JP2016018091A - 画像表示装置、画像表示装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

画像表示装置、画像表示装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】多画像表示時に従来のローカルディミング制御を行うことによって生じる表示画像の画質劣化を、表示画像のダイナミックレンジやコントラストの低下を抑制しつつ、抑制することができる技術を提供する。【解決手段】本発明の画像表示装置は、複数の分割領域にそれぞれ配置されている複数の光源を有する発光手段と、発光手段からの光を用いて画面に画像を表示する表示手段と、表示対象画像が合成画像である場合に、複数の光源の中から境界近傍光源を検出する検出手段と、光源毎に表示対象画像の特徴量を取得する取得手段と、表示対象画像の変化による境界近傍光源の目標状態の変化が境界近傍光源以外の光源に比べて抑制されるように、光源毎に、その光源の目標状態を、当該光源に対して取得された特徴量に基づいて決定する決定手段と、各光源の発光状態を目標状態に制御する制御手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置、画像表示装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
液晶表示装置などの画像表示装置に関する従来技術は、例えば、特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1,3には、複数の光源を有するバックライトが開示されている。特許文献1,3に開示の技術では、複数の光源は、画面の領域を構成する複数の分割領域にそれぞれ配置されている。
特許文献1に開示の技術では、入力画像の特徴量に基づいて複数の光源の発光輝度が個別に制御される。このような制御は、“ローカルディミング制御”と呼ばれる。ローカルディミング制御を行うことにより、表示画像(画面に表示された画像)のダイナミックレンジを拡大したり、表示画像のコントラストを向上したりすることができる。ローカルディミング制御を行うことにより、画面方向における輝度値の変化(輝度傾斜)が大きい画像を表示する場合にも、上記効果を得ることができる。
特許文献2には、複数の画像を並べて表示する多画像表示時に、入力画像の特徴量に基づいてバックライトの発光輝度を制御する処理を停止する技術が開示されている。
特許文献3に開示の技術では、互いに隣接する2つの分割領域間における光源の発光輝度の差が許容値以下に制限される。それにより、互いに隣接する2つの分割領域間の境界線が視認しされる不具合を軽減することができる。
しかしながら、特許文献1,2の技術を組み合わせてしまうと、多画像表示時に、ローカルディミング制御が停止されてしまう。そのため、特許文献1,2の技術を組み合わせてしまうと、多画像表示時に、表示画像のダイナミックレンジを拡大する効果、及び、表示画像のコントラストを向上する効果を得ることができない。換言すれば、特許文献1,2の技術を組み合わせてしまうと、多画像表示時に、表示画像のダイナミックレンジやコントラストが低下してしまう。
また、多画像表示時には、1つの光源からの光が複数の画像表示領域(複数の画像がそれぞれ表示される複数の領域)に照射されることがある。以後、複数の画像表示領域に光を照射する光源を“境界近傍光源”と記載する。
そして、従来のローカルディミング制御では、光源毎に、その光源の発光輝度が、当該光源が配置されている分割領域に表示される画像の特徴量に応じて制御される。境界近傍光源以外の光源が配置されている分割領域には1つの画像が表示されるため、境界近傍光源以外の光源の発光輝度は1つの画像の特徴量に応じて制御される。境界近傍光源が配置されている分割領域には1つまたは複数の画像が表示されるため、境界近傍光源の発光輝度は1つまたは複数の画像の特徴量に応じて制御される。
そのため、多画像表示時に上述した従来のローカルディミング制御を行ってしまうと、表示画像の画質劣化が生じてしまうことがある。具体的には、画像I1(例えば、静止画像)の画像表示領域を含む複数の画像表示領域に光を照射する境界近傍光源LSの発光輝度が、画像I1とは無関係な画像I2(例えば、動画像)の特徴量の変動に応じて変動することがある。そして、このような発光輝度の変動が生じると、画像I1の端部(境界近傍光源LSからの光が照射される領域)に、表示輝度(画面上の輝度)の予期せぬ変動が生じてしまう。
なお、ローカルディミング制御によって発光色が制御される場合にも、上述した画質劣化は生じ得る。
特開2002−99250号公報 特開2007−241250号公報 特開2008−122713号公報
本発明は、多画像表示時に従来のローカルディミング制御を行うことによって生じる表示画像の画質劣化を、表示画像のダイナミックレンジやコントラストの低下を抑制しつつ、抑制することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
画面の領域を構成する複数の分割領域にそれぞれ配置されている複数の光源を有する発光手段と、
前記発光手段からの光を変調することで前記画面に画像を表示する表示手段と、
表示対象画像が第1画像と第2画像が配置されている合成画像である場合に、前記複数の光源の中から、前記第1画像と前記第2画像の境界の近傍に配置されている光源を、境界近傍光源として検出する検出手段と、
前記光源毎に、その光源が配置されている分割領域における前記表示対象画像の特徴量を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された特徴量と前記検出手段の検出結果とに基づいて、各光源の発光輝度、発光色、または、それら両方である発光状態の目標状態を決定する決定手段と、
各光源の発光状態を、前記決定手段で決定された目標状態に制御する制御手段と、
を有し、
前記決定手段は、前記表示対象画像の変化による前記境界近傍光源の目標状態の変化が前記境界近傍光源以外の光源に比べて抑制されるように、前記光源毎に、その光源の目標状態を、当該光源に対して取得された特徴量に基づいて決定する
ことを特徴とする画像表示装置である。
本発明の第2の態様は、
画面の領域を構成する複数の分割領域にそれぞれ配置されている複数の光源を有する発光手段と、
前記発光手段からの光を変調することで前記画面に画像を表示する表示手段と、
を有する画像表示装置の制御方法であって、
表示対象画像が第1画像と第2画像が配置されている合成画像である場合に、前記複数の光源の中から、前記第1画像と前記第2画像の境界の近傍に配置されている光源を、境界近傍光源として検出する検出ステップと、
前記光源毎に、その光源が配置されている分割領域における前記表示対象画像の特徴量を取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得された特徴量と前記検出ステップの検出結果とに基づいて、各光源の発光輝度、発光色、または、それら両方である発光状態の目標状態を決定する決定ステップと、
各光源の発光状態を、前記決定ステップで決定された目標状態に制御する制御ステップと、
を有し、
前記決定ステップは、前記表示対象画像の変化による前記境界近傍光源の目標状態の変化が前記境界近傍光源以外の光源に比べて抑制されるように、前記光源毎に、その光源の
目標状態を、当該光源に対して取得された特徴量に基づいて決定する
ことを特徴とする画像表示装置の制御方法である。
本発明の第3の態様は、上述した画像表示装置の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、多画像表示時に従来のローカルディミング制御を行うことによって生じる表示画像の画質劣化を、表示画像のダイナミックレンジやコントラストの低下を抑制しつつ、抑制することができる。
実施例1に係る画像表示装置の機能構成の一例を示すブロック図 実施例1に係る第1対応関係と第2対応関係の一例を示す図 実施例1に係る境界近傍光源の検出方法の一例を示す図 実施例1に係る画像表示装置の動作の一例を示す図 実施例1に係る画像表示装置の動作の一例を示す図 実施例1に係る画像表示装置の動作の一例と従来例を示す図 実施例2に係る画像表示装置の機能構成の一例を示すブロック図 実施例2に係る画像表示装置の動作の一例と従来例を示す図 実施例3に係る画像表示装置の機能構成の一例を示すブロック図 実施例3に係る画像表示装置の機能構成の一例を示すブロック図 実施例3に係る表示画像の一例と従来例を示す図 実施例4に係る第1対応関係と第2対応関係の一例を示す図 実施例5に係る表示画像の一例と従来例を示す図 実施例6に係る第4対応関係と第5対応関係の一例を示す図 実施例6に係る画像表示装置の動作の一例と従来例を示す図 実施例の変形例に係る表示画像の一例を示す図 従来の画像表示装置の動作の一例を示す図
<実施例1>
以下、本発明の実施例1に係る画像表示装置及びその制御方法について、図面を参照して説明する。
なお、本実施例では、画像表示装置が透過型の液晶表示装置である場合の例を説明するが、画像表示装置は、透過型の液晶表示装置に限らない。画像表示装置は、発光部からの光を変調することで画面に画像を表示する画像表示装置であればよい。例えば、画像表示装置は、反射型の液晶表示装置であってもよい。また、画像表示装置は、液晶素子の代わりにMEMS(Micro Electro Mechanical System)シャッターを用いたMEMSシャッター方式ディスプレイであってもよい。
図1は、本実施例に係る画像表示装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
本実施例に係る画像表示装置は、表示対象画像データに基づく画像を表示する。表示対象画像データは、表示対象画像を表す画像データである。本実施例に係る画像表示装置には複数の画像データ(入力画像データ)を入力することができる。入力画像データは、入力画像を表す画像データである。そして、本実施例に係る画像表示装置は、複数の画像が配置されている合成画像を表す合成画像データを、表示対象画像データとして生成することができる。
以下では、複数の入力画像データが画像表示装置に入力され、複数の入力画像が配置されている合成画像を表す合成画像データが生成される例を説明する。
バックライトモジュール108は、画面の領域を構成する複数の分割領域にそれぞれ配置されている複数の光源を有する発光部である。1つの光源は、1つ以上の発光素子を有する。発光素子としては、発光ダイオード、有機EL素子、冷陰極管、等を使用することができる。複数の光源の発光状態は、個別に制御することができる。発光状態は、発光輝度、発光色、または、それら両方である。本実施例では、発光状態が発光輝度である場合の例を説明する。
なお、1つの光源は、発光色が同じ複数の発光素子を有していてもよいし、発光色が互いに異なる複数の発光素子を有していてもよい。1つの光源が複数の発光素子を有している場合には、複数の発光素子の発光輝度の比率を制御することにより、光源の発光色を制御することができる。
液晶パネル109は、バックライトモジュール108からの光を透過(変調)することで画面に画像を表示する表示部である。
表示領域設定部101は、各入力画像が表示される領域(画像表示領域)を設定する。画像表示領域は、例えば、ユーザ操作に応じて設定される。そして、表示領域設定部101は、各画像表示領域を表す表示領域情報と、各画像表示領域間の境界の位置を表す境界位置情報と、を生成する。表示領域設定部101は、表示領域情報を合成部102へ出力し、境界位置情報をバックライト制御部106へ出力する。
なお、表示領域情報と境界位置情報は、予め不図示の記憶部(メモリ)に記録されていてもよい。
合成部102は、複数の入力画像データと、表示領域設定部101から出力された表示領域情報と、に基づいて、表示対象画像データを生成する。具体的には、合成部102は、表示領域情報が表す複数の画像表示領域に複数の入力画像がそれぞれ配置されている合成画像を表す合成画像データを、表示対象画像データとして生成する。合成部102は、合成画像データ(表示対象画像データ)を画像補正部107へ出力する。
なお、合成部102は、必要に応じて、入力画像を変形する画像処理を入力画像データに施す。入力画像を変形する画像処理は、例えば、入力画像を拡大する拡大処理、入力画像を縮小する縮小処理、入力画像の一部を切り出す切り出し処理、等である。合成部102は、例えば、領域情報が表す画像表示領域のサイズが入力画像のサイズよりも小さい場合に、入力画像のサイズを画像表示領域のサイズまで縮小する縮小処理を行う。
なお、本実施例では、合成画像に配置されている入力画像の数が2つである場合の例を説明するが、合成画像に配置されている入力画像の数は2つより多くてもよい。
なお、入力画像データの取得方法は特に限定されない。例えば、画像表示装置が複数の入力インタフェースを有し、複数の入力インタフェースを用いて画像表示装置の外部から複数の入力画像データが取得されてもよい。複数の入力画像データを含む1つの画像ファイルが画像表示装置の外部から取得されてもよい。複数の入力画像データの少なくともいずれかは、画像表示装置が有する不図示の記憶部から取得されてもよい。複数の入力画像データの少なくともいずれかは、他の入力画像データに所定の画像処理(エッジ強調処理、ぼかし処理、輝度変換処理、色変換処理、等)を施した画像データであってもよい。複数の入力画像データの少なくともいずれかは、画像表示装置内で生成されてもよい。画像表示装置内で生成された入力画像データは、例えば、OSD画像、EPG画像、または、それら両方を表す画像データである。
特徴量取得部103は、合成部102から合成画像データを取得する。そして、特徴量取得部103は、光源毎に、その光源が配置されている分割領域における表示対象画像(
合成画像)の特徴量を、合成画像データから取得する。換言すれば、特徴量取得部103は、分割領域毎に、その分割領域における表示対象画像(合成画像)の特徴量を、合成画像データから取得する。特徴量取得部103は、各光源に対して取得した特徴量を、第1輝度決定部104と第2輝度決定部105へ出力する。
特徴量は、例えば、分割領域における表示対象画像の画素値のヒストグラム、分割領域における表示対象画像の画素値の代表値、分割領域における表示対象画像の輝度値のヒストグラム、分割領域における表示対象画像の輝度値の代表値、等である。代表値は、最大値、最小値、平均値、中間値、最頻値、等である。本実施例では、特徴量として、画像の明るさを表す値が取得された場合の例を説明する。
本実施例では、バックライト制御部106の一部の機能によって、複数の光源の中から境界近傍光源が検出される。具体的には、表示対象画像が複数の画像が配置されている合成画像である場合に、複数の光源の中から、隣り合う2つの画像(第1画像と第2画像)の境界の近傍に配置されている光源が、境界近傍光源として検出される。
また、本実施例では、第1輝度決定部104の一部の機能、第2輝度決定部105の一部の機能、及び、バックライト制御部106の一部の機能によって、各光源の発光状態の目標状態(目標輝度)が決定される。具体的には、特徴量取得部103で取得された特徴量と、境界近傍光源の検出結果と、に基づいて、各光源の目標輝度が決定される。詳細は後述するが、本実施例では、表示対象画像の変化による境界近傍光源の目標輝度の変化が非境界近傍光源(境界近傍光源以外の光源)に比べて抑制されるように、光源毎に、その光源の目標輝度が、当該光源に対して取得された特徴量に基づいて決定される。
そして、本実施例では、バックライト制御部106の一部の機能によって、各光源の発光輝度が目標輝度に制御される。
なお、境界近傍光源を検出する処理、目標輝度を決定する処理、及び、発光輝度を制御する処理は、互いに異なる機能部によって実行されてもよい。
第1輝度決定部104は、特徴量と発光輝度の対応関係である第1対応関係を表す第1情報(関数やテーブル)を記憶する。第1輝度決定部104は、各光源に対して取得された特徴量を特徴量取得部103から取得する。そして、第1輝度決定部104は、光源毎に、その光源に対して取得された特徴量に対応付けられている第1対応関係の発光輝度(第1輝度)を、第1情報から取得する。第1輝度決定部104は、各光源に対して取得した第1輝度をバックライト制御部106へ出力する。
第2輝度決定部105は、特徴量と発光輝度の対応関係である第2対応関係を表す第2情報(関数やテーブル)を記憶する。第2対応関係では、特徴量に対応付けられている発光輝度の範囲が第1対応関係よりも狭い。第2輝度決定部105は、各光源に対して取得された特徴量を特徴量取得部103から取得する。そして、第2輝度決定部105は、光源毎に、その光源に対して取得された特徴量に対応付けられている第2対応関係の発光輝度(第2輝度)を、第2情報から取得する。第2輝度決定部105は、各光源に対して取得した第2輝度をバックライト制御部106へ出力する。
なお、第1対応関係と第2対応関係はメーカー等によって予め定められていてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、第1対応関係と第2対応関係の少なくとも一方は、ユーザ操作、複数の入力画像データ、画像表示装置の設置環境、等に応じて決定されてもよい。
なお、第1情報は、第1輝度決定部104とは異なる機能部が記憶していてもよい。第2情報は、第2輝度決定部105とは異なる機能部が記憶していてもよい。画像表示装置は、第1輝度決定部104とは別に、第1情報を記憶する第1記憶部を有していてもよい。画像表示装置は、第2輝度決定部105とは別に、第2情報を記憶する第2記憶部を有していてもよい。画像表示装置は、第1輝度決定部104及び第2輝度決定部105とは
別に、第1情報と第2情報の両方を記憶する記憶部を有していてもよい。
バックライト制御部106は、表示対象画像が複数の画像が配置されている合成画像である場合に、複数の光源の中から、隣り合う2つの画像(第1画像と第2画像)の境界の近傍に配置されている光源を、境界近傍光源として検出する。本実施例では、表示領域設定部101から出力された境界位置情報と、各光源の位置と、に基づいて、境界近傍光源が検出される。
そして、バックライト制御部106は、境界近傍光源の検出結果に基づいて、各光源の目標輝度を決定する。具体的には、バックライト制御部106は、非境界近傍光源(境界近傍光源以外の光源)の目標輝度として、当該非境界近傍光源に対して第1輝度決定部104が決定した第1輝度を設定する。そして、バックライト制御部106は、境界近傍光源の目標輝度として、当該境界近傍光源に対して第2輝度決定部105が決定した第2輝度を設定する。
その後、バックライト制御部106は、各光源の発光輝度を目標輝度に制御する。
また、バックライト制御部106は、各光源の目標輝度を画像補正部107に出力する。
画像補正部107は、合成画像データ(表示対象画像データ)を合成部102から取得し、各光源の目標輝度をバックライト制御部106から取得する。そして、画像補正部107は、各光源の目標輝度に基づく画像処理を合成画像データに施すことにより、表示用画像データを生成する。例えば、目標輝度の変化による表示画像(画面に表示された画像)の最大輝度の変化を抑制する画像処理を合成画像データに施すことにより、表示用画像データが生成される。画像補正部107は、表示用画像データを液晶パネル109へ出力する。それにより、液晶パネル109が有する各液晶素子の透過率が、表示用画像データに応じて制御される。そして、バックライトモジュール108からの光が、表示用画像データに応じた透過率で各液晶素子を透過することにより、画面に画像が表示される。
以上述べた構成によれば、第1画像と第2画像の境界の近傍に配置されている光源が、境界近傍光源として検出される。そして、非境界近傍光源の発光輝度が、当該非境界近傍光源に対して取得された特徴量に対応付けられている第1輝度(第1対応関係の発光輝度)に制御される。また、境界近傍光源の発光輝度が、当該境界近傍光源に対して取得された特徴量に対応付けられている第2輝度(第2対応関係の発光輝度)に制御される。
ここで、第2対応関係では、特徴量に対応付けられている発光輝度の範囲が第1対応関係よりも狭い。換言すれば、第1対応関係では、特徴量に対応付けられている発光輝度の範囲が第2対応関係よりも広い。
これにより、表示対象画像の変化による境界近傍光源の発光輝度(目標輝度)の変化を、非境界近傍光源に比べて抑制することができる。
その結果、複数の画像を並べて表示する多画像表示時に従来のローカルディミング制御を行うことによって生じる表示画像の画質劣化を、表示画像のダイナミックレンジやコントラストの低下を抑制しつつ、抑制することができる。具体的には、非境界近傍光源の発光輝度は広い範囲で制御されるため、第1画像と第2画像の境界から離れた領域では、ダイナミックレンジが広い表示画像やコントラストが高い表示画像を得ることができる。そして、境界近傍光源の発光輝度は狭い範囲で制御されるため、第1画像の端部(境界近傍光源からの光が照射される領域)では、第2画像の特徴量の変動による表示輝度の変動を抑制することができる。同様に、第2画像の端部(境界近傍光源からの光が照射される領域)では、第1画像の特徴量の変動による表示輝度の変動を抑制することができる。
第1対応関係と第2対応関係の一例を図2に示す。図2は、特徴量が8ビットの値(0
〜255)である場合の例を示す。上述したように、本実施例では、特徴量は、画像の明るさを表す。
なお、特徴量のビット数は8ビットより大きくても小さくてもよい。
図2の符号Aは第1対応関係を示し、符号Bは第2対応関係を示す。第1輝度決定部104は、第1対応関係Aに従って第1輝度を決定し、第2輝度決定部105は、第2対応関係Bに従って第2輝度を決定する。
また、図2の符号RAは、第1対応関係において特徴量に対応付けられている発光輝度の範囲を示し、符号RBは、第2対応関係において特徴量に対応付けられている発光輝度の範囲を示す。図2に示すように、本実施例では、範囲RBが範囲RAよりも狭い。そのため、第2対応関係では、特徴量の変化による発光輝度の変化が第1対応関係よりも小さい。
また、図2の符号mAは、第1対応関係の発光輝度の最低値を示し、符号mBは、第2対応関係の発光輝度の最低値を示す。図2の例では、第2対応関係の発光輝度の最低値mBは、第1対応関係の発光輝度の最低値mAよりも高い(大きい)。
人間の視覚は、暗部の変化に敏感である。そのため、最低値mBとして最低値mAよりも高い値を使用することにより、上述した表示輝度の変動(第1画像と第2画像の境界の近傍における表示輝度の変動)を知覚し難くすることができる。また、第1画像と第2画像の境界から離れた領域では、表示画像の黒レベル(黒色の表示輝度)を低減することができ、黒浮きの発生を抑制することができる。
そして、図2では、大きい特徴量に対応付けられている第1対応関係の発光輝度と第2対応関係の発光輝度との差が、小さい特徴量に対応付けられている第1対応関係の発光輝度と第2対応関係の発光輝度との差よりも小さい。図2では、大きい特徴量は高い明るさを表し、小さい特徴量は低い明るさを表す。具体的には、図2では、第1対応関係の発光輝度と第2対応関係の発光輝度との差が、特徴量(特徴量が表す明るさ)の増加に伴って線形に減少する。図2では、第1対応関係の発光輝度の最大値は、第2対応関係の発光輝度の最大値と同じ値Mである。
それにより、境界近傍光源に対して取得された特徴量が大きいほど、境界近傍光源と非境界近傍光源の制御方法の違いを知覚し難くすることができる。そして、第1画像と第2画像の境界の近傍において、境界近傍光源に対して取得された特徴量が大きいほど、他の領域との表示輝度や表示色(画面上の色)の違いを知覚し難くすることができる。
なお、第1対応関係と第2対応関係は図2に示す対応関係に限らない。例えば、第1対応関係と第2対応関係の少なくとも一方は、特徴量の増加に伴って発光輝度が段階的に増加する対応関係であってもよい。第2対応関係の発光輝度の最低値が第1対応関係の発光輝度の最低値よりも低くてもよい。第1対応関係の発光輝度の最大値は、第2対応関係の発光輝度の最大値よりも高くても低くてもよい。
境界近傍光源の検出方法について、図3(a)〜3(c)を用いて詳しく説明する。
本実施例では、表示領域設定部101は、第1画像と第2画像(第1画像の画像表示領域と第2画像の画像表示領域)の配列方向における、第1画像と第2画像の中心位置を、第1画像と第2画像の境界の位置として表す境界位置情報を生成する。なお、第1画像と第2画像の中心位置からずれた位置が、第1画像と第2画像の境界の位置として使用されてもよい。
そして、バックライト制御部106は、第1画像が表示される領域と、第2画像が表示される領域と、の両方に光を照射する光源を、境界近傍光源として検出する。
図3(a)〜3(c)の符号dは、境界の位置から第1画像または第2画像までの距離を示す。本実施例では、第1画像と第2画像の中心位置が境界の位置として使用されるた
め、境界の位置から第1画像までの距離は、境界の位置から第2画像までの距離と等しい。
また、図3(a)〜3(c)の符号K1〜K3は、光源が配置されている位置を示す。
図3(a)〜3(c)に示すように、本実施例では、光源は、画面の領域のうち、当該光源が配置されている位置K1〜K3から半径rの領域に光を照射する。
距離dは、境界の位置と画像表示領域とに基づいて算出することができる。距離dは、境界位置情報に含まれていてもよいし、バックライト制御部106(または他の機能部)が算出してもよい。
位置K1〜K3及び半径rは予め定められている。
バックライト制御部106は、p≦r−d(pは、光源から境界の位置までの距離)を満たす光源を、境界近傍光源として検出する。図3(a)〜3(c)の例では、位置K1の光源は境界近傍光源として検出されず、位置K2,K3の光源は境界近傍光源として検出される。
なお、境界近傍光源の検出方法は上記方法に限らない。例えば、光源が光を照射する領域(照射領域)を表す照射領域情報が予め用意されていてもよい。そして、照射領域情報が表す照射領域と、表示領域情報が表す画像表示領域と、に基づいて、第1画像が表示される領域と、第2画像が表示される領域と、の両方に光を照射する光源が、境界近傍光源として検出されてもよい。
図17(a)〜17(c)及び図4(a)〜4(c)を用いて、本実施例の効果について詳しく説明する。
図17(a)〜17(c)は、従来の画像表示装置の動作の一例を示し、図4(a)〜4(c)は、本実施例に係る画像表示装置の動作の一例を示す。図17(a)〜17(c)及び図4(a)〜4(c)では、左側に現フレームの情報が記載されており、右側に次フレーム(現フレームの次のフレーム)の情報が記載されている。
図17(a)と図4(a)は、表示対象画像(合成画像)を示す。図17(a)と図4(a)では、画像データの輝度値の増加に伴って色が黒から白に変化するように、画像データの輝度値が色で表現されている。図17(a)と図4(a)では、合成画像に、第1画像と第2画像とが配置されている。
図17(b)と図4(b)は、各光源(分割領域)の発光輝度を示す。図17(b)と図4(b)では、水平方向5個×垂直方向5個の合計25個の光源(分割領域)が配置されている。図17(b)と図4(b)では、発光輝度の増加に伴って色が黒から白に変化するように、発光輝度が色で表現されている。3列目の光源が、第1画像が表示される領域と第2画像が表示される領域との両方に光を照射する境界近傍光源である。
図17(c)と図4(c)は、表示画像を示す。図17(c)と図4(c)では、表示輝度の増加に伴って色が黒から白に変化するように、表示輝度が色で表現されている。
なお、光源の配置及び数は特に限定されない。例えば、光源の数は25個より多くても少なくてもよい。また、複数の光源は千鳥格子状に配置されていてもよい。
図17(a)では、現フレームから次フレームにかけて、第1画像が変化している。そして、第1画像の変化によって、境界近傍光源が配置されている分割領域における合成画像が、暗い画像から、暗い領域と明るい領域とを含む画像に変化している。
従来の画像表示装置では、図17(b)に示すように、境界近傍光源が配置されている分割領域における合成画像の明るさ(特徴量)の変化に応じて、境界近傍光源の発光輝度が大きく変化する。
そのため、従来の画像表示装置では、図17(c)に示すように、第1画像の変化に伴って、第2画像の表示輝度が大きく変化してしまう。具体的には、第2画像の黒浮きの度合いが大きく変化してしまう。このような表示輝度の変化は、ちらつき(フリッカ)として知覚されてしまう。
図4(a)でも、図17(a)と同様に、現フレームから次フレームにかけて、第1画像が変化している。そして、第1画像の変化によって、境界近傍光源が配置されている分割領域における合成画像が、暗い画像から、暗い領域と明るい領域とを含む画像に変化している。
しかしながら、本実施例では、図4(b)に示すように、境界近傍光源が配置されている分割領域における合成画像の明るさ(特徴量)の変化に応じた境界近傍光源の発光輝度の変化が、従来の画像表示装置に比べて抑制される。具体的には、境界近傍光源が配置されている分割領域における合成画像の明るさが低下した場合に、境界近傍光源の発光輝度が低下しすぎないように、境界近傍光源の発光輝度が制御される。
それにより、本実施例では、図4(c)に示すように、第1画像の変化に伴う第2画像の表示輝度の変化を低減することができる。具体的には、第2画像の黒浮きの変化を低減することができる。
さらに本実施例では、非境界近傍光源の発光輝度は広い範囲で制御される。具体的には、非境界近傍光源が配置されている分割領域における合成画像の明るさが低下した場合に、非境界近傍光源の発光輝度が十分に低下するように、非境界近傍光源の発光輝度が制御される。それにより、第1画像と第2画像の境界から離れた領域において、黒浮きを十分に低減することができる。そして、第1画像と第2画像の境界から離れた領域において、ダイナミックレンジが広い表示画像やコントラストが高い表示画像を得ることができる。
従来の画像表示装置と本実施例に係る画像表示装置の動作の具体例について、図6(a),6(b)を用いて説明する。図6(a),6(b)は、暗いメイン画像上にOSD画像が重畳された合成画像(表示対象画像)を表示する場合の例を示す。図6(a)は、従来の画像表示装置の動作の具体例を示し、図6(b)は、本実施例に係る画像表示装置の動作の具体例を示す。
図6(a),6(b)のOSD画像には、3つの項目1〜3が示されており、ユーザ操作に応じて項目1〜3のいずれかが選択される。選択項目(選択されている項目)の輝度値として、他の項目よりも高い値が設定される。
図6(a),6(b)は、選択項目が項目1から項目3へ遷移する例を示している。
図6(a)に示すように、従来の画像表示装置では、選択項目周辺に配置されている光源の発光輝度が高い値に制御され、それ以外の光源の発光輝度が低い値に制御される。そのため、メイン画像の端部(OSD画像側の端部)の黒浮きが視認され、黒浮きが視認される領域がユーザ操作に応じて遷移する。そして、従来の画像表示装置では、黒浮きの変化が大きい。このように、従来の画像表示装置では、黒浮きの変化が大きく、且つ、黒浮きの変化がユーザ操作に応じて遷移するため、黒浮きの変化が妨害として知覚されやすい。
図6(b)に示すように、本実施例では、メイン画像とOSD画像の境界の近傍に配置されている光源の発光輝度の変化が抑制されるため、黒浮きの変化を抑制することができる。その結果、黒浮きの変化を知覚し難くすることができる。
従来技術の課題と本実施例の効果について補足する。
一般的に、光源の発光輝度が急激に変化すると、黒浮きの度合い変化が妨害として視認されてしまう。
従来技術として、光源の発光輝度の時間変化が抑制されるように、各光源の発光輝度を制御する技術が提案されている。そのような従来技術を用いれば、黒浮きの変化を視認し難くすることができる。しかしながら、そのような従来技術を用いると、光源の発光輝度を十分に高めることができず、表示画像の画質劣化が生じてしまうことがある。
なお、画像処理によって表示輝度を高めることはできる。しかしながら、画素値には上限値があるため、画像処理を行っても十分な表示輝度が得られず、表示画像の画質劣化が生じてしまうことがある。
合成画像データではない画像データ(1つの画像のみを表す画像データ)では、時間的及び空間的な画像の相関(類似度)が高い。そのため、そのような画像データに基づく画像を表示する際に光源の発光輝度の急激な変化が頻繁に生じるとは考えにくい。
しかしながら、合成画像データでは、合成画像に配置されている複数の画像間の相関が低く、時間的及び空間的な画像の相関も低い。そのため、合成画像データに基づく画像を表示する際に光源の発光輝度の急激な変化が高い頻度で生じると考えられる。具体的には、第1画像と第2画像の境界の近傍に配置されている光源の発光輝度の急激な変化が高い頻度で生じると考えられる。
そこで、本実施例では、合成画像データに基づく画像を表示する際に、境界近傍光源の発光輝度の変動を、非境界近傍光源に比べて抑制する。それにより、第1画像と第2画像の境界の近傍における表示輝度の変動を、表示画像のダイナミックレンジやコントラストの低下を抑制しつつ、抑制することができる。
以上述べたように、本実施例によれば、多画像表示時に従来のローカルディミング制御を行うことによって生じる表示画像の画質劣化を、表示画像のダイナミックレンジやコントラストの低下を抑制しつつ、抑制することができる。
なお、境界近傍光源の検出方法は、上述した方法に限らない。
例えば、第1画像と第2画像の境界の位置までの距離が第1閾値以下である光源が、境界近傍光源として検出されてもよい。
また、境界の位置よりも第1画像が表示される領域の側に配置されている境界近傍光源(第1光源)と、境界の位置よりも第2画像が表示される領域の側に配置されている境界近傍光源(第2光源)と、が互いに異なる閾値を用いて検出されてもよい。第1光源は、境界の位置よりも第1画像が表示される領域の側に配置されており、且つ、境界の位置までの距離が第2閾値以下である光源である。第2光源は、境界の位置よりも第2画像が表示される領域の側に配置されており、且つ、境界の位置までの距離が第3閾値以下である光源である。第2閾値として大きい値を使用し、第3閾値として小さい値を使用すれば、第1画像の特徴量の変化が第2画像の表示輝度に及ぼす影響を低減することができる。また、第2閾値として大きい値を使用し、第3閾値として小さい値を使用すれば、境界の位置よりも第2画像が表示される領域の側に配置されている光源の多くを、非境界近傍光源として使用することができる。その結果、第2画像のダイナミックレンジがより広い表示画像や第2画像のコントラストがより高い表示画像を得ることができる。
なお、第1閾値、第2閾値、及び、第3閾値はメーカー等によって予め定められていてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、第1閾値、第2閾値、及び、第3閾値の少なくともいずれかは、ユーザ操作、複数の入力画像データ、画像表示装置の設置環境、等に応じて決定されてもよい。
なお、第1輝度は非境界近傍光源に対してのみ取得されてもよいし、第2輝度は境界近傍光源に対してのみ取得されてもよい。
なお、境界近傍光源の目標輝度の決定方法は、上述した方法に限らない。
例えば、境界近傍光源の目標状態は、以下の条件1,2を満たすように決定されてもよい。
条件1:境界近傍光源から境界の位置までの距離が短いほど、当該境界近傍光源の目標輝度が、当該境界近傍光源に対して取得された特徴量に対応付けられている第2輝度に近い。
条件2:境界近傍光源から境界の位置までの距離が長いほど、当該境界近傍光源の目標輝度が、当該境界近傍光源に対して取得された特徴量に対応付けられている第1輝度に近い。
このような目標輝度は、境界近傍光源に対して取得された特徴量に対応付けられている第1輝度と第2輝度とを当該境界近傍光源から境界の位置までの距離に応じた重みで重みづけ合成することにより、決定することができる。
重みづけ合成によって境界近傍光源の目標輝度を決定する場合の例を図5(a)〜5(c)に示す。図5(a)〜5(c)では、左側に現フレームの情報が記載されており、右側に次フレームの情報が記載されている。
図5(a)は、表示対象画像(合成画像)を示す。図5(a)は、図4(a)と同じである。図5(b)は、各光源(分割領域)の発光輝度を示す。2〜4列目の光源が、第1画像が表示される領域と第2画像が表示される領域との両方に光を照射する境界近傍光源である。図5(c)は、表示画像を示す。
ここでは、境界近傍光源に対して取得された特徴量に対応付けられている第1輝度と第2輝度とを当該境界近傍光源から境界の位置までの距離に応じた重みで重みづけ合成することにより、当該境界近傍光源の目標輝度が決定される。
そのため、図5(b)では、3列目の光源と4列目の光源に対しては現フレームの特徴量として同じ値が取得されるが、4列目の光源の発光輝度は、3列目の光源の発光輝度よりも低い値に制御されている。
そして、図5(c)に示すように、重みづけ合成によって境界近傍光源の目標輝度を決定する構成においても、第1画像と第2画像の境界の近傍における表示輝度の変化を低減することができる。また、図5(c)に示すように、重みづけ合成によって境界近傍光源の目標輝度を決定することにより、境界の近傍の領域と境界から離れた領域との間での表示輝度の急激な変化を抑制することができる。
<実施例2>
以下、本発明の実施例2に係る画像表示装置及びその制御方法について、図面を参照して説明する。
実施例1では、画像表示装置が、複数の入力画像データを外部から取得し、複数の入力画像データに基づいて合成画像データを生成する例を説明した。また、実施例1では、画像表示装置が、ユーザ操作に応じて表示領域情報と境界位置情報を生成する例を説明した。
本実施例では、画像表示装置が、合成画像データ、表示領域情報、及び、境界位置情報を外部から取得する例を説明する。
外部から取得される表示領域情報は、例えば、外部装置(例えばPC)内で動作するマルチウィンドウOSのウィンドウ位置情報、外部装置内で動作するウェブブラウザや画像ビューアなどが管理している表示位置情報、等である。
図7は、本実施例に係る画像表示装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図7において、実施例1(図1)と同じ機能部には実施例1と同じ符号を付し、その説明は省略する。
画像表示装置の外部から取得された合成画像データは、特徴量取得部103と画像補正部107に入力される。
表示領域設定部201は、画像表示装置の外部から表示領域情報と境界位置情報を取得する。そして、表示領域設定部201は、表示領域情報と境界位置情報をバックライト制御部106へ出力する。表示領域情報と境界位置情報の少なくとも一方は、例えば、合成画像データのヘッダ領域に重畳されている。そして、表示領域設定部201は、表示領域
情報と境界位置情報の少なくとも一方を、合成画像データから抽出する。
なお、表示領域情報と境界位置情報の少なくとも一方は、合成画像データから独立して画像表示装置に入力されてもよい。例えば、表示領域情報と境界位置情報の少なくとも一方は、専用の通信線を用いて画像表示装置に入力されてもよい。
なお、実施例1で述べたように、表示領域情報はバックライト制御部106で使用されないことがある。そのため、表示領域設定部201は、境界位置情報を取得すればよく、表示領域情報を取得しなくてもよい。
なお、境界位置情報は、画像表示装置の外部から取得されなくてもよい。表示領域設定部201は、表示領域情報が表す画像表示領域に基づいて境界位置情報を生成してもよい。
本実施例では、実施例1と同様に、第1画像と第2画像の境界の近傍に配置されている光源が、境界近傍光源として検出される。そして、非境界近傍光源の発光輝度が、当該非境界近傍光源に対して取得された特徴量に対応付けられている第1輝度(第1対応関係の発光輝度)に制御される。また、境界近傍光源の発光輝度が、当該境界近傍光源に対して取得された特徴量に対応付けられている第2輝度(第2対応関係の発光輝度)に制御される。
その結果、実施例1と同様に、複数の画像を並べて表示する多画像表示時に従来のローカルディミング制御を行うことによって生じる表示画像の画質劣化を、表示画像のダイナミックレンジやコントラストの低下を抑制しつつ、抑制することができる。
従来の画像表示装置と本実施例に係る画像表示装置の動作の具体例について、図8(a),8(b)を用いて説明する。図8(a),8(b)は、暗い背景画像上にビューア画像が重畳された合成画像(表示対象画像)を表示する場合の例を示す。図8(a)は、従来の画像表示装置の動作の具体例を示し、図8(b)は、本実施例に係る画像表示装置の動作の具体例を示す。
ビューア画像の領域には、動画像が表示されたり、複数の画像(動画像や静止画像)が切り替えられて表示されたりする。そのため、ビューア画像の輝度値は頻繁に変化する。
図8(a),8(b)は、ビューア画像の輝度値が増加する例を示している。
図8(a)に示すように、従来の画像表示装置では、ビューア画像の明るさの変化に応じて、ビューア画像が表示される領域の近傍に配置されている光源の発光輝度が大きく変化する。そのため、ビューア画像の明るさの変化に応じて、背景画像の端部(ビューア画像側の端部)の黒浮きの度合いが大きく変化する。このように、従来の画像表示装置では、黒浮きの変化が大きいため、黒浮きの変化が妨害として知覚されやすい。
図8(b)に示すように、本実施例では、背景画像とビューア画像の境界の近傍に配置されている光源の発光輝度の変化が抑制されるため、黒浮きの変化を抑制することができる。その結果、黒浮きの変化を知覚し難くすることができる。
以上述べたように、本実施例によれば、合成画像データ、表示領域情報、及び、境界位置情報が画像表示装置の外部から取得される場合において、実施例1と同様の効果を得ることができる。
<実施例3>
以下、本発明の実施例3に係る画像表示装置及びその制御方法について、図面を参照して説明する。
図9,10は、本実施例に係る画像表示装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図9は、複数の入力画像データが画像表示装置の外部から取得される場合の例を示し、図10は、合成画像データ、表示領域情報、及び、境界位置情報が画像表示装置の外部か
ら取得される場合の例を示す。
図9,10において、実施例1,2(図1,7)と同じ機能部には実施例1,2と同じ符号を付し、その説明は省略する。
特徴量取得部303は、実施例1,2の特徴量取得部103と同じ処理を実行する。
さらに、特徴量取得部303は、第1取得処理と第2取得処理を実行する。第1取得処理は、第1画像の特徴量である第1特徴量を取得する処理である。第2取得処理は、第2画像の特徴量である第2特徴量を取得する処理である。特徴量取得部303は、第1特徴量と第2特徴量を、特徴量比較部310へ出力する。
第1特徴量と第2特徴量の取得方法について説明する。
特徴量取得部303は、表示領域設定部101または表示領域設定部201から表示領域情報を取得する。そして、特徴量取得部303は、各光源に対して取得した特徴量と、表示領域情報と、に基づいて、第1特徴量と第2特徴量を取得する。
本実施例では、特徴量取得部303は、表示領域情報に基づいて、複数の分割領域の中から第1分割領域と第2分割領域を検出する。第1分割領域は、第1画像が表示され、且つ、第2画像が表示されない分割領域である。第2分割領域は、第1画像が表示されず、且つ、第2画像が表示される分割領域である。そして、特徴量取得部303は、第1分割領域における合成画像(表示対象画像)の特徴量を、第1特徴量として取得する。複数の第1分割領域が存在する場合には、特徴量取得部303は、各第1分割領域における合成画像の特徴量を代表する代表特徴量を、第1特徴量として取得する。また、特徴量取得部303は、第2分割領域における合成画像(表示対象画像)の特徴量を、第2特徴量として取得する。複数の第2分割領域が存在する場合には、特徴量取得部303は、各第2分割領域における合成画像の特徴量を代表する代表特徴量を、第2特徴量として取得する。代表特徴量は、特徴量の最大値、最小値、平均値、最頻値、中間値、等である。代表特徴量は、特徴量の平均値または最頻値であることが好ましい。
なお、第1取得処理と第2取得処理の少なくとも一方は、特徴量取得部303とは異なる機能部によって実行されてもよい。
なお、第1特徴量と第2特徴量との取得方法は、上記方法に限らない。例えば、第1画像を表す画像データから、第1特徴量が取得され、第2画像を表す画像データから、第2特徴量が取得されてもよい。第1画像を表す画像データ、及び、第2画像を表す画像データは、合成画像データから抽出されてもよいし、画像表示装置の外部などから取得されてもよい。
なお、第1特徴量と第2特徴量は、上記特徴量に限らない。例えば、第1特徴量は、第1画像全体の画素値(又は輝度値)のヒストグラムや代表値であってもよい。第2特徴量は、第2画像全体の画素値(又は輝度値)のヒストグラムや代表値であってもよい。
なお、第1分割領域と第2分割領域は、上記分割領域に限らない。例えば、少なくとも第1画像が表示される分割領域が、第1分割領域として検出されてもよい。少なくとも第2画像が表示される分割領域が、第2分割領域として検出されてもよい。そして、第1画像と第2画像の両方が表示される分割領域が、第1分割領域及び第2分割領域として検出されてもよい。第1画像が表示され、且つ、第1画像の表示サイズが第2画像の表示サイズよりも大きい分割領域が、第1分割領域として検出されてもよい。第2画像が表示され、且つ、第2画像の表示サイズが第1画像の表示サイズよりも大きい分割領域が、第2分割領域として検出されてもよい。
特徴量比較部310は、特徴量取得部303から第1特徴量と第2特徴量を取得し、第1特徴量と第2特徴量との差(絶対値)が第5閾値未満であるか否かを判断する。そして、特徴量比較部310は、第1特徴量と第2特徴量との差が第5閾値以上である場合に、変化抑制指示をバックライト制御部306へ出力する。特徴量比較部310は、第1特徴
量と第2特徴量との差が第5閾値未満である場合には、変化抑制指示をバックライト制御部306へ出力しない。
なお、第5閾値は、メーカー等によって予め定められていてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、第5閾値は、ユーザ操作、合成画像に配置されている複数の画像、画像表示装置の設置環境、等に応じて決定されてもよい。
特徴量比較部310から変化抑制指示が出力された場合に、バックライト制御部306は、実施例1,2のバックライト制御部106と同じ処理を実行する。従って、第1特徴量と第2特徴量との差が第5閾値以上である場合には、実施例1,2と同様の効果が得られる。
特徴量比較部310から変化抑制指示が出力されなかった場合には、バックライト制御部306は、境界近傍光源を非境界近傍光源とみなして、各光源の目標輝度を決定する。即ち、第1特徴量と第2特徴量との差が第5閾値未満である場合には、バックライト制御部306は、境界近傍光源を非境界近傍光源とみなして、各光源の目標輝度を決定する。本実施例では、特徴量比較部310から変化抑制指示が出力されなかった場合には、バックライト制御部306は、各光源の目標輝度として、第1輝度決定部104から出力された第1輝度を設定する。そして、バックライト制御部306は、各光源の発光輝度を目標輝度に制御する。
図11(a),11(b)を用いて、本実施例の効果について説明する。図11(a)は、第1特徴量と第2特徴量の差が第5閾値未満である場合の例を示し、図11(b)は、第1特徴量と第2特徴量の差が第5閾値以上である場合の例を示す。ここでは、特徴量が、画像の明るさを表し、第1特徴量と第2特徴量の差が、第1画像の明るさと第2画像の明るさとの差を表す場合の例を説明する。
本実施例では、第1特徴量と第2特徴量との差が第5閾値未満である場合には、境界近傍光源が非境界近傍光源とみなされ、境界近傍光源の発光輝度も非境界近傍光源と同様に広い範囲で制御される。
図11(a)に示すように、第1画像と第2画像の明るさが同等である場合には、境界の近傍における表示輝度の変動は知覚され難い。例えば、第1画像と第2画像の両方が明るい画像である場合は、人間の目は明るい表示輝度に順応し、低い表示輝度に対する人間の目の感度は低下する。そのため、第1画像と第2画像の両方が明るい画像である場合は、境界の近傍における表示輝度の変動は知覚され難い。従って、第1画像と第2画像の明るさが同等である場合には、境界近傍光源を非境界近傍光源とみなしても問題は無い。
そして、上述したように、第1特徴量と第2特徴量との差が第5閾値未満である場合には、境界近傍光源の発光輝度も非境界近傍光源と同様に広い範囲で制御される。それにより、第1特徴量と第2特徴量との差が第5閾値未満である場合に、実施例1,2に比べて黒浮きが低減された表示画像を得ることができる。そして、第1特徴量と第2特徴量との差が第5閾値未満である場合に、実施例1,2に比べてダイナミックレンジが広い表示画像や実施例1,2に比べてコントラストが高い表示画像を得ることができる。
図11(b)に示すように、第1画像と第2画像の明るさが大きく異なる場合には、境界の近傍における表示輝度の変動は知覚され易い。
本実施例では、第1特徴量と第2特徴量との差が第5閾値以上である場合には、実施例1,2と同様に、境界近傍光源の発光輝度の変化を抑制する処理が実行される。それにより、第1特徴量と第2特徴量との差が第5閾値以上である場合に、境界の近傍における表示輝度の変化を抑制することができる。
以上述べたように、本実施例によれば、第1特徴量と第2特徴量との差が第5閾値以上である場合に限って、境界近傍光源の発光輝度の変化を抑制する処理が行われる。そして
、第1特徴量と第2特徴量との差が第5閾値未満である場合には、境界近傍光源が非境界近傍光源とみなされる。それにより、境界の近傍における表示輝度の変化が知覚され易い場合に、実施例1,2と同様の効果を得ることができる。そして、境界の近傍における表示輝度の変化が知覚され難い場合に、実施例1,2よりもダイナミックレンジが広い表示画像や実施例1,2よりもコントラストが高い表示画像を得ることができる。
なお、本実施例では、第1特徴量と第2特徴量との差が第5閾値未満である場合に、境界近傍光源を非境界近傍光源とみなす例を説明したが、これに限らない。例えば、合成画像(表示対象画像)の変化による境界近傍光源の目標輝度の変化が、非境界近傍光源に比べて、第1特徴量と第2特徴量の差が大きいほど大きく抑制されるように、各光源の目標輝度が決定されてもよい。このような処理は、例えば、第1特徴量と第2特徴量の差に応じた重みで第1輝度と第2輝度を合成した値を、境界近傍光源の目標輝度として設定することにより実現できる。このような処理を行うことにより、より適切な表示画像を得ることができる。具体的には、表示輝度の変化の知覚し易さに応じて、境界の近傍における表示輝度の変化の抑制度合いを連続的(又は段階的)に変更することができる。また、表示輝度の変化の知覚し易さに応じて、境界の近傍における表示画像のダイナミックレンジやコントラストを連続的(又は段階的)に変更することができる。
<実施例4>
以下、本発明の実施例4に係る画像表示装置及びその制御方法について、図面を参照して説明する。
本実施例に係る画像表示装置の構成は、実施例1〜3(図1,7,9,10)と同じである。本実施例では、第2対応関係が実施例1〜3と異なる。
本実施例に係る第1対応関係と第2対応関係の一例を図12(a)に示す。図12(a)は、特徴量が8ビットの値(0〜255)である場合の例を示す。本実施例では、特徴量は、画像の明るさを表す。
図12(a)に示すように、本実施例でも、第2対応関係Bにおいて特徴量に対応付けられている発光輝度の範囲RBは、第1対応関係Aにおいて特徴量に対応付けられている発光輝度の範囲RAよりも狭い。
また、図12(a)に示すように、本実施例でも、第2対応関係Bの発光輝度の最低値mBは、第1対応関係Aの発光輝度の最低値mAよりも高い(大きい)。
また、図12(a)に示すように、本実施例でも、大きい特徴量に対応付けられている第1対応関係の発光輝度と第2対応関係の発光輝度との差が、小さい特徴量に対応付けられている第1対応関係の発光輝度と第2対応関係の発光輝度との差よりも小さい。
但し、本実施例に係る第2対応関係Bでは、閾値T未満の特徴量に対して、当該特徴量に対応付けられている第1対応関係Aの発光輝度よりも高い発光輝度が対応付けられている。そして、閾値T以上の特徴量に対しては、当該特徴量に対応付けられている第1対応関係Aの発光輝度と同じ発光輝度が対応付けられている。閾値T未満の特徴量は、第4閾値未満の明るさを表し、閾値T以上の特徴量は、第4閾値以上の明るさを表す。
そのため、本実施例では、境界近傍光源に対して取得された特徴量が閾値T未満の場合に、表示対象画像(合成画像)の変化による境界近傍光源の発光輝度の変化が非境界近傍光源に比べて抑制されるように、境界近傍光源の発光輝度が制御される。その結果、境界の近傍における表示輝度の変化を抑制することができる。
そして、境界近傍光源に対して取得された特徴量が閾値T以上の場合には、非境界近傍光源と同様の方法(基準)で、境界近傍光源の発光輝度が制御される。その結果、黒浮きがより低減された表示画像を得ることができる。また、ダイナミックレンジがより広い表示画像やコントラストがより高い表示画像を得ることができる。さらに、非境界近傍光源
と同様の方法(基準)で境界近傍光源の発光輝度が制御することにより、境界近傍光源の発光輝度をより低い値に制御することができるため、消費電力を低減することができる。
なお、黒浮きや表示輝度の変動は、画像が暗いほど知覚され易く、画像が明るいほど知覚され難い。そのため、境界近傍光源に対して取得された特徴量が閾値T以上の場合には、黒浮きや表示輝度の変動は知覚され難く、非境界近傍光源と同様の方法で境界近傍光源の発光輝度を制御しても問題は無い。
なお、閾値Tや第4閾値は、メーカー等によって予め定められていてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、閾値Tや第4閾値は、ユーザ操作、合成画像に配置されている複数の画像、画像表示装置の設置環境、等に応じて決定されてもよい。
以上述べたように、本実施例によれば、境界の近傍における表示輝度の変化が知覚され易い場合に、境界の近傍における表示輝度の変化を抑制することができる。そして、境界の近傍における表示輝度の変化が知覚され難い場合に、ダイナミックレンジがより広い表示画像やコントラストがより高い表示画像を得ることができる。
第2対応関係は上述した対応関係に限らない。例えば、図12(b)に示す対応関係Bが第2対応関係として使用されてもよい。図12(b)では、第1対応関係Aの発光輝度と第2対応関係Bの発光輝度との差が、特徴量(特徴量が表す明るさ)の増加に伴って指数関数的に減少している。図12(a)に示す第2対応関係Bでは、傾き(特徴量の変化に対する境界近傍光源の発光輝度の変化)が、閾値Tで不連続に変化する。そのため、図12(a)に示す第2対応関係Bを使用すると、傾きの切り替わりが妨害として知覚されてしまう虞がある。図12(b)に示す第2対応関係Bでは、傾きが連続的に変化するため、上記妨害が知覚されることを抑制することができる。
<実施例5>
以下、本発明の実施例5に係る画像表示装置及びその制御方法について、図面を参照して説明する。
本実施例に係る画像表示装置の構成は、実施例1〜4(図1,7,9,10)と同じである。本実施例では、バックライト制御部の処理が実施例1〜4と異なる。
本実施例に係るバックライト制御部は、実施例1〜4のバックライト制御部と同様に、各光源の目標輝度を決定する。そして、本実施例に係るバックライト制御部は、複数の境界近傍光源が存在する場合に、各境界近傍光源の目標輝度を、各境界近傍光源に対して決定した目標輝度を代表する代表目標輝度に補正する。その後、本実施例に係るバックライト制御部は、各光源の発光輝度を目標輝度に制御する。代表目標輝度は、目標輝度の最大値、最小値、平均値、最頻値、中間値、等である。表示用画像データ(画像補正部107による画像処理後の画像データ)の画素値が上限値に制限されることを抑制するために、代表目標輝度は、目標輝度の最大値であることが好ましい。
図13(a),13(b)を用いて、本実施例の効果について詳しく説明する。
図13(a)は、従来の画像表示装置の表示画像の一例を示し、図13(b)は、本実施例に係る画像表示装置の表示画像の一例を示す。図13(a)では、左側に現フレームの表示画像が示されており、右側に次フレーム(現フレームの次のフレーム)の表示画像が示されている。図13(b)は、現フレームの表示画像を示す。
実施例1で述べたように、従来の画像表示装置では、合成画像の変化によって境界の近傍における表示輝度が大きく変化してしまう。
さらに、図13(a)の例では、複数の境界近傍光源の発光輝度が不均一であるため、境界の近傍において輝度ムラ(具体的には、不均一な黒浮き)が発生している。このよう
な、不均一な黒浮きは、均一な黒浮きに比べて大きい妨害として知覚されてしまう。光源の発光色を制御する場合には、色ムラが発生し得る。具体的には、複数の境界近傍光源の発光色が不均一である場合に、色ムラが発生してしまう。
本実施例では、複数の境界近傍光源の発光状態は、同じ目標状態(各境界近傍光源の目標状態を代表する代表目標状態)に制御される。それにより、図13(b)に示すように、境界の近傍における輝度ムラや色ムラを抑制することができる。
以上述べたように、本実施例によれば、各境界近傍光源の目標状態が同じ目標状態に補正された後に、各光源の発光状態が目標状態に制御される。それにより、境界の近傍における輝度ムラや色ムラを抑制することができる。
<実施例6>
以下、本発明の実施例6に係る画像表示装置及びその制御方法について、図面を参照して説明する。
本実施例に係る画像表示装置の構成は、実施例1〜5(図1,7,9,10)と同じである。本実施例では、第1輝度決定部と第2輝度決定部の処理が実施例1〜5と異なる。
第1輝度決定部は、特徴量と発光輝度の対応関係である第1対応関係を表す第1情報(関数やテーブル)を記憶する。第1輝度決定部は、各光源に対して取得された特徴量を特徴量取得部から取得する。そして、第1輝度決定部は、光源毎に、その光源に対して取得された特徴量に対応付けられている第1対応関係の発光輝度(第1輝度)を、第1情報から取得する。その後、第1輝度決定部は、各光源に対して取得した第1輝度をバックライト制御部へ出力する。
第1輝度決定部は、各光源に対して取得された特徴量を特徴量取得部から取得する。そして、第1輝度決定部は、光源毎に、その光源に対して取得された特徴量に基づいて、当該光源の目標輝度(第1輝度)を決定する。第1輝度決定部は、各光源に対して決定した第1輝度をバックライト制御部へ出力する。
第2輝度決定部は、各光源に対して取得された特徴量を特徴量取得部から取得する。そして、第2輝度決定部は、光源毎に、その光源に対して取得された特徴量に基づいて、当該光源の目標輝度(第2輝度)を決定する。第2輝度決定部は、各光源に対して決定した第2輝度をバックライト制御部へ出力する。
本実施例では、第1輝度決定部と第2輝度決定部は、定期的に目標輝度(第1輝度と第2輝度)を決定する。具体的には、表示対象画像データ(合成画像データ)のフレーム毎に、第1輝度と第2輝度が決定される。そして、第2輝度決定部は、時間変化が第1輝度よりも抑制された目標輝度を、第2輝度として決定する。
バックライト制御部は、実施例1〜5と同様の機能を有する。
従って、本実施例では、境界近傍光源の目標輝度の時間変化が非境界近傍光源に比べて抑制されるように、光源毎に、その光源の目標輝度が、当該光源に対して取得された特徴量に基づいて決定される。
その結果、合成画像(表示対象画像)の変化による境界近傍光源の目標状態の変化を境界近傍光源以外の光源に比べて抑制することができる。ひいては、複数の画像を並べて表示する多画像表示時に従来のローカルディミング制御を行うことによって生じる表示画像の画質劣化を、表示画像のダイナミックレンジやコントラストの低下を抑制しつつ、抑制することができる。
なお、第1輝度と第2輝度が決定(更新)される頻度は、上記頻度に限らない。例えば、所定数のフレーム毎に第1輝度と第2輝度が決定されてもよい。所定時間毎に第1輝度
と第2輝度が決定されてもよい。合成画像の変更を招くユーザ操作が行われる度に、第1輝度と第2輝度が更新されてもよい。合成画像の変更を招くユーザ操作は、例えば、OSD画像を用いたユーザ操作である。合成画像の変更を招くユーザ操作は、第1画像と第2画像の少なくとも一方を他の画像に変更するユーザ操作、合成画像に新たな画像を配置するユーザ操作、合成画像に配置されている画像を合成画像から除去するユーザ操作、等であってもよい。
第1輝度決定部と第2輝度決定部の処理について、詳しく説明する。
第1輝度決定部は、光源毎に、その光源に対して取得された特徴量に応じて、当該光源の第1輝度を決定する。第1輝度は、設定されている第3対応関係(特徴量と目標輝度の対応関係)に従って決定される。
なお、第3対応関係はメーカー等によって予め定められていてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、第3対応関係は、ユーザ操作、複数の入力画像データ、画像表示装置の設置環境、等に応じて決定されてもよい。
次に、第1輝度決定部は、光源毎に、その光源の現在の第1輝度と前回の第1輝度との差に応じた第1変更量だけ当該光源の前回の第1輝度を変更した値に、当該光源の現在の第1輝度を補正する。第1変更量は、設定されている第4対応関係(目標輝度の差と第1変更量との対応関係)に従って決定される。
なお、第4対応関係はメーカー等によって予め定められていてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、第4対応関係は、ユーザ操作、複数の入力画像データ、画像表示装置の設置環境、等に応じて決定されてもよい。
そして、第1決定部は、各光源の補正後の第1輝度をバックライト制御部へ出力する。
第2輝度決定部は、光源毎に、その光源に対して取得された特徴量に応じて、当該光源の第2輝度を決定する。第2輝度は、設定されている第3対応関係に従って決定される。
次に、第2輝度決定部は、光源毎に、その光源の現在の第2輝度と前回の第2輝度との差に応じた第2変更量だけ当該光源の前回の第2輝度を変更した値に、当該光源の現在の第2輝度を補正する。第2変更量は、設定されている第5対応関係(目標輝度の差と第2変更量との対応関係)に従って決定される。
なお、第5対応関係はメーカー等によって予め定められていてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、第5対応関係は、ユーザ操作、複数の入力画像データ、画像表示装置の設置環境、等に応じて決定されてもよい。
そして、第2決定部は、各光源の補正後の第2輝度をバックライト制御部へ出力する。
図14に、第4対応関係と第5対応関係の一例を示す。図14には、変更量の絶対値が示されている。現在の目標輝度が前回の目標輝度よりも大きい場合には、変更量として正の値が使用され、現在の目標輝度が前回の目標輝度よりも小さい場合には、変更量として負の値が使用される。図14の符号Aは第4対応関係を示し、符号Bは第5対応関係を示す。
図14に示すように、第2変更量の絶対値の取り得る値の最大値DBは、第1変更量の絶対値の取り得る値の最大値DAよりも小さい。それにより、第2輝度として、第1輝度に比べて時間変化が抑制された目標輝度を決定することができる。
その結果、境界近傍光源の発光輝度の時間変化を非境界近傍光源に比べて緩やかにすることができ、境界の近傍における表示輝度の変化を知覚し難くすることができる。また、非境界近傍光源の発光輝度を画像の特徴量に応じて速やかに変化させることができ、境界
から離れた領域において、ダイナミックレンジが広い表示画像やコントラストが高い表示画像を速やかに得ることができる。
図14に示す第4対応関係と第5対応関係について補足する。
図14に示す第4対応関係では、0から閾値Th1への輝度差(目標輝度の差)の増加に伴って、第1変更量の絶対値が0からDAに線形に増加する。そして、図14に示す第4対応関係では、閾値Th1以上の輝度差に、第1変更量の絶対値DAが対応付けられている。
図14に示す第5対応関係では、0から閾値Th2への輝度差の増加に伴って、第2変更量の絶対値が0からDBに線形に増加する。閾値Th2は閾値Th1よりも小さい。そして、図14に示す第5対応関係では、閾値Th2以上の輝度差に、第2変更量の絶対値DBが対応付けられている。
図14では、0以上且つ閾値Th2以下の輝度差に対応付けられている第1変更量の絶対値は、当該輝度差に対応付けられている第2変更量の絶対値と等しい。
なお、閾値Th1,Th2はメーカー等によって予め定められていてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、閾値Th1と閾値Th2の少なくとも一方は、ユーザ操作、複数の入力画像データ、画像表示装置の設置環境、等に応じて決定されてもよい。
なお、第4対応関係と第5対応関係は、図14に示す対応関係に限らない。例えば、第4対応関係では、最小値0から最大値255への輝度差の増加に伴って、第1変更量の絶対値が下限値0から上限値Mに線形に増加してもよい。輝度差の増加に伴って変更量の絶対値が指数関数的に増加してもよい。輝度差の取り得る値の全範囲において、第2変更量の絶対値が第1変更量の絶対値より小さくてもよい。
以上述べたように、本実施例によれば、境界近傍光源の目標輝度の時間変化が非境界近傍光源に比べて抑制される。それにより、合成画像(表示対象画像)の変化による境界近傍光源の目標状態の変化を境界近傍光源以外の光源に比べて抑制することができる。ひいては、複数の画像を並べて表示する多画像表示時に従来のローカルディミング制御を行うことによって生じる表示画像の画質劣化を、表示画像のダイナミックレンジやコントラストの低下を抑制しつつ、抑制することができる。
なお、目標輝度の時間変化の抑制方法は、上記方法に限らない。例えば、現在までの複数(所定数)の目標輝度の平均値に現在の目標輝度を補正することにより、目標輝度の時間変化を抑制することができる。そのため、特徴量に応じて各光源の目標輝度を決定した後に、境界近傍光源に対して決定した現在までの複数の目標状態の平均値に、当該境界近傍光源の現在の目標状態を補正してもよい。そのような構成であっても、境界近傍光源の目標輝度の時間変化を非境界近傍光源に比べて抑制することができる。
なお、シーンの切り変わりの検出結果を用いて各光源の発光輝度が制御されてもよい。
例えば、第1画像と第2画像が動画像であり、且つ、第1画像のシーンと第2画像のシーンとが同時に切り替わった場合に、非境界近傍光源だけでなく境界近傍光源の発光輝度も速やかに変更されてもよい。そして、それ以外の場合には、非境界近傍光源の発光輝度が速やかに変更され、境界近傍光源の発光輝度が緩やかに変更されるように、各光源の発光輝度が制御されてもよい。
具体的には、第1画像が動画像である場合に第1画像のシーンの切り変わりを検出する第1検出部と、第2画像が動画像である場合に第2画像のシーンの切り変わりを検出する第2検出部と、が画像表示装置に設けられていてもよい。そして、第1画像と第2画像が動画像であり、且つ、第1画像のシーンと第2画像のシーンとが同時に切り替わった場合に、バックライト制御部が、境界近傍光源を境界近傍光源以外の光源とみなして、各光源
の目標状態を決定してもよい。シーンの切り変わりは、フレーム間の画像の特徴量(例えば平均輝度値)の差に基づいて検出することができる。例えば、フレーム間の画像の特徴量の差が閾値以上の場合に、シーンの切り変わりが生じたと判断し、フレーム間の画像の特徴量の差が閾値未満の場合に、シーンの切り変わりが生じていないと判断することができる。
第1画像のシーンと第2画像のシーンとが同時に切り替わった場合には、境界の近傍における表示輝度の変化は知覚され難い。そのため、第1画像のシーンと第2画像のシーンとが同時に切り替わった場合に、境界近傍光源を非境界近傍光源とみなしても問題は無い。境界近傍光源を非境界近傍光源とみなすことにより、画面全体において、ダイナミックレンジが広い表示画像やコントラストが高い表示画像を得ることができる。また、シーンの切り変わり後の表示画像にシーンの切り変わり前の画像データが影響を及ぼすことによる表示画像の画質劣化を抑制することができる。
図15(a),15(b)を用いて、第1画像のシーンのみが切り替わった場合の例を説明する。図15(a)は、従来の画像表示装置の動作を示し、図15(b)は、本実施例に係る画像表示装置の動作を示す。図15(a)と図15(b)の上側は表示画像を示し、図15(b)の下側は各光源の発光輝度を示す。
図15(a)に示すように、従来の画像表示装置では、第1画像のシーンの切り変わりによって、第2画像の端部(第1画像側の端部)の黒浮きが大きく変動してしまう。
本実施例では、図15(b)の下側に示すように、境界近傍光源の発光輝度が緩やかに変化する。そのため、図15(b)の上側に示すように、黒浮きの変化を抑制することができる。
<実施例7>
以下、本発明の実施例7に係る画像表示装置及びその制御方法について、図面を参照して説明する。
本実施例に係る画像表示装置の構成は、実施例1〜6(図1,7,9,10)と同じである。本実施例では、第1輝度決定部、及び、第2輝度決定部の処理が実施例1〜6と異なる。
第1輝度決定部は、各光源に対して取得された特徴量を特徴量取得部から取得し、各光源に対して取得された特徴量を代表する第1代表特徴量を決定する。第1代表特徴量は、各光源の特徴量の最大値、最小値、平均値、最頻値、中間値、等である。そして、第1輝度決定部は、実施例1〜6と同様の方法により、第1代表特徴量から第1輝度(第1代表輝度)を決定する。第1輝度決定部は、各光源の第1輝度として、第1代表輝度を出力する。第1代表輝度は、バックライト制御部へ出力される。
なお、第1代表輝度の決定方法は上記方法に限らない。例えば、実施例1〜6と同様の方法により、各光源の第1輝度が決定されてもよい。そして、各光源の第1輝度の最大値、最小値、平均値、最頻値、中間値、等が、第1代表輝度として決定されてもよい。
第2輝度決定部は、各光源に対して取得された特徴量を特徴量取得部から取得する。また、第2輝度決定部は、複数の光源の中から、優先光源を検出する。そして、第2輝度決定部は、実施例1〜6と同様の方法により、優先光源に対して取得された特徴量(第1代表特徴量)を決定する。第2輝度決定部は、各光源の第2輝度として、第2代表輝度を出力する。第2代表輝度は、バックライト制御部へ出力される。
複数の優先光源が存在する場合には、第2輝度決定部は、各優先光源に対して取得された特徴量を代表する第2代表特徴量を決定する。第2代表特徴量は、各優先光源の特徴量の最大値、最小値、平均値、最頻値、中間値、等である。また、第2代表特徴量は、優先画像の特徴を表す。そして、第2輝度決定部は、実施例1〜6と同様の方法により、第2
代表特徴量から第2輝度(第2代表輝度)を決定する。
なお、複数の優先光源が存在する場合における第2代表輝度の決定方法は上記方法に限らない。例えば、実施例1〜6と同様の方法により、各優先光源の第2輝度が決定されてもよい。そして、各光源の第2輝度の最大値、最小値、平均値、最頻値、中間値、等が、第2代表輝度として決定されてもよい。
優先光源は、例えば、第1画像と第2画像の一方である優先画像のみが表示される分割領域(優先領域)に配置されている光源である。本実施例では、第1画像と第2画像の一方が静止画像であり、且つ、他方が動画像である場合に、第2輝度決定部は、静止画像を優先画像として選択する。第1画像と第2画像の両方が動画像である場合には、第2輝度決定部は、第1画像を優先画像として選択する。第1画像と第2画像の両方が静止画像である場合にも、第2輝度決定部は、第1画像を優先画像として選択する。
優先領域は、表示領域設定部から出力された表示領域情報(優先画像の画像表示領域)に基づいて検出することができる。
画像が動画像であるか静止画像であるかは、フレーム間の画像の特徴量の差から判断することができる。例えば、フレーム間の画像の特徴量が変化する場合に、当該画像が動画像であると判断することができ、フレーム間の画像の特徴量が変化しない場合に、当該画像が静止画像であると判断することができる。
なお、優先画像を選択する処理と、優先領域を検出する処理、及び、優先光源を検出する処理と、の少なくともいずれかは、第2輝度決定部以外の機能部によって実行されてもよい。
なお、画像が動画像であるか静止画像であるかの判断方法は、上記方法に限らない。例えば、入力画像が動画像であるか静止画像であるかを表す付加情報が入力画像データ(入力画像データのヘッダ部)に付加されている場合には、当該付加情報を用いて、入力画像が動画像であるか静止画像であるかが判断されてもよい。
なお、優先画像の選択方法は、上記方法に限らない。例えば、ユーザ操作に応じて、第1画像と第2画像の一方が優先画像として選択されてもよい。第1画像と第2画像のうち、ユーザが操作(選択)している画像が、優先画像として選択されてもよい。例えば、画像表示装置が、ユーザが操作している画像を表す選択情報を、外部から取得してもよい。そして、第2輝度決定部が、選択情報が表す画像を優先画像として選択してもよい。
なお、第2代表特徴量の取得方法は、上記方法に限らない。例えば、第2代表特徴量は、優先画像を表す画像データから取得されてもよい。
なお、第2代表特徴量は、上記特徴量に限らない。例えば、第2代表特徴量は、優先画像全体の画素値(又は輝度値)のヒストグラムや代表値であってもよい。
なお、優先領域は、上記分割領域に限らない。例えば、少なくとも優先画像が表示される分割領域が、優先領域として検出されてもよい。優先画像が表示され、且つ、優先画像の表示サイズが他の全ての画像の表示サイズよりも大きい分割領域が、優先領域として検出されてもよい。
上述したように、本実施例では、各光源の第2輝度として、優先画像の特徴を表す第2代表特徴量に基づく第2輝度が得られる。そのため、本実施例では、境界近傍光源の発光輝度は、優先画像の特徴量のみに基づいて制御される。境界近傍光源の発光輝度は、優先画像の特徴を表す第2代表特徴量に基づく第2輝度に制御される。
以上述べたように、本実施例によれば、境界近傍光源の発光輝度は、優先画像の特徴量のみに基づいて制御される。それにより、境界近傍光源の発光輝度が優先画像以外の画像の変化によって変化することを抑制することができる。ひいては、境界の近傍における表示輝度が優先画像以外の画像の変化によって変化することを抑制することができる。例え
ば、優先画像の端部(他の画像が配置されている側の端部)の表示輝度が優先画像以外の画像の変化によって変化することを抑制することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。また、実施例1〜7で説明してきた構成は、互いに組み合わせて使用できる。従って、上記各実施例における様々な技術を適宜組み合わせて新たな装置を構成することは当業者であれば容易に想到し得るものであり、そのような様々な組み合わせによる装置も本発明の範疇に属する。
例えば、図16に示すように、第1画像と第2画像の明るさの差が小さい場合に、実施例6の方法によって、境界近傍光源の発光輝度の時間変化が抑制されてもよい。そして、第1画像と第2画像の明るさの差が大きい場合に、実施例1の方法によって、境界近傍光源の発光輝度の制御可能な範囲が低減されてもよい。
このような構成によれば、第1画像と第2画像の両方が暗い場合に、境界近傍光源の発光輝度のみが高い値に制御されることによる表示画像の違和感を低減することができる。また、第1画像と第2画像の明るさの差が大きい場合に、実施例1の方法で境界近傍光源の発光輝度の制御可能な範囲を低減することにより、境界の近傍における表示用画像データの画素値が上限値に制限されることを抑制することができる。その結果、境界の近傍における表示輝度の最大値の低下を抑制することができる。
<その他の実施例>
記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施例の機能を実現するシステムや装置のコンピュータ(又はCPU、MPU等のデバイス)によっても、本発明を実施することができる。また、例えば、記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施例の機能を実現するシステムや装置のコンピュータによって実行されるステップからなる方法によっても、本発明を実施することができる。この目的のために、上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、上記記憶装置となり得る様々なタイプの記録媒体(つまり、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体)から、上記コンピュータに提供される。したがって、上記コンピュータ(CPU、MPU等のデバイスを含む)、上記方法、上記プログラム(プログラムコード、プログラムプロダクトを含む)、上記プログラムを非一時的に保持するコンピュータ読取可能な記録媒体は、いずれも本発明の範疇に含まれる。
103,303:特徴量取得部 104:第1輝度決定部 105:第2輝度決定部
106,306:バックライト制御部 108:バックライトモジュール
109:液晶パネル 310:特徴量比較部

Claims (26)

  1. 画面の領域を構成する複数の分割領域にそれぞれ配置されている複数の光源を有する発光手段と、
    前記発光手段からの光を変調することで前記画面に画像を表示する表示手段と、
    表示対象画像が第1画像と第2画像が配置されている合成画像である場合に、前記複数の光源の中から、前記第1画像と前記第2画像の境界の近傍に配置されている光源を、境界近傍光源として検出する検出手段と、
    前記光源毎に、その光源が配置されている分割領域における前記表示対象画像の特徴量を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得された特徴量と前記検出手段の検出結果とに基づいて、各光源の発光輝度、発光色、または、それら両方である発光状態の目標状態を決定する決定手段と、
    各光源の発光状態を、前記決定手段で決定された目標状態に制御する制御手段と、
    を有し、
    前記決定手段は、前記表示対象画像の変化による前記境界近傍光源の目標状態の変化が前記境界近傍光源以外の光源に比べて抑制されるように、前記光源毎に、その光源の目標状態を、当該光源に対して取得された特徴量に基づいて決定する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記検出手段は、前記第1画像が表示される領域と、前記第2画像が表示される領域と、の両方に光を照射する光源を、前記境界近傍光源として検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記光源は、前記画面の領域のうち、当該光源が配置されている位置から半径rの領域に光を照射し、
    前記検出手段は、p≦r−d(pは、前記光源から前記境界の位置までの距離であり、dは、前記境界の位置から前記第1画像または前記第2画像までの距離である)を満たす光源を、前記境界近傍光源として検出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記検出手段は、前記境界の位置までの距離が第1閾値以下である光源を、前記境界近傍光源として検出する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記検出手段は、
    前記境界の位置よりも前記第1画像が表示される領域の側に配置されており、且つ、前記境界の位置までの距離が第2閾値以下である光源と、
    前記境界の位置よりも前記第2画像が表示される領域の側に配置されており、且つ、前記境界の位置までの距離が第3閾値以下である光源と、
    を前記境界近傍光源として検出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  6. 前記境界の位置は、前記第1画像と前記第2画像の配列方向における、前記第1画像と前記第2画像の中心位置である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 特徴量と発光状態の対応関係である第1対応関係を表す情報を記憶する第1記憶手段と、
    特徴量と発光状態の対応関係であり、且つ、特徴量に対応付けられている発光状態の範囲が第1対応関係よりも狭い第2対応関係を表す情報を記憶する第2記憶手段と、
    をさらに有し、
    前記決定手段は、
    前記境界近傍光源以外の光源の目標状態として、当該光源に対して取得された特徴量に対応づけられている前記第1対応関係の発光状態を設定し、
    前記境界近傍光源の目標状態として、当該境界近傍光源に対して取得された特徴量に対応付けられている前記第2対応関係の発光状態を設定する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 特徴量と発光状態の対応関係である第1対応関係を表す情報を記憶する第1記憶手段と、
    特徴量と発光状態の対応関係であり、且つ、特徴量に対応付けられている発光状態の範囲が第1対応関係よりも狭い第2対応関係を表す情報を記憶する第2記憶手段と、
    をさらに有し、
    前記決定手段は、
    前記境界近傍光源以外の光源の目標状態として、当該光源に対して取得された特徴量に対応づけられている前記第1対応関係の発光状態を設定し、
    前記境界近傍光源の目標状態として、当該境界近傍光源から前記境界の位置までの距離が短いほど、当該境界近傍光源に対して取得された特徴量に対応付けられている前記第2対応関係の発光状態に近く、且つ、当該境界近傍光源から前記境界の位置までの距離が長いほど、当該境界近傍光源に対して取得された特徴量に対応付けられている前記第1対応関係の発光状態に近い発光状態を設定する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  9. 前記決定手段は、前記境界近傍光源に対して取得された特徴量に対応付けられている前記第1対応関係の発光状態と前記第2対応関係の発光状態とを、当該境界近傍光源から前記境界の位置までの距離に応じた重みで重みづけ合成することにより、当該境界近傍光源の目標状態を決定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
  10. 前記発光状態は、発光輝度を含み、
    前記第2対応関係の発光輝度の最低値は、前記第1対応関係の発光輝度の最低値よりも高い
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  11. 前記特徴量は、画像の明るさを表し、
    高い明るさを表す特徴量に対応付けられている前記第1対応関係の発光輝度と前記第2対応関係の発光輝度との差は、低い明るさを表す特徴量に対応付けられている前記第1対応関係の発光輝度と前記第2対応関係の発光輝度との差よりも小さい
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像表示装置。
  12. 前記第1対応関係の発光輝度と前記第2対応関係の発光輝度との前記差は、前記特徴量が表す明るさの増加に伴って線形に減少する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像表示装置。
  13. 前記第2対応関係では、
    第4閾値未満の明るさを表す特徴量に対して、当該特徴量に対応付けられている前記第1対応関係の発光輝度よりも高い発光輝度が対応付けられており、
    前記第4閾値以上の明るさを表す特徴量に対して、当該特徴量に対応付けられている前記第1対応関係の発光輝度と同じ発光輝度が対応付けられている
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像表示装置。
  14. 前記第1対応関係の発光輝度と前記第2対応関係の発光輝度との前記差は、前記特徴量が表す明るさの増加に伴って指数関数的に減少する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像表示装置。
  15. 前記決定手段は、前記境界近傍光源の目標状態の時間変化が前記境界近傍光源以外の光源に比べて抑制されるように、前記光源毎に、その光源の目標状態を、当該光源に対して取得された特徴量に基づいて決定する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  16. 前記決定手段は、
    前記光源毎に、その光源の目標状態を、当該光源に対して取得された特徴量に応じて決定し、
    前記境界近傍光源以外の光源の現在の目標状態と前回の目標状態との差に応じた第1変更量だけ当該光源の前回の目標状態を変更した値に、当該光源の現在の目標状態を補正し、
    前記境界近傍光源の現在の目標状態と前回の目標状態との差に応じた第2変更量だけ当該境界近傍光源の前回の目標状態を変更した値に、当該境界近傍光源の現在の目標状態を補正し、
    前記第2変更量の絶対値の取り得る値の最大値は、前記第1変更量の絶対値の取り得る値の最大値よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1〜6,15のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  17. 前記決定手段は、
    前記光源毎に、その光源の目標状態を、当該光源に対して取得された特徴量に応じて決定し、
    前記境界近傍光源に対して決定した現在までの複数の目標状態の平均値に、当該境界近傍光源の現在の目標状態を補正する
    ことを特徴とする請求項1〜6,15のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  18. 前記第1画像の特徴量である第1特徴量を取得する第1取得手段と、
    前記第2画像の特徴量である第2特徴量を取得する第2取得手段と、
    をさらに有し、
    前記決定手段は、前記第1特徴量と前記第2特徴量との差が第5閾値未満である場合に、前記境界近傍光源を前記境界近傍光源以外の光源とみなして、各光源の目標状態を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  19. 前記第1画像の特徴量である第1特徴量を取得する第1取得手段と、
    前記第2画像の特徴量である第2特徴量を取得する第2取得手段と、
    をさらに有し、
    前記決定手段は、前記表示対象画像の変化による前記境界近傍光源の目標状態の変化が、前記境界近傍光源以外の光源に比べて、前記第1特徴量と前記第2特徴量の差が大きいほど大きく抑制されるように、各光源の目標状態を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  20. 前記第1取得手段は、前記第1画像が表示され、且つ、前記第2画像が表示されない分割領域である第1分割領域における前記表示対象画像の特徴量を、前記第1特徴量として取得し、
    前記第2取得手段は、前記第1画像が表示されず、且つ、前記第2画像が表示される分
    割領域である第2分割領域における前記表示対象画像の特徴量を、前記第2特徴量として取得する
    ことを特徴とする請求項18または19に記載の画像表示装置。
  21. 前記第1取得手段は、複数の第1分割領域が存在する場合に、各第1分割領域における前記表示対象画像の特徴量を代表する代表特徴量を、前記第1特徴量として取得し、
    前記第2取得手段は、複数の第2分割領域が存在する場合に、各第2分割領域における前記表示対象画像の特徴量を代表する代表特徴量を、前記第2特徴量として取得する
    ことを特徴とする請求項20に記載の画像表示装置。
  22. 前記特徴量は、画像の明るさを表し、
    前記第1特徴量と前記第2特徴量の前記差は、前記第1画像の明るさと前記第2画像の明るさとの差を表す
    ことを特徴とする請求項18〜21のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  23. 前記決定手段は、複数の境界近傍光源が存在する場合に、各境界近傍光源の目標状態を、各境界近傍光源に対して決定した目標状態を代表する代表目標状態に補正する
    ことを特徴とする請求項1〜22のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  24. 前記第1画像が動画像である場合に、前記第1画像のシーンの切り変わりを検出する第1検出手段と、
    前記第2画像が動画像である場合に、前記第2画像のシーンの切り変わりを検出する第2検出手段と、
    をさらに有し、
    前記決定手段は、前記第1画像と前記第2画像が動画像であり、且つ、前記第1画像のシーンと前記第2画像のシーンとが同時に切り替わった場合に、前記境界近傍光源を前記境界近傍光源以外の光源とみなして、各光源の目標状態を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜23のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  25. 画面の領域を構成する複数の分割領域にそれぞれ配置されている複数の光源を有する発光手段と、
    前記発光手段からの光を変調することで前記画面に画像を表示する表示手段と、
    を有する画像表示装置の制御方法であって、
    表示対象画像が第1画像と第2画像が配置されている合成画像である場合に、前記複数の光源の中から、前記第1画像と前記第2画像の境界の近傍に配置されている光源を、境界近傍光源として検出する検出ステップと、
    前記光源毎に、その光源が配置されている分割領域における前記表示対象画像の特徴量を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得された特徴量と前記検出ステップの検出結果とに基づいて、各光源の発光輝度、発光色、または、それら両方である発光状態の目標状態を決定する決定ステップと、
    各光源の発光状態を、前記決定ステップで決定された目標状態に制御する制御ステップと、
    を有し、
    前記決定ステップは、前記表示対象画像の変化による前記境界近傍光源の目標状態の変化が前記境界近傍光源以外の光源に比べて抑制されるように、前記光源毎に、その光源の目標状態を、当該光源に対して取得された特徴量に基づいて決定する
    ことを特徴とする画像表示装置の制御方法。
  26. 請求項25に記載の画像表示装置の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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