JP2016006331A - インサートカラーの製造方法 - Google Patents

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明 川村
Akira Kawamura
明 川村
龍士 前沢
Tatsuji Maezawa
龍士 前沢
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Abstract

【課題】金属部材からなる円筒体の外周面に、一方側の端縁から他方側の端縁近傍にかけてその軸方向に沿った複数の長溝を設けてなるインサートカラーを、少ない工程数で能率よく製造することができると共に製造コストも軽減することができるようにする。【解決手段】第1工程で所定の厚味の金属板を円板形状に打ち抜き、第2工程及び第3工程で前記円板形状に打ち抜かれた金属板Aをカップ状部材Bに絞り加工する。第4工程で絞り加工により、前記カップ状部材における側壁の軸断面形状を、その円周方向に沿って凹凸形状となすと共に、外周面側の凹部を、底部から頂部近傍に至る軸方向に沿った長溝とする。第5工程で前記カップ状部材Bにリストライクを行った後、第6工程で前記カップ状部材Bの底壁を打ち抜いて穴明け加工し、第7工程で前記カップ状部材Bの縁切り加工を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂部材のボルト挿通孔の周囲にインサート成形により設けられる金属製のインサートカラーの製造方法に関するものである。
ボルトの締め込みトルクによってボルト挿通孔の周縁の樹脂が破損しないようにするため、樹脂部材のボルト挿通孔の周囲にインサート成形により金属製のインサートカラーが設けられる。そしてまた、該インサートカラーの外周面には樹脂との結合力を強化するために窪みが形成されている。
そして、斯かる窪みとして従来はローレット状の窪みやドット状の窪みが採用され、これが全周面に均等に設けられていた。
しかし、斯かるローレット状の窪みやドット状の窪みの場合には、各窪みに入る樹脂の量が充分でないためにインサートカラーと樹脂との結合力が弱く、円周方向への回り止め及び軸方向への抜け止めとしての作用が不充分であった。
そしてまた、斯かる問題点に対処するために、例えば特許文献1に示す如き、金属部材からなる円筒体の外周面に、端部を残してその軸方向に沿った複数の長溝を設けてなるインサートカラーも案出されている。
斯かる特許文献1に記載のインサートカラーによれば、インサートカラーそのものの作用効果においては従来のインサートカラーの問題点を解消することはできる。しかし、その製造方法の点において問題がある。
即ち、該特許文献1に記載のインサートカラーの製造方法は、その記載によれば次の通りである。
高精度をもつ複数の金型を装着した一基の鍛造機械を用いて、先ず金属の丸棒線材を所要長に切断し、次にそれを鍛圧して形状調整して、更にコップ状に鍛圧成形する。次に鍛造深絞りと縦溝の形成を行い、更にカス抜き工程を経て、最終鍛造にて軸受穴1dの高精度化と円筒体の端面の振れ調整及び円筒外円周面の縦溝1aの船形化を行い、インサートブッシュ1を完成する。
斯かる製造方法によると、工程数が多いと共に各工程が複雑である。したがって、製造能率が悪く、且つまた製造コストが高くつくことになる。
特許第3353089号特許公報
本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、金属部材からなる円筒体の外周面に、一方側の端縁から他方側の端縁近傍にかけてその軸方向に沿った複数の長溝を設けてなるインサートカラーを、少ない工程数で能率よく製造することができると共に製造コストも軽減することができるようになしたインサートカラーの製造方法を提供しようとするものである。
而して、本発明の要旨とするところは、金属部材からなる円筒体の外周面に、一方側の端縁から他方側の端縁近傍にかけてその軸方向に沿った複数の長溝を設けてなるインサートカラーの製造方法において、第1工程で所定の厚味の金属板を円板形状に打ち抜き、第2工程及び第3工程で前記円板形状に打ち抜かれた金属板をカップ状部材に絞り加工し、第4工程で絞り加工により、前記カップ状部材における側壁の軸断面形状を、その円周方向に沿って凹凸形状となすと共に、外周面側の凹部を、底部から頂部近傍に至る軸方向に沿った長溝となし、第5工程で前記カップ状部材にリストライクを行った後、第6工程で前記カップ状部材の底壁を打ち抜いて穴明け加工し、第7工程で前記カップ状部材の縁切り加工を行うことを特徴とするインサートカラーの製造方法にある。
本発明は上記の如き構成であるから、金属部材からなる円筒体の外周面に、一方側の端縁から他方側の端縁近傍にかけてその軸方向に沿った複数の長溝を設けてなるインサートカラーを、少ない工程数で能率よく製造することができると共に製造コストも軽減することができるようになるものである。
本発明の実施形態に係るインサートカラーの製造方法における加工順序を示すものであり、Aは各工程における加工材料の側面図、Bは同底面図である。 同第1工程を実施する装置の上死点の状態における縦断面図である。 同第1工程を実施する装置におけるダイ部分の平面図である。 同第2工程及び第3工程を実施する装置の上死点の状態における縦断面図である。 同第2工程及び第3工程を実施する装置におけるダイ部分の平面図である。 同第4工程を実施する装置の上死点の状態における縦断面図である。 同第4工程を実施する装置の下死点の状態におけるパンチとダイ部分の縦断面図である。 同第4工程を実施する装置におけるダイ部分の平面図である。 同第4工程を実施する装置の下死点の状態におけるパンチとダイ及び加工材料の横縦断面である。 同第5工程を実施する装置の上死点の状態における縦断面図である。 同第5工程を実施する装置の下死点の状態におけるパンチとダイ部分の縦断面図である。 同第5工程を実施する装置におけるダイ部分の平面図である。 同第5工程を経た加工材料の縦断面図である。 同第6工程を実施する装置の上死点の状態における縦断面図である。 同第6工程を実施する装置におけるダイ部分の平面図である。 同第7工程を実施する装置の上死点の状態における縦断面図である。 同第7工程を実施する装置の下死点の状態におけるパンチとダイ部分の縦断面図である。 同第7工程を実施する装置におけるダイ部分の平面図である。 同第7工程を実施する装置における工程途中の状態の縦断面図である。 同第7工程を実施する装置の下死点の状態における断面図である。 本発明により製造するインサートカラーの下方側から看た斜視図である。 本発明により製造するインサートカラーの上方側から看た斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
本発明は、図21及び図22に示すインサートカラーを製造する方法に関するものであり、該インサートカラーは、金属部材からなる円筒体100の外周面に、一方側の端縁100aから他方側の端縁100b近傍にかけてその軸方向に沿った複数の長溝101、101、101、101が形成されてなるものである。尚、Lは円筒体100の外周面における他方側の端縁近傍の長溝101、101、101、101が形成されていない部分である。また、該円筒体100の内周面には、外周面の各長溝101、101、101、101の間の凸部102、102、102、102と対応する位置に、他方側の端縁100bから一方側の端縁100a近傍にかけて長溝103、103、103、103が形成されている。
そして、斯かるインサートカラーは、複数の長溝101、101、101、101の夫々に樹脂が入り込み、且つまた各長溝101、101、101、101は円筒体100の他方側の端縁100bまで達せず、即ち、Lの部分が残っており、もって夫々の端部に抜け止めストッパーとなる壁部100c、100c、100c、100cが形成されているから、樹脂との結合力が強く、円周方向への回り止め及び軸方向への抜け止めとしての作用が著しく高まるものである。
而して、本発明は斯かるインサートカラーを効率よく製造することができるようになしたものであり、図1中(1)の第1工程で所定の厚味の金属板を円板形状に打ち抜き、図1中(2)(3)の第2工程及び第3工程で前記円板形状に打ち抜かれた金属板をカップ状部材に絞り加工し、図1中(4)の第4工程で絞り加工により、前記カップ状部材における側壁の軸断面形状を、その円周方向に沿って凹凸形状となすと共に、外周面側の凹部を、底部から頂部近傍に至る軸方向に沿った長溝となし、図1中(5)の第5工程で前記カップ状部材にリストライクを行った後、図1中(6)の第6工程で前記カップ状部材の底壁を打ち抜いて穴明け加工し、図1中(7)の第7工程で前記カップ状部材の縁切り加工を行うことを特徴とするものである。
次に、上記各工程について、更に具体的に説明する。
上記第1工程は、図2及び図3に示す装置を用いて実施されるものであり、該装置1は、パンチ2、パンチプレート3、上バッキングプレート4、上ダイセット5、ストリッパプレート6とからなる上型7と、ダイ8、ダイプレート9、下バッキングプレート10、下ダイセット11とからなる下型12とをもって構成されるものであり、前記パンチ2及びダイ8により図示しない所定の厚味の金属板を円板形状に打ち抜いてブランクAを形成するものである。尚、該ブランクAは、図1の(1)の(A)でその側面を、また図1の(1)の(B)でその底面を示している。
また、上記第2工程及び第3工程は、図4及び図5に示す装置を用いて実施されるものであり、該装置13は、パンチ14、パンチプレート15、上バッキングプレート16、上ダイセット17、ストリッパプレート18とからなる上型19と、ダイ20、ダイプレート21、下バッキングプレート22、下ダイセット23、ノックアウトNO(図上一部省略)とからなる下型24とをもって構成されるものであり、前記パンチ14及びダイ20により、上記第1工程で形成された円板形状のブランクAをカップ状部材Bに絞り加工するものである。尚、図4及び図5に示す装置13において、第1絞りとなる第2工程と、更に深くする第2絞りとなる第3工程では、夫々そのパンチとダイを異ならしめている。
また、上記第4工程は、図6乃至図9に示す装置を用いて実施されるものであり、該装置25は、先端外周面に、円周方向に等間隔に、軸方向に沿った突条26a、26a、26a、26aを設けたパンチ26、パンチプレート27、上バッキングプレート28、上ダイセット29、ストリッパプレート30とからなる上型31と、絞り孔32Aの軸断面形状を前記パンチ26の先端部の軸断面形状と一致させたダイ32、ダイホルダ33、ダイプレート34、下バッキングプレート35、下ダイセット36、ノックアウト37とからなる下型38とをもって構成されるものであり、前記パンチ26及びダイ32により、前記第2工程及び第3工程で形成されたカップ状部材Bにおける側壁の軸断面形状を、その円周方向に沿って凹凸形状になすと共に、その外周面側の凹部B′、B′、B′、B′を、底部から頂部近傍に至る軸方向の長溝となすものである。
また、上記第5工程は、図10乃至図13に示す装置を用いて実施されるものであり、該装置39は、パンチ40、パンチプレート41、上バッキングプレート42、上ダイセット43、ストリッパプレート44とからなる上型45と、ダイ46、ダイホルダ47、ダイプレート48、下バッキングプレート49、下ダイセット50、ノックアウト51とからなる下型52とをもって構成されるものであり、前記パンチ40及びダイ46により、前記第4工程を経たカップ状部材Bに、図13に示す如くリストライクを行うものである。
また、上記第6工程は、図14及び図15に示す装置を用いて実施されるものであり、該装置53は、パンチ54、パンチプレート55、上バッキングプレート56、上ダイセット57、ストリッパプレート58とからなる上型59と、ダイ60、ガイド61、ダイプレート62、下バッキングプレート63、下ダイセット64とからなる下型65とをもって構成されるものであり、前記パンチ54及びダイ60により、前記第5工程を経たカップ状部材Bの底壁を打ち抜いて穴明け加工を行うものである。
また、上記第7工程は、図16乃至図20に示す装置を用いて実施されるものであり、該装置66は、パンチ67、パンチプレート68、上バッキングプレート69、上ダイセット70、ストリッパプレート71とからなる上型72と、ダイ73、ダイプレート74、下バッキングプレート75、下ダイセット76とからなる下型77とをもって構成されるものであり、前記パンチ67とダイ73により、前記第6工程を経たカップ状部材Bの縁切りを行うものである。尚、該縁切りは、図19及び図20に示す如くにして行われるものである。
而して、上記実施形態によれば、図21及び図22に示す、金属部材からなる円筒体100の外周面に、一方側の端縁100aから他方側の端縁100b近傍にかけてその軸方向に沿った複数の長溝100c、100c、100c、100cを設けてなるインサートカラーを、少ない工程数で能率よく製造することができると共に製造コストも軽減することができるようになるものである。
1 第1工程加工装置
2 パンチ
7 上型
8 ダイ
12 下型
13 第2工程、第3工程加工装置
14 パンチ
19 上型
20 ダイ
24 下型
25 第4工程加工装置
26 パンチ
31 上型
32 ダイ
33 ダイホルダー
37 ノックアウト
38 下型
39 第5工程加工装置
40 パンチ
45 上型
46 ダイ
47 ダイホルダー
51 ノックアウト
52 下型
53 第6工程加工装置
54 パンチ
59 上型
60 ダイ
65 下型
66 第7工程加工装置
67 パンチ
72 上型
73 ダイ
77 下型

Claims (1)

  1. 金属部材からなる円筒体の外周面に、一方側の端縁から他方側の端縁近傍にかけてその軸方向に沿った複数の長溝を設けてなるインサートカラーの製造方法において、第1工程で所定の厚味の金属板を円板形状に打ち抜き、第2工程及び第3工程で前記円板形状に打ち抜かれた金属板をカップ状部材に絞り加工し、第4工程で絞り加工により、前記カップ状部材における側壁の軸断面形状を、その円周方向に沿って凹凸形状となすと共に、外周面側の凹部を、底部から頂部近傍に至る軸方向に沿った長溝となし、第5工程で前記カップ状部材にリストライクを行った後、第6工程で前記カップ状部材の底壁を打ち抜いて穴明け加工し、第7工程で前記カップ状部材の縁切り加工を行うことを特徴とするインサートカラーの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017155833A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 大陽ステンレススプリング株式会社 インサートブッシュ

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