以下、上述した目的を具体的に実現できる本発明の好適な実施例を、添付の図面を参照して説明する。ここで、図面に示され、それによって説明される本発明の構成及び作用は、少なくとも一つの実施例として説明されるものであり、それらの実施例によって本発明の技術的思想並びにその核心構成及び作用が制限されることはない。
本発明で使われる用語は、本発明における機能を考慮すると共に、可能な限り現在広く使われている一般的な用語を選択したが、それらの用語は、当該分野に従事する技術者の意図、慣例又は新しい技術の出現などによって変更してもよい。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合には、該当する発明の説明の部分でその意味を詳述するものとする。したがって、本発明で使われる用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が持つ意味と本発明の全般にわたる内容に基づいて定義しなければならない。
図1は、自動コンテンツ認識ベース強化テレビジョン(enhanced television、ETV)サービスシステムを示す図である。
図1に示す自動コンテンツ認識ベースETVサービスシステムは、放送局又はコンテンツプロバイダ100、多チャネル放送事業者101、セットトップボックス102、デジタルTV受信機などの受信機103、自動コンテンツ認識サーバ(又は、自動コンテンツ認識ソリューションプロバイダ)104を含むことができる。受信機103は、ATSCの定義に従って動作することができ、自動コンテンツ認識機能をサポートすることができる。実時間放送サービス110は、オーディオ/ビデオコンテンツを含むことができる。
デジタル放送サービスは、放送局100によって提供される地上波放送サービスと、多チャネル放送事業者101によって提供されるケーブル放送又は衛星放送などの多チャネル放送サービスと、に大別できる。放送局100は、実時間放送サービス110及び強化(enhancement)データ(又は、付加データ)120を共に伝送することができる。この場合、図1に示すように、受信機103は、多チャネル放送事業者101及びセットトップボックス102を介して実時間放送サービス110だけを受信し、強化データ120は受信できないことがある。
したがって、強化データ120を受信するために、受信機103は、オーディオ/ビデオコンテンツ出力を実時間放送サービス110として分析及び処理し、放送番組情報及び/又は放送番組関連メタデータを確認する。確認された放送番組情報及び/又は放送番組関連メタデータを用いて、受信機103は、放送局100又は自動コンテンツ認識サーバ104から強化データを受信することができる(140)。この場合、強化データは、IPネットワーク150を介して伝送するすることができる。
強化データが別の自動コンテンツ認識サーバ104から受信されると(140)、自動コンテンツ認識サーバ104と受信機103との間のメカニズムによって、ATSC 2.0標準で定義したトリガ宣言オブジェクト(triggered declarative object、TDO)モデルのうち要求/応答モデルを自動コンテンツ認識サーバ104に適用することができる。TDO及び要求/応答モデルは後述する。
TDOは、放送コンテンツに含まれた付加情報を表す。TDOは、放送コンテンツ内で付加情報を適時にトリガする役割を有する。例えば、オーディション番組が放送されると、視聴者が好むオーディション参加者の現在順位が放送コンテンツと共に表示される。このとき、オーディション参加者の現在順位の付加情報はTDOになり得る。このようなTDOは、視聴者との相互作用によって変更してもよいし、視聴者の意図によって提供してもよい。
標準ATSC 2.0の要求/応答自動コンテンツ認識モデルで、デジタル放送受信機103は、周期的に(例えば、5秒ごとに)コンテンツの署名(signature)を生成し、当該署名を含む要求を自動コンテンツ認識サーバ104に伝送するようになっている。自動コンテンツ認識サーバ104は、デジタル放送受信機103から要求を受けると応答を送る。通信セッションは要求と応答との間は開放されない。このモデルにおいて、自動コンテンツ認識サーバ104はクライアントに対するメッセージを開始することができない。
デジタル衛星放送の導入によって、デジタルデータ放送が新しい付加サービスとして出現した。代表的な対話型サービスである対話型データ放送は、様々な付加サービスを提供するために、データ信号だけでなく既存の放送信号を加入者に伝送することができる。
デジタルデータ放送は、仮想チャネルを用いた独立型サービスと、ETVによる放送関連サービスと、に大別できる。独立型サービスは、放送イメージ信号無しで文字及び図形だけを含み、既存のインターネットウェブページと類似のフォーマットで提供される。独立型サービスの代表例として、天気及び株式情報提供サービス、TV金融サービス、商取引サービスなどを挙げることができる。放送関連サービスは、放送イメージ信号だけでなく付加的な文字及び図形情報も伝送する。視聴者は、放送関連サービスによって視聴する放送番組に関連した情報を得ることができる。例えば、視聴者がドラマを視聴しながら、前回のあらすじ又は撮影場所を見ることができるようにするサービスがある。
デジタルデータ放送の放送関連サービスでは、ETVサービスが自動コンテンツ認識技術に基づいて提供してもよい。自動コンテンツ認識とは、装置がオーディオ/ビデオコンテンツを再生する際、コンテンツに隠れている情報から自動でコンテンツを認識する技術を指す。
自動コンテンツ認識技術を実現するとき、コンテンツに関する情報を得るために、透かし(watermarking)又は指紋(finger printing)方式を用いることができる。透かしは、デジタルコンテンツプロバイダを示す情報をデジタルコンテンツに挿入する技術を指す。指紋は、特定情報がデジタルコンテンツに挿入される点は透かしと同一であるが、コンテンツプロバイダに関する情報ではなくコンテンツ購買者に関する情報が挿入される点が透かしと異なる。
図2は、本発明の一実施例によるデジタル透かし技術の流れを示す図である。
デジタル衛星放送の導入によって、デジタルデータ放送が新しい付加サービスとして出現した。代表的な対話型サービスである対話型データ放送は、様々な付加サービスを提供するために、データ信号だけでなく既存の放送信号を加入者に伝送することができる。
デジタルデータ放送は、仮想チャネルを用いた独立型サービスと、ETVによる放送関連サービスと、に大別できる。独立型サービスは、放送イメージ信号無しで文字及び図形だけを含み、既存のインターネットウェブページと類似のフォーマットで提供される。独立型サービスの代表例として、天気及び株式情報提供サービス、TV金融サービス、商取引サービスなどを挙げることができる。放送関連サービスは、放送イメージ信号だけでなく付加的な文字及び図形情報も伝送する。視聴者は、放送関連サービスによって視聴する放送番組に関連した情報を得ることができる。例えば、視聴者がドラマを視聴しながら前回のあらすじ又は撮影場所を見ることができるようにするサービスがある。
デジタルデータ放送の放送関連サービスでは、ETVサービスが自動コンテンツ認識技術に基づいて提供してもよい。自動コンテンツ認識とは、装置がオーディオ/ビデオコンテンツを再生する際、コンテンツに隠れている情報から自動でコンテンツを認識する技術を指す。
自動コンテンツ認識技術を実現するとき、コンテンツに関する情報を得るために、透かし又は指紋方式を用いることができる。透かしは、デジタルコンテンツプロバイダを示す情報をデジタルコンテンツに挿入する技術を指す。指紋は、特定情報がデジタルコンテンツに挿入される点は透かしと同一であるが、コンテンツプロバイダに関する情報ではなくコンテンツ購買者に関する情報が挿入される点が透かしと異なる。
以下、図2と関連して透かし技術について具体的に説明する。
デジタル透かしは、除去され難い方式でデジタル信号に情報を埋め込む処理である。例えば、信号としては、音声、画像、又は映像を挙げることができる。信号が複製されると、情報も複製された信号に乗せられる。一つの信号は同時に複数の異なる透かしを乗せることができる。
視覚的透かしにおいて、情報は画像又は映像で可視できる。一般に、情報は、メディアの所有者を識別する文字又はロゴである。TV放送局が、伝送される映像の隅にロゴを追加すると、これも視覚的透かしである。
非視覚的透かしにおいて、情報はデジタルデータとして音声、画像、又は映像に追加される。若干の情報が隠されていることは感知できても、それ自体を認知することはできない。透かしは、広く使用されるためのものであって、検索しやすくなっていてもよいし、又は、ある団体がデジタル信号に埋め込まれた秘密メッセージを授受するデータ秘匿技術(steganography)の形態であってもよい。いずれの場合であれ、視覚的透かしと同様、目的は、所有主又は他の記述情報を除去され難い方式で信号に付加することにある。隠されている埋め込み情報を、個々人間の通信を切り替えるための手段として用いることもできる。
透かしの一つの応用として、デジタルメディアの非承認複製を防止又は阻止するための著作権保護システムがある。この用途では、複製装置が複製前に信号から透かしを検索し、透かしのコンテンツによって複製をするか否かを決定する。他の応用としては情報源追跡がある。
透かしは配布のたびにデジタル信号に埋め込まれる。著作物の複製物が後で発見されると、透かしを複製物から検索でき、配布の情報源を見つける。報道によると、この技術は、不正に複製された映画の情報源を見つけるために用いられている。
記述情報を持つデジタル写真の注釈(annotation)は、非視覚的透かしの更に他の応用である。
デジタルメディアに対するファイル形式の一部がメタデータと呼ばれる付加情報を含むことができるのに対し、デジタル透かしはデータが信号自体で伝達される。
一部の文脈において、デジタル透かしという言葉は透かしが加えられた信号とカバー信号との相違を意味するが、埋め込まれる情報はデジタル透かしと呼ばれる。透かしが埋め込まれる信号はホスト信号と呼ばれる。
透かしシステムは、主に、埋め込み(201)、攻撃(202)、検出(又は、抽出)(203)の、三つの異なる段階に区別される。
埋め込み(201)で、アルゴリズムは、ホスト及び埋め込まれるデータを取り込み、透かしされた信号を生成する。
透かしされた信号は伝送又は記憶されるが、主に、他の人に伝送される。この人が変更を加えると、これは攻撃(202)と呼ばれる。変更が悪意的でない場合もあるが、攻撃という用語は、著作権侵害者が変更によってデジタル透かしを除去しようとする著作権保護アプリケーションから発生したものである。様々な変更が可能である。例えば、データの非可逆圧縮、イメージ又は映像の切取り(cropping)、又は意図的に加える雑音などがありうる。
検出(203)は、攻撃された信号から透かしを抽出するために攻撃された信号に適用するアルゴリズムである。信号が伝送中に変更されなかった場合、透かしは依然として存在し、透かしの抽出が可能である。堅固な透かしアプリケーションでは、変更が強力であっても抽出アルゴリズムは透かしを正しく生成できる。ぜい弱な透かしでは、信号にいかなる変更が加えられても抽出アルゴリズムは失敗する。
埋め込まれた情報が数回の変形によって劣化しても、マーク付けされた信号から確実に検出されるとき、デジタル透かしは変形に対して堅固であるという。典型的なイメージ劣化は、JPEG圧縮、回転、切取り、付加的な雑音及び量子化である。ビデオコンテンツにおいて、一時的な変更及びMPEG圧縮が主にここに含まれる。透かしされたコンテンツが、本来の透かしが付加されていないコンテンツと知覚的に同等であるとき、透かしは感知できないという。一般に、堅固な透かし又は感知できない透かしは生成しやすいが、堅固、かつ感知できない透かしは生成し難いことが知られている。堅固、かつ感知できない透かしは、デジタルコンテンツの保護のための道具、例えば、専門的なビデオコンテンツで埋め込まれた“複製不許”フラグとして提案された。
デジタル透かし技術は、いくつかの方式に分類できる。
第一に、透かしは、若干の変形後に検出されないとき、ぜい弱であるという(堅固性)。ぜい弱な透かしは通常、改ざん検出(完全性立証)のために用いられる。明らかに明確な原著作物に加えた変形は、普通、透かしと呼ばれず、一般化バーコードと呼ばれる。良性変形には抵抗力があるが、悪性変形後には検出に失敗する透かしは、ややぜい弱であるという。ややぜい弱な透かしは、通常、悪性変形を検出するために用いられる。指定された部類の変形に抵抗力がある透かしは堅固であるという。堅固な透かしは、複製物を伝達し、制御情報に接続するために、複製防止アプリケーションで用いることができる。
第二に、本来のカバー信号とマーク付けされた信号とが知覚的に区別されない(区別され難い)とき、透かしは感知できないという(知覚性)。マーク付けされた信号での存在が明らかであるが、非侵入的(non−intrusive)であると、透かしは感知できるという。
第三に、容量に関して、埋め込まれたメッセージの長さは、二つの異なる主部類の透かし方式を決定する。
メッセージは概念上0ビットの長さを有し、システムは、マーク付けされたオブジェクトから透かしの存在有無を検出するために設計される。この種の透かし方式は、主に、イタリック0ビット又はイタリック存在透かし方式と呼ばれる。しばしばこの種の透かし方式は、1が透かしの存在を示すため(0は不在)、1ビット透かしと呼ばれる。
メッセージはnビット長のストリーム(n=|m|又はM={0,1}n)であり、透かしで変調される。この種の方式は主に、多ビット透かし又は非零ビット透かし方式と呼ばれる。
第四に、埋め込み段階にはいくつかの方式がある。マーク付けされた信号が付加的な変形によって得られるとき、透かし方法は帯域拡散と呼ばれる。帯域拡散透かしは適当に堅固であると知られているが、ホスト干渉のため情報容量が低いとも知られている。マーク付けされた信号が量子化によって得られるとき、透かし法は、量子化タイプのものという。量子化透かしは低い堅固性を有するが、ホスト干渉の排除によって高い情報容量を有する。マーク付けされた信号が帯域拡散法及び類似の付加的な変形によって埋め込まれるが、特別に空間領域で埋め込まれるとき、透かし法は振幅変調と呼ばれる。
図3は、本発明の一実施例による自動コンテンツ認識問合せ(query)結果フォーマットを示す図である。
既存の自動コンテンツ認識サービス処理システムによれば、放送局が実時間サービスのためのコンテンツとETVサービスのための強化データとを共に伝送し、TV受信機がコンテンツ及びETVサービスを受信する場合、実時間サービスのためのコンテンツは受信できるが、強化データは受信できない。
この場合、本発明の一実施例によれば、IPネットワークを用いた独立したIP信号通知(signaling)チャネルを用いて、既存の自動コンテンツ認識処理システムの問題を解決することができる。すなわち、TV受信機は、多チャネル放送事業者によって実時間サービスのためのコンテンツを受信することができ、独立したIP信号通知チャネルを介して強化データを受信することができる。
この場合、本発明の一実施例によれば、IP信号通知チャネルは、PSIPストリームが2値ストリームの形態で伝達及び処理されるように構成される。このとき、IP信号通知チャネルは、プル法又はプッシュ法を用いるように構成される。
プル法のIP信号通知チャネルは、HTTP要求/応答方法によって構成することができる。HTTP要求/応答方法によれば、PSIP2値ストリームは、HTTP要求信号に対するHTTP応答信号に含まれ、SignalingChannelURLによって伝送してもよい。この場合、ポーリングサイクルは、自動コンテンツ認識問合せ結果として伝達されたメタデータ内のPolling_cycleによって周期的に要求してもよい。また、更新される時間及び/又は周期に関する情報は、信号通知チャネルに含まれて伝送してもよい。この場合、受信機は、IP信号通知チャネルから受信した更新時間及び/又は周期情報に基づいてサーバに信号通知情報を要求することができる。
プッシュ法のIP信号通知チャネルは、XMLHTTPRequestアプリケーションプログラムインタフェースを用いて構成することができる。XMLHTTPRequestアプリケーションプログラムインタフェースを用いると、サーバから非同期で最新情報を受信することができる。これは、受信機にとっては、XMLHTTPRequestオブジェクトによってサーバに非周期的に信号通知情報を要求する方法であり、サーバにとっては、信号通知情報が変更された場合は、要求に応答してこのチャネルを介して信号通知情報を提供する方法である。セッションの待ち時間に制限があるときはセッションタイムアウト応答が生成され、受信機はセッションタイムアウト応答を認識し、信号通知情報を再び要求し、受信機とサーバとの間で信号通知チャネルを維持することができる。
IP信号通知チャネルを介して強化データを受信するために、受信機は透かし及び指紋を用いて動作することができる。指紋は、コンテンツ購買者に関する情報をコンテンツプロバイダの代わりにコンテンツに挿入する技術を指す。指紋が用いられると、受信機は、コンテンツを確認するために参照データベースを検索することができる。コンテンツを確認した結果は、自動コンテンツ認識問合せ結果と呼ばれる。自動コンテンツ認識問合せ結果は、TV視聴者に提供された問合せを含み、自動コンテンツ認識機能を実行するために問合せの情報に回答することができる。受信機は、自動コンテンツ認識問合せ結果に基づいてETVサービスを提供することができる。
コンテンツ識別子部301は、大域的、かつ一意ににコンテンツを識別するための識別子を示し、サービスを識別するための識別子であるグローバルサービス識別子部を含むことができる。
NTPタイムスタンプ部302は、自動コンテンツ認識問合せに用いられるサンプルフレーム間隔の特定時点がNTPタイムスタンプの形態で提供されるということを示すことができる。ここで、特定時点は、サンプルフレームの始点又は終点であってもよい。NTPは、インターネットによってコンピュータの時間を参照クロックに合わせるためのプロトコルを指し、タイムサーバと、コンピューターネットワーク上に分配されたクライアントとの間の時間同期のために用いることができる。NTPが協定世界時(UTC)を使用し、10msの正確度を保証するため、受信機はフレーム同期化動作を正確に処理することができる。
信号通知チャネル情報部303は、ETVサービスのためのIPネットワーク上の独立した信号通知チャネルのアクセス情報を示すことができる。
より具体的には、信号通知チャネル情報部303の下位部である信号通知チャネルURL部313は、信号通知チャネルのURL情報を示すことができる。信号通知チャネルURL部313は、更新モード部323及びポーリングサイクル部333を下位部として含むことができる。更新モード部323は、IP信号通知チャネルを介して情報を取得する方法を示す。例えば、プルモードでは、受信機は情報を取得するためにプル法によって周期的にポーリングを行うことができ、プッシュモードでは、サーバはプッシュ法によって受信機に情報を送信することができる。ポーリングサイクル部333は、更新モード部323がプルモードのとき、プル法によって受信機の基本ポーリングサイクル値を示すことができる。そして、自動コンテンツ認識問合せ結果に関する情報は、透かしベース自動コンテンツ認識システム上でオーディオ/ビデオコンテンツに挿入/埋め込みされて送信してもよい。受信機は、透かし抽出器によって自動コンテンツ認識問合せ結果情報を抽出及び取得した後、ETVサービスを提供することができる。この場合、ETVサービスを別途の自動コンテンツ認識サーバ無しで提供することができ、IPネットワークによる問合せは省略することができる。
図3は、本発明の一実施例による自動コンテンツ認識問合せ結果を示すXMLスキーマの図である。図3に示すように、自動コンテンツ認識問合せ結果のXMLフォーマットは、結果コード部310を含むことができ、自動コンテンツ認識問合せ結果タイプ300は、コンテンツ識別子部301、ネットワーク時間プロトコル(NTP)タイムスタンプ部302、信号通知チャネル情報部303、サービス情報部304、その他識別子部305を含むことができる。信号通知チャネル情報部303は、信号通知チャネルURL部313、更新モード部323、ポーリングサイクル部333を含むことができ、サービス情報部304は、サービス名部314、サービスロゴ部324、サービス記述部334を含むことができる。
次に、図3に示す自動コンテンツ認識問合せ結果のXMLスキーマの図を詳しく説明し、XMLスキーマの例を説明する。
結果コード部310は、自動コンテンツ認識問合せの結果値を示すことができる。これは問合せの成功又は失敗と、問合せに失敗したときの失敗理由とをコード値の形態で示すことができる。例えば、結果コード部310の値が200のとき、これは問合せに成功し、それに該当するコンテンツ情報が返却されたということを示す。結果コード部310の値が404のとき、これは、コンテンツが発見されなかったことを示す。
受信機は基本ポーリングサイクル値を特定し、任意時間間隔で要求信号をサーバに送信することによって、サーバが要求によって過負荷となることを防止することができる。
サービス情報部304は、放送チャネルに関する情報を示すことができる。コンテンツID部301は、視聴者によって現在視聴されているサービスの識別子を示すことができ、サービス情報部304は、放送チャネルに関する具体的な情報を示すことができる。例えば、サービス情報部304が示す具体的な情報は、チャネル名、ロゴ、又は文字説明であってもよい。
より具体的には、サービス情報部304の下位部であるサービス名部314は、チャネル名を示すことができ、サービスロゴ部324は、チャネルロゴを示すことができ、サービス記述部334は、チャネル文字説明を示すことができる。
次に、本発明の一実施例による図3に示した自動コンテンツ認識問合せ結果のエレメントのXMLスキーマを示す。
<xs:complexType name="ACR-ResultType">
<xs:sequence>
<xs:element name="ContentID" type="xs:anyURI"/>
<xs:element name="NTPTimestamp" type="xs:unsignedLong"/>
<xs:element name="SignalingChannelInformation">
<xs:complexType>
<xs:sequence>
<xs:element name="SignalingChannelURL" maxOccurs="unbounded">
<xs:complexType>
<xs:simpleContent>
<xs:extension base="xs:anyURI">
<xs:attribute name="UpdateMode">
<xs:simpleType>
<xs:restriction base="xs:string">
<xs:enumeration value="Pull"/>
<xs:enumeration value="Push"/>
</xs:restriction>
</xs:simpleType>
</xs:attribute>
<xs:attribute name="PollingCycle" type="xs:unsignedInt"/>
</xs:extension>
</xs:simpleContent>
</xs:complexType>
</xs:element>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
</xs:element>
<xs:element name="ServiceInformation">
<xs:complexType>
<xs:sequence>
<xs:element name="ServiceName" type="xs:string"/>
<xs:element name="ServiceLogo" type="xs:anyURI" minOccurs="0"/>
<xs:element name="ServiceDescription" type="xs:string" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
</xs:element>
<xs:any namespace="##other" processContents="skip" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/>
</xs:sequence>
<xs:attribute name="ResultCode" type="xs:string" use="required"/>
<xs:anyAttribute processContents="skip"/>
</xs:complexType>
図4は、本発明の一実施例によるコンテンツ識別子の構文を示す図である。
図4は、本発明の一実施例によるATSC標準に基づくコンテンツ識別子の構文を示す。ATSCコンテンツ識別子は、受信機によって受信したコンテンツを識別するための識別子として用いることができる。
また、図4に示すコンテンツ識別子の構文は、図3で説明した自動コンテンツ認識問合せ結果フォーマットのコンテンツ識別子部の構文である。
ATSCコンテンツ識別子は、一意性の期間を有し、送信加入者識別情報(Transmitting Subscriber Identification、TSID)及び「家屋番号」(house number)で構成された構造である。家屋番号は、ここに制約されたとおり、TSIDの保有者が所望するいずれかの番号である。番号は、TSIDそれぞれの値に対して一意である。ATSCコンテンツ識別子構造の構文は、図4に定義したとおりである。
16ビットの符号無し整数フィールドであるTSIDは、transport_stream_idの値を含む。米国においてこの値の割当権限はFCCにある。メキシコ、カナダ、米国に対する範囲は、これら国家間の公式協約によって設定された。他の地域の値は任意の権限によって設定される。
5ビットの符号無し整数であるend_of_dayフィールドは、放送日(broadcast day)が終了する日の、UTCで表された時間であって、その後にcontent_id値がunique_forに従って再使用されうる瞬間に設定される。このフィールドの値は、0?23の範囲にある。値24?31は予約されている。このフィールドの値は放送局ごとに固定されることが期待される。
9ビットの符号無し整数であるunique_forフィールドは、最終桁の数が切り上げられ、end_of_dayが示す時間に関して測定された、content_id値が他のコンテンツに再割当されない日数に設定される。その値は1乃至511の範囲にある。0は禁止される。511は“無期限”という特別な意味がある。このとき、このフィールドの値は、家屋番号付け方法が変更されるときにだけ変更され、放送局ごとに本質的に固定されることが期待される。また、復号器は、unique_forフィールドの期限まで、記憶されたcontent_valuesを一意のものとして取扱うことができ、これは、記憶されたすべてのunique_forフィールドが0になるまで、end_of_dayに毎日1ずつ減少させることによって実行できる。
可変長フィールドであるcontent_idフィールドは、家屋番号システム又はTSIDの値のためのシステムによって識別子の値に設定できる。このような各値は、end_of_day及びunique_forフィールドの値によって設定された一意性の期間内では、他のコンテンツに割り当てることができない。当該識別子は、人が読み取りできる値、及び/又は2進値のいずれかの組合せであってよく、家屋番号の形態と完全に一致する必要はなく、242バイトを越えない。
また、本発明の一実施例による受信機が、図4に示したコンテンツ識別子の構文からサービスを大域的に一意に識別できない場合、本発明の一実施例による受信機は、グローバルサービス識別子を用いてサービスを識別することができる。本発明の一実施例によるグローバルサービス識別子は、図3で説明した自動コンテンツ認識問合せ結果フォーマットのコンテンツ識別子部に含めることができる。
以下、[例示1]は、本発明の一実施例によるURIフォーマットのグローバルサービス識別子を示す。[例示1]のグローバルサービス識別子は、ATSC−M/Hサービスのために用いることができる。
[例示1]urn:oma:bcast:iauth:atsc:service:<region>:<xsid>:<serviceid>
<region>は、ISO639−2によって特定される2文字国際国コード(言語コード)である。
<xsid>は、当該地域で定義されたとおり、地域サービスに対してはTSIDの10進符号と定義される。<xsid>は、地域サービスに対しては(major>69)、“0”と定義される。
<serviceid>は、<major>.<minor>と定義される。ここで、<major>は主チャネル番号を示すことができ、<minor>は副チャネル番号を示すことができる。
上述したグローバルサービス識別子は、次のようなURIフォーマットで表現することができる。
[例示2]urn:oma:bcast:iauth:atsc:service:us:1234:5.1
[例示3]urn:oma:bcast:iauth:atsc:service:us:0:100.200
また、本発明の一実施例による受信機は、上述したグローバルサービス識別子に基づいて、グローバルコンテンツ識別子を用いてコンテンツを識別することができる。
以下、[例示4]は、本発明の一実施例によるURIフォーマットのグローバルコンテンツ識別子を示す。[例示4]のグローバルサービス識別子は、ATSCサービスのために用いることができる。具体的には、[例示4]は、本発明の一実施例によるグローバルコンテンツ識別子としてATSCコンテンツ識別子が用いられた場合を示す。
[例示4]urn:oma:bcast:iauth:atsc:content:<region>:<xsidz>:<contentid>:<unique_for>:<end_of_day>
<region>は、ISO 639−2[4]によって特定される2文字国際国コードである。
<xsidz>は、当該地域で定義されたとおり、地域サービスに対してはTSIDの10進符号と定義される。ここには、放送する放送局が<serviceid>を使用せず、グローバルコンテンツ識別子の一意性を保証できない限り、“.”<serviceid>が続く。<xsidz>は、地域サービスに対しては(major>69)、<serviceid>と定義される。
双方の場合において、<serviceid>は、セクションA1でコンテンツを伝達するサービスに対して定義されたとおりである。<content_id>は、content_idフィールドを2進列(binary string)と考えた、図4で定義したcontent_idフィールドのbase64[5]符号である。<unique_for>は、図4で定義したunique_forフィールドの10進符号である。<end_of_day>は、図4で定義したend_of_dayフィールドの10進符号である。
上述した例示のとおりに定義されたフォーマットを持つATSCコンテンツ識別子を、自動コンテンツ認識処理システム上でコンテンツを識別するために用いることができる。
以下、本発明の一実施例による図5及び図6と関連して、透かし及び指紋技術を具現できるように設計された受信機を説明する。図5及び図6の構成は設計者の意図によって変更してもよい。
図5は、本発明の一実施例による受信機の構造を示す図である。
具体的には、図5は、透かしを用いて自動コンテンツ認識ベースETVサービスに対応する受信機の構成の一例を示す。
図5に示すように、本発明の一実施例による自動コンテンツ認識ベースETVサービスに対応する受信機は、入力データプロセッサ、ATSCメインサービスプロセッサ、ATSC携帯端末向け(mobile handheld、MH)サービスプロセッサ、及び/又は自動コンテンツ認識サービスプロセッサを含むことができる。入力データプロセッサは、チューナ/復調器400及び/又は残留側波帯復号器401を含むことができる。ATSCメインサービスプロセッサは、トランスポートプロトコル(TP)デマルチプレクサ402、非実時間ガイド情報プロセッサ403、デジタル記憶媒体コマンド制御プロトコル(digital storage media commandand control、DSM−CC)アドレス指定可能セクションパーサ404、IP/UDPパーサ405、片方向伝送路用ファイル配信プロトコル(file delivery over unidirectional transport、FLUTE)パーサ406、メタデータモジュール407、ファイルモジュール408、電子サービスガイド(ESG)/データ搬送波検出(data carrier detect、DCD)ハンドラ409、記憶制御モジュール410、ファイル/トランスポートプロトコルスイッチ411、再生制御モジュール412、第1記憶装置413、IPパケット記憶制御モジュール414、インターネット接続制御モジュール415、IPインタフェース416、ライブ/録画スイッチ417、ファイル(オブジェクト)復号器418、トランスポートプロトコル/PES(packetized elementary stream)復号器420、PSI(program specific information)/PSIP(program and system information protocol)復号器421、及び/又は電子番組ガイド(electronic program guide、EPG)ハンドラ422を含むことができる。ATSC MHサービスプロセッサは、メイン/MH/非実時間スイッチ419、MHベースバンドプロセッサ423、MH物理層適応プロセッサ424、IPスタック425、ファイルハンドラ426、ESGハンドラ427、第2記憶装置428、及び/又はストリーミングハンドラ429を含むことができる。自動コンテンツ認識サービスプロセッサは、メイン/MH/非実時間スイッチ419、オーディオ/ビデオ復号器430、オーディオ/ビデオ処理モジュール431、外部入力ハンドラ432、透かし抽出器433、及び/又はアプリケーション434を含むことができる。
次に、各プロセッサの各モジュールの動作について説明する。
入力データプロセッサで、チューナ/復調器400は、アンテナから受信した放送信号を選択及び復調することができる。この処理によって、残留側波帯シンボルを抽出することができる。残留側波帯復号器401は、チューナ/復調器400によって抽出された残留側波帯シンボルを復号することができる。
残留側波帯復号器401は、復号によるATSCメインサービスデータ及びMHサービスデータを出力することができる。ATSCメインサービスデータはATSCメインサービスプロセッサに伝達されて処理され、MHサービスデータはATSC MHサービスプロセッサに伝達されて処理されうる。
ATSCメインサービスプロセッサは、MH信号を除くメインサービスデータを自動コンテンツ認識サービスプロセッサに伝達するために、メインサービス信号を処理することができる。トランスポートプロトコルデマルチプレクサ402は、残留側波帯信号を介して送信されたATSCメインサービスデータの送信パケットを逆多重化して、他の処理モジュールに伝達することができる。すなわち、トランスポートプロトコルデマルチプレクサ402は、放送信号のエレメントがそれぞれ放送受信機のモジュールによって処理されるように、伝送パケットに含まれた様々な情報を逆多重化して伝達することができる。逆多重化されたデータは、実時間ストリーム、DSM−CCアドレス指定可能セクション、及び/又は非実時間サービステーブル/A/90&92信号通知テーブルを含むことができる。より具体的には、図5に示すように、トランスポートプロトコルデマルチプレクサ402は、実時間ストリームをライブ/録画スイッチ417に出力でき、DSM−CCアドレス指定可能セクションをDSM−CCアドレス指定可能セクションパーサ404に出力でき、非実時間サービステーブル/A/90&92信号通知テーブルを非実時間ガイド情報プロセッサ403に出力することができる。
非実時間ガイド情報プロセッサ403は、トランスポートプロトコルデマルチプレクサ402から非実時間サービステーブル/A/90&92信号通知テーブルを受信し、FLUTセッション情報を抽出してDSM−CCアドレス指定可能セクションパーサ404に伝達することができる。DSM−CCアドレス指定可能セクションパーサ404は、トランスポートプロトコルデマルチプレクサ402からDSM−CCアドレス指定可能セクションを受信し、非実時間ガイド情報プロセッサ403からFLUTセッション情報を受信し、DSM−CCアドレス指定可能セクションを処理することができる。IP/UDPパーサ405は、DSM−CCアドレス指定可能セクションパーサ404からデータ出力を受信し、IP/UDPによって伝送されたIPデータグラムをパースすることができる。FLUTEパーサ406は、IP/UDPパーサ405から出力されたデータを受信し、非同期階層符号化(asynchronous layered coding、ALC)オブジェクトの形態で伝送されたデータサービスを伝送するためのFLUTEデータを処理することができる。メタデータモジュール407及びファイルモジュール408は、FLUTEパーサ406から出力されたデータを受信し、メタデータ及び復元されたファイルを処理することができる。ESG/DCDハンドラ409は、メタデータモジュール407から出力されたデータを受信し、放送番組に関連した電子サービスガイド及び/又は下りリンクチャネル記述子を処理することができる。復旧されたファイルは、参照指紋及びATSC 2.0コンテンツのようなファイルオブジェクトの形態で記憶制御モジュール410に伝達されうる。ファイルオブジェクトは、記憶制御モジュール410によって処理され、正常ファイル及びトランスポートプロトコルファイルに分離されて第1記憶装置413に記憶されうる。再生制御モジュール412は、記憶されたファイルオブジェクトを更新し、ファイルオブジェクトをファイル/トランスポートプロトコルスイッチ411に伝達して、正常ファイル及びトランスポートプロトコルファイルを復号することができる。ファイル/トランスポートプロトコルスイッチ411は、正常ファイル及びトランスポートプロトコルファイルが別個の経路を通じて復号されるように、正常ファイルはファイル復号器418に伝達し、トランスポートプロトコルファイルはライブ/録画スイッチ417に伝達する。
ファイル復号器418は、正常ファイルを復号して自動コンテンツ認識サービスプロセッサに伝達することができる。復号された正常ファイルは、自動コンテンツ認識サービスプロセッサのメイン/MH/非実時間スイッチ419に伝達することができる。トランスポートプロトコルファイルは、ライブ/録画スイッチ417の制御下に、トランスポートプロトコル/PES復号器420に伝達することができる。トランスポートプロトコル/PES復号器420は、トランスポートプロトコルファイルを復号し、PSI/PSIP復号器421は、復号されたトランスポートプロトコルファイルを再び復号する。EPGハンドラ422は、復号されたトランスポートプロトコルファイルを処理し、ATSCによってEPGサービスを処理することができる。
ATSC MHサービスプロセッサは、ATSC MHサービスデータを自動コンテンツ認識サービスプロセッサに送信するためにMH信号を処理することができる。より具体的には、MHベースバンドプロセッサ423は、ATSC MHサービスデータを送信に適したパルス波形に切り替えることができる。MH物理層適応プロセッサ424は、ATSC MHサービスデータをMH物理階層に適した形態として処理することができる。
IPスタック425は、MH物理層適応プロセッサ424から出力されたデータを受信し、インターネット送信/受信のための通信プロトコルによって処理することができる。ファイルハンドラ426は、IPスタック425から出力されたデータを受信し、応用階層のファイルを処理することができる。ESGハンドラ427は、ファイルハンドラ426から出力されたデータを受信し、モバイルESGを処理することができる。また、第2記憶装置428は、ファイルハンドラ426から出力されたデータを受信し、ファイルオブジェクトを記憶することができる。また、IPスタックモジュール425から出力されたデータの一部は、ATSCによるモバイルESGサービスの代わりに受信機の自動コンテンツ認識サービスのためのデータになり得る。この場合、ストリーミングハンドラ429は、実時間転送プロトコル(RTP)によって受信された実時間ストリーミングを処理して自動コンテンツ認識サービスプロセッサに伝達することができる。
自動コンテンツ認識サービスプロセッサのメイン/MH/非実時間スイッチ419は、ATSCメインサービスプロセッサ及び/又はATSC MHサービスプロセッサから出力された信号を受信することができる。オーディオ/ビデオ復号器430はメイン/MH/非実時間スイッチ419から受信された圧縮オーディオ/ビデオデータを復号することができる。復号されたオーディオ/ビデオデータは、オーディオ/ビデオ処理モジュール431に伝達できる。
外部入力ハンドラ432は、外部入力によって受信されたオーディオ/ビデオコンテンツを処理してオーディオ/ビデオ処理モジュール431に伝送することができる。
オーディオ/ビデオ処理モジュール431は、オーディオ/ビデオ復号器430及び/又は外部入力ハンドラ432から受信されたオーディオ/ビデオデータを処理して画面に表示することができる。この場合、透かし抽出器433は、オーディオ/ビデオデータから透かしの形態で挿入されたデータを抽出することができる。抽出された透かしデータは、アプリケーション434に伝達できる。アプリケーション434は、自動コンテンツ認識機能に基づく強化サービスを提供し、放送コンテンツを確認し、そこに関連した強化データを提供することができる。アプリケーション434が強化データをオーディオ/ビデオ処理モジュール431に伝達すると、オーディオ/ビデオ処理モジュール431は、受信したオーディオ/ビデオデータを処理して画面に表示することができる。
具体的には、図5に示す透かし抽出器433は、外部入力を介して受信されたオーディオ/ビデオデータから、透かしの形態で挿入されたデータ(又は、透かし)を抽出することができる。透かし抽出器433は、オーディオデータから透かしを抽出したり、ビデオデータから透かしを抽出したり、又はオーディオデータ及びビデオデータから透かしを抽出したりすることができる。透かし抽出器433は、抽出された透かしからチャネル情報及び/又はコンテンツ情報を取得することができる。
本発明の一実施例による受信機は、透かし抽出器433が取得したチャネル情報及び/又はコンテンツ情報を用いて、ATSC MHチャネルを選択し、当該コンテンツ及び/又はメタデータを受信することができる。また、本発明の一実施例による受信機は、インターネットによって当該コンテンツ及び/又はメタデータを受信することもできる。その後、受信機は、トリガなどを用いて、受信したコンテンツ及び/又はメタデータを表示することができる。
図6は、本発明の他の実施例による受信機の構造を示す図である。
より具体的には、図6は、透かしを用いて自動コンテンツ認識ベースETVサービスに対応する受信機の構成の一例を示す。
図6に示す本発明の一実施例による受信機の基本構造は、図5に図示された受信機に基本構造と同一である。ただし、図6に示す受信機は、本発明の一実施例によって指紋抽出器535及び/又は指紋比較器536を更に含むことができるという相違点がある。また、図6に示す受信機は、図5に示した構成エレメントのうち、透かし抽出器433を含めなくてもよい。
図6の基本的な構成は、図5に示した受信機の基本的な構成と同一であり、その説明を省略する。以下、指紋抽出器535及び/又は指紋比較器536を中心に受信機の動作を説明する。
指紋抽出器535は、外部入力を介して受信されたA/Vコンテンツに挿入されたデータ(又は、署名)を抽出することができる。本発明の一実施例による指紋抽出器535は、オーディオコンテンツから署名を抽出したり、ビデオコンテンツから署名を抽出したり、又はオーディオコンテンツ及びビデオコンテンツから署名を抽出したりすることができる。
指紋比較器536は、A/Vコンテンツから抽出された署名を用いてチャネル情報及び/又はコンテンツ情報を取得することができる。本発明の一実施例による指紋比較器536は、局所探索及び/又は遠隔探索によってチャネル情報及び/又はコンテンツ情報を取得することができる。
具体的には、図6に示すように、指紋比較器536が記憶装置537にアクセスして動作するルートを局所探索という。また、図6に示すように、指紋比較器536がインターネット接続制御モジュール538にアクセスして動作するルートを遠隔探索という。以下、局所探索及び遠隔探索について説明する。
本発明の一実施例による局所探索によれば、指紋比較器535は、抽出された署名と記憶装置537に記憶された参照指紋とを比較することができる。参照指紋は、指紋比較器536が抽出された署名を処理するために更に受信するデータである。
具体的には、指紋比較器536は、抽出された署名と参照指紋とを照合して両者が同一であるか否か比較し、チャネル情報及び/又はコンテンツ情報を取得することができる。
比較の結果、抽出された署名と参照指紋とが同一である場合、指紋比較器536は、比較の結果をアプリケーションに伝達することができる。アプリケーションは、比較の結果を用いて、抽出された署名と関連したチャネル情報及び/又はコンテンツ情報を受信機に伝達することができる。
比較の結果、抽出された署名と参照指紋とが一致しないか、又は参照指紋が不足している場合、指紋比較器536は、ATSC MHチャネルを介して新しい参照指紋を受信することができる。その後、指紋比較器536は、抽出された署名と参照指紋とを再び比較することができる。
また、本発明の一実施例による遠隔探索によれば、指紋比較器536は、インターネット上の署名データベースサーバからチャネル情報及び/又はコンテンツ情報を受信することができる。
具体的には、指紋比較器536は、インターネット接続制御モジュール538を介してインターネットに接続して署名データベースサーバにアクセスすることができる。その後、指紋比較器536は、抽出された署名を問合せパラメータとして署名データベースサーバに伝達することができる。
すべて放送局が一つの統合された署名データベースサーバを用いる場合、指紋比較器536は、当該署名データベースサーバに問合せパラメータを伝達することができる。放送局が個別に署名データベースサーバを運営する場合、指紋比較器536は、それぞれの署名データベースに問合せパラメータを伝達することができる。又は、指紋比較器536は、二つ以上の署名データベースサーバに同時に問合せパラメータを伝達することもできる。
本発明の一実施例による受信機は、指紋比較器536が取得したチャネル情報及び/又はコンテンツ情報を用いて、ATSC M/Hチャネルを選択し、該当のコンテンツ及び/又はメタデータを受信することができる。その後、受信機は、トリガなどを用いて、受信されたコンテンツ及び/又はメタデータを表示することができる。
図7は、本発明の一実施例によるデジタル放送システムを示す図である。
具体的には、図7は、個人化サービスのためのデジタル放送受信機(又は、受信機)を含む個人化放送システムを示す。本発明の一実施例による個人化サービスは、利用者情報に基づいて利用者に適したコンテンツを選別して提供するサービスである。また、本発明の一実施例による個人化放送システムは、ATSC 2.0又は個人化されたサービスを提供する次世代放送サービスを提供することができる。
本発明では、利用者情報の一実施例として、利用者のプロファイル、人口統計及び興味情報(又は、PDIデータ)を定義する。以下では、個人化放送システムの構成エレメントについて説明する。
アンケートに対する回答は、総合すると、利用者のプロファイル、人口統計、興味(PDI)を示す。アンケート及び特定利用者によって与えられた回答を要約したデータ構造は、PDIアンケート又はPDIテーブルと呼ばれる。データ構造は、使用可能なとき、回答を含むことができるが、PDIテーブルは、ネットワーク、放送局、又はコンテンツプロバイダによって提供されるため、回答データを含まない。PDIテーブルにおいてエントリの質問部分は、非公式的に、“PDI−質問”又は“PDI−Q”と呼ばれる。与えられたPDI質問に対する回答は、非公式的に、“PDI−A”と呼ばれる。選択基準の集合は、非公式的に、“PDI−FC”と呼ばれる。
ATSC 2.0可能受信機のようなクライアント装置は、アンケートで質問に対する回答の生成を可能にする機能を含む(PDI−Aインスタンス)。このPDI生成機能は、PDI−Qインスタンスを入力として用い、PDI−Aインスタンスを出力として生成する。PDI−Qインスタンス及びPDI−Aインスタンスの両方とも、受信機の不揮発性記憶装置に記憶される。クライアントは、PDI−AインスタンスとPDI−FCインスタンスとを比較し、どのコンテンツアイテムがダウンロード及び使用に適合するかを決定する選択機能を提供する。
図示のように、サービスプロバイダ側では、PDIテーブルを維持及び分配するための機能が実現される。コンテンツと共にコンテンツメタデータが生成される。メタデータの一部がPDIテーブルにおいて質問に基づくPDI−FCインスタンスである。
図7に示すように、個人化放送システムは、コンテンツプロバイダ(又は、放送局)707及び/又は受信機700を含むことができる。本発明の一実施例による受信機700は、PDIエンジン701、選択エンジン702、PDI記憶装置703、コンテンツ記憶装置704、宣言コンテンツモジュール705及び/又は利用者インタフェース(UI)モジュール706を含むことができる。また、図7に示すように、本発明の一実施例による受信機700は、コンテンツプロバイダ707からコンテンツなどを受信することができる。上述した個人化放送システムの構造は設計者の意図によって変更してもよい。
本発明の一実施例によるコンテンツプロバイダ707は、コンテンツ、PDIアンケート及び/又は選択基準を受信機700に伝送することができる。アンケート及び特定利用者によって与えられた回答を要約したデータ構造はPDIアンケートと呼ばれる。本発明の一実施例によるPDIアンケートは、利用者のプロファイル、人口統計、興味などに関する質問(又は、PDI質問)を含むことができる。
受信機700は、コンテンツプロバイダ707から受信したコンテンツ、PDIアンケート及び/又は選択基準を処理することができる。以下、図7に示す受信機700に含まれたモジュールの動作を中心に説明する。
本発明の一実施例によるPDIエンジン701は、まず、コンテンツプロバイダ707が提供するPDIアンケートを受信することができる。PDIエンジン701は、受信したPDIアンケートに含まれたPDI質問をUIモジュール706に伝達することができる。当該PDI質問に関する利用者の入力がある場合、PDIエンジン701は、当該PDI質問に対する利用者の回答及びその他の情報(以下、PDI回答)をUIモジュール706から受信することができる。その後、PDIエンジン701は、個人化サービスを提供するためにPDI質問及びPDI回答を処理してPDIデータを生成することができる。すなわち、本発明の一実施例によるPDIデータは、上述したPDI質問及び/又はPDI回答を含むことができる。したがって、PDIアンケートに対するPDI回答は、総合すると、利用者のプロファイル、人口統計、興味(又は、PDI)を表す。
また、本発明の一実施例によるPDIエンジン701は、受信したPDI回答を用いてPDIデータを更新することができる。具体的には、PDIエンジン701は、PDI回答のIDを用いて、PDIデータを削除、追加及び/又は修正することができる。本発明の一実施例によるPDI回答のIDの具体的な内容は後述する。また、他のモジュールでPDIデータの受信を要求する場合、PDIエンジン701は、当該要求に適したPDIデータを当該モジュールに伝達することができる。
本発明の一実施例による選択エンジン702は、PDIデータ及び選択基準に応じてコンテンツを選択することができる。選択基準とは、PDIデータを用いて利用者に適したコンテンツだけを選択するための基準(選択基準)の集合を意味する。具体的には、選択エンジン702は、PDIエンジン701からPDIデータを受信することができ、コンテンツプロバイダ707からコンテンツ及び/又は選択基準を受信することができる。また、コンテンツプロバイダ707は、宣言コンテンツに関するパラメータを伝送するとき、当該宣言コンテンツと関連した選択基準テーブルを併せて伝送することができる。その後、選択エンジン702は、選択基準とPDIデータとを照合して比較し、比較の結果を用いてコンテンツを選択してダウンロードすることができる。ダウンロードしたコンテンツは、コンテンツ記憶装置704に記憶することができる。選択方法及び選択基準に関する具体的な内容は、図9及び図10で後述する。
本発明の一実施例によるUIモジュール706は、PDIエンジン701から受信したPDI質問を表示し、当該PDI質問に対して利用者からPDI回答を受信することができる。利用者は、表示されたPDI質問に対してリモコンを用いてPDI回答を受信機700側に伝達することができる。UIモジュール706は、受信したPDI回答をPDIエンジン701に伝達することができる。
本発明の一実施例による宣言コンテンツモジュール705は、PDIエンジン701にアクセスしてPDIデータを取得することができる。また、図7に示すように、宣言コンテンツモジュール705は、コンテンツプロバイダ707が提供する宣言コンテンツを受信することができる。本発明の一実施例による宣言コンテンツは、受信機700で実行されるアプリケーションに関するコンテンツであって、TDOのような宣言オブジェクト(DO)を含むことができる。
また、図7には示していないが、本発明の一実施例による宣言コンテンツモジュール705は、PDI記憶装置703にアクセスしてPDI質問及び/又はPDI回答を取得することができる。この場合、宣言コンテンツモジュール705は、アプリケーションプログラムインタフェース(API)を用いることができる。具体的には、宣言コンテンツモジュール705はAPIを用いてPDI記憶装置703を取得(retrieve)することによって、少なくとも一つ以上のPDI質問を取得することができる。その後、宣言コンテンツモジュール705は、UIモジュール706を介してPDI質問を伝達したり、又はPDI回答を受信し、受信したPDI回答をPDI記憶装置703に伝達したりすることができる。
本発明の一実施例によるPDI記憶装置703は、PDI質問及び/又はPDI回答を記憶することができる。
本発明の一実施例によるコンテンツ記憶装置704は、選択されたコンテンツを記憶することができる。
上述したとおり、図7に示すPDIエンジン701は、コンテンツプロバイダ707からPDIアンケートを受信することができる。受信機700は、UIモジュール706を介して受信したPDIアンケートのPDI質問を表示し、当該PDI質問に対するPDI回答を利用者から受信することができる。PDIエンジン701は、PDI質問及び/又はPDI回答を含むPDIデータを選択エンジン702に伝達することができる。選択エンジン702は、PDIデータと選択基準を用いてコンテンツを選択することができる。したがって、受信機700は、選択されたコンテンツを利用者に提供することによって個人化サービスを具現することができる。
図8は、本発明の他の実施例によるデジタル放送システムを示す図である。
具体的には、図8は、個人化サービスのための受信機を含む個人化放送システムの構造を示すものである。本発明の一実施例による個人化放送システムは、ATSC 2.0サービスを提供することができる。以下では、個人化放送システムの構成エレメントについて説明する。
図8に示すように、個人化放送システムは、コンテンツプロバイダ(又は、放送局)807及び/又は受信機700を含むことができる。本発明の一実施例による受信機800は、PDIエンジン801、選択エンジン802、PDI記憶装置803、コンテンツ記憶装置804、宣言コンテンツモジュール805、UIモジュール806、使用監視エンジン808及び/又は使用ログモジュール809を含むことができる。また、図7に示すように、本発明の一実施例による受信機は、コンテンツプロバイダ807からコンテンツなどを受信することができる。図8の基本的なモジュールは、図7のモジュールと同一であるが、図8の放送システムは、使用監視エンジン808及び/又は使用ログモジュール809を更に含む点が図7の放送システムと異なる。上述した個人化放送システムの構造は設計者の意図によって変更してもよい。以下、使用監視エンジン808及び使用ログモジュール809を中心に説明する。
本発明の一実施例による使用ログモジュール809は、利用者の放送サービス使用内訳に関する情報(又は、履歴情報)を記憶することができる。履歴情報は二つ以上の使用データを含むことができる。本発明の一実施例による使用データは、一定時間で利用者がどのような放送サービスを用いたかに関する情報を意味する。具体的には、使用データは、午後9時にニュースを40分間視聴したという情報、午後11時に恐怖映画をダウンロードしたという情報などを含むことができる。
本発明の一実施例による使用監視エンジン808は、利用者の放送サービス使用現況を持続して監視することができる。その後、使用監視エンジン808は、監視結果を用いて、使用ログモジュール809に記憶された使用データを削除、追加及び/又は修正することができる。また、本発明の一実施例による使用監視エンジン808は使用データをPDIエンジン801に伝達でき、PDIエンジン801は、伝達されてきた使用データを用いてPDIデータを更新することができる。
図9は、本発明の他の実施例によるデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的には、図9は、図7及び図8で説明した個人化放送システムの選択エンジン及びPDIエンジンの動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、本発明の一実施例による受信機900は、選択エンジン901及び/又はPDIエンジン902を含むことができる。以下、本発明の一実施例による選択エンジン901及びPDIエンジン902の動作を説明する。上述した受信機の構造は設計者の意図によって変更してもよい。
図7で説明したとおり、コンテンツを選択するために、本発明の一実施例による受信機900は選択基準とPDIデータとを照合して比較することができる。
具体的には、本発明の一実施例による選択エンジン901は、コンテンツプロバイダから選択基準を受信し、PDIエンジン902にPDIデータを要求する信号(又は、PDIデータ要求信号)を伝達することができる。本発明の一実施例によるPDIエンジン902は、受信したPDIデータ要求信号によって、当該PDIデータ要求信号に対応するPDIデータを検索することができる。
図9に示す選択エンジン901は、基準IDを含むPDIデータ要求信号をPDIエンジン902に伝達することができる。上述したとおり、選択基準は、選択基準の集合であり、それぞれの選択基準は、選択基準を識別するための基準IDを含むことができる。また、本発明の一実施例による基準IDは、PDI質問及び/又はPDI回答を識別するために用いることができる。
PDIデータ要求信号を受信したPDIエンジン902は、PDI記憶装置にアクセスしてPDIデータを検索することができる。本発明の一実施例によるPDIデータは、PDI質問及び/又はPDI回答を識別するためのPDIデータIDを含むことができる。図9に示すPDIエンジン902は、基準IDとPDIデータIDとを照合し、基準IDとPDIデータIDとが同一であるか否かを比較することができる。
マッチングの結果、基準IDとPDIデータIDとが同一であり、これに対する値が同一である場合、受信機900は、該当のコンテンツをダウンロードすることができる。具体的には、本発明の一実施例による選択エンジン901は、コンテンツをダウンロードするためのダウンロード要求信号をコンテンツプロバイダに伝達することができる。
マッチングの結果、基準IDとPDIデータIDとが同一でない場合、図9に示すように、PDIエンジン902は選択エンジン901にヌル(null)IDを伝達することができる。ヌルIDを受信した選択エンジン901は、新しいPDIデータ要求信号をPDIエンジン902に伝達することができる。この場合、新しいPDIデータ要求信号は、新しい基準IDを含むことができる。
本発明の一実施例による受信機900は、上述の方法によって、選択基準に含まれたすべての選択基準とPDIデータとを照合することができる。照合の結果、すべての選択基準がPDIデータと一致する場合、選択エンジン901は、コンテンツをダウンロードするためのダウンロード要求信号をコンテンツプロバイダに伝達することができる。
図10は、本発明の他の実施例によるデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的には、図10は、図7及び図8で説明した個人化放送システムにおける選択エンジン及びPDIエンジンの動作を示すフローチャートである。
図10に示すように、本発明の一実施例による受信機1000は、選択エンジン1001及び/又はPDIエンジン1002を含むことができる。上述した受信機の構造は設計者の意図によって変更してもよい。図10に示す選択エンジン1001及びPDIエンジン1002の基本的な動作は、図9で説明したものと同一である。
ただし、選択基準とPDIデータとの照合の結果、基準IDとPDIデータIDとが同一でない場合、図10に示す受信機1000は、該当のコンテンツをダウンロードしないことを一実施例とすることができる。
具体的には、本発明の選択エンジン1001は、ヌルIDを受信する場合、新しいPDIデータ要求信号をPDIエンジン1002に伝達しないことを一実施例とすることができる。また、選択基準に含まれたすべての選択基準がPDIデータと一致しない場合、本発明の選択エンジン1001は、ダウンロード要求信号をコンテンツプロバイダに伝達しないことを一実施例とすることができる。
図11は、本発明の一実施例によるPDIテーブルを示す図である。
上述した図7の個人化放送システムは、個人化サービスを提供するためにPDIデータを使用する。PDIデータは、PDIテーブル形式で処理することができる。アンケート及び特定利用者によって与えられた回答を要約したデータ構造は、PDIアンケート又はPDIテーブルと呼ばれる。データ構造は、使用可能なときに回答を含むことができるが、PDIテーブルは、ネットワーク、放送局、又はコンテンツプロバイダによって提供されるために、回答データを含まない。PDIテーブル内のエントリの質問部分は、非公式的に、“PDI−質問”又は“PDI−Q”と呼ばれる。与えられたPDI質問に対する回答は、非公式的に、“PDI−A”と呼ばれる。選択基準の集合は、非公式的に、“PDI−FC”と呼ばれる。本発明のPDIテーブルはXMLスキーマで表現されることを一実施例とする。本発明の一実施例によるPDIテーブルのフォーマットは、設計者の意図によって変更してもよい。
図11に示すように、本発明の一実施例によるPDIテーブルは、属性1110及び/又はPDIタイプエレメントを含むことができる。本発明の一実施例による属性1110は、取引(transactional)属性1100、時間(time)属性1101を含むことができる。本発明の一実施例によるPDIタイプエレメントは、数値選択回答問題(Question with Integer Answer、QIA)エレメント1102、正誤回答問題(Question with Boolean Answer、QBA)エレメント1102、選択回答問題(Question with Selection Answer、QSA)エレメント1104、記述式回答問題(Question with Text Answer、QTA)エレメント1105及び/又は自由回答問題(Question with Any−format Answer、QAA)エレメント1106を含むことができる。以下、図11に示すPDIテーブルの構成エレメントについて説明する。
具体的には、図11に示す属性1110は、本発明の一実施例によるPDIテーブル自体の属性情報を示すことができる。そのため、PDIテーブルが含むPDIタイプエレメントが変わっても、属性1110は、本発明の一実施例によるPDIテーブルに同一に表現されうる。例えば、本発明の一実施例によるtransactional属性1100は、PDI質問の目的に関する情報を示すことができる。本発明の一実施例によるtime属性1101は、PDIテーブルが生成されるか、更新された時間に関する情報を示すことができる。この場合、それぞれ異なるPDIタイプエレメントを含むPDIテーブルは、PDIタイプエレメントが変わってもtransactional属性1100及び/又はtime属性1101を含むことができる。
また、本発明の一実施例によるPDIテーブルは、ルートエレメントとして一つ又は二つ以上のPDIタイプエレメント1102を含むことができる。この場合、PDIタイプエレメント1102は、リスト形式で表現してもよい。
本発明の一実施例によるPDIタイプエレメントは、PDI回答のタイプによって区別できる。例えば、本発明の一実施例によるPDIタイプエレメントは、“QxA”エレメントと呼ぶことができ、この場合、“x”は、PDI回答のタイプによって決定することができる。本発明の一実施例によるPDI回答のタイプは、数値タイプ、正誤タイプ、選択タイプ、記述タイプ、及びこれら4つのタイプ以外の任意形態の回答を含むタイプを含むことができる。
本発明の一実施例によるQIAエレメント1103は、一つのPDI質問及び/又は当該PDI質問に対する数値タイプのPDI回答を含むことができる。
本発明の一実施例によるQBAエレメント1104は、一つのPDI質問及び/又は当該PDI質問に対する正誤タイプのPDI回答を含むことができる。
本発明の一実施例によるQSAエレメント1105は、一つのPDI質問及び/又は当該PDI質問に対する多肢選択タイプのPDI回答を含むことができる。
本発明の一実施例によるQTAエレメント1106は、一つのPDI質問及び/又は当該PDI質問に対する記述タイプのPDI回答を含むことができる。
本発明の一実施例によるQAAエレメント1107は、一つのPDI質問及び/又は当該PDI質問に対する数値、正誤、多肢選択及び記述形態以外の形態のPDI回答を含むことができる。
図12は、本発明の他の実施例によるPDIテーブルを示す図である。
具体的には、図12は、図11で説明したPDIタイプエレメントのうち、QIAエレメントのXMLスキーマを示す図である。
図12に示すように、QIAエレメントは、PDI質問タイプと関連した特徴に関する情報を示す属性1210、id属性1220、質問エレメント1230及び/又は回答エレメント1240を含むことができる。
具体的には、本発明の一実施例による属性1210は、PDI質問の言語を示すlang属性を含むことができる。また、本発明の一実施例によるQIAエレメントの属性1210は、PDI回答が有し得る最小の整数値を示すminInclusive属性1230、及び/又はPDI回答が有し得る最大の整数値を示すmaxInclusive属性1240を含むことができる。
また、本発明の一実施例によるid属性1220は、PDI質問及び/又はPDI回答を識別するのに用いることができる。
また、本発明の一実施例による質問エレメント1230は、PDI質問自体を含むことができる。図12に示すように、質問エレメント1230は、PDI質問に関する情報を示す属性を含むことができる。例えば、質問エレメント1230は、PDI質問が生成された時間又はPDI質問が伝送された時間を示すtime属性1231及び/又はPDI質問の有効時間を示す期限(expiration)属性1232を含むことができる。
また、本発明の一実施例による回答エレメント1240は、PDI回答自体を含む。図12に示すように、回答エレメント1240は、PDI回答に関する情報を示した属性を含むことができる。例えば、図12に示すように、回答エレメント1240は、それぞれのPDI回答を認識するために使用可能なid属性1241及び/又はそれぞれのPDI回答が生成され、又は修正された時間を示すtime属性1242を含むことができる。
図13は、本発明の他の実施例によるPDIテーブルを示す図である。
具体的には、図13は、図11で説明したPDIタイプエレメントのうち、QBAエレメントのXMLスキーマを示す図である。
図13に示すように、QBAエレメントを示しているXMLスキーマの基本的な構成エレメントは図12で説明したとおりであり、その具体的な説明は省略する。
図14は、本発明の他の実施例によるPDIテーブルを示す図である。
具体的には、図14は、図11で説明したPDIタイプエレメントのうち、QSAエレメントのXMLスキーマを示す図である。
図14に示すQSAエレメントを示しているXMLスキーマの基本的な構成エレメントは図12で説明したとおりであり、その具体的な説明は省略する。
ただし、多肢選択質問の特性によって、本発明の一実施例によるQSAエレメントの属性は、minChoice属性1411及び/又はmaxChoice属性1412を更に含むことができる。本発明の一実施例によるminChoice属性1411は、利用者が選択できるPDI回答の最小個数を示すことができる。本発明の一実施例によるmaxChoice属性1412は、利用者が選択できるPDI回答の最大個数を示すことができる。
図15は、本発明の他の実施例によるPDIテーブルを示す図である。
具体的には、図15は、図11で説明したPDIタイプエレメントのうち、QAAエレメントのXMLスキーマを示す図である。
図15に示すように、QAAエレメントを示しているXMLスキーマの基本的な構成エレメントは図12で説明したとおりであり、その具体的な説明は省略する。
図16は、本発明の他の実施例によるPDIテーブルを示す図である。
具体的には、図16は、図11乃至図15で説明したPDIテーブルと同様に、PDIテーブルの拡張されたフォーマットをXMLスキーマで示す図である。
上述したとおり、本発明では、個人化サービスを提供するためにPDIテーブルを使用することを一実施例とする。しかし、同一の利用者であっても、利用者の属した状況によって好むコンテンツが変わることがある。
そこで、本発明では、上述した問題点を解決するために、PDIテーブルに、利用者の状況情報を示す構成エレメントを更に含むことを一実施例とすることができる。
図16に示すPDIテーブルは、利用者の状況情報を示す構成エレメントとして状況エレメント1600を更に含むことができる。図16に示すPDIテーブルの基本的なXMLスキーマは、図11乃至図15で説明したとおりであり、具体的な説明は省略する。以下、状況エレメント1600を説明する。
本発明の一実施例による状況エレメント1600は、利用者の状況情報として時間帯及び/又は位置に関する情報を示すことができる。図16に示すように、状況エレメント1600は、時間エレメント1610、位置エレメント1620及び/又は利用者の状況情報を示すその他のエレメントを更に含むことができる。以下、各エレメントを説明する。
本発明の一実施例による時間エレメント1610は、利用者が属す地域の時間と関連した情報を含むことができる。例えば、本発明の一実施例による時間エレメント1610は、“yyyy−mm−dd”形式の時間情報を示すtime属性1611及び/又は利用者の属した地域の時間帯を示すtimezone属性1612を含むことができる。
本発明の一実施例による位置エレメント1620は、利用者が属している地域の位置情報を含むことができる。例えば、図16に示すように、場所エレメント1620は、当該位置の情報を示すlocation−desc属性1621、当該位置の緯度情報を示すlatitude属性1622及び/又は当該位置の経度情報を示すlongitude属性1623を含むことができる。
図17A及び図17B(以下、図17)は、本発明の他の実施例によるPDIテーブルを示す図である。
具体的には、図17は、図11乃至図16で説明したXMLスキーマによるPDIテーブルの一実施例を示す図である。
図17は、PDIテーブルインスタンス文書の構造を定義するPDIテーブルと呼ばれるルートエレメントに対するXMLスキーマ定義を示している。本発明の一実施例によるPDIテーブルインスタンス文書は、PDIテーブルをXMLスキーマによって具現した実際の文書を意味する。
図17は、また、PDI APIを用いてDOと、基礎となる受信機との間で授受できる個別質問を示すルートエレメントQIA、QBA、QSA、QTA、又はQAAに対するXMLスキーマ定義も示している。本発明の一実施例によるPDI APIに関する具体的な内容は後述する。図17に示すエレメントは、名称空間が“http://www.atsc.org/XMLSchemas/iss/pdi/1”であるXMLスキーマにおける定義を従うことができる。
PDI質問(又は、PDI−Q)とPDI回答(又は、PDI−A)との相違は、スキーマ自体ではなく使用規則に明示されている。PDIテーブルで、エントリの質問部分は非公式的に“PDI質問”又は“PDI−Q”と呼ばれる。与えられたPDI質問に対する回答は非公式的に“PDI−A”と呼ばれる。例えば、スキーマが種々の質問の“q”エレメントに対するminOccurs=“0”を示すが、スキーマがPDI−Qに用いられると、その場合、“q”エレメントの使用は必須である。スキーマがPDI−Aに用いられると、“q”エレメントは選択的に含むことができる。
PDI−Qインスタンス文書は、名称空間と共にATSC 2.0標準の一部である“PDIテーブル”XMLスキーマを従うことができ、相違がある場合には、その定義をここに提供された説明より優先してもよい。本発明の一実施例によるPDI−Qインスタンス文書は、PDI−Qを含むPDIテーブルをXMLスキーマによって具現した実際の文書を意味する。
PDI−Qインスタンス文書は、QIA、QBA、QSA、及び/又はQTAタイプのうち一つ以上のエレメントで構成される。
このような最上位エレメントの“A”(回答)下位(child)エレメント以外のエレメントがPDI−Qインスタンスに存在することができる。
これらの各エレメントで、識別子属性(“id”)は、PDI−Aインスタンス文書において該当するエレメントに対する連結又は基準の役割を担うことができる。本発明の一実施例によるPDI−Aインスタンス文書は、PDI−Aを含むPDIテーブルをXMLスキーマによって具現した実際文書を意味する。
PDI−Aインスタンス文書は、名称空間と共にATSC 2.0標準の一部である“PDIテーブル”XMLスキーマを従うことができ、相違がある場合、その定義をここに提供された説明より優先してもよい。
PDI−Aインスタンス文書は、QIA、QBA、QSA、QTA、及び/又はQAAタイプのうち一つ以上のエレメントで構成される。
これらの各エレメントは、少なくとも一つの“A”(回答)下位エレメントを有する。これらは、“Q”(質問文字列(string))下位エレメントを含んでもよいし、含まなくてもよい。
これらの各エレメントにおいて、識別子属性(“id”)は、PDI−Qインスタンス文書において該当するエレメントに対する連結又は基準の役割を担うことができる。
以下、図17に示すPDIテーブルに含まれたエレメント及び属性の意味(semantics)について説明する。
図17に示すように、本発明の一実施例によるPDIテーブルでは、属性の名称の前に“@”を付けることによって、属性とエレメントとを区別することができる。
また、本発明の一実施例によるPDIテーブルは、PDIタイプエレメントを含むことができる。具体的には、PDIタイプエレメントは、図11で説明したとおり、QIAエレメント、QBAエレメント、QSAエレメント、QTAエレメント及び/又はQAAエレメントを含むことができる。
また、図17に示すように、本発明の一実施例によるPDIテーブルは、質問タイプエレメントとは無関係に、protocolVersion属性、pdiTableId属性、pdiTableVersion属性及び/又はtime属性を含むことができる。
QIA、QBA、QSA、QTA及びQAAエレメントのid属性は、これらの各エレメントのexpiration属性と同様に、いずれも同一の意味を有する。同様に、各Aエレメントのtime属性と同様に、各Qエレメントのlang属性は、それぞれ同一の意味を有する。また、id属性は、図9で上述したPDIデータ識別子を意味することができる。
PDITableエレメントは、一つ以上の質問エレメントのリストを含む。それぞれはQIA、QBA、QSA、QTA、又はQAAのフォーマットになっている。基数(cardinality)0..Nで構成された<choice>の使用は、任意の数のQIA、QBA、QSA、QTA及びQAAエレメントがいずれの順序で現れてもよいということを意味する。
PDITableエレメントのprotocolVersion属性は、2個の16進数で構成される。上位4ビットは、テーブル定義のメジャーバージョン数を示す。下位4ビットは、テーブル定義のマイナバージョン数を示す。当該標準の当該バージョンに対するメジャーバージョン数は1に設定される。受信機は、サポートするように準備されていないメジャーバージョン数を示すPDIのインスタンスを捨てるようになっている。当該標準の該当バージョンに対するマイナバージョン数は0に設定される。受信機は、サポートするように準備されていないマイナバージョン数を示すPDIのインスタンスを捨てないようになっている。この場合、受信機は、サポートしない個別エレメント又は属性を無視するようになっている。
PDITableエレメントのpdiTableId属性は、当該PDIテーブルエレメントの大域的に一意の識別子であってもよい。
PDITableエレメントの8ビットのpdiTableVersion属性は、当該PDIテーブルエレメントのバージョンを示す。初期値は0であってもよい。当該値は、当該PDIテーブルエレメントが変化するたびに1ずつ増加し、255を超えると0に更改(rollover)される。
PDITableエレメントのtime属性は、当該PDIテーブルである質問への直近の変化の日付及び時間を示す。
QIAエレメントは、質問の数値回答タイプを示す。これは、回答の最大及び最小の許容値を明示する選択的許容値を含む。
QIAのQIA.loEnd属性は、当該QIAエレメントの“A”下位エレメントの最小可能値を示す。すなわち、“A”エレメントの値はloEndより小さくない。loEnd属性が存在しないと、これは、最小値がないことを示す。
QIAのQIA.hiEnd属性は、当該QIAエレメントの“A”下位エレメントの最大可能値を示す。すなわち、回答の値はhiEndより大きくない。hiEnd属性が存在しないと、これは、最大値がないことを示す。
QIA.Qエレメントは、QIAエレメントの下位エレメントである。QIA.Qエレメントの値は、利用者に提示される質問文を示すことができる。質問は、数値タイプ回答を有するように表現しなければならない。当該エレメントには、種々の言語の複数のインスタンスがある。
QIAエレメントの下位エレメントとしてQIA.Aエレメントは整数値を有することができる。QIA.Aエレメントは、QIA.Qで質問に対する回答を示すことができる。
QBAエレメントは、質問の正誤回答タイプを示すことができる。
QBA.Qエレメントは、QBAエレメントの下位エレメントである。QBA.Qエレメントの値は、利用者に提示される質問文を示すことができる。質問は、はい/いいえ又は真/偽の形態の回答を有するように表現しなければならない。当該エレメントには、種々の言語の複数のインスタンスがある。
QBAエレメントの下位エレメントとしてQBA.Aエレメントはブール値を有することができる。QBA.Aエレメントは、QBA.Qで質問に対する回答を示すことができる。
QSAエレメントは、質問の選択回答タイプを示すことができる。
QSAエレメントのQSA.minChoices属性は、利用者によって作成可能な選択の最小個数を明示することができる。
QSAエレメントのQSA.maxChoices属性は、利用者によって作成可能な選択の最大個数を明示することができる。
QSA.Qエレメントは、QSAエレメントの下位エレメントである。QSA.Qエレメントの値は、利用者に提示される質問文を示すことができる。質問は、一つ以上の与えられた選択に該当する回答を有するように表現しなければならない。
QSA.Q.Selectionエレメントは、QSA.Qエレメントの下位エレメントである。QSA.Q.Selectionエレメントの値は、利用者に提示される可能性がある選択を示すことができる。同一のQSAエレメントに(種々の言語で)複数のQSA.Q下位エレメントがあると、それぞれは、同一の意味を有する同一の数のSelection下位エレメントを有する。
QSA.Q.SelectionのQSA.Q.Selection.id属性は、QSA.Qの範囲内で唯一のSelectionエレメントに対する識別子であってもよい。同一のQSAエレメントに(種々の言語で)複数のQSA.Q下位エレメントがあると、それらの同一の意味を有するSelectionエレメントのid属性間には一対一対応があってもよい。
QSA.Aは、QSAエレメントの下位エレメントである。当該QSAエレメントの下位エレメントの各インスタンスは、Selectionエレメントのうち一つのid値の形態で当該selectionタイプ質問に許容された一つの回答を明示することができる。
QTAエレメントは、質問の記述式回答(記述型エントリ)タイプを示す。
QTA.Qエレメントは、QTAエレメントの下位エレメントである。QTA.Qエレメントの値は、利用者に提示される質問文を示すことができる。質問は、記述型回答を有するように表現しなければならない。
QTA.Aエレメントは、QTAエレメントの下位エレメントである。QTA.Aエレメントエレメントの値は、QTA、Qにおいて質問に対する回答を示すことができる。
QAAエレメントは、データベースにおけるエントリのように、様々なタイプの情報を保有するように用いられてもよい。
QAA.Aエレメントは、QAAエレメントの下位エレメントである。QAA.Aエレメントの値は、いくつかのタイプの情報を含む。
QIA、QBA、QSA、QTA、QAAエレメントのid属性は、それが示すエレメントに対して大域的に一意の識別子であるURIであってもよい。
QIA、QBA、QSA、QTA、QAAエレメントのexpireエレメントは、それが現れるエレメントがそれ以上関連しておらず、テーブルから削除される日付及び時間を示すことができる。
QIA.Q、QBA.Q、QSA.Q、QTA.Q、QTA.Aエレメントのlang属性は、質問又は回答文字列の言語を示すことができる。QSA.Qの場合、lang属性は、QSA.QのSelection下位エレメントの言語も示すことができる。lang属性が存在しないときは、当該言語が英語であることを示すことができる。
QIA.A、QBA.A、QSA.A、QTA.A、QAA.Aエレメントのtime属性は、回答がテーブルに入力された日付及び時間を示すことができる。
また、図17に示してはいないが、本発明の一実施例によるPDIテーブルは、QIADエレメント、QBADエレメント、QSADエレメント、QTADエレメント、及び/又はQAADエレメントを更に含むことができる。これらのエレメントを総称して、QxADエレメントと呼ぶ。以下、QxADエレメントについて説明する。
ルートエレメントとしてのQIADエレメントは、QIA下位エレメントで数値回答タイプの質問を含むことができる。QIAは、回答の最大及び最小許容値を明示する選択的許容値を含むことができる。
ルートエレメントとしてのQBADエレメントは、質問の正誤回答タイプを示す。
ルートエレメントとしてのQSADエレメントは、質問の選択回答タイプを表す。
ルートエレメントとしてのQTADエレメントは、質問の記述式回答(記述型エントリ)タイプを表す。
ルートエレメントとしてのQAADエレメントは、データベースでのエントリのように様々なタイプの情報を保有するように用いられる。
また、図17に示してはいないが、本発明の一実施例によるそれぞれのPDIタイプエレメントは、QTextエレメント及び/又はtime属性を更に含むことができる。
QIA.Q.QTextエレメントは、QIA.Qエレメントの下位エレメントである。QIA.Q.QTextエレメントの値は、利用者に提示される質問文を表す。質問は、数値タイプ回答を有するように表現しなければならない。
QIA.A.answer属性は、QIA.Aエレメントの整数値属性である。QIA.A.answer属性は、QIA.Q.QTextエレメントで質問に対する回答を表す。
QBA.Q.Qtextエレメントは、QBA.Qエレメントの下位エレメントである。QBA.Q.Qtextエレメントの値は、利用者に提示される質問文を表す。質問は、はい/いいえ又は真/偽の形態の回答を有するように表現しなければならない。当該エレメントには、種々の言語の様々なインスタンスがありうる。
QBA.A.answer属性は、QBA.Aエレメントのブール値属性である。QBA.A@answer属性は、QBA.Q.QTextエレメントで質問に対する回答を表す。
QSA.Q.QTextエレメントは、QSA.Qエレメントの下位エレメントである。QSA.Q.QTextエレメントは、利用者に提示される質問文を表す。質問は、一つ以上の与えられた選択に対応する回答を有するように表現しなければならない。当該エレメントには、種々の言語の様々なインスタンスがありうる。
QSA.A下位エレメントのQSA.A.answer属性は、Selectionエレメントのうち一つのid値の形態で、当該選択タイプ質問に対して許容された一つの回答を明示する。
QTA.Q.QTextエレメントは、QTAエレメントの下位エレメントである。QTA.Q.QTextエレメントの値は、利用者に提示される質問文を表す。質問は、記述型回答を有するように表現しなければならない。
QTA.A.answer属性は、QTAエレメントの下位エレメントである。QTA.A.answerエレメントの値は、QTA.Q.QTextエレメントで質問に対する回答を表す。
図18A及び図18B(以下、図18)は、本発明の他の実施例によるPDIテーブルを示す図である。
具体的には、図18は、図11乃至図16で説明したXMLスキーマによるPDIテーブルの構造を示す図である。
図18に示すPDIテーブルの基本的な構造とPDIテーブルに含まれた基本的なエレメント及び属性の意味は、図17で説明したバーのようである。ただし、図17に示すPDIテーブルに比べて、図18に示すPDIテーブルは、xactionSetId属性及び/又はtext属性を更に含むことができる。以下、xactionSetId属性及び/又はtext属性を中心に説明する。
QxAエレメントのxactionSetId属性は、質問に対する回答を目的とするユニットとして扱われる集合である質問のtransactional集合に質問が属することを示す。これは、質問の属するtransactional集合の識別子を提供することもできる。そのため、同一のxactionSetId属性の値を有するPDIテーブルにおけるすべての質問の集合は択一的に回答される。
QxAエレメントのtext属性は、QxA.Qエレメントの下位エレメントである。text属性の値は、利用者に提示される質問文を表す。
図19は、本発明の一実施例による選択基準テーブルを示す図である。上述した図7の個人化放送システムは、個人化サービスを提供するために選択基準を使用することができる。図7、図9及び図10で説明した選択基準は、選択基準テーブルの形式とすることができる。本発明の選択基準テーブルはXMLスキーマで表現されることを一実施例とする。
また、本発明の選択基準テーブルは、PDIデータと選択基準とを効率的に比較するために、PDIテーブルのフォーマットと類似のフォーマットを有することを一実施例とすることができる。本発明の一実施例による選択基準テーブルのフォーマットは、設計者の意図によって変更してもよい。
図19に示すように、本発明の一実施例による選択基準テーブルは、選択基準(filtering criterion)エレメント1900を含むことができ、選択基準エレメント1900は、識別子(identifier)属性1901、基準タイプ(criterion type)属性1902及び/又は基準値(criterion value)エレメント1903を含むことができる。本発明の選択基準は、上述したPDI質問に対応する概念として用いてもよい。以下、図19に示す選択基準テーブルの構成エレメントについて説明する。
本発明の一実施例による選択基準エレメント1900は、PDI質問に対応する選択基準を示すことができる。
本発明の一実施例による識別子属性1901は、選択基準に対応するPDI質問を識別することができる。
本発明の一実施例による基準タイプ属性1902は、選択基準のタイプを示すことができる。選択基準のタイプに関する具体的な内容は後述する。
本発明の一実施例による基準値エレメント1903は、選択基準が有する値を示すことができる。各基準値は、PDI質問に対する可能な回答である。
具体的には、本発明による選択基準のタイプは、数値タイプ、正誤タイプ、選択タイプ、記述タイプ及び/又は任意タイプのうち一つのタイプを一実施例とすることができる。
数値タイプの選択基準(又は、数値タイプ基準)は、数値タイプのPDI回答に対応する選択基準を意味する。
正誤タイプの選択基準(又は、正誤タイプ基準)は、正誤タイプのPDI回答に対応する選択基準を意味する。
選択タイプの選択基準(又は、選択タイプ基準)は、選択タイプのPDI回答に対応する選択基準を意味する。
記述タイプの選択基準(又は、記述タイプ基準)は、記述タイプのPDI回答に対応する選択基準を意味する。
任意タイプの選択基準(又は、任意タイプ基準)は、上述した4つのタイプ以外のいずれかの形態のPDI回答に対応する選択基準を意味する。
以下、[例示5」は、図19に示す選択基準テーブルのXMLスキーマを示す本発明の一実施例である。
[例示5]
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<xs:schema xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified">
<xs:element name="FilterCriteriaTable" type="FilterCriteriaTableType"/>
<xs:complexType name="FilterCriteriaTableType">
<xs:sequence maxOccurs="unbounded">
<xs:element name="FilterCriterion" type="FilterCriterionType"/>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
<xs:complexType name="FilterCriterionType">
<xs:sequence>
<xs:element name="CriterionValue" type="xs:base64Binary" maxOccurs="unbounded"/>
</xs:sequence>
<xs:attribute name="id" type="xs:anyURI" use="required"/>
<xs:attribute name="CriterionType" type="xs:unsignedByte" use="required"/>
</xs:complexType>
</xs:schema>
図20は、本発明の他の実施例による選択基準テーブルを示す図である。
具体的には、図20は、図19で説明した選択基準テーブルの拡張されたフォーマットをXMLスキーマで表現した図である。図19に示す選択基準のXMLスキーマによって選択基準テーブルを構成する場合、本発明の一実施例による選択基準のタイプ及びタイプ別細部属性を設定できないという問題点がある。そこで、図20では、選択基準のタイプを表現し、タイプ別属性を設定したXMLスキーマを提示する。本発明の一実施例による個人化放送システムは、図20のXMLスキーマによって構成された選択基準テーブルを用いて、より精密にコンテンツを選択することができる。
図20に示すように、選択基準テーブルは属性2000及び/又は選択基準タイプエレメントを含むことができる。本発明の一実施例による属性2000は、time属性2001を含むことができる。本発明の一実施例による選択基準タイプエレメントは、数値タイプ基準エレメント(Integer Type Criterionエレメント)(又は、QIA基準エレメント)2010、正誤タイプ基準エレメント(Boolean Type Criterionエレメント)(又は、QBA基準エレメント)2020、選択タイプ基準エレメント(Selection Type Criterion element)(又は、QSA基準エレメント)2030、記述タイプ基準エレメント(Text Type Criterion element)(又は、QTA基準エレメント)2040及び/又は任意タイプ基準エレメント(Any Type Criterion element)(又は、QAA基準エレメント)2050を含むことができる。以下、図20に示す選択基準テーブルの構成エレメントについて説明する。
具体的には、図20に示す属性2000は、本発明の一実施例による選択基準テーブル自体の属性情報を示すことができる。したがって、選択基準テーブルが含む選択基準タイプエレメントが変わっても、同一に表現されうる。例えば、本発明の実施例によるtime属性2001は、選択基準が生成された時間又は更新された時間を示すことができる。この場合、種々の選択基準タイプエレメントを含む選択基準テーブルは、選択基準タイプエレメントが変わってもtime属性2001を含むことができる。
また、本発明の一実施例による選択基準テーブルは、一つ又は二つ以上の選択基準タイプエレメントを含むことができる。本発明の一実施例による選択基準タイプエレメントは、選択基準のタイプを示すことができる。選択基準のタイプは、図19で説明したものと同一である。この場合、選択基準タイプエレメントはリスト形式で表現してもよい。
本発明の一実施例による選択基準タイプエレメントは、“QxA”基準と呼ぶことができ、この場合、“x”は、選択基準のタイプによって決定することができる。
図20に示すように、それぞれの選択基準タイプエレメントは、識別子属性及び/又は基準値エレメントを含むことができる。図20に示す識別子属性及び基準値エレメントの具体的な内容は、図19で説明したものと同一である。
ただし、図20に示すように、数値タイプ基準エレメント2010は、min integer属性2011及び/又はmax integer属性2012を更に含むことができる。本発明の一実施例によるmin integer属性2011は、数値タイプの回答として表現された選択基準の最小値を示すことができる。本発明の一実施例によるmax integer属性2012は、数値タイプの回答として表現された選択基準の最大値を示すことができる。
また、図20に示すように、selection type criterionエレメント2030及び/又はtext type criterionエレメント2040は、lang属性2031を含むことができる。本発明の一実施例によるlang属性2031は、文字列形態で表現された選択基準の値を示すことができる。
次の[例示6」は、図20に示す選択基準テーブルのXMLスキーマを示す本発明の一実施例である。
[例示6]
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<xs:schema xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified">
<xs:element name="FilterCriteriaTable" type="FilterCriteriaTableType"/>
<xs:complexType name="FilterCriteriaTableType">
<xs:choice maxOccurs="unbounded">
<xs:element name="IntegerTypeCriterion" type="IntegerCriterionOption"/>
<xs:element name="BooleanTypeCriterion" type="BooleanCriterionOpntion"/>
<xs:element name="SelectionTypeCriterion" type="StringCriterionOption"/>
<xs:element name="TextTypeCriterion" type="StringCriterionOption"/>
<xs:element name="AnyTypeCriterion" type="AnyTypeCriterionOption"/>
</xs:choice>
<xs:attribute name="time" type="xs:dateTime"/>
</xs:complexType>
<xs:complexType name="IntegerCriterionOption">
<xs:sequence>
<xs:element name="id" type="xs:anyURI"/>
<xs:sequence>
<xs:element name="CriterionValue" maxOccurs="unbounded">
<xs:complexType>
<xs:simpleContent>
<xs:extension base="xs:integer">
<xs:attribute name="minInteger" type="xs:integer"/
<xs:attribute name="maxInteger" type="xs:integer"/>
</xs:extension>
</xs:simpleContent>
</xs:complexType>
</xs:element>
</xs:sequence>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
<xs:complexType name="BooleanCriterionOpntion">
<xs:sequence>
<xs:element name="id" type="xs:anyURI"/>
<xs:sequence>
<xs:element name="CriterionValue" type="xs:boolean"/>
</xs:sequence>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
<xs:complexType name="StringCriterionOption">
<xs:sequence>
<xs:element name="id" type="xs:anyURI"/>
<xs:sequence>
<xs:element name="CriterionValue" maxOccurs="unbounded">
<xs:complexType>
<xs:simpleContent>
<xs:extension base="xs:string">
<xs:attribute name="lang" type="xs:string" default="EN-US"/>
</xs:extension>
</xs:simpleContent>
</xs:complexType>
</xs:element>
</xs:sequence>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
<xs:complexType name="AnyTypeCriterionOption">
<xs:sequence>
<xs:element name="id" type="xs:anyURI"/>
<xs:sequence>
<xs:element name="CriterionValue" maxOccurs="unbounded"/>
<xs:complexType>
<xs:simpleContent>
<xs:extension base="xs:base64Binary">
<xs:attribute name="any" type="xs:anySimpleType"/>
</xs:extension>
</xs:simpleContent>
</xs:complexType>
</xs:sequence>
</xs:sequence>
</xs:complexType></xs:schema>
図21は、本発明の他の実施例による選択基準テーブルを示す図である。
具体的には、図21は、図19及び図20で説明したXMLスキーマによる選択基準テーブルの一実施例を示す図である。図21に示す選択基準テーブルの基本的な構成エレメントは、図19及び図20で上述したものと同一である。以下、図21に示す選択基準テーブルに含まれたエレメント及び属性の意味について説明する。
図21に示すように、本発明の一実施例による選択基準テーブルでは、属性の名称の前に“@”を表示することによって属性とエレメントとを区別することができる。
テーブルで@id属性が現れる各位置で、PDIテーブルで質問の@id属性があり、これで、@id属性が現れる選択基準に該当する質問を識別する。
QIA Criterionエレメントは、整数値を有する質問に該当する選択基準を表す。
QIA CriterionエレメントのCriterion Value下位エレメントが@extentエレメントを含まないと、これは、選択基準に該当する質問に対する数値回答を表す。QIA CriterionエレメントのCriterion Value下位エレメントが@extent属性を含むときは、質問に対する回答の数範囲の下位点を表し、@extent属性はその範囲で整数の個数を表す。
QBA Criterionエレメントは、ブール値を有する質問に該当する選択基準を表す。
QBA CriterionエレメントのCriterion Value下位エレメントは、選択基準に該当する質問に対する正誤回答を表す。
QSA Criterionエレメントは、選択値を有する質問に該当する選択基準を表す。
QSA CriterionエレメントのCriterion Value下位エレメントは、選択基準に該当する質問に対する選択回答の識別子を表す。
QTA Criterionエレメントは、文字列値を有する質問に該当する選択基準を表す。
QTA CriterionエレメントのCriterion Value下位エレメントは、選択基準に該当する質問に対する記述式回答を表す。
QAA Criterionエレメントは、質問無しで記述式“回答”だけを有する“質問”に該当する選択基準を表す。
QAA CriterionエレメントのCriterion Value下位エレメントは、選択基準に該当する“質問”に対する記述式“回答”を表す。
Filtering Criteriaエレメントに一つのCriterion Valueエレメントだけがある場合、Criterion Valueエレメントの値が(質問がCriterion Valueエレメントを含むエレメントのid属性によって示される)Criterion Valueエレメントを含むエレメントに該当する質問に対するPDI−Aにおける質問の中の値と一致するとき、サービスやコンテンツアイテムがフィルタを通過するかに対する選択決定は“真”(はい)となり、そうでないときは、“偽”(いいえ)になる。
“extent”属性が存在するQIA CriterionエレメントのCriterion Value下位要素の場合、質問の値がCriterion Value及びextent属性によって定義される区間に存在するとき、Criterion Valueエレメントの値は、該当するPDI−Aにおける回答のいずれかの値と一致すると見なされる。
Filtering CriteriaエレメントでCriterion Valueエレメントの総数が1よりも大きい場合、各Criterion Valueエレメントの値は、(id値によって示されるように)Criterion Valueが選択基準に該当する質問に対するPDI−Aにおける回答のいずれかの値と一致するとき、“真”を返す中間用語と評価されるはずであり、そうでないときは、“偽”を返す中間用語と評価される。このような中間用語のうち、上位エレメント識別子(QIA.id、QBA.idなど)の同一値を有する用語は、各ターゲット基準に対する中間結果を得るために論理和され、これらの中間結果は、最終結果を決定するために論理積される。最終結果が受信機に対して“真”と評価されると、これは関連コンテンツアイテムが選択された(フィルタを通過した)ことを意味する。
図22は、本発明の他の実施例による選択基準テーブルを表す図である。
具体的には、図22に示す選択基準テーブルは、図21に示す選択基準テーブルの拡張された構造を示す。図22に示す選択基準テーブルの基本的な構成エレメントは、図21で説明したものと同一である。以下、図21で説明した選択基準テーブルとの差異点を中心に、図22に示す選択基準テーブルを説明する。
図22に示す選択基準テーブルは、選択基準の集合の様々なインスタンスを許容する。それぞれの集合は、選択基準の様々なインスタンスを含む。それぞれの選択基準は、一部の選択基準に対して提供される複数の値を許容する。選択論理は、選択基準の集合の複数のインスタンスのうち、“OR”論理である。選択基準の各集合内で、選択論理は、同一の選択基準の複数の値の間では“OR”論理であり、別の選択基準の中では“AND”論理である。
例えば、選択基準が((年齢=20)及び(ジャンル=“スポーツ”))であるか、((年齢=10)及び(ジャンル=“アニメーション”))のとき、選択基準テーブルは、次の[例示7]のように表すことができる。
[例示7]
<FilterCriteriaTable time="2012-09-03T09:30:47.0Z" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<FilterCriterionSet>
<IntegerTypeCriterion id="abc.tv/age/">
<CriterionValue>20</CriterionValue>
</IntegerTypeCriterion>
<TextTypeCriterion id = "abc.tv/genre/">
<CriterionValue>sport</CriterionValue>
</TextTypeCriterion>
</FilterCriterionSet>
<FilterCriterionSet>
<IntegerTypeCriterion id= "abc.tv/age/">
<CriterionValue>10</CriterionValue>
</IntegerTypeCriterion>
<TextTypeCriterion id = "abc.tv/genre//">
<CriterionValue>animation</CriterionValue>
</TextTypeCriterion>
</FilterCriterionSet>
</FilterCriteriaTable>
図23は、本発明の他の実施例によるデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的には、図23は、本発明の一実施例による受信機が放送網を介してPDIテーブル及び/又は選択基準テーブルを受信するための個人化放送システムのフローチャートである。
本発明の一実施例による個人化放送システムの基本的な構造は、図7乃至図10で説明したものと同一である。本発明の一実施例によるPDIテーブルは、図9乃至図18で説明したものと同一である。本発明の一実施例による選択基準テーブルは、図19乃至図22で説明したものと同一である。
図23に示すように、本発明の一実施例による個人化放送システムは、SSC2300、FLUTEセッション2310、選択エンジン2320、PDIエンジン2330及び/又はUI 2340を含むことができる。本発明の一実施例による受信機は、DSM−CCセクションを介してPDIテーブルを受信することができる。この場合、本発明の一実施例による受信機は、FLUTEセッション2310によってPDIテーブルを受信することができる。上述した個人化放送システムの構造は設計者の意図によって変更してもよい。以下、図23に示す各構成エレメントの動作について説明する。
本発明の一実施例による受信機は、まず、SSC 2300によってPDIテーブルセクションを受信することができる。具体的には、本発明の一実施例による受信機は、DSM−CCセクションによって受信されるIPデータグラムのうち、SSC 2300に該当するIPデータグラムをパースしてPDIテーブルセクションを受信することができる。この場合、本発明の一実施例による受信機は、SSC 2300が有する周知のIPアドレス及び/又はUDPポート番号を用いてPDIテーブルセクションを受信することができる。本発明の一実施例によるPDIテーブルセクションは、PDIテーブルを放送網を介して伝達するために、本発明の一実施例によるPDIテーブルを圧縮したテーブルを意味する。PDIテーブルセクションに関する具体的な内容は後述する。
本発明の一実施例による受信機は、SSC 2300を介して受信したPDIテーブルセクションをパースしてPDIテーブルを取得することができる。その後、本発明の一実施例による受信機は、PDIエンジン2330にPDIテーブルを伝達することができる。
本発明の一実施例によるPDIエンジン2330は、受信したPDIテーブルを処理し、当該PDIテーブルに含まれたPDI質問を抽出することができる。その後、本発明の一実施例によるPDIエンジン2330は、抽出されたPDI質問をUI 2340に伝達することができる。
本発明の一実施例によるUI 2340は、受信したPDI質問を表示し、当該PDI質問に対するPDI回答を受信することができる。この場合、本発明の一実施例によるUI 2340は、リモコンを介してPDI回答を受信することができる。その後、本発明の一実施例によるPDIエンジン2330は、UI 2340から受信したPDI回答を用いてPDIデータを更新することができる。その具体的な内容は、図7及び図8で説明したものと同一である。
また、本発明の一実施例による受信機は、SSC 2300を介してサービスマップテーブル(SMT)及び/又は非実時間情報テーブル(NRT−IT)を受信することができる。本発明の一実施例によるSMTは、個人化サービスのための信号通知情報を含むことができる。本発明の一実施例によるNRT−ITは、個人化サービスのための報知情報(announcement information)を含むことができる。
その後、本発明の一実施例による受信機は、受信したSMT及び/又はNRT−ITをパースして選択基準記述子を取得することができる。受信機は、選択基準記述子を用いて、選択エンジン2320に選択基準を伝達することができる。この場合、本発明の選択基準は、xml文書フォーマットの選択基準テーブルを一実施例とすることができ、選択基準テーブルについては図21及び図22で具体的に説明した。
その後、本発明の一実施例による選択エンジン2320は、PDIエンジン2330にPDIデータ要求信号を伝達することができる。本発明の一実施例によるPDIエンジン2330は、PDIデータ要求信号を受信すると、当該PDIデータ要求信号に対応するPDIデータを検索して選択エンジン2320に伝達することができる。その結果、本発明の一実施例による受信機は、選択結果を用いてコンテンツをダウンロードすることができる。本発明の一実施例による選択後の処理については図9及び図10で具体的に説明した。
図24は、本発明の一実施例によるPDIテーブルセクションを示す図である。
具体的には、図24は、図23で説明したPDIテーブルセクションの構文である。
PDIテーブルが放送ストリームで伝達されると、図23に定義されたテーブルのXML形式はDEFLATE圧縮アルゴリズムを用いて圧縮される。得られた圧縮されたテーブルは、図24のテーブルに示すようにブロックに区分されてセクションに挿入されることによって、NRTスタイルの専用セクションに要約される。
結論的に、本発明の一実施例による受信機は、同一のシーケンス番号を有するセクション番号順にPDI−Qインスタンス文書のブロックを組み合わせて圧縮を解除することができる。本発明の一実施例による受信機は、圧縮を解除した結果としてPDI−Qインスタンス文書を生成することができる。その後、受信機は、PDI−Qインスタンス文書を本発明の一実施例によるPDIエンジンに伝達することができる。その具体的な方法は、図23で上述したものと同一である。
以下、図24に示すPDIテーブルセクションの構文について説明する。
ブロックは、昇順のsection_numberフィールド値のセクションに挿入される。“SSC”及び“IPサブネット”という用語は、ATSC NRT標準で定義されるため、専用セクションは、PDIテーブルが関連した仮想チャネルのIPサブネットのSSCで伝達される。当該セクションのsequence_numberフィールドは、同一のSSCで伝達される別個のPDIテーブルインスタンスを区別するために用いられる。
8ビットのtable_idフィールドは、当該テーブルセクションがPDIテーブルインスタンスに属すると識別するように設定される。8ビットのtable_idフィールドは、当該テーブルセクションがPDIテーブルインスタンスに属すると識別するように設定される。table_idフィールドは、図24に示すPDIテーブルセクションが本発明の一実施例によるPDIテーブルに関する情報を含んでいることを示すことができる。
本実施例によるsection_syntax_indicatorフィールドは、PDIテーブルセクションのフォーマットを示すことができる。
本実施例によるprivate_indicatorフィールドは、利用者に対するビット情報を示すことができる。
本実施例によるsection_lengthフィールドは、PDIテーブルセクションでバイトの数を示すことができる。
本実施例によるtable_id_extensionフィールドは、PDIテーブルセクションを識別することができる。
本実施例によるprotocol_versionフィールドは、PDIテーブル構文のプロトコルバージョンを含むことができる。
8ビットのsequence_numberフィールドの値は、PDI−Qインスタンスの他のすべてのセクションのsequence_numberと同一であり、SSCで伝達される他のPDI−Qインスタンスのすべてのセクションのsequence_numberと異なる。sequence_numberフィールドは、同時にSSCで伝達されるPDI−Qの別個のインスタンスに属するセクションを区別するために用いられる。
5ビットのPDIQ_data_versionフィールドは、pdiTableId値によって定義されるPDI−Qインスタンスのバージョン番号を示す。PDI−Qインスタンスのいずれかのエレメント又は属性が変化すると、バージョン番号は、1 modulo 32ずつ増加する。
1ビットのcurrent_next_indicatorフィールドは、PDI−Qセクションに対しては常に1に設定され、PDI−Qが常にsegment_idによって識別されるセグメントに対して現在PDI−Qであることを示す。
8ビットのsection_numberフィールドは、PDI−Qインスタンスの当該セクションのセクション番号を提供する。PDI−Qインスタンスの最初のセクションのsection_numberは0x00に設定される。section_numberは、PDI−Qインスタンスのそれぞれの追加セクションによって1ずつ増加する。
8ビットのlast_section_numberフィールドは、当該セクションが一部であるPDI−Qインスタンスの最後のセクション(すなわち、最高のsection_numberのセクション)の番号を提供する。
16ビットのservice_idフィールドは、当該PDI−Qインスタンスが、ある特定サービスではなく、それが現れる仮想チャネルでのすべてのデータサービスに適用されるということを示すために、0x0000に設定される。
可変長を有するpdiq_bytes()フィールドは、当該セクションによって部分的に伝達されるPDI−Qインスタンスのブロックで構成される。当該テーブルインスタンスのすべてのセクションのpdiq_bytes()フィールドがそれらのsection_numberフィールドの順に連結されると、結果は完全なPDI−Qインスタンスである。
図25は、本発明の他の実施例によるPDIテーブルセクションを示す図である。
具体的には、図25は、図23で説明したPDIテーブルセクションの構文であって、基本的な内容は、図24で説明したものと同一である。ただし、図24に示すPDIテーブルセクションとは違い、図25に示すPDIテーブルセクションはsequence_numberフィールドを含まなくてもよい。以下、図25に示すPDIテーブルセクションの構文について説明する。
本発明の一実施例によるnum_questionsフィールドは、PDIテーブルに含まれたPDI質問の数を示すことができる。
本発明の一実施例によるquestion_id_lengthフィールドは、一つのPDI質問のIDの長さを示すことができる。
本発明の一実施例によるquestion_id_valueフィールドは、一つのPDI質問のIDが有する値を示すことができる。
本発明の一実施例によるquestion_text_lengthフィールドは、question_textの長さを示すことができる。
本発明の一実施例によるquestion_textフィールドは、一つのPDI質問の実際内容を含むことができる。
本発明の一実施例によるanswer_type_codeフィールドは、PDI質問に対するPDI回答のタイプを示すことができる。具体的には、本発明の一実施例によるanswer_type_codeフィールドは、次の表1に表現された回答タイプコードを含むことができる。次の表1に示すそれぞれの回答タイプコードは、図11で説明したPDI回答のタイプを示すことができる。
本発明の一実施例によるnum_answerフィールドは、PDI質問に対するPDI回答の数を示すことができる。
本発明の一実施例によるanswer_value_lengthフィールドは、answer_valueの実際の長さを示すことができる。
本発明の一実施例によるanswer_valueフィールドは、answer_type_codeと表現されるPDI回答の実際の内容を含むことができる。
図26は、本発明の他の実施例によるPDIテーブルセクションを示す図である。
具体的には、図26は、図23で説明したPDIテーブルセクションの構文であって、基本的な内容は、図24及び図25で説明したものと同一である。図26の構文を構成するフィールドは、図25の構文を構成するフィールドと同一であり、以下、その具体的な説明は省略する。
図27は、本発明の他の実施例によるPDIテーブルセクションを示す図である。
具体的には、図27は、図23で説明したPDIテーブルセクションの構文であって、基本的な内容は、図24及び図25で説明したものと同一である。図27の構文を構成する基本的なフィールドは、図25の構文を構成するフィールドと同一であり、以下、その具体的な説明は省略する。
ただし、図25の構文に比べて、図27の構文は、sequence_numberフィールドを更に含むことができる。本発明の一実施例によるsequence_numberフィールドについての説明は、図24で上述したものと同一である。
図28は、他の実施例によるデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的には、図23で説明した個人化放送システム上のFLUTEセッション、選択エンジン及び/又はPDIエンジンの動作に関する本発明の一実施例を示す図である。
図28に示すように、本発明の一実施例による個人化放送システムは、FLUTEセッション2800、選択エンジン2810及び/又はPDIエンジン2820を含むことができる。本発明の一実施例による個人化放送システムは、ATSC 2.0サービス及び次世代放送サービスなどを提供することができる。上述した個人化放送システムの構造は、設計者の意図によって変更してもよい。
図23で上述したとおり、本発明の一実施例による受信機は、FLUTEセッションによってPDIテーブルを受信することができる。以下、図28では、本発明の一実施例による受信機がFLUTEセッションによってPDIテーブルを受信する方法を説明する。
本発明の一実施例による受信機は、FLUTEセッション2800によってファイル配信テーブル(File Delivery Table、FDT)インスタンスを受信することができる。FDTインスタンスは、同一のFLUTEセッション2800によって伝送されるコンテンツの伝送単位を意味する。本発明の一実施例によるFDTインスタンスは、コンテンツのタイプを示すコンテンツタイプ属性を含むことができる。具体的には、本発明の一実施例によるコンテンツタイプ属性は、FLUTEセッション2800によって伝送されるファイルがPDI−Qインスタンス文書(又は、PDIテーブル)であることを示す内容を含むことができる。本発明の一実施例によるコンテンツタイプ属性に関する具体的な内容は後述する。
本発明の一実施例による受信機は、FDTインスタンスを用いて、FLUTEセッション2800によって伝送されるファイルがPDI−Qインスタンス文書であることを認知できる。その後、本発明の一実施例による受信機は、PDI−Qインスタンス文書をPDIエンジン2820に伝達することができる。その具体的な内容は、図23で説明したものと同一である。
図29は、本発明の他の実施例によるFDTインスタンスのXMLスキーマを示す図である。
具体的には、図29は、図28で説明したFDTインスタンスのXMLスキーマを示す図である。以下、上述したコンテンツタイプ属性(2900)について説明する。
図29に示すように、本発明の一実施例によるFDTインスタンスは、FDTインスタンス自体の属性情報を示す属性2900及び/又はFLUTEセッションによって伝送されるファイルを示すfileエレメント2910を含むことができる。図29に示すfileエレメント2910は、ファイルに関する属性情報を示す属性を含むことができる。図29に示すように、fileエレメント2910は、本発明の実施例によるcontent type属性2920を含むことができる。
図28で説明したとおり、本発明の実施例による受信機は、content type属性2920に含まれた値を用いてPDI−Qインスタンス文書を識別することができる。例えば、図29に示すcontent type属性2920は、“application/atsc−pdiq”又は“text/atsc−pdiq+xml”で表現されるMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)プロトコル形態の値などを有することができる。
図30は、本発明の一実施例による能力(capability)記述子構文を示す図である。
具体的には、図30は、図23で説明した個人化放送システムにおいて、本発明の一実施例による受信機がPDIテーブルを識別するための構文を示している。
本発明の一実施例による能力記述子は、SMTサービスレベルでのサービス又はNRT−ITコンテンツレベルでのコンテンツがPDIテーブルであるか否かを示すために用いることができる。本発明の一実施例による受信機は、当該情報を用いてサービス/コンテンツがPDIテーブルであるか否かを知り、当該サービス/コンテンツがダウンロードされるべきかをPDIエンジンに対応するなどの能力によって判断する。
次の表2に表現されたコードは、PDIテーブル信号通知に対する能力記述子でcapability_codeに追加することができる。本発明の一実施例によるcapablilty_code値は、他の値に割り当てることができない。次の表2に表現されたcapability_code値は、設計者の意図によってその設定を変更してもよい。
図31は、本発明の一実施例による消費モデルを示す図である。
具体的には、図31は、図23で説明した個人化放送システムにおいて、本発明の一実施例による受信機でPDIテーブルを識別するためにSMT上に追加されたフィールドを示す。
NRTサービス記述子は、NRT SMTのサービスレベルに位置し、そのNRT_service_categoryは、サービスがPDIテーブルを提供すると、0x04(PDI)となる。したがって、受信機は、フィールド値が0x04であると、PDIテーブルが提供されることがわかる。
図31に示す消費モデルの値は、設計者の意図によってその設定を変更してもよい。
図32は、本発明の一実施例による選択基準記述子構文を示す図である。
具体的には、図32は、本発明の一実施例による受信機が図23で説明した個人化放送システム上で選択基準テーブルを受信するための、選択基準記述子のビットストリーム構文を示している。
本発明の一実施例による選択基準は、本発明の一実施例による受信機がコンテンツをダウンロードするか否かを判断するよう、ダウンロード可能なコンテンツと関連付けられる。ATSC 2.0環境には、ダウンロード可能なコンテンツに2種のカテゴリがある。独立型のNRTサービスにおけるNRTコンテンツ及び付属対話型データサービスでTDOによって使われるNRTコンテンツアイテムがある。
以下、図32では、独立型のNRTサービスにおけるNRTコンテンツを選択するための選択基準について説明する。
本発明の一実施例によるNRTサービス及びコンテンツアイテムに対する選択基準で、以下に定義された選択基準記述子の一つ以上のインスタンスは、受信機が利用者にNRTサービスを提供するか否かを決定するようにするために、SMTでサービスレベル記述子ループに含まれてもよく、受信機が当該特定コンテンツアイテムをダウンロードして利用者に使用可能にさせるか否かを決定するようにNRT−ITでコンテンツアイテムレベル記述子ループに含まれてもよい。
選択基準記述子の一つ以上のインスタンスは、複数値が同一の又は異なるターゲット基準に対して提供されるようにする。意図するターゲット論理は、同一のターゲット基準に対して複数値間の論理和であり、異なるターゲット基準間の論理積である。
以下、図32に示す選択基準記述子のビットストリーム構文における各フィールドのセマンティック定義について説明する。
8ビットフィールドであるdescriptor_tagフィールドは、記述子が本発明の一実施例による選択基準記述子であることを示すために0xTBDに設定することができる。
8ビット符号無し整数フィールドであるdescriptor_lengthフィールドは、descriptor_lengthフィールド自身に続くバイト数を示すことができる。
8ビットフィールドであるnum_filter_criteriaフィールドは、図32に示した当該記述子に含まれた選択基準の数を示すことができる。
8ビットフィールドであるcriterion_id_lengthフィールドは、criterion_idフィールドの長さを示すことができる。
可変長フィールドであるcriterion_idフィールドは、当該記述子が現れる仮想チャネルのPDIテーブルで質問(QIA、QBA、QSA、QTA、又はQAAエレメント)のid属性に一致するURIの形態で、当該選択基準の識別子を提供することができる。
3ビットフィールドであるcriterion_type_codeフィールドは、次の表3によって当該基準(質問)のタイプを提供することができる。
5ビットフィールドであるnum_criterion_valuesフィールドは、各値がcriterion_idによって識別される質問(QIA、QBA、QSA、QTA、又はQAA)に対する可能な回答である当該選択基準に対するループでターゲット基準値の数を提供する。
8ビットフィールドであるcriterion_value_lengthフィールドは、当該ターゲット基準値を表す必要があるバイトの数を提供する。
可変長フィールドであるcriterion_valueフィールドは、当該ターゲット基準値を提供する。
本発明の一実施例による選択基準記述子は、サービス又はコンテンツアイテムと関連した特定ターゲット基準に対する値を示す。ATSC 2.0送出において、上記の定義されたfiltering_criteria_descriptor()の一つ以上のインスタンスは、SMTにおいてNRTサービスの記述子ループ又はNRT−ITにおいてコンテンツアイテムの記述子ループに入ることができる。前者の場合、それらはサービス自体(すべてのコンテンツアイテム)に適用することができる。後者の場合、それらは個別コンテンツアイテムに適用することができる。
記述子ループに一つの選択基準記述子だけがあり、それが一つの基準値だけを有するとき、サービス又はコンテンツアイテムがフィルタを通過するか否かの決定は、当該基準値が(criterion_idによって示されるように)選択基準に該当する質問に対するPDI−Aで質問のいずれかの値と一致する場合は“真”(はい)になり、そうでない場合は“偽”(いいえ)になる。
単一記述子ループのすべての選択基準記述子において総基準値の数が1より大きいとき、各基準値の結果は、基準値が(criterion_idによって示されるように)選択基準に該当する質問に対するPDI−Aで回答のいずれかの値と一致する場合は、“真”を答える中間用語として評価され、そうでない場合は“偽”を答える中間用語として評価される。これらの中間用語のうち、(criterion_idによって決定されるように)選択基準の同一値を有するものは、各ターゲット基準に対する中間結果を得るために論理和がとられ、これらの中間結果は、最終結果を決定するために論理積がとられる。最終結果が受信機に対して“真”と評価されると、これは、関連したNRTサービス又はコンテンツアイテムがフィルタを通過して受信機にダウンロードしてもよいことを意味する。
図33は、本発明の他の実施例による選択基準記述子構文を示す図である。
具体的には、図33は、図23で説明した個人化放送システム上で、本発明の一実施例による受信機が選択基準テーブルを受信するための選択基準記述子のビットストリーム構文を示している。
図33に示す選択基準記述子構文の基本的な内容は、図32で説明したものと同一である。
しかし、criterion_type_codeフィールドは、下記の表4によって当該基準(質問)のタイプを提供することができる。
図34は、本発明の他の実施例によるデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的には、図34は、本発明の一実施例による受信機が放送網によってPDIテーブル及び/又は選択基準テーブルを受信するための個人化放送システムのフローチャートである。
本発明の一実施例による個人化放送システムの基本的な構造は、図7乃至図10で説明したものと同一である。本発明の一実施例によるPDIテーブルは、図9乃至図18で説明したものと同一である。本発明の一実施例による選択基準テーブルは、図19乃至図22で説明したものと同一である。
図34に示すように、本発明の一実施例による個人化放送システムは、信号通知サーバ3410、選択エンジン3420、PDIエンジン3430及び/又はUI 3440を含むことができる。上述した個人化放送システムの構造は、設計者の意図によって変更してもよい。
本発明の一実施例によるPDIテーブル及び選択基準を処理するための選択エンジン3420、PDIエンジン3430及び/又はUI 3440の動作は、図23で説明したものと同一である。以下、図34に示す信号通知サーバ3410の動作を中心に説明する。
本発明の一実施例による受信機は、まず、PDIテーブルセクションを受信するための要求信号を信号通知サーバ3410に伝送することができる。この場合、本発明の一実施例による受信機は、問合せ用語を用いて要求信号を伝送することができる。問合せに関する具体的な内容は後述する。
本発明の一実施例による信号通知サーバ3410は、当該問合せに応じたPDIテーブルセクションを受信機に伝送することができる。PDIテーブルセクションに関する具体的な内容は、図24乃至図27で説明したものと同一である。
図35は、本発明の一実施例によるHTTP要求テーブルを示す図である。
具体的には、図35は、本発明の一実施例による受信機が図34で説明した信号通知サーバに問合せを伝送するためのHTTPプロトコルを示す。
放送局がサポートするとき、図35に示すプロトコルは、二つの能力を提供することができる。第一に、圧縮されないオーディオ又はビデオだけを伝達する経路によってDTV放送信号を受信する装置に対して、当該プロトコルは一般に放送局の独立型NRTサービスに接続する唯一の方法である。第二に、完全な放送ストリームに接続できる装置に対しても、当該プロトコルは地域放送領域で使用可能なすべての放送ストリームを循環して所望のテーブルが現れることを待たずに、番組/サービスガイドを埋めるデータを検索する方法を提供する。これは、また、別のチューナを必要とせず、視聴者がTVを視聴している間にも、いつでもこのようなデータの検索を可能にする。
図35に示すHTTP要求テーブルは、受信しようとするテーブルの種類及び当該テーブルを受信するためのベースURLを示す問合せ用語を含むことができる。
本発明の一実施例による受信機は、図35に示すHTTP要求テーブルの問合せ用語を用いて特定tableを受信することができる。具体的には、本発明の一実施例による受信機は、“?table=PDIT[&chan=<chan_id>]”という問合せ用語を用いて信号通知サーバに要求信号を送ることができる。その具体的な内容は図34で説明したものと同一である。
図36は、本発明の他の実施例によるデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的には、図36は、本発明の一実施例による受信機がインターネットによってPDIテーブル及び/又は選択基準テーブルを受信するための個人化放送システムのフローチャートである。
本発明の一実施例による個人化放送システムの基本的な構造は、図7乃至図10で説明したものと同一である。本発明の一実施例によるPDIテーブルは、図9乃至図18で説明したものと同一である。本発明の一実施例による選択基準テーブルは、図19乃至図22で説明したものと同一である。
インターネットによって伝達されるとき、PDIテーブルインスタンスは、HTTP又はHTTPSによって伝達される。HTTP応答ヘッダにおけるPDIテーブルのコンテンツタイプは“text/xml”になる。
インターネットによってPDIテーブルを検索するために使われるURLは、DTV字幕放送チャネルで標準字幕サービス#6で伝送されるSDOPrivateDataURIString命令語を介して伝達してもよく、TPTと共に伝達されるUrlListXMLエレメントで伝達してもよい。
TPT(TDOパラメータテーブル)は、セグメントのTDOに関するメタデータ及びそれらをターゲットとするイベントを含む。TDOという用語は、トリガされた対話型付加データサービスでトリガによって開始されたDO、又はトリガによって開始されたDOによって開始されたDOなどを反復して指定するために使われる。トリガは、信号通知を識別し、対話型イベントの再生のタイミングを設定する機能を有する信号通知エレメントである。
図36に示すように、本発明の一実施例による個人化放送システムは、PDIサーバ3600、コンテンツサーバ3650及び/又は受信機を含むことができる。本発明の一実施例による受信機はTPTクライアント3610、選択エンジン3620、PDIエンジン3630及び/又はUI3640を含むことができる。上述した個人化放送システムの構造は、設計者の意図によって変更してもよい。以下、図36に示す各構成エレメントの動作について説明する。
本発明の一実施例によるTPTクライアント3610は、TPT及び/又はURLリストテーブルを受信することができる。本発明の一実施例によるTPTは、セグメントのTDOに関するメタデータ及びそれらをターゲットとするイベントを含む。本発明の一実施例によるTPTは、PDIテーブル及び選択基準テーブルに関する情報を含むことができる。本発明の一実施例によるURLリストテーブルは、PDIサーバ3600のURL情報を含むことができる。TPT及びURLリストテーブルに関する具体的な内容は後述する。
また、本発明の一実施例によるTPTクライアント3610は、URLリストテーブルからPDIサーバ3600のURL情報を取得することができる。TPTクライアント3610は、取得したURL情報を用いてPDIサーバ3600にアクセスし、本発明の一実施例によるPDIテーブルの伝送を要求することができる。本発明の一実施例によるPDIサーバ3600は、TPTクライアント3610の要求によって当該PDIテーブルをTPTクライアント3610に伝送することができる。
図36に示すように、本発明の一実施例によるTPTクライアント3610は、受信したPDIテーブルをPDIエンジン3630に伝達することができる。本発明の一実施例によるPDIエンジン3630は、受信したPDIテーブルを処理し、当該PDIテーブルに含まれたPDI質問を抽出することができる。その後、本発明の一実施例によるPDIエンジン3630は、抽出されたPDI質問をUI 3640に伝達することができる。
本発明の一実施例によるUI 3640は、受信したPDI質問を表示し、当該PDI質問に対するPDI回答を受信することができる。本発明の一実施例によるUI 3640はリモコンによってPDI回答を受信することができる。その後、本発明の一実施例によるPDIエンジン3630は、UI 3640から受信したPDI回答を用いてPDIデータを更新することができる。その具体的な内容は、図7及び図8で説明したものと同一である。
また、本発明の一実施例によるTPTクライアント3610は、TPTをパースして選択基準を取得することができる。図36に示すように、TPTクライアント3610は、選択基準を選択エンジン3620に伝達することができる。この場合、本発明の選択基準は、xml文書フォーマットの選択基準テーブルを一実施例とすることができ、選択基準テーブルについては図21及び図22で具体的に説明した。
その後、本発明の一実施例による選択エンジン3620は、PDIエンジン3630にPDIデータ要求信号を伝達することができる。本発明の一実施例によるPDIエンジン3630はPDIデータ要求信号を受信すると、当該PDIデータ要求信号に対応するPDIデータを検索して選択エンジン3620に伝達することができる。本発明の一実施例による選択以降の処理については図9及び図10で具体的に説明した。
結果的に、本発明の一実施例による受信機は、選択結果を用いてコンテンツをダウンロードすることができる。さらに、TPTクライアント3610は、選択結果を選択エンジン3620から受信し、TDO及び/又はコンテンツダウンロード要求信号をコンテンツサーバ3650に伝達することができる。コンテンツサーバ3650はTDO及び/又はコンテンツダウンロード要求信号に応じてTDO及び/又はコンテンツをTPTクライアント3610に伝送することができる。
図37は、本発明の一実施例によるURLリストテーブル示す図である。
具体的には、図37は、本発明の一実施例による受信機がインターネットによってPDIテーブル及び/又は選択基準を受信するためのURL情報を含んでいるテーブルである。本発明の一実施例によるURLリストテーブルの送受信処理は、図36で具体的に説明した。
URLリストテーブルは、インターネットによって伝達されるとき、マルチパートMIMEメッセージの形態でTPTと共にHTTPによって伝達されうる。
インターネットによって伝達されるとき、TPTはHTTPによって伝達してもよい。現セグメントのTPTに関するURL情報は、DTV字幕サービス#6又は自動コンテンツ認識サーバを介して伝達され、トリガに現れる。TPTの要求に対する応答は、現セグメントに対するTPTだけで構成してもよく、要求されたTPTが一番目のパート、セグメントに対するAMTが選択的に二番目のパート、UrlListXML文書が選択的にその次のパートであるマルチパートMIMEメッセージで構成してもよい。
以下、本発明の一実施例によるURLリストテーブルに含まれた各エレメントの意味について説明する。
図37に示すUrlListエレメントは、本発明の一実施例による受信機に有用なURLのリストを含む。
図37に示すUrlListエレメントのTptUrlエレメントは、現対話型付加サービスで将来のセグメントに対するTPTのURL情報を含むことができる。複数のTptUrlエレメントが含まれると、それらは放送でセグメントの出現順に整列される。
図37に示すUrlListエレメントのNrtSignalingUrlエレメントは、受信機が当該標準の第18章に定義された要求プロトコルを用いて現伝送ストリーム内のすべての仮想チャネルに対するNRT信号通知テーブルを取得できるサーバのURL情報を含むことができる。
図37に示すUrlListエレメントのUrsUrlエレメントは、受信機が当該標準の第10章に定義されたプロトコルを用いて使用(視聴率調査)レポートを伝送できるサーバのURL情報を含むことができる。
図37に示すUrlListエレメントのPdiUrlエレメントは、PDITableのURL情報を含むことができる。すなわち、本発明の一実施例によるPdiUrlエレメントは、PDIテーブル及び/又は選択基準を伝送できるサーバのURL情報を示すことができる。
上述した図37のURLリストテーブルは、次の表5のようなフォーマットで構成することができる。
図38は、本発明の一実施例によるTPTを示す図である。
具体的には、図38に示すTPTは、PDIテーブル及び/又は選択基準のURL情報を含むことができる。本発明の一実施例によるTPTの送受信処理は、図36で具体的に説明した。以下、TPTに含まれた選択基準に関するエレメントを説明する。
具体的には、図38に示すFilter Criterionエレメントは、選択基準に関する情報を含むことができる。
本発明の一実施例によるid属性は、当該選択基準に関するPDI質問を示すことができる。
本発明の一実施例による基準タイプ属性は、選択基準タイプ(又は、選択基準タイプエレメント)を示すことができる。本発明の一実施例による選択基準のタイプに関しては図20で具体的に説明した。
本発明の一実施例によるcriterion value属性は、上述した基準タイプ属性による選択基準の値を示すことができる。
図39は、本発明の他の実施例によるデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的には、図39は、本発明の一実施例による受信機が自動コンテンツ認識システム上でPDIテーブル及び/又は選択基準テーブルを受信するための個人化放送システムを示す図である。
本発明の一実施例による自動コンテンツ認識システムは、図1で説明したものと同一である。本発明の一実施例による個人化放送システムの基本的な構造は、図7乃至図10で説明したものと同一である。本発明の一実施例によるPDIテーブルは、図9乃至図18で説明したものと同一である。本発明の一実施例による選択基準テーブルは、図19乃至図22で説明したものと同一である。
図39に示すように、本発明の一実施例による個人化放送システムは、自動コンテンツ認識サーバ3900、TPTサーバ3950、PDIサーバ3960、コンテンツサーバ3970、自動コンテンツ認識クライアント3910、選択エンジン3920、PDIエンジン3930及び/又はUI 3940を含むことができる。上述した個人化放送システムの構造は、設計者の意図によって変更してもよい。以下、図39に示す各構成エレメントの動作について説明する。
本発明の一実施例による自動コンテンツ認識クライアント3910は、指紋から署名を抽出し、署名と共に要求を自動コンテンツ認識サーバ3900に伝送することができる。本発明の一実施例による自動コンテンツ認識サーバ3900は署名を受信し、該署名と関連したトリガなどと共に応答を自動コンテンツ認識クライアント3910に伝送することができる。上述した内容は図1乃至図6で具体的に説明した。
本発明の一実施例による自動コンテンツ認識クライアント3910は、受信したトリガなどを用いて、TPTサーバ3950にTPT及び/又はURLリストテーブルを要求することができる。本発明の一実施例によるTPTサーバ3950は、自動コンテンツ認識クライアント3910の要求に応じて、自動コンテンツ認識クライアント3910にTPT及び/又はURLリストテーブルを伝送することができる。TPT及び/又はURLリストテーブルに関する具体的な内容は、上述したとおりである。その後、本発明の一実施例によるTPTサーバ3950は、受信したTPT及び/又はURLリストテーブルを自動コンテンツ認識クライアント3910に伝達することができる。
本発明の一実施例による自動コンテンツ認識クライアント3910は、URLリストテーブルからPDIサーバ3960のURL情報を取得することができる。自動コンテンツ認識クライアント3910は、取得したURL情報を用いてPDIサーバ3960にアクセスし、本発明の一実施例によるPDIテーブルの伝送を要求することができる。本発明の一実施例によるPDIサーバ3960は、自動コンテンツ認識クライアント3910の要求に応じて当該PDIテーブルを自動コンテンツ認識クライアント3910に伝送することができる。
図34に示すように、本発明の一実施例による自動コンテンツ認識クライアント3910は、受信したPDIテーブルをPDIエンジン3930に伝達することができる。本発明の一実施例によるPDIエンジン3930は、受信したPDIテーブルを処理し、当該PDIテーブルに含まれたPDI質問を抽出することができる。その後、本発明の一実施例によるPDIエンジン3930は、抽出されたPDI質問をUI 3940に伝達することができる。
本発明の一実施例によるUI 3940は、受信したPDI質問を表示し、当該PDI質問に対するPDI回答を受信することができる。本発明の一実施例によるUI 3940はリモコンを介してPDI回答を受信することができる。その後、本発明の一実施例によるPDIエンジン3930はUI 3940から受信したPDI回答を用いてPDIデータを更新することができる。その具体的な内容は、図7及び図8で説明したものと同一である。
また、本発明の一実施例による自動コンテンツ認識クライアント3910は、TPTをパースして選択基準を取得することができる。図39に示すように、自動コンテンツ認識クライアント3910は、選択基準を選択エンジン3920に伝達することができる。この場合、本発明の選択基準はxml文書フォーマットの選択基準テーブルを一実施例とすることができ、選択基準テーブルについては図21及び図22で具体的に説明した。
その後、本発明の一実施例による選択エンジン3920は、PDIエンジン3930にPDIデータ要求信号を伝達することができる。本発明の一実施例によるPDIエンジン3930はPDIデータ要求信号を受信すると、当該PDIデータ要求信号に対応するPDIデータを検索して選択エンジン3920に伝達することができる。本発明の一実施例による選択以降の処理については図9及び図10で具体的に説明した。
結果的に、本発明の一実施例による受信機は、選択結果を用いてコンテンツをダウンロードすることができる。具体的には、自動コンテンツ認識クライアント3910は、選択結果を選択エンジン3920から受信し、TDO及び/又はコンテンツダウンロード要求信号をコンテンツサーバ3970に伝達することができる。コンテンツサーバ3970は、TDO及び/又はコンテンツダウンロード要求信号によってTDO及び/又はコンテンツを自動コンテンツ認識クライアント3910に伝送することができる。
図40は、本発明の他の実施例によるデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的には、図40は、PDI回答の重複防止のための個人化放送システムの一実施例を示す図である。
さらに、図40は、本発明の一実施例による受信機が複数の放送局及びコンテンツプロバイダから同一のPDI質問を受信する場合、あらかじめ記憶しているPDI回答を用いてPDIデータを更新できる個人化放送システムを示す。図40に示す個人化放送システムによって、利用者は同一のPDI質問に対して重複してPDI回答を入力する面倒さを減らすことができる。
図40に示すように、本発明の一実施例による個人化放送システムは、二つ以上の放送局(又は、コンテンツプロバイダ)及び/又は受信機を含むことができる。本発明の一実施例による二つ以上の放送局は、放送局A 4010及び/又は放送局B 4020を含むことができる。本発明の一実施例による受信機は、PDIエンジン4030及び/又はUI 4040を含むことができる。本発明の一実施例による個人化放送システムは、ATSC 2.0サービスを提供することができる。上述した個人化放送システムの構造は、設計者の意図によって変更してもよい。以下、図40に示す各構成エレメントの動作を説明する。
まず、本発明の一実施例による受信機は、放送局A 4010から第1のPDIテーブル4011を受信することができる。第1のPDIテーブル4011を受信した受信機は、PDIエンジン4030に第1のPDIテーブル4011を伝達することができる。本発明の一実施例による第1のPDIテーブル4011は、第1のPDIタイプエレメント4012を含むことができる。本発明の一実施例による第1のPDIタイプエレメント4012のそれぞれは、図17及び図18で上述したとおり、第1識別子エレメント(又は、第1のID)及び/又は第1のPDI質問を含むことができる。また、図40に示すように、第1のPDIテーブル4011は、それぞれ異なる第1のIDを有する二つ以上の第1のPDIタイプエレメント4012を含むことができる。
本発明の一実施例によるPDIエンジン4030は、第1のPDIタイプエレメント4012から第1のPDI質問を抽出し、抽出した第1のPDI質問をUI 4040に伝達することができる。その後、本発明の一実施例によるUI 4040は、利用者から第1のPDI質問に対する第1のPDI回答を受信することができる。PDIエンジン4030は第1のPDI回答を第1のPDIタイプエレメント4012に追加及び/又は修正することができる。本発明の一実施例によるPDIエンジン4030及びUI 4040の具体的な動作は、図23で説明したものと同一である。
また、本発明の一実施例によるPDIエンジン4030は、放送局B 4020から第2のPDIテーブル4021を受信することができる。本発明の一実施例による第2のPDIテーブル4021は、第2のPDIタイプエレメント4022を含むことができる。図17及び図18で上述したとおり、第2のPDIタイプエレメント4022は第2識別子エレメント(又は、第2のID)及び/又は第2のPDI質問を含むことができる。
第2のPDIテーブルを受信したPDIエンジン4030はPDI記憶装置にアクセスし、あらかじめ記憶されている第1のPDIテーブルを探索することができる。その後、本発明の一実施例によるPDIエンジン4030は、第2のIDと第1のIDとを比較することができる。比較の結果、第2のIDと第1のIDとが同一のとき、第1のPDI回答を第2のPDIタイプエレメント4022に追加及び/又は修正することができる。
結論的に、本発明の一実施例による受信機は、あらかじめ記憶されているPDI質問と同一のPDI質問を受信する場合、PDI質問を重複して表示せず、あらかじめ記憶されているPDI回答を用いて処理することができる。したがって、本発明の一実施例による個人化放送システム上で、利用者は同一のPDI質問に対して同一の内容のPDI回答を重複して入力しなくて済むため、利用者はより便利に個人化サービスを受けることができる。
図41は、本発明の他の実施例によるデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的には、図41は、PDI回答の重複防止のための個人化放送システムの一実施例を示す図である。図40で説明した個人化放送システムは、PDI回答の重複防止のために、本発明の一実施例による受信機にあらかじめ記憶されているPDIテーブルを用いることができる。PDI回答の重複防止のための他の実施例として、図41ではPDI質問登録を用いる個人化放送システムを提示する。
消費者が本質的に同一の質問に繰り返し答えるよう促されないように、別個の放送局が質問を再使用することに対応するために、質問をATSCによって指定されるレジストラに登録してもよい。各登録記録は、図17及び図18に明示されたとおり、大域的に一意の質問IDに関する情報、質問タイプ(QIA、QBA、QSA、又はQTA)、一つ以上の言語からなる質問文、登録日、及び/又は登録のために質問を提出した団体に対する連絡先情報を含むことができる。また、QSAの場合、各登録記録(又は、事前登録PDI質問)は、各選択の識別子のような許容される選択、及び一つ以上の言語からなる各選択の文字を含むことができる。
PDIテーブルは、登録された質問及び登録されていない質問の組合せを含むことができる。
登録された質問及び登録されていない質問はいずれも複数のPDIテーブルに現れてもよい。利用者が複数のPDIテーブルに現れた質問に答えるたびに、受信機が提供する機能による場合であれ、又はアプリケーションが提供する機能による場合であれ、回答は、それが現れるすべてのアンケートにある質問のすべてのインスタンスに伝ぱされることが期待される。したがって、利用者はそれが別々のアンケートに何回現れるかにかかわらず、与えられた質問に1回だけ回答すればよい。
利用者に質問が殺到することを防止するために、アンケート生成者は、可能なたびに、登録された質問を使用し、登録された質問を得ることのできない特別なターゲット要求があるときにだけ、登録されていない質問を使用するように推奨される。
本発明の一実施例による受信機は、受信機ターゲット基準を用いて事前登録PDI質問を抽出することができる。本発明の一実施例による受信機ターゲット基準は、ATSC NRT標準であるA/103に従う。
図41に示すように、本発明の一実施例による個人化放送システムはSSC 4100、FLUTEセッション4110、選択エンジン4120、PDIエンジン4130及び/又はUI 4140を含むことができる。本発明の一実施例による個人化放送システムは、ATSC 2.0サービスを提供することができる。上述した個人化放送システムの構造は、設計者の意図によって変更してもよい。以下、図41に示す個人化放送システムについて説明する。
本発明の一実施例による受信機は、SSC 4100を介してSMT及び/又はNRT−ITを受信し、SMT及び/又はNRT−ITに含まれた受信機ターゲット基準を取得することができる。本発明の受信機ターゲット基準は、受信機ターゲット記述子又は受信機ターゲット基準テーブルを一実施例とすることができる。
その後、本発明の一実施例によるPDIエンジン4130は、取得した受信機ターゲット基準を変換してPDI質問を生成することができる。本発明の一実施例によるUI 4140は、PDIエンジン4130から上述のPDI質問を受け取って表示し、利用者のPDI回答を受信することができる。本発明の一実施例によるPDIエンジン4130及びUI 4140の具体的な動作は、図23で説明したものと同一である。
図42は、本発明の他の実施例によるデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的には、図42は、PDI質問登録を用いた個人化放送システムを示す。
図42に示すように、本発明の一実施例による個人化放送システムは、信号通知サーバ4200、受信機4210、選択エンジン4220、PDIエンジン4230及びUI 4240を含むことができる。受信機4210は、選択エンジン4220、PDIエンジン4230及び/又はUI 4240を含む概念として用いることができ、これは、設計者の意図によって変更してもよい。また、本発明の一実施例による個人化放送システムは、ATSC 2.0サービスを提供することができる。以下、図42に示す個人化放送システムについて説明する。
基本的な構成エレメントの動作は、図41で説明したものと同一である。ただし、図42に示す受信機4210は、信号通知サーバ4200にSMT及び/又はNRT−ITを要求することができる。本発明の一実施例による受信機4210の要求に応じて、信号通知サーバ4200は当該SMT及び/又はNRT−ITを受信機4210に伝送することができる。
本発明の一実施例による受信機がSMT及び/又はNRT−ITを受信した後の、受信機4210、PDIエンジン4230及び/又はUI 4240の具体的な動作は、図41で説明したものと同一である。
図43は、本発明の一実施例による受信機ターゲット基準テーブルを示す図である。
具体的には、図43は、図41及び図42で説明した受信機ターゲット基準をテーブル形式で表現した図である。
図43に示すように、受信機ターゲット基準テーブルは、ターゲット基準タイプコード、ターゲット値長及び/又はターゲット値に関する情報を含むことができる。図43に示すターゲット基準タイプコードは、それぞれのターゲット基準を識別するためのコードを意味する。図43に示すターゲット値長は、ターゲット基準値を示すためのバイト数を意味する。図43に示すターゲット値は、ターゲット基準が示す情報を意味する。
本発明の一実施例による受信機は、ターゲット基準タイプコードによってターゲット基準を変換して事前登録PDI質問を取得することができる。
具体的には、本発明の一実施例によるターゲット基準タイプコードが0x00である場合、ターゲット値は保有し、ターゲット値長は定められない。
本発明の一実施例によるターゲット基準タイプコードが0x01の場合、ターゲット値は下位3バイトだけを使用するA/65の表6.21に定義された地理的位置であり、ターゲット値長は3バイトである。上述したA/65は、番組及びシステム情報プロトコル(Program and System Information Protocol、PSIP)に関するATSC標準である。その詳細な内容は後述する。
本発明の一実施例によるターゲット基準タイプコードが0x02の場合、ターゲット値は当該領域に適切なバイト数(8まで)を使用するA/65のセクション6.7.2に定義される文字及び数字で書かれた郵便番号であり、ターゲット値長は可変である。その詳細な内容は後述する。
本発明の一実施例によるターゲット基準タイプコードが0x03の場合、ターゲット値は、下位2バイトだけを使用するA/65の表6.18に定義されたような人口統計学的カテゴリであり、ターゲット値長は2バイトである。その詳細な内容は後述する。
本発明の一実施例によるターゲット基準タイプコードが0x04?0x0Fである場合、ターゲット値は、将来ATSC使用のために予約され、ターゲット値長は定められない。
本発明の一実施例によるターゲット基準タイプコードが0x10?0x1Fである場合、ターゲット値は、私的使用が可能であり、ターゲット値長は定められない。
図44乃至図47は、本発明の一実施例による事前登録PDI質問を示す図である。
具体的には、図44乃至図47は、図43で上述したターゲット基準タイプコードが0x01である場合に、本発明の一実施例による事前登録PDI質問を示すテーブルである。
図44乃至図47に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x01の場合、本発明の一実施例によるターゲット基準テーブルは、地理的位置に関する事前登録PDI質問情報を含むことができる。この場合、本発明の一実施例による受信機は、下位3バイトだけを用いてターゲット基準テーブルを変換し、事前登録PDI質問を取得することができる。
図44は、ターゲット基準タイプコードが0x01である場合に、位置コード(location code)に関する事前登録PDI質問を示すテーブルである。図44に示す事前登録PDI質問テーブルに含まれた事前登録PDI質問情報は、図41で説明したものと同一である。
具体的には、図44に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x01の場合、本発明の一実施例による質問IDは、位置コードに関する情報を含むことができる。また、図44に示す事前登録PDI質問はQTAタイプであり、位置コードに対する記述タイプのPDI回答を要求する内容の質問文を含むことができる。
次の[例示8」は、図44に示すテーブルをXMLスキーマで表す一実施例である。
[例示8]
<a20:QTA id="atsc.org/PDIQ/location-code">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>What is your location code?</a20:Text>
</a20:Q>
</a20:QTA>
図45は、ターゲット基準タイプコードが0x01である場合の、連邦情報処理規格(FIPS)の州に関する事前登録PDI質問を示すテーブルである。図45に示す事前登録PDI質問が含む基本的な内容は、図41で説明したものと同一である。ただし、図45に示す事前登録PDI質問は、question xactionSetIdに関する情報を更に含むことができ、本発明の一実施例によるquestion xactionSetIdに関する具体的な内容は後述する。
具体的には、図45に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x01の場合に、本発明の一実施例による質問IDは、FIPSの州に関する情報を含むことができる。また、図45に示す事前登録PDI質問はQTAタイプであり、FIPSの州に対する記述タイプのPDI回答を要求する内容の質問文を含むことができる。
次の[例示9]は、図45に示すテーブルをXMLスキーマで表す一実施例である。
[例示9]
<a20:QTA id="atsc.org/PDIQ/state" xactionSetId="1">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>What state are you located in?</a20:Text>
</a20:Q>
</a20:QTA>
図46は、ターゲット基準タイプコードが0x01である場合に、FIPSの郡に関する事前登録PDI質問を示すテーブルである。図46に示す事前登録PDI質問が含む基本的な内容は、図41で説明したものと同一である。ただし、図46に示す事前登録PDI質問は、question xactionSetIdに関する情報を更に含むことができ、本発明の一実施例によるquestion xactionSetIdに関する具体的な内容は後述する。
具体的には、図46に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x01の場合に、本発明の一実施例による質問IDは、FIPSの郡に関する情報を含むことができる。また、図46に示す事前登録PDI質問はQTAタイプであり、FIPSの郡に対する記述タイプのPDI回答を要求する内容の質問文を含むことができる。
次の[例示10」は、図46に示すテーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示10]
<a20:QTA id="atsc.org/PDIQ/county" xactionSetId="1">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>What county are you located in?</a20:Text>
</a20:Q>
</a20:QTA>
図47は、ターゲット基準タイプコードが0x01の場合に、郡細分(county subdivision)に関する事前登録PDI質問を示すテーブルである。図47に示す事前登録PDI質問が含む基本的な内容は、図41で説明したものと同一である。ただし図47に示す事前登録PDI質問は、question xactionSetIdに関する情報を更に含むことができ、本発明の一実施例によるquestion xactionSetIdに関する具体的な内容は後述する。
具体的には、図47に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x01の場合に、本発明の一実施例による質問IDは、郡細分に関するセクタ情報を含むことができる。また、図47に示す事前登録PDI質問はQSAタイプであり、郡細分に関する選択タイプのPDI回答を要求する内容の質問文を含むことができる。
また、本発明の一実施例によるQSAタイプの事前登録PDI質問は、PDI回答に対する選択肢情報を含むことができる。例えば、図47に示す郡細分に関する事前登録PDI質問は、北西、北中、北東、西中、中央、東中、南西、南中、及び南東に対する9つの選択情報を含むことができる。
次の[例示11」は、テーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示11]
<a20:QSA id="atsc.org/PDIQ/sector" xactionSetId="1">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>What part of your county are you located in?
</a20:Text>
<a20:Selection id="1">NW</a20:Selection>
<a20:Selection id="2">NC</a20:Selection>
<a20:Selection id="3">NE</a20:Selection>
<a20:Selection id="4">WC</a20:Selection>
<a20:Selection id="5">C</a20:Selection>
<a20:Selection id="6">EC</a20:Selection>
<a20:Selection id="7">SW</a20:Selection>
<a20:Selection id="8">SC</a20:Selection>
<a20:Selection id="9">SE</a20:Selection>
</a20:Q>
</a20:QTA>
上述した図45乃至図47に示すquestion xactionSetIdは、類似の内容を含むPDI質問の集合を示すことができる。本発明の一実施例による受信機は、同一のquestion xactionSetIdを含む事前登録PDI質問を組み合わせて個人化放送サービスに用いることができる。
例えば、図44に示す受信機ターゲット基準は、同じquestion xactionSetIdを有する図45乃至図47の受信機ターゲット基準と表現してもよい。本発明の一実施例による受信機は、図44に示す受信機ターゲット基準及び/又は図45乃至図47の受信機ターゲット基準を組み合わせた結果を用いて個人化放送サービスを提供することができる。
図48及び図49は、本発明の一実施例による事前登録PDI質問を示す図である。
具体的には、図48及び図49は、図43で上述したターゲット基準タイプコードが0x02の場合に、事前登録PDI質問を示すテーブルである。
図48及び図49に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x02の場合に、本発明の一実施例によるターゲット基準テーブルは文字及び数字で書かれた郵便番号に関する事前登録PDI質問情報を含むことができる。この場合、本発明の一実施例による受信機は、領域による適切な数のバイトを用いて目標基準テーブルを変換し、事前登録PDI質問を取得することができる。本発明の一実施例による受信機は、目標基準テーブル変換のために最大8バイトを使用することができる。
図48は、ターゲット基準タイプコードが0x02の場合に、5桁の郵便番号に関する事前登録PDI質問を示すテーブルである。5桁の郵便番号は、米国で使用する文字及び数字で書かれた郵便番号を意味する。図48に示す事前登録PDI質問が含む内容は、図41で説明したものと同一である。
具体的には、図48に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x02の場合に、本発明の一実施例による質問IDは、郵便番号に関する情報を含むことができる。また、図48に示す事前登録PDI質問はQTAタイプであり、郵便番号に対する記述タイプのPDI回答を要求する内容の質問文を含むことができる。
次の[例示12]は、図48に示すテーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示12]
<a20:QTA id="atsc.org/PDIQ/ZIPcode">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>What is your 5-digit ZIP code?</a20:Text>
</a20:Q>
</a20:QTA>
図49は、ターゲット基準タイプコードが0x02の場合に、数字で表された郵便番号に関する事前登録PDI質問を示すテーブルである。数字で表された郵便番号は、米国以外の地域で使用する文字及び数字で書かれた郵便番号を意味する。図49に示す事前登録PDI質問が含む内容は、図41で説明したものと同一である。
具体的には、図49に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x02の場合、本発明の一実施例による質問IDは、郵便番号に関する情報を含むことができる。また、図49に示す事前登録PDI質問はQTAタイプであり、郵便番号に対する記述タイプのPDI回答を要求する内容の質問文を含むことができる。
次の[例示13]は、図49に示すテーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示13]
<a20:QTA id="atsc.org/PDIQ/ZIPcode">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>What is your 5-digit ZIP code?</a20:Text>
</a20:Q>
</a20:QTA>
図50乃至図53は、本発明の一実施例による事前登録PDI質問を示す図である。
具体的には、図50乃至図53は、図43で上述したターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、本発明の一実施例による事前登録PDI質問を示すテーブルである。
図50乃至図53に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、本発明の一実施例によるターゲット基準テーブルは、利用者の人口統計カテゴリに関する事前登録PDI質問情報を含むことができる。この場合、本発明の一実施例による受信機は、下位2バイトだけを用いてターゲット基準テーブルを変換し、事前登録PDI質問を取得することができる。
図50は、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、利用者の性別に関する事前登録PDI質問を示すテーブルである。図50に示す事前登録PDI質問が含む内容は、図41で説明したものと同一である。
具体的には、図50に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、本発明の一実施例による質問IDは、性別に関する情報を含むことができる。また、図50に示す事前登録PDI質問はQSAタイプであり、利用者の性別に関する選択タイプのPDI回答を要求する内容の質問文を含むことができる。
また、図50に示す事前登録PDI質問はQSAタイプであるから、PDI回答に対する選択情報を含むことができる。例えば、図50に示す性別に関する事前登録PDI質問は、男性及び女性に対する二つの選択情報を含むことができる。
次の[例示14]は、図50に示すテーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示14]
<a20:QSA id="atsc.org/PDIQ/gender" minChoices="1">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>What is your gender?</a20:Text>
<a20:Selection id="1">Male</a20:Selection>
<a20:Selection id="2">Female</a20:Selection>
</a20:Q>
</a20:QSA>
図51は、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、利用者の年齢層(age bracket)に関する事前登録PDI質問を示すテーブルである。図51に示す事前登録PDI質問が含む内容は、図41で説明したものと同一である。
具体的には、図51に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、本発明の一実施例による質問IDは、年齢層に関する情報を含むことができる。また、図51に示す事前登録PDI質問はQSAタイプであり、年齢層に関する選択タイプのPDI回答を要求する内容の質問文を含むことができる。
また、図51に示す事前登録PDI質問はQSAタイプであるから、PDI回答に対する選択情報を含むことができる。例えば、図51に示す年齢層に関する事前登録PDI質問は、2−5才、6−11才、12−17才、18−34才、35−49才、50−54才、55−64才、65才以上に関する8つの選択情報を含むことができる。
次の[例示15]は、図51に示すテーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示15]
<a20:QSA id="atsc.org/PDIQ/age-bracket" minChoices="1">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text> What age bracket are you in</a20:Text>
<a20:Selection id="1">Ages 2-5</a20:Selection>
<a20:Selection id="2">Ages 6-11</a20:Selection>
<a20:Selection id="3">Ages 12-17</a20:Selection>
<a20:Selection id="4">Ages 18-34</a20:Selection>
<a20:Selection id="5">Ages 35-49</a20:Selection>
<a20:Selection id="6">Ages 50-54</a20:Selection>
<a20:Selection id="7">Ages 55-64</a20:Selection>
<a20:Selection id="8">Ages 65+</a20:Selection>
</a20:Q>
</a20:QSA>
図52は、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、利用者が勤労しているか否かに関する事前登録PDI質問を示すテーブルである。図52に示す事前登録PDI質問が含む内容は、図41で説明したものと同一である。
具体的には、図52に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、本発明の一実施例による質問IDは、勤労に関する情報を含むことができる。また、図52に示す事前登録PDI質問はQSAタイプであり、利用者が勤労しているか否かに関する選択タイプのPDI回答を要求する内容の質問文を含むことができる。
また、図52に示す事前登録PDI質問はQSAタイプであるから、PDI回答に対する選択情報を含むことができる。例えば、図50に示す勤労に関する事前登録PDI質問は、はい及びいいえに関する二つの選択情報を含むことができる。
次の[例示16]は、図52に示すテーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示16]
<a20:QSA id="atsc.org/PDIQ/working" minChoices="1">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>Are you working at a paying job?
</a20:Text>
<a20:Selection id="1">Yes</a20:Selection>
<a20:Selection id="2">No</a20:Selection>
</a20:Q>
</a20:QSA>
図53は、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、利用者の性別に関する事前登録PDI質問を示すテーブルである。図53に示す事前登録PDI質問が含む内容は、図41で説明したものと同一である。
具体的には、図53に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、本発明の一実施例による質問IDは、勤労に関する情報を含むことができる。また、図53に示す事前登録PDI質問はQBAタイプであり、利用者が勤労しているか否かに関する正誤タイプのPDI回答を要求する内容の質問文を含むことができる。
次の[例示17]は、図53に示すテーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示17]
<a20:QBA id="atsc.org/PDIQ/working" >
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>Are you working at a paying job?
</a20:Q>
</a20:QBA>
図54は、本発明の一実施例によるPDI APIを示す図である。
具体的には、図54は、上述した宣言コンテンツオブジェクト(DO)などのアプリケーションがPDIデータを用いるための関数を示す図である。本発明の一実施例によるPDI APIは、本発明の一実施例による受信機がPDI記憶装置にアクセスするためのインタフェースを意味する。
ATSC 2.0クライアント装置は、PDI質問に対するアクセス(例えば、検索及び更新)を可能にするためにPDI APIに対応する。
ATSC 2.0 DAEの一環として提供されるAPIは、記憶装置から当該質問文を読み出し、(可能ならば)当該質問に対して既に提供された回答を読み出し、当該質問に対する回答を記憶するために与えられた質問のIDを考慮してDOを許容する。
TDOがある特定の質問又は回答に対してアクセスしたり記録することを防止するある規則を定義したり、実施したりする試みは行われない。複数のエンティティが与えられたチャネルで使用可能なアンケートを提供できると構想される。このようなエンティティは、全国的通信網事業者、地域放送局系列会社、様々な番組制作者/提供事業者を含むことができるが、これに制限されない。
ATSC 2.0クライアント装置は、PDIデータ記憶及び検索のためのAPIを実現する。PDI機能を実行するために、装置は、固有(native)アプリケーション、ファイルシステム/データベースを使用したり、遠隔サービスを使用してPDIデータベースを提供したりすることができる。PDI記憶装置は、ATSCクライアントに拘束されている。一つのPDI記憶装置インスタンスだけがクライアントのために存在する。PDI記憶装置は、DOがクライアントのPDIデータに接続できるようにし、また、利用者が固有アプリケーションを用いて別個のサービスプロバイダにわたって持続的にPDI質問を管理(例えば、更新、追加、又は削除)できるようにする。
図54は、本発明の一実施例によるPDI APIを示すテーブルである。本発明の一実施例による受信機は図54に示すPDI APIを用いてPDIテーブルリストを取得することができる。
以下、図54に示すAPIについて説明する。
図54に示すAPIの名称は、getPDITableList()であり、これは設計者の意図によって変更可能な事項である。図54に示す説明は、getPDITableList()API関数の詳細内容を示す。図54に示す引数は、getPDITableList()API関数の媒介変数を参照する。
より具体的には、図54に示す説明は、getPDITableList()API関数がそれぞれに対してpdiTableIdを提供し、PDIテーブルのリストを有するXML構造を返却することを示す。XML構造は、次のXMLスキーマのとおりである。一つのpdiTableId下位エレメントを有するpdiTableListエレメントはカーディナリティ0を有し、無限である。0 pdiTableIdインスタンスは、放送局がPDIテーブルを提供していないことを示す。
図54に示す引数は、pdiTableIdがPDIテーブルの大域的に一意の識別子であるということをURIの形態で示す。
したがって、本発明の一実施例による受信機は、XMLスキーマによるテーブルフォーマットのPDIテーブルリストを受信することができる。図54に示すように、PDIテーブルリストはpdiTableIdエレメントを含むことができる。図54に示すpdiTableIdエレメントの基数が0を示す場合は、本発明の一実施例による受信機が放送局からPDIテーブルを受信していないことを意味する。
図55は、本発明の他の実施例によるPDI APIを示す図である。
具体的には、図55は、本発明の一実施例による受信機がPDIテーブルを取得するためのPDI APIを示す図である。
以下、図55に示すAPIについて説明する。
図55に示すAPIの名称はgetPDITable(String pdiTableId)であり、これは設計者の意図によって変更可能な事項である。図55に示す説明は、getPDITable(String pdiTableId)API関数の詳細内容を示す。図55に示す引数は、getPDITable(String pdiTableId)API関数の媒介変数を参照する。
より具体的には、図55に示す説明は、getPDITable(String pdiTableId)API関数が受信機に対してPDIテーブルXML文書を応答するためのものであることを示す。各pdiTableは、当該方法に対する入力として提供された大域的に一意のpdiTableId識別子によって識別されたのと関連している。返却された値は、連載されたPDIテーブルXMLインスタンスを含み、選択的にPDI−Q又はPDI−A XMLインスタンスを含む文字列である。
図55に示す引数は、pdiTableIdがPDIテーブルの大域的に一意の識別子であるということをURIの形態で示す。
したがって、本発明の一実施例による受信機は、図54で説明したPDIテーブルリストを受信した後に、PDIテーブルを受信することができる。具体的には、PDIテーブルリストを受信した受信機は、図54に示すpdiTableIdに関連したPDIテーブルXML文書を受信することができる。
具体的には、図55に示すPDI APIによる受信機の動作は、図7乃至10、図23、図34、図36、及び図39乃至図42で説明したものと同一である。また、図55に示すPDI APIによる受信機は、図11乃至図18で説明したPDIテーブルフォーマットによるPDIテーブルリストを受信することができる。
図56は、本発明の他の実施例によるPDI APIを示す図である。
具体的には、図56は、本発明の一実施例による受信機がPDI回答を取得するためのPDI APIを示す図である。
以下、図56に示すAPIについて説明する。
図56に示すAPIの名称はgetPDIA(String pdiTableId)であり、これは設計者の意図によって変更可能な事項である。図56に示す説明は、getPDIA(String pdiTableId)API関数の詳細内容を示す。図56に示す引数は、getPDIA(String pdiTableId)API関数の媒介変数を参照する。
より具体的には、図56に示す説明は、getPDIA(String pdiTableId)API関数が受信機に対してPDI−A XML文書を返却するためのものであることを示す。各pdiTableは、当該方法に対する入力として提供された大域的に一意のpdiTableId識別子によって識別されたものと関連している。返却された値は、連載されたPDI−A XMLインスタンスを含む文字列である。
図56に示す引数は、pdiTableIdがPDIテーブルの大域的に一意の識別子であるということをURIの形態で示す。
したがって、図54で説明したPDIテーブルリストを受信した受信機は、図54に示すpdiTableIdに関連したPDI−AテーブルのXML文書(又は、PDI−Aインスタンス文書)を受信することができる。本発明の一実施例によるPDI−Aインスタンス文書は、図17で説明したものと同一である。
具体的には、図56に示すPDI APIによる受信機の動作は、図7乃至10、図23、図34、図36、及び図39乃至図42で説明したものと同一である。
図54乃至56に示してはいないが、本実施例によるPDI APIは、次の表6及び/又は表7のように記述できる。
図57は、本発明の一実施例によるデジタルサービス信号処理装置を示す図である。
具体的には、図57は、本発明の一実施例によるデジタルサービス信号を処理できる受信装置の構造を示す図である。図57に示す受信装置は、個人化放送サービスを具現でき、ATSC 2.0サービスを提供することができる。
図57に示すように、本発明の一実施例による受信装置5700は、PDIモジュール5710、PDI回答モジュール5720、選択モジュール5730及び/又はコンテンツ記憶モジュール5740を含むことができる。上述した受信装置5700の構造は設計者の意図によって変更してもよい。以下、各モジュールについて説明する。
図57に示すPDIモジュール5710は、PDIテーブルを受信することができ、このとき、PDIテーブルはPDI質問の属性を有する少なくとも一つの質問エレメントを含む。図57に示すPDIモジュール5710は、少なくとも一つの質問エレメントからPDI質問を抽出することもできるが、このとき、それぞれの少なくとも一つの質問エレメントは別個のタイプを有する。本発明の一実施例によるPDIモジュール5710の動作は、図7及び図8、図54乃至図56で説明したものと同一である。
本発明の一実施例による少なくとも一つの質問エレメントのタイプは数値回答、正誤回答、選択回答、記述式回答、PDI質問のない回答のうち一つを有するPDI質問に対するタイプを示す。
本発明の一実施例によるPDIテーブルは、table Idフィールド、table versionフィールド、timeフィールド、protocol versionフィールド、expireフィールド、及び/又はxactionSetIdフィールドを更に含むことができる。
本発明の一実施例によるtable Idフィールドは、PDIテーブルを識別することができる。本発明の一実施例によるtable versionフィールドは、PDIテーブルのバージョンを示すことができる。本発明の一実施例によるtimeフィールドは、PDI質問に対する直近の変化の日付及び時間を示すことができる。本発明の一実施例によるprotocol versionフィールドは、PDIテーブルのプロトコルバージョンを示すことができる。本発明の一実施例によるexpireフィールドは、各PDI質問の期限日及び時間を示すことができる。本発明の一実施例によるxactionSetIdフィールドは、各PDI質問がPDI質問の集合に属するか否かを示すことができる。
本発明の一実施例による少なくとも一つの質問エレメントは、位置及び時間の情報を示すsituationフィールドを更に含むことができるが、当該situationフィールドは緯度及び経度の情報を含むlocationフィールドを含む。
上述したPDIテーブル及び質問エレメントに関する具体的な内容は、図11乃至図18で説明したものと同一である。
図57に示すPDI回答モジュール5720は、抽出されたPDI質問によるPDI回答を受信することができる。本発明の一実施例によるPDI回答モジュール5720の動作は、図7及び図8、図54乃至図56で説明したものと同一である。
図57に示す選択モジュール5730は、選択基準情報を受信することができる。選択モジュール5730はまた、選択基準情報と受信したPDI回答とを比較することによってデジタルサービス信号の内容を選択することができる。本発明の一実施例による選択モジュール5730の動作は、図7乃至図10、図54乃至図56で説明したものと同一である。
本発明の一実施例による選択基準情報のタイプは、数値回答、正誤回答、選択回答、記述式回答、PDI質問のない回答のうち一つを有するPDI質問に対するタイプを示し、選択は、選択基準情報がPDI回答と一致するか否かを判断することを更に含む。本発明の一実施例による選択基準情報に関する内容は、図19乃至図22で説明したものと同一である。
図57に示すコンテンツ記憶モジュール5740は、選択されたコンテンツをダウンロードすることができる。本発明の一実施例によるコンテンツ記憶モジュール5740の動作は、図7及び図8、図54乃至図56で説明したものと同一である。
PDIテーブルがIPサブネットによって伝達されると、図57に示すPDIモジュール5710は、また、コンテンツの署名を含む要求を自動コンテンツ認識サーバに周期的に送り、自動コンテンツ認識サーバからURLList情報を受信するためのトリガ及び選択基準情報を含むTPTを含む回答を受信することができる。本発明の一実施例によるPDIモジュール5710の動作は、図36乃至図39で説明したものと同一である。また、上述したIPサブネットは、図24で説明したものと同一である。
PDIテーブルが放送ストリームで伝達されると、図57に示すPDIモジュール5710は、また、PDIテーブルを識別するために、シーケンス番号情報を含むテーブルセクションを受信し、当該テーブルセクションのシーケンス番号情報を用いてPDIテーブルを受信することができる。本発明の一実施例によるPDIモジュール5710の動作は、図23乃至図35で説明したものと同一である。
また、図57に示してはいないが、本発明の一実施例による受信装置5700は、使用ログ、使用監視エンジン及び/又は使用監視エンジンを更に含むことができる。本発明の一実施例による使用ログは、サービス使用の内訳を記憶することができる。本発明の一実施例による使用監視エンジンは、サービス使用を周期的に、又は要求信号を受信することによって、監視することができる。本発明の一実施例による使用監視エンジンは、監視結果をコンテンツを更新するために適用することができる。その具体的な内容は、図8で説明したものと同一である。
図58は、本発明の他の実施例によるデジタルサービス信号処理装置を示す図である。
具体的には、図58は、本発明の一実施例によるデジタルサービス信号を処理できる送信装置の構造を示す図である。図58に示す送信装置は、個人化放送サービスを提供でき、ATSC 2.0サービスを提供することができる。
図58に示すように、本発明の一実施例による送信装置5800は、PDIテーブル生成器5810、選択基準情報生成モジュール5820、送信モジュール5830を含むことができる。上述した送信装置5800の構造は、設計者の意図によって変更してもよい。以下、各モジュールについて説明する。
図58に示すPDIテーブル生成器5810は、PDIテーブルを生成することができる。ここで、PDIテーブルは、PDI質問の属性を含む少なくとも一つの質問エレメントを含み、PDIテーブルは、PDIテーブルを識別するtable Idフィールド、table versionフィールド、PDIテーブルのバージョンを示すtable versionフィールド、PDI質問に対する直近の変化の日付及び時間を示すtimeフィールドを更に含む。
本発明の一実施例による少なくとも一つの質問エレメントのタイプは、数値回答、正誤回答、選択回答、記述式回答、PDI質問のない回答のうち一つを有するPDI質問に対するタイプを示す。
上述したPDIテーブル及び質問エレメントに関する具体的な内容は、図11乃至図18で説明したものと同一である。
図58に示す選択基準情報生成モジュール5820は、選択基準情報を生成することができる。本発明の一実施例による選択基準情報に関する内容は、図19乃至図22で説明したものと同一である。
図58に示す送信モジュール5830は、PDIテーブル、選択基準情報、及びデジタルサービス信号のコンテンツを伝送することができる。本発明の一実施例による送信モジュール5830の動作は、図7及び図8、図54乃至図56で説明したものと同一である。
PDIテーブルが放送ストリームで伝送されると、送信モジュール5830は、生成されたPDIテーブルを圧縮し、圧縮されたPDIテーブルをブロックに分け、ブロックをSSCで伝達されるセクションに挿入することができる。ここで、セクションは、PDIテーブルを識別するためにシーケンス番号情報を含む。上述した送信モジュール5830の具体的な動作は、図24で説明したものと同一である。
図59は、本発明の一実施例によるデジタルサービス信号処理方法を示す図である。
具体的には、図59は、本発明の一実施例による個人化放送システムがデジタルサービス信号を受信及び処理する方法を示すフローチャートである。上述した個人化放送システムは、図17乃至図56に示す本発明の一実施例による個人化放送サービスを処理することができる。
本発明の一実施例による受信機は、PDIテーブルを受信することができる(S5901)。
具体的には、本発明の一実施例による受信機は、コンテンツプロバイダ又は放送局からPDIアンケートを含んでいるPDIテーブルを受信することができる。より具体的な内容は、図7及び図8、図54乃至図56で説明したものと同一である。
また、本発明の一実施例による受信機は、IPサブネットによってPDIテーブルを受信することができる。本発明の一実施例による受信機は、また、コンテンツの署名を含む要求を自動コンテンツ認識サーバに周期的に送り、自動コンテンツ認識サーバからURLList情報を受信するためのトリガ及び選択基準情報を含むTPTを含む回答を受信することができる。より詳細な内容は、図24、図36乃至図39で説明したものと同一である。
また、本発明の一実施例による受信機は、放送ストリームを介してPDIテーブルを受信することができる。本発明の一実施例による受信機は、また、PDIテーブルを識別するためにシーケンス番号情報を含むテーブルセクションを受信し、当該テーブルセクションのシーケンス番号情報を用いてPDIテーブルを受信することができる。より詳細な内容は、図23乃至図35で説明したものと同一である。
本発明の一実施例による少なくとも一つの質問エレメントのタイプは、数値回答、正誤回答、選択回答、記述式回答、PDI質問のない回答のうち一つを有するPDI質問に対するタイプを示す。
本発明の一実施例によるPDIテーブルは、table Idフィールド、table versionフィールド、timeフィールド、protocol versionフィールド、expireフィールド、及び/又はxaction SetIdフィールドを更に含むことができる。
本発明の一実施例によるtable Idフィールドは、PDIテーブルを識別することができる。本発明の一実施例によるtable versionフィールドは、PDIテーブルのバージョンを示すことができる。本発明の一実施例によるtimeフィールドは、PDI質問に対する直近の変化の日付及び時間を示すことができる。本発明の一実施例によるprotocol versionフィールドは、PDIテーブルのプロトコルバージョンを示すことができる。本発明の一実施例によるexpireフィールドは、各PDI質問の期限日及び時間を示すことができる。本発明の一実施例によるxaction SetIdフィールドは、各PDI質問がPDI質問の集合に属するか否かを示すことができる。
本発明の一実施例による少なくとも一つの質問エレメントは、位置及び時間の情報を示すsituationフィールドを更に含むことができ、該situationフィールドは、緯度及び経度の情報を含むlocationフィールドを含む。
上述したPDIテーブル及び質問エレメントに関する具体的な内容は、図11乃至図18で説明したものと同一である。
本発明の一実施例による受信機は、PDIテーブルからPDI質問を抽出することができる(S5902)。
具体的には、本発明の一実施例による受信機は、図17に示すPDIテーブルから文字列タイプからなるQxA.Qエレメントを抽出することができる。より詳細な内容は、図11及び図18で説明したものと同一である。
本発明の一実施例による受信機は、PDI質問に対するPDI回答を受信することができる(S5903)。
具体的には、本発明の一実施例による受信機は、上述したPDI質問をUIを介して表示し、利用者から当該PDI質問に対するPDI回答を受信することができる。本発明の一実施例による受信機は、受信したPDI回答を用いて、当該PDI質問を含んでいるPDIテーブルを更新することができる。より詳細な内容は、図7、図8及び図23で説明したものと同一である。
本発明の一実施例による受信機は、選択基準情報を受信することができる(S5904)。
具体的には、本発明の一実施例による受信機は、図19乃至図22で説明したフォーマットの選択基準情報を受信することができる。
また、本発明の一実施例による受信機は、放送網によって選択基準情報を受信することができる。この場合、本発明の一実施例による受信機は、図32及び図33で説明したフォーマットの選択基準情報を受信することができる。
本発明の一実施例による受信機は、選択基準情報とPDI回答とを比較してコンテンツを選択することができる(S5905)。
具体的に本発明の一実施例による受信機は、PDIデータを識別するためのPDIデータ識別子を用いて選択基準情報とPDI回答とを照合して比較することができる。より詳細な内容は、図7乃至図10で説明したものと同一である。
本発明の一実施例による受信機は、選択されたコンテンツをダウンロードすることができる(S5906)。
具体的には、本発明の一実施例による受信機は、上述した選択結果を用いて当該コンテンツを利用者に提供する必要があるか否か判断し、必要によって、当該コンテンツをダウンロードすることができる。より詳細な内容は、図7乃至図10で説明したものと同一である。
図60は、本発明の他の実施例によるデジタルサービス信号処理方法を示す図である。
具体的には、図60は、本発明の一実施例による個人化放送システムがデジタルサービス信号を伝送及び処理する方法を示すフローチャートである。上述した個人化放送システムは、図17乃至図56に示す本発明の一実施例による個人化放送サービスを処理することができる。
本発明の一実施例による個人化放送システムは、PDIテーブルを生成することができる(S6001)。
具体的には、上述したPDIテーブルは、PDI質問の属性を含む少なくとも一つの質問エレメントを含み、PDIテーブルは、PDIテーブルを識別するtable Idフィールド、table versionフィールド、PDIテーブルのバージョンを示すtable versionフィールド、PDI質問に対する直近の変化の日付及び時間を示すtimeフィールドを更に含む。
本発明の一実施例による少なくとも一つの質問エレメントのタイプは、数値回答、正誤回答、選択回答、記述式回答、PDI質問のない回答のうち一つを有するPDI質問に対するタイプを示す。
上述したPDIテーブル及び質問エレメントに関する具体的な内容は、図11乃至図18で説明したものと同一である。
本発明の一実施例による個人化放送システムは、選択基準情報を生成することができる(S6002)。
具体的には、図7及び図8に示すように、コンテンツプロバイダ及び/又は放送局は、利用者のPDI情報を得るための選択基準情報を生成することができる。本発明の一実施例による選択基準情報に関する内容は、図19乃至図22で説明したものと同一である。
本発明の一実施例による個人化放送システムは、PDIテーブル、選択基準情報及び/又はコンテンツを伝送することができる(S6003)。
具体的には、コンテンツプロバイダ及び/又は放送局は、PDIテーブル、選択基準情報及び/又はコンテンツを放送網又はインターネットによって受信機に伝送することができる。より詳細な内容は、図7及び図8、図23乃至図39に示したとおりである。
様々な実施例が、本発明を実施するための具体的な内容で記述された。
当業者にとっては本発明の思想や範囲から逸脱することなく本発明で様々な変形及び変更が可能であるということが明らかである。したがって、本発明は、添付の請求項及びその均等範囲内にある本発明の変形及び変更を含むように意図される。
本発明は、放送サービス提供に関連した一連の産業分野で利用可能である。