JP2016001112A - 高分解能化機構 - Google Patents

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世傑 徐
矢野 健
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Abstract

【課題】 位置決めステージ等において微小な変位を与える際に、簡易な構造で分解能を向上させることができる高分解能化機構を提供する。
【解決手段】 変位入力部20と、変位出力部21と、を有し、変位入力部20に与えられる直線状の入力変位100をてこ機構11及び板バネ機構12によって一定の比率で縮小して変位出力部21に直線状の発生変位200を生じさせ、入力変位100を測定する測定器具の分解能を向上させる高分解能化機構10とし、変位入力部20に与えられる入力変位100の方向と、変位出力部21に発生する発生変位200の方向とが異なることにしてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、位置決めステージ等における変位制御において、分解能を向上することができる高分解能化機構に関するものである。
精密加工を行うような場合においては、加工機器等の微小な変位を制御しなければならないため、位置決めステージ等が用いられる。
特許文献1に記載された位置決めステージでは、歪みゲージを用いた変位センサと、積層型圧電素子とが用いられている。そして、変位センサが所望する変位量を示すように積層型圧電素子に駆動信号を送り、変位量を制御する構成となっている。
このような位置決めステージは、位置決め精度や分解能が高く性能が良いのだが、電圧等を利用するため、装置が複雑になる。
特開2003−139504号公報
このような実情に鑑み、本発明では、位置決めステージ等において微小な変位を与える際に、簡易な構造で分解能を向上させることができる高分解能化機構を提供することを目的とする。
本発明の高分解能化機構は、変位入力部と、変位出力部と、を有し、変位入力部に与えられる直線状の入力変位をてこ機構及び板バネ機構によって一定の比率で縮小して変位出力部に直線状の発生変位を生じさせ、入力変位を測定する測定器具の分解能を向上させるものである。
また、その高分解能化機構が、変位入力部に接続する板バネと、その板バネに接続するてこ機構を構成する剛なアームと、そのアームに接続する第1及び第2のヒンジ部と、その第1のヒンジ部に接続する固定部と、を有し、第2のヒンジ部は変位出力部に接続し、固定部は台座等に固定され、板バネとアームと第1及び第2のヒンジ部とは、入力変位と発生変位とを含む仮想面を中心に対称にそれぞれ2カ所設けられていることにするとよい。
また、高分解能化機構が、変位入力部に接続する第1の板バネと、その第1の板バネに接続するてこ機構を構成する剛なアームと、そのアームに接続するヒンジ部及び第2の板バネと、そのヒンジ部に接続する固定部と、を有し、第2の板バネは変位出力部に接続し、固定部は台座等に固定され、第1及び第2の板バネとアームとヒンジ部とは、入力変位と発生変位とを含む仮想面を中心に対称にそれぞれ2カ所設けられていることにしてもよい。
さらに、変位入力部に与えられる入力変位の方向と、変位出力部に発生する発生変位の方向とが異なることにしてもよい。
本発明の高分解能化機構を用いれば、微小変位を与える際の分解能を簡単かつ容易に向上させることができるという効果を奏する。また、入力変位と発生変位の方向を異なる方向にして、設置スペースを有効に使うことを可能とする。
本発明の高分解能化機構の平面図である。 補助バネを備えた高分解能化機構の平面図である。 入力変位と発生変位の方向が異なる高分解能化機構を示す斜視図である。 高分解能化機構の他の実施例を示す平面図である。 高分解能化機構の使用例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の高分解能化機構の平面図である。この高分解能化機構10は、変位入力部20と、変位出力部21と、を有し、変位入力部20に与えられる直線状の入力変位100をてこ機構11及び板バネ機構12によって一定の比率で縮小して変位出力部21に直線状の発生変位200として生じさせる。つまり、入力変位100を測定する測定器具の値に高分解能化機構10の縮小率を掛けたものが発生変位200となるので、結果として、測定器具の分解能も縮小率を掛けたものへ向上することになるものである。このような高分解能化機構10は、主に位置決めステージ等に取付けて使用するものとする。
図1に示した高分解能化機構10の具体的な構成は、変位入力部20に接続する板バネ34と、板バネ34に接続する剛なアーム33と、アーム33に接続する第1及び第2のヒンジ部31,32と、第1のヒンジ部31に接続する固定部22と、を有する。そして、第2のヒンジ部32は変位出力部21に接続し、固定部22は台座やステージ等に固定される。また、板バネ34とアーム33と第1及び第2のヒンジ部31,32とは、入力変位100と発生変位200とを含む仮想面を中心として対称にそれぞれ2カ所設けられている。なお、入力変位100と発生変位200とを含む仮想面というのは、入力変位100と発生変位200とは、ある長さを持ったベクトルなので、これらのベクトルを含む仮想面という意味である。また、ヒンジ部31,32は、ヒンジとして作用する部材なので、このヒンジ部31,32に接続する部材同士は相対的に回転自在と考えるものとする。
板バネ34は、弾性を有する板材であって、座屈しないものである。そして、本発明に係る高分解能化機構10においては、板バネ34とアーム33との2カ所の接続位置を繋いだ仮想線と板バネ34との間の角度が45度よりも小さくすることで、入力変位100よりも小さい変位を板バネ34端部に発生させることができる。
直線状の入力変位100の方向としては、実線の矢印方向と点線の矢印方向とがあるが、ここでは、実線の矢印方向に入力変位100を入力した場合の高分解能化機構10の動きについて説明する。なお、点線の矢印方向に入力変位100を入力した場合は、以下の説明の逆方向にアーム33等が動くと考えればよい。
変位入力部20に入力変位100を与えると、板バネ34を通じてアーム33が実線の矢印方向に動く。そして、両方のアーム33,33が矢印方向に動くと、両方の第2のヒンジ部32,32に対し、図の上方向に力が作用する。ここで、第1のヒンジ部31は固定部22に接続していることから、結局、第1のヒンジ部31を中心に第2のヒンジ部32が図の斜め上方向に引き上げられ、それに伴い、変位出力部21が図の上方向に発生変位200だけ直線状に動くことになる。
そうすると、板バネ34による板バネ機構12の作用と、アーム33及び第1、第2のヒンジ部(31,32)のてこ機構11により、2段階に入力変位100が縮小されて発生変位200となる。なお、縮小率としては、数10分の1にすることができる。また、この高分解能化機構10においては、入力変位100の方向と、発生変位200の方向とが、反対方向になるという特徴がある。
ここで、てこ機構11だけでは、回転運動にしかならないが、板バネ34を用いることと、てこ機構11を並列に使用することで、本発明の高分解能化機構10では、入力変位100と発生変位200とは、どちらも直線状の変位にすることができる。なお、図示しないが、変位出力部21が安定して直線運動できるように、両側からバネ等で押さえておくとよい。
また、固定部22と変位出力部21を逆にすることも可能である。つまり、固定部22をフリーにして、変位出力部21を台座等に固定する。その場合は、第2のヒンジ部32を中心に第1のヒンジ部32が図の下方向に動くことになるので、図の固定部22が図の下方向に発生変位200を生じることになる。なお、この場合は、入力変位100の方向と、発生変位200の方向とが、同じ方向になる。
図2は、補助バネを備えた高分解能化機構の平面図である。基本的な構成は図1の高分解能化機構10と同じであるが、2つのアーム33,33の間に補助バネ40を備えることで、入力変位100によって生じるアーム33の動きに対して、復元力をアーム33に付与することができる。つまり、補助バネ40は、入力変位100を元の位置に戻す方向に力を付与するので、入力変位100が与えられたときに、高分解能化機構10を滑らかに動かすことを可能とする。
図3は入力変位と発生変位の方向が異なる高分解能化機構を示す斜視図である。基本的な構成は図1や図2に示した高分解能化機構10と同じであるが、ここでは、バネ機構12をてこ機構11が作用する面外方向に設けることで、入力変位100の方向と発生変位200の方向とを異なる方向にすることを実現している。このように、入力変位100と発生変位200の方向が異なることで、設置スペースの広さや形状に応じた使い分けをすることができ、スペースの有効利用を可能とする。
図4は、高分解能化機構の他の実施例を示す平面図である。ここでは、変位入力部20と変位出力部21とは、いずれも板バネ34,35に接続する構成としている。
変位入力部20に接続する板バネを第1の板バネ34とし、変位出御区部21に接続する板バネを第2の板バネ35とする。そうして、第1の板バネ34と第2の板バネ35とは、てこ機構11を構成するアーム33の両端にそれぞれ接続する。アーム33は、固定部22とヒンジ部31を介して接続し、このヒンジ部31を支点として回動可能である。そして、第1の板バネ34、アーム33、第2の板バネ及びヒンジ部31は、入力変位100と発生変位200とを含む仮想面を中心に対称にそれぞれ2カ所設けられた構成になっている。
第1の板バネ34とアーム33との接続位置を繋いだ仮想線と第1の板バネ34との間の角度は45度以下とし、第2の板バネ35とアーム33との接続位置を繋いだ仮想線と第2の板バネ35との間の角度は45度以上とする必要がある。そうすることにより、直線状の入力変位100は縮小されて直線状の発生変位200に変換される。なお、図4に示した実施例では、てこ機構11と二つの板バネ機構12を使うので、3段階に縮小機構が働くことになる。
図5は、高分解能化機構の使用例を示す図である。ここでは、工作物80に切削加工を行う場合を例示している。
高分解能化機構10は、固定部22で位置決めステージ50に固定されている。そして、変位出力部21に切削具70を取付け、回転している工作物80に切削具70の切刃を当接させて切削加工するものである。
ここで、変位入力部20には、入力変位100を測定するための測定器具としてマイクロメータ60を取付けている。マイクロメータ60の分解能は、現在では0.5μm程度のものもあるが、仮に、高分解能化機構10の縮小率が30分の1だとすると、分解能は0.0167μmに向上させることができる。これによって、より精密な加工を行うことができる。
このように高分解能化機構10を設けた位置決めステージ50を使用する場合は、切削具70を大きく動かすときには位置決めステージ50を使って動かし、精密な位置調整を行うときには高分解能化機構10を利用すれば、効率よく位置決めを行うことができる。また、以上に挙げた高分解能化機構10は、圧電素子や歪みゲージを用いていないので、構造が複雑ではなく、容易に使用することができる。
10 高分解能化機構
11 てこ機構
12 板バネ機構
20 変位入力部
21 変位出力部
22 固定部
31 (第1の)ヒンジ部
32 (第2の)ヒンジ部
33 アーム
34 (第1の)板バネ
35 (第2の)板バネ
40 補助バネ
50 位置決めステージ
60 マイクロメータ
70 切削具
80 工作物
100 入力変位
200 発生変位

Claims (4)

  1. 変位入力部と、変位出力部と、を有し、
    前記変位入力部に与えられる直線状の入力変位をてこ機構及び板バネ機構によって一定の比率で縮小して前記変位出力部に直線状の発生変位を生じさせ、入力変位を測定する測定器具の分解能を向上させることを特徴とする高分解能化機構。
  2. 前記高分解能化機構が、
    前記変位入力部に接続する板バネと、
    前記板バネに接続するてこ機構を構成する剛なアームと、
    前記アームに接続する第1及び第2のヒンジ部と、
    前記第1のヒンジ部に接続する固定部と、を有し、
    前記第2のヒンジ部は前記変位出力部に接続し、前記固定部は台座等に固定され、前記板バネと前記アームと前記第1及び第2のヒンジ部とは、入力変位と発生変位とを含む仮想面を中心に対称にそれぞれ2カ所設けられていることを特徴とする請求項1に記載の高分解能化機構。
  3. 前記高分解能化機構が、
    前記変位入力部に接続する第1の板バネと、
    前記第1の板バネに接続するてこ機構を構成する剛なアームと、
    前記アームに接続するヒンジ部及び第2の板バネと、
    前記ヒンジ部に接続する固定部と、を有し、
    前記第2の板バネは前記変位出力部に接続し、前記固定部は台座等に固定され、前記第1及び第2の板バネと前記アームと前記ヒンジ部とは、入力変位と発生変位とを含む仮想面を中心に対称にそれぞれ2カ所設けられていることを特徴とする請求項1に記載の高分解能化機構。
  4. 前記変位入力部に与えられる入力変位の方向と、前記変位出力部に発生する発生変位の方向とが異なることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の高分解能化機構。
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