JP2016001922A - 通信システム、制御装置、通信方法およびプログラム - Google Patents

通信システム、制御装置、通信方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】位置情報を示すアドレスを管理することなく、端末の位置情報に基づく経路制御を実行して、位置情報に基づく経路制御を実行するためのコストを低減する。【解決手段】通信システムは、端末が送信したパケットを転送する複数のノードと、パケットの転送経路の設定要求を前記複数のノードの少なくとも1つから受信したことに応じて、パケットの転送経路を制御する制御装置とを含む。前記制御装置は、前記端末と接続しているノードの位置情報から識別した当該端末の位置に基づいて、パケットの転送経路を制御する。【選択図】図1

Description

(関連出願についての記載)
本発明は、日本国特許出願:特願2010−269164号(2010年12月2日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、通信システム、制御装置、通信方法およびプログラムに関し、特に、ネットワークにおけるパケットの転送経路の設定を行う通信システム、制御装置、通信方法およびプログラムに関する。
インターネットなどのネットワークの普及に伴い、利用者は、コンピュータ等の機器をネットワークに接続して、他の機器と通信を行うことや様々なサービスを受けることが可能となっている。
ネットワークに接続された機器同士が互いに通信する際に、各機器は、それぞれの識別情報に基づいて通信を行う。識別情報の一例は、IPアドレスである。IPアドレスは、ネットワークに接続された機器を識別するための識別子(ID)であると共に、機器のネットワーク中の位置を示す位置情報としての役割を持っている。例えば、IPアドレスのプレフィックスが位置情報になる。機器同士が通信する際、この位置情報を参照して、該位置情報に基づく経路制御を実行することができる。
一方、近年、携帯型の機器(以下、「移動機器」とする。)の増加に伴い、移動機器を識別する識別子と、移動機器の位置を示す位置情報とを分離して管理する手法が普及している。IPアドレスのように、識別子と位置情報の双方を含む識別情報を用いる場合、移動機器の移動に伴って該移動機器とネットワークとの接続ポイントが変化すると、移動機器に割振られる識別情報も変更されてしまう。接続ポイントが変わると、位置情報が変化するためである。識別情報が変更されると、移動機器の識別子も変わるため、移動機器のネットワーク接続を維持することが難しくなる。これが、移動機器の識別子と位置情報とを分離して管理する手法が普及している理由である。
特許文献1には、移動機器の識別子と位置情報とを分離して管理する技術が開示されている。特許文献1には、移動機器を識別する識別子として「ホームアドレス」を用い、移動機器の位置情報として「気付アドレス(Care−of address)」を用いることが開示されている。つまり、移動機器の識別子と位置情報とを、それぞれ2つのアドレスに分離して管理する手法が開示されている。
特開2001−268129号公報
特許文献1に開示の技術では、移動機器の識別子と位置情報とを、それぞれ別のアドレスで管理するため、アドレスの管理コストが増大する。故に、機器同士が通信する際、位置情報に基づく経路制御を実行するためのコストが増大するという問題点がある。
本発明の第1の視点によれば、端末が送信したパケットを転送する複数のノードと、
パケットの転送経路の設定要求を前記複数のノードの少なくとも1つから受信したことに応じて、パケットの転送経路を制御する制御装置とを含む通信システムが提供される。前記制御装置は、前記端末と接続しているノードの位置情報から識別した当該端末の位置に基づいて、パケットの転送経路を制御する。
本発明の第2の視点によれば、端末が送信したパケットを転送する複数のノードの少なくとも1つから、パケットの転送経路の設定要求を受信する第1の手段と、前記設定要求を受信したことに応じて、パケットの転送経路を制御する第2の手段とを含む制御装置が提供される。前記第2の手段は、前記端末と接続しているノードの位置情報から識別した当該端末の位置に基づいて、パケットの転送経路を制御する。
本発明の第3の視点によれば、端末が送信したパケットを転送する複数のノードの少なくとも1つから、パケットの転送経路の設定要求を受信するステップと、前記設定要求を受信したことに応じて、前記端末と接続しているノードの位置情報から識別した当該端末の位置に基づいて、パケットの転送経路を制御するステップとを含む通信方法が提供される。なお、本方法は、前記ノードに処理規則を設定する制御装置という、特定の機械に結びつけられている。
本発明の第4の視点によれば、端末が送信したパケットを転送する複数のノードの少なくとも1つから、パケットの転送経路の設定要求を受信する工程と、前記設定要求を受信したことに応じて、前記端末と接続しているノードの位置情報から識別した当該端末の位置に基づいて、パケットの転送経路を制御する工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムが提供される。なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明によれば、位置情報を示すアドレスを管理することなく、端末の位置情報に基づく経路制御を実行することができ、位置情報に基づく経路制御を実行するためのコストを低減することができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態の構成を表した図である。 本発明の第1の実施形態のノードの構成を表したブロック図である。 本発明の第1の実施形態の動作を表したシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態のノードの動作を表したフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の制御装置の動作を表したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の構成を表した図である。 本発明の第2の実施形態において、サービス提供装置がストレージである場合の構成を表した図である。 本発明の第2の実施形態のストレージ管理装置に保持されるファイルメタ情報を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態のストレージ管理装置に保持されるオブジェクト配置管理テーブルを説明するための図である。 本発明の第2の実施形態において、サービス提供装置がストレージである場合の動作を表したシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態において、サービス提供装置がストレージである場合の端末の動作を表したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態において、サービス提供装置がストレージである場合のストレージ管理装置の動作を表したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態において、サービス提供装置がストレージである場合の制御装置の動作を表したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態において、サービス提供装置がストレージである場合のノードの動作を表したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の構成を表したブロック図である。 本発明の第3の実施形態の動作を表したシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態の制御装置の動作を表したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の別の動作を表したシーケンス図である。 オープンフロー技術におけるフローエントリの構成を表した図である。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態の構成を表した図である。図1に示されるとおり、本発明のシステムは、パケットの転送を行うノード10A〜10Dと、前記ノード10A〜10Dの少なくとも1つを介してネットワークに接続する端末30と、前記複数のノードの少なくとも1つからの要求に応じて、パケットの転送経路を制御する制御装置20とから構成される。
本発明では、制御装置20が、複数のノード10A〜10Dの少なくとも1つからの要求に応じて、パケットの転送経路を制御する。このように、複数のノードにおけるパケットの転送経路の制御を、制御装置が集中して行う集中管理型の技術の一例として、オープンフロー(OpenFlow)技術がある。
オープンフローは、通信をエンドツーエンドのフローとして捉え、フロー単位で経路制御、障害回復、負荷分散、最適化を行うものである。中継装置として機能するオープンフロースイッチは、制御装置と位置付けられるオープンフローコントローラとの通信用のセキュアチャネルを備え、オープンフローコントローラから適宜追加または書き換え指示されるフローテーブルに従って動作する。フローテーブルには、フロー毎に、パケットヘッダと照合するマッチングルール(照合規則)と、フロー統計情報(Counters)と、マッチングルール(照合規則)に適合するパケットに適用する処理内容を定義したアクション(Actions)と、の組が定義される(図19参照)。
例えば、オープンフロースイッチは、パケットを受信すると、フローテーブルから、受信パケットのヘッダ情報に適合するマッチングルール(図19のヘッダフィールド参照)を持つエントリを検索する。検索の結果、受信パケットに適合するエントリが見つかった場合、オープンフロースイッチは、フロー統計情報(カウンタ)を更新するとともに、受信パケットに対して、当該エントリのアクションフィールドに記述された処理内容(指定ポートからのパケット送信、フラッディング、廃棄等)を実施する。一方、前記検索の結果、受信パケットに適合するエントリが見つからなかった場合、オープンフロースイッチは、セキュアチャネルを介して、オープンフローコントローラに対して要求を送信し、受信パケットの送信元・送信先に基づいたパケットの経路の決定を依頼し、これを実現するフローエントリを受け取ってフローテーブルを更新する。このように、オープンフロースイッチは、フローテーブルに格納されたエントリをフローエントリとして用いてパケット転送を行っている。
本発明に、上記で説明したオープンフロー技術を適用してもよい。以下では、本発明にオープンフロー技術を適用した場合の実施態様を説明する。なお、本発明を実施するためには、制御装置が複数のノードにおけるパケットの転送経路を制御できればよく、本発明がオープンフロー技術に限定されるものではない。
ノード10A〜10Dは、受信したパケットを転送する装置である。端末30は、ノード10A〜10Dの少なくとも1つを介してネットワークにアクセスする。図1の例では、ノード10A〜10Dの各々は、制御装置20との通信用のセキュアチャネルを確立する。ノード10A〜10Dの各々は、制御装置20から適宜追加または書き換え指示されるフローテーブルに従って動作する。そして、ノード10A〜10Dは、図2に示すように、パケットに適用する処理と前記処理を適用するパケットを特定するための照合規則とを対応付けたフローエントリを記憶するフローエントリ記憶部12と、フローエントリ記憶部12を参照して、受信したパケットに適合する照合規則を持つフローエントリに従いパケット処理を行うパケット処理部11と、を含んで構成される。
端末30がノード10Aに接続した場合、ノード10Aは、端末30から受信したパケットとフローエントリ記憶部12に記録されたフローエントリとを比較する。ノード10Aは、例えば、受信したパケットに対応するフローエントリが存在しない場合、セキュアチャネルを介して、制御装置20にフローエントリ設定の要求を送信する。要求を受けた制御装置20は、ノード10Aが端末30から受信したパケットが属するフローに対応する経路を決定し、決定された経路に対応するフローエントリを生成する。制御装置20は、フローエントリを生成後、決定した経路に関連するノードのフローエントリ記憶部12にフローエントリを設定する。なお、制御装置20は、例えば、ノード10A〜10Dの少なくとも1つにフローエントリを設定すればよい。対応するフローエントリが設定された後は、パケット処理部11が、設定されたフローエントリに従って受信パケットの処理を実行する。
制御装置20は、ノード10A〜10Dの少なくとも1つからの要求に応じて、パケットの転送経路を制御する。制御装置20は、ノード10A〜10Dそれぞれの位置情報を管理する。図1の例では、制御装置20は、ノード10A〜10Dそれぞれの位置情報を記録するノード位置情報記録部21と、端末30の位置を考慮してパケットの転送経路を計算するパス決定部22と、前記決定した経路を実現するフローエントリを作成し経路上のノードに設定するパス設定部23と、通信部24を備えている。
ノード位置情報記録部21には、ノード10A〜10Dそれぞれの位置情報が記録されている。位置情報は、例えば、ノード10A〜10Dそれぞれの地理的な位置の情報のほか、ネットワーク上の論理的な位置の情報であってもよい。また、位置情報は、ノードが特定の範囲(例えは、特定の国や特定の地域など)にあることを示す情報であってもよい。なお、位置情報は、これらの例に限られず、制御装置が、管理するノードの位置を識別できる情報であればどのような情報であってもよい。また、例えば、新たなノードが追加された場合には、追加されたノードの位置情報がノード位置情報記録部21に追加される。
なお、本実施形態では、制御装置20に含まれるノード位置情報記録部21に、ノード10A〜10Dそれぞれの位置情報が記録されているものとして説明するが、本機能は、制御装置20とは別のサーバ等により構成することも可能である。
パス決定部22は、通信部24がノード10A〜10Dの少なくとも1つから要求を受け取った場合に、該要求に対応する経路を決定する。パス決定部22は、通信部24が、端末30がネットワークへのアクセスにおいて経由したノードから要求を受け取った場合、その端末の位置を用いて経路を決定する。つまり、パス決定部22は、端末30が接続したノードから要求を受信した場合、その端末の位置を用いて経路を決定する。なお、”端末30が接続したノード”は、端末30が他の装置を介して間接的にノードと接続する場合を含む。例えば、端末30が携帯電話等のモバイル端末である場合、端末30は基地局等を介してノードに接続する。パス決定部22は、端末30が接続したノードに対応する位置情報を、ノード位置情報記憶部21から参照する。パス決定部22は、参照した位置情報に基づいて、ノードに接続した端末30の位置を推定する。この構成により、本発明の通信システムは、端末30の位置に関する情報(例えば、Care−of addressのような、端末30の位置を示す情報)を管理しなくても、端末30の位置を認識することができる。
例えば、ある所定のノード(例えば、ノード10A)が端末接続専用のノードとなっており、パス決定部22は、制御装置20がその所定のノードから要求を受信した場合に、その要求が、端末30が接続したノードからの要求であると認識する。例えば、ネットワークのエッジに設けられた所定のノードからの要求を、端末30が接続したノードからの要求であると認識してもよい。つまり、制御装置20は、端末30にとってネットワークの入口(Ingress)となる入口ノード(Ingress node)を記憶しており、入口ノードからの要求を、端末30が接続したノードからの要求であると認識する。この場合、コアに設けられたノードからの要求に対しては、端末30の位置を考慮せずに、パケットの転送経路を制御してもよい。
また、例えば、ある所定のノード(例えば、ノード10A)の所定のポートが端末接続専用のポートに設定されており、パス決定部22は、制御装置20がその所定のポートに関連する要求を受信した場合に、その要求が、端末30が接続したノードからの要求であると認識する。また、制御装置20は、所定のノード(例えば、ノード10A)から受信した要求に関連するパケットに含まれる所定の情報(ヘッダ情報)に基づいて、端末30が接続したノードからの要求であると認識してもよい。
なお、パス決定部22が、端末30が接続したノードからの要求であるか否かを認識する方式は、上述の内容に限定されるものではない。
パス設定部23は、パス決定部22が決定した経路に従ってパケットを転送させるために、決定した経路に関連するノードに対して設定するフローエントリを作成する。パス設定部23が作成したフローエントリは、セキュアチャネルを介して、ノードに通知される。
なお、制御装置20の各機能は、制御装置20を構成するコンピュータに、そのハードウェア及びノード位置情報記録部21から受け取った情報を用いて、上記した各処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現することもできる。
端末30は、ノード10A〜10Dの少なくとも1つを介して、ネットワークに接続する。図1の例では、端末30は、ノード10Aを介してネットワークに接続している。端末30は、移動により、ノード10A以外の他のノードと接続してもよく、その場合には、移動先においてネットワークに接続する。
続いて、本実施形態の動作について、図面を参照して詳細に説明する。図3は、端末30がノード10Aを介してネットワーク接続して、パケットを送信する流れを表したシーケンス図である。
まず、端末30が、ノード10Aに接続してパケットを送信する(図3のS001)。パケットを受信したノード10Aは、受信したパケットと、フローエントリ記憶部12に記録されたフローエントリとを比較する。ノード10Aは、受信したパケットに対応するフローエントリが存在しない場合、制御装置20に、フローエントリ設定の要求(パス設定要求)を送信する(図3のS002)。
経路の設定の要求を受けた制御装置20は、ノード位置情報記録部21から当該要求を送信したノード10Aの位置情報を検出し、検出した位置情報から、端末30の位置を認識する。制御装置20は、認識した位置を考慮して、端末30が送信するパケットの経路を決定する。そして、当該決定した経路に対応するフローエントリを作成し、前記決定した経路上にあるノードに対して当該フローエントリを通知する(図3のS003)。
その後、ノード10Aは、制御装置20から通知されたフローエントリに従って、他のノードにパケットを転送する(図3のS004)。
以下、図3のシーケンスにおけるノードと制御装置のそれぞれの動作について図4と図5を参照して詳細に説明する。
[ノード]
図4は、ノード10Aにおける処理の流れを表したフローチャートである。
ノード10Aは、ノード10Aに端末30からパケットを受信すると(ステップS100)、フローエントリ記憶部12を検索し、受信したパケットに適合するフローエントリの有無を調べる(ステップS101)。
受信パケットに適合するフローエントリが見つかった場合(ステップS102のYES)、ノード10Aは、当該フローエントリに定義された処理内容を実行する(ステップS103)。
受信パケットに適合するフローエントリが見つからなかった場合(ステップS102のNO)、ノード10Aは、制御装置20に対して、受信パケットに対応するフローエントリ設定の要求を送信する(ステップS104)。
[制御装置]
図5は、上記ノード10Aから要求を受けた制御装置における処理の流れを表したフローチャートである。
まず、制御装置20は、ノード位置情報記録部21から、当該要求を送信したノード10Aの位置情報を検索し(ステップS110)、検索した位置情報に基づいて端末30の位置を識別する(ステップS111)。
次に、制御装置20は、上記ステップS111で識別した端末30の位置に基づいて、パケットの経路を決定する(ステップS112)。
次に、制御装置20は、決定した経路上のノードに設定するフローエントリを作成する(ステップS113)。
最後に、制御装置20は、決定した経路上のノードに、ステップS113で作成したフローエントリを設定する(ステップS114)。
以上のように、本実施形態によれば、制御装置20が、ノード10A〜10Dそれぞれの位置情報を管理しており、端末30が接続したノードの位置情報に基づいて、端末30の位置を識別する。よって、制御装置20は、端末30の位置に関する情報を管理せずに、端末30の位置に基づいてパケットの転送経路を制御することが可能となる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態は、制御装置20が、端末30の位置に基づいて、端末30から目的とするサービスを提供可能なサービス提供装置までの経路を計算するとともに、経路上のノードに、経路に従ったパケット転送を行わせるフローエントリを設定するものである。なお、本実施形態は、第1の実施形態と同様の構成で実現可能な部分もあるので、以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
本発明の第2の実施形態は、図6に示すように、パケットの転送を行うノード10A〜10Dと、ノード10A〜10Dの少なくとも1つを介してネットワークに接続する端末30と、ノード10B〜10Dのそれぞれに接続するサービス提供装置40B〜40Dと、複数のノードの少なくとも1つからの要求に応じてパケットの転送経路を制御する制御装置20とから構成される。なお、本発明のシステム構成は図6に示す構成に限定されるものではなく、例えば、ノード10Aと、ノード10B〜10Dとの間に、他のノードが存在してもよい。
本発明の第2の実施形態では、複数のサービス提供装置40B〜40Dのそれぞれが提供するサービスの代替関係を記録したマップ情報を格納するマップ情報記録部25をさらに備える。代替関係は、例えば、サービス提供装置40Dはサービス提供装置40Bが提供するサービスを提供できること等を示す情報である。マップ情報には、例えば、あるサーバのミラーサーバのように実質的に同一とみなせるサービス提供装置や、あるサーバの一部機能(一部サービス)を省略・置換したサーバに関する情報が含まれる。
制御装置20は、例えば、ノード10A、10C経由でサービス提供装置40Cからサービスの提供を受けている端末30が図6の点線位置から実線の位置に移動した場合、制御装置20は、マップ情報を参照し、サービス提供装置40に代替可能な他のサービス提供装置の有無を確認する。ここでは、サービス提供装置40Bが、サービス提供装置40Cを代替可能であるものとする。制御装置20は、移動した端末30が接続したノードBと、端末30が移動する前にサービスを提供していたサービス提供装置40C若しくはそれに代替するサービス提供装置40Bとの間の経路のうち、例えば、最短の経路を計算する。ここでは、ノードBを経由してサービス提供装置40Bにアクセスする経路が最短であるものとする。制御装置20は、計算した最短の経路に基づいて、対応するノードにフローエントリを設定する。なお、制御装置20による経路計算は、最短経路の計算に限らない。制御装置20は、端末30とサービス提供装置との間のアクセスに要するコストに基づいて、経路を計算する。
制御装置20による経路の計算は、最短の経路を計算することに限定されるものではない。例えば、ノード10Bに接続されたサービス提供装置の負荷やノード10Bとサービス提供装置40B間のトラヒックの状況等に応じて、制御装置20が、ノード10B−ノード10A−(ノード10Cまたはノード10D)を経由する経路を計算するものとしてもよい。
また、端末30が図6の実線位置から点線の位置に戻ってきた場合、制御装置20は、ノード10Aとノード10B〜10Dのいずれか一つを経由してサービス提供装置40B〜40Dのいずれかにアクセスする最短の経路を計算し(上記同様、各ノード10B〜10Dの負荷やトラヒックを考慮してもよい。)、経路上のノードに、端末30とサービス提供装置40B〜40D間でやり取りされるパケットを経路に従って転送させるフローエントリを設定する。
上記フローエントリの設定により、端末と、端末がアクセスしようとするサービスを提供可能なサービス提供装置40B〜40Dとの間でデータアクセス経路が設定される。
本発明の第2の実施形態において、サービス提供装置は、例えばストレージであってもよい。以下では、サービス提供装置がストレージである場合の実施態様を説明する。なお、本発明を実施するために、サービス提供装置は端末が目的とするサービスを提供する装置であればよく、本発明がストレージに限定されるものではない。
図7は、本発明の第2の実施形態において、ストレージを適用した際の制御装置20の構成を表した図である。図7を参照すると、複数のストレージ40と、複数のノード10によって構成されたネットワーク100と、制御装置20と、端末30と、ストレージ管理装置50と、が示されている。
ストレージ40は、例えば、FC(Fibre Channel)、iSCSI(Internet Small Computer System Interface)、FCoE(FC over Ethernet(登録商標))、Express Ethernet等のプロトコルで接続されるブロックアクセスデバイス、NAS(Network Attached Storage)若しくはファイルサーバ等の装置である。
なお、端末30がアクセスするファイルは、一つ以上のオブジェクトから構成され、オブジェクト単位で各ストレージに格納されているものとする。
図7の例では、制御装置20は、ノード10とストレージ40との接続関係を表したネットワークトポロジーを記憶するネットワーク構成記憶部26と、ストレージ管理装置50から通知された同一オブジェクトを格納するストレージの中から、ネットワークトポロジー及びノードの位置情報を参照してアクセス先のストレージを決定する接続先決定部27とをさらに備える。
ネットワークトポロジーは、何れのノード10にストレージ40が接続されているのかを示す情報である。なお、図7の例では、ネットワークトポロジーを記録するネットワーク構成記憶部26と、ノードの位置情報を記録するノード位置情報記録部21とが別の構成となっている例を説明したが、これら2つの記録部は同じ構成部であってもよい。その場合において、ネットワークトポロジーとノードの位置情報は同一の情報に含まれることになり、例えば、ノードの識別子、当該ノードの位置情報及び当該ノードに接続されているストレージの識別子が、対応付けられて記録される。
端末30は、ストレージ管理装置50から受け取ったメタ情報に含まれるオブジェクトの識別子を含んだパケットをノード10側に送出し、ノード10を経由してストレージ40から返送されたパケットを受信する。
ストレージ管理装置50は、各データがストレージ40のいずれに格納されているかを管理するメタサーバ等と呼ばれる装置である。図7の例では、ストレージ管理装置50は、ファイル(または論理ユニット)を構成するオブジェクトの情報およびファイルの属性等のメタ情報を管理するファイルメタ情報管理部51と、複数のストレージ40のうちのどのストレージに、オブジェクトが格納されているかを記憶するオブジェクト配置管理テーブル52とを備えている。上記ファイルのメタ情報およびオブジェクト配置管理テーブル52が、図6に示したマップ情報に相当する。
図8は、ファイルメタ情報管理部51に管理されるファイルメタ情報の一例である。図8の例では、ファイルの名称(ファイル名)、タイムスタンプ等のファイル属性(attribute)、ファイルを構成するオブジェクト(群)の識別子のほか、当該ファイルの配置ポリシを格納可能となっている。
ファイルの配置ポリシとは、各ファイルの配置や転送先に関するポリシであり、例えば、当該ファイルの格納可能(格納不可能)な地理的エリアやストレージが設定される。また、ファイルの配置ポリシとして、当該ファイルを用いたサービスを提供可能な地理的エリアやストレージを定めておいてもよい。
また、当該ファイルの配置ポリシは、法規制やセキュリティポリシの観点から、特定の地域からのアクセスに対しては当該アクセスを許可しないという情報(ポリシ)や、特定の地域からのアクセスしか当該アクセスを許可しないという情報(ポリシ)も設定されうる。このような設定は、ストレージが複数の国や領域に跨って配置されているようなケースにおいて、法規制やセキュリティポリシの観点からアクセスできる国や領域に制約が設けられている場合に、端末30がアクセスできるストレージを制限するために用いることができる。
上記のファイル配置ポリシが設定されている場合、接続先決定部27は、当該ファイル配置ポリシに基づいて、端末30が接続するストレージを決定する。例えば、端末30が接続する位置からは、特定のエリアにあるストレージには接続できないというファイル配置ポリシが設定されている場合、当該特定のエリアにあるストレージ以外のストレージから、端末30が接続するストレージを決定する。
なお、本実施形態にあわせて、ファイルを格納するストレージに関するポリシとして説明したが、実施形態によっては、当該ポリシが様々な形態となることは明らかである。例えば、端末がサービス提供装置に接続する実施形態においては、法規制やセキュリティポリシに基づいた、端末30が接続可能(不可能)なサービス提供装置に関するポリシが設定されていてもよい。
図9は、オブジェクト配置管理テーブル52に保持されるオブジェクト配置管理エントリの一例である。図9の例では、オブジェクト毎に、当該オブジェクトを格納しているストレージのIDが格納された構成となっている。
なお、本実施形態では、ストレージ管理装置50が、ファイルシステムの名前空間とファイルの対応関連を管理するディレクトリ等の名前空間を管理する機能を持つものとして説明するが、本機能は、別のサーバ等により構成することや、制御装置20の一要素として構成することも可能である。
また、図7に示した制御装置20の各部(処理手段)は、制御装置20を構成するコンピュータに、そのハードウェアおよびストレージ管理装置50から受け取った情報を用いて、上記した各処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現することもできる。
続いて、本実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。図10は、端末30が、ストレージシステム中のデータにアクセスする際の流れを表したシーケンス図である。
図10は、本発明の第2の実施形態の動作を表したシーケンス図である。図10を参照すると、まず、端末30が、ストレージ管理装置50に対し、ファイルのOpenを要求すると(図10のS201)、ストレージ管理装置50は、端末30に対し、ファイルのメタ情報(ファイルを構成するオブジェクト情報等)を含むOpen応答を返送する(図10のS202)。
その後、端末30がread/write等のアクセスのため、アクセス関連のパケットをノード10側に送信すると(図10のS203)、各ノード10は、フローエントリ記憶部12を参照するが、該当するフローエントリが無いため、制御装置20に対して、受信パケットを送信し、フローエントリの設定を要求する(図10のS204)。
フローエントリの設定要求を受けた制御装置20は、ストレージ管理装置50に対し、受信パケットに含まれるオブジェクトの識別子によって特定されるオブジェクトを格納したストレージ群のリスト(オブジェクト配置)を要求する(図10のS205)。
ストレージ管理装置50が、オブジェクト配置管理テーブル52を参照してオブジェクトを格納したストレージ群のリスト(オブジェクト配置)を送信すると(図10のS206)、制御装置20は、端末30の位置及びストレージ群のリストに含まれるストレージの各々の位置に基づいて、ストレージ群の中から適当なストレージ40を決定し、端末30とストレージ40間のアクセス経路(パス)を計算する。次いで、制御装置20は、算出された経路について、各アクセス経路(パス)を実現するフローエントリを作成し、計算したアクセス経路(パス)上のノード10に設定する(図10のS207)。
フローエントリの設定を受けたノード10は、設定されたフローエントリに従い、受信時にバッファしておいた受信パケットまたは制御装置20から返送されたパケットを転送する(図10のS208)。
その後、端末30がread/write等のアクセスのため、アクセス関連のパケットをノード10側に送信すると(図10のS211)、各ノード10は、設定されたフローエントリに基づき、オブジェクトのアクセス先として決定されたストレージ40に、アクセス関連のパケットを転送していく(図10のS212)。また、各ノード10は、設定されたフローエントリに基づき、ストレージ40から返されたパケットを端末30に転送していく(図10のS213、S214)。
以下、図10のシーケンスにおける各装置の動作について図11、図12、図13、図14を参照して詳細に説明する。
[端末(Openからファイルアクセス)]
図11は、図10の端末30が、ファイルのOpenを要求してから応答としてファイルのメタ情報を受信するまで(図10のS201〜S203)の処理の流れを表したフローチャートである。
まず、端末30は、ストレージ管理装置50に対し、名前解決を要求し、パス名に対応するファイルの情報を取得する(ステップS220)。
次に、端末30は、ストレージ管理装置50に対し、取得したファイルを指定してopenを要求する(ステップS221)。
次に、端末30は、ストレージ管理装置50からの応答として受信したファイルのメタ情報を格納する(ステップS222)。ファイルのメタ情報には、ファイルを構成するオブジェクトの情報が含まれる(図8参照)。
最後に、端末30は、read/write等のアクセスのため、アクセス関連のパケットをノード10側に送信する(図10のS203)。
[ストレージ管理装置]
図12は、図10のストレージ管理装置50が、制御装置20からのオブジェクト配置取得要求に対する応答を送信するまで(図10のS205〜S206)の処理の流れを表したフローチャートである。
まず、ストレージ管理装置50は、オブジェクト配置管理テーブル52を参照して、端末30から転送されたオブジェクトが配置されているストレージを検索する(ステップS230)。
次に、ストレージ管理装置50は、制御装置20に対し、端末30から指定されたファイルの状態をopen状態に更新する(ステップS231)。
次に、ストレージ管理装置50は、検索したオブジェクトを格納したストレージ群のリスト(オブジェクト配置情報)を制御装置20に送信する(ステップS232)。
[制御装置]
図13は、図10のS204においてノード10から受信パケットの転送を受けた制御装置20における処理の流れを表したフローチャートである。
パケットを受信すると(ステップS240)、制御装置20は、当該受信パケットからオブジェクトの識別子を取得する(ステップS241)。
次に、制御装置20は、ストレージ管理装置50から、当該オブジェクトを格納したストレージ群のリスト(オブジェクト配置情報)を取得する(ステップS242)。
次に、制御装置20は、ネットワーク構成記憶部26に記憶されているネットワークトポロジーを参照して、リストに含まれるストレージが接続しているノードを識別し、ノード位置情報記録部21からノードの位置情報を検出し、リストに含まれるストレージの位置を識別する。また、制御装置20は、ノード位置情報記録部21を参照して、パケットを送信してきたノードの位置情報を検出し、ノードに接続している端末の位置を識別する(ステップS243)。
次に、制御装置20は、上記ステップS243で調べた位置に基づいて、端末30と接続すべきストレージを選択する(ステップS244)。ストレージの選択は、スループット、レスポンスタイム、通信系路上の負荷などの情報を元に決定することができる。つまり、制御装置20は、ストレージに対するアクセスに要するコストに基づいて、ストレージを選択する。
次に、制御装置20は、端末30と選択したストレージ40とを接続するアクセス経路(パス)を計算する(ステップS245)。
次に、制御装置20は、計算したアクセス経路(パス)上のノード10に設定するフローエントリを作成する(ステップS246)。このフローエントリの照合規則には、オブジェクトの識別子が含まれており、送受信されるパケットがどのオブジェクトのアクセスに関わるものであるかが判るようになっている。フローエントリ中のパケットに適用する処理(アクション)としては、上記のような照合規則に適合するパケットを受信した際に、オブジェクト毎に計算したアクセス経路(パス)上の次のノードが接続されたポートからパケットを出力する処理が設定される。
最後に、制御装置20は、計算したアクセス経路(パス)上のノード10に、ステップS246で作成したフローエントリを設定する(ステップS247)。
[ノード]
図14は、図10のノード10における処理の流れを表したフローチャートである。
ノード10は、パケットを受信すると(ステップS250)、フローエントリ記憶部12から、受信したパケットに適合する照合規則を持つフローエントリを検索する(ステップS251)。
検索の結果、受信パケットに適合するフローエントリが見つかった場合(ステップS252のYes)、ノード10は、当該フローエントリに定義された処理内容を実行する(ステップS253)。
他方、受信パケットに適合するフローエントリが見つからなかった場合(ステップS252のNo)、ノード10は、制御装置20にパケットを転送し、フローエントリの設定を依頼する(ステップS254)。
以上のように、本実施形態は、実際にアクセスが行われる際に、アクセス経路(パス)およびフローエントリを設定する態様にて実現することが可能である。本実施形態において、サービス提供装置がストレージである例では、端末30に通常のファイルアクセスと同じ処理を行わせるだけで、適切なストレージ40にアクセスさせることが可能になる。その理由は、制御装置20が、端末30がアクセスすべきデータを格納したストレージ群の中から適切なものを選択し、経路制御を行うよう構成したことにある。
[第3の実施形態]
上記した第2の実施形態では、ストレージに予め所定の方式によりオブジェクトが分散配置されるものとして説明したが、オブジェクトの配置を見直す機能を追加することも可能である。
以下、オブジェクトの配置を見直す機能を追加した第3の実施形態について説明する。なお、以下の説明では、第1、第2の実施形態ですでに説明した事項は適宜省略して説明する。
図15は、本発明の第3の実施形態の構成を表した図である。図15を参照すると、第2の実施形態と比較して、制御装置20に履歴記憶部28が追加されるとともに、データ配置変更装置60が追加された構成となっている。
制御装置20の履歴記憶部28は、ネットワーク100内の各ノード10におけるパケットの通過履歴およびフローエントリの設定履歴を記録する。これらの履歴情報としては、オープンフロー技術において、オープンフロースイッチにてフローエントリ毎に各スイッチで記録されるフロー統計情報(Counters)を用いることができる。
データ配置変更装置60は、制御装置20の履歴記憶部28に保持されている履歴情報を解析してオブジェクトのコピーを行うか否かを判定する配置計画部61と、配置計画部61に指示に従いストレージ40間のオブジェクトのコピーを行うデータ移動部62とを備えて構成される。なお、本実施形態では、データ配置変更装置60を独立した装置として設けているが、ストレージ管理装置50あるいは制御装置20に、配置変更装置60相当の機能を追加した構成であってもよい。
続いて、本実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。図16は、本発明の第3の実施形態の動作を表したシーケンス図である。
一定時刻、一定時間間隔、所定の条件成立等のタイミングで、データ変更処理が開始されると、データ配置変更装置60は、制御装置20の履歴記憶部28に保持されている履歴情報を取得する(図16のS301、S302)。
データ配置変更装置60が取得する履歴情報には、オブジェクトの識別子、端末、実際にアクセスしたストレージの情報が含まれる。この履歴から、オブジェクトへのアクセスの時間的ローカリティ(局所性)がある端末を判別することができる。オブジェクトへのアクセスの時間的ローカリティがある端末とは、例えば、特定のオブジェクトへのアクセス頻度が所定の閾値よりも高い端末等である。
次に、データ配置変更装置60は、先のローカリティがある端末と、ストレージ管理装置50のオブジェクト配置テーブル52に保持されているストレージ一覧を参照し、ネットワーク上で端末に対して近傍なストレージ40を選択する。ここで、ネットワーク上で端末に対して近傍であるか否かは、ネットワークトポロジー及びノードの位置情報から求めたホップ数や、別途計測したレスポンスタイムなどにより決定することができる。つまり、データ配置変更装置60は、ストレージへのアクセスに要するコストに基づいて、近傍のストレージを決定する。例えば、端末からのホップ数が、経路の候補の中で最小となるストレージを、端末に対して近傍のストレージと決定してもよい。
次に、データ配置変更装置60は、選択したストレージ40に、配置見直し対象のオブジェクトのコピーを行う(図16のS303〜S306)。
次いで、データ配置変更装置60は、ストレージ管理装置50に対し、配置見直し対象のオブジェクトを格納しているストレージが増加したことを通知する(図16のS307)。
ストレージ管理装置50は、オブジェクトの配置変更通知の受信を契機として、制御装置20に対し、オブジェクトとオブジェクトを格納したストレージ群の情報を指定し、アクセス経路(パス)の再計算を依頼する(図16のS309)。
制御装置20は、オブジェクトとオブジェクトを格納したストレージ群の情報に基づいて、再度、アクセス経路(パス)の再計算を行った後、再計算後のアクセス経路(パス)を実現するフローエントリの作成、該当ノード10へのフローエントリの設定を行う(図16のS310)。
図17は、上記アクセス経路(パス)の再計算の依頼を受けた制御装置の動作を表したフローチャートである。
制御装置20は、配置が変更されたオブジェクトをアクセス先とする既存のアクセス経路(パス)の中から、任意の経路(パス)を選択し(ステップS321)、ネットワーク構成記憶部26に記憶されているネットワークトポロジーを参照して、端末30と変更後のストレージ群のネットワークロケーションを調べる(ステップS322)。
次に、制御装置20は、接続先ストレージを変更することで最適化ができるか否かを判定する(ステップS323「ストレージ変更」)。ここで、ストレージの変更をした方が良いと判定した場合(ステップS323「ストレージ変更」のYes)、制御装置20は、接続先ストレージを変更したアクセス経路(パス)を計算し(ステップS324)、このアクセス経路(パス)上のノードに設定するフローエントリを算出する(ステップS325)。最後に制御装置20は、算出したフローエントリを該当ノード10に設定する(ステップS326)。
他方、ストレージの変更は不要であると判定した場合は、ステップS320に戻り、次の見直し対象経路(パス)を選択する。
以上の処理が、配置が変更されたオブジェクトをアクセス先とする既存のアクセス経路(パス)について行われる。
以上のように、本実施形態では、端末のネットワーク位置を考慮し、最適なストレージにデータをコピーすることが可能となる。その理由は、制御装置においてデータアクセスの履歴を保持し、この履歴を元に端末30が、オブジェクトにアクセスする際のコストを考慮して、データを格納すべきストレージを決定できるためである。
なお、上記実施形態ではオブジェクトの配置変更を契機に、アクセス先のストレージの見直しを行うものとして説明したが、ストレージの障害や、負荷の変動を契機に、アクセス先のストレージの見直しを行ってもよいことはもちろんである。
上記実施形態ではオブジェクトのコピーを行うものとして説明したが、オブジェクトを移動させるようにしてもよいことはもちろんである。また、所定の契機でコピーしたオブジェクトを適宜削除する機能を持たせてもよい。
また、オブジェクトの配置を変更する場合において、データ配置変更装置60が、ファイルのメタ情報の配置ポリシ(図8参照)を参照するようにしてもよい。
例えば、ファイルaは、地域Aに格納してはならない、との配置ポリシが定められているとき、新たにオブジェクトがコピーされたストレージが、端末30から最適なネットワーク位置にあったとしても、当該ストレージが地域Aにある場合には、選択しないようにすることができる。
同様に、例えば、ファイルbはサービスdに用いられ、このサービスdは地域Cで稼動させてはならない、との配置ポリシが定められているとき、新たにオブジェクトがコピーされたストレージが、端末30から最適なネットワーク位置にあったとしても、当該ストレージが地域Cにある場合には、選択しないようにすることができる。
また、上記した第3の実施形態では、データ配置変更装置60を介して、オブジェクトのコピーを行うものとして説明したが、図18に示すように、ストレージ間で直接データをコピーする構成も採用可能である。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、上記した実施形態では、オブジェクトベースストレージに適用したものとして説明したが、転送ノードと制御装置(コントローラ)を持つネットワークを経由してアクセス可能なその他の並列ファイルシステム等全般に適用することが可能である。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は、上記したストレージシステムのほか、前述したように、各種の情報システムにも適用することが可能である。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
最後に、本発明の好ましい形態を要約する。
[第1の形態]
(上記第1の視点による通信システム参照)
[第2の形態]
第1の形態において、
前記制御装置は、
所定のノードから前記設定要求を受信した場合に、前記所定のノードに対応する前記位置情報から前記端末の位置を識別し、該端末の位置を用いてパケットの転送経路を制御する通信システム。
[第3の形態]
第1又は第2の形態において、
前記制御装置は,
前記複数のノードのそれぞれの位置情報に基づいて定められた、前記パケットの転送経路に関する制約条件を示すポリシ情報を参照し、
前記端末の位置及び前記ポリシ情報に基づいて、パケットの転送経路を制御する通信システム。
[第4の形態]
第1から第3いずれか一の形態において、
前記制御装置は、
前記端末が接続する候補の複数のサーバ装置から、前記複数のサーバ装置の各々の位置と前記端末の位置とに基づいて接続するサーバ装置を決定し、前記端末と前記決定されたサーバ装置との間のパケットの転送経路を制御する通信システム。
[第5の形態]
第4の形態において、
前記制御装置は、
前記端末と前記複数のサーバ装置の各々との間のアクセスに要するコストに基づいて、前記端末が接続するサーバ装置を決定する通信システム。
[第6の形態]
第4又は第5の形態において、
前記制御装置は、
前記端末が接続する候補の複数のサーバ装置が変更され、又は、前記端末の位置が変化した際に,前記端末が接続するサーバ装置を再決定し,前記端末から前記再決定したサーバ装置までの経路を制御する通信システム。
[第7の形態]
第1から第3いずれか一の形態において、
さらに、複数のストレージを含み、
前記制御装置は、
前記複数のストレージに格納されているデータを管理するマップ情報を記憶する手段と、
前記マップ情報及び前記端末の位置に基づいて、前記端末が接続するストレージを決定する手段と、
前記端末から前記決定したストレージまでの経路を制御する手段と、
を含む通信システム。
[第8の形態]
第7の形態において、
前記制御装置は、
前記ストレージへのアクセスに関する制約条件を記憶する手段と、
前記マップ情報、前記端末の位置及び前記制約条件に基づいて、前記端末が接続するストレージを決定する手段と、
前記端末から前記決定したストレージまでの経路を制御する手段と、
を含む通信システム。
[第9の形態]
第7又は第8の形態において、
さらに、前記端末による所定のデータへのアクセス状況に基づいて、該所定のデータを格納するストレージを変更するデータ配置変更装置を含む通信システム。
[第10の形態]
第7又は第8の形態において、
前記端末による所定のデータへのアクセス状況に基づいて、前記所定のデータを新たに格納するストレージを決定し、前記決定したストレージに前記所定のデータを複製するデータ配置変更装置を含む通信システム。
[第11の形態]
第9又は第10の形態において、
前記データ配置変更装置は、
前記端末と前記複数のストレージの各々との間のアクセスに要するコストに基づいて、ストレージを選択する通信システム。
[第12の形態]
(上記第2の視点による制御装置参照)
[第13の形態]
第12の形態において、
所定のノードから前記設定要求を受信した場合に、前記所定のノードに対応する前記位置情報から前記端末の位置を識別し、該端末の位置を用いてパケットの転送経路を制御する制御装置。
[第14の形態]
第12又は第13の形態において、
前記複数のノードのそれぞれの位置情報に基づいて定められた、前記パケットの転送経路に関する制約条件を示すポリシ情報を参照し、
前記端末の位置及び前記ポリシ情報に基づいて、パケットの転送経路を制御する制御装置。
[第15の形態]
第12から第14いずれか一の形態において、
前記端末が接続する候補の複数のサーバ装置から、前記複数のサーバ装置の各々の位置と前記端末の位置とに基づいて接続するサーバ装置を決定し、前記端末と前記決定されたサーバ装置との間のパケットの転送経路を制御する制御装置。
[第16の形態]
第15の形態において、
前記端末と前記複数のサーバ装置の各々との間のアクセスに要するコストに基づいて、前記端末が接続するサーバ装置を決定する制御装置。
[第17の形態]
第15又は第16の形態において、
前記端末が接続する候補の複数のサーバ装置が変更され、又は、前記端末の位置が変化した際に、前記端末が接続するサーバ装置を再決定し、前記端末から前記再決定したサーバ装置までの経路を制御する制御装置。
[第18の形態]
第12から第14いずれか一の形態において、
さらに、
複数のストレージに格納されているデータを管理するマップ情報を記憶する手段と、
前記マップ情報及び前記端末の位置に基づいて,前記端末が接続するストレージを決定する手段と、
前記端末から前記決定したストレージまでの経路を制御する手段と、
を含む制御装置。
[第19の形態]
第18の形態において、
前記ストレージへのアクセスに関する制約条件を記憶する手段と、
前記マップ情報、前記端末の位置及び前記制約条件に基づいて、前記端末が接続するストレージを決定する手段と、
前記端末から前記決定したストレージまでの経路を制御する手段と、
を含む制御装置。
[第20の形態]
第18又は第19の形態において、
前記端末による所定のデータへのアクセス状況に基づいて、該所定のデータを格納するストレージを変更するデータ配置変更手段を含む制御装置。
[第21の形態]
第18又は第19の形態において、
前記端末による所定のデータへのアクセス状況に基づいて、前記所定のデータを新たに格納するストレージを決定し、前記決定したストレージに前記所定のデータを複製するデータ配置変更手段を含む制御装置。
[第22の形態]
第20又は第21の形態において、
前記データ配置変更手段は、
前記端末と前記複数のストレージの各々との間のアクセスに要するコストに基づいて、ストレージを選択する制御装置。
[第23の形態]
(上記第3の視点による通信方法参照)
[第24の形態]
(上記第4の視点によるプログラム参照)
10、10A〜10D ノード
11 パケット処理部
12 フローエントリ記憶部
20 制御装置
21 ノード位置情報記録部
22 パス決定部
23 パス設定部
24 通信部
25 マップ情報記録部
26 ネットワーク構成記憶部
27 接続先決定部
28 履歴記憶部
30 端末
40 ストレージ
40B〜40D サービス提供装置
50 ストレージ管理装置
51 ファイルメタ情報管理部
52 オブジェクト配置管理テーブル
60 データ配置変更装置
61 配置計画部
62 データ移動部
100 ネットワーク

Claims (18)

  1. 端末が送信したパケットを転送する複数のノードと、
    パケットの転送経路の設定要求を前記複数のノードの少なくとも1つから受信したことに応じて、パケットの転送経路を制御する制御装置とを含み、
    前記制御装置は、
    前記端末と接続しているノードの位置情報から識別した当該端末の位置に基づいて、パケットの転送経路を制御する
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記制御装置は,
    前記複数のノードのそれぞれの位置情報に基づいて定められた、前記パケットの転送経路に関する制約条件を示すポリシ情報を参照し、前記端末の位置及び前記ポリシ情報に基づいて、パケットの転送経路を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記端末の接続先の候補である複数のサーバ装置のうち、前記複数のサーバ装置の各々の位置情報と前記端末の位置とに基づいて、当該端末が接続するサーバ装置を決定し、前記端末と前記決定したサーバ装置との間のパケットの転送経路を制御すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記制御装置は、
    前記複数のサーバ装置の各々のアクセスに関する制約条件に基づいて、前記端末が接続するサーバ装置を決定すること
    を特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記制御装置は、
    前記端末と前記複数のサーバ装置の各々との間のアクセスに要するコストに基づいて、前記端末が接続するサーバ装置を決定すること
    を特徴とする請求項3又は4に記載の通信システム。
  6. 前記制御装置は、
    前記端末による所定のデータへのアクセス状況に基づいて、当該所定のデータを格納するサーバ装置を決定し、前記端末と前記決定したサーバ装置との間のパケットの転送経路を制御すること
    を特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の通信システム。
  7. 前記制御装置は、
    前記端末の位置が変化したことに応じて、前記端末が接続するサーバ装置を再決定し、当該端末と当該再決定したサーバ装置との間のパケットの転送経路を制御すること
    を特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の通信システム。
  8. 端末が送信したパケットを転送する複数のノードの少なくとも1つから、パケットの転送経路の設定要求を受信する第1の手段と、
    前記設定要求を受信したことに応じて、パケットの転送経路を制御する第2の手段とを含み、
    前記第2の手段は、
    前記端末と接続しているノードの位置情報から識別した当該端末の位置に基づいて、パケットの転送経路を制御すること
    を特徴とする制御装置。
  9. 前記第2の手段は、
    前記複数のノードのそれぞれの位置情報に基づいて定められた、前記パケットの転送経路に関する制約条件を示すポリシ情報を参照し、前記端末の位置及び前記ポリシ情報に基づいて、パケットの転送経路を制御すること
    を特徴とする請求項8に記載の制御装置。
  10. 前記第2の手段は、
    前記端末の接続先の候補である複数のサーバ装置のうち、前記複数のサーバ装置の各々の位置情報と前記端末の位置とに基づいて、当該端末が接続するサーバ装置を決定し、前記端末と前記決定したサーバ装置との間のパケットの転送経路を制御すること
    を特徴とする請求項8又は9に記載の制御装置。
  11. 前記第2の手段は、
    前記複数のサーバ装置の各々のアクセスに関する制約条件に基づいて、前記端末が接続するサーバ装置を決定すること
    を特徴とする請求項10に記載の制御装置。
  12. 前記第2の手段は、
    前記端末と前記複数のサーバ装置の各々との間のアクセスに要するコストに基づいて、前記端末が接続するサーバ装置を決定すること
    を特徴とする請求項10又は11に記載の制御装置。
  13. 前記第2の手段は、
    前記端末による所定のデータへのアクセス状況に基づいて、当該所定のデータを格納するサーバ装置を決定し、前記端末と前記決定したサーバ装置との間のパケットの転送経路を制御すること
    を特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の制御装置。
  14. 前記第2の手段は、
    前記端末の位置が変化したことに応じて、前記端末が接続するサーバ装置を再決定し、当該端末と当該再決定したサーバ装置との間のパケットの転送経路を制御すること
    を特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の制御装置。
  15. 端末が送信したパケットを転送する複数のノードの少なくとも1つから、パケットの転送経路の設定要求を受信するステップと、
    前記設定要求を受信したことに応じて、前記端末と接続しているノードの位置情報から識別した当該端末の位置に基づいて、パケットの転送経路を制御するステップとを含む
    ことを特徴とする通信方法。
  16. 前記複数のノードのそれぞれの位置情報に基づいて定められた、前記パケットの転送経路に関する制約条件を示すポリシ情報を参照し、前記端末の位置及び前記ポリシ情報に基づいて、パケットの転送経路を制御するステップを含む
    ことを特徴とする請求項15に記載の通信方法。
  17. 前記端末の接続先の候補である複数のサーバ装置のうち、前記複数のサーバ装置の各々の位置情報と前記端末の位置とに基づいて、当該端末が接続するサーバ装置を決定し、前記端末と前記決定したサーバ装置との間のパケットの転送経路を制御するステップを含む
    ことを特徴とする請求項15又は16に記載の通信方法。
  18. 端末が送信したパケットを転送する複数のノードの少なくとも1つから、パケットの転送経路の設定要求を受信する工程と、
    前記設定要求を受信したことに応じて、前記端末と接続しているノードの位置情報から識別した当該端末の位置に基づいて、パケットの転送経路を制御する工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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