御用サービス220を呼び出して、画像形成装置1の各部のハードウェア資源を利用させる。プラットフォームサービスIF部210は、例えば、API等、又は汎用OS230上のサービス等として提供されていてもよい。また、プラットフォームサービスIF部210は、C言語の構造体、C++言語のクラス、その他のオブジェクト、ルーチン、関数、ヘッダーファイル、オブジェクト、ライブラリー等(以下、「クラス等」という。)として提供されていてもよい。また、プラットフォームサービスIF部210は、例えば、Java(登録商標)等の中間言語で提供されていてもよい。
各部制御用サービス220は、画像形成装置1の機能に対応する各部を適切な方式で制御するサービス等である。
各部制御用サービス220は、例えば、プラットフォームサービスIF部210からの呼び出しに対応して、画像処理部11、操作パネル部16、ネットワーク送受信部15等を操作する。また、各部制御用サービス220は、コピー機能、ネットワークスキャン機能、文書ボックス機能等を呼び出すことができる。
また、各部制御用サービス220は、製品系列別に、異なるサービス等、API等、クラス等を組み合わせたものがファームウェアに含まれていてもよい。
各部制御用サービス220は、画像処理サービス221、デバイス操作サービス222、及びネットワーク通信サービス223を含んでいる。
画像処理サービス221は、画像処理のデータの作成や変換や出力に関するサービスを提供する。画像処理サービス221は、例えば、原稿読取部12で解像度や色等を設定して原稿を読み取った画像データを記憶部19に記憶させ、画像処理部11に記憶部19の画像データや文書データ(図示せず)を画像処理させる。また、画像処理サービス221は、ファイル等から、画像形成部17で画像形成する画像データを描画する。
デバイス操作サービス222は、各部のデバイスを制御するためのサービス等を提供する。デバイス操作サービス222は、例えば、原稿読取部12から取得した画像データを記憶部19に記憶し、操作パネル部16の表示部に表示されるブラウザー上に画像を描画し、描画された画像データを画像形成部17に送信して画像形成させ、記憶部19に記憶された画像データをFAX送受信部18でファクシミリ送信させる。
また、デバイス操作サービス222は、画像形成装置1にオプション機器、例えばフィニッシャーが存在した場合は製本やステープル等、ICカードや生体認証によるユーザー認証部が存在した場合は当該ユーザー認証部によるユーザー認証、カメラが存在した場合はカメラ画像の取得や視線検出等の各機能を呼び出すことも可能である。また、デバイス操作サービス222は、例えば搬送部のモーターの一つを駆動させるといった、より機器のハードウェアの構成に近い制御を行ってもよい。また、デバイス操作サービス222は、各部の状態の取得等の処理も行ってもよい。
ネットワーク通信サービス223は、ネットワークの送受信に関するサービス等を提供する。ネットワーク通信サービス223は、例えば、ネットワーク送受信部15(図1)から、TCP/IPやUDPの各種プロトコルにより、他の画像形成装置(図示せず)やサーバーや端末等の間でファイル等の送受信を行う。たとえば、ネットワーク通信サービス223は、スキャンした画像データ、文書ボックスのファイル等を送受信することも可能である。なお、ネットワーク通信サービス223は、FAX送受信部18によるファクシミリ送受信の画像データの送受信、ユーザー認証部が存在した場合はユーザー認証結果、カメラが存在した場合は映像データの送受信等を行うことも可能である。また、ネットワーク通信サービス223は、画像形成装置1の各部の状態、各部の機能の呼び出しの結果等についても、送受信可能である。
汎用OS230は、画像形成装置1の各部を制御する。汎用OS230としては、例えば、Linux(登録商標)等の汎用OS、組み込み(Embedded)向けのOS、リアルタイムOS等を使用することができる。また、汎用OS230のカーネルやコア等のスケジュール管理や基本ハードウェアを管理するプログラムやデータ等はファームウェアに含まれていてもよい。また、汎用OS230は、別途、デバイスドライバーやスクリプト等の制御プログラムを追加可能であってもよい。このデバイスドライバーは、パフォーマンスを重視した言語であるC言語、C++言語、アセンブラ言語等で作成されていてもよい。
機器制御管理サービス240は、上述したコピーアプリ実行サービス121、プリンターアプリ実行サービス122、FAXアプリ実行サービス123、各種標準アプリ実行サービス124等のいずれかが実行され、これに伴った要求が、実行されたコピーアプリ実行サービス121、プリンターアプリ実行サービス122、FAXアプリ実行サービス123、各種標準アプリ実行サービス124等のいずれかから出されると、上述した標準アプリ管理部500に対し、該当するアプリのインターフェイスを要求する。
機器制御実行サービス250は、標準アプリ管理部500から受け取ったインターフェイスに基づき、各部制御用サービス220の画像処理サービス221、デバイス操作サービス222、ネットワーク通信サービス223を呼び出し実行する。
なお、図2に示す各部は、記憶部19のHDDやフラッシュメモリー等に記憶された制御プログラムをRAM等に読み出して、制御部10が実行することで実現することが可能である。
また、図2に示す各部は、図1に示すハードウェア資源である各部にアクセスして制御し、各種データの読み書き、送受信等を行うことが可能である。
〔画像形成装置1による画像処理〕
次に、拡張アプリプラットフォーム300及び機器制御プラットフォーム200側の機能を変更することなく、機能を追加した標準アプリの実行手順について説明する。なお、以下においては、例えば、既存のコピーアプリ実行サービス121に機能が追加され新たなコピーアプリ実行サービス121の内容に更新され、その更新された機能のインターフェイスが標準アプリ管理部500により管理されている場合として説明する。また、新たなコピーアプリ実行サービス121には、原稿をコピーした後にこのコピーした原稿をFAXで送信するという機能(以下、「コピーFAX送信」という)が追加されている例を用いて説明する。
また、新たなコピーアプリ実行サービス121が標準アプリ120にインストールされると、操作パネル部16の操作メニュー画面に「コピーFAX送信」の項目が表示されるものとする。以下、図3に示すコピーFAX送信における実行手順について、ステップ順に説明する。
(ステップS101)
まず、図3に示すように、ユーザーは原稿をセットし、コピー設定を行う。このとき、操作パネル部16の操作メニュー画面に表示される「コピーFAX送信」の項目を選択すると共に、コピー原稿サイズ、コピーサイズ、コピー枚数、コピー濃度、及び片面コピーまたは両面コピーなどの情報(以下、「コピー情報」という)、FAX宛先、送信画像の濃さ、及び送信画像サイズなどの情報(以下、「FAX情報」という)を設定し、操作パネル部16のスタートボタンを押下する。
(ステップS102)
次いで、「コピーFAX送信」の項目が選択され、コピー情報とFAX情報が設定され、続いてスタートボタンが押下されると、標準アプリ管理部500がコピーアプリ実行サービス121を開始する。
(ステップS103)
次いで、コピーアプリ実行サービス121が開始されると、コピーアプリ実行サービス121からハードウェア資源の利用要求が機器制御プラットフォーム200側に出力される。
(ステップS104)
このとき、機器制御プラットフォーム200側の機器制御管理サービス240が拡張アプリプラットフォーム300側の標準アプリ管理部500にコピーアプリ実行サービス121による機能を利用するためのインターフェイスを要求する。
(ステップS105)
標準アプリ管理部500は、機器制御管理サービス240からのインターフェイス要求に応じて機器制御実行サービス250にコピーアプリ実行サービス121による機能を利用するためのインターフェイスを出力する。ここで、標準アプリ管理部500から出力されるインターフェイスは、原稿をコピーした後にこのコピーした原稿をFAXで送信するという手順を示している。
(ステップS106)
また、機器制御管理サービス240は、機器制御実行サービス250に対して各部制御用サービス220の呼び出しを指示する。
(ステップS107)
これにより、機器制御実行サービス250は、画像処理サービス221及びデバイス操作サービス222を呼び出し実行する。このとき、デバイス操作サービス222から提供される制御に関わるサービスにより、原稿読取部12による原稿の読み込み(スキャン)が開始される。ここで読み込まれた画像データは、デバイス操作サービス222から提供される制御に関わるサービスにより、例えば、上述した記憶部19の文書ボックス内に保存される。
また、画像処理サービス221から提供される制御に関わるサービスにより、画像形成部17が記憶部19の文書ボックス内に保存され画像データを画像形成することで、記録紙への印刷が行われる(コピー処理の完了)。
印刷が完了すると、デバイス操作サービス222から提供される制御に関わるサービスにより、FAX送受信部18によるファクシミリ送信が行われる。ここでは、FAX送受信部18が上述した記憶部19の文書ボックス内に保存された画像データを描画してファクシミリ送信する。
なお、ネットワーク通信サービス223については、外部ネットワークを介しての送信がないため、ここでは呼び出しが行われない。
以上により、コピーアプリ実行サービス121の原稿をコピーした後にこのコピーした原稿をFAXで送信するという手順を示すインターフェイスを標準アプリ管理部500が管理し、また機器制御プラットフォーム200の機器制御管理サービス240が標準アプリ管理部500にインターフェイスを要求し、機器制御実行サービス250がインターフェイスを標準アプリ管理部500から入力し、更に機器制御管理サービス240が機器制御実行サービス250に対して各部制御用サービス220の呼び出しを指示することで、コピーアプリ実行サービス121は、原稿のコピーとコピーされた画像のFAX送信を行うことができる。
つまり、画像形成装置1のプラットフォームを拡張アプリプラットフォーム300、機器制御プラットフォーム200、及び標準アプリ管理部500に分け、またお互いの処理を独立して実行できるようにすることで、標準標準アプリ120のアプリ実行サービスに機能の追加や削除を行った場合でも拡張アプリプラットフォーム300及び機器制御プラットフォーム200側の変更が生じないようにすることができる。
なお、本実施形態では、本発明を画像形成装置に適用した場合で説明したが、この例に限らず、各種情報処理装置にも適用可能である。つまり、ネットワークスキャナ、スキャナーをUSB等で別途接続したサーバー等を用いるような構成であってもよい。また、アプリをインストール可能な情報処理装置であるPC、スマートフォン、携帯電話、オフィス機器、産業用機器等にも適用可能である。
このような本発明の画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムは、アプリケーションとハードウェアの依存関係を軽減することで、アプリケーションの追加または削除における変更作業を削減できる。
以上、具体的な実施の形態により本発明を説明したが、上記実施の形態は本発明の例示であり、この実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
本発明の画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムは、拡張機能サービスを備えるあらゆる装置、方法及びプログラムに適用できる。
1 画像形成装置
10 制御部
11 画像処理部
12 原稿読取部
13 原稿給送部
14 搬送部
15 ネットワーク送受信部
16 操作パネル部
17 画像形成部
18 FAX送受信部
19 記憶部
100 標準アプリ実行部
110 標準アプリサービスIF部
120 標準アプリ
121 コピーアプリ実行サービス
122 プリンターアプリ実行サービス
123 FAXアプリ実行サービス
124 各種標準アプリ実行サービス
200 機器制御プラットフォーム
210 プラットフォームサービスIF部
220 各部制御用サービス
221 画像処理サービス
222 デバイス操作サービス
223 ネットワーク通信サービス
230 汎用OS
240 機器制御管理サービス
250 機器制御実行サービス
230 汎用OS
300 拡張アプリプラットフォーム
310 標準機能サービス
320 拡張機能サービス
330 OSインストールサービス
340 拡張アプリ管理部
400 拡張アプリ
500 標準アプリ管理部

Claims (6)

  1. 標準アプリケーションを実行する標準アプリケーション実行サービスを有する標準アプリケーション実行部と、
    オペレーティングシステム上でハードウェアを制御する制御用サービスと、前記制御用サービスの実行手順であるインターフェイスにより前記制御用サービスを実行する機器制御実行サービスと、前記機器制御実行サービスに対して前記制御用サービスの呼び出しを指示する機器制御管理サービスとを有する機器制御プラットフォームと、
    前記標準アプリケーションの状態を管理し、前記標準アプリケーション実行サービスのハードウェア資源を利用するためのインターフェイスを提供する標準アプリ管理部と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記標準アプリケーション実行サービスが前記機器制御プラットフォームに前記ハードウェア資源を利用する要求を出力すると、前記機器制御管理サービスが前記標準アプリ管理部に前記標準アプリケーション実行サービスに対応する前記ハードウェア資源を利用する要求を出力し、前記標準アプリ管理部が前記機器制御実行サービスに前記ハードウェア資源を利用するためのインターフェイスを出力し、前記機器制御管理サービスが前記機器制御実行サービスに対して前記制御用サービスの呼び出しを指示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. ハードウェア資源を備えた画像形成装置による画像形成方法であって、
    標準アプリケーションを実行する標準アプリケーション実行サービス工程と、
    オペレーティングシステム上でハードウェアを制御する制御用サービス工程と、
    前記制御用サービス工程の実行手順であるインターフェイスにより前記制御用サービス工程を実行する機器制御実行サービス工程と、
    前記機器制御実行サービス工程に対して前記制御用サービス工程の呼び出しを指示する機器制御管理サービス工程と、
    前記標準アプリケーションの状態を管理し、前記標準アプリケーション実行サービス工程の前記ハードウェア資源を利用するためのインターフェイスを提供する標準アプリ管理工程と
    を備えることを特徴とする画像形成方法。
  4. 前記標準アプリケーション実行サービス工程が機器制御プラットフォームに前記ハードウェア資源を利用する要求を出力すると、前記機器制御管理サービス工程が前記標準アプリ管理工程に前記標準アプリケーション実行サービス工程に対応する前記ハードウェア資源を利用する要求を出力し、前記標準アプリ管理工程が前記機器制御実行サービス工程に前記ハードウェア資源を利用するためのインターフェイスを出力し、前記機器制御管理サービス工程が前記機器制御実行サービス工程に対して前記制御用サービス工程の呼び出しを指示することを特徴とする請求項3に記載の画像形成方法。
  5. 画像形成を行う画像形成装置を制御するためのコンピューターで実行される画像形成プログラムであって、
    標準アプリケーションを実行する標準アプリケーション実行サービス工程と、
    オペレーティングシステム上でハードウェアを制御する制御用サービス工程と、
    前記制御用サービス工程の実行手順であるインターフェイスにより前記制御用サービス工程を実行する機器制御実行サービス工程と、
    前記機器制御実行サービス工程に対して前記制御用サービス工程の呼び出しを指示する機器制御管理サービス工程と、
    前記標準アプリケーションの状態を管理し、前記標準アプリケーション実行サービス工程のハードウェア資源を利用するためのインターフェイスを提供する標準アプリ管理工程と
    を前記コンピューターに実行させることを特徴とする画像形成プログラム。
  6. 前記標準アプリケーション実行サービス工程が機器制御プラットフォームに前記ハードウェア資源を利用する要求を出力すると、前記機器制御管理サービス工程が前記標準アプリ管理工程に前記標準アプリケーション実行サービス工程に対応する前記ハードウェア資源を利用する要求を出力し、前記標準アプリ管理工程が前記機器制御実行サービス工程に前記ハードウェア資源を利用するためのインターフェイスを出力し、前記機器制御管理サービス工程が前記機器制御実行サービス工程に対して前記制御用サービス工程の呼び出す指示を
    前記コンピューターに実行させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成プログラム。
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