JP2015535663A - 中継バックホールのための制御チャネル管理 - Google Patents

中継バックホールのための制御チャネル管理 Download PDF

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Abstract

本開示の態様は、半二重動作を利用する中継器のための制御チャネルを管理するための技法を提供する。いくつかの態様によれば、1つまたは複数の基準に基づいて、PDCCHのあるタイプが選択され得る。【選択図】図7

Description

関連出願
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2012年11月9日に出願された米国仮出願第61/724,778号の優先権を主張する。
[0002]本開示の態様は、一般にワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)を中継ノードに通信するための技法に関する。
[0003]ワイヤレス通信ネットワークは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザをサポートすることが可能な多元接続ネットワークであり得る。そのような多元接続ネットワークの例としては、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークがある。
[0004]ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのユーザ機器(UE)のための通信をサポートすることができるいくつかの基地局を含み得る。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)は基地局からUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)はUEから基地局への通信リンクを指す。
[0005]本開示のいくつかの態様は、基地局によるワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、概して、1つまたは複数の基準に基づいて、基地局と基地局によってサービスされるユーザ機器(UE)との間の送信を中継するために使用される半二重中継ノードへの送信のために、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の第1のタイプまたはPDCCHの第2のタイプを選択することと、サブフレーム中で選択されたタイプのPDCCHを半二重中継ノードに送信することとを含む。
[0006]本開示のいくつかの態様は、中継ノードによるワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、概して、基地局と基地局によってサービスされるユーザ機器(UE)との間の送信を中継するために中継ノードを使用する基地局から送信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の第1のタイプをモニタすべきかPDCCHの第2のタイプをモニタすべきかを決定することと、サブフレーム中で決定されたタイプのPDCCHをモニタすることとを含む。
[0007]本開示のいくつかの態様は、基地局によるワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、概して、1つまたは複数の基準に基づいて、基地局と基地局によってサービスされるユーザ機器(UE)との間の送信を中継するために使用される半二重中継ノードへの送信のために、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の第1のタイプまたはPDCCHの第2のタイプを選択するための手段と、サブフレーム中で選択されたタイプのPDCCHを半二重中継ノードに送信するための手段とを含む。
[0008]本開示のいくつかの態様は、中継ノードによるワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、概して、基地局と基地局によってサービスされるユーザ機器(UE)との間の送信を中継するために中継ノードを使用する基地局から送信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の第1のタイプをモニタすべきかPDCCHの第2のタイプをモニタすべきかを決定するための手段と、サブフレーム中で決定されたタイプのPDCCHをモニタするための手段とを含む。
[0009]本開示のいくつかの態様は、基地局によるワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、概して、1つまたは複数の基準に基づいて、基地局と基地局によってサービスされるユーザ機器(UE)との間の送信を中継するために使用される半二重中継ノードへの送信のために、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の第1のタイプまたはPDCCHの第2のタイプを選択することと、サブフレーム中で選択されたタイプのPDCCHを半二重中継ノードに送信することとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。
[0010]本開示のいくつかの態様は、中継ノードによるワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、概して、基地局と基地局によってサービスされるユーザ機器(UE)との間の送信を中継するために中継ノードを使用する基地局から送信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の第1のタイプをモニタすべきかPDCCHの第2のタイプをモニタすべきかを決定することと、サブフレーム中で決定されたタイプのPDCCHをモニタすることとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。
[0011]本開示のいくつかの態様は、命令を記憶したコンピュータ可読媒体を備える、基地局によるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品を提供する。命令は、概して、1つまたは複数の基準に基づいて、基地局と基地局によってサービスされるユーザ機器(UE)との間の送信を中継するために使用される半二重中継ノードへの送信のために、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の第1のタイプまたはPDCCHの第2のタイプを選択することと、サブフレーム中で選択されたタイプのPDCCHを半二重中継ノードに送信することとを行うための1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。
[0012]本開示のいくつかの態様は、命令を記憶したコンピュータ可読媒体を備える、中継ノードによるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品を提供する。命令は、概して、基地局と基地局によってサービスされるユーザ機器(UE)との間の送信を中継するために中継ノードを使用する基地局から送信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の第1のタイプをモニタすべきかPDCCHの第2のタイプをモニタすべきかを決定することと、サブフレーム中で決定されたタイプのPDCCHをモニタすることとを行うための1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。
[0013]本開示のいくつかの態様による、電気通信システムの一例を概念的に示すブロック図。 [0014]本開示のいくつかの態様による、電気通信システムにおけるダウンリンクフレーム構造の一例を概念的に示すブロック図。 [0015]本開示の一態様に従って構成された基地局/eノードBおよびUEの設計を概念的に示すブロック図。 [0016] 本開示の態様による、連続キャリアアグリゲーションタイプを示す図。 [0017]本開示の態様による、非連続キャリアアグリゲーションタイプを示す図。 [0018]本開示の態様による、MACレイヤデータアグリゲーションを示す図。 [0019]本開示の態様による、複数のキャリア構成において無線リンクを制御するための方法を示すブロック図。 [0020]本開示の態様による、ePDCCHの送信のための可能な構造を示す図。 [0021]本開示の態様による、ePDCCHの送信のための可能な構造を示す図。 [0022]本開示の様々な態様による、例示的な動作を示す図。 本開示の様々な態様による、例示的な動作を示す図。
[0023]添付の図面に関して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明される概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造および構成要素をブロック図の形式で示す。
[0024]本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークのために使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語はしばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形態を含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMAなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)およびLTEアドバンスト(LTE−A:LTE-Advanced)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上記のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに他のワイヤレスネットワークおよび無線技術に使用され得る。明快のために、本技法のいくつかの態様について以下ではLTEに関して説明し、以下の説明の大部分でLTE用語を使用する。
[0025]図1に、LTEネットワークであり得るワイヤレス通信ネットワーク100を示す。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかの発展型ノードB(eノードB)110と他のネットワークエンティティとを含み得る。eノードBは、UE120と通信する局であり得、基地局、アクセスポイントなどと呼ばれることもある。ノードBは、UEと通信する局の別の例である。
[0026]各eノードB110は、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて、eノードB110のカバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアをサービスしているeノードBサブシステムを指すことがある。
[0027]eノードBは、マクロセル102a、102b、102c、ピコセル102x、フェムトセル102y、102z、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。マクロセル102aは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入しているUE120による無制限のアクセスを可能にし得る。ピコセル102xは、比較的小さい地理的エリアをカバーすることができ、サービスに加入しているUE120による無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセル102y、102zは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセル102y、102zとの関連を有するUE120(たとえば、限定加入者グループ(CSG:Closed Subscriber Group)中のUE、自宅にいるユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセルのためのeノードBはマクロeノードBと呼ばれることがある。ピコセルのためのeノードBはピコeノードBと呼ばれることがある。フェムトセルのためのeノードBはフェムトeノードBまたはホームeノードBと呼ばれることがある。図1に示す例では、eノードB110a、110bおよび110cは、それぞれマクロセル102a、102b、および102cのためのマクロeノードBであり得る。eノードB110xは、ピコセル102xのためのピコeノードBであり得る。eノードB110yおよび110zは、それぞれフェムトセル102yおよび102zのためのフェムトeノードBであり得る。eノードBは、1つまたは複数の(たとえば、3つの)セルをサポートし得る。
[0028]ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含み得る。中継局は、上流局(たとえば、eノードBまたはUE)からデータおよび/または他の情報の送信を受信し、そのデータおよび/または他の情報の送信を下流局(たとえば、UEまたはeノードB)に送る局である。中継局はまた、他のUEに対する送信を中継するUEであり得る。図1に示す例では、中継局110rは、eノードB110aとUE120rとの間の通信を可能にするために、eノードB110aおよびUE120rと通信し得る。中継局は、中継eノードB、中継器などと呼ばれることもある。
[0029]ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのeノードB、たとえば、マクロeノードB、ピコeノードB、フェムトeノードB、中継器などを含む異種ネットワークであり得る。これらの異なるタイプのeノードBは、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリア、およびワイヤレスネットワーク100における干渉に対する異なる影響を有し得る。たとえば、マクロeノードBは、高い送信電力レベル(たとえば、20ワット)を有し得るが、ピコeノードB、フェムトeノードBおよび中継器は、より低い送信電力レベル(たとえば、1ワット)を有し得る。
[0030]ワイヤレスネットワーク100は同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、eノードBは同様のフレームタイミングを有し得、異なるeノードBからの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、eノードBは異なるフレームタイミングを有し得、異なるeノードBからの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作と非同期動作の両方のために使用され得る。
[0031]ネットワークコントローラ130は、eノードB110のセットに結合し、これらのeノードBの協調および制御を行い得る。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してeノードB110と通信し得る。eノードB110はまた、たとえば、ワイヤレスバックホールまたはワイヤラインバックホールを介して直接または間接的に互いに通信し得る。
[0032]UE120は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散され得、各UEは固定または移動であり得る。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UEは、マクロeノードB、ピコeノードB、フェムトeノードB、中継器などと通信することが可能であり得る。図1において、両矢印付きの実線は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上での、UEと、そのUEをサービスするように指定されたeノードBであるサービングeノードBとの間の所望の送信を示す。両矢印付きの破線は、UEとeノードBとの間の干渉送信を示す。
[0033]LTEは、ダウンリンク上では直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重化(SC−FDM)を利用する。OFDMおよびSC−FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K)個の直交サブキャリアに分割する。各サブキャリアはデータで変調され得る。概して、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMAでは時間領域で送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、サブキャリアの間隔は15kHzであり得、(「リソースブロック」と呼ばれる)最小リソース割振りは12個のサブキャリア(または180kHz)であり得る。したがって、公称FFTサイズは、1.25、2.5、5、10または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対してそれぞれ128、256、512、1024または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHz(すなわち、6つのリソースブロック)をカバーし得、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対してそれぞれ1、2、4、8、または16個のサブバンドがあり得る。
[0034]図2に、LTEにおいて使用されるダウンリンクフレーム構造200を示す。ダウンリンクの送信タイムラインは、無線フレーム202の単位に分割され得る。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有し得、0〜9のインデックスをもつ10個のサブフレーム204に区分され得る。各サブフレームは2つのスロットを含み得る。したがって、各無線フレームは、0〜19のインデックスをもつ20個のスロットを含み得る。各スロットは、L個のシンボル期間、たとえば、(図2に示すように)ノーマルサイクリックプレフィックスの場合は7つのシンボル期間、または拡張サイクリックプレフィックスの場合は6個のシンボル期間を含み得る。各サブフレーム中の2L個のシンボル期間には0〜2L−1のインデックスが割り当てられ得る。利用可能な時間周波数リソースはリソースブロックに区分され得る。各リソースブロックは、1つのスロット中でN個のサブキャリア(たとえば、12個のサブキャリア)をカバーし得る。
[0035]LTEでは、eノードBは、eノードB中の各セルについてプライマリ同期信号(PSS:primary synchronization signal)とセカンダリ同期信号(SSS:secondary synchronization signal)とを送り得る。プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号は、図2に示すように、それぞれ、ノーマルサイクリックプレフィックスをもつ各無線フレームのサブフレーム0および5の各々中のシンボル期間6および5中で送られ得る。同期信号は、セル検出および捕捉のためにUEによって使用され得る。eノードBは、サブフレーム0のスロット1中のシンボル期間0〜3中で物理ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)を送り得る。PBCHは、あるシステム情報を搬送し得る。
[0036]eノードBは、図2の第1のシンボル期間全体において示されているが、各サブフレームの第1のシンボル期間の一部のみの中で物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)を送り得る。PCFICHは、制御チャネルのために使用されるいくつか(M個)のシンボル期間を搬送し得、ただし、Mは、1、2または3に等しくなり得、サブフレームごとに変化し得る。Mはまた、たとえば、リソースブロックが10個未満である、小さいシステム帯域幅では4に等しくなり得る。図2に示す例では、M=3である。eノードBは、各サブフレームの最初のM個(図2ではM=3)のシンボル期間中に物理HARQインジケータチャネル(PHICH:Physical HARQ Indicator Channel)と物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)とを送り得る。PHICHは、ハイブリッド自動再送信(HARQ:hybrid automatic retransmission)をサポートするための情報を搬送し得る。PDCCHは、UEのためのアップリンクおよびダウンリンクリソース割振りに関する情報と、アップリンクチャネルのための電力制御情報とを搬送し得る。図2の第1のシンボル期間の中には示されていないが、PDCCHおよびPHICHは第1のシンボル期間の中にも含まれることを理解されたい。同様に、PHICHおよびPDCCHはまた、図2にはそのようには示されていないが、第2のシンボル期間と第3のシンボル期間の両方の中にある。eノードBは、各サブフレームの残りのシンボル期間中に物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)を送り得る。PDSCHは、ダウンリンク上でのデータ送信がスケジュールされたUEのためのデータを搬送し得る。LTEにおける様々な信号およびチャネルは、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211に記載されている。
[0037]eノードBは、eノードBによって使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいてPSS、SSSおよびPBCHを送り得る。eノードBは、これらのチャネルが送られる各シンボル期間中のシステム帯域幅全体にわたってPCFICHおよびPHICHを送り得る。eノードBは、システム帯域幅のいくつかの部分においてUEのグループにPDCCHを送り得る。eノードBは、システム帯域幅の特定の部分において特定のUEにPDSCHを送り得る。eノードBは、すべてのUEにブロードキャスト方式でPSS、SSS、PBCH、PCFICHおよびPHICHを送り得、特定のUEにユニキャスト方式でPDCCHを送り得、また特定のUEにユニキャスト方式でPDSCHを送り得る。
[0038]各シンボル期間においていくつかのリソース要素が利用可能であり得る。各リソース要素は、1つのシンボル期間中の1つのサブキャリアをカバーし得、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用され得る。各シンボル期間中に基準信号のために使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG:resource element group)に構成され得る。各REGは、1つのシンボル期間中に4つのリソース要素を含み得る。PCFICHは、シンボル期間0において、周波数上でほぼ等しく離間され得る、4つのREGを占有し得る。PHICHは、1つまたは複数の構成可能なシンボル期間において、周波数にわたって拡散され得る、3つのREGを占有し得る。たとえば、PHICHのための3つのREGは、すべてシンボル期間0に属し得るか、またはシンボル期間0、1および2に拡散され得る。PDCCHは、最初のM個のシンボル期間において、利用可能なREGから選択され得る、9、18、32または64個のREGを占有し得る。REGのいくつかの組合せのみがPDCCHに対して許され得る。
[0039]UEは、PHICHおよびPCFICHのために使用される特定のREGを知り得る。UEは、PDCCHのためのREGの様々な組合せを探索し得る。探索すべき組合せの数は、一般に、PDCCHに対して許される組合せの数よりも少ない。eノードBは、UEが探索することになる組合せのいずれかにおいてUEにPDCCHを送り得る。
[0040]UEは、複数のeノードBのカバレージ内にあり得る。そのUEをサービスするために、これらのeノードBのうちの1つが選択され得る。サービングeノードBは、受信電力、パスロス、信号対雑音比(SNR)など、様々な基準に基づいて選択され得る。
[0041]図3に、図1の基地局/eノードBのうちの1つおよびUEのうちの1つであり得る、基地局/eノードB110およびUE120の設計を示すブロック図300を示す。制限付き関連付けシナリオの場合、基地局110は図1のマクロeノードB110cであり得、UE120はUE120yであり得る。基地局110はまた、何らかの他のタイプの基地局であり得る。基地局110はアンテナ334a〜334tを備え得、UE120はアンテナ352a〜352rを備え得る。
[0042]基地局110において、送信プロセッサ320は、データソース312からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ340から制御情報を受信し得る。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCHなどのためのものであり得る。データは、PDSCHなどのためのものであり得る。プロセッサ320は、データと制御情報とを処理(たとえば、符号化およびシンボルマッピング)して、それぞれデータシンボルと制御シンボルとを取得し得る。プロセッサ320はまた、たとえば、PSS、SSS、およびセル固有基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ330は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行し得、出力シンボルストリームを変調器(MOD)332a〜332tに与え得る。各変調器332は、(たとえば、OFDMなどのための)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器332はさらに、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得し得る。変調器332a〜332tからのダウンリンク信号は、それぞれアンテナ334a〜334tを介して送信され得る。
[0043]UE120において、アンテナ352a〜352rは、基地局110からダウンリンク信号を受信し得、受信信号をそれぞれ復調器(DEMOD)354a〜354rに与え得る。各復調器354は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得し得る。各復調器354は、(たとえば、OFDMなどのために)入力サンプルをさらに処理して、受信シンボルを取得し得る。MIMO検出器356は、すべての復調器354a〜354rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出シンボルを与え得る。受信プロセッサ358は、検出シンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE120の復号されたデータをデータシンク360に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ380に与え得る。
[0044]アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ364は、データソース362から(たとえば、PUSCHのための)データを受信し、処理し得、コントローラ/プロセッサ380から(たとえば、PUCCHのための)制御情報を受信し、処理し得る。送信プロセッサ364はまた、基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ364からのシンボルは、適用可能な場合はTX MIMOプロセッサ366によってプリコードされ、さらに(たとえば、SC−FDMなどのために)復調器354a〜354rによって処理され、基地局110に送信され得る。基地局110において、UE120からのアップリンク信号は、アンテナ334によって受信され、変調器332によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器336によって検出され、さらに受信プロセッサ338によって処理されて、UE120によって送られた復号されたデータおよび制御情報が取得され得る。受信プロセッサ338は、復号されたデータをデータシンク339に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ340に与え得る。
[0045]コントローラ/プロセッサ340および380は、それぞれ基地局110およびUE120における動作を指示し得る。基地局110におけるプロセッサ340および/または他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明する技法のための様々なプロセスを実行するか、またはその実行を指示し得る。UE120におけるプロセッサ380ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールはまた、図9〜図11に示す機能ブロック、および/または本明細書で説明する技法のための他のプロセスを実行するか、またはその実行を指示し得る。メモリ342および382は、それぞれ基地局110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ344は、ダウンリンク上および/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールし得る。
[0046]一構成では、ワイヤレス通信のためのUE120は、UEの接続モード中に干渉基地局からの干渉を検出するための手段と、干渉基地局の得られたリソースを選択するための手段と、得られたリソース上の物理ダウンリンク制御チャネルの誤り率を取得するための手段と、誤り率が所定のレベルを超えたことに応答して実行可能である、無線リンク障害を宣言するための手段とを含む。一態様では、上述の手段は、上述の手段によって具陳される機能を実行するように構成された、(1つまたは複数の)プロセッサ、コントローラ/プロセッサ380、メモリ382、受信プロセッサ358、MIMO検出器356、復調器354a、およびアンテナ352aであり得る。別の態様では、上述の手段は、上述の手段によって具陳される機能を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置であり得る。
キャリアアグリゲーション
[0047]LTEアドバンストUEは、各方向において送信のために、最高合計100MHz(5つのコンポーネントキャリア)のキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた最高20MHzの帯域幅のスペクトルを使用する。概して、アップリンク上ではダウンリンクよりも少ないトラフィックが送信され、したがって、アップリンクスペクトル割振りはダウンリンク割振りよりも小さくなり得る。たとえば、アップリンクに20MHzが割り当てられた場合、ダウンリンクには100MHzが割り当てられ得る。これらの非対称FDD割当ては、スペクトルを節約し、ブロードバンド加入者による一般に非対称な帯域利用にぴったり合う。
[0048]LTEアドバンスト要件を満たすために、20MHzよりも広い送信帯域幅のサポートが必要とされ得る。1つの解決策はキャリアアグリゲーションである。キャリアアグリゲーションは、複数のキャリアにわたる無線リソースの同時利用を通して、UE120に与えられる有効帯域幅の拡張を可能にする。より広い全送信帯域幅を形成するために、複数のコンポーネントキャリアがアグリゲートされる。
キャリアアグリゲーションタイプ
[0049]LTEアドバンストモバイルシステムのために、2つのタイプのキャリアアグリゲーション(CA)方法、すなわち、図4Aおよび図4Bに示す連続CAおよび非連続CAが提案されている。
[0050]図4Aに、本開示の態様による、連続CA400Aの一例を示す。連続CAは、図4Aに示すように、複数の利用可能なコンポーネントキャリア402A、404A、および406Aが互いに隣接するときに生じる。
[0051]図4Bに、本開示の態様による、非連続CA400Bの一例を示す。非連続CAは、図4Bに示すように、複数の利用可能なコンポーネントキャリア402B、404B、および406Bが周波数帯に沿って分離されたときに生じる。非連続CAと連続CAの両方は、LTEアドバンストUEの単一ユニットを処理するために複数のLTE/コンポーネントキャリアをアグリゲートする。
[0052]LTEアドバンストUEにおける非連続CAでは、周波数帯域に沿ってキャリアが分離されるので、複数のRF受信ユニットと複数のFFTとが配備され得る。非連続CAは、大きい周波数範囲にわたる複数の分離されたキャリア上でのデータ送信をサポートするので、周波数帯域が異なると、伝搬パスロス、ドップラーシフトおよび他の無線チャネル特性が大いに変わり得る。
[0053]したがって、非連続CA手法の下でブロードバンドデータ送信をサポートするために、異なるコンポーネントキャリアのためのコーディング、変調、および送信電力を適応的に調整するための方法が使用され得る。たとえば、eノードBが各コンポーネントキャリア上に固定送信電力を有するLTEアドバンストシステムでは、各コンポーネントキャリアの有効カバレージまたはサポート可能な変調およびコーディングは異なり得る。
データアグリゲーション方式
[0054]図5に、本開示の態様による、国際モバイル電気通信(IMT:International Mobile Telecommunications)アドバンスト(IMT-Advanced)システムのために媒体アクセス制御(MAC)レイヤにおいて異なるコンポーネントキャリアからの送信ブロック(TB:transmission block)500をアグリゲートすることを示す。MACレイヤデータアグリゲーションでは、各コンポーネントキャリアは、MACレイヤ中にそれ自体の独立したハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)エンティティを有し、物理レイヤ中にそれ自体の送信構成パラメータ(たとえば、送信電力、変調およびコーディング方式、ならびに複数のアンテナ構成)を有する。同様に、物理レイヤでは、コンポーネントキャリアごとに1つのHARQエンティティが与えられる。
制御シグナリング
[0055]概して、複数のコンポーネントキャリアのために制御チャネルシグナリングを展開するための3つの異なる手法がある。
[0056]第1は、LTEシステムにおける制御構造の軽微な変更を伴い、各コンポーネントキャリアは、それ自体のコード化制御チャネルを与えられる。
[0057]第2の方法は、異なるコンポーネントキャリアの制御チャネルをジョイントコーディングし、専用のコンポーネントキャリア中に制御チャネルを展開することを伴う。複数のコンポーネントキャリアのための制御情報は、この専用制御チャネルでは、シグナリングコンテンツとして統合されることになる。その結果、LTEシステムにおける制御チャネル構造との後方互換性が維持されながら、CAのシグナリングオーバーヘッドが低減する。
[0058]第3の方法は、異なるコンポーネントキャリアのための複数の制御チャネルをジョイントコーディングし、次いで全体周波数帯域にわたって送信することを伴う。この手法は、UE側における高い電力消費量という犠牲を払って、制御チャネルにおける低いシグナリングオーバーヘッドと高い復号性能とを提供する。ただし、この方法はLTEシステムと互換性がない。
ハンドオーバ制御
[0059]ハンドオーバは、UE120が、第1のeノードB110によってカバーされる1つのセル102から第2のeノードBによってカバーされる別のセル102に移動するときに生じる。IMTアドバンストUEのためにCAが使用されるとき、複数のセルにわたるハンドオーバプロシージャ中に送信連続性をサポートすることが好ましい。しかしながら、特定のCA構成およびサービス品質(QoS)要件とともに、入来UEのために十分なシステムリソース(すなわち、良好な送信品質をもつコンポーネントキャリア)を確保することが、次のeノードBにとって難しいことがある。理由は、2つ(またはそれ以上)の隣接セル(eノードB)のチャネル状態が特定のUEについて異なり得るからである。1つの手法では、UEは、各隣接セルにおいてただ1つのコンポーネントキャリアのパフォーマンスを測定する。これは、LTEシステムにおけるのと同様の測定遅延、複雑さ、およびエネルギー消費を与える。対応するセルにおける他のコンポーネントキャリアのパフォーマンスの推定は、この1つのコンポーネントキャリアの測定結果に基づき得る。この推定に基づいて、ハンドオーバ判定および送信構成が決定され得る。
[0060]様々な実施形態によれば、(キャリアアグリゲーションとも呼ばれる)マルチキャリアシステムにおいて動作するUEは、「プライマリキャリア」と呼ばれることがある同じキャリア上で、制御機能およびフィードバック機能など、複数のキャリアのいくつかの機能をアグリゲートするように構成される。サポートのためにプライマリキャリアに依存する残りのキャリアは、関連するセカンダリキャリアと呼ばれる。たとえば、UEは、オプションの専用チャネル(DCH:dedicated channel)、スケジュールされない許可、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)、および/または物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって提供される制御機能などの制御機能をアグリゲートし得る。シグナリングおよびペイロードは、ダウンリンク上でeノードBによってUEに、ならびにアップリンク上でUEによってeノードBに送信され得る。
[0061]いくつかの実施形態では、複数のプライマリキャリアが存在し得る。さらに、LTE RRCプロトコルの3GPP技術仕様36.331におけるものなど、レイヤ2プロシージャである物理チャネル確立および無線リンク障害(RLF:radio link failure)プロシージャを含む、UEの基本動作に影響を及ぼすことなしに、セカンダリキャリアが追加または削除され得る。
[0062]図6に、一例による、物理チャネルをグループ化することによって複数キャリアワイヤレス通信システムにおいて無線リンクを制御するための方法600を示す。図示のように、本方法は、ブロック602において、プライマリキャリアと、1つまたは複数の関連するセカンダリキャリアとを形成するために、少なくとも2つのキャリアからの制御機能を1つのキャリア上にアグリゲートすることを含む。次にブロック604において、プライマリキャリアと各セカンダリキャリアとのための通信リンクを確立する。次いで、ブロック606において、プライマリキャリアに基づいて通信を制御する。
探索空間
[0063]ロングタームエボリューション(LTE)リリース8では、各ユーザ機器(UE)は、制御領域中の共通探索空間とUE固有探索空間の両方をモニタし得る。探索空間は、UEがそれのPDCCHを発見し得るチャネル制御要素(CCE)ロケーションのセットを備え得る。各PDCCHを送信するために1つまたは複数のCCEが使用される。すべてのUEが共通探索空間に気づいているが、専用探索空間は個別のUEのために構成される。サブフレーム中でUEが復号しようと試み得るPDCCH候補の最大数が表1に記載されている。PDCCH候補は、いくつかのCCEを使用して送信される。リソース要素グループ(REG)として知られる4つの物理リソース要素(RE:resource element)の9つのセットが各CCEを構成する。したがって、1つのCCEは36個のREに等しい。各探索空間は、制御チャネル送信の異なる保護のためにPDCCHアグリゲーションレベルにさらに分類される。PDCCHのために使用されるCCEの数は、1、2、4、または8であり得る。各探索空間は、PDCCH候補と呼ばれるPDCCHに割り振られ得る連続するCCEのグループを備える。アグリゲーションレベルごとに、各UEは、2つ以上の可能な候補を復号することを試みなければならない。CCEアグリゲーションレベルは、探索空間中のPDCCH候補の数を決定し、PDCCHフォーマットによって与えられる。表1は、アグリゲーションレベルごとの候補の数と探索空間のサイズとを与える。
[0064]表1において、共通探索空間中に最高6つ(すなわち、制御チャネル要素(CCE:control channel element)アグリゲーションレベル4のための4つ、およびアグリゲーションレベル8のための2つ)のPDCCH候補があり、UE固有探索空間中に最高16個(すなわち、アグリゲーションレベル1のための6つ、アグリゲーションレベル2のための6つ、アグリゲーションレベル4のための2つ、およびアグリゲーションレベル8のための2つ)の候補があり得ることが観測され得る。表1から、複数のPDCCH候補の各PDCCH候補内で探索されるべきCCEの数はアグリゲーションレベルに依存し得ることが観測され得る。したがって、どちらもサイズが16個のCCEであるが、共通アグリゲーションレベル4のための4つのPDCCH候補と共通アグリゲーションレベル8のための2つのPDCCH候補とがある。それのPDCCHを発見するために、UEは、あらゆるサブフレーム中でPDCCH候補のセットをモニタする。Rel−8では、各候補は、最高2つのダウンリンク制御情報(DCI:downlink control information)サイズを搬送し得る。その結果、UEのブラインド復号の総数は、任意のサブフレームにおいて最高(4+2)*2+(6+6+2+2)*2=44である。Rel−10では、UL MIMOの導入により、UE固有探索空間中で、各候補は最高3つのダウンリンク制御情報(DCI)サイズを搬送し、任意のサブフレームにおいて最高(4+2)*2+(6+6+2+2)*3=60のUEのブラインド復号の総数になり得る。共通とUE固有との間の、および異なるアグリゲーションレベルのための探索空間は重複することがあることに留意されたい。この重複は、そのようなことが生じた場合、他のUEとの潜在的衝突によりUEをスケジュールすることの可能性を制限する。LTE−Aは、UEが同時に複数のキャリアをモニタする機会を提供する。この場合、ブラインド復号の総数を、たとえば、シングルキャリア動作と比較して、依然として44に(または限定はしないがより高く)制限することが望ましい。
[0065]拡張物理ダウンリンク制御チャネル(ePDCCH:enhanced physical downlink control channel)のための多くの動機が存在する。たとえば、ePDCCHは、キャリアアグリゲーション(CA)拡張を与え、後方互換性がないことがあり得る新しいキャリアをサポートするのを助け、多地点協調(CoMP:coordinated multipoint)送信の制御チャネル容量制限を低減し、DL MIMOを向上させ得る。
[0066]本開示の態様によれば、ePDCCHは、増加した制御チャネル容量と周波数領域セル間干渉協調(ICIC:Inter Cell Interference Coordination)とをサポートし得る。ePDCCHは、制御チャネルリソースの改善された空間再利用を達成し得る。同様に、ePDCCHは、ビームフォーミングおよび/またはダイバーシティをサポートし、新しいキャリアタイプ上およびマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN:Multicast-Broadcast Single Frequency Network)サブフレームにおいて動作し得、レガシーUEと同じキャリア上に共存し得る。ePDCCHは、周波数選択的にスケジュールされ得、セル間干渉を緩和し得る。
[0067]図7に、本開示の態様による、ePDCCH700の可能な構造を示す。後で詳しく述べるように、本明細書で提示する態様は、中継PDCCH(R−PDCCH:relay PDCCH)と同様の配置、ピュア周波数分割多重(FDM)方式、時分割多重(TDM)方式、R−PDCCHと同様の配置(たとえば、第1のスロット中にePDCCH DL、第1のスロットまたは第2のスロットのいずれか中にePDCCH ULをもつR−PDCCH様の方式)、およびハイブリッドTDMおよびFDM方式を含むePDCCH配置のための様々な方式を提供する。
[0068]第1の代替702によれば、ePDCCHはR−PDCCHの送信と同様に送信され得、DL許可が第1のスロット中で送信され得、UL許可が第2のスロット中で送信され得る。態様によれば、第2のスロットがアップリンク許可の送信のために使用されていない場合、第2のスロットはダウンリンクデータ送信のために使用され得る。
[0069]第2の代替704によれば、ePDCCHは、ピュアFDM方式で送信され得、DL許可およびUL許可はリソースブロック(RB:resource block)にわたる。図示のように、周波数領域中のリソースのセットが、第1のタイムスロットと第2のタイムスロットとを備える時間領域にわたるePDCCHの送信のために割り振られる。いくつかの態様によれば、PDSCHで周波数領域において多重化されたRBのサブセットが、第1と第2のタイムスロットにわたるアップリンク許可とダウンリンク許可の両方を含むePDCCHを送信するために割り振られる。
[0070]第3の代替706によれば、ePDCCHは、TDM方式に従って第1のスロット中で送信され得、DL許可およびUL許可が第1のスロット中で送信される。図示のように、残りのRBが、PDSCHデータ送信を送信するために利用され得る。
[0071]第4の代替708によれば、ePDCCHはR−PDCCHと同様の方法で送信され得、DL許可およびUL許可が第1のスロット中で送信され得、UL許可が第2のスロット中で送信され得る。いくつかの態様によれば、DL許可が所与のPRBペアの第1のPRBにおいて送信された場合、UL許可は、PRBペアの第2のPRBにおいて送信され得る。場合によっては、UL許可は、PRBペアの第1のPRBまたは第2のPRBのいずれかにおいて送信され得る。
[0072]第5の代替710によれば、ePDCCHは、第1のスロット中のDL許可のためにTDMを使用し、第1および第2のスロットにわたるUL許可のためにFDMを使用して送信され得る。
中継器バックホールのための制御チャネル管理
[0073]本開示の態様は、半二重動作を利用する中継器のための制御チャネルを管理するための技法を提供する。本明細書で説明する技法はまた、全二重(full-duplex)動作、半二重UE、および/または全二重UEを利用する中継器に適用可能であり得る。いくつかの態様によれば、1つまたは複数の基準に基づいて、PDCCHのあるタイプが選択され得る。本明細書でより詳細に説明するように、たとえば、所与の中継ノードの処理能力についての決定された適合性、電力制限、チャネル状態、キャリアタイプ、共通(またはセル固有)基準信号の存在または不在、あるいは(たとえば、アップリンクタイミングアドバンスによって示される)中継ノードとドナー基地局との間の距離に基づいて、TDMベースのPDCCH送信が選択され得るか、またはFDMベースのPDCCH送信が選択され得る。
[0074]いくつかのシステム、たとえば、LTE Rel−10では、カバレージおよび/または容量拡張を拡大するために、中継ノードが導入された。上記で説明したように、中継ノードは、バックホールリンク上でドナー基地局(eノードBまたはeNB)と通信し、アクセスリンク上で、ドナー基地局によってサービスされるUEに通信を中継し得る。概して、この作業項目によって追加された機能からの予想される影響はなく、(たとえば、プレリリース10に従って動作する)すべてのレガシーUEは、中継セルによってサービスされ得ることが必要とされ得る。
[0075]全二重中継と半二重中継の両方がサポートされ得る。全二重動作は、空間干渉管理を介したアウトバンドおよびインバンドを介して実現され得、標準的な影響がないことがある。一方、半二重動作は、標準化されたソリューションを必要とし得る。
[0076]半二重中継の場合、DL(またはUL)サブフレームのセットは、(ドナーeNBと中継ノードとの間の)バックホールリンクと(中継ノードと中継ノードによってサービスされるUEとの間の)アクセスリンクとの間でスプリットされる。
[0077]レガシーキャリアタイプの半二重中継は、それ自体によってレガシー制御チャネルを送信しなければならないので、ドナーeNBによって送信されるレガシー制御チャネルを同時にモニタすることができない。この理由で、Rel−10では、中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay Physical Downlink Control Channel)が導入され得る。しかしながら、一般に、中継PCFICH(R−PCFICH)およびRPHICH制御チャネルはサポートされないことがある。共通基準信号(CRS:common reference signal)ベースのR−PDCCHと復調基準信号(DM−RS:demodulation reference signal)ベースのR−PDCCHの両方がサポートされ得る。中継ノードは、R−PDCCHのためのPRBのセットで半静的に構成され得る。周波数分散型(frequency distributed)R−PDCCH配置と周波数局在型(frequency localized)R−PDCCH配置の両方がサポートされ得る。
[0078](異なる中継ノードのための)R−PDCCHインターリーブがサポートされ得る。CRSベースのR−PDCCHの場合、Rel−8タイプREGレベルインターリーブ(イントラPRBインターリーブ)と、インターPRB専用インターリーブの両方がサポートされ得る。DM−RSベースのR−PDCCHの場合、インターPRB専用インターリーブがサポートされ得、たとえば、1つのPRBのみが、任意の時間に1つの中継ノードをサービスする。
[0079]R−PDCCHは、時分割多重化(TDM)を使用して送信され得る。たとえば、レガシーPDCCHと同様に、中継ノード(RN:relay node)が初期復号から依然として利益を得るために、DL許可が常にサブフレームの第1のスロット中で送信され得る(PDSCH復号に進む前にサブフレームの終了の前に制御チャネル復号が行われ得る)。DL許可が所与のPRBペアの第1のPRBにおいて送信された場合、UL許可は、PRBペアの第2のPRBにおいて送信され得る。
[0080]DM−RSベースの送信では、PRBペアにおけるDL許可およびUL許可は、同じRNのためのものであることが必要とされ得る。そのような場合、必要条件は、そのようなPRBペア中のREが、異なるRNのために使用され得ないということであり得る。CRSベースの送信では、PRBペアにおけるDL許可およびUL許可は、同じまたは異なるRNのためのものであり得る。このようにして、UL許可とDL許可との間の境界はスロット境界にあり得る。
[0081]R−PDCCHと中継器のための対応するPDSCH(または、便宜上、R−PDSCH)とのための開始シンボルに対するいくつかの制約があり得る。たとえば、R−PDCCHはOFDMシンボルs1において開始し得る(シンボルインデックスは0から開始する)が、(R−)PDSCHは、R−PDCCHを含んでいいない(1つまたは複数の)PRB中のOFDMシンボルs2において開始する。s1は、たとえば、シンボル#3に固定され得る。s2は、範囲m≦s2≦3中で構成可能であり得る。RNは、上位レイヤシグナリングを介してs2について通知され得る。
[0082]DLバックホールタイミングに関して、2つの場合がサポートされ得る。一態様によれば、バックホールサブフレーム全体を十分に利用するために、RN DLアクセス送信時間は、RNにおいてDLバックホール受信時間に関してわずかにオフセットされ得る。別の態様によれば、RNは、(伝搬遅延とスイッチング時間とに応じて)OFDMシンボルm≧kから開始し、OFDMシンボルn<13までのDLバックホールサブフレームを受信し得る。RN DL送信はeNB DL送信と同期され得る。上記DLバックホールタイミングの場合と同様に、複数のULバックホールタイミングの場合がサポートされる。
[0083]上述したように、LTE Rel−8/9/10では、「レガシー」PDCCHはサブフレーム中の第1のいくつかのシンボル中にあり、PDCCHは、システム帯域幅全体において完全に分散され、PDSCHで時分割多重化(TDM)される。したがって、サブフレームは、制御領域とデータ領域とに効果的に分割される。
[0084]後のシステム(たとえば、Rel−11システム)では、拡張PDCCH(ePDCCH)など、新しい制御チャネルが導入され得る。サブフレーム中の最初のいくつかの制御シンボルを占有するレガシーPDCCHとは異なり、ePDCCHは、PDSCHと同様にデータ領域を占有し得る。ePDCCHの可能な利点は、制御チャネル容量の増加、周波数領域セル間干渉消去(ICIC)のためのサポート、制御チャネルリソースの空間再利用の改善、ビームフォーミングおよび/またはダイバーシティのためのサポート、ニューキャリアタイプ上およびMBSFNサブフレーム中の動作、およびレガシーUEと同じキャリア上の共存を含み得る。
[0085]ePDCCHの局所送信と分散送信の両方がサポートされ得る。DM−RSベースのePDCCH送信は、たとえば、アンテナポート107、108、109、および110を利用してサポートされ得るが、PDSCHはアンテナポート7〜14を利用する。ePDCCHはまた、FDMベースであり、たとえば、サブフレームの第1のタイムスロットと第2のタイムスロットの両方にわたり得る(FDMベースのePDCCH)。場合によっては、たとえば、UEのための処理要件の緩和を可能にするために、送信時間間隔(TTI:transmission time interval)中で受信可能なトランスポートチャネル(TrCH:transport channel)ビットの最大数に対する制限があり得る。
[0086]PRBペア内のPDSCHとePDCCHとの多重化は許容されないことがある。したがって、これは、TDMベースのR−PDCCHとは異なる。LTE−11では、ePDCCHのための共通探索空間がないことがあるが、これは将来のリリースで導入され得る。また、R−PDCCHのための共通探索空間がないことに留意されたい。
[0087]ePDCCHタイプ制御チャネルとR−PDCCHタイプ制御チャネルとを比較するときに、様々な観測が行われ得る。たとえば、TDMベースのR−PDCCHは初期復号利益を提供し、CRSとDM−RSの両方とともに動作することができるが、DL動作に対してあまり効率的でないことがある(Rel−10に記載の共通探索空間がない)。R−PDCCHの性能は、復号が第1のスロット中のDM−RSにのみ依拠する場合に損なわれ得るが、第2のスロットDM−RSがR−PDCCH復号のために使用される場合、初期復号利益は損なわれることになる。PRBペアが(第2のスロット中のみにある)UL許可のみを搬送する場合、PRBペアの第1のスロットは浪費されることになり、その結果、DL効率の何らかの損失を生じる可能性がある。
[0088]一方、FDMベースのePDCCHは、より効率的であり得る(場合によっては、共通探索空間を有する)が、初期復号利益を有せず、Rel−11ではDM−RSのみとともに動作するように設計されている。影響を最小限に抑えるために(たとえば、PDSCH送信とHARQフィードバックとの間の3ms処理遅延を満たすために)、UEは、特に大きいULタイミングアドバンスにおいてピークレートPDSCH送信を処理する可能でないことがある。さらに、上述したように、特に大きいULタイミングアドバンスをもつUEの場合、eNBにおいて、何らかのトランスポートブロックサイズ制限が行われ得る。UEのためのタイミングアドバンス情報はeNBによって知られないことがあるが、eNBは、UEのタイミングアドバンス情報を決定することが可能であり得る。また、レガシーキャリアタイプのセルでは、共通またはセル固有基準信号(CRS:cell-specific reference signal)が送信されなければならない。ePDCCHが常にDM−RSに基づくので、CRSによって占有されるリソース要素(RE)は、ePDCCHのために利用可能でない。したがって、CRSベースのR−PDCCHと比較して、ePDCCHは、CRSによる何らかの次元損失を経験することになる。ニューキャリアタイプのセルでは、CRSは、すべてのサブフレーム中で、および/または全帯域幅を用いて送信されないことがある。特に、CRSがないサブフレームでは、ePDCCHのための次元損失はないであろう。
[0089]したがって、PDCCHのどのタイプが特定のシナリオに最も好適であるかを決定するときに、様々な問題が考慮され得る。たとえば、異なる中継ノードは、異なる処理能力を有し得る。たとえば、中継ノードは電力源にプラグ接続され、より高次の複雑さの処理を与えることが可能であり得る。他方では、中継ノードはバッテリーに依拠し得、より低次の複雑さの処理を選好し得る。電力制限がほとんどまたはまったくない基地局によって実行される中継機能は、より強力な処理を与え得るが、ユーザ機器によって実行される中継機能は、あまり強力でないことがある。別の例として、サブフレームがCRSを含んでいる場合、CRSオーバーヘッドによる、DM−RSベースのePDCCHの場合の次元損失を回避するために、CRSベースのR−PDCCHが選定され得る。別の例として、中継ノードがニューキャリアタイプである場合、中継ノードが単にスパース様式でCRSを送信しているので、ePDCCHが選定され得る。別の例として、ドナーeNBがレガシーキャリアタイプであり、レガシーPDCCHを送信し、ドナーeNBによってサービスされる中継ノードが(中継ノードが、それ自体によってレガシー制御を送信する必要がないような)ニューキャリアタイプである場合、レガシーPDCCHとePDCCHの両方は、バックホール通信のための中継ノードによってサポートされ得る。いくつかの態様によれば、R−PDCCHとePDCCHとの間の選択のための機構と同様の機構は、バックホール通信のためのレガシーPDCCHとePDCCHとの間の選択にも適用可能である。
[0090]処理能力はチャネル状態にも依存し得る。たとえば、中継ノードの処理能力は、RNにおけるULタイミングアドバンスに依存し得る(一般に、RNにおけるULタイミングアドバンスは、RNがドナーeNBからどのくらい離れているかに依存し、距離が遠ければ遠いほど、ULタイミングアドバンスは大きくなる)。大きいULタイミングアドバンスは、一般に、PDSCH送信と対応するHARQフィードバックとの間のより短い処理遅延を暗示する。別の例として、モバイル中継器は、固定から高速に遷移し、チャネル状態の対応する変化は、R−PDCCHまたはePDCCHの中継器の処理に影響を及ぼし得る。
[0091]本開示のいくつかの態様によれば、これらの問題は、様々な基準に基づいてR−PDCCHまたはePDCCHの間の選択を可能にすることによって対処され得る。
[0092]中継ノードおよび/または対応するドナーeNBの能力および/または動作状態に応じて、R−PDCCHを使用すべきかePDCCHを使用すべきかの決定が行われ得る。場合によっては、決定は、ドナーeNB(DeNB:donor eNB)によってのみ行われ得る。ドナーeNB(DeNB)は、中継ノードのタイプおよび/または動作状態を決定し、中継ノードのためにR−PDCCHが使用されるべきかePDCCHが使用されるべきかを示し得る。
[0093]代替的に、その決定は中継ノードによって支援され得る。たとえば、中継ノードは、明示的にまたは暗黙的に、R−PDCCHまたはePDCCHに対するそれの選好を示し得る。いくつかの態様によれば、中継ノードは、DeNBへの送信において1ビット情報フィールドを介してR−PDCCHまたはePDCCHに対するそれの選好を示し得る。他の態様によれば、中継ノードは、それの処理状態、電力状態などを示すことによって、暗黙的にR−PDCCHまたはePDCCHに対するそれの選好を示し得る。
[0094]場合によっては、決定は、中継ノードがUEとしてシステムに最初にアクセスするチャネルのタイプにリンクされ得る。中継ノードは、最初にシステムにアクセスするときにUEとして働き、それが機能を中継することを行うことに遷移する前に必要な情報を取得するために、レガシーPDCCHまたはePDCCHに依拠し得る。たとえば、システムに最初にアクセスするときに中継ノードがPDCCHのみに依拠する場合、バックホールのためのR−PDCCHが使用され得る。一方、システムに最初にアクセスするときに中継ノードがePDCCHを使用する場合、バックホールのためにePDCCHが使用され得る。
[0095]場合によっては、決定はキャリアタイプにリンクされ得る。たとえば、中継ノードおよび/またはドナーeNBのためのキャリアがニューキャリアタイプである場合、ニューキャリアタイプが、制御チャネルの1つのタイプ、すなわちePDCCHを扱うだけでよいようにバックホールのためにePDCCHが使用され得、他の場合、R−PDCCHとePDCCHの両方が使用され得る(したがって、レガシーキャリア中継ノードは、制御チャネルの3つのタイプ、すなわち、PDCCHとR−PDCCHとePDCCHとを扱う必要があり得る)。場合によっては、決定は、CRSの不在または存在にリンクされ得る。一例として、サブフレームがCRSを含んでいる場合、CRSベースのR−PDCCHが使用され得、他の場合、DM−RSベースのePDCCHが使用され得る。
[0096]制御チャネルタイプの指示は、専用シグナリングまたはブロードキャスト/マルチキャストシグナリングによって行われ得る。いくつかの態様によれば、制御チャネルタイプは半静的に示され得る。いくつかの態様によれば、動的指示、たとえば、サブフレーム依存R−PDCCHおよびePDCCHが可能である。
[0097]様々な例示的な使用事例が可能である。たとえば、ドナーeNBは、中継ノードの2つのタイプ、すなわち、基地局中継器とUE中継器とを管理し得、ただし、ePDCCHは基地局中継器のために使用され、R−PDCCHはUE中継器のために使用される。モバイル中継器は、それが固定であるとき、ePDCCHから開始し、それが高速で移動し始めたとき、CRSベースのR−PDCCHに切り替えるように要求し得る。中継ノードとDeNBとの間のより長い距離は、一般に、大きいアップリンクタイミングアドバンスと、したがってPDSCHからHARQフィードバックまでのより少ない処理時間とを意味し、R−PDCCHが好ましくなり得ることを暗示するので、DeNBに近い中継ノードは、バックホールのためにePDCCHを使用し得、DeNBから遠く離れた中継ノードは、バックホールのためにR−PDCCHを使用し得る。
[0098]場合によっては、中継ノードと基地局との間のチャネル状態に関係する1つまたは複数の基準に基づいて、PDCCHタイプが選択され得る。たとえば、中継ノードのアップリンクタイミングアドバンスがしきい値を上回る(たとえば、中継ノードからドナー基地局までのかなりの距離を示す)場合、PDCCHの第1のタイプ(たとえば、R−PDCCH)が選択され得、中継ノードのアップリンクタイミングアドバンスがしきい値を下回る(たとえば、中継ノードがドナー基地局により近いことを示す)場合、PDCCHの第2のタイプ(たとえば、ePDCCH)が選択され得る。
[0099]場合によっては、中継ノードのモビリティに関係する1つまたは複数の基準に基づいて、PDCCHタイプが選択され得る。たとえば、中継ノードがしきい値を上回る速度で移動している場合、PDCCHの第1のタイプ(たとえば、R−PDCCH)が選択され得るが、中継ノードが固定であるか、またはしきい値を下回る速度で移動している場合、PDCCHの第2のタイプ(たとえば、ePDCCH)が選択され得る。
[00100]LTE Rel−11では、UEのためのCoMP動作が導入される。同様に、CoMP動作は、中継バックホールにも適用され得る。これは、たとえば、R−PDCCH、および対応するPDSCH、PUSCH、PUCCH、SRSなどのための仮想セルID、干渉測定リソース(IMR:interference measurement resource)、PDSCHのレートマッチングパラメータの動的指示、ならびにDM−RSとCSI−RSとの間の擬似コロケーションを用いたモバイル中継器のために特に有用であり得る。たとえば、R−PDCCHは、別々に構成されたリソースの2つのセットを有するように強化させられ得、異なるリソース割振りタイプをも有し得る。リソースの各セットは、それ自体の仮想セルIDと、R−PDCCH開始シンボルと、R−PDCCH終了シンボルと、R−PDCCHインターリーブモード(たとえば、DM−RSベースのPRBインターリーブ、CRSベースのPRBインターリーブ、CRSベースのREGインターリーブ)とを有し得る。たとえば、2つ以上のDLタイミングケースおよび/またはULタイミングケースは、中継ノードをサービスすることに関与する2つ以上のドナーeNBを同時にターゲットにする中継ノードによってサポートされ得る。
[00101]一実施形態では、バックホール通信のためにePDCCHが使用されるとき、何らかの変更が必要である。たとえば、異なるダウンリンクバックホールのタイミングケースに対処するために、ePDCCHと対応するスケジュールされたPDSCHとのための終了シンボルが指定され得る。特に、サブフレーム中でドナーeNBと中継ノードとの間にタイミングオフセットがある場合、ePDCCHと対応するPDSCHとのための終了シンボルは、サブフレームの最後のシンボルであり得る。ドナーeNBと中継ノードとがサブフレーム中で同期している場合、ePDCCHと対応するPDSCHとのための終了シンボルは、サブフレームの最後から2番目のシンボルであり得る。ePDCCHリソースの2つ以上のセットが構成された場合、2つ以上のセットは、同じまたは異なる終了シンボルを有し得る。ePDCCHリソースの2つ以上のセットは、同じまたは異なる開始シンボルをも有し得る。ePDCCHリソースの2つ以上のセットはまた、異なるダウンリンクタイミングケースおよび/またはアップリンクタイミングケースに関連付けられ得る。
[00102]図9に、たとえば、基地局(たとえば、DeNB)によって実行され得る例示的な動作900を示す。動作は、902において、1つまたは複数の基準に基づいて、基地局と基地局によってサービスされるユーザ機器(UE)との間の送信を中継するために使用される半二重中継ノードへの送信のために、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の第1のタイプまたはPDCCHの第2のタイプを選択することから開始する。904において、基地局は、サブフレーム中で選択されたタイプのPDCCHを半二重中継ノードに送信する。
[00103]図9に示された動作は、任意の好適な手段によって実行され得る。たとえば、選択することおよび送信することは、図3に示されたeNB110のプロセッサのうちの1つまたはその組合せによって実行され得る。
[00104]いくつかの態様によれば、基地局は、R−PDCCHのための複数のリソース割振りを構成し得る。
[00105]いくつかの態様によれば、基地局は、サブフレーム中でePDCCHのための終了シンボルを構成し得る。
[00106]図10に、たとえば、中継ノードによって実行され得る例示的な動作1000を示す。動作は、1002において、基地局と基地局によってサービスされるユーザ機器(UE)との間の送信を中継するために中継ノードを使用する基地局から送信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の第1のタイプをモニタすべきかPDCCHの第2のタイプをモニタすべきかを決定することから開始する。1004において、中継ノードは、サブフレーム中で決定されたタイプのPDCCHをモニタする。
[00107]図10に示された動作は、任意の好適な手段によって実行され得る。たとえば、決定することおよびモニタすることは、図3に示されたeNB110またはUE120のプロセッサのうちの1つまたはその組合せによって(いずれかが中継ノードとして働いている場合)実行され得る。
[00108]いくつかの態様によれば、中継ノードは、R−PDCCHのために行われる複数のリソース割振りの指示を受信し得る。
[00109]いくつかの態様によれば、中継ノードは、サブフレーム中でePDCCHのための終了シンボルの構成の指示を受信し得る。
[00110]情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[00111]さらに、本明細書の開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の判定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
[00112]本明細書の開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
[00113]本明細書の開示に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。ASICはユーザ端末内に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として常駐し得る。
[00114]1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびblu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
[00115]本開示についての以上の説明は、いかなる当業者も本開示を作成または使用することができるように与えたものである。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。

Claims (30)

  1. 基地局によるワイヤレス通信のための方法であって、
    1つまたは複数の基準に基づいて、前記基地局と前記基地局によってサービスされるユーザ機器(UE)との間の送信を中継するために使用される半二重中継ノードへの送信のために、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の第1のタイプまたはPDCCHの第2のタイプを選択することと、
    サブフレーム中で前記選択されたタイプのPDCCHを前記半二重中継ノードに送信することと
    を備える、方法。
  2. 前記PDCCHの第1のタイプは、TDM構造に基づき、
    前記PDCCHの第2のタイプは、FDM構造に基づく、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記PDCCHの第1のタイプは、中継PDCCH(R−PDCCH)であり、
    前記PDCCHの第2のタイプは、拡張PDCCH(ePDCCH)である、
    請求項1に記載の方法。
  4. R−PDCCHのための複数のリソース割振りを構成することをさらに備える、
    請求項3に記載の方法。
  5. ePDCCHのためのサブフレーム中で終了シンボルを構成することをさらに備える、
    請求項3に記載の方法。
  6. 前記PDCCHの第1のタイプは、共通基準信号(CRS)または復調基準信号(DM−RS)を用いて送信され、
    前記PDCCHの第2のタイプは、DM−RSを用い、CRSを用いずに送信される、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記1つまたは複数の基準は、前記中継ノードの処理能力に関係する、
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記1つまたは複数の基準は、前記中継ノードと前記基地局との間のチャネル状態に関係する、
    請求項1に記載の方法。
  9. 前記中継ノードのアップリンクタイミングアドバンスがしきい値を上回る場合、PDCCHの前記第1のタイプが選択され、
    前記中継ノードの前記アップリンクタイミングアドバンスがしきい値を下回る場合、PDCCHの前記第2のタイプが選択される、
    請求項8に記載の方法。
  10. 前記1つまたは複数の基準は、ユーザ機器として働くときに初期アクセスのために使用される前記中継ノードPDCCHのタイプに関係する、
    請求項1に記載の方法。
  11. 前記1つまたは複数の基準は、前記中継ノードによって示されるPDCCHの好ましいタイプに関係する、
    請求項1に記載の方法。
  12. PDCCHの前記選択されたタイプの指示を前記中継ノードに与えること
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  13. 中継ノードによるワイヤレス通信のための方法であって、
    基地局と前記基地局によってサービスされるユーザ機器(UE)との間の送信を中継するために前記中継ノードを使用する前記基地局から送信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の第1のタイプをモニタすべきかPDCCHの第2のタイプをモニタすべきかを決定することと、
    サブフレーム中で前記決定されたタイプのPDCCHをモニタすることと
    を備える、方法。
  14. 前記PDCCHの第1のタイプは、TDM構造に基づき、
    前記PDCCHの第2のタイプは、FDM構造に基づく、
    請求項13に記載の方法。
  15. 前記PDCCHの第1のタイプは、中継PDCCH(R−PDCCH)であり、
    前記PDCCHの第2のタイプは、拡張PDCCH(ePDCCH)である、
    請求項13に記載の方法。
  16. R−PDCCHのための複数のリソース割振りの構成の指示を受信することをさらに備える、
    請求項15に記載の方法。
  17. ePDCCHのためのサブフレーム中で終了シンボルの構成の指示を受信することをさらに備える、
    請求項15に記載の方法。
  18. 前記PDCCHの第1のタイプは、共通基準信号(CRS)または復調基準信号(DM−RS)を用いて送信され、
    前記PDCCHの第2のタイプは、DM−RSを用い、CRSを用いずに送信される、
    請求項13に記載の方法。
  19. 前記決定することは、前記中継ノードと前記基地局との間のチャネル状態に少なくとも部分的に基づく、
    請求項13に記載の方法。
  20. 前記決定することは、
    前記中継ノードのアップリンクタイミングアドバンスがしきい値を上回る場合、PDCCHの前記第1のタイプをモニタすることを決定することと、
    前記中継ノードの前記アップリンクタイミングアドバンスがしきい値を下回る場合、PDCCHの前記第2のタイプをモニタすることを決定することと
    を備える、請求項19に記載の方法。
  21. 前記決定することは、ユーザ機器として働くときに初期アクセスのために使用される前記中継ノードPDCCHのタイプに少なくとも部分的に基づく、
    請求項13に記載の方法。
  22. 前記中継ノードからのPDCCHの好ましいタイプの明示的指示を送信することをさらに備える、
    請求項13に記載の方法。
  23. 前記決定することは、
    前記基地局からPDCCHの選択されたタイプの指示を受信することを備える、
    請求項13に記載の方法。
  24. 基地局によるワイヤレス通信のための装置であって、
    1つまたは複数の基準に基づいて、前記基地局と前記基地局によってサービスされるユーザ機器(UE)との間の送信を中継するために使用される半二重中継ノードへの送信のために、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の第1のタイプまたはPDCCHの第2のタイプを選択することと、サブフレーム中で前記選択されたタイプのPDCCHを前記半二重中継ノードに送信することとを行うように構成される少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
    を備える、装置。
  25. 前記1つまたは複数の基準は、ユーザ機器として働くときに初期アクセスのために使用される前記中継ノードPDCCHのタイプに関係する、
    請求項24に記載の装置。
  26. 前記少なくとも1つのプロセッサは、PDCCHの前記選択されたタイプの指示を前記中継ノードに与えるようにさらに構成される、
    請求項24に記載の装置。
  27. 中継ノードによるワイヤレス通信のための装置であって、
    基地局と前記基地局によってサービスされるユーザ機器(UE)との間の送信を中継するために前記中継ノードを使用する前記基地局から送信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の第1のタイプをモニタすべきかPDCCHの第2のタイプをモニタすべきかを決定することと、サブフレーム中で前記決定されたタイプのPDCCHをモニタすることとを行うように構成される少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
    を備える、装置。
  28. 前記決定することは、
    ユーザ機器として働くときに初期アクセスのために使用される前記中継ノードPDCCHのタイプに少なくとも部分的に基づく、
    請求項27に記載の装置。
  29. 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記中継ノードからのPDCCHの好ましいタイプの明示的指示を送信するようにさらに構成された、請求項27に記載の装置。
  30. 前記決定することは、
    前記基地局からPDCCHの選択されたタイプの指示を受信することを備える、
    請求項27に記載の装置。
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