JP2016000777A - ホワイトサイドウォール用ゴム組成物 - Google Patents

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瑞哉 竹内
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Abstract

【課題】白色均一性および耐変退色性のバランスを従来レベル以上に向上するようにしたホワイトサイドウォール用ゴム組成物を提供する。
【解決手段】天然ゴムを30〜60重量%、ブチルゴムおよび/またはハロゲン化ブチルゴムを20〜50重量%、エチレンプロピレンジエンゴムを10〜30重量%含むゴム成分100重量部に対し、酸化チタンを15〜50重量部、ワックスを3〜7重量部、ファルネセン重合体を1〜10重量部配合するとともに、前記酸化チタンの配合量A重量部と前記ファルネセン重合体の配合量B重量部の比(A/B)が5以上15以下であることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、白色均一性および耐変退色性を従来レベル以上に向上するようにしたホワイトサイドウォール用ゴム組成物に関する。
タイヤの視認性やデザイン性をより高くする目的で、サイドウォール部に設ける文字や記号、模様などのデザイン部分を白色のゴム組成物で構成することが広く知られている。このホワイトサイドウォール用ゴム組成物には、ゴムを白色にするためカーボンブラックを配合することができないことや、茶色の変色(茶化)を引き起こすアミン系老化防止剤を配合することができないことなどの制約がある。このような制約によりホワイトサイドウォール用ゴム組成物は、老化防止性能や耐オゾン性能を十分に高くすることができないという課題がある。
特許文献1はハロゲン化ブチルゴムやエチレンプロピレンジエンゴムなどをベースゴムにして老化防止性能及び耐オゾン性能を確保し、これに酸化チタンを配合して白色に調色するようにしたホワイトサイドウォール用ゴム組成物を提案している。
しかしながら、酸化チタンはベースゴムに均一に分散させることが難しく、しばしば分散不良塊がデザイン部分の表面に現れることがある。酸化チタンの分散性を改良するためオイルなどの可塑剤を配合することが考えられる。しかしオイル等を配合すると白色デザイン部分に隣接する黒色ゴム(通常のサイドウォール部)からアミン系老化防止剤等の汚染性物質が移行しやすくなりデザイン部分が変色を起こしやすくなるという問題がある。またホワイトサイドウォール用ゴム組成物自体が熱や光により老化し変退色しやすくなることもある。
このため、酸化チタンの分散性を改良し白色均一性を向上させ、かつ白色のデザイン部分の変退色を抑制することは困難であった。
特開2008−88381号公報
本発明の目的は、白色均一性および耐変退色性を従来レベル以上に向上するようにしたホワイトサイドウォール用ゴム組成物を提供することにある。
上記目的を達成する本発明のホワイトサイドウォール用ゴム組成物は、天然ゴムを30〜60重量%、ブチルゴムおよび/またはハロゲン化ブチルゴムを20〜50重量%、エチレンプロピレンジエンゴムを10〜30重量%含むゴム成分100重量部に対し、酸化チタンを15〜50重量部、ワックスを3〜7重量部、ファルネセン重合体を1〜10重量部配合するとともに、前記酸化チタンの配合量A重量部と前記ファルネセン重合体の配合量B重量部の比(A/B)が5以上15以下であることを特徴とする。
本発明のホワイトサイドウォール用ゴム組成物は、天然ゴム、ブチル系ゴム、エチレンプロピレンジエンゴムからなるゴム成分に、特定量の酸化チタン、ワックスおよびファルネセン重合体を配合するようにしたので、白色均一性を改良しながら、耐変退色性を従来レベル以上に向上することができる。
さらにクレーをゴム成分100重量部に対し30〜50重量部配合することができる。
本発明のホワイトサイドウォール用ゴム組成物を、サイドウォール部の文字、記号、模様から選ばれる少なくとも1つのデザイン部分に使用した空気入りタイヤは、優れた白色均一性を有するとともに、その白色が変退色するのを抑制することができる。
本発明のホワイトサイドウォール用ゴム組成物において、ゴム成分は、天然ゴム、ブチルゴムおよび/またはハロゲン化ブチルゴム、エチレンプロピレンジエンゴムを含む。これらゴムを主成分にすることにより、老化防止性能や耐オゾン性能を高くすることができる。
天然ゴムの含有量は、ゴム成分100重量%中30〜60重量%、好ましくは40〜50重量%である。天然ゴムの含有量が30重量%未満であると、力学特性が低下する。また天然ゴムの含有量が60重量%を超えると、定歪疲労性が悪化する。
ブチルゴムおよび/またはハロゲン化ブチルゴムの含有量は、ゴム成分100重量%中20〜50重量%、好ましくは25〜40重量%である。ブチルゴムおよびハロゲン化ブチルゴムの含有量が20重量%未満であると、老化防止性能や耐オゾン性能が低下する。またブチルゴムおよび/またはハロゲン化ブチルゴムの含有量が50重量%を超えると、ヒステリシスロスが悪化したり成形加工性が悪化する。
エチレンプロピレンジエンゴムの含有量は、ゴム成分100重量%中10〜30重量%、好ましくは15〜25重量%である。エチレンプロピレンジエンゴムの含有量が10重量%未満であると、老化防止性能や耐オゾン性能が低下する。またエチレンプロピレンジエンゴムの含有量が30重量%を超えると、成形加工性が悪化し生産コストが高くなる。
ゴム成分は、天然ゴム、ブチル系ゴム、エチレンプロピレンジエンゴムの合計が100重量%になるように組成することができる。或いはこれらゴム以外の他のゴム成分を含有することもできる。他のゴム成分としては、例えばイソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム等が挙げられ、単独又は複数のブレンドとして使用することができる。ただし、他のゴム成分の含有量は、老化防止性能や耐オゾン性能を阻害しない範囲内であるものとする。
本発明のホワイトサイドウォール用ゴム組成物は、酸化チタンを配合することにより白色に調色する。酸化チタンの配合量は、ゴム成分100重量に対し15〜50重量部、好ましくは20〜40重量部である。酸化チタンの配合量が15重量部未満であると白色への調色性が十分に得られない。また酸化チタンの配合量が50重量部を超えると分散性が悪化する。
本発明では、酸化チタン以外の他の白色無機充填剤を配合することができる。他の白色無機充填剤としては、例えばクレー、シリカ、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛等を例示することができる。これらの白色無機充填剤は、単独または複数で使用することができる。なかでも好適な白色無機充填剤はクレーである。
ホワイトサイドウォール用ゴム組成物にクレーを配合することにより、ゴムへの補強性を確保することができる。クレーの配合量は、ゴム成分100重量部に対し好ましくは30〜50重量部、より好ましくは35〜45重量部にするとよい。クレーの配合量が30重量部未満であると、ゴムへの補強性が不足する虞がある。クレーの配合量が50重量部を超えると力学特性が低下する。
ホワイトサイドウォール用ゴム組成物は、白色への調色性の観点からカーボンブラックを含まないものとする。
本発明のホワイトサイドウォール用ゴム組成物は、ワックスをゴム成分100重量部に対し3〜7重量部、好ましくは4〜6重量部配合する。ワックスの配合量が3重量部未満であると耐変退色性が低下する。またワックスの配合量が7重量部を超えると耐変退色性が低下する。ワックスとしてはタイヤ用ゴム組成物に通常使用されるものを用いることができる。
本発明のホワイトサイドウォール用ゴム組成物は、ファルネセン重合体を配合することにより、白色均一性および耐変退色性を改良することができる。ファルネセン重合体は、天然ゴム、ブチルゴムなどのゴム成分との親和性が高く、かつ常温からホワイトサイドウォール用ゴム組成物の加工温度において液状で浸透性に優れることから、酸化チタンおよびクレーの分散性を改良することができる。またファルネセン重合体は、比較的高分子量であるとともに架橋性構造を有するため、加硫後に通常の分散剤や可塑剤などのように隣接する黒色ゴム(通常のサイドウォール部)からアミン系老化防止剤等の移行を助長することがない。さらに加硫後にホワイトサイドウォール用ゴム組成物の引張り破断特性を従来レベル以上に高くし、耐摩耗性を改良することができる。
ファルネセン重合体とは、α−ファルネセンの重合体、β−ファルネセンの重合体またはα−ファルネセンおよびβ−ファルネセンの共重合体であり、好ましくはβ−ファルネセンの重合体であるとよい。またファルネセンの重合体は、α−ファルネセンおよび/またはβ−ファルネセンを由来とする構成単位が、好ましくは90重量%以上、より好ましくは95重量%以上、より好ましくは100重量%であり、ブタジエン、イソプレン等の他のモノマー由来の構成単位を含んでもよい。
ファルネセン重合体の配合量は、ゴム成分100重量部に対し1〜10重量部、好ましくは4〜7重量部である。ファルネセン重合体の配合量が1重量部未満であると、白色均一性を改良する効果が十分に得られない。またファルネセン重合体の配合量が10重量部を超えると、耐変退色性が低下する。
ファルネセン重合体の重量平均分子量は、特に制限されるものではないが、好ましくは9000〜160000、より好ましくは100000〜150000であるとよい。ファルネセン重合体の重量平均分子量が9000未満であると、ゴム組成物のゴム硬度が低下し、さらにゴム組成物からブリードアウトしやすくなる。またファルネセン重合体の重量平均分子量が160000を超えると加工性が悪化する。
ファルネセン重合体の分子量分布(Mw/Mn;Mwは重量平均分子量、Mnは数平均分子量)は、好ましくは1.0〜2.0、より好ましくは1.0〜1.5、さらに好ましくは1.0〜1.3であるとよい。ファルネセン重合体の分子量分布がこのような範囲内であると、粘度のばらつきが小さくなる。本明細書においてファルネセン重合体の重量平均分子量Mwおよび数平均分子量Mnは、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)により測定し標準ポリスチレン換算により求めるものとする。
ファルネセン重合体の溶融粘度は、好ましくは0.1〜450Pa・s、より好ましくは0.1〜200Pa・s、さらに好ましくは0.1〜100Pa・sであるとよい。ファルネセン重合体の溶融粘度がこのような範囲内であると、ゴム組成物の混練が容易になり酸化チタンおよびクレーの分散性が向上する。本明細書において、ファルネセン重合体の溶融粘度は、ブルックフィールド型粘度計により測定した38℃における溶融粘度である。
ファルネセン重合体は、通常の方法で合成することができ、例えば乳化重合法、溶液重合法を例示することができ、好ましくは溶液重合法で合成するとよい。
本発明において、酸化チタンの配合量をA重量部、ファルネセン重合体の配合量をB重量部とするとき、酸化チタンおよびファルネセン重合体の配合量の比(A/B)は5以上15以下、好ましくは5以上10以下にする。酸化チタンおよびファルネセン重合体の配合量の比(A/B)が5未満であると、耐変退色性が悪化する。また配合量の比(A/B)が15を超えると、白色均一が悪化する。
本発明のホワイトサイドウォール用ゴム組成物には、加硫又は架橋剤、加硫促進剤、各種オイル、老化防止剤、可塑剤などのタイヤ用ゴム組成物に一般的に使用される各種添加剤を配合することができ、かかる添加剤は一般的な方法で混練してゴム組成物とし、加硫又は架橋することができる。これらの添加剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。本発明のホワイトサイドウォール用ゴム組成物は、通常のゴム用混練機械、例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等を使用して、上記各成分を混合することによって製造することができる。
本発明のホワイトサイドウォール用ゴム組成物は、空気入りタイヤのホワイトサイドウォール部における文字、記号、模様から選ばれる少なくとも1つのデザイン部分に好適に使用することができ、優れた白色均一性を有するとともに、その白色均一性が変退色するのを抑制することができる。
以下、実施例によって本発明をさらに説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
表3に示す配合剤を共通配合とし、表1,2に示す配合からなる14種類のゴム組成物(実施例1〜5、比較例1〜9)を調製するに当たり、それぞれ硫黄及び加硫促進剤を除く成分を秤量し、1.8Lの密閉型ミキサーで5分間混練した後、そのマスターバッチを放出し室温冷却した。このマスターバッチを1.8Lの密閉型ミキサーに供し、硫黄及び加硫促進剤を加え、混合しホワイトサイドウォール用ゴム組成物を得た。なお酸化チタンの配合量(A)とファルネセン重合体の配合量(B)の比(A/B)を「比(A/B)」の欄に記載した。また表2の共通成分の配合量は、表1に示すゴム成分100重量部に対する重量部として記載した。
得られた14種類のホワイトサイドウォール用ゴム組成物を所定の金型中で、170℃で10分間プレス加硫してホワイトサイドウォール用ゴム組成物からなる加硫ゴムサンプルを作成した。得られた加硫ゴムサンプルを用いて、耐変退色性および白色均一性を下記に示す方法により評価した。
耐変退色性
得られた加硫ゴムサンプル(6inch×3inch×2mm)を、表4に記載のゴム組成物からなる異なる黒色加硫ゴムサンプル(6inch×3inch×2mm)で上下から挟み、5kgfの分銅を置き、飽和水蒸気量下の80℃恒温槽に24時間放置する。放置後、サンプルを鋭利な刃物で切断し、断面の色見本(冷暗所に保管した加硫ゴムサンプル)に対する変退色を目視で観察し以下の基準で判定した。得られた結果は表1,2の「耐変退色性」の欄に示した。この値が大きいほど耐変退色性が優れることを意味する。
10:色見本と同一である。
9:色見本とほぼ同一でありほとんど変退色が認められない。
8〜7:わずかに変退色が認められるが、実用上問題がない。
6〜4:変退色が認められ、品質が低下したと認識される。
3〜2:変退色が大きく、色見本と顕著な相違がある。
1:変退色が著しく、白色ではない。
白色均一性
得られた加硫ゴムサンプルを鋭利な刃物で切断し、その断面を目視にて判定した。得られた結果は表1,2の「白色均一性」の欄に示した。この値が大きいほど白色均一性が優れることを意味する。
5:酸化チタンの分散性が極めて良好で完全に均一な白色である。
4:酸化チタンの分散性が良好で均一な白色である。
3:酸化チタンの不分散塊がわずかに観察される。
2:酸化チタンの不分散塊が観察され白色均一性が劣る。
1:酸化チタンの不分散塊が多く分散性が悪い。
Figure 2016000777
Figure 2016000777
なお、表1,2において使用した原材料の種類を下記に示す。
NR:天然ゴム、STR20
IIR:ブチルゴム、Exxon Mobil社製EXXON CHLOROBUTYL 1066
EPDM:エチレンプロピレンジエンゴム、住友化学社製エスプレン505A
酸化チタン:石原産業社製タイペーク CR-60
クレー:Kentucky Tennessee Clay社製SUPREX CLAY
ワックス:大内新興化学工業社製サンノック
ファルネセン1:下記の合成例1により重合されたβ−ファルネセンの重合体、重量平均分子量が140000、分子量分布が1.2、溶融粘度が69Pa・s
ファルネセン2:下記の合成例2により重合されたβ−ファルネセンの重合体、重量平均分子量が10000、分子量分布が1.1、溶融粘度が0.9Pa・s
オイル:昭和シェル石油社製エキストラクト4号S
合成例1(ファルネセン重合体1の重合)
窒素置換し、乾燥させた耐圧容器に、ヘキサン274g、n−ブチルリチウム(17重量%ヘキサン溶液)1.2gを仕込み、50℃に昇温した後、β−ファルネセン272gを加えて1時間重合した。得られた重合反応液にメタノールを添加後、重合反応液を水で洗浄した。水を分離して、重合反応液を70℃で12時間乾燥することにより、ファルネセン重合体1を得た。
合成例2(ファルネセン重合体2の重合)
窒素置換し、乾燥させた耐圧容器に、シクロヘキサン241g、sec−ブチルリチウム(10.5重量%シクロヘキサン溶液)28.3gを仕込み、50℃に昇温した後、β−ファルネセン342gを加えて1時間重合した。得られた重合反応液にメタノールを添加後、重合反応液を水で洗浄した。水を分離して、重合反応液を70℃で12時間乾燥することにより、ファルネセン重合体2を得た。
Figure 2016000777
なお、表3において使用した原材料の種類を下記に示す。
ステアリン酸:日油社製ビーズステアリン酸
酸化亜鉛:正同化学工業社製酸化亜鉛3種
老化防止剤1:住友化学社製アンチゲン6C
ワックス:大内新興化学工業社製サンノック
硫黄:鶴見化学工業社製金華印油入微粉硫黄(硫黄の含有量が95.24重量%)
加硫促進剤1:FLEXSYS社製SANTOCURE TBBS
加硫促進剤2:住友化学社製ソクシノール D-G
加硫促進剤3:ARKEMA社製VUTTAC 5
Figure 2016000777
なお、表4において使用した原材料の種類を下記に示す。
NR:天然ゴム、STR20
カーボンブラック:キャボットジャパン社製ショウブラックN330
オイル:昭和シェル石油社製エキストラクト4号S
老化防止剤2:FLEXSYS社製SANTOFLEX 6PPD
硫黄:鶴見化学工業社製金華印油入微粉硫黄(硫黄の含有量が95.24重量%)
加硫促進剤1:FLEXSYS社製SANTOCURE TBBS
表1から明らかなように実施例1〜5のゴム組成物は、白色均一性および耐変退色性のバランスが従来レベル以上に向上することが確認された。
比較例1のゴム組成物は、ファルネセン重合体を配合しない基準となる配合である。
比較例2のゴム組成物は、ファルネセン重合体を配合せずにオイルを配合したので耐変退色性が悪化する。
比較例3のゴム組成物は、酸化チタンとファルネセン重合体の配合量の比(A/B)が15を超えるので、白色均一性が悪化する。
比較例4のゴム組成物は、酸化チタンとファルネセン重合体の配合量の比(A/B)が5未満であるので、耐変退色性が悪化する。
比較例5のゴム組成物は、酸化チタンの配合量が15重量部未満であるので、耐変退色性およびが耐変退色性悪化する。
比較例6のゴム組成物は、酸化チタンの配合量が50重量部を超えるので、耐変退色性およびが耐変退色性悪化する。
比較例7のゴム組成物は、ワックスの配合量が3重量部未満であるので耐変退色性が低下する。
比較例8のゴム組成物は、ワックスの配合量が7重量部を超えるので耐変退色性が低下する。
比較例9のゴム組成物は、ファルネセン重合体の配合量が10重量部を超え、かつ酸化チタンとファルネセン重合体の配合量の比(A/B)が5未満であるので耐変退色性が悪化する。

Claims (3)

  1. 天然ゴムを30〜60重量%、ブチルゴムおよび/またはハロゲン化ブチルゴムを20〜50重量%、エチレンプロピレンジエンゴムを10〜30重量%含むゴム成分100重量部に対し、酸化チタンを15〜50重量部、ワックスを3〜7重量部、ファルネセン重合体を1〜10重量部配合するとともに、前記酸化チタンの配合量A重量部と前記ファルネセン重合体の配合量B重量部の比(A/B)が5以上15以下であることを特徴とするホワイトサイドウォール用ゴム組成物。
  2. 前記ゴム成分100重量部に対し、クレーを30〜50重量部配合したことを特徴とする請求項1に記載のホワイトサイドウォール用ゴム組成物。
  3. 請求項1または2に記載のホワイトサイドウォール用ゴム組成物を、サイドウォール部の文字、記号、模様から選ばれる少なくとも1つのデザイン部分に使用したことを特徴とする空気入りタイヤ。
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