JP2016004619A - 組電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】各単電池の発熱が抑制された組電池を提供する。【解決手段】組電池は、複数の充放電可能な単電池20A、20Bが電気的に接続された状態で所定方向に配列されてなる。配列された単電池20A、20B間の間隙の少なくとも一箇所には仕切り板40が配置されている。仕切り板40は、熱可塑性樹脂からなる主スペーサ42と、金属またはセラミックからなる副スペーサ44とを有する。主スペーサ42は、隣接する単電池20A、20Bの容器側壁52に接触するように配置されている。副スペーサ44は、配列方向の厚みdが主スペーサ42の厚みDよりも小さく、かつ主スペーサ42が溶融した場合に該溶融した樹脂が単電池20A、20B間の間隙から落下除去され得る空間を有するように部分的に配置されている。【選択図】図2
Description
本発明は、複数の充放電可能な単電池が電気的に接続された組電池に関する。
軽量で高エネルギー密度が得られるリチウムイオン二次電池、ニッケル水素電池その他の二次電池あるいはキャパシタ等の蓄電素子を単電池とし、該単電池を複数直列接続して成る組電池は高出力が得られる電源として、車両搭載用電源、或いはパソコンおよび携帯端末の電源として好ましく用いられている。例えば車両搭載用組電池の一例として特許文献1には、角型の単電池を複数個配列すると共に各単電池に設けられた正極端子および負極端子をそれぞれ直列に接続することにより構成された組電池が開示されている。
また、自動車等の車両に搭載される組電池は、搭載スペースが制限されることに加えて振動が発生する状態での使用が前提となることから、多数の単電池を配列し且つ拘束した状態(即ち各単電池を相互に固定した状態)の組電池が構築される。かかる組電池では、例えば、単電池の積層方向に配列された単電池群の最外側(両端面)に一対のエンドプレートを設置し、この一対のエンドプレートが接近する方向に締め付け且つ固定している。
特許文献1には、所定方向に並んで配置された複数の単電池と、該所定方向で隣り合う単電池間に配置された仕切り板とを有する組電池が記載されている。特許文献1の仕切り板は、熱可塑性樹脂からなる母材と、母材に埋め込まれたスペーサとを備え、スペーサが熱硬化性樹脂で形成されている。同公報によれば、かかる構成によって、特定の電池が発熱したときに母材が溶融しても、スペーサによって単電池の間隔が保持され、他の単電池に熱が伝達するのを抑制できることが記載されている。しかしながら、熱硬化性樹脂で形成されたスペーサはコストが高く、また樹脂分解温度を超えれば効果が失われる虞がある。また、仕切り板およびスペーサの構成によっては、溶融した母材が単電池間に残存して単電池に密着することで、単電池同士の伝熱に寄与する虞がある。本発明は、上記課題を解決するものである。
本発明によって提供される組電池は、複数の充放電可能な単電池が電気的に接続された状態で所定方向に配列されてなる組電池である。前記配列された単電池間の間隙の少なくとも一箇所には仕切り板が配置されている。前記仕切り板は、熱可塑性樹脂からなる主スペーサと、金属またはセラミックからなる副スペーサとを有する。前記主スペーサは、隣接する単電池の容器側壁に接触するように配置されている。また、前記副スペーサは、前記配列方向の厚みが前記主スペーサの厚みよりも小さく、かつ前記主スペーサが溶融した場合に該溶融した樹脂が前記単電池間の間隙から落下除去され得る空間を有するように部分的に(すなわち仕切り板の一部に)配置されている。かかる構成によれば、過充電時等における単電池の発熱が抑えられた信頼性の高い組電池を提供することができる。
なお、本明細書において「単電池」とは、組電池を構成するために相互に直列接続され得る個々の蓄電素子を指す用語であり、特に限定しない限り種々の組成の電池、キャパシタを包含する。また、「二次電池」とは、繰り返し充電可能な電池一般をいい、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素電池等のいわゆる蓄電池を包含する。リチウムイオン二次電池を構成する蓄電素子は、ここでいう「単電池」に包含される典型例であり、そのような単電池を複数備えて成るリチウムイオン二次電池パックは、ここで開示される「組電池」の典型例である。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。なお、各図面は、模式的に描いており、必ずしも実物を反映しない。また、各図面は、一例を示すのみであり、各図面は、特に言及されない限りにおいて本発明を限定しない。
ここに開示される組電池は、単電池(典型的には、扁平形状の外形を有する単電池)を配列してなる組電池であればよく、単電池の構成は特に制限されない。特に限定することを意図したものではないが、以下、扁平形状のリチウムイオン二次電池を単電池とし、該単電池の複数個を直列に接続してなる組電池を例にして本発明を詳細に説明する。
図1を参照しながら本実施形態の組電池10の構成について説明する。図1は本実施形態の組電池10の構成を模式的に示す斜視図である。
組電池10は、複数の充放電可能な単電池20が直列に接続されて構成されている。図示した例では、同形状の4個の単電池20(20A、20B、20C、20D)が一定の間隔で直列に配列されている。
単電池20は、正極および負極を備える電極体(図示せず)と、該電極体および電解質を収容する容器50とを備える。本実施形態の電極体は、典型的な組電池に装備される単電池と同様、所定の電池構成材料(正負極それぞれの活物質、正負極それぞれの集電体、セパレータ等)から構成されている。また、ここでは電極体として扁平形状の捲回電極体が用いられている。
本実施形態の容器50は扁平形状の捲回電極体を収容し得る形状(図示した例では箱型)を有する。また、容器50の材質は、典型的な単電池で使用されるものと同じであればよく特に制限はないが、組電池自体の軽量化の観点から、例えば薄い金属製或いは合成樹脂製の容器が使用され得る。
容器50の上面には、捲回電極体の正極と電気的に接続する正極端子60および負極と電気的に接続する負極端子62が設けられている。そして、隣接する単電池20間において一方の正極端子60と他方の負極端子62とが端子間接続具64によって電気的に接続される。このように各単電池20を直列に接続することにより、所望する電圧の組電池10が構築される。
本実施形態の単電池20は、所定方向に配列され且つ該配列方向に荷重が加えられた状態で拘束されている。具体的には、複数の単電池20は、それぞれの正極端子60および負極端子62が交互に配置されるように一つずつ反転させて配置されており、容器50の側壁(容器50の幅広な面、即ち容器50内に収容される後述する捲回電極体の扁平面に対応する面)が対向する方向に配列される。
そして、配列させた単電池20の周囲には、複数の単電池20をまとめて拘束する拘束部材が配備される。即ち、単電池配列方向の最外側に位置する単電池20の更に外側には、一対の拘束板70A,70Bが配置される。また、当該一対の拘束板70A,70Bを架橋するように締付け用ビーム材72が取り付けられる。そして、ビーム材72の端部をビス74により拘束板70A,70Bに締め付け且つ固定することによって上記単電池20をその配列方向に所定の荷重が加わるように拘束することができる。ビーム材72の締め付け具合に応じたレベルで、締め付け方向(即ち配列方向)への拘束荷重(面圧)が各単電池20の容器側壁に加えられる。
また、このように拘束された単電池20間の間隙の少なくとも一箇所(図示した例では単電池20Aと単電池20Bとの間、単電池20Bと単電池20Cとの間、および単電池20Cと単電池20Dとの間)には仕切り板40が配置されている。なお、図1では、仕切り板40を簡略化して平板状に図示している。
図2は、隣接する単電池20A、20Bと該単電池20A、20B間に配置された仕切り板40とを模式的に示す側面図である。図2に示すように、仕切り板40は、主スペーサ42と副スペーサ44とを有している。
主スペーサ42は、仕切り板40の母材を構成する板状部材であり、隣接する単電池20A、20Bの双方に接触するように配置されている。この実施形態では、主スペーサ42は、波形(屏風状)に成形されており、波形に折り畳まれた複数の折畳部42aが単電池20の容器側壁52に接触するように配置されている。かかる折畳部42aの内側と、容器側壁52との間に形成された空隙に冷却用媒体(典型的には空気)を導入することにより、単電池20A、20Bで発生する熱を放散させることができる。主スペーサ42の構成材料としては、加熱によって軟化(典型的には溶融)可能な熱可塑性樹脂が好ましく、典型的には融点が概ね100℃〜170℃の範囲内の樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂等が用いられる。
図4は、副スペーサ44と単電池20A、20Bとの位置関係を示す正面図である。図2および図4に示すように、副スペーサ44は、配列方向の厚みdが主スペーサ42の厚みDよりも小さい棒状(ここでは楕円体状)部材であり、隣接する単電池20A、20Bの少なくとも一方と接触しないように配置されている。この実施形態では、副スペーサ44は、折畳部42aの内側と容器側壁52との間に挟まれており、単電池20Aに接触し、かつ単電池20Bに接触しないように配置されている。
また、副スペーサ44は、図3に示すように、主スペーサ42が溶融した場合に該溶融した樹脂46が単電池20A、20B間の間隙から落下除去され得る空間Sを有するように、単電池20A,20Bの幅方向に沿って部分的に配置されている。この実施形態では、副スペーサ44の数は2つであり、それぞれ単電池20A,20Bの高さ方向の異なる位置に配置されている。この場合、2つの副スペーサ44の配置箇所は、単電池20A、20Bの幅方向の全長をLとして概ね0.4L〜0.6Lとなる位置に設定され得る。また、単電池20A、20Bの高さ方向の全長をHとして概ね0H〜1Hとなる位置に設定され得る。副スペーサ44の構成材料としては、主スペーサ42を構成する樹脂よりも融点が高い金属もしくはセラミックが好ましく、典型的には融点が概ね600℃〜2200℃の範囲内の金属もしくはセラミック、例えばアルミニウム、銅、鉄等の金属もしくはアルミナ、チタニア、ムライト、スピネル等のセラミックが用いられる。
このような仕切り板40を用いることによって、過充電時に単電池20A、20Bの発熱を抑えることができる。すなわち、図2および図3に示すように、特定の単電池、例えば単電池20Bが発熱・膨張したときに仕切り板40の主スペーサ42が溶融して吸熱することで、単電池20Bからの熱を吸収することができる。また、主スペーサ42がすべて溶融した場合でも、金属またはセラミックからなる副スペーサ44が単電池20A、20B間に残るため、単電池20A、20B間の間隙が確保される。このことにより、他の単電池20Aに熱が伝達することを抑制することができる。さらに、副スペーサ44が単電池20A,20Bの幅方向に沿って部分的に配置されているので、主スペーサ42が溶融した場合でも、該溶融した樹脂46が重力により落下して単電池20A、20B間の間隙から取り除かれる。そのため、溶融した樹脂46が単電池20A、20B間に残存して(典型的には単電池20A、20Bに密着して)単電池20A、20B同士の伝熱に寄与するような事態が回避される。このことにより、他の単電池20Aに熱が伝達することをより確実に防止することができる。
また、本組電池によると、副スペーサ44は、金属またはセラミックにより構成されている。このような材質からなる副スペーサ44は熱変形量が比較的小さいため、配列方向の厚みdを主スペーサ42の厚みDよりも小さくしておくことにより、電池の通常使用時に副スペーサ44が単電池20A、20Bに干渉する事態を回避することができる。つまり、副スペーサ44の配列方向の厚みを小さくして単電池20A、20Bの少なくとも一方と接触しないように配置しておくことにより、副スペーサ44が単電池20A、20Bを局所的に圧迫することを防止することができる。そして、このように副スペーサ44による単電池20A、20Bへの局所的な圧迫を防止することにより、該局所的な圧迫が電池性能に及ぼす悪影響(例えば電極体内の電流分布の不均一化や局所劣化など)を未然に防止することができる。なお、金属またはセラミックからなる副スペーサ44は、熱硬化性樹脂等に比べて比較的安価なため、コスト面でも有利である。
なお、上述した実施形態では、2つの副スペーサ44が、単電池20A、20Bの高さ方向の異なる2箇所に配置されていた。副スペーサ44の数や配置箇所はこれに限定されない。例えば、図5に示すように、副スペーサ44の数を1つにしてもよい。この場合、副スペーサ44の配置箇所は、単電池20A、20Bの幅方向の全長をLとして概ね0.4L〜0.6Lとなる位置に設定され得る。また、単電池20A、20Bの高さ方向の全長をHとして概ね0H〜0.6Hとなる位置に設定され得る。このような位置に1つの副スペーサ44を配置することにより、該副スペーサ44で単電池20A、20B間の間隙を保ちつつ、溶融した樹脂46が落下可能な空間を確保することができる。
また、図6に示すように、2つの副スペーサ44を単電池20A、20Bの幅方向の異なる2箇所に配置してもよい。この場合、2つの副スペーサ44のうち一方の配置箇所は、幅方向の全長Lに対して概ね0L〜0.4Lとなり且つ高さ方向の全長Hに対して概ね0L〜0.6Hとなる位置に設定され得る。また、他方の配置箇所は、幅方向の全長Lに対して概ね0.6L〜1Lとなり且つ高さ方向の全長Hに対して概ね0L〜0.6Hとなる位置に設定され得る。このように幅方向の異なる2箇所に副スペーサ44を配置した場合でも、該副スペーサ44で単電池20A、20B間の間隙を保ちつつ、溶融した樹脂46が落下可能な空間を確保することができる。
あるいは、副スペーサ44の数は3つ以上であってもよい。この場合、3つ以上の副スペーサ44のうち少なくとも1つの配置箇所が、図5に示した態様、すなわち幅方向の全長Lに対して概ね0.4L〜0.6Lとなり且つ高さ方向の全長Hに対して概ね0H〜0.6Hとなる位置であるとよい。あるいは、3つ以上の副スペーサ44のうち少なくとも2つの配置箇所が図4もしくは図6に示した態様であってもよい。このような位置に3つ以上の副スペーサ44を配置することにより、該副スペーサ44で単電池20A、20B間の間隙を保ちつつ、溶融した樹脂46が落下可能な空間を確保することができる。
続いて、図1を参照しつつ、本実施形態で使用され得る単電池20の構成及び単電池20を構成する各材料などについて詳述する。本実施形態に係る組電池10は、充放電可能な二次電池を単電池20とし、そのような単電池20を複数個直列に接続して成る組電池10であればよく、単電池20の構成は特に制限されない。ニッケル水素電池、電気二重層キャパシタ等が本発明の実施に好適な単電池の構成として挙げられる。特に本発明の実施に好適な単電池の構成はリチウムイオン二次電池である。リチウムイオン二次電池は高エネルギー密度で高出力を実現できる二次電池であるため、高性能な組電池、特に車両搭載用組電池(電池モジュール)を構築することができる。
本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池20は、扁平な角形の電池容器(即ち外装容器)50に構成されている。リチウムイオン二次電池20は、扁平形状の捲回電極体が、図示しない液状電解質(電解液)とともに、電池容器50に収容されている。
電池容器50は、一端(電池20の通常の使用状態における上端部に相当する。)に開口部を有する箱形(すなわち有底直方体状)の容器本体56と、その開口部に取り付けられて該開口部を塞ぐ矩形状プレート部材からなる封口板(蓋体)54とから構成される。
封口板54には外部接続用の正極端子60および負極端子62が形成されている。封口板54の両端子60、62の間には、電池容器50の内圧が所定レベル以上に上昇した場合に該内圧を開放するように構成された薄肉の安全弁58が形成されている。
捲回電極体は、長尺なシート状正極(正極シート)と、該正極シートと同様の長尺シート状負極(負極シート)とを計二枚の長尺シート状セパレータとを備えている。
正極シートは、帯状の正極集電体と正極活物質層とを備えている。正極集電体には正極に適する金属箔、例えば帯状のアルミニウム箔が用いられている。正極活物質層には、正極活物質粒子が含まれている。正極活物質層は、正極活物質粒子を含む正極合剤を正極集電体に塗布し乾燥させ、予め定められた厚さにプレスすることによって形成されている。
正極活物質粒子には、リチウムイオン二次電池の正極活物質として用いられる物質を使用することができる。正極活物質粒子の例を挙げると、LiNiCoMnO2(リチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物)、LiNiO2(リチウムニッケル酸化物)LiCoO2(リチウムコバルト酸化物)、LiMn2O4(リチウムマンガン酸化物)などのリチウム遷移金属複合酸化物が挙げられる。
負極シートは、帯状の負極集電体と負極活物質層とを備えている。負極集電体には負極に適する金属箔、例えば帯状の銅箔が用いられている。負極活物質層には、負極活物質粒子が含まれている。負極活物質層は、負極活物質粒子を含む負極合剤を負極集電体に塗布し乾燥させ、予め定められた厚さにプレスすることによって形成されている。
負極活物質層に含まれる負極活物質粒子としては、従来からリチウムイオン二次電池に用いられる物質の一種または二種以上を特に限定なく使用することができる。好適例として、グラファイトカーボン、アモルファスカーボンなどの炭素系材料、リチウム遷移金属酸化物、リチウム遷移金属窒化物などが挙げられる。
セパレータは、正極シートと負極シートとを隔てる部材であり、微小な孔を複数有する所定幅の帯状のシート材で構成されている。セパレータには、例えば、多孔質ポリオレフィン系樹脂で構成された単層構造のセパレータ或いは積層構造のセパレータを用いることができる。
電解液(非水電解液)としては、従来からリチウムイオン二次電池に用いられる非水電解液と同様のものを特に限定なく使用することができる。かかる非水電解液は、典型的には、適当な非水溶媒に支持塩を含有させた組成を有する。上記非水溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート等からなる群から選択された一種または二種以上を用いることができる。また、上記支持塩としては、例えば、LiPF6等のリチウム塩を用いることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
ここに開示される組電池10は、各単電池の発熱が抑制され、高性能を発揮し得ることから、例えば、車両に搭載される電源として好適である。したがって、ここに開示される組電池10は、ハイブリッド自動車、電気自動車のように電動機を備えた車両に搭載されるモーター用の電源(典型的には駆動用電源)として好適に使用され得る。
10 組電池
20 単電池
40 仕切り板
42 主スペーサ
44 副スペーサ
52 容器側壁
20 単電池
40 仕切り板
42 主スペーサ
44 副スペーサ
52 容器側壁
Claims (1)
- 複数の充放電可能な単電池が電気的に接続された状態で所定方向に配列されてなる組電池であって、
前記配列された単電池間の間隙の少なくとも一箇所には仕切り板が配置されており、
前記仕切り板は、熱可塑性樹脂からなる主スペーサと、金属またはセラミックからなる副スペーサとを有し、
前記主スペーサは、隣接する単電池の容器側壁に接触するように配置され、
前記副スペーサは、前記配列方向の厚みが前記主スペーサの厚みよりも小さく、かつ前記主スペーサが溶融した場合に該溶融した樹脂が前記単電池間の間隙から落下除去され得る空間を有するように部分的に配置されている、組電池。
Priority Applications (1)
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JP2014122426A JP2016004619A (ja) | 2014-06-13 | 2014-06-13 | 組電池 |
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JP2014122426A JP2016004619A (ja) | 2014-06-13 | 2014-06-13 | 組電池 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113646951A (zh) * | 2019-03-28 | 2021-11-12 | 三菱化学株式会社 | 分隔构件和电池组 |
-
2014
- 2014-06-13 JP JP2014122426A patent/JP2016004619A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113646951A (zh) * | 2019-03-28 | 2021-11-12 | 三菱化学株式会社 | 分隔构件和电池组 |
CN113646951B (zh) * | 2019-03-28 | 2024-05-14 | 三菱化学株式会社 | 分隔构件和电池组 |
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