対応参照文字は、図面の全体を通して対応する部品を示す。
別の側面では、栄養チューブアセンブリは、概して、反対側にある第1および第2の縦方向端部、第1および第2の縦方向端部の間に延在する縦方向軸、ならびに第1および第2の縦方向端部の間の縦方向軸に沿って延在する、その中に画定される供給通路を有する、可撓性栄養チューブを備える。入口アダプタは、供給通路と流体連通しているチューブの第2の縦方向端部に隣接する。入口アダプタは、経腸栄養液体源を供給通路に流体的に接続するように、経腸栄養液体源への流体接続のために構成される。撮像アセンブリは、撮像デバイスを含む。撮像アセンブリは、被検体の消化管の画像を示す撮像信号を生成および伝送するために構成される。撮像アセンブリは、チューブの第1の縦方向端部に隣接してチューブに固定され、かつ供給通路の中の経腸栄養液体が撮像アセンブリに進入することを阻止するように供給通路から密閉される。供給出口は、撮像アセンブリに近接し、経腸栄養液体を被検体に送達するために供給通路と流体連通している。コンソールコネクタは、撮像アセンブリに通信可能に接続され、コンソールコネクタは、コンソールへの撮像信号の伝送を可能にするように、撮像アセンブリをコンソールに通信可能に接続する際に使用するために構成される。
さらに別の側面では、栄養チューブシステムは、概して、栄養チューブアセンブリと、コンソールとを備える。栄養チューブアセンブリは、反対側にある第1および第2の端部、ならびに第1および第2の端部を流体的に接続する供給通路を有する、栄養チューブを含む。入口アダプタは、供給通路と流体連通しているチューブの第2の端部に隣接する。入口アダプタは、経腸栄養液体源を供給通路に流体的に接続するように、経腸栄養液体源への流体接続のために構成される。撮像アセンブリは、撮像デバイスを含み、被検体の消化管の画像が利用可能であることを示す撮像信号を生成および伝送するために構成される。撮像アセンブリは、チューブの第1の端部に隣接してチューブに固定され、かつ供給通路の中の経腸栄養液体が撮像アセンブリに進入することを阻止するように供給通路から密閉される。供給出口は、入口アダプタおよび撮像アセンブリの中間にあり、経腸栄養液体を被検体に送達するために供給通路と流体連通している。コンソールは、ディスプレイを含み、栄養チューブアセンブリに動作可能に連結され、撮像アセンブリによって伝送された撮像信号を受信し、撮像信号から生成された画像をディスプレイ上に表示するために構成される。
別の実施形態では、栄養チューブアセンブリは、概して、反対側にある第1および第2の縦方向端部、ならびに第1および第2の縦方向端部の間に延在する、その中に画定される供給通路を有する、可撓性栄養チューブを備える。入口アダプタは、供給通路と流体連通している、チューブの第2の縦方向端部に隣接する。入口アダプタは、経腸栄養液体源への流体接続のために構成される。撮像アセンブリは、被検体の消化管の画像を示す撮像信号を生成および伝送するための撮像デバイスを含む。撮像アセンブリは、チューブの第1の端部に隣接して栄養チューブに固定され、かつ供給通路から流体的に隔離される。コンソールコネクタは、入口アダプタに近接して栄養チューブに固定される。コンソールコネクタは、撮像アセンブリに通信可能に接続され、コンソールへの撮像信号の伝送を可能にするように、撮像アセンブリをコンソールに通信可能に接続する際に使用するために構成される。
さらに別の実施形態では、撮像カテーテルアセンブリは、概して、第1の本体端部、および反対側にある第2の本体端部を有する、細長い本体と、第1の本体端部に固定される撮像アセンブリとを備える。撮像アセンブリは、第1の本体端部から遠隔にある第1の撮像アセンブリ端部、第1の本体端部に隣接する第2の撮像アセンブリ端部、ならびに第1および第2の撮像アセンブリ端部の間に延在する撮像アセンブリ縦方向軸を有する。撮像アセンブリは、第2の撮像アセンブリ端部の隣接から第1の撮像アセンブリ端部に向かって、撮像アセンブリ縦方向軸に沿って延在する、電子構成要素載置部分、および第1の撮像アセンブリ端部に隣接し、撮像アセンブリと略直角に延在する、カメラ載置部分を有する、リジッドフレキシブル回路を含む。電子構成要素載置部分は、縦方向に離間した第1および第2の剛性セクションと、第1および第2の剛性セクションの間に配置される第1の可撓性セクションとを含む。第1の電子構成要素は、電子構成要素載置部分の第1の剛性セクション上に載置される。第2の電子構成要素は、電子構成要素載置部分の第2の剛性セクション上に載置される。カメラは、カメラ載置部分上に載置され、カメラは、第1および第2の電子構成要素に通信可能に接続される。リジッドフレキシブル回路は、筐体の中に配置される。筐体は、リジッドフレキシブル回路の少なくとも一部分を円周方向に包囲する。電子構成要素載置部分の第1の可撓性セクションは、リジッドフレキシブル回路が第1の可撓性セクションにおいて屈曲することが可能であるように、その上に載置された電子構成要素を含まない。
別の側面では、医療処置を行う際に使用するための撮像カテーテルシステムは、概して、撮像カテーテルと、コンソールとを備える。撮像カテーテルは、反対側にある第1および第2の端部を有する、細長い本体とを含む。本体の第1の端部にある撮像アセンブリは、被検体に挿入されるように適合される。撮像アセンブリは、撮像アセンブリが被検体に挿入された時に、被検体の生体構造の画像を表す撮像信号を生成するための撮像デバイスを含む。撮像アセンブリは、撮像デバイスによって生成される撮像信号を伝送するように適合される。撮像カテーテルは、電子メモリ構成要素を含む。コンソールは、ディスプレイを含み、撮像アセンブリによって伝送される撮像信号を受信し、撮像信号から生成された画像をディスプレイ上に表示するために構成される。コンソールは、撮像カテーテルの使用中に、データを電子メモリ構成要素に書き込むように構成される。
別の側面では、医療処置を行う際に使用するための撮像カテーテルシステムは、概して、撮像カテーテルと、コンソールとを備える。撮像カテーテルは、反対側にある第1および第2の端部を有する、細長い本体を含む。第1の端部にある撮像アセンブリは、被検体に挿入されるように適合される。撮像アセンブリは、撮像アセンブリが被検体に挿入された時に、被検体の生体構造の画像を表す撮像信号を生成するための撮像デバイスを含む。撮像アセンブリは、撮像デバイスによって生成される撮像信号を伝送するように適合される。コンソールは、ディスプレイを含む。コンソールは、撮像アセンブリによって伝送される撮像信号を受信し、撮像信号から生成された画像をディスプレイ上に表示するために構成される。コンソールは、撮像アセンブリからコンソールによって以前に受信された画像、および撮像アセンブリからコンソールによって現在受信されている画像データからの現在の画像を同時に提示するように構成される。
ここで図面、具体的には図1−3を参照すると、撮像カテーテルは、概して10で示されている。本明細書で開示されるように、撮像カテーテルは、被検体、例えば、人間または人間以外の被検体に挿入するために構成される医療デバイスとなり得て、医療デバイスが被検体に挿入される際に、および/または医療デバイスが被検体の中に設置された後に、被検体の生体構造の画像、例えば、デジタルビデオを提供するように構成することができる。図示された実施形態では、撮像カテーテルは、栄養チューブアセンブリ10として構成され、経鼻胃栄養チューブアセンブリとして例示的に図示されている。経鼻胃栄養チューブアセンブリ10は、栄養チューブアセンブリが被検体に挿入される際に、および被検体の中の栄養チューブアセンブリの適正な配置の確認を促進するように栄養チューブアセンブリが被検体の中に設置された後に、被検体の消化管またはその一部分のデジタル画像を提供するように構成することができる。経鼻胃栄養チューブアセンブリ10はまた、撮像栄養チューブアセンブリからの獲得したデジタル画像を視認することによって、ユーザ、例えば、医師が被検体の中の栄養チューブアセンブリの適正な配置を確認した後等に、経腸栄養法によって被検体の消化管の中へ液体栄養分を送達するように構成することもできる。撮像カテーテル10は、経胃栄養チューブまたは経空腸栄養チューブ等の異なる種類の栄養チューブとして構成されてもよく、あるいは内視鏡または心臓カテーテル、例えば、バルーンカテーテルまたは他の種類の心臓カテーテル等の異なる種類の医療デバイスとして構成されてもよいことが理解される。
図示された栄養チューブアセンブリ10は、概して、縦方向軸A(図6)、開いた第1の縦方向端部、または、遠位端、および開いた第2の縦方向端部、または、近位端、を有する、概して12で示される、栄養チューブの形態の細長い略可撓性の本体を含む。栄養チューブ12の内面によって画定される供給通路14(図4−6)は、例えば、経腸栄養液の形態の栄養分を被検体に送達するためにチューブの縦方向端部の間で縦方向に延在する。栄養チューブではないカテーテル等の他の実施形態では、細長い本体は、他の構成要素を有してもよく、流体を患者に送達するための縦方向通路を持たなくてもよい。液体栄養分を供給通路14の中へ送達するための、概して16で示される入口アダプタは、チューブの第2の端部に取り付けられ、挿管中および/または後に患者の消化管のリアルタイム画像、例えば、ライブビデオを生成および伝送するための、概して18で示される撮像アセンブリは、概して20で示される撮像アセンブリコネクタによってチューブ12の第1の端部に取り付けられる。供給源である基準点とともに本明細書で使用される際に、入口アダプタ16は、栄養チューブアセンブリ10の近位端を画定し、撮像アセンブリ18は遠位端を画定する。栄養チューブアセンブリ10はまた、撮像アセンブリと、本明細書で説明されるように撮像アセンブリ18によって取得された画像が表示されてもよい、コンソール23(図3)との間の通信を提供するように、撮像アセンブリ18と通信している、概して22で示されるコンソールコネクタを含むこともできる。図示された実施形態では、栄養チューブアセンブリ10、コンソール23、および栄養チューブアセンブリをコンソールに通信可能に接続するインターフェースケーブル242が、撮像カテーテルシステム、より具体的には撮像栄養チューブシステムをともに構成する。
図1−4を参照すると、例示的に図示された栄養チューブ12は、撮像アセンブリコネクタ20とコンソールコネクタ22との間に延在する第1のチューブ区分12a、およびコンソールコネクタと入口アダプタ16との間に延在する第2のチューブ区分12bといった、2つのチューブ区分を備える。以下でさらに詳細に開示されるように、第1および第2のチューブ区分12a、12bは、第1および第2のチューブ区分が、供給通路14を少なくとも部分的に画定するよう相互に流体連通しているように、コンソールコネクタ22に固定することができる。本発明の他の実施形態では、チューブ12は、一体的な一部品構成要素として形成されてもよい。
チューブ12は、適正な挿管を促進するように、挿入深度の相対的指示を示す、または提供する、目盛(図示せず)等の印を備えてもよい。一実施例では、チューブ12は、約36インチから約55インチの間の長さを有してもよいが、本発明の範囲から逸脱することなく、他の長さであってもよい。
図6に示されるように、第1のチューブ区分12aは、典型的には、第1のチューブ区分のチューブ壁の中に配置される、1つ以上の導電体24(広義には、信号伝送構成要素)を典型的に含む。第2のチューブ区分12bは、そのような導電体を含まなくてもよい。第1のチューブ区分12aの導電体24は、供給通路14の縦方向軸に沿って、または平行等で、第1のチューブ区分に沿って縦方向に及ぶ。導電体24のうちの少なくともいくつかは、コンソールコネクタ22およびインターフェースケーブル242等を通して、撮像アセンブリ18とコンソール23との間に撮像信号を伝送するように構成することができる。他の導電体24は、コンソール23から撮像アセンブリ18へ電力を伝送し、接地を提供するように構成されてもよい。なおも他の導電体24は、コンソール23と撮像アセンブリ18との間の双方向通信を含むが、それに限定されない、他の通信を提供するように構成されてもよい。第1のチューブ区分12aは、撮像アセンブリ18とコンソールコネクタ22との間の信号の伝送を達成するように、光ファイバケーブルまたは他の信号伝送構成要素等の異なる種類の信号伝送構成要素を含んでもよい。本発明の1つ以上の実施形態では、導電体24のうちの少なくとも1つは、コンソール23となり得る電力供給から撮像アセンブリ18へ電力を供給するように構成されるが、独自の電源を有する撮像アセンブリを含む、撮像アセンブリに電力供給する他の方法は、本発明の範囲から逸脱しない。
例示的に図示されるように、導電体24は、供給通路の中の栄養液が導体に接触する可能性を阻止または低減するよう、導体が供給通路14から物理的に分離される、または少なくとも流体的に隔離されるように、栄養チューブ12の導体通路26内に配置することができる。図6に示されるように、第1のチューブ区分12aの中の供給通路14の一部分を画定する内面は、内向きに延在し、栄養チューブアセンブリまたは区分の縦寸法に沿って縦方向に及ぶ弓形部分28を有する、略円形断面を有する。導電体24は、内面の弓形部分28とチューブ区分の外面との間の第1のチューブ区分12aのチューブ壁内に配置することができ、それは、上記で開示されるように、導電体24と供給通路14の中の経腸栄養液との間の物理的分離を可能にし、供給通路の面積または容積を最大限化することができる。縦方向軸Aは、供給通路14を通過する。そのようなものとして、この構成は、供給通路14の中の流体の流動を推進し、供給通路の中の閉塞の可能性を低減する。図5に示されるような、通路14の周囲の実質的に均一な壁厚は、起こり得る物質の閉じ込めの量を減少させることができ、または少なくとも、閉塞の形成の可能性を低減することができる。第1のチューブ区分12aは、本発明の範囲から逸脱することなく、他の構成であってもよいことが理解される。
例えば、第1および第2のチューブ区分12a、12bを含む、栄養チューブ12は、芳香族ポリエーテルベースの熱可塑性ポリウレタン等であるが、それらに限定されない、熱可塑性ポリウレタンポリマー、およびバリウム等の放射線不透過性物質から形成されてもよい。第1および第2のチューブ区分12a、12bは、押し出し過程によって形成されてもよい。チューブ12は、他の材料から形成されてもよく、本発明の範囲から逸脱することなく他の方法で形成されてもよい。1つの非限定的実施例では、導電体24、または他の信号伝送構成要素は、第1のチューブ区分に導体を埋め込むように第1のチューブ区分12aと共押し出しされてもよい。別の実施例では、導体24、または他の信号伝送構成要素は、第1のチューブ区分12aを形成した後に導体通路26を通して供給されてもよい。1つ以上の導体12のうちのいずれかを導入することは、例えば、その中に挿入する前に流体で通路26を内部加圧することによって、促進することができる。第1のチューブ区分12aおよび/またはチューブ12を形成する他の方法は、本発明の範囲から逸脱しない。
図1および2をさらに再び参照すると、図示された入口アダプタ16は、典型的には、単一の出口ポート34と流体連通している、第1および第2の入口ポート30、32をそれぞれ含む。例示的に図示された入口アダプタ16は、Y字ポートと呼ばれてもよい。第1の入口ポート30は、経腸栄養液等の液体栄養分源に接続するために使用されてもよい。例えば、経腸栄養液源と流体連通している、鉤付きコネクタ(図示せず)が、第1の入口ポート30に挿入され、摩擦嵌合によってその中で固定されてもよい。したがって、本発明の側面は、栄養流体が栄養チューブアセンブリと流体連通している、構成を伴ってもよい。入口アダプタ16上に繋留された随意的なキャップ35は、使用されていない時に入口ポートを閉鎖するように、第1の入口ポート30の中で取り外し可能に受容可能となり得る。第2の入口ポート32は、薬剤源に接続するために使用されてもよい。随意的な繋留された第1および第2のキャップ36、37はそれぞれ、典型的には種々の薬剤源とともに使用される、種々のまたは異なるコネクタへの接続またはポートとして、第2の入口ポート32を可変的に構成するために使用することができる。例えば、第1のキャップ36は、カテーテルシリンジと噛合するようにサイズ決定および成形される、それを通る中央開口部を提供する、第2の入口ポート32の中で取り外し可能に受容可能となり得る。第2のキャップ37は、第1のキャップ36の中の中央開口部の中で取り外し可能に受容可能となり、それにより、特に経口注射器の先端と噛合するようにサイズ決定および成形される、中央開口部を提供することができる。入口アダプタ16は、他の形状、サイズ、および構成を有してもよく、または本発明から逸脱することなく、完全に省略されてもよい。
入口アダプタ16は、アダプタ16の出口ポート34が栄養チューブの供給通路14と密閉流体連通しているように、概して38で示される、アダプタ溶接におけるチューブ12の第2または近位端に固定することができる。アダプタ溶接38は、典型的には、溶接が平滑で略連続的に減少する直径を有するように、アダプタ16からチューブ12まで遠位に先細になる。アダプタ16は、本発明の範囲から逸脱することなく、他の方法でューブ12に固定されてもよいことを理解されたい。例えば、入口アダプタ16は、溶剤結合または他の固定技法によって、チューブ12に固定されてもよい。アダプタ16は、栄養チューブ12と同じ材料、または材料の混合物、または異なるが適合性の材料から成ってもよい。一実施例では、アダプタ16は、ポリ塩化ビニルおよびポリウレタンエラストマーの混合物から構成される。別の実施例では、アダプタ16は、芳香族ポリエーテルベースの熱可塑性ポリウレタンまたはDEHPを含まないPVCから構成される。アダプタ16は、本発明の範囲内の他の種類の材料から形成されてもよい。
図1、2、および5を参照すると、撮像アセンブリコネクタ20は、撮像アセンブリ18に固定される遠位縁等の第1の縁、および第1のチューブ区分12aの第1の縁に固定される近位縁等の第2の縁を有する。撮像アセンブリコネクタ20は、典型的には、チューブ12の供給通路14と流体連通している供給出口40を画定する。供給出口40は、撮像アセンブリコネクタ20の側面を通って横方向に延在する1つ以上の開口部を備えることができる(1つだけのそのような側方開口部が図示されている)。図示された実施形態では、チューブ12の第1または遠位端は、供給通路14と供給出口40との間の流体連通を提供するように、撮像アセンブリコネクタの第2または近位端において撮像アセンブリコネクタ20内で受容され、固定される。撮像アセンブリコネクタ20は、供給通路14の中の栄養液が撮像アセンブリ18に進入することを防止するように、第1または遠位端に隣接して閉鎖することができる。したがって、撮像アセンブリ18は、典型的には、供給通路14から密閉され、それと流体連通していない。代わりに、栄養液は、典型的には、栄養チューブ12に対して出口40から横方向に流出する。栄養チューブアセンブリ10が患者の中で適切に設置されていると決定された時に、入口アダプタ16の中へ供給される栄養液または他の望ましい液体を、チューブ12の供給通路14を通し、出口40を通して外へ、および被検体の消化管の中へ、導入することができる。図5に図示されるように、撮像アセンブリコネクタ20の第1の縁は、撮像アセンブリ18の中に嵌合するように成形およびサイズ決定される、接続部分42を有することができる。撮像アセンブリコネクタ20は、撮像アセンブリ18と一体的に形成されてもよく、または本発明の範囲から逸脱することなく省略されてもよい。
導電体24は、栄養液が導体に接触することを阻止するよう、導体が供給出口40および供給通路14から密閉されるように、撮像アセンブリコネクタ20の壁に埋め込まれ、または別様に受容されてもよい。一実施形態では、撮像アセンブリコネクタ20は、ともに組み立てられる2つの明確に異なる部品を含んでもよい。第1の部品は、上記で説明されるように、チューブ12から液体を受容する供給出口40、および供給通路出口から分離している導体通路(図示せず)を画定してもよい。第2の部品は、接続部分42、および撮像アセンブリ18およびチューブ12の接続を促進する、または撮像アセンブリ18とチューブ12との間で導電体24を携持するように、第1の部品の中の導体通路まで延在する導体通路を画定してもよい。撮像アセンブリコネクタ20は、省略されてもよいか、あるいは、他の形状、サイズ、および構成を有してもよい。また、撮像アセンブリ18は、本発明の範囲から逸脱することなく、他の方法でチューブ12に固定されてもよい。
一実施例では、撮像アセンブリコネクタ20は、栄養チューブ12の端部上に射出成形されてもよい。栄養チューブへの撮像アセンブリコネクタ20の直接接続は、撮像アセンブリまで栄養チューブ12の端部から外へ延在する導電体24用の張力緩和を提供する。
図5を参照すると、撮像アセンブリ18は、管状筐体50と、管状筐体内に配置されるフレキシブル回路(「フレックス回路」)アセンブリ60と、管状筐体50に固定される透明または半透明キャップ70とを含むことができる。フレックス回路は、典型的には、変形可能な回路要素と、変形可能な回路要素上に載置される構成要素とを含む。変形可能な回路要素は、屈曲させる、または別様に変形させることができ、また、基盤上に載置され得る種々の構成要素の間で電気接続を行うための導電体を含む、少なくとも変形させられる前は平坦な基板であってもよい。変形可能な回路要素は、本発明の範囲内で、例えば、離散屈曲線のみにおいて部分的にのみ変形可能であってもよい。いくつかある機能の中で特に、管状筐体50は、フレックス回路アセンブリ60のための保護を提供することができ、筐体は、撮像アセンブリ18の中への液体の進入を阻止するように耐水であってもよい。管状筐体50は、折り畳み構成のフレックス回路アセンブリ60を収納するために成形およびサイズ決定される、軸方向通路52を画定する内面を有する。一実施形態では、管状筐体50は、フレックス回路アセンブリ60のための保護を提供し、撮像アセンブリ18が屈曲することを可能にして栄養チューブアセンブリ10の操縦性を促進する、略可撓性の材料から形成される。管状筐体50の近位端等の第2の端部は、撮像アセンブリコネクタ20の接続部分42を受容するように構成することができ、撮像アセンブリを栄養チューブ12に固定するように、それに接着することができる。管状筐体50は、内部LED96等の光源からの照明を反射し、撮像アセンブリ18の遠位端から、例えば、視野へ、照明を外向きに方向付けるように、不透明の白色材料から形成されること、またはその上に塗布された不透明材料を有することによって、略不透明であってもよい。
フレックス回路アセンブリ60は、典型的には、フレックス回路80と、それに取り付けられた、以下で説明される電子構成要素(標識せず)とを含む。図5、7、および8で例示的に示される、部分的に組み立てられた、または折り畳み構成では、フレックス回路アセンブリ60は、第1の縦方向端部、例えば、遠位端、および反対側にある第2の縦方向端部、例えば、近位端を伴う長さを有することができる。導電体24は、フレックス回路アセンブリ60の第2の縦方向端部、例えば、近位端に接続することができる。カメラ載置部分82は、典型的には、フレックス回路アセンブリ60の第1の縦方向端部、例えば、遠位端に配置される。概して84で示される、デジタルカメラ等の撮像デバイスを、カメラ載置部分82上に載置することができる。カメラ84は、図8に示されるように、基部86A、側面86B、86C、86D、86E、および上面または第1の表面86Fを伴う立方形筐体86を有することができる。カメラ84の上面86Fは、レンズ88を含むことができる。レンズ88は、撮像アセンブリ18の遠位端から略外向きに突出する、視野を画定する。本発明1つ以上の実施形態によれば、カメラ84は、CMOS撮像デバイス等の撮像デバイスを備える。本発明のさらなる実施形態では、カメラ84は、電荷結合素子(CCD)または別の種類の撮像デバイス等の異なる種類の固体撮像デバイスを備えてもよい。撮像アセンブリ18の電子および他の構成要素を構成する他の方法は、本発明の範囲から逸脱せず、その変形実施形態として実装されてもよい。例えば、別の実施形態では、フレックス回路アセンブリ60は、剛性プリント回路基板(PCB)と置換されてもよい。
フレックス回路アセンブリ60は、それぞれ典型的には、フレックス回路アセンブリ60の第1の縦方向端部に向かって折り目においてカメラ載置部分82から延在する、電力載置部分90(図5および7)および制御またはデータ載置部分92(図8)を含むことができる。さらに詳細に説明されるように、電力供給構成要素は、典型的には、電力載置部分90の上に配置され、カメラ制御構成要素は、典型的には、データ載置部分92の上に配置される。
図7および9を参照すると、フレックス回路60の光載置部分94を、カメラ84の側面86Cに配置することができる。光載置部分94は、電力載置部分90の折り目においてフレックス回路の側面縁からカメラ84に向かって縦方向に延在するものとして、例示的に描写されている。1つ以上の光源96は、カメラ筐体86の上面86Fに隣接する面積または領域を照射するために、例えば、光載置部分94の上に配置することができる。図示された実施形態では、光源は、LEDがカメラ筐体の側面86Cの上に、かつカメラ筐体の上面86Fより下側で、またはそれに近接して配置されるように、光載置部分94の上に配置される発光ダイオード(LED)96である。図示された実施形態では、LED96は、撮像アセンブリ18の遠位端から外向きに光を投影するために、光載置部分94と略垂直である発光面98を有する。図示された実施例(図9)によれば、LED96および光載置部分94は、LED96の発光面98が、カメラ筐体86の上面86Fより比較的短距離、例えば、0.408ミリメートルで下側にあるように、カメラ84およびカメラ載置部分82に対して設置される。典型的には、LED96は、随意的なレンズ88を通して、カメラ84の撮像ゾーンまたは視野にわたって少なくとも部分的に一致する照明ゾーンを有する。
別の実施形態では、1つ以上のLEDは、カメラの遠位に位置してもよい。図44に示されるように、フレックス回路アセンブリの一実施例は、概して参照数字60’で示される。折り畳み、または少なくとも部分的に組み立てられた構成で図示されるように、フレックス回路アセンブリ60’のフレックス回路80’は、電気構成要素載置部分90’と、カメラ84’が載置されるカメラ載置部分82’と、4つの図示されたLED96’等の1つ以上の光源を載置することができるLED載置部分94’とを含むことができる。LED載置部分94’は、典型的には、LED96’がカメラから遠位にある、またはオフセットされるように、カメラ84’の上面上に静置するように構成される。LED載置部分94’は、LED載置部分94’がカメラ84’の視野を妨害しないように、カメラレンズ(図示せず)と整列させられた開口部95’を含むことができる。図45は、非折り畳みまたは平坦構成のフレックス回路80’を示す。フレックス回路は、他の構成を有し、カメラおよび光源の載置のための代替的な場所を提供してもよい。
図9および10を参照すると、カメラ84およびLED96は、光透過性キャップ70の中に配置されるものとして例示的に示されている。キャップ70は、1つ以上のLED96のうちのいずれかから発せられた光を拡散するように、および場合によっては、周波数の範囲または特定の周波数の中への発せられた光をフィルタにかけるように構成することができる。キャップ70は、管状筐体50の遠位端と連結または噛合するように構成される円筒取付部分100と、外向きに延在し、または管状筐体から突出してもよい、ドーム形部分102を備える、外面を有することができる。一実施例では、円筒取付部分100は、ぴったりした嵌合が管状筐体50の内面と形成されるように、成形およびサイズ決定することができる。結合剤が、円筒取付部分100を管状筐体50にさらに固定するために使用されてもよい。キャップ70と筐体50との間の接続は、撮像アセンブリ18の中への液体の進入を阻止するように、実質的に耐水であってもよい。
本発明の1つ以上の側面による、いくつかの実施形態では、キャップ70は、キャップの近位端から内向きに延在する空洞を画定する、内面を有する。空洞は、カメラ受容部分104およびLED受容部分106を提供または画定することができる。カメラ受容部分104は、カメラ84の側面86B、86C、86D、86Eをぴったりと、またはしっかりと受容するように、対応してサイズ決定および成形することができ、さらに、カメラがキャップ70の近位端においてカメラ受容部分104から外へ延在するように、カメラの高さ(図9で「h」として示される)よりも小さい深さ(図9で「D」として示される)を有することができる。カメラ受容部分104の中のカメラ84のこのぴったりした嵌合は、キャップ70に対するカメラの移動を阻止し、カメラ84とのキャップ70の適正な整列を促進する。カメラ84に対するキャップ70の位置は、撮像アセンブリ18によって生成される画像の質に望ましくない影響を及ぼす、任意の効果を少なくとも部分的に低減するように調整または構成されてもよい。例示的実施形態では、カメラ受容部分の外側に延在するカメラ筐体の突出部分は、カメラおよびキャップの精密な配置のための固定具の使用を可能にすることによって、組立を促進することができる。他の変形では、キャップは、撮像アセンブリの筐体または他の構成要素と界面接触するために、異なる構成を利用してもよい。例えば、1つ以上の変形実施形態は、光源および撮像デバイスのうちの1つ以上のうちのいずれかを取り囲む、円形の円筒容積を有することを伴ってもよい。
図9をさらに参照すると、キャップ70の内部はさらに、LED96から発する不要な光がカメラ84に進入すること、およびカメラによって感知または検出されることを低減するように構成することができる。カメラ84の中への望ましくない光の反射を最小限化する、または少なくとも部分的に低減するために、カメラ筐体86の上面86Fに反対側にある、キャップ70の内部カメラ対向面108は、カメラ筐体の上面86Fと実質的に平行に配向または構築することができる。また、LED96の発光面98に反対側にある、キャップ70の内部光対向面110は、キャップのカメラ対向面108から、縦方向に、すなわち、遠位に、離間するように配置することができる。比較的鋭角、例えば、直角が、カメラ対向面108、および内面110を内面108に接続するキャップ70の内面112によって画定されてもよい。この構成は、カメラ84の中へLED96によって発せされる光の望ましくない内部反射を低減するべきである。
図10をさらに参照すると、キャップ70の外面のドーム形部分102は、略平坦、例えば、略平面的となり得る、中央遠位部分116を含む。遠位部分116から基部、例えば、ドーム形部分の近位端まで延在する側縁は、丸く、略平滑である。また、キャップ70の基部は、キャップが筐体へ平滑に遷移するように、筐体50の断面サイズおよび形状とほぼ同じとなり得る断面サイズおよび形状を有する。全体として、このキャップ70の一般的形状は、切頂ドーム形状と本明細書で呼ばれる。平坦な中央遠位部分116は、視野の歪みを最小限化する、または少なくとも低減するべきである。図示された実施形態では、平坦な中央遠位部分116は、略円形の円周、および視野の歪みをさらに最小限化するように視野と同じサイズである、またはそれよりも大きい面積を有する。また、外面の平坦な中央部分116に反対側にあるキャップ70の内面の部分、およびカメラ84の上面86Fもまた、平坦となり得て、外面の平坦な中央部分と実質的に平行と成り得て、それは、視野の歪みをさらに最小限化する、または少なくとも低減するべきである。キャップ70の丸い縁は、被検体の中への栄養チューブアセンブリ12の遠位部分の挿入を促進し、挿管中の快適性を推進する。
図11は、本発明の1つ以上の実施形態による、フレックス回路アセンブリ60の例示的な電気システム200を対象とした電気ブロック図を示す。図12および13は、例示的な電気システム200の回路図を例示的に示す。電気システム200は、出口アダプタ20から導電体24を受容するための圧接コネクタ等の導電体コネクタ202を含むことができる。図示された実施形態によれば、導電体24は、6本の信号ラインを含む。図示された実施形態における6本の信号ラインは、2本の電力供給ライン、例えば、電力ライン5V、および接地ラインGND、2本のシリアル通信ライン、例えば、シリアルクロックラインSCLおよびシリアルデータラインSDA、ならびに差動ペア、例えば、低電圧差信号正ラインLVDS_P、および低電圧差信号負ラインLVDS_Nを含む。電力供給ライン(5VおよびGND)は、LED96を通電させるためにLED96に電気的に接続される。図示した回路システム200では、電力供給ラインは、5ボルト電力を白色光LED、例えば、OSRAM Opto Semiconductor GmnH,Germanyから入手可能な部品番号LW QH8GまたはLW VH8G、に提供する。電力供給ライン(5VおよびGND)はまた、それに電力を提供するためにデュアル電圧調節器204、または電力供給にも電気的に接続される。デュアル電圧調節器204は、電力供給ラインによって提供される電力から、2つの異なる電圧ラインを生成する。図示された回路システム200では、デュアル電圧調節器204、例えば、Intersil Corporation,Milpitas,Californiaから入手可能な部品番号ISL9016IRUJCZ−Tは、2.8ボルト電力信号、例えば、アナログ供給電圧信号VAA、および1.8ボルト電力信号、例えば、デジタル供給電圧信号VDDを生成する。デュアル電圧調節器204は、そこから生成される電圧を、発振器206、シリアル通信デバイス208、およびカメラ84に供給するように、構成され、電気的に接続される。例示的な電気システム200では、カメラ84は、Aptina Imaging Corp.,San Jose,Californiaから入手可能な部品番号MTV9124M01となり得る。しかしながら、本発明の範囲から逸脱することなく、他のカメラまたは画像センサが使用されてもよい。
22MHz発振器等の発振器206は、カメラ84に接続し、それにタイミング信号(EXTCLK)を提供するように構成することができる。Philips SemiconducorまたはNXP B.V, Germanyから入手可能なI2Cバスリピータ等のシリアル通信デバイス206は、データ、すなわち、非画像データが、カメラ84を往復して伝達されることを可能にするように、シリアル通信ライン(SDA、SCL)およびカメラ84に電気的に接続される。例えば、シリアル通信ライン(SDA、SCL)は、コンソールコネクタ22を介して外部コンピュータデバイスに接続されてもよい。外部コンピュータデバイスは、解像度およびフレームレート等の1つ以上のカメラ設定を表すデータを受信する。カメラ設定は、シリアル通信ライン(SDA、SCL)およびシリアル通信デバイス208を介して、カメラ84に伝達することができる。カメラ84は、その挿管中および/または後に視野の中で被検体の生体構造の画像を取得し、シリアル通信デバイス208を介して伝達されるカメラ設定の関数として、取得された画像から直列化デジタルビデオ信号等の撮像信号を生成する。カメラ84によって行われる動作は、発振器206によって提供されるタイミング信号(EXTCLK)の関数として同期される。カメラ84は、コンソールコネクタ22およびコンソール23に伝送するために、信号、例えば、直列化デジタルビデオ信号を差動ペアライン(LVDS_N、LVDS_P)に出力する。次いで、カメラ84によって取得される画像は、コンソール23を介して送達され、処理され、視認されてもよい。
図14は、非折り畳みまたは平坦、例えば、平面的な構成のフレックス回路80を図示する。非折り畳み構成では、カメラ載置部分82、電力載置部分90、データ載置部分92、および光載置部分94は全て、概して同じ面内に位置し、単一の平面、例えば載置面を形成する。一実施形態では、フレックス回路が非折り畳み構成である時に、撮像アセンブリ18用の電気システム、例えば、電気システム200の電気構成要素の全てが、フレックス回路80の単一の略平面的な載置面250に取り付けられる。したがって、電気構成要素は、製造を促進するように、非折り畳み構成である間に、フレックス回路80に取り付けられてもよい。
上記で説明される例示的な電気システム200の電気構成要素の相対的位置が、図14に示されている。具体的には、導電体コネクタ202、例えば、圧接コネクタ、および電力供給204、例えば、デュアル電圧調節器は、電力載置部分90の載置面250に取り付けることができる。電力供給204が、典型的には、入力導電体24に比較的近く位置する、図示された構成等の構成は、接地ライン(GND)上の雑音を最小限化または低減する。発振器206、例えば、タイミング発生器、およびシリアル通信デバイス208、例えば、I2Cバスリピータは、データ載置部分92の載置面250に取り付けることができる。カメラ84は、カメラ載置部分82の載置面250に取り付けることができる。シリアル通信デバイス208と導電体コネクタ202との間で伝達される、シリアル通信信号、例えば、シリアルデータおよびシリアルクロック信号が、カメラ84から導電体コネクタ202へ伝達されるビデオ信号よりも低い帯域幅を有するため、例示的な図示された構成は、カメラ84よりも導電体コネクタ202から遠くにシリアル通信デバイス208を設置する。LED96は、光載置部分94に取り付けられる。カメラ載置部分82は、フレックス回路アセンブリ60が上記で説明される折り畳み構成である時に、光載置部分94をカメラ筐体の側面86Cと同一平面に配置することができるように、成形および構成される。
一実施形態では、フレックス回路アセンブリ60のフレックス回路80は、2層回路である。具体的には、フレックス回路80は、それぞれ頂面および底面を有する、第1の基板および第2の基板を含む。第1および第2の基板は、可撓性ポリイミド膜から成ってもよい。第1の基板の頂面上に選択的に配置される、導電性材料、例えば、銅は、第1の回路パターン、例えば、複数の選択的に接続された配線を形成する。図15は、本発明のいくつかの側面による、例示的な電気システム200の第1の回路パターンを図示する。第2の基板の頂面上に選択的に配置される、導電性材料は、第2の回路パターンを形成する。第1および第2の基板は、第1の基板の頂面が第2の基板の底面に直接対向するように、相互と平行に配設される、例えば、積み重ねられる。第1の回路パターンおよび第2の回路パターンは、例えば、ビアを使用することによって、ともに電気的に接続され、2層回路を形成するようにフレックス回路に取り付けられた電気構成要素と接続される。フレックス回路80は、他の材料から成ってもよく、本発明の範囲から逸脱することなく、他の方法で形成されてもよい。
一実施形態では、フレックス回路80の光載置部分94は、ヒートシンクとして機能するように構成される。第1の基板の頂面上の導電性材料、および第2の基板の頂面上の導電性材料は、第1の基板から第2の基板へ熱を伝導するように、例えば、ビアを使用して、ともに接続することができる。フレックス回路の光載置部分上の第2の基板上に形成される配線は、第1および第2の基板の他の部分上に形成される配線と比べて、より幅広くなり得る。例えば、より幅広い配線は、約0.008インチの幅を有してもよい。この構成は、LED96によって生成される熱に起因する温度上昇の可能性を最小限化し、または低減することができ、LED96への損傷、および望ましくない、または許容できない高温によって引き起こされる患者への障害の可能性を防止または低減しながら、LED96によって生成される照明能力を最大限化または増加させるように、より多くの電流がLED96に提供されることを可能にすることができる。
図7、8、および14を参照すると、平坦構成から折り畳み構成にフレックス回路アセンブリ60を変換するために、電力載置部分90およびデータ載置部分92は、折り目97の間にカメラ載置面82を形成するように、第1の折り目97(図7および8)において相互に向かって折り畳まれる。電力載置部分90およびデータ載置部分92は、2つの部分が略平行であり、相互と対向関係にあるように、第2の折り目99において2回折り畳むことができる。光載置部分94はまた、カメラ載置部分82に向かって内向きに折り畳むこともできる。
フレックス回路の内面または裏面上に配置された構成要素がない、すなわち、構成要素が載置面上に載置されるため、組立中の電力載置部分90およびデータ載置部分92の整列を促進することができる。電力載置部分90およびデータ載置部分92の整列はまた、所望の配向へのカメラの整列を向上させることもできる。カメラ載置面82のいずれか一方側の折り目97および99と関連付けられる応力または力が、相互を釣り合わせる。結果として、レンズ88がキャップ70と整列させられ、レンズ88の視野が管状筐体50の軸と一致し得るように、同等または反作用応力または力が、特定の配向へのカメラ84の配置を誘導する。
図16は、本発明の代替実施形態による、例示的なフレックス回路電気システムのブロック図である。示されるように、導電体は、4本の信号ラインを構成する4本のケーブルを含む。図示された実施形態における4本の信号ラインは、2本の電力供給ライン、例えば、5Vの電力ラインおよび接地ラインGND、ならびに、差動ペア、例えば、低電圧差信号正ラインLVDS_Pおよび低電圧差信号負ラインLVDS_N、を含む。マイクロコントローラ210が、栄養チューブアセンブリ10への統合を可能にするようにカメラ84と協働する。カメラ84は、例えば、I2Cコマンド/制御インターフェースと、直列化デジタルビデオ出力インターフェースとを含む。マイクロコントローラ210は、チューブの長さにわたってコマンドおよび制御信号を伝送するよりもむしろ、これらの信号をカメラ84に直接送信することができる。図11−13と関連付けられる例示的実施形態等の本明細書で説明される他の動作パラメータが、この変形で実装されてもよい。
図17では、導電体24は、本発明の1つ以上のさらなる実施形態による、4本の信号ラインを構成する4本のケーブルを含む。カメラ84は、電源を入れた、または通電された時に、所定の動作プロトコルで自動的および/または自律的に動作するように、カスタマイズすることができる。この実施形態では、カメラ84は、外部着信コマンド/制御信号を使用しない、またはそれらに依存しない。露出、ホワイトバランス等であるが、それらに限定されない、カメラ84の動作パラメータは、例えば、特定または所定の用途のためのカスタムまたは調整値に、事前にプログラムする、事前に設定する、または永久的に設定することができる。一実施形態では、例えば、カスタム値は、典型的には、関連メモリ構造の中に記憶される。カメラ84は、カスタム値でプログラムすることができる、一回プログラム可能メモリ(OTPM)(図示せず)を有する、カメラモジュール自体の中に統合されたマイクロコントローラ等のシーケンサ(図示せず)を含むことができる。代替として、カメラ84は、その中に記憶されたカスタム値を有する、ハードウェアレジスタ(図示せず)を含むことができ、その場合、シーケンサは随意で動作可能であってもよい。本明細書で説明される他の動作パラメータが、この実施例で実装されてもよい。
図18は、例示的なフレックス回路電気システムのさらに別の実施形態を図示する。図18に示されるように、導電体24は、2本の信号ラインを構成する2本のケーブルを含む。図示された実施形態における2本の信号ラインは、コンソールからフレックス回路60へ電力を供給するための2本の電力供給ライン、例えば、電力ライン5Vおよび接地ラインGNDを含む。コンソール23は、フレックス回路60を通電させる、または電力を提供することができ、無線212Aならびにカメラ84およびフレックス回路60の他の構成要素に電力供給するために必要に応じて、電圧を調節することができる。次いで、カメラ84は、無線212Aを介して、ビデオデータ等の撮像信号を、コンソールに位置する対応無線212Bに無線で送信することができる。代替実施形態では、コンソール23およびカメラ84は、例えば、非ビデオデータを交換するように、無線212A、212Bを介して双方向で通信することができる。このようにして電力をカメラ84に提供することは、カメラモジュール自体の中のバッテリ等の有限容量エネルギー源の必要性を排除することができる。
特にフレックス回路と組み合わせられた時に、図16−18に示されるような信号ラインの数を削減することが、費用を削減し、組立の信頼性および容易性を向上させてもよい。さらに、より少ない導体は、組立中にラインを不注意に切り替え、それらを接続する可能性を低減し得る。
図2および4Aを参照すると、例示的に図示されたコンソールコネクタ22は、コネクタ筐体228と、コネクタ筐体に固定されるプリント回路基板(PCB)230とを含む。PCB230は、PCBの電気構成要素載置部分がコネクタ筐体228の中に配置され、エッジコネクタが露出され、したがって、それに接続するために略アクセス可能となり得るように、筐体228から外向きに延在するエッジコネクタ232を含む。図示された実施形態では、コネクタ筐体228は、第1および第2のチューブ区分12a、12bが、第1および第2のチューブ区分を流体的に接続するように、接着剤等によって固定される、チューブ接続開口部234を画定する。チューブ接続開口部234は、供給通路14を部分的に画定してもよく、または供給通路は、チューブ区分12a、12bによって完全に画定されてもよい。1つの非限定的実施例では、供給通路がチューブによって完全に画定され、コンソールコネクタ22の任意の部分と流体連通しないように、区分12aおよび12bを組み込む、またはそれらの代わりの一部品チューブ12が、チューブ接続開口部234を通って延在する。チューブ12は、接着剤等によって、チューブ接続開口部234内で固定されてもよい。コンソールコネクタは、他の構成であってもよく、他の場所で栄養チューブアセンブリに固定されてもよい。
導電体24は、第1のチューブ区分12aからコネクタ筐体228の中へ延在し、PCB230に電気的に接続される。インターフェースケーブル242、または他の信号伝送構成要素は、コンソール23と撮像アセンブリ18との間で通信およびデータ交換を達成するように、エッジコネクタ232に取り外し可能に接続可能となり得る。以下でさらに詳細に説明されるように、電気的消去可能読取専用メモリ(EEPROM)等の電子メモリ構成要素243は、情報、すなわち、データがその上に記憶され、および/または書き込まれること、およびコンソール23、すなわち、コンソール23のマイクロプロセッサ254、または別の外部デバイスによってアクセス可能となることを可能にするように、PCB230上に載置されてもよい。PCB230は、その上に載置された付加的または異なる電気構成要素を有してもよく、またはPCBは、導電体がPCB230に動作可能に接続されるように省略されてもよい。
別の実施形態では、コンソールコネクタが、入口アダプタ上に形成され、またはそれに固定されてもよい。図4Bを参照すると、本発明の一実施形態では、コンソールコネクタ22’の筐体228’が、入口アダプタ16’と一体的に形成される。コンソールコネクタ筐体228’は、入口アダプタ16’の出口ポート34’から横方向外向きに延在する。以前の実施形態のように、現在のコンソールコネクタ22’は、随意で、撮像アセンブリをコンソールと通信可能に接続する際に使用するためのエッジコネクタ232’とともに、PCB230’を含む。EEPROM(図示せず)等の電子メモリ構成要素は、上記で開示され、以下でさらに詳細に説明されるように、PCB230’に載置されてもよい。栄養チューブアセンブリは、撮像アセンブリ18をコンソール23に接続するための異なる種類の接続を含んでもよい。
図3を参照すると、図示されたインターフェースケーブル242は、ケーブルの対向縦方向端部上に第1および第2のインターフェースコネクタ244、246を含む。第1のインターフェースコネクタ244は、エッジコネクタ232と解放可能に噛合可能であり、かつそれに電気的に接続可能であり、第2のインターフェースコネクタ246は、コンソール23と解放可能に噛合可能であり、かつそれに電気的に接続可能である。インターフェースコネクタ244、246の一方または両方は、栄養チューブアセンブリ10およびコンソール23と関連付けられるそれぞれのコネクタと噛合および接続するのみである、際立ったコネクタ、すなわち、非普遍コネクタであってもよい。また、エッジコネクタ232、または他のコネクタは、対応する、例えば、相補的に構成された第1のインターフェースコネクタ244と選択的かつ差別的に噛合する形状を有する、ソケット内に配置されてもよい。ソケットおよび第1のインターフェースコネクタ244は、不慮の断絶を阻止するようにコネクタとソケットとの間に摩擦嵌合を提供する、リブまたは他の構成要素等の係合構造を含んでもよい。インターフェースケーブル242とコンソールコネクタ22との間の接続は、本発明の範囲から逸脱することなく、他の構成であってもよい。
依然として図3を参照すると、インターフェースケーブル242は、ユーザが、コンソール23上に表示されているリアルタイムビデオの静止画像を記録する、例えば、スナップショットを撮ることを可能にするように、ボタン248等の制御デバイスを含んでもよい。ボタン248または他の制御デバイスを作動させることは、関連時間的情報とともに、画像情報、例えば、静止画像を記録するようにコンソールに指示する信号を、コンソール23に送信する。一実施例では、制御デバイス248は、第1のインターフェースコネクタ244に近接し、またはその上にあり得て、例えば、制御デバイスは、第1のインターフェースコネクタ246よりも第1のインターフェースコネクタの近くにあり得る。本発明の1つ以上の例示的実施形態では、制御デバイスは、第1のインターフェースコネクタ上に、または第1のインターフェースコネクタの12インチ以内に提供することができる。コンソール23はまた、ユーザがコンソールを使用してスナップショット画像を撮って記録することを可能にし、随意で、メモリ構造に記憶することができ、日付および時間等の補助的情報を含んでもよい、スナップショット制御機能、例えば、アイコン、ボタン、または作動デバイスを含んでもよい。いくつかの状況または実施形態では、患者への栄養チューブアセンブリ10の挿入中に、コンソール23は、医師等のユーザの手の届かない距離に位置する場合があると想定される。したがって、画像、例えば、ビデオが、コンソール23上で視認可能であってもよいが、ユーザは、栄養チューブアセンブリ10の挿入中に、コンソール上で付加的な動作または機能を果たすためにコンソールに手が届かない場合がある。したがって、インターフェースケーブル242上に制御デバイス248を提供することによって、より具体的には、第1のインターフェースコネクタ244に隣接する制御デバイスを提供することによって、ユーザは、コンソール23に手を伸ばす必要なく、スナップショット画像を撮って記録することができる。インターフェースケーブル242は、本発明の範囲から逸脱することなく、他の構成であってもよいことが理解される。
図3に示されるように、図示されたコンソール23は、コンソール筐体250と、筐体に固定される、LCDまたは他の電子ディスプレイ等のコンソールディスプレイ252と、筐体の中に配置されるマイクロプロセッサ254とを含むことができる。図示された実施形態では、マイクロプロセッサ254は、インターフェースケーブル242および導電体24を通して撮像アセンブリ18と通信する。マイクロプロセッサ254は、撮像アセンブリ18によって伝送される撮像信号またはビデオ信号を受信し、撮像信号と関連付けられるリアルタイム画像をディスプレイ上に表示するように構成することができる。以下でさらに詳細に開示されるように、マイクロプロセッサ254は、随意で、コンソールディスプレイ252または異なるディスプレイ上にグラフィカルユーザインターフェースを表示するように構成することができる。コンソール23は、ユーザまたは操作者がマイクロプロセッサ254と通信し、コンソール23を使用して種々の動作を行うことを可能にするように、1つ以上のユーザ入力デバイスを含むことができる。ディスプレイ252は、同様にユーザ入力デバイスとして機能する、タッチスクリーンLCDまたは他の種類のディスプレイ等のタッチスクリーンであってもよい。一実施形態では、タッチスクリーンは、2本の指で画面に触れ、拡大するように離す、または画像サイズを縮小するように引き合わせることによって、画像が拡大または縮小されることを可能にする。タッチスクリーンディスプレイ242に加えて、またはその代わりに、マウス、キーボード、ジョイスティック、または他のユーザ入力デバイス等の他のユーザ入力デバイスも、提供されてもよい。いくつかの他のデバイスは、限定ではないが、音声コマンドまたは臨床医によるジェスチャを受け入れ、それに作用する能力を含んでもよい。これらの後者の入力デバイスは、コンソールに触れることができることを要求しないという利点を有する。電力供給サブシステムおよびシリアルバスを含むが、それらに限定されない、他の補助的構成要素をコンソール23で利用することができる。
上記で開示されるような図4Aを参照すると、栄養チューブアセンブリ10上のコンソールコネクタ22は、コンソール23、あるいは経腸栄養ポンプ等の栄養チューブアセンブリと関連付けられる他の内部または外部デバイスによってアクセス可能である、その上にデータを記憶する、および/または書き込むためのEEPROM等の電子メモリ構成要素243を含んでもよい。以下の種類の情報のうちの1つ以上が、本発明の1つ以上の実施形態で、電子メモリ構成要素上に提供され、またはそれに書き込まれてもよい。
1つの非限定的実施例では、栄養チューブアセンブリ10に関するデータが、電子メモリ構成要素243に書き込まれ、記憶され、または別様に組み込まれてもよい。例えば、ロットコードおよび/またはアイテムコードを示すデータ、例えば、シリアル番号が、電子メモリ構成要素243に書き込まれ、所定の識別子としてコンソール23によって回収可能であってもよい。また、栄養チューブアセンブリ10がコンソールとともに使用される有効な栄養チューブであるという検証を促進することができる情報をコンソール23に提供するように、専有検証コードが、電子メモリ構成要素243に含まれてもよい。コンソール23は、例えば、動作または付加的な動作を可能にする前に、栄養チューブアセンブリが容認可能な、適正な、有効期限が切れていない、または適合性のある栄養チューブアセンブリであることを検証するように、例えば、命令を実行することによって、構成されてもよい。適正な検証がないと、例えば、栄養チューブアセンブリ10が、容認可能なコードまたは容認可能な所定の識別子等の有効な情報を持たない場合に、コンソール23は、画像がコンソール上で表示することを阻止してもよい。さらに、栄養チューブアセンブリ10が滅菌されているかどうかを示すデータが、電子メモリ構成要素243に書き込まれてもよい。栄養チューブアセンブリ10に関する他の情報もまた、電子メモリ構成要素243に書き込まれ、または別様に組み込まれてもよい。したがって、電子メモリ構成要素は、その動作前または中にコンソールによって利用することができる、1つ以上の所定の識別情報、例えば、所定の識別子を提供する、検証アセンブリまたはキーとしての機能を果たしてもよい。
別の非限定的実施例では、栄養チューブアセンブリ10に関する時間を示すデータ、すなわち、タイムスタンプが、電子メモリ構成要素243に書き込まれてもよい。例えば、栄養チューブアセンブリ10の製造日が、電子メモリ構成要素243に書き込まれてもよい。栄養チューブアセンブリ10が、インターフェースケーブル242等によってコンソール23に接続された時に、コンソールは、製造日を示すデータを読み取ってもよい。1つの非限定的実施例では、コンソール23は、栄養チューブアセンブリ10がその保存寿命を超えているかどうかを決定するために、製造日を使用してもよい。栄養チューブアセンブリ10がその規定の保存寿命を超えた場合、コンソール23は、アラームを起動する、保存寿命を超えたことを示すメッセージを伝達する、および撮像アセンブリ18からの画像の視認を防止することのうちの少なくとも1つを行う、プログラムされた命令を実行するように構成されてもよい。別の実施例では、コンソール23との栄養チューブアセンブリ10の接続時に、コンソールは、電子メモリ構成要素243のサービス開始日または最初の使用日を書き込むようにプログラムされてもよい。この開始日は、栄養チューブアセンブリ10の所定の使用寿命を超えている、または期限切れになろうとしていることを決定するために、基準として使用されてもよい。例えば、開始日を電子メモリ構成要素243に書き込んだ後に、コンソール23は、栄養チューブアセンブリの使用持続時間または使用寿命を決定し、経過した使用持続時間を有効期限(および時間)と比較して、残りの使用寿命、または栄養チューブアセンブリの耐用年数、使用時間、または両方が満了するか、あるいは満了しているかどうかを決定するように構成されてもよい。他の変形は、現在の日付または使用日が有効期限を超えるかどうかを周期的、継続的、または連続的に決定することを含んでもよい。栄養チューブアセンブリ10の使用寿命が満了していることをコンソール23が決定する場合に、コンソールは、アラームを起動する、使用寿命を満了していることを示すメッセージを伝達する、記録された画像の記録を作る、および撮像アセンブリ18からの画像の視認を防止することのうちの少なくとも1つを行うようにプログラムされてもよい。累積使用時間は、実際の使用時間数を決定するようにタイムスタンプを電子メモリ構成要素243に書き込むことによって、決定されてもよい。
コンソール23は、他の情報を電子メモリ構成要素243に書き込むように構成されてもよい。例えば、コンソール23は、他のコンソールおよび経腸栄養ポンプ等の他のデバイスが、電子メモリ構成要素243を読み出し、どのコンソールが選択された栄養チューブアセンブリ10とともに使用されたかを決定することができるように、コンソールと関連付けられるシリアル番号、または他の識別子を書き込むようにプログラムされてもよい。別の非限定的実施例では、コンソールは、例えば、被検体の、例えば、患者の、名前、被検体の識別コード、患者に供給される経腸製品の種類、ならびに患者の供給スケジュール、供給持続時間、関連供給設定、または他の履歴情報を含むが、それらに限定されない、患者に関する他の情報を含む、患者特有の情報を、電子メモリ構成要素243に書き込むように構成されてもよい。患者情報は、栄養チューブアセンブリ10がコンソール23に接続される前に電子メモリ構成要素243に書き込まれてもよく、コンソールは、患者情報を読み取るようにプログラムされてもよい。代替として、ユーザは、患者の情報を電子メモリ構成要素243に書き込むためにコンソール23を使用してもよい。患者の情報は、患者の秘密を確保するように暗号化されてもよい。
さらに別の非限定的実施例では、患者の中の栄養チューブアセンブリ10の適正な配置が確認されたことを示すように、配置確認タイムスタンプまたは何らかの他の確認識別子が、電子メモリ構成要素243に書き込まれてもよい。コンソール23は、栄養チューブアセンブリが適正に位置していることをユーザがコンソールに示す時に、タイムスタンプを電子メモリ構成要素243に書き込むように構成されてもよい。例えば、ユーザは、適正な配置を確認するように、ボタンを押してもよく、または何らかの他の動作を行ってもよい。タイムスタンプまたは他の確認識別子に加えて、ユーザ名または他のユーザ識別を電子メモリ構成要素243に書き込むことができる。
図19−31は、コンソールの例示的なグラフィカルユーザインターフェースに関する1つ以上の特徴を図示する。本明細書で説明される特徴のうちの1つ以上が、本発明の種々の実施形態に組み込まれてもよい。図19は、コンソール23が全く初めて電力供給された時、またはコンソールが所定のユーザによる不使用の期間後に起動された時の、グラフィカルユーザインターフェースの動作を図示するフローチャートである。所定の不使用の期間は、1ヶ月、6ヶ月、または1年となり得る。最初の開始に影響を及ぼし得る、他のトリガ条件として、電力の損失が伴い得る。
図示されるように、ユーザインターフェース画面は、ユーザがコンソール23の全く最初のユーザ(「初期ユーザ」)であるかどうか、またはユーザがコンソールとすでに関連付けられているかどうかを示すようにユーザを促す。ユーザが初期ユーザである場合、コンソール23は、コンソールの全てまたは規定の特徴にアクセスするための関連特権とともに、初期ユーザ管理者地位を与える。したがって、302では、初期ユーザは、ユーザと通信するユーザインターフェース画面上に表示される言語(「言語」と標識される)を選択するように促される。304では、初期ユーザは、現在の日付および時間を入力するように、および随意で、時間(「日付/時間」と標識される)を表示するための形式を特定するように促される。306では、初期ユーザは、随意で、ユーザインターフェースによって表示するために時間追跡オプションを入力するように促される。初期ユーザは、現在の時刻がコンソール23によって追跡および表示されること、例えば患者データが入力された時などに栄養チューブアセンブリ10によって行われている現在の手技の経過時間量がコンソールによって追跡および表示されること、現在の時刻および行われている現在の手技の経過時間量の両方がコンソールによって追跡および表示されることといった、オプションのうちの1つを選択することができる。308では、初期ユーザは、随意で、ユーザ名およびパスワードを入力することによって、管理者アカウントを設定するように促される。
ユーザがコンソール23の全く最初のユーザではないことをユーザが示す場合、コンソールは、310で、ログインユーザインターフェース画面をユーザに提示する。ユーザは、ユーザ名およびパスワードを入力する。ユーザが有効なユーザ名およびそれと関連付けられるパスワードを入力した場合、ユーザはログインされる。ユーザ名およびパスワードが有効ではないとコンソール23が決定した場合、コンソールは、ユーザにログイン再試行、すなわち、メッセージまたはログインする別の機会を提示する。一実施形態では、所定の数のログイン試行後に、コンソール23がリセットされてもよく、全ての患者データ、ユーザデータ、およびデバイスデータが削除されてもよく、ロックされてもよく、または別様にアクセス不可能になる。ユーザがログインに成功した場合、312で、ユーザは、主要選択ユーザインターフェース画面が提示される。主要選択ユーザインターフェース画面は、実用機能、手技画面、ファイル機能、およびログアウトといった、ナビゲーションオプションのうちの1つ以上をユーザに提示することができる。ナビゲーションオプションは、テキストおよび/または図形アイコンを介して提示されてもよい。加えて、主要選択ユーザインターフェース画面の一部分(「ビデオをプレビューする」と標識される、または例えば、映画リールアイコンとして図式的に表される)は、主要選択ユーザインターフェース画面がアクセスされている時に、ビデオデータが撮像アセンブリ18から受信されている場合、ユーザにビデオデータを提供することに専念する。以下で説明されるように、これは、概して、ユーザが手技を開始した後に主要選択ユーザインターフェース画面を選択した時に起こる。
一実施形態では、コンソール23は、ユーザの複数のクラス、または、地位を認識するように、および各ユーザと関連付けられるクラスの関数としてコンソールによって行われてもよい動作を限定するように構成される。例えば、コンソール23は、操作者、管理者、承認者、および保守者といった、4つのユーザのクラスを認識するように構成されてもよい。コンソール23は、撮像アセンブリ18から受信されるビデオデータを視認する権限を操作者クラスのユーザに与えるように構成されてもよい。コンソール23は、それぞれの関連データ記憶基礎構造とともに、ユーザアカウントまたは他の操作者アカウントを作成する、および撮像アセンブリ18から受信されるビデオデータを視認する権限を管理者クラスのユーザに与えるように構成することができる。コンソール23は、撮像アセンブリ18から受信されるビデオデータまたは撮像データを視認する、および撮像アセンブリから受信されるビデオデータまたは撮像データ上の承認データに注釈を付ける権限を承認者クラスのユーザに与えるように構成される。コンソール23は、ソフトウェア更新等の保守機能を行う権限をユーザの保守者クラスに与えるように構成することができる。しかしながら、コンソール23は、コンソールがいずれの患者データも記憶していない場合に、コンソールを操作する権限をユーザの保守者クラスに与えるのみであり、例えば、保守者ユーザがコンソールを操作する権限を与えられる前に、患者データがコンソールから削除されなければならない。
ユーザが主要選択ユーザインターフェース画面から実用機能を選択した場合、実用機能ユーザインターフェース画面をユーザに提示することができる。実用機能ユーザインターフェース画面上にユーザに提示されるオプションは、典型的には、ユーザと関連付けられるクラス、または、地位に基づく。ユーザが操作者または承認である場合、ユーザには、実用機能ユーザインターフェース画面を提示することができる。次いで、コンソールは、ユーザに「言語」オプションおよび上記で論議される「ビデオをプレビューする」特徴を提供することができる。実用機能ユーザインターフェース画面はまた、ユーザが自分のパスワードを変更することを可能にする、ユーザマネージャナビゲーションユーザインターフェース画面に、ユーザがナビゲートをすることを可能にする、「ユーザマネージャ」オプションをユーザに提供することもできる。ユーザが管理者である場合、ユーザに提示される実用機能ユーザインターフェース画面は、上記で論議される「言語」、「日付/時間」、「時間表示」、および「ビデオをプレビューする」オプションを有する。ユーザがユーザマネージャユーザインターフェース画面にナビゲートすることを可能にする、「ユーザマネージャ」オプションも提供することができる。管理者用のユーザマネージャユーザインターフェースは、管理者がユーザインターフェースを介してユーザを追加することを可能にする。管理者に提示される実用機能ユーザインターフェース画面はまた、コンソールをリセットすること、例えば、患者データ、ユーザデータ、およびデバイスデータを削除すること、または消去すること、例えば、患者データおよびデバイスデータを削除することのための「コンソールをリセット/消去する」と標識されたオプション、および「SW更新」と標識されたソフトウェア更新を行うためのオプションを有することもできる。管理者ユーザに提示されるオプションに加えて、保守者ユーザに提示される実用機能ユーザインターフェース画面は、加えて、保守者ユーザに(「保守者機能」と標識される)保守者機能を行うオプションを提供する。例えば、「保守者機能」は、ソフトウェアデバッギング機能を含んでもよい。
主要選択ユーザインターフェース画面を再び参照して、ユーザが「手技画面」オプションを選択した場合、患者情報ユーザインターフェース画面が、コンソール23を介してユーザに表示される。患者情報ユーザインターフェース画面は、手技が行われている患者の名前および識別を入力するようにユーザを促す。ユーザが患者の名前および識別を入力した場合、手技の主要ユーザインターフェース画面がユーザに表示され、栄養チューブアセンブリ10がコンソールに正しく接続されている限り、コンソール23が栄養チューブアセンブリ10の撮像アセンブリ18からビデオデータを受信し始める。ユーザが患者の名前および識別を入力しない、例えば、患者名および患者IDフィールドを空白のままにする場合、ユーザには、空白の患者情報ユーザインターフェース画面が提示される。空白の患者情報ユーザインターフェース画面は、患者情報を入力することなく進むこと、または患者情報を入力することをユーザが選択することを可能にする。ユーザが患者情報を入力することを選択した場合、ユーザを患者情報ユーザインターフェース画面にリダイレクトすることができる。ユーザが患者情報を入力することなく進むことを選択した場合、手技の主要ユーザインターフェース画面がユーザに表示され、栄養チューブアセンブリ10がコンソールに正しく接続されている限り、コンソール23が栄養チューブアセンブリの撮像アセンブリ18からビデオデータを受信し始める。栄養チューブアセンブリ10が接続されていない、またはコンソールに誤って接続されている場合、ユーザにはエラーメッセージが提示される。
一実施形態では、患者情報は、ユーザによって手動で入力されてもよい。別の実施形態では、コンソール23は、患者情報を取得するように患者のバーコードリストバンドをスキャンするためのバーコードスキャナ(図示せず)を含んでもよい。さらに別の実施形態では、患者情報は、電子メモリ構成要素243上に提供されてもよい。栄養チューブアセンブリ10をコンソール23に通信可能に接続した後、コンソールは、電子メモリ構成要素243から患者情報を読み取り、記録してもよい。この実施形態は、患者の照合を提供して、正しい医療処置、例えば、経腸栄養、が正しい患者に提供されていることを確実にするように、バーコードスキャナ実施形態および/または手動入力実施形態と組み合わせられてもよい。
図20および21に図示されるように、代替的な手技の主要ユーザインターフェース画面は、ビデオデータ、あるいは撮像アセンブリ18からコンソール23によって受信されているレンダリングまたは処理された撮像データを表示することができる。手技の主要ユーザインターフェース画面はまた、350において、ユーザによって選択された場合に現在の時間を表示すること、それぞれ352および354において、ユーザによって入力された場合に患者名および識別番号を表示すること、そして356において、ユーザによって選択された場合に現在の手技について経過した時間を表示すること、のうちのいずれかを行うことができる。現在の手技について経過した時間は、ユーザが患者名および識別を入力した、または患者名および識別を入力することなく進むことを選択した時に始まる。手技の主要ユーザインターフェース画面はまた、358でスナップショットを撮るためのオプション、例えば、テキストを伴うアイコンまたはボタンも含む。スナップショットオプション358は、ビデオデータの現在のフレーム、または撮像アセンブリ18からコンソールによって収集されるレンダリングされた撮像データを記憶することを、ユーザが選択することを可能にする。スナップショットについての情報を識別することは、スナップショットの以降の識別のために、コンソール上でユーザによって自動的に提供および/または入力されてもよい。上記で論議されるように、インターフェースケーブル242は、コンソール23上のスナップショットオプション358に加えて、またはその代わりに提供され得る、制御デバイス248を含んでもよい。360では、手技の主要ユーザインターフェース画面は、ユーザがコンソールによって記憶されたファイルにアクセスすることを可能にする、機能オプション(「ファイル機能」と標識される、またはフォルダアイコンとして図示される)をユーザに提供する。「ファイル機能」オプションはまた、主要選択ユーザインターフェース画面から直接アクセスされてもよい。例えば、図19Aおよび19Bの手技の主要ユーザインターフェース画面、または主要選択ユーザインターフェース画面のいずれか一方から、「ファイル機能」オプションを選択すると、ユーザは、ファイル機能ユーザインターフェース画面に向けられる。
ファイル機能ユーザインターフェース画面は、コンソール上に記憶されたディレクトリのリストをユーザに提示し、また、上記で論議される「ビデオをプレビューする」特徴を含む。各ディレクトリは、1つの特定の栄養チューブアセンブリ10と関連して記憶される、ビデオデータまたはレンダリングされた撮像データを表す。一実施形態では、コンソール23は、コンソールコネクタ22からシリアル番号または他の一意的な識別子を読み取ることができる。シリアル番号または他の識別子は、それを全ての他の栄養チューブアセンブリと区別するように、栄養チューブアセンブリ10に特有であってもよい。図示された実施形態では、コンソールコネクタ22は、栄養チューブアセンブリ10の識別子を記憶する、電子メモリ構成要素243を含む。特定のシリアル番号または他の識別子を有する、栄養チューブアセンブリ10から受信されるデータの全ては、コンソール23の中の単一のディレクトリの下で記憶することができる。異なるシリアル番号または他の識別子を有する、栄養チューブアセンブリ10から受信されるデータは、異なるディレクトリの下で記憶することができる。
ユーザは、ファイル機能ユーザインターフェース画面から視認および/または編集するためのディレクトリを選択してもよい。ディレクトリがファイル機能ユーザインターフェース画面から選択された時に、ユーザは、ファイル機能ディレクトリ選択ユーザインターフェース画面(図22および23に図示される代替実施形態)に向けられる。このユーザインターフェースは、選択されたディレクトリと関連付けられるファイル、例えば、画像ファイル、のリストを提示する。画像ファイルは、スナップショットオプションを介してユーザによって選択される画像を表す。ユーザは、画像ディレクトリから少なくとも1つのファイルを選択し、「エクスポート」オプション380を介してファイルをエクスポートし、「名前を変更する」オプション382を介してファイルの名前を変更し、「削除する」オプション384を介してファイルを削除し、「注釈を付ける/表示する」オプション386を介してファイルに注釈を付ける、または表示することができる。
ユーザがファイル機能ユーザインターフェース画面から「エクスポート」オプション380を選択した場合、未加工/JPEGユーザインターフェース画面(図24および25に図示される代替実施形態)が表示される。ユーザインターフェースは、以前に選択されたディレクトルと関連付けられるファイルのリストを提示し、ユーザが1つ以上のファイルを選択することを可能にする。ユーザインターフェースは、それを通して選択されたファイルがエクスポートされる、390における特定のコンソールユニバーサルシリアルバス(USB)ポートをユーザが特定することを可能にする。好適な数のバスが提供されてもよい。一実施形態では、2つの積層バスが提供される。別の実施形態では、コンソール23は、加えて、または代替として、選択されたファイルを受信デバイスに無線でエクスポートするように、および/またはイーサネット(登録商標)接続を介して選択されたファイルを受信デバイスにエクスポートするように構成されてもよい。392では、ユーザにはまた、いったん選択されたファイルがエクスポートされると、コンソールから選択されたファイルを削除するオプションが392で提示される。それぞれ、394および396では、ユーザは、非圧縮ファイル、例えば、未加工ファイルとしてファイルをエクスポートするか、または圧縮ファイル、例えば、JPEGファイルとしてファイルをエクスポートするかどうかを選択するように促される。
ユーザがファイル機能ユーザインターフェース画面から「名前を変更する」オプション382を選択した場合、ユーザがファイルの名前を変更することを可能にするように、名前を変更するユーザインターフェース画面がユーザに提示される。一実施形態では、ファイルのデフォルト形式は、DATE_SUD−SN_PT−NAME_PTID_TIME_SEQ#.imgであり、ここで、
DATE=「日付/時間」特徴を介してコンソールに設定される現在の日付(例えば、年月日)
SUD−SN=使い捨てデバイスのシリアル番号(例えば、コンソールコネクタ22からコンソール23によって取り出される識別子)
PT−NAME=患者情報ユーザインターフェース画面を介してユーザによって入力されるような患者名
PT−ID=患者情報ユーザインターフェース画面を介してユーザによって入力されるような患者識別子
TIME=「日付/時間」特徴を介してコンソールに設定される現在の時間(例えば、時分秒)
SEQ#=撮像アセンブリから受信されるような画像番号であり、撮像アセンブリから送信される第1の画像は、1という画像番号を有し、その後に受信される各画像の画像番号は、1ずつ増分される。
一実施形態では、「名前を変更する」オプション382は、ユーザがファイル名のSEQ#部分のみを変更することを可能にする。
ユーザがファイル機能ユーザインターフェース画面から「削除する」オプション384を選択した場合、ユーザがファイルを削除することを可能にするように、削除するユーザインターフェース画面がユーザに提示される。削除するユーザインターフェース画面は、以前に選択されたディレクトリに含まれるファイルのリストをユーザに提供することができる。ユーザは、ディレクトリから1つ以上のファイルを選択し、次いで、削除するオプション、例えば、削除ボタンまたはアイコン、を選択することができる。ユーザが削除するユーザインターフェース画面から削除するオプションを選択した時に、ユーザは、削除確認ユーザインターフェース画面を介して、選択されたファイルがコンソールから削除されるべきであることを確認するように促される。いったん選択されたファイルが削除されるべきであることをユーザが確認すると、選択されたファイルはコンソールから削除される。
ユーザがファイル機能ユーザインターフェース画面から「注釈を付ける/表示する」オプション386を選択した場合、図26および27の代替実施形態に示されるような、表示するユーザインターフェース画面が表示される。表示するユーザインターフェース画面は、選択されたファイルに記憶された画像を表示することができる。表示するユーザインターフェース画面はまた、400における「注釈を付ける」オプションおよび402における「ビデオと比較する」オプションをユーザに提供することもできる。ユーザが402における「ビデオと比較する」オプションを選択した場合、コンソール23は、比較するユーザインターフェース画面をユーザに提示する(図28および29に図示される代替実施形態)。比較するユーザインターフェース画面の第1の部分404は、選択されたファイルに記憶された画像を表示する。比較するユーザインターフェース画面の第2の部分406は、撮像アセンブリ18からコンソールによって現在受信されている、ビデオデータまたはレンダリングされた撮像データを表示することができる。第1および第2の部分404、406の両方の上の画像は、一実施形態では、ズームまたはパンすることができる。患者体内の以前のチューブ配置を図示する、以前に捕捉された画像を、患者体内の現在のチューブ配置を図示する現在のビデオデータと比較することによって、ユーザは、チューブが患者体内で移動したかどうかを決定することができる。加えて、または代替として、ユーザは、チューブが現在適切に配置されていると考えられるかどうかに関する評価を促進するように、以前に配置されたチューブの画像を、現在のチューブ配置を表す現在の情報と比較することができる。比較するユーザインターフェース画面の第1の部分404および第2の部分406は、水平に整列されたものとして図示されているが、第1および第2の部分404および406は、代替として、相互に対して配設されてもよく、例えば、垂直に整列させられ、本発明の範囲から逸脱することなく、ユーザによって修正されてもよいことに留意されたい。
比較するユーザインターフェース画面は、408における「注釈を付ける」オプションおよび410における「手技画面」オプションをユーザに提供する。ユーザが「手技画面」オプション410を選択した場合、コンソールは、ユーザを上記で説明される患者情報ユーザインターフェース画面にリダイレクトする。ユーザが、比較するユーザインターフェース画面(図28および29)から「注釈を付ける」オプション408、または表示するユーザインターフェース画面(図26および27)から「注釈を付ける」オプション400を選択した場合、コンソールは、図30および31の代替実施形態で図示される、注釈を付けるユーザインターフェース画面をユーザに提示する。注釈を付けるユーザインターフェース画面は、420における「テキスト」オプション、422における「線」オプション、424における「承認」オプション、426における「元に戻す」オプション、および428における「全て元に戻す」オプションをユーザに提示する。
ユーザが「テキスト」オプション422を選択した場合、注釈を付けるユーザインターフェース画面は、ユーザがテキストの中心を配置したい、注釈を付けるユーザインターフェース画面上に表示されている画像の部分を、ユーザが例えば触れることまたはクリックすることにより示すことを可能にする。テキストの場所を示すユーザ入力を受信した後に、注釈を付けるユーザインターフェース画面は、付加的なオプションをユーザに表示する。具体的には、注釈を付けるユーザインターフェース画面は、解剖学的構造のテキストリストから、解剖学的構造に名前を付けるテキストを選択するオプションをユーザに提供する。注釈を付けるユーザインターフェースはまた、自由テキストを画像に追加するオプションもユーザに提供する。ユーザが、テキストリストから解剖学的構造に名前を付けるテキストを選択した場合、選択されたテキストが、ユーザ選択されたテキスト場所上を中心とした画面上に現れる。ユーザが自由テキストを画像に追加することを選択した場合、注釈を付けるユーザインターフェース画面は、注釈を付けるユーザインターフェース画面にキーボードを追加し、ユーザがそれに従ってテキストを入力することを可能にする。注釈を付けるユーザインターフェース画面上のキーボードがユーザ選択されたテキスト場所を覆う場合、ユーザによって入力されたテキストは、ユーザがテキストを入力し終えるまで上向きに移動させられる。いったんテキスト入力が完了すると、ユーザ選択されたテキスト場所上を中心とした画面上に、入力されたテキストを表示することができる。
ユーザが「線」オプション422を選択した場合、注釈を付けるユーザインターフェース画面は、ユーザが線分の第1の端部を配置したい、注釈を付けるユーザインターフェース画面上に表示されている画像の部分を、ユーザが例えば触れることまたはクリックすることにより示すことを可能にする。次いで、ユーザは、例えば、ドラッグアンドドロップ動作を介して、線分の第2の端部が注釈を付けるユーザインターフェース画面上に位置するべきである場所を示してもよい。「元に戻す」オプション426が選択された場合、最後の保存されていない注釈付き項目、例えば、テキスト、線分が、画像から除去される。この動作は、画像中に残っている保存されていない項目がなくなるまで、繰り返すことができる。「全て元に戻す」オプション428が選択された場合、全ての保存されていない注釈付きアイテムが画像から除去される。
ユーザが「承認する」オプション424を選択した場合、ユーザを承認者ユーザインターフェース画面にリダイレクトすることができる。承認者ユーザインターフェース画面は、自分のユーザ名およびパスワードを入力するようにユーザを促す。いったんユーザ名およびパスワードが入力されると、コンソールは、承認者地位と関連付けられているものとしてユーザを認証しようとする。ユーザが認証された場合、「DATEのTIMEにUSERNAMEによって承認済み」等のメッセージが、例えば、患者識別情報の下で画像の左上で画像に追加され、ここで、
USERNAME=承認者ユーザインターフェース画面に入力されるような現在のユーザのユーザ名
DATE=「日付/時間」特徴を介してコンソールに設定される現在の日付(例えば、年月日)
TIME=「日付/時間」特徴を介してコンソールに設定される現在の時間(例えば、時分秒)
である。
いったん承認者ユーザがチューブの配置を承認することを示すと、患者は、栄養チューブアセンブリ10を介して栄養分を提供されることが許可される。例えば、コンソールは、栄養ポンプの動作を可能にする信号を提供するように構成されてもよい。
本明細書で図示および説明される、本発明の実施形態における動作の実行または実施は、特に指定がない限り、必須ではない。つまり、特に指定がない限り、動作は、任意の順序で行われてもよく、本発明の実施形態は、本明細書で開示される動作よりも付加的な動作または少ない動作を含んでもよい。例えば、別の動作の前、それと同時に、またはその後に、特定の動作を実行または実施することは、本発明の側面の範囲内であることが検討される。
本発明の実施形態は、コンピュータ実行可能命令を用いて実装されてもよい。コンピュータ実行可能命令は、1つ以上のコンピュータ実行可能構成要素またはモジュールの中へ組織化されてもよい。本発明の側面は、任意の数および組織のそのような構成要素またはモジュールを用いて実装されてもよい。例えば、本発明の側面は、図で図示され、本明細書で説明される、特定のコンピュータ実行可能命令、あるいは特定の構成要素またはモジュールに限定されない。本発明の他の実施形態は、本明細書で図示および説明されるよりも多いまたは少ない機能性を有する、異なるコンピュータ実行可能命令または構成要素を含んでもよい。
図32A−42を参照すると、撮像栄養チューブアセンブリの別の実施形態は、概して、510で示されている。この実施形態は、上記で開示される種々の実施形態と同様であり、類似構成要素は、500を加えた対応参照数字によって示される。図32Aおよび32Bを参照すると、撮像栄養チューブアセンブリ510は、栄養チューブ512と、チューブの第2の縦方向端部、すなわち、近位端に隣接する、概して516で示される入口アダプタと、チューブの第1の縦方向端部、すなわち、遠位端に隣接する、概して518で示される撮像アセンブリと、入口アダプタ516および撮像アセンブリ518の中間でチューブに固定される、概して522で示されるコンソールコネクタとを含む。撮像栄養チューブアセンブリ510は、上記で開示されるように、撮像アセンブリ518によって生成される1つ以上の画像を表示するために、コンソール23、あるいは異なるコンソールまたはディスプレイとともに使用されてもよい。入口アダプタ516は、入口アダプタ16に類似しており、したがって、入口アダプタ516の種々の特徴の説明のために、以前の入口アダプタが参照される。以下で特に指定がない限り、本明細書の上記で説明される、以前の栄養チューブアセンブリの実施形態10の構成要素に関する開示はまた、現在の栄養チューブアセンブリの実施形態512の構成要素にも該当する。
チューブ512は、一部品チューブとなり得る。図33を参照すると、導電体524(広義には、信号伝送構成要素)が、撮像アセンブリ518からコンソールコネクタ522までチューブ512の全長に実質的に沿って、縦方向に延在する。図示された実施形態では、撮像センブリ518に電力供給し、コンソール、例えば、コンソール23と撮像アセンブリとの間にデータを伝送するための6本の電気ケーブル524があるが、本発明の範囲から逸脱することなく、より多いまたは少ないケーブルがあってもよい。図示された実施形態では、ケーブル524は、3つの別個の明確に異なる導体通路526の中に配置される。ケーブル524は、ペアで提供され、各ペアはチューブ壁の中の同じ導体通路526内に配置される。一実施例では、ケーブル524およびチューブ512は、ケーブルがチューブ壁に埋め込まれるように、共押し出しされてもよい。共押し出し後に、ケーブルを撮像アセンブリ518およびコンソールコネクタ522に電気的に接続することができるように、ケーブル524は、それぞれのジャケットを除去するようにレーザ切除され、および/またはワイヤを露出するように機械的に剥離されてもよい。
図34−37を参照すると、撮像アセンブリ518は、細長い筐体550と、その上に載置され、筐体の中で受容されるカメラ584および光源596を含む、概して560(図35)で示されるフレックス回路アセンブリと、撮像アセンブリの第1の縦方向端部、例えば、遠位端においてカメラに取り付けられる、キャップ570とを含むことができる。この実施形態では、フレックス回路アセンブリ560のフレックス回路580は、屈曲を阻止する、フレックス回路上に載置される、1つ以上の離間剛性構造561を含む、リジッドフレキシブル回路となり得る。以前の実施形態に関して上記で説明されるもの等の電気構成要素は、剛性構造561上に載置される。リジッドフレキシブル回路が、折り畳まれたリジッドフレキシブル回路の長さに沿った屈曲場所581のみで選択的に変形することが可能であるように、リジッドフレキシブル回路560は、剛性構造561の間の屈曲場所581において屈曲することが可能である。光源596およびカメラ584は、撮像アセンブリ518の縦方向軸と略直角に延在する、リジッドフレキシブル回路560の同じ遠位カメラ載置部分582上に載置される。図示された実施形態では、カメラ載置部分582は、カメラ584および光源596を固定することができる、その上に載置された剛性構造561のうちの1つを有することができる。
撮像アセンブリ518を操作するための電気構成要素は、撮像アセンブリ18の以前の実施形態を操作するための上記で開示される電気構成要素と同様または同じであってもよい。これらの電気構成要素に加えて、リジッドフレキシブル回路560は、低雑音を伴う安定した供給電圧をカメラ84に提供するための、概して598で示される、減結合コンデンサを含む。図示された実施形態では、減結合コンデンサ598は、その層の間でリジッドフレキシブル回路560のカメラ載置部分582に埋め込まれる。このようにして、減結合コンデンサ598は、カメラ584に直接隣接する。
図40および42を参照すると、キャップ570の中の空洞が、典型的には、以前の実施形態の場合のように、カメラおよびLED596を伴わずに、カメラ584のみを受容するためにサイズ決定および成形されることを除いて、キャップ570は、キャップ70と同様であってもよい。加えて、図40を参照すると、キャップ570は、筐体550の内面上に形成される、対応する半径方向係止溝600の中で受容される複数の半径方向係止リブ589を含む。係止リブ589と係止溝600との間の係合は、筐体550とキャップ570との間の縦方向移動を阻止する。キャップ570は、本発明の範囲から逸脱することなく、他の構成であってもよい。
1つの非限定的実施例(図40)では、筐体550は、成形されてもよく、縦方向に離間した補強構造591、すなわち、増大した厚さを伴う筐体550の壁部分と、補強構造の間に配置される屈曲場所593であって、構造591における厚さよりも小さい筐体550の壁厚を伴う場所とを含んでもよい。補強構造591が、典型的には、リジッドフレキシブル回路580上の電子構成要素と剛性構造との間に配置される一方で、屈曲場所593は、典型的には、リジッドフレキシブル回路上の屈曲場所に隣接して配置される。この構成を通して、キャップ550は、その長さに沿った選択された場所で撮像アセンブリ518の屈曲をさらに推進し、電子構成要素が配置される縦方向場所での屈曲を阻止する。構造591および場所593に関する筐体550の壁厚の違いは、約25%未満、約10%未満、または約5%未満となり得る。
別の非限定的実施例(図41)では、筐体550は、一体撮像アセンブリ518を形成するように、キャップ570、リジッドフレキシブル回路アセンブリ560、および撮像アセンブリコネクタ520を覆って成形されてもよい。例えば、キャップ570、リジッドフレキシブル回路アセンブリ560、および撮像アセンブリコネクタ520は、外側被覆過程の固定において配置されてもよく、次いで、筐体550は、構成要素を覆って成形されてもよい。外側被覆のための材料は、ウレタンまたは他の材料を含んでもよい。さらに別の実施形態では、筐体550は、予備形成されてもよく、キャップ570および撮像アセンブリコネクタ520は、溶剤結合によって、または他の好適な方法等で、筐体のそれぞれの端部に固定されてもよい。
図32A、32B、38、および39を参照すると、以前の栄養チューブアセンブリ10と同様に、現在の栄養チューブアセンブリ510は、概して520で示される、撮像アセンブリコネクタを含む。撮像アセンブリコネクタ20の以前の実施形態のように、現在の撮像アセンブリコネクタ520は、チューブ512の供給通路514と流体連通している、供給通路出口540を画定する。図示した実施形態では、チューブ512の第1の縦方向端部は、その間の流体連通を提供するように、撮像アセンブリコネクタ520の供給通路出口540の中で受容され、固定される。出口540は、液体栄養分が撮像アセンブリ518に進入することを防止するように、隣接して閉鎖される。したがって、撮像アセンブリ518は、供給通路514と流体連通していない。代わりに、栄養液は、出口540から患者へ横方向に分注される(1つだけのそのような側方開口部が図32および38に示されている)。
図38および39を参照すると、撮像アセンブリコネクタ520の第1の縦方向端部、例えば、遠位端は、リジッドフレキシブル回路アセンブリ560の近位端を受容するための整列スロット521を画定する。整列スロット521は、撮像アセンブリコネクタ520に対するリジッドフレキシブル回路アセンブリ560の適正な配置を促進する。撮像アセンブリコネクタ520は、本発明の範囲から逸脱することなく、他の構成であってもよい。
図42を参照すると、コンソールコネクタ522は、栄養チューブ512に固定することができ、そこから横方向外向きに延在することができる。この図示されたコンソールコネクタ522は、筐体728と、PCB730と、入口アダプタコネクタ800と、筐体に固定された栄養チューブコネクタ802とを含む。USBポートコネクタ532等のコネクタは、インターフェースケーブルをPCB730に通信可能に接続するためにPCB730上に載置されてもよい。別の実施形態では、PCB730は、以前の実施形態に関して上記で開示されるようなエッジコネクタを含んでもよい。電子メモリ構成要素743は、PCB730上に載置されてもよい。筐体728は、対応するサイズおよび形状を有するインターフェースコネクタ(図示せず)を噛合可能に受信するためのサイズおよび形状を有する、ソケット736を画定することができる。コネクタキャップ737は、使用されていない時にソケット736を選択的に閉鎖するために、筐体728に繋留することができる。
筐体728は、コネクタを筐体に固定するように、入口アダプタコネクタ800および栄養チューブコネクタ802を覆って成形されてもよい。栄養チューブ12の近位端は、栄養チューブコネクタ802の中の接続通路804内で固定される。入口アダプタコネクタ800は、入口アダプタ516をコンソールコネクタ522に接続し、入口アダプタ516を栄養チューブ512に流体的に接続する通路806を画定する。別の実施形態(図示せず)では、一部品栄養チューブ512は、コンソールコネクタ522の中の開口部を通過し、入口アダプタ516に直接接続してもよい。筐体728は、接着剤を使用して、または他の方法で栄養チューブ512に固定されてもよい。筐体728は、筐体が入口アダプタに隣接するように、入口アダプタ516に、より具体的には、入口アダプタの遠位端に固定されてもよい。コンソールコネクタ522は、本発明の範囲から逸脱することなく、他の構成であってもよい。
図43を参照すると、栄養チューブアセンブリ10、510をコンソール23に接続するためのインターフェースケーブルの別の実施形態が、742で示されている。インターフェースケーブル742は、以前の実施形態のインターフェースケーブル242と同様である。以前のインターフェース可能実施形態242のように、本インターフェースケーブル742は、ケーブルの対向端上に第1および第2のインターフェースコネクタ744、746を含むことができる。図示された第1のインターフェースコネクタ744は、コンソールコネクタ522のソケット736に噛合する、例えば、それに選択的に挿入されるように、およびUSBポートコネクタ532、あるいはコンソールコネクタと関連付けられるエッジコネクタまたは別のコネクタと接続するように、サイズ決定および成形される。第1のインターフェースコネクタ744は、ソケットの中への流体の進入を防止するように、ソケット736の内面に係合して、それとともに実質的に液密のシールを形成する、環状リブまたはビーズ770を含む。第2のインターフェースコネクタ746は、コンソール23の対応するソケットと噛合する、例えば、それに選択的に挿入されるように、およびコンソールと接続するように、サイズ決定および成形される。第1および第2のインターフェースコネクタ744、746および対応するソケット736は、第1のインターフェースコネクタ744がコンソール23上のソケットと噛合可能ではなく、第2のインターフェースコネクタ746がコンソールコネクタ522のソケット736と噛合可能ではないように、構成することができる。インターフェースケーブル742は、本発明の範囲から逸脱することなく、他の構成であってもよい。
図示した実施形態では、第1のインターフェースコネクタ744は、撮像アセンブリ18、518とコンソールとの間で撮像信号、例えば、I2C信号を駆動する、撮像信号バッファ構成要素750、例えば、I2Cバッファ構成要素を含むことができる。第1のインターフェースコネクタ744の中に撮像信号バッファ構成要素750を設置することによって、静電容量が、栄養チューブアセンブリ10、510の中における、例えばケーブル中のワイヤのような導体24、524と、インターフェースケーブル742の中における、例えばワイヤのような導体との間で、ほぼ等しく分割される。この構成は、システムのいずれか1つの区分の中の静電容量を最小限化または低減し、画像信号強度を最大限化または向上させる。また、コンソールコネクタ22、522が、第2のインターフェースコネクタ746ではなく、第1のインターフェースコネクタのみと噛合可能であるため、第1のインターフェースコネクタ744および撮像信号バッファ構成要素750は、望ましくは、栄養チューブアセンブリ10、510に隣接する。インターフェースケーブル742は、撮像信号バッファ構成要素750を含まなくてもよく、本発明の範囲から逸脱することなく、他の構成であってもよい。
本発明の1つ以上の側面は、撮像デバイスまたはセンサを伴う撮像アセンブリを有する栄養チューブであり得る、カテーテルを伴うことができる。撮像アセンブリは、撮像デバイスによって生成される撮像信号を生成および伝送することができる。本システムは、撮像信号を受信し、撮像信号に対応する画像をディスプレイ上に提示するように適合される、コンソールを含むことができる。さらに、コンソールは、選択的に、メニューアイテムを含む参照メニューをディスプレイ上に提示するように構成されることができる。メニューアイテムは、写真、ビデオ記録、オーディオ記録、概略図、動画、およびテキストのうちの任意の1つ以上を備える、参照資料に対応する。資料は、生体構造、患者準備、撮像カテーテル準備、撮像カテーテル留置、撮像カテーテル動作、撮像カテーテル特徴、コンソール準備、コンソール動作、コンソール特徴、システム動作、システム特徴、コンタクト情報、ヘルプ情報、およびサポート情報のうちの任意の1つ以上に関する情報を提供する。本発明の1つ以上の側面は、栄養流体源に接続可能な入口と、入口から遠位にあって、供給通路を通して、そこに流動に接続される、出口と、出口に近接して配置される、撮像デバイスであって、患者の生体構造の画像に対応する撮像信号を生成および伝送するように構成される、撮像デバイスとを有する、栄養チューブと、ディスプレイと、ビデオ、オーディオ、および写真等の視聴覚データ、概略図、動画、およびテキスト等のテキストデータ、ならびにそれらの組み合わせから成る群から選択される、その中に記憶された複数の参照資料を有する、メモリとを備える、コンソールとを備える、撮像カテーテルシステムを対象とすることができる。ある場合には、複数の参照資料はそれぞれ、生体構造、患者準備、撮像カテーテル準備、撮像カテーテル留置、撮像カテーテル動作、撮像カテーテル特徴、コンソール準備、コンソール動作、コンソール特徴、システム動作、システム特徴、およびコンタクト情報のうちの少なくとも1つに関する情報を提供することができる。好ましくは、コンソールは、撮像信号を受信し、撮像信号に対応する少なくとも1つの画像の少なくとも一部をディスプレイ上に提示し、参照資料のうちの少なくとも1つに対応するメニューアイテムを含む、参照メニューをディスプレイ上に提示するように構成される。複数の参照資料のうちの少なくとも1つは、解剖学的目印を示す、写真を含むことができる。解剖学的目印は、気管支、喉頭、気管輪、噴門、幽門括約筋または幽門、輪状軟骨、気管支分岐、食道接合部、胃襞、十二指腸襞、および幽門口のうちの1つであることができる。
本発明の1つ以上のさらなる側面は、栄養チューブアセンブリの使用を促進する、またはそれを提供する方法を対象とすることができる。本方法は、栄養流体源に接続可能な入口と、入口から遠位にあって、供給通路を通して、そこに流動的に接続される、出口と、出口に近接して配置される、撮像デバイスとを有する、栄養チューブを提供するステップであって、撮像デバイスは、患者の生体構造の画像に対応する撮像信号を生成および伝送するように構成される、ステップと、ディスプレイと、その中に記憶された写真、ビデオ記録、オーディオ記録、概略図、動画、テキスト、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される、複数の参照資料を有する、メモリとを備える、コンソールを提供するステップとを含むことができる。いくつかの特定の実施形態によると、該参照資料はそれぞれ、生体構造、患者準備、撮像カテーテル準備、撮像カテーテル留置、撮像カテーテル動作、撮像カテーテル特徴、コンソール準備、コンソール動作、コンソール特徴、システム動作、システム特徴、およびコンタクト情報のうちの少なくとも1つに関する情報を提供することができる。ある場合には、コンソールは、撮像信号を受信し、撮像信号に対応する少なくとも1つの画像の少なくとも一部をディスプレイ上に提示し、参照資料のうちの少なくとも1つに対応するメニューアイテムを含む参照メニューをディスプレイ上に提示するように構成されることができる。ある場合には、コンソールは、同時に、ディスプレイ上に、複数の参照資料からの写真と、撮像アセンブリからの画像信号に対応するビデオ画像とを提示するように構成されることができ、写真は、代表的解剖学的マーカーまたは目印を提供する。本方法は、本発明のさらなる側面によると、付加的参照資料をメモリの中に記憶するステップと、少なくとも1つの参照資料をメモリから除去するステップと、メモリをアップデートされたメモリと交換するステップであって、アップデートされたメモリは、その中に記憶された少なくとも1つのアップデートされた参照資料を有する、ステップとのうちの少なくとも1つを含むことができる。本方法は、他のさらなる場合によると、ユーザからコンソールを受信するステップと、コンソールを受信後、付加的参照資料をメモリの中に記憶するステップと、少なくとも1つの参照資料をメモリから除去するステップと、メモリをアップデートされたメモリと交換するステップであって、アップデートされたメモリは、その中に記憶された少なくとも1つのアップデートされた参照資料を有する、ステップとのうちの少なくとも1つとを含むことができる。
図46を参照すると、撮像カテーテルシステム(広義には、医療システム)は、概して、全体として、参照番号810によって指定される。システム810は、概して、812として指定される撮像カテーテルと、例えば、インターフェースケーブル816によって、撮像カテーテルに動作可能に連結される、コンソール814とを含む。撮像カテーテル812は、その視野内の物体に対応する撮像信号を生成するために撮像デバイス822を有する、撮像アセンブリ820を含むことができる。撮像デバイスは、典型的には、光学センサであって、カメラまたは光ファイバであることができる。撮像アセンブリはまた、視野を照明する、または電照を提供するために、LED等の要素を含んでもよい。撮像アセンブリはさらに、捕捉、撮像信号への視野の画像の変換、および撮像信号の伝送を促進するために、プロセッサ、メモリデバイス等の1つ以上の構成要素を備えることができる。撮像デバイスは、撮像信号を生成し、ケーブル816を通して、あるいは任意の好適な通信手技またはプロトコルを通してワイヤレスで、コンソール14に伝送する。他のケーブルが、本発明の範囲から逸脱することなく、使用されてもよい。
コンソールは、撮像信号を撮像アセンブリから受信し、変換し、画像をコンソールの筐体832内のディスプレイ830上に提示する。図47に例示的に示されるように、コンソールはまた、選択的に、コンソールを通電させるための電源スイッチ834を含むことができる。他のコンソールが、本発明の範囲から逸脱することなく、使用されてもよい。ディスプレイは、好ましくは、1つ以上のユーザ入力またはコマンド、例えば、ディスプレイのダブルタップに応答し、コンソールおよび撮像アセンブリを動作させるための複数の選択をもたらす、1つ以上のメニューをアクティブ化および提示する。例えば、ユーザ入力のうちの1つは、ディスプレイに、図47に図示されるように、参照メニューを提示させる。
選択またはエントリ840a、840、および840cは、本システムを使用して行われる以前の手技の記憶された画像の選択および読み出しのために提示されてもよい。図47に図示されるように、コンソールは、メモリから、コンソールメモリ内に記憶されたライブラリまたは複数の参照資料に対応するメニューアイテムを含む参照メニューを呼び出す、「参照_ライブラリ」というタイトルの選択42を含み、提供するように構成されることができる。例えば、参照資料の1つ以上の群を含み得る、参照資料のライブラリは、例えば、写真、ビデオ記録、オーディオ記録、概略図、動画、および/またはテキストを含んでもよい。参照資料は、生体構造、患者の準備、撮像カテーテルの使用のための準備、患者内への撮像カテーテルの留置、コンソール準備、コンソール動作、コンソール特徴、全体的システム動作、全体的システム特徴、および/またはさらなるヘルプにアクセスするために使用され得る、住所および/または電話番号等のコンタクト情報に関する情報のうちの任意の1つ以上を提供する。メニュー内に提供され得る、他の選択または情報は、ディスプレイ上の選択840a−840cおよび842に近接して位置付けられる、スクロールバー844を操作することによって視認されてもよい。いくつかの実施形態では、コマンド、命令、および/または戻るアイコン850および視認アイコン852等のナビゲーションアイコンは、ディスプレイの下に沿って提供されることができる。
いくつかの実施形態では(図示せず)、ディスプレイ30は、同時に、参照メニュー42と、撮像デバイスによって提供される撮像信号から生成される画像を提示することが想定される。他の実施形態では(図示せず)、ディスプレイ30は、ユーザが、事前に選択された時間周期内に、ディスプレイを2回タッチするとき等、一意の入力の感知に応じて、参照メニューを提示することが想定される。さらに他の実施形態(図示せず)では、ディスプレイ30は、ユーザによって選択されると、参照メニューを提示するアイコンを提示することが想定される。代替として、コンソール14は、ディスプレイ30に参照メニューを提示させるために押下され得る、ボタンを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、コンソールは、前述に識別されたもの等の参照資料と同時に、撮像信号から生成される画像を提示してもよい。例えば、図29に例示的に図示されるように、典型的解剖学的特徴またはマーカーの写真が、ディスプレイの一部上に表示されてもよく、撮像アセンブリによって伝送された撮像信号から生成されたライブビデオは、ディスプレイの別の部分上に表示されてもよい。したがって、ユーザは、撮像アセンブリによって伝送された撮像信号から生成されたライブビデオと解剖学的特徴または解剖学的目印を含む参照写真を比較することによって、撮像アセンブリが患者内に位置付けられる場所を識別することができる。さらに、図31に例示的に示されるように、写真864等の参照資料が、標的解剖学的特徴または解剖学的マーカーの名称等、識別情報または説明を提供する、1つ以上のテキスト参照または印866とともにディスプレイ上に提示されてもよい。解剖学的マーカーは、気管支、喉頭、気管輪、噴門、幽門括約筋、および幽門口のうちの任意の1つであることができる。図29および図31の比較によってさらに明白となるように、視覚的参照資料が、ディスプレイの一部上のみに、またはディスプレイ全体上に提示されてもよい。ディスプレイの一部のみが、図3に示されるように、視覚的参照資料を提示するために使用されるとき、アイコン420、422、424、426、および428ならびに1つ以上の視覚的ステータス識別子872a、872b、および872c等の他のインジケータが、ディスプレイ上に示されてもよい。代替として、図31に示されるように、ディスプレイ全体が、視覚的参照資料を提示するために使用されるとき、アイコン420、422、424、426、および428のうちの任意の1つ以上ならびに視覚的ステータス識別子772a−872cのうちの任意の1つ以上が、視覚的参照資料上に提示されてもよい。他の場合には、例えば、コンソールは、任意の識別子または印を伴わずに、図49Aに例示的に提示されるように、代表的気管支の写真のコピー、図49Bに例示的に提示されるように、胃襞を伴う代表的胃の写真のコピー、および図49Cに例示的に提示されるように、代表的気管輪の写真のコピーを表示するためのメニューを選択することによって動作されることができる。
参照資料はまた、指示ガイダンスを提示してもよい。例えば、コンソールは、図48に示されるように、正確および不正確な経路の対比を含む、概略図を表示するよう動作されるように構成されることができる。さらなる実施形態は、使用の間、さらなるガイダンスを提供するために、撮像装置からのリアルタイムまたはライブビデオ画像に隣接して、図48の概略図の同時提示を想定する。
本発明のいくつかの実施形態では、資料は、特定の参照資料に対応する名称を有するディレクトリ内に位置または記憶されてもよい。例えば、システム動作マニュアルの一部が、「システム_動作_マニュアル」というタイトルのディレクトリ内に記憶され得る。いくつかの実施形態では、参照資料は、読取専用ファイルとして保存され、コンテンツが変更されないままであることを確実にしてもよい。代替として、口頭コメント、欄外注釈、および他の注記が、参照資料に入力され、参照ライブラリ内の参照資料のそれぞれのうちの1つ以上のいずれかへの特定の関連付けまたはリンクを伴って、または伴わずに、新しいファイルとして記憶されてもよい。
さらに、参照資料ファイルは、ソフトウェアをアップデートするときに修正され得ることが想定される。したがって、各ソフトウェアリリースはまた、システムのための参照資料をアップデートおよび改善するために使用され得る。他の場合には、現場で使用されたシステムは、任意の記憶された、または既存の参照資料、あるいはその一部を除去して、もしくは除去せずに、ユーザによって、付加的参照情報がメモリ内に含まれ得る、整備、製造、または修理施設に送信されることができる。他の場合には、整備、製造、または修理施設で受け取られたシステムは、その中のメモリ構成要素を交換させ、それによって、アップデートされた参照資料を提供することによって、アップデートされてもよい。
撮像カテーテルシステムが使用される特定の手技に応じて、本システムはまた、例えば、経腸栄養液体を患者に送達するための栄養チューブを有する、従来の栄養チューブアセンブリを含んでもよい。概して、従来の栄養チューブは、入口と出口との間に延在する、供給通路を含む。撮像カテーテルは、患者の消化管、例えば、患者の胃の特定の部分に対応する撮像信号を生成するために、栄養チューブの出口に隣接して位置付けられてもよい。ある場合には、撮像アセンブリは、栄養チューブの供給通路から密閉され、供給通路内の経腸栄養液体が、撮像アセンブリに進入し、潜在的損傷を生じさせることを阻止することが望ましいであろう。使用時、ビデオ、写真、または概略図等の参照資料は、ディスプレイ上で周期的にアクセスされ、患者内の医療器具の適切な留置を検証する。
本発明の1つ以上のさらなる側面は、コンソールによってアクセス可能であって、その上に記憶された参照ライブラリ内の参照資料に対応する複数のデータ構造を有する、コンピュータ可読媒体を対象とすることができ、参照資料はそれぞれ、例えば、写真、ビデオファイル、オーディオファイル、およびそれらの組み合わせを含む、視聴覚情報、ならびに、例えば、概略図、スケッチ、およびテキスト情報を含む、テキストまたはグラフィカル情報であることができる。コンピュータ可読媒体内の参照ライブラリの参照資料は、解剖学的参照または特徴あるいは解剖学的目印のうちの少なくとも1つに関する情報、撮像カテーテル、コンソール、栄養チューブのうちの少なくとも1つの動作命令、およびシステム、栄養チューブ、およびコンソールのうちの少なくとも1つに関するコンタクト情報を提供する。なおもさらなる側面は、その上に記憶された参照資料の参照ライブラリを含む複数のデータ構造を有し、かつ追加を既存の参照資料に追加することによって、またはそれとアップデートまたは改訂された参照資料を交換することによって、参照資料の参照ライブラリをアップデートする、コンピュータ可読媒体を提供することを対象とすることができる。コンピュータ可読媒体の非限定的実施例は、メモリデバイスを含み、光学ベースおよび磁気ベースの媒体であることができ、そのいずれも、消去可能、プログラム可能、または恒久的であることができる。
参照ライブラリの参照資料のいずれも、限定ではないが、aiff、wav、xmf、fits、tiff、avi、asf、wma、wmv、3gp、flv、f4v、iff、jpg、bmp、mpeg、mp4、rm、ogg、pdf、rtf、およびtxt等の任意のフォーマットまたはファイルタイプで記憶されることができ、そのいずれも、ネイティブおよび圧縮形態のいずれかであることができる。そのような参照資料のいずれも、医療提供者による現場での修正または削除から保護されることができるが、例えば、修理または製造施設、あるいは整備施設において、有資格技術者によって修正、改訂、または削除されることができる。
説明されるように、コンソールは、ユーザの複数のクラス、すなわち、地位を認識するように、および各ユーザと関連付けられるクラスの関数としてコンソールによって行われ得る動作を限定するように、構成されてもよい。例えば、コンソールは、操作者、管理者、承認者、および保守者といった、4つのユーザのクラスを認識するように構成されてもよい。ユーザクラスに応じて、参照メニューは、ユーザの技術およびニーズに適応するように変更されてもよい。例えば、コンソールは、それぞれの関連データ記憶基礎構造とともに、ユーザアカウントまたは他の操作者アカウントを作成する、およびビデオデータを視認する権限を管理者クラスのユーザに与えるように構成することができる。コンソールは、ビデオデータを視認する、およびビデオデータ上の承認データに注釈を付ける権限を承認者クラスのユーザに与えるように構成されてもよい。コンソールは、ソフトウェアアップデートおよび時間調節等、コンソールに保守機能を行う権限を保守者クラスのユーザに与えるように構成することができる。コンソールは、患者データがコンソール上に記憶されない場合、コンソールを操作する権限を保守者クラスのユーザのみに与えるようにプログラムされることができる。
本発明の側面を詳細に説明したが、請求項で定義されるような本発明の範囲から逸脱することなく、修正および変化例が可能であることが明白となるであろう。本発明の側面の範囲から逸脱することなく、上記の構造、製品、および方法に種々の変更を行うことができるため、上記の説明に含有され、添付図面に示される全ての事項は、限定的な意味ではなく、例証的として解釈されるものであることが意図される。例えば、参照解剖学的マーカーの同時表示は、操作者またはユーザが、現在の参照解剖学的マーカーが撮像システムから写真画像を捕捉し、随意に、注釈を付けることによって識別されたことを示した後、予期される次のまたは順次マーカーを徐々に示すことを伴ってもよい。本発明の側面の要素またはその実施形態を導入するとき、冠詞「a」、「an」、「the」、および「said」は、要素のうちの1つ以上が存在することを意味することが意図される。用語「comprising(備える)」、「including(含む)」、および「having(有する)」は、列挙された要素以外の付加的要素が存在することを含意および意味することが意図される。
(項目1)
栄養チューブアセンブリの使用を促進する方法であって、
栄養流体源に接続可能な入口と、上記入口から遠位にあって、供給通路を通して、そこに流動的に接続される、出口と、上記出口に近接して配置される、撮像デバイスとを有する、栄養チューブを提供するステップであって、上記撮像デバイスは、患者の生体構造の画像に対応する撮像信号を生成および伝送するように構成される、ステップと、
ディスプレイと、その中に記憶された写真、ビデオ記録、オーディオ記録、概略図、動画、テキスト、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される、複数の参照資料を有する、メモリとを備える、コンソールを提供するステップであって、上記複数の参照資料はそれぞれ、生体構造、患者準備、撮像カテーテル準備、撮像カテーテル留置、撮像カテーテル動作、撮像カテーテル特徴、コンソール準備、コンソール動作、コンソール特徴、システム動作、システム特徴、およびコンタクト情報のうちの少なくとも1つに関する情報を提供し、上記コンソールは、上記撮像信号を受信し、上記撮像信号に対応する少なくとも1つの画像の少なくとも一部を上記ディスプレイ上に提示し、上記参照資料のうちの少なくとも1つに対応するメニューアイテムを含む、参照メニューを上記ディスプレイ上に提示するように構成される、ステップと
を含む、方法。
(項目2)
上記コンソールは、同時に、上記ディスプレイ上に、上記複数の参照資料からの写真および上記撮像アセンブリからの上記画像信号に対応するビデオ画像を提示するように構成され、上記写真は、代表的解剖学的マーカーを提供する、項目1に記載の方法。
(項目3)
付加的参照資料を上記メモリの中に記憶するステップと、少なくとも1つの参照資料を上記メモリから除去するステップと、上記メモリをアップデートされたメモリと交換するステップであって、上記アップデートされたメモリは、その中に記憶されたアップデートされた参照資料を有する、ステップとのうちの少なくとも1つをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
付加的参照資料を上記メモリの中に記憶するステップと、少なくとも1つの参照資料を上記メモリから除去するステップと、上記メモリをアップデートされたメモリと交換するステップであって、上記アップデートされたメモリは、その中に記憶された少なくとも1つのアップデートされた参照資料を有する、ステップとのうちの少なくとも1つをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
経腸栄養液体を患者に送達するための栄養チューブを含む、栄養チューブアセンブリに隣接して位置付けられる、撮像カテーテルシステムであって、
患者の生体構造の画像に対応する撮像信号を生成するための撮像デバイスを有する、撮像アセンブリを含む、撮像カテーテルであって、上記撮像アセンブリは、上記撮像デバイスによって生成される上記撮像信号を伝送する、撮像カテーテルと、
上記撮像アセンブリによって伝送される上記撮像信号を受信し、上記撮像信号から生成された画像をディスプレイ上に提示するように適合される、コンソールであって、上記コンソールは、上記ディスプレイ上に、写真、ビデオ記録、オーディオ記録、概略図、動画、およびテキストのうちの少なくとも1つを備える、参照資料の群から選択される、参照資料に対応するメニューアイテムを含む、参照メニューを選択的に提示するように適合され、上記資料はそれぞれ、生体構造、患者準備、撮像カテーテル準備、撮像カテーテル留置、撮像カテーテル動作、撮像カテーテル特徴、コンソール準備、コンソール動作、コンソール特徴、システム動作、システム特徴、およびコンタクト情報のうちの少なくとも1つに関する情報を提供する、コンソールと
を備える、撮像カテーテルシステム。
(項目6)
上記コンソールは、上記参照メニューと同時に、上記撮像信号から生成された画像を上記ディスプレイ上に提示する、項目5に記載の撮像カテーテルシステム。
(項目7)
上記コンソールは、上記参照資料と同時に、上記撮像信号から生成された画像を上記ディスプレイ上に提示する、項目5に記載の撮像カテーテルシステム。
(項目8)
上記参照資料はそれぞれ、上記対応する参照資料に対応する名称を有するディレクトリ内に位置する、項目5に記載の撮像カテーテルシステム。
(項目9)
上記ディスプレイは、ユーザが、事前に選択された時間周期の間、上記ディスプレイを2回タッチすると、上記参照メニューを提示するように適合される、項目5に記載の撮像カテーテルシステム。
(項目10)
上記参照資料は、システムソフトウェアをアップデートすることによって、修正される、項目9に記載の撮像カテーテルシステム。
(項目11)
上記栄養チューブは、入口と、出口と、上記入口と上記出口との間に延在する供給通路とを有し、上記撮像カテーテルは、上記患者の消化管に対応する撮像信号を生成するために、上記出口に隣接して位置付けられ、上記撮像アセンブリは、上記供給通路の中の経腸栄養液体が上記撮像アセンブリに進入することを阻止するように上記供給通路から密閉される、項目5に記載の撮像カテーテルシステム。
(項目12)
上記コンソールは、グラフィカルユーザインターフェースを上記ディスプレイ上に提示するように構成される、項目5に記載の撮像カテーテルシステム。
(項目13)
上記ディスプレイは、上記ディスプレイにタッチすることによって、上記システムの制御のためのアイコンを提示するように適合される、タッチスクリーンディスプレイである、項目12に記載の撮像カテーテルシステム。
(項目14)
上記コンソールは、同時に、上記ディスプレイ上に、参照資料および上記撮像アセンブリからのビデオ画像信号を提示するように構成される、項目12に記載の撮像カテーテルシステム。
(項目15)
上記撮像デバイスによって生成された上記撮像信号を上記コンソールに伝送する際に使用するために、上記撮像カテーテルを上記コンソールに接続する、インターフェースケーブルをさらに備える、項目5に記載の撮像カテーテルシステム。
したがって、X線撮像デバイスおよび手技が、患者体内の栄養チューブまたは他の種類のカテーテルの正確な位置付けを確認するために使用されてきた。具体的には、栄養チューブが最初に患者体内に位置付けられた後に、患者のX線画像が撮影される。X線画像は、栄養チューブが適正に位置付けられたかどうか、または再配置が必要であるかどうかを判定するように調べられる。X線撮像手技は、栄養チューブが適正に位置付けられるまで繰り返される。しかしながら、X線撮像手技は、概して、高価で時間がかかる。加えて、患者は、多くの場合、かなりの長さの時間にわたって栄養チューブを使用するため、X線撮像手技は、栄養チューブが動いていない、または移動していないことを確実にするように、周期的に繰り返されなければならない。
米国特許出願公開第2012/0065469号は、撮像アセンブリを有するカテーテルを説明した。そのカテーテルは、カテーテルから取得された画像を視認および/または記憶するためのコンソールとともに使用される。カテーテルは、栄養チューブアセンブリであり得る。栄養チューブアセンブリ上の撮像アセンブリは、ユーザが、患者の消化管内の栄養チューブアセンブリの留置を確認することを可能にする。
図46を参照すると、撮像カテーテルシステム(広義には、医療システム)は、概して、全体として、参照番号810によって指定される。システム810は、概して、812として指定される撮像カテーテルと、例えば、インターフェースケーブル816によって、撮像カテーテルに動作可能に連結される、コンソール814とを含む。撮像カテーテル812は、その視野内の物体に対応する撮像信号を生成するために撮像デバイス822を有する、撮像アセンブリ820を含むことができる。撮像デバイスは、典型的には、光学センサであって、カメラまたは光ファイバであることができる。撮像アセンブリはまた、視野を照明する、または電照を提供するために、LED等の要素を含んでもよい。撮像アセンブリはさらに、捕捉、撮像信号への視野の画像の変換、および撮像信号の伝送を促進するために、プロセッサ、メモリデバイス等の1つ以上の構成要素を備えることができる。撮像デバイスは、撮像信号を生成し、ケーブル816を通して、あるいは任意の好適な通信手技またはプロトコルを通してワイヤレスで、コンソール814に伝送する。他のケーブルが、本発明の範囲から逸脱することなく、使用されてもよい。
選択またはエントリ840a、840、および840cは、本システムを使用して行われる以前の手技の記憶された画像の選択および読み出しのために提示されてもよい。図47に図示されるように、コンソール814は、メモリから、コンソールメモリ内に記憶されたライブラリまたは複数の参照資料に対応するメニューアイテムを含む参照メニューを呼び出す、「参照_ライブラリ」というタイトルの選択842を含み、提供するように構成されることができる。例えば、参照資料の1つ以上の群を含み得る、参照資料のライブラリは、例えば、写真、ビデオ記録、オーディオ記録、概略図、動画、および/またはテキストを含んでもよい。参照資料は、生体構造、患者の準備、撮像カテーテルの使用のための準備、患者内への撮像カテーテルの留置、コンソール準備、コンソール動作、コンソール特徴、全体的システム動作、全体的システム特徴、および/またはさらなるヘルプにアクセスするために使用され得る、住所および/または電話番号等のコンタクト情報に関する情報のうちの任意の1つ以上を提供する。メニュー内に提供され得る、他の選択または情報は、ディスプレイ上の選択840a−840cおよび842に近接して位置付けられる、スクロールバー844を操作することによって視認されてもよい。いくつかの実施形態では、コマンド、命令、および/または戻るアイコン850および視認アイコン852等のナビゲーションアイコンは、ディスプレイの下に沿って提供されることができる。