JP2016005300A - モータの冷却装置及びモータの冷却方法 - Google Patents

モータの冷却装置及びモータの冷却方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両を駆動するためのエネルギーを消失することなくオイルを蓄圧し、低速走行時又は車両停止時に蓄圧したオイルをモータへ供給する。【解決手段】本発明に係るモータの冷却装置は、車両を駆動するインホイールモータ300と、車両の駆動輪と連結され、車両減速時のエネルギーを吸収して駆動される蓄圧用油ポンプ420と、蓄圧用油ポンプ420の駆動により油が内部に充填されると内圧が上昇し、内圧が開放されると内部に充填された油をインホイールモータ300へ供給する蓄圧機構440と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、モータの冷却装置及びモータの冷却方法に関する。
従来、例えば下記の特許文献1には、モータ本体の回転により駆動されオイルリザーバに貯留されるオイルを吸入して吐出するオイルポンプと、オイルポンプにより吐出されたオイルをモータ本体に供給する油路と、を備えたインホイールモータが記載されている。
特開2009−248828号公報
しかしながら、掻き揚げ(機械)式のポンプでモータを油冷する場合、冷却のための油量は車速(タイヤ回転数)に比例する。このため、市街地や坂道等を走行する際、渋滞などにより車両が低速走行する際、または車両が停止した際などにおいては、車速が低いため、冷却のための油量が不足し、モータ冷却を十分に行うことができなくなる問題がある。この場合、モータが過熱して駆動力が低下し、走行に影響が生じてしまう。
このため、外部に取り付けた潤滑用電動ポンプを用いて油量を確保する事も考えられるが、車両の駆動力を利用できないため、エネルギー消費が大きくなり、燃費(電費)の低下につながる問題がある。
上記特許文献1には、インホイールモータのモータ本体によりオイルポンプを駆動してオイルをアキュムレータに供給し、車両が停止しているときに、オイルをアキュムレータからモータへ供給することが記載されている。しかしながら、アキュムレータにオイルを供給する際には、モータ本体によりオイルポンプが駆動されるため、車両を駆動するためのエネルギーがアキュームレータへオイルを供給するために使われてしまう問題がある。このため、車両を駆動するためのエネルギーにロスが生じてしまい、燃費(電費)の悪化を招来する問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、車両を駆動するためのエネルギーを消失することなく冷却媒体を蓄圧し、蓄圧した冷却媒体をモータへ供給することが可能な、新規かつ改良されたモータの冷却装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、車両を駆動するモータと、車両の駆動輪と連結され、車両減速時のエネルギーを吸収して駆動されるポンプと、前記ポンプの駆動により冷却媒体が内部に充填されると内圧が上昇し、内圧が開放されると内部に充填された冷却媒体を前記モータへ供給する蓄圧部と、を備える、モータの冷却装置が提供される。
前記蓄圧部は、車両の低速走行時又は車両停止時に、内部に充填された冷却媒体を前記モータへ供給するものであっても良い。
また、前記蓄圧部は、前記モータの温度が所定値を超えた場合に、内部に充填された冷却媒体を前記モータへ供給するものであっても良い。
また、前記蓄圧部は、内部の圧力が所定値以上の場合に、内部に充填された冷却媒体を前記モータへ供給するものであっても良い。
また、前記蓄圧部の内部には冷却媒体の供給を受けて圧縮される気体が充填されているものであっても良い。
また、車両減速時に前記駆動輪と前記ポンプを連結するクラッチ機構を備えるものであっても良い。
また、前記クラッチ機構は、前記蓄圧部の内部に充填された冷却媒体を前記モータへ供給する場合は、前記駆動輪と前記ポンプとの連結を解除するものであっても良い。
また、前記クラッチ機構は、前記蓄圧部の内部に充填された冷却媒体を保持する場合は、前記駆動輪と前記ポンプとの連結を解除するものであっても良い。
また、前記ポンプから前記蓄圧部へ延在する第1の通路と、前記蓄圧部から前記モータへ延在する第2の通路と、前記ポンプの駆動により前記蓄圧部の内部に冷却媒体を充填する場合は前記第1の通路と前記蓄圧部とを接続し、前記蓄圧部の内圧を開放して前記蓄圧部の内部に充填された冷却媒体を前記モータへ供給する場合は前記蓄圧部と前記第2の通路とを接続する通路切換部と、を備えるものであっても良い。
また、前記通路切換部は、前記ポンプから前記蓄圧部に至る前記第1の通路に設けられた第1のバルブと、前記蓄圧部から前記モータに至る前記第2の通路に設けられた第2のバルブと、を有し、前記ポンプの駆動により前記蓄圧部の内部に冷却媒体を充填する場合は、前記第1のバルブを開放するとともに前記第2のバルブを遮断し、前記蓄圧部の内圧を開放して前記蓄圧部の内部に充填された冷却媒体を前記モータへ供給する場合は、前記第1のバルブを遮断するとともに前記第2のバルブを開放するものであっても良い。
また、前記モータは前記駆動輪のホイール内に配置されるインホイールモータであっても良い。
また、上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、車両減速時に車両の駆動輪とポンプの駆動軸とを連結し、車両減速時のエネルギーによって前記ポンプを駆動するステップと、前記ポンプにより冷却媒体を蓄圧部の内部へ供給し、前記蓄圧部の内圧を高めるステップと、車両を駆動するモータの温度を検出するステップと、前記モータの温度が所定値以上となった場合に、前記蓄圧部の内圧を開放し、前記蓄圧部から前記モータへ冷却媒体を供給するステップと、を備える、モータの冷却方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、車両を駆動するためのエネルギーを消失することなく冷却媒体を蓄圧し、蓄圧した冷却媒体をモータへ供給することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るインホイールモータの冷却装置及びその周辺の構造を示す模式図である。 ハウジングの内部を示す模式図である。 通常走行モード、通常減速モードにおける油の供給制御を示す模式図である。 蓄圧機構を用いた減速モードを示す模式図である。 渋滞等による極低速走行モード、停止モードにおける油の供給制御を示す模式図である。 通常走行時の圧力保持モードにおける油の供給制御を示す模式図である。 本実施形態に係る油の供給制御システムの構成を示すブロック図である。 油路切換部、および蓄圧機構の構成を詳細に示す模式図である。 油圧切換ソレノイド及び油圧切換ソレノイドの動作モードを示す模式図である。 蓄圧機構に蓄積された油を油路からインホイールモータへ供給している状態を示す模式図である。 蓄圧機構に蓄積された油を保持している状態を示す模式図である。 蓄圧機構に油を供給して蓄圧した後、保持するまでの処理を示すフローチャートである。 極低速走行時、車両停止時に蓄圧機構から油を供給して冷却する際の処理を示すフローチャートである 蓄圧用油ポンプ、油路切換部、及び蓄圧機構のより具体的な構成例を示す模式図である。 蓄圧用油ポンプ、油路切換部、及び蓄圧機構のより具体的な構成例を示す模式図である。 蓄圧機構の動作圧力を説明するための特性図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係るインホイールモータの冷却装置の概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係るインホイールモータの冷却装置及びその周辺の構造の外観を示す模式図である。図1は、自動車の車体側からホイール100を見た状態を示している。
図1に示すように、ホイール100の外周にはタイヤ200が装着されている。また、ホイール100の内周にはハウジング400、機械式ディスクブレーキ500等が設けられている。機械式ディスクブレーキ500は、キャリパー510及びブレーキディスク520を有して構成される。インホイールモータ300は、ハウジング400の内部に収納されている。インホイールモータ300及びハウジング400は、サスペンションのショックアブソーバ700等を介して自動車の車体と接続されている。
図2は、ハウジング400の内部を示す模式図である。図2に示すように、ハウジング400の内部には、インホイールモータ300、油掻き上げ式ポンプ410、蓄圧用油ポンプ420、油路切換部430、蓄圧機構440、クラッチ機構450が設けられている。インホイールモータ300は、ロータ302とステータ(マグネットコイルM)304とから構成されている。ロータ302は、駆動軸460に固定されている。駆動軸460の一端にはホイール100が装着されている。また、駆動軸460には、ギヤ462、ギヤ464が装着されている。
油掻き上げ式ポンプ410の駆動軸412にはギヤ414が装着されており、ギヤ414はギヤ462と係合している。蓄圧用油ポンプ420の駆動軸422にはギヤ424が装着されている。ギヤ424は、クラッチ機構450によりギヤ470と連結可能とされている。ギヤ470はギヤ464と係合している。
ハウジング400の内部の底には、冷却用の油(オイル)が溜められている。油掻き上げ式ポンプ410には油路480の一端が接続され、油路480の他端はインホイールモータ300の上部まで延びている。また、蓄圧用油ポンプ420には油路482の一端が接続され、油路482の他端は油路切換部430に接続されている。なお、本実施形態では、インホイールモータ300を冷却する冷却媒体として油を例示するが、油以外の液体を用いても良い。
油路切換部430には、油路484の一端が接続されている。油路484の他端は、インホイールモータ300の上部まで延びている。油路切換部430は、蓄圧機構440と油路482とを接続した状態、蓄圧機構440と油路484とを接続した状態、又は蓄圧機構440を油路482と油路484のいずれにも接続していない状態(中立状態)、の3状態を切り換えることができる。
蓄圧機構440には不活性ガスが充填されている。蓄圧機構440内に油路482から油が供給されると、蓄圧機構440内の不活性ガスが圧縮されて、蓄圧機構440の内部の圧力が上昇する。
本実施形態では、通常運転時には、油掻き上げ式ポンプ410の駆動によって油路480から油がインホイールモータ300へ供給され、冷却が行われる。また、車両減速時には、蓄圧用油ポンプ420の駆動によって油が蓄圧機構440へ供給され、蓄圧機構440内に油が充填される。蓄圧機構440に充填された油は、渋滞時などに不活性ガスの圧力によって放出され、油路484から油がインホイールモータ300へ供給され、冷却が行われる。以下では、運転状態に応じた油の供給の制御について詳細に説明する。
図3は、通常走行モード、通常減速モードにおける油の供給制御を示す模式図である。この場合、クラッチ機構450がオフとされ、ギヤ424とギヤ470との連結は解除される。また、油路切換部430により、蓄圧機構440は、油路482と油路484のいずれにも接続されていない状態とされる。
通常走行モードの場合は、インホイールモータ300の駆動により駆動軸460が回転する。また、通常減速モードの場合、ホイール100の回転により駆動軸460が回転する。減速エネルギーは、インホイールモータ300の回生と機械式ディスクブレーキ500によって吸収される。
ホイール100が回転すると、駆動軸460に固定されたギヤ462が回転する。これにより、駆動軸412が回転して油掻き上げ式ポンプ410が駆動される。油掻き上げ式ポンプ410が駆動されると、ハウジング400の底に溜まっている油(オイル)が掻き上げられて、油路480を通ってハウジング400内の上部へ油が輸送される。ハウジング400内の上部に輸送された油は、インホイールモータ300の上部に配置された油路480の端部の排出口から排出される。これにより、インホイールモータ300に油が供給され、インホイールモータ300(特にモータコイルエンド)が冷却される。
以上のように、通常走行モード、通常減速モードの場合は、油掻き上げ式ポンプ410の駆動により油がインホイールモータ300へ供給され、冷却が行われる。蓄圧機構440に油が供給されている場合、蓄圧機構440は、油路482と油路484のいずれにも接続されていない状態であるため、蓄圧機構440内の油は保持された状態である。
図4は、蓄圧機構440を用いた減速モードを示す模式図である。この場合、減速開始時にクラッチ機構450がオンとされ、ギヤ424とギヤ470とが連結される。同時に、油路切換部430により蓄圧機構440は油路482と接続される。
この場合、ホイール100の回転により駆動軸460が回転する。クラッチ機構450によりギヤ424とギヤ470が連結されているため、駆動軸460が回転すると、駆動軸460に固定されたギヤ464が回転する。ギヤ464が回転すると、ギヤ464と係合しているギヤ470が回転し、ギヤ470と連結されているギヤ424が回転し、ギヤ424の回転によって蓄圧用油ポンプ420の駆動軸422が駆動される。蓄圧用油ポンプ420が駆動されると、ハウジング400の底に溜まっている油が掻き上げられて、油路482を通って油路切換部430へ油が輸送される。そして、油路切換部430によって油路482と蓄圧機構440が接続されているため、蓄圧機構440に油が充填されていく。
蓄圧機構440に油が充填されていくと、蓄圧機構440の内部の不活性ガスが圧縮される。これにより、蓄圧機構440の内部には、不活性ガスの圧縮により圧力が蓄えられた状態となり、蓄圧機構440の圧力開放時に油を供給するための油圧を発生させることができる。
通常減速モードと同様に、減速エネルギーは、インホイールモータ300の回生と機械式ディスクブレーキ500によって吸収される。これに加えて、蓄圧機構440を用いた減速モードでは、蓄圧用油ポンプ420を駆動する際に不活性ガスの圧縮による反力を受けるため、この反力によりインホイールモータ300の回生とは独立して減速エネルギーを吸収することができる。
従って、蓄圧機構440を用いた減速モードでは、蓄圧による反力を独立したブレーキとしても機能させることができる。また、蓄圧の反力によるブレーキと、インホイールモータ300の回生によるブレーキと、機械式ブレーキ500とを併用することにより、ホイール100内の発熱を抑制することが可能である。また、回生エネルギーを充電するためのバッテリーが満充電の場合など、回生ブレーキが使用できない場合に、機械式ブレーキ500の負荷・発熱を抑制することも可能である。
減速完了後、油路切換部430は中立の状態とされ、油路482、油路484のいずれにも接続されていない状態(図6に示す状態)となる。
図5は、渋滞等による極低速走行モード、停止モードにおける油の供給制御を示す模式図である。車両が極低速で走行する場合、または車両の停止が継続した場合は、駆動軸460が極低速で回転するか、または停止した状態となる。この場合、油掻き上げ式ポンプ410によるインホイールモータ300への油の供給が十分に行われない状態となる。このため、インホイールモータ300の温度が規定値を超えた場合は、油路切換部430により蓄圧機構440と油路484を接続する。これにより、蓄圧機構440を用いた減速モードで蓄圧した圧力が解放され、不活性ガスの圧力により蓄圧機構440内の油が油路484へ供給される。油路484へ供給された油は、インホイールモータ300の上部に配置された油路484の末端の排出口から排出される。これにより、インホイールモータ300に油が供給され、インホイールモータ300(特にモータコイルエンド)が冷却される。なお、極低速走行モード、停止モードでは、クラッチ機構450がオフとされ、ギヤ424とギヤ470とが連結されていない状態とされる。
図6は、通常走行時の圧力保持モードにおける油の供給制御を示す模式図である。図3と比較すると、図6では蓄圧機構440に油が充填されている点が相違している。蓄圧機構440に蓄圧した後、渋滞等による極低速走行モード、停止モードに入らない場合は、蓄圧機構440に油が充填された状態が保持され、蓄圧機構440内の油圧が保持される。
以上のように、車両が極低速で走行している場合、あるいは車両が停止している場合は、蓄圧機構440に蓄積した油をインホイールモータ300へ供給することができる。従って、油掻き上げ式ポンプ410による油の供給を十分に行うことができない場合においても、インホイールモータ300を確実に冷却することができ、インホイールモータ300が過熱してしまうことを確実に抑止できる。また、市街地走行や渋滞等で車両が低速走行している場合は、低速走行が継続し、発進時に高トルクが要求され、インホイールモータ300の冷却が厳しい状態となる。本実施形態では、蓄圧機構440に蓄積した油をインホイールモータ300へ供給することができるため、このような冷却が過酷な条件下でインホイールモータが過熱することを確実に抑止できる。
次に、上述した油の供給制御を実現するための構成について説明する。図7は、本実施形態に係る油の供給制御システムの構成を示すブロック図である。図7に示すように、本実施形態に係るシステムは、制御部600、ブレーキペダル610、車速センサー620、アクセルペダル630、油圧センサー640、温度センサー642、インバータ650、インホイールモータ300を有している。また、本実施形態に係るシステムは、蓄圧用の油圧切換ソレノイド660、冷却用の油圧切換ソレノイド670、油圧ポンプ接続クラッチソレノイド680を有している。
インホイールモータ300は、制御部600の指示に基づき、インバータ650によって駆動される。油圧センサー640は、インホイールモータ300の蓄圧機構440内の圧力を検出する。油圧センサー640は、インホイールモータ300の温度を検出する。蓄圧用の油圧切換ソレノイド660、および冷却用の油圧切換ソレノイド670は、油路切換部430を構成する。また、油圧ポンプ接続クラッチソレノイド680は、クラッチ機構450を駆動するソレノイドである。制御部600は、CPU(中央演算処理装置)等から構成され、各センサーの検出値に基づき、図7に示す各構成要素を制御する。
なお、図7では、1つのインホイールモータ300の制御について示すが、複数のインホイールモータ300を制御するためには、油圧センサー640、インバータ650、油路切換部430、蓄圧機構440、油圧切換ソレノイド660、油圧切換ソレノイド670、油圧ポンプ接続クラッチソレノイド680をインホイールモータ300の数だけ設ければ良い。
図8は、油路切換部430、および蓄圧機構440の構成を詳細に示す模式図である。油路切換部430は、蓄圧用の油圧切換ソレノイド660と、冷却用の油圧切換ソレノイド670とを備えている。蓄圧機構440は、シリンダ442と、シリンダ442内に配置されたブラダ(気体袋)444を有し、ブラダ444には不活性ガスが充填されている。また、図9は、油圧切換ソレノイド660及び油圧切換ソレノイド670の動作モードを示す模式図である。
図8は、図4の状態に対応しており、蓄圧用油ポンプ420の駆動により蓄圧機構440内に油を供給して蓄圧している状態を示している。この場合、図9の「蓄圧」の動作モードに示すように、油圧切換ソレノイド660はオンとされ、バルブ660aが油路482を解放する。一方、油圧切換ソレノイド670はオフとされ、バルブ670aが油路484を遮断する。これにより、蓄圧用油ポンプ420の駆動により油が油路482から蓄圧機構440のシリンダ442内へ供給され、ブラダ444内の不活性ガスが圧縮されて蓄圧が行われる。
図10は、図5の状態に対応しており、蓄圧機構440に蓄積された油を油路484からインホイールモータ300へ供給している状態を示している。この場合、図9の「冷却」の動作モードに示すように、油圧切換ソレノイド660はオフとされ、バルブ660aが油路482を遮断する。一方、油圧切換ソレノイド670はオンとされ、バルブ670aが油路484を解放する。これにより、蓄圧機構440のブラダ444に蓄圧された圧力により、蓄圧機構440のシリンダ442内の油が油路484からインホイールモータ300へ供給され、インホイールモータ300の冷却が行われる。
図11は図6の状態に対応しており、蓄圧機構440に蓄積された油を保持している状態を示している。この場合、図9の「保持」の動作モードに示すように、油圧切換ソレノイド660はオフとされ、バルブ660aが油路482を遮断する。また、油圧切換ソレノイド670もオフとされ、バルブ670aが油路484を遮断する。これにより、蓄圧機構440のシリンダ442内に油が保持された状態となる。ブラダ444内は、不活性ガスが圧縮されることによって畜圧されている。
次に、図12及び図13のフローチャートに基づいて、本実施形態に係る油の供給制御システムの処理について説明する。図12及び図13に示す処理は、主として制御部600によって行われる。図12は、蓄圧機構440に油を供給して蓄圧した後、保持するまでの処理を示している。先ず、ステップS10では、油圧センサー640の検出値が規定値以下であるか否かを判定し、規定値以下の場合はステップS12へ進む。ステップS12では、車速センサー620の検出値から車速が0であるか否かを判定し、車速が0でない場合はステップS14へ進む。
ステップS14では、アクセルペダル630の操作がオフであり、且つブレーキペダル610の操作がオンであるか否かを判定し、アクセルペダル630の操作がオフであり、且つブレーキペダル610の操作がオンである場合はステップS16へ進む。ステップS16へ進んだ場合は、車速が0でなく、アクセルペダル630の操作がオフであり、且つブレーキペダル610の操作がオンであるため、車両が減速していることが想定される。このため、ステップS16では、油圧ポンプ接続クラッチソレノイド680をオンにする。これにより、クラッチ機構450がオンとなり、ギヤ424とギヤ470とが連結される。次のステップS17では、油圧切換ソレノイド660がオンとされる。また、油圧切換ソレノイド670はオフとされる。これにより、油路482と蓄圧機構440とが接続される。ステップS17の後はステップS18へ進み、蓄圧用油ポンプ420の駆動により油が畜圧機構440へ供給される。また、蓄圧用油ポンプ420の駆動による畜圧機構440への油の供給により、車両を減速させる力(駆動軸460を減速させる力)が発生し、動力が吸収される。また、インホイールモータ300に負のトルクが発生していることが指示され、回生が行われる。ステップS18の後はステップS10へ戻る。
一方、ステップS10で油圧センサー640の検出値が規定値を超えている場合は、蓄圧機構440に十分に蓄圧がされており、蓄圧を行う必要がない。また、ステップS12で車速が0の場合は車両が減速中ではなく、ステップS14でアクセルペダル630の操作がオフでないか又はブレーキペダル610の操作がオンでない場合も車両が減速中ではない。このため、ステップS10で油圧センサー640の検出値が規定値を超えている場合、ステップS12で車速が0の場合、又はステップS14でアクセルペダル630の操作がオフでないか又はブレーキペダル610の操作がオンでない場合は、ステップS22へ進む。
ステップS22へ進んだ場合は、車両が減速中ではないため、油圧ポンプ接続クラッチソレノイド680をオフにする。これにより、クラッチ機構450がオフとなり、ギヤ424とギヤ470とが連結されていない状態となる。次のステップS24では、油圧切換ソレノイド660がオフとされる。また、油圧切換ソレノイド670もオフとされる。これにより、ステップS26で蓄圧機構440の圧力が保持される。
以上のように、図12の処理によれば、油圧センサー640の検出値が規定値以下の場合であり、車両が減速している場合は、クラッチ機構450をオンとし、油路482と蓄圧機構440を接続することで、蓄圧用油ポンプ420の駆動により畜圧機構440に蓄圧をすることができる。
また、油圧センサー640の検出値が規定値を超えているか、又は車両が減速していない場合は、クラッチ機構450をオフとし、油圧切換ソレノイド660、油圧切換ソレノイド670をオフとすることで、蓄圧機構440の圧力を保持することができる。
図13は、極低速走行時、車両停止時に蓄圧機構440から油を供給して冷却する際の処理を示すフローチャートである。先ず、ステップS30では、油圧センサー640の検出値が規定値以上であるか否かを判定し、規定値以上の場合はステップS32へ進む。ステップS32では、インホイールモータ300の温度が所定のしきい値以上であるか否かを判定し、温度が所定のしきい値以上の場合はステップS34へ進む。ステップS34では、車速が所定のしきい値以下であるか否かを判定し、車速が所定のしきい値以下の場合はステップS36へ進む。ステップS36へ進んだ場合は、インホイールモータ300の温度が所定のしきい値以上であり、車速が所定のしきい値以下であるため、極低速走行または車両停止によりインホイールモータ300の温度が上昇していることが想定される。
このため、ステップS36以降では、蓄圧機構440に保持された油を油路484からインホイールモータ300へ供給する。先ず、ステップS36では、油圧ポンプ接続クラッチソレノイド680をオフにする。これにより、クラッチ機構450がオフとなり、ギヤ424とギヤ470との連結が解除される。
次に、ステップS38では、油圧切換ソレノイド660がオフとされる。また、油圧切換ソレノイド670はオンとされる。これにより、油路484と蓄圧機構440とが接続され、蓄圧機構440に保持された油がインホイールモータ300へ供給される。ステップS38の後はステップS30へ戻る。
一方、ステップS30で油圧センサー640の検出値が規定値未満の場合は、蓄圧機構440に十分に蓄圧がされておらず、蓄圧機構440の油をインホイールモータ300へ供給することができない。また、ステップS32でインホイールモータ300の温度が所定のしきい値未満の場合は、インホイールモータ300を積極的に冷却する必要がない。また、ステップS34で車速が所定のしきい値を超えている場合は、油掻き上げ式ポンプ410の駆動によりインホイールモータ300を冷却することができる。このため、ステップS30で油圧センサー640の検出値が規定値未満の場合、ステップS32でインホイールモータ300の温度が所定のしきい値未満の場合、又はステップS34で車速が所定のしきい値を超えている場合は、ステップS40へ進む。
ステップS40では、油圧切換ソレノイド660と油圧切換ソレノイド670がオフとされる。これにより、ステップS42では、蓄圧機構440の圧力が保持される。
以上のように、図13の処理によれば、油圧センサー640の検出値が規定値以上であり、インホイールモータ300の温度が所定のしきい値以上であり、車速が所定のしきい値以下の場合は、クラッチ機構450をオフとし、油路484と蓄圧機構440を接続することで、蓄圧機構440に充填されていた油をインホイールモータ300へ供給することができる。これにより、低速走行時、車両停止時等において、インホイールモータ300が過熱してしまうことを確実に抑止できる。
また、油圧センサー640の検出値が規定値未満の場合、インホイールモータ300の温度が所定のしきい値未満の場合、又は車速が所定のしきい値を超えている場合は、クラッチ機構450をオフとし、油圧切換ソレノイド660及び油圧切換ソレノイド670をオフとすることで、蓄圧機構440の圧力を保持することができる。
図14は、蓄圧用油ポンプ420、油路切換部430、蓄圧機構440のより具体的な構成例を示す模式図である。図14に示すように、蓄圧用油ポンプ420は、アキシャル型回転斜板式油圧ポンプから構成され、回転斜板423、ピストン424,426、油吸込口428、油供給口429を有して構成されている。蓄圧用油ポンプ420の駆動軸422が回転駆動されると、回転斜板423が回転し、回転斜板423のカム面423aに当接するピストン424が往復運動する。これにより、油吸込口428から油が蓄圧用油ポンプ420内へ導入され、油供給口429から油が排出される。
油路切換部430は、電磁切換弁から構成され、ソレノイド432、ソレノイド434、シリンダ437、プランジャ436を備えている。シリンダ437にはプランジャ436が挿入され、プランジャ436にはフランジ部436a,436bが設けられている。
図14に示す状態では、ソレノイド432がオフとされ、ソレノイド434がオンとされ、プランジャが図中の右方向へ移動している。この状態では、油路484がシリンダ437と接続される位置にフランジ部436aが位置し、油路484とシリンダ437との接続が遮断される。一方、油路482がシリンダ437と接続される位置からフランジ部436bが離れ、油路482とシリンダ437とが接続される。これにより、シリンダ437を介して油路482と油路439が接続される。油路439は蓄圧機構440と接続されているため、油路482と蓄圧機構440とが接続された状態となる。
一方、ソレノイド432がオンとされ、ソレノイド434がオフとされると、図15に示すように、プランジャが図中の左方向へ移動する。この状態では、油路484がシリンダ437と接続される位置からフランジ部436aが離れ、油路484とシリンダ437とが接続される。一方、油路482がシリンダ437と接続される位置にフランジ部436bが位置し、油路482とシリンダ437とが接続される。これにより、油路482と油路484がシリンダ437を介して接続される。
図14及び図15に示す構成では、油路484に圧力調整弁(OP)490が設けられている。蓄圧機構440は、窒素充填式のアキュームレータから構成される。蓄圧機構440は、図8と同様に、シリンダ442と、シリンダ442内に配置されたブラダ444を有し、ブラダ444には窒素が充填されている。また、蓄圧機構440には、ブラダ444内に不活性ガスを供給するためのガス充填口446が設けられている。
図16は、蓄圧機構440の動作圧力を説明するための特性図であって、シリンダ442内の圧力を示している。図16において、ガス封入圧力P1はブラダ444内への窒素の封入圧力を示している。また、最低作動圧力P2は、インホイールモータ300へ油を供給可能なシリンダ442内の最低圧力を示している。また、最高作動圧力P3は、インホイールモータ300へ油を供給可能なシリンダ442内の最大圧力を示している。
図16に示すように、「蓄圧」の状態では、油路482から蓄圧機構440へ油が供給され、時間の経過とともにシリンダ442内の圧力が上昇する。シリンダ442内の圧力が最高作動圧力P3へ到達すると、「保持」の状態とされる。「保持」の状態では、蓄圧機構440は油路482と油路484のいずれにも接続されていない中立状態とされ、シリンダ442内の圧力は最高作動圧力P3で維持される。
「冷却」の状態では、油路484と蓄圧機構440が接続され、シリンダ442内の圧力が開放されることによって油がインホイールモータ300へ供給される。このとき、時間の経過に伴ってシリンダ442内の圧力が低下する。シリンダ442内の圧力が最低作動圧力P2に達すると、蓄圧機構440と油路484との接続が遮断される。なお、油路484に圧力調整弁490を設けることによって、圧力が最高作動圧力P3から最低作動圧力P2に達するまでの時間を調整することができる。
ここで、インホイールモータ300へ油を供給するための蓄圧機構440のガス充填量は、例えば以下の通り算出することができる。
先ず、前提条件として、蓄圧機構440(アキュームレータ)の最大容量、蓄圧用油ポンプ420の最大容量、ソレノイド660,670の仕様を以下の通りとする。
アキュームレータ容量:MAX 24.5[MPa]
油圧ポンプ容量:MAX 24.5[MPa]、最大回転数2550[rpm]
ソレノイド容量:MAX 21[MPa]
次に、蓄圧機構440のガス充填量を選定するための仕様条件を以下の通りとする。
システム圧力:22.0Mpa
最高作動圧力P3:21.0Mpa
最低作動圧力P2:12.0Mpa
平均作動圧力Pm:16.5Mpa
必要吐出量ΔV:4L(モータ冷却要求仕様)
蓄圧時間Δtm:40sec
吐出時間Δtn:10sec(モータ冷却要求仕様)
環境温度T:−10℃〜60℃
なお、必要吐出量ΔVは、インホイールモータ300の冷却に必要な油の吐出量であり、インホイールモータ300の冷却に要求される仕様から定まる。蓄圧時間Δtmは、図16の「蓄圧」に要する時間であり、最低作動圧力P2から最高作動圧力P3に到達するまでの時間である。また、吐出時間Δtnは、図14の「冷却」に要する時間であり、最高作動圧力P3から最低作動圧力P2に到達するまでの時間である。吐出時間Δtnは、インホイールモータ300の冷却に要求される仕様から定まる。
ブラダ444への封入圧力P1は以下の式から設定することができる。なお、この式は、ボイル、ボイルシャルルの法則式から導出することができる。
P1=(273+Tmin)/(273+Tmax)×0.85×P2
=8.06[MPa]
また、ポリトロープ指数は以下の通りとする。
蓄圧時m:1 (Pm=16.5、 Δtm=40)
吐出時n:1 (Pn=16.5 Δtn=60)
以上により、蓄圧機構440に充填するガス容量V1は以下の式から算出することができる。なお、この式は、ボイル、ボイルシャルルの法則式から導出することができる。
Figure 2016005300
上式にΔV,P1,P2,P3,m,nを代入することにより、V1=13.9[L]が得られる。従って、一例として、13.9[L]のガス容量を有する蓄圧機構440を設けることで、インホイールモータ300へ油を供給することが可能である。
以上説明したように本実施形態によれば、減速時のエネルギーにより蓄圧用油ポンプ420を駆動し、油を蓄圧機構440へ充填して蓄圧するようにした。そして、渋滞時などの極低速走行時、停車時に蓄圧された油を蓄圧機構440からインホイールモータ300へ供給するようにした。これにより、極低速走行時、停車時等に油掻き上げ式ポンプ410からインホイールモータ300へ油を供給できない場合であっても、蓄圧機構440からインホイールモータ300へ油を供給することができるため、インホイールモータ300が過熱してしまうことを確実に抑止することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
300 インホイールモータ
420 蓄圧用油ポンプ
430 油路切換部
440 蓄圧機構
450 クラッチ機構
482,484 油路
660a,670a バルブ

Claims (12)

  1. 車両を駆動するモータと、
    車両の駆動輪と連結され、車両減速時のエネルギーを吸収して駆動されるポンプと、
    前記ポンプの駆動により冷却媒体が内部に充填されると内圧が上昇し、内圧が開放されると内部に充填された冷却媒体を前記モータへ供給する蓄圧部と、
    を備えることを特徴とする、モータの冷却装置。
  2. 前記蓄圧部は、車両の低速走行時又は車両停止時に、内部に充填された冷却媒体を前記モータへ供給することを特徴とする、請求項1に記載のモータの冷却装置。
  3. 前記蓄圧部は、前記モータの温度が所定値を超えた場合に、内部に充填された冷却媒体を前記モータへ供給することを特徴とする、請求項2に記載のモータの冷却装置。
  4. 前記蓄圧部は、内部の圧力が所定値以上の場合に、内部に充填された冷却媒体を前記モータへ供給することを特徴とする、請求項2に記載のモータの冷却装置。
  5. 前記蓄圧部の内部には冷却媒体の供給を受けて圧縮される気体が充填されていることを特徴とする、請求項1に記載のモータの冷却装置。
  6. 車両減速時に前記駆動輪と前記ポンプを連結するクラッチ機構を備えることを特徴とする、請求項1に記載のモータの冷却装置。
  7. 前記クラッチ機構は、前記蓄圧部の内部に充填された冷却媒体を前記モータへ供給する場合は、前記駆動輪と前記ポンプとの連結を解除することを特徴とする、請求項6に記載のモータの冷却装置。
  8. 前記クラッチ機構は、前記蓄圧部の内部に充填された冷却媒体を保持する場合は、前記駆動輪と前記ポンプとの連結を解除することを特徴とする、請求項6に記載のモータの冷却装置。
  9. 前記ポンプから前記蓄圧部へ延在する第1の通路と、
    前記蓄圧部から前記モータへ延在する第2の通路と、
    前記ポンプの駆動により前記蓄圧部の内部に冷却媒体を充填する場合は前記第1の通路と前記蓄圧部とを接続し、前記蓄圧部の内圧を開放して前記蓄圧部の内部に充填された冷却媒体を前記モータへ供給する場合は前記蓄圧部と前記第2の通路とを接続する通路切換部と、
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載のモータの冷却装置。
  10. 前記通路切換部は、前記ポンプから前記蓄圧部に至る前記第1の通路に設けられた第1のバルブと、前記蓄圧部から前記モータに至る前記第2の通路に設けられた第2のバルブと、を有し、
    前記ポンプの駆動により前記蓄圧部の内部に冷却媒体を充填する場合は、前記第1のバルブを開放するとともに前記第2のバルブを遮断し、
    前記蓄圧部の内圧を開放して前記蓄圧部の内部に充填された冷却媒体を前記モータへ供給する場合は、前記第1のバルブを遮断するとともに前記第2のバルブを開放することを特徴とする、請求項9に記載のモータの冷却装置。
  11. 前記モータは前記駆動輪のホイール内に配置されるインホイールモータであることを特徴とする、請求項1に記載のモータの冷却装置。
  12. 車両減速時に車両の駆動輪とポンプの駆動軸とを連結し、車両減速時のエネルギーによって前記ポンプを駆動するステップと、
    前記ポンプにより冷却媒体を蓄圧部の内部へ供給し、前記蓄圧部の内圧を高めるステップと、
    車両を駆動するモータの温度を検出するステップと、
    前記モータの温度が所定値以上となった場合に、前記蓄圧部の内圧を開放し、前記蓄圧部から前記モータへ冷却媒体を供給するステップと、
    を備えることを特徴とする、モータの冷却方法。
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