JP2016017904A - 車両用測位装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自車両の走行経路を必ずしも変更しなくても、自車両の測位精度を高めることができる車両用測位装置を提供すること。
【解決手段】自車両の位置における道路の道なり方向を取得する道なり方向取得ユニット(19)と、測位用衛星の位置を取得する衛星位置取得ユニット(21)と、前記衛星位置取得ユニットにより位置を取得した前記測位用衛星のうち、前記測位用衛星の方位と前記道なり方向とがなす角度が所定の許容範囲内である前記測位用衛星を選択する衛星選択ユニット(23)と、前記衛星選択ユニットにより選択した前記測位用衛星から受信した電波を用いて、少なくとも前記道なり方向における測位を行う道なり方向測位ユニット(25)と、を備えることを特徴とする車両用測位装置(1)。
【選択図】図1

Description

本発明は車両用測位装置に関する。
従来、GPS衛星から受信する電波を用いて自車両の測位を行う技術が知られている。自車両が市街地等を走行するとき、周辺構造物によりGPS衛星が遮蔽されることがある。この場合、GPS衛星からの電波を受信しにくくなり、測位精度が低下してしまう。そこで、GPS衛星からの電波の受信状態が良好になるように、自車両の走行経路を選定する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−42106号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術では、自車両の走行経路を変更しなければならない。本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、必ずしも自車両の走行経路を変更しなくても、測位精度を高めることができる車両用測位装置を提供することを目的としている。
本発明の車両用測位装置は、自車両の位置における道路の道なり方向を取得する道なり方向取得ユニットと、測位用衛星の位置を取得する衛星位置取得ユニットと、衛星位置取得ユニットにより位置を取得した測位用衛星のうち、測位用衛星の方位と道なり方向とがなす角度が所定の許容範囲内である測位用衛星を選択する衛星選択ユニットと、衛星選択ユニットにより選択した測位用衛星から受信した電波を用いて、少なくとも道なり方向における測位を行う道なり方向測位ユニットとを備える。
本発明の車両用測位装置によれば、自車両の走行経路を必ずしも変更しなくても、自車両の測位精度を高めることができる。
車両用測位装置1の構成を表すブロック図である。 車両用測位装置1が実行する処理を表すフローチャートである。 道なり方向105とGPS衛星の方位との関係を表す説明図である。 車両用測位装置1が実行する処理を表すフローチャートである。 図5Aは、現時点における道なり方向113とGPS衛星の方位との関係を表す説明図であり、図5Bは、現時点からA秒後における道なり方向105とGPS衛星の方位との関係を表す説明図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
1.車両用測位装置1の構成
車両用測位装置1の構成を図1に基づき説明する。車両用測位装置1は、車両に搭載される装置である。以下では、車両用測位装置1が搭載された車両を自車両とする。車両用測位装置1は、制御部3、GPS受信機5、地図情報格納メモリ7、カメラ9、レーザライダー11、速度センサ13、舵角センサ15、記憶ユニット17、及びディスプレイ18を備える。
制御部3は、周知のコンピュータに後述する処理を実行するためのプログラムをインストールしたものである。制御部3は、機能的に、道なり方向取得ユニット19、衛星位置取得ユニット21、衛星選択ユニット23、道なり方向測位ユニット25、自車両位置算出ユニット27、天空遮蔽範囲算出ユニット29、及び直交方向測位ユニット31を備える。各ユニットが実行する処理は後述する。
GPS受信機5は複数のGPS衛星から電波を受信する。受信する電波には、GPS衛星の軌道、GPS衛星の現在位置、GPS衛星の速度等の情報(以下、衛星軌道情報とする)が含まれる。衛星軌道情報は、任意の時点におけるGPS衛星の位置を特定することができる情報である。なお、GPS衛星は測位用衛星の一例である。
地図情報格納メモリ7は、3次元地図データを記憶している。3次元地図データは、道路や建物等の2次元平面での位置情報に加えて、各地点での高さ情報を含むものである。
カメラ9は、自車両の周囲を撮像可能なカメラである。レーザライダー11は、パルス状に発光するレーザを照射し、それに対する散乱光を測定することで、自車両の周囲に存在する物体を検出する。また、レーザライダー11は、検出した物体までの距離、自車両を基準とする物体の方位、及び物体の形状(幅、高さ等)を特定可能である。なお、カメラ9は撮像ユニットの一例であり、レーザライダー11は検出ユニットの一例である。
速度センサ13は自車両の速度を検出する。舵角センサ15は自車両の舵角を検出する。記憶ユニット17は制御部3の処理に使用する情報を記憶する。ディスプレイ18は自車両の車室内に設置されており、画像を表示可能である。
なお、自車両には、車両用測位装置1に加えて、ナビゲーション装置100が搭載されている。ナビゲーション装置100は、車両用測位装置1が行った測位の結果を使用して、自車両の経路等案内を行う。
2.車両用測位装置1が実行する処理
車両用測位装置1が実行する処理を図2、図3に基づき説明する。図2のステップ1では、自車両位置算出ユニット27が、現時点からA秒後の時点における自車両の予測位置を算出する。具体的には、以下のように行う。なお、Aは正の実数である。
まず、記憶ユニット17から、前回行った測位により特定した自車両の位置Pと、その測位を行った時刻Tとを読み出す。なお、車両用測位装置1は、後述するように行った測位の結果を、その測位を行った時刻とともに、記憶ユニット17に記憶しておく。
次に、時刻Tから、前記A秒後の時点までの時間ΔTと、速度センサ13から取得した自車両の車速とを用いて、ΔTの間に自車両が走行する距離Lを推測する。
次に、地図情報格納メモリ7から3次元地図データを読み出し、その3次元地図データを用いて、位置Pから、自車両が走行している方向に、道路に沿って距離Lだけ走行した位置Pを特定する。その特定した位置Pを、現時点からA秒後の時点における自車両の予測位置とする。なお、現時点からA秒後の時点は、将来の時点の一例である。
ステップ2では、前記ステップ1で算出した予測位置Pにおける道路の道なり方向を取得する。道なり方向とは、自車両の位置における、道路の進行方向に平行な方向を意味する。
例えば、図3に示す事例において、自車両101は現時点において位置Pにあり、現時点からA秒後の時点において予測位置Pにある。予測位置Pにおいて、自車両101が走行している道路103の進行方向に平行な方向が、予測位置Pにおける道路の道なり方向105である。
道なり方向は、3次元地図データにおいて予測位置Pを特定し、その予測位置Pでの道路の進行方向を算出することで取得できる。
図2に戻り、ステップ3では、衛星位置取得ユニット21が、GPS受信機5を用いて、複数のGPS衛星から電波を受信する。この電波には、上述したように、衛星軌道情報が含まれる。そして、衛星軌道情報に基づき、衛星位置取得ユニット21が、現時点からA秒後の時点における複数のGPS衛星の位置を推定する。GPS衛星の位置は、自車両の位置を基準とした方位と迎角とで表すことができる。
ステップ4では、衛星選択ユニット23が、前記ステップ3で位置を推定した複数のGPS衛星のうち、以下の第1選択条件を満たすGPS衛星を選択する。
第1選択条件:前記ステップ3で推定したGPS衛星の方位と、前記ステップ2で取得した道なり方向105とがなす角度がθ以下であること。
例えば、図3に示す事例において、方向107は、前記ステップ2で取得した道なり方向105に対する角度がθである方向(方位)である。よって、前記ステップ3で推定した方位が方向107と同じであるか、方向107よりも道なり方向105に近いGPS衛星109は、上記の第1選択条件を満たし、選択される。
一方、図3に示す事例において、前記ステップ3で推定した方位が方向107よりも道なり方向105から遠いGPS衛星111は上記の第1選択条件を満たさず、選択されない。
なお、GPS衛星の方位とは、自車両101を基準とする水平面内でのGPS衛星の方向を意味する。前記第1選択条件における「θ以下」は、所定の許容範囲の一例である。θの値は適宜設定でき、例えば、1〜30°の範囲内で設定できる。
図2に戻り、ステップ5では、道なり方向測位ユニット25が、道なり方向105における測位を行うために必要なGPS衛星の数を設定する。必要なGPS衛星の数は、道路の状況(直線であるか否か、平坦であるか否か等)に応じて変化する。
道なり方向測位ユニット25は、3次元地図データから、前記ステップ1で算出した自車両の予測位置における道路の状況を取得し、その道路の状況に応じて必要なGPS衛星の数を設定する。なお、道路の状況と、必要なGPS衛星の数との関係は予め規定されている。
ステップ6では、道なり方向測位ユニット25が、前記ステップ4で選択したGPS衛星の数が前記ステップ5で設定した数に達しているか否かを判断する。達している場合はステップ7に進み、達していない場合はステップ14に進む。
ステップ7では、道なり方向測位ユニット25が、前記ステップ4で選択したGPS衛星を用いて、道なり方向105における自車両の測位を行う。
ステップ8では、天空遮蔽範囲算出ユニット29が天空遮蔽範囲を算出する。天空遮蔽範囲とは、天空のうち、自車両から見て、物体(例えば、建物、樹木、山、橋梁、トンネル等)で覆われている範囲を意味する。天空遮蔽領域は、3次元地図データを用いて算出することができる。本ステップ8で算出する天空遮蔽範囲は、現時点からA秒後の時点における天空遮蔽範囲(自車両が前記ステップ1で算出した位置Pにあると仮定した場合の天空遮蔽範囲)である。
また、カメラ9を用いて自車両の周囲を撮影し、その画像に基づいて天空遮蔽範囲を算出してもよい。また、レーザライダー11を用いて自車両の周囲の物体を検出し、その検出結果に基づいて天空遮蔽範囲を算出してもよい。
ステップ9では、直交方向測位ユニット31が、前記ステップ3で位置を推定した複数のGPS衛星のうち、以下の第2選択条件及び第3選択条件の両方を満たすGPS衛星を選択する。
第2選択条件:前記ステップ3で推定したGPS衛星の位置が、前記ステップ8で算出した天空遮蔽範囲の外にある。
第3選択条件:前記ステップ3で推定したGPS衛星の方位と、前記ステップ2で取得した道なり方向105とがなす角度がθを超えること。
なお、図3に示す事例において、GPS衛星111は、少なくとも上記第3選択条件を満たす。
図2に戻り、ステップ10では、直交方向測位ユニット31が、前記ステップ9で選択したGPS衛星の数が予め設定された必要数に達しているか否かを判断する。達している場合はステップ11に進み、達していない場合はステップ12に進む。
ステップ11では、直交方向測位ユニット31が、前記ステップ9で選択したGPS衛星を用いて、道なり方向105と直交する方向(以下では直交方向とする)における自車両の測位を行う(第1の直交方向測位)。一方、ステップ12では、速度センサ13から取得した自車両101の速度と、舵角センサ15から取得した自車両101の進行方向とから、直交方向における自車両の測位を行う(第2の直交方向測位)。
ステップ13では、前記ステップ7における道なり方向での測位の結果と、前記ステップ11、12における直交方向での測位の結果とを、ナビゲーション装置100に出力する。
一方、前記ステップ6で否定判断した場合はステップ13に進み、ディスプレイ18に警告表示を行う。警告表示の内容は、有効なGPS衛星の数が足りないため、測位を行わないというものである。
3.車両用測位装置1が奏する効果
(1A)車両用測位装置1は、GPS衛星の方位と、道なり方向105とがなす角度がθ以下であるようなGPS衛星を選択し、その選択したGPS衛星を用いて、道なり方向105における測位を行う。
道なり方向105には、通常、建物等の物体が存在しないので、上記のように選択したGPS衛星は、自車両から見て、物体等により遮蔽されにくい。その結果、測位における精度を高めることができる。
また、GPS衛星からの電波の受信状況に応じて自車両の走行経路を変更するという処理が必須ではない。
(1B)車両用測位装置1は、現時点からA秒後の時点における道なり方向105と、現時点からA秒後の時点におけるGPS衛星の位置とを取得し、それらに基づいてGPS衛星を選択する。そのため、現時点からA秒後の時点における測位の精度を高めることができる。
(1C)車両用測位装置1は、天空遮蔽範囲を算出し、その天空遮蔽範囲外にあるGPS衛星を選択して、直交方向における測位を行う。そのため、直交方向の測位における精度を高めることができる。
(1D)車両用測位装置1は、天空遮蔽範囲を容易に算出することができる。
<第2の実施形態>
1.車両用測位装置1の構成
本実施形態の車両用測位装置1は、前記第1の実施形態と同様の構成を有する。
2.車両用測位装置1が実行する処理
本実施形態の車両用測位装置1が実行する処理を図4、図5に基づき説明する。なお、前記第1の実施形態と共通する処理については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図4のステップ21では、自車両位置算出ユニット27が、現時点における自車両の予測位置と、現時点からA秒後の時点における自車両の予測位置とをそれぞれ算出する。具体的には、以下のように行う。
まず、記憶ユニット17から、前回行った測位により特定した自車両の位置Pと、その測位を行った時刻Tとを読み出す。
次に、時刻Tから、現時点までの時間ΔT’と、速度センサ13から取得した自車両の車速とを用いて、ΔT’の間に自車両が走行する距離L’を推測する。
次に、地図情報格納メモリ7から3次元地図データを読み出し、その3次元地図データを用いて、位置Pから、自車両が走行している方向に、道路に沿って距離L’だけ走行した位置Pを特定する。その特定した位置Pを、現時点における自車両の予測位置とする。
また、現時点からA秒後の時点における自車両の予測位置Pは、前記第1の実施形態と同様に推測する。
ステップ22では、前記ステップ1で算出した予測位置Pにおける道なり方向と、予測位置Pにおける道なり方向とをそれぞれ取得する。例えば、図5Aに示すように、予測位置Pにおける道なり方向113を取得するとともに、図5Bに示すように、予測位置Pにおける道なり方向105を取得する。
道なり方向113は、3次元地図データにおいて予測位置Pを特定し、その予測位置Pでの道路の進行方向を算出することで取得できる。また、道なり方向105は、3次元地図データにおいて予測位置Pを特定し、その予測位置Pでの道路の進行方向を算出することで取得できる。
図4に戻り、ステップ23では、衛星位置取得ユニット21が、GPS受信機5を用いて、複数のGPS衛星から電波(衛星軌道情報を含む)を受信する。そして、衛星軌道情報に基づき、現時点における複数のGPS衛星の位置と、現時点からA秒後の時点における複数のGPS衛星の位置とをそれぞれ推定する。
ステップ24では、衛星選択ユニット23が、前記ステップ23で位置を推定した複数のGPS衛星のうち、以下の第4選択条件、及び第5選択条件の両方を満たすGPS衛星を選択する。
第4選択条件:現時点におけるGPS衛星の方位と、現時点での道なり方向113とがなす角度がθ以下であること。
第5選択条件:現時点からA秒後の時点におけるGPS衛星の方位と、現時点からA秒後の時点での道なり方向113とがなす角度がθ以下であること。
例えば、図5A、図5Bに示す事例において、GPS衛星115、117は、図5Aに示すように、現時点におけるGPS衛星の方位と、現時点での道なり方向113とがなす角度がθ以下であるので、第4選択条件を満たす。一方、GPS衛星119、121は第4選択条件を満たさない。
また、GPS衛星117、119は、図5Bに示すように、現時点からA秒後の時点におけるGPS衛星の方位と、現時点からA秒後の時点での道なり方向105とがなす角度がθ以下であるので、第5選択条件を満たす。一方、GPS衛星115、121は第5選択条件を満たさない。
よって、第4選択条件及び第5選択条件の両方を満たすものは、GPS衛星117となる。
図4に戻り、ステップ25では、道なり方向測位ユニット25が、道なり方向105、113における測位を行うために必要なGPS衛星の数を設定する。道なり方向測位ユニット25は、3次元地図データから、現時点における自車両の予測位置での道路の状況を取得し、その道路の状況に応じて必要なGPS衛星の数nを設定する。
また、道なり方向測位ユニット25は、3次元地図データから、現時点からA秒後の時点における自車両の予測位置での道路の状況を取得し、その道路の状況に応じて必要なGPS衛星の数nを設定する。そして、n、nのうち、大きいほうの数を、必要なGPS衛星の数として設定する。
ステップ26では、道なり方向測位ユニット25が、前記ステップ24で選択したGPS衛星の数が前記ステップ25で設定した数に達しているか否かを判断する。達している場合はステップ27に進み、達していない場合はステップ34に進む。
ステップ27では、道なり方向測位ユニット25が、前記ステップ24で選択したGPS衛星を用いて、道なり方向における自車両の測位を行う。
ステップ28では、天空遮蔽範囲算出ユニット29が、現時点と、現時点からA秒後の時点とにおける天空遮蔽範囲を算出する。天空遮蔽範囲の算出方法は前記第1の実施形態と同様である。
ステップ29では、直交方向測位ユニット31が、前記ステップ23で位置を推定した複数のGPS衛星のうち、以下の第6〜第8選択条件の全てを満たすGPS衛星を選択する。
第6選択条件:現時点、及び現時点からA秒後の時点のいずれにおいても、前記ステップ28で算出した天空遮蔽範囲外にあること。
第7選択条件:現時点におけるGPS衛星の方位と、現時点での道なり方向113とがなす角度がθを超えること。
第8選択条件:現時点からA秒後の時点におけるGPS衛星の方位と、現時点からA秒後の時点での道なり方向113とがなす角度がθを超えること。
なお、図5A、図5Bに示すGPS衛星121は、上記第6〜第8選択条件を満たす。
図4に戻り、ステップ30では、直交方向測位ユニット31が、前記ステップ29で選択したGPS衛星の数が、予め設定された必要数に達しているか否かを判断する。達している場合はステップ31に進み、達していない場合はステップ32に進む。
ステップ31では、直交方向測位ユニット31が、前記ステップ29で選択したGPS衛星を用いて、直交方向における自車両の測位を行う(第1の直交方向測位)。一方、ステップ32では、速度センサ13から取得した自車両101の速度と、舵角センサ15から取得した自車両101の進行方向とから、直交方向における自車両の測位を行う(第2の直交方向測位)。
ステップ33では、前記ステップ27における道なり方向での測位の結果と、前記ステップ31、32における直交方向での測位の結果とを、ナビゲーション装置100に出力する。
一方、前記ステップ26で否定判断した場合はステップ33に進み、ディスプレイ18に警告表示を行う。警告表示の内容は、有効なGPS衛星の数が足りないため、測位を行わないというものである。
3.車両用測位装置1が奏する効果
(2A)車両用測位装置1は、現時点と、現時点からA秒後の時点のいずれにおいても、方位が道なり方向に近い(物体等により遮蔽されにくい)GPS衛星を選択し、その選択したGPS衛星を用いて、道なり方向における測位を行う。そのため、少なくとも、現時点から、A秒後の時点まで、継続的に、測位の精度を高めることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。
(1)前記第1、第2の実施形態において、GPS以外の衛星測位システムを用いてもよい。例えば、準天頂衛星システム(QZSS)等を用いてもよい。なお、衛星測位システムを構成する衛星(GPS衛星、準天頂衛星等)を、測位用衛星と総称する。
(2)前記第1の実施形態において、現時点の自車両の位置における道なり方向と、現時点での衛星の位置とを取得し、それらに基づいて、方位と道なり方向とのなす角度がθ以下であるGPS衛星を選択してもよい。
(3)前記第2の実施形態において、道なり方向やGPS衛星の位置を取得する時点は、現時点と、現時点からA秒後の時点以外のものであってもよい。例えば、現時点からA秒後の時点と、現時点からB(Aよりも大きい数)秒後の時点とで、道なり方向やGPS衛星の位置を取得してもよい。
(3)前記第2の実施形態において、3以上の時点でそれぞれ道なり方向とGPS衛星の位置とを取得してもよい。そして、全ての時点について、前記第1選択条件が満たされるようなGPS衛星を選択してもよい。
(4)前記第1、第2の実施形態において、直交方向における測位は、常に、第2の直交方向測位であってもよい。
(5)前記第3選択条件、前記第7選択条件、前記第8選択条件は、例えば、以下のものであってもよい。
第3選択条件:前記ステップ3で推定したGPS衛星の方位と、前記ステップ2で取得した道なり方向105とがなす角度がφを超えること。
第7選択条件:現時点におけるGPS衛星の方位と、現時点での道なり方向113とがなす角度がΦを超えること。
第8選択条件:現時点からA秒後の時点におけるGPS衛星の方位と、現時点からA秒後の時点での道なり方向113とがなす角度がΦを超えること。
ここで、Φは、θより大きい正の実数である。Φは、例えば、30〜99°の範囲内で適宜設定できる。
(6)自車両は、車両用測位装置1による測位結果を経路案内以外の用途に用いてもよい。例えば、測位結果を用いて、自動運転を実行することができる。
(7)前記第1、第2の実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、前記第1、第2の実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、前記第1、第2の実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、前記第1、第2の実施形態の構成の少なくとも一部を、他の実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(8)上述した車両用測位装置1の他、当該車両用測位装置1を構成要素とするシステム、当該車両用測位装置1における制御部3としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、車両用測位方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…車両用測位装置、3…制御部、5…GPS受信機、7…地図情報格納メモリ、9…カメラ、11…レーザライダー、13…速度センサ、15…舵角センサ、17…記憶ユニット、18…ディスプレイ、19…道なり方向取得ユニット、21…衛星位置取得ユニット、23…衛星選択ユニット、25…道なり方向測位ユニット、27…自車両位置算出ユニット、29…天空遮蔽範囲算出ユニット、31…直交方向測位ユニット、100…ナビゲーション装置、101…自車両、103…道路、109、111、115、117、119、121…GPS衛星

Claims (5)

  1. 自車両の位置における道路の道なり方向を取得する道なり方向取得ユニット(19)と、
    測位用衛星の位置を取得する衛星位置取得ユニット(21)と、
    前記衛星位置取得ユニットにより位置を取得した前記測位用衛星のうち、前記測位用衛星の方位と前記道なり方向とがなす角度が所定の許容範囲内である前記測位用衛星を選択する衛星選択ユニット(23)と、
    前記衛星選択ユニットにより選択した前記測位用衛星から受信した電波を用いて、少なくとも前記道なり方向における測位を行う道なり方向測位ユニット(25)と、
    を備えることを特徴とする車両用測位装置(1)。
  2. 請求項1に記載の車両用測位装置であって、
    将来の時点における自車両の予測位置を算出する自車両位置算出ユニット(27)を備え、
    前記道なり方向取得ユニットは、前記予測位置における前記道なり方向を取得し、
    前記衛星位置取得ユニットは、前記将来の時点における前記測位用衛星の位置を取得し、
    前記衛星選択ユニットは、前記将来の時点において、前記角度が前記許容範囲内である前記測位用衛星を選択することを特徴とする車両用測位装置。
  3. 請求項1に記載の車両用測位装置であって、
    複数の時点における自車両の位置をそれぞれ算出する自車両位置算出ユニットを備え、
    前記道なり方向取得ユニットは、前記複数の時点における自車両の位置に基づき、前記複数の時点における前記道なり方向をそれぞれ取得し、
    前記衛星位置取得ユニットは、前記複数の時点における前記測位用衛星の位置をそれぞれ取得し、
    前記衛星選択ユニットは、前記複数の時点のいずれにおいても前記角度が前記許容範囲内である前記測位用衛星を選択することを特徴とする車両用測位装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用測位装置であって、
    自車両から見て天空が遮蔽される範囲である天空遮蔽範囲を算出する天空遮蔽範囲算出ユニット(29)と、
    前記衛星位置取得ユニットにより位置を取得した前記測位用衛星のうち、前記天空遮蔽範囲の外にあり、且つ前記角度が前記許容範囲の外である前記測位用衛星を用いて、前記道なり方向と直交する方向における測位を行う直交方向測位ユニット(31)と、
    を備えることを特徴とする車両用測位装置。
  5. 請求項4に記載の車両用測位装置であって、
    前記天空遮蔽範囲算出ユニットは、(a)3次元地図データ、(b)自車両の周囲を撮像可能な撮像ユニット(9)、及び(c)自車両の周囲に存在する物体を検出可能な検出ユニット(11)のうちのいずれかを用いて前記天空遮蔽範囲を算出することを特徴とする車両用測位装置。
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