JP2016004632A - タッチスイッチ - Google Patents

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【課題】人体によって操作がされる操作面の下に2つの検知電極が並べて設けられているタッチスイッチにおいて、各検知電極に生じる静電容量に単純な演算を施して操作を判断するタッチスイッチを提供する。【解決手段】本タッチスイッチは、人体9の近接又は接触によって操作がされる操作面8の下に並べて設けられている第1の検知電極31及び第2の検知電極32と、操作面への人体の近接又は接触によって第1の検知電極に生じる静電容量に対応する第1の電気量と第2の検知電極に生じる静電容量に対応する第2の電気量とを検出する検出回路5と、検出回路により検出された第1の電気量と第2の電気量との和又は差を合成電気量として算出し、算出した合成電気量に基づいて操作面にされた操作を判断する判断部71と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、タッチスイッチに関する。詳しくは、人体によって操作がされる操作面の下に2つの検知電極が並べて設けられているタッチスイッチにおいて、各検知電極に生じる静電容量を演算して操作を判断するタッチスイッチに関する。
従来、屋内外に設置される各種装置・設備を操作したり、車両に備えられる各種装置・機器を操作したりするために、人の指等が近接又は接触(タッチ)する操作部に検知電極を設け、その検知電極に生じる静電容量を計測することによって人の操作を検知するタッチスイッチ(タッチセンサ)が広く用いられている。このような静電容量式のタッチスイッチでは、検知電極によって計測される静電容量値やその変化量等に基づいて、操作部への指先等の接触が判断されている。しかしながら、指先等が区画された操作部に適切にタッチされるとは限らず、また、人体によって生じる静電容量の変化は近接等する位置の周辺の操作部にも及ぶため、操作者によって1つの操作が確実にされたことを検知することは容易ではなかった。
例えば、複数の操作部が近距離で並んで設けられている場合において、操作者が操作部の境界付近にタッチした場合に、意図していない操作部に対して操作がされたと判断してしまうという問題があった。このような場合にも実際に操作された操作部を検出するタッチスイッチが検討されている(特許文献1を参照)。このタッチスイッチは、それぞれ接触により別の操作を指示するための操作面(操作部)を複数備える場合において、その操作面の1つ(第1操作領域)の静電量の計測値が閾値を超えて接触と判断されるときにも、他の操作面の計測値が第1操作領域における計測値に対して一定の比率以上であるときには、第1操作領域への操作ではないと判定するようにされている。
特開2011−258456号
1つの操作面上に複数の操作部が並べて配置されているタッチセンサにおいては、一般には操作部毎に指先等のタッチを検知する検知電極が設けられ、操作部毎にタッチの有無が検出されている。しかし、指先等が区画された各操作部に適切にタッチされるとは限らず、操作者が各操作部の境界付近にタッチした場合には、どの操作部に対して操作がされたのかを判断することは困難である。特許文献1に記載されているタッチスイッチにおいては、例えば、第1操作部の静電容量の計測値が基準値以上であっても、他の操作部で第1操作部に対して基準比以上の静電容量が計測されたときには、第1操作部が操作対象であったとは判定しないようにされている。しかし、この手法では、第1操作部の計測値が基準値以上であるかどうかを判断し、基準値以上であった場合には、他の操作部の計測値が第1操作部の計測値に対して所定の比以上であるかどうかを判断するための演算が必要となり、判断処理が単純ではない。
また、操作部が1つであっても、その操作部の面積が広い場合、それに対応して検知電極の面積が大きくなると電界ノイズ等の影響を受けやすくなるという問題があった。このため、大きな操作部の下に、一定面積以下の検知電極(センサ)を同一平面上に複数設けて、各センサにより操作があったと判断されたときに、その操作部が操作されたと判定することができる。このようにすれば、外来電磁ノイズ等の影響を受けにくくすることが可能である。しかし、このような場合、指先等がセンサの境界に接したとき、個々のセンサにおいて計測される静電容量が小さくなるため、操作がされたことを検出できない場合があるという問題があった。
本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、人体によって操作がされる操作面の下に2つの検知電極が並べて設けられているタッチスイッチにおいて、各検知電極に生じる静電容量に単純な演算を施して操作を判断するタッチスイッチを提供することを目的とする。
前記問題点を解決するために、本第1発明は、人体の近接又は接触によって操作がされる操作面の下に並べて設けられている第1の検知電極及び第2の検知電極と、前記操作面への人体の近接又は接触によって前記第1の検知電極に生じる静電容量に対応する第1の電気量と前記第2の検知電極に生じる静電容量に対応する第2の電気量とを検出する検出回路と、前記検出回路により検出された前記第1の電気量と前記第2の電気量との和又は差を合成電気量として算出し、算出した前記合成電気量に基づいて前記操作面にされた操作を判断する判断部と、を備えることを要旨とする。
本第2発明は、第1発明において、前記操作面には1つの操作部が配され、前記第1の検知電極及び前記第2の検知電極は前記操作部の下に設けられており、前記判断部は、前記第1の電気量と前記第2の電気量を加算して合成電気量を算出し、算出した前記合成電気量が所定の閾値を超えるときに前記操作部に対する操作がされたと判断することを要旨とする。
本第3発明は、第1発明において、前記操作面には第1の操作部と第2の操作部とが並んで配され、前記第1の検知電極は前記第1の操作部の下に設けられ、前記第2の検知電極は前記第2の操作部の下に設けられており、前記判断部は、前記第1の電気量から前記第2の電気量を減算して合成電気量を算出し、算出した前記合成電気量を所定の閾値と比較することにより、前記第1の操作部及び前記第2の操作部のいずれに対する操作がされたかを判断することを要旨とする。
本第3発明は、第3発明において、前記所定の閾値は、各前記操作部のいずれに対しても人体の近接又は接触がないときの前記合成電気量に対応する値を基準値として、前記基準値より小さい第1の閾値及び前記基準値より大きい第2の閾値であり、前記判断部は、前記算出した前記合成電気量が前記第1の閾値を下回るときは前記第1の操作部に対する操作がされたと判断し、前記算出した前記合成電気量が前記第2の閾値を上回るときは前記第2の操作部に対する操作がされたと判断することを要旨とする。
本第1発明のタッチスイッチによれば、人体の近接又は接触によって操作がされる操作面の下に並べて設けられている第1の検知電極及び第2の検知電極と、操作面への人体の近接又は接触によって第1の検知電極に生じる静電容量に対応する第1の電気量と第2の検知電極に生じる静電容量に対応する第2の電気量とを検出する検出回路と、検出回路により検出された前記第1の電気量と前記第2の電気量との和又は差を合成電気量として算出し、算出した前記合成電気量に基づいて前記操作面にされた操作を判断する判断部と、を備えるため、ハードウェアによってもソフトウェアによっても可能な加算又は減算という単純な演算処理によって、操作面にされた操作を確実に判断することができる。特に、操作面下の2つの検知電極にまたがって人体部位が近接又は接触したときに、誤判断が生じることを防止することができる。
前記操作面には1つの操作部が配され、前記第1の検知電極及び前記第2の検知電極は操作部の下に設けられており、前記判断部は、前記第1の電気量と前記第2の電気量を加算して合成電気量を算出し、算出した合成電気量が所定の閾値を超えるときに操作部に対する操作がされたと判断する場合は、面積が広い操作部の下に2つの検知電極を設け、2つの検知電極にまたがって人体部位が近接又は接触したときにも大きな合成電気量が得られるため、操作部に対して操作がされたと確実に判断することができる。また、各検知電極の面積を小さくすることができるので、外来ノイズ等の影響を受け難くすることが可能になる。
前記操作面には第1の操作部と第2の操作部とが並んで配され、前記第1の検知電極は第1の操作部の下に設けられ、第2の検知電極は第2の操作部の下に設けられており、前記判断部は、前記第1の電気量から前記第2の電気量を減算して合成電気量を算出し、算出した合成電気量を所定の閾値と比較することにより、第1の操作部及び第2の操作部のいずれに対する操作がされたかを判断する場合は、一方の操作部にタッチされたときと他方の操作部にタッチされたときとでは合成電気量が大きく変化するため、いずれの操作部にタッチがされたかを確実に判断することができる。
また、前記所定の閾値は、各操作部のいずれに対しても人体の近接又は接触がないときの合成電気量に対応する値を基準値として、基準値より小さい第1の閾値及び基準値より大きい第2の閾値であり、前記判断部は、算出した合成電気量が第1の閾値を下回るときは第1の操作部に対する操作がされたと判断し、算出した合成電気量が第2の閾値を上回るときは第2の操作部に対する操作がされたと判断する場合には、合成電気量を2つの閾値と比較することによって、いずれの操作部にタッチがされたかをより確実に判断することができる。また、2つの検知電極にまたがって人体部位が近接又は接触したときには、合成電気量が第1の閾値と第2の閾値との間の値となるため、いずれの操作部にもタッチがされていないと判断することができ、誤判断を防止することができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
1つの操作部に2つの検知電極を備えるタッチスイッチの構成を示すブロック図である。 人体が近接等した操作部の接触位置に対応する出力を示すグラフである。 2つの操作部にそれぞれ検知電極を備えるタッチスイッチの構成を示すブロック図である。 人体が近接等した操作部の接触位置に対応する出力を示すグラフである。 1つの操作部に4つの検知電極を備えるタッチスイッチの構成を示すブロック図である。 4つの操作部にそれぞれ検知電極を備えるタッチスイッチの構成を示すブロック図である。
以下、図を参照しながら、本発明を詳しく説明する。
ここで示される事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
図1は、本実施形態に係るタッチスイッチの構成を表すブロック図である。タッチスイッチ1(11)は、指先等の人体9(91〜93)によって操作がされる操作面8の下に並べて設けられている第1の検知電極31(3)及び第2の検知電極32(3)と、操作面8への人体の近接又は接触(以下、「タッチ」という。)によって第1の検知電極31に生じる静電容量に対応する第1の電気量(C1)と第2の検知電極32に生じる静電容量に対応する第2の電気量(C2)とを検出する検出回路5と、検出回路5により検出された第1の電気量(C1)と第2の電気量(C2)との和又は差を合成電気量(Cs)として算出し、算出した合成電気量(Cs)に基づいて操作面8にされた操作を判断する判断部71と、を備えている。
操作面8は、人体9がタッチしてタッチスイッチ11の操作を行う部位である。操作面8の面積や厚さ、形状等は特に限定されず、一般には絶縁体からなる板材やフィルム材等によって形成することができる。
操作面8には、区画された1又は2以上の操作部を配することができる。操作部は、個々に操作対象となる領域である。操作面8には、図1のように1つの操作部80が配されてもよいし、2つの操作部(81、82)が並んで配されていてもよい(図3参照)。
操作面8の下に、2つの検知電極3(第1の検知電極31及び第2の検知電極32)が、並べて設けられる。検知電極3の大きさや形状は問わない。また、各検知電極3間の隙間も、特に限定されない。2つの操作部とそれぞれに対応した検知電極3が設けられる場合(図3参照)、そのいずれが操作されたかを判断するためには、センサの感度の面では各検知電極3の面積が大きいことが好ましく、各検知電極3は離れて配置されることが好ましい。しかし、操作面8の面積が小さい場合には、各検知電極3間の隙間は指先のサイズに比べて狭くなる。検知電極3の大きさや各検知電極3間の隙間は、必要とされる感度及び操作部の大きさ等により、適宜定められればよい。
また、各検知電極3の大きさや形状がそれぞれ異なっていてもかまわないが、各センサとしての感度を同一とするために、第1の検知電極31の面積と第2の検知電極32の面積は、実質的に同一とすることが好ましい。
各検知電極3は、各操作部(80、81、82)への人体9のタッチを検出できるように、各操作部の直下に設けられる。また、検知電極3自体の表面が各操作部(80、81、82)とされてもよい。どのような構成の場合も、操作部(又は操作面)への人体の「近接」とは、掌や手指等を操作部に近付ける形態を意図している。また、「接触」は、操作部又は検知電極の表面に人体が接触する形態の他、検知電極の表面を覆う絶縁体を介して人体が接触する形態を意図している。
各検知電極3の材質や形成方法は特に限定されない。例えば、金属等の導電体により、また樹脂フィルムや樹脂基板上に金属等の導電体層を設けることにより、検知電極3を形成することができる。更に、検知電極3として導電布等が用いられてもよい。
各検知電極3は、検出回路5と接続されている。人体9が操作部(80、81、82)にタッチすることにより、各検知電極3に生じる浮遊容量や、各検知電極3と大地(接地)との間の静電容量が変化する。検出回路5は、検知電極3毎に、検知電極3に生じる浮遊容量や静電容量に対応する電気量、又はその変化に対応する電気量を検出するための回路である。検出回路5の構成や、検知電極3との接続方法等は特に限定されない。また、検出回路5により検出する電気量、検出方式等も特に問わず、公知のタッチスイッチに用いられている構成及び検出方式を適用することができる。例えば、検知電極3に生じた静電容量に対応する電気量(C)として、検知電極3の電位の他、インピーダンスや周波数の変化等を検出するようにしてもよい。それらの電気量Cは、検知電極3に生じている静電容量又はその変化量と対応させることができる。
検出回路5は、第1の検知電極31に生じる静電容量に対応する第1の電気量(C1)と、第2の検知電極32に生じる静電容量に対応する第2の電気量(C2)を、それぞれ検出するように構成される。検出された電気量C1、C2は、判断部71に送られる。検出回路5内にAD変換器等を備え、変換した値を電気量C1、C2として判断部71に送出するように構成することができる。
判断部71は、適宜の周期(例えば、一定のサンプリング周期)で、検出回路5により検出された各検知電極3の電気量C1、C2の値を入力するように構成することができる。サンプリング周期は適宜とすることができる(例えば、1ms)。また、判断部71は、検出された電気量C1、C2の信号に対して、適宜フィルタ処理を行うことができる。更に、判断部71は、各検知電極3によって検出感度が異なる場合には、実質的に同一の検出感度とするように、検出された電気量C1及び/又はC2の値を補正する感度補正処理を行うように構成することができる。
そして、判断部71は、第1の電気量C1と第2の電気量C2との和又は差を、合成電気量(Cs)として算出し、算出した合成電気量Csに基づいて操作面8にされた操作を判断するように構成される。
判断部71の処理は、ハードウェア、ソフトウェアのいずれによって実現されてもよく、好適には、図示しないCPU、メモリ(ROM、RAM等)、入出力回路等を備えるマイクロコントローラ(マイクロコンピュータ)を中心に、入出力インターフェース等周辺回路を備えることにより構成することができる。また、プログラム可能な論理回路、ゲートアレーその他の論理回路を用いて構成されてもよい。このマイクロコントローラ等に、前記検出回路5が内蔵されていてもよい。
その他、判断部71は、各種装置・設備(例えば、照明、空調、AV機器、自動開閉式窓等)と電気的に接続され、それらに対する操作を意図するタッチがされたと判断したときには、その判断に伴う動作をさせるための検出信号Sを各種装置等に出力するように構成することができる。尚、タッチスイッチ1には、検出回路5や判断部71を動作させるために図示されない電源等が供給される。
判断部71は、検出回路5により各検知電極3に生じた静電容量に対応する電気量を検出し、必要なフィルタ処理等を施して、(1)第1の電気量C1と第2の電気量C2を加算し、又は(2)第1の電気量C1から第2の電気量C2を減算して、合成電気量Csを求める。そして、合成電気量Csと所定の閾値とを比較することによって、操作面8上の操作部に対して、操作がされたか否かを判断するように構成されている。以下、上記(1)の場合と(2)の場合に分けて説明する。尚、以下に説明する図面においては、検知電極3に生じた静電容量が大きいほど対応する電気量Cの値は小さくなるものとして表している。
(1)第1の電気量C1と第2の電気量C2を加算する場合
図1のタッチスイッチ1(11)においては、広い操作面8に1つの操作部80が備えられている。そして、その1つの操作部80の下に、2つの検知電極31、32が並んで配されている。同図において、人体91は第1の検知電極31上の中央部付近にタッチする場合、人体92は第2の検知電極32上の中央部付近にタッチする場合、人体93は第1の検知電極31と第2の検知電極32との境界部付近にタッチする場合を表す。操作部80は1つのスイッチ要素を構成しているため、人体9が操作部80上のどの位置(91、92、93)にタッチしたとしても、タッチスイッチ11は確実にそのタッチ操作があったと判定可能であることが求められる。
図2は、上記構成のタッチスイッチ11において、人体91、92及び93の位置で操作部80にタッチしたときに検出される電気量の変化を表している。
同図(a)は、各位置にタッチがあったときの電気量C1及びC2の変化を示す。検知電極31上に人体91のタッチがあったとき、検知電極31により検出される電気量C1は大きく減少する(大きな静電容量に対応する)が、検知電極32により検出される電気量C2は変化しない。また、検知電極32上に人体92のタッチがあったとき、検知電極32により検出される電気量C2は大きく減少するが、検知電極31により検出される電気量C1は変化しない。したがって、電気量C1及びC2のそれぞれを所定の閾値Thと比較し、いずれかが閾値Thを超える(下回る)場合には、操作部80に対してタッチ操作があるものと判定することができる。
しかし、検知電極31と検知電極32との境界部付近に人体93のタッチがあったときには、各検知電極3に生じる静電容量が小さくなるため、検出される電気量の変化が小さくなる。したがって、図示されるように、電気量C1及びC2のいずれもが上記閾値Thを超えない場合が生じる。このような場合、操作部80に対してタッチ操作がされているにもかかわらず、タッチ操作があるものとは判定されないという問題が生じる。
図2(b)に、上記同様にタッチがあったときの、合成電気量Cs1(電気量C1とC2の和、すなわちC1+C2)の変化を示す。同図において、いずれの部位にもタッチがされないときの合成電気量Cs1のレベルをCs0と表している。検知電極31上に人体91のタッチがあったとき、及び検知電極32上に人体92のタッチがあったときには、一方の検知電極に生じた電気量の大きな変化分が、合成電気量Cs1のCs0からの変化となるので、合成電気量Cs1を所定の閾値Th1と比較し、閾値Th1を超える(下回る)場合には、操作部80に対してタッチ操作があるものと判定することができる。
また、検知電極31と検知電極32との境界部付近に人体93のタッチがあったときには、それぞれの検知電極3により検出される電気量の変化は上記よりも小さくなるが、合成電気量Cs1のCs0からの変化は、各検知電極3による変化分が加算されたものとなる。このため、図2(a)のように電気量C1、C2がいずれも閾値Thを超えるまでの変化を生じない場合であっても、加算した変化量は大きくなる。したがって、図2(b)のように、合成電気量Cs1を所定の閾値Th1と比較し、閾値Th1を超える(下回る)場合には、操作部80に対してタッチ操作があるものと判定することが可能になる。この閾値Th1のレベルは、適宜に設定することができる。
以上のように、タッチスイッチ11(判断部71)は、第1の電気量C1と第2の電気量C2を加算して合成電気量Cs1を算出し、合成電気量Cs1が所定の閾値Th1を超えるときに操作部80に対する操作がされたと判断することができる。
このようなタッチスイッチ11は、広い面積の操作部80を構成する場合に好適であり、隣り合う検知電極3の境界付近における検出感度の低下を補い、少ない演算量で、操作部80へのタッチ操作の検知漏れを防止することができる。また、広い操作部80を2つの検知電極3に分割できるので、外来ノイズの影響を受けにくいタッチスイッチとすることができる。
(2)第1の電気量C1から第2の電気量C2を減算する場合
図3に示すタッチスイッチ1(12)においては、操作面8に2つの操作部81、82が並んで設けられている。そして、操作部81の下に検知電極31、操作部82の下に検知電極32が並んで配されている。図において、人体91は操作部81(検知電極31)上の中央部付近にタッチする場合、人体92は操作部82(検知電極32)上の中央部付近にタッチする場合、人体93は操作部81と操作部82との境界部付近にタッチする場合を表す。操作部81、82は、それぞれ1つのスイッチ要素を構成しているため、タッチスイッチ12はいずれの操作部に対してタッチ操作があったかを、確実に判定することが求められる。
図4は、上記構成のタッチスイッチ12において、人体91、92及び93の位置で操作部81又は82にタッチしたときに検出される電気量の変化を表している。
同図(a)は、各位置にタッチがあったときの電気量C1及びC2の変化を示す。操作部81上に人体91のタッチがあったとき、検知電極31により検出される電気量C1は大きく減少する(大きな静電容量に対応する)が、操作部82側の検知電極32により検出される電気量C2は変化しない。一方、操作部82上に人体92のタッチがあったとき、検知電極32により検出される電気量C2は大きく減少するが、操作部81側の検知電極31により検出される電気量C1は変化しない。したがって、電気量C1及びC2のそれぞれを所定の閾値Th1と比較し、閾値Th1を超える(下回る)場合には、対応する操作部81又は82に対してタッチ操作があるものと判定することができる。
しかし、操作部81と操作部82との境界部付近に人体93のタッチがあったとき、操作者がどちらの操作部にタッチする意図であるかは明確ではない。また、各検知電極3に生じる静電容量が小さくなるため、検出される電気量の変化が小さくなる。したがって、電気量C1及びC2のいずれもが上記閾値Th1を超えない場合には、操作部81及び操作部82のいずれに対しても操作がされたとは判断されず、誤検知を防止することができる。しかし、図示されるように、例えば電気量C1が上記閾値Th1を超えてしまう場合には、操作者の意図が不明であるにもかかわらず、操作部81に対してタッチ操作があるものと判定されてしまうという問題が生じる。
図4(b)に、上記同様にタッチがあったときの、合成電気量Cs2(電気量C1からC2を減算した量、すなわちC1−C2)の変化を示す。同図において、いずれの部位にもタッチがされないときの合成電気量Cs2のレベルをCs0と表している。操作部81上に人体91のタッチがあったときには、合成電気量Cs2は、Cs0よりも検知電極31に生じた電気量の変化分だけ大きくなる。したがって、合成電気量Cs2を所定の第1閾値Th3と比較し、第1閾値Th3を超える(下回る)場合には、操作部81に対してタッチ操作があるものと判定することができる。
一方、操作部82上に人体92のタッチがあったときには、合成電気量Cs2は、Cs0よりも検知電極32に生じた電気量の変化分だけ小さくなる。したがって、合成電気量Cs2を所定の第2閾値Th4と比較し、第2閾値Th4を超える(上回る)場合には、操作部82に対してタッチ操作があるものと判定することができる。
また、操作部81と操作部82との境界部付近に人体93のタッチがあったときには、それぞれの検知電極3により検出される電気量の変化は上記よりも小さくなり、合成電気量Cs2の変化は、検知電極31の変化分から検知電極32の変化分が減算されるため更に小さくなる。すなわち、双方の変化が相殺されることになる。このため、図4(a)のように電気量C1が閾値Th1を超えるまでに変化した場合であっても、検知電極32の変化分によって相殺され、合成電気量Cs2の変化は小さくなる。したがって、図4(b)のように、合成電気量Cs2を第1閾値Th3及び第2閾値Th4と比較し、第1閾値Th3を超えず(下回らず)且つ第2閾値Th4を超えない(上回らない)場合には、操作部81及び82のいずれのもタッチ操作はないものと判定することが可能になる。すなわち、合成電気量Cs2が第1閾値Th3を超える(下回る)場合のみ操作部81に対して操作がされ、合成電気量Cs2が第2閾値Th4を超える(上回る)場合のみ操作部82に対して操作がされているものと、簡単に判定することができる。
上記の第1閾値Th3、第2閾値Th4の値は、各操作部81、82のいずれにも人体9のタッチがないときの定常状態における合成電気量に対応する値(Cs0)を基準として定めることができる。第1閾値Th3は、合成電気量Cs0よりも所定値だけ小さな値であり、第2閾値Th4は、合成電気量Cs0よりも所定値だけ大きな値である。これら所定値は、検知電極の感度に応じて、また周囲ノイズ等による電気量の変動の影響を受けないように、適宜決定することができる。
以上のように、タッチスイッチ12(判断部72)は、第1の電気量C1から第2の電気量C2を減算して合成電気量Cs2を算出し、合成電気量Cs2を所定の第1閾値Th3及び第2閾値Th4と比較することによって、操作部81及び82のどちらに対する操作がされたかを判断すると共に、操作部81と82との境界部付近にタッチがされたときは、どちらの操作部に対する操作もないと判断することができる。
このようなタッチスイッチ12は、2つの操作部81、82密接するように並べる場合に好適であり、少ない演算量で、隣り合う操作部の境界付近における誤検知を防止し、意図しない操作を防止することができる。また、操作面8上に操作部81及び82を密に配置することができるため、意匠及び寸法の自由度を高くすることができる。
尚、前記(1)の例においては、2つの検知電極31、32について説明したが、3つ以上の検知電極3が並んでいても同様である。例えば、図5に示すように、4つの検知電極31〜34を備える場合は、隣り合う2つの検知電極毎、すなわち検知電極31と32、検知電極32と33、検知電極33と34の組み合わせについて判定を行うようにすればよい。そして、そのいずれかの組み合わせにおいてタッチがされたと判定した場合に、操作部80をタッチしたと判断するようにすることができる。
また、前記(2)の例では、2つの検知電極31、32について説明をしたが、3つ以上の検知電極3が並んでいても同様である。例えば、図6に示すように、4つの操作部81〜84と、その操作部毎に検知電極31〜34を備える場合は、隣り合う2つの操作部毎、すなわち、操作部81と82、操作部82と83、操作部83と84の組み合わせについて前述の判定を行うことで、どの操作部が操作されたかを判断することができる。また、2以上の操作部に対して同時に操作がされたと判定された場合は、その判定を無効とすることでより確実に誤判断を抑制することもできる。
尚、本発明においては、以上に示した実施形態に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した態様とすることができる。本タッチスイッチは、車載用途のみならず、屋内外に設置される装置・機器に使用することができる。また、照明、エアコン、AV機器、電動装置等、各種装置・機器の操作スイッチとして広く適用可能である。
1、11、12;タッチスイッチ、3、31〜34;検知電極、5;検出回路、71、72;判断部、8;操作面、80〜84;操作部、9、91〜94;人体(指先)。

Claims (4)

  1. 人体の近接又は接触によって操作がされる操作面の下に並べて設けられている第1の検知電極及び第2の検知電極と、
    前記操作面への人体の近接又は接触によって前記第1の検知電極に生じる静電容量に対応する第1の電気量と前記第2の検知電極に生じる静電容量に対応する第2の電気量とを検出する検出回路と、
    前記検出回路により検出された前記第1の電気量と前記第2の電気量との和又は差を合成電気量として算出し、算出した前記合成電気量に基づいて前記操作面にされた操作を判断する判断部と、
    を備えることを特徴とするタッチスイッチ。
  2. 前記操作面には1つの操作部が配され、
    前記第1の検知電極及び前記第2の検知電極は前記操作部の下に設けられており、
    前記判断部は、前記第1の電気量と前記第2の電気量を加算して合成電気量を算出し、算出した前記合成電気量が所定の閾値を超えるときに前記操作部に対する操作がされたと判断する請求項1記載のタッチスイッチ。
  3. 前記操作面には第1の操作部と第2の操作部とが並んで配され、
    前記第1の検知電極は前記第1の操作部の下に設けられ、前記第2の検知電極は前記第2の操作部の下に設けられており、
    前記判断部は、前記第1の電気量から前記第2の電気量を減算して合成電気量を算出し、算出した前記合成電気量を所定の閾値と比較することにより、前記第1の操作部及び前記第2の操作部のいずれに対する操作がされたかを判断する請求項1記載のタッチスイッチ。
  4. 前記所定の閾値は、各前記操作部のいずれに対しても人体の近接又は接触がないときの前記合成電気量に対応する値を基準値として、前記基準値より小さい第1の閾値及び前記基準値より大きい第2の閾値であり、
    前記判断部は、前記算出した前記合成電気量が前記第1の閾値を下回るときは前記第1の操作部に対する操作がされたと判断し、前記算出した前記合成電気量が前記第2の閾値を上回るときは前記第2の操作部に対する操作がされたと判断する、請求項3記載のタッチスイッチ。
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