JP2016009398A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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【課題】操作が禁止されたオブジェクトが操作されようとしたときに警告を発する情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びコンピュータプログラムの提供。【解決手段】操作対象の1又は複数のオブジェクトを表示画面に表示し、表示画面上の位置を示すカーソルにより指定されたオブジェクトに対する操作を受付け、受付けた操作に基づく処理を実行する情報処理装置において、表示画面に表示したオブジェクトの許否情報を参照し、操作が禁止されたオブジェクトの周囲に、オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定するための判定領域を設定し、オブジェクトについて設定された判定領域内にカーソルが位置するか否か判断し、判定領域内にカーソルが位置すると判断した場合、カーソルの動きに基づいて、オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定し、オブジェクトが操作される可能性があると判定した場合、警告を発する。【選択図】図4

Description

本発明は、操作が禁止されたオブジェクトが操作されようとしたときに警告を発する情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びコンピュータプログラムに関する。
近年、様々な電子機器の操作部にタッチパネルが広く用いられるようになっている。これらの電子機器は、一般的にGUI(Graphical User Interface)を備えており、アイコン、ウインドウ、ボタン等のGUIのコンポーネント(オブジェクト)に対する操作を受付ける。電子機器は、オブジェクトに対する操作を受付けた場合、それぞれについて定義されているコンテキスト(操作時の各種条件、処理手順、操作者の権限等)に従って、適宜の処理を実行するように構成されている。
従来、タッチパネルへの入力を制限することなく、ある特定のオブジェクトに対する操作を禁止することにより、不用意なタッチパネルへの接触に伴う誤作動を防止する技術が知られている。また、このような誤作動を防止するために、例えば、操作禁止対象のオブジェクトが操作されたことを検出した場合、音声、映像、力覚インタフェース等を用いてユーザに警告を発することが行われていた。
特表2012−503244号公報
しかしながら、前述のような従来技術では、操作禁止対象のオブジェクトが実際に選択されるまで警告が発せられないため、表示画面上に操作禁止対象のオブジェクトが配置されている場合であっても、通常の操作を行っている限り、操作禁止対象のオブジェクトの存在をユーザが直感的に把握することは困難であった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、操作が禁止されたオブジェクトについて、操作される可能性の有無を判定し、操作される可能性がある場合に警告を発する情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本願の情報処理装置は、操作対象の1又は複数のオブジェクトを表示画面に表示し、該表示画面上の位置を示すカーソルにより指定されたオブジェクトに対する操作を受付け、受付けた操作に基づく処理を実行する情報処理装置において、各オブジェクトに対する操作の許可又は禁止を示す許否情報を記憶する手段と、前記表示画面に表示したオブジェクトの許否情報を参照し、操作が禁止されたオブジェクトの周囲に、該オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定するための判定領域を設定する手段と、前記オブジェクトについて設定された判定領域内に前記カーソルが位置するか否か判断する手段と、前記判定領域内に前記カーソルが位置すると判断した場合、前記カーソルの動きを特定し、特定したカーソルの動きに基づいて、前記オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定する判定手段と、前記オブジェクトが操作される可能性があると判定した場合、警告を発する警告手段とを備えることを特徴とする。
本願によれば、判定領域を通じて操作禁止領域へ移動しようとしているカーソルの動きを特定することにより、操作が禁止されたオブジェクトについて操作される可能性があるか否かを判定することができる。また、本願では、操作される可能性がある場合には、操作禁止領域内へカーソルが進入する前に警告を発するので、ユーザは操作が禁止されたオブジェクトの存在を直感的に把握することができる。
実施の形態1に係るタッチパネルシステムの全体構成を示す模式図である。 タッチパネル装置の内部構成を示すブロック図である。 タッチパネル装置の動作を説明する説明図である。 タッチパネル装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。 実施の形態2に係るスタイラスペンの内部構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る警告処理の処理手順を説明するフローチャートである。 実施の形態3に係るタッチパネル装置の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る警告処理の処理手順を説明するフローチャートである。 実施の形態4に係る警告処理の処理手順を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る情報処理装置をタッチパネル装置に適用した形態について、図面を用いて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係るタッチパネルシステムの全体構成を示す模式図である。本実施の形態に係るタッチパネルシステムは、表示パネル1A及びタッチパネル1Bを有するタッチパネル装置1と、タッチパネル装置1に通信可能に接続され、タッチパネル装置1の操作に用いられるスタイラスペン2とを備える。
タッチパネル装置1は、例えばタブレット端末、スレートPC等の情報処理装置であり、電源投入時にOS(Operating System)等を起動し、起動したOS上で各種ドライバソフトウェア、アプリケーションソフトウェア等が動作するように構成されている。タッチパネル装置1は、OSの起動後、デスクトップ、アイコン、ボタン、メニュー、ウインドウなどのGUIのコンポーネント等のオブジェクトを表示パネル1Aに表示することにより、ユーザにGUI環境を提供する。
ユーザは、スタイラスペン2を用いて操作対象のオブジェクトに対する操作を行うことにより、各種の処理を実行することができる。タッチパネル装置1は、スタイラスペン2を用いて行われた操作をタッチパネル1Bにて検出し、検出した操作に応じて、アプリケーションを起動する処理、アイコンで示されるファイルの内容を表示する処理、ボタンに割り当たられた機能を実行する処理、メニューを表示させる処理、ウインドウを移動させる処理等の様々な処理を実行する。
本実施の形態では、表示パネル1A上に表示するオブジェクトに対して、操作許可を示す属性(操作許可属性)又は操作禁止を示す属性(操作禁止属性)を設定することが可能である。タッチパネル装置1は、スタイラスペン2により指定された操作点(カーソル)の動きを特定することにより、操作禁止属性を有するオブジェクトの操作の可能性を判定し、操作される可能性がある場合に警告を発する構成としている。
図2はタッチパネル装置1の内部構成を示すブロック図である。タッチパネル装置1は、表示パネル1A及びタッチパネル1Bの動作を制御するために、主制御部11、記憶部12、バックライト制御部13、表示制御部14、タッチパネル制御部15、通信部16等を備える。
主制御部11は、例えば、CPU、RAMなどにより構成される。主制御部11のCPUは、OS、各種ドライバソフトウェア等のコンピュータプログラムをRAMにロードして実行することにより、上述のハードウェア各部の動作を制御し、装置全体を本発明に係る情報処理装置として機能させる。
記憶部12は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性の記憶手段である。記憶部12は、主制御部11により実行されるOS、ドライバソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、及びOS等のプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。また、本実施の形態では、表示パネル1Aに表示するオブジェクトに割り当てられた操作許可又は操作禁止の属性を示す許否情報が記憶部12に記憶されているものとする。
バックライト制御部13には、バックライト(不図示)が接続されており、表示制御部14には、表示パネル1Aが接続されている。バックライトは、白色LED(Light Emitting Diode)又は冷陰極蛍光管等の光源を有し、表示パネル1Aを背面側から照明する。バックライト制御部13は、主制御部11からの指示に従ってバックライトの光源の点灯及び消灯を制御する。表示パネル1Aは、例えばカラー液晶パネルであり、主制御部11からの指示に従って表示制御部14が表示パネル1Aを駆動させることにより、画像、文字等の各種情報を表示する。
タッチパネル制御部15には、タッチパネル1Bが接続されている。タッチパネル1Bは、表示パネル1Aの前面側(表示面側)に配置されており、表示パネル1A上でスタイラスペン2による操作を検出するためのタッチセンサ(不図示)を備える。このようなタッチセンサには、静電容量方式、抵抗膜方式、電磁誘導方式、赤外線方式等のセンサを用いることができる。なお、タッチセンサは、スタイラスペン2とタッチパネル1Bとの接触状態を検出する構成であってもよく、スタイラスペン2とタッチパネル1Bとの接触状態だけでなく、近接状態を検出する構成であってもよい。
タッチパネル制御部15は、タッチセンサの動作を制御すると共に、タッチセンサからの出力に基づいて、スタイラスペン2により指定された表示パネル1A上の操作点の位置(カーソル位置)を算出し、算出したカーソル位置を主制御部11に通知する。主制御部11は、タッチパネル制御部15から通知されるカーソル位置に応じた処理を実行する。
通信部16は、有線又は無線の通信方式にてスタイラスペン2を通信可能に接続するインタフェースを備える。有線の通信方式として、例えばUSBケーブルを用いた通信を利用することができる。また、無線の通信方式として、例えばIEEE802.11の規格に準拠した無線通信、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)などを利用することができる。
以下、タッチパネル装置1の動作について説明を行う。
図3はタッチパネル装置1の動作を説明する説明図である。本実施の形態では、表示パネル1A上に表示するオブジェクトに対して、操作許可属性又は操作禁止属性を割り当てることが可能である。なお、これらの属性は、オブジェクト毎に予め規定されているものであってもよく、OS又はアプリケーションソフトウェアによって動的に設定されるものであってもよい。また、ユーザの操作を受付けることにより、操作許可属性又は操作禁止属性が事後的に設定される構成であってもよい。
本実施の形態に係るタッチパネル装置1は、操作禁止属性を有するオブジェクトが表示パネル1Aに表示されている場合、当該オブジェクトを示す領域(以下、操作禁止領域という)の周囲に、当該オブジェクトの操作の可能性を表示画面上で判定するための判定領域を設定する。以下の説明では、表示パネル1Aの全表示領域のうち、操作禁止領域を除いた領域を操作許可領域という。なお、操作許可領域には、操作許可属性が設定されたオブジェクトだけでなく、何れの属性も設定されていないオブジェクトが含まれていてもよい。
図3に示した例では、表示パネル1Aの下端寄りに操作禁止属性を有するオブジェクトが配置されており、このオブジェクトを示す領域(長方形状の領域)が操作禁止領域として指定された状態を示している。タッチパネル装置1の主制御部11は、操作禁止領域の配置に係る情報を取得し、操作禁止領域に外接する所定幅(例えば100ピクセル)の領域を設けることにより、判定領域を設定する。すなわち、判定領域は、操作許可領域内であって、操作禁止領域の周囲に当該操作禁止領域の境界と接するような領域として設定される。
タッチパネル装置1は、現在のカーソル位置が判定領域内に存在するか否かを判断し、現在のカーソル位置が判定領域内に存在する場合には、判定領域内でのカーソルの動きを特定することにより、操作禁止属性を有するオブジェクトが操作される可能性を判定する。そして、操作される可能性があると判定した場合、タッチパネル装置1は警告を発するようにしている。
図4はタッチパネル装置1が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。タッチパネル装置1の主制御部11は、タッチパネル制御部15から通知されるカーソル位置に基づき、現在のカーソル位置が判定領域内にあるか否かを判断する(ステップS11)。
現在のカーソル位置が判定領域内にあると判断した場合(S11:YES)、主制御部11は、カーソルの移動速度に対する閾値を閾値速度Vs(例えば30ピクセル/sec)に設定する(ステップS12)。
次いで、主制御部11は、カーソルの移動速度は閾値速度Vsより高いか否かを判断する(ステップS13)。主制御部11は、タッチパネル1Bにて検出されるカーソル位置を検出時刻と共に管理しておき、現在のカーソル位置と現在から所定時間前(例えば10msec前)のカーソル位置との間の距離を算出し、算出した距離をその間の時間間隔で除算することにより、カーソルの移動速度を算出することができる。
カーソルの移動速度が閾値速度Vs以下の場合(S13:NO)、主制御部11は、本フローチャートによる処理を終了する。
カーソルの移動速度が閾値速度Vsより高いと判断した場合(S13:YES)、主制御部11は、現在移動中のカーソルの移動開始位置(すなわち、直近のカーソル停止位置)が判定領域を除く操作許可領域内に含まれるか否かを判断する(ステップS14)。
現在移動中のカーソルの移動開始位置が判定領域を除く操作許可領域内に含まれると判断した場合(S14:YES)、主制御部11は、カーソルの移動速度に対する閾値を閾値速度V1(例えば100ピクセル/sec)に設定すると共に、操作禁止領域へのカーソルの進入角度に対する閾値を閾値角度θ1(例えば10度)に設定する(ステップS15)。閾値速度V1及び閾値角度θ1を設定した後、主制御部11は、後述するステップS18へ処理を移行させる。
現在移動中のカーソルの移動開始位置が判定領域を除く操作許可領域内に含まれないと判断した場合(S14:NO)、主制御部11は、現在移動中のカーソルの移動開始位置が判定領域に含まれるか否かを判断する(ステップS16)。
現在移動中のカーソルの移動開始位置が判定領域に含まれると判断した場合(S16:YES)、主制御部11は、カーソルの移動速度に対する閾値を閾値速度V1より高い閾値速度V2(例えば200ピクセル/sec)、操作禁止領域へのカーソルの進入角度に対する閾値を閾値角度θ1より大きな閾値角度θ2(例えば30度)に設定する(ステップS17)。現在移動中のカーソルの移動開始位置が判定領域に含まれないと判断した場合(S16:NO)、主制御部11は、本フローチャートによる処理を終了する。
カーソルの移動速度に対する閾値及び操作禁止領域へのカーソルの進入角度に対する閾値をステップS15又はS17にて設定した後、主制御部11は、現在のカーソルの移動速度が閾値速度(V1又はV2)より高く、かつ操作禁止領域へのカーソルの進入角度が閾値角度(θ1又はθ2)より大きいか否かを判断する(ステップS18)。閾値速度と比較するカーソルの移動速度は、ステップS13で算出した値を用いてもよく、ステップS18の時点で新たに計算し直した値を用いてもよい。また、進入角度については、例えば、以下のようにして算出することができる。主制御部11は、現在のカーソル位置からカーソルの移動方向へ延長した延長線と操作禁止領域の境界との交点(進入予測点)を求め、その進入予測点において操作禁止領域に接する接線と前記延長線との間の角度を求めることにより、操作禁止領域へのカーソルの進入角度を算出することができる。
現在のカーソルの移動速度が閾値速度以下であるか、又は操作禁止領域へのカーソルの進入角度が閾値角度以下であると判断した場合(S18:NO)、主制御部11は、本フローチャートによる処理を終了する。
現在のカーソルの移動速度が閾値速度より高く、かつ操作禁止領域へのカーソルの進入角度が閾値角度より大きいと判断した場合(S18:YES)、主制御部11は、操作禁止領域として設定されているオブジェクトが操作される可能性があると判定し、警告処理を実行する(ステップS19)。警告処理は、例えば、操作が禁止されている領域へカーソルが進入しようとしている旨の文字情報を表示パネル1Aに表示することで実行することができる。また、タッチパネル装置1に音を出力する出力手段を設け、操作が禁止されている領域へカーソルが進入しようとしている旨の音声又は警告音を出力手段から出力することによって警告処理を実行する構成としてもよい。
更に、スタイラスペン2の内部に偏心モータ、圧電素子等からなるバイブレータを設け、警告処理の実行時に、タッチパネル装置1から前記バイブレータを作動させるための制御信号を送信するスタイラスペン2へ送信し、バイブレータを作動させることによって警告処理を実行する構成としてもよい。
一方、ステップS11において、現在のカーソル位置が判定領域内にないと判断した場合(S11:NO)、主制御部11は、現在のカーソル位置が操作禁止領域内にあるか否かを判断する(ステップS20)。
現在のカーソル位置が操作禁止領域内にないと判断した場合(S20:NO)、主制御部11は、本フローチャートによる処理を終了する。また、現在のカーソル位置が操作禁止領域内にあると判断した場合(S20:YES)、主制御部11は、ステップS19へ処理を移行させ、警告処理を実行する。
以上のように、実施の形態1では、操作許可領域内から操作禁止領域へ移動しようとしているカーソルの動きを特定することにより、操作禁止属性を有するオブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定することができる。また、操作禁止属性を有するオブジェクトが操作される可能性がある場合には、操作禁止領域内へカーソルが進入する前に警告を発することができ、そのオブジェクトに対する操作を未然に防止することができる。
また、カーソルの移動速度に対する閾値(閾値速度)、及び操作禁止領域への進入角度に対する閾値(閾値角度)を、操作禁止領域に隣接して配置される判定領域では比較的大きな値に設定し、判定領域を除いた判定領域では比較的小さな値に設定するので、操作禁止領域の付近で手書き文字を入力する操作、操作禁止領域付近に配置されたGUI部品に対する操作等の影響を受けることなく、操作禁止属性を有するオブジェクトへの操作を検出することができる。
実施の形態1では、タッチパネル1B上の位置を指示する指示具としてスタイラスペン2を用いる構成について説明したが、ユーザの視線入力によりタッチパネル1B上の位置を指定する構成であってもよい。
実施の形態2.
実施の形態2では、力覚インタフェースを利用して警告処理を実行する構成について説明する。
なお、タッチパネル装置1の内部構成、警告処理を実行するか否かの判断手法等は、実施の形態1に記載のものと同様であるため、その説明を省略することとする。
図5は実施の形態2に係るスタイラスペン2の内部構成を示すブロック図である。スタイラスペン2は、制御部21、通信部22、加速度検出部23、姿勢検出部24、力覚提示部25を備える。制御部21は、例えばCPU、ROM、RAMにより構成されており、ROMに予め格納された制御プログラムをRAMに読み出し、CPUが制御プログラムを実行することにより、スタイラスペン2を本発明に係る指示具として機能させる。
通信部22は、有線又は無線により接続先のタッチパネル装置1と通信するためのインタフェースを含む。有線方式の通信として、例えばUSBケーブルを用いた通信を利用することができる。また、無線方式の通信として、例えばIEEE802.11の規格に準拠した無線通信、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)などを利用することができる。
加速度検出部23は、例えば静電容量素子、ピエゾ抵抗素子などにより構成された3軸の加速度センサを備える。加速度検出部23は、適宜の時間間隔でスタイラスペン2の加速度(大きさ及び向き)を検出し、検出結果を制御部21へ出力する。
姿勢検出部24は、例えば3軸のジャイロセンサ等により構成されており、適宜の時間間隔でスタイラスペン2の姿勢を検出し、検出結果を制御部21へ出力する。
力覚提示部25は、例えば、スタイラスペン2を把持しているユーザに対して所定方向への並進運動を想起させるような力覚を提示する。力覚提示部25は、例えば、リニア振動アクチュエータを備え、提示したい方向に大きな加速度を短時間、逆の方向に小さな加速度を長時間といった非対称な加速度(偏加速度)を持つ周期運動を発生させることにより、スタイラスペン2を把持するユーザに対して任意の方向への並進運動を想起させることができる。
図6は実施の形態2に係る警告処理の処理手順を説明するフローチャートである。タッチパネル装置1の主制御部11は、図4に示すフローチャートのステップS11〜S18の処理を実行することにより、警告処理を実行するか否かを判断する(ステップS21)。警告処理を実行しないと判断した場合には(S21:NO)、主制御部11は、本フローチャートによる処理を終了する。
警告処理を実行すると判断した場合(S21:YES)、主制御部11は、通信部16を通じて、力覚の提示を指示する信号をスタイラスペン2へ送信する(ステップS22)。
スタイラスペン2の制御部21は、通信部22を通じて、力覚の提示を指示する信号をタッチパネル装置1から受信したか否かを判断する(ステップS23)。受信していないと判断した場合(S23:NO)、制御部21は、力覚の提示を指示する信号を受信するまで待機する。
力覚の提示を指示する信号を受信したと判断した場合(S23:YES)、制御部21は、加速度検出部23から出力される検出結果に基づいて、スタイラスペン2の移動方向を特定する(ステップS24)。そして、制御部21は、力覚提示部25が備えるリニア振動アクチュエータの動作を制御することにより、特定した移動方向とは反対方向への並進運動をユーザに想起させるような力覚を提示する(ステップS25)。
以上のように、実施の形態2では、操作禁止属性を有するオブジェクトが操作される可能性がある場合、スタイラスペン2の移動方向とは反対方向への並進運動を想起させるような力覚を提示するので、ユーザは、操作禁止領域へのカーソルの移動が制限されていることを感覚的に認知することができる。
実施の形態3.
実施の形態2では、スタイラスペン2の移動方向とは反対方向への並進運動を想起させるような力覚を提示する構成としたが、タッチパネル装置1の表示パネル1Aに表示された操作禁止領域を基準として、操作禁止領域から操作許可領域の側に向かう方向への並進運動を想起させるような力覚を提示する構成としてもよい。
図7は実施の形態3に係るタッチパネル装置1の内部構成を示すブロック図である。実施の形態3に係るタッチパネル装置1は、前述した表示パネル1A及びタッチパネル1B、並びに主制御部11、記憶部12、バックライト制御部13、表示制御部14、タッチパネル制御部15、通信部16の他に、姿勢検出部17を備える。
姿勢検出部17は、例えば3軸のジャイロセンサ等により構成されており、適宜の時間間隔でタッチパネル装置1の姿勢を検出し、検出結果を主制御部11へ出力する。
主制御部11は、図4に示すフローチャートのステップS11〜S18の処理を実行し、操作禁止属性を有するオブジェクトが操作される可能性があると判断した場合、姿勢検出部17による検出結果を参照し、操作禁止領域から操作許可領域の側へ向かう方向ベクトル(例えば境界線の法線方向)Vfを、表示パネル1Aの傾き方向Vdに基づいて絶対座標系に変換することにより、方向ベクトルVfdを算出する。
実施の形態3に係るタッチパネル装置1は、スタイラスペン2に対して力覚の提示を指示する信号を送信する際、算出した方向ベクトルVfdを併せて通知する。
図8は実施の形態3に係る警告処理の処理手順を説明するフローチャートである。タッチパネル装置1の主制御部11は、図4に示すフローチャートのステップS11〜S18の処理を実行することにより、警告処理を実行するか否かを判断する(ステップS31)。警告処理を実行しないと判断した場合には(S31:NO)、主制御部11は、本フローチャートによる処理を終了する。
警告処理を実行すると判断した場合(S31:YES)、主制御部11は、姿勢検出部17からの出力に基づき、力覚を発生させる方向を表す方向ベクトルVfdを算出する(ステップS32)。そして、主制御部11は、算出した方向ベクトルVfdに基づき、方向を指定した力覚の提示を指示する信号を、通信部16を通じてスタイラスペン2へ送信する(ステップS33)。
スタイラスペン2の制御部21は、通信部22を通じて、力覚の提示を指示する信号をタッチパネル装置1から受信したか否かを判断する(ステップS34)。受信していないと判断した場合(S34:NO)、制御部21は、力覚の提示を指示する信号を受信するまで待機する。
力覚の提示を指示する信号を受信したと判断した場合(S34:YES)、制御部21は、姿勢検出部24から出力される検出結果に基づいて、スタイラスペン2の姿勢を特定する(ステップS35)。そして、制御部21は、力覚提示部25が備えるリニア振動アクチュエータの動作を制御することにより、タッチパネル装置1により指定された方向への並進運動をユーザに想起させるような力覚を提示する(ステップS36)。
以上のように、実施の形態3では、操作禁止属性を有するオブジェクトが操作される可能性がある場合、操作禁止領域から操作許可領域の側へ向かう並進運動を想起させるような力覚を提示するので、ユーザは操作許可領域の方向を感覚的に認知することができ、より容易にカーソル位置へ復帰させることができる。
実施の形態4.
実施の形態2及び3では、提示する力覚の大きさを考慮していなかったが、操作禁止領域にどれだけ近づいているかを基準として、提示する力覚の大きさを異ならせる構成としてもよい。
図9は実施の形態4に係る警告処理の処理手順を説明するフローチャートである。タッチパネル装置1の主制御部11は、図4に示すフローチャートのステップS11〜S18の処理を実行することにより、警告処理を実行するか否かを判断する(ステップS41)。警告処理を実行しないと判断した場合には(S41:NO)、主制御部11は、本フローチャートによる処理を終了する。
警告処理を実行すると判断した場合(S41:YES)、主制御部11は、操作禁止領域とは反対側の判定領域の境界と現在のカーソル位置との間の距離を算出する(ステップS42)。
主制御部11は、算出した距離に基づいて、ユーザに想起させる力覚の大きさを決定する(ステップS43)。主制御部11は、力覚の大きさを、操作禁止領域とは反対側の判定領域の境界と現在のカーソル位置との間の距離に比例して大きくなるような値に設定してもよく、距離の二乗に比例して大きくなるような値に設定してもよい。
主制御部11は、通信部16を通じて、大きさを指定した力覚の提示を指示する信号をスタイラスペン2へ送信する(ステップS44)。
スタイラスペン2の制御部21は、通信部22を通じて、力覚の提示を指示する信号をタッチパネル装置1から受信したか否かを判断する(ステップS45)。受信していないと判断した場合(S45:NO)、制御部21は、力覚の提示を指示する信号を受信するまで待機する。
力覚の提示を指示する信号を受信したと判断した場合(S45:YES)、制御部21は、加速度検出部23から出力される検出結果に基づいて、スタイラスペン2の移動方向を特定する(ステップS46)。そして、制御部21は、力覚提示部25が備えるリニア振動アクチュエータの動作を制御することにより、特定した移動方向とは反対方向を向き、タッチパネル装置1により指定された大きさを有する並進運動をユーザに想起させるような力覚を提示する(ステップS47)。
なお、図9に示すフローチャートでは、スタイラスペン2の移動方向とは反対方向の並進運動をユーザに想起させるような力覚を提示する構成としたが、実施の形態3と同様に、操作禁止領域から操作許可領域の側に向かう方向への並進運動を想起させるような力覚を提示する構成としてもよい。
以上のように、実施の形態4では、操作禁止領域とは反対側の判定領域の境界と現在のカーソル位置との間の距離が長くなる程(すなわち、操作禁止領域に近づく程)、ユーザに想起させる力覚の大きさを大きくする構成としているので、ユーザは、操作禁止領域へのカーソルの移動が制限されていることを感覚的に認知することができる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施の形態では、タッチパネル1B上の位置を指示する指示具としてスタイラスペン2を用いる構成について説明したが、マウス、トラックボール等の他の入力デバイスを用いる構成であってもよい。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
本願の情報処理装置(1)は、操作対象の1又は複数のオブジェクトを表示画面(1A)に表示し、該表示画面(1A)上の位置を示すカーソルにより指定されたオブジェクトに対する操作を受付け、受付けた操作に基づく処理を実行する情報処理装置(1)において、各オブジェクトに対する操作の許可又は禁止を示す許否情報を記憶する手段(12)と、前記表示画面(1A)に表示したオブジェクトの許否情報を参照し、操作が禁止されたオブジェクトの周囲に、該オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定するための判定領域を設定する手段(11)と、前記オブジェクトについて設定された判定領域内に前記カーソルが位置するか否か判断する手段(S11)と、前記判定領域内に前記カーソルが位置すると判断した場合、前記カーソルの動きを特定し、特定したカーソルの動きに基づいて、前記オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定する判定手段(S18)と、前記オブジェクトが操作される可能性があると判定した場合、警告を発する警告手段(S19)とを備えることを特徴とする。
本願では、判定領域を通じて操作禁止領域へ移動しようとしているカーソルの動きを特定することにより、操作が禁止されたオブジェクトについて操作される可能性があるか否かを判定する。また、本願では、操作される可能性がある場合には、操作禁止領域内へカーソルが進入する前に警告を発するので、ユーザは操作が禁止されたオブジェクトの存在を直感的に把握することができる。
本願の情報処理装置(1)は、前記判定手段(S18)は、前記カーソルの動きとして、前記カーソルの移動速度及び前記オブジェクトが示す領域内への前記カーソルの進入角度を特定するようにしてあり、特定した移動速度及び進入角度に基づいて前記可能性を判定するようにしてあることを特徴とする。
本願では、操作が禁止されたオブジェクトについての操作と、操作禁止領域の近傍で行うそれ以外の操作とを、操作禁止領域への進入角度及びカーソルの移動速度に基づいて判別することができる。
本願の情報処理装置(1)は、前記判定手段(S18)は、特定した移動速度及び進入角度を夫々閾値速度及び閾値角度と比較し、前記移動速度が前記閾値速度より高く、かつ前記進入角度が前記閾値角度より大きい場合、前記可能性があると判定するようにしてあることを特徴とする。
本願では、操作禁止領域への進入角度が浅く、カーソルの移動速度が低い場合、操作禁止領域の付近で手書き文字を入力する操作、操作禁止領域付近に配置されたGUI部品に対する操作等の通常の操作が実行されているとして、警告を発することを回避することができる。
本願の情報処理装置(1)は、前記カーソルの位置が移動した際の移動開始位置を特定する手段(S14)と、特定した移動開始位置が前記判定領域の外側の領域に含まれる場合、前記閾値速度及び閾値角度を夫々第1閾値速度及び第1閾値角度に設定し、前記移動開始位置が前記判定領域内に含まれる場合、前記閾値速度を前記第1閾値速度より高い第2閾値速度に設定すると共に、前記閾値角度を前記第1閾値角度より大きい第2閾値角度に設定する手段(S15,S17)とを備えることを特徴とする。
本願では、カーソルの移動速度に対する閾値(閾値速度)、及び操作禁止領域への進入角度に対する閾値(閾値角度)を、操作禁止領域に隣接して配置される判定領域では比較的大きな値に設定し、判定領域を除いた判定領域では比較的小さな値に設定するので、操作禁止領域の付近で手書き文字を入力する操作、操作禁止領域付近に配置されたGUI部品に対する操作等の影響を受けることなく、操作が禁止されたオブジェクトへの操作を検出することができる。
本願の情報処理装置(1)は、前記表示画面(1A)上のカーソルの位置を指示する指示具(2)を接続する接続手段(16)と、該接続手段(16)に接続された指示具(2)により、前記カーソルの移動指示を受付ける手段(18)とを更に備え、受付けた前記カーソルの移動指示に応じて前記表示画面(1A)上の前記カーソルの位置を移動させるようにしてあることを特徴とする。
本願では、マウス、スタイラスペン等の入力デバイスを用いてカーソルの移動を指示できる情報処理装置に適用できる。
本願の情報処理装置(1)は、前記警告手段(S19)は、前記カーソルの移動方向とは反対方向への力覚の提示を指示する信号を前記接続手段(16)に接続された指示具へ送信する手段(S22)を備えることを特徴とする。
本願では、操作が禁止されたオブジェクトについて、操作される可能性があると判断した場合、カーソルの移動方向とは反対方向への並進運動を想起させるような力覚を提示するので、ユーザは、操作禁止領域へのカーソルの移動が制限されていることを感覚的に認知することができる。
本願の情報処理装置(1)は、自装置の姿勢を検出する検出手段(17)を更に備え、前記警告手段(S19)は、前記検出手段(17)が検出した姿勢の情報を含み、前記オブジェクトが示す領域に対する法線方向への力覚の提示を指示する信号を前記接続手段(16)に接続された指示具(2)へ送信する手段(S44)を備えることを特徴とする。
本願では、操作禁止属性を有するオブジェクトについて、操作される可能性があると判断した場合、操作禁止領域から操作許可領域の側へ向かう並進運動を想起させるような力覚を提示するので、ユーザは操作許可領域の方向を感覚的に認知することができ、より容易にカーソル位置へ復帰させることができる。
本願の情報処理装置(1)は、前記警告手段(S19)は、前記オブジェクトが示す領域と前記カーソルとの距離に応じて、前記力覚の大きさを調整するようにしてあることを特徴とする。
本願では、操作禁止領域との距離に応じて、ユーザに想起させる力覚の大きさを調整する構成としているので、例えば、操作禁止領域に近づくにつれて力覚の大きさを大きくすることにより、ユーザは、操作禁止領域へのカーソルの移動が制限されていることを感覚的に認知することができる。
本願の情報処理装置(1)は、前記表示画面(1A)上に設けられたタッチパネル(1B)を更に備え、前記指示具は、前記タッチパネル(1B)上の位置を指示するためのスタイラスペン(2)であることを特徴とする。
本願では、スタイラスペンを用いてカーソルの移動を指示できる情報処理装置に適用できる。
本願の情報処理システムは、上述の情報処理装置(1)と、該情報処理装置(1)が備える接続手段(16)に接続される指示具(2)とを備え、前記指示具(2)は、前記情報処理装置(1)から送信される信号を受信する受信手段(22)と、該受信手段(22)にて力覚の提示を指示する信号を受信した場合、該信号に基づいて力覚を提示する手段(25)とを備えることを特徴とする。
本願では、指示具を把持するユーザに対して所定の方向への並進運動を想起させるような力覚を提示することができる。
本願の情報処理方法は、操作対象の1又は複数のオブジェクトを表示画面(1A)に表示し、該表示画面(1A)上の位置を示すカーソルにより指定されたオブジェクトに対する操作を受付け、受付けた操作に基づく処理を実行する情報処理方法において、各オブジェクトに対する操作の許可又は禁止を示す許否情報を記憶する記憶手段(12)を参照し、前記表示画面(1A)に表示したオブジェクトのうち、操作が禁止されたオブジェクトの周囲に、該オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定するための判定領域を設定し、前記オブジェクトについて設定された判定領域内に前記カーソルが位置するか否か判断し(S11)、前記判定領域内に前記カーソルが位置すると判断した場合、前記カーソルの動きを特定し、特定したカーソルの動きに基づいて、前記オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定し(S18)、前記オブジェクトが操作される可能性があると判定した場合、警告を発する(S19)ことを特徴とする。
本願では、判定領域を通じて操作禁止領域へ移動しようとしているカーソルの動きを特定することにより、操作が禁止されたオブジェクトについて操作される可能性があるか否かを判定する。また、本願では、操作される可能性がある場合には、操作禁止領域内へカーソルが進入する前に警告を発するので、ユーザは操作が禁止されたオブジェクトの存在を直感的に把握することができる。
本願のコンピュータプログラムは、コンピュータ(1)に、操作対象の1又は複数のオブジェクトが表示された表示画面(1A)上にてカーソルにより指定されたオブジェクトに対する操作を受付け、受付けた操作に基づく処理を実行させるコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータ(1)を、各オブジェクトに対する操作の許可又は禁止を示す許否情報を記憶する記憶手段(12)を参照し、前記表示画面(1A)に表示されたオブジェクトのうち、操作が禁止されたオブジェクトの周囲に、該オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定するための判定領域を設定する手段(11)、前記オブジェクトについて設定された判定領域内に前記カーソルが位置するか否か判断する手段(S11)、前記判定領域内に前記カーソルが位置すると判断した場合、前記カーソルの動きを特定し、特定したカーソルの動きに基づいて、前記オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定する判定手段(S18)、及び前記オブジェクトが操作される可能性があると判定した場合、警告を発する警告手段(S19)として機能させることを特徴とする。
本願では、判定領域を通じて操作禁止領域へ移動しようとしているカーソルの動きを特定することにより、操作が禁止されたオブジェクトについて操作される可能性があるか否かを判定する。また、本願では、操作される可能性がある場合には、操作禁止領域内へカーソルが進入する前に警告を発するので、ユーザは操作が禁止されたオブジェクトの存在を直感的に把握することができる。
1 タッチパネル装置
1A 表示パネル
1B タッチパネル
2 スタイラスペン
11 主制御部
12 記憶部
13 バックライト制御部
14 表示制御部
15 タッチパネル制御部
16 通信部
17 姿勢検出部
21 制御部
22 通信部
23 加速度検出部
24 姿勢検出部
25 力覚提示部

Claims (12)

  1. 操作対象の1又は複数のオブジェクトを表示画面に表示し、該表示画面上の位置を示すカーソルにより指定されたオブジェクトに対する操作を受付け、受付けた操作に基づく処理を実行する情報処理装置において、
    各オブジェクトに対する操作の許可又は禁止を示す許否情報を記憶する手段と、
    前記表示画面に表示したオブジェクトの許否情報を参照し、操作が禁止されたオブジェクトの周囲に、該オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定するための判定領域を設定する手段と、
    前記オブジェクトについて設定された判定領域内に前記カーソルが位置するか否か判断する手段と、
    前記判定領域内に前記カーソルが位置すると判断した場合、前記カーソルの動きを特定し、特定したカーソルの動きに基づいて、前記オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定する判定手段と、
    前記オブジェクトが操作される可能性があると判定した場合、警告を発する警告手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記カーソルの動きとして、前記カーソルの移動速度及び前記オブジェクトが示す領域内への前記カーソルの進入角度を特定するようにしてあり、特定した移動速度及び進入角度に基づいて前記可能性を判定するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段は、特定した移動速度及び進入角度を夫々閾値速度及び閾値角度と比較し、前記移動速度が前記閾値速度より高く、かつ前記進入角度が前記閾値角度より大きい場合、前記可能性があると判定するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記カーソルの位置が移動した際の移動開始位置を特定する手段と、
    特定した移動開始位置が前記判定領域の外側の領域に含まれる場合、前記閾値速度及び閾値角度を夫々第1閾値速度及び第1閾値角度に設定し、前記移動開始位置が前記判定領域内に含まれる場合、前記閾値速度を前記第1閾値速度より高い第2閾値速度に設定すると共に、前記閾値角度を前記第1閾値角度より大きい第2閾値角度に設定する手段と
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示画面上のカーソルの位置を指示する指示具を接続する接続手段と、
    該接続手段に接続された指示具により、前記カーソルの移動指示を受付ける手段と
    を更に備え、
    受付けた前記カーソルの移動指示に応じて前記表示画面上の前記カーソルの位置を移動させるようにしてあることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記警告手段は、前記カーソルの移動方向とは反対方向への力覚の提示を指示する信号を前記接続手段に接続された指示具へ送信する手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 自装置の姿勢を検出する検出手段
    を更に備え、
    前記警告手段は、前記検出手段が検出した姿勢の情報を含み、前記オブジェクトが示す領域に対する法線方向への力覚の提示を指示する信号を前記接続手段に接続された指示具へ送信する手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  8. 前記警告手段は、前記オブジェクトが示す領域と前記カーソルとの距離に応じて、前記力覚の大きさを調整するようにしてあることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記表示画面上に設けられたタッチパネル
    を更に備え、
    前記指示具は、前記タッチパネル上の位置を指示するためのスタイラスペンであることを特徴とする請求項6から請求項8の何れか1つに記載の情報処理装置。
  10. 請求項6から請求項9の何れか1つに記載の情報処理装置と、
    該情報処理装置が備える接続手段に接続される指示具と
    を備え、
    前記指示具は、
    前記情報処理装置から送信される信号を受信する受信手段と、
    該受信手段にて力覚の提示を指示する信号を受信した場合、該信号に基づいて力覚を提示する手段と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  11. 操作対象の1又は複数のオブジェクトを表示画面に表示し、該表示画面上の位置を示すカーソルにより指定されたオブジェクトに対する操作を受付け、受付けた操作に基づく処理を実行する情報処理方法において、
    各オブジェクトに対する操作の許可又は禁止を示す許否情報を記憶する記憶手段を参照し、前記表示画面に表示したオブジェクトのうち、操作が禁止されたオブジェクトの周囲に、該オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定するための判定領域を設定し、
    前記オブジェクトについて設定された判定領域内に前記カーソルが位置するか否か判断し、
    前記判定領域内に前記カーソルが位置すると判断した場合、前記カーソルの動きを特定し、
    特定したカーソルの動きに基づいて、前記オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定し、
    前記オブジェクトが操作される可能性があると判定した場合、警告を発する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  12. コンピュータに、操作対象の1又は複数のオブジェクトが表示された表示画面上にてカーソルにより指定されたオブジェクトに対する操作を受付け、受付けた操作に基づく処理を実行させるコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    各オブジェクトに対する操作の許可又は禁止を示す許否情報を記憶する記憶手段を参照し、前記表示画面に表示されたオブジェクトのうち、操作が禁止されたオブジェクトの周囲に、該オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定するための判定領域を設定する手段、
    前記オブジェクトについて設定された判定領域内に前記カーソルが位置するか否か判断する手段、
    前記判定領域内に前記カーソルが位置すると判断した場合、前記カーソルの動きを特定し、特定したカーソルの動きに基づいて、前記オブジェクトが操作される可能性があるか否かを判定する判定手段、及び
    前記オブジェクトが操作される可能性があると判定した場合、警告を発する警告手段
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018163626A1 (ja) * 2017-03-08 2018-09-13 株式会社デンソー 入力装置
CN109191188A (zh) * 2018-08-17 2019-01-11 连云港伍江数码科技有限公司 目标信息的确定方法、装置、计算机设备和存储介质

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