JP2016009904A - 画像処理システム、及び画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データを伝送する画像処理システムにおいて、所定の通信帯域内で、指定された領域を高画質化することを容易にする画像処理システムを提供する。
【解決手段】画像処理システムは、画像データを送信する送信側の画像処理装置と、前記画像データを受信する受信側の画像処理装置とを有する画像処理システムであって、前記受信側の画像処理装置は、前記画像データの複数の画像領域のうち他の領域よりも高画質化する優先領域を指定する領域指定手段を有し、前記送信側の画像処理装置は、前記指定された優先領域の画像符号量と、前記他の領域の画像符号量とを前記送信する画像データの画像符号量に基づいて決定する符号量決定手段と、前記決定された画像符号量に基づいて前記複数の画像領域の画像データのそれぞれを符号化し、前記送信する画像データを生成する符号化手段と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理システム、及び画像処理装置に関する。
例えば、出張経費及び出張時間を削減する要請等に伴い、インターネットなどの通信ネットワークを介して、遠距離の拠点間等における会議を実現するテレビ会議システムが普及している。
また、撮像された画像データから顔領域及び表示領域を検出し、会議の進行状況に応じて顔領域及び表示領域のいずれかの画質が目標値となるように画像データの画質を調整し、調整した画像を送信するテレビ会議装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術では、1フレーム単位で輝度情報、ホワイトバランス等を調整するため、輝度情報、ホワイトバランス等の調整により画像符号量が増加する場合があり、画像を伝送する場合には通信帯域に影響を与える恐れがある。また、逆に、通信帯域を制限してしまうと、画像全体が劣化してしまう恐れがある。このように、画像データを伝送する画像処理システムにおいて、所定の通信帯域内で、指定された領域を高画質化することには困難を伴っていた。
本発明の実施の形態は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、画像データを伝送する画像処理システムにおいて、所定の通信帯域内で、指定された領域を高画質化することを容易にする画像処理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る画像処理システムは、画像データを送信する送信側の画像処理装置と、前記画像データを受信する受信側の画像処理装置とを有する画像処理システムであって、前記受信側の画像処理装置は、前記画像データの複数の画像領域のうち他の領域よりも高画質化する優先領域を指定する領域指定手段を有し、前記送信側の画像処理装置は、前記指定された優先領域の画像符号量と、前記他の領域の画像符号量とを前記送信する画像データの画像符号量に基づいて決定する符号量決定手段と、前記決定された画像符号量に基づいて前記複数の画像領域の画像データのそれぞれを符号化し、前記送信する画像データを生成する符号化手段と、を有する。
本発明の実施の形態によれば、画像データを伝送する画像処理システムにおいて、所定の通信帯域内で、指定された領域を高画質化することを容易にする画像処理システムを提供することができる。
一実施形態に係る画像処理システムの構成例を示す図である。 一実施形態に係るカメラ及び画像処理装置のハードウェア構成図である。 一実施形態に係る画像処理システムの機能構成図である。 一実施形態に係るテレビ会議のシーンの一例を示す図である。 一実施形態に係る受信側の画像処理装置による指定操作について説明するための図である。 一実施形態に係る受信側の画像処理装置の表示画像の一例を示す図である。 一実施形態に係る受信側の画像処理装置の表示画像の別の一例を示す図である。 一実施形態に係る受信側の画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 一実施形態に係る送信側の画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
<システム構成>
図1は一実施形態に係る画像処理システムの構成例を示す図である。画像処理システム100は、例えば、拠点Aに設置されたテレビ会議装置101aと、拠点Bに設置されたテレビ会議装置101bとが、インターネット等のネットワーク102により接続されている。
各拠点のテレビ会議装置101a、101bは、音声を取得するマイク104、画像を取得するカメラ105、音声を出力するスピーカ106、画像等を表示するディスプレイ107、画像データを処理する画像処理装置103等を有する。
画像処理装置103は、カメラ105で取得した画像データ、及びマイク104で取得した音声データを符号化して、ネットワーク102を介して接続された他の画像処理装置103に送信する。また、画像処理装置103は、他の画像処理装置103から受信した画像データ、及び音声データを復号化し、復号化された画像をディスプレイ107に表示させ、復号化された音声をスピーカ106から出力させる。これにより、テレビ会議装置101aとテレビ会議装置101bとの間で、ネットワーク102を介して、音声データ及び画像データを双方向に送受信し、拠点Aと拠点Bとの間のテレビ会議(遠隔会議)を実現することができる。
尚、テレビ会議装置101a、101bは、例えば、ノートPC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン等の汎用の情報端末であっても良いし、テレビ会議用の専用端末等であっても良い。
また、図1のシステム構成はあくまで一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、図1では、テレビ会議装置の数が2台の場合について説明したが、テレビ会議装置の数は3台以上であっても良い。また、テレビ会議装置は、ネットワーク102に接続されたサーバ装置等を介して、他の複数のテレビ会議装置と画像データ、及び音声データの送受信を行うものであっても良い。
<ハードウェア構成>
図2は、一実施形態に係るカメラ及び画像処理装置のハードウェア構成図である。
カメラ105は、例えば、被写体が入射するレンズ201、レンズ201によって結像された被写体の像をアナログ信号に変換する画像センサ202、アナログ信号を所定のデジタル信号に変換する画像処理部203、画像I/F(Interface)204等を有する。カメラ105は、例えば、上記構成により、撮像した画像を所定の画像データに変換し、画像処理装置103に送信する。
画像処理装置103は、一般的なコンピュータの構成を有しており、例えば、CPU(Central Processing Unit)205、メモリ206、制御部207、入力部208、画像I/F209、音声I/F210、映像出力部211、通信I/F212、バス213等を有する。尚、上記構成はあくまでも一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、画像処理装置103は、カメラ105、マイク104、スピーカ106、及びディスプレイ107のうちの少なくとも1つを画像処理装置103の内部に有していても良い。
CPU205は、例えばメモリ206からプログラムやデータを読み出し、処理を実行することで、画像処理装置103が備える各機能を実現する演算装置である。メモリ206は、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、Flash ROM等の記憶装置を含む。メモリ206は、CPU205により実行される様々な処理に必要とされる各種ソフトウエアやデータ、画像データ、音声データ等を格納する。
制御部207は、画像処理装置103全体の制御を行う。入力部208は、ユーザの入力操作を受け付ける。入力部208は、例えば、操作ボタン、タッチパネル、キーボード、マウス等を含む。画像I/F209は、カメラ105からの画像データを受信するインタフェースである。
音声I/F210は、マイク104、スピーカ106を接続するインタフェースである。音声I/F210は、例えば、マイク104から入力された音声信号を所定の音声データに変換する。また、CPU205や、制御部207等の制御に応じて、音声データを音声信号に変換してスピーカ106へ出力する。
映像出力部211は、ディスプレイ107に、他の画像処理装置103から受信した画像や、メニュー画面、設定画面等の各種画像を出力するインタフェースである。通信I/F212は、画像処理装置103をネットワーク102に接続し、データの送受信を行うためのインタフェースである。バス213は、上記の各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝達する。
<機能構成>
図3は、一実施形態に係る画像処理システムの機能構成図である。テレビ会議装置101a、101bは、本来、双方向にデータの送受信を行うものであるが、ここでは、説明のため、画像データを送信側の画像処理装置103aから、受信側の画像処理装置101bに送信する場合について説明を行う。
(送信側の画像処理装置)
送信側の画像処理装置103aは、画像入力部301、画像分割部302、符号化部303、符号量制御部304、符号量算出部305、通信部306等を有する。
画像入力部301は、画像処理装置103aに接続されたカメラ105等から、画像データを取り込む。画像入力部301は、例えば、図2の画像I/F205等によって実現される。
画像分割部(画像分割手段)302は、入力された画像データを複数の画像領域に分割する。画像分割部302は、入力された画像データを、例えば、受信側の画像処理装置103bから指定された縦、横の分割数(例えば、縦5、横3)等に従って、複数の画像領域に分割する。
符号化部(符号化手段)303は、画像データを符号化する手段であり、例えば、H.264/AVCや、H.264/SVC等のエンコーダである。本実施の形態では、符号化部303は、画像分割部302で複数の画像領域に分割された画像データを、画像領域毎に符号化して、受信側の画像処理装置103bへ送信する画像データを生成する。
符号量制御部(符号量決定手段)304は、符号化部303が符号化を行う複数の画像領域毎の符号化パラメータ、画像符号量等を制御する。具体的には、符号量制御部304は、受信側の画像処理装置103bへ送信する画像データの画像符号量に基づいて、分割された複数の画像領域のうち、優先領域の画像符号量と、他の領域の画像符号量とを決定する。尚、優先領域とは、分割された複数の画像領域のうち、他の領域よりも高画質化する画像領域であり、本実施形態では、受信側の画像処理装置103から優先領域が指定されることを想定している。
尚、符号量制御部304は、優先領域の単位領域当たりの画像符号量の値が、他の領域の単位領域当たりの画像符号量の値よりも大きくなるように、各領域の画像符号量を決定する。これにより、優先領域の画質が、他の領域よりも高画質化される。ここで、単位領域とは、例えば、分割された複数の画像領域が略均等に分割されている場合は、それぞれの画像領域を示す。また、分割された画像領域の大きさが異なる場合には、例えば、所定の画素数(例えば、16画素×16画素等)当たりの画像符号量等であっても良い。
また、好ましくは、符号量制御部304は、現在送信している画像データの画像符号量の範囲内で、優先領域の画像符号量と、他の領域の画像符号量とを決定する。これにより、所定の通信帯域内で、指定された領域を高画質化することを容易にすることができるようになる。
符号量算出部(符号量算出手段)305は、送信側の画像処理装置103aから受信側の画像処理装置103bへ送信される画像データの画像符号量を算出する。この送信される画像データの画像符号量は、例えば、送信している画像データの画像情報等から算出することができる。
尚、符号量算出部305は、符号化部303等に含まれていても良い。また、符号量算出部305が送信している画像データの画像符号量を算出するのはあくまで一例であって、例えば、送信データの符号量が固定値の場合、符号化部303が画像符号量の情報を有している場合等、算出を行わずに情報を取得するものであっても良い。
画像分割部302、符号化部303、符号量制御部304、符号量算出部305は、例えば、図2の制御部207や、CPU205で動作するプログラム等よって実現される。
通信部306は、ネットワーク102を介して受信側の画像処理装置とデータや情報の送受信を行う手段であり、例えば、図2の通信I/F209や、CPU205で動作するプログラム等によって実現される。
上記構成により、送信側の画像処理装置103aは、カメラ105から取得した画像を複数の領域に分割し、分割された複数の画像領域のうちの優先領域の画像符号量と、他の領域の画像符号量とを、送信している画像データの画像符号量に基づいて決定する。これにより、通信帯域幅に影響を与えることなく、優先領域の画質を向上させることができる。
(受信側の画像処理装置)
受信側の画像処理装置103bは、通信部307、復号化部308、表示制御部309、入力制御部310、領域指定部311、分割数指定部312、割合指定部313、記憶部314等を有する。
通信部307は、ネットワーク102を介して送信側の画像処理装置とデータや情報の送受信を行う手段であり、例えば、図2の通信I/F209や、CPU205で動作するプログラム等によって実現される。
復号化部308は、画像データ復号化する手段であり、例えば、H.264/AVCや、H.264/SVC等のデコーダである。復号化部308は、通信部307が受信した画像データを復号化し、表示する画像を生成する。
表示制御部(表示制御手段)309は、復号化部308が復号化した画像データをディスプレイ107に表示させる。また、表示制御部309は、領域指定部311、分割数指定部312、割合指定部313等の制御に従って、各種表示画面をディスプレイ107に表示させる。表示制御部は、例えば、図2の映像出力部211、及びCPU205で動作するプログラム等によって実現される。
入力制御部310は、ユーザの操作等を受け付ける手段であり、例えば、図2の入力部208、及びCPU205で動作するプログラム等によって実現される。入力制御部310は、例えば、領域指定部311への領域指定、分割数指定部312への分割数の指定、割合指定部313への割合の指定等の入力操作に用いられる。
優先領域指定部(領域指定手段)311は、送信側の画像処理装置103aが送信する画像データの複数の画像領域のうち、他の領域よりも高画質化する優先領域を指定する手段である。優先領域の具体的な指定方法の例については後述する。
分割数指定部(分割数指定手段)312は、送信側の画像処理装置103aが送信する画像データの分割数を指定する手段である。分割数の具体的な指定方法の例については後述する。
割合指定部(割合指定手段)313は、送信側の画像処理装置103aが送信する画像データの画像符号量のうち、前述した優先領域に割り当てる画像符号量の割合を指定する手段である。具体的な指定方法の例については後述する。
尚、復号化部308、領域指定部311、分割数指定部312、割合指定部313は、例えば、図2の制御部207や、CPU205で動作するプログラム等よって実現される。
記憶部(記憶手段)314は、前述した優先領域、分割数、優先領域の画像符号量の割合等の情報を記憶する手段であり、例えば、図2のメモリ206等により実現される。記憶部314には、前述した優先領域、分割数、優先領域の画像符号量の割合等の既定値や、設定された値等を示す情報が記憶され、画像処理システム100は、記憶部314に記憶された情報を用いて、ユーザによる指定によらずに処理を実行することができる。
尚、記憶部314は、例えば、ネットワーク102に接続され、画像処理装置103a、103bからアクセス可能なサーバ装置等によるものであっても良い。
上記構成により、受信側の画像処理装置103bは、送信側の画像処理装置103aから受信した画像データを復号化し表示させる。また、受信側の画像処理装置103bは、送信側の画像処理装置103aが送信する画像データの複数の画像領域のうち、他の領域よりも高画質化する優先領域、複数の画像領域の分割数、優先領域の画像符号量の割合等の情報を指定することができる。
<処理の概要>
ここで、画像処理システム100の具体的な処理の概要について説明する。
図4は、一実施形態に係るテレビ会議のシーンの一例を示す図である。図4において、受信側の画像処理装置103bがディスプレイ107に表示させる受信画像401には、例えば、人物402、ホワイトボードや、プロジェクタ等の表示装置403、会議テーブル405等が含まれる。この場合、受信側の画像処理装置103bのユーザは、人物402の表情を確認したい場合もあるし、また表示装置403に表示された文字情報404を読取りたい場合もある。一方、受信画像401には、会議テーブル405や、図示しない会議室の壁等、会議の進行上、必ずしも重要ではない領域も含まれている。
図5は、一実施形態に係る受信側の画像処理装置による指定操作について説明するための図である。図5の例では、受信画像401は、縦方向の分割線501により縦方向に5分割され、横方向の分割線502により横方向に3分割されている。
分割数指定部312は、例えば、この縦方向の分割数、及び横方向の分割数を指定(変更)する機能を提供する。例えば、受信側の画像処理装置103bのユーザは、図2の入力部(例えば、操作ボタン、タッチパネル等)の操作等により、縦方向の分割数、及び横方向の分割数を入力し、縦、横の分割数を変更することができる。
領域指定部311は、例えば、縦方向の分割線501、及び横方向の分割線502により分割された、画像データの複数の画像領域のうち、他の領域よりも高画質化したい領域を指定する機能を提供する。例えば、受信側の画像処理装置103bのユーザは、図2の入力部(例えば、操作ボタン、タッチパネル等)の操作等により、優先領域を指定することができる。図5の例では、人物402を含む領域503が選択されているものとする。
優先領域の指定方法は、例えば、ディスプレイ107がタッチパネルを有している場合には、表示画面をタッチすることにより優先領域を指定しても良い。或いは、図5のように、列を指定するA、B、C、D、E等の文字と、行を指定する1、2、3等の文字を受信画像401に表示させ、列と行との組合せにより、操作ボタン等から「D2」等と入力することにより優先領域を指定するものであっても良い。或いは、各領域に番号を表示し、操作ボタン等より、優先領域として指定したい領域の番号を入力させるもの等であっても良い。
割合指定部313は、送信側の画像処理装置103aが送信する画像データの画像符号量のうち、領域指定部311によって指定された優先領域に割り当てる画像符号量の割合を指定する機能を提供する。図5の例では、優先領域として指定された領域503に、全体の画像符号量の90%を割り当てることを示している。受信側の画像処置装置103bのユーザは、この割合を図2の入力部(例えば、操作ボタン、タッチパネル等)の操作等により指定(変更)することができる。
図6は、一実施形態に係る受信側の画像処理装置の表示画像の一例を示す図である。図6の受信画像401は、図5に示すように、受信画像を縦に5分割、横に3分割し、領域503を優先領域として指定した場合にディスプレイ107に表示される画像の例である。
図6において、人物402が含まれる領域503は、優先領域として指定されているため、他の領域よりも高い画像符号量が割り当てられている。一方、他の領域、例えば、領域601は、優先領域として指定されていないため、優先領域よりも低い画像符号量が割り当てられている。これにより、図6では、人物402を含む領域503は高画質になり、その他の14個の領域は低画質となっている。例えば、領域601に表示される表示装置403や、表示装置に表示される文字情報404等の画質は、図5と比べて低下している。
ここで、画像符号量とは、例えば、符号化された画像のビットレートであり、単位時間当たりのデータ量等で表される。例えば、送信側の画像処理装置103aが送信する画像データのデータ量が、1秒間に100kbitである場合、ビットレートは、100kbpsとなる。尚、ビットレートは、画像符号量の一例である。
例えば、送信側の画像処理装置103aが送信する画像データが、100kbpsで符号化されている場合、通常であれば、1つの領域当たり6.7kbps程度で符号化される。しかし、本実施の形態では、例えば、図5で示したように、優先領域(領域503)に全体の画像符号量の90%が指定された場合、領域503には、90kbpsの画像符号量が割り当てられる。また、他の14個の領域のそれぞれには、0.71kbpsの画像符号量が割り当てられる。これにより、画像全体の画像符号量を変えることなく、優先領域を高画質化することができる。
図7は、一実施形態に係る受信側の画像処理装置の表示画像の別の一例を示す図である。図6の例では、優先領域を1つ指定する場合の例について説明したが、指定する優先領域の数は複数であっても良い。図7の例では、縦5、横3に分割された複数の領域のうち、表示装置403の文字情報404を含む4つの領域701、702、703、704を優先領域として指定した場合の、表示画像の例である。図7の例では、優先領域である領域701、702、703、704の画像符号量の値は、他の11個の領域の画像符号量の値よりも大きい値が割り当てられている。
例えば、送信側の画像処理装置103aが送信する画像データが100kbpsで符号化されている場合、通常であれば、1つの領域当たり6.7kbps程度で符号化される。しかし、優先領域である領域701、702、703、704に全体の画像符号量の90%を割り当てると、領域701、702、703、704には、それぞれ22.5kbpsが割り当てられる。また、他の11個の領域には、それぞれ0.91kbpsが割り当てられる。これにより、画像全体の画像符号量を変えることなく、領域701、702、703、704を高画質化することができる。
尚、優先領域として割り当てる複数の領域は、必ずしも隣接している必要はない。例えば、2人の人物402が離れた2つの領域に含まれる場合、離れた2つの領域を優先領域として指定しても良い。
<処理の流れ>
図9は、一実施形態に係る受信側の画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。受信側の画像処理装置103bは、主に、画像領域の分割数、優先領域、符号量の割合等を決定し、送信側の画像処理装置103a等に送信する。
受信側の画像処理装置103bは、例えば、図4に示すように、送信側の画像処理装置103aから受信した受信画像401をディスプレイ107等に表示している状態で、優先領域の指定を行うか否かを判断する(ステップS801)。例えば、受信側の画像処理装置103bは、優先領域の指定を行うか否かを選択する選択画面等を表示させ、ユーザの選択操作に基づいて、優先領域の指定を行うか否かを判断する。
ステップS801において、優先領域の指定を行わないと判断された場合、通常通り、送信側の画像処理装置103aから受信した受信画像401をディスプレイ107等に表示させる。
一方、ステップS801において、優先領域の指定を行うと判断された場合、領域指定部311は、例えば、図5に示すように、受信画像401に分割線501、502を表示させる(ステップS502)。尚、この時の縦、横の分割数は、例えば、記憶部314等に記憶された既定値、又は設定値等を用いると良い。
ステップS803において、分割数指定部312は、受信画像401の縦、横の分割数を指定する。例えば、分割数指定部312は、受信画像401に分割数の入力画面等を表示させ、ユーザの入力を促す。ユーザは、例えば、表示された分割線を参考にして、高画質化したい領域を含むように分割数を入力する。分割数指定部312は、入力された分割数に基づいて、縦、横の分割数を指定する。尚、ユーザの入力が無い場合、分割数指定部312は、分割数の変更がないものと判断し、縦、横の分割数として、現在の分割数を指定するものであっても良い。
ステップS804において、領域指定部311は、分割された複数の画像領域の中から、高画質化したい優先領域を指定する。例えば、領域指定部311は、優先領域の選択を促すメッセージ等により、ユーザの入力を促す。また、領域指定部311は、ユーザによる優先領域の選択操作に基づいて、優先領域を指定する。尚、ここで指定する優先領域の数は、一つであっても良いし、複数であっても良い。優先領域の数が少ない方が、より画質が高画質化される。
ステップS805において、受信側の画像処理装置103bは、優先領域の画像符号量の割合を変更するか否かを判断する。例えば、受信側の画像処理装置103bは、優先領域の画像符号量の割合の設定を行うか否かの選択画面等を表示させ、ユーザの入力を促す。受信側の画像処理装置103bは、ユーザの操作に基づいて、優先領域の画像符号量の割合を設定するか否かを判断する。この場合も、ユーザの操作が無い場合は、優先領域の画像符号量の割合を設定しないものと判断しても良い。
ステップS805において、優先領域の画像符号量の割合を変更すると判断された場合、割合指定部313は、優先領域の画像符号量の割合を指定する(ステップS806)。例えば、割合指定部313は、優先領域の画像符号量の割合の入力を促すメッセージ等を表示させ、ユーザの入力操作等に基づいて、優先領域の画像符号量の割合を指定する。
一方、ステップS805において、優先領域の画像符号量の割合を変更しないと判断された場合、割合指定部313は、記憶部314に予め記憶された優先領域の画像符号量の割合の値を読み出し、優先領域の画像符号量の割合を指定する。
ステップS808において、受信側の画像処理装置103bは、指定された分割数、優先領域、符号量の割合等の情報を送信側の画像処理装置103aに送信する。
図9は、一実施形態に係る送信側の画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS901において、送信側の画像処理装置103aは、受信側の画像処理装置103bから送信された、分割数、優先領域、符号量の割合等の情報を受信する。
ステップS902において、送信側の画像処理装置103aの画像分割部302は、例えば、カメラ105等から入力された画像データを、ステップS901で受信した分割数に基づいて、複数の画像領域に分割する。
ステップS903において、符号量算出部305は、現在送信している画像符号量を算出する。画像符号量は、エンコード後のデータ量や、送信パケットサイズ等から算出される。
ステップS904において、符号量制御部304は、ステップS901で受信した優先領域の画像符号量の割合、分割数、及びステップS903で算出された画像符号量に基づいて、各領域の画像符号量を算出する。このとき、符号量制御部304は、各領域の画像符号量の合計が、現在送信している画像符号量を超えないように、かつ優先領域一つ当たりの画像符号量の値が、他の領域一つ当たりの画像符号量の値よりも大きくなるように各領域の画像符号量を算出する。
ステップS905において、符号化部303は、分割された領域毎にステップS904で算出された画像符号量で符号化(エンコード)を行う。
ステップS906において、送信側の画像処理装置103aは、符号化された画像データを受信側の画像処理装置103bに送信する。
以上、上記処理により、画像データの複数の画像領域のうち、受信側の画像処理装置103bによって指定された優先領域の画像は、送信画像の符号量を増加させることなく高画質化される。
[その他の実施形態]
図1のシステム構成、及び図3の機能構成はあくまで一例であり、画像処理システム100は、用途や目的等に応じて様々なシステム構成、機能構成が可能である。
例えば、図3において、送信側の画像処理装置103aは、ネットワーク102に接続されたサーバ装置等を介して、受信側の画像処理装置103bに画像データを送信するものであっても良い。サーバ装置を有することにより、送信側の画像処理装置103aから送信された画像データを複数の受信側の画像処理装置103bに配信することが容易になる。この場合、受信側の画像処理装置103bによって、指定する優先領域が異なると考えられるので、サーバ装置が符号化部303、符号量制御部304、符号量算出部305等を有していることが望ましい。つまり、送信側の画像処理装置は、サーバ装置であっても良い。また、サーバ装置は、図3の領域指定部311、分割数指定部312、割合指定部313、記憶部314等を有していても良い。
<まとめ>
以上、本発明に係る画像処理システム(100)は、画像データを送信する送信側の画像処理装置(103a)と、前記画像データを受信する受信側の画像処理装置(103b)を有する。また、前記受信側の画像処理装置(103b)は、前記画像データの複数の画像領域のうち、他の領域よりも高画質化する優先領域を指定する領域指定手段(311)を有する。一方、前記送信側の画像処理装置(103a)は、前記指定された優先領域の画像符号量と、前記他の領域の画像符号量とを前記送信する画像データの画像符号量に基づいて決定する符号量決定手段(304)を有する。さらに、前記送信側の画像処理装置(103a)は、前記決定された画像符号量に基づいて前記複数の画像領域の画像データのそれぞれを符号化し、前記送信する画像データを生成する符号化手段(303)を有する。
上記構成により、所定の通信帯域内で、指定された領域を高画質化することを容易にする画像処理システム(100)を提供することができる。
尚、上記括弧内の参照符号、及び名称は、理解を容易にするために付したものであり、あくまで一例であって、本発明の範囲を限定するためのものではない。
100 画像処理システム
101a、101b テレビ会議装置
103 画像処理装置
103a 送信側の画像処理装置
103b 受信側の画像処理装置
303 符号化部(符号化手段)
304 符号量制御部(符号量決定手段)
305 符号量算出部(符号量算出手段)
311 領域指定部(領域指定手段)
312 分割数指定部(分割数指定手段)
313 割合指定部(割合指定手段)
314 記憶部(記憶手段)
特開2012−138823号公報

Claims (10)

  1. 画像データを送信する送信側の画像処理装置と、前記画像データを受信する受信側の画像処理装置とを有する画像処理システムであって、
    前記受信側の画像処理装置は、
    前記画像データの複数の画像領域のうち他の領域よりも高画質化する優先領域を指定する領域指定手段を有し、
    前記送信側の画像処理装置は、
    前記指定された優先領域の画像符号量と、前記他の領域の画像符号量とを前記送信する画像データの画像符号量に基づいて決定する符号量決定手段と、
    前記決定された画像符号量に基づいて前記複数の画像領域の画像データのそれぞれを符号化し、前記送信する画像データを生成する符号化手段と、
    を有する画像処理システム。
  2. 前記優先領域の単位領域当たりの画像符号量の値は、前記他の領域の単位領域当たりの画像符号量の値よりも大きい請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記符号量決定手段は、
    前記優先領域の画像符号量と前記他の領域の画像符号量とを前記送信する画像データの画像符号量の範囲内で決定する請求項1又は2に記載の画像処理システム。
  4. 前記受信側の画像処理装置は、
    前記送信する画像データの画像符号量のうち、前記優先領域に割り当てる画像符号量の割合を指定する割合指定手段を有し、
    前記符号量決定手段は、
    前記指定された画像符号量の割合に基づいて、前記優先領域に割り当てる画像符号量を決定する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理システム。
  5. 前記受信側の画像処理装置は、
    前記複数の画像領域の分割数を指定する分割数指定手段を有し、
    前記送信側の画像処理装置は、
    入力された画像データを前記指定された分割数の画像領域に分割する画像分割手段を有する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理システム。
  6. 前記指定された優先領域、前記分割数、又は前記画像符号量の割合を示す情報を記憶する記憶手段を有し、
    前記送信側の画像処理装置は、
    前記記憶された情報に基づいて、前記送信する画像データの画像処理を行う請求項5に記載の画像処理システム。
  7. 前記送信側の画像処理装置は、
    前記送信する画像データの画像符号量を算出する符号量算出手段を有する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像処理システム。
  8. 前記受信側の画像処理装置は、
    前記受信した画像データを表示させる表示制御手段を有する請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理システム。
  9. 画像データを送信する送信側の画像処理装置と、前記画像データを受信する画像処理装置とを含む画像処理システムであって、
    前記画像データの複数の画像領域のうち他の領域よりも高画質化する優先領域を指定する領域指定手段と、
    前記指定された優先領域の画像符号量と、前記他の領域の画像符号量とを前記送信する画像データの画像符号量に基づいて決定する符号量決定手段と、
    前記決定された画像符号量に基づいて前記複数の画像領域の画像データのそれぞれを符号化し、前記送信する画像データを生成する符号化手段と、
    を有する画像処理システム。
  10. 他の画像処理装置に画像データを送信する画像処理装置であって、
    前記送信する画像データの複数の画像領域のうち他の領域よりも高画質化する優先領域の画像符号量と、前記他の領域の画像符号量とを前記送信する画像データの画像符号量に基づいて決定する符号量決定手段と、
    前記決定された画像符号量に基づいて前記複数の画像領域の画像データのそれぞれを符号化し、前記送信する画像データを生成する符号化手段と、
    を有する画像処理装置。
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