JP2016002862A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱手段で加熱された冷却水を用いてエンジンを暖機することができるハイブリッド自動車を提供する。
【解決手段】車室内の暖房が要求された際に、車室内に吹き出される空気を加熱するヒータコア41と、エンジン2の冷却水がヒータコア41とエンジン2との間を循環する冷却水流路4と、冷却水流路4に設けられ、冷却水を加熱する電気温水ヒータ42(加熱手段)と、冷却水流路4から分岐し、エンジン2を迂回して冷却水が循環するバイパス流路45と、冷却水が循環する流路として冷却水流路4またはバイパス流路45のいずれか一方を選択する流路切替バルブ46と、エンジン2の暖機が必要か否かを判定し、エンジン2を暖機する場合には、電気温水ヒータ42に冷却水を加熱させるとともに、流路切替バルブ44に冷却水流路を選択させるコントローラと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンと電動モータとを備え、エンジンと電動モータとが協調して走行するハイブリッド自動車に関するものである。
エンジンと電動モータとを備え、エンジンと電動モータとが協調して走行するハイブリッド自動車が広く知られている。かかるハイブリッド自動車は、車室内に吹き出される空気を加熱するヒータコアと、エンジンの排熱で加熱された冷却水をヒータコアに供給する冷却水流路と、冷却水流路に流れる冷却水の温度が所定温度に満たない場合に冷却水流路に流れる冷却水を加熱する電気温水ヒータ(加熱手段)と、を備えている。これにより、エンジンの作動中は、エンジンの排熱で加熱された冷却水を供給し、車室内に吹き出される空気を加熱する一方、冷却水流路に流れる冷却水の温度が所定温度に満たない場合に電気温水ヒータで冷却水流路に流れる冷却水を加熱し、車室内に吹き出される空気を加熱する(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上述したハイブリッド自動車は、外気温が低くエンジンが極端な冷却状態になると、エンジンが始動不能となる場合がある。かかる場合には、電動モータだけで走行することになり、エンジンと電動モータとが協調するハイブリッド走行をすることができない。
このような課題を解決すべく、エンジンにブロックヒータが取り付けられたハイブリッド自動車が提案されている。ブロックヒータは、外部電源から供給される電力により発熱し、エンジンを暖機するもので、エンジンを冷却する冷却水の温度を検出する温度センサを備えている。ブロックヒータは、エンジンの始動性を確保するのに必要な冷却水の温度を設定値(目標温度)として設定し、温度センサが検出する冷却水の温度が設定値となるようにエンジンを暖機する(例えば、特許文献2参照)。
特許第5076990号公報 特開2013−86670号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されたハイブリッド自動車に上述した特許文献2に記載されたブロックヒータを適用すると、電気温水ヒータのほかにブロックヒータが必要となり効率的でない。
本発明は、上記実情に鑑みて、加熱手段で加熱された冷却水を用いてエンジンを暖機することができるハイブリッド自動車を提供することを課題とする。
本発明は、エンジンと電動モータとを備え、前記エンジンと前記電動モータとが協調して走行するハイブリッド自動車であって、車室内の暖房が要求された際に、車室内に吹き出される空気を加熱するヒータコアと、前記エンジンの冷却水が前記ヒータコアと前記エンジンとの間を循環する冷却水流路と、前記冷却水流路に設けられ、前記冷却水を加熱する、前記エンジンとは異なる加熱手段と、前記冷却水流路から分岐し、前記エンジンを迂回して前記冷却水が循環するバイパス流路と、前記冷却水が循環する流路として前記冷却水流路または前記バイパス流路のいずれか一方を選択する流路切替バルブと、前記エンジンの暖機が必要か否かを判定し、前記エンジンを暖機する場合には、前記加熱手段に前記冷却水を加熱させるとともに、前記流路切替バルブに前記冷却水流路を選択させるコントローラと、を備えたことを特徴とする。
本発明は、コントローラがエンジンの暖気が必要か否かを判定し、エンジンを暖機する場合には、加熱手段に冷却水を加熱させるとともに、流路切替バルブに冷却水流路を選択させる。これにより、加熱手段で加熱された冷却水は冷却水流路を通りエンジンを循環するので、エンジンは加熱手段で加熱された冷却水により暖機される。したがって、本発明によれば、加熱手段で加熱された冷却水を用いてエンジンを暖機することができる。
本発明の一態様では、走行開始予定時刻を入力する入力手段と、前記走行開始予定時刻より前の暖房開始予定時刻に車室内の暖房を開始するか否かを設定する設定部と、を更に備え、前記コントローラは、前記走行開始予定時刻より前に車室内を暖房する場合に前記暖房開始予定時刻よりも早い時刻に前記エンジンの暖機が必要か否かを判定する。
このようにすれば、コントローラは、走行開始予定時刻より前に車室内を暖房する場合にエンジンの暖機が必要か否かを判定するので、走行開始予定時刻より前に車室内を暖房する場合にもエンジンの暖機をすることができる。
本発明の一態様では、前記コントローラは、前記走行開始予定時刻より前に車室内を暖房する場合に前記エンジンの温度とその目標温度との差、及び前記車室内の温度とその目標温度との差に基づいて、前記流路切替バルブに流路を選択させる。
このようにすれば、コントローラは、エンジンの温度とその目標温度との差、及び車室内の温度とその目標温度との差に基づいて、切替バルブに流路を選択させるので、エンジンの暖機と車室内の暖房とをバランスよく実行できる。
本発明の一態様では、前記コントローラは、前記流路切替バルブに、前記エンジンの温度とその目標温度との差が前記車室内の温度とその目標温度との差よりも大きい場合に前記冷却水流路を選択させ、小さい場合に前記バイパス流路を選択させる。
このようにすれば、コントローラは、流路切替バルブに、エンジンの温度とその目標温度との差が車室内の温度とその目標温度との差よりも大きい場合に冷却水流路を選択させ、小さい場合にバイパス流路を選択させる。すなわち、エンジンの温度とその目標温度との差が車室内の温度とその目標温度との差よりも大きい場合にエンジンが暖機されるとともに車室内が暖房され、小さい場合に車室内が暖房される。これにより、エンジンの暖機と車室内の暖房とをバランスよく実行できる。
以上説明したように、本発明によれば、加熱手段で加熱された冷却水を用いてエンジンを暖機することができる。
本発明の実施の形態に係るハイブリッド自動車の構成を示す模式図である。 図1に示したハイブリッド自動車の制御構成を示すブロック図である。 図1に示したハイブリッド自動車の走行開始前のエンジンの暖機制御及び車室内の暖房制御の一例を示すタイムチャートである。 図3に示したエンジンの暖機制御及び車室内の暖房制御を実現する制御の内容の一例を示すフローチャートである。 図3に示したエンジンの暖房制御及び車室内の暖房制御を実現する制御の内容の一例を示すフローチャートである。 流路切替バルブ制御の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係るハイブリッド自動車の好適な実施の形態を詳細に説明する。ここでは、駆動用電池を外部電源により充電することができるプラグインハイブリッド自動車(PHEV)を例に説明するが、この実施の形態により、この発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係るハイブリッド自動車の構成を示す模式図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るハイブリッド自動車1は、駆動用電池11を外部電源(図示せず)により充電することができるプラグインハイブリッド自動車(PHEV)であって、水冷式のエンジン2と電動モータ(図示せず)のほか、駆動用電池11と車載充電器12とを備えている。これにより、車載充電器12に接続されたプラグ121が外部電源に接続され、外部電源から車載充電器12に電力が供給されると、駆動用電池11に電力が充電される。
また、本発明の実施の形態に係るハイブリッド自動車1は、エンジン2の排熱で加熱された冷却水を車室内の暖房に利用するもので、エンジン2の排熱で加熱された冷却水が循環する第1冷却水流路3と第2冷却水流路4とを備えている。
第1冷却水流路3は、ラジエータ31を備えている。ラジエータ31は、エンジン2の排熱で加熱された冷却水を冷却するためのもので、エンジン2の排熱で加熱された冷却水がラジエータ31の内部を通過する際にラジエータ31のまわりの外気との間で熱が交換される。これにより、エンジン2の排熱で加熱された冷却水は、ラジエータ31の内部を通過する際に冷却される。
また、ラジエータ31の車両前後方向後方側にラジエータファン311を備えている。ラジエータファン311は、ラジエータ31の熱交換効率を高めるためのもので、ラジエータ31のまわりの空気を強制的に入れ替えることにより、ラジエータ31の熱交換効率を高めている。具体的には、ラジエータ31を流れる冷却水の温度が所定の温度以上となった場合にラジエータファン311が作動し、ラジエータ31のまわりの空気を強制的に入れ替えることにより、ラジエータ31の熱交換効率を高めている。
また、第1冷却水流路3は、冷却水がラジエータ31を流れる主流路32と、冷却水がラジエータ31をバイパスするラジエータ側バイパス流路33とを含んで構成される。ラジエータ側バイパス流路33は、ラジエータ31の上流で主流路32から分岐し、ラジエータ31の下流で主流路32に合流する流路で、主流路32とラジエータ側バイパス流路33とが合流する合流点にサーモスタット34を備えている。サーモスタット34は、冷却水の温度により開閉される弁で、弁(図示せず)が閉鎖されると主流路32が閉鎖され、ラジエータ側バイパス流路33が開放される一方、弁が開放されると主流路32が開放され、ラジエータ側バイパス流路33が閉鎖される。したがって、冷却水の温度が所定の温度になるまで弁が閉鎖され、冷却水はラジエータ側バイパス流路33を流れることになる。これより、冷却水の温度が所定の温度となるまでは冷却水がラジエータ31を流れることがなく、エンジン2が暖機される。一方、冷却水の温度が所定の温度を超えると弁が開放され、冷却水は主流路32を流れることになる。これにより、冷却水の温度が所定の温度を超えると冷却水がラジエータ31を流れることになり、冷却水がラジエータ31で冷却される。
第2冷却水流路4は、ヒータコア41を備えている。ヒータコア41は、車室内の空気を暖めるためのもので、加熱された冷却水がヒータコア41の内部を通過する際にヒータコア41のまわりの空気との間で熱交換される。これにより、ヒータコア41のまわりの空気が加熱される。
また、ヒータコア41の車両前後方向前側にブロアファン411を備えている。ブロアファン411は、ヒータコア41で温められた空気を車室内に吹き出すためのもので、ヒータコア41のまわりの空気を強制的に車室内に吹き出すことにより、車室内の空気が暖められる。
また、本発明の実施の形態に係る第2冷却水流路4は、ヒータコア41の上流に電気温水ヒータ42(加熱手段)を備えている。電気温水ヒータ42は、エンジン2が停止している場合等、エンジン2の排熱で冷却水が加熱されない場合に、第2冷却水流路4を流れる冷却水を加熱するためのものである。加熱に要する電力は、駆動用電池11や外部電源に接続された車載充電器12から供給される。尚、本発明の実施の形態では、加熱手段として電気温水ヒータ42を採用したが、これに限定されず、例えばヒートポンプ等、エンジンと異なるものであればどのような手段を用いても良い。
また、本発明の実施の形態に係る第2冷却水流路4は、電気温水ヒータ42の上流にウォータポンプ43を備えている。ウォータポンプ43は、冷却水を送出するためのもので、送出された冷却水は、電気温水ヒータ42及びヒータコア41を通り、第2冷却水流路4を循環する。
また、本発明の実施の形態に係る第2冷却水流路4は、冷却水がエンジン2を流れる主流路44と、冷却水がエンジン2を迂回するバイパス流路45とを含んで構成される。バイパス流路45は、ヒータコア41の下流で主流路44から分岐し、ウォータポンプ43の上流で主流路44に合流する流路で、主流路44からバイパス流路45が分岐する分岐点に流路切替バルブ46を備えている。流路切替バルブ46は、冷却水が流れる流路を選択するためのもので、主流路44が選択された場合にバイパス流路45が閉鎖され、冷却水は主流路44を循環する一方、バイパス流路45が選択された場合に主流路44が閉鎖され、冷却水はバイパス流路45を循環する。したがって、主流路44が選択された場合には、ウォータポンプ43で送出された冷却水は主流路44を循環することになり、電気温水ヒータ42及びヒータコア41を通り、エンジン2に供給される。一方、バイパス流路45が選択された場合には、ウォータポンプ43で送出された冷却水はバイパス流路45を循環することになり、電気温水ヒータ42及びヒータコア41を通り、エンジン2を迂回する。
したがって、エンジン2の排熱で加熱された冷却水を車室内の暖房に利用する場合には主流路44が選択される。すると、エンジン2の排熱で加熱された冷却水は、ウォータポンプ43で送出され、電気温水ヒータ42を通り、ヒータコア41に供給される。そして、ヒータコア41に供給された冷却水は、ヒータコア41の内部を通過する際にヒータコア41のまわりの空気との間で熱交換される。これにより、車室内に吹き出される空気が加熱される。
また、電気温水ヒータ42で加熱された冷却水を車室内の暖房に利用する場合にはバイパス流路45が選択される。すると、ウォータポンプ43で送出された冷却水は、電気温水ヒータ42で加熱され、ヒータコア41に供給される。そして、ヒータコア41に供給された冷却水は、ヒータコア41の内部を通過する際にヒータコア41のまわりの空気との間で熱交換される。これにより、車室内に吹き出される空気が加熱される。
また、電気温水ヒータ42で加熱された冷却水をエンジン2の暖機に利用する場合には主流路44が選択される。すると、ウォータポンプ43で送出され、電気温水ヒータ42で加熱された冷却水は、ヒータコア41を通り、エンジン2に供給される。これにより、エンジン2に供給された冷却水はエンジン2を暖機する。
図2は、図1に示したハイブリッド自動車の制御構成を示すブロック図である。
図2に示すように、上述したウォータポンプ43、電気温水ヒータ42、流路切替バルブ46、ブロアファン411は、コントローラ5で統括的に制御される。コントローラ5には、入力部61(入力手段)と設定部62とが接続されている。入力部61は、ハイブリッド自動車を停止させた後、ユーザーが次回の車両使用予定時刻(走行開始予定時刻)を入力するためのものである。設定部62は、走行開始予定時刻よりも前に、予め車室内の空気を調整するプレ空調を実施するか否かをユーザーが設定するためのものである。ユーザーが次回の走行開始予定時刻を入力し、プレ空調の実施を設定すると、プレ空調制御部は車室内の温度が目標設定温度となるまでのプレ空調時間を算出し、走行開始予定時刻よりプレ空調時間分だけ早い暖房開始予定時刻(プレ空調開始時刻T1)を決定する。プレ空調時間は、車室内に設けられた温度センサの検出値に基づき決定される。
コントローラ5は、判定部51と選択部52とを備えている。判定部51は、走行開始前に車室内を暖房する場合に暖房開始予定時刻(プレ空調開始時刻T1)よりも少なくともエンジン2の暖機に要する時間分だけ早い時刻T2にエンジン2の暖機が必要か否かを判定するものである。選択部52は、冷却水が流れる流路を選択するもので、エンジン2の暖機が必要であると判定された場合に主流路44を選択し、エンジン2の暖機が必要ないと判定された場合にバイパス流路45を選択する。これにより、ハイブリッド自動車1は走行開始前にエンジン2の暖機と車室内の暖房が可能となる。
図3は、図1に示したハイブリッド自動車の走行開始前のエンジン暖機制御及び暖房制御の一例を示すタイムチャートである。図4は、図3に示したエンジンの暖房制御及び車室内の暖房制御を実現する制御の内容の一例を示すフローチャートである。この例では、図2に示すように、走行開始前に車室内の暖房(以下、「プレ空調」という)が設定されているものとする。
図3に示すように、上述したハイブリッド自動車1において、プレ空調が設定されている場合は、図4に示すように、プレ空調開始時刻T1(例えば、走行開始10分前)よりも少なくともエンジン2の暖機に必要な時間だけ早い時刻T2になると(ステップS1:Yes)、エンジン2の暖機が必要であるか否かが判定される(ステップS2)。ここで、エンジン2の暖機が必要であるか否かはエンジン2(冷却水)の温度等で判定され、例えば、エンジン2の温度がエンジン2を始動不能な所定温度以下の場合にはエンジン2の暖機が必要であると判定される。また、エンジン2の暖機に必要な時間についても、エンジン2(冷却水)の温度等から算出される。
そして、エンジン2の暖機が必要であると判定されると(ステップS2:Yes)、プレ空調が作動される(ステップS3)。具体的には、電気温水ヒータ42及びウォータポンプ43並びにブロアファン411を作動する。これにより、電気温水ヒータ42で加熱された冷却水がヒータコア41に供給される。そして、ヒータコア41に供給された冷却水はヒータコア41のまわりの空気と熱交換され、ヒータコア41のまわりの空気は加熱される。そして、加熱された空気は車室内に吹き出され、車室内の空気が暖められる(暖房)。
また、このとき、流路切替バルブ46が制御される(ステップS4)。具体的には、冷却水の流れる流路が主流路44に設定される。これにより、電気温水ヒータ42で加熱された冷却水は主流路44を流れ、エンジン2に供給される。そして、エンジン2は暖機される。
そして、プレ空調終了時刻T0になると(ステップS5:Yes)、プレ空調が停止される(ステップS6)。これにより、エンジン2の暖機も終了する。
一方、エンジン2の暖機が必要ないと判定されると(ステップS2:No)、プレ空調開始時刻T1になるまで待つ。そして、プレ空調開始時刻T1になると(ステップS21)、プレ空調が作動される(ステップS22)。具体的には、電気温水ヒータ42及びウォータポンプ43並びにブロアファン411を作動する。これにより、電気温水ヒータ42を流れる冷却水が加熱され、ヒータコア41に供給される。そして、ヒータコア41に供給された冷却水はヒータコア41のまわりの空気と熱交換され、ヒータコア41のまわりの空気は加熱される。そして、加熱された空気は車室内に吹き出され、車室内の空気が暖められる(暖房)。
また、このとき、流路切替バルブ46が制御される(ステップS23)。具体的には、冷却水の流れる流路がバイパス流路45に設定される。これにより、電気温水ヒータ42で加熱された冷却水はバイパス流路45を流れ、エンジン2は迂回される。
尚、エンジン2の暖機が必要であるか否かを判定する時刻T2よりも前である場合(ステップS2:No)や、プレ空調開始時刻T1よりも前である場合(ステップS21:No)には、プレ空調を停止する(ステップS211)。
図3に示すように制御することで、エンジン暖機が必要である場合に時刻T2からプレ空調とエンジン暖機を同時に実行できるので、例えばユーザーが走行開始予定時刻より早く車両に乗り込んだとしてもある程度快適な車室内温度を提供できる。
図5は、図3に示したエンジンの暖機制御及び車室内の暖房制御を実現する制御の内容の一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、上述したハイブリッド自動車1において、プレ空調が設定されている場合には、図5に示すように、プレ空調開始時刻T1よりも少なくともエンジン2の暖機に必要な時間だけ早い時刻T2になると(ステップS11)、エンジンの暖機が必要であるか否かが判定される(ステップS12)。
そして、エンジン2の暖機が必要であると判定されると(ステップS12:Yes)、流路切替バルブ46が制御される(ステップS13)。具体的には、冷却水の流れる流路が主流路44に設定される。そして、これにより、ウォータポンプ43で送出された冷却水は、主流路44を流れ、エンジン2に供給される。
また、冷却水の流れる流路が主流路44に設定されてからプレ空調開始時刻T1になるまでは(ステップS14)、電気温水ヒータ42及びウォータポンプ43を作動する(ステップS141)。これにより、電気温水ヒータ42で加熱された冷却水は主流路44を流れ、エンジン2に供給される。そして、エンジン2は暖機される。
そして、冷却水の流れる流路が主流路44に設定されてからプレ空調開始時刻T1になると(ステップS14:Yes)、プレ空調が作動される(ステップS15)。具体的には、電気温水ヒータ42及びウォータポンプ43に加え、ブロアファン411を作動する。これにより、電気温水ヒータ42で加熱された冷却水がヒータコア41に供給される。そして、ヒータコア41に供給された冷却水はヒータコア41のまわりの空気と熱交換され、ヒータコア41のまわりの空気は加熱される。そして、加熱された空気は車室内に吹き出され、車室内の空気が暖められる(暖房)。
そして、プレ空調終了時刻T0になると(ステップS16:Yes)、プレ空調が停止される(ステップS17)。これにより、エンジン2の暖機と車室内の暖房が終了する。
一方、エンジン2の暖機が必要ないと判定されると(ステップS12:No)、流路切替バルブ46が制御される(ステップS121)。具体的には、冷却水の流れる流路がバイパス流路45に設定される。そして、これにより、ウォータポンプ43で送出された冷却水は、バイパス流路45を流れ、エンジン2は迂回される。
そして、冷却水の流れる流路がバイパス流路45に設定されてからプレ空調開始時刻T1になると(ステップS122:Yes)、プレ空調が作動される(ステップS123)。具体的には、電気温水ヒータ42及びウォータポンプ43並びにブロアファン411を作動する。これにより、電気温水ヒータ42を流れる冷却水が加熱され、ヒータコア41に供給される。そして、ヒータコア41に供給された冷却水はヒータコア41のまわりの空気と熱交換され、ヒータコア41のまわりの空気は加熱される。そして、加熱された空気は車室内に吹き出され、車室内の空気が暖められる(暖房)。
そして、プレ空調終了時刻T0になると(ステップS16:Yes)、プレ空調が停止される(ステップS17)。これにより、エンジンの暖機と車室内の暖房が終了する。
尚、エンジン2の暖機が必要であるか否かを判定する時刻T2よりも前である場合(ステップS12:No)や、プレ空調開始時刻T1よりも前である場合(ステップS122:No)には、プレ空調を停止する(ステップS1211)。
図5に示すように制御することで、エンジン暖機が必要である場合に、時刻T2からT1までの間はブロアファン411の作動が停止されるので、図3のように制御する場合と比較して消費電力を低減できる。
上述した本発明の実施の形態に係るハイブリッド自動車1は、走行前にプレ空調するとともにエンジン2を暖機する場合に、コントローラ5が電気温水ヒータ42に第2冷却水流路4を循環する冷却水を加熱させるとともに、流路切替バルブ46に主流路44を選択させる。これにより、電気温水ヒータ42で加熱された冷却水は主流路44を通り、エンジン2を循環するので、エンジン2は電気温水ヒータ42で加熱された冷却水により暖機される。したがって、本発明の実施の形態に係るハイブリッド自動車1は、電気温水ヒータ42で加熱された冷却水によりエンジン2を暖機することができる。
プレ空調開始時刻T1よりも少なくともエンジン2の暖機に必要な時間だけ早い時刻T2にエンジン2の暖機が必要か否かを判定するので、エンジン2の暖機とプレ空調とを両立することができる。尚、エンジン2の暖機が必要か否かの判定を行う時刻は、任意に設定可能である。
図6は、流路切替バルブ制御の一例を示すフローチャートである。
図3のステップS4に示した流路切替バルブ制御の変形例として、図6に示すように、上述したハイブリッド自動車1において、コントローラ5は、エンジン2の温度(水温)とその目標温度との差、及び車室内の温度とその目標温度との差に基づいて、流路切替バルブ46に流路を選択させるようにしてもよい。
具体的には、図6に示すように、コントローラ5は、エンジン2の温度(水温)とその目標温度との差が車室内の温度とその目標温度との差よりも大きい場合(ステップS41:YES)には流路切替バルブ46に主流路44を選択させ(ステップS42)、小さい場合(ステップS41:NO)にはバイパス流路45を選択する(ステップS43)。このようにすれば、エンジン2の温度とその目標温度との差が車室内の温度とその目標温度との差が大きい場合にエンジン2が暖機されるとともに車室内が暖房され、小さい場合に車室内が暖房される。これにより、エンジン2の暖機と車室内の暖房(プレ空調)とをバランスよく実行できる。
以上説明したように、本発明によれば、電気温水ヒータで加熱された冷却水を用いてエンジンを暖機することができるので、外気温が低くエンジンが極端な冷却状態になる寒冷地仕様のハイブリッド自動車に好適であり、特に、駆動用電池を外部電源により充電することができるプラグインハイブリッド自動車(PHEV)に好適である。
1 電動車両
11 駆動用電池
12 車載充電器
121 プラグ
2 エンジン
3 第1冷却水流路
31 ラジエータ
311 ラジエータファン
32 主流路
33 ラジエータ側バイパス流路
34 サーモスタット
4 第2冷却水流路
41 ヒータコア
411 ブロアファン
42 電気温水ヒータ(加熱手段)
43 ウォータポンプ
44 主流路
45 バイパス流路
46 流路切替バルブ
5 コントローラ
51 判定部
52 選択部
61 入力部(入力手段)
62 設定部

Claims (4)

  1. エンジンと電動モータとを備え、前記エンジンと前記電動モータとが協調して走行するハイブリッド自動車であって、
    車室内の暖房が要求された際に、車室内に吹き出される空気を加熱するヒータコアと、
    前記エンジンの冷却水が前記ヒータコアと前記エンジンとの間を循環する冷却水流路と、
    前記冷却水流路に設けられ、前記冷却水を加熱する、前記エンジンとは異なる加熱手段と、
    前記冷却水流路から分岐し、前記エンジンを迂回して前記冷却水が循環するバイパス流路と、
    前記冷却水が循環する流路として前記冷却水流路または前記バイパス流路のいずれか一方を選択する流路切替バルブと、
    前記エンジンの暖機が必要か否かを判定し、前記エンジンを暖機する場合には、前記加熱手段に前記冷却水を加熱させるとともに、前記流路切替バルブに前記冷却水流路を選択させるコントローラと、
    を備えたことを特徴とするハイブリッド自動車。
  2. 走行開始予定時刻を入力する入力手段と、
    前記走行開始予定時刻より前の暖房開始予定時刻に車室内の暖房を開始するか否かを設定する設定部と、を更に備え、
    前記コントローラは、
    前記走行開始予定時刻より前に車室内を暖房する場合に前記暖房開始予定時刻よりも早い時刻に前記エンジンの暖機が必要か否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド自動車。
  3. 前記コントローラは、
    前記走行開始予定時刻より前に車室内を暖房する場合に前記エンジンの温度とその目標温度との差、及び前記車室内の温度とその目標温度との差に基づいて、前記流路切替バルブに流路を選択させることを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド自動車。
  4. 前記コントローラは、
    前記流路切替バルブに、前記エンジンの温度とその目標温度との差が前記車室内の温度とその目標温度との差よりも大きい場合に前記冷却水流路を選択させ、小さい場合に前記バイパス流路を選択させることを特徴とする請求項3に記載のハイブリッド自動車。
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