JP2015537281A - 対面取引におけるオンライン決済方法 - Google Patents

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Abstract

本発明に係るオンライン決済方法は、クライアント側の通信端末と、加盟店の通信端末と、サービス提供サーバーと、決済サーバーと、を備える環境下で前記サービス提供サーバーによって行われる。前記方法は、前記サービス提供サーバーが、前記加盟店の通信端末から注文位置識別情報および注文情報を受け取って登録する第1のステップと、前記サービス提供サーバーが、前記クライアント側の通信端末に計算書情報を送る第2のステップと、前記サービス提供サーバーが、前記クライアント側の通信端末から決済情報を受け取る第3のステップと、前記サービス提供サーバーが、前記第1のステップにおいて取得した注文位置識別情報および注文情報と、前記第3のステップにおいて受け取った決済情報とに基づいて認証を行う第4のステップと、前記認証に成功する場合に、前記サービス提供サーバーが前記決済サーバーに決済基本情報を送って決済を要請する第5のステップと、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、食堂において飲食や飲料を購買するか、あるいは、商店において商品を購買するなどの対面取引におけるオンライン決済方法に係り、さらに詳しくは、加盟店側にカード番号などの決済情報を露出させることなく便利に決済することのできるオンライン決済方法に関する。
食堂において注文した飲食や飲料の代金を支払う方式としては、現金支払い、クレジットカードによる支払いなどが挙げられるが、両方とも対面決済方式が一般的である。すなわち、お客様(この明細書においては、食堂のお客様を「ユーザー」とも称する。)が計算書(bill)を要請すれば、食堂の従業員などが計算書を持って来、ユーザーは、金額の確認およびチップなどの記載を行った上でクレジットカードや現金で決済する。しかしながら、この場合、食堂の従業員などが計算書を持って来てユーザーに渡し、ユーザーからクレジットカードを受け取った後、クレジットカード端末が置かれているカウンターにクレジットカードを持って行ってクレジットカードをクレジットカード端末に通して仮承認を受け、ユーザーの署名を受けるために再びテーブルに戻ることを余儀なくされるなど何回かの往来が必要であるため長時間がかかる。また、ユーザーにとっても、食費の決済に長時間がかかり、クレジットカードを食堂の従業員などに渡すためクレジットカードの複製などセキュリティ上の問題点もある。
2009年2日5付けで公開された米国特許出願公開第2009−0037286号には、食堂のお客様が食事を終えた後に決済をしようとすれば、食堂のPOSシステムから従業員のモバイル装置(PDA)に計算書がダウンロードされ、ユーザーがPDAに決済情報を入力して決済を行う方法が開示されている。しかしながら、依然として食堂側が提供するモバイル装置に決済情報を入力しなければならないため、クレジットカード情報の流出の虞があるなど、決済情報セキュリティの側面からみて不利な点が存在する。
一方、複数の商品を購買するために訪問する大型割引売り場の場合、売り場内において商品を入れて運搬可能な商品キャリアをユーザーに提供する。ユーザーは、この商品キャリアに購買しようとする商品を入れた後にレジにおいて商品を取り出し、計算員がバーコードをスキャンするなどして商品の値段を集計すれば、ユーザーが現金やクレジットカードで支払って決済する。計算員が計算のために商品キャリアから取り出した商品は、計算員または補助職員が商品キャリアに入れたりユーザーが自ら商品キャリアに入れたりしなければならない。
このように商品キャリアを用いてショッピングをした後に行われる商品決済過程はかなり複雑であり、しかも、煩雑である。2012年2月2日付けで公開された大韓民国特許出願公開第10−2012−0009936号には、ユーザーが購買情報サーバーに接続して売り場内の商品を選択して購買する技術が開示されている。しかしながら、この技術によれば、売り場内の商品一覧をダウンロードして選択し、且つ、決済しなければならないという煩雑さがあり、売り場内において実際に目で見て商品を選択しなければならないだけではなく、当該商品を一覧から見出さなければならないため長時間がかかるという欠点がある。
本発明は、食堂において食費を決済するとき、または、商品キャリアの多量の商品を決済するときなど対面取引における決済情報のセキュリティ性を高め、決済の便宜性も向上させてユーザーおよび加盟店の両方にとって便利なオンライン決済方法を提供することを目的とする。
本発明に係るオンライン食費決済方法は、クライアント側の通信端末と、加盟店の通信端末と、サービス提供サーバーと、決済サーバーと、を備える環境下で前記サービス提供サーバーによって行われる。前記方法は、(1)前記サービス提供サーバーが、前記加盟店の通信端末から注文位置識別情報および注文情報を受け取って登録する第1のステップと、(2)前記サービス提供サーバーが、前記クライアント側の通信端末に計算書情報を送る第2のステップと、(3)前記サービス提供サーバーが、前記クライアント側の通信端末から決済情報を受け取る第3のステップと、(4)前記サービス提供サーバーが、前記第1のステップにおいて取得した注文位置識別情報および注文情報と、(4)前記第3のステップにおいて受け取った決済情報とに基づいて認証を行う第4のステップと、(5)前記認証に成功する場合に、前記サービス提供サーバーが前記決済サーバーに決済基本情報を送って決済を要請する第5のステップと、を含む。
サービス提供サーバーは、前記注文位置識別情報を認識した前記クライアント側の通信端末から計算書情報の転送を要請されて計算書情報を送ってもよく、あるいは、前記注文位置識別情報を認識した前記クライアント側の通信端末から認識した注文位置識別情報およびユーザー識別情報を受け取って自動的に送ってもよい(一種のチェックイン方式)。
前記クライアント側の通信端末は、注文位置識別情報が格納されている通信端末であってもよい。この場合、加盟店の通信端末から受け取った注文位置識別情報に相当するクライアント側の通信端末に計算書情報を送ればよい。
割り勘をする場合には、計算書情報は、注文メニュー別に分割して表示可能な情報であり、前記第3のステップの決済情報は、分割されて表示された注文メニューのうちの一部に関する決済情報であってもよい。
一方、複数のテーブルに対応する決済を一括して行ってもよいが、この実施形態においては、前記計算書情報が、複数の注文位置識別情報に対応する複数の注文情報に関する計算書情報となる。
本発明の他の実施形態によれば、本発明は、商品キャリアに入れられる商品が決済可能なオンライン商品決済方法を提供する。このオンライン商品決済方法は、クライアント側の通信端末と、加盟店の通信端末と、サービス提供サーバーと、商品認識部と通信部および商品キャリア識別子を有する商品キャリアと、決済サーバーと、を祖備える環境下で前記サービス提供サーバーが行う。
この方法は、(1)前記商品キャリアが前記加盟店の通信端末に送って商品認識部によって認識された商品情報および前記商品キャリア識別情報を前記加盟店の通信端末から前記サービス提供サーバーが受信して登録する第1のステップと、(2)前記サービス提供サーバーが、前記クライアント側の通信端末に計算書情報を送る第2のステップと、(3)前記サービス提供サーバーが、前記クライアント側の通信端末から決済情報を受け取る第3のステップと、(4)前記サービス提供サーバーが、前記第1のステップにおいて取得した商品キャリア識別情報および商品情報と前記第3のステップにおいて受け取った決済情報とに基づいて認証を行う第4のステップと、(5)前記認証に成功する場合に、前記サービス提供サーバーが前記決済サーバーに決済基本情報を送って決済を要請する第5のステップと、を含む。
この方法もまた、第1の形態のオンライン食費決済でのように、ユーザーがチェックインをする方式、または、商品キャリアそのものに通信端末を提供する方式が両方とも採用可能である。
本発明によれば、食堂において食費を決済するときに食堂側の従業員などが何回もお客様のテーブルに訪問することが不要であり、決済するときにクレジットカード情報なども食堂側に露出されないので、セキュリティ性も上がるという効果がある。
図1は、本発明に係るオンライン食費決済方法が行われる環境の一例を示す図である。 図2は、本発明に係るオンライン食費決済過程を示す手順図である。 図3は、本発明の他の実施形態によるオンライン食費決済過程を示す手順図である。 図4は、本発明のさらに他の実施形態によるオンライン食費決済方法が行われる環境を示す図である。 図5は、図4に示す環境下で行われるオンライン食費決済過程を示す手順図である。 図6は、本発明に係るオンライン商品決済方法が行われる環境の一例を示す図である。 図7は、本発明に係るオンライン商品決済過程を示す手順図である。 図8は、本発明の他の実施形態によるオンライン商品決済過程を示す手順図である。 図9は、本発明のさらに他の実施形態によるオンライン商品決済方法が行われる環境の一例を示す図である。 図10は、図9に示す環境下で行われるオンライン商品決済過程を示す手順図である。
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施形態について説明する。この明細書において説明する実施形態は、図1から図5を参照して説明する食堂におけるオンライン食費決済方法に関する実施形態と、図6から図10を参照して商品キャリアに入れられる商品に対するオンライン決済方法の実施形態と、に大別されるが、これらの実施形態は本発明の本質的な技術的特徴を共有し、当該実施形態は本発明の例示的な実施形態に過ぎず、本発明の権利範囲をそのような具体的な実施形態に制限するものと解釈されてはならない。
図1は、本発明に係るオンライン決済方法が行われる環境を示す図である。図1に示すように、本発明が行われる環境は、食堂空間1に配置されるクライアント側の通信端末10と、加盟店の通信端末20と、テーブル15−1〜テーブルn5−nと、サービス提供サーバー30と、決済サーバー40と、を備える。
この明細書において、通信端末10とは、データ通信およびデータ処理が行える端末であり、パソコン(PC)、スマートフォン、スマートパッドなどを意味し、その種類には制限がなく、このような通信端末の基本的な構成または構造は広く知られているため、この明細書においてはその具体的な説明は省略する。一方、この明細書に記載のデータの転送および通信過程は、別に断りがない限り、いずれも暗号化データ通信を含むものと理解されるべきである。
サービス提供サーバー30とデータ通信を行う加盟店の通信端末20は、食堂空間1内に存在してもよく、物理的な食堂空間1ではなくても、食堂を運営する主体によって管理可能な場所であれば、他の場所であっても構わない。
この明細書において、サービス提供サーバー30は、本発明に係るオンライン決済サービスを提供する主体であり、決済サーバー40は、決済中継サーバーおよび/または金融機関サーバーを意味し、いずれか一方の意味に制限されて解釈されてはならない。通常の場合、最終決済承認主体である金融機関サーバーとサービス提供サーバー30との間に決済中継サーバー(Payment Gateway Server)を設けるが、決済中継サーバーなしにサービス提供サーバー30が金融機関サーバーと直接的に通信する場合も本発明の範囲に含まれる。また、決済中継サーバーを運営する主体が本発明に係るサービス提供サーバーを一緒に運営してもよく、サービス提供サーバーを運営する主体が決済中継サーバーを構築して本発明を行ってもよい。
テーブル5−1,...,5−nには注文位置識別子15が提供されるが、注文位置識別子15は、RFまたはNFCなどの近距離無線通信チップを用い、注文位置識別情報Mx−Txを内蔵して用いてもよく、近距離無線通信が行えないクライアント側の通信端末10を所持しているユーザーのためにQRコードやテキスト情報などで実現してもよい。
図2は、本発明に係るオンライン食費決済方法が行われる手順図である。
食堂空間1に配置されたテーブル5−1,...,5−nのうちのいずれか一つに座ったユーザーは、まず、メニュー板から飲食および/または飲料などを選択して食堂側の従業員などに注文する。注文情報は、加盟店の通信端末20を介してサービス提供サーバー30に送られるが、このとき、注文位置識別情報も一緒に送られる(100)。注文情報Oxは、ユーザーが選択した飲食(飲料)の名称と注文数、当該飲食(飲料)の値段などを含む。一方、ユーザーは、伝統的な方式を用いて食堂の従業員(waitperson)に注文をしてもよいが、電子的方式の注文を行ってもよい。例えば、テーブル5に提供される電子端末(図示せず)を操作して注文すれば、当該注文の内容がテーブル情報とともに加盟店の通信端末または別途の受け付け端末に送られて加盟店(食堂)に受け付けられてもよく、ユーザーがメニュー板のQRコードなどを認識して注文情報を加盟店に渡してもよい。このような電子的な注文方法は、公知の技術を用いれば十分であり、本発明において、注文方式は権利範囲の主な要素ではないため、それ以上の詳細な説明は省略する。
注文位置識別情報は、食堂の識別情報Mxと、当該食堂のテーブル5−1,...5−nのうちユーザーが注文したテーブルの識別情報Txと、を含む。本発明に係るオンライン食費決済サービスを利用しようとする食堂は、予めサービス提供サーバー30に所定の情報を登録しておかなければならない。
食堂識別情報Mxおよびテーブル識別情報Txは、サービス提供サーバー30が登録する(105)。
一方、ユーザーは、クライアント側の通信端末10に当該テーブルの注文位置識別子15を認識したり注文位置識別情報を表示するテキストなどをクライアント側の通信端末10に入力する(110)。この明細書において、識別情報の認識は、識別情報を表示するテキストなどを入力して認識させることも含むものと定義される。
ユーザーのクライアント側の通信端末10には、本発明に係るオンライン決済サービスを利用するためのアプリケーションプログラムがインストールされていることが好ましいが、クライアント側の通信端末10にインストールされたブラウザーを介してサービス提供サーバー30に接続して本発明に係る決済サービスが利用できるように構成してもよい。
クライアント側の通信端末10は、認識された注文位置識別情報をサービス提供サーバー30に送って当該注文位置に対する計算書を要請する(115)。サービス提供サーバー30は、受け取った注文位置情報Mx−Txに対応して加盟店の通信端末20から受け取って登録しておいた注文情報に基づく計算書情報Bill−Mx−Tx−Oxをクライアント側の通信端末10に送る(120)。計算書情報は、当該テーブルにおいて注文した注文情報を注文メニュー別に分割して表示可能な情報であることが好ましい。
ユーザーは、クライアント側の通信端末10に表示された計算書から決済すべき内容を選択するが、チップのように追加の支払い要素があれば、さらに選択してもよい(125)。決済すべき内容が選択されれば、クライアント側の通信端末10にクレジットカード情報などの決済基本情報Pxを入力する(130)。予め決済基本情報をクライアント側の通信端末10またはサービス提供サーバー30に格納しておいた場合には、既に格納されている決済基本情報Pxを読み出して選択してもよい。この明細書において、決済基本情報とは、クレジットカード番号やパスワードなど決済手段に関する情報を意味する。
入力または選択された決済基本情報Pxと、ユーザー識別情報Ux、注文位置識別情報Mx−Txおよび注文情報Oxを含む情報が決済情報として定義され、サービス提供サーバー30に送られる(135)。サービス提供サーバー30に決済基本情報Pxを予め格納しておいた場合であれば、ステップ135において送られる決済基本情報は、具体的な決済手段の情報(例えば、クレジットカード番号、パスワード)ではなく、サービス提供サーバー30に格納された決済基本情報が特定可能な識別情報であってもよい。例えば、複数の決済手段に関する決済基本情報がサービス提供サーバー30に登録されている場合、そのうちからユーザーが特定の決済手段を選択すれば、当該決済手段を特定する情報のみが決済基本情報としてサービス提供サーバー30に送られてもよい。
決済情報を受け取ったサービス提供サーバー30は、認証を行う(140)。ステップ100において加盟店の通信端末20から受け取った注文位置識別情報Mx−Txと注文情報Oxを、ステップ135においてクライアント側の通信端末10から受け取った決済情報に含まれている注文位置識別情報Mx−Txおよび注文情報Oxと比較して認証を行う。両者が一致すれば、認証を完了し、決済基本情報とユーザー識別情報を決済サーバー40に送って決済を要請する(145)。決済サーバー40がユーザー識別情報を要求しない場合には、決済基本情報のみを送っても構わない。決済サーバー40は決済を承認し(150)、決済結果をサービス提供サーバー30に送る(155)。サービス提供サーバー30は、加盟店の通信端末20とクライアント側の通信端末10に決済結果を送る(160、165)。
図3は、本発明の他の実施形態によるオンライン食費決済方法の手順図である。
この実施形態においては、ユーザーがクライアント側の通信端末10を用いて注文位置識別子15から注文位置識別情報Mx−Txを取得し(400)、このようにして取得した注文位置識別情報Mx−Txをユーザー識別情報とともにサービス提供サーバー30に送ってチェックイン(check−in)をする。ユーザーから注文を受けた食堂側は、加盟店の通信端末20を介して注文位置識別情報Mx−Txと注文情報をサービス提供サーバー30に送り(410)、サービス提供サーバー30はこれを登録する(415)。
サービス提供サーバー30は、ステップ415において登録した注文位置識別情報Mx−Txに相当するチェックイン記録があるか否かを検索し、クライアント側の通信端末10から当該注文位置識別情報Mx−Txに相当するチェックイン記録があれば、当該ユーザーのクライアント側の通信端末10に計算書情報を送る(420)。
この実施形態において、計算書情報を送った後のステップは、図2を参照して説明した実施形態と大差ないため、それ以降のステップの詳細な説明は、図2を参照して行った上述した説明に代替する。
一方、図3には、ユーザーのチェックインステップ400、405が、加盟店の通信端末20が注文位置識別情報Mx−Txと注文情報Oxを送るステップよりも先に行われると示されているが、その順序は変わっても本発明の本質に影響がなく、このような順序に権利範囲が制限されるものと解釈されてはならない。
この実施形態においては、ユーザーがクライアント側の通信端末10を介して計算書の転送を要請する必要がなく、注文位置識別子15から取得した注文位置識別情報Mx−Txを用いてチェックインをすれば、サービス提供サーバー30が自動的にクライアント側の通信端末10に計算書情報を送るので、計算書を要請するステップが省略されてもよいというメリットが提供される。また、ユーザーがチェックインする場合には、当該ユーザーに関する情報、例えば、過去の訪問回数、過去の売上げ情報、取引内訳、身元情報などをサービス提供サーバー30を介して予め取得することができるので、当該ユーザーに対して特性化されたサービスを提供することができ、先制的対応が取られるというメリットも提供される。
図4には、本発明のさらに他の実施形態によるオンライン食費決済方法が行われる環境が示されている。この実施形態において、クライアント側の通信端末10とは、ユーザーが携帯している端末ではなく、食堂空間1のテーブル5−1,...,5−nに提供される端末を意味する。
この実施形態におけるクライアント側の通信端末10には注文位置識別情報Mx−Txが搭載されており、設置されたテーブルに従属的である。
ユーザーから注文を受けた食堂側は、加盟店の通信端末20を介してサービス提供サーバー30に注文位置識別情報Mx−Txと注文情報Oxを送り600、サービス提供サーバー30は、受け取った注文位置識別情報Mx−Txと注文情報Oxを登録する(605)。
また、サービス提供サーバー30は、当該注文位置識別情報Mx−Txに対応するクライアント側の通信端末10に計算書情報を送る(610)。
本発明においては、ユーザーがクライアント側の通信端末10を本発明に係るオンライン決済サービスが行われるように作動させると、サービス提供サーバー30から受け取った計算書が表示される。その後のステップは、図2および図3に示す実施形態と大差ない。但し、ステップ620において決済基本情報を入力するとき、携帯している近距離無線通信装置、例えば、NFCチップまたはRFチップなどに決済基本情報を搭載し、そのチップをテーブルに提供されるクライアント側の通信端末10との近距離通信を通じて決済基本情報を入力するようにしてもよい。または、直接的にキーパッドなどを介して入力しても構わない。
この実施形態によれば、スマートフォンなどのクライアント側の通信端末を携帯していないユーザーの場合にも、本発明に係る決済サービスを利用することができるというメリットが提供される。
本発明に係るオンライン食費決済方法によれば、複数名分の注文をそれぞれ分けて決済するいわゆる割り勘と、複数のテーブルにおける食費の一括決済が行えるように構成してもよい。
上述したように、クライアント側の通信端末10に送られる計算書情報は、注文メニュー別に分割して表示可能な情報であるが、複数名のユーザーが注文位置識別情報Mx−Txを認識して各自のクライアント側の通信端末10に計算書の要請をするか、あるいは、複数名のユーザーが図3に示す実施形態のようにチェックインをすれば、 複数名のユーザーの全員に計算書が送られる。各々のユーザーは、ステップ125または425において決済すべき注文を選択して各自で決済することが可能になる。このとき、既に決済が完了した注文に対しては、選択欄を不活性化させて他のユーザーが決済できないように表示してもよい。全てのユーザーが決済して決済が完了すれば、サービス提供サーバー30は、加盟店の通信端末20に決済が完了した旨を通知する。図3に示す実施形態においては、テーブル5−1,...,5−nに従属されて提供されるクライアント側の通信端末10に各々のユーザーが決済すべき注文を選択し、決済基本情報を入力して決済を行えばよい。
複数のテーブルの食費を支払おうとするときには、ユーザーが複数のテーブルの各々に対して上述した過程に従って決済する方法があり、食堂側に要請して複数のテーブルの決済を併合することを要請し、加盟店の通信端末20がサービス提供サーバー30に併合された注文情報を送って処理してもよい。ユーザーは、併合されて送られてきた計算書を上述した過程に従って決済すればよい。
次いで、図6から図10を参照して、商品キャリアに入れられる商品のオンライン決済方法に関する実施形態について説明する。この実施形態においては、大型割引売り場において用いられる商品キャリア50−1,...,50−nについて説明するが、商品キャリア50−1,...,50−nは、大型割引売り場などにおいて提供される商品カートだけではなく、加盟店空間11に配置されて商品を入れ得るキャリアであれば、その種類を問わずに適用可能である。
商品キャリア50は、商品認識部51と、通信部52と、商品キャリア識別子53と、を有する。商品認識部51は、加盟店空間11に存在する商品情報が認識可能な装置を意味し、例えば、バーコードスキャナまたはQRコードスキャナ、RFID読取器などであってもよい。通信部52は、加盟店の通信端末20との通信が行える装置であり、無線短距離通信技術(Short Range Wireless)または無線近距離ネットワーク技術(Wirelss Local Area Networks)など通信が行える装置を用いればよい。通信部52と通信する加盟店の通信装置は、サービス提供サーバー30と通信する加盟店の通信端末20ではなく、加盟店の通信端末20にデータを送り得る別途の通信端末であっても構わない。この実施形態において、通信部52と加盟店の通信端末20との間の通信に関する説明は、通信部52が別途の加盟店端末と通信する場合をいずれも含むものと理解されるべきである。
商品キャリア50−1,...,50−nには、商品キャリア識別子53が提供されるが、商品キャリア識別子53は、RFまたはNFCなどの近距離無線通信を用い、商品キャリア識別情報Mx−Txを内蔵して用いてもよく、近距離無線通信が行えないクライアント側の通信端末10を所持しているユーザーのためにQRコードやテキスト情報などで実現してもよい。商品キャリア識別情報は、当該加盟店の識別情報Mxと、当該加盟店内において商品キャリアを識別するための識別情報Txと、を含む。
次いで、図7を参照してこの実施形態による決済過程について説明する。ユーザーは、割引売り場において商品キャリア50を引いていて、購買しようとする商品があれば、商品キャリア50の商品認識部51を用いて当該商品を認識する(700)。認識された商品は、商品キャリア50に入れられる。
商品キャリア50は、認識された商品情報Oxと当該商品キャリア識別情報Mx−Txを通信部52を介して加盟店の通信端末20に送る(705)。商品キャリア50が加盟店の通信端末20に送る商品キャリア識別情報には、加盟店の識別情報Mxが除かれてもよい。
加盟店の通信端末20は、商品キャリア識別情報Mx−Txと商品情報Oxをサービス提供サーバー30に送る(710)。サービス提供サーバー30は、商品キャリア識別情報および商品情報を登録する(715)。
ユーザーは、クライアント側の通信端末10を用いて商品キャリア識別子53に内蔵された商品キャリア識別情報Mx−Txを認識し(720)、購買すべき商品に対する計算書をサービス提供サーバー30に要請する(725)。計算書の要請には、ステップ720において認識した商品キャリア識別情報Mx−Txも送られる。
ユーザーのクライアント側の通信端末10には、本発明に係るオンライン商品決済サービスを利用するためのアプリケーションプログラムがインストールされていることが好ましいが、クライアント側の通信端末10にインストールされたブラウザーを介してサービス提供サーバー30に接続して本発明に係るオンライン決済サービスが利用可能なように構成してもよい。
サービス提供サーバー30は、計算書要請とともに送られてきた商品キャリア識別情報Mx−Txに対応する計算書情報Bill−Mx−Tx−Oxをクライアント側の通信端末10に送る(730)。ユーザーは、クライアント側の通信端末10に表示された商品のうちから決済すべき商品を選択して支払い要素を選択する(735)。その後のステップは、図1から図5を参照して説明した実施形態と大差ないため、それについての説明を省略する。ステップ745において送られる決済情報は、上述した実施携帯における定義と同様であり、決済基本情報Pxと、ユーザー識別情報Ux、商品キャリア識別情報Mx−Tx、商品情報Oxを有するものと定義される。
図8は、本発明の他の実施形態によるオンライン商品決済過程の手順図である。図8に示す実施形態は、図3に示す食堂における食費決済に関する実施形態と同様に、ユーザーがチェックインをする方式である。
すなわち、まず、ユーザーが商品キャリア50の商品キャリア識別子53から商品キャリアの識別情報Mx−Txを取得した後(800)、取得された情報をユーザー識別情報とともにサービス提供サーバー30に送る(805)。この過程は、ユーザーが一種のチェックインをする過程に相当し、次いで、購買しようとする商品を選択して商品キャリア50の商品認識部51が商品を認識する(810)。このようにして認識された商品情報Oxは、商品キャリア識別情報Mx−Txとともに通信部52によって加盟店の通信端末20に送られ(815)、加盟店の通信端末20は、この情報をサービス提供サーバー30に送り(820)、サービス提供サーバー30は、この情報を登録する(825)。
サービス提供サーバー30は、商品キャリア識別情報Mx−Txに相当するチェックイン記録があるか否かを確認し、チェックイン記録があれば、当該ユーザーのクライアント側の通信端末10に計算書情報を送る(830)。その後のステップは、上述した実施形態と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
多量の商品を購買する場合には、商品の購買のための商品の選択を完了した旨の信号を商品キャリア50を介して加盟店の通信端末20を経てサービス提供サーバー30に送るステップが追加されてもよい。このときには、商品の選択が完了した旨の信号を受け取った後に、サービス提供サーバー30がクライアント側の通信端末10に計算書情報を送る(730)。
図9には、本発明のさらに他の実施形態によるオンライン商品決済方法が行われる環境の一例が示されている。この実施形態においては、クライアント側の通信端末10とは、ユーザーが携帯している端末ではなく、加盟店空間11の商品キャリア50−1,...,50−nの各々に提供される端末を意味する。図9のクライアント側の通信端末10には商品キャリア識別情報Mx−Txが内蔵されており、設置された商品キャリアに従属的である。
ユーザーが購買しようとする商品を商品キャリア50の商品認識部51が認識するると(1000)、商品キャリア50における通信部52が加盟店の通信端末20に商品キャリア識別情報Mx−TxまたはTxおよび商品情報Oxを送る(1050)。加盟店の通信端末30は、商品キャリア識別情報Mx−Txと商品情報Oxをサービス提供サーバー30に送って登録する(1100および1150)。
ユーザーが商品の選択を完了し、決済のためにクライアント側の通信端末10を開くと、自動的にサービス提供サーバー30が計算書情報を送り(1200)、この計算書情報をクライアント側の通信端末10を通じて確認したユーザーは、今後の決済過程を行って決済を行う。ステップ1300において決済情報を入力するとき、ユーザーは、携帯している近距離無線通信装置、例えば、決済基本情報が登載されたNFCチップまたはRFチップなどをクライアント側の通信端末10との近距離通信を通じて入力してもよい。この実施形態においては、スマートフォンなどのクライアント側の通信端末を携帯していないユーザーの場合にも本発明に係るオンライン決済サービスを利用することができるというメリットがある。
添付図面に基づいて本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の権利範囲は後述する特許請求の範囲によって定められ、上述した実施形態および/または添付図面によって制限されるものと解釈されてはならない。なお、特許請求の範囲に記載された発明の、当業者にとって自明な改良、変更および/または修正もまた本発明の権利範囲に含まれるという点が明らかに理解されるべきである。

Claims (11)

  1. クライアント側の通信端末と、加盟店の通信端末と、サービス提供サーバーと、決済サーバーと、を備える環境下で前記サービス提供サーバーが行うオンライン食費決済方法において、
    前記サービス提供サーバーが、前記加盟店の通信端末から注文位置識別情報および注文情報を受け取って登録する第1のステップと、
    前記サービス提供サーバーが、前記クライアント側の通信端末に計算書情報を送る第2のステップと、
    前記サービス提供サーバーが、前記クライアント側の通信端末から決済情報を受け取る第3のステップと、
    前記サービス提供サーバーが、前記第1のステップにおいて取得した注文位置識別情報および注文情報と、前記第3のステップにおいて受け取った決済情報とに基づいて認証を行う第4のステップと、
    前記認証に成功する場合に、前記サービス提供サーバーが前記決済サーバーに決済基本情報を送って決済を要請する第5のステップと、
    を含むオンライン食費決済方法。
  2. 前記サービス提供サーバーが、注文位置識別情報を認識した前記クライアント側の通信端末から計算書情報の転送を要請される第1−1のステップをさらに含む請求項1に記載のオンライン食費決済方法。
  3. 前記サービス提供サーバーが、注文位置識別情報を認識した前記クライアント側の通信端末から認識した注文位置識別情報およびユーザー識別情報を受け取る第1−2のステップをさらに含む請求項1に記載のオンライン食費決済方法。
  4. 前記クライアント側の通信端末は、注文位置識別情報が格納されている通信端末である請求項1または請求項3に記載のオンライン食費決済方法。
  5. 前記計算書情報は、注文メニュー別に分割して表示可能な情報であり、
    前記第3のステップの決済情報は、分割されて表示された注文メニューのうちの一部に関する決済情報である請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のオンライン食費決済方法。
  6. 前記計算書情報は、注文メニュー別に分割して表示可能な情報であり、
    前記第3のステップの決済情報は、分割されて表示された注文メニューのうちの一部に関する決済情報である請求項4に記載のオンライン食費決済方法。
  7. 前記計算書情報は、複数の注文位置識別情報に対応する複数の注文情報に関する計算書情報である請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のオンライン食費決済方法。
  8. クライアント側の通信端末と、加盟店の通信端末と、サービス提供サーバーと、商品認識部と通信部および商品キャリア識別子を有する商品キャリアと、決済サーバーと、を備える環境下で前記サービス提供サーバーが行うオンライン商品決済方法において、
    前記商品キャリアが前記加盟店の通信端末に送って商品認識部によって認識された商品情報および前記商品キャリア識別情報を前記加盟店の通信端末から前記サービス提供サーバーが受信して登録する第1のステップと、
    前記サービス提供サーバーが、前記クライアント側の通信端末に計算書情報を送る第2のステップと、
    前記サービス提供サーバーが、前記クライアント側の通信端末から決済情報を受け取る第3のステップと、
    前記サービス提供サーバーが、前記第1のステップにおいて取得した商品キャリア識別情報および商品情報と前記第3のステップにおいて受け取った決済情報とに基づいて認証を行う第4のステップと、
    前記認証に成功する場合に、前記サービス提供サーバーが前記決済サーバーに決済基本情報を送って決済を要請する第5のステップと、
    を含むオンライン商品決済方法。
  9. 前記サービス提供者サーバーが、商品キャリア識別情報を認識した前記クライアント側の通信端末から計算書情報の転送を要請される第1−1のステップをさらに含む請求項8に記載のオンライン商品決済方法。
  10. 前記サービス提供サーバーが、商品キャリア識別情報を認識した前記クライアント側の通信端末から認識した商品キャリア識別情報およびユーザー識別情報を受け取る第1−2のステップをさらに含む請求項8に記載のオンライン商品決済方法。
  11. 前記クライアント側の通信端末は、商品キャリア識別情報が格納されている通信端末である請求項8または請求項10に記載のオンライン商品決済方法。
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