JP2016004677A - 発光装置および照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】外観性を損なうことなく安価に形成可能であって、筐体を小形化に形成可能な発光装置およびこの発光装置を備える照明器具を提供する。
【解決手段】発光装置1は、発光素子7を有する発光体2と、樹脂製のケース13、ケース13の他端側13bの端面13cに設けられた複数個の突出体15および突出体15の先端側に形成される径大部15aを有し、発光体2がケース13の端面13c側に取り付けられる筐体3と、発光体2を覆う透光性のカバー本体部23およびカバー本体部23の開口に設けられ突出体15が挿通する複数個の挿通部25が設けられた取付部24を有し、挿通部25よりもカバー本体部23側の突出体15に径大部15aが設けられて筐体3に取り付けられるカバー体4と、ケース13の一端側13aに取り付けられる口金14と、を具備している。
【選択図】図1
【解決手段】発光装置1は、発光素子7を有する発光体2と、樹脂製のケース13、ケース13の他端側13bの端面13cに設けられた複数個の突出体15および突出体15の先端側に形成される径大部15aを有し、発光体2がケース13の端面13c側に取り付けられる筐体3と、発光体2を覆う透光性のカバー本体部23およびカバー本体部23の開口に設けられ突出体15が挿通する複数個の挿通部25が設けられた取付部24を有し、挿通部25よりもカバー本体部23側の突出体15に径大部15aが設けられて筐体3に取り付けられるカバー体4と、ケース13の一端側13aに取り付けられる口金14と、を具備している。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、発光素子を光源とする発光装置およびこの発光装置を配設する照明器具に関する。
例えば、LED(発光ダイオード)を光源とするLED電球(発光装置)は、基板にLEDが実装された発光体(LEDモジュール)、一端側に口金を配設し他端側に発光体を取り付けている筐体、筐体内に収納した点灯装置および発光体を覆って筐体の他端側に取り付けられたカバー体(グローブ)を有して形成されている。そして、カバー体は、シリコーン樹脂等の接着剤により筐体に固定(固着)され、または、カバー体に設けた係止片の係止爪を筐体の係止溝などの被係止部に係止して筐体に取り付けている(例えば特許文献1参照。)。また、カバー体は、発光体の基板が筐体にねじやビスによりねじ止めされることにより、基板および筐体に挟持されて取り付けられるものがある(例えば特許文献2参照。)。
接着剤によるカバー体の筐体への取付は、接着剤が押し出されて、LED電球の外観性を損なうおそれがある。また、係止爪による取付は、係止爪の強度が低い場合には係止爪が破損して信頼性に欠けるという欠点を有する。また、基板および筐体の挟持による取付は、ねじやビスのねじ孔が設けられるボス(柱状部)が筐体の内部空間に占めるスペースを大きくするので、筐体を小形化しにくいという課題を有する。
本実施形態は、外観性を損なうことなく安価に形成可能であって、筐体を小形化に形成可能な発光装置およびこの発光装置を備える照明器具を提供することを目的とする。
本実施形態の発光装置は、発光体、筐体、カバー体および口金を有して構成される。発光体は、発光素子を有してなる。筐体は、樹脂製のケース、複数個の突出体および径大部を有してなる。複数個の突出体は、ケースの他端側の端面に設けられる。径大部は、突出体の先端側に形成される。ケースの端面側には、発光体が取り付けられる。そして、ケースの一端側には、口金が取り付けられる。
カバー体は、透光性のカバー本体部、複数個の挿通部が設けられた取付部を有してなる。カバー本体部は、発光体を覆うように形成される。取付部は、カバー本体部の開口に設けられる。複数個の挿通部は、筐体の突出体が挿通するように形成される。そして、カバー体は、挿通部に通した筐体の突出体の挿通部よりもカバー本体部側に径大部が設けられることにより、筐体に取り付けられる。
本実施形態の発光装置によれば、カバー体は、筐体の突出体の先端側に径大部が設けられて筐体に取り付けられるので、カバー体をねじや接着剤を用いずに簡素な構成で筐体に取り付けることができて、コスト低減および小形化を図ることが期待できる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
本実施形態の発光装置1は、例えば電球用ソケットに着脱されるミニクリプトン電球タイプのLED電球であり、図1に示すように、発光体2、筐体3、カバー体4および点灯装置5を有して構成されている。
発光体2は、基板6、発光素子としての複数個のLED7および放熱板8を有して形成されている。基板6は、高熱伝導率を有する金属板、例えば厚さ1.0mmのアルミニウム(Al)板からなり、図3に示すように、円盤に形成されている。そして、基板6は、その一面6aに不図示の絶縁層が形成され、この絶縁層上に複数個のLED7が実装されている。複数個のLED7は、基板6の中心に対して同心円状となり、基板6の周方向に沿ってほぼ等間隔となるように設けられている。LED7は、パッケージ品であり、例えば白色光を放射するものが用いられている。
そして、複数個のLED7は、絶縁層上に形成された不図示の配線パターンにより直列接続されて、絶縁層上に設けられたコネクタ9に接続されている。直列接続されたLED7は、コネクタ9に電気接続されたコネクタ10付きの出力コード11により、点灯装置5に接続されている。LED7およびコネクタ9の周りの絶縁層上には、配線パターン等を絶縁する例えば白色レジスト12が塗布されている。
放熱板8は、高熱伝導率を有する金属板、例えばアルミニウム(Al)板からなり、基板6よりも大径の円盤に形成されている。また、放熱板8は、図1に示すように、その厚さが基板6の厚さよりも大きくなるように形成されている。基板6は、熱伝導性および耐熱性を有する不図示の接着剤例えばシリコーン接着剤により放熱板8の中央部に固着されている。
なお、本実施形態において、基板6および放熱板8は、それぞれ別体ではなく同一体に形成されてもよく、あるいは基板6を放熱板8と同径の大きさに形成して放熱板を兼用するようにしてもよい。
筐体3は、樹脂製のケース13、口金14、突出体15および径大部15aを有してなり、本実施形態では、さらに放熱体16および結合体17を有して形成されている。ケース13は、電気絶縁性、高熱伝導性および耐熱性を有する例えばポリカーボネート(PC)樹脂からなり、一端側13aから他端側13bに段階的に緩やかに径大する略逆円錐台の筒状に形成されている。
口金14は、ケース13の一端側13aに設けられている。ケース13の一端側13aの外周面13dには、螺旋状に凸条18が形成されていて、この凸条18に口金14が螺合されている。口金14は、ケース13の一端側13aの外周面13dにかしめられて固定されている。
そして、口金14は、例えばE17形であり、雄ねじ部19、絶縁部20および頂上接続部21に構成されている。雄ねじ部19は、例えばアルミニウム(Al)からなり、頂上接続部21は、例えば真鍮からなり、絶縁部20は、例えばガラスまたはセラミックからなっている。口金14は、電球用ソケットを介して外部電源にそれぞれ電気接続される。
突出体15は、ケース13の他端側13bの端面13cに設けられている。突出体15は、ケース13と一体物であり、端面13cから起立する例えば円柱状に形成され、その直径が端面13cの幅よりも小さくなるように形成されている。すなわち、突出体15は、ポリカーボネート樹脂からなる。また、突出体15は、端面13cの周回方向に等間隔に複数個、本実施形態では、120°間隔で3個が設けられている。そして、径大部15aは、突出体15の先端側を溶融して形成されたものである。径大部15aは、カバー体4に溶着している突出体15の一部位である。
放熱体16は、本実施形態においては、高熱伝導率を有する金属材料例えばアルミニウム(Al)からなり、その内周面が一端側16aから他端側16bに亘ってケース13の外周面13dに沿うとともに密接可能に略逆円錐台の筒状に形成されている。そして、放熱体16は、結合体17によりケース13に取り付けられている。
放熱体16は、その他端側16bの開口からケース13の一端側13aが挿入するようにしてケース13に被される。そして、ケース13の一端側13aの凸条18に口金14を螺合する前に、結合体17がケース13の一端側13aに嵌め込まれる。結合体17は、電気絶縁性を有する剛体、例えばポリブチレンテレフタレート樹脂からなり、ケース13の一端側13aの外周面13dに接触するリング体に形成されている。そして、ケース13の凸条18に口金14の雄ねじ部19を螺合する。この螺合に伴って口金14に押された結合体17は、放熱体16を押圧する。放熱体16は、ケース13の一端側13aから他端側13bに向かって移動する。
そして、ケース13のくびれ部13eにおいて、放熱体16の内径がケース13のくびれ部13eの外径よりも小さくなると、放熱体16は、ケース13の他端側13b方向に移動できなくなる。このとき、放熱体16の内周面は、ケース13の外周面13dに接触(密接)する。こうして、放熱体16は、ケース13の外周面13dに接触するように取り付けられている。
そして、図2に示すように、ケース13の端面13cに発光体2の放熱板8が載せられているとともに、放熱体16が放熱板8に接触している。本実施形態では、放熱体16は、ケース13の端面13cと同一面状となる基板設置面22が形成されている。放熱板8は、ケース13の端面13cおよび放熱体16の基板設置面22に載置される外形(大きさ)に形成されている。放熱板8は、基板設置面22に載置されることにより、放熱体16に接触している。発光体2の基板6は、放熱板8を介して放熱体16に接触している。
放熱板8には、突出体15が挿通する挿通孔8aが形成されている。挿通孔8aは、突出体15に対応して設けられ、本実施形態では、放熱板8の周回方向に120°間隔で3個が設けられている。発光体2は、放熱板8の挿通孔8aに突出体15を挿通させて、ケース13の他端側13bの端面13c側に取り付けられる。また、ケース13の端面13c側には、カバー体4が取り付けられている。
カバー体4は、透光性の合成樹脂、例えばポリカーボネート樹脂からなり、図1に示すように、略球状の中空体に形成されて発光体2を覆うカバー本体部23、カバー本体部23の開口に設けられた取付部24を有してなり、この取付部24には挿通部25が設けられている。取付部24は、カバー本体部23の開口端23dから内方に突出するとともに放熱板8に密接する板状に形成され、図3に示すように、先端側が半円状を成している。取付部24は、筐体3の突出体15に対応して設けられたものであり、カバー本体部23の開口端23dの周回方向に120°間隔で3個が設けられている。そして、各取付部24に挿通部25が設けられている。挿通部25は、突出体15が挿通する円孔に形成されている。
また、カバー本体部23は、図1に示すように、基部26および閉塞部27の2分割体からなっている。基部26および閉塞部27は、例えばカバー本体部23の最大径部分で例えば超音波接着により結合され、取付部24側が基部26、取付部24と反対側が閉塞部27となっている。基部26および閉塞部27の結合は、取付部24が筐体3に取り付けられた後に行われる。
カバー体4を筐体3に取り付けるには、まず、筐体3を不図示の受け体に固定する。そして、図2(b)に示すように、基部26の複数個(3個)の取付部24のそれぞれの挿通部25に筐体3の複数個(3個)の突出体15をそれぞれ通して、複数個の取付部24を放熱板8に載置する。この後、所定の温度に加熱した例えば円柱状の加熱棒を挿通部25から突出した突出体15の先端側に押し付けて、突出体15の先端側を溶融させる。
そして、突出体15の先端側を溶融させながら、加熱棒を取付部24側に押し当てるようにする。これにより、突出体15の溶融に加えて、取付部24の挿通部25部分および内面部分が溶融し、図2(a)に示すように、挿通
部25よりもカバー本体部23側の突出体15に径大部15aが形成されて、突出体15が取付部24に溶着する。径大部15aは、主として取付部24の内面部分に溶着する。ここで、突出体15および取付部24は、ポリカーボネート樹脂の同一の材料からなるので、共に馴染んで溶着する。また、カバー体4の基部26は、発光体2の放熱板8を押さえ付けてケース13の端面13cおよび放熱体16の基板設置面22に密接させる。
部25よりもカバー本体部23側の突出体15に径大部15aが形成されて、突出体15が取付部24に溶着する。径大部15aは、主として取付部24の内面部分に溶着する。ここで、突出体15および取付部24は、ポリカーボネート樹脂の同一の材料からなるので、共に馴染んで溶着する。また、カバー体4の基部26は、発光体2の放熱板8を押さえ付けてケース13の端面13cおよび放熱体16の基板設置面22に密接させる。
なお、突出体15の取付部24への溶着は、複数個の突出体15に対して同時に行ってもよく、順次行ってもよい。また、加熱棒は、ニクロム線等の発熱体を備えているものを用いるようにしてもよく、加熱炉等で所定の温度に加熱したものを用いるようにしてもよい。
突出体15の先端側は、溶融して取付体24に溶着した後、自然冷却することにより固化して取付部24に固着する。こうして、突出体15の先端側に固化した径大部15aが形成され、基部26(カバー体4)がケース13(筐体3)の端面13c側に取り付けられる。
そして、カバー体4の基部26は、取付部24がケース13の端面13cとの間に発光体2の放熱板8を挟んで抑え込むようにケース13に取り付けられ、放熱板8が放熱体16に接触するようにケース13に取り付けられる。この後、基部26の端面に閉塞部27を結合して、カバー体4を筐体3に取り付ける。
基部26の端面(結合面)には、例えば、図示しない小形の凸条が周回に亘って設けられている。また、閉塞部27の端面(結合面)には、前記凸条が嵌合する図示しない凹条が形成されている。基部26の凸条を閉塞部27の凹条に嵌合させて、基部26および閉塞部27の端面同士を接合させる。この後、閉塞部27に超音波を所定時間に亘って照射し、閉塞部27および基部26を高速振動させる。これにより、少なくとも凸条および凹条がそれぞれ溶融して互いに溶着する。こうして、基部26および閉塞部27が結合してカバー本体部23となり、カバー体4は、筐体3に取り付けられる。この後、筐体3は、受け体から取り外される。
そして、筐体3内には、図1に示すように、点灯装置5が設けられている。点灯装置5は、回路基板28および回路基板28に実装された多種類の回路部品29を備えて形成されている。回路基板29は、ガラスエポキシ材などの合成樹脂板からなり、ケース13の一端側13aから他端側13bに亘る長形に形成されて、一端側13aから他端側13bに沿う方向に配設されている。
ケース13の内周面13fには、一端側13aから他端側13bに亘って、互いに正対する一対の基板取付け溝30,30(図1中、一方のみを示す。)が直線状に設けられている。この一対の基板取付け溝30,30に回路基板28の幅方向の両端部が挿入されて取り付けられている。回路基板28は、一端側28aから他端側28bに向かうにつれ段階的に幅広に形成され、回路部品29の実装面積を可能な限り大きくしている。
回路基板28は、少なくとも一面28cに回路部品29が実装されている。回路基板28の入力線31a,31bは、口金14に接続され、出力コード11は、図3に示すように、コネクタ10を装着し、このコネクタ10が発光体2のコネクタ9に接続されている。放熱板8には、コネクタ10および出力コード11を通す通孔32が設けられている。
そして、点灯装置5は、回路部品29および配線パターンなどにより、発光体2のLED7を点灯する点灯回路を形成している。点灯回路は、入力端子に外部電源の交流電圧(AC100V)が印加されると、交流電圧を所定の直流電圧に変換し、出力端子からLED7に定電流を供給するように形成されている。
次に、本発明の第1の実施形態の作用について述べる。
カバー体4は、ケース13の端面13cに設けた複数個の突出体15が複数個の取付部24においてそれぞれ径大部15aが形成されるように筐体3に取り付けられるので、カバー体4が筐体3に取り付けられるとともに、カバー体4を筐体3に固着する接着剤を不要とすることができ、これにより、カバー体4および筐体3の境界部分における外観性の低下が抑制される。
そして、突出体15の径大部15aは、取付部24の挿通部25から突出した突出体15の先端側を溶融して形成され、この溶融によって径大部15aが取付部24に溶着しているので、カバー体4は、筐体3に強固に取り付けられる。
また、カバー体4は、突出体15に径大部15aが形成されることにより、取付部24がケース13の端面13cとの間に発光体2の放熱板8を挟んで押え込むようにケース13に取り付けられるので、発光体2が筐体3に強固に取り付けられる。したがって、ケース13の内周面13f側に発光体2の放熱板8をねじ止めするボスと称される柱状部を形成することを要しなく、ケース13の内部空間を大きくできて、点灯装置5の配設空間が確保され、ケース13(筐体3)の小形化が図れて、ケース13を安価に形成可能である。
また、カバー体4の取付部24およびケース13の突出体15は、それぞれ例えばポリカーボネート樹脂からなり、同一の材料からなるので、それぞれ溶融したときに馴染みやすい。これにより、突出体15の先端側を加熱する温度を低くすることが可能となる。すなわち、加熱棒を高温度に加熱しなくすることができる。そして、カバー体4は、取付部24を有する基部26および基部26に結合される閉塞部27の2分割体からなるので、基部26および閉塞部27の分割状態で、基部26の開口側から突出体15の先端側を溶融することができ、取付部24と突出体15の先端側との溶着作業が容易に行える。
そして、本実施形態の発光装置(LED電球)1は、照明器具の電球用ソケットに装着される。そして、口金14に外部電源の交流電圧が印加すると、点灯装置5が動作し、点灯装置5から発光体2の複数個のLED7に所定の定電流(電力)が供給される。複数個のLED7は、点灯して白色光を放射するとともに発熱する。白色光は、カバー体4のカバー本体部23を透過して、外面23aから外部空間に放射される。
LED7に発生した熱は、基板6から放熱板8に熱伝導し、放熱板8からケース13および放熱体16に熱伝導される。ケース13の熱は、放熱体16に熱伝導する。ここで、基板6、基板6に固着された放熱板8および放熱体16は、それぞれ高熱伝導率を有する金属例えばアルミニウム(Al)により形成されているとともに、放熱板8が放熱体16に接触し、ケース13の外周面13dに放熱体16が接触するように設けられているので、LED7の熱は、迅速に放熱体16に熱伝導して、放熱体16から外部空間に放出される。また、LED7の熱は、カバー体4の内部空間に放出され、カバー本体部23から外部空間に放出される。これにより、LED7は、温度上昇が抑制されて長寿命化される。
本実施形態の発光装置1によれば、カバー体4は、取付部24の挿通部25を通した筐体3の突出体15の先端側に径大部15aが設けられて筐体3に取り付けられるので、カバー体4を係止爪や接着剤などを用いずに簡素な構成で筐体3に取り付けることができ、これにより、外観性を損なうことがなく、安価に形成できるという効果を有する。
また、突出体15の径大部15aは、取付部24の挿通部25から突出した突出体15の先端側を溶融して形成され、この溶融によって径大部15aが取付部24に溶着しているので、カバー体4を筐体3に強固に取り付けることができるという効果を有する。
また、カバー体4は、取付部24がケース13との間に発光体2の放熱板8を挟んで押え込むようにケース13に取り付けられるので、ケース13の内周面13f側に発光体2の放熱板8をねじ止めするボスなどの柱状部を形成しなくすることができ、これにより、ケース13の内部空間に点灯装置5の配設空間を確保することができるとともに、ケース13を小形化かつ安価に形成できるという効果を有する。
また、カバー体4の取付部24およびケース13の突出体15は、同一の材料からなり、それぞれ溶融したときに馴染みやすいので、突出体15の先端側を低温度で溶融できるという効果を有する。
また、カバー体4は、取付部24を有する基部26および基部26に結合される閉塞部27の2分割体からなるので、基部26および閉塞部27の結合前に基部26の開口側から突出体15の先端側を溶融することができ、これにより、取付部24と突出体15の先端側との溶着作業を容易に行うことができるという効果を有する。
そして、筐体3は、ケース13の外周面13dに接触するように取り付けられる熱伝導性の放熱体16を有し、発光体2は、基板6に固着された放熱板8が放熱体16に接触するようにケース13の端面13c側に取り付けられているので、LED7の熱を迅速に放熱体16に熱伝導して外部空間に放出させることができ、これにより、LED7の温度上昇を抑制できてLED7を長寿命化できるという効果を有する。
また、発光装置1は、ケース13内に点灯装置5を収納しているので、口金14が接続されるソケットを有する照明器具に自在に設けることができるという効果を有する。
なお、本実施形態において、突出体15は、径大部15aを含む先端側がカバー体4の取付部24に溶着するようにしたが、突出体15が取付部24の挿通部25から抜けなく、径大部15aがカバー体4を筐体3に固定するように形成されるものであれば、突出体15を取付部24に溶着させなくてもよい。
また、本実施形態において、発光体2は、発光素子としてパッケージ品のLED7を用いたが、これに限らず、LEDチップを用いて形成してもよい。また、発光素子として、有機エレクトロルミネセンス(EL)素子を用いてもよい。また、口金14は、E形口金を設けたが、これに限らず、例えば差し込み形の口金であってもよい。また、筐体4は、滑らかに径大する略円錐台の筒状に限らず、円筒や角筒などの筒状であってもよい。また、カバー体4の挿通部25は、円孔に限らず、取付部24に切り欠きされる切り欠き部であってもよい。
また、本実施形態の発光装置1は、LED電球に構成したが、これに限らず、例えば点灯装置5を別置するスポットライトなどの発光装置であってもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態の発光装置(LED電球)1Aは、図4に示すように形成される。なお、図4において、図3と同一部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
発光装置1Aは、カバー体4の取付部24Aがカバー本体部23の開口の周回に亘る環状に形成されたものである。すなわち、取付部24Aは、カバー本体部23(基部26)の開口端23dから内方に突出するフランジ(リング体)に形成されている。そして、点灯装置5の出力コード11およびコネクタ10を通す通孔33は、取付部24Aと基板6の間の放熱板8に形成されている。
カバー体4の取付部24Aは、突出体15の先端側が溶着して径大部15aを形成したときに、カバー本体部23の開口端23dの周回に亘って放熱板8を押し付け、その押付面積が大きいので、発光体2を強固に筐体3に固定することができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態の照明器具41は、図5に示すように構成される。なお、図1と同一部分には、同一符号を付して説明は省略する。
照明器具41は、図1に示す発光装置(LED電球)1を使用するダウンライトであり、天井42に埋設されている。そして、外形が有底の略円筒状に形成された器具本体43にソケットとしての電球用ソケット44が配設されている。器具本体43は、器具本体43
と一体的に設けられているカバー45と板バネ46,46とにより、天井42に挟持されて、天井42に固定されている。器具本体43の内面43bは、反射面に形成されている。そして、電球用ソケット44に、発光装置1が取り付けられている。
と一体的に設けられているカバー45と板バネ46,46とにより、天井42に挟持されて、天井42に固定されている。器具本体43の内面43bは、反射面に形成されている。そして、電球用ソケット44に、発光装置1が取り付けられている。
電球用ソケット44が通電されると、発光装置1の点灯装置5(図示しない。)が動作し、発光体2のLED7に所定の定電流が供給される。これにより、複数個のLED7が点灯し、白色光が放射される。
白色光は、カバー体4の外面23aから放射される。そして、その一部は、カバー45の透光部45aに直接的に入射し、透光部45aを透過して床面側に出射される。また、一部の白色光は、器具本体43の内面43bに入射し、内面43bで反射されて、カバー45の透光部45aを透過して床面側に出射される。
本実施形態の照明器具41によれば、小形化される発光装置1を具備するので、器具本体43を小形にできるという効果を有する。
なお、本実施形態の照明器具41は、埋め込み形に限らず、吊り下げ形や直付け形などの照明器具であってもよい。
また、本発明の上述した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1A…発光装置、 2…発光体、 3…筐体、 4…カバー体、 5…点灯装置、 6…基板、 7…発光素子としてのLED、 13…ケース、 14…口金、 15…突出体、 15a…径大部、 23…カバー本体部、 24,24A…取付部、 25…挿通部、 26…基部、 27…閉塞部、 41…照明器具、 43…器具本体、 44…ソケットとしての電球用ソケット
Claims (9)
- 発光素子を有する発光体と; 樹脂製のケース、このケースの他端側の端面に設けられた複数個の突出体およびこの突出体の先端側に形成される径大部を有し、前記発光体が前記ケースの端面側に取り付けられる筐体と; 前記発光体を覆う透光性のカバー本体部およびこのカバー本体部の開口に設けられ前記突出体が挿通する複数個の挿通部が設けられた取付部を有し、前記挿通部よりも前記カバー本体部側の前記突出体に前記径大部が設けられて前記筐体に取り付けられるカバー体と; 前記ケースの一端側に取り付けられる口金と;を具備していることを特徴とする発光装置。
- 前記径大部は、前記挿通部から突出した前記突出体の先端側を溶融して形成され、この溶融によって前記径大部が前記取付部に溶着していることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
- 前記発光体は、基板およびこの基板に実装された前記発光素子を有してなり、前記カバー体は、前記取付部が前記ケースとの間に前記基板を挟んで押え込むように前記ケースに取り付けられることを特徴とする請求項1または2記載の発光装置。
- 前記カバー体は、前記取付部が前記カバー本体部の開口の周回に亘る環状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の発光装置。
- 前記カバー体は、前記カバー本体部が前記取付部を有する基部およびこの基部に結合される閉塞部の2分割体からなることを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の発光装置。
- 前記カバー体の前記取付部および前記筐体の前記突出体は、同一の材料からなることを特徴とする請求項1ないし5いずれか一記載の発光装置。
- 前記筐体は、前記ケースの外周面に接触するように取り付けられる熱伝導性の放熱体を有し、前記発光体は、前記基板が前記放熱体に接触するように前記ケースの端面側に取り付けられることを特徴とする請求項1ないし6いずれか一記載の発光装置。
- 前記筐体は、前記ケース内に前記発光素子を点灯する点灯装置を収納していることを特徴とする請求項1ないし7いずれか一記載の発光装置。
- 請求項1ないし8いずれか一記載の発光装置と; この発光装置の前記口金が接続されるソケットを有する器具本体と;を具備していることを特徴とする照明器具。
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