JP2016009456A - 行動ログを管理するためのシステム、行動ログの管理装置、電子機器、行動ログの検索方法、および、プログラム - Google Patents

行動ログを管理するためのシステム、行動ログの管理装置、電子機器、行動ログの検索方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コミュニケーションが促進されるログの管理システムを提供する。【解決手段】ログの管理システムは、行動ログサーバ100を備える。管理システムが実行する処理は、行動ログサーバ100が、ユーザの1つであるグループ(たとえば家族)の誰かが使用する電子機器(たとえばスマートフォン)から、行動ログの入力を受けるステップ(S110)と、電子機器から検索キーの入力を受けるステップ(S120)と、検索キーが含まれたメッセージを電子機器から受信すると、当該検索キーを用いて行動ログのデータベースを検索するステップ(S130)と、検索結果として、検索キーに関連する情報、たとえば、検索キーの行動の主体を含むメッセージを出力するステップ(S140)とを含む。【選択図】図1

Description

本開示は、行動の記録に関し、より特定的には、グループ内のメンバーの行動ログの共有に関する。
思い出を保存し、コミュニケーション不足を解消するための技術が提案されている。たとえば、特開2010−113698号公報(特許文献1)は、「大切な思い出の保護」の問題を解消し、コミュニケーション不足を解消するための技術を開示している(段落0003)。具体的には、「携帯電話orパソコン等で自由にアクセス出来るサイトを開設し、思い出を残したい人の声や音、画像や動画等をサイトへアクセスすることで、収録・保管出来る様にして、その際、携帯電話orパソコン等から質問が流れ、ユーザーが答えると、今行った質疑応答が収録される様にする。尚、ユーザーが期間を決め、期間満了時に案内が届く様にする。更に、インターネットが苦手な人の為、収録が出来、操作も簡単な機械を設置し、上記作業が簡単に行える様にする。数年後、忘れた頃に案内が届き、ユーザーが携帯電話orパソコン等で確認することが出来る様にする。ユーザーが数年前の声や音、画像や動画を確認すると、懐かしさや初々しさ、喜びは勿論、友人・恋人・複数で本システムを使用すれば、コミュニケーションのきっかけになる。」というものである([要約]の[解決手段])。
特開2010−113698号公報
保存されている思い出を取り出すことに加えて、間接的な情報が必要になる場合がある。たとえば、家庭に伝わる知恵や伝統(たとえば、母の料理のレシピ等)を知りたくなる場合がある。あるいは、思い出に関連する付随的な情報が有用になる場合もある。したがって、家族のようなグループ単位で情報を蓄積し、直接的な情報以外の関連情報も検索できるようにグループのメンバーの行動を管理するための技術が必要とされている。
また、情報技術に過度に依存すると、コミュニケーション不足が解消されない場合もある。したがって、コミュニケーション不足が解消されるように過去の記録を管理するための技術が必要とされている。
本開示は、上述のような問題点を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、グループのメンバーの行動を管理するためのシステムを提供することである。他の局面における目的は、グループのメンバーの行動を管理するための装置を提供することである。他の局面における目的は、グループのメンバーの行動を管理するための電子機器を提供することである。他の局面における目的は、グループのメンバーの行動を管理するための方法を提供することである。さらに他の局面における目的は、グループのメンバーの行動を管理するための方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することである。
本開示の一実施の形態に従うと、行動ログを管理するためのシステムが提供される。このシステムは、グループを構成する複数のメンバーの各々による行動の内容を含む行動ログの入力を受け付けるためのログ入力手段と、入力された各行動ログを保存するための記憶手段と、検索キーの入力を受け付けるための検索キー入力手段と、保存されている各行動ログから、検索キーが含まれる行動ログを検索するための検索手段と、当該検索の結果として、検索された行動ログに含まれる行動を行なったメンバーを出力するための出力手段とを備える。
ある局面において、家族のようなグループ単位で情報が蓄積され、直接的な情報以外の関連情報も検索できる。他の局面において、コミュニケーション不足が解消され得る。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
本実施の形態に係る行動ログサーバ100における処理の概要を表わす図である。 ある局面における行動ログサーバ100におけるデータ構造の一態様を概念的に表わす図である。 行動ログ管理システムの全体を概念的に表わす図である。 ある局面における行動ログサーバ100によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。 一実施の形態に従う行動ログサーバ100のハードウェア構成の概要を表わすブロック図である。 電子機器300のハードウェア構成を表わす図である。 行動ログサーバ100が備える記憶部530におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 電子機器300が備えるCPU610によって実行される処理の一部を表わすフローチャートである。 行動ログサーバ100が備えるCPU510によって実行される処理の一部を表わすフローチャートである。 電子機器300が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 行動ログサーバ100のCPU510が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 電子機器による検索キーの取得を表わす図である。 検索キーに基づいて行動ログを抽出した行動ログサーバ100におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 行動ログサーバ100による検索結果が出力される方向を表わす図である。 電子機器300による検索結果の出力のための処理の一例を表わすフローチャートである。 行動ログサーバ100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<概要>
図1および図2を参照して、本実施の形態に係る技術思想について説明する。図1は、本実施の形態に係る行動ログ管理システム1を構成する行動ログサーバ100における処理の概要を表わす図である。図2は、ある局面における行動ログサーバ100におけるデータ構造の一態様を概念的に表わす図である。行動ログサーバ100は、行動ログを管理するための装置として、たとえば、周知の構成を有するコンピュータによって実現される。本実施の形態において、行動ログの管理とは、行動ログの入力の受け付け、取得、保存、削除、検索その他の処理であって、データベースの操作として行われる処理を含む。
図1に示されるように、システム1は、行動ログサーバ100を備える。ある局面において、一つ以上のグループが、行動ログサーバ100に登録されている。グループの一例は、たとえば、家族であるが、グループの具体例はこれに限られず、学校、共通の趣味を有する人の集まり、のような複数の人の集まりであってもよい。行動ログサーバ100にログを記録することを求めるグループは、行動ログサーバ100によるサービスの提供を受ける前に、当該グループおよび当該グループを構成する複数のメンバーを行動ログサーバ100に登録する。
<データ構造>
図2を参照して、行動ログサーバ100は、各グループごとに、それぞれ、テーブル210と、テーブル220とを記憶している。テーブル210は、各グループごとに作成される。テーブル220は、当該グループを構成する各メンバーごとに作成される。
テーブル210は、メンバーID(Identification)212と、メンバー名214と、メンバー属性216と、生年月日218とを含む。テーブル220は、ログID222と、日時224と、行動ログ226と、入力機器228と、一緒にいた人230と、関連情報232とを含む。
テーブル210において、メンバーID212は、行動ログサーバ100によるサービスの提供を受けるグループ(たとえば家族)を構成するメンバーを識別する。メンバーID212は、各メンバーを行動ログサーバ100に登録する際に、当該グループ内において固有な番号として採番され、そのメンバーに割り当てられる。
メンバー名214は、当該グループを構成するメンバーの名前を表わす。メンバー属性216は、当該グループにおけるメンバーの属性を表わす。生年月日218は、当該メンバーの生年月日を示す。なお、テーブル210は、図2に示された項目以外の他の項目をさらに含み得る。
テーブル220において、ログID222は、当該グループのメンバーによる行動を示す情報として記録されたログを識別する。日時224は、当該ログが入力された日時あるいは当該ログに関連付けられる日時を示す。
行動ログ226は、メンバーによる行動の内容を示す。行動ログ226は、たとえば予め定められたテンプレート等に対して入力されることにより生成された文字列、あるいは電子機器において入力された文字列などを含み得る。
入力機器228は、行動ログ226が入力された電子機器を示す。当該電子機器は、たとえば、スマートフォンその他の情報通信端末、冷蔵庫、エアコン、照明その他の家電機器を含み、さらに、電子まな板のような情報表示機能と通信機能とを備える機器等も含み得る。
一緒にいた人230は、当該ログの記録の主体となったメンバーと共にいた人を示す。たとえば、メンバーは、行動ログを記録する際、他のメンバーの登録画面において、一緒にいた人を示す情報を入力し得る。一緒にいた人230として登録される人は、当該メンバーの属するグループの他のメンバーおよび当該グループに属さないメンバーのいずれであってもよい。
関連情報232は、たとえば、位置情報、URL(Uniform Resource Locator)、各種のログ(例えば、コンテンツのハンドリングに関するログ(どのコンテンツ(映像、音声等)がメディアに記録されたのか、または(どの部分が)再生されたのか、等)、機器またはアプリケーションソフトウェアの操作に関するログ(TVにおいてはどのようなチャンネルが選択されたか、どのようなTV番組が視聴されたか、スマートフォンにインストールされた調理ソフトウェアにおいてはグラタンを調理する際にそのソフトウェアをどのような手順で操作されたか、等))、ファイルその他の情報またはこれらの情報のリソース情報であって、行動ログ226に関連付けられる情報を含む。関連情報232は、文字列情報に加えて、静止画像、動画像なども含み得る。
メンバー「はるか」のデータベースを参照すると、ログID222が「000298」である行動ログから以下のことが分かる。
1)2013年10月15日15時05分に作成されたこと
2)「はるか」が裕子の誕生日にケーキを作ったこと
3)当該行動ログは、電子ペット・おやぶんによって入力されたこと
4)当該行動ログが作成されたとき、おとうさん」が一緒にいたこと
5)関連情報として、ケーキレシピの動画が行動ログに関連付けられていること、および、レシピソフト操作ログが参照されたこと。
<動作の概要>
図1および図2を再び参照して、行動ログサーバ100の動作の概要について説明する。
(1) 行動ログの入力(ステップS110)
グループと各メンバーが行動ログサーバ100に登録されていると、行動ログサーバ100のユーザの1つであるグループ(たとえば家族)の誰かが、行動ログサーバ100と通信可能な電子機器を用いて行動ログを入力する(ステップS110)。たとえば、ある局面の一例として、当該電子機器は、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、無線通信機能や測位機能を有するカメラその他の情報処理端末によって実現される。他の局面において、当該電子機器は、エアコン、冷蔵庫その他の家電機器、電子ピアノその他の電子楽器、自動車その他の機器によっても実現され得る。
なお、家電機器は、調理用まな板の機能とともに操作入力機能とレシピその他の情報の表示機能と取得(または受信)機能と通信機能とを有する電子まな板を含み得る。表示機能と操作入力機能はタッチパネルにより実現されていてもよい。また、調理用まな板の機能は表示機能の少なくとも一部分との兼用であってもよい。取得機能は、電子まな板のユーザの操作に応答して、あるいは、電子まな板において予め登録されたタイミングおよび問い合わせ先に基づいて、レシピその他の情報や各種ログを取得する。電子まな板は、たとえば、ケーキのレシピを表示する。ユーザは、ケーキの製作のための複数の作業を順次処理していき、これに応じて、電子まな板に、当該処理を行なったことを入力する。電子まな板は、その入力をログとして順次蓄積する。電子まな板は、必要に応じて、当該ログを行動ログサーバ100に送信し得る。
行動ログサーバ100は、一つ以上の電子機器から行動ログを受信し、受信した行動ログを保存し、当該グループの行動ログのデータベースを構成する。行動ログのレコードは、たとえば、ログIDと、日時と、行動ログの内容と、行動ログの入力に使用された機器と、行動ログが作成された時にいた人の名前と、関連情報とを含み得る。関連情報は、たとえば、行動ログが作成された場所の位置情報、行動ログに関する情報にアクセスするためのURL、前述の各種のログ、コンテンツ(たとえば、文書、写真、音楽、動画等)のファイル名、ファイルその他の情報またはこれらの情報のリソース情報であって、当該行動ログに関連付けられる情報を含み得る。位置情報は、たとえば、GPS(Global Positioning System)その他の測位システムによって取得された位置情報、アクセスポイント等によって取得された場所の名称などを含み得る。なお、データベースの仕様は特に限定されない。
たとえば、グループの一例としてある家族を想定する。そのグループは、メンバーとして、家族を構成するメンバー(けいすけ、はるか、ゆうこ)を含む。したがって、各メンバーが行動ログを入力すると、当該行動ログは、このグループのデータベースとして格納される。
一例として、「はるか」(当該家族の属性は「お母さん」)が、あるケーキ(適宜、「○○ケーキ」とも表す。)を作ったとする。「はるか」は、記録を残すために、スマートフォンを用いて、行動ログを記録するために予めインストールされたアプリケーションを起動する。「はるか」は、スマートフォンのモニタに表示された画面において、自分自身が属するグループを指定し、行動ログの内容の入力画面において、当該ケーキの名称を入力する。名称の入力はキー操作による入力に限られず、音声入力でもよい。あるいは、別の局面において、ケーキの作り方を検索する際に入力されて履歴として保持されているキーワード(たとえば、○○ケーキの作り方)が入力候補として画面に自動的に入力されてもよい。
「はるか」が、スマートフォンを用いて当該ケーキを作るためのレシピを提供するURLにアクセスしていたならば、スマートフォンは、「はるか」による保存指示に基づいて当該URLを行動ログに関係付ける。さらに、「はるか」が出来上がったケーキを撮影した場合、スマートフォンは、その画像ファイルを行動ログに関係付ける。さらに、ケーキを作る際に使用した機器やアプリケーションソフトの操作ログ(各種ログ)が行動ログサーバ100内にある場合は、行動ログサーバ100は、そのログを行動ログに関係付けてもよい。「はるか」が行動ログを行動ログサーバ100にアップロードする操作を行なうと、「はるか」が使用しているスマートフォンは、グループIDと、メンバーIDと、日時データと、当該行動ログと、入力機器とを含むメッセージを行動ログサーバ100に送信する。行動ログは、その登録者(「はるか」)が含まれるグループ(「はるか」の家族)に関連付けられる。たとえば、「はるか」が送信した行動ログは、行動ログID「000298」で特定されるレコードとしてデータベースに保存される。なお、行動ログは、原則として、当該グループのメンバーのみによって参照可能となる。
一例として、電子まな板が「はるか」の行動ログを行動ログサーバ100にアップロードする場合の動作は、以下のとおりである。
まず、電子まな板は、当該電子まな板のユーザが「はるか」であることを検知する。
なお、ユーザは、たとえば、以下のように特定される。
(a)ユーザが電子まな板を使用する前にユーザ名(たとえば「はるか」)を入力する。
(b)電子まな板は、予め登録されている生体情報(たとえば、指紋、音声等)を用いて認証を行ない、ユーザが「はるか」であることを特定する。
(c)電子まな板のユーザとして、固有のユーザ(たとえば「はるか」)で固定される。
その後、「はるか」は、ケーキの製作のための複数の作業を順次行なっていく。電子まな板は、各作業を行動ログとして逐次記録し、「はるか」の行動ログとして行動ログサーバ100にアップロードする。
(2) 検索キーの入力(ステップS120)
その後、当該グループの別のメンバー(たとえば「ゆうこ」)が、同じケーキについて情報を必要とする場合がある。そこで、「ゆうこ」が、当該ケーキの作り方を知りたい場合、検索キーを入力するために、たとえば、スマートフォンに向かって「○○ケーキの作り方」と発話する。スマートフォンは、発話内容を認識すると、発話された音声を文字列に変換し、スマートフォンのユーザを識別する情報などを含むヘッダと、当該文字列とを含むメッセージを行動ログサーバ100に送信する(ステップS120)。
なお、検索キーの入力に用いられる電子機器は、少なくとも、入力機能を有するものであればよく、周知のスマートフォン、タブレット端末等によって実現されるが、その他の物によっても代替可能である。たとえば、音声認識機能と通信機能とを有するぬいぐるみ、冷蔵庫、電子レンジ、エアコンその他の置物が、入力のための電子機器として用いられてもよい。また、本実施の形態において、検索キーは、単語、文のような文字列、音声、画像、ログ情報等であるが、その他の電子的な情報が検索キーとして用いられてもよい。
<検索タイミング>
なお、検索のタイミングは、たとえば以下のとおりである。
(1) 検索の意思を入力したとき
たとえば、メンバーが「ケーキの作り方を教えて」と発話すると、行動ログサーバ100の検索結果に基づき、電子機器300は、「おかあさんが知っているよ」と発話し得る。これは、データベースにおいて、おかあさんの行動ログに動画「ケーキレシピ.mov」が関連付けられていることに基づく。電子機器300は、「この動画がいいよ」と発話し、「ケーキレシピ.mov」を紹介し、あるいは、ダウンロードし、設定に応じて再生し得る。
(2) メンバーが、検索の意思を入力しなくても、行動ログサーバ100は、入力されたログをキーにして検索してもよい。たとえば、メンバーが「今からケーキをがんばって作るぞ!」と発話すると、行動ログサーバ100は、名詞を抽出して、検索を行なう。行動ログサーバ100は、その検索結果に基づき、「1年前におかあさんが作ってたよ」という発話のための処理を実行する。これは、データベースにおいて、1年前におかあさんのログにケーキを作った記録がログとして保存されていることに基づく。行動ログサーバ100は、たとえば、「こんなビデオあるよ」との発話のための処理を実行して、[ケーキレシピ.mov」を紹介してもよい。あるいは、電子機器は、「おかあさんがケーキの番組見てたよ」と発話してもよい。これは、行動ログとして、数日前におかあさんがケーキ番組を見たことが行動ログとして記録されていることに基づく。
このようにして検索結果を出力することにより、家族の思い出や懐かしさが蘇り、コミュニケーションが活性化され、対話している感覚が各メンバーに感じられ得る。
(3) 行動ログの検索(ステップS130)
行動ログサーバ100は、検索キーが含まれたメッセージを電子機器から受信すると、当該検索キーを用いて行動ログのデータベースを検索する(ステップS130)。たとえば、行動ログサーバ100は、メッセージに含まれるグループIDを用いて、行動ログのデータベースから検索対象を、「ゆうこ」が属するグループに限定して検索を行なう。
行動ログサーバ100は、メッセージから「○○ケーキ」および「作り方」という語句を認識すると、これらの語句が含まれる行動ログを検索し、検索結果として、ログID「000298」の行動ログを抽出する。たとえば、行動ログサーバ100は、「ゆうこ」の家族のメンバーのそれぞれの行動ログを参照し、「ゆうこ」の母親(「はるか」)の行動ログのデータベースから、「○○ケーキ」という単語が含まれた行動ログ(行動ログID=000298)を抽出する。
なお、検索キーは、メンバーが検索キーとして入力したものに限られない。たとえば、通常のログの入力が検索キーとして用いられてもよい。すなわち、ログ入力を検索キーとして用いて、適宜、検索を行なってもよい。たとえば、ある局面において、行動ログサーバ100は、検索結果(たとえば、abcd)を取得すると、その検索結果を電子機器300に送信する。電子機器300は、突然、「そういえば、昔、abcdがあったよね。」と出力(音声出力あるいは文字表示)してもよい。
(4) 検索結果の出力(ステップS140)
行動ログサーバ100は、検索結果を出力する(ステップS140)。より具体的には、本実施の形態においては、行動ログサーバ100は、「○○ケーキの作り方」という検索キーに応答して、「○○ケーキの作り方」そのものを出力してもよいが、それに限らず、「○○ケーキ」に関連する情報、たとえば、当該ケーキを作ったメンバーに尋ねることを推奨するメッセージを出力する。上述の例では、「○○ケーキ」との用語が「はるか」の行動ログのデータベースに含まれていることに基づいて、行動ログサーバ100は、行動ログの主体を通知するメッセージを出力する。たとえば、行動ログサーバ100は、「はるか」の属性「おかあさん」を用いて、「おかあさんが知っているよ。」あるいは「おかあさんに聞いてみたら。」などのメッセージを出力する。
他の態様として、行動ログサーバ100は、行動ログのレコードに含まれる関連情報を用いた応答を行ない得る。たとえば、ケーキを作るために「はるか」が参照した動画のファイル名が関連情報に含まれていることに基づいて、行動ログサーバ100は、「ケーキレシピの動画を見て」あるいは「レシピソフト操作ログを見て」などのメッセージを発話する。また、別の態様として、行動ログサーバ100は、一緒にいた人(たとえば、おとうさん)の情報を用いて、「お父さんも知っているよ、一緒にいたから。」と出力してもよい。
さらに他の態様として、行動ログサーバ100は、行動ログのレコードに含まれる各項目を音声合成し、メッセージとして発話してもよい。たとえば、行動ログサーバ100は、「2013年10月15日にゆうこの誕生日ケーキを作った。」として発話してもよい。
行動ログサーバ100による検索結果は、たとえば、検索キーを入力するために用いられた電子機器から出力されるが、他の機器から出力されてもよい。たとえば、検索キーがスマートフォンに入力された場合、検索結果は、通信機能と音声出力機能とを備えるぬいぐるみから出力されてもよい。このような出力により、検索キーの入力者は、このような検索に対して親しみを感じ得る。
また、本実施の形態によれば、行動ログサーバ100は、検索キーに対する直接的な検索結果を電子機器に返してもよいが、それに限らず、検索キーに関連する情報(たとえば、検索キーの内容を知り得る他のメンバー)を出力する。したがって、検索キーを入力したメンバー(たとえば、娘)と、検索キーに関連付けられるメンバー(おかあさん)とが、検索キーに関する対話を行なうことになる。したがって、特定のグループ(一例として、家族)内でのコミュニケーションが活性化し得る。また、暗黙知的に保持されていたグループ内の情報(たとえば、家庭の味)が伝承され得る。
入出力の装置は、上述の物に限られない。また、上述のように、入出力を受ける装置は同一でなくてもよい。たとえば、メンバーがスマートフォン310に検索キーを入力して、冷蔵庫が検索結果を答えてもよい。
また、過去のログの入力を受けた装置が、検索キーの入力を受ける場合に、当該過去ログであって、入力された検索キーに関連づけられる結果を出力する装置であってもよい。このようにすると、メンバーは、当該装置が、あたかも「知っている(見ていた)」ように感じ得るので、コミュニケーションを行なっているという感覚が活性化され得る。
また、検索結果の出力は、検索キーに対する応答を直接的に出力するものであってもよく、あるいは、間接的に出力されるものであってもよい。
たとえば、行動ログサーバ100は、結果を直接的に出力する場合、ケーキを作ったログを出力してもよく、あるいは、ケーキの作り方のビデオを再生してもよい。
あるいは、行動ログサーバ100は、結果を間接的に出力する場合、たとえば、「おかあさんが知っているよ。聞いてみたら」と出力し得る。この出力は、おかあさんのログにケーキを作った記録があることに基づく。あるいは、行動ログサーバ100は、「昔、おかあさんといっしょに作ったよ。忘れたの?」と応答し得る。この応答は、たとえば、1年以上前の自分のログにおかあさんといっしょにケーキを作った記録があることに基づく。さらには、行動ログサーバ100は、「そういえば、お母さんが(番組;今日の料理)録画してたね」と出力し得る。この出力は、ケーキの料理番組を家族が録画しており、当該データがデータベースに残っていることに基づく。このようにしても、グループの各メンバー(家族の構成員)は、昔の思い出を呼び起こすことができ、また、家族のコミュニケーションが活性化し得る。
<システム構成>
図3を参照して、本実施の形態に係る行動ログ管理システムを構成する要素について説明する。図3は、行動ログ管理システム1の全体を概念的に表わす図である。
ある局面において、行動ログ管理システム1は、行動ログサーバ100と、少なくとも1つ以上の電子機器300を含む。電子機器300は、より具体的には、たとえば、スマートフォン310,360と、通信機能を有するゲーム機器320と、携帯可能なコンピュータ330と、家電機器の一例である冷蔵庫340またはエアコン350と、通信機能および音声入出力機能を有するぬいぐるみ370と、通信機能を有する家庭機器の一例である電子まな板380などを含み得る。
ある局面において、いずれかの電子機器300は、行動ログサーバ100と通信することにより、検索キーを送信し、また行動ログサーバ100によって検索された結果を受信し、その内容を出力する。この場合、検索キーの入力を受け付ける電子機器300と、検索の結果を出力する電子機器300とは、同一であっても、異なっていてもよい。
<機能的構成>
図4を参照して、本実施の形態に係る行動ログサーバ100の構成について説明する。図4は、ある局面における行動ログサーバ100によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。行動ログサーバ100は、グループ登録部400と、メンバー登録部410と、ユーザ記憶部420と、行動ログ取得部430と、関連情報取得部440と、レコード生成部450と、データベース記憶部460と、検索キー入力部470と、検索部480と、出力部490とを備える。
グループ登録部400は、行動ログサーバ100に対してサービスの提供を受けるグループの登録を受け付ける。登録可能なグループは、特に限られず、少なくとも複数のメンバーを含んでいればよい。たとえば、本実施の形態におけるグループとして「家族」が登録された場合、当該家族を構成するメンバーとして登録可能なメンバーは、同一の家屋に居住するメンバーのみに限られない。遠隔地に居住するおじいさん、おばあさん、孫などが一つの家族として登録されてもよい。
メンバー登録部410は、グループ登録部400によって登録されたグループを構成するメンバーの登録を受け付ける。なお、本実施の形態におけるグループとして、たとえば「家族」が登録された場合、当該家族を構成するメンバーとして登録可能なメンバーは、同一の家屋に居住するメンバーのみに限られない。遠隔地に居住するおじいさん、おばあさん、孫などが一つの家族として登録されてもよい。
ユーザ記憶部420は、グループ登録部400によって受け付けられたグループの名称およびグループIDと、メンバー登録部410によって登録が受け付けられたメンバーの名前およびIDとを格納する。
行動ログ取得部430は、各メンバーによる行動ログを取得する。行動ログ取得部430は、たとえば、キーボード、タッチパネル、マウスその他の入力装置、マイクその他の音声入力装置、信号入力インターフェイスなどを含み得る。
関連情報取得部440は、当該メンバーによる操作に基づいて、取得が指示された関連情報(たとえば当該メンバーが使用している電子機器の位置情報、調理法を示す動画が保存されているURLなど)を取得する。関連情報取得部440は、GPSその他の測位装置、赤外線センサ、温度計その他のセンサ装置などを含み得る。
レコード生成部450は、ユーザ記憶部420に保存されているグループIDおよび名前とメンバーIDおよび名前と、行動ログ取得部430によって取得された行動ログの内容と、関連情報取得部440によって取得された関連情報とを用いて行動ログを含むログ・レコードを生成する。レコード生成部450は、その生成したログ・レコードをデータベース記憶部460に格納する。
データベース記憶部460は、レコード生成部450によって生成されたログレコードと、行動ログサーバ100に対して与えられたデータとを保持する。なお、データベース記憶部460によるデータの保持の態様は、たとえば、リレーショナルデータベースであるが、これに限られない。
検索キー入力部470は、行動ログサーバ100による検索のための検索キーの入力を受け付ける。検索キー入力部470は、たとえば、キーボード、タッチパネル、マウスその他の入力装置の信号を受けるインターフェイスとして、あるいは、マイクに対する発話に基づく音声信号を受けるインターフェイスとして実現される。検索キーの入力方法は、音声による入力、キーボードによる入力、カメラによる入力(映像や、映像をOCR(Optical Character Reader)による認識結果を用いる文字入力)、タブレット端末に手書きしこれを文字や図形等のデータとして認識させることによる入力、予め提示された検索キーの選択肢を指定する等、様々な方法を適用し得る。
検索部480は、検索キー入力部470によって受け付けられた検索キーと、データベース記憶部460に格納されているデータベース(ログ・レコードの集合)とに基づいて、検索キーを含む行動ログを検索する。
出力部490は、検索部480によって検索された結果を行動ログサーバ100の外部に出力する。出力部490は、たとえば、モニタ、LED(Light Emitting Diode)その他の表示装置や、スピーカ、音声出力端子その他の音声出力装置や、バイブレータのような振動装置のように、五感のいずれか(たとえば、視覚な又は触覚)に訴える態様で実現される。
より具体的には、出力部490は、検索キーの入力を受けた行動ログサーバ100による結果を示すメッセージを合成音声によって発話する。他の局面において、出力部490は、モニタに検索結果を示す動画を表示する。他の局面において、出力部490は、バイブレータとして、振動し得る。たとえば、出力部490が通信機能と駆動機能とを備えるぬいぐるみにおいて実現される場合、ぬいぐるみは、踊っているような態様で振動してもよい。さらに、別の局面において、ぬいぐるみ自体は静止し、ぬいぐるみの一部(たとえば、頭、手、足など)が動作(たとえば、首振り、拍手等)を行なう構成が用いられてもよい。
ある局面において、出力部490は、検索キーの入力を受け付けた電子機器(たとえば、スマートフォン360)の内部情報(たとえば、本実施の形態に係る処理を実現するためのアプリケーションプログラムのプロファイル情報等)に関連付けられた認識情報(たとえば、登録されたユーザ名など)と同じ認識情報を内部に有する電子機器(たとえば、スマートフォン360の代わりに現在使用されている他の電子機器)から入力された行動ログに関連付けられた情報を出力する。これにより、ユーザによって使用される電子機器の機種が変更された場合であっても、同一のユーザが新たな電子機器を使用する限り、当該新たな電子機器を用いて検索することができる。また、電子機器というハードウェアの変更に限られず、変更前の電子機器の内部情報を受け継いだ別の電子機器においても、同様の処理を実現することができる。
別の局面において、検索キー入力部470は、検索キーの入力者を識別するための情報の入力を受け付ける。検索キーの入力者が複数のメンバーのいずれかである場合に、検索部480は、行動ログを検索する。
別の局面において、検索部480は、検索キーが含まれる行動ログの内容に関連付けられるメンバーを検索する。出力部490は、行動に関連付けられる情報として、当該メンバーの識別情報(名前、グループにおける属性(たとえば、おかあさん)等)を出力する。
なお、別の実施の形態として、上記の各機能の一部または全部が、電子機器300において実現されてもよい。
<ハードウェア構成>
図5を参照して、本実施の形態に係る行動ログサーバ100の構成についてさらに説明する。図5は、一実施の形態に従う行動ログサーバ100のハードウェア構成の概要を表わすブロック図である。行動ログサーバ100は、CPU510と、一時記憶部520と、記憶部530と、通信部540と、入力部550と、出力部560とを備える。
CPU510は、制御部として、命令を実行し、行動ログサーバ100の動作を制御する。
一時記憶部520は、CPU510によって生成されたデータ、記憶部530から読みだされたデータ、行動ログサーバ100に対して与えられたデータなどを一時的に保持する。一時記憶部520は、たとえばRAM(Random Access Memory)その他の揮発性のデータ記憶媒体によって実現される。
記憶部530は、CPU510によって生成されたデータ、行動ログサーバ100に対して与えられたデータ、行動ログサーバ100に所定の動作を実行させるために予め格納されたデータおよびプログラムなどを保持する。記憶部530は、たとえばハードディスク装置、フラッシュメモリその他の不揮発性のデータ記録媒体によって実現される。
通信部540は、携帯電話、スマートフォンその他の電子機器(図3参照)と通信する。通信部540は、たとえば、無線通信、有線通信のいずれによっても実現される。通信部540による通信の態様は特に限られず、パケット通信、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)等によって実現される。
入力部550は、行動ログサーバ100に対する命令または文字その他の情報の入力を受け付ける。入力部550は、たとえば、キーボード、マウスその他のポインティングデバイス、信号入力端子、赤外線受光部等を含み得る。入力部550は、行動ログの入力を受け付ける。たとえば、入力部550は、行動ログを記述する文字列、行動ログに相当する一枚以上の写真、一つ以上の位置情報、温度その他のセンサ情報等の入力を受ける。
出力部560は、行動ログサーバ100において生成されたデータ、CPU510によって検索された結果などを出力する。出力部560は、たとえば、液晶モニタ、有機EL(Electro Luminescence)モニタ、LED外部出力インターフェイスなどによって実現される。
本実施の形態に係る行動ログサーバ100は、周知の構成を有するコンピュータによって実現される。したがって、さらに詳細な説明は繰り返さない。
<電子機器の構成>
図6を参照して、本実施の形態に係る電子機器300の構成について説明する。図6は、電子機器300のハードウェア構成を表わす図である。電子機器300は、ある局面において、行動ログ取得装置として機能し、また別の局面において、検索キー入力装置として機能する。電子機器300は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、通信機能を有するぬいぐるみその他の機器として実現される。
電子機器300は、CPU610と、一時記憶部620と、記憶部630と、通信部640と、入力部650と、出力部660と、駆動部670とを備える。
CPU610は、制御部として命令を実行し、電子機器300の動作を制御する。
一時記憶部620は、CPU610によって生成されたデータ、電子機器300に対して与えられたデータなどを一時的に格納する。一時記憶部620は、たとえば、RAMその他の揮発性のデータ記憶媒体として実現される。
記憶部630は、CPU610によって生成されたデータ、電子機器300に対して与えられたデータ、電子機器300に所定の動作を実行させるために入力されたプログラムなどを不揮発的に保持する。記憶部630は、たとえばROM(Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、着脱可能なデータ記憶媒体、ハードディスク装置などによって実現され得る。
通信部640は、ある局面において、ネットワークを介して、行動ログサーバ100と通信する。通信方式は、無線、有線、PLC(Power Line Communication)、Zigbee(登録商標)等であるが、その他の通信方式が用いられてもよい。なお、他の局面において、通信部640は、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、NFC等の通信方式を用いて、行動ログサーバ100と直接通信してもよい。
入力部650は、電子機器300に対する命令の入力を受け付ける。ある局面において、入力部650は、検索キーの入力を受け付ける。別の局面において、入力部650は、電子機器300に対して位置情報、静止画像、動画像などの画像情報の入力を受け付ける。入力部650は、たとえば、キーボード、タッチパネル、ジェスチャ入力、ジャイロ、音声入力装置、リモコン信号受信部、カメラ等を含み得る。
出力部660は、行動ログサーバ100から得られた検索結果を出力する。出力部660は、たとえば、モニタ、スピーカ、出力端子などを含み得る。
駆動部670は、たとえば、通信回路、バイブレータ、車輪、コンプレッサ、画像処理プロセッサなどを含み得る。たとえば、電子機器300がスマートフォンによって実現される場合、駆動部670は、通信回路として機能し得る。別の局面において、電子機器300がエアコンとして機能する場合には、駆動部670は、コンプレッサに相当する。この場合、エアコンは、検索結果に基づき、設定温度を調節してもよい。たとえば、過去に同様の天候が観測されている場合には、エアコンは、その時の動作条件(設定温度、風量など)を設定してもよい。さらに別の局面において、電子機器300がゲーム機器である場合には、駆動部670は、画像処理プロセッサに相当する。
<行動ログサーバおよび電子機器の動作の概要>
行動ログを管理するためのシステムにおいて、行動ログサーバ100のCPU510は、行動ログ取得部430として、グループを構成する複数のメンバーの各々による行動の内容を含む行動ログの入力を受け付ける。記憶部530は、入力された各行動ログを保存する。CPU510は、検索キー入力部470として、検索キーの入力を受け付ける。CPU510は、検索部480として、保存されている各行動ログから、検索キーが含まれる行動ログを検索する。出力部560は、当該検索の結果として、検索された行動ログに含まれる行動を行なったメンバーを通知するメッセージを出力する。
ある局面において、行動ログサーバ100のCPU510は、音声入力部として、発話された音声の入力を受け付ける。さらに、CPU510は、音声認識部として、音声を認識して文字列に変換する。保存されている行動ログは、文字列を含む。CPU510は、検索部として、変換後の文字列に基づいて、検索キーが含まれる行動ログを検索するように構成されている。音声認識処理の態様は、特に限定されない。
他の局面において、CPU510は、行動ログを検索するために、変換後の文字列から名詞を抽出し、各行動ログが含まれるデータベースから、名詞を含む行動ログを検索する。名詞の抽出は、たとえば、行動ログサーバ100に予め保存されている辞書データを用いて行なわれる。
他の局面において、CPU510は、検索キー入力部として、発話者を識別するための情報(たとえば、メンバーID、メンバーの名称等)の入力をさらに受け付ける。発話者が当該グループに属する複数のメンバーのいずれかである場合に、CPU510は、行動ログを検索するように構成されている。このようにすれば、他のグループに属するメンバーのログ・レコードが不用意に参照されなくなる。
電子機器300のCPU610は、検索キー入力部として、検索キーの入力を受け付ける。CPU610は、検索部として、グループを構成する複数のメンバーの各々による行動の内容を含む行動ログにアクセスして、各行動ログから、検索キーが含まれる行動ログを検索する。出力部660は、当該検索の結果として、検索された行動ログに含まれる行動に関連付けられる情報を出力する。
他の局面において、行動ログは、文字列を含む。CPU610は、音声入力部として、発話された音声の入力を受け付ける。CPU610は、音声認識処理を実行して、音声を認識して文字列に変換する。出力部660は、行動に関連付けられる情報を、文字または音声で出力する。
CPU610は、検索部として、検索キーが含まれる行動ログの行為を行なったメンバーを検索する。出力部660は、行動に関連付けられる情報として、当該メンバーを出力するように構成されている。
<データ構造>
図7を参照して、本実施の形態に係る行動ログサーバ100のデータ構造について説明する。図7は、行動ログサーバ100が備える記憶部530におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。
ある局面において、記憶部530は、テーブル710と、テーブル720とを格納している。テーブル710は、メンバーID712と、メンバー名714と、メンバー属性716と、生年月日718とを含む。テーブル720は、各メンバーについて作成される。テーブル720は、メンバー「はるか」の行動ログを保存するためのテーブルである。より詳しくは、テーブル720は、ログID722と、日時724と、行動ログ726と、入力機器728と、一緒にいた人730と、関連情報732とを含む。
テーブル710において、メンバーID712は、メンバーID212に相当する。メンバー名714は、メンバー名214に相当する。メンバー属性716は、メンバー属性216に相当する。生年月日718は、生年月日218に相当する。したがって、テーブル710の詳細な説明は繰り返さない。
テーブル720において、ログID722は、ログID222に相当する。日時724は、日時224に相当する。行動ログ726は、行動ログ226に相当する。入力機器728は、入力機器228に相当する。一緒にいた人730は、一緒にいた人230に相当する。したがって、これらの項目の詳細な説明は繰り返さない。
関連情報732は、たとえば位置情報、アクセスしたURL、取得、再生、保存したファイル、視聴、録画、再生した放送番組、機器あるいはソフトウェアの操作ログなどを含み得る。関連情報732は、図2に示される関連情報232に相当し得る。
<制御構造>
図8を参照して、本実施の形態に係る電子機器300の制御構造について説明する。図8は、電子機器300が備えるCPU610によって実行される処理の一部を表わすフローチャートである。当該処理は、グループと当該グループを構成するメンバーを登録する場合に実行される。
ステップS810にて、電子機器300は、そのユーザの操作に基づいてアプリケーションを起動し、行動ログを管理するサービスを提供するサーバ(すなわち行動ログサーバ100)にアクセスする。行動ログサーバ100との通信が確立されると、電子機器300は、グループを登録するための画面をモニタに表示する。
ステップS820にて、CPU610は、グループ(たとえば家族)の登録申請を行動ログサーバ100に送信する。たとえば、ユーザが、その画面に対して、任意のグループの名称を入力すると、電子機器300は、その名称を行動ログサーバ100に送信する。行動ログサーバ100は、グループ名称のデータベースを参照して、その名称が使用可能か否かを確認する。その名称が既に用いられている場合には、行動ログサーバ100は、その旨を電子機器300に送信し、別の名称を入力するように促すメッセージを電子機器300に表示させる。
ステップS830にて、CPU610は、グループが登録された旨およびグループIDを行動ログサーバ100から受信する。グループIDは、行動ログサーバ100において定められた基準に従って作成されたものである。その後、電子機器300は、メンバーを登録するための画面を表示する。
ステップS840にて、CPU610は、当該グループに含まれるメンバーの名前、属性および生年月日の入力を受け付けて、各項目を行動ログサーバ100に送信する。行動ログサーバ100は、予め定められた基準に従って、各メンバーを登録する。
ステップS850にて、CPU610は、各メンバーが登録された旨およびメンバーIDを行動ログサーバ100から受信する。CPU610は、出力部660に、その旨を示すメッセージを表示する。
<行動ログサーバの制御構造>
図9を参照して、本実施の形態に係る行動ログサーバ100の制御構造について説明する。図9は、行動ログサーバ100が備えるCPU510によって実行される処理の一部を表わすフローチャートである。
ステップS910にて、CPU510は、電子機器300からグループの登録申請と、グループの名称とを受信する。CPU510は、記憶部630に保存されているグループの名称のデータベースを参照して、申請された名称が使用可能であるか否かを確認する。同一の名称が既に存在している場合には、CPU510は、電子機器300に対して、その旨および他の名称の入力を促すメッセージを送信する。CPU510は、使用可能であると判断すると、登録申請を受理する。
ステップS920にて、CPU510は、当該登録申請を受信したことに応答して、予め規定されたルールに従ってグループIDを採番して、当該グループが登録された旨およびグループIDと、グループの名称とを電子機器300に送信する。
ステップS930にて、CPU510は、当該グループに含まれるメンバーの名前、属性および生年月日を含むメッセージを電子機器300から受信して、当該グループに関連付けて各項目を保存する。
ステップS940にて、CPU510は、各メンバーが登録された旨およびメンバーIDを電子機器300に送信する。
<ログの記録>
図10を参照して、本実施の形態に係る電子機器300を用いたログの記録について説明する。図10は、電子機器300が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
ステップS1010にて、電子機器300のCPU610は、電子機器300のユーザの操作に基づいて、行動ログサーバ100によるサービスの提供を受けるためのアプリケーションを起動する。なお、このアプリケーションは常時起動されている状態でもよく、電子機器300そのものの機能であってもよい。たとえば、ある局面において、電子機器300の一態様が電子玩具(ぬいぐるみ)である場合、電子機器300の電源がオンになっている間、所定の動作を実行させるためのアプリケーションが常時実行される。また、別の局面において、電子機器300は、電子レンジ、TV、ビデオレコーダ等の電気機器であってもよく、これらの機器がこのアプリケーションの機能を備えてもよい。このような電気機器がユーザによって操作されると、各操作(たとえば、ビデオレコーダを用いた画像の編集作業)が行動ログとして逐次記録され得る。
ステップS1020にて、CPU610は、行動ログを文字として入力するための画面(たとえば、テキストエディタ、チャット画面等)を表示する。他の局面において、CPU610は、行動ログを音声として記録するために、電子機器300の動作モードを録音モードに切り替える。さらに他の局面において、CPU610は、行動ログを映像として記録するために、電子機器300の動作モードを録画モードに切り替える。なお、音声および映像の記録が並行して行われてもよい。また、行動ログの記録の態様は、ユーザの操作に応じて、あるいは、電子機器300に対する設定に基づいて切り換えられる。
ステップS1030にて、CPU610は、入力部650に対する操作に基づいて、電子機器300に対する行動ログの入力を受け付ける。たとえば、CPU610は、ユーザによって入力された文字列を行動ログとして受け付ける。別の局面において、CPU610は、ユーザによって発話された音声を行動ログとして受け付ける。別の局面において、CPU610は、電子機器300のカメラによって撮影された静止画像または動画像を行動ログとして受け付ける。
ステップS1040にて、CPU610は、行動ログに関連付けられる情報の指定を受け付ける。たとえば、電子機器300が測位機能を有する場合には、CPU610は、行動ログの入力が行なわれている間に電子機器300の位置情報を取得する。行動ログの入力が完了したときに、CPU610は、当該位置情報を行動ログに関係付けるか否かを問合せるメッセージをモニタに表示する。CPU610は、そのメッセージに対する回答(たとえば「はい」)を入力したと判断すると、行動ログと位置情報(関連情報)とを関係付ける。
別の局面において、ユーザが電子機器300を用いて他のサーバにアクセスして情報を取得する場合がある。たとえば、ユーザがケーキの作り方を調べるために検索サイトを用いて作り方を調べた場合、CPU610は、ユーザがアクセスしたサイトのURLを関連情報として行動ログに関連付けてもよい。
さらに別の局面において、ユーザが電子機器300に表示された画面を操作しながら、具体的な行動(たとえばケーキの製作)を行なう場合がある。この場合、電子機器300は、ユーザが正しい順序でケーキの製作を行なっているかを確認するために求められる操作、たとえば画面に表示されたレシピに対するユーザ操作を順次記録し、一連のユーザ操作の内容を関連情報として当該行動ログ(ケーキを作ったこと)に関連付けてもよい。また、このような機能を電子レンジ等の調理器具に設けてもよい。
さらに別の局面において、ユーザがテレビ番組等のコンテンツの録画を行なった場合には、当該ユーザに関連づけて録画されたコンテンツの内容を関連情報として当該行動ログ(録画されたコンテンツの内容)に関連付けてもよい。また、ユーザが、録画されたコンテンツを再生した場合についても、ユーザが行なった操作の内容(たとえば、どのコンテンツを再生したか、いつ再生したか、どの部分を再生したか、どの部分を早送り再生や逆再生等のトリックプレイを行ったか)を関連情報として当該行動ログに関連付けてもよい。また、TVにおいても、ユーザが行った操作の内容を関連情報として当該行動ログ(ユーザが選択したチャンネル、視聴したTV番組、視聴した部分(時間帯))に関連づけてもよい。
ステップS1050にて、CPU610は、行動ログの保存のため、通信部640を介して行動ログサーバ100にアクセスし、行動ログサーバ100との通信を確立する。
ステップS1060にて、CPU610は、グループIDと、メンバーIDと、行動ログと、一緒にいた人と、関連情報と、タイムスタンプとを含むメッセージを、ログ・レコードの保存申請とともに、行動ログサーバ100に送信する。行動ログサーバ100は、その申請を受信すると、当該グループのメンバーのデータベースに当該行動ログを含むレコードを格納する。
<行動ログサーバにおけるログの保存>
図11を参照して、本実施の形態に係る行動ログサーバ100におけるログの記録について説明する。図11は、行動ログサーバ100のCPU510が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
ステップS1110にて、CPU510は、電子機器300からのリクエストに応答して、電子機器300との通信セッションを形成する。
ステップS1120にて、CPU510は、電子機器300から、グループIDとメンバーIDと行動ログと一緒にいた人と関連情報とタイムスタンプとを含むメッセージを受信する。CPU510は、当該グループIDおよびメンバーIDが正当なユーザであるか否かを確認する。当該メッセージの送信者が正当なユーザでない場合には、行動ログサーバ100は、その旨を電子機器300に送信する。
ステップS1130にて、CPU510は、当該グループにおけるログIDを生成して、受信したメッセージに含まれる各項目を新たなログ・レコードとして、データベースに格納する。
ステップS1140にて、CPU510は、行動ログの保存が完了したことを示す応答を電子機器300に送信する。電子機器300のユーザは、当該メッセージの受信に応答して表示されるメッセージの内容を見ると、メッセージの保存が完了したことを認識し得る。
<行動ログの記録動作の一例>
一実施の形態として、図10および図11に示される制御構造に基づく行動ログの記録は、以下のように行われる。
「はるか」が新しいケーキを作るために、スマートフォン310を用いてインターネット上でそのケーキの作り方を検索すると、スマートフォン310は、ケーキの作り方のレシピを示すサイトのURLを保存する。「はるか」は、スマートフォン310を用いて、行動ログの記録のためのアプリケーションを起動すると(ステップS1010)、スマートフォン310は、行動ログの入力画面を表示する(ステップS1020)。
「はるか」は、ケーキを作る旨を、たとえば、タッチ操作あるいは音声で、スマートフォン310に入力する(ステップS1030)。さらに、「はるか」は、アクセスしたサイトを関連情報として登録する旨の操作をスマートフォン310に行なうと(ステップS1040)と、スマートフォン310は、行動ログと当該関連情報とタイムスタンプとメンバーIDとを関係付ける。「はるか」が行動ログのアップロードを指示すると、スマートフォン310が行動ログサーバ100にアクセスし(ステップS1050)、接続要求を送信する。行動ログサーバ100は、接続要求を受信すると、スマートフォン310との通信セッションを形成する(ステップS1110)。
スマートフォン310が、グループIDとメンバーIDと一緒にいた人と行動ログと関連情報とタイムスタンプとを含むメッセージを、行動ログサーバ100に送信すると(ステップS1060)、行動ログサーバ100は、そのメッセージを受信する(ステップS1120)。行動ログサーバ100は、グループIDおよびナンバーIDを参照して、そのメッセージが正当なユーザからのメッセージであることを確認する。行動ログサーバ100は、正当なユーザからメッセージが送られたことを確認すると、当該メッセージに含まれる行動ログを識別するためのログID722(=000298)を割り当てる。行動ログサーバ100は、さらに、メッセージから各項目を抽出し、日時724、行動ログ726、入力機器728(=スマートフォン310)、一緒にいた人730、関連情報732として、記憶部530に保存する。
<検索キーを用いた行動ログの取得>
次に、図12〜図14を参照して、検索キーを用いた行動ログの取得について説明する。図12は、電子機器による検索キーの取得を表わす図である。図13は、検索キーに基づいて行動ログを抽出した行動ログサーバ100におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。図14は、行動ログサーバ100による検索結果が出力される方向を表わす図である。
図12に示されるように、ある局面において、スマートフォン360とぬいぐるみ370と電子まな板380は、それぞれ、ログ取得装置として、各々に与えられる命令に基づいて行動ログサーバ100に接続してアクセスを要求し得る。行動ログサーバ100との通信が確立されると、スマートフォン360とぬいぐるみ370と電子まな板380は、それぞれ、「ゆうこ」によって入力された検索キー(たとえば、「ケーキの作り方は?」、「ケーキの作り方を教えて」等)を行動ログサーバ100に対して送信する。
図13を参照して、行動ログサーバ100は、電子機器300からの要求に応答して検索を行なうと、検索結果として、一時記憶部520に、テーブル1310と、テーブル1320とを一時的に保持する。テーブル1310は、メンバーID712と、メンバー名714と、メンバー属性716と、生年月日718とを含む。テーブル1320は、ログID722と、日時724と、行動ログ726と、入力機器728と、一緒にいた人730と、関連情報732とを含む。
図7と図13とから明らかなように、テーブル1310に含まれる内容とテーブル710に含まれる内容とは同じである。また、テーブル1320に含まれる内容は、テーブル720に含まれる内容と同じである。したがって、テーブル1310,1320の詳細な説明は繰り返さない。
図14を参照して、行動ログサーバ100は、スマートフォン360、通信機能を有するぬいぐるみ370、電子まな板380のいずれかに対して、検索結果を出力する。ある局面において、行動ログサーバ100は、検索キーを送信した電子機器に対して検索結果を出力する。他の局面において、行動ログサーバ100は、検索キーを送信した電子機器とは異なる電子機器に対して検索結果を出力してもよい。
電子機器300は、行動ログサーバ100から、検索キー(ケーキの作り方を教えて)を含む行動ログ(ID=000298:ゆうこの誕生日。ケーキを作った)の主体となった他のメンバー(たとえば、過去にケーキを作成した「はるか」:属性「おかあさん」)を受信し、検索結果として、たとえば、「おかあさん」が「作ったよ」、という合成音声を出力する。
<制御構造>
そこで、図15および図16を参照して、行動ログを検索するための制御構造について説明する。図15は、電子機器300による検索結果の出力のための処理の一例を表わすフローチャートである。図16は、行動ログサーバ100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
<電子機器300の制御構造>
図15に示されるように、ステップS1510にて、電子機器300のCPU610は、ユーザ操作に基づいて、行動ログを取得するためのアプリケーションを起動する。電子機器300は、行動ログを取得するための検索キーの入力を受け付けるモードに切り替わる。たとえば、電子機器300は、文字入力を受け付ける画面を表示する。あるいは、電子機器300は、音声入力を待機する。
ステップS1520にて、CPU610は、検索キーの入力を受け付ける。入力される検索キーは、単語、文章のいずれであってもよい。また、文字および音声のいずれであってもよい。
ステップS1530にて、CPU610は、検索要求とグループIDと検索キーとを行動ログサーバ100に送信する。ある局面において、音声が入力されると、CPU610は、音声認識処理を行なって文字列に変換する。音声が正しく認識されない場合には、CPU610は、再度の入力を促すメッセージを発話する。
ステップS1540にて、CPU610は、当該検索キーを含む行動ログを行動ログサーバ100から受信する。
ステップS1550にて、CPU610は、行動ログに基づいて検索結果(たとえば、「おかあさん」が「作ったよ」、「おかあさんが知っているよ」等)を出力する。
<行動ログサーバ100の制御構造>
図16を参照して、ステップS1610にて、行動ログサーバ100のCPU510は、電子機器300から、検索要求とグループIDと検索キー(ケーキの作り方を教えて)とを受信する。
ステップS1620にて、CPU510は、グループIDに基づいてデータベースを検索し、当該グループIDのログ・レコードを抽出する(図13参照)。CPU510は、さらに、抽出されたログ・レコードを用いて、当該グループを構成する各メンバーのテーブル1320を参照して、当該検索キーを含む行動ログを検索する。
ステップS1630にて、CPU510は、検索によって抽出された行動ログを電子機器300に送信する。
以上のような構造およびフローチャートに基づき、本実施の形態における検索について説明する。
ケーキを作ろうとした「ゆうこ」が、スマートフォン360を用いて、行動ログの検索のためのアプリケーションを起動すると(ステップS1510)、スマートフォン360は行動ログサーバ100にアクセスして通信を確立する。「ゆうこ」がスマートフォン360に対して、「ケーキの作り方を教えて」と発話すると、スマートフォン360は、その発話の内容を音声認識する。音声認識が成功すると、その発話の内容を検索キーとして受け付ける(ステップS1520)。
スマートフォン360が、検索要求と、グループIDと、メンバーIDと、検索キーとを含むメッセージを、行動ログサーバ100に送信すると(ステップS1530)、行動ログサーバ100は、当該メッセージを受信する(ステップS1610)。
行動ログサーバ100は、検索要求に基づいて、メッセージが正当なユーザから送信されたものであるか否かを確認する。行動ログサーバ100は、正当なユーザから送信されたものであると判断すると、検索キーとしての文字列を用いて、当該グループのデータベースから、当該文字列を含む行動ログを抽出する(ステップS1620)。
行動ログサーバ100は、抽出した行動ログに基づく回答を検索結果としてスマートフォン360に送信する(ステップS1630)。たとえば、行動ログサーバ100は、「おかあさん」が作ったよ、「おかあさん」に聞いてみたら?、等の回答を、スマートフォン360に送信する。スマートフォン360は、そのような回答を受信すると、音声として「おかあさんが作ったよ」、「おかあさんに聞いてみたら?」と発話し、あるいは、モニタに、「おかあさんが作ったよ」、「おかあさんに聞いてみたら?」とのメッセージを表示する(ステップS1550)。
以上のようにして、本実施の形態に係るログ管理システムによると、行動ログサーバ100は、検索キーに対する直接の回答を電子機器300に返すのではなく、検索キーで特定される具体的な行為を行なった他のメンバーに尋ねることを促すメッセージを返す。そのため、電子機器300のユーザが、当該他のメンバーに尋ねる機会が増えるので、ユーザと当該メンバーとのコミュニケーションが促進され得る。
[第2の実施の形態]
別の局面において、行動ログの検索は、SNS(Social Networking Service)のようなチャット形式で実現されてもよい。たとえば、「ゆうこ」が、行動ログを管理するSNSにログインして、検索キーを入力するために、電子機器300に対して、「ケーキの作り方を教えて」と入力または発話すると、入力された内容はモニタに表示される。行動ログサーバ100は、検索キーに対する応答を電子機器300に返すと、電子機器300は、SNSの画面に当該応答を文字で表示する。なお、SNSの仕組み自体は周知であるので、詳細な説明は述べない。
[第3の実施の形態]
別の局面において、メンバーが属するグループは、一つのグループに限られず、複数のグループに属するものであってもよい。この場合、検索の対象が当該複数のグループに拡張され得る。
なお、本実施の形態における行動ログサーバ100および電子機器300のハードウェアは、第1の実施の形態に係る行動ログサーバ100および電子機器300のハードウェアと同じである。したがって、ハードウェアの詳細な説明は繰り返さない。
[第4の実施の形態]
行動ログの入力の態様は、上述の手入力あるいは音声入力に限られない。たとえば、一つ以上のテンプレートが予め電子機器300に準備されていてもよい。ユーザがケーキのレシピを検索した場合に、電子機器300は、検索したサイトに含まれるキーワード(たとえば、○○ケーキ)を抽出してテンプレートに入力してもよい。これにより、行動入力の手間が省略される。
なお、本実施の形態における行動ログサーバ100および電子機器300のハードウェアは、第1の実施の形態に係る行動ログサーバ100および電子機器300のハードウェアと同じである。したがって、ハードウェアの詳細な説明は繰り返さない。
[第5の実施の形態]
行動ログの記録の態様は、上述の態様「ケーキを作った」のような、一つの動作の意記述に限られない。たとえば、複数の詳細な動作が行動ログとして記録されてもよい。より具体的には、ケーキを作るための複数のプロセスの各々が行動ログに含まれていてもよい。「はるか」が、レシピを参照しながらケーキを作る際、レシピ通りに作っていることを確認したことを知らせる入力操作を電子機器300に対して行なうと、電子機器300は、行動ログの具体的な入力が行われたと検知する。たとえば、ケーキのレシピにおいて説明されている各プロセスが行動ログとして記録されてもよい。このようにすると、仮に、ケーキの作り方のレシピを説明するサイトが削除されたとしても、電子機器300は、検索の要求に応答して、行動ログの内容をレシピとして出力することができる。
なお、本実施の形態における行動ログサーバ100および電子機器300のハードウェアは、第1の実施の形態に係る行動ログサーバ100および電子機器300のハードウェアと同じである。したがって、ハードウェアの詳細な説明は繰り返さない。
[第6の実施の形態]
行動ログサーバ100は、検索キーに対する検索結果として、複数の検索結果を電子機器300に返してもよい。たとえば、複数のメンバーが別々の日に同一のケーキを作っていた場合には、行動ログサーバ100は、それぞれのメンバーに尋ねる旨を検索結果として電子機器300に返してもよい。
なお、本実施の形態における行動ログサーバ100および電子機器300のハードウェアは、第1の実施の形態に係る行動ログサーバ100および電子機器300のハードウェアと同じである。したがって、ハードウェアの詳細な説明は繰り返さない。
[第7の実施の形態]
ある局面において、各実施の形態における行動ログサーバ100および電子機器300は、その一部または全部が、各処理を実現するための回路素子その他のデバイスによっても実現され得る。
[第8の実施の形態]
ある局面において、各実施の形態における行動ログサーバ100および電子機器300は、周知のハードウェア構成を有するコンピュータのプロセッサが、各処理を実現する命令が含まれるプログラムを実行することにより実現される。当該プログラムは、予め当該コンピュータにインストールされており、他の局面において、情報提供事業者によって運営されるサーバにおいてダウンロード可能なプログラムとして提供されてもよい。
<まとめ>
上記の実施の形態に開示された技術思想は、たとえば、以下のように要約され得る。
[構成1]
一実施の形態に従うと、行動ログを管理するためのシステム1であって、
グループを構成する複数のメンバーの各々による行動の内容を含む行動ログの入力を受け付けるためのログ入力モジュール(たとえば、ステップS110)と、
入力された各当該行動ログを保存するための記憶モジュール(たとえば、行動ログサーバ100)と、
検索キーの入力を受け付けるための検索キー入力モジュール(たとえば、ステップS120)と、
当該保存されている各当該行動ログから、当該検索キーが含まれる行動ログを検索するための検索モジュール(たとえば、S130)と、
当該検索の結果として、検索された行動ログに含まれる行動に関連付けられた情報を出力するための出力モジュール(たとえば、S140)とを備える、行動ログを管理するためのシステム。
[構成2]
当該システムは、電子機器(たとえば、電子機器300)を含み、
当該電子機器は、
当該検索キー入力モジュール(たとえば、入力部650)と、
当該検索キーを当該検索モジュールに送信するための送信モジュール(たとえば、通信部640)と、
当該検索モジュールから検索結果を受信するための受信モジュール(たとえば、通信部640)と、
当該出力モジュール(たとえば、出力部660)とを含み、
当該出力モジュールは、当該受信モジュールによって受信された検索結果を出力するように構成されている、構成1に記載のシステム。
[構成3]
当該検索キー入力モジュールは、
発話された音声の入力を受け付けるための音声入力モジュールと、
当該音声を認識して文字列に変換するための音声認識モジュールとを含み、
当該行動ログは、文字列を含み、
当該出力モジュールは、当該行動に関連付けられる情報を、文字または音声で出力する、構成2に記載のシステム。
[構成4]
当該出力モジュールは、当該検索キーの入力を受け付けた電子機器の内部情報(たとえば、本実施の形態に係る処理を実現するためのアプリケーションプログラムのプロファイル情報等)に関連付けられた認識情報と同じ認識情報を内部に有する電子機器から入力された行動ログに関連付けられた情報を出力するように構成されている、構成2に記載のシステム。
[構成5]
当該検索キー入力モジュールは、検索キーの入力者を識別するための情報の入力をさらに受け付け、
当該検索キーの入力者が当該複数のメンバーのいずれかである場合に、当該検索モジュールは、当該行動ログを検索するように構成されている、構成1〜4のいずれかに記載のシステム。
[構成6]
当該検索モジュールは、当該検索キーが含まれる行動ログの内容に関連付けられるメンバーを検索し、
当該出力モジュールは、当該行動に関連付けられる情報として、当該メンバーの識別情報を出力するように構成されている、構成1〜5のいずれかに記載のシステム。
[構成7]
行動ログの管理装置(たとえば、行動ログサーバ100)であって、
グループを構成する複数のメンバーの各々による行動の内容を含む行動ログを受信するための受信モジュール(たとえば、行動ログ取得部430)と、
各当該行動ログを保存するための記憶モジュール(たとえば、データベース記憶部460)と、
検索キーの入力を受け付けるための検索キー入力モジュール(たとえば、検索キー入力部470)と、
各当該行動ログから、当該検索キーが含まれる行動ログを検索するための検索モジュール(たとえば、検索部480)と、
当該検索の結果として、検索された行動ログに含まれる行動に関連付けられる情報を知らせるためのメッセージを出力するための出力モジュール(たとえば、出力部490)とを備える、行動ログの管理装置。
[構成8]
当該出力モジュールは、当該検索キーの入力を受け付けた電子機器の内部情報に関連付けられた認識情報と同じ認識情報を内部に有する電子機器から入力された行動ログに関連付けられた情報を出力するように構成されている、構成7に記載の行動ログの管理装置。
[構成9]
当該検索キー入力モジュールは、検索キーの入力者を識別するための情報の入力をさらに受け付け、
当該検索キーの入力者が当該複数のメンバーのいずれかである場合に、当該検索モジュールは、当該行動ログを検索するように構成されている、構成7または8に記載の行動ログの管理装置。
[構成10]
当該検索モジュールは、当該検索キーが含まれる行動ログの内容に関連付けられるメンバーを検索し、
当該出力モジュールは、当該行動に関連付けられる情報として、当該メンバーの識別情報を出力するように構成されている、構成7〜9のいずれかに記載の行動ログの管理装置。
[構成11]
当該検索キー入力モジュールは、
発話された音声の入力を受け付けるための音声入力モジュールと、
当該音声を認識して文字列に変換するための音声認識モジュールとを含み、
当該行動ログは、文字列を含み、
当該検索モジュールは、当該変換後の文字列に基づいて、当該検索キーが含まれる行動ログを検索するように構成されている、構成7〜10のいずれかに記載の行動ログの管理装置。
[構成12]
当該行動ログを検索することは、
当該変換後の文字列から名詞を抽出することと、
各当該行動ログから、当該名詞を含む行動ログを検索することとを含む、構成7〜11のいずれかに記載の行動ログの管理装置。
[構成13]
当該検索キー入力モジュールは、検索キーの入力者を識別するための情報の入力をさらに受け付け、
当該検索キーの入力者が当該複数のメンバーのいずれかである場合に、当該検索モジュールは、当該行動ログを検索するように構成されている、構成7〜12のいずれかに記載の行動ログの管理装置。
[構成14]
電子機器と通信するための通信モジュールをさらに備え、
当該検索キー入力モジュールは、当該電子機器によって送信された検索キーの入力を受け付けるように構成されている、構成7〜13のいずれかに記載の行動ログの管理装置。
[構成15]
情報出力装置と通信するための通信モジュールをさらに備え、
当該出力モジュールは、当該通信モジュールを介して当該情報出力装置に当該メッセージを出力するように構成されている、構成7〜14のいずれかに記載の行動ログの管理装置。
[構成16]
検索キーの入力を受け付けるための検索キー入力モジュールと、
グループを構成する複数のメンバーの各々による行動の内容を含む行動ログにアクセスして、各当該行動ログから、当該検索キーが含まれる行動ログを検索するための検索モジュールと、
当該検索の結果として、検索された行動ログに含まれる行動に関連付けられる情報を出力するための出力モジュールとを備える、電子機器。
[構成17]
当該出力モジュールは、当該検索キーの入力を受け付けた電子機器の内部情報に関連付けられた認識情報と同じ認識情報を内部に有する電子機器から入力された行動ログに関連付けられた情報を出力するように構成されている、構成16に記載の電子機器。
[構成18]
当該検索キー入力モジュールは、検索キーの入力者を識別するための情報の入力をさらに受け付け、
当該検索キーの入力者が当該複数のメンバーのいずれかである場合に、当該検索モジュールは、当該行動ログを検索するように構成されている、構成16または17に記載の電子機器。
[構成19]
当該検索モジュールは、当該検索キーが含まれる行動ログの内容に関連付けられるメンバーを検索し、
当該出力モジュールは、当該行動に関連付けられる情報として、当該メンバーの識別情報を出力するように構成されている、構成16〜18のいずれかに記載の電子機器。
[構成20]
当該検索キー入力モジュールは、
発話された音声の入力を受け付けるための音声入力モジュールと、
当該音声を認識して文字列に変換するための音声認識モジュールとを含み、
当該行動ログは、文字列を含み、
当該出力モジュールは、当該行動に関連付けられる情報を、文字または音声で出力する、構成16〜19のいずれかに記載の電子機器。
[構成21]
当該検索モジュールは、当該検索キーが含まれる行動ログの内容に関連付けられるメンバーを検索し、
当該出力モジュールは、当該行動に関連付けられる情報として、当該メンバーの識別情報を出力するように構成されている、構成16〜20のいずれかに記載の電子機器。
[構成22]
各当該行動ログを保存するための記憶モジュールをさらに備え、
当該検索モジュールは、当該記憶モジュールに保存されている各当該行動ログから、当該検索キーが含まれる行動ログを検索するように構成されている、構成16〜21のいずれかに記載の電子機器。
[構成23]
各当該行動ログを格納するように構成されたサーバ装置と通信するための通信モジュールをさらに備え、
当該検索モジュールは、当該サーバ装置に保存されている各当該行動ログから、当該検索キーが含まれる行動ログを検索するように構成されている、構成16〜22のいずれかに記載の電子機器。
[構成24]
行動ログの検索方法であって、
グループを構成する複数のメンバーの各々による行動の内容を含む行動ログを受信するステップと、
各当該行動ログを格納するステップと、
検索キーの入力を受け付けるステップと、
各当該行動ログから、当該検索キーが含まれる行動ログを検索するステップと、
当該検索の結果として、検索された行動ログに含まれる行動に関連付けられる情報を知らせるためのメッセージを出力するステップとを備える、行動ログの検索方法。
[構成25]
構成24に記載の検索方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
[構成26]
電子機器を制御するためのプログラムであって、当該プログラムは、当該電子機器のプロセッサに、
検索キーの入力を受け付けるステップと、
グループを構成する複数のメンバーの各々による行動の内容を含む行動ログにアクセスして、各当該行動ログから、当該検索キーが含まれる行動ログを検索するステップと、
当該検索の結果として、検索された行動ログに含まれる行動に関連付けられる情報を出力するステップとを実行させる、プログラム。
[構成27]
当該出力するステップは、当該検索キーの入力を受け付けた電子機器の内部情報に関連付けられた認識情報と同じ認識情報を内部に有する電子機器から入力された行動ログに関連付けられた情報を出力することを含む、構成26に記載のプログラム。
[構成28]
当該検索キーの入力を受け付けるステップは、検索キーの入力者を識別するための情報の入力をさらに受け付けることを含み、
当該検索するステップは、当該検索キーの入力者が当該複数のメンバーのいずれかである場合に、当該行動ログを検索することを含む、構成26または27に記載のプログラム。
[構成29]
当該検索するステップは、当該検索キーが含まれる行動ログの内容に関連付けられるメンバーを検索することを含み、
当該出力するステップは、当該行動に関連付けられる情報として、当該メンバーの識別情報を出力することを含む、構成26〜28のいずれかに記載のプログラム。
[構成30]
当該検索キーの入力を受け付けるステップは、
発話された音声の入力を受け付けるステップと、
当該音声を認識して文字列に変換するステップとを含み、
当該行動ログは、文字列を含み、
当該出力するステップは、当該行動に関連付けられる情報を、文字または音声で出力することを含む、構成26〜29のいずれかに記載のプログラム。
[構成31]
当該検索するステップは、当該検索キーが含まれる行動ログの内容に関連付けられるメンバーを検索することを含み、
当該出力ステップは、当該行動に関連付けられる情報として、当該メンバーの識別情報を出力することを含む、構成26〜30のいずれかに記載のプログラム。
[構成32]
当該プログラムは、当該プロセッサに、各当該行動ログを保存するステップをさらに実行させ、
当該検索するステップは、当該記憶モジュールに保存されている各当該行動ログから、当該検索キーが含まれる行動ログを検索することを含む、構成26〜31のいずれかに記載のプログラム。
[構成33]
当該プログラムは当該プロセッサに、各当該行動ログを格納するように構成されたサーバ装置と通信するステップをさらに実行させ、
当該検索するステップは、当該サーバ装置に保存されている各当該行動ログから、当該検索キーが含まれる行動ログを検索することを含む、構成26〜32のいずれかに記載のプログラム。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 行動ログ管理システム、100 行動ログサーバ、210,220,710,720 テーブル、214,714 メンバー名、216,716 メンバー属性、218,718 生年月日、224,724 日時、226,726 行動ログID、228,728 入力機器、230 730 一緒にいた人、232,732 入力機器、300 電子機器、310,360 スマートフォン、320 ゲーム機器、330 コンピュータ、340 冷蔵庫、350 エアコン、370 ぬいぐるみ、380 電子まな板。

Claims (33)

  1. 行動ログを管理するためのシステムであって、
    グループを構成する複数のメンバーの各々による行動の内容を含む行動ログの入力を受け付けるためのログ入力手段と、
    入力された各前記行動ログを保存するための記憶手段と、
    検索キーの入力を受け付けるための検索キー入力手段と、
    前記保存されている各前記行動ログから、前記検索キーが含まれる行動ログを検索するための検索手段と、
    当該検索の結果として、検索された行動ログに含まれる行動に関連付けられた情報を出力するための出力手段とを備える、行動ログを管理するためのシステム。
  2. 前記システムは、電子機器を含み、
    前記電子機器は、
    前記検索キー入力手段と、
    前記検索キーを前記検索手段に送信するための送信手段と、
    前記検索手段から検索結果を受信するための受信手段と、
    前記出力手段とを含み、
    前記出力手段は、前記受信手段によって受信された検索結果を出力するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記検索キー入力手段は、
    発話された音声の入力を受け付けるための音声入力手段と、
    前記音声を認識して文字列に変換するための音声認識手段とを含み、
    前記行動ログは、文字列を含み、
    前記出力手段は、前記行動に関連付けられる情報を、文字または音声で出力する、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記出力手段は、前記検索キーの入力を受け付けた電子機器の内部情報に関連付けられた認識情報と同じ認識情報を内部に有する電子機器から入力された行動ログに関連付けられた情報を出力するように構成されている、請求項2に記載のシステム。
  5. 前記検索キー入力手段は、検索キーの入力者を識別するための情報の入力をさらに受け付け、
    前記検索キーの入力者が前記複数のメンバーのいずれかである場合に、前記検索手段は、前記行動ログを検索するように構成されている、請求項1〜4のいずれかに記載のシステム。
  6. 前記検索手段は、前記検索キーが含まれる行動ログの内容に関連付けられるメンバーを検索し、
    前記出力手段は、前記行動に関連付けられる情報として、当該メンバーの識別情報を出力するように構成されている、請求項1〜5のいずれかに記載のシステム。
  7. 行動ログの管理装置であって、
    グループを構成する複数のメンバーの各々による行動の内容を含む行動ログを受信するための受信手段と、
    各前記行動ログを保存するための記憶手段と、
    検索キーの入力を受け付けるための検索キー入力手段と、
    各前記行動ログから、前記検索キーが含まれる行動ログを検索するための検索手段と、
    当該検索の結果として、検索された行動ログに含まれる行動に関連付けられる情報を知らせるためのメッセージを出力するための出力手段とを備える、行動ログの管理装置。
  8. 前記出力手段は、前記検索キーの入力を受け付けた電子機器の内部情報に関連付けられた認識情報と同じ認識情報を内部に有する電子機器から入力された行動ログに関連付けられた情報を出力するように構成されている、請求項7に記載の行動ログの管理装置。
  9. 前記検索キー入力手段は、検索キーの入力者を識別するための情報の入力をさらに受け付け、
    前記検索キーの入力者が前記複数のメンバーのいずれかである場合に、前記検索手段は、前記行動ログを検索するように構成されている、請求項7または8に記載の行動ログの管理装置。
  10. 前記検索手段は、前記検索キーが含まれる行動ログの内容に関連付けられるメンバーを検索し、
    前記出力手段は、前記行動に関連付けられる情報として、当該メンバーの識別情報を出力するように構成されている、請求項7〜9のいずれかに記載の行動ログの管理装置。
  11. 前記検索キー入力手段は、
    発話された音声の入力を受け付けるための音声入力手段と、
    前記音声を認識して文字列に変換するための音声認識手段とを含み、
    前記行動ログは、文字列を含み、
    前記検索手段は、前記変換後の文字列に基づいて、前記検索キーが含まれる行動ログを検索するように構成されている、請求項7〜10のいずれかに記載の行動ログの管理装置。
  12. 前記行動ログを検索することは、
    前記変換後の文字列から名詞を抽出することと、
    各前記行動ログから、前記名詞を含む行動ログを検索することとを含む、請求項7〜11のいずれかに記載の行動ログの管理装置。
  13. 前記検索キー入力手段は、検索キーの入力者を識別するための情報の入力をさらに受け付け、
    前記検索キーの入力者が前記複数のメンバーのいずれかである場合に、前記検索手段は、前記行動ログを検索するように構成されている、請求項7〜12のいずれかに記載の行動ログの管理装置。
  14. 電子機器と通信するための通信手段をさらに備え、
    前記検索キー入力手段は、前記電子機器によって送信された検索キーの入力を受け付けるように構成されている、請求項7〜13のいずれかに記載の行動ログの管理装置。
  15. 情報出力装置と通信するための通信手段をさらに備え、
    前記出力手段は、前記通信手段を介して前記情報出力装置に前記メッセージを出力するように構成されている、請求項7〜14のいずれかに記載の行動ログの管理装置。
  16. 検索キーの入力を受け付けるための検索キー入力手段と、
    グループを構成する複数のメンバーの各々による行動の内容を含む行動ログにアクセスして、各前記行動ログから、前記検索キーが含まれる行動ログを検索するための検索手段と、
    当該検索の結果として、検索された行動ログに含まれる行動に関連付けられる情報を出力するための出力手段とを備える、電子機器。
  17. 前記出力手段は、前記検索キーの入力を受け付けた電子機器の内部情報に関連付けられた認識情報と同じ認識情報を内部に有する電子機器から入力された行動ログに関連付けられた情報を出力するように構成されている、請求項16に記載の電子機器。
  18. 前記検索キー入力手段は、検索キーの入力者を識別するための情報の入力をさらに受け付け、
    前記検索キーの入力者が前記複数のメンバーのいずれかである場合に、前記検索手段は、前記行動ログを検索するように構成されている、請求項16または17に記載の電子機器。
  19. 前記検索手段は、前記検索キーが含まれる行動ログの内容に関連付けられるメンバーを検索し、
    前記出力手段は、前記行動に関連付けられる情報として、当該メンバーの識別情報を出力するように構成されている、請求項16〜18のいずれかに記載の電子機器。
  20. 前記検索キー入力手段は、
    発話された音声の入力を受け付けるための音声入力手段と、
    前記音声を認識して文字列に変換するための音声認識手段とを含み、
    前記行動ログは、文字列を含み、
    前記出力手段は、前記行動に関連付けられる情報を、文字または音声で出力する、請求項16〜19のいずれかに記載の電子機器。
  21. 前記検索手段は、前記検索キーが含まれる行動ログの内容に関連付けられるメンバーを検索し、
    前記出力手段は、前記行動に関連付けられる情報として、当該メンバーの識別情報を出力するように構成されている、請求項16〜20のいずれかに記載の電子機器。
  22. 各前記行動ログを保存するための記憶手段をさらに備え、
    前記検索手段は、前記記憶手段に保存されている各前記行動ログから、前記検索キーが含まれる行動ログを検索するように構成されている、請求項16〜21のいずれかに記載の電子機器。
  23. 各前記行動ログを格納するように構成されたサーバ装置と通信するための通信手段をさらに備え、
    前記検索手段は、前記サーバ装置に保存されている各前記行動ログから、前記検索キーが含まれる行動ログを検索するように構成されている、請求項16〜22のいずれかに記載の電子機器。
  24. 行動ログの検索方法であって、
    グループを構成する複数のメンバーの各々による行動の内容を含む行動ログを受信するステップと、
    各前記行動ログを格納するステップと、
    検索キーの入力を受け付けるステップと、
    各前記行動ログから、前記検索キーが含まれる行動ログを検索するステップと、
    当該検索の結果として、検索された行動ログに含まれる行動に関連付けられる情報を知らせるためのメッセージを出力するステップとを備える、行動ログの検索方法。
  25. 請求項24に記載の検索方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  26. 電子機器を制御するためのプログラムであって、前記プログラムは、前記電子機器のプロセッサに、
    検索キーの入力を受け付けるステップと、
    グループを構成する複数のメンバーの各々による行動の内容を含む行動ログにアクセスして、各前記行動ログから、前記検索キーが含まれる行動ログを検索するステップと、
    当該検索の結果として、検索された行動ログに含まれる行動に関連付けられる情報を出力するステップとを実行させる、プログラム。
  27. 前記出力するステップは、前記検索キーの入力を受け付けた電子機器の内部情報に関連付けられた認識情報と同じ認識情報を内部に有する電子機器から入力された行動ログに関連付けられた情報を出力することを含む、請求項26に記載のプログラム。
  28. 前記検索キーの入力を受け付けるステップは、検索キーの入力者を識別するための情報の入力をさらに受け付けることを含み、
    前記検索するステップは、前記検索キーの入力者が前記複数のメンバーのいずれかである場合に、前記行動ログを検索することを含む、請求項26または27に記載のプログラム。
  29. 前記検索するステップは、前記検索キーが含まれる行動ログの内容に関連付けられるメンバーを検索することを含み、
    前記出力するステップは、前記行動に関連付けられる情報として、当該メンバーの識別情報を出力することを含む、請求項26〜28のいずれかに記載のプログラム。
  30. 前記検索キーの入力を受け付けるステップは、
    発話された音声の入力を受け付けるステップと、
    前記音声を認識して文字列に変換するステップとを含み、
    前記行動ログは、文字列を含み、
    前記出力するステップは、前記行動に関連付けられる情報を、文字または音声で出力することを含む、請求項26〜29のいずれかに記載のプログラム。
  31. 前記検索するステップは、前記検索キーが含まれる行動ログの内容に関連付けられるメンバーを検索することを含み、
    前記出力ステップは、前記行動に関連付けられる情報として、当該メンバーの識別情報を出力することを含む、請求項26〜30のいずれかに記載のプログラム。
  32. 前記プログラムは、前記プロセッサに、各前記行動ログを保存するステップをさらに実行させ、
    前記検索するステップは、前記記憶手段に保存されている各前記行動ログから、前記検索キーが含まれる行動ログを検索することを含む、請求項26〜31のいずれかに記載のプログラム。
  33. 前記プログラムは前記プロセッサに、各前記行動ログを格納するように構成されたサーバ装置と通信するステップをさらに実行させ、
    前記検索するステップは、前記サーバ装置に保存されている各前記行動ログから、前記検索キーが含まれる行動ログを検索することを含む、請求項26〜32のいずれかに記載のプログラム。
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