JP2016016546A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】2つの印刷ヘッドによる各印刷位置の間の距離を長くすることなく、印刷位置において搬送路を開放状態とすることができる印刷装置を提供すること。
【解決手段】プリンター1は印刷位置P1、P2で印刷を行う第1印刷部5および第2印刷部6と第1印刷部移動機構26を備える。第1印刷部5は、媒体搬送路2は回動支軸25に回動可能に支持され、第1印刷ヘッド11のヘッド面11aが媒体搬送路2と正対する搬送路対向姿勢5Aと、ヘッド面11aがプリンター前方Y1を向く搬送路開放姿勢5Bの間で回動する。第1印刷部移動機構26は、搬送路開放姿勢5Bで第1印刷部5と第2印刷部6が干渉する干渉位置Aと、第1印刷部5と第2印刷部6が干渉しない非干渉位置Bの間で第1印刷部5と回動支軸25を移動させる。第1印刷部5は干渉位置Aで印刷を行い、搬送路開放姿勢5Bで非干渉位置Bに配置されて媒体搬送走路2を開放する。
【選択図】図3
【解決手段】プリンター1は印刷位置P1、P2で印刷を行う第1印刷部5および第2印刷部6と第1印刷部移動機構26を備える。第1印刷部5は、媒体搬送路2は回動支軸25に回動可能に支持され、第1印刷ヘッド11のヘッド面11aが媒体搬送路2と正対する搬送路対向姿勢5Aと、ヘッド面11aがプリンター前方Y1を向く搬送路開放姿勢5Bの間で回動する。第1印刷部移動機構26は、搬送路開放姿勢5Bで第1印刷部5と第2印刷部6が干渉する干渉位置Aと、第1印刷部5と第2印刷部6が干渉しない非干渉位置Bの間で第1印刷部5と回動支軸25を移動させる。第1印刷部5は干渉位置Aで印刷を行い、搬送路開放姿勢5Bで非干渉位置Bに配置されて媒体搬送走路2を開放する。
【選択図】図3
Description
本発明は、2つの印刷部を搭載する印刷装置に関する。
印刷ヘッドによる印刷位置を経由する搬送路に沿って記録紙を搬送して印刷を行うプリンターで紙ジャム(紙詰まり)が発生した場合には、印刷を再開するために、ジャミング状態に陥った記録紙を搬送路から除去する必要がある。特許文献1に記載のプリンターでは、印刷位置を規定している搬送ベルトが回動可能とされており、記録紙を搬送路から除去する際には、搬送ベルトを印刷ヘッドから離間する方向に回動させて、印刷位置で搬送路を開放状態とすることができる。
ここで、搬送路を印刷位置で開放状態とするためには、印刷ヘッドの側を搬送路から離間する方向に回動させることも考えられる。しかし、プリンターが搬送路に沿って配列された2つの印刷ヘッドを備える場合には、一方の印刷ヘッドを回動させようとすると、他方の印刷ヘッドに干渉してしまうことがある。
このような干渉を回避するためには、一方の印刷ヘッドによる第1印刷位置と、他方の印刷ヘッドによる第2印刷位置の間の距離を長くして2つの印刷ヘッドを離間させればよい。しかし、この場合には搬送路が長くなるので、装置の大型化を招くという問題がある。また、搬送路が長くなると、印刷媒体の搬送距離が延びるので、印刷処理のスループットの低下を招くという問題がある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、2つの印刷ヘッドの印刷位置の間の距離を長くすることなく、印刷位置において搬送路を開放状態とすることができる印刷装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の印刷装置は、媒体を搬送するための搬送路と、第1印刷ヘッドを備え、前記搬送路上の第1印刷位置を搬送される媒体に印刷を行う印刷部と、前記搬送路上の前記第1印刷位置とは異なる第2印刷位置を搬送される媒体に印刷を行う第2印刷ヘッドと、媒体の搬送方向と直交する前記搬送路の幅方向に延びており、前記第1印刷ヘッドのヘッド面が前記搬送路の搬送面と正対する搬送路対向姿勢と、前記ヘッド面が前記搬送面と交差する方向に向く搬送路開放姿勢との間で前記印刷部を回動可能に支持する回動支軸と、前記印刷部を前記搬送路開放姿勢としたときに当該印刷部と前記第2印刷ヘッドとが干渉する干渉位置と、前記印刷部と前記第2印刷ヘッドとが干渉しない非干渉位置との間で前記印刷部を前記回動支軸とともに移動可能に支持する印刷部移動機構と、を有し、前記第1印刷ヘッドは、前記印刷部が前記搬送路対向姿勢とされて前記干渉位置に配置された状態で媒体に印刷を行うことを特徴とする。
本発明によれば、第1印刷ヘッドを備える印刷部は、印刷時には、搬送路開放姿勢で第2印刷ヘッドと干渉する干渉位置に配置される。従って、第1印刷ヘッドによる第1印刷位置と第2印刷ヘッドによる第2印刷位置の間の距離を、搬送路開放姿勢とした印刷部と第2印刷ヘッドが干渉しなくなるまで延ばす必要がない。よって、装置の大型化を防止或いは抑制でき、印刷処理のスループットの低下を防止できる。この一方、印刷部を回動支軸とともに非干渉位置に移動させれば、印刷部を第2印刷ヘッドと干渉させることなく回動させて搬送路開放姿勢とすることができる。従って、搬送路を第1印刷位置で開放状態とすることができる。
本発明において、印刷部を干渉位置と非干渉位置との間で移動させるためには、前記印刷部移動機構は、前記回動支軸を、前記搬送路に沿った方向に移動させるものとすることができる。
また、本発明において、印刷部を干渉位置と非干渉位置との間で移動させるためには、前記印刷部移動機構は、前記回動支軸を、前記搬送路から離間する方向および前記搬送路に接近する方向に移動させるものとすることができる。
本発明において、前記搬送路対向姿勢で前記干渉位置に配置された前記印刷部を固定する固定機構を備えることが望ましい。このようにすれば、印刷時に印刷部の位置および姿勢を安定させることができる。
本発明において、前記第1印刷位置は、媒体の排出方向で前記第2印刷位置よりも下流側に位置し、前記第1印刷ヘッドのヘッド面は、前記搬送路開放姿勢で前記排出方向の下流側を向くことが望ましい。このようにすれば、搬送路に媒体が詰まった場合に、この媒体を排出方向の下流側から除去することが容易となる。
本発明において、第1印刷ヘッドがシリアル型の印刷ヘッドである場合には、前記印刷部は、前記第1印刷位置において前記幅方向に前記第1印刷ヘッドを移動させる第1印刷ヘッド移動機構を備えるものとすることができる。
本発明において、前記第1印刷ヘッドはドットインパクトヘッドであり、前記印刷部は、前記第1印刷ヘッドと前記搬送路との間にインクリボンを供給するリボンカセットを着脱可能に装着する装着部を備えているものとすることができる。このようにすれば、印刷部を搬送路開放姿勢とすることにより、装着部へのリボンカセットの着脱が容易となる。
本発明において、前記第2印刷ヘッドはインクジェットヘッドとすることができる。このようにすれば、1台の印刷装置によって、複写紙への印刷と、ドットインパクトヘッドを用いた場合よりも高い解像度での印刷が可能となる。
以下に、図面を参照して本発明を適用したプリンター(印刷装置)の実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は本発明を適用したプリンターの斜視図である。図2は図1のプリンターの縦断面図である。図1および図2では外装ケースを取り外した状態でプリンターを示す。プリンター1は複写紙、通帳等の冊子、単票紙等の印刷媒体Pに印刷を行うことができるものである。プリンター1は、図2において一点鎖線で示すように、プリンター前後方向Yに沿って直線状に延びる媒体搬送路(搬送路)2を備える。媒体搬送路2におけるプリンター前方Y1の端は媒体挿入排出口3であり、プリンター後方Y2の端は媒体搬送路2の後端は開口部4となっている。図1に示すように、媒体搬送路2における媒体挿入排出口3に近い側には、第1印刷部(印刷部)5が配置され、媒体搬送路2における開口部4に近い側には、第2印刷部6が配置されている。
図1は本発明を適用したプリンターの斜視図である。図2は図1のプリンターの縦断面図である。図1および図2では外装ケースを取り外した状態でプリンターを示す。プリンター1は複写紙、通帳等の冊子、単票紙等の印刷媒体Pに印刷を行うことができるものである。プリンター1は、図2において一点鎖線で示すように、プリンター前後方向Yに沿って直線状に延びる媒体搬送路(搬送路)2を備える。媒体搬送路2におけるプリンター前方Y1の端は媒体挿入排出口3であり、プリンター後方Y2の端は媒体搬送路2の後端は開口部4となっている。図1に示すように、媒体搬送路2における媒体挿入排出口3に近い側には、第1印刷部(印刷部)5が配置され、媒体搬送路2における開口部4に近い側には、第2印刷部6が配置されている。
第1印刷部5は第1印刷ヘッド11を備える。第1印刷ヘッド11は、ドットインパクトヘッドであり、第1プラテン12と所定のギャップを開けて対向している。第1プラテン12は、媒体搬送路2において第1印刷ヘッド11による第1印刷位置P1を規定している。また、第1印刷部5は、第1印刷ヘッド11をプリンター幅方向Xに往復移動させる第1印刷ヘッド移動機構13と、インクリボン14aを媒体搬送路2と第1印刷ヘッド11の間に供給するリボンカセット14と、印刷ヘッド11、第1印刷ヘッド移動機構13、リボンカセット14を搭載する可動フレーム15を備える。可動フレーム15は、プリンター幅方向Xの両端部分に配置されて互いに対向する一対の側板16を備える。
第1印刷ヘッド移動機構13は、第1キャリッジガイド軸17と、第1キャリッジ18と、第1キャリッジ移動機構19を備える。第1キャリッジガイド軸17は、一対の側板16に架け渡されてプリンター幅方向Xに延びている。第1キャリッジ18はプリンター幅方向Xに移動可能な状態で第1キャリッジガイド軸17に支持されている。第1キャリッジ18には、第1印刷ヘッド11がヘッド面11aを下方に向けた状態で搭載されている。第1キャリッジ移動機構19は第1キャリッジ18を第1キャリッジガイド軸17に沿って移動させる。第1キャリッジ移動機構19は、駆動源として第1キャリッジモーター20(図1参照)を備える。第1キャリッジモーター20が駆動されると、第1キャリッジ18が第1キャリッジガイド軸17に沿って移動するので、第1キャリッジ18に搭載された第1印刷ヘッド11がプリンター幅方向Xに移動する。
リボンカセット14は、可動フレーム15に設けられたカセット装着部(装着部)21に着脱可能に装着されている。カセット装着部21は可動フレーム15の第1キャリッジガイド軸17よりもプリンター前方Y1に設けられている。リボンカセット14の下端部分からはインクリボン14aが引き出されている。インクリボン14aは、第1印刷ヘッド11のヘッド面11aと第1プラテン12の間をプリンター幅方向Xに引き回されている。
可動フレーム15は、第1プラテン12に平行でプリンター幅方向Xに延びる回動支軸25に回動可能に支持されている。回動支軸25は、可動フレーム15における後端部分(第2印刷部6に近い側の端部分)の下端部分(媒体搬送路2に近い側の端部分)を支持する。第1印刷部5は、この第1印刷部5が他の部材と干渉しない場合に、第1印刷ヘッド11のヘッド面11aが第1プラテン12の第1プラテン面12a(搬送面)と正対して平行となる搬送路対向姿勢5Aと、第1印刷ヘッド11のヘッド面11aが第1プラテン12面と直交してプリンター前方Y1を向く搬送路開放姿勢5Bの間を回動する。プリンター前方Y1は、第1印刷位置P1から媒体挿入排出口3に向う方向であり、印刷媒体Pの排出方向の下流側である。
ここで、プリンター1は、第1印刷部5および回動支軸25を、媒体搬送路2に沿ってプリンター前後方向Yに移動可能に支持する第1印刷部移動機構26を備える。第1印刷部移動機構26は、第1印刷部5および回動支軸25をプリンター前後方向Yにスライド可能に支持する支持部27を備えており、第1印刷部5は、搬送路開放姿勢5Bとしたときに第1印刷部5と第2印刷部6が干渉する干渉位置Aと、第1印刷部5と第2印刷部6が干渉しない非干渉位置Bとの間を移動する。第1印刷ヘッド11は、第1印刷部5が搬送路対向姿勢5Aとされて干渉位置Aに配置された状態(図1および図2に示す状態)で第1印刷位置P1を搬送される印刷媒体Pに印刷を行う。干渉位置Aに配置された第1印刷部5を搬送路開放姿勢5Bにしようとすると、図2に2点鎖線で示すように、第1印刷部5と第2印刷部6が干渉する。従って、干渉位置Aで第1印刷部5を搬送路開放姿勢5Bとすることはできない。
また、プリンター1は、搬送路対向姿勢5Aで干渉位置Aに配置されたときに、搬送路対向姿勢5Aで第1印刷部5を固定する固定機構28を備える。固定機構28は、例えば、可動フレーム15に設けられたフレーム側係止部と、第1印刷部移動機構26に設けられて、フレーム側係止部に着脱可能に係止される移動機構側係止部を備えるものである。
第2印刷部6は、図1に示すように、第2印刷ヘッド31を備える。第2印刷ヘッド31は、インクジェットヘッドである。第2印刷ヘッド31は第2プラテン32と所定の第2ギャップを開けて対向している。第2プラテン32は媒体搬送路2において第2印刷ヘッド31による第2印刷位置P2を規定している。また、第2印刷部6は、第2印刷ヘッド31をプリンター幅方向Xに往復移動させる第2印刷ヘッド移動機構33を備える。
第2印刷ヘッド移動機構33はプリンター幅方向Xに平行に延びる一対の第2キャリッジガイド軸35と、プリンター幅方向Xに移動可能な状態で一対の第2キャリッジガイド軸35に支持された第2キャリッジ36と、第2キャリッジ36を第2キャリッジガイド軸35に沿って移動させる第2キャリッジ移動機構37を備える。第2キャリッジガイド軸35は、装置フレーム38において、プリンター幅方向Xの両端部分でプリンター前後方向Yおよび上下方向に延びる一対の側板部分39に掛け渡されている。第2キャリッジ36には、第2印刷ヘッド31がそのインクノズル面31aを下方に向けた状態で搭載されている。第2キャリッジ移動機構37は駆動源として第2キャリッジモーター(不図示)を備える。第2キャリッジモーターが駆動されると、第2キャリッジ36が第2キャリッジ移動機構37に沿って移動するので、第2キャリッジ36に搭載された第2印刷ヘッド31がプリンター幅方向Xに移動する。
さらに、プリンター1は、第1印刷位置P1および第2印刷位置P2を経由して印刷媒体Pを搬送する媒体搬送機構40を備える。媒体搬送機構40は、プリンター前後方向Yで第1印刷位置P1を間に挟んでプリンター前方Y1に配置された第1搬送ローラー41およびプリンター後方Y2に配置された第2搬送ローラー42、並びに、第2搬送ローラー42のプリンター後方Y2に配置された第3搬送ローラー43を備える。また、第3搬送ローラー43のプリンター後方Y2において、プリンター前後方向Yで第2印刷位置P2を間に挟んでプリンター前方Y1に配置された第4搬送ローラー44およびプリンター後側Y2に配置された第5搬送ローラー45、並びに、第5搬送ローラー45のプリンター後方Y2に配置された第6搬送ローラー46を備える。第1搬送ローラー41、第2搬送ローラー42および第3搬送ローラー43は、第1搬送モーター47によって正方向或いは逆方向に同期して駆動される。第4搬送ローラー44、第5搬送ローラー45および第6搬送ローラー46は第2搬送モーター48(図1参照)によって正方向或いは逆方向に同期して駆動される。
第1搬送ローラー41、第2搬送ローラー42および第3搬送ローラー43には、それぞれ上方から所定の押圧力で第1従動ローラー51、第2従動ローラー52および第3従動ローラー53が押し付けられている。第2従動ローラー52および第3従動ローラー53は可動フレーム15に搭載されている。また、第4搬送ローラー44、第5搬送ローラー45および第6搬送ローラー46には、それぞれ上方から所定の押圧力で第4従動ローラー54、第5従動ローラー55および第6従動ローラー56が押し付けられている。
媒体挿入排出口3から挿入される印刷媒体Pは、媒体搬送機構40によって媒体搬送路2に沿って搬送される。そして、印刷媒体Pは、第1印刷位置P1および第2印刷位置P2の少なくとも一方を通過し、第1、第2印刷部5、6の少なくとも一方により印刷が施される。印刷済みの印刷媒体Pは、媒体挿入排出口3から排出される。
(第1印刷位置における媒体搬送路の開放動作)
図3は第1印刷位置P1における媒体搬送路2の開放動作の説明図である。図4はプリンター1において第1印刷位置P1で媒体搬送路2を開放した状態の斜視図である。図3および図4では外装ケースを取り外した状態でプリンターを示す。
図3は第1印刷位置P1における媒体搬送路2の開放動作の説明図である。図4はプリンター1において第1印刷位置P1で媒体搬送路2を開放した状態の斜視図である。図3および図4では外装ケースを取り外した状態でプリンターを示す。
印刷媒体Pを搬送しているときに、第1印刷位置P1において印刷媒体Pが紙ジャムを発生させた場合には、印刷を再開するために、ジャミング状態に陥った印刷媒体Pを媒体搬送路2から除去する必要がある。
このような場合には、まず、図2に示す状態において、固定機構28を操作して、搬送路対向姿勢5Aで干渉位置Aに配置されている第1印刷部5のロックを解除する。次に、図3(a)に示すように、第1印刷部5を回動支軸25とともにプリンター前方Y1(第2印刷部6から離れる方向)に移動させ、第1印刷部5を非干渉位置Bに配置する。しかる後に、図3(b)に示すように、第1印刷部5を回動支軸25回りでプリンター後方Y2に回動させて、搬送路開放姿勢5Bとする。ここで、第1印刷部5が移動する際には、可動フレーム15に搭載された第2従動ローラー52および第3従動ローラー53も第1印刷部5とともに移動する。
これにより、第1印刷位置P1において媒体搬送路2が開放状態となる。従って、第1印刷位置P1でジャミング状態に陥っている印刷媒体Pの除去が可能となる。
印刷媒体Pを除去した後には、第1印刷部5を回動支軸25回りでプリンター前方Y1に回動させて、図3(a)に示すように、搬送路対向姿勢5Aとする。その後に、第1印刷部5を回動支軸25とともにプリンター後方Y2(第2印刷ヘッド31に接近する方向)に移動させて、図2に示すように、第1印刷部5を干渉位置Aに配置し、第1印刷部5による印刷が可能な状態とする。
本例によれば、第1印刷ヘッド11を備える第1印刷部5は、印刷時には、搬送路開放姿勢5Bで第2印刷部6(第2印刷ヘッド31)と干渉する干渉位置Aに配置される。従って、第1印刷ヘッド11による第1印刷位置P1と第2印刷ヘッド31による第2印刷位置P2の間を、搬送路開放姿勢5Bの第1印刷部5と第2印刷部6(第2印刷ヘッド31)が干渉しなくなるまで延ばす必要がない。よって、プリンター1の大型化を抑制できる。また、第1印刷位置P1と第2印刷位置P2の間の距離を長くする必要がないので、第1印刷部5および第2印刷部6の双方で印刷を行う場合などに、印刷媒体Pの搬送時間が延びることがなく、印刷処理のスループットが低下することを防止できる。
また、本例によれば、図3(b)、図4に示すように、第1印刷部5を搬送路開放姿勢5Bとすると、第1印刷ヘッド11のヘッド面11aがプリンター前方Y1を向く姿勢となる。そして、カセット装着部21に装着されたリボンカセット14がプリンター1の上端に位置する。従って、リボンカセット14の交換が容易となる。
さらに、本例では、回動支軸25が、第1印刷部5における第2印刷部6に近い側の端部分であって、媒体搬送路2に近い側の端部分に設けられている。従って、第1印刷部5を回動させて搬送路開放姿勢5Bとしたときに、第1印刷位置P1の周辺を広い範囲で開放状態とすることができる。
(変形例1)
図5は変形例1のプリンターにおける媒体搬送路2の開放動作の説明図である。本例のプリンター1Aは、第1印刷部移動機構26Aの支持部27Aによる第1印刷部5および回動支軸25のスライド方向が上記のプリンター1と相違しているが、他の構成はプリンター1と同様である。従って、上記のプリンター1と対応する構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図5は変形例1のプリンターにおける媒体搬送路2の開放動作の説明図である。本例のプリンター1Aは、第1印刷部移動機構26Aの支持部27Aによる第1印刷部5および回動支軸25のスライド方向が上記のプリンター1と相違しているが、他の構成はプリンター1と同様である。従って、上記のプリンター1と対応する構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
本例では、第1印刷部移動機構26Aは、第1印刷部5および回動支軸25を媒体搬送路2と直交する方向(プリンター1A上下方向)にスライド可能に支持する支持部27Aを備える。本例においても、第1印刷部移動機構26Aは、第1印刷部5を搬送路開放姿勢5Bとしたときに第1印刷部5と第2印刷ヘッド31とが干渉する干渉位置Aと、第1印刷部5と第2印刷ヘッド31とが干渉しない非干渉位置Bとの間で第1印刷部5を移動可能に支持する。
ジャミング状態に陥った印刷媒体Pを第1印刷位置P1から除去する際には、図2に示すように搬送路対向姿勢5Aで干渉位置Aに配置されている第1印刷部5を、図5(a)に示すように回動支軸25とともに上方(媒体搬送路2から離間する方向)に移動させて、非干渉位置Bに配置する。次に、図5(b)に示すように、第1印刷部5を回動支軸25回りでプリンター後方Y2に回動させて、搬送路開放姿勢5Bとする。これにより、第1印刷位置P1において媒体搬送路2が開放状態となる。従って、第1印刷位置P1でジャミング状態に陥っている印刷媒体Pの除去が可能となる。
印刷媒体Pを除去した後には、第1印刷部5を回動支軸25回りでプリンター前方Y1に移動させて、図3(a)に示すように、搬送路対向姿勢5Aとする。その後に、第1印刷部5を回動支軸25とともに下方(媒体搬送路2に接近する方向)に移動させて、図2に示すように、第1印刷部5を干渉位置Aに配置する。これにより、第1印刷部5は、印刷が可能な状態に戻る。
本例においても、上記の例と同様の効果を得ることができる。また、本例では、第1印刷部5および回動支軸25をスライドさせる際に、第1印刷部5が媒体搬送路2から離間する方向に移動する。従って、第1印刷部5を移動させる際に、第1印刷部5で印刷媒体Pを押し潰してしまうことがなく、印刷媒体Pを除去しやすい。
(変形例2)
図6は変形例2のプリンターにおける媒体搬送路2の開放動作の説明図である。本例のプリンター1Bは、第1印刷部移動機構26Bの支持部27Bによる第1印刷部5および回動支軸25のスライド方向が上記のプリンター1と相違しているが、他の構成はプリンター1と同様である。従って、上記のプリンター1と対応する構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図6は変形例2のプリンターにおける媒体搬送路2の開放動作の説明図である。本例のプリンター1Bは、第1印刷部移動機構26Bの支持部27Bによる第1印刷部5および回動支軸25のスライド方向が上記のプリンター1と相違しているが、他の構成はプリンター1と同様である。従って、上記のプリンター1と対応する構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
本例では、第1印刷部移動機構26Bは、第1印刷部5および回動支軸25を媒体搬送路2と交差する傾斜方向にスライド可能に支持する支持部27Bを備える。本例においても、第1印刷部移動機構26Bは、第1印刷部5を搬送路開放姿勢5Bとしたときに第1印刷部5と第2印刷ヘッド31が干渉する干渉位置Aと、第1印刷部5と第2印刷ヘッド31が干渉しない非干渉位置Bとの間で第1印刷部5を移動可能に支持する。
ジャミング状態に陥った印刷媒体Pを第1印刷位置P1から除去する際には、図2に示すように搬送路対向姿勢5Aで干渉位置Aに配置されている第1印刷部5を、回動支軸25とともに上方に向かってプリンター前方Y1に移動させて、図6(a)に示す非干渉位置Bに配置する。次に、第1印刷部5を回動支軸25回りでプリンター後方Y2に回動させて、図6(b)に示すように、搬送路開放姿勢5Bとする。これにより、第1印刷位置P1において媒体搬送路2が開放状態となる。従って、第1印刷位置P1でジャミング状態に陥っている印刷媒体Pの除去が可能となる。
印刷媒体Pを除去した後には、第1印刷部5を回動支軸25回りでプリンター前方Y1に移動させて、図6(a)に示すように、搬送路対向姿勢5Aとする。その後に、第1印刷部5を回動支軸25とともに下方に向かってプリンター後方Y2に移動させて、図2に示すように、第1印刷部5を干渉位置Aに配置する。これにより、第1印刷部5は、印刷が可能な状態に戻る。
本例においても、上記の例と同様の効果を得ることができる。また、また、本例では、第1印刷部5および回動支軸25をスライドさせる際に、第1印刷部5が媒体搬送路2から離間する方向に移動する。従って、第1印刷部5を移動させる際に、第1印刷部5で印刷媒体Pを押し潰してしまうことがなく、印刷媒体Pを除去しやすい。
1・1A・1B・・プリンター(印刷装置)、2・・媒体搬送路(搬送路)、3・・媒体挿入排出口、4・・開口部、5・・第1印刷部、5A・・搬送路対向姿勢、5B・・搬送路開放姿勢、6・・第2印刷部、11・・第1印刷ヘッド、11a・・第1印刷ヘッドのヘッド面、12・・第1プラテン、12a・・プラテン面、13・・第1印刷ヘッド移動機構、14・・リボンカセット、14a・・インクリボン、15・・可動フレーム、16・・側板、17・・第1キャリッジガイド軸、18・・第1キャリッジ、19・・第1キャリッジ移動機構、20・・キャリッジモーター、21・・カセット装着部、25・・回動支軸、26・26A・26B・・第1印刷部移動機構、27・・固定機構、28・・支持部、31・・第2印刷ヘッド、31a・・インクノズル面、32・・第2プラテン、33・・第2印刷ヘッド移動機構、35・・第2キャリッジガイド軸、36・・第2キャリッジ、37・・第2キャリッジ移動機構、38・・装置フレーム、39・・側板部分、40・・媒体搬送機構、41・・第1搬送ローラー、42・・第2搬送ローラー、43・・第3搬送ローラー、44・・第4搬送ローラー、45・・第5搬送ローラー、46・・第6搬送ローラー、47・・第1搬送モーター、48・・第2搬送モーター、51・・第1従動ローラー、52・・第2従動ローラー、53・・第3従動ローラー、54・・第4従動ローラー、55・・第5従動ローラー、56・・第6従動ローラー、A・・第1印刷部の干渉位置、B・・第1印刷部の非干渉位置、P・・印刷媒体、P1・・第1印刷位置、P2・・第2印刷位置、X・・プリンター幅方向、Y・・プリンター前後方向、Y1・・プリンター前方、Y2・・プリンター後方
Claims (8)
- 媒体を搬送するための搬送路と、
第1印刷ヘッドを備え、前記搬送路上の第1印刷位置を搬送される媒体に印刷を行う印刷部と、
前記搬送路上の前記第1印刷位置とは異なる第2印刷位置を搬送される媒体に印刷を行う第2印刷ヘッドと、
媒体の搬送方向と直交する前記搬送路の幅方向に延びており、前記第1印刷ヘッドのヘッド面が前記搬送路の搬送面と正対する搬送路対向姿勢と、前記ヘッド面が前記搬送面と交差する方向に向く搬送路開放姿勢との間で前記印刷部を回動可能に支持する回動支軸と、
前記印刷部を前記搬送路開放姿勢としたときに当該印刷部と前記第2印刷ヘッドとが干渉する干渉位置と、前記印刷部と前記第2印刷ヘッドとが干渉しない非干渉位置との間で前記印刷部を前記回動支軸とともに移動可能に支持する印刷部移動機構と、を有し、
前記第1印刷ヘッドは、前記印刷部が前記搬送路対向姿勢とされて前記干渉位置に配置された状態で媒体に印刷を行うことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1において、
前記印刷部移動機構は、前記回動支軸を、前記搬送路に沿った方向に移動させることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1において、
前記印刷部移動機構は、前記回動支軸を、前記搬送路から離間する方向に移動させることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1ないし3のうちのいずれかの項において、
前記搬送路対向姿勢で前記干渉位置に配置された前記印刷部を固定する固定機構を備えることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、
前記第1印刷位置は、媒体の排出方向で前記第2印刷位置よりも下流側に位置し、
前記第1印刷ヘッドのヘッド面は、前記搬送路開放姿勢で前記排出方向の下流側を向くことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1ないし5のうちのいずれかの項において、
前記印刷部は、前記第1印刷位置において前記幅方向に前記第1印刷ヘッドを移動させる第1印刷ヘッド移動機構を備えることを特徴とする印刷装置。 - 請求項6において、
前記第1印刷ヘッドはドットインパクトヘッドであり、
前記印刷部は、前記第1印刷ヘッドと前記搬送路との間にインクリボンを供給するリボンカセットを着脱可能に装着する装着部を備えていることを特徴とする印刷装置。 - 請求項7において、
前記第2印刷ヘッドはインクジェットヘッドであることを特徴とする印刷装置。
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