JP2015532560A - 呼中断を低減するためのアップリンクタイミング制御 - Google Patents

呼中断を低減するためのアップリンクタイミング制御 Download PDF

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Abstract

ユーザ機器(UE)は、基地局とUEとの間の通信の間に、考えられるエラー状態を検出するためにタイミングアドバンス(TA)報告を用いることができる。場合によっては、UEはタイミングアドバンス値を変更するためのコマンドを受信する。指定された期間中に参照タイミングアドバンス値と比較してタイミングアドバンス値がしきい値量を超えて変化するとき、UEはエラー状態を宣言する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2012年10月10日に出願された、KHANDEKARらの「UPLINK TIMING CONTROL TO REDUCE CALL DROP」という名称の米国仮特許出願第61/712,081号に対する利益を米国特許法第119条(e)に基づき主張するものであり、この米国仮特許出願の開示は、参照によりその全体が本明細書に明示的に組み込まれる。
本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、呼中断を低減するためにアップリンクタイミング制御を実行することに関する。
電話、ビデオ、データ、メッセージング、放送などの様々な通信サービスを提供するために、ワイヤレス通信ネットワークが広範囲に展開されている。そのようなネットワークは、たいていは多元接続ネットワークであり、利用可能なネットワークリソースを共有することによって、複数のユーザ向けの通信をサポートする。そのようなネットワークの一例は、Universal Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)である。UTRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によってサポートされる第3世代(3G)モバイルフォン技術である、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)の一部として定義される無線アクセスネットワーク(RAN)である。UMTSは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))技術の後継であり、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、時分割符号分割多元接続(TD-CDMA)、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)などの様々なエアインターフェース規格を現在サポートしている。たとえば、中国は、既存のGSM(登録商標)インフラストラクチャをコアネットワークとして、UTRANアーキテクチャにおいて基礎となるエアインターフェースとしてTD-SCDMAを推進している。UMTSは、関連するUMTSネットワークのデータ転送の速度および容量を向上させる高速パケットアクセス(HSPA)のような拡張3Gデータ通信プロトコルもサポートする。HSPAは、2つのモバイルテレフォニープロトコル、すなわち高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)の集合体であり、これにより、既存の広帯域プロトコルの性能を拡張させるとともに向上させている。
モバイルブロードバンドアクセスに対する要望が増し続けるにつれて、研究開発は、モバイルブロードバンドアクセスに対する高まる要望を満たすためだけでなく、モバイル通信によるユーザ経験を進化させ向上させるためにも、UMTS技術を進化させ続けている。
本開示の一態様によれば、ワイヤレス通信のための方法は、タイミングアドバンス値を変更するためのコマンドを受信するステップを含む。この方法は、エラー状態を宣言するステップも含み得る。エラー状態は、指定された期間中に参照タイミングアドバンス値と比較してタイミングアドバンス値がしきい値量を超えて変化するとき、宣言され得る。
本開示の別の態様によれば、ワイヤレス通信のための装置は、タイミングアドバンス値を変更するためのコマンドを受信するための手段を含む。この装置は、エラー状態を宣言するための手段も備え得る。エラー状態宣言手段は、指定された期間中に参照タイミングアドバンス値と比較してタイミングアドバンス値がしきい値量を超えて変化するとき、エラー状態を宣言することができる。
本開示の一態様によれば、ワイヤレスネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品は、非一時的プログラムコードを記録したコンピュータ可読媒体を含む。プログラムコードは、タイミングアドバンス値を変更するためのコマンドを受信することを行うためのプログラムコードを含む。プログラムコードは、エラー状態を宣言することを行うためのプログラムコードも含む。エラー状態は、指定された期間中に参照タイミングアドバンス値と比較してタイミングアドバンス値がしきい値量を超えて変化するとき、宣言され得る。
本開示のさらに別の態様によれば、ワイヤレス通信のための装置は、メモリと、メモリに結合されたプロセッサとを含む。プロセッサは、タイミングアドバンス値を変更するためのコマンドを受信することを行うように構成される。プロセッサはまた、エラー状態を宣言することを行うようにさらに構成される。エラー状態は、指定された期間中に参照タイミングアドバンス値と比較してタイミングアドバンス値がしきい値量を超えて変化するとき、宣言され得る。
上記は、続く詳細な説明がより良く理解され得るように、本開示の特徴および技術的な利点を、かなり広く概説したものである。本開示のさらなる特徴および利点は、以下で説明される。本開示と同じ目的を実行するための他の構造を修正または設計するための基礎として本開示が容易に利用され得ることを当業者は諒解されたい。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲に記載される本開示の教示から逸脱しないことも当業者は認識されたい。本開示の特色をなすと思われる新規の特徴は、その組成と動作方法の両方について、さらなる目的および利点とともに、後続の記述を添付の図との関連で考慮したときによりよく理解されるであろう。しかしながら、図の各々は、例示および説明のみを目的として提供され、本開示の限定を定義するものとして意図されないことを明白に理解されたい。
電気通信システムの一例を概念的に示すブロック図である。 電気通信システムのフレーム構造の一例を概念的に示すブロック図である。 電気通信システムにおいてUEと通信しているノードBの一例を概念的に示すブロック図である。 本開示のいくつかの態様による、基地局がその基地局によって示されたセルとは異なるセル上にキャンプするユーザ機器を制御することを試みる通信システムを示す図である。 本開示のいくつかの態様による、タイミングアドバンスドリフト検出実装を示すサブフレームタイムラインである。 本開示の一態様による、アップリンクタイミング制御を実行するための方法を示すブロック図である。 本開示の一態様による、処理システムを用いる装置のためのハードウェア実装の一例を示す図である。
添付の図面に関する下記の詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明される概念が実行され得る唯一の構成を表すことは意図されていない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解をもたらす目的で、具体的な詳細を含んでいる。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実行され得ることが、当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にするのを回避する目的で、周知の構造および構成要素がブロック図の形式で示されている。
ここで図1を参照すると、電気通信システム100の一例を示すブロック図が示される。本開示全体にわたって提示される様々な概念は、広範な電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格にわたって実装され得る。限定されるものではないが、例として、図1に示される本開示の態様は、TD-SCDMA規格を用いるUMTSシステムに関して提示される。この例では、UMTSシステムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、放送、および/または他のサービスを含む様々なワイヤレスサービスを提供する(無線アクセスネットワーク)RAN102(たとえば、UTRAN)を含む。RAN102は、RNC106などの無線ネットワークコントローラ(RNC)によって各々制御される、RNS107など、いくつかの無線ネットワークサブシステム(RNS)に分割され得る。明快にするために、RNC106およびRNS107のみが示されるが、RAN102は、RNC106およびRNS107に加えて、任意の数のRNCおよびRNSを含み得る。RNC106は、とりわけ、RNS107内の無線リソースを割り当て、再構成し、解放することを担う装置である。RNC106は、任意の適切なトランスポートネットワークを使用する、直接の物理接続、仮想ネットワークなど様々なタイプのインターフェースを介して、RAN102中の他のRNC(図示せず)に相互接続され得る。
RNS107によってカバーされる地理的領域は、いくつかのセルに分割されてよく、無線トランシーバ装置が各セルにサービスする。無線トランシーバ装置は、通常、UMTS用途ではノードBと呼ばれるが、当業者によって、基地局(BS)、送受信基地局(BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。明快にするために、2つのノードB108が示されているが、RNS107は、任意の数のワイヤレスノードBを含んでもよい。ノードB108は、ワイヤレスアクセスポイントを任意の数のモバイル装置のためのコアネットワーク104に提供する。モバイル装置の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、ノートブック、ネットブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、または任意の他の類似の機能デバイスなどがある。モバイル装置は、通常、UMTS用途ではユーザ機器(UE)と呼ばれるが、当業者によって、移動局(MS)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末(AT)、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。説明のために、3つのUE110がノードB108と通信しているように示される。順方向リンクとも呼ばれるダウンリンク(DL)は、ノードBからUEへの通信リンクを指し、逆方向リンクとも呼ばれるアップリンク(UL)は、UEからノードBへの通信リンクを指す。
図示のように、コアネットワーク104は、GSM(登録商標)コアネットワークを含む。しかしながら、当業者が認識するように、GSM(登録商標)ネットワーク以外のタイプのコアネットワークへのアクセスをUEに提供するために、本開示全体にわたって提示される様々な概念を、RANまたは他の適切なアクセスネットワークにおいて実装することができる。
この例では、コアネットワーク104は、モバイル交換センター(MSC)112およびゲートウェイMSC(GMSC)114によって回線交換サービスをサポートする。RNC106などの1つまたは複数のRNCが、MSC112に接続され得る。MSC112は、呼設定、呼ルーティング、およびUEモビリティ機能を制御する装置である。MSC112は、UEがMSC112のカバレージエリア内にある間に加入者関連の情報を格納するビジターロケーションレジスタ(VLR)(図示せず)も含む。GMSC114は、UEが回線交換ネットワーク116にアクセスするためのゲートウェイを、MSC112を通じて提供する。GMSC114は、特定のユーザが加入したサービスの詳細を反映するデータのような加入者データを格納する、ホームロケーションレジスタ(HLR)(図示せず)を含む。HLRは、加入者に固有の認証データを格納する、認証センター(AuC)とも関連付けられている。特定のUEについて、呼が受信されると、GMSC114は、UEの位置を決定するためにHLRに問い合わせ、その位置をサービスする特定のMSCに呼を転送する。
コアネットワーク104はまた、サービングGPRSサポートノード(SGSN)118およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)120によって、パケットデータサービスをサポートする。汎用パケット無線サービスを表すGPRSは、標準のGSM(登録商標)回線交換データサービスで可能なものよりも速い速度でパケットデータサービスを提供するよう設計されている。GGSN120は、パケットベースネットワーク122へのRAN102の接続を提供する。パケットベースネットワーク122は、インターネット、プライベートデータネットワーク、または何らかの他の適切なパケットベースネットワークであってもよい。GGSN120の主要機能は、UE110にパケットベースネットワーク接続を提供することである。データパケットは、MSC112が回線交換領域において実行するのと同じ機能をパケットベース領域において主に実行するSGSN118を介して、GGSN120とUE110との間で転送され得る。
UMTSエアインターフェースは、スペクトラム拡散直接シーケンス符号分割多元接続(DS-CDMA)システムである。スペクトラム拡散DS-CDMAは、チップと呼ばれる一連の疑似ランダムビットとの乗算によって、はるかに広い帯域幅にわたってユーザデータを拡散させる。TD-SCDMA規格は、そのような直接シーケンススペクトラム拡散技術に基づいており、さらに、多くの周波数分割複信(FDD)モードのUMTS/W-CDMAシステムにおいて使用されるようなFDDではなく、時分割複信(TDD)を必要とする。TDDは、ノードB108とUE110との間のアップリンク(UL)とダウンリンク(DL)の両方で同じキャリア周波数を使用するが、アップリンク送信およびダウンリンク送信を、キャリア中の異なるタイムスロットへと分割する。
図2は、TD-SCDMAキャリアのフレーム構造200を示している。TD-SCDMAキャリアは、図示のように、長さが10msであるフレーム202を有する。TD-SCDMAのチップレートは、1.28Mcpsである。フレーム202は、2個の5msのサブフレーム204を有し、サブフレーム204の各々は7個のタイムスロット、TS0〜TS6を含む。第1のタイムスロットTS0は通常、ダウンリンク通信のために割り振られ、一方で第2のタイムスロットTS1は通常、アップリンク通信のために割り振られる。残りのタイムスロットTS2〜TS6は、アップリンクまたはダウンリンクのいずれかに使用されてよく、それにより、アップリンク方向またはダウンリンク方向のいずれかでより高速なデータ送信期間のうちの期間におけるフレキシビリティを高めることが可能になる。TS0とTS1との間に、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)206、ガード期間(GP)208、およびアップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)210(アップリンクパイロットチャネル(UpPCH)とも呼ばれる)が位置する。各タイムスロット、TS0〜TS6により、最大16個のコードチャネルで多重化されたデータ送信が可能になり得る。コードチャネルでのデータ送信は、ミッドアンブル214(144チップの長さを有する)によって分離された2つのデータ部分212(各々は352チップの長さを有する)と、後続するガード期間(GP)216(16チップの長さを有する)とを含む。ミッドアンブル214は、チャネル推定などの機能に使用されてよく、一方でガード期間216はバースト間干渉を回避するために使用されてよい。また、データ部分では、同期シフト(SS)ビット218を含む何らかの層1制御情報が送信される。同期シフトビット218は、データ部分の第2の部分にのみ現れる。ミッドアンブルの直後の同期シフトビット218は、シフトを減らす、シフトを増やす、またはアップロード送信タイミングにおいて何もしない、という3つのケースを示すことができる。SSビット218の位置は一般に、アップリンク通信中には使用されない。
図3は、RAN300においてUE350と通信しているノードB310のブロック図であり、RAN300は図1のRAN102であってよく、ノードB310は図1のノードB108であってよく、UE350は図1のUE110であってよい。ダウンリンク通信では、送信プロセッサ320は、データソース312からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ340から制御信号を受信することができる。送信プロセッサ320は、参照信号(たとえばパイロット信号)とともに、データ信号および制御信号のための様々な信号処理機能を提供する。たとえば、送信プロセッサ320は、誤り検出のための巡回冗長検査(CRC)コード、順方向誤り訂正(FEC)を支援するためのコーディングおよびインターリービング、様々な変調方式(たとえば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M-位相偏移変調(M-PSK)、M-直角位相振幅変調(M-QAM)など)に基づいた信号配列へのマッピング、直交可変拡散率(OVSF)による拡散、および、一連のシンボルを生成するためのスクランブリングコードとの乗算を、提供することができる。送信プロセッサ320のための、コーディング方式、変調方式、拡散方式および/またはスクランブリング方式を決定するために、チャネルプロセッサ344からのチャネル推定が、コントローラ/プロセッサ340によって使用され得る。これらのチャネル推定は、UE350によって送信される参照信号から、またはUE350からのミッドアンブル214(図2)に含まれるフィードバックから、導出され得る。送信プロセッサ320によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために、送信フレームプロセッサ330に与えられる。送信フレームプロセッサ330は、コントローラ/プロセッサ340からのミッドアンブル214(図2)とシンボルとを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、一連のフレームが得られる。次いでこれらフレームは送信機332に与えられ、送信機332は、スマートアンテナ334を通じたワイヤレス媒体によるダウンリンク送信のために、増幅、フィルタリング、およびフレームのキャリア上への変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。スマートアンテナ334は、ビームステアリング双方向適応アンテナアレイまたは他の同様のビーム技術で実装され得る。
UE350において、受信機354は、アンテナ352を通じてダウンリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上へ変調されている情報を復元する。受信機354によって復元された情報は、受信フレームプロセッサ360に与えられ、受信フレームプロセッサ360は、各フレームを解析し、ミッドアンブル214(図2)をチャネルプロセッサ394に提供し、データ信号、制御信号、および参照信号を受信プロセッサ370に提供する。受信プロセッサ370は次いで、ノードB310中の送信プロセッサ320によって実行される処理の逆を実行する。より具体的には、受信プロセッサ370は、シンボルを逆スクランブルおよび逆拡散し、次いで変調方式に基づいて、ノードB310によって送信された、最も可能性の高い信号配列点を求める。これらの軟判定は、チャネルプロセッサ394によって計算されるチャネル推定に基づき得る。次いで、軟判定は、データ信号、制御信号、および参照信号を復元するために、復号されてデインターリーブされる。次いで、フレームの復号が成功したかどうかを判断するために、CRCコードが確認される。次いで、復号に成功したフレームによって搬送されるデータがデータシンク372に与えられ、データシンク372は、UE350および/または様々なユーザインターフェース(たとえばディスプレイ)において実行されているアプリケーションを表す。復号に成功したフレームが搬送する制御信号は、コントローラ/プロセッサ390に与えられる。受信プロセッサ370によるフレームの復号が失敗すると、コントローラ/プロセッサ390は、確認応答(ACK)プロトコルおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを用いて、そうしたフレームの再送信要求をサポートすることもできる。
アップリンクでは、データソース378からのデータおよびコントローラ/プロセッサ390からの制御信号が、送信プロセッサ380に与えられる。データソース378は、UE350で実行されているアプリケーションおよび様々なユーザインターフェース(たとえばキーボード)を表し得る。ノードB310によるダウンリンク送信に関して説明される機能と同様に、送信プロセッサ380は、CRCコード、FECを容易にするためのコーディングおよびインターリービング、信号配列へのマッピング、OVSFによる拡散、および、一連のシンボルを生成するためのスクランブリングを含む、様々な信号処理機能を提供する。ノードB310によって送信される参照信号から、または、ノードB310によって送信されるミッドアンブル中に含まれるフィードバックから、チャネルプロセッサ394によって導出されるチャネル推定が、適切なコーディング方式、変調方式、拡散方式、および/またはスクランブリング方式を選択するために、使用され得る。送信プロセッサ380によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために、送信フレームプロセッサ382に与えられる。送信フレームプロセッサ382は、コントローラ/プロセッサ390からのミッドアンブル(図2)とシンボルとを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、一連のフレームが得られる。次いでこのフレームは送信機356に与えられ、送信機356は、アンテナ352を通じたワイヤレス媒体によるアップリンク送信のために、増幅、フィルタリング、およびフレームのキャリア上への変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。
アップリンク送信は、UE350において受信機能に関して説明された方式と同様の方式で、ノードB310において処理される。受信機335は、アンテナ334を通じてアップリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上へ変調されている情報を復元する。受信機335によって復元された情報は、受信フレームプロセッサ336に与えられ、受信フレームプロセッサ336は、各フレームを解析し、ミッドアンブル(図2)をチャネルプロセッサ344に提供し、データ信号、制御信号、および参照信号を受信プロセッサ338に提供する。受信プロセッサ338は、UE350中の送信プロセッサ380によって実行される処理の逆を実行する。次いで、復号に成功したフレームによって搬送されるデータ信号および制御信号が、データシンク339およびコントローラ/プロセッサにそれぞれ与えられ得る。フレームの一部が、受信プロセッサによる復号に失敗すると、コントローラ/プロセッサ340は、確認応答(ACK)プロトコルおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを用いて、そうしたフレームの再送信要求をサポートすることもできる。
コントローラ/プロセッサ340および390は、それぞれノードB310およびUE350における動作を指示するために使用され得る。たとえば、コントローラ/プロセッサ340および390は、タイミング、周辺インターフェース、電圧調整、電力管理、および他の制御機能を含む、様々な機能を提供することができる。メモリ342および392のコンピュータ可読媒体は、それぞれ、ノードB310およびUE350のためのデータおよびソフトウェアを記憶することができる。たとえば、UE350のメモリ392は、コントローラ/プロセッサ390によって実行されるとき、動作周波数と、基地局の基地局識別コードとに基づいて、予想される同期チャネルコードワードを判断するようにUE350を構成するアップリンクタイミング制御モジュール391を記憶することができる。ノードB310におけるスケジューラ/プロセッサ346は、リソースをUEに割り振り、UEのダウンリンク送信および/またはアップリンク送信をスケジュールするために、使用され得る。
呼中断を低減するためのアップリンクタイミング制御
ネットワークを介した通信は、基地局とユーザ機器(UE)との間で通信されるタイミング情報に基づき得る。たとえば、タイミング制御コマンド(たとえば、タイミングアドバンスコマンド)は、UEに関連付けられたタイミングアドバンスを調整するために基地局とUEとの間で通信され得る。タイミングアドバンスは、ダウンリンク受信タイミングに対するアップリンクサブフレームの送信タイミングを示す。タイミングアドバンスコマンドは、ネットワークとUEとの間の通信が同期化されることを可能にするタイミングアドバンス値を調整する(たとえば、進める、または遅延させる)ために、基地局とUEとの間で通信され得る。しかしながら、いくつかの状況では、通信を同期化する目的で特定の方向にタイミングアドバンス値を繰り返し調整するためにタイミングアドバンスコマンドを繰り返し受信することは、最終的に、破局的なイベントまたはエラー状態をもたらす可能性がある。エラー状態が残存する場合、エラー状態は、最終的に、通信に呼中断または歪みを引き起こす可能性がある。たとえば、ネットワークは、そのネットワークが示したセルとは異なるセル内にある当該UEの制御を試みる場合がある。UEは異なるセル内の基地局によって制御されるため、UEはネットワークからのコマンドに対応することができない。結果として、ネットワークは、UEとの通信を同期化しようとして、タイミングアドバンス値を繰り返し調整するように当該UEに命令するためのコマンドを一方向に送信し続けることになる。タイミングアドバンスコマンドはそのUEに関して構成されていないため、UEは、コマンドを復号すること、および/またはコヒーレントな応答をネットワークに提供することができない。しかしながら、UEは、タイミングアドバンス値を調整し続けることができ、これは、通信サブフレーム、たとえば、アップリンクサブフレームの送信時間を調整する。通信サブフレームのタイミングを繰り返し調整することは、最終的に、エラー状態をもたらす。
図4は、基地局(たとえば、ノードB2)がその基地局が示すセルとは異なるセル上にキャンプするユーザ機器(たとえば、UE A)の制御を試みる通信システムを示す。基地局、すなわち、ノードB1はUE Aにサービスするように構成可能であるのに対して、ノードB2はUE Bにサービスするように構成される。したがって、ノードB2は、ダウンリンク404および/もしくはアップリンク402を介して、UE Bに通信すること(たとえば、通信コマンドを送信すること)、またはその逆が可能である。同様に、ノードB1は、ダウンリンク412および/もしくはアップリンク410を介して、UE Aに通信すること、またはその逆が可能である。
ノードB2は、現在、UE Bにサービスするように構成されているが、ノードB2は、UE AがノードB1によってサービスされているにもかかわらず、UE Aの制御をやはり試みる場合がある。ノードB2がUE Aを制御しようとするこの試みは、ノードB2とノードB1とが同じ周波数上で動作するように構成された、欠陥があるネットワーク計画による場合がある。したがって、UE AとノードB2とは同じ周波数上で動作しているため、ノードB2はUE Aの制御を試みる。結果として、UE Aは、ダウンリンク408を介して、UE B向けのタイミングアドバンスコマンドを受信する可能性がある。ノードB2はUE Aにサービスするように構成されていないため、UE Aは、ノードB2から起こるUE Bコマンドを復号することができない。
同様に、UE Aは、アップリンク406を介して、ノードB2との通信を試みる場合がある。ノードB2は、ダウンリンク408上で同期シフト(SS)コマンド(たとえば、タイミングアドバンスコマンド)を送信することができる。ノードB2が送信し、UE Aが受信したタイミングアドバンスコマンドはUE B向けであり得る。それにもかかわらず、UE Aは、そのタイミングアドバンスコマンドの復号を試みる場合がある。そのタイミングアドバンスコマンドはUE A向けではないため、UE Aは、そのタイミングアドバンスコマンドを復号すること、およびそのタイミングアドバンスコマンドに関する応答をネットワークに提供することができない。たとえば、UE Aは、ノードB2から受信したタイミングアドバンスコマンドに応答して、肯定応答(ACK)/否定応答(NACK)をノードB2に送信することができない。結果として、ノードB2は、UE Aがそのタイミングアドバンスコマンドを受信できなかったと仮定して、そのタイミングアドバンスコマンドを再送信する。再送信されたタイミングアドバンスコマンドは、しかしながら、ダウンリンク404上でUE Bに、かつ/またはダウンリンク408上でUE Aに再送信される場合がある。UE Aがそのタイミングアドバンスコマンドの受信および復号に関する応答をノードB2に提供することが引き続きできない限り、タイミングアドバンスコマンドの再送信は複数回繰り返される場合がある。結果として、UE Bは、ノードB2との通信を円滑にするためにタイミングアドバンス値を調整するようにUE Bに命令する、これらのタイミングアドバンスコマンドを繰り返し受信する。
ノードB2からのタイミングアドバンスコマンドを復号するように構成されたUE Bは、UE BがノードB2からタイミングアドバンスコマンドを受信するたびに、そのタイミングアドバンス値を調整する。たとえば、UE Bは、タイミングアドバンス値を調整して、アップリンクサブフレームの送信のタイミングを繰り返し調整する。しかしながら、アップリンクサブフレームの送信のタイミングを継続的に調整することは、最終的に、UE Bの通信信号を失わせる場合がある。たとえば、通信信号は、タイミングアドバンス値を一方向に継続的に調整することにより、(すなわち、UE Bを制御するノードB1において)通信信号を受信するための時間の許容/追跡窓から外れる可能性がある。すなわち、UE BおよびノードB2は、互いに対して同期しなくなる可能性がある。タイミングアドバンス値を繰り返し調整することは、最終的に、エラー状態をもたらし得る。したがって、エラー状態の影響を防ぐか、または少なくとも軽減する要望が存在する。
本開示の態様は、タイミングアドバンス報告に基づいて、通信の間にエラー状態を検出するためのタイミングアドバンスドリフト検出を含む。エラー状態は、タイミングアドバンス値がしきい値を超えてドリフトしたとき、またはしきい値を満たすことができないとき、宣言され得る。本開示のいくつかの態様では、タイミングアドバンス値のドリフトは、タイミングアドバンスの公称値に対して追跡され得る。この実装の特徴は、通信の安定状態の間に適用され得る。たとえば、タイミングアドバンスドリフト検出は、呼の安定状態の間に適用可能であり、この場合、安定状態は、その呼がセットアップされた後、またはハンドオフが開始された後の何らかの時間間隔で達成され得る。安定状態の間、公称タイミングアドバンス値は、望ましい時点で初期化される。公称タイミングアドバンス値は、そこからタイミングアドバンス値のドリフトを追跡することができる参照点を表し得る。たとえば、タイミングアドバンスの公称値は、呼の開始後、またはサービスセルからターゲットセルへのUEのハンドオフ後の時間間隔(たとえば、1秒=200サブフレーム)の後の現在のタイミングアドバンス値に対応し得る。現在のタイミングアドバンス値と公称タイミングアドバンス値との間の差に対応し得る、公称タイミングアドバンスからのタイミングアドバンス値のドリフトが追跡される。
タイミングアドバンス値がしきい値を超えてドリフトするとき、エラー状態が宣言される。本開示の一態様では、エラー状態を宣言することは、しきい値に対してタイミングアドバンス値のドリフトを比較することに基づき得る。しきい値は、現実的な状況で遭遇され得るタイミングアドバンスの現実的な値に基づき得る。タイミングアドバンスの現実的な値は、UEに関連付けられたモデムのクロックドリフトと、ドップラー周波数とに基づき得る。ドップラー周波数は、UEがどの程度速く基地局に向かって、または基地局から離れて移動するかを示すことができる。同様に、しきい値の選択は、ダウンリンク/アップリンクタイミングアドバンスドリフト、ならびにドップラーシフト、またはUEがどの程度早く基地局に向かって、もしくは基地局から離れて移動するかの表示に基づき得る。
本開示の一態様では、タイミングアドバンスドリフト検出は、呼セットアップの直後、または呼更新/ハンドオーバの直後など、場合によっては、一時停止される場合がある。これらの間、タイミングアドバンスドリフト検出を一時停止することは、これらの期間の間にネットワークがUEタイミングを調整することにより、エラー状態の誤検出を低減する場合がある。タイミングアドバンスドリフト検出は、安定状態が達成されたときに再開され得る。
本開示の一態様では、タイミングアドバンス値の比率は、エラー状態を宣言するかどうかを判断するために、タイミングアドバンスの現実的な値の比率と比較され得る。この態様では、エラー状態の宣言は、タイミングアドバンスの絶対変化ではなく、タイミングアドバンスドリフトの比率に基づく。絶対値ではなく、タイミングアドバンスの比率に基づいて誤り検出を宣言することは、エラー状態、ならびに、UEがネットワークに向けて、またはネットワークから離れて移動することから生じる、ネットワークからの継続的なコマンド変更に対処するものである。
本開示の一態様では、エラー状態が宣言されるとき、タイミングアドバンス値を調整するための、ネットワークからの継続的なタイミングアドバンスコマンドを無視すると同時に、タイミングアドバンスは現在のタイミングアドバンスに維持される(すなわち、停止される)。エラー状態が検出されたとき、タイミングアドバンスを現在の値に停止することは、タイミングアドバンス値を一方向に継続的に調整することを休止させる。結果として、呼中断または通信の劣化が軽減され得る。この態様では、ネットワークからの継続的なタイミングアドバンスコマンドにもかかわらず、ネットワークからの継続的なタイミングアドバンスコマンドは無視されるか、または通信のタイミングアドバンス値は停止される。
本開示の一態様では、エラー状態を宣言するためのタイミングアドバンスドリフト検出は、図5に示す初期タイミングアドバンス値に対してアップリンクタイミングの絶対変化に基づき得る。図5はタイミングアドバンス値の絶対変化に関して説明されるが、タイミングアドバンスドリフト検出は、エラー状態を宣言するかどうかを判断するために、タイミングアドバンス値の比率がタイミングアドバンスの現実的な値の比率と比較されるときに、等しく適用可能である。
図5は、本開示のいくつかの態様による、タイミングアドバンスドリフト検出を示すサブフレームタイムライン500である。呼の安定状態が達成されるとき、公称タイミングアドバンス値は望ましい時間に初期化される。望ましい時間は、サブフレームタイムライン500上の第1の時点502に対応し得る。第1の時点502は、K1のシステムフレーム番号(SFN)を有する、無線フレーム内のサブフレームと関連付けられる。同様に、サブフレームタイムライン500は、サブフレームタイムライン500上に、システムフレーム番号K2、K3、およびK4に対応する他の時点504、506、ならびに516も含む。システムフレーム番号(SFN)は、時間のフレームの特定のフレーム番号を表す。公称タイミングアドバンス値は、そこからタイミングアドバンス値のドリフトを追跡することができる参照点を表し得る。たとえば、第1の時点502の公称タイミングアドバンス値は、現在のタイミングアドバンス参照TA1に対応する。同様に、他の時点504、506、および516における公称タイミングアドバンス値は、現在のタイミングアドバンス参照TA2、TA3、TA4などに対応する。
本開示の一態様では、公称タイミングアドバンス値が初期化される参照時間に注目する。この参照時間は、アップリンク参照時間に対応し得る。たとえば、第1の時点502に対応する参照時間は、アップリンク参照時間T1である。同様に、サブフレームタイムライン500上の他の時点504、506、ならびに516における参照時間は、アップリンク参照時間T2、T3、およびT4に対応し得る。
第1の実装では、公称タイミングアドバンス値は、安定状態が達成された後、現在のタイミングアドバンス値に初期化され得る。安定状態は、呼の開始後、1秒、すなわち、200個のサブフレーム、またはハンドオフ後、1秒で達成され得る。たとえば、第1の時点502において、公称タイミングアドバンス値は、安定状態が達成された後の時点502における現在のタイミングアドバンス値に対応するタイミングアドバンス参照TA1に対応する。
サブフレームタイムライン500上の時点502から200個のサブフレーム、すなわち1秒であり得る、時点504におけるタイミングアドバンスドリフト検出は、時点502における公称タイミングアドバンス値と時点504における現在のタイミングアドバンス値との比較に基づき得る。たとえば、時点504において、時点504における現在のタイミングアドバンス値TA2と現在の公称タイミングアドバンス値、たとえば、TA1との間の差の絶対値をしきい値に対して比較することができる。この差は、時点504におけるタイミングアドバンスドリフトを表す。述べたように、タイミングアドバンスドリフト検出は、絶対変化ではなく、タイミングアドバンスドリフトの比率を評価することによって達成されることも可能である。
現在のタイミングアドバンス値TA2と現在の公称タイミングアドバンス値、たとえば、TA1との間の差の絶対値がしきい値を満たすことができないとき、時点504における公称タイミングアドバンス値は、現在のタイミングアドバンス値(すなわち、TA2)に更新または再初期化され得る。たとえば、この差を2チップのしきい値と比較することができる。この差が2チップよりも大きくない場合、時点504における公称タイミングアドバンス値はTA2に再初期化される。この例では、この差が2チップよりも大きくないとき、エラー状態は、タイミングアドバンスドリフト検出によって宣言されない。
同様に、現在のタイミングアドバンス値TA3と現在の公称タイミングアドバンス値TA2との間の差の絶対値がしきい値を満たすことができないとき、時点506における公称タイミングアドバンス値は、現在のタイミングアドバンス値(すなわち、TA3)に再初期化され得る。この差が2チップよりも大きくない場合、時点504から200個のサブフレームである時点506における公称タイミングアドバンス値はTA3に再初期化される。この差が2チップよりも大きくないとき、エラー状態は、タイミングアドバンスドリフト検出によって宣言されない。
たとえば、時点510における現在のタイミングアドバンス値と現在の公称タイミングアドバンス値TA3との間の差の絶対値がしきい値(たとえば、2チップ)よりも大きいとき、タイミングアドバンスドリフト検出は、エラー状態を宣言して、タイミングアドバンス値を現在の公称タイミングアドバンス値TA3に停止する。この特徴は、アップリンクのタイミングを繰り返し調整することをUEに命じる、時点508において始まる繰り返されるタイミングアドバンスコマンドの受信に対応し得る。たとえば、タイミングアドバンス値は、時点508におけるタイミングアドバンスコマンドの初期受信の時間から徐々に増大し得る。述べたように、この差が時点510においてしきい値を超えるとき、タイミングアドバンスドリフト検出は、エラー状態を宣言して、タイミングアドバンス値を現在の公称タイミングアドバンス値TA3に停止する。ネットワークが、タイミングアドバンス値を繰り返し調整するように当該UEに命令するタイミングアドバンスコマンドを一方向に送信し続ける限り、現在の公称タイミングアドバンス値TA3は維持され、すなわち、停止される。タイミングアドバンスドリフト検出は、この差がしきい値を満たすとき、タイミングアドバンス値の停止を促すために、タイミング制御ループを組み込む。したがって、この差がしきい値を満たすとき、タイミング制御ループは停止され得る。一態様では、停止の間、UE送信電力は制御される。たとえば、送信電力が降下しないことを確実にするために、電力制御コマンドを上書きすることができる。たとえば、HOLDコマンドまたはUPコマンドを使用することができる。
UEが時点512において、タイミングアドバンスコマンドを一方向に受信することを中断するとき、タイミングアドバンス値は、その直後に時点514において停止解除される。たとえば、UEがエラー状態をもたらした方向とは逆の方向にタイミングアドバンスコマンドを初めて受信するとき、タイミング制御ループは停止解除される。本開示の一態様では、現在の公称タイミングアドバンス値TA3は、さらなる誤り値を評価するために使用され得る。たとえば、現在の公称タイミングアドバンス値TA3は、時点516または任意の以降の時点におけるエラー状態を評価するために使用され得る。
たとえば、時点516における現在のタイミングアドバンス値TA4と現在の公称タイミングアドバンス値TA3との間の差の絶対値が、初期化または最後の停止解除状態から1秒以内、すなわち、200個のサブフレーム内のしき値より大きくないとき、たとえば、時点516における公称タイミングアドバンス値は、現在のタイミングアドバンス値(すなわち、TA4)に再初期化される。すなわち、制御ループは、次の時点に進み、前の時点と同様に差をしきい値と比較する。
図6は、本開示の一態様によるワイヤレス通信方法を示す。ブロック602に示すように、UEは、タイミングアドバンス値を変更するためのコマンドを受信することができる。ブロック604に示すように、指定された期間中に参照タイミングアドバンス値と比較してタイミングアドバンス値がしきい値量を超えて変化するとき、UEはエラー状態を宣言することができる。別の態様では、ダウンリンクに関する相対的なタイミングに加えて、アップリンクタイミングの絶対移動が監視される。
図7は、処理システム714を用いる装置700のハードウェア実装形態の一例を示す図である。処理システム714は、バス724によって全般に表されるバスアーキテクチャで実装され得る。バス724は、処理システム714の具体的な用途および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス724は、プロセッサ722、モジュール702および704、ならびにコンピュータ可読媒体726によって表される、1つもしくは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を一緒にリンクする。バス724は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクさせることもでき、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上は説明しない。
装置は、トランシーバ730に結合された処理システム714を含む。トランシーバ730は、1つまたは複数のアンテナ720に結合される。トランシーバ730は、送信媒体を介した様々な他の装置との通信を可能にする。処理システム714は、コンピュータ可読媒体726に結合されたプロセッサ722を含む。プロセッサ722は、コンピュータ可読媒体726上に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ722によって実行されると、いずれか特定の装置について述べる様々な機能を処理システム714に実行させる。コンピュータ可読媒体726は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ722によって操作されるデータを記憶するためにも使用され得る。
処理システム714は、タイミングアドバンス値を変更するためのコマンドを受信するための受信モジュール702を含む。処理システム714は、指定された期間中に参照タイミングアドバンス値と比較してタイミングアドバンス値がしきい値量を超えて変化するときにエラー状態を宣言するための宣言モジュール704を含む。モジュールは、コンピュータ可読媒体726に常駐する/記憶される、プロセッサ722で動作しているソフトウェアモジュール、プロセッサ722に結合された1つもしくは複数のハードウェアモジュール、またはそれらの何らかの組合せとすることができる。処理システム714は、UE350の構成要素であってよく、メモリ392、および/またはコントローラ/プロセッサ390を含むことが可能である。
一構成では、処理システムなどの装置は、タイミングアドバンス値を変更するためのコマンドを受信するための手段を含むワイヤレス通信のために構成される。一態様では、上記の手段は、前述の手段によって具陳される機能を実行するように構成された受信モジュール702、トランシーバ730、アンテナ720、352、受信機354、アップリンクタイミング制御モジュール391、コントローラ/プロセッサ390、メモリ392、プロセッサ722、および/または処理システム714であり得る。別の態様では、上記の手段は、上記の手段によって具陳される機能を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置であり得る。
一構成では、処理システムなどの装置は、指定された期間中に参照タイミングアドバンス値と比較してタイミングアドバンス値がしきい値量を超えて変化するときにエラー状態を宣言するための手段を含むワイヤレス通信のために構成される。一態様では、上記の手段は、前述の手段によって具陳される機能を実行するように構成されたプロセッサ722、アップリンクタイミング制御モジュール391、メモリ392、コントローラ/プロセッサ390、および/または処理システム714であり得る。別の態様では、上記の手段は、上記の手段によって具陳される機能を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置であり得る。
一構成では、UEなどの装置は、宣言するための手段を含むワイヤレス通信のために構成される。一態様では、前述の手段は、前述の手段によって具陳される機能を実行するように構成されたコントローラ/プロセッサ390、メモリ392、アップリンクタイミング制御モジュール391、宣言モジュール704、および/または処理システム714であり得る。別の態様では、上記の手段は、上記の手段によって具陳される機能を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置であり得る。
TD-SCDMAシステムを参照して、電気通信システムのいくつかの態様を示してきた。当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって説明する様々な態様は、他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャおよび通信規格に拡張され得る。例として、様々な態様は、他のUMTSシステム、たとえばW-CDMA、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、高速パケットアクセスプラス(HSPA+)およびTD-CDMAに拡張され得る。様々な態様はまた、Long Term Evolution(LTE)(FDD、TDD、またはこれら両方のモードによる)、LTE-Advanced(LTE-A)(FDD、TDD、またはこれら両方のモードによる)、CDMA2000、Evolution-Data Optimized(EV-DO)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Ultra-Wideband(UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の適切なシステムを利用するシステムに拡張され得る。実際の利用される電気通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、具体的な用途およびシステムに課される全体的な設計制約に依存する。
様々な装置および方法に関連して、いくつかのプロセッサが説明されてきた。これらのプロセッサは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのようなプロセッサがハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、具体的な用途およびシステムに課される全体的な設計制約に依存する。例として、プロセッサ、プロセッサの任意の部分、または、本開示で提示されるプロセッサの任意の組合せは、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および、本開示全体にわたって説明された様々な機能を実行するように構成された他の適切な処理構成要素で実装され得る。プロセッサ、プロセッサの任意の部分、または本開示で提示されるプロセッサの任意の組合せの機能は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、または他の適切なプラットフォームによって実行されているソフトウェアで実装され得る。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。ソフトウェアはコンピュータ可読媒体上に存在し得る。コンピュータ可読媒体は、例として、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、またはリムーバブルディスクなどのメモリを含み得る。メモリは、本開示全体で提示される様々な態様ではプロセッサとは別々に示されているが、メモリはプロセッサの内部にあってよい(たとえば、キャッシュまたはレジスタ)。
コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラム製品で具現化され得る。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料内のコンピュータ可読媒体を含み得る。当業者は、具体的な用途およびシステム全体に課される全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって示される説明する機能を最善の形で実装する方法を認識するだろう。
開示した方法におけるステップの特定の順序または階層は例示的なプロセスを示していることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、方法におけるステップの特定の順序または階層は再構成可能であることを理解されたい。添付の方法クレームは、サンプル的順序で様々なステップの要素を提示しており、クレーム内で明記していない限り、提示した特定の順序または階層に限定されるように意図されているわけではない。
上記の説明は、本明細書で説明する様々な態様を当業者が実施できるようにするために与えられる。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、請求項は本明細書で示す態様に限定されるよう意図されているわけではなく、請求項の文言と整合するすべての範囲を許容するように意図されており、単数の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するよう意図されている。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は「1つまたは複数の」を指す。項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」という語句は、単一の要素を含め、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、bまたはcのうちの少なくとも1つ」は、「a」、「b」、「c」、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、「a、bおよびc」を含むことが意図されている。当業者が知っているか、後に知ることになる、本開示全体にわたって説明された様々な態様の要素と構造的かつ機能的に同等のものはすべて、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。その上、本明細書で開示する内容は、そのような開示が特許請求の範囲で明記されているか否かにかかわりなく、公に供することは意図されていない。請求項のいかなる要素も、「のための手段」という語句を使用して要素が明記されている場合、または方法クレームで「のためのステップ」という語句を使用して要素が記載されている場合を除き、米国特許法第112条第6項の規定に基づき解釈されることはない。
500 サブフレームタイムライン
502 第1の時点
504、506、508、510、512、514、516 時点

Claims (20)

  1. ワイヤレス通信の方法であって、
    タイミングアドバンス値を変更するためのコマンドを受信するステップと、
    指定された期間中に参照タイミングアドバンス値と比較してタイミングアドバンス値がしきい値量を超えて変化するとき、エラー状態を宣言するステップと
    を含む方法。
  2. 前記エラー状態を宣言すると、現在のタイミングアドバンス値を維持するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 現在のコマンドが前に受信したタイミングアドバンス値の方向とは異なる方向を有するタイミングアドバンス値を含むとき、エラー状態から復元するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記参照タイミングアドバンス値を維持するステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. リセット期間内に別の誤りが宣言されないとき、前記参照タイミングアドバンス値を更新するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記エラー状態を宣言すると、送信電力を維持または増大するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記タイミングアドバンス値の前記変化が初期化後以降の一定期間後に測定される、請求項1に記載の方法。
  8. 初期化が、ハンドオーバ、新しい呼の初期化、またはチャネルリソース再構成を含む、請求項7に記載の方法。
  9. ワイヤレス通信のための装置であって、
    タイミングアドバンス値を変更するためのコマンドを受信するための手段と、
    指定された期間中に参照タイミングアドバンス値と比較してタイミングアドバンス値がしきい値量を超えて変化するとき、エラー状態を宣言するための手段と
    を備える装置。
  10. 現在のコマンドが前に受信したタイミングアドバンス値の方向とは異なる方向を有するタイミングアドバンス値を含むとき、前記エラー状態から復元するための手段をさらに備える、請求項9に記載の装置。
  11. ワイヤレス通信のための装置であって、
    メモリと、
    前記メモリに結合され、
    タイミングアドバンス値を変更するためのコマンドを受信すること、および
    指定された期間中に参照タイミングアドバンス値と比較してタイミングアドバンス値がしきい値量を超えて変化するとき、エラー状態を宣言すること
    を行うように構成された、少なくとも1つのプロセッサと
    を備える装置。
  12. 前記エラー状態を宣言すると、現在のタイミングアドバンス値を維持することを行うように、前記少なくとも1つのプロセッサがさらに構成される、請求項11に記載の装置。
  13. 現在のコマンドが前に受信したタイミングアドバンス値の方向とは異なる方向を有するタイミングアドバンス値を含むとき、前記エラー状態から復元することを行うように、前記少なくとも1つのプロセッサがさら構成される、請求項11に記載の装置。
  14. 前記参照タイミングアドバンス値を維持することを行うように、前記少なくとも1つのプロセッサがさらに構成される、請求項13に記載の装置。
  15. リセット期間内に別の誤りが宣言されないとき、前記参照タイミングアドバンス値を更新することを行うように、前記少なくとも1つのプロセッサがさらに構成される、請求項11に記載の装置。
  16. 前記エラー状態を宣言すると、送信電力を維持または増大することを行うように、前記少なくとも1つのプロセッサがさらに構成される、請求項11に記載の装置。
  17. 前記タイミングアドバンス値の前記変化が初期化後以降の一定期間後に測定される、請求項11に記載の装置。
  18. 初期化が、ハンドオーバ、新しい呼の初期化、またはチャネルリソース再構成を含む、請求項17に記載の装置。
  19. ワイヤレスネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムであって、
    非一時的コンピュータ可読媒体に記憶されたプログラムコードを含み、前記プログラムコードが、
    タイミングアドバンス値を変更するためのコマンドを受信することを行うためのプログラムコード、および
    指定された期間中に参照タイミングアドバンス値と比較してタイミングアドバンス値がしきい値量を超えて変化するとき、エラー状態を宣言することを行うためのプログラムコード
    を含むコンピュータプログラム。
  20. 前記プログラムコードが、現在のコマンドが前に受信したタイミングアドバンス値の方向とは異なる方向を有するタイミングアドバンス値を含むとき、前記エラー状態から復元することを行うためのコードをさらに含む、請求項19に記載のコンピュータプログラム。
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