JP2016001043A - 配管防護装置および配管防護方法ならびに原子力設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】配管の周りへの流体の噴出を抑制すること。【解決手段】流体が流通される配管10の所定部位の外周を覆う外筒2と、外筒2の一方の端部に固定されて外筒2の周方向に連続しつつ外筒2の径方向内側に延在する第一側蓋部材3と、外筒2の他方の端部に固定されて外筒2の周方向に連続しつつ外筒2の径方向外側に延在する第二側蓋部材4と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば高温・高圧の流体を通過させる配管に破断が生じた場合に、配管の周りへの流体の噴出を抑制する配管防護装置、および配管防護方法、ならびに前記配管防護装置が適用される原子力設備に関する。
従来、例えば、特許文献1に記載の配管防護装置(配管ホイップおよびジェット力防止装置)は、配管の外側に適合し得る形状を持つ複数のクランプ配管部材を有し、複数のクランプ配管部材を配管の外側に接触した状態で配設し、かつ複数のクランプ配管部材がクランプ配管を構成し配管を密接して抱え挟むように締め付けるようにしている。また、特許文献1に記載の配管防護装置は、配管の外側に係止部材が固着突出されており、かつ少なくとも1つのクランプ配管部材に、肉厚方向に貫通する貫通孔が形成され、貫通孔に係止部材を嵌入することによって、クランプ配管から配管が抜け出るのを防止するように構成されている。
特開昭55−97594号公報
上述した特許文献1に記載の配管防護装置は、配管の係止部材に、クランプ配管をなすクランプ配管部材の貫通孔を嵌入しているだけであり、配管が破断した場合、貫通孔からクランプ配管の外部に高温・高圧の流体が噴出することになる。このように、特許文献1に記載の配管防護装置は、流体の噴出を抑制することが困難であり、この結果、噴出した流体が配管周囲の構造物を破損させる影響や、流体の蒸気により配管周囲の機器類(電気機器など)に故障を生じさせる影響を与えるため、当該構造物や機器類を保護することが困難となる。
本発明は上述した課題を解決するものであり、配管の周りへの流体の噴出を抑制することのできる配管防護装置および配管防護方法ならびに原子力設備を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の配管防護装置は、流体が流通される配管の外周を覆う外筒と、前記外筒の一方の端部に固定されて前記外筒の周方向に連続しつつ前記外筒の径方向内側に延在する第一側蓋部材と、前記外筒の他方の端部に固定されて前記外筒の周方向に連続しつつ前記外筒の径方向外側に延在する第二側蓋部材と、を備えることを特徴とする。
この配管防護装置によれば、例えば、壁面などを配管が貫通している狭隘な場所において、配管の外周を覆う外筒の一方の端部に外筒の径方向内側に延在して配管と外筒との間隔を狭めるように第一側蓋部材を設け、外筒の他方の端部に外筒の径方向外側に延在して壁面との間隔を狭めるように第二側蓋部材を設ける。これにより、配管が破断した場合、外筒により配管の外周を覆っているため、配管の破断部から噴出する流体を外筒により堰き止めることから、配管の周りへの流体の噴出を抑制することができる。しかも、外筒の一端側において、第一側蓋部材が外筒と配管との間の間隔を狭め、さらに、外筒の壁面に向く他端側において、第二側蓋部材が壁面との間の間隔を狭めている。このため、配管の破断部から噴出する流体を第一側蓋部材および第二側蓋部材により堰き止めることから、配管の周りへの流体の噴出を抑制することができる。この結果、配管から噴出した流体が配管の周りの構造物や機器類に影響を与える事態を防ぎ、当該構造物や機器類を保護することができる。しかも、構造物には、配管から噴出した流体を遮るジェットバリアを設置する必要がなく、構造物側に大きな荷重の作用をなくすことができる。さらに、配管の周りへの流体の噴出を抑制することで、配管と安全上重要な設備とを物理的に分離するための区画化の必要がなく、設備の建屋形状に影響を及ぼす事態を防ぐことができる。
また、本発明の配管防護装置では、流体が流通される配管における壁面を貫通した部位の外周を覆う外筒と、前記外筒の前記壁面に相反する側の端部に固定されて前記外筒の周方向に連続しつつ前記外筒の径方向内側に延在して設けられる第一側蓋部材と、前記外筒の前記壁面に向く側の端部に固定されて前記外筒の周方向に連続しつつ前記外筒の径方向外側に延在して設けられる第二側蓋部材と、を備えることを特徴とする。
この配管防護装置によれば、壁面を配管が貫通している狭隘な場所において、配管が破断した場合、外筒により配管の外周を覆っているため、配管の破断部から噴出する流体を外筒により堰き止めることから、配管の周りへの流体の噴出を抑制することができる。しかも、外筒の壁面に相反する側の端部において、第一側蓋部材が外筒と配管との間の間隔を狭め、さらに、外筒の壁面に向く側の端部において、第二側蓋部材が壁面との間の間隔を狭めている。このため、配管の破断部から噴出する流体を第一側蓋部材および第二側蓋部材により堰き止めることから、配管の周りへの流体の噴出を抑制することができる。この結果、配管から噴出した流体が配管の周りの構造物や機器類に影響を与える事態を防ぎ、当該構造物や機器類を保護することができる。しかも、構造物には、配管から噴出した流体を遮るジェットバリアを設置する必要がなく、構造物側に大きな荷重の作用をなくすことができる。さらに、配管の周りへの流体の噴出を抑制することで、配管と安全上重要な設備とを物理的に分離するための区画化の必要がなく、設備の建屋形状に影響を及ぼす事態を防ぐことができる。
また、本発明の配管防護装置では、前記外筒は、各前記端部が近接または離隔可能に分割して設けられることを特徴とする。
この配管防護装置によれば、第一側蓋部材における配管の外周面に対する隙間の設定と、第二側蓋部材の壁面に対する隙間の調整とを独立して行うことができ、配管の壁面を貫通した狭隘な部分において配管への取り付けを容易に行うことができる。
上述の目的を達成するために、本発明の配管防護方法は、流体が流通される配管における壁面を貫通した部位の外周を第一外筒で覆う工程と、前記第一外筒の前記壁面に相反する側の端部に当該第一外筒の周方向に連続しつつ前記第一外筒の径方向内側に延在して設けられる第一側蓋部材を固定する工程と、前記配管の延在方向に前記第一外筒と相対的に移動可能に設けられた第二外筒により前記壁面に直近する前記配管の外周を覆う工程と、前記第二外筒の前記壁面に向く側の端部に当該第二外筒の周方向に連続しつつ前記第二外筒の径方向外側に延在して設けられる第二側蓋部材を固定する工程と、前記第一外筒を前記配管側に固定した後、前記第二外筒を前記第一外筒に対して移動させて前記第二側蓋部材の前記壁面に対する隙間を調整し、前記第二外筒を前記配管側および前記第一外筒に固定する工程と、を含むことを特徴とする。
この配管防護方法によれば、第一側蓋部材における配管の外周面に対する隙間の設定と、第二側蓋部材の壁面に対する隙間の調整とを独立して行うことから、配管の壁面を貫通した部分において配管への取り付けを容易に行うことができる。
上述の目的を達成するために、本発明の原子力設備は、原子炉で生成された熱により高温・高圧の流体を発生させて配管で送り、当該流体を利用する原子力設備であって、前記配管に、上述したいずれか一つの配管防護装置が適用されることを特徴とする。
この原子力設備によれば、配管防護装置により、配管から噴出した流体が配管の周りの設備内構造物や機器類に影響を与える事態を防ぎ、当該構造物や機器類を保護することができる。このため、設備内構造物には、配管から噴出した流体を遮るジェットバリアを設置する必要がなく、構造物側に大きな荷重の作用をなくすことができる。さらに、配管の周りへの流体の噴出を抑制することで、配管と安全上重要な設備とを物理的に分離するための区画化の必要がなく、設備の建屋形状に影響を及ぼす事態を防ぐことができる。
本発明によれば、配管の周りへの流体の噴出を抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る原子力設備の一例を示す概略構成図である。 図2は、本発明の実施形態1に係る配管防護装置の斜視図である。 図3は、本発明の実施形態1に係る配管防護装置の配管延在方向の平断面図である。 図4は、本発明の実施形態1に係る配管防護装置の配管延在方向の側断面図である。 図5は、本発明の実施形態1に係る配管防護装置の配管径方向の断面図である。 図6は、本発明の実施形態2に係る配管防護装置の配管延在方向の側断面図である。 図7は、本発明の実施形態2に係る配管防護方法の工程図である。 図8は、本発明の実施形態2に係る配管防護方法の工程図である。 図9は、本発明の実施形態2に係る配管防護方法の工程図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る原子力設備の一例を示す概略構成図である。図1に示す原子力設備は、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)である。この原子力設備は、原子炉格納容器100内において、原子炉圧力容器101、加圧器102、蒸気発生器103および一次冷却水ポンプ104が、一次冷却水管105により順次接続されて、流体である一次冷却水の循環経路が構成されている。
原子炉圧力容器101は、内部に炉心である複数の燃料集合体101aを密閉状態で格納するもので、燃料集合体101aが挿抜できるように、容器本体101bとその上部に装着される容器蓋101cとにより構成されている。容器蓋101cは、容器本体101bに対して開閉可能に設けられている。容器本体101bは、上方が開口し、下方が半球形状とされて閉塞された円筒形状をなし、上部に、一次冷却水としての軽水を給排する入口側管台101dおよび出口側管台101eが設けられている。出口側管台101eは、蒸気発生器103の入口側水室103aに連通するように一次冷却水管105が接続されている。また、入口側管台101dは、蒸気発生器103の出口側水室103bに連通するように一次冷却水管105が接続されている。
蒸気発生器103は、半球形状に形成された下部において、入口側水室103aと出口側水室103bとが仕切板103cによって区画されて設けられている。入口側水室103aおよび出口側水室103bは、その天井部に設けられた管板103dによって蒸気発生器103の上部側と区画されている。蒸気発生器103の上部側には、逆U字形状の伝熱管103eが設けられている。伝熱管103eは、入口側水室103aと出口側水室103bとを繋ぐように各端部が管板103dに支持されている。そして、入口側水室103aは、入口側の一次冷却水管105が接続され、出口側水室103bは、出口側の一次冷却水管105が接続されている。また、蒸気発生器103は、管板103dによって区画された上部側の上端に、出口側の二次冷却水管106aが接続され、上部側の側部に、入口側の二次冷却水管106bが接続されている。
また、原子力設備は、蒸気発生器103が、原子炉格納容器100外で二次冷却水管106a,106bを介して蒸気タービン107に接続されて、流体である二次冷却水の循環経路が構成されている。
蒸気タービン107は、高圧タービン108および低圧タービン109を有すると共に、発電機110が接続されている。また、高圧タービン108および低圧タービン109は、湿分分離加熱器111が、二次冷却水管106aから分岐して接続されている。二次冷却水管106aは、蒸気発生器103から高圧タービン108および低圧タービン109に至る途中に蒸気隔離弁(開閉弁)119が設けられている。蒸気隔離弁119は、非常時などに閉塞されて蒸気発生器103から高圧タービン108および低圧タービン109に至る蒸気が隔離される。また、低圧タービン109は、復水器112に接続されている。この復水器112は、二次冷却水管106bに接続されている。二次冷却水管106bは、上述したように蒸気発生器103に接続され、復水器112から蒸気発生器103に至り、復水ポンプ113、低圧給水加熱器114、脱気器115、主給水ポンプ116、高圧給水加熱器117および主給水弁(開閉弁)118が設けられている。
従って、原子力設備では、一次冷却水が原子炉圧力容器101にて加熱されて高温・高圧となり、加圧器102にて加圧されて圧力を一定に維持されつつ、一次冷却水管105を介して蒸気発生器103に供給される。蒸気発生器103では、一次冷却水と二次冷却水との熱交換が行われることにより、二次冷却水が蒸発して蒸気となる。熱交換後の冷却した一次冷却水は、一次冷却水管105を介して一次冷却水ポンプ104側に回収され、原子炉圧力容器101に戻される。一方、熱交換により蒸気となった二次冷却水は、蒸気タービン107に供給される。蒸気タービン107に係り、湿分分離加熱器111は、高圧タービン108からの排気から湿分を除去し、さらに加熱して過熱状態とした後に低圧タービン109に送る。蒸気タービン107は、二次冷却水の蒸気により駆動され、その動力が発電機110に伝達されて発電される。タービンの駆動に供された蒸気は、復水器112に排出される。復水器112は、取水管112aを介してポンプ112bにより取水した冷却水(例えば、海水)と、低圧タービン109から排出された蒸気とを熱交換し、当該蒸気を凝縮させて低圧の飽和液に戻す。熱交換に用いられた冷却水は、排水管112cから排出される。また、凝縮された飽和液は、二次冷却水となり、復水ポンプ113によって二次冷却水管106bを介して復水器112の外部に送り出される。さらに、二次冷却水管106bを経る二次冷却水は、低圧給水加熱器114で、例えば、低圧タービン109から抽気した低圧蒸気により加熱され、脱気器115で溶存酸素や不凝結ガス(アンモニアガス)などの不純物が除去された後、主給水ポンプ116により送水され、高圧給水加熱器117で、例えば、高圧タービン108から抽気した高圧蒸気により加熱された後、蒸気発生器103に戻される。ここで、二次冷却水を蒸気発生器103に給水する系統を主給水系という。主給水系は、蒸気発生器103の二次冷却水の水位を維持するため、主給水ポンプ116や主給水弁118などが制御される。
[実施形態1]
図2は、本実施形態に係る配管防護装置の斜視図であり、図3は、本実施形態に係る配管防護装置の配管延在方向の平断面図であり、図4は、本実施形態に係る配管防護装置の配管延在方向の側断面図であり、図5は、本実施形態に係る配管防護装置の配管径方向の断面図(図4におけるA−A位置断面図)である。
本実施形態の配管防護装置1は、上述したような原子力設備に適用される。例えば、配管防護装置1は、原子力設備において、流体である二次冷却水が流通される配管としての二次冷却水管106a,106bに配置される。具体的に、二次冷却水管106aにおいて、配管防護装置1は、原子炉格納容器100の隔壁100aの外側に引き出された直後の部分、または機器(蒸気発生器103,高圧タービン108,低圧タービン109,湿分分離加熱器111,蒸気隔離弁119)との溶接接続部分に配置される。また、二次冷却水管106bにおいて、配管防護装置1は、原子炉格納容器100の隔壁100aの外側に引き出された直後の部分、または機器(蒸気発生器103,復水器112,復水ポンプ113,低圧給水加熱器114,脱気器115,主給水ポンプ116,高圧給水加熱器117,主給水弁118)との溶接接続部分に配置される。なお、配管防護装置1は、原子力設備において、流体である一次冷却水が流通される配管としての一次冷却水管105における各溶接接続部分に配置されてもよい。また、本実施形態に係る配管防護装置1は、原子力設備に限らず、高温・高圧の流体が流通される配管に適用されるものである。また、流体とは、高温水などの液体や、蒸気などの気体を含む。
図3および図4に示すように、本実施形態の配管防護装置1は、特に、上述した二次冷却水管106a,106bや一次冷却水管105などのように流体が流通される配管10が、壁面11を貫通した部分に適用される。
配管10は、例えば、上述した原子力設備の壁を通して設けられ、この壁の壁面11を貫通して配置されている。また、配管10は、壁面11を貫通した部分が固定部材12により固定されている。固定部材12は、支持柱12Aと、接続部12Bとを有する。支持柱12Aは、その基端が設備内の剛性を有する固定部(図示せず)に固定される。接続部12Bは、支持柱12Aと配管10とを接続するもので、配管10の下部の形状に沿って形成されており、筒の一部をなすように湾曲した形状の部材である。接続部12Bは、その湾曲した内面が配管10の外面形状に沿って形成され、配管10に対して、その外縁が溶接により接合される。なお、接続部12Bは、その湾曲した内面が配管10の外面形状に沿って形成され、配管10が通される壁の通穴に一部が挿入される場合がある。また、接続部12Bは、その湾曲した内面に支持柱12Aの先端が溶接により接合される。これにより、固定部材12は、支持柱12Aと接続部12Bとにより、配管10を図示しない固定部に接続して固定する。なお、固定部材12の支持柱12Aは、角柱形状として図示しているが、円柱形状や、その他の多角柱形状であってもよい。
このような配管10に設けられる配管防護装置1は、図2〜図5に示すように、外筒2と、第一側蓋部材3と、第二側蓋部材4と、を含み構成されている。
外筒2は、図2に示すように、配管10の外周を覆うもので、配管10の延在方向に沿って筒状に形成され、かつ配管10への取り付けのために配管10の径方向で複数(図では2つ)の分割外筒2aに分割して形成されている。外筒2は、各分割外筒2aで配管10の外周を覆うように配置し、各分割外筒2aを突き合わせた部分を溶接することにより配管10に取り付けられる。この外筒2は、剛性を維持することのできる、例えば、炭素鋼により形成されている。なお、図3〜図5に示すように、配管10の外面と外筒2の内面との間に接続部12Bの板厚に等しい間隔が設けられる。
また、外筒2は、固定部材12の支持柱12Aを挿通する開口部7を有している。開口部7は、本実施形態では各分割外筒2aに分割して設けられ、かつ接続部12Bの外面の大きさよりも小さく開口して形成されている。なお、開口部7は、外筒2が水平方向に分割される場合は一つの分割外筒2aにまとめて設けられて分割されない。接続部12Bは、その湾曲した外面が、外筒2の内面形状に沿って形成されている。このため、外筒2は、開口部7に固定部材12の支持柱12Aを挿通した状態で配管10の外周を覆う。このとき、接続部12Bは、配管10と外筒2との間に介在される。そして、外筒2は、開口部7の開口縁が、接続部12Bの外面に対して溶接により接合される。このため、外筒2は、固定部材12があっても配管10の外周を囲んで設けられる。
第一側蓋部材3は、剛性を維持することのできる、例えば、炭素鋼により形成され、図3および図4に示すように、配管10の外径よりも大きく、かつ外筒2の内径よりも小さい内径を有するとともに、外筒2の外径と同等または大きい外径を有して環状に形成されている。この第一側蓋部材3は、図2に示すように、外筒2と同様に配管10への取り付けのために配管10の径方向で複数(図では2つ)の第一分割側蓋部材3aに分割して形成されている。第一側蓋部材3は、各第一分割側蓋部材3aを突き合わせた部分を溶接により接合される。このため、第一側蓋部材3は、図3および図4に示すように、各第一分割側蓋部材3aの内側端3bが外筒2の径方向内側(環状の内側)であって配管10の外周面に向くように配置される。また、第一側蓋部材3は、外筒2の一方の端部であって、壁面11に相反する側の端部に突き合わせ、この突き合わせた部分を溶接により接合される。このため、第一側蓋部材3は、外筒2の壁面11に相反する側の端部において、外筒2の径方向内側に延在し、外筒2の内面側と配管10の外面側との間の間隔を狭める。また、第一側蓋部材3は、その内側端3bが配管10の外周面に対して所定の隙間αを有して配置される。この隙間αは、配管10が破断した際の環境への噴出蒸気量を制限するとともに、外筒2および第一側蓋部材3が外筒2の径方向に熱により変形したとき、配管10との接触を防ぐためのものである。
第二側蓋部材4は、剛性を維持することのできる、例えば、炭素鋼により形成され、図3および図4に示すように、配管10の外径よりも大きく、かつ外筒2の内径と同等の内径を有するとともに、外筒2の外径よりも大きい外径を有して環状に形成されている。この第二側蓋部材4は、図2に示すように、外筒2と同様に配管10への取り付けのために配管10の径方向で複数(図では2つ)の第二分割側蓋部材4aに分割して形成されている。第二側蓋部材4は、各第二分割側蓋部材4aを突き合わせた部分をシール溶接により接合される。また、第二側蓋部材4は、図2および図4に示すように、外筒2の他方の端部であって、壁面11に向く側の端部に、外筒2の径方向外側に突出するフランジ部材5がシール溶接により固定されている。フランジ部材5は、外筒2と同様に配管10への取り付けのために配管10の径方向で複数(図では2つ)の分割フランジ部材5aに分割して形成されている。フランジ部材5は、各分割フランジ部材5aを突き合わせた部分をシール溶接により接合される。なお、フランジ部材5は、本実施形態において固定部材12を避けるように固定部材12の近傍には配置されない。そして、第二側蓋部材4は、このフランジ部材5に対して壁面11側にて突き合わされ、ボルト6により固定される。なお、ボルト6は、第二側蓋部材4を貫通しないため、壁面11に接触することがない。このため、第二側蓋部材4は、図3および図4に示すように、外筒2の径方向外側に延在し、壁面11に向く側の外面4bにより、壁面11との間で、外筒2の内面側と配管10の外面側との間の間隔、および配管10と壁の通穴との間の間隔を狭める。また、第二側蓋部材4は、壁面11に向く側の外面4bが壁面11に対して所定の隙間βを有して配置される。この隙間βは、配管10が破断した際の環境への噴出蒸気量を制限するとともに、外筒2が配管10の延在方向に熱により変形したとき、壁面11との接触を防ぐためのものである。
この配管防護装置1によれば、壁面11を配管10が貫通している狭隘な場所において、配管10が破断した場合、外筒2により配管10の外周を覆っているため、配管10の破断部から噴出する流体を外筒2により堰き止めることから、配管10の周りへの流体の噴出を抑制することができる。しかも、外筒2の壁面11に相反する側の端部において、第一側蓋部材3が外筒2の内面側と配管10の外面側との間の間隔を狭め、さらに、外筒2の壁面11に向く側の端部において、第二側蓋部材4が壁面11との間で、外筒2の内面側と配管10の外面側との間の間隔、および配管10と壁の通穴との間の間隔を狭めている。このため、配管10の破断部から噴出する流体を第一側蓋部材3および第二側蓋部材4により堰き止めることから、配管10の周りへの流体の噴出を抑制することができる。この結果、配管10から噴出した流体が配管10の周りの構造物や機器類に影響を与える事態を防ぎ、当該構造物や機器類を保護することができる。しかも、構造物には、配管10から噴出した流体を遮るジェットバリアを設置する必要がなく、構造物側に大きな荷重の作用をなくすことができる。さらに、配管10の周りへの流体の噴出を抑制することで、配管10と安全上重要な設備とを物理的に分離するための区画化の必要がなく、設備の建屋形状に影響を及ぼす事態を防ぐことができる。
[実施形態2]
図6は、本実施形態に係る配管防護装置の配管延在方向の側断面図である。なお、本実施形態の配管防護装置1は、上述した実施形態1の配管防護装置1に対して、外筒2が、各端部を近接または離隔可能に分離して設けられている点が異なり、他の構成は同様である。従って、以下に説明する実施形態2において、上述した実施形態1と同等の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
外筒2は、図6に示すように、配管10の延在方向でそれぞれ伸縮分割外筒(第一外筒)2Aと、伸縮分割外筒(第二外筒)2Bに2分割されている。一方の伸縮分割外筒2Aは、壁面11に相反する側の端部を有して第一側蓋部材3が固定される。他方の伸縮分割外筒2Bは、壁面11に向く側の端部を有して第二側蓋部材4が固定される。そして、他方の伸縮分割外筒2Bの内周面と、一方の伸縮分割外筒2Aの外周面とは相互に摺接することで、各端部を近接または離隔可能に相対的に摺動することで、外筒2が配管10の延在方向に伸縮する。そして、配管10への取り付けに際し、各伸縮分割外筒2A,2Bは、シール溶接により接合される。
一方の伸縮分割外筒2Aは、図6に示すように、固定部材12の接続部12Bの外面に対して溶接により接合する。また、他方の伸縮分割外筒2Bは、その内周面を一方の伸縮分割外筒2Aの外周面と摺接するようにしたことで、内径が大きくなり、図6に示すように、内周面と接続部12Bの外面との間に隙間8が生じる。この隙間8をシール溶接により塞ぐことができれば問題はないが、溶接で塞げない場合は、図6に示すように、隙間8に、スペーサ9を入れて溶接を行う。スペーサ9は、他方の伸縮分割外筒2Bと一体であっても別体であってもよい。別体の場合は、スペーサ9を他方の伸縮分割外筒2Bにシール溶接により接合する。
以下、外筒2を配管10の延在方向で各伸縮分割外筒2A,2Bに2分割した構成において配管防護装置1を配管10に取り付けるための取り付け方法である配管防護方法について説明する。図7〜図9は、本実施形態に係る配管防護方法の工程図である。
図7は、配管防護装置1を取り付けていない状態を示している。すなわち、配管10が壁面11を貫通しており、この貫通した部分が固定部材12により固定されている。
この図7に示す状態から、図8に示すように、配管10の外周を一方の伸縮分割外筒(第一外筒)2Aで覆う。一方の伸縮分割外筒2Aは、配管10の径方向で各分割外筒2aに分割して形成されており、これらを互いにシール溶接により接合することで、配管10の外周に配置される。
また、図8に示すように、一方の伸縮分割外筒2Aにおける壁面11と相反する側の端部に第一側蓋部材3を固定する。第一側蓋部材3は、配管10の径方向で各第一分割側蓋部材3aに分割して形成されており、これらを互いにシール溶接により接合することで、配管10の外周に配置され、さらに一方の伸縮分割外筒2Aの端部にシール溶接により接合される。なお、第一側蓋部材3は、その内側端3bが配管10の外周面に対して所定の隙間αを有するように、内径の異なる複数種類が用意されており、適したものを選択されて用いられる場合もある。
また、図8に示すように、一方の伸縮分割外筒2Aの開口部7の開口縁を接続部12Bの外面に対してシール溶接により接合する。これにより、第一側蓋部材3が取り付けられた一方の伸縮分割外筒2Aが配管10側に取り付けられる。
さらに、図9に示すように、壁面11に直近する配管10の外周を他方の伸縮分割外筒(第二外筒)2Bで覆う。他方の伸縮分割外筒2Bは、配管10の径方向で各分割外筒2aに分割して形成されており、これらを互いに溶接により接合することで、配管10の外周に配置される。
また、図9に示すように、他方の伸縮分割外筒2Bにおける壁面11に向く側の端部に第二側蓋部材4を固定する。第二側蓋部材4は、配管10の径方向で各第二分割側蓋部材4aに分割して形成されており、これらを互いに溶接により接合することで、配管10の外周に配置され、さらに他方の伸縮分割外筒2Bの端部のフランジ部材5にボルト6により接合される。なお、各第二分割側蓋部材4aは、他方の伸縮分割外筒2Bの各分割外筒2aのフランジ部材5にボルト6により仮接合された状態とされ、この状態で、他方の伸縮分割外筒2Bの各分割外筒2aが互いに溶接により接合され、その後に各第二分割側蓋部材4aが互いに溶接により接合され、フランジ部材5にボルト6により本接合されてもよい。なお、各第二分割側蓋部材4aは、溶接により接合しなくてもよい。
そして、一方の伸縮分割外筒2Aが配管10側に取り付けられた後、図9の状態から図6に示すように、第二側蓋部材4が固定された他方の伸縮分割外筒2Bを一方の伸縮分割外筒2Aに対して摺動させ、第二側蓋部材4の壁面11に対する隙間βを調整し、他方の伸縮分割外筒2Bの開口部7の開口縁を接続部12Bの外面に対して溶接により接合する。これにより、第二側蓋部材4の隙間βが調整された状態で他方の伸縮分割外筒2Bが配管10側に取り付けられる。さらに、一方の伸縮分割外筒2Aと他方の伸縮分割外筒2Bとを溶接により接合する。
このように、本実施形態の配管防護装置1では、上述した実施形態1に対して外筒2は、壁面11と相反する側の端部と、壁面11に向く側の端部とが近接または離隔可能に分割して設けられている。
この配管防護装置1によれば、第一側蓋部材3の内側端3bにおける配管10の外周面に対する隙間αの設定と、第二側蓋部材4の壁面11に対する隙間βの調整とを独立して行うことができ、配管10の壁面11を貫通した狭隘な部分において配管10への取り付けを容易に行うことができる。
また、本実施形態の配管防護方法は、流体が流通される配管10における壁面11を貫通した部位の外周を一方の伸縮分割外筒(第一外筒)2Aで覆う工程と、一方の伸縮分割外筒2Aの壁面11に相反する側の端部に、一方の伸縮分割外筒2Aの径方向内側に延在して設けられる第一側蓋部材3を固定する工程と、配管10の延在方向に一方の伸縮分割外筒2Aと相対的に移動可能に設けられた他方の伸縮分割外筒(第二外筒)2Bにより壁面11に直近する配管10の外周を覆う工程と、他方の伸縮分割外筒2Bの壁面11に向く側の端部に他方の伸縮分割外筒2Bの径方向外側に延在して設けられる第二側蓋部材4を固定する工程と、一方の伸縮分割外筒2Aを配管10側に固定した後、他方の伸縮分割外筒2Bを一方の伸縮分割外筒2Aに対して移動させて第二側蓋部材4の壁面11に対する隙間βを調整し、他方の伸縮分割外筒2Bを配管10側および一方の伸縮分割外筒2Aに固定する工程と、を含む。
この配管防護方法によれば、第一側蓋部材3の内側端3bにおける配管10の外周面に対する隙間αの設定と、第二側蓋部材4の壁面11に対する隙間βの調整とを独立して行うことから、配管10の壁面11を貫通した部分において配管10への取り付けを容易に行うことができる。
本実施形態の原子力設備は、原子炉で生成された熱により高温・高圧の流体を発生させて配管10(二次冷却水管106a,106bや一次冷却水管105など)で送り、当該流体を利用する原子力設備であって、配管10に、上述した配管防護装置1が適用されることが好ましい。
この原子力設備によれば、配管防護装置1により、配管10から噴出した流体が配管10の周りの設備内構造物や機器類に影響を与える事態を防ぎ、当該構造物や機器類を保護することができる。このため、設備内構造物には、配管10から噴出した流体を遮るジェットバリアを設置する必要がなく、構造物側に大きな荷重の作用をなくすことができる。さらに、配管10の周りへの流体の噴出を抑制することで、配管10と安全上重要な設備とを物理的に分離するための区画化の必要がなく、設備の建屋形状に影響を及ぼす事態を防ぐことができる。
なお、上述した各実施形態において、配管防護装置1の適用は配管10の直管部分として図示しているが、配管10の曲部においても配管防護装置1を適用することができる。この場合の配管10の延在方向とは曲がった後に向く各方向をいう。
なお、上述した原子力設備は、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)が用いられたものを説明したが、この限りではない。例えば、図には明示しないが、沸騰型原子炉(BWR:Boiling Water Reactor)が用いられた原子力設備であってもよく、上述した配管防護装置1は、沸騰型原子炉にて発生した蒸気を通過させる配管についても適用することができる。
1 配管防護装置
2 外筒
2A 伸縮分割外筒(第一外筒)
2B 伸縮分割外筒(第二外筒)
3 第一側蓋部材
3b 内側端
4 第二側蓋部材
4b 外面
10 配管
11 壁面

Claims (5)

  1. 流体が流通される配管の外周を覆う外筒と、
    前記外筒の一方の端部に固定されて前記外筒の周方向に連続しつつ前記外筒の径方向内側に延在する第一側蓋部材と、
    前記外筒の他方の端部に固定されて前記外筒の周方向に連続しつつ前記外筒の径方向外側に延在する第二側蓋部材と、
    を備えることを特徴とする配管防護装置。
  2. 流体が流通される配管における壁面を貫通した部位の外周を覆う外筒と、
    前記外筒の前記壁面に相反する側の端部に固定されて前記外筒の周方向に連続しつつ前記外筒の径方向内側に延在して設けられる第一側蓋部材と、
    前記外筒の前記壁面に向く側の端部に固定されて前記外筒の周方向に連続しつつ前記外筒の径方向外側に延在して設けられる第二側蓋部材と、
    を備えることを特徴とする配管防護装置。
  3. 前記外筒は、各前記端部が近接または離隔可能に分割して設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の配管防護装置。
  4. 流体が流通される配管における壁面を貫通した部位の外周を第一外筒で覆う工程と、
    前記第一外筒の前記壁面に相反する側の端部に当該第一外筒の周方向に連続しつつ前記第一外筒の径方向内側に延在して設けられる第一側蓋部材を固定する工程と、
    前記配管の延在方向に前記第一外筒と相対的に移動可能に設けられた第二外筒により前記壁面に直近する前記配管の外周を覆う工程と、
    前記第二外筒の前記壁面に向く側の端部に当該第二外筒の周方向に連続しつつ前記第二外筒の径方向外側に延在して設けられる第二側蓋部材を固定する工程と、
    前記第一外筒を前記配管側に固定した後、前記第二外筒を前記第一外筒に対して移動させて前記第二側蓋部材の前記壁面に対する隙間を調整し、前記第二外筒を前記配管側および前記第一外筒に固定する工程と、
    を含むことを特徴とする配管防護方法。
  5. 原子炉で生成された熱により高温・高圧の流体を発生させて配管で送り、当該流体を利用する原子力設備であって、
    前記配管に、請求項1〜3のいずれか一つに記載の配管防護装置が適用されることを特徴とする原子力設備。
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