JP2016004024A - ミュオン軌跡検出器及びミュオン軌跡検出方法 - Google Patents

ミュオン軌跡検出器及びミュオン軌跡検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016004024A
JP2016004024A JP2014126468A JP2014126468A JP2016004024A JP 2016004024 A JP2016004024 A JP 2016004024A JP 2014126468 A JP2014126468 A JP 2014126468A JP 2014126468 A JP2014126468 A JP 2014126468A JP 2016004024 A JP2016004024 A JP 2016004024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
muon
detection
measurement
detection signal
detector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014126468A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6301745B2 (ja
Inventor
直人 久米
Naoto Kume
直人 久米
中山 幸一
Koichi Nakayama
幸一 中山
晴夫 宮寺
Haruo Miyadera
晴夫 宮寺
宰 杉田
Tsukasa Sugita
宰 杉田
研一 吉岡
Kenichi Yoshioka
研一 吉岡
恭一 藤田
Kyoichi Fujita
恭一 藤田
啓 高倉
Kei Takakura
啓 高倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2014126468A priority Critical patent/JP6301745B2/ja
Publication of JP2016004024A publication Critical patent/JP2016004024A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6301745B2 publication Critical patent/JP6301745B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Radiation (AREA)

Abstract

【課題】高い放射線環境下であっても、同一のミュオンによる検出イベントを正確に測定してミュオンの飛行軌跡を導出することが可能なミュオン軌跡検出技術を提供する。【解決手段】ミュオン軌跡検出器10は、複数層に配置された複数のミュオン検出器のいずれかがミュオンの通過を検出して出力した検出信号に基づいて検出信号の測定を測定部12に開始させる測定開始制御部14と、測定の開始後に、設定されたリセット時間内に検出信号が出力されない場合には測定をリセットさせる一方、出力される場合には同一のミュオンによる検出イベントとして識別するために設定されるゲート時間の間、検出信号の測定を測定部12に実行させる測定終了制御部15と、ゲート時間内に測定された検出信号に基づいて求めたミュオン検出器それぞれの通過位置からミュオンの飛行軌跡を導出する軌跡導出部20と、を備えている。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、宇宙線ミュオンの飛行軌跡を検出するミュオン軌跡検出技術に関する。
構造物内部をイメージングする技術として、地表に到達するミュオンを観測して内部を透視する技術が知られている。この技術は、例えば火山またはピラミッドなどの大型で内部への立ち入りが困難なものに対して好適に利用されてきた。
ミュオンを用いて構造物の内部を透視する方法として、ミュオンの粒子束の減衰を測定する透過法やミュオンのクーロン多重散乱角を測定する散乱法が知られている。また、散乱法においては、クーロン多重散乱による軌跡の変位を測定する変位法も知られている。
ミュオンによる透視技術では、透視の対象となる構造物にミュオン軌跡検出器が外設される。そして、この検出器によりミュオンの飛行軌跡を検出して、軌跡を解析することで構造物内部のイメージングが行われる。
一般的なミュオン軌跡検出器は、ドリフトガスが封入されたドリフトチューブを多層に配列して構成されている。
ドリフトチューブは、その中心に陽極ワイヤが張られており、ミュオンのような荷電粒子がドリフトチューブ内を通過すると内部に封入されているガスが電離されて電子が発生する。この発生した電子が、陽極ワイヤに到達することでミュオンの通過が検出される。
そして、電子が陽極ワイヤに到達するまでのドリフト時間からドリフト半径(陽極ワイヤからの距離)を換算することが可能であり、検出器の大きさ以下の精度で通過位置を測定することが可能となる。
特開2012−501450号公報
ところで、ミュオンの通過位置を検出可能なミュオン検出器を用いてミュオンの飛行軌跡を導出するためには、一定時間内に複数の検出器で同時に発生した検出信号を1つの検出イベントとして測定する必要がある。
しかし、ミュオン検出器は、ミュオンだけでなくガンマ線等の放射線に対しても感度を有しているため、高い放射線環境下では、ガンマ線による検出信号とミュオンによる検出信号とが混在し、同一のミュオンによる検出イベントを正確に測定することが困難であった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、高い放射線環境下であっても、同一のミュオンによる検出イベントを正確に測定してミュオンの飛行軌跡を導出することが可能なミュオン軌跡検出技術を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係るミュオン軌跡検出器において、複数層に配置された複数のミュオン検出器のいずれかがミュオンの通過を検出して出力した検出信号に基づいて前記検出信号の測定を測定部に開始させる測定開始制御部と、測定の開始後に、設定されたリセット時間内に前記検出信号が出力されない場合には測定をリセットさせる一方、出力される場合には同一の前記ミュオンによる検出イベントとして識別するために設定されるゲート時間の間、前記検出信号の測定を前記測定部に実行させる測定終了制御部と、前記検出イベントのそれぞれに対して、前記ゲート時間内に測定された前記検出信号に基づいて求めた前記ミュオン検出器それぞれの通過位置から前記ミュオンの飛行軌跡を導出する軌跡導出部と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態に係るミュオン軌跡検出方法において、複数層に配置された複数のミュオン検出器のいずれかがミュオンの通過を検出して出力する検出信号に基づいて前記検出信号の測定を測定部に開始させるステップと、測定の開始後に、設定されたリセット時間内に前記検出信号が出力されない場合には測定をリセットさせる一方、出力される場合には同一の前記ミュオンによる検出イベントとして識別するために設定されるゲート時間の間、前記検出信号の測定を前記測定部に実行させるステップと、前記ゲート時間に基づいて識別された前記検出イベントのそれぞれに対して、前記ゲート時間内に測定された前記検出信号に基づいて求めた前記ミュオン検出器それぞれの通過位置から前記ミュオンの飛行軌跡を導出するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の実施形態により、高い放射線環境下であっても、同一のミュオンによる検出イベントを正確に測定してミュオンの飛行軌跡を導出することが可能なミュオン軌跡検出技術が提供される。
第1実施形態に係るミュオン軌跡検出器の構成図。 ミュオン検出器にシンチレータ検出器を用いた場合のミュオン通過検出部の配置例。 ミュオン検出器にドリフトチューブを用いた場合のミュオン通過検出部の配置例。 (A)ゲート時間を固定した場合における、ゲート時間とミュオンによる検出信号との関係を示すタイミングチャート、(B)ゲート時間を固定した場合において、ガンマ線を起因とする検出信号が出力された場合における、ゲート時間とミュオンによる検出信号との関係を示すタイミングチャート。 本実施形態に係るゲート時間とミュオンによる検出信号との関係を示すタイミングチャート。 (A)ミュオンによる検出イベントの一例を示す説明図、(B)ガンマ線等のミュオン以外による検出イベントの一例を示す説明図。 本実施形態に適用されるノイズ除去部の構成図。 本実施形態に適用されるノイズ除去部の変形例を示す構成図。 第1実施形態に係るミュオン軌跡検出器の動作を示すフローチャート。 第2実施形態に係るミュオン軌跡検出器の構成図。 パターン一致評価部による照合の方法を説明する図。 第2実施形態に係るミュオン軌跡検出器の動作を示すフローチャート。
以下、本実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、第1実施形態に係るミュオン軌跡検出器10は、複数層に(好ましくは少なくとも3層以上)配置された複数のミュオン検出器のいずれかがミュオンの通過を検出して出力した検出信号に基づいて検出信号の測定を測定部12に開始させる測定開始制御部14と、測定の開始後に、設定されたリセット時間内に検出信号が出力されない場合には測定をリセットさせる一方、出力される場合には同一のミュオンによる検出イベントとして識別するために設定されるゲート時間の間、検出信号の測定を測定部12に実行させる測定終了制御部15と、検出イベントのそれぞれに対して、ゲート時間内に測定された検出信号に基づいて求めたミュオン検出器それぞれの通過位置からミュオンの飛行軌跡を導出する軌跡導出部20と、を備えている。
ミュオン通過検出部11は、ミュオンを検出可能なミュオン検出器を複数配列させて、複数層、好ましくは少なくとも3層以上に配置させたものである。ここで、ミュオン検出器の1層は、それぞれ、互いに並列に配列された複数のミュオン検出器の列で構成されるミュオン検出器の群を指す。
ミュオン検出器のそれぞれは、ミュオンの通過を検出した際に検出信号を出力する。この検出信号には、ミュオン検出器を相互に識別するための検出器番号、検出された時刻情報等の検出器内におけるミュオンの通過位置を特定するために必要な情報が含まれる。
ミュオン検出器として、ミュオンによって発光するシンチレータ材を長尺状にして、光信号を検出するシンチレータ検出器や電離ガスを内部に封入して、ミュオンによってガスから電離された電子を電気信号として検出するドリフトチューブ等が例示される。このように、ミュオン検出器はそれぞれ長手方向に延びる形状となっていることから、ミュオン検出器の1層は、長手方向と直交する方向に互いに並列に配列された複数のミュオン検出器の群により平面状に構成される。
図2は、ミュオン検出器にシンチレータ検出器(21a、21b)を用いた場合のミュオン通過検出部11の配置例を示している。
それぞれがY方向を長手方向として延びX方向に複数が互いに並列に配列されたシンチレータ検出器21aとそれぞれX方向を長手方向として延びY方向に複数が互いに並列に配列されたシンチレータ検出器21bとがそれぞれ3層に配置されている。これにより、X方向及びY方向におけるミュオンの通過位置を求めることが可能となる。
図3は、ミュオン検出器にドリフトチューブ(22a、22b)を適用した場合のミュオン通過検出部11の配置例を示している。
それぞれがY方向を長手方向として延びX方向に複数が互いに並列に配列されたドリフトチューブ22aの層を6層とそれぞれがX方向を長手方向として延びY方向に複数が互いに並列に配列されたドリフトチューブ22bの層を6層とで合計12層に配置されている。このようにドリフトチューブ22を組み合わせて積層することにより、ミュオンの軌跡が3次元的に検出可能となる。
なお、図2および図3において、ミュオン検出器をX方向、Y方向にそれぞれ3層や6層配置する例を示しているが、本実施の形態は最低限2層(複数層)のミュオン検出器を備えるミュオン軌跡検出器10あるいはミュオン軌跡検出方法に適用可能である。
測定部12は、ミュオン通過検出部11から出力される検出信号を測定するものである。測定部12において設定されるゲート信号が切り替えられることにより、測定の開始及び終了が制御される。ゲート信号がONのときに測定が実行される一方、ゲート信号がOFFのときには測定は実行されない。
OR信号生成部13は、ミュオン通過検出部11に接続されており、ミュオン通過検出部11を構成する複数のミュオン検出器のいずれか1つから検出信号が出力された際に、成立信号を測定開始制御部14に出力する。
測定開始制御部14は、OR信号生成部13から成立信号を入力したときに、測定部12のゲート信号をOFFからONに切り替えて、検出信号の測定を測定部12に開始させる。
ゲート時間設定部16は、同一のミュオンによる検出イベントを識別するためのゲート時間が設定される。
ゲート時間は、1つのミュオンがミュオン通過検出部11に入射した際に、入射から出射までに検出されうる最大の時間差が設定される。ミュオン検出器にドリフトチューブを適用した場合には、ミュオンがドリフトチューブに入射した瞬間から検出されるまでのドリフト時間(数100nsec〜数μsec)に基づいてゲート時間が算出され設定される。なお、ゲート時間は、ミュオンのエネルギーやミュオン通過検出部11の構成、大きさ等に合わせて適宜変更される。
リセット時間設定部17は、連続して検出信号が出力されない場合に測定をリセットするためのリセット時間が設定される。リセット時間は、1つのミュオンがミュオン通過検出部11に入射した際に、各ミュオン検出器の検出信号における検出時間差(タイムラグ)の分布の最大値あるいは平均値等が設定される。ミュオンのように複数のミュオン検出器で同時に検出される場合は、各ミュオン検出器の検出信号における検出時間差は、ゲート時間に比べて非常に短くなる。
例えば、図3に示すようなφ50mmのドリフトチューブを6層並べた構成をとった場合、ドリフト時間750nsecの条件で動作した場合であってもタイムラグの平均値は約150nsecであり、最大でも300nsec程度の時間差となる。なお、リセット時間は、ゲート時間と同様に、ミュオンのエネルギーやミュオン通過検出部11の構成、大きさ等に合わせて適宜変更される。
測定終了制御部15は、ゲート時間設定部16及びリセット時間設定部17のそれぞれからゲート時間及びリセット時間を入力する。
測定終了制御部15は、測定の開始後に、リセット時間内にミュオン通過検出部11から検出信号が出力されない場合には、測定部12のゲート信号をONからOFFに切り替えて、測定部12での測定をリセットさせる。
一方、リセット時間内にミュオン通過検出部11から検出信号が出力される場合には、ゲート信号のON状態を維持して、ゲート時間の間、検出信号の測定を測定部12に実行させる。そして、ゲート時間が経過したときに、測定部12のゲート信号をONからOFFに切り替えて、測定部12での測定を終了させる。
ここで、リセット時間を設ける効果について、リセット時間を設けずゲート時間を固定した場合の比較例を示しつつ具体的に説明する。
図4(A)は、ゲート時間を固定した場合において、ゲート信号とミュオンの通過による検出信号s〜sとのタイミングチャートを示したものである。
検出信号sが出力されたタイミングで、ゲート信号がONに切り替えられて測定が開始される。ミュオンの通過による検出信号s、sはタイムラグ無く検出されるため、ゲート時間内に検出信号s〜sは測定される。
一方、図4(B)は、ゲート時間を固定した場合において、ゲート信号とガンマ線に起因による検出信号tが検出された後にミュオンの通過によって検出される検出信号s〜sとのタイミングチャートを示したものである。
検出信号tが出力されたタイミングで、ゲート信号がONに切り替えられて測定が開始される。そして、時間差があった後に、ミュオンの通過による検出信号s〜sが出力されるため、検出信号sの測定中にゲート信号がOFFになり測定が終了する。このため、ゲート時間内に検出信号s〜sを正確に測定することができない。
このように、ゲート時間を固定した場合、ガンマ線に起因による検出信号によって測定が開始してしまうと、ミュオンの通過による検出信号はゲート時間内で正しく測定することができないおそれがある。そして、ゲート時間内にミュオンの通過により検出される検出信号を正確に測定することができなければ、ミュオンの軌跡を導出することはできない。
図5は、本実施形態に係るゲート信号とミュオンの通過による検出信号s〜sとのタイミングチャートを示したものである。
検出信号tが出力されたタイミングで、ゲート信号がONに切り替えられて測定が開始される。ガンマ線による検出信号tが出力された後、リセット時間内に継続の検出信号が出力されないため、ゲート信号がOFFに切り替えられて測定がリセットされる。
ガンマ線起因による検出信号は、イベントレートにのみ依存するため、例えば1M(count/sec)の高レートのイベントであっても1usecに1イベント程度となる。つまり、短い間隔でガンマ線起因による検出信号が出力される可能性は低いため、リセット時間を設けることにより、ガンマ線起因による検出信号が発生した際には測定をリセットすることができる。
そして、ミュオンによる検出信号sが出力された際にゲートがOFFからONに切り替えられて測定が開始される。ミュオンの通過による検出信号sはタイムラグ無くリセット時間内に検出されるため、リセットされること無くゲート時間が経過するまで測定が実行される。このため、ゲート時間内に検出信号s〜sは正確に測定することができる。
このように、ゲート時間を固定しないで、リセット時間内に検出信号が出力されない場合には測定をリセットする。これにより、測定対象であるミュオンの検出信号を減らす事無く、同一のミュオンによる検出信号をゲート時間内に正確に測定することができる。
図1に戻って説明を続ける。
測定部12は、ミュオン通過検出部11における全検出時間が終了後、同一のゲート時間内に検出された検出信号を同一のミュオンによる検出イベントとしてデータを整理し、各検出イベントの測定データをイベント抽出部18に送信する。
イベント抽出部18は、測定部12から送信された各検出イベントの中から、検出信号に対応するミュオン検出器が所定の層以上、例えば全層数の3分の2以上で検出されているものをミュオンによる検出イベントして抽出するものである。
図6(A)は、ドリフトチューブ22を6層に配置した例を示しており、ミュオンによる検出イベントでは、各層のドリフトチューブ22でそれぞれ1つずつミュオンの通過が検出されて、6層に渡って一直線上に形成される。一方、図6(B)は、ガンマ線等のミュオン以外による検出イベントを示しており、この場合は、少数のドリフトチューブ22でランダムに検出される。
したがって、複数層のミュオン検出器で同時に計数された場合は、ミュオンによる検出イベントである可能性が高いことを意味する。
また、A層でミュオン検出器を配置した場合、各層の検出確率がX、ゲート時間が1u(sec)の場合、1u(sec)の間にB層以上で検出される確率Pは次式(1)で求められる。
P=X(1−X)A−B× (1)
P:B層以上で検出される確率P
X:各層の検出確率
A:全層数
B:検出される層数
例えば、X=0.2、A=6、B=4層以上で検出される確率Pは2%以下となる。したがって、複数層のミュオン検出器で同時に計数される確率は非常に低いため、複数層のミュオン検出器で同時に計数された場合はミュオンの通過によるものであると判断することが可能となる。
イベント抽出部18は、ミュオンが通過した場合は複数層のミュオン検出器で同時に計数される性質を利用して、検出信号に対応するミュオン検出器が所定の層以上で検出されているものをミュオンによる検出イベントして抽出する。
これにより、リセット時間を設定した場合であっても、ガンマ線等の測定対象以外のみのイベントデータが生じるおそれがあるが、これらのイベントデータを除外して、ミュオンによる検出イベントを効率的に抽出することができる。
また、イベント抽出部18は、予め設定されたミュオン通過軌跡のそれぞれに対応して通過が予想される検出器番号のパターンを求めておき、パターンと一致した検出イベントのみを抽出することでミュオンによる検出イベントを抽出する構成としても良い。
ノイズ除去部19は、イベント抽出部18から検出イベントを入力する。そして、検出イベント内の検出信号の中から、測定された検出信号に対応するミュオン検出器の検出器番号を用いて、ミュオン以外を起因として検出された信号をノイズ信号として除外するものである。
図7は、本実施形態に適用されるノイズ除去部19の構成図を示している。
ノイズ除去部19は、第1パターン記録部23と、第1除去部24と、を備えている。
第1パターン記録部23は、予め設定されたミュオンの軌跡のそれぞれに対応して通過が予想される検出器番号の検出パターンを保存するものである。各検出パターンには、各層ごとに1つの検出器番号が保存されている。
第1除去部24は、検出された(実測の)ミュオン検出器の検出器番号と第1パターン記録部23に保存されている検出パターンとを照合する。そして、所定の条件以上、例えば検出された検出器番号の3分の2以上が合致する検出パターンを選択する。
そして、検出された検出器番号内で、選択された検出パターンに含まれない検出器番号に対応する検出信号をノイズ信号として除外する。
ミュオンによる検出イベントを抽出した場合でも、測定対象外の信号検出を防ぐことができない場合があるが、ノイズ除去部19によりこれらの信号を除外することが可能となる。これにより、後述の軌跡導出部20において高い精度でミュオンの軌跡を導出することが可能となる。
図8は、本実施形態に適用されるノイズ除去部19の変形例を示す構成図である。なお、本変形例は、検出器の大きさ以上の位置分解能を有するドリフトチューブ等に適用可能となる。
ノイズ除去部19は、軌跡推定部25と、位置情報計算部26と、第2除去部27と、を備えている。
軌跡推定部25は、検出されたミュオン検出器の検出器番号に基づいてミュオンの推定軌跡を求める。軌跡推定部25は、ミュオン検出器の分解能程度で推定される全ての直線を求める。そして、位置情報計算部26は、求めた推定軌跡のそれぞれに対してミュオン検出器の通過位置を計算する。
第2除去部27は、計算された各推定軌跡に対応する通過位置と検出信号に基づいて求められたミュオン検出器通過位置とを比較する。そして、通過位置の偏差が最も小さくなる推定軌跡を選択する。そして、選択された推定軌跡を通過しないミュオン検出器の検出信号をノイズ信号として除外する。
実際の通過軌跡に近接しており、ノイズとして除外しにくい場合であっても、通過位置情報を比較することにより、測定対象外の検出信号をノイズ信号として除外できる。
軌跡導出部20は、ノイズ抽出部から検出イベントを入力する。そして、検出イベントのそれぞれに対して、ゲート時間内に測定された検出信号に基づいて求めたミュオン検出器それぞれの通過位置からフィッティングの数値処理を用いてミュオンの飛行軌跡を導出する。通過位置を求める方法は、検出器の大きさ単位で求める方法であっても、検出器から得られる信号の到達時間差や信号量の大きさの差から算出する方法であっても良い。
なお、X方向に配列されたミュオン検出器とY方向に配列されたミュオン検出器とが独立している場合、同じゲート時間内に取得された検出信号を特定する。そして、1次関数によるfittingでX―Z直線およびY−Z直線をそれぞれ算出して、これらの値から3次元の位置情報とベクトル情報を算出することでミュオンの飛行軌跡を導出する。
図9は、第1実施形態に係るミュオン軌跡検出器10の動作を示すフローチャートである(適宜、図1参照)。
OR信号生成部13は、ミュオン通過検出部11を構成するミュオン検出器のいずれか1つから検出信号の出力がされた際に、成立信号を測定開始制御部14に出力する(S10)。
測定開始制御部14は、成立信号を入力したときに、測定部12のゲート信号をONに切り替える(S11)。そして、測定部12は、検出信号の測定を開始する(S12)。
測定開始制御部14は、リセット時間内に検出信号の出力が無い場合には、測定部12のゲート信号をOFFに切り替えて、測定をリセットさせる(S13:YES、S14)。
一方、リセット時間内に検出信号の出力が有る場合には、ゲート信号をON状態で維持して、ゲート時間の間、検出信号の測定を継続する(S13:NO、S15)。
測定終了制御部15は、ゲート時間経過後、ゲート信号OFFして測定を終了させる(S16:YES、S17)。
そして、ミュオン軌跡検出器10は、全検出時間が終了するまで、S10〜S17を繰り返す(S18:NO)。測定部12は、全検出時間終了後に、イベント抽出部18に各検出イベントを送信する。
イベント抽出部18は、測定部12から送信された各検出イベントの中から、同一のミュオンによる検出イベントして抽出する(S19)。
ノイズ除去部19は、イベント抽出部18から検出イベントを入力して、検出イベント内の検出信号の中から、ミュオン以外を起因として検出された信号をノイズとして除外する(S20)。
軌跡導出部20は、検出イベントのそれぞれに対して、ゲート時間内に測定された検出信号に基づいて求めたミュオン検出器それぞれの通過位置からミュオンの飛行軌跡を導出する(S21)。
このように、ゲート時間を固定するのでは無く、設定されたリセット時間内にミュオン検出器から検出信号が出力されない場合には測定をリセットすることにより、高い放射線環境下であっても、同一のミュオンによる検出イベントを正確に測定してミュオンの飛行軌跡を導出することが可能となる。
(第2実施形態)
図10は、本発明に係るミュオン軌跡検出器10の第2実施形態を示す構成図である。なお、第1実施形態と対応する構成および部分については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
測定開始制御部14は、第2パターン記録部28と、データ記録部29と、パターン一致評価部30と、を有している。
第2パターン記録部28は、予め設定されたミュオンの軌跡のそれぞれに対応して通過が予想される検出器番号の検出パターンを保存するものである。各検出パターンには、各層ごとに1つの検出器番号が保存されている。また、ミュオンの飛行中における微少な変位を考慮して各層2つ〜3つの検出器番号を設定する構成にしても良い。
パターン一致評価部30は、ミュオン通過検出部11から順次出力される検出信号に対応する検出器番号と第2パターン記録部28に記録されている検出パターンとを照合する。そして、所定の条件以上、例えば全層数の3分の2以上で合致した場合に、ゲート信号をONに切り替えて、検出信号の測定を測定部12に開始させる。
データ記録部29は、ミュオン検出器から出力され、パターン一致評価部30で照合される検出信号を一時的に記録するものである。パターン一致評価部30で照合された結果、所定の条件に合致しない場合は記録していた検出信号に係るデータを削除する。
測定部12は、ゲート時間の間、測定を実行する。測定終了後に、データ記録部29に一時的に記録された検出信号と測定された検出信号とをあわせて同一のミュオンによる検出イベントとする。
図11は、パターン一致評価部30による照合の方法を説明する図である。
第2パターン記録部28には、予め想定されるミュオンの軌跡のそれぞれに対応した検出器番号(ch)の検出パターンが別々のメモリに保存されている。
パターン一致評価部30は、ミュオン通過検出部11から出力される検出信号を入力して、この検出信号に対応する検出器番号と第2パターン記録部28に保存されている検出パターンを照合する。
そして、パターン一致評価部30は、ミュオン通過検出部11から出力される検出信号について、順次照合していき、検出パターンと所定の条件以上(例えば、全層数の3分の2以上)一致した場合に、測定部12のゲート信号をONに切り替えて、検出信号の測定を測定部12に開始させる。
これにより、予め設定された検出パターンにない検出信号が複数入ったとしても、ゲート信号がONになることは無く測定は開始されない。検出パターンと所定の条件以上一致した場合のみゲート信号がONに切り替わるため、ガンマ線などの測定対象外の信号によって測定が開始されることは無い。
図12は、第2実施形態に係るミュオン軌跡検出器10の動作を示すフローチャートである(適宜、図2参照)。
パターン一致評価部は、ミュオン通過検出部11から順次出力される検出信号を入力する(S30)。データ記録部29は、ミュオン通過検出部11から出力された検出信号を一時的に記録する(S31)。
そして、パターン一致評価部30は、検出信号の検出器番号と第2パターン記録部28に記録されている検出パターンとを照合する。そして、所定の条件以上で合致した場合に、ゲート信号をONに切り替える(S32:YES、S33)。パターン一致評価部30は、検出信号の測定を測定部12に開始させる(S34)。
そして、測定部12は、ゲート時間の間、検出信号の測定を継続する(S35)。測定終了制御部15は、ゲート時間経過後、ゲート信号OFFして測定を終了させる(S36:YES、S37)。
測定部12は、ゲート時間の間、測定を実行する。測定終了後に、データ記録部29に一時的に記録された検出信号と測定された検出信号とをあわせて同一のミュオンによる検出イベントとする(S38)。
そして、ミュオン軌跡検出器10は、全検出時間が終了するまで、S10〜S17を繰り返す(S39:NO)。測定部12は、全検出時間終了後に、イベント抽出部18に各検出イベントを送信する。
イベント抽出部18は、測定部12から送信された各検出イベントの中から、同一のミュオンによる検出イベントして抽出する(S40)。
ノイズ除去部19は、イベント抽出部18から検出イベントを入力して、検出イベント内の検出信号の中から、ミュオン以外を起因として検出された信号をノイズとして除外する(S41)。
軌跡導出部20は、検出イベントのそれぞれに対して、ゲート時間内に測定された検出信号に基づいて求めたミュオン検出器それぞれの通過位置からミュオンの飛行軌跡を導出する(S42)。
このように、予め設定されたパターン化された軌跡情報と一部が一致した場合のみ、ゲートを開いて測定を開始させることで、ガンマ線等の測定対象外の信号でゲートONされて測定が開始されることを抑制することが可能となる。これにより、同一のミュオンによる検出イベントを正確に測定してミュオンの飛行軌跡を導出することが可能となる。
放射線測定部31は、ミュオン通過検出部11の近傍に設けられ、ミュオン通過検出部11の周囲に放射線の強度を測定する検出器である。放射線測定部31は、ミュオン以外のガンマ線等にも感度を有する検出器であれば、いずれの放射線検出器を用いても良い。
本実施形態により、ガンマ線等の測定対象外の放射線によるイベントの影響を減らすことが可能となるが、宇宙から降り注ぐミュオンのフラックスはそれほど大きくないため、精度良い測定には時間がかかることが多い。
このため、測定中に測定環境の放射線線量が急激に変化した場合、本実施形態では対応しきれない可能性がある。この場合、ミュオン軌跡検出器10で算出される軌跡の信頼性が低くなる。
放射線測定部31は、本実施形態の適用範囲を超える線量を確認した場合、軌跡導出部20にエラーを出力および表示する。これにより、信頼性の高い環境下でのみミュオンの軌跡検出が実行される。
以上述べた各実施形態のミュオン軌跡検出器によれば、ゲート時間を固定するのでは無く、設定されたリセット時間内にミュオン検出器から検出信号が出力されない場合には測定をリセットすることにより、高い放射線環境下であっても、同一のミュオンによる検出イベントを正確に測定してミュオンの飛行軌跡を導出することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、ミュオン軌跡検出器の構成要素は、コンピュータのプロセッサで実現することも可能である。
10 ミュオン軌跡検出器
11 ミュオン通過検出部
12 測定部
13 OR信号生成部
14 測定開始制御部
15 測定終了制御部
16 ゲート時間設定部
17 リセット時間設定部
18 イベント抽出部
19 ノイズ除去部
20 軌跡導出部
21(21a,21b) シンチレータ検出器
22(22a,22b) ドリフトチューブ
23 第1パターン記録部
24 第1除去部
25 軌跡推定部
26 位置情報計算部
27 第2除去部
28 第2パターン記録部
29 データ記録部
30 パターン一致評価部
31 放射線測定部

Claims (9)

  1. 複数層に配置された複数のミュオン検出器のいずれかがミュオンの通過を検出して出力した検出信号に基づいて前記検出信号の測定を測定部に開始させる測定開始制御部と、
    測定の開始後に、設定されたリセット時間内に前記検出信号が出力されない場合には測定をリセットさせる一方、出力される場合には同一の前記ミュオンによる検出イベントとして識別するために設定されるゲート時間の間、前記検出信号の測定を前記測定部に実行させる測定終了制御部と、
    前記検出イベントのそれぞれに対して、前記ゲート時間内に測定された前記検出信号に基づいて求めた前記ミュオン検出器それぞれの通過位置から前記ミュオンの飛行軌跡を導出する軌跡導出部と、を備えることを特徴とするミュオン軌跡検出器。
  2. 前記ミュオン検出器のいずれか1つから前記検出信号が出力された際に成立信号を前記測定開始制御部に出力するOR信号生成部をさらに備えて、
    前記測定開始制御部は、前記成立信号を入力したときに前記検出信号の測定を前記測定部に開始させることを特徴とする請求項1に記載のミュオン軌跡検出器。
  3. 前記検出イベントの中から、前記検出信号に対応する前記ミュオン検出器が所定の層以上で検出されている前記検出イベントを抽出するイベント抽出部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のミュオン軌跡検出器。
  4. 前記検出イベント内の前記検出信号の中から、測定された前記検出信号に対応する前記ミュオン検出器の検出器番号を用いて前記ミュオン以外を起因として検出された前記検出信号を除外するノイズ除去部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のミュオン軌跡検出器。
  5. 前記ノイズ除去部は、
    予め設定された前記ミュオンの軌跡のそれぞれに対応する前記検出器番号を検出パターンとして保存する第1パターン記録部と、
    検出された前記ミュオン検出器の前記検出器番号と前記検出パターンとを照合して、所定の条件以上で合致する前記検出パターンに含まれない前記検出器番号に対応する前記検出信号を除外する第1除外部と、を備えること特徴とする請求項4に記載のミュオン軌跡検出器。
  6. 前記ノイズ除去部は、
    検出された前記ミュオン検出器の前記検出器番号から前記ミュオンの推定軌跡を求める軌跡推定部と、
    前記推定軌跡のそれぞれに対して前記ミュオン検出器の前記通過位置を計算する位置情報計算部と、
    計算された前記通過位置と検出された前記検出信号に基づく前記通過位置とを比較し、最も偏差が小さくなる前記推定軌跡を求めて、この推定軌跡を通過しない前記検出器番号に対応する前記検出信号を除外する第2除外部と、を備えること特徴とする請求項4に記載のミュオン軌跡検出器。
  7. 前記測定開始制御部は、
    予め設定された前記ミュオンの軌跡のそれぞれに対応する前記ミュオン検出器の検出器番号の検出パターンを保存する第2パターン記録部と、
    前記ミュオン検出器から出力される前記検出信号を一時的に記録するデータ記録部と、
    出力される前記検出信号に対応する検出器番号と前記検出パターンとを順次照合して、所定の条件以上で合致した場合に前記検出信号の測定を前記測定部に開始させるパターン一致評価部と、を有して、
    前記測定部は、データ記録部に一時的に記録された前記検出信号と測定された前記検出信号とをあわせて同一の前記ミュオンによる前記検出イベントとすることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のミュオン軌跡検出器。
  8. 前記ミュオン通過検出部の近傍に設けられ、前記ミュオン通過検出部の周囲の放射線強度を測定する放射線測定部をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のミュオン軌跡検出器。
  9. 複数層に配置された複数のミュオン検出器のいずれかがミュオンの通過を検出して出力する検出信号に基づいて前記検出信号の測定を測定部に開始させるステップと、
    測定の開始後に、設定されたリセット時間内に前記検出信号が出力されない場合には測定をリセットさせる一方、出力される場合には同一の前記ミュオンによる検出イベントとして識別するために設定されるゲート時間の間、前記検出信号の測定を前記測定部に実行させるステップと、
    前記ゲート時間に基づいて識別された前記検出イベントのそれぞれに対して、前記ゲート時間内に測定された前記検出信号に基づいて求めた前記ミュオン検出器それぞれの通過位置から前記ミュオンの飛行軌跡を導出するステップと、を含むことを特徴とするミュオン軌跡検出方法。
JP2014126468A 2014-06-19 2014-06-19 ミュオン軌跡検出器及びミュオン軌跡検出方法 Active JP6301745B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014126468A JP6301745B2 (ja) 2014-06-19 2014-06-19 ミュオン軌跡検出器及びミュオン軌跡検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014126468A JP6301745B2 (ja) 2014-06-19 2014-06-19 ミュオン軌跡検出器及びミュオン軌跡検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016004024A true JP2016004024A (ja) 2016-01-12
JP6301745B2 JP6301745B2 (ja) 2018-03-28

Family

ID=55223379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014126468A Active JP6301745B2 (ja) 2014-06-19 2014-06-19 ミュオン軌跡検出器及びミュオン軌跡検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6301745B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019078627A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 国立大学法人名古屋大学 積分型検出器の飛跡選別方法、装置およびプログラム
KR20190058193A (ko) * 2017-11-21 2019-05-29 한국기초과학지원연구원 뮤온 검출기 및 이를 포함하는 뮤온 검출시스템
JP2020085732A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 国立大学法人 東京大学 地中状態観測装置
JP2021063759A (ja) * 2019-10-16 2021-04-22 株式会社東芝 粒子軌跡測定装置および粒子軌跡測定方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004853A (ja) * 2001-04-05 2003-01-08 Toshiba Corp 核医学診断装置および放射線検出回路
JP2007271400A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Institute Of Physical & Chemical Research 多重分割水平ミュオン検出手段を用いて構造物の内部構造情報を得る方法
WO2008118208A2 (en) * 2006-10-27 2008-10-02 Los Alamos National Security, Llc Determination of trajectory of a charged particle

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004853A (ja) * 2001-04-05 2003-01-08 Toshiba Corp 核医学診断装置および放射線検出回路
JP2007271400A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Institute Of Physical & Chemical Research 多重分割水平ミュオン検出手段を用いて構造物の内部構造情報を得る方法
WO2008118208A2 (en) * 2006-10-27 2008-10-02 Los Alamos National Security, Llc Determination of trajectory of a charged particle

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
平野敬純: "携帯型放射線検出器 多チャンネル読み出しロジック回路の開発", 広島大学理学部物理学科 高エネルギー宇宙・可視赤外線天文学研究室 卒業論文, JPN6017044930, 2013, ISSN: 0003687277 *

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019078627A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 国立大学法人名古屋大学 積分型検出器の飛跡選別方法、装置およびプログラム
JP7038996B2 (ja) 2017-10-24 2022-03-22 国立大学法人東海国立大学機構 積分型検出器の飛跡選別方法、装置およびプログラム
KR20190058193A (ko) * 2017-11-21 2019-05-29 한국기초과학지원연구원 뮤온 검출기 및 이를 포함하는 뮤온 검출시스템
KR102010151B1 (ko) * 2017-11-21 2019-08-12 한국기초과학지원연구원 뮤온 검출기 및 이를 포함하는 뮤온 검출시스템
JP2020085732A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 国立大学法人 東京大学 地中状態観測装置
JP7269595B2 (ja) 2018-11-28 2023-05-09 国立大学法人 東京大学 地中状態観測装置
JP2021063759A (ja) * 2019-10-16 2021-04-22 株式会社東芝 粒子軌跡測定装置および粒子軌跡測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6301745B2 (ja) 2018-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6301745B2 (ja) ミュオン軌跡検出器及びミュオン軌跡検出方法
JP6282435B2 (ja) ミュオン軌跡検出器及びミュオン軌跡検出方法
US10067260B2 (en) Data processing structure to enable tomographic imaging with detector arrays using ambient particle flux
JP2013513788A (ja) 透過関数を使用して材料を認識する方法およびデバイス
JP2010032451A (ja) 粒子線照射システム
US20120153165A1 (en) Positron emission detection and imaging
JP6591309B2 (ja) 荷電粒子測定装置及び荷電粒子測定方法
JP2015148448A (ja) 荷電粒子検出装置およびガンマカメラ
US20190094157A1 (en) Device and method for analysis of material by neutron interrogation
JP4734618B2 (ja) 放射線測定装置
JP7239921B2 (ja) 陽電子消滅特性測定装置
KR101693679B1 (ko) 실시간 광전피크 탐색 방법 및 장치
JP6162610B2 (ja) ミュオン軌跡検出器及びミュオン軌跡検出方法
WO2015188637A1 (zh) 双能辐射系统和提高双能辐射系统材料识别能力的方法
WO2023218595A1 (ja) 制御装置、及び、制御方法
JP6665470B2 (ja) 放射線検出装置及びコントローラ
Bereziuk et al. Initial design studies of the SHiP straw detector
CN108291971A (zh) 对经校正的x射线探测器信号的处理
JP2016161485A (ja) 内部物質特定装置および内部物質特定方法
Gray Department of Physics and Astronomy
Fransen Gridpix: TPC development on the right track: The development and characterisation of a TPC with a CMOS pixel chip read out
Brown Neutron shell breaking in neutron-rich neon isotopes
Ilten et al. Z→ ττ and W→ τντ Cross-Sections at the LHC
Stuzhin et al. The Possibility of Detecting TeV Electrons and Positrons of Galactic Cosmic Rays Using the Earth’s Magnetic Field
Kuhr et al. Experimental Techniques

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171115

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20171127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171128

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6301745

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150