JP2016016461A - 微小振動素子用ばねの製造方法 - Google Patents

微小振動素子用ばねの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造工程が容易で、歩留まりが高い導電性を有する微小振動素子用ばねの製造方法を提供する。【解決手段】振動子3に一端が接続され、支持部である枠部材1に他端が接続された微小振動素子用ばねの製造において、型に非導電性の樹脂を堆積することにより前記一端と前記他端を結ぶ溝を有する非導電性の樹脂からなるばね本体22を形成する工程と、フィルム上に塗布された導電性の樹脂を前記非導電性の樹脂が堆積された型に熱圧着して、このばね本体22の溝内に導電性の樹脂を埋め込むことにより導電性の樹脂からなる導電層21を前記ばね本体22内に形成する工程とからなる、微小振動素子用ばねの製造方法。【選択図】図3

Description

本発明は、微小振動素子用ばねの製造方法に関するものである。
近年、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術により、微小な装置の開発が盛んに行われている。MEMS技術は、半導体基板などのウエハ上に薄膜を形成し、この薄膜を加工する半導体集積回路の製造技術を基本としている。MEMS技術により作製されたMEMS素子には、例えば微小振動素子など可動構造を備えたものがある。
微小振動素子は、ばねにより移動可能に支持された振動子を備えている。この微小振動素子は、他の半導体デバイスとの集積化が可能であり、振動子の専有面積が小さいという特徴がある。このため、環境中の振動エネルギーを電気エネルギーに変換するエネルギーハーベスタとしての利用が検討されており、例えば、エレクトレット微小発電素子のような微小電力を発電する発電素子が提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。この発電素子は、振動子に形成された可動電極と、振動子を支持するばねを介して可動電極と電気的に接続された固定電極と、電荷を保持するエレクトレットとを備え、振動子が振動することにより可動電極とエレクトレットとの近接および離反を繰り返し行い、可動電極と固定電極との間で電荷を移動させることによって電流を発生させるものである。
発電素子が振動エネルギーを電気エネルギーに変換する際には、振動子が環境中に存在する振動と共振しなければならないが、環境中の振動の大多数は数〜数10[kHz]という低い周波数なので、振動子も低い周波数で共振することが望ましい。このため、振動子を支持するばねは、ばね定数が可能な限り小さいことが求められる(例えば、非特許文献1,2参照。)。そこで、ばねのばね定数を低減するために、MEMS技術により高アスペクト比のばねを作製することが提案されている(例えば、非特許文献3参照。)。このばねでは、パリレン(登録商標)樹脂(ヤング率:〜4[GPa])を材料として用いることにより、従来のシリコン(ヤング率:130[GPa])よりもばね定数を低減することができ、数〜数10[kHz]といった低周波数で振動子を共振させることを可能としている。
ところが、パリレン(登録商標)樹脂は非導電性の材料である。このため、パリレン(登録商標)樹脂のようにヤング率が低い非導電性の材料からなるばねを発電素子に用いる場合には、可動電極と固定電極とを電気的に接続するための構成をばねに設けなければならない。そこで、従来では、中空構造のばねの内部に、毛細管現象を利用して導電性のナノメタルインクを封入することが提案されている(例えば、非特許文献4参照。)。
C. Marboutin, Y. Suzuki and N. Kasagi、"Optimal Design of Micro Electret Generator for Energy Harvesting"、7th Int. Workshop on Micro and Nanotechnology for Power Generation and Energy Conversion Applications (PowerMEMS 2007), Freiburg, Nov. 28-29, 2007, pp. 141-144. K. Najafi, T. Galchev, E.E. Aktakka, R.L. Peterson, and J. McCullagh、"MICROSYSTEMS FOR ENERGY HARVESTING"、Digest Tech. Papers, TRANSDUCERS2011, p. 1845, Beijing, China, June 2011. Y. Suzuki and Y.-C. Tai、"Micromachined High-Aspect-Ratio Parylene Spring and Its Application to Low-frequency Accelerometers"、J. Microelectromech. Syst., Vol. 15, No. 5, pp. 1364-1370 (2006). T. Tsutsumino, Y. Suzuki, N. Sakurai, N. Kasagi and Y. Sakane、"Nano-metal Ink Based Electrode Embedded in Parylene Structures with the Aid of the Capillary Effect"、20th IEEE Int. Conf. Micro Electro Mechanical Systems (MEMS 2007), Kobe, 2007, pp. 313-316. K. Machida et. Al.、"Novel global planarization technology dielectrics using spin on glass film transfer and hot pressing"、J. Vac. Sci. Technol. B, Vol. 16, No.3, pp. 1093-1097, 1998
しかしながら、ばねの内部にナノメタルインクを封入する構成は、製造工程が複雑であるとともに、毛細管現象を利用しているために中空構造の製造誤差によってナノメタルインクが中空構造内に入るときと入らないときがあるなど、歩留まりが悪かった。
そこで、本発明は、製造工程が容易で、歩留まりが高い導電性を有する微小振動素子用ばねの製造方法を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明に係る微小振動素子用ばねの製造方法は、振動子に一端が接続され、支持部に他端が接続された微小振動素子用ばねの製造方法であって、非導電性の樹脂からなるばね本体を形成するばね本体形成ステップと、導電性の樹脂からなる導電層をばね本体内部に形成する導電層形成ステップとを有することを特徴とするものである。
上記微小振動素子用ばねの製造方法において、ばね本体形成ステップは、型に非導電性の樹脂を堆積することによって、一端と他端とを結ぶ溝を有するばね本体を形成し、導電層形成ステップは、ばね本体形成ステップの後、フィルム上に塗布された導電性の樹脂を非導電性の樹脂が堆積された型に真空中で熱圧着して、ばね本体の溝内に導電性の樹脂を埋め込むことにより導電層をばね本体内部に形成するようにしてもよい。
また、上記微小振動素子用ばねの製造方法において、ばね本体形成ステップは、フィルム上に塗布された非導電性の樹脂を型に真空中で熱圧着して、型に形成された第1の溝内に非導電性の樹脂を埋め込むことによりばね本体を形成する第1のステップと、この第1のステップの後、ばね本体に一端と他端とを結ぶ第2の溝を形成する第2のステップとを有し、導電層形成ステップは、ばね本体形成ステップの後、フィルム上に塗布された導電性の樹脂をばね本体が形成された型に真空中で熱圧着して、第2の溝内に導電性の樹脂を埋め込むことにより導電層をばね本体内部に形成するようにしてもよい。
また、本発明に係る他の微小振動素子用ばねの製造方法は、振動子に一端が接続され、支持部に他端が接続された微小振動素子用ばねの製造方法であって、フィルム上に塗布された導電性の樹脂およびこの導電性の樹脂上に塗布された非導電性の樹脂を一端と他端とを結ぶ溝が形成された型に真空中で熱圧着して、溝内に非導電性の樹脂および導電性の樹脂を埋め込むことにより、ばね本体および導電層を一度に形成するステップを有することを特徴とするものである。
上記微小振動素子用ばねの製造方法において、ばね本体は、パリレン(登録商標)樹脂からなり、導電層は、水分散ポリチオフェン誘導体からなるようにしてもよい。
本発明によれば、非導電性の樹脂からなるばね本体の内部に導電性の樹脂からなる導電層を形成することにより、製造工程が容易で、歩留まりが高い導電性を有するばねを実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るばねの製造方法により製造された微小構造体の構成を示す平面図である。 図2は、ばねの要部断面図である。 図3は、図1のI-I線断面図である。 図4Aは、本発明の第1の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図4Bは、本発明の第1の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図4Cは、本発明の第1の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図4Dは、本発明の第1の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図4Eは、本発明の第1の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図4Fは、本発明の第1の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図4Gは、本発明の第1の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図4Hは、本発明の第1の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図4Iは、本発明の第1の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図4Jは、本発明の第1の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図4Kは、本発明の第1の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図4Lは、本発明の第1の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図4Mは、本発明の第1の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図4Nは、本発明の第1の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図5Aは、本発明の第2の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図5Bは、本発明の第2の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図5Cは、本発明の第2の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図5Dは、本発明の第2の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図5Eは、本発明の第2の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図5Fは、本発明の第2の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図5Gは、本発明の第2の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図5Hは、本発明の第2の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図5Iは、本発明の第2の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図5Jは、本発明の第2の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図5Kは、本発明の第2の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図6Aは、本発明の第3の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図6Bは、本発明の第3の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図6Cは、本発明の第3の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図6Dは、本発明の第3の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。 図6Eは、本発明の第3の形態に係るばねの製造方法を説明するための図である。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。
<微小構造体の構成>
図1〜図3に示す微小構造体は、中央部に平面視略矩形の開口1aが形成された平面視略矩形の枠部材1と、一端が開口1aの1組の対辺にそれぞれ接続された一対のばね2と、平面視略矩形に形成され、ばね2の他端が1組の対辺にそれぞれ接続され、開口1a内で移動可能に支持された振動子3とを備えている。
枠部材1は、ばね2を介して振動子3を支持する板状の部材である。このような枠部材1は、環状の基部11と、この基部11のばね2との接続箇所に形成された接続部12とから構成されている。
ここで、基部11の材料としては、例えば、シリコン、ポリイミド、ガラスエポキシ、PDMS(ポリジメチルシロキサン)、ガラス、アクリル樹脂などが用いられる。
一方、接続部12は、例えばシリコン酸化膜など、基部11の材料の酸化物から構成されている。
なお、枠部材1には、ばね2を介して電気的に接続された振動子3と各種信号をやりとりするための電気回路を備えるようにしてもよい。
ばね2は、一端が枠部材1に、他端が振動子3にそれぞれ接続されることにより、振動子3を振動可能に支持するばね部材である。このようなばね2は、導電層21と、この導電層21の表面に形成されたばね本体22とから構成されている。言い換えると、ばね2は、ばね本体22と、このばね本体22の内部に形成された導電層21とから構成される。
導電層21の材料としては、導電性を有する樹脂を用いる。例えば、水分散ポリチオフェン誘導体(PEDOT−PSS)、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレンなどを用いることができる。これらの材料は、後述するばね本体22の材料よりもヤング率が低いので、導電層21がばね2のばね定数に与える影響を無視することができる。すなわち、ばね2のばね定数は主にばね本体22の特性に依存し、導電層21のヤング率はばね2のヤング率よりも小さいものとなっている。
また、導電層21は、図2に示すように、平面視矩形の環状の枠部21aと、一端が枠部21aの一方の長辺の両端近傍に接続され、他端が枠部材1に接続された棒状の一対の枠部材側梁部21bと、一端が枠部21aの他方の長辺の両端近傍に接続され、他端が振動子3に接続された棒状の一対の振動子側梁部21cとから構成されている。
一方、ばね本体22の材料としては、非導電性を有し、かつ、ばね2のばね定数を低減するために、一般的にばねに用いられる材料よりもヤング率が低い樹脂を用いることが望ましい。例えば、パリレン(登録商標)樹脂(ヤング率:〜4[GPa])といったパラキシリレン系ポリマーなどを用いることができる。このような材料を用いることにより、ばね2の形状が同一の場合、ヤング率が高い材料を用いた場合よりもばね2のばね定数を低減させることができる。
なお、本実施の形態において、ばね本体22は、製造方法の都合上、導電層21の下面(図3の紙面に対して下方)以外の面に形成されている。
振動子3は、微小構造体が振動するなど微小構造体が外部環境から受けた振動エネルギーに基づいて固有振動を起こす部材である。このような振動子3は、平面視略矩形の基部31と、ばね2との接続箇所に形成された接続部32とから構成されている。
ここで、基部31の材料としては、例えば、シリコン、ポリイミド、ガラスエポキシ、PDMS(ポリジメチルシロキサン)、ガラス、アクリル樹脂などが用いられる。一方、接続部32は、例えばシリコン酸化膜など、基部31の材料の酸化物から構成されている。
このような微小構造体は、例えば微小構造体を備えた装置をユーザが振るなどによって外部環境から振動エネルギーを受けると、振動子3が共振して、振動子3が枠部材1に対して相対的に移動する。ここで、振動子3は、ばね2を介して枠部材1と電気的に接続されている。これにより、例えば、枠部材1に固定電極、振動子3にばね2のばね本体22を介して固定電極と電気的に接続された可動電極をそれぞれ形成するとともに、振動子3の移動経路の近傍に電荷を保持するエレクトレットを設け、その電荷を静電誘導する電極を設けることにより、微小構造体を発電素子として機能させることが可能となる。この場合、振動子3が振動することにより可動電極とエレクトレットとの近接および離反が繰り返し行われるので、可動電極と固定電極との間で電荷の移動が繰り返し行われ、結果として、交流電流が発生することとなる。
<微小構造体の製造方法>
次に、図4A〜図4Lを参照して本実施の形態にかかるばね2を備えた微小構造体の製造方法について説明する。
まず、図4Aに示すように、第1の酸化膜101,102が上面および下面に形成された、基板100を用意する。本実施の形態において、基板100は厚さ600[μm]のシリコン基板からなり、このシリコン基板を熱酸化することにより厚さ2[μm]の酸化シリコンからなる第1の酸化膜101,102を形成する。
そして、基板100上面の第1の酸化膜101上にレジスト材料を塗布し、このレジスト材料に対して所望のパターンを有するマスクを用いて露光することにより、第1の酸化膜101上の所望の位置に開口部が形成されたレジストパターン103を形成する。
レジストパターン103を形成した後、このレジストパターン103をマスクとして第1の酸化膜101をエッチングにより選択的に除去し、図4Bに示すように、レジストパターン103の開口部から基板100を露出させる。ここで、第1の酸化膜101は、例えば、緩衝フッ酸溶液によりウェットエッチングすることにより除去することができる。
第1の酸化膜101の一部を除去した後、この第1の酸化膜101をマスクとして基板100をエッチングし、図4Cに示すように、この基板100に溝104を形成する。この溝104は、ばね2の型となる。
ここで、基板100のエッチングは、例えばICP−RIE(ICP:Inductive Coupled Plasma、RIE:Reactive Ion Etching)など公知のDRIE(Deep Reactive Ion Etching)により行うことができる。本実施の形態においては、第1の酸化膜101の開口部から露出した基板100に深さ450[μm]の溝104を形成した。このとき、レジストパターン103は、基板100のエッチング中にアッシングされて消滅する。
溝104を形成した後、図4Dに示すように、第1の酸化膜101,102をエッチングにより除去する。ここで、第1の酸化膜101,102は、例えば、緩衝フッ酸溶液によりウェットエッチングすることにより除去することができる。
第1の酸化膜101,102を除去した後、図4Eに示すように、溝104内部を含む基板100の上面および基板100の下面に第2の酸化膜105,106を形成する。本実施の形態では、基板100を熱酸化することにより、厚さ2[μm]の第2の酸化膜105,106を形成する。
なお、第2の酸化膜105,106を形成した後、第2の酸化膜105の一部を除去することにより、導電層21によって枠部材1と振動子3とが導通されるようする。その第2の酸化膜105除去は、例えば、第2の酸化膜105上にレジスト材料を塗布し、このレジスト材料に対して所望のパターンを有するマスクを用いて露光することにより、第2の酸化膜105上の所望の位置に開口部が形成されたレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして第2の酸化膜105をエッチングにより選択的に除去することにより行うことができる。
続いて、図4Fに示すように、溝104内部を含む基板100上面の第2の酸化膜105上に樹脂を堆積することにより、非導電性樹脂層107を形成する。本実施の形態においては、公知のCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、非導電性樹脂層107としてパリレン(登録商標)を堆積する。
このとき、溝104内部は、埋め尽くされず、表面に非導電性樹脂層107が形成された状態となっている。したがって、非導電性樹脂層107には、基板100の上面側に開口した溝が形成されることとなる。この溝は、ばね2の両端を結ぶものとなっている。
次に、公知のSTP(Spin-coating film Transfer and hot-Pressing technology)法により、非導電性樹脂層107に形成された溝内に導電性の樹脂を埋め込む。
具体的には、まず、図4Gに示すように、ETFE(Ethylene tetrafluoroethylene)ポリマーからなるベースフィルム200を用意し、このベースフィルム200上に液状の導電性の樹脂をスピン塗布して仮硬化させることにより、ベースフィルム200上に導電性樹脂層201を形成する。
本実施の形態において、導電性樹脂層201としては、PEDOT−PSS溶液(ドイツ国ヘレウス社製)を塗布する。また、ベースフィルム200としては、NTT−AT社製の転写フィルム(厚さ50[μm]、http://keytech.ntt-at.co.jp/electro/prd_0015.html)を用いる。また、後の工程でベースフィルム200からの樹脂の剥離を容易にするために、ベースフィルム200上面に表面処理剤(NTT−AT社製フィルムコンディショナーS−101)を予め塗布するようにしてもよい。
導電性樹脂層201を形成した後、図4Hに示すように、図4Fに示した基板100の非導電性樹脂層107上に、導電性樹脂層201側の面からベースフィルム200を熱圧着する。この熱圧着は、例えば、気圧を20[Pa]に減圧し温度を120[℃]とした処理室内で、10[kgf]の荷重を1分間加えることにより行うことができる。このように真空を保持した状態で熱圧着を行うと、ベースフィルム200上の導電性樹脂層201が、表面に非導電性樹脂層107が形成された溝104内、具体的には、非導電性樹脂層107に形成された溝内に埋め込まれる。これにより、第2の酸化膜105上に非導電性樹脂層107が形成され、この非導電性樹脂層107上に導電性樹脂層202’が形成された状態となる。
熱圧着を行った後、基板100からベースフィルム200を剥離し、導電性樹脂層201’に対して、120[℃]で1時間加熱する。すると、図4Iに示すように、導電性樹脂層201’が、表面に非導電性樹脂層107が形成された溝104に貼り付けられた状態となる。
続いて、図4Jに示すように、基板100上面の導電性樹脂層201’および導電性樹脂層107を選択的に除去し、第2の酸化膜105を露出させる。導電性樹脂層201’および導電性樹脂層107の選択的な除去は、例えば、公知の酸素プラズマを用いたエッチバック法により行うことができる。
導電性樹脂層201’および導電性樹脂層107を選択的に除去した後、基板100の下面側の第2の酸化膜106上にレジスト材料を塗布し、このレジスト材料に対して所望のパターンを有するマスクを用いて露光することにより、図4Kに示すように、第2の酸化膜106上の所望の位置に開口部が形成されたレジストパターン108を形成する。
レジストパターン108を形成した後、図4Lに示すように、レジストパターン108をマスクとして第2の酸化膜106をエッチングにより除去する。この後、保持基板109を用意し、この保持基板109の上面に基板100の上面を接着し、基板100を保持基板109上に固定する。
ここで、第2の酸化膜106は、例えば、緩衝フッ酸溶液によりウェットエッチングすることにより除去することができる。保持基板109としては、例えばシリコン基板を用いることができる。また、保持基板109の接着は、例えば接着剤を用いることにより実現することができる。
基板100を保持基板109に固定した後、図4Mに示すように、第2の酸化膜106をマスクとして基板100を下面側からエッチング(オーバーエッチング)する。このエッチングは、例えばICP−RIEなど公知のDRIEにより行うことができる。本実施の形態においては、ICP−RIEにより基板100を600[μm]程度エッチングする。このとき、第2の酸化膜105がストップ層となるので、基板100の上面側に形成された非導電性樹脂層107はエッチングされない。また、レジストパターン108は、図4Mに示すように、基板100のエッチング中にアッシングされて消滅する。
基板100をエッチングした後、図4Nに示すように、保持基板109から基板100を取り外した後、第2の酸化膜105,106をエッチングにより選択的に除去する。ここで、第2の酸化膜105,106は、例えば、緩衝フッ酸溶液によりウェットエッチングすることにより除去することができる。
これにより、ばね本体22の内部に導電層21が形成されたばね2を備えた微小構造体が作製されることとなる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、CVD法により型を用いて溝を有する非導電性樹脂層107を形成し、STP法により非導電性樹脂層107の溝内に導電性樹脂層202’を形成することによって、製造工程が容易で、歩留まりが高い導電性を有するばね2を実現することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態は、上述した第1の実施の形態における導電層21およびばね本体22に対応する構成をそれぞれSTP法により製造するものである。したがって、本実施の形態において、第1の実施の形態と同等の構成については同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
<微小構造体の製造方法>
まず、図4Eに示したように、溝104内部を含む基板100の上面および基板100の下面に第2の酸化膜105,106を形成した基板100を用意する。
次に、図5Aに示すように、ベースフィルム300上に液状の非導電性の樹脂をスピン塗布して仮硬化させることにより、ベースフィルム300上に非導電性樹脂層301を形成する。
本実施の形態において、非導電性樹脂層301としては、液状のパリレン(登録商標)樹脂を塗布する。また、ベースフィルム300としては、NTT−AT社製の転写フィルム(厚さ50[μm])を用いる。また、後の工程でベースフィルム300からのパリレン(登録商標)樹脂の剥離を容易にするために、ベースフィルム300上面に表面処理剤(NTT−AT社製フィルムコンディショナーS−101)を予め塗布するようにしてもよい。
非導電性樹脂層301を形成した後、図5Bに示すように、図4Eに示した基板100の第2の酸化膜105上に、非導電性樹脂層302側の面からベースフィルム300を熱圧着する。この熱圧着は、例えば、気圧を20[Pa]に減圧し温度を120[℃]とした処理室内で、10[kgf]の荷重を1分間加えることにより行うことができる。このように真空を保持した状態で熱圧着を行うと、ベースフィルム300上の非導電性樹脂層301が、表面に第2の酸化膜105が形成された溝104内に埋め込まれる。これにより、第2の酸化膜105上に非導電性樹脂層301’が形成された状態となる。
熱圧着を行うと、基板100からベースフィルム200を剥離した後、非導電性樹脂層301’に対して、120[℃]で1時間加熱する。すると、図5Cに示すように、非導電性樹脂層301’が表面に第2の酸化膜105が形成された溝104に貼り付けられた状態となる。
続いて、図5Dに示すように、基板100上面の非導電性樹脂層301’を選択的に除去し、第2の酸化膜105を露出させる。非導電性樹脂層301’の選択的な除去は、例えば、公知の酸素プラズマを用いたエッチバック法により行うことができる。
非導電性樹脂層301’を選択的に除去すると、基板100の上面側の第2の酸化膜105および非導電性樹脂層301’上にレジスト材料を塗布し、このレジスト材料に対して所望のパターンを有するマスクを用いて露光することにより、図5Eに示すように、非導電性樹脂層301’上の所望の位置に開口部が形成されたレジストパターン110を形成する。
レジストパターン110を形成した後、このレジストパターン110をマスクとして非導電性樹脂層301’の一部をエッチングにより選択的に除去し、図5Fに示すように、レジストパターン110の開口部から溝104内部の非導電性樹脂層301’を露出させる。本実施の形態において、非導電性樹脂層301’のエッチングは、例えばICP−RIEなど公知のDRIEにより行うことができる。
このとき、非導電性樹脂層301’の選択的な除去は、第2の酸化膜105に到達するまでは行われない。したがって、非導電性樹脂層301’には、基板100の上面側に開口した溝が形成されることとなる。
続いて、図5Gに示すように、レジストパターン110をアッシングにより除去することにより、第2の酸化膜105を露出させる。
次に、図5Hに示すように、ETFEポリマーからなるベースフィルム400を用意し、このベースフィルム400上に液状の導電性の樹脂をスピン塗布して仮硬化させることにより、ベースフィルム400上に導電性樹脂層401を形成する。
本実施の形態において、導電性樹脂層401としては、PEDOT−PSS溶液(ドイツ国ヘレウス社製)を塗布する。また、ベースフィルム400としては、NTT−AT社製の転写フィルム(厚さ50[μm]、http://keytech.ntt-at.co.jp/electro/prd_0015.html)を用いる。また、後の工程でベースフィルム400からの樹脂の剥離を容易にするために、ベースフィルム400上面に表面処理剤(NTT−AT社製フィルムコンディショナーS−101)を予め塗布するようにしてもよい。
導電性樹脂層401を形成した後、図5Iに示すように、図5Gに示した基板100の第2の酸化膜105および非導電性樹脂層301’上に、導電性樹脂層401側の面からベースフィルム400を熱圧着する。この熱圧着は、例えば、気圧を20[Pa]に減圧し温度を120[℃]とした処理室内で、10[kgf]の荷重を1分間加えることにより行うことができる。このように真空を保持した状態で熱圧着を行うと、ベースフィルム400上の導電性樹脂層401が、表面に非導電性樹脂層301’が形成された溝104内、具体的には、非導電性樹脂層301’に形成された溝内に埋め込まれる。これにより、第2の酸化膜105上に非導電性樹脂層301’が形成され、この非導電性樹脂層301’上に導電性樹脂層401’が形成された状態となる。
熱圧着を行った後、基板100からベースフィルム400を剥離し、導電性樹脂層401’に対して、120[℃]で1時間加熱する。すると、図5Jに示すように、導電性樹脂層401’が、表面に非導電性樹脂層107が形成された溝104に貼り付けられた状態となる。
続いて、図5Kに示すように、基板100上面の導電性樹脂層401’を選択的に除去し、第2の酸化膜105を露出させる。導電性樹脂層401’の選択的な除去は、例えば、公知の酸素プラズマを用いたエッチバック法により行うことができる。
そして、導電性樹脂層401’を除去した後の工程は、上述した第1の実施の形態で説明した図4K以降の工程と同等である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、STP法により型を用いて非導電性樹脂層301’を形成し、この非導電性樹脂層301’に溝を形成し、STP法により非導電性樹脂層301’に形成された溝内に導電性樹脂層401’を形成することによって、製造工程が容易で、歩留まりが高い導電性を有するばね2を実現することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明に係る第3の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態は、上述した第1の実施の形態における導電層21およびばね本体22に対応する構成をSTP法により一度に製造するものである。したがって、本実施の形態において、第1の実施の形態と同等の構成については同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
<微小構造体の製造方法>
まず、図4Eに示したように、溝104内部を含む基板100の上面および基板100の下面に第2の酸化膜105,106を形成した基板100を用意する。
次に、図6Aに示すように、ベースフィルム500上に液状の導電性の樹脂をスピン塗布して仮硬化させることにより、ベースフィルム500上に導電性樹脂層501を形成する。
本実施の形態において、導電性樹脂層501としては、PEDOT−PSS溶液(ドイツ国ヘレウス社製)を塗布する。また、ベースフィルム500としては、NTT−AT社製の転写フィルム(厚さ50[μm]、http://keytech.ntt-at.co.jp/electro/prd_0015.html)を用いる。また、後の工程でベースフィルム500からの樹脂の剥離を容易にするために、ベースフィルム400上面に表面処理剤(NTT−AT社製フィルムコンディショナーS−101)を予め塗布するようにしてもよい。
導電性樹脂層501を形成した後、図6Bに示すように、その導電性樹脂層501上に液状の非導電性の樹脂をスピン塗布して仮硬化させることにより、導電性樹脂層501上に非導電性樹脂層502を形成する。
本実施の形態において、非導電性樹脂層502としては、液状のパリレン(登録商標)樹脂を塗布する。
非導電性樹脂層502を形成した後、図6Cに示すように、図4Eに示した基板100の第2の酸化膜105上に、非導電性樹脂層502側の面からベースフィルム500を熱圧着する。この熱圧着は、例えば、気圧を20[Pa]に減圧し温度を120[℃]とした処理室内で、10[kgf]の荷重を1分間加えることにより行うことができる。このように真空を保持した状態で熱圧着を行うと、ベースフィルム500上の非導電性樹脂層502および導電性樹脂層501が、表面に第2の酸化膜105が形成された溝104内に埋め込まれる。これにより、図6Dに示すように、第2の酸化膜105上に非導電性樹脂層502’が形成され、この非導電性樹脂層502’上に導電性樹脂層501’が形成された状態となる。
熱圧着を行うと、図6Eに示すように基板100からベースフィルム500を剥離する。そして、導電性樹脂層501’および非導電性樹脂層502’に対して、120[℃]で1時間加熱する。すると、導電性樹脂層501’および非導電性樹脂層502’が、表面に第2の酸化膜105が形成された溝104に貼り付けられた状態となる。
そして、続く工程は、上述した第1の実施の形態で説明した図4I以降の工程と同等である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、非導電性樹脂層502’と、この非導電性樹脂層502’内に設けられた導電性樹脂層501’とをSTP法により一度に形成することにより、製造工程が容易で、歩留まりが高い導電性を有するばね2を実現することができる。
本発明は、微小振動素子など、2つの部材を導通させた状態で連結する各種装置の製造方法に適用することができる。
1…枠部材、2…ばね、3…振動子、11…基部、12…接続部、21…ばね本体、21a…枠部、21b…枠部材側梁部、21c…振動子側梁部、22…表面層、31…基部、32…接続部、100…基板、101,102…第2の酸化膜、103…レジストパターン、104…溝、105,106…第2の酸化膜、107…非導電性樹脂層、108…レジストパターン、109…保持基板、110…レジストパターン、200,300,400,500…ベースフィルム、201,201’,401,401’,501,501’…導電性樹脂層、301,301’,502,502’…非導電性樹脂層。

Claims (5)

  1. 振動子に一端が接続され、支持部に他端が接続された微小振動素子用ばねの製造方法であって、
    非導電性の樹脂からなるばね本体を形成するばね本体形成ステップと、
    導電性の樹脂からなる導電層を前記ばね本体内部に形成する導電層形成ステップと
    を有することを特徴とする微小振動素子用ばねの製造方法。
  2. 請求項1記載の微小振動素子用ばねの製造方法において、
    前記ばね本体形成ステップは、型に前記非導電性の樹脂を堆積することによって、前記一端と前記他端とを結ぶ溝を有する前記ばね本体を形成し、
    前記導電層形成ステップは、前記ばね本体形成ステップの後、フィルム上に塗布された前記導電性の樹脂を前記非導電性の樹脂が堆積された前記型に真空中で熱圧着して、前記ばね本体の前記溝内に前記導電性の樹脂を埋め込むことにより前記導電層を前記ばね本体内部に形成する
    ことを特徴とする微小振動素子用ばねの製造方法。
  3. 請求項1記載の微小振動素子用ばねの製造方法において、
    前記ばね本体形成ステップは、
    フィルム上に塗布された前記非導電性の樹脂を型に真空中で熱圧着して、前記型に形成された第1の溝内に前記非導電性の樹脂を埋め込むことにより前記ばね本体を形成する第1のステップと、
    この第1のステップの後、前記ばね本体に前記一端と前記他端とを結ぶ第2の溝を形成する第2のステップとを有し、
    前記導電層形成ステップは、前記ばね本体形成ステップの後、フィルム上に塗布された前記導電性の樹脂を前記ばね本体が形成された前記型に真空中で熱圧着して、前記第2の溝内に前記導電性の樹脂を埋め込むことにより前記導電層を前記ばね本体内部に形成する
    ことを特徴とする微小振動素子用ばねの製造方法。
  4. 振動子に一端が接続され、支持部に他端が接続された微小振動素子用ばねの製造方法であって、
    フィルム上に塗布された前記導電性の樹脂およびこの導電性の樹脂上に塗布された非導電性の樹脂を前記一端と前記他端とを結ぶ溝が形成された型に真空中で熱圧着して、前記溝内に前記非導電性の樹脂および前記導電性の樹脂を埋め込むことにより、前記ばね本体および前記導電層を一度に形成するステップ
    を有することを特徴とする微小振動素子用ばねの製造方法。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の微小振動素子用ばねの製造方法において、
    前記ばね本体は、パリレン(登録商標)樹脂からなり、
    前記導電層は、水分散ポリチオフェン誘導体からなる
    ことを特徴とする微小振動素子用ばねの製造方法。
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