JP2016017076A - タウリンを配合し、且つ、ニンジン、バクモンドウ、カンゾウ、タイソウ、ケイヒ及びローヤルゼリーを含有することを特徴とする7才〜14才向けの内服液剤。 - Google Patents

タウリンを配合し、且つ、ニンジン、バクモンドウ、カンゾウ、タイソウ、ケイヒ及びローヤルゼリーを含有することを特徴とする7才〜14才向けの内服液剤。 Download PDF

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克史 石田
Katsushi Ishida
克史 石田
雄一 山川
Yuichi Yamakawa
雄一 山川
栄市 鵜飼
Eiichi Ukai
栄市 鵜飼
恵子 福永
Keiko Fukunaga
恵子 福永
一訓 大倉
Kazukuni Okura
一訓 大倉
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Abstract

【課題】製剤の分野で一般的に利用されている成分および添加剤を使用し、かつ特別な製造機械や製造工程を必要としない服用感を改善した子供用の内服液剤の提供を課題とする。【解決手段】ニンジン、バクモンドウ、カンゾウ、タイソウ、ケイヒ及びローヤルゼリーとタウリンを配合することを特徴とする服用感を改善した子供用の内服液剤。【選択図】なし

Description

本発明は、子供向けの内服液剤であって、数種類の生薬類が配合された内服液剤の服用の改善に関する。
現在、医薬品や医薬部外品のビタミン含有保健薬関連の市場において、内服液剤の剤形で販売されている商品は少なくない。また、販売されている商品の大半が、用法用量を15才以上としたものであり、15才以下の子供を対象とした商品は少ない。
内服液剤は、錠剤等に比べ、服用し易いとの利点があるものの、生薬類等の成分を配合することで独特の苦味や風味、収れん味等が発生し、不快な味の改善に何らかのマスキングが必要となる。
不快な味を有するもののマスキング方法として、特許文献1のように香料と甘味料を組み合わせる方法があるが、生薬類の独特な苦味や風味、収れん味等の不快な味を抑え、飲み初めや後味のバランスを整え、子供向けに満足できる味を得ることが困難であった。このため、子供向けの生薬配合内服液剤にあって、味の改善が望まれていた。
特許第4190769号
従って本発明の目的は、子供向けの生薬配合内服液剤において、味の改善された内服液剤を提供することを課題とする。
本発明者は、7才〜15才の子供向けとして滋養強壮の生薬類を数種類配合した内服液剤において、服用感を改善することを目的として鋭意検討を行った。その結果、生薬類に白糖、ソルビトールおよびエリスリトールを配合しても、服用感は改善しないが、タウリンを同時に配合することで、生薬類の苦味や収れん味が改善できることを見出し、本発明に至った。
本発明の配合により製した内服液は、生薬類が有する苦味や収れん味の不快な味を抑え、服用感を改善することができる。
本発明に使用するタウリンは、第16改正日本薬局方に準じるものである。
本発明において、7才〜15才の子供向け内服液剤として使用する生薬類は、ニンジン、バクモンドウ、カンゾウ、タイソウ、ケイヒ及びローヤルゼリーである。
本発明に使用する甘味剤は、精製白糖、ソルビトール液及びエリスリトールである。
かくして得られる本発明の内服液剤は、必要に応じて公知の添加剤、例えばpH調整剤、防腐剤、矯味剤、香料等を加えることができる。
以下、実施例と比較例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
精製水60mLを加温し、原生薬換算量でニンジン1260mg、バクモンドウ2400mg、カンゾウ1200mg、タイソウ1500mg、ケイヒ300mg及びローヤルゼリー300mgを溶解させる。更に、タウリン2250mg、精製白糖9000mg、70%ソルビトール液15000mg及びエリスリトール9000mgを溶解させ、pH調整剤にてpH4.8に調整後、精製水にて全量を180mLとして、内服液剤を得た。
(比較例1)
精製水60mLを加温し、原生薬換算量でニンジン1260mg、バクモンドウ2400mg、カンゾウ1200mg、タイソウ1500mg、ケイヒ300mg及びローヤルゼリー300mgを溶解させる。更に、精製白糖9000mg、70%ソルビトール液15000mg及びエリスリトール9000mgを溶解させ、pH調整剤にてpH4.8に調整後、精製水にて全量を180mLとして、内服液剤を得た。
(比較例2)
精製水60mLを加温し、原生薬換算量でニンジン1260mg、バクモンドウ2400mg、カンゾウ1200mg、タイソウ1500mg、ケイヒ300mg及びローヤルゼリー300mgを溶解させる。更に、精製白糖30000mgを溶解させ、pH調整剤にてpH4.8に調整後、精製水にて全量を180mLとして、内服液剤を得た。
(比較例3)
精製水60mLを加温し、原生薬換算量でニンジン1260mg、バクモンドウ2400mg、カンゾウ1200mg、タイソウ1500mg、ケイヒ300mg及びローヤルゼリー300mgを溶解させる。更に、70%ソルビトール液30000mgを溶解させ、pH調整剤にてpH4.8に調整後、精製水にて全量を180mLとして、内服液剤を得た。
(比較例4)
精製水60mLを加温し、原生薬換算量でニンジン1260mg、バクモンドウ2400mg、カンゾウ1200mg、タイソウ1500mg、ケイヒ300mg及びローヤルゼリー300mgを溶解させる。更に、エリスリトール30000mgを溶解させ、pH調整剤にてpH4.8に調整後、精製水にて全量を180mLとして、内服液剤を得た。
(比較例5)
精製水60mLを加温し、原生薬換算量でニンジン1260mg、バクモンドウ2400mg、カンゾウ1200mg、タイソウ1500mg、ケイヒ300mg及びローヤルゼリー300mgを溶解させる。更に、精製白糖30000mg及びスクラロース30mgを溶解させ、pH調整剤にてpH4.8に調整後、精製水にて全量を180mLとして、内服液剤を得た。
Figure 2016017076
(試験例)
上記の実施例1、比較例1〜5で得た内服液剤を用いて、3名のパネラーにて官能試験を行った。官能試験の評価として、飲み始めの味及び後味において生薬類の不快な味を下記基準で評価した。官能試験結果を表2に示す。
生薬類の苦味や収れん味等の不快な味;−不快に感じない スコア3、±:僅かに不快に感じる スコア2、+:不快に感じる スコア1
Figure 2016017076
表2のように、本発明に係る内服液剤は、生薬類の不快な味を抑制し、服用感を改善していることが確認できた。

Claims (3)

  1. タウリンを配合し、且つ、生薬としてニンジン、バクモンドウ、カンゾウ、タイソウ、ケイヒ及びローヤルゼリーを含有することを特徴とする7才〜14才向けの内服液剤。
  2. 組成物pHが3.0〜6.0である請求項1に記載の内服液剤。
  3. 精製白糖、ソルビトール液およびエリスリトールを含有する請求項2に記載の内服液剤。
JP2014150210A 2014-07-04 2014-07-04 タウリンを配合し、且つ、ニンジン、バクモンドウ、カンゾウ、タイソウ、ケイヒ及びローヤルゼリーを含有することを特徴とする7才〜14才向けの内服液剤。 Pending JP2016017076A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3199377A1 (en) 2016-02-01 2017-08-02 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Motorcycle tire for uneven terrain

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