JP2016012236A - 商品販売装置、商品販売プログラム、商品販売方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、そのアーティストを支える本当のファンがチケットを入手できない状態が続くと、次第にファンの心がそのアーティストから離れていってしまい、ライブを開催するアーティストにとっても不利益が大きい。
これは、チケットにチケット購入者の顔写真を印刷するものであり、その利用方法は次の通りである。チケット購入者は、予め自身の顔写真をチケット販売者のサーバーに登録し、その顔写真が印刷されたチケットを受け取る。チケット購入者はそのチケットを持参して、ライブ会場に向かい、ライブ会場入り口で係員にチケットを渡す。係員はチケットの顔写真と、入場者の顔とを比較し、同一人物であるか否かを確認し、同一人物である場合にのみ入場を許可する。このようにすれば、チケット購入者しか入場ができない。すなわち、チケットの転売はできないので、ダフ屋行為を抑制することができるのである。
しかし、上記の通り、顧客は自らの顔写真をチケット販売者のサーバーに事前登録する必要があり、顧客にとって負担が大きい。
また、同一人物である否かを確認するためには鮮明な写真を登録し、それをチケットに印刷する必要がある。よって、チケット販売者は、登録された写真がピンぼけ写真など不鮮明な写真でないことを確認し、不鮮明な写真が登録された場合は写真の再登録を顧客に要求する必要がある。このように、顔写真の登録は顧客にとって負担が大きいだけでなく、チケット販売者にとっても負担の大きい仕組みとなっている。
これにより、商品の購入者が予め設定した地点情報と、商品の受取者の現在地を示す現在地情報とに基づいて、地点情報が示す地点に受取者が居ることを確認し、商品の引き渡しを許可する。
これにより、商品の購入者が予め設定した地点情報と、商品の受取者の現在地を示す現在地情報とに基づいて、地点情報が示す地点に受取者が居ることを確認し、商品の引き渡しを許可する。
これにより、商品の購入者が予め設定した地点情報と、商品の受取者の現在地を示す現在地情報とに基づいて、地点情報が示す地点に受取者が居ることを確認し、商品の引き渡しを許可する。
(1)商品の購入者は、容易に商品引渡の許可を受けることができる。購入者は登録する地点を自宅や自らの職場にした上で、自宅や職場から現在地情報を発信すれば、登録した地点と現在地情報とが一致するからである。
(2)チケットを譲り受けた購入者の家族や同僚・同級生なども容易に商品引渡の許可を受けることができる。家族や同僚・同級生は購入者との地理的接点がある場合が多いからである。
すなわち、購入者は登録する地点を自宅や自らの職場にした上で、家族や同僚に商品を譲渡する。そして、受取人である家族や同僚が、自宅や職場から現在地情報を発信すれば、登録した地点と現在地情報とが一致し、商品引渡の許可を容易に受けることができるのである。
(3)ダフ屋行為などの不正転売行為の場合は、商品引渡の許可を受けることは容易でない。ダフ屋行為により不正に商品を取得した者は、購入者との地理的接点がない場合が多く、不正転売を受けた者が登録地点に居ることを証明するのは難しいからである。
すなわち、ダフ屋行為のような不正転売行為の場合、転売先の受取人がどこに居住し、どこに通勤しているかは、チケット購入時には分からない。よって、仮に不正転売がなされたとしても、受取者は購入者が登録した地点にわざわざ出向いて現在地情報を発信しなければ商品の引渡の許可を受けることができない。従って、不正転売を受けた者にとっては極めて煩わしい手続が必要となるため、不正転売を受ける者の数を相当数減らすことができ、不正転売を抑制できる。
以上の通り、本発明を利用すれば、不正転売行為を伴わない受取人の場合は、容易に商品の引渡許可を受けることができる。また、その際、写真による本人確認を行うことなく、不正転売でないことを確認できる。
一方、不正転売行為を伴う場合は、商品の引渡許可を受けることは困難であり、これによりダフ屋行為などの不正転売行為を効果的に抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態を示したシステム構成図(ハードウェア構成図)である。
このシステムは、興行チケットの販売に関する情報を管理・処理する商品販売管理装置としてのサーバー1と、チケット購入者が利用する購入者端末2と、チケットの移転を受けた者が利用する移転者端末3とからなり、各々はインターネット4を介して情報の送受信ができるよう接続されている。
購入者端末2は、情報の入力を行う入力部6、情報の表示を行う表示部7、情報の送受信を行う送受信部、情報の処理を行う処理部、情報の記憶を行う記憶部等を備えたコンピュータである。
移転者端末3は、情報の入力を行う入力部8、情報の表示を行う表示部9、情報の送受信を行う送受信部、情報の処理を行う処理部、情報の記憶を行う記憶部等を備えたコンピュータである。
サーバー1は、ログイン認証部11、購入受付部・地点登録部12、チェックイン要求部13、引渡許可判断部14、特典情報送信部15、チケット送信部16とからなる。
ログイン認証部11は、ログイン申請部21からログイン情報を取得し、ログイン情報の正当性を判断し、その結果をログイン申請部21に送信する。
購入受付部・地点登録部12は、チケット購入申請・地点登録申請部22から購入チケットの情報及び地点情報を取得し、それを記憶部5に記憶する。
チェックイン要求部13は、購入受付部・地点登録部12が地点を記憶した後にチェックイン処理部23にチェックインを要求する。すなわち、何月何日の何時から何時までの間に現在地の情報を送信するよう要求する。
引渡許可判断部14は、チェックイン処理部23から現在地の情報を取得し、現在地情報と登録された地点と照合し、商品引渡の可否を引渡許可受信部24に送信する。
特典情報送信部15は、特典情報取得部25から特典情報要求を取得し、該当する特典情報を記憶部5から取得し、取得した特典情報を特典情報取得部25に送信する。
チケット情報送信部16は、チケット取得部26からチケット要求を取得し、該当するチケットを記憶部5から取得し、取得したチケットをチケット取得部26に送信する。
ログイン申請部21は、入力部6からログイン情報の入力を受け付け、それをログイン認証部11に送信する。
チケット購入申請・地点登録申請部22は、ログイン申請終了後、入力部6から購入するチケットの情報と地点情報をの入力を受け付け、それを購入受付部・地点登録部12に送信する。
チェックイン処理部23は、チェックイン要求部23からチェックイン要求を取得し、入力部6から現在地情報の送信命令の入力を受け付け、現在地情報を引渡許可判断部14に送信する。
引渡許可受信部24は、引渡許可判断部14から商品引渡の可否を取得し、それを表示部7に表示する。
特典情報取得部25は、入力部6から特典情報要求情報の入力を受け付け、それを特典情報送信部15に送信し、特典情報送信部15から特典情報を受信する。
チケット取得部26は、入力部6からチケット要求情報の入力を受け付け、それをチケット送信部16に送信し、チケット取得部26からチケットを受信する。
図3は、チケット販売者が管理する顧客データベースであり、顧客特定情報としての顧客ID、氏名、パスワード、住所、連絡先としての電子メールアドレス、クレジットカード番号など、顧客に関する情報が各々関連づけられて記憶部5に記憶されているものである。
また、図5はチェックイン前のチケット管理データであり、チェックイン成否には情報が代入されていない。一方、図6はチェックイン後のチケット管理データであり、チェックイン成否に「成功」が代入されている。この点については後述する。
図8は、チケットの購入と、地点登録するための画面を表した図である。ここでは購入するチケットの内容を確認するためのデータと、登録する地点の入力を促すためのデータを表示している。購入者は、チケットの内容を確認し、登録する地点の住所と種別を入力し「購入決定・登録地点送信」をクリックする。
図14は本実施形態の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、ログイン処理(STEP1)、チケット購入及び地点登録処理(STEP2)、チェックイン要求処理(STEP3)、チェックイン処理(STEP4)、特典ダウンロード処理(STEP5)、チケットダウンロード処理(STEP6)とからなる。なお、本実施形態の商品は興行チケットであり、チケットは他人に譲渡可能であるが、ここではチケットの譲渡は行われないものとする。即ち、チケットの購入者と、チケットの受取者とは同一人物であるという前提で説明する。
なお、登録地点は購入者自らが入力してもよいし、購入者端末2に内蔵されているGPS機能(Global Positioning System)などを利用して入力してもよい。更に、地点の種別としては「自宅」「職場」「学校」などがあるがこれに限るものではなく、購入者が日常的に居る場所であれば他の種別であってもよい。
更に、登録する地点の他に、その地点に設置されている固定電話の番号や近隣の店舗の情報を登録させ、各々を関連づけておいてもよい。このようにすれば購入者端末2のGPS機能が不調な場合であっても、固定電話からの通話や店舗端末からの発信信号により、受取者の現在地を特定できる。
更に、登録地点が繁華街やイベント開催地付近などの受取者が訪れやすい場所であるか否かを判断してもよい。例えば、記憶部5に繁華街やイベント開催地を示す位置情報を記憶させておき、登録地点と照合してその地点が繁華街やイベント開催地等であるか否かを判断するのである。繁華街やイベント開催地は受取人が訪れやすい場所なので、その場所を地点として登録されると、後述するチェックインを要求する意味がなくなってしまう。よって、その場合は登録地点として認めない、または後述するチェックイン要求の回数を増やすなどの対応ができるのである。
チェックイン要求とは、チケットの受取者が居る場所(現在地)をサーバー1に送信するよう要求するものである。チケットの受取者にチェックインをさせることにより、チケット購入者が登録した地点にチケット受取者が居ることを確認し、それによりチケットのダウンロードを許可できるのである。なお、本実施形態では、チケットの譲渡がなされないケースを説明するので、チケットの購入者と受取者とは同一人物である。
サーバー1は、図5のチケット管理データに記憶されている地点種別と、図7の通知タイミングデータとに基づいてチェックイン要求時間を決定する。
通知タイミングデータには、地点種別に適応した時間帯が設定されている。例えば、17時から23時の間であれば自宅に居る可能性が高いので、地点の種別が自宅の場合は、17時から23時の時間帯が設定されている。これにより購入者にとってチェックインしやすい時間を設定できる。
更に、チェックイン要求日は、記憶部5に別途記憶されている「転売が可能な期間」に基づいて決定してもよい。「転売が可能な期間」とは、例えば、インターネット上のオークションでチケットを転売するには最低3日必要だとすると、開催日とチェックイン要求日との間を転売可能な期間よりも短くする(3日以内にする)。このようにすれば、チェックイン後に不正転売を行うことができないのである。
STEP4−1は、アプリ起動処理である。
図9のようなチェックイン要求を受けた購入者は、チェックイン要求日時に、購入者端末2にインストールされているチケット管理用のアプリケーションプログラムを起動させる。
アプリケーションプログラムを起動した購入者は、所定の操作を行い、図10のようなチェックイン画面を呼び出す。ここには購入者端末3に内蔵されているGPS機能から取得された現在地と、それをサーバー1に送信するか否か(チェックインするか否か)を示す情報が表示される。購入者は表示された現在地を確認後、「チェックインする」を選択する。これにより表示された現在地に居ることが、購入者端末3からサーバー1に送信される。なお、この現在地情報は、チェックイン要求により指定された期間内に送信された場合にのみ有効な情報となる。また、指定期間内に現在地情報の送信がない場合は、チケットの購入をキャンセルするようにしてもよい。
サーバー1は、購入者端末3から送信された現在地を受信し、受信した現在地と図5のチケット管理データの登録地点とが一致するか否かを照合し、受取者が登録地点に実際に居るか否かを判断する。登録地点と現在地とが一致し、受取者が登録地点に実際に居ると判断した場合は、チケットの引渡を許可し、STEP4−5に進む。一方、登録地点と現在地とが一致せず、受取者が登録地点に居ないと判断した場合は、チケットの引渡を不許可とし、STEP4−6に進む。
サーバー1は、図11のようなチェックイン完了報告を作成し、これを購入者端末2に送信する。なお、チェックイン完了報告には、特典画像のダウンロード方法、チケットのダウンロード方法が含まれている。
サーバー1は、チェックインが失敗に終わった旨、再度チェックインすべき旨を示したデータを作成し、これを購入者端末2に送信する。
購入者は図11において示された、特典画像をダウンロードするためのサイトにアクセスし、特典画像をダウンロードする。この特典画像とは、例えば、そのイベントに出演するアーティストの写真などである。購入者にとって、チェックイン処理は面倒な手続であるが、このようにチェックインすることにより特典画像を入手することができるのであれば、チェックイン手続も苦にならず、購入者の不満を軽減させることができる。
購入者は図11において示された、チケットをダウンロードするためのサイトにアクセスし、チケットをダウンロードする。これにより購入者はチケットを入手することができる。なお、ダウンロードされた電子チケットは、チケットのダウロード後はチケットの譲渡は認めないことが望ましい。譲渡を認めると、再度チェックイン要求をしなければならならず、チケット販売者側にとって負担が大きいからである。
以上の処理により、チケット購入者はチケットを入手できる。
上記実施形態は、チケットの購入者とチケットの受取者(チェックインする者)とが同一人物であるケースについて説明したが、本実施形態では、購入者と受取者とが別人物であるケースについて説明する。すなわち、チケットの購入者がチケットを譲渡し、譲り受けた者がチェックインをするケースについて説明する。
なお、この処理により、チケットの移転は認められる。しかし、登録した地点を変更することは原則として認めないものとする。
図17は、チケットを移転するための手続を行う画面を表した図であり、チケットの購入者(「ID:S001」を有する者)が、チケットを譲り受ける者(「ID:K033」を有する者)にチケットを移転する様子を表した図である。
図17の「移転申請」を選択すると、チケットを購入者「ID:S001」から受取者「ID:K033」に移転する旨の申請データが、購入者端末2からサーバー1に送信される。
これにより図18のように、チケットデータベースの所有者IDが「K033」に更新され、チケットの譲渡が完了する。
チケットの購入者は、チケット購入時において、インターネットオークションで誰が落札するかは分からない。よって、どの地点を登録すれば落札者にとってチェックインし易いかは分からない。
購入者と落札者が偶然近所に住んでいる可能性もあるが、通常両者は離れた場所に住んでいる。よって、落札者は、遠く離れた購入者の自宅付近まで出向いてチェックインしなければならず、その負担は大きい。よって、事実上、インターネットオークションで落札する者は現れず、不正転売を行うことはできない。
更に、本発明は、チケットの限らず、あらゆる商品の販売や引渡に利用できるものである。
また、本実施形態で説明したシステム構成(ハードウェア構成)は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成があることは言うまでもない。
更に、本実施形態で説明したデータ構成は一例であり、用途や目的に応じて様々なデータ構成があることは言うまでもない。
なお、コンピュータは、可搬型記録媒体からそのプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
2 購入者端末
3 移転者端末
4 インターネット
Claims (16)
- 商品の購入者が予め設定した地点情報を取得する地点情報取得手段と、
前記商品の受取者の現在地を示す現在地情報を取得する現在地情報取得手段と、
前記地点情報と前記現在地情報とに基づいて、前記地点情報が示す地点に、前記受取者が居ることを確認することにより、前記商品の引き渡しを許可する引渡許可手段と、
を備えることを特徴とする商品販売装置。 - 前記地点情報は、前記商品の購入者が、商品の購入時または商品の転売前に設定した情報であることを特徴とする請求項1記載の商品販売装置。
- 前記現在地情報は、前記商品の販売者が指定するタイミングで前記受取者から送信された場合のみ有効な情報となることを特徴とする請求項1記載の商品販売装置。
- 前記タイミングは、前記商品の使用期限に基づいて決定されることを特徴とする請求項3記載の商品販売装置。
- 前記タイミングは、前記商品を転売することが可能な期間に基づいて決定されることを特徴とする請求項3または請求項4記載の商品販売装置。
- 前記タイミングは、前記地点情報の種別により変動することを特徴とする請求項3記載の商品販売装置。
- 前記タイミングを複数設けた場合において、
前記引渡許可手段は、前記地点情報と前記現在地情報とを複数回照合することにより前記商品の引き渡しを許可するか否かを判断することを特徴とする請求項3記載の商品販売装置。 - 前記商品はその転売の可否を制御できる商品であり、
前記商品を前記受取者に引き渡した後は、前記商品の転売を不可にすることを特徴とする請求項1記載の商品販売装置。 - 前記現在地情報の送信を行った前記受取者に対し、特典を付与することを特徴とする請求項1記載の商品販売装置。
- 前記地点情報には、前記購入者が予め設定した固定電話の番号が関連づけられていることを特徴とする請求項1記載の商品販売装置。
- 前記地点情報には、前記購入者が予め設定した店舗が関連づけられていることを特徴とする請求項1記載の商品販売装置。
- 前記地点情報が示す地点が、訪れやすい地点であるか否かを判断する地点判断手段を備えることを特徴とする請求項1記載の商品販売装置。
- 前記タイミングにおいて、前記受取者から前記現在地情報の送信がない場合、前記商品の購入をキャンセルすることを特徴とする請求項3記載の商品販売装置。
- 前記地点情報を設定した後において、前記地点情報の変更を認めないことを特徴とする請求項1記載の商品販売装置。
- コンピュータを、
商品の購入者が予め設定した地点情報を取得する地点情報取得手段、
前記商品の受取者の現在地を示す現在地情報を取得する現在地情報取得手段、
前記地点情報と前記現在地情報とに基づいて、前記地点情報が示す地点に、前記受取者が居ることを確認することにより、前記商品の引き渡しを許可する引渡許可手段、
として機能させることを特徴とする商品販売プログラム。 - 地点情報取得手段が、商品の購入者が予め設定した地点情報を取得するステップと、
現在地情報取得手段が、前記商品の受取者の現在地を示す現在地情報を取得するステップと、
引渡許可手段が、前記地点情報と前記現在地情報とに基づいて、前記地点情報が示す地点に、前記受取者が居ることを確認することにより、前記商品の引き渡しを許可するステップと、
からなる商品販売方法。
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