JP2016002807A - 推奨給油量提示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃費の悪化を招くことなく、燃料の劣化を防ぐことを可能とする推奨給油量提示装置を提供すること。
【解決手段】推奨給油量算出部205は、単位期間当りの燃料消費量を考慮して、劣化期間内に消費される消費予定燃料量を算出し、その消費予定燃料量に基づいて、推奨最大給油量を算出する。ユーザ通知情報生成部206は、算出された推奨給油量を含むメッセージを乗員に通知するための通知情報を出力する。ユーザ通知部210は、ユーザ通知情報生成部206から出力された通知情報に基づいて、推奨給油量を含むメッセージを表示する。このため、乗員は、車両の使用状況などからして、燃料劣化が生じずに使い切れる適切な給油量を知ることができる。従って、報知された推奨給油量に従って燃料の給油を行うことにより、燃費の悪化を招くこと無く、燃料の劣化を防ぐことが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料タンクからの供給燃料により駆動される内燃機関と、車載バッテリからの電力供給により駆動される電気モータとを備えたハイブリッド車両において、燃料タンクに給油するための推奨給油量を提示する推奨給油量提示装置に関する。
例えば、特許文献1に、ハイブリッド車両において、内燃機関の燃料劣化を抑制するための制御装置が開示されている。この制御装置は、まず、現在を起点として、燃料給油までの日数、もしくは、燃料ゼロになるまでに要する日数が経過する燃料給油タイミングを推定する。さらに、現在を起点として、燃料劣化までに要する日数が経過する燃料劣化タイミングを推定する。燃料給油タイミングが、燃料劣化タイミングよりも遅い場合、基本制御から劣化抑制制御へ切り替えて、内燃機関の駆動率を高めることにより、燃料消費を促進する。
特開2012−166777号公報
上述したように、特許文献1の制御装置では、基本制御から劣化抑制制御へ切り換えることで、燃料消費を促進し、燃料劣化に到る前に、燃料を使い切るようにしている。しかしながら、劣化抑制制御が実行されると、基本制御よりも内燃機関が駆動される機会が増えるので、その分だけ燃費の悪化を招くという問題が生じる。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、燃費の悪化を招くことなく、燃料の劣化を防ぐことを可能とする推奨給油量提示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る推奨給油量提示装置は、
燃料タンクからの供給燃料により駆動される内燃機関(101)と、車載バッテリ(107)からの電力供給により駆動される電気モータ(102)とを備えたハイブリッド車両(100)において、内燃機関の燃料の推奨給油量を提示するものであって、
内燃機関による、単位期間当りの燃料消費量を算出する燃料消費量算出手段(201、S304)と、
燃料が劣化するまでの劣化期間を推定する推定手段(204、S301、S303)と、
燃料消費量算出手段によって算出された単位期間当りの燃料消費量を考慮して、推定手段により推定された劣化期間内に消費される消費予定燃料量を算出し、当該消費予定燃料量に基づいて、推奨給油量を算出する推奨給油量算出手段(205、S305)と、
推奨給油量算出手段によって算出された推奨給油量を、ハイブリッド車両の乗員に報知する報知手段(206、S307)と、を備えることを特徴とする。
従来は、燃料給油タイミングが、燃料劣化タイミングよりも遅い場合に、基本制御を劣化抑制制御に切り替えて、燃料消費を促進することにより、燃料の劣化を抑制していた。ここで、劣化抑制制御が行われた場合、その車両の使用状況などからすると、燃料タンク内に過剰な量の燃料が蓄積されていることを意味する。このため、燃料給油タイミングが到来して、乗員が給油を行うごとに、それ以前と同じ量の燃料の給油を行った場合、劣化抑制制御も繰り返し実行される可能性が高くなる。その結果、燃費が悪化した状態が継続的に発生する虞が生じる。
その点、本発明に係る推奨給油量提示装置によれば、単位期間当りの燃料消費量を考慮して、劣化期間内に消費される消費予定燃料量を算出し、その消費予定燃料量に基づいて算出される推奨給油量をハイブリッド車両の乗員に報知する。このため、乗員は、該当する車両の使用状況などからして、燃料劣化が生じずに使い切れる適切な給油量を知ることができる。従って、報知された推奨給油量に従って燃料の給油を行うことにより、燃費の悪化を招くこと無く、燃料の劣化を防ぐことが可能となる。
上記括弧内の参照番号は、本発明の理解を容易にすべく、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、なんら本発明の範囲を制限することを意図したものではない。
また、上述した特徴以外の、特許請求の範囲の各請求項に記載した技術的特徴に関しては、後述する実施形態の説明及び添付図面から明らかになる。
実施形態による推奨給油量提示装置が適用されるプラグインハイブリッド車両100の要部構成を示した図である。 実施形態による推奨給油量提示装置を構成するECUが有する機能を示した機能ブロック図である。 実施形態による推奨給油量提示装置を構成するECUによって実行される演算処理の流れを示したフローチャートである。 残存燃料の影響によって、燃料劣化までの日数を補正するための補正値の算出に用いるマップの一例を示した図である。 残存燃料がない場合の、推奨最大給油量の算出手法について説明するための説明図である。 残存燃料がある場合の、推奨最大給油量の算出手法について説明するための説明図である。 (a)は、推奨最大給油量を含むメッセージの例を示し、(b)は、給油しないことを推奨するメッセージの例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態に係る推奨給油量提示装置を図面に基づいて説明する。まず、図1を参照して、本実施形態による推奨給油量提示装置が適用されるプラグインハイブリッド車両100の要部構成について説明する。
プラグインハイブリッド車両100は、詳しくは後述するように、車両の外部電源から車載バッテリ107を充電可能に構成されている。このため、充電が定期的に実行されて、車載バッテリ107の充電状態が所定レベル以上に保持されていると、内燃機関(エンジン)101の駆動率が低下し、燃料の消費量が極僅かになることがあるので、燃料の劣化(燃料の酸化があるレベルまで進行した状態)が生じやすくなる。そのため、プラグインハイブリッド車両に、本実施形態による推奨給油量提示装置を適用すると、乗員は、燃料の劣化を生じない適切な給油量を認識することができるため、特に大きな効果が見込める。なお、以下に示す例では、ハイブリッドの形式として、いわゆるパラレル型のハイブリッドについて説明するが、シリーズ側のハイブリッド、あるいはシリーズ−パラレル型のハイブリッドであっても良い。
また、本実施形態に係る推奨給油量提示装置は、外部電源による充電機能を備えていないハイブリッド車両に適用しても良い。ハイブリッド車両は、エンジンだけを搭載した一般的な車両に比較して、燃費が向上する。従って、例えば車両の使用頻度が低く、走行距離も短い場合などは、タンク内の燃料の消費に長期間を要し、燃料の劣化が生じる場合もあり得るためである。
図1に示すように、プラグインハイブリッド車両100は、エンジン101とモータジェネレータ(以下、MGという)102とを駆動力源として備えている。エンジン101は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなど、燃料を燃焼することにより駆動力を発生するものである。なお、図1には図示しないが、プラグインハイブリッド車両100には、エンジン101に供給する燃料を蓄えておく燃料タンク、及びその燃料タンク内の燃料を汲み上げてエンジン101に供給する燃料ポンプなども設けられている。
エンジン101とMG102とは、クラッチ105を介して直列に接続されている。さらに、エンジン101及びMG102によって駆動されるドライブシャフトは、デファレンシャルギヤ104を介して、駆動輪106の駆動軸に接続されている。従って、エンジン101及び/又はMG102は、ドライブシャフト、デファレンシャルギヤ104、及び駆動軸を介して駆動輪106に駆動力または制動力を付与することが可能となっている。
変速機103はエンジン101の出力軸の回転を変速して出力する。変速機103の出力軸とMG102の回転軸であるドライブシャフトとの間にはクラッチ105が設けられている。このクラッチ105によって、変速機103の出力軸とドライブシャフトとの間の動力の伝達が断続される。クラッチ105を切断した場合、エンジン101の出力軸(変速機103の出力軸)は、ドライブシャフトから切り離される。この状態では、MG102だけが、駆動輪106に駆動力や制動力を付与することができるEVモードとなる。このEVモードでは、エンジン101の駆動は停止される。一方、クラッチ105を接続した場合、エンジン101の出力軸(変速機103の出力軸)は、ドライブシャフトに連結される。この状態では、エンジン101及びMG102が、駆動輪106に駆動力や制動力を付与することができるHVモードとなる。なお、HVモードにおいて、MG102が駆動力を発生しない場合には、駆動輪106は、エンジン101によって発生される駆動力のみで駆動されることになる。
MG102は、例えば3相交流同期モータからなり、車載バッテリ107に蓄えられた電力の供給を受けて、駆動力を発生する。また、MG102は、プラグインハイブリッド車両100の減速時に、駆動輪106により回転駆動されたときに発電する。この場合、駆動輪106には、MG102が発電する電力に応じた制動力が作用する。MG102によって発電された電力は、インバータ108を介して車載バッテリ107に供給され、車載バッテリ107を充電する。
車載バッテリ107は、充放電可能な蓄電池であり、例えば、ニッケル水素バッテリやリチウムイオンバッテリからなる。この車載バッテリ107は、インバータ108に電力を供給するとともに、インバータ108から供給される電力により充電される。
インバータ108はMG−ECU110からの指令に基づいて動作する。MG−ECU110は、レゾルバ等の回転速度センサを用いてMG102の回転位置や回転速度を逐次検出する。そして、MG−ECU110は、検出した回転位置や回転速度に基づき、ハイブリッドECU(以下、HV−ECU)113から与えられる指令信号が示す駆動力または回生制動力に見合う駆動トルクや制動トルクをMG102が発生するように、インバータ108を制御する。
HV−ECU113は、車載バッテリ107に蓄えられている電力量、アクセルペダルセンサ116によって検出されるアクセルペダルの操作量、及び、図示しない車速センサによって検出される走行速度などに基づき、EVモードとするか、HVモードとするかを決定する。例えば、車載バッテリ107にMG102の駆動のために十分な電力が蓄えられており、アクセルペダル操作量及び走行速度から算出される運転者の要求駆動力が、MG102によって発生できる最大駆動トルクに相当する駆動力以下である場合、EVモードにする。一方、車載バッテリ107に蓄電されている電力レベルが低下したり、MG102が最大駆動トルクを発生させても、運転者の要求駆動力に対して駆動力が不足したりする場合には、HVモードにする。HVモードにすると決定した場合、HV−ECU113は、さらに、予め記憶されている動力配分比決定マップを用いて、エンジン101とMG102との動力配分比を決定する。そして、その決定した動力配分比に基づいて、エンジン/変速機ECU109とMG−ECU110とにそれぞれ動力指令値(指令信号)を出力する。
また、HV−ECU113は、ブレーキペダルセンサ117によって検出されるブレーキペダルの操作量に基づいて必要制動力を決定する。そして、その必要性動力の範囲内で、MG102による回生制動力を決定し、その決定した回生制動力に対応する制動トルクの発生を指示する指令信号をMG−ECU110へ出力する。また、回生制動力だけでは制動力が不足する場合、その不足する制動力が、各車輪に設けられたブレーキ装置によって発生されるように、HV−ECU113は、図示しないブレーキECUへも指令信号を出力する。
さらに、HV−ECU113は、温度センサ118によって検出される車載バッテリ107の温度、電流センサ119によって検出される車載バッテリ107の入出力電流値を取り込む。また、HV−ECU113は、車載バッテリ107の電圧を監視する。そして、車載バッテリ107の入出力電流、電圧、温度に基づいて、公知の方法で車載バッテリ107の電力の蓄電レベルを示す、SOC(State of Charge)を算出する。
エンジン/変速機ECU109は、HV−ECU113から入力された動力指令値及び走行速度に応じて、変速機103の出力軸の動力出力が動力指令値になるようにエンジン101及び変速機103を制御する。なお、HV−ECU113から入力された動力指令値が正の場合(すなわち、HVモードの場合)には、エンジン/変速機ECU109は、クラッチ105を連結して、エンジン101とMG102とを接続する。一方、HV−ECU113から入力された動力指令値がゼロの場合(すなわち、EVモードの場合)には、エンジン/変速機ECU109は、クラッチ105を切断して、エンジン101及び変速機103の引きずり損失を回避する。
充電器115は、車両外部の電源から供給される電力を用いて、車載バッテリ107を充電するものである。この充電器115には、充電コネクタ114が接続されている。この充電コネクタ114が、外部電源、例えば、家庭用の電源コンセントに差し込まれることにより、充電器115に、外部電源からの電力が供給される。そして、充電器115は、供給された電力に対して、交流電力を直流電力に変換するとともに、車載バッテリ107の電圧レベルへ変換した後に、車載バッテリ107に出力する。このようにして、外部電源から供給される電力を用いて、車載バッテリ107を充電することができる。
以上のような構成を備えたプラグインハイブリッド車両100が、例えば、1回の走行距離は、ほぼEVモードでの走行可能範囲内であり、その走行後には、外部電源による充電を欠かさず行うような使用状況にて使用された場合、エンジン101の燃料の消費量は極僅かに留まることになる。そのため、乗員が、給油時に、例えば燃料タンクを満タンにしてしまうと、長期間、燃料タンク内の燃料を使い切ることができず、燃料の劣化が生じる可能性が高まる。
そこで、本実施形態に関わる推奨給油量提示装置は、車両の使用状況などからして、燃料劣化が生じずに使い切れる適切な給油量を乗員に報知できるようにした。このため、乗員が、報知された給油量に従って燃料の給油を行うことにより、従来のように、燃料の消費を促進する制御を行わずに済むので、燃費の悪化を招くこと無く、燃料の劣化を防ぐことが可能となる。
以下、本実施形態に係る推奨給油量提示装置について詳細に説明する。本実施形態に係る推奨給油量提示装置は、図2に示すように、主として、各種センサからの検出結果などに基づき、推奨最大給油量を算出するための演算処理を行うECU200と、算出された推奨最大給油量を車両の乗員(ユーザ)に通知するユーザ通知部210とからなる。
ECU200は、図1において説明した、MG−ECU110、HV−ECU113、エンジン/変速機ECU109のいずれかであっても良いし、別途、専ら推奨最大給油量の算出のために設けられた専用のECUであっても良い。
ユーザ通知部210としては、例えば、ECU200から出力されるユーザ通知情報に基づいて、推奨最大給油量を含む各種のメッセージを表示可能なディスプレイを用いることができる。ただし、このユーザ通知部210は、ディスプレイに限られず、例えば、推奨最大給油量を含む各種のメッセージを音声にて報知するスピーカであっても良い。
次に、図2の機能ブロック図を参照しつつ、ECU200が、推奨最大給油量算出のために備える機能について説明する。
まず、ECU200は、燃料消費量記録部201を有する。この燃料消費量記録部201は、エンジン/変速機ECU109からエンジン101にて消費された燃料量に関する情報を得て、所定の時間単位(例えば1日)ごとに区分けしつつ記録する。さらに、燃料消費量記録部201は、所定の時間単位で区分けして記録された燃料量に基づいて、単位期間(例えば、1日、1週間など)当りの燃料消費量を算出する。なお、燃料消費量記録部201は、後述する残燃料検知部からの残量燃料の所定の時間単位ごとの変化から、所定の時間単位での燃料消費量を示す情報を得ることも可能である。
残燃料検知部202は、燃料タンクに設けられ、燃料タンク内の残存燃料量を検出する残量センサ(図示せず)から出力される検出信号に基づいて、残存燃料の量を算出して、後述する燃料劣化日数推定部204に出力する。
給油履歴記録部203は、給油が行われた場合に、給油日に関する履歴情報を記録する。なお、給油が行われたか否かは、残燃料検知部202によって検出される残存燃料が有意な増加を示したか否かにより判定される。さらに、給油履歴記録部203は、前回の給油日からの経過日数を算出して、後述する燃料劣化日数推定部204に出力する。
燃料劣化日数推定部204は、現時点で給油が行われた場合に、燃料タンク内の燃料が劣化するまでの日数を推定する。より詳細には、燃料タンク内に残存燃料がない場合には、周囲温度(又は季節に関する情報)、燃料タンクの密閉度合、車両が使用される地域(国)毎の燃料品質などに基づき、給油された燃料が劣化するまでの日数を推定する。周囲温度が高いほど、燃料タンクの密閉度合が低いほど、また、燃料品質が悪いほど、燃料の劣化が進みやすいためである。
一方、燃料タンク内に残存燃料がある場合には、その残存燃料が給油されてからの経過日数及び残存燃料の量に応じて、上記のようにして推定された燃料劣化までの日数に対する補正日数を算出する。なお、補正日数は、給油からの経過日数が長くなるほど、及び残存燃料の量が多くなるほど、長くなるように算出される。そして、推定された燃料劣化までの日数から補正日数を減じて、燃料劣化までの推定日数を算出する。燃料タンク内に残存燃料がある場合、その残存燃料は、給油からの経過日数に応じて、ある程度、酸化が進んでいる状態である。そのため、新たに給油された燃料と混合された場合、その混合燃料が劣化するまでの日数は、残存燃料が無く、新たに給油された燃料だけの場合と比較して短くなる。その短くなる度合は、残存燃料の量、及び給油からの経過日数に応じて変化する。そのため、上記したように、給油からの経過日数及び残存燃料の量に応じて補正日数を算出し、その補正日数の分だけ、劣化までの推定日数を短くするのである。
推奨給油量算出部205は、燃料消費量記録部201にて算出された単位期間当りの燃料消費量と、燃料劣化日数推定部204にて算出された燃料劣化までの推定日数とに基づき、燃料劣化までの日数の間に消費されるであろう消費予定燃料量を算出する。この消費予定燃料量は、単位期間当りの燃料消費量を、燃料劣化までの推定日数分だけ積算することにより算出することができる。ただし、推奨給油量算出部205は、消費予定燃料量が、燃料タンクの最大容量を超えている場合には、燃料タンクの最大容量を、消費予定燃料量とする。燃料タンクの最大容量を超える燃料量を、推奨最大給油量として算出してしまうことを回避するためである。
推奨給油量算出部205は、さらに、残燃料検知部202から出力される残存燃料の量に基づいて、推奨最大給油量を算出する。具体的には、残存燃料の量が実質的にゼロである場合には、消費予定燃料量を推奨最大給油量とする。一方、残存燃料の量が実質的にゼロではない場合には、消費予定燃料量から残存燃料の量を差し引くことによって、推奨最大給油量を算出する。なお、消費予定燃料量が、残存燃料の量と同等以下の場合には、推奨最大給油量は、0以下の値を取る。このようにして算出された推奨最大給油量は、ユーザ通知情報生成部206に出力される。
ユーザ通知情報生成部206は、推奨給油量算出部205によって算出された推奨最大給油量を乗員に通知するためのユーザ通知情報を生成して、ユーザ通知部210に出力する。このユーザ通知情報により、ユーザ通知部210において、推奨最大給油量を通知するメッセージが表示される。なお、推奨最大給油量が0以下の場合、ユーザ通知情報生成部206は、給油しないことを推奨するメッセージをユーザ通知部210に表示するためのユーザ通知情報を出力する。
次に、推奨最大給油量を乗員に通知するために、ECU200において実行される演算処理の流れについて、図3のフローチャートを参照しつつ、説明する。なお、図3のフローチャートに示す処理は、乗員の給油しようとする意思が判定されたときに実行されることが好ましい。乗員の給油しようとする意思の判定は、例えば、プラグインハイブリッド車両100の燃料の給油口の蓋を開くためのオープナーが操作されたか否かにより行うことができる。これにより、乗員の給油しようとする意思が確認され、かつ給油前に、車両の乗員(運転者など)に推奨最大給油量を通知することができるようになる。
あるいは、推奨最大給油量の表示を指示するための操作スイッチを設け、その操作スイッチが操作されたときに、図3のフローチャートに示す処理を実行するようにしても良い。これにより、車両の乗員は、給油前の所望の時期に操作スイッチを操作することにより、推奨最大給油量を把握することができる。
図3のフローチャートに示す処理が開始されると、まず、ステップS301において、上述したように、周囲温度(季節に関する情報)、燃料タンクの密閉度合、車両の使用地域(国)の燃料品質などの情報に基づいて、燃料が劣化するまでの期間(日数)を推定する。続くステップS302では、残量センサから出力される検出信号に基づいて、残存燃料の量を算出するとともに、実質的に残存燃料が有るか否かを判定する。つまり、この判定処理においては、残存燃料の量と所定の下限値とを比較し、残存燃料の量が下限値以上であれば残存燃料が有り、下限値未満であれば残存燃料なしと判定する。残存燃料ありと判定された場合には、ステップS303の処理に進み、残存燃料なしと判定された場合には、ステップS304の処理に進む。
ステップS303では、残存燃料の影響によって燃料劣化までの日数が短くなるので、ステップS301にて推定された期間に対する補正値を算出する。具体的には、残存燃料が給油された前回給油からの経過日数と、その残存燃料の量に基づき、例えば図4に示すようなマップから補正値を算出する。図4に示すマップは、前回給油からの経過日数が長くなるほど、及び残存燃料の量が多くなるほど、補正値(日数)が長くなるように定められている。
ステップS304では、所定の時間単位で記録された消費燃料量に基づいて、単位期間当りの燃料消費量を算出する。これにより、該当する車両の使用状況に応じた、単位期間当りの燃料消費量が得られる。
そして、ステップS305では、推奨最大給油量を算出する。この推奨最大給油量の算出は、以下のようにして行われる。まず、図5に示すように、ステップS301にて推定された燃料劣化までの日数と、ステップS304にて算出された単位期間当りの燃料消費量とに基づき、燃料劣化までの日数の間に消費されるであろう消費予定燃料量(消費上限燃料量)を算出する。ただし、算出された消費予定燃料量が、燃料タンクの最大容量を超えている場合には、燃料タンクの最大容量を、消費予定燃料量とする。次に、消費予定燃料量と、残存燃料の量とに基づいて、推奨最大給油量を算出する。具体的には、残存燃料の量が実質的にゼロである場合には、消費予定燃料量を推奨最大給油量とする。一方、残存燃料の量が実質的にゼロではない場合には、図6に示すように、消費予定燃料量から残存燃料の量を差し引くことによって、推奨最大給油量を算出する。なお、図6に示す例では、残存燃料があるため、燃料劣化タイミングが、その残存燃料が給油されてからの経過日数及びその残存燃料の量に応じた補正日数だけ減じられている。
ステップS306では、ステップS305において算出された推奨最大給油量が0よりも大きいか否かを判定する。0よりも大きいと判定した場合、ステップS307に進んで、推奨最大給油量を乗員に通知するための通知情報をユーザ通知部210に出力する。この場合、例えば図7(a)に示すような、推奨最大給油量を含むメッセージが、ユーザ通知部210のディスプレイに表示される。なお、推奨最大給油量は、車両を通常通りの使用状況にて使用した場合に適した給油量であり、長距離移動を予定している場合には、より多くの給油が必要となる。そのため、メッセージには、その旨を注意喚起するための内容を含んでいる。
一方、ステップS306において、推奨最大給油量は0以下と判定した場合、適量以上の燃料が燃料タンク内に残されているので、ステップS308に進んで、乗員に給油しないことを推奨するための通知情報をユーザ通知部210に出力する。この場合、例えば図7(b)に示すような、給油しないことを勧めるメッセージが、ユーザ通知部210のディスプレイに表示される。
そして、ステップS309では、残存燃料の量の変化に基づき、給油がなされたか否かを判定する。この判定処理において、給油がなされたと判定した場合には、ステップS310に進んで、給油がなされた日を示す情報(給油履歴情報)をメモリに記録する。
以上、説明したように、本実施形態に係る推奨給油量提示装置によれば、乗員は、車両の使用状況などからして、燃料劣化が生じずに使い切れる適切な給油量を知ることができる。従って、報知された推奨給油量に従って燃料の給油を行うことにより、燃費の悪化を招くこと無く、燃料の劣化を防ぐことが可能となる。
100…プラグインハイブリッド車両
200…ECU
201…燃料消費量記録部
202…残燃料量検知部
203…給油履歴記録部
204…燃料劣化日数推定部
205…推奨給油量算出部
206…ユーザ通知情報生成部
210…ユーザ通知部

Claims (8)

  1. 燃料タンクからの供給燃料により駆動される内燃機関(101)と、車載バッテリ(107)からの電力供給により駆動される電気モータ(102)とを備えたハイブリッド車両(100)において、前記内燃機関の燃料の推奨給油量を提示する推奨給油量提示装置であって、
    前記内燃機関による、単位期間当りの燃料消費量を算出する燃料消費量算出手段(201、S304)と、
    燃料が劣化するまでの劣化期間を推定する推定手段(204、S301、S303)と、
    前記燃料消費量算出手段によって算出された単位期間当りの燃料消費量を考慮して、前記推定手段により推定された前記劣化期間内に消費される消費予定燃料量を算出し、当該消費予定燃料量に基づいて、推奨給油量を算出する推奨給油量算出手段(205、S305)と、
    前記推奨給油量算出手段によって算出された前記推奨給油量を、前記ハイブリッド車両の乗員に報知する報知手段(206、S307)と、を備えることを特徴とする推奨給油量提示装置。
  2. 前記燃料タンク内の燃料の残量を検出する検出手段(202)を備え、
    前記推奨給油量算出手段は、前記消費予定燃料量から前記検出手段によって検出された燃料の残量を差し引くことによって、前記推奨給油量を算出することを特徴とする請求項1に記載の推奨給油量提示装置。
  3. 前記推定手段は、前記燃料タンク内に所定量以上の燃料が残されている場合、当該燃料の残量に応じて前記劣化期間を補正するものであり、燃料の残量が多いほど、前記劣化期間が短くなるように、前記劣化期間を補正することを特徴とする請求項2に記載の推奨給油量提示装置。
  4. 前記推定手段は、前記燃料タンク内に所定量以上の燃料が残されている場合、前回の給油からの経過期間に応じて前記劣化期間を補正するものであり、前回の給油からの経過期間が長くなるほど、前記劣化期間が短くなるように、前記劣化期間を補正することを特徴とする請求項2又は3に記載の推奨給油量提示装置。
  5. 前記推奨給油量算出手段により求められた前記消費予定燃料量よりも、前記燃料タンク内の燃料の残量が多い場合、前記報知手段は、前記乗員に対して給油しないことを推奨する報知を行うことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の推奨給油量提示装置。
  6. 前記推奨給油量算出手段は、前記消費予定燃料量が前記燃料タンクの最大容量を超えている場合、前記燃料タンクの最大容量に相当する燃料量を、前記消費予定燃料量として算出することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の推奨給油量提示装置。
  7. 前記乗員の給油しようとする意思を判定する判定手段を備え、
    前記判定手段によって、給油しようとする前記乗員の意思が判定されたときに、前記報知手段が報知を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の推奨給油量提示装置。
  8. 前記推奨給油量の報知を行わせるために、前記乗員によって操作される操作部材を備え、
    前記操作部材が操作されたとき、前記報知手段が報知を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の推奨給油量提示装置。
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