JP2016017069A - 毛髪処理剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 毛髪に大きなダメージを与える還元剤や酸化剤を用いずに、高い毛髪伸長効果を実現する毛髪処理剤、並びに、毛髪を過度に傷めることなく、従来よりも効果的かつ容易に毛髪を伸長することができる毛髪処理方法を提供する。
【解決手段】 毛髪処理剤が(a)10〜25質量%のグリオキシル酸と、(b)0.05〜3質量%のグアニジン塩及び/又は尿素とを含有し、1.0〜2.5の範囲のpHを有する。また、毛髪処理方法が(1)前記毛髪処理剤を毛髪に塗布する工程、(2)毛髪を放置する工程、(3)毛髪を水洗する工程、(4)毛髪を乾燥させる工程、及び(5)整髪用アイロンで毛髪を矯正する工程を含む。
【選択図】 なし

Description

本発明は毛髪処理剤に関する。より詳しくは、還元剤や酸化剤を含まずに、クセ毛や縮毛に対して高い毛髪伸長効果(クセ抑制効果)を実現することができる毛髪処理剤に関する。また、当該毛髪処理剤を用いることにより、毛髪を傷めることなく、従来よりも効果的かつ容易に毛髪矯正をすることができる毛髪処理方法にも関する。
全国理美容製造者協会が実施した10〜50代の女性への髪の悩みアンケート(回答数5000)によると、約48%もの人がクセ毛で悩んでいるという結果が得られた。しかし、実際に縮毛矯正をしている人は15%程度に過ぎなかった。縮毛矯正を利用したいと思わない理由としては、髪が傷むからというものが最も多かった。
一般的な縮毛矯正剤には、主成分に還元剤、酸化剤が含まれており、それらの作用により毛髪のクセが抑制される。具体的には、チオグリコール酸又はその塩、チオ乳酸又はその塩、システイン又はその塩等の還元剤と、アンモニア水、モノエタノールアミン、炭酸水素アンモニウム等のアルカリ剤を含有する第1剤を毛髪に塗布することで、毛髪内の構成タンパクに存在するジスルフィド結合を還元開裂し、毛髪をストレート状に伸ばした上で、臭素酸ナトリウムあるいは過酸化水素等の酸化剤を主成分とする第2剤で処理して、新たな位置でジスルフィド基を再形成させ、毛髪の形状を固定する。
しかし、還元剤、酸化剤の作用は毛髪ダメージを伴うことが多く、毛髪のなめらかさ、指通りの良さ、サラサラ感、うるおい感が損なわれ、処理後の毛髪の感触が悪くなるほか、毛髪表面が荒れることにより、外観上のつやが失われ、毛髪の風合いが低下してしまう。このような酸化剤、還元剤の髪に対する影響は一般消費者にも広く認識されており、縮毛矯正を避ける大きな要因になっているのである。
このため還元剤や酸化剤を含まずに、クセ毛の抑制や縮毛の矯正を行うことができる毛髪処理剤の開発が望まれている。
還元剤や酸化剤を含まない毛髪処理剤としては、例えば、特許文献1に、カチオン化セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アミノ基を含有するシリコーン化合物を含有するヘアコンディショニング組成物が提案されている。このヘアコンディショニング組成物は、クセ毛直し効果や縮毛矯正効果に加えて、傷んだ毛髪の補修効果を有し、毛髪の感触や光沢に優れるとされている。しかし、毛髪のストレート化はヒドロキシエチルセルロースやシリコーン化合物が単に毛髪に付着することによって実現されているに過ぎず、実使用において毛髪伸長効果を実感できるレベルに到達していない。
また、毛髪矯正成分としてグリオキシル酸を用いる方法も提案されている。例えば、特許文献2及び3には、グリオキシル酸を含む溶液を毛髪に塗布して放置し、毛髪を乾燥させた後に、毛髪矯正アイロンで機械力及び熱を加えることにより毛髪を矯正する方法が開示されている。しかし、これらの方法で達成される毛髪矯正効果は弱く不十分であり、より高い効果を達成できる方法が求められている。
特開2004−161683号公報 国際公開第2012/010351号 国際公開第2011/104282号
本発明は、前記従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、毛髪に大きなダメージを与え得る還元剤や酸化剤を用いずに、高い毛髪伸長効果を実現する毛髪処理剤を提供すること、並びに、当該毛髪処理剤を用いることにより、毛髪を過度に傷めることなく、従来よりも効果的かつ容易に毛髪を伸長することができる毛髪処理方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、前記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、グリオキシル酸と、グアニジン塩及び/又は尿素とを特定量で配合し、かつ、pHを1.0〜2.5の範囲に調整することにより、還元剤や酸化剤によらずに高い毛髪伸長効果を実現できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の毛髪処理剤は、
(a)10〜25質量%のグリオキシル酸と、
(b)0.05〜3質量%のグアニジン塩及び/又は尿素と、
を含有し、
pHが1.0〜2.5の範囲であることを特徴とする。
また本発明の毛髪処理方法は、
(1)上記毛髪処理剤を毛髪に塗布する工程、
(2)毛髪を放置する工程、
(3)毛髪を水洗する工程、
(4)毛髪を乾燥させる工程、及び
(5)整髪用アイロンで毛髪を矯正する工程
を含むことを特徴とする。
本発明に係る毛髪処理剤は、還元剤や酸化剤を使用せずに、グリオキシル酸とグアニジン塩及び/又は尿素とを、特定量かつ特定のpH範囲で組み合わせて用いる。グリオキシル酸は、特許文献2及び3に記載されるように、従来から毛髪矯正の有効成分として使用されている。しかし、本発明者は、特定量のグリオキシル酸を、特定量のグアニジン塩及び/又は尿素と、pHが1.0〜2.5の範囲において組み合わせて用いることにより、グリオキシル酸を単独で用いる場合と比べて格段に高い毛髪矯正効果が得られることを見出した。このため、本発明に係る毛髪処理剤は、毛髪へのダメージを抑制しつつ、従来よりも高い毛髪伸長効果を実現することができる。
また、本発明に係る毛髪処理剤は、アイロン処理の前に毛髪からすすぎ流しても高い毛髪伸長効果を達成することができる。このため、アイロン処理の前の毛髪乾燥工程が容易となり、毛髪の取り扱い性にも優れている。
<毛髪処理剤>
本発明の毛髪処理剤は、(a)グリオキシル酸と、(b)グアニジン塩及び/又は尿素とを必須に含有する。以下、本発明について詳述する。
<(a)グリオキシル酸>
グリオキシル酸は、毛髪矯正作用のほか、pH調整作用などを有することが認められており、化粧品や医薬部外品に広く用いられている。グリオキシル酸の配合量は、本発明の毛髪処理剤の全量に対して、10〜25質量%、好ましくは15〜25質量%、より好ましくは15〜20質量%である。配合量が10質量%未満では毛髪の十分な伸長効果を得ることができず、一方、25質量%を超えて配合しても、配合量に見合った毛髪矯正効果の向上は期待できない。
<(b)グアニジン塩及び/又は尿素>
グアニジン塩及び尿素は、タンパク質の変性剤として化粧品や医薬部外品に広く用いられている。
グアニジン塩としては、塩酸グアニジン、硝酸グアニジン、炭酸グアニジン、リン酸グアニジン、スルファミン酸グアニジン、重炭酸アミノグアニジン、塩酸アミノグアニジン等が挙げられ、これらの中でも塩酸グアニジンが最も好ましい。
(b)成分として、上記グアニジン塩及び/又は尿素は、1種又は2種以上を混合して用いてもよい。
グアニジン塩及び/又は尿素の配合量は、本発明の毛髪処理剤の全量に対して、0.05〜3質量%、好ましくは0.1〜2質量%であり、より好ましくは0.5〜1.5質量%である。0.05質量%未満では毛髪の十分な伸長効果を得ることができず、一方、3質量%を超えて配合すると、タンパク質変性作用により毛髪を過度に損傷してしまう場合がある。
本発明にかかる毛髪処理剤は、上記(a)及び(b)成分以外にも、通常化粧品や医薬品等に用いられる他の成分を、本発明の効果を損なわない範囲内で任意に添加することができる。このような成分として、例えばカチオン性高分子、アミノ酸、ペプチド、プロテイン、金属イオン封鎖剤、油分、粉末成分、界面活性剤、pH調整剤、増粘剤、粉末成分、香料、粉末成分、色素等を含有することができる。
本発明の毛髪処理剤は、pHを1.0〜2.5の範囲、好ましくは1.0〜2.0の範囲、より好ましくは1.3〜2.0の範囲に保持することが必要である。pHが1.0未満では、毛髪の収斂作用により毛髪にダメージを生じることがあり、一方、pHが2.5を超えると、毛髪の十分な伸長効果を得ることができない。
毛髪処理剤のpHを上記範囲に調整するためのアルカリ剤としては、特に限定されるものではないが、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等の無機塩基、トリエタノールアミンやイソプロパノールアミン、塩基性アミノ酸等の有機塩基を用いることができる。
本発明にかかる毛髪処理剤の剤型は、所望の効果が充分に発揮されるのであれば特に限定されないが、例えば、液状、乳液状、ゲル状、フォーム状、クリーム状などの剤型を採りうる。
<毛髪処理方法>
本発明の毛髪処理方法は、(1)上記毛髪処理剤を毛髪に塗布し、(2)塗布した状態で毛髪を放置して毛髪処理剤を毛髪に十分に作用させ、(3)毛髪を水洗して毛髪処理剤を洗い流し、(4)毛髪を乾燥させ、(5)整髪用アイロンで毛髪を矯正する工程を必須に含む。
<(1)塗布工程>
本発明の毛髪処理剤は、シャンプー前のドライ毛に適用することも可能であるが、毛髪処理剤が毛髪に浸透しやすいことから、シャンプーで予め洗浄し水分を切ったウェット毛や、付着した水分をタオルで取り除いたタオルドライ毛に適用することが好ましい。
<(2)放置工程>
毛髪処理剤の塗布後、室温(約25℃)にて10〜30分間、より好ましくは15〜20分間放置し、毛髪処理剤を毛髪に作用させる。放置時間が10分間未満では、毛髪の十分な伸長効果を得ることができず、一方、放置時間が30分間を超えても、放置時間に見合った毛髪矯正効果のさらなる向上は期待できない。
<(3)水洗工程>
毛髪を水又はぬるま湯ですすぎ、毛髪処理剤を毛髪から洗い流す。毛髪から毛髪処理剤を洗い流すことにより、その後の毛髪の乾燥や、取り扱いが容易になる。
<(4)乾燥工程>
水洗後、水分をタオルで拭き取った後に、ヘアドライヤーで乾燥させる。
<(5)アイロン工程>
140〜200℃、好ましくは約180℃に熱した整髪用アイロンで毛髪に機械力及び熱を加えながら毛髪をストレート状に伸ばす。
本発明に係る毛髪処理方法によれば、グリオキシル酸とグアニジン塩及び/又は尿素とを特定のpH範囲で組み合わせて含む毛髪処理剤を適用することにより、グリオキシル酸を単独で含む処理剤を適用する従来の毛髪矯正方法と比べて、格段に高い毛髪伸長効果を得ることができる。このため、乾燥及びアイロン工程の前に毛髪処理剤を洗い流すことにより、乾燥が容易になり、アイロン工程での毛髪の取り扱い性にも優れる。
以下に具体例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。また、以下の実施例等における配合量は特に断らない限り質量%を示す。
(実施例1〜10及び比較例1〜12)
下記の表1に掲げた組成を有する毛髪処理剤を、精製水に各成分を均一になるまで撹拌混合することにより調製した。グリオキシル酸を配合したものについては、水酸化カリウムを添加してpHが1.6となるように調節した。
得られた毛髪処理剤のクセ抑制効果を、以下の方法により評価した。
<クセ抑制効果の評価>
天然カーリーヘア(日本人黒毛)を伸長時の長さが18cmになるように切りそろえ、重さ1gの毛束を作成した。ついで、各毛束を市販のシャンプーにて洗浄し水ですすいだ後に、水分を切り、毛束の一端を固定して垂直方向に吊したときの毛束の長さa(cm)を測定した。
この毛束に、調製した毛髪処理剤を1g塗布し、25℃で15分間放置し、その後水ですすいで毛髪処理剤を洗い流し、タオルで拭き取ってからドライヤーで乾燥させ、180℃に熱した整髪用アイロンを2秒間押し当てて毛髪を伸長した。
この毛束の一端を再度固定して垂直方向に吊したときの毛束の長さb(cm)を測定した。
測定したa及びbの値をもとに下記の式により伸長度(%)を求め、得られた伸長度から下記の評価基準によりクセ抑制効果を評価した。
<評価基準>
A:伸長度が85〜100%
B:伸長度が70〜85%
C:伸長度が30〜70%
D:伸長度が0〜30%
実施例1〜10に示されるように、グリオキシル酸の50%水溶液を20〜50質量%、すなわち実分でグリオキシル酸を10〜25質量%含み、なおかつ、塩酸グアニジンを0.05〜3質量%含む毛髪処理剤を用いた場合に、著しく高いクセ抑制効果が得られた。これに対し、比較例1〜12に示されるように、グリオキシル酸及び塩酸グアニジンのいずれか一方又は両方を含まない場合や、これらの配合量が上記範囲外である場合には、クセ抑制効果が全く得られないか、得られたとして不十分であった。特に、塩酸グアニジン自体にクセ抑制効果が全く認められないにもかかわらず(比較例4〜6)、実施例1〜10と比較例8〜11との対比から明らかなように、グリオキシル酸と塩酸グアニジンの両方を上記特定量で含む本発明に係る毛髪処理剤は、同量のグリオキシル酸を従来のように単独で配合した場合と比較して、高いクセ抑制効果を発揮することが確認された。
(実施例11〜14及び比較例13〜14)
下記の表2に掲げた組成を有する毛髪処理剤を、精製水に各成分を均一になるまで撹拌混合することにより調製した。水酸化カリウムの添加量を調節して、表に記載のpHとした。得られた毛髪処理剤のクセ抑制効果を、前記の基準に従って評価した。
実施例11〜14に示されるように、pHを1.0〜2.5の範囲に調節した毛髪処理剤を用いた場合に、著しく高いクセ抑制効果が得られた。これに対し、比較例13及び14に示されるように、pHが上記範囲外である場合には、クセ抑制効果が不十分であった。
(実施例15〜24及び比較例15〜20)
下記の表3に掲げた組成を有する毛髪処理剤を、精製水に各成分を均一になるまで撹拌混合することにより調製した。得られた毛髪処理剤のクセ抑制効果を、前記の基準に従って評価した。
実施例15〜24に示されるように、グリオキシル酸の50%水溶液を20〜50質量%、すなわち実分でグリオキシル酸を10〜25質量%含み、なおかつ、尿素を0.05〜3質量%含む毛髪処理剤を用いた場合に、著しく高いクセ抑制効果が得られた。これに対し、比較例15〜20に示されるように、グリオキシル酸及び尿素のいずれかの配合量が上記範囲外である場合には、クセ抑制効果が不十分であった。また、比較例18〜20に示されるように、尿素自体にクセ抑制効果は全く認められなかった。これらの結果から、尿素についても、塩酸グアニジンと同様に、グリオキシル酸のクセ抑制効果を格段に向上させる効果があることが確認された。
(実施例25〜28及び比較例21〜22)
下記の表4に掲げた組成を有する毛髪処理剤を、精製水に各成分を均一になるまで撹拌混合することにより調製した。水酸化カリウムの添加量を調節して、表に記載のpHとした。得られた毛髪処理剤のクセ抑制効果を、前記の基準に従って評価した。
実施例25〜28に示されるように、pH値を1.0〜2.5の範囲に調節した毛髪処理剤を用いた場合に、著しく高いクセ抑制効果が得られた。これに対し、比較例21及び22に示されるように、pH値が上記範囲外である場合には、クセ抑制効果が不十分であった。
以下に、本発明の毛髪処理剤の処方例を挙げる。本発明はこれらの処方例によって何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲によって特定されるものであることはいうまでもない。尚、配合量は全て毛髪処理剤全量に対する質量%で表す。
処方例1.毛髪処理剤(pH1.6)
(成分名) 配合量(%)
プロピレングリコール 10
キサンタンガム 0.8
グリオキシル酸(50%水溶液) 30
ソルビトール 5
塩酸グアニジン 1
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.5
(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン
0.5
アモジメチコン 3
フェノキシエタノール 0.5
水酸化カリウム(40%水溶液) 0.7
水 48
処方例2.毛髪処理剤(pH1.6)
(成分名) 配合量(%)
プロピレングリコール 10
キサンタンガム 0.8
グリオキシル酸(50%水溶液) 30
ソルビトール 5
尿素 1
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.5
(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン
0.5
アモジメチコン 3
フェノキシエタノール 0.5
水酸化カリウム(40%水溶液) 0.7
水 48

Claims (3)

  1. (a)10〜25質量%のグリオキシル酸と、
    (b)0.05〜3質量%のグアニジン塩及び/又は尿素と、
    を含有し、
    pHが1.0〜2.5の範囲であることを特徴とする毛髪処理剤。
  2. グアニジン塩が塩酸グアニジンである、請求項1記載の毛髪処理剤。
  3. (1)請求項1又は2に記載の毛髪処理剤を毛髪に塗布する工程、
    (2)毛髪を放置する工程、
    (3)毛髪を水洗する工程、
    (4)毛髪を乾燥させる工程、及び
    (5)整髪用アイロンで毛髪を矯正する工程
    を含むことを特徴とする毛髪処理方法。
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