JP2016019025A - 映像データ制御装置、映像データ送信装置、及び映像データ送信方法 - Google Patents

映像データ制御装置、映像データ送信装置、及び映像データ送信方法 Download PDF

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修輔 成田
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Abstract

【課題】 複数のモニタに接続されたSTBに記憶された映像コンテンツをスマートフォンなどで操作可能な映像送信システムにおける操作性を向上させる。【解決手段】 受信した映像データを表示可能に構成された表示装置(モニタ40)から、該表示装置を特定するための特定情報を無線で受信可能に構成された無線受信部(近距離無線通信部110)と、映像データを送信可能に構成された映像データ送信装置(サーバ30)に対して、前記特定情報で特定された前記表示装置に映像データを送信するよう指示する映像データ送信指示を無線で送信可能に構成された無線送信部(Wi−Fi通信部120)と、を備えることを特徴とする映像データ制御装置(スマートフォン10)を提供する。【選択図】 図5

Description

本発明の一態様は、表示装置に表示させるための映像データを送信するよう制御可能に構成された映像データ制御装置などに関する。
ユーザが映画などの映像を視聴するためのシステムとして、複数の表示装置と、これらの複数の表示装置のいずれかに映像データを送信するSTB(セット・トップ・ボックス)とを含む映像送信システムがある。このような映像送信システムでは、リモコン、またはリモコンと同様の機能を実現可能なスマートフォンなどを用いて、STBから映像データを送信する表示装置を指定し、送信する映像データを制御していた。特許文献1には、このようなシステムにおいて、端末から得られる位置情報をサーバ装置に送信し、この位置情報に基づいてサーバ装置がコンテンツを通知すべきスクリーンを決定する技術が開示されている。
特開2012−68709号公報
しかしながら、従来の技術では、映像データを送信すべき表示装置の特定が煩雑であった。また、特許文献1に記載の技術では、位置情報を利用することにより映像データを送信すべき表示装置を特定するが、位置検出の精度に課題があった。さらに、ユーザが部屋を移動した場合には、映像を継続的に視聴するために、その都度映像データの送信先の特定が必要であった。
本発明は、上記課題を解決するために次のような手段を採る。なお、以下の説明において、発明の理解を容易にするために図面中の符号等を括弧書きで付記するが、本発明の各構成要素はこれらの付記したものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の手段1は、
受信した映像データを表示可能に構成された表示装置(モニタ40)から、該表示装置を特定するための特定情報を無線で受信可能に構成された無線受信部(近距離無線通信部110)と、
映像データを送信可能に構成された映像データ送信装置(サーバ30)に対して、前記特定情報で特定された前記表示装置に映像データを送信するよう指示する映像データ送信指示を無線で送信可能に構成された無線送信部(Wi−Fi通信部120)と、を備える
ことを特徴とする映像データ制御装置(スマートフォン10)である。
上記構成の映像データ制御装置(スマートフォン10)によれば、ユーザの操作によらず自動的かつ容易に映像データを送信する表示装置(モニタ40)を特定し、ユーザが容易に映像コンテンツの視聴をすることが可能となる。
本発明の手段2は、
前記無線送信部(Wi−Fi通信部120)は、前記表示装置(モニタ40)との無線通信が切断されたことが検出されたとき、前記映像データ送信装置(サーバ30)に対して、前記表示装置に対する映像データの送信を停止するよう指示する映像データ停止指示を無線で送信可能に構成された
ことを特徴とする手段1の映像データ制御装置(スマートフォン10)である。
上記構成の映像データ制御装置(スマートフォン10)によれば、映像データ制御装置(スマートフォン10)を保持したユーザが表示装置(モニタ40)から離れたときに、映像データ送信装置(サーバ30)から表示装置(モニタ40)に対する映像データの送信を自動的に停止することが可能となる。
本発明の手段3は、
前記無線受信部(近距離無線通信部110)は、第1の前記表示装置(例えばベッドルームのモニタ40)との無線通信が切断された後、第2の前記表示装置(例えばリビングのモニタ40)との無線通信が開始されたことが検出されたとき、該第2の前記表示装置を特定するための特定情報を無線で受信可能に構成されており、
前記無線送信部(Wi−Fi通信部120)は、前記特定情報で特定された第2の前記表示装置に、第1の前記表示装置に対する送信が停止された映像データの送信を再開するよう指示する映像データ送信再開指示を無線で送信可能に構成されている、
ことを特徴とする手段2の映像データ制御装置(スマートフォン10)である。
上記構成の映像データ送信装置(サーバ30)によれば、ユーザが映像を視聴する部屋を移動して視聴に利用する表示装置(モニタ40)を変更したいときに、自動的かつ継続的に映像コンテンツを視聴することが容易になる。
本発明の手段4は、
受信した映像データを表示可能に構成された表示装置を特定する特定情報、映像データの送信を指示する映像データ送信指示、及び映像データの送信停止を指示する映像データ停止指示、を受信可能に構成された無線受信部(Wi−Fi通信部320)と、
配信された配信映像データを受信可能に構成された配信映像データ受信部(350)と、
前記配信映像データを、前記表示装置に対して映像データとして送信可能に構成された映像データ送信部(Wi−Fi通信部320)と、
前記配信映像データを記憶可能に構成された配信映像データ記憶部(メモリ340)と、
前記映像データ送信部及び前記映像データ記憶部を制御可能に構成された制御部(300)と、を備え、
前記制御部は、
(1)前記映像データ送信指示を受信したとき、前記特定情報で特定された前記表示装置に対して映像データを送信するよう前記映像データ送信部を制御し、
(2)前記映像データ停止指示を受信したとき、前記表示装置に対する映像データの送信を停止するよう前記映像データ送信部を制御し、かつ、前記配信映像データを記憶するよう前記配信映像データ記憶部を制御し、
(3)前記映像データ停止指示の後に前記映像データ送信指示を受信したとき、前記特定情報で特定された前記表示装置に対して、前記配信映像データ記憶部に記憶された映像データを送信するよう前記配信映像データ記憶部及び前記映像データ送信部を制御する
ことができるよう構成された
ことを特徴とする映像データ送信装置(サーバ30)である。
上記構成の映像データ送信装置(サーバ30)によれば、ユーザの操作によらず自動的かつ容易に映像データを送信する表示装置(モニタ40)を特定し、ユーザが容易に映像コンテンツの視聴をすることが可能となる。さらに、ユーザが映像を視聴する部屋を移動して視聴に利用する表示装置(モニタ40)を変更したいときに、自動的かつ継続的に映像コンテンツを視聴することが容易になる。
本発明の手段5は、
受信した映像データを表示可能に構成された表示装置(モニタ40)から、該表示装置を特定するための特定情報を無線で受信する特定情報受信ステップ(S510)と、
映像データを送信可能に構成された映像データ送信装置(サーバ30)に対して、前記特定情報で特定された前記表示装置に映像データを送信するよう指示する映像データ送信指示を無線で送信する映像データ送信指示ステップ(S520)と、
前記表示装置に映像データを送信する映像データ送信ステップ(S530)と、を含む
ことを特徴とする映像データ制御方法である。
上記構成の映像データ制御方法によれば、ユーザの操作によらず自動的かつ容易に映像データを送信する表示装置(モニタ40)を特定し、ユーザが容易に映像コンテンツの視聴をすることが可能となる。
本発明の手段6は、
前記特定情報受信ステップ(S510)の前に、前記表示装置(モニタ40)に対して赤外線通信により前記特定情報の発信を指示する特定情報発信指示ステップ(S501〜S502)を含む、
ことを特徴とする手段5の映像データ制御方法である。
上記構成の映像データ制御方法によれば、赤外線通信により表示装置(モニタ40)の電源をオン状態にし、同時に特定情報の発信を指示することなどが可能になる。これにより、赤外線通信で特定情報の発信指示を受信するまでは特定情報を発信する必要がなくなり、表示装置(モニタ40)における消費電力を削減することが可能となる。
本発明の手段7は、
前記特定情報受信ステップ(S510)の前に、前記映像データ送信装置(サーバ30)を介して、前記表示装置(モニタ40)に対して前記特定情報の発信を指示する特定情報発信指示ステップ(S503〜S505)を含む、
ことを特徴とする手段5の映像データ制御方法である。
上記構成の映像データ制御方法によれば、赤外線通信機能などを備えない映像データ制御装置(スマートフォン10)を利用しながら、自動的かつ容易に映像データを送信する表示装置(モニタ40)を特定し、ユーザが容易に映像コンテンツの視聴をすることが可能となる。これにより、表示装置(モニタ40)は、特定情報の発信指示を受信するまでは特定情報を発信する必要がなくなり、表示装置(モニタ40)における消費電力を削減することが可能となる。
映像送信システムの構成例を示す図。 スマートフォンの構成例を示す図。 サーバの構成例を示す図。 モニタの構成例を示す図。 実施形態1の映像送信処理を示すフローチャート。 実施形態1の映像送信停止処理を示すフローチャート。 実施形態1の映像送信再開処理を示すフローチャート。 実施形態1の映像送信終了処理を示すフローチャート。 実施形態2の映像送信処理を示すフローチャート。 実施形態3の映像送信処理を示すフローチャート。
本発明に係る実施形態について、以下の構成に従って図面を参照しながら具体的に説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定的に解釈させるものではない。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
1.実施形態1
(1)映像送信システムの構成例
(2)具体的な動作例
2.実施形態2
3.実施形態3
4.補足事項
5.本発明の特徴
<1.実施形態1>
まず、本発明の実施形態1について、図1乃至図8を参照しながら説明する。
<(1)映像送信システムの構成例>
図1は、本実施形態の映像送信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の映像送信システムは、スマートフォン10、無線LANルータ20、サーバ30、及び複数のモニタ40A〜40Cを含んで構成される。この映像送信システムにおいて、ユーザはスマートフォン10を操作し、ユーザがいる部屋に配置されたモニタ40で映像を視聴する。モニタ40A〜40Cは、例えば、ベッドルーム、リビング、及びキッチンなどにそれぞれ配置される。
<スマートフォン10>
スマートフォン10は、複数のモニタ40を操作するためのリモコンソフトを実行可能に構成された携帯端末である。本実施形態では、このリモコンソフトを実行中のスマートフォン10について説明する。
図2は、スマートフォン10の具体的な構成例を示す図である。図2に示されるように、スマートフォン10は、制御部100、近距離無線通信部110、Wi−Fi通信部120、タッチパネル130、及びメモリ140を含んで構成される。
<制御部100>
制御部100は、スマートフォン10における種々の処理を実行可能に構成された制御手段であり、タッチパネル130で検出されたユーザの操作、または近距離無線通信部110もしくはWi−Fi通信部120で受信した信号などに基づいて、近距離無線通信部110、Wi−Fi通信部120、タッチパネル130、及びメモリ140を制御可能に構成される。また、制御部100は、メモリ140に記憶されたリモコンソフトを実行可能に構成される。
制御部100は、近距離無線通信部110によって検出されたモニタ40から発信される特定情報に基づいて、サーバ30から映像を送信すべきモニタ40を特定可能に構成される。そして、制御部100は、この特定情報で特定されるモニタ40に映像データを送信するよう指示する映像データ送信指示を、Wi−Fi通信部120を介してサーバ30に無線で送信可能に構成される。映像データ送信指示には、映像データを送信すべきモニタ40を特定する特定情報、及び送信する映像データを指定する情報が含まれる。
また、制御部100は、近距離無線通信部110によってモニタ40から発信される特定情報が検出できない状態となり、スマートフォン10とモニタ40との無線通信が切断されたことが検出されたときに、Wi−Fi通信部120からサーバ30に対して、映像データの送信を停止することを指示する映像データ停止指示を送信可能に構成される。
<近距離無線通信部110>
近距離無線通信部110は、概ね家庭内の各部屋内で通信可能な無線通信により、モニタ40から発信される特定情報を無線で受信可能に構成される。近距離無線通信部110は、受信した特定情報を制御部100に出力可能に構成される。
<Wi−Fi通信部120>
Wi−Fi通信部120は、無線LANを利用した無線通信により、無線LANルータ20との間で信号(データを含む)を送受信可能に構成される。また、Wi−Fi通信部120は、無線LANルータ20を介して、サーバ30及びモニタ40との間で、信号(データを含む)を送受信可能に構成される。特に本実施形態では、Wi−Fi通信部120は、無線LANルータ20を介してサーバ30に対して、制御部100の制御により、特定のモニタ40に対して映像データを送信するよう指示する映像データ送信指示及び映像データ停止指示などを無線で送信可能に構成される。
<タッチパネル130>
タッチパネル130は、表示部と一体に形成され、ユーザによる接触による操作を検出可能に構成される。タッチパネル130と一体に形成された表示部は、LCDまたは有機ELディスプレイなどで構成される。タッチパネル130は、ユーザによる接触を検出すると、検出されたユーザによる操作を制御部100に出力可能に構成される。また、タッチパネル130と一体形成された表示部は、制御部100から入力された画像データに応じて、ユーザが視認可能な状態で画像(映像を含む)を表示可能に構成される。
<メモリ140>
メモリ140は、制御部100の制御により、種々のデータを記憶し、記憶しているデータを制御部100に出力可能に構成される。メモリ140は、例えば、スマートフォン10で実行されるリモコンソフトなどを記憶する。
<サーバ30>
サーバ30は、配信される映像データを受信し、受信した配信映像データをモニタ40に無線で送信したり、この配信映像データをメモリ340に記憶したりすることができるよう構成されたSTB(セット・トップ・ボックス)として機能する映像データ送信装置である。また、サーバ30は、メモリ340に記憶されたゲーム及び映画などの映像コンテンツを含むコンテンツの映像データをモニタ40に無線で送信できるよう構成されてもよい。サーバ30は、無線LANルータ20を介してスマートフォン10との信号(データを含む)のやり取りを実行し、複数のモニタ40A〜40Cとの信号(データを含む)のやり取りを実行可能に構成される。特に、本実施形態では、サーバ30は、スマートフォン10から無線LANルータ20を介して受信した特定情報を含む映像データ送信指示に基づいて、特定情報で特定されたモニタ40に映像データを送信可能に構成される。
図3は、サーバ30の具体的な構成例を示す図である。図3に示されるように、サーバ30は、制御部300、Wi−Fi通信部320、メモリ340、及び配信映像データ受信部350を含んで構成される。
<制御部300>
制御部300は、サーバ30における種々の処理を実行可能に構成された制御手段であり、Wi−Fi通信部320で受信した信号などに基づいて、Wi−Fi通信部320、メモリ340、及び配信映像データ受信部350を制御可能に構成される。また、制御部300は、Wi−Fi通信部320で受信した映像データ送信指示に基づいて、この映像データ送信指示に含まれる特定情報により指定されたモニタに対して所定の映像データを送信するようWi−Fi通信部320を制御可能に構成される。
サーバ30からモニタ40に対して送信される映像データは、モニタ40で復号可能な形式で送信される。すなわち、送信しようとする映像データがモニタ40で復号可能な形式でない場合には、制御部300は、この映像データをモニタ40で復号可能な所定の形式に符号化して送信する。
また、制御部300は、配信映像データ受信部350で受信した配信映像データ、メモリ340に記憶された映像コンテンツを再生したときの映像データ、またはメモリ340に記憶されたゲームなどのコンテンツ(ソフトウェア)を実行したときの映像データを、映像データとしてモニタ40に送信可能に構成される。
また、制御部300は、Wi−Fi通信部320で受信した映像データ停止指示に基づいて、映像データを送信しているモニタに対する映像データの送信を停止するようWi−Fi通信部320を制御可能に構成される。このとき、サーバ30が配信映像データ受信部350で受信した配信映像データ(所謂ライブコンテンツ)を送信していた場合には、制御部300は、配信映像データ受信部350で受信した配信映像データをメモリ340に記憶させるよう制御する。一方、サーバ30がメモリ340に記憶されたコンテンツの映像データを送信していた場合には、制御部300は、送信を停止したタイミングを記憶しておき、映像データの送信を再開するときは、この送信停止タイミングから映像データを送信するよう制御する。
また、制御部300は、サーバ30からモニタ40に対する映像データの送信を停止した後に、Wi−Fi通信部320で映像データ送信指示及び特定情報を受信したとき、サーバ30に対して映像データの送信を再開する。このとき、配信映像データ受信部で受信した配信映像データをメモリ340に記憶させていれば、メモリ340に記憶された配信映像データを、特定情報で特定されたモニタ40に対して送信するようWi−Fi通信部320を制御する。また、映像データの送信を停止したときに、メモリ340に記憶されたコンテンツの映像データを送信していたときは、映像データの送信を停止する前に送信していた映像データを特定情報で特定されたモニタ40に対して送信するようWi−Fi通信部320を制御する。すなわち、このとき送信される映像データは、この映像データ送信指示の受信前の、Wi−Fi通信部320が映像データ停止指示を受信したタイミング以降の配信映像データである。
<Wi−Fi通信部320>
Wi−Fi通信部320は、無線LANを利用した無線通信により、無線LANルータ20及び複数のモニタ40A〜40Cとの間で、それぞれ信号(データを含む)を送受信可能に構成される。Wi−Fi通信部320は、無線LANルータ20を介して、スマートフォン10との間で信号(データを含む)を送受信可能に構成される。特に本実施形態では、Wi−Fi通信部320は、スマートフォン10から、無線LANルータ20を介して、映像データ送信指示を受信可能に構成される。また、Wi−Fi通信部320は、モニタ40に対して映像データを送信可能に構成される。
<メモリ340>
メモリ340は、制御部300の制御により、種々のデータを記憶し、記憶しているデータを制御部300に出力可能に構成される。また、メモリ340は、例えば映画などの映像コンテンツの映像データ、及びゲームなどのコンテンツのデータを記憶可能に構成される。さらに、本実施形態では、メモリ340は、制御部300の制御により、配信映像データ受信部350で受信した配信映像データを記憶し、また、記憶している配信映像データを出力可能に構成される。
<配信映像データ受信部350>
配信映像データ受信部350は、有線または無線で配信される配信映像データを受信可能に構成される。配信映像データ受信部350で受信された配信映像データは、制御部300の制御により、必要に応じて符号化されて、Wi−Fi通信部320から映像データとして送信され、またはメモリ340に記憶される。
<モニタ40>
モニタ40は、例えば家庭内のリビング、ベッドルーム、及びキッチンなどに配置されたテレビを含む表示装置である。モニタ40は、サーバ30から受信した映像データを表示可能に構成される。
図4は、モニタ40の具体的な構成例を示す図である。図4に示されるように、モニタ40は、制御部400、近距離無線通信部410、Wi−Fi通信部420、表示部430、及びメモリ440を含んで構成される。
<制御部400>
制御部400は、モニタ40における種々の処理を実行可能に構成された制御手段であり、近距離無線通信部410またはWi−Fi通信部420で受信された信号に基づいて、近距離無線通信部410、Wi−Fi通信部420、表示部430、及びメモリ440を制御可能に構成される。
制御部400は、Wi−Fi通信部420で受信された映像データに基づく映像を表示部430に表示するよう制御可能に構成される。このとき、制御部400は、Wi−Fi通信部420で受信された映像データが符号化されている場合には、この符号化された映像データを復号する。
<近距離無線通信部410>
近距離無線通信部410は、概ね家庭内の各部屋内で通信可能な電波強度の無線通信により、特定情報を周囲に発信可能に構成される。
<Wi−Fi通信部420>
Wi−Fi通信部420は、無線LANを利用した無線通信により、サーバ30と信号(データを含む)を送受信可能に構成される。特に本実施形態では、Wi−Fi通信部420は、サーバ30から映像データを受信し、受信した映像データを制御部400に出力可能に構成される。
<表示部430>
表示部430は、LCDまたは有機ELディスプレイなどで構成され、制御部400の制御により画像(映像を含む)を表示可能に構成される。
<メモリ440>
メモリ440は、制御部400の制御により、種々のデータを記憶し、記憶しているデータを制御部400に出力可能に構成される。メモリ440は、例えば、Wi−Fi通信部420で受信された映像データを記憶可能に構成される。
<(2)具体的な動作例>
次に、上記構成の映像送信システムで実行される種々の動作の具体例について説明する。以下の説明では、映像送信開始処理、映像送信停止処理、映像送信再開処理、および映像送信終了処理について、それぞれ図面を参照しながら具体的に説明する。
まず、図5は、映像送信システムで実行される映像送信処理を示すフローチャートである。
<S500〜S510>
例えばベッドルームにいるユーザが、ベッドルームに配置されたテレビ(モニタ40A)で映画コンテンツを視聴しようとして、スマートフォン10を操作したとする。このとき、ユーザはスマートフォン10でリモコンソフトを実行し、リモコンソフトをタッチパネル130で操作して、映画コンテンツを視聴するよう操作する。タッチパネル130は、検出されたユーザによる操作内容に関する操作情報を制御部100に出力する。また、スマートフォン10の近距離無線通信部110は、モニタ40Aの近距離無線通信部410から発信される特定信号(モニタ情報)を取得し、制御部100に出力する(S510)。
<S520>
次に、制御部100は、Wi−Fi通信部120無線LANルータ20を介してサーバ30に対して、映像データを送信すべきモニタ40Aを特定する特定信号を含む映像データの送信を指示する映像データ送信指示を送信する(S520)。
<S530>
次に、サーバ30のWi−Fi通信部320は、無線LANルータ20を介して、スマートフォン10から送信された特定情報を含む映像データ送信指示を受信し、この映像データ送信指示を制御部300に出力する。そして、制御部300は、特定情報に基づいて特定されたモニタ40Aに対して映像データの送信するよう、Wi−Fi通信部320を制御する(S530)。ここで送信される映像データは、例えば配信映像データ受信部350で受信した配信映像データ、または目おり340に記憶されたコンテンツの映像データである。
<S540>
以上の処理によって、ユーザは、例えば、ベッドルームに配置されたテレビ(モニタ40A)に対して映像データを送信する処理を終了する(S540)。このようにして、ユーザは、ベッドルームのモニタ40Aを特定する煩雑な処理を行うことなく、このモニタ40Aで映像コンテンツを視聴することができる。
次に、図6は、映像送信システムで実行される映像送信停止処理を示すフローチャートである。
<S600〜S610>
例えばベッドルームのテレビ(モニタ40A)でユーザが映像を視聴しているとき、スマートフォン10の近距離無線通信部110は、断続的または連続的に、モニタ40Aの近距離無線通信部410から発信される特定情報を検出する(S600〜S610)。これにより、スマートフォン10とモニタ40Aとの接続状況が確認される。例えば、ユーザがベッドルームから移動したとき、スマートフォン10の近距離無線通信部110はモニタ40Aの近距離無線通信部410から発信される特定情報を検出できなくなり、スマートフォン10とモニタ40との接続が切断されたと判断する。
<S620〜S630>
上記処理により、スマートフォン10の近距離無線通信部110がモニタ40Aから発信される特定情報を検出できなくなり、スマートフォン10とモニタ40Aとの無線接続が切断されると(S620でN)、スマートフォン10の制御部100は、Wi−Fi通信部120からサーバ30に対して映像データ停止指示を送信するよう制御する(S630)。
<S640>
映像データ停止指示を受信したサーバ30のWi−Fi通信部320は、映像データ停止指示を制御部300に出力する。制御部300は、この映像データ停止指示の受信に応答して、Wi−Fi通信部320からモニタ40Aに対する映像データの送信を停止するよう制御する(S640)。
このとき、サーバ30からモニタ40Aに対して配信映像データ受信部350で受信した配信映像データが送信されていた場合には、制御部300は、この配信映像データの記憶を開始するよう、配信映像データ受信部350及びメモリ340を制御する。一方、サーバ30からモニタ40Aに対してメモリ340に記憶されたコンテンツの映像データが送信されていた場合には、制御部300は、映像データの送信再開のときに、送信を停止したタイミングから映像データを送信することができるよう、映像データの送信停止のタイミングを記憶する。
<S650>
以上の処理によって、ユーザが視聴している場所から移動してスマートフォン10と映像を視聴しているモニタ40との接続が切断されたとき、サーバ30からモニタ40への映像データの送信を自動的に停止する。また、必要に応じて、サーバ30がモニタ40に送信する配信映像データの録画を開始する。
次に、図7は、映像送信システムで実行される映像送信再開処理を示すフローチャートである。
<S700〜S710>
例えば、ユーザがベッドルームからリビングへ移動したときには、上記の映像送信停止処理によって、サーバ30からモニタ40Aに対する映像データの送信が停止される。その後、スマートフォン10の近距離無線通信部110は、リビングに配置されたモニタ40Bの近距離無線通信部410から発信される特定信号(モニタ情報)を取得し、制御部100に出力する(S710)。
<S720〜S740>
次に、スマートフォン10がモニタ40Bの近距離無線通信部410から発信される特定情報を受信することでスマートフォン10とモニタ40Bとの接続が確認されると(S720でY)、スマートフォン10の近距離無線通信部110は、この特定情報を取得して制御部100に出力する(S730)。そして、制御部100は、この特定情報を含む映像データ送信指示を、Wi−Fi通信部120からサーバ30に対して送信するよう制御する(S740)。なお、このとき、スマートフォン10でリモコンソフトが実行されていなかった場合には、ユーザが映像コンテンツの視聴を終了したと判定し、この処理は行われない。
<S750>
次に、サーバ30のWi−Fi通信部320は、無線LANルータ20を介して特定情報を含む映像データ送信指示を受信し、受信した特定情報を含む映像データ送信指示を制御部300に出力する。このとき、制御部300は、このタイミング以前に映像データ停止指示を受信していれば、特定情報によって特定されたモニタ40Bに対して、モニタ40Aに対する送信を停止した映像データの送信を再開するよう制御する(S750)。すなわち、制御部300は、配信映像データ受信部350で受信した配信映像データをメモリ340に記憶させていれば、メモリ340に記憶されている配信映像データをモニタ40Bに対して送信する。一方、映像データの送信を停止したときに、メモリ340に記憶されたコンテンツの映像データを送信していた場合は、制御部300は、ユーザが映像を連続的に視聴できるよう、メモリ340に記憶されている、送信が停止されたタイミング以降の映像データをモニタ40Bに対して送信する。
<S760>
以上の処理によって、ユーザは、例えば、リビングに配置されたテレビ(モニタ40B)で、それ以前にベッドルームに配置されたテレビ(40A)で視聴していた映像コンテンツの続きを視聴することが可能となる。
次に、図8は、映像送信システムで実行される映像送信終了処理を示すフローチャートである。
<S800〜S810>
サーバ30がいずれかのモニタ40に映像データを送信しているとき、サーバ30
のWi−Fi通信部320は、スマートフォン10との接続状態を断続的または連続的に確認する(S800〜S810)。
<S820>
サーバ30のWi−Fi通信部320が、スマートフォン10との接続が切断されたことを検出したら(S820でN)、S860の処理に移行する。
<S830〜S840>
一方、サーバ30のWi−Fi通信部320が、スマートフォン10との接続が確立されていることを検出したら(S820でY)、次に、スマートフォン10の近距離無線通信部110は、モニタ40との接続状態を確認する(S830)。ここで、スマートフォン10の近距離無線通信部110が一定時間以上、モニタ40と接続できない状態であることが確認されたら(S840でY)、S860の処理に移行する。
<S850>
次に、スマートフォン10では、ユーザによる映像データの送信終了操作が行われたかを確認する。ここで、ユーザの操作により映像データの送信終了が選択されると(S850でY)、S860の処理に移行する。ユーザが映像データの送信終了操作を行っていなければ(S850でN)、S810以降の処理が繰り返される。
<S860>
サーバ30とスマートフォン10との接続が切断されたことが検出され(S820でN)、スマートフォン10とモニタ40との接続が一定時間以上切断されていることが検出され(S840でY)、またはスマートフォン10でユーザが映像データ送信終了処理を行った場合(S850でY)、サーバ30はこれらのいずれかの状態の検出に応答して、モニタ40に対する映像データの送信を終了する(S860)。
<S870>
以上の処理によって、ユーザの操作に基づき(S850)、または自動的に検出された接続状態に基づき(S820及びS840)、サーバ30からモニタ40に対する映像データの送信が終了する。
<2.実施形態2>
次に、本発明の実施形態2について、図9を参照しながら説明する。本実施形態では、実施形態1と比較して、モニタから特定情報を受信する処理が一部異なる。具体的には、スマートフォン10が赤外線(IR)通信でモニタ40に対して電源ON命令を送信し、この電源ON命令に応答してモニタ40が近距離無線通信部410を起動する処理が行われる点で、実施形態1と相違する。以下の実施形態の説明では、この相違点についての説明を行い、実施形態1と同様の内容についてはその説明を省略する。
<制御部100>
スマートフォン10の制御部100は、タッチパネル130で検出されたユーザによる操作に基づいて、電源ON命令を、IR通信部(図示せず)から赤外線(IR)通信によりモニタ40に対して送信するよう制御可能に構成される。
<制御部400>
モニタ40の制御部400は、IR通信部(図示せず)で受信された、スマートフォン10からの電源ON命令に基づいて、モニタ40をオン状態へと切り替え可能に構成される。本実施形態では、オフ状態またはスリープ状態のモニタ40においては、IR通信部、Wi−Fi通信部420、及び制御部400にのみ電圧が供給され、それ以外の部分には電圧が供給されない状態となっている。すなわち、オフ状態またはスリープ状態では、モニタ40は、電源ON命令に受信によりオン状態へと切り替え可能であり、それ以外の操作ができない状態になっている。そのため、オフ状態またはスリープ状態では、近距離無線通信部410からは特定情報が発信されない状態となっている。
図9は、本実施形態の映像送信システムで実行される映像送信処理を示すフローチャートである。
<S501>
ユーザがモニタ40で映像コンテンツなどを視聴するため、スマートフォン10のタッチパネル130でモニタ40の電源をオンにする操作を行うと、スマートフォン10の制御部100は、IR通信部からモニタ40に対して電源ON命令を送信する(S501)。
<S502>
モニタ40のIR通信部は、スマートフォン10から送信された電源ON命令を受信したら、まず、近距離無線通信部410を起動して特定情報の発信を開始する。これにより、スマートフォン10の近距離無線通信部110は、このモニタ40の特定情報を受信可能になる。
上記のような処理によって、モニタ40では、IR(赤外線)通信によって電源ON命令を受信したことを起因として特定情報を発信することが可能となる。これによれば、モニタ40は電源ON命令を受信したタイミングから一定時間だけ、特定情報を送信するように制御することが可能となる。これによれば、モニタ40における消費電力を削減することが可能である。
<3.実施形態3>
次に、本発明の実施形態3について、図10を参照しながら説明する。本実施形態では、実施形態1と比較して、モニタから特定情報を受信する処理が一部異なる。具体的には、まず、スマートフォン10がサーバ30を介してすべてのモニタ40に対して映像データを送信する。そして、映像データを受信したモニタ40は、それぞれ特定情報の発信を開始する。スマートフォン10はこの特定情報に基づいて、映像データを送信するモニタ40を特定する。このように、モニタ40からの特定情報の発信処理に関して、本実施形態は実施形態1及び実施形態2と相違する。以下の実施形態の説明では、この相違点についての説明を行い、実施形態1と同様の内容についてはその説明を省略する。
<制御部100>
スマートフォン10の制御部100は、タッチパネル130で検出されたユーザによるサーバ30からモニタ40への映像データの送信を開始することを指示する操作に基づいて、サーバ30に対して、まずはすべてのモニタ40に対して映像データを送信するような指示を送信する。
<制御部300>
サーバ30の制御部300は、スマートフォン10からの、すべてのモニタ40に対する映像データを送信する指示に基づいて、サーバ30に接続されたすべてのモニタ40に対して映像データを送信するようWi−Fi通信部320を制御する。
<制御部400>
モニタ40の制御部400は、Wi−Fi通信部420がサーバ30から映像データの受信を開始したことを検知したときに、モニタ40をオン状態へと切り替え可能に構成される。本実施形態では、オフ状態またはスリープ状態のモニタ40においては、Wi−Fi通信部420、及び制御部400にのみ電圧が供給され、それ以外の部分には電圧が供給されない状態となっている。そのため、オフ状態またはスリープ状態では、近距離無線通信部410からは特定情報が発信されない状態となっている。
図10は、本実施形態の映像送信システムで実行される映像送信処理を示すフローチャートである。
<S503>
ユーザが、例えばベッドルームに配置されたモニタ40Aで映像コンテンツなどを視聴するため、スマートフォン10のタッチパネル130で映像データの視聴を開始する操作を行うと、スマートフォン10のWi−Fi通信部120は、サーバ30に対して、すべてのモニタ40A〜40Cに対して映像データを送信する指示を送信する(S503)。
<S504>
上記指示を受信したサーバ30では、制御部300は、すべてのモニタ40A〜40Cに対して映像データを送信するようWi−Fi通信部320を制御する(S504)。
<S505>
モニタ40A〜40CのそれぞれのWi−Fi通信部420は、サーバ30から映像データを受信したら、まず、近距離無線通信部410を起動して特定情報の発信を開始する(S505)。これにより、スマートフォン10の近距離無線通信部110は、このモニタ40の特定情報を受信可能になる。
スマートフォン10は、上記の処理でモニタ40A〜40Cから発信される特定情報を受信するが、特定情報は近距離無線通信で発信されるため、異なる部屋に配置されたモニタ40から発信される特定情報は受信できない。したがって、スマートフォン10は、現在の部屋(例えばベッドルーム)に配置されたモニタ40Aから発信される特定情報のみを取得可能であり(S510参照)、これによってサーバ30から映像を送信すべきモニタ40を特定可能である。
上記のような処理によって、モニタ40では、サーバ30から映像データを受信したことを起因として特定情報を発信することが可能となる。これによれば、モニタ40は映像データを受信したタイミングから一定時間だけ、特定情報を送信するように制御することが可能となる。これによれば、モニタ40における消費電力を削減することが可能である。
<4.補足事項>
以上、本発明の実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
上記実施形態における映像送信システムでは、スマートフォン10とサーバ30との間に無線LANルータ20が配置されていたが、この無線LANルータ20は必須の構成ではない。すなわち、スマートフォン10とサーバ30とが直接接続されていてもよい。
また、無線LANルータ20とサーバ30とは、無線ではなく有線で接続されていてもよい。このとき、サーバ30は、スマートフォン10から送信された信号を、無線LANルータ20から有線で受信することとなる。ただし、無線LANルータ20とサーバ30とが無線で接続される構成では、ケーブルを必要としない映像送信システムを構成できるため好ましい。
また、サーバ30とモニタ40A〜40Cとは、無線ではなく有線で接続されていてもよい。このとき、サーバ30とモニタ40A〜40Cとは、有線で信号の送受信が行われる。ただし、サーバ30とモニタ40A〜40Cとが無線で接続される構成では、ケーブルを必要としない映像送信システムを構成できるため好ましい。
また、スマートフォン10は、同様の機能を備えるタブレット機器、専用リモコン装置などの無線通信装置と置き換えてもよい。
また、映像送信システムを構成する各装置は、それぞれが複数の構成に分けられてもよい。例えばサーバ30は、Wi−Fi通信部320を含む無線機能を備える装置と、コンテンツを記憶するメモリ340を備える装置との複数の装置によって構成されてもよい。
また、上記実施形態では、スマートフォン10とモニタ40との接続が切断されたことが検出されたときに、サーバ30からモニタ40に対する映像データの送信を停止したが、この映像データの送信停止は、ユーザの操作により行われてもよい。
<5.本発明の特徴>
以上、説明したような構成の映像送信システムに含まれる特徴的な装置及び方法は、以下のようなものである。
本発明の映像データ制御装置(スマートフォン10)は、受信した映像データを表示可能に構成された表示装置(モニタ40)から、該表示装置を特定するための特定情報を無線で受信可能に構成された無線受信部(近距離無線通信部110)と、映像データを送信可能に構成された映像データ送信装置(サーバ30)に対して、特定情報で特定された表示装置に映像データを送信するよう指示する映像データ送信指示を無線で送信可能に構成された無線送信部(Wi−Fi通信部120)と、を備えることを特徴とする。
上記構成の映像データ制御装置(スマートフォン10)によれば、ユーザの操作によらず自動的かつ容易に映像データを送信する表示装置(モニタ40)を特定し、ユーザが容易に映像コンテンツの視聴をすることが可能となる。
また、本発明の映像データ制御装置(スマートフォン10)では、無線送信部(Wi−Fi通信部120)は、表示装置(モニタ40)との無線通信が切断されたことが検出されたとき、映像データ送信装置(サーバ30)に対して、表示装置に対する映像データの送信を停止するよう指示する映像データ停止指示を無線で送信可能に構成されたことを特徴とする。
上記構成の映像データ制御装置(スマートフォン10)によれば、映像データ制御装置(スマートフォン10)を保持したユーザが表示装置(モニタ40)から離れたときに、映像データ送信装置(サーバ30)から表示装置(モニタ40)に対する映像データの送信を自動的に停止することが可能となる。
また、本発明の映像データ制御装置(スマートフォン10)では、無線受信部(近距離無線通信部110)は、第1の表示装置(例えばベッドルームのモニタ40A)との無線通信が切断された後、第2の表示装置(例えばリビングのモニタ40B)との無線通信が開始されたことが検出されたとき、該第2の表示装置を特定するための特定情報を無線で受信可能に構成されており、無線送信部(Wi−Fi通信部120)は、特定情報で特定された第2の表示装置に、第1の表示装置に対する送信が停止された映像データの送信を再開するよう指示する映像データ送信再開指示を無線で送信可能に構成されていることを特徴とする。
上記構成の映像データ送信装置(サーバ30)によれば、ユーザが映像を視聴する部屋を移動して視聴に利用する表示装置(モニタ40)を変更したいときに、自動的かつ継続的に映像コンテンツを視聴することが容易になる。
一方、本発明の映像データ送信装置(サーバ30)は、受信した映像データを表示可能に構成された表示装置を特定する特定情報、映像データの送信を指示する映像データ送信指示、及び映像データの送信停止を指示する映像データ停止指示、を受信可能に構成された無線受信部(Wi−Fi通信部320)と、配信された配信映像データを受信可能に構成された配信映像データ受信部(350)と、配信映像データを、表示装置に対して映像データとして送信可能に構成された映像データ送信部(Wi−Fi通信部320)と、配信映像データを記憶可能に構成された配信映像データ記憶部(メモリ340)と、映像データ送信部及び映像データ記憶部を制御可能に構成された制御部(300)と、を備える。
そして、制御部(300)は、
(1)映像データ送信指示を受信したとき、特定情報で特定された表示装置に対して映像データを送信するよう映像データ送信部を制御し、
(2)映像データ停止指示を受信したとき、表示装置に対する映像データの送信を停止するよう映像データ送信部を制御し、かつ、配信映像データを記憶するよう配信映像データ記憶部を制御し、
(3)映像データ停止指示の後に映像データ送信指示を受信したとき、特定情報で特定された表示装置に対して、配信映像データ記憶部に記憶された映像データを送信するよう配信映像データ記憶部及び映像データ送信部を制御することができるよう構成されたことを特徴とする。
上記構成の映像データ送信装置(サーバ30)によれば、ユーザの操作によらず自動的かつ容易に映像データを送信する表示装置(モニタ40)を特定し、ユーザが容易に映像コンテンツの視聴をすることが可能となる。さらに、ユーザが映像を視聴する部屋を移動して視聴に利用する表示装置(モニタ40)を変更したいときに、自動的かつ継続的に映像コンテンツを視聴することが容易になる。
一方、本発明の映像データ制御方法は、受信した映像データを表示可能に構成された表示装置(モニタ40)から、該表示装置を特定するための特定情報を無線で受信する特定情報受信ステップ(S510)と、映像データを送信可能に構成された映像データ送信装置(サーバ30)に対して、特定情報で特定された表示装置に映像データを送信するよう指示する映像データ送信指示を無線で送信する映像データ送信指示ステップ(S520)と、表示装置に映像データを送信する映像データ送信ステップ(S530)と、を含むことを特徴とする。
上記構成の映像データ制御方法によれば、ユーザの操作によらず自動的かつ容易に映像データを送信する表示装置(モニタ40)を特定し、ユーザが容易に映像コンテンツの視聴をすることが可能となる。
また、本発明の映像データ制御方法は、特定情報受信ステップ(S510)の前に、表示装置(モニタ40)に対して赤外線通信により特定情報の発信を指示する特定情報発信指示ステップ(S501〜S502)を含むことを特徴とする。
上記構成の映像データ制御方法によれば、赤外線通信により表示装置(モニタ40)の電源をオン状態にし、同時に特定情報の発信を指示することなどが可能になる。これにより、赤外線通信で特定情報の発信指示を受信するまでは特定情報を発信する必要がなくなり、表示装置(モニタ40)における消費電力を削減することが可能となる。
また、本発明の映像データ制御方法は、特定情報受信ステップ(S510)の前に、映像データ送信装置(サーバ30)を介して、表示装置(モニタ40)に対して特定情報の発信を指示する特定情報発信指示ステップ(S503〜S505)を含む、ことを特徴とする。
上記構成の映像データ制御方法によれば、赤外線通信機能などを備えない映像データ制御装置(スマートフォン10)を利用しながら、自動的かつ容易に映像データを送信する表示装置(モニタ40)を特定し、ユーザが容易に映像コンテンツの視聴をすることが可能となる。
本発明は、複数のモニタに接続されたSTBに記憶された映像コンテンツをスマートフォンなどで操作可能な映像送信システムなどとして好適に適用される。
10…スマートフォン
20…無線LANルータ
30…サーバ
40、40A〜40C…モニタ
100…制御部
110…近距離無線通信部
120…Wi−Fi通信部
130…タッチパネル
140…メモリ
300…制御部
320…Wi−Fi通信部
340…メモリ
350…配信映像データ受信部
400…制御部
410…近距離無線通信部
420…Wi−Fi通信部
430…表示部
440…メモリ

Claims (7)

  1. 受信した映像データを表示可能に構成された表示装置から、該表示装置を特定するための特定情報を無線で受信可能に構成された無線受信部と、
    映像データを送信可能に構成された映像データ送信装置に対して、前記特定情報で特定された前記表示装置に映像データを送信するよう指示する映像データ送信指示を無線で送信可能に構成された無線送信部と、を備える
    ことを特徴とする映像データ制御装置。
  2. 前記無線送信部は、前記表示装置との無線通信が切断されたことが検出されたとき、前記映像データ送信装置に対して、前記表示装置に対する映像データの送信を停止するよう指示する映像データ停止指示を無線で送信可能に構成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像データ制御装置。
  3. 前記無線受信部は、第1の前記表示装置との無線通信が切断された後、第2の前記表示装置との無線通信が開始されたことが検出されたとき、該第2の前記表示装置を特定するための特定情報を無線で受信可能に構成されており、
    前記無線送信部は、前記特定情報で特定された第2の前記表示装置に、第1の前記表示装置に対する送信が停止された映像データの送信を再開するよう指示する映像データ送信再開指示を無線で送信可能に構成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の映像データ制御装置。
  4. 受信した映像データを表示可能に構成された表示装置を特定する特定情報、映像データの送信を指示する映像データ送信指示、及び映像データの送信停止を指示する映像データ停止指示、を受信可能に構成された無線受信部と、
    配信された配信映像データを受信可能に構成された配信映像データ受信部と、
    前記配信映像データを、前記表示装置に対して映像データとして送信可能に構成された映像データ送信部と、
    前記配信映像データを記憶可能に構成された配信映像データ記憶部と、
    前記映像データ送信部及び前記映像データ記憶部を制御可能に構成された制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    (1)前記映像データ送信指示を受信したとき、前記特定情報で特定された前記表示装置に対して映像データを送信するよう前記映像データ送信部を制御し、
    (2)前記映像データ停止指示を受信したとき、前記表示装置に対する映像データの送信を停止するよう前記映像データ送信部を制御し、かつ、前記配信映像データを記憶するよう前記配信映像データ記憶部を制御し、
    (3)前記映像データ停止指示の後に前記映像データ送信指示を受信したとき、前記特定情報で特定された前記表示装置に対して、前記配信映像データ記憶部に記憶された映像データを送信するよう前記配信映像データ記憶部及び前記映像データ送信部を制御する
    ことができるよう構成された
    ことを特徴とする映像データ送信装置。
  5. 受信した映像データを表示可能に構成された表示装置から、該表示装置を特定するための特定情報を無線で受信する特定情報受信ステップと、
    映像データを送信可能に構成された映像データ送信装置に対して、前記特定情報で特定された前記表示装置に映像データを送信するよう指示する映像データ送信指示を無線で送信する映像データ送信指示ステップと、を含む
    前記表示装置に映像データを送信する映像データ送信ステップと、を含む
    ことを特徴とする映像データ制御方法。
  6. 前記特定情報受信ステップの前に、前記表示装置に対して赤外線通信により前記特定情報の発信を指示する特定情報発信指示ステップを含む、
    ことを特徴とする請求項5に記載の映像データ制御方法。
  7. 前記特定情報受信ステップの前に、前記映像データ送信装置を介して、前記表示装置に対して前記特定情報の発信を指示する特定情報発信指示ステップを含む、
    ことを特徴とする請求項5に記載の映像データ制御方法。
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