以下、上述した目的を具体的に実現できる本発明の好適な実施例を、添付の図面を参照して説明する。ここで、図面に示され、それによって説明される本発明の構成及び作用は、少なくとも一つの実施例として説明されるものであり、それらの実施例によって本発明の技術的思想とその核心構成及び作用が制限されることはない。
本発明で使われる用語は、本発明における機能を考慮すると共に、可能な限り現在広く使われている一般的な用語を選択したが、それらの用語は、当該分野に従事する技術者の意図、慣例又は新しい技術の出現などによって変更されてもよい。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合には、該当する発明の説明の部分でその意味を詳述するものとする。したがって、本発明で使われる用語は、単純な用語の名称ではなくその用語が持つ意味と本発明の全般にわたる内容に基づいて定義しなければならない。
図1は、自動コンテンツ認識基盤ETV(enhanced television)サービスシステムを示す図である。
図1に示す自動コンテンツ認識基盤ETVサービスシステムは、放送局又はコンテンツプロバイダ100、多チャネル放送事業者101、セットトップボックス102、デジタルTV受信機などの受信機103、自動コンテンツ認識サーバー(又は、自動コンテンツ認識ソリューションプロバイダ)104を含むことができる。受信機103は、ATSC(advanced television system committee)の定義に従って動作することができ、自動コンテンツ認識機能を支援することができる。実時間放送サービス110は、オーディオ/ビデオコンテンツを含むことができる。
デジタル放送サービスは、放送局100によって提供される地上波放送サービスと、多チャネル放送事業者101によって提供されるケーブル放送又は衛星放送などの多チャネル放送サービスと、に大別できる。放送局100は、実時間放送サービス110及びエンハンスメントデータ(又は、付加データ)120を共に伝送することができる。この場合、図1に示すように、受信機103は、多チャネル放送事業者101及びセットトップボックス102を介して実時間放送サービス110のみを受信し、エンハンスメントデータ120は受信できないことがある。
したがって、エンハンスメントデータ120を受信するために、受信機103は、オーディオ/ビデオコンテンツ出力を実時間放送サービス110として分析及び処理し、放送プログラム情報及び/又は放送プログラム関連メタデータを確認する。確認された放送プログラム情報及び/又は放送プログラム関連メタデータを用いて、受信機103は、放送局100又は自動コンテンツ認識サーバー104からエンハンスメントデータを受信することができる(140)。この場合、エンハンスメントデータは、インターネットプロトコルネットワーク150を介して伝送することができる。
エンハンスメントデータが別の自動コンテンツ認識サーバー104から受信されると、(140)、自動コンテンツ認識サーバー104と受信機103間のメカニズムにおいて、ATSC 2.0標準で定義したTDO(triggered declarative object)モデルのうち要請/応答モデルを自動コンテンツ認識サーバー104に適用することができる。TDO及び要請/応答モデルは後述する。
TDOは、放送コンテンツに含まれた付加情報を表す。TDOは、放送コンテンツ内で付加情報を適時にトリガリングする役割を有する。例えば、オーディオプログラムが放送されると、視聴者が好むオーディション参加者の現在順位が放送コンテンツと共に表示される。この時、オーディション参加者の現在順位の付加情報はTDOになり得る。このようなTDOは、視聴者との相互作用によって変更されてもよく、視聴者の意図によって提供されてもよい。
標準ATSC 2.0の要請/応答自動コンテンツ認識モデルで、デジタル放送受信機103は、周期的に(例えば、5秒ごとに)コンテンツのシグネチャー(signature)を生成し、当該シグネチャーを含む要請を自動コンテンツ認識サーバー104に伝送するようになっている。自動コンテンツ認識サーバー104は、デジタル放送受信機103から要請を受けると応答を送る。通信セッションは要請と応答間で開放されない。このモデルで、自動コンテンツ認識サーバー104はクライアントに対するメッセージを開始することができない。
デジタル衛星放送の導入によって、デジタルデータ放送が新しい付加サービスとして出現した。代表的な双方向サービスである双方向データ放送は、様々な付加サービスを提供するために、データ信号だけでなく既存の放送信号を加入者に伝送することができる。
デジタルデータ放送は、仮想チャネルを用いた独立型サービスと、ETVを通した放送関連サービスと、に大別できる。独立型サービスは、放送イメージ信号無しでテキストとグラフィックのみを含み、既存のインターネットウェブページと類似のフォーマットで提供される。独立型サービスの代表例として、天気及び株式情報提供サービス、TV金融サービス、商取り引きサービスなどを挙げることができる。放送関連サービスは、放送イメージ信号だけでなく付加的なテキスト及びグラフィック情報も伝送する。視聴者は、放送関連サービスを通して視聴する放送プログラムに関連した情報を得ることができる。例えば、視聴者がドラマを視聴しながら以前ストーリや撮影場所を見ることができるようにするサービスがある。
デジタルデータ放送の放送関連サービスでは、ETVサービスが自動コンテンツ認識技術に基づいて提供されてもよい。自動コンテンツ認識とは、装置がオーディオ/ビデオコンテンツを再生する際、コンテンツに隠れている情報から自動でコンテンツを認識する技術のことを指す。
自動コンテンツ認識技術を施行するとき、コンテンツに関する情報を得るために、ウォーターマーキング(watermarking)やフィンガープリンティング(finger printing)方式を用いることができる。ウォーターマーキングは、デジタルコンテンツプロバイダを示す情報をデジタルコンテンツに挿入する技術のことをいう。フィンガープリンティングは、特定情報がデジタルコンテンツに挿入される点はウォーターマーキングと同一であるが、コンテンツプロバイダに関する情報ではなくコンテンツ購買者に関する情報が挿入される点がウォーターマーキングと異なる。
図2は、本発明の一実施例に係るデジタルウォーターマーキング技術の流れを示す図である。
デジタル衛星放送の導入によって、デジタルデータ放送が新しい付加サービスとして出現した。代表的な双方向サービスである双方向データ放送は、様々な付加サービスを提供するために、データ信号だけでなく既存の放送信号を加入者に伝送することができる。
デジタルデータ放送は、仮想チャネルを用いた独立型サービスと、ETVを通した放送関連サービスと、に大別できる。独立型サービスは、放送イメージ信号無しでテキストとグラフィックのみを含み、既存のインターネットウェブページと類似のフォーマットで提供される。独立型サービスの代表例として、天気及び株式情報提供サービス、TV金融サービス、商取り引きサービスなどを挙げることができる。放送関連サービスは、放送イメージ信号だけでなく付加的なテキスト及びグラフィック情報も伝送する。視聴者は、放送関連サービスを通して視聴する放送プログラムに関連した情報を得ることができる。例えば、視聴者がドラマを視聴しながら以前ストーリや撮影場所を見ることができるようにするサービスがある。
デジタルデータ放送の放送関連サービスでは、ETVサービスが自動コンテンツ認識技術に基づいて提供されてもよい。自動コンテンツ認識とは、装置がオーディオ/ビデオコンテンツを再生する際、コンテンツに隠れている情報から自動でコンテンツを認識する技術のことを指す。
自動コンテンツ認識技術を施行するとき、コンテンツに関する情報を得るために、ウォーターマーキングやフィンガープリンティング方式を用いることができる。ウォーターマーキングは、デジタルコンテンツプロバイダを示す情報をデジタルコンテンツに挿入する技術のことをいう。フィンガープリンティングは、特定情報がデジタルコンテンツに挿入される点はウォーターマーキングと同一であるが、コンテンツプロバイダに関する情報ではなくコンテンツ購買者に関する情報が挿入される点がウォーターマーキングと異なる。
以下、図2と関連してウォーターマーキング技術について具体的に説明する。
デジタルウォーターマーキングは、除去され難い方式でデジタル信号に情報を埋め込む過程である。例えば、信号としては、音声、画面、又は映像を挙げることができる。信号が複製されると、情報も複製された信号に乗せられる。一つの信号は同時に複数の異なるウォーターマークを乗せることができる。
視覚的ウォーターマーキングにおいて、情報は画面又は映像で可視できる。一般に、情報は、メディアの所有者を識別するテキストやロゴである。TV放送局が、伝送される映像のコーナーにロゴを追加すると、これも視覚的ウォーターマークである。
非視覚的ウォーターマーキングにおいて、情報はデジタルデータとして音声、画面、又は映像に追加される。若干の情報が隠されていることは感知できても、それ自体を認知することはできない。ウォーターマークは、広く使用されるためのものであって、検索しやすくなっていてもよく、又は、ある団体がデジタル信号に埋め込まれた秘密メッセージを授受するステガノグラフィの形態であってもよい。いずれの場合であれ、視覚的ウォーターマーキングと同様、目的は、所有主や他の記述情報を除去され難い方式で信号に付着することにある。隠されている埋め込み情報を、個々人間の通信を切り替えるための手段として用いることもできる。
ウォーターマーキングの一つの応用として、デジタルメディアの非承認複製を防止又は阻止するための著作権保護システムがある。この用途では、複製装置が複製前に信号からウォーターマークを検索し、ウォーターマークのコンテンツによって複製をするか否かを決定する。他の応用としてはソース追跡がある。
ウォーターマークは配布の度にデジタル信号に埋め込まれる。著作物の複製物が後で発見されると、ウォーターマークを複製物から検索でき、配布のソースを見つける。報道によると、この技術は、不正に複製された映画のソースを見つけるために用いられている。
記述情報を持つデジタル写真のアノテーションは、非視覚的ウォーターマーキングの更に他の応用である。
デジタルメディアに対するファイル形式の一部がメタデータと呼ばれる付加情報を含むことができるのに対し、デジタルウォーターマーキングはデータが信号自体で伝達される。
一部の文脈でデジタルウォーターマークという言葉がウォーターマーキングされた信号とカバー信号との相違を意味するが、埋め込まれる情報はデジタルウォーターマークと呼ばれる。ウォーターマークの埋め込まれる信号はホスト信号と呼ばれる。
ウォーターマーキングシステムは、主に、埋め込み(201)、攻撃(202)、検出(又は、抽出)(203)の、3つの別個の段階に区別される。
埋め込み(201)で、アルゴリズムは、ホスト及び埋め込まれるデータを取り込み、ウォーターマーキングされた信号を生成する。
ウォーターマーキングされた信号は伝送又は記憶されるが、主に、他の人に伝送される。この人が変更を加えると、これは攻撃(202)と呼ばれる。変更が悪意的でない場合もあるが、攻撃という用語は、著作権侵害者が変更によってデジタルウォーターマークを除去しようとする著作権保護アプリケーションから発生する。様々な変更が可能である。例えば、データの非可逆圧縮、イメージ又は映像のクロッピング、又は意図的に加える雑音などがありうる。
検出(203)は、攻撃された信号からウォーターマークを抽出するために攻撃された信号に適用するアルゴリズムである。信号が伝送中に変更されなかった場合、ウォーターマークは依然として存在し、ウォーターマークの抽出が可能である。堅固なウォーターマーキングアプリケーションでは、変更が強力であっても抽出アルゴリズムはウォーターマークを正しく生成できるはずである。脆弱なウォーターマーキングでは、信号にいかなる変更が加えられても抽出アルゴリズムは失敗するだろう。
埋め込まれた情報が数回の変形によって劣化しても、マーキングされた信号から確実に検出されると、デジタルウォーターマークは変形に対して堅固であるという。典型的なイメージ劣化は、JPEG圧縮、回転(rotation)、クロッピング、付加的な雑音及び量子化である。ビデオコンテンツにおいて、一時的な変更及びMPEG圧縮が主にここに含まれる。ウォーターマーキングされたコンテンツが、本来のウォーターマーキングされていないコンテンツと知覚的に同等であると、ウォーターマークは感知できないという。一般に、堅固なウォーターマーク又は感知できないウォーターマークは生成しやすいが、堅固であり且つ感知できないウォーターマークは生成し難いと知られている。堅固であり且つ感知できないウォーターマークは、デジタルコンテンツの保護のための道具、例えば、専門的なビデオコンテンツで埋め込まれた「複製不許」フラグとして提案された。
デジタルウォーターマーキング技術は、いくつかの方式に分類できる。
第一に、ウォーターマークは、若干の変形後に検出されないと脆弱であるという(堅固性)。脆弱なウォーターマークは通常、タンパー検出(完全性立証)のために用いられる。明らかに明確な原著作物に加えた変形は、普通、ウォーターマークと呼ばれず、一般化したバーコードと呼ばれる。陽性変形には抵抗力があるが、悪性変形後には検出に失敗するウォーターマークは、やや脆弱であるという。やや脆弱なウォーターマークは、通常、悪性変形を検出するために用いられる。指定された部類の変形に抵抗力があるウォーターマークは堅固であるという。堅固なウォーターマークは、複製物を伝達し、制御情報に接続するために、複製防止アプリケーションで用いることができる。
第二に、本来のカバー信号とマーキングされた信号とが知覚的に区別されないと(区別され難いと)、ウォーターマークは感知できないという(知覚性)。マーキングされた信号での存在が明らかであるが、非侵害的であると、ウォーターマークは感知できるという。
第三に、容量に関して、埋め込まれたメッセージの長さは、2つの異なる主部類のウォーターマーキング方式を決定する。
メッセージは概念上0ビットの長さを有し、システムは、マーキングされたオブジェクトからウォーターマークの存在有無を検出するために設計される。この種のウォーターマーキング方式は、主に、イタリック0ビット又はイタリック存在ウォーターマーキング方式と呼ばれる。しばしばこの種のウォーターマーキング方式は、1がウォーターマークの存在を示すため(0は不在)、1ビットウォーターマークと呼ばれる。
メッセージはnビット長のストリーム(n=|m|又はM={0,1}n)であり、ウォーターマークで変調される。この種の方式は主に、多重ビットウォーターマーキング又は非零ビットウォーターマーキング方式と呼ばれる。
第四に、埋め込み段階にはいくつかの方式がある。マーキングされた信号が付加的な変形によって得られると、ウォーターマーキング方法は帯域拡散と呼ばれる。帯域拡散ウォーターマークは適当に堅固であると知られているが、ホスト干渉によって低い情報容量を有するとも知られている。マーキングされた信号が量子化によって得られると、ウォーターマーキング方法は、量子化タイプのものという。量子化ウォーターマークは低い堅固性を有するが、ホスト干渉の排除によって高い情報容量を有する。マーキングされた信号が帯域拡散法と類似の付加的な変形によって埋め込まれるが、特別に空間領域で埋め込まれると、ウォーターマーキング方法は振幅変調と呼ばれる。
図3は、本発明の一実施例に係る自動コンテンツ認識クエリー結果フォーマットを示す図である。
既存の自動コンテンツ認識サービス処理システムによれば、放送局が実時間サービスのためのコンテンツとETVサービスのためのエンハンスメントデータを共に伝送し、TV受信機がコンテンツとETVサービスを受信する場合、実時間サービスのためのコンテンツは受信できるが、エンハンスメントデータは受信できない。
この場合、本発明の一実施例によれば、インターネットプロトコルネットワークを用いた独立したインターネットプロトコルシグナリングチャネルを用いて、既存の自動コンテンツ認識処理システムの問題を解決することができる。すなわち、TV受信機は、多チャネル放送事業者を通して実時間サービスのためのコンテンツを受信することができ、独立したインターネットプロトコルシグナリングチャネルを介してエンハンスメントデータを受信することができる。
この場合、本発明の一実施例によれば、インターネットプロトコルシグナリングチャネルは、PSIPストリームがバイナリストリームの形態で伝達及び処理されるように構成される。このとき、インターネットプロトコルシグナリングチャネルは、プル(pull)方法やプッシュ(push)方法を用いるように構成される。
プル方法のインターネットプロトコルシグナリングチャネルは、HTTP要請/応答方法によって構成することができる。HTTP要請/応答方法によれば、PSIPバイナリストリームは、HTTP要請信号に対するHTTP応答信号に含まれ、SignalingChannelURLを通して伝送されてもよい。この場合、ポーリングサイクルは、自動コンテンツ認識クエリー結果として伝達されたメタデータでPolling_cycleによって周期的に要請されてもよい。また、更新される時間及び/又は周期に関する情報は、シグナリングチャネルに含まれて伝送されてもよい。この場合、受信機は、インターネットプロトコルシグナリングチャネルから受信した更新時間及び/又は周期情報に基づいてサーバーにシグナリング情報を要請することができる。
プッシュ方法のインターネットプロトコルシグナリングチャネルは、XMLHTTPRequestアプリケーションプログラミングインターフェースを用いて構成することができる。XMLHTTPRequestアプリケーションプログラミングインターフェースが用いられると、サーバーから非同期で最新情報を受信することができる。これは、受信機にとっては、XMLHTTPRequestオブジェクトを通してサーバーに非周期的にシグナリング情報を要請する方法であり、サーバーにとっては、シグナリング情報が変更された場合は、要請に応答してこのチャネルを介してシグナリング情報を提供する方法である。セッションの待ち時間に制限があると、セッションタイムアウト応答が生成され、受信機はセッションタイムアウト応答を認識し、シグナリング情報を再び要請し、受信機とサーバー間でシグナリングチャネルを維持することができる。
インターネットプロトコルシグナリングチャネルを介してエンハンスメントデータを受信するために、受信機はウォーターマーキングとフィンガープリンティングを用いて動作することができる。フィンガープリンティングは、コンテンツ購買者に関する情報をコンテンツプロバイダの代わりにコンテンツに挿入する技術のことを指す。フィンガープリンティングが用いられると、受信機は、コンテンツを確認するために参照データベースを検索することができる。コンテンツを確認した結果は、自動コンテンツ認識クエリー結果と呼ばれる。自動コンテンツ認識クエリー結果は、TV視聴者に提供されたクエリーを含み、自動コンテンツ認識機能を実行するためにクエリーの情報に対して対応することができる。受信機は、自動コンテンツ認識クエリー結果に基づいてETVサービスを提供することができる。
コンテンツ識別子部301は、全世界で唯一にコンテンツを識別するための識別子を示し、サービスを識別するための識別子であるグローバルサービス識別子部を含むことができる。
NTPタイムスタンプ部302は、自動コンテンツ認識クエリーに用いられるサンプルフレーム間隔の特定時点がNTPタイムスタンプの形態で提供されるということを示すことができる。ここで、特定時点は、サンプルフレームの始点又は終点であってもよい。NTPは、インターネットを通してコンピュータの時間をレファレンスクロックに合わせるためのプロトコルのことをいい、タイムサーバーとコンピューターネットワーク上に分配されたクライアント間の時間同期化のために用いることができる。NTPがUTC(universal time coordinated)時間を使用し、10msの正確度を保障することから、受信機はフレーム同期化動作を正確に処理することができる。
シグナリングチャネル情報部303は、ETVサービスのためのインターネットプロトコルネットワーク上の独立したシグナリングチャネルのアクセス情報を示すことができる。
より具体的に、シグナリングチャネル情報部303の下位部であるシグナリングチャネルURL部313は、シグナリングチャネルのURL情報を示すことができる。シグナリングチャネルURL部313は、更新モード部323及びポーリングサイクル部333を下位部として含むことができる。更新モード部323は、インターネットプロトコルシグナリングチャネルを介して情報を取得する方法を示す。例えば、プルモードで、受信機は情報を取得するためにプル方法によって周期的にポーリングを行うことができ、プッシュモードで、サーバーはプッシュ方法によって受信機に情報を送信することができる。ポーリングサイクル部333は、更新モード部323がプルモードであればプル方法によって受信機の基本ポーリングサイクル値を示すことができる。そして、自動コンテンツ認識クエリー結果に関する情報は、ウォーターマーク基盤自動コンテンツ認識システム上でオーディオ/ビデオコンテンツに挿入/埋め込みされて送信されてもよい。受信機は、ウォーターマーク抽出器を通して自動コンテンツ認識クエリー結果情報を抽出及び取得した後、ETVサービスを提供することができる。この場合、ETVサービスを別途の自動コンテンツ認識サーバー無しで提供することができ、インターネットプロトコルネットワークを通したクエリーは省略することができる。
図3は、本発明の一実施例に係る自動コンテンツ認識クエリー結果を示すXMLスキーマの図である。図3に示すように、自動コンテンツ認識クエリー結果のXMLフォーマットは、結果コード部310を含むことができ、自動コンテンツ認識クエリー結果タイプ300は、コンテンツ識別子部301、NTP(network time protocol)タイムスタンプ部302、シグナリングチャネル情報部303、サービス情報部304、その他識別子部305を含むことができる。シグナリングチャネル情報部303は、シグナリングチャネルURL部313、更新モード部323、ポーリングサイクル部333を含むことができ、サービス情報部304は、サービスネーム部314、サービスロゴ部324、サービス記述部334を含むことができる。
次に、図3に示す自動コンテンツ認識クエリー結果のXMLスキーマの図を詳しく説明し、XMLスキーマの例を説明する。
結果コード部310は、自動コンテンツ認識クエリーの結果値を示すことができる。これはクエリー成功又は失敗、クエリーに失敗すると失敗理由をコード値の形態で示すことができる。例えば、結果コード部310の値が200であれば、これはクエリーに成功し、それに該当するコンテンツ情報が応答されたということを示す。結果コード部310の値が404であれば、これは、コンテンツが発見されなかったということを示す。
受信機は基本ポーリングサイクル値を特定し、任意時間間隔で要請信号をサーバーに送信することで、サーバーが要請によって過負荷となることを防止することができる。
サービス情報部304は、放送チャネルに関する情報を示すことができる。コンテンツID部301は、視聴者によって現在視聴されているサービスの識別子を示すことができ、サービス情報部304は、放送チャネルに関する具体的な情報を示すことができる。例えば、サービス情報部304が示す具体的な情報は、チャネル名、ロゴ、又はテキスト説明であってもよい。
より具体的に、サービス情報部304の下位部であるサービスネーム部314は、チャネル名を示すことができ、サービスロゴ部324は、チャネルロゴを示すことができ、サービス記述部334は、チャネルテキスト説明を示すことができる。
次に、本発明の一実施例に係る図3に示した自動コンテンツ認識クエリー結果のエレメントのXMLスキーマを示す。
<xs:complexType name="ACR-ResultType">
<xs:sequence>
<xs:element name="ContentID" type="xs:anyURI"/>
<xs:element name="NTPTimestamp" type="xs:unsignedLong"/>
<xs:element name="SignalingChannelInformation">
<xs:complexType>
<xs:sequence>
<xs:element name="SignalingChannelURL" maxOccurs="unbounded">
<xs:complexType>
<xs:simpleContent>
<xs:extension base="xs:anyURI">
<xs:attribute name="UpdateMode">
<xs:simpleType>
<xs:restriction base="xs:string">
<xs:enumeration value="Pull"/>
<xs:enumeration value="Push"/>
</xs:restriction>
</xs:simpleType>
</xs:attribute>
<xs:attribute name="PollingCycle" type="xs:unsignedInt"/>
</xs:extension>
</xs:simpleContent>
</xs:complexType>
</xs:element>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
</xs:element>
<xs:element name="ServiceInformation">
<xs:complexType>
<xs:sequence>
<xs:element name="ServiceName" type="xs:string"/>
<xs:element name="ServiceLogo" type="xs:anyURI" minOccurs="0"/>
<xs:element name="ServiceDescription" type="xs:string" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
</xs:element>
<xs:any namespace="##other" processContents="skip" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/>
</xs:sequence>
<xs:attribute name="ResultCode" type="xs:string" use="required"/>
<xs:anyAttribute processContents="skip"/>
</xs:complexType>
図4は、本発明の一実施例に係るコンテンツ識別子の構文を示す図である。
図4は、本発明の一実施例に係るATSC標準に基づくコンテンツ識別子の構文を示す。ATSCコンテンツ識別子は、受信機によって受信したコンテンツを識別するための識別子として用いることができる。
また、図4に示すコンテンツ識別子の構文は、図3で説明した自動コンテンツ認識質疑結果フォーマットのコンテンツ識別子部の構文である。
ATSCコンテンツ識別子は、唯一の周期を有し、TSID(Transmitting Subscriber Identification)及びハウスナンバーで構成された構造である。ハウスナンバーは、ここに制約された通り、TSIDの保有者が所望するいずれかのナンバーである。ナンバーは、TSIDのそれぞれの値に対して唯一である。ATSCコンテンツ識別子構造の構文は、図4に定義した通りである。
16ビットの符号無し整数フィールドであるTSIDは、transport_stream_idの値を含むだろう。米国においてこの値の割当権限はFCCにある。メキシコ、カナダ、米国に対する範囲は、これら国家間の公式協約によって設定された。他の地域の値は任意の権限によって設定される。
5ビットの符号無し整数であるend_of_dayフィールドは、放送日が終了するUTCでその日の時間と設定されるはずであり、暫くしてcontent_id値がunique_forによって再使用されうる。このフィールドの値は、0乃至23の範囲にあるだろう。このとき、このフィールドの値は放送局ごとに固定されると予想される。
9ビットの符号無し整数であるunique_forフィールドは、日数と設定され、最後桁の数が切り上げられ、content_id値が他のコンテンツに再割当されないend_of_dayが示す時間に関して測定される。その値は1乃至511の範囲にあるだろう。0は禁止されるだろう。511は「無期限」という特別な意味がある。このとき、このフィールドの値は、ハウスナンバリング方法が変更される時にのみ変更され、放送局ごとに本質的に固定されると予想される。また、デコーダは、unique_forフィールドが満了するまで、記憶されたcontent_valuesを唯一のものと取扱うことができ、これは、記憶された全てのunique_forフィールドが0になるまで、end_of_dayに毎日1ずつ減少させることによって実行できる。
可変長フィールドであるcontent_idフィールドは、ハウスナンバーシステムやTSIDの値のためのシステムによって識別子の値に設定できる。このような各値は、end_of_day及びunique_forフィールドの値によって設定された唯一の期間内で他のコンテンツに割り当てることができない。当該識別子は、人が読み取りでき、及び/又は2進値のいずれかの組合せになることができ、242バイトを越えないようにハウスナンバーの形態と完全に一致する必要はない。
また、本発明の一実施例に係る受信機が、図4に示したコンテンツ識別子の構文からサービスを全世界的に唯一に識別できない場合、本発明の一実施例に係る受信機は、グローバルサービス識別子を用いてサービスを識別することができる。本発明の一実施例に係るグローバルサービス識別子は、図3で説明した自動コンテンツ認識質疑結果フォーマットのコンテンツ識別子部に含めることができる。
以下、[例示1]は、本発明の一実施例に係るURIフォーマットのグローバルサービス識別子を示す。[例示1]のグローバルサービス識別子は、ATSC−M/Hサービスのために用いることができる。
[例示1]
urn:oma:bcast:iauth:atsc:service:<region>:<xsid>:<serviceid>
<region>は、ISO 639−2によって特定されたような2文字国際国家コードである。
<xsid>は、当該地域で定義された通り、ローカルサービスに対してはTSIDの10進エンコーディングと定義される。<xsid>は、地域サービスに対しては(major>69)、「0」と定義される。
<serviceid>は、<major>.<minor>と定義される。ここで、<major>は主チャネルナンバーを示すことができ、<minor>は副チャネルナンバーを示すことができる。
上述したグローバルサービス識別子は、次のようなURIフォーマットで表現することができる。
[例示2]urn:oma:bcast:iauth:atsc:service:us:1234:5.1
[例示3]urn:oma:bcast:iauth:atsc:service:us:0:100.200
また、本発明の一実施例に係る受信機は、上述したグローバルサービス識別子に基づいて、グローバルコンテンツ識別子を用いてコンテンツを識別することができる。
以下、[例示4]は、本発明の一実施例に係るURIフォーマットのグローバルコンテンツ識別子を示す。[例示4]のグローバルサービス識別子は、ATSCサービスのために用いることができる。具体的に、[例示4]は、本発明の一実施例に係るグローバルコンテンツ識別子としてATSCコンテンツ識別子が用いられた場合を示す。
[例示4]
urn:oma:bcast:iauth:atsc:content:<region>:<xsidz>:<contentid>:<unique_for>:<end_of_day>
<region>は、ISO 639−2[4]によって特定されたような2文字国際国家コードである。
<xsidz>は、当該地域で定義された通り、ローカルサービスに対してはTSIDの10進エンコーディングと定義される。ここには、放出する放送局が<serviceid>を使用せず、グローバルコンテンツ識別子の唯一性を保障できない限り、「.」<serviceid>が続く。<xsidz>は、地域サービスに対しては(major>69)、<serviceid>と定義される。
両者の場合で、<serviceid>は、セクションA1でコンテンツを伝達するサービスに対して定義された通りである。<content_id>は、content_idフィールドを2進列(binary string)と考慮した図4で定義したcontent_idフィールドのbase64[5]エンコーディングである。<unique_for>は、図4で定義したunique_forフィールドの10進エンコーディングである。<end_of_day>は、図4で定義したend_of_dayフィールドの10進エンコーディングである。
上述した例示の通りに定義されたフォーマットを持つATSCコンテンツ識別子を、自動コンテンツ認識処理システム上でコンテンツを識別するために用いることができる。
以下、本発明の一実施例に係る図5及び図6と関連して、ウォーターマーキング及びフィンガープリンティング技術を具現できるように設計された受信機を説明する。図5及び図6の構成は設計者の意図によって変更されてもよい。
図5は、本発明の一実施例に係る受信機の構造を示す図である。
具体的に、図5は、ウォーターマーキングを用いて自動コンテンツ認識基盤ETVサービスを支援する受信機の構成の一例を示す。
図5に示すように、本発明の一実施例に係る自動コンテンツ認識基盤ETVサービスを支援する受信機は、入力データプロセッサ、ATSCメインサービスプロセッサ、ATSC MH(mobile handheld)サービスプロセッサ、及び/又は自動コンテンツ認識サービスプロセッサを含むことができる。入力データプロセッサは、チューナー/復調器400及び/又は残留側波帯デコーダ401を含むことができる。ATSCメインサービスプロセッサは、トランスポートプロトコル(TP)デマルチプレクサ402、非実時間ガイド情報プロセッサ403、DSM−CC(digital storage media commandand control)アドレス指定可能セクションパーサー404、IP/UDP(information provider/user datagram protocol)パーサー405、FLUTE(file delivery over unidirectional transport)パーサー406、メタデータモジュール407、ファイルモジュール408、ESG(electronic service guide)/DCD(data carrier detect)ハンドラー409、記憶制御モジュール410、ファイル/トランスポートプロトコルスイッチ411、再生制御モジュール412、第1記憶装置413、インターネットプロトコルパケット記憶制御モジュール414、インターネット接続制御モジュール415、インターネットプロトコルインターフェース416、ライブレコーディングスイッチ417、ファイル(オブジェクト)デコーダ418、トランスポートプロトコル/PES(packetized elementary stream)デコーダ420、PSI(program specific information)/PSIP(program and system information protocol)デコーダ421、及び/又はEPG(electronic program guide)ハンドラー422を含むことができる。ATSC MHサービスプロセッサは、メイン/MH/非実時間スイッチ419、MHベースバンドプロセッサ423、MH物理的適応プロセッサ424、インターネットプロトコルスタック425、ファイルハンドラー426、ESGハンドラー427、第2記憶装置428、及び/又はストリーミングハンドラー429を含むことができる。自動コンテンツ認識サービスプロセッサは、メイン/MH/非実時間スイッチ419、オーディオ/ビデオデコーダ430、オーディオ/ビデオ処理モジュール431、外部入力ハンドラー432、ウォーターマーク抽出器433、及び/又はアプリケーション434を含むことができる。
次に、各プロセッサの各モジュールの動作について説明する。
入力データプロセッサで、チューナー/復調器400は、アンテナから受信した放送信号をチューニング及び復調することができる。この過程によって、残留側波帯シンボルを抽出することができる。残留側波帯デコーダ401は、チューナー/復調器400によって抽出された残留側波帯シンボルをデコーディングすることができる。
残留側波帯デコーダ401は、デコーディングによるATSCメインサービスデータ及びMHサービスデータを出力することができる。ATSCメインサービスデータはATSCメインサービスプロセッサに伝達されて処理され、MHサービスデータはATSC MHサービスプロセッサに伝達されて処理されうる。
ATSCメインサービスプロセッサは、MH信号を除くメインサービスデータを自動コンテンツ認識サービスプロセッサに伝達するためにメインサービス信号を処理することができる。トランスポートプロトコルデマルチプレクサ402は、残留側波帯信号を介して送信されたATSCメインサービスデータの送信パケットを逆多重化して他の処理モジュールに伝達することができる。すなわち、トランスポートプロトコルデマルチプレクサ402は、放送信号のエレメントがそれぞれ放送受信機のモジュールによって処理されるように、伝送パケットに含まれた様々な情報を逆多重化して伝達することができる。逆多重化されたデータは、実時間ストリーム、DSM−CCアドレス指定可能セクション、及び/又は非実時間サービステーブル/A/90&92シグナリングテーブルを含むことができる。より具体的に、図5に示すように、トランスポートプロトコルデマルチプレクサ402は、実時間ストリームをライブレコーディングスイッチ417に出力でき、DSM−CCアドレス指定可能セクションをDSM−CCアドレス指定可能セクションパーサー404に出力でき、非実時間サービステーブル/A/90&92シグナリングテーブルを非実時間ガイド情報プロセッサ403に出力することができる。
非実時間ガイド情報プロセッサ403は、トランスポートプロトコルデマルチプレクサ402から非実時間サービステーブル/A/90&92シグナリングテーブルを受信し、FLUTセッション情報を抽出してDSM−CCアドレス指定可能セクションパーサー404に伝達することができる。DSM−CCアドレス指定可能セクションパーサー404は、トランスポートプロトコルデマルチプレクサ402からDSM−CCアドレス指定可能セクションを受信し、非実時間ガイド情報プロセッサ403からFLUTセッション情報を受信し、DSM−CCアドレス指定可能セクションを処理することができる。IP/UDPパーサー405は、DSM−CCアドレス指定可能セクションパーサー404からデータ出力を受信し、IP/UDPによって伝送されたIPデータグラムをパーシングすることができる。FLUTEパーサー406は、IP/UDPパーサー405から出力されたデータを受信し、ALC(asynchronous layered coding)オブジェクトの形態で伝送されたデータサービスを伝送するためのFLUTEデータを処理することができる。メタデータモジュール407及びファイルモジュール408は、FLUTEパーサー406から出力されたデータを受信し、メタデータ及び復元されたファイルを処理することができる。ESG/DCDハンドラー409は、メタデータモジュール407から出力されたデータを受信し、放送プログラムに関連した電子サービスガイド及び/又は下りリンクチャネル記述語を処理することができる。復旧されたファイルは、レファレンスフィンガープリント及びATSC 2.0コンテンツのようなファイルオブジェクトの形態で記憶制御モジュール410に伝達されうる。ファイルオブジェクトは、記憶制御モジュール410によって処理され、正常ファイル及びトランスポートプロトコルファイルに分離されて第1記憶装置413に記憶されうる。再生制御モジュール412は、記憶されたファイルオブジェクトを更新し、ファイルオブジェクトをファイル/トランスポートプロトコルスイッチ411に伝達して、正常ファイル及びトランスポートプロトコルファイルをデコーディングすることができる。ファイル/トランスポートプロトコルスイッチ411は、正常ファイル及びトランスポートプロトコルファイルが互いに異なる経路を通じてデコーディングされるように、正常ファイルはファイルデコーダ418に伝達し、トランスポートプロトコルファイルはライブレコーディングスイッチ417に伝達する。
ファイルデコーダ418は、正常ファイルをデコーディングして自動コンテンツ認識サービスプロセッサに伝達することができる。デコーディングされた正常ファイルは、自動コンテンツ認識サービスプロセッサのメイン/MH/非実時間スイッチ419に伝達することができる。トランスポートプロトコルファイルは、ライブレコーディングスイッチ417の制御下に、トランスポートプロトコル/PESデコーダ420に伝達することができる。トランスポートプロトコル/PESデコーダ420は、トランスポートプロトコルファイルをデコーディングし、PSI/PSIPデコーダ421は、デコーディングされたトランスポートプロトコルファイルを再びデコーディングする。EPGハンドラー422は、デコーディングされたトランスポートプロトコルファイルを処理し、ATSCによってEPGサービスを処理することができる。
ATSC MHサービスプロセッサは、ATSC MHサービスデータを自動コンテンツ認識サービスプロセッサに送信するためにMH信号を処理することができる。より具体的に、MHベースバンドプロセッサ423は、ATSC MHサービスデータを送信に適したパルス波形に切り替えることができる。MH物理的適応プロセッサ424は、ATSC MHサービスデータをMH物理的階層に適した形態として処理することができる。
インターネットプロトコルスタック425は、MH物理的適応プロセッサ424から出力されたデータを受信し、インターネット送信/受信のための通信プロトコルによって処理することができる。ファイルハンドラー426は、インターネットプロトコルスタック425から出力されたデータを受信し、応用階層のファイルを処理することができる。ESGハンドラー427は、ファイルハンドラー426から出力されたデータを受信し、モバイルESGを処理することができる。また、第2記憶装置428は、ファイルハンドラー426から出力されたデータを受信し、ファイルオブジェクトを記憶することができる。また、インターネットプロトコルスタックモジュール425から出力されたデータの一部は、ATSCによるモバイルESGサービスの代わりに受信機の自動コンテンツ認識サービスのためのデータになり得る。この場合、ストリーミングハンドラー429は、RTP(real−time transport protocol)を通して受信されたリアルストリーミングを処理して自動コンテンツ認識サービスプロセッサに伝達することができる。
自動コンテンツ認識サービスプロセッサのメイン/MH/非実時間スイッチ419は、ATSCメインサービスプロセッサ及び/又はATSC MHサービスプロセッサから出力された信号を受信することができる。オーディオ/ビデオデコーダ430はメイン/MH/非実時間スイッチ419から受信された圧縮オーディオ/ビデオデータをデコーディングすることができる。デコーディングされたオーディオ/ビデオデータは、オーディオ/ビデオ処理モジュール431に伝達できる。
外部入力ハンドラー432は、外部入力を通して受信されたオーディオ/ビデオコンテンツを処理してオーディオ/ビデオ処理モジュール431に伝送することができる。
オーディオ/ビデオ処理モジュール431は、オーディオ/ビデオデコーダ430及び/又は外部入力ハンドラー432から受信されたオーディオ/ビデオデータを処理してスクリーンに表示することができる。この場合、ウォーターマーク抽出器433は、オーディオ/ビデオデータからウォーターマークの形態で挿入されたデータを抽出することができる。抽出されたウォーターマークデータは、アプリケーション434に伝達できる。アプリケーション434は、自動コンテンツ認識機能に基づくエンハンスメントサービスを提供し、放送コンテンツを確認し、そこに関連したエンハンスメントデータを提供することができる。アプリケーション434がエンハンスメントデータをオーディオ/ビデオ処理モジュール431に伝達すると、オーディオ/ビデオ処理モジュール431は、受信したオーディオ/ビデオデータを処理して画面に表示することができる。
具体的に、図5に示すウォーターマーク抽出器433は、外部入力を介して受信されたオーディオ/ビデオデータから、ウォーターマークの形態で挿入されたデータ(又は、ウォーターマーク)を抽出することができる。ウォーターマーク抽出器433は、オーディオデータからウォーターマークを抽出したり、ビデオデータからウォーターマークを抽出したり、又はオーディオデータ及びビデオデータからウォーターマークを抽出することができる。ウォーターマーク抽出器433は、抽出されたウォーターマークからチャネル情報及び/又はコンテンツ情報を取得することができる。
本発明の一実施例に係る受信機は、ウォーターマーク抽出器433が取得したチャネル情報及び/又はコンテンツ情報を用いて、ATSC MHチャネルをチューニングし、当該コンテンツ及び/又はメタデータを受信することができる。また、本発明の一実施例に係る受信機は、インターネットを通して当該コンテンツ及び/又はメタデータを受信することもできる。その後、受信機は、トリガーなどを用いて、受信したコンテンツ及び/又はメタデータをディスプレイすることができる。
図6は、本発明の他の実施例に係る受信機の構造を示す図である。
より具体的に、図6は、ウォーターマーキングを用いて自動コンテンツ認識基盤ETVサービスを支援する受信機の構成の一例を示す。
図6に示す本発明の一実施例に係る受信機の基本構造は、図5に図示された受信機に基本構造と同一である。ただし、図6に示す受信機は、本発明の一実施例によってフィンガープリント抽出器535及び/又はフィンガープリント比較器536をさらに含むことができるという相違点がある。また、図6に示す受信機は、図5に示した構成エレメントのうち、ウォーターマーク抽出器433を含めなくてもよい。
図6の基本的な構成は、図5に示した受信機の基本的な構成と同一であり、その説明を省略する。以下、フィンガープリント抽出器535及び/又はフィンガープリント比較器536を中心に受信機の動作を説明する。
フィンガープリント抽出器535は、外部入力を介して受信されたA/Vコンテンツに挿入されたデータ(又は、シグネチャー)を抽出することができる。本発明の一実施例に係るフィンガープリント抽出器535は、オーディオコンテンツからシグネチャーを抽出したり、ビデオコンテンツからシグネチャーを抽出したり、又はオーディオコンテンツ及びビデオコンテンツからシグネチャーを抽出することができる。
フィンガープリント比較器536は、A/Vコンテンツから抽出されたシグネチャーを用いてチャネル情報及び/又はコンテンツ情報を取得することができる。本発明の一実施例に係るフィンガープリント比較器536は、ローカルサーチ(local search)及び/又は遠隔サーチ(remote search)によってチャネル情報及び/又はコンテンツ情報を取得することができる。
具体的に、図6に示すように、フィンガープリント比較器536が記憶装置537にアクセスして動作するルートをローカルサーチという。また、図6に示すように、フィンガープリント比較器536がインターネット接続制御モジュール538にアクセスして動作するルートを遠隔サーチという。以下、ローカルサーチ及び遠隔サーチについて説明する。
本発明の一実施例に係るローカルサーチによれば、フィンガープリント比較器535は、抽出されたシグネチャーと記憶装置537に記憶された基準フィンガープリントとを比較することができる。基準フィンガープリントは、フィンガープリント比較器536が抽出されたシグネチャーを処理するためにさらに受信するデータである。
具体的に、フィンガープリント比較器536は、抽出されたシグネチャーと基準フィンガープリントとをマッチングさせて両者が同一であるか否か比較し、チャネル情報及び/又はコンテンツ情報を取得することができる。
比較の結果、抽出されたシグネチャーと基準フィンガープリントとが同一である場合、フィンガープリント比較器536は、比較の結果をアプリケーションに伝達することができる。アプリケーションは、比較の結果を用いて、抽出されたシグネチャーと関連したチャネル情報及び/又はコンテンツ情報を受信機に伝達することができる。
比較の結果、抽出されたシグネチャーと基準フィンガープリントとがマッチングしないか、又は基準フィンガープリントが不足している場合、フィンガープリント比較器536は、ATSC MHチャネルを介して新しい基準フィンガープリントを受信することができる。その後、フィンガープリント比較器536は、抽出されたシグネチャーと基準フィンガープリントとを再び比較することができる。
また、本発明の一実施例に係る遠隔サーチによれば、フィンガープリント比較器536は、インターネット上のシグネチャーデータベースサーバーからチャネル情報及び/又はコンテンツ情報を受信することができる。
具体的に、フィンガープリント比較器536は、インターネット接続制御モジュール538を介してインターネットに接続してシグネチャーデータベースサーバーにアクセスすることができる。その後、フィンガープリント比較器536は、抽出されたシグネチャーをクエリーパラメータとしてシグネチャーデータベースサーバーに伝達することができる。
全て放送局が一つの統合されたシグネチャーデータベースサーバーを用いる場合、フィンガープリント比較器536は、当該シグネチャーデータベースサーバーにクエリーパラメータを伝達することができる。放送局が個別にシグネチャーデータベースサーバーを運営する場合、フィンガープリント比較器536は、それぞれのシグネチャーデータベースにクエリーパラメータを伝達することができる。又は、フィンガープリント比較器536は、2つ以上のシグネチャーデータベースサーバーに同時にクエリーパラメータを伝達することもできる。
本発明の一実施例に係る受信機は、フィンガープリント比較器536が取得したチャネル情報及び/又はコンテンツ情報を用いて、ATSC M/Hチャネルをチューニングし、該当のコンテンツ及び/又はメタデータを受信することができる。その後、受信機は、トリガーなどを用いて、受信されたコンテンツ及び/又はメタデータをディスプレイすることができる。
図7は、本発明の一実施例に係るデジタル放送システムを示す図である。
具体的に、図7は、パーソナリゼーションサービス(個人化サービス)のためのデジタル放送受信機(又は、受信機)を含む個人化放送システムを示す。本発明の一実施例に係る個人化サービスは、使用者情報に基づいて使用者に適したコンテンツを選別して提供するサービスである。また、本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、ATSC 2.0或いは個人化されたサービスを提供する次世代放送サービスを提供することができる。
本発明では、使用者情報の一実施例として、使用者のプロファイル、人口統計及び興味情報(又は、PDIデータ)を定義する。以下では、個人化放送システムの構成エレメントについて説明する。
アンケートに対する回答(answer)は、総合すると、使用者のプロファイル、人口統計、興味(PDI;profiles、demographics、and interests)を示す。アンケート及び特定使用者によって与えられた回答を要約したデータ構造は、PDIアンケート又はPDIテーブルと呼ばれる。データ構造は、使用可能なとき、回答を含むことができるが、PDIテーブルは、ネットワーク、放送局、又はコンテンツプロバイダによって提供されるため、回答データを含まない。PDIテーブルにおいてエントリーの質問(question)部分は、非公式的に、「PDI−質問」又は「PDI−Q」と呼ばれる。与えられたPDI質問に対する回答は、非公式的に、「PDI−A」と呼ばれる。フィルタ基準の集合は、非公式的に、「PDI−FC」と呼ばれる。
ATSC 2.0可能受信機のようなクライアント装置は、アンケートで質問に対する回答の生成を可能にする機能を含む(PDI−Aインスタンス)。このPDI生成機能は、PDI−Qインスタンスを入力として用い、PDI−Aインスタンスを出力として生成する。PDI−Qインスタンス及びPDI−Aインスタンスの両方とも、受信機の不揮発性記憶装置に記憶される。クライアントは、PDI−AインスタンスとPDI−FCインスタンスとを比較し、どのコンテンツアイテムがダウンロード及び使用に適合するかを決定するフィルタリング機能を提供する。
図示のように、サービスプロバイダ側では、PDIテーブルを維持及び分配するための機能が施行される。コンテンツと共にコンテンツメタデータが生成される。メタデータの一部がPDIテーブルにおいて質問に基づくPDI−FCインスタンスである。
図7に示すように、個人化放送システムは、コンテンツプロバイダ(又は、放送局)707及び/又は受信機700を含むことができる。本発明の一実施例に係る受信機700は、PDIエンジン701、フィルタリングエンジン702、PDI記憶装置703、コンテンツ記憶装置704、宣言コンテンツモジュール705及び/又はUIモジュール(User Interface module)706を含むことができる。また、図7に示すように、本発明の一実施例に係る受信機700は、コンテンツプロバイダ707からコンテンツなどを受信することができる。上述した個人化放送システムの構造は設計者の意図によって変更されてもよい。
本発明の一実施例に係るコンテンツプロバイダ707は、コンテンツ、PDIアンケート(PDI questionnaire)及び/又はフィルタリング基準を受信機700に伝送することができる。アンケート及び特定使用者によって与えられた回答を要約したデータ構造はPDIアンケートと呼ばれる。本発明の一実施例に係るPDIアンケートは、使用者のプロファイル、人口統計、興味などに関する質問(又は、PDI質問)を含むことができる。
受信機700は、コンテンツプロバイダ707から受信したコンテンツ、PDIアンケート及び/又はフィルタリング基準を処理することができる。以下、図7に示す受信機700に含まれたモジュールの動作を中心に説明する。
本発明の一実施例に係るPDIエンジン701は、まず、コンテンツプロバイダ707が提供するPDIアンケートを受信することができる。PDIエンジン701は、受信したPDIアンケートに含まれたPDI質問をUIモジュール706に伝達することができる。当該PDI質問に関する使用者の入力がある場合、PDIエンジン701は、当該PDI質問に対する使用者の回答とその他の情報(以下、PDI回答)をUIモジュール706から受信することができる。その後、PDIエンジン701は、個人化サービスを提供するためにPDI質問及びPDI回答を処理してPDIデータを生成することができる。すなわち、本発明の一実施例に係るPDIデータは、上述したPDI質問及び/又はPDI回答を含むことができる。したがって、PDIアンケートに対するPDI回答は、総合すると、使用者のプロファイル、人口統計、興味(又は、PDI)を表す。
また、本発明の一実施例に係るPDIエンジン701は、受信したPDI回答を用いてPDIデータを更新することができる。具体的に、PDIエンジン701は、PDI回答のIDを用いて、PDIデータを削除、追加及び/又は修正することができる。本発明の一実施例に係るPDI回答のIDの具体的な内容は後述する。また、他のモジュールでPDIデータの受信を要請する場合、PDIエンジン701は、当該要請に適したPDIデータを当該モジュールに伝達することができる。
本発明の一実施例に係るフィルタリングエンジン702は、PDIデータとフィルタリング基準によってコンテンツをフィルタリングすることができる。フィルタリング基準とは、PDIデータを用いて使用者に適したコンテンツのみをフィルタリングするための基準(フィルタリング基準)の集合を意味する。具体的に、フィルタリングエンジン702は、PDIエンジン701からPDIデータを受信することができ、コンテンツプロバイダ707からコンテンツ及び/又はフィルタリング基準を受信することができる。また、コンテンツプロバイダ707は、宣言コンテンツに関するパラメータを伝送する時、当該宣言コンテンツと関連したフィルタリング基準テーブルを併せて伝送することができる。その後、フィルタリングエンジン702は、フィルタリング基準とPDIデータとをマッチングさせて比較し、比較の結果を用いてコンテンツをフィルタリングしてダウンロードすることができる。ダウンロードしたコンテンツは、コンテンツ記憶装置704に記憶することができる。フィルタリング方法及びフィルタリング基準に関する具体的な内容は、図9及び図10で後述する。
本発明の一実施例に係るUIモジュール706は、PDIエンジン701から受信したPDI質問をディスプレイし、当該PDI質問に対して使用者からPDI回答を受信することができる。使用者は、ディスプレイされたPDI質問に対してリモコンを用いてPDI回答を受信機700側に伝達することができる。UIモジュール706は、受信したPDI回答をPDIエンジン701に伝達することができる。
本発明の一実施例に係る宣言コンテンツモジュール705は、PDIエンジン701にアクセスしてPDIデータを取得することができる。また、図7に示すように、宣言コンテンツモジュール705は、コンテンツプロバイダ707が提供する宣言コンテンツを受信することができる。本発明の一実施例に係る宣言コンテンツは、受信機700で実行されるアプリケーションに関するコンテンツであって、TDOのようなDOを含むことができる。
また、図7には示していないが、本発明の一実施例に係る宣言コンテンツモジュール705は、PDI記憶装置703にアクセスしてPDI質問及び/又はPDI回答を取得することができる。この場合、宣言コンテンツモジュール705は、API(Application Programming Interface)を用いることができる。具体的に、宣言コンテンツモジュール705はAPIを用いてPDI記憶装置703を検索(retrieve)することによって、少なくとも一つ以上のPDI質問を取得することができる。その後、宣言コンテンツモジュール705は、UIモジュール706を介してPDI質問を伝達したり、又はPDI回答を受信し、受信したPDI回答をPDI記憶装置703に伝達することができる。
本発明の一実施例に係るPDI記憶装置703は、PDI質問及び/又はPDI回答を記憶することができる。
本発明の一実施例に係るコンテンツ記憶装置704は、フィルタリングされたコンテンツを記憶することができる。
上述した通り、図7に示すPDIエンジン701は、コンテンツプロバイダ707からPDIアンケート(Questionnaire)を受信することができる。受信機700は、UIモジュール706を介して受信したPDIアンケートのPDI質問をディスプレイし、当該PDI質問に対するPDI回答を使用者から受信することができる。PDIエンジン701は、PDI質問及び/又はPDI回答を含むPDIデータをフィルタリングエンジン702に伝達することができる。フィルタリングエンジン702は、PDIデータとフィルタリング基準を用いてコンテンツをフィルタリングすることができる。したがって、受信機700は、フィルタリングされたコンテンツを使用者に提供することによって個人化サービスを具現することができる。
図8は、本発明の他の実施例に係るデジタル放送システムを示す図である。
具体的に、図8は、個人化サービスのための受信機を含む個人化放送システムの構造を示すものである。本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、ATSC 2.0サービスを提供することができる。以下では、個人化放送システムの構成エレメントについて説明する。
図8に示すように、個人化放送システムは、コンテンツプロバイダ(又は、放送局)807及び/又は受信機700を含むことができる。本発明の一実施例に係る受信機800は、PDIエンジン801、フィルタリングエンジン802、PDI記憶装置803、コンテンツ記憶装置804、宣言コンテンツモジュール805、UIモジュール806、使用モニタリングエンジン808及び/又は使用ログモジュール809を含むことができる。また、図7に示すように、本発明の一実施例に係る受信機は、コンテンツプロバイダ807からコンテンツなどを受信することができる。図8の基本的なモジュールは、図7のモジュールと同一であり、但し、図8の放送システムは、使用モニタリングエンジン808及び/又は使用ログモジュール809をさらに含む点が図7の放送システムと異なる。上述した個人化放送システムの構造は設計者の意図によって変更されてもよい。以下、使用モニタリングエンジン808及び使用ログモジュール809を中心に説明する。
本発明の一実施例に係る使用ログモジュール809は、使用者の放送サービス使用内訳に関する情報(又は、ヒストリー情報)を記憶することができる。ヒストリー情報は2つ以上の使用データを含むことができる。本発明の一実施例に係る使用データは、一定時間で使用者がどのような放送サービスを用いたかに関する情報を意味する。具体的に、使用データは、午後9時にニュースを40分間視聴したという情報、午後11時に恐怖映画をダウンロードしたという情報などを含むことができる。
本発明の一実施例に係る使用モニタリングエンジン808は、使用者の放送サービス使用現況を持続してモニタリングすることができる。その後、使用モニタリングエンジン808は、モニタリング結果を用いて、使用ログモジュール809に記憶された使用データを削除、追加及び/又は修正することができる。また、本発明の一実施例に係る使用モニタリングエンジン808は使用データをPDIエンジン801に伝達でき、PDIエンジン801は、伝達されてきた使用データを用いてPDIデータを更新することができる。
図9は、本発明の他の実施例に係るデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的に、図9は、図7及び図8で説明した個人化放送システムのフィルタリングエンジン及びPDIエンジンの動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、本発明の一実施例に係る受信機900は、フィルタリングエンジン901及び/又はPDIエンジン902を含むことができる。以下、本発明の一実施例に係るフィルタリングエンジン901及びPDIエンジン902の動作を説明する。上述した受信機の構造は設計者の意図によって変更されてもよい。
図7で説明した通り、コンテンツをフィルタリングするために、本発明の一実施例に係る受信機900はフィルタリング基準とPDIデータとをマッチングさせて比較することができる。
具体的に、本発明の一実施例に係るフィルタリングエンジン901は、コンテンツプロバイダからフィルタリング基準を受信し、PDIエンジン902にPDIデータを要請する信号(又は、PDIデータ要請信号)を伝達することができる。本発明の一実施例に係るPDIエンジン902は、受信したPDIデータ要請信号によって、当該PDIデータ要請信号に対応するPDIデータを検索することができる。
図9に示すフィルタリングエンジン901は、基準ID(identifier)を含むPDIデータ要請信号をPDIエンジン902に伝達することができる。上述した通り、フィルタリング基準は、フィルタリング基準の集合であり、それぞれのフィルタリング基準は、フィルタリング基準を識別するための基準IDを含むことができる。また、本発明の一実施例に係る基準IDは、PDI質問及び/又はPDI回答を識別するために用いることができる。
PDIデータ要請信号を受信したPDIエンジン902は、PDI記憶装置にアクセスしてPDIデータを検索することができる。本発明の一実施例に係るPDIデータは、PDI質問及び/又はPDI回答を識別するためのPDIデータIDを含むことができる。図9に示すPDIエンジン902は、基準IDとPDIデータIDとをマッチングさせ、基準IDとPDIデータIDとが同一であるか否かを比較することができる。
マッチングの結果、基準IDとPDIデータIDとが同一であり、これに対する値が同一である場合、受信機900は、該当のコンテンツをダウンロードすることができる。具体的に、本発明の一実施例に係るフィルタリングエンジン901は、コンテンツをダウンロードするためのダウンロード要請信号をコンテンツプロバイダに伝達することができる。
マッチングの結果、基準IDとPDIデータIDとが同一でない場合、図9に示すように、PDIエンジン902はフィルタリングエンジン901にヌル(null)ID(identifier)を伝達することができる。ヌルIDを受信したフィルタリングエンジン901は、新しいPDIデータ要請信号をPDIエンジン902に伝達することができる。この場合、新しいPDIデータ要請信号は、新しい基準IDを含むことができる。
本発明の一実施例に係る受信機900は、上述の方法によって、フィルタリング基準に含まれた全てのフィルタリング基準とPDIデータとをマッチングさせることができる。マッチングの結果、全てのフィルタリング基準がPDIデータとマッチングする場合、フィルタリングエンジン901は、コンテンツをダウンロードするためのダウンロード要請信号をコンテンツプロバイダに伝達することができる。
図10は、本発明の他の実施例に係るデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的に、図10は、図7及び図8で説明した個人化放送システムにおけるフィルタリングエンジン及びPDIエンジンの動作を示すフローチャートである。
図10に示すように、本発明の一実施例に係る受信機1000は、フィルタリングエンジン1001及び/又はPDIエンジン1002を含むことができる。上述した受信機の構造は設計者の意図によって変更されてもよい。図10に示すフィルタリングエンジン1001及びPDIエンジン1002の基本的な動作は、図9で説明したものと同一である。
ただし、フィルタリング基準とPDIデータとのマッチングの結果、基準IDとPDIデータIDとが同一でない場合、図10に示す受信機1000は、該当のコンテンツをダウンロードしないことを一実施例とすることができる。
具体的に、本発明のフィルタリングエンジン1001は、ヌルIDを受信する場合、新しいPDIデータ要請信号をPDIエンジン1002に伝達しないことを一実施例とすることができる。また、フィルタリング基準に含まれた全てのフィルタリング基準がPDIデータとマッチングされない場合、本発明のフィルタリングエンジン1001は、ダウンロード要請信号をコンテンツプロバイダに伝達しないことを一実施例とすることができる。
図11は、本発明の一実施例に係るPDIテーブルを示す図である。
上述した図7の個人化放送システムは、個人化サービスを提供するためにPDIデータを使用する。PDIデータは、PDIテーブル形式で処理することができる。アンケート及び特定使用者によって与えられた回答を要約したデータ構造は、PDIアンケート又はPDIテーブルと呼ばれる。データ構造は、使用可能な時に回答を含むことができるが、PDIテーブルは、ネットワーク、放送局、又はコンテンツプロバイダによって提供されることから、回答データを含まない。PDIテーブルでエントリーの質問部分は、非公式的に、「PDI−質問」又は「PDI−Q」と呼ばれる。与えられたPDI質問に対する回答は、非公式的に、「PDI−A」と呼ばれる。フィルタ基準の集合は、非公式的に、「PDI−FC」と呼ばれる。本発明のPDIテーブルはXMLスキーマで表現されることを一実施例とする。本発明の一実施例に係るPDIテーブルのフォーマットは、設計者の意図によって変更されてもよい。
図11に示すように、本発明の一実施例に係るPDIテーブルは、属性(attributes)1110及び/又はPDIタイプエレメントを含むことができる。本発明の一実施例に係る属性1110は、transactional(取引)属性1100、time(時間)属性1101を含むことができる。本発明の一実施例に係るPDIタイプエレメントは、QIA(Question with Integer Answer)エレメント1102、QBA(Question with Boolean Answer)エレメント1102、QSA(Question with Selection Answer)エレメント1104、QTA(Question with Text Answer)エレメント1105及び/又はQAA(Question with Any−format Answer)エレメント1106を含むことができる。以下、図11に示すPDIテーブルの構成エレメントについて説明する。
具体的に、図11に示す属性1110は、本発明の一実施例に係るPDIテーブル自体の属性情報を示すことができる。そのため、PDIテーブルが含むPDIタイプエレメントが変わっても、属性1110は、本発明の一実施例に係るPDIテーブルに同一に表現されうる。例えば、本発明の一実施例に係るtransactional属性1100は、PDI質問の目的に関する情報を示すことができる。本発明の一実施例に係るtime属性1101は、PDIテーブルが生成されたりアップデートされた時間に関する情報を示すことができる。この場合、それぞれ異なるPDIタイプエレメントを含むPDIテーブルは、PDIタイプエレメントが変わってもtransactional属性1100及び/又はtime属性1101を含むことができる。
また、本発明の一実施例に係るPDIテーブルは、ルートエレメント(root element)として1つ又は2つ以上のPDIタイプエレメント1102を含むことができる。この場合、PDIタイプエレメント1102は、リスト形式で表現されてもよい。
本発明の一実施例に係るPDIタイプエレメントは、PDI回答のタイプによって区別できる。例えば、本発明の一実施例に係るPDIタイプエレメントは、「QxA」エレメントと呼ぶことができ、この場合、「x」は、PDI回答のタイプによって決定することができる。本発明の一実施例に係るPDI回答のタイプは、整数タイプ、ブール(Boolean)タイプ、選択タイプ、テキストタイプ、及びこれら4つのタイプ以外のいずれかの形態の回答を含むタイプを含むことができる。
本発明の一実施例に係るQIAエレメント1103は、一つのPDI質問及び/又は当該PDI質問に対する整数タイプのPDI回答を含むことができる。
本発明の一実施例に係るQBAエレメント1104は、一つのPDI質問及び/又は当該PDI質問に対するブールタイプのPDI回答を含むことができる。
本発明の一実施例に係るQSAエレメント1105は、一つのPDI質問及び/又は当該PDI質問に対する多重選択(selection)タイプのPDI回答を含むことができる。
本発明の一実施例に係るQTAエレメント1106は、一つのPDI質問及び/又は当該PDI質問に対する文字列(text)タイプのPDI回答を含むことができる。
本発明の一実施例に係るQAAエレメント1107は、一つのPDI質問及び/又は当該PDI質問に対する整数、ブール、多重選択及び文字列形態以外の形態のPDI回答を含むことができる。
図12は、本発明の他の実施例に係るPDIテーブルを示す図である。
具体的に、図12は、図11で説明したPDIタイプエレメントのうち、QIAエレメントのXMLスキーマを示す図である。
図12に示すように、QIAエレメントは、PDI質問タイプと関連した特徴に関する情報を示す属性1210、id属性1220、質問エレメント1230及び/又は回答エレメント1240を含むことができる。
具体的に、本発明の一実施例に係る属性1210は、PDI質問の言語を示すlang属性を含むことができる。また、本発明の一実施例に係るQIAエレメントの属性1210は、PDI回答が有し得る最小の整数値を示すminInclusive属性1230、及び/又はPDI回答が有し得る最大の整数値を示すmaxInclusive属性1240を含むことができる。
また、本発明の一実施例に係るid属性1220は、PDI質問及び/又はPDI回答を識別するのに用いることができる。
また、本発明の一実施例に係る質問エレメント1230は、PDI質問自体を含むことができる。図12に示すように、質問エレメント1230は、PDI質問に関する情報を示す属性を含むことができる。例えば、質問エレメント1230は、PDI質問が生成された時間又はPDI質問が伝送された時間を示すtime属性1231及び/又はPDI質問の有効時間を示すexpiration(満了)属性1232を含むことができる。
また、本発明の一実施例に係る回答エレメント1240は、PDI回答自体を含む。図12に示すように、回答エレメント1240は、PDI回答に関する情報を示した属性を含むことができる。例えば、図12に示すように、回答エレメント1240は、それぞれのPDI回答を認識するために使用可能なid属性1241及び/又はそれぞれのPDI回答が生成されたり修正された時間を示すtime属性1242を含むことができる。
図13は、本発明の他の実施例に係るPDIテーブルを示す図である。
具体的に、図13は、図11で説明したPDIタイプエレメントのうち、QBAエレメントのXMLスキーマを示す図である。
図13に示すように、QBAエレメントを示しているXMLスキーマの基本的な構成エレメントは図12で説明した通りであり、その具体的な説明は省略する。
図14は、本発明の他の実施例に係るPDIテーブルを示す図である。
具体的に、図14は、図11で説明したPDIタイプエレメントのうち、QSAエレメントのXMLスキーマを示す図である。
図14に示すQSAエレメントを示しているXMLスキーマの基本的な構成エレメントは図12で説明した通りであり、その具体的な説明は省略する。
ただし、多重選択質問の特性によって、本発明の一実施例に係るQSAエレメントの属性は、minChoice属性1411及び/又はmaxChoice属性1412をさらに含むことができる。本発明の一実施例に係るminChoice属性1411は、使用者が選択できるPDI回答の最小個数を示すことができる。本発明の一実施例に係るmaxChoice属性1412は、使用者が選択できるPDI回答の最大個数を示すことができる。
図15は、本発明の他の実施例に係るPDIテーブルを示す図である。
具体的に、図15は、図11で説明したPDIタイプエレメントのうち、QAAエレメントのXMLスキーマを示す図である。
図15に示すように、QAAエレメントを示しているXMLスキーマの基本的な構成エレメントは図12で説明した通りであり、その具体的な説明は省略する。
図16は、本発明の他の実施例に係るPDIテーブルを示す図である。
具体的に、図16は、図11乃至図15で説明したPDIテーブルと同様に、PDIテーブルの拡張されたフォーマットをXMLスキーマで示す図である。
上述した通り、本発明では、個人化サービスを提供するためにPDIテーブルを使用することを一実施例とする。しかし、同一の使用者であっても、使用者の属した状況によって好むコンテンツが変わることがある。
そこで、本発明では、上述した問題点を解決するために、PDIテーブルに、使用者の状況情報を示す構成エレメントをさらに含むことを一実施例とすることができる。
図16に示すPDIテーブルは、使用者の状況情報を示す構成エレメントとして状況エレメント1600をさらに含むことができる。図16に示すPDIテーブルの基本的なXMLスキーマは、図11乃至図15で説明した通りであり、具体的な説明は省略する。以下、状況エレメント1600を説明する。
本発明の一実施例に係る状況エレメント1600は、使用者の状況情報として時間帯及び/又は位置に関する情報を示すことができる。図16に示すように、状況エレメント1600は、時間エレメント1610、位置エレメント1620及び/又は使用者の状況情報を示すその他のエレメントをさらに含むことができる。以下、各エレメントを説明する。
本発明の一実施例に係る時間エレメント1610は、使用者の属した地域の時間と関連した情報を含むことができる。例えば、本発明の一実施例に係る時間エレメント1610は、「yyyy−mm−dd」形式の時間情報を示すtime属性1611及び/又は使用者の属した地域の時間帯を示すtimezone属性1612を含むことができる。
本発明の一実施例に係る位置エレメント1620は、使用者が属している地域の位置情報を含むことができる。例えば、図16に示すように、場所エレメント1620は、当該位置の情報を示すlocation−desc属性1621、当該位置の緯度情報を示すlatitude属性1622及び/又は当該位置の経度情報を示すlongitude属性1623を含むことができる。
図17A及び図17B(以下、図17)は、本発明の他の実施例に係るPDIテーブルを示す図である。
具体的に、図17は、図11乃至図16で説明したXMLスキーマによるPDIテーブルの一実施例を示す図である。
図17は、PDIテーブルインスタンス文書の構造を定義するPDIテーブルと呼ばれるルートエレメントに対するXMLスキーマ定義を示している。本発明の一実施例に係るPDIテーブルインスタンス文書は、PDIテーブルをXMLスキーマによって具現した実際文書を意味する。
図17は、また、PDI APIを用いてDOと内在された受信機との間で授受できる個別質問を示すルートエレメントQIA、QBA、QSA、QTA、又はQAAに対するXMLスキーマ定義も示している。本発明の一実施例に係るPDI APIに関する具体的な内容は後述する。図17に示すエレメントは、名称空間が「http://www.atsc.org/XMLSchemas/iss/pdi/1」であるXMLスキーマにおける定義を従うことができる。
PDI質問(又は、PDI−Q)とPDI回答(又は、PDI−A)間の相違は、スキーマ自体よりは使用規則に明示されている。PDIテーブルで、エントリーの質問部分は非公式的に「PDI質問」又は「PDI−Q」と呼ばれる。与えられたPDI質問に対する回答は非公式的に「PDI−A」と呼ばれる。例えば、スキーマが種々の質問の「q」エレメントに対するminOccurs=「0」を示すが、スキーマがPDI−Qに用いられると、その場合、「q」エレメントの使用は必須である。スキーマがPDI−Aに用いられると、「q」エレメントは選択的に含むことができる。
PDI−Qインスタンス文書は、名称空間と共にATSC 2.0標準の一部である「PDIテーブル」XMLスキーマを従うことができ、その定義は、相違がある場合には、ここに提供された説明より優先すればよい。本発明の一実施例に係るPDI−Qインスタンス文書は、PDI−Qを含むPDIテーブルをXMLスキーマによって具現した実際文書を意味する。
PDI−Qインスタンス文書は、QIA(integer−answer type question)、QBA(Boolean−answer type question)、QSA(selection−type question)、及び/又はQTA(textual−answer type question)タイプのうち一つ以上のエレメントで構成される。
このような最上位エレメントの「A」(回答)下位エレメント以外のエレメントがPDI−Qインスタンスに存在することができる。
これらの各エレメントで、識別子属性(「id」)は、PDI−Aインスタンス文書において該当するエレメントに対する連結又は基準の役割を担うことができる。本発明の一実施例に係るPDI−Aインスタンス文書は、PDI−Aを含むPDIテーブルをXMLスキーマによって具現した実際文書を意味する。
PDI−Aインスタンス文書は、名称空間と共にATSC 2.0標準の一部である「PDIテーブル」XMLスキーマを従うことができ、その定義は、相違がある場合、ここに提供された説明より優先すればよい。
PDI−Aインスタンス文書は、QIA(integer−answer type question)、QBA(Boolean−answer type question)、QSA(selection−type answer question)、QTA(textual−answer type question)、及び/又はQAA(any−format answer type question)タイプのうち一つ以上のエレメントで構成される。
これらの各エレメントは、少なくとも一つの「A」(回答)下位エレメントを有する。これらは、「Q」(質問ストリング)下位エレメントを含んでもよく含まなくてもよい。
これらの各エレメントにおいて、識別子属性(「id」)は、PDI−Qインスタンス文書において該当するエレメントに対する連結又は基準の役割を担うことができる。
以下、図17に示すPDIテーブルに含まれたエレメント及び属性のセマンティクス(semantics)について説明する。
図17に示すように、本発明の一実施例に係るPDIテーブルでは、属性の名称の前に「@」を付けることによって、属性とエレメントを区別することができる。
また、本発明の一実施例に係るPDIテーブルは、PDIタイプエレメントを含むことができる。具体的に、PDIタイプエレメントは、図11で説明した通り、QIAエレメント、QBAエレメント、QSAエレメント、QTAエレメント及び/又はQAAエレメントを含むことができる。
また、図17に示すように、本発明の一実施例に係るPDIテーブルは、質問タイプエレメントとは無関係に、protocolVersion属性、pdiTableId属性、pdiTableVersion属性及び/又はtime属性を含むことができる。
QIA、QBA、QSA、QTA及びQAAエレメントのid属性は、これらの各エレメントのexpiration属性と同様に、いずれも同一のセマンティクスを有する。同様に、各Aエレメントのtime属性と同様に、各Qエレメントのlang属性は、それぞれ同一のセマンティクスを有する。また、id属性は、図9で上述したPDIデータ識別子を意味することができる。
PDITableエレメントは、一つ以上の質問エレメントのリストを含む。それぞれはQIA、QBA、QSA、QTA、又はQAAのフォーマットになっている。カーディナリティ(cardinality)0..Nで構成された<choice>の使用は、QIA、QBA、QSA、QTA及びQAAエレメントのいかなる数であってもいずれの順序で現れてもよいということを意味する。
PDITableエレメントのprotocolVersion属性は、2個の16進数で構成される。上位4ビットは、テーブル定義のメジャー(major)バージョン数を示す。下位4ビットは、テーブル定義のマイナー(minor)バージョン数を示す。当該標準の当該バージョンに対するメジャーバージョン数は1に設定される。受信機は、支援するように準備されていないメジャーバージョン数を示すPDIのインスタンスを捨てるようになっている。当該標準の該当バージョンに対するマイナーバージョン数は0に設定される。受信機は、支援するように準備されていないマイナーバージョン数を示すPDIのインスタンスを捨てないようになっている。この場合、受信機は、支援しない個別エレメント又は属性を無視するようになっている。
PDITableエレメントのpdiTableId属性は、当該PDIテーブルエレメントの全世界的に唯一の識別子であってもよい。
PDITableエレメントの8ビットのpdiTableVersion属性は、当該PDIテーブルエレメントのバージョンを示す。初期値は0であってもよい。当該値は、255以降にロールオーバー(rollover)が0であり、当該PDIテーブルエレメントが変化する度に1ずつ増分されてもよい。
PDITableエレメントのtime属性は、当該PDIテーブルである質問への最近の変化の日付及び時間を示す。
QIAエレメントは、質問の整数回答タイプを示す。これは、回答の最大及び最小の許容値を明示する選択的許容値を含む。
QIAのQIA.loEnd属性は、当該QIAエレメントの「A」下位エレメントの最小可能値を示す。すなわち、「A」エレメントの値はloEndより小さくない。loEnd属性が存在しないと、これは、最小値がない旨を示す。
QIAのQIA.hiEnd属性は、当該QIAエレメントの「A」下位エレメントの最大可能値を示す。すなわち、回答の値はhiEndより大きくない。hiEnd属性が存在しないと、これは、最大値がない旨を示す。
QIA.Qエレメントは、QIAエレメントの下位エレメントである。QIA.Qエレメントの値は、使用者に提示される質問ストリングを示すことができる。質問は、整数タイプ回答を持つように表現されなければならない。当該エレメントには、互いに異なる言語の複数のインスタンスがある。
QIAエレメントの下位エレメントとしてQIA.Aエレメントは整数値を有することができる。QIA.Aエレメントは、QIA.Qで質問に対する回答を示すことができる。
QBAエレメントは、質問のブール回答タイプを示すことができる。
QBA.Qエレメントは、QBAエレメントの下位エレメントである。QBA.Qエレメントの値は、使用者に提示される質問ストリングを示すことができる。質問は、はい/いいえ又は真/偽の形態の回答を有するように表現されなければならない。当該エレメントには、互いに異なる言語の複数のインスタンスがある。
QBAエレメントの下位エレメントとしてQBA.Aエレメントはブール値を有することができる。QBA.Aエレメントは、QBA.Qで質問に対する回答を示すことができる。
QSAエレメントは、質問の選択回答タイプを示すことができる。
QSAエレメントのQSA.minChoices属性は、使用者によって作成可能な選択の最小個数を明示することができる。
QSAエレメントのQSA.maxChoices属性は、使用者によって作成可能な選択の最大個数を明示することができる。
QSA.Qエレメントは、QSAエレメントの下位エレメントである。QSA.Qエレメントの値は、使用者に提示される質問ストリングを示すことができる。質問は、一つ以上の与えられた選択に該当する回答を有するように表現されなければならない。
QSA.Q.Selectionエレメントは、QSA.Qエレメントの下位エレメントである。QSA.Q.Selectionエレメントの値は、使用者に提示される可能性がある選択を示すことができる。同一のQSAエレメントに(異なる言語で)複数のQSA.Q下位エレメントがあると、それぞれは、同一の意味を有する同一の数のSelection下位エレメントを有する。
QSA.Q.SelectionのQSA.Q.Selection.id属性は、QSA.Qの範囲内で唯一のSelectionエレメントに対する識別子であってもよい。同一のQSAエレメントに(異なる言語で)複数のQSA.Q下位エレメントがあると、それらの同一の意味を有するSelectionエレメントのid属性間には一対一対応があってもよい。
QSA.Aは、QSAエレメントの下位エレメントである。当該QSAエレメントの下位エレメントの各インスタンスは、Selectionエレメントのうち一つのid値の形態で当該selectionタイプ質問に許容された一つの回答を明示することができる。
QTAエレメントは、質問のテキスト回答(記述型エントリー)タイプを示す。
QTA.Qエレメントは、QTAエレメントの下位エレメントである。QTA.Qエレメントの値は、使用者に提示される質問ストリングを示すことができる。質問は、記述型回答を有するように表現されなければならない。
QTA.Aエレメントは、QTAエレメントの下位エレメントである。QTA.Aエレメントエレメントの値は、QTA、Qにおいて質問に対する回答を示すことができる。
QAAエレメントは、データベースにおけるエントリーのように、様々なタイプの情報を保有するように用いられてもよい。
QAA.Aエレメントは、QAAエレメントの下位エレメントである。QAA.Aエレメントの値は、いくつかのタイプの情報を含む。
QIA、QBA、QSA、QTA、QAAエレメントのid属性は、それが示すエレメントに対して全世界的に唯一の識別子であるURIであってもよい。
QIA、QBA、QSA、QTA、QAAエレメントのexpireエレメントは、それが現れるエレメントがそれ以上関連しておらず、テーブルから削除される日付及び時間を示すことができる。
QIA.Q、QBA.Q、QSA.Q、QTA.Q、QTA.Aエレメントのlang属性は、質問又は回答ストリングの言語を示すことができる。QSA.Qの場合、lang属性は、QSA.QのSelection下位エレメントの言語も示すことができる。lang属性が存在しないと、これは、当該言語が英語である旨を示すことができる。
QIA.A、QBA.A、QSA.A、QTA.A、QAA.Aエレメントのtime属性は、回答がテーブルに入力された日付及び時間を示すことができる。
また、図17に示してはいないが、本発明の一実施例に係るPDIテーブルは、QIADエレメント、QBADエレメント、QSADエレメント、QTADエレメント、及び/又はQAADエレメントをさらに含むことができる。これらのエレメントを総称して、QxADエレメントと呼ぶ。以下、QxADエレメントについて説明する。
ルートエレメントとしてのQIADエレメントは、QIA下位エレメントで整数回答タイプの質問を含むことができる。QIAは、回答の最大及び最小許容値を明示する選択的許容値を含むことができる。
ルートエレメントとしてのQBADエレメントは、質問のブール回答タイプを示すはずである。
ルートエレメントとしてのQSADエレメントは、質問の選択回答タイプを表すはずである。
ルートエレメントとしてのQTADエレメントは、質問のテキスト回答(記述型エントリー)タイプを表すはずである。
ルートエレメントとしてのQAADエレメントは、データベースでのエントリーのように様々なタイプの情報を保有するように用いられるはずである。
また、図17に示してはいないが、本発明の一実施例に係るそれぞれのPDIタイプエレメントは、QTextエレメント及び/又はtime属性をさらに含むことができる。
QIA.Q.QTextエレメントは、QIA.Qエレメントの下位エレメントである。QIA.Q.QTextエレメントの値は、使用者に提示される質問ストリングを表すはずである。質問は、整数タイプ回答を有するように表現されなければならない。
QIA.A.answer属性は、QIA.Aエレメントの整数値属性である。QIA.A.answer属性は、QIA.Q.QTextエレメントで質問に対する回答を表すはずである。
QBA.Q.Qtextエレメントは、QBA.Qエレメントの下位エレメントである。QBA.Q.Qtextエレメントの値は、使用者に提示される質問ストリングを表すはずである。質問は、はい/いいえ又は真/偽の形態の回答を有するように表現されなければならない。当該エレメントには、異なる言語の様々なインスタンスがありうる。
QBA.A.answer属性は、QBA.Aエレメントのブール値属性である。QBA.A@answer属性は、QBA.Q.QTextエレメントで質問に対する回答を表すはずである。
QSA.Q.QTextエレメントは、QSA.Qエレメントの下位エレメントである。QSA.Q.QTextエレメントは、使用者に提示される質問ストリングを表すはずである。質問は、一つ以上の与えられた選択に対応する回答を有するように表現されなければならない。当該エレメントには、異なる言語の様々なインスタンスがありうる。
QSA.A下位エレメントのQSA.A.answer属性は、Selectionエレメントのうち一つのid値の形態で、当該選択タイプ質問に対して許容された一つの回答を明示するはずである。
QTA.Q.QTextエレメントは、QTAエレメントの下位エレメントである。QTA.Q.QTextエレメントの値は、使用者に提示される質問ストリングを表すはずである。質問は、記述型回答を有するように表現されなければならない。
QTA.A.answer属性は、QTAエレメントの下位エレメントである。QTA.A.answerエレメントの値は、QTA.Q.QTextエレメントで質問に対する回答を表す。
図18A及び図18B(以下、図18)は、本発明の他の実施例に係るPDIテーブルを示す図である。
具体的に、図18は、図11乃至図16で説明したXMLスキーマによるPDIテーブルの構造を示す図である。
図18に示すPDIテーブルの基本的な構造とPDIテーブルに含まれた基本的なエレメント及び属性のセマンティクスは、図17で説明したバーのようである。ただし、図17に示すPDIテーブルに比べて、図18に示すPDIテーブルは、xactionSetId属性及び/又はtext属性をさらに含むことができる。以下、xactionSetId属性及び/又はtext属性を中心に説明する。
QxAエレメントのxactionSetId属性は、質問に対する回答を目的とするユニットとして扱われる集合である質問のtransactional集合に質問が属する旨を示す。これは、質問の属するtransactional集合の識別子を提供することもできる。そのため、同一のxactionSetId属性の値を有するPDIテーブルにおける全ての質問の集合は択一的に回答される。
QxAエレメントのtext属性は、QxA.Qエレメントの下位エレメントである。text属性の値は、使用者に提示される質問ストリングを表すはずである。
図19は、本発明の一実施例に係るフィルタリング基準テーブルを示す図である。上述した図7の個人化放送システムは、個人化サービスを提供するためにフィルタリング基準を使用することができる。図7、図9及び図10で説明したフィルタリング基準は、フィルタリング基準テーブルの形式とすることができる。本発明のフィルタリング基準テーブルはXMLスキーマで表現されることを一実施例とする。
また、本発明のフィルタリング基準テーブルは、PDIデータとフィルタリング基準とを効率的に比較するために、PDIテーブルのフォーマットと類似のフォーマットを有することを一実施例とすることができる。本発明の一実施例に係るフィルタリング基準テーブルのフォーマットは、設計者の意図によって変更されてもよい。
図19に示すように、本発明の一実施例に係るフィルタリング基準テーブルは、フィルタリング基準(filtering criterion)エレメント1900を含むことができ、フィルタリング基準エレメント1900は、識別子(identifier)属性1901、基準タイプ(criterion type)属性1902及び/又は基準値(criterion value)エレメント1903を含むことができる。本発明のフィルタリング基準は、上述したPDI質問に対応する概念として使われてもよい。以下、図19に示すフィルタリング基準テーブルの構成エレメントについて説明する。
本発明の一実施例に係るフィルタリング基準エレメント1900は、PDI質問に対応するフィルタリング基準を示すことができる。
本発明の一実施例に係る識別子属性1901は、フィルタリング基準に対応するPDI質問を識別することができる。
本発明の一実施例に係る基準タイプ属性1902は、フィルタリング基準のタイプを示すことができる。フィルタリング基準のタイプに関する具体的な内容は後述する。
本発明の一実施例に係る基準値エレメント1903は、フィルタリング基準が有する値を示すことができる。各基準値は、PDI質問に対する可能な回答である。
具体的に、本発明に係るフィルタリング基準のタイプは、整数タイプ、ブールタイプ、選択タイプ、テキストタイプ及び/又は任意タイプのうち一つのタイプを一実施例とすることができる。
整数タイプのフィルタリング基準(又は、整数タイプ基準)は、整数タイプのPDI回答に対応するフィルタリング基準を意味する。
ブールタイプのフィルタリング基準(又は、ブールタイプ基準)は、ブールタイプのPDI回答に対応するフィルタリング基準を意味する。
選択タイプのフィルタリング基準(又は、選択タイプ基準)は、選択タイプのPDI回答に対応するフィルタリング基準を意味する。
テキストタイプのフィルタリング基準(又は、テキストタイプ基準)は、テキストタイプのPDI回答に対応するフィルタリング基準を意味する。
任意タイプのフィルタリング基準(又は、任意タイプ基準)は、上述した4つのタイプ以外のいずれかの形態のPDI回答に対応するフィルタリング基準を意味する。
以下、[例示5」は、図19に示すフィルタリング基準テーブルのXMLスキーマを示す本発明の一実施例である。
[例示5]
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<xs:schema xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified">
<xs:element name="FilterCriteriaTable" type="FilterCriteriaTableType"/>
<xs:complexType name="FilterCriteriaTableType">
<xs:sequence maxOccurs="unbounded">
<xs:element name="FilterCriterion" type="FilterCriterionType"/>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
<xs:complexType name="FilterCriterionType">
<xs:sequence>
<xs:element name="CriterionValue" type="xs:base64Binary" maxOccurs="unbounded"/>
</xs:sequence>
<xs:attribute name="id" type="xs:anyURI" use="required"/>
<xs:attribute name="CriterionType" type="xs:unsignedByte" use="required"/>
</xs:complexType>
</xs:schema>
図20は、本発明の他の実施例に係るフィルタリング基準テーブルを示す図である。
具体的に、図20は、図19で説明したフィルタリング基準テーブルの拡張されたフォーマットをXMLスキーマで表現した図である。図19に示すフィルタリング基準のXMLスキーマによってフィルタリング基準テーブルを構成する場合、本発明の一実施例に係るフィルタリング基準のタイプと各タイプ別細部属性を設定できないという問題点がある。そこで、図20では、フィルタリング基準のタイプを表現し、各タイプ別属性を設定したXMLスキーマを提示する。本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、図20のXMLスキーマによって構成されたフィルタリング基準テーブルを用いて、より精密にコンテンツをフィルタリングすることができる。
図20に示すように、フィルタリング基準テーブルは属性2000及び/又はフィルタリング基準タイプエレメントを含むことができる。本発明の一実施例に係る属性2000は、time属性2001を含むことができる。本発明の一実施例に係るフィルタリング基準タイプエレメントは、整数タイプ基準エレメント(Integer Type Criterionエレメント)(又は、QIA基準エレメント)2010、ブールタイプ基準エレメント(Boolean Type Criterionエレメント)(又は、QBA基準エレメント)2020、選択タイプ基準エレメント(Selection Type Criterion element)(又は、QSA基準エレメント)2030、テキストタイプ基準エレメント(Text Type Criterion element)(又は、QTA基準エレメント)2040及び/又は任意タイプ基準エレメント(Any Type Criterion element)(又は、QAA基準エレメント)2050を含むことができる。以下、図20に示すフィルタリング基準テーブルの構成エレメントについて説明する。
具体的に、図20に示す属性2000は、本発明の一実施例に係るフィルタリング基準テーブル自体の属性情報を示すことができる。したがって、フィルタリング基準テーブルが含むフィルタリング基準タイプエレメントが変わっても、同一に表現されうる。例えば、本発明の実施例に係るtime属性2001は、フィルタリング基準が生成された時間又は更新された時間を示すことができる。この場合、互いに異なるフィルタリング基準タイプエレメントを含むフィルタリング基準テーブルは、フィルタリング基準タイプエレメントが変わってもtime属性2001を含むことができる。
また、本発明の一実施例に係るフィルタリング基準テーブルは、1つ又は2つ以上のフィルタリング基準タイプエレメントを含むことができる。本発明の一実施例に係るフィルタリング基準タイプエレメントは、フィルタリング基準のタイプを示すことができる。フィルタリング基準のタイプは、図19で説明したものと同一である。この場合、フィルタリング基準タイプエレメントはリスト形式で表現されてもよい。
本発明の一実施例に係るフィルタリング基準タイプエレメントは、「QxA」基準と呼ぶことができ、この場合、「x」は、フィルタリング基準のタイプによって決定することができる。
図20に示すように、それぞれのフィルタリング基準タイプエレメントは、識別子属性及び/又は基準値エレメントを含むことができる。図20に示す識別子属性及び基準値エレメントの具体的な内容は、図19で説明したものと同一である。
ただし、図20に示すように、整数タイプ基準エレメント2010は、min integer属性2011及び/又はmax integer属性2012をさらに含むことができる。本発明の一実施例に係るmin integer属性2011は、整数タイプの回答として表現されたフィルタリング基準の最小値を示すことができる。本発明の一実施例に係るmax integer属性2012は、整数タイプの回答として表現されたフィルタリング基準の最大値を示すことができる。
また、図20に示すように、selection type criterionエレメント2030及び/又はtext type criterionエレメント2040は、lang属性2031を含むことができる。本発明の一実施例に係るlang属性2031は、文字列形態で表現されたフィルタリング基準の値を示すことができる。
次の[例示6」は、図20に示すフィルタリング基準テーブルのXMLスキーマを示す本発明の一実施例である。
[例示6]
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<xs:schema xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified">
<xs:element name="FilterCriteriaTable" type="FilterCriteriaTableType"/>
<xs:complexType name="FilterCriteriaTableType">
<xs:choice maxOccurs="unbounded">
<xs:element name="IntegerTypeCriterion" type="IntegerCriterionOption"/>
<xs:element name="BooleanTypeCriterion" type="BooleanCriterionOpntion"/>
<xs:element name="SelectionTypeCriterion" type="StringCriterionOption"/>
<xs:element name="TextTypeCriterion" type="StringCriterionOption"/>
<xs:element name="AnyTypeCriterion" type="AnyTypeCriterionOption"/>
</xs:choice>
<xs:attribute name="time" type="xs:dateTime"/>
</xs:complexType>
<xs:complexType name="IntegerCriterionOption">
<xs:sequence>
<xs:element name="id" type="xs:anyURI"/>
<xs:sequence>
<xs:element name="CriterionValue" maxOccurs="unbounded">
<xs:complexType>
<xs:simpleContent>
<xs:extension base="xs:integer">
<xs:attribute name="minInteger" type="xs:integer"/
<xs:attribute name="maxInteger" type="xs:integer"/>
</xs:extension>
</xs:simpleContent>
</xs:complexType>
</xs:element>
</xs:sequence>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
<xs:complexType name="BooleanCriterionOpntion">
<xs:sequence>
<xs:element name="id" type="xs:anyURI"/>
<xs:sequence>
<xs:element name="CriterionValue" type="xs:boolean"/>
</xs:sequence>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
<xs:complexType name="StringCriterionOption">
<xs:sequence>
<xs:element name="id" type="xs:anyURI"/>
<xs:sequence>
<xs:element name="CriterionValue" maxOccurs="unbounded">
<xs:complexType>
<xs:simpleContent>
<xs:extension base="xs:string">
<xs:attribute name="lang" type="xs:string" default="EN-US"/>
</xs:extension>
</xs:simpleContent>
</xs:complexType>
</xs:element>
</xs:sequence>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
<xs:complexType name="AnyTypeCriterionOption">
<xs:sequence>
<xs:element name="id" type="xs:anyURI"/>
<xs:sequence>
<xs:element name="CriterionValue" maxOccurs="unbounded"/>
<xs:complexType>
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図21は、本発明の他の実施例に係るフィルタリング基準テーブルを示す図である。
具体的に、図21は、図19及び図20で説明したXMLスキーマによるフィルタリング基準テーブルの一実施例を示す図である。図21に示すフィルタリング基準テーブルの基本的な構成エレメントは、図19及び図20で上述したものと同一である。以下、図21に示すフィルタリング基準テーブルに含まれたエレメント及び属性のセマンティクスについて説明する。
図21に示すように、本発明の一実施例に係るフィルタリング基準テーブルでは、属性の名称の前に「@」を表示することによって属性とエレメントを区別することができる。
テーブルで@id属性が現れる各位置で、PDIテーブルで質問の@id属性があり、これで、@id属性が現れるフィルタリング基準に該当する質問を識別する。
QIA Criterionエレメントは、整数値を有する質問に該当するフィルタリング基準を表すはずである。
QIA CriterionエレメントのCriterion Value下位エレメントが@extentエレメントを含まないと、これは、フィルタリング基準に該当する質問に対する整数回答を表すはずである。QIA CriterionエレメントのCriterion Value下位エレメントが@extent属性を含むと、これは、質問に対する回答の数範囲の下位点を表すはずであり、@extent属性はその範囲で整数の個数を表すはずである。
QBA Criterionエレメントは、ブール値を有する質問に該当するフィルタリング基準を表すはずである。
QBA CriterionエレメントのCriterion Value下位エレメントは、フィルタリング基準に該当する質問に対するブール回答を表すはずである。
QSA Criterionエレメントは、選択値を有する質問に該当するフィルタリング基準を表すはずである。
QSA CriterionエレメントのCriterion Value下位エレメントは、フィルタリング基準に該当する質問に対する選択回答の識別子を表すはずである。
QTA Criterionエレメントは、ストリング値を有する質問に該当するフィルタリング基準を表すはずである。
QTA CriterionエレメントのCriterion Value下位エレメントは、フィルタリング基準に該当する質問に対するテキスト回答を表すはずである。
QAA Criterionエレメントは、質問無しでテキスト「回答」のみを有する「質問」に該当するフィルタリング基準を表すはずである。
QAA CriterionエレメントのCriterion Value下位エレメントは、フィルタリング基準に該当する「質問」に対するテキスト「回答」を表すはずである。
Filtering Criteriaエレメントに一つのCriterion Valueエレメントのみがあれば、Criterion Valueエレメントの値が(質問がCriterion Valueエレメントを含むエレメントのid属性によって示される)Criterion Valueエレメントを含むエレメントに該当する質問に対するPDI−Aにおける質問の中の値と一致する場合、サービスやコンテンツアイテムがフィルタを通過するかに対するフィルタリング決定は「真」(はい)となり、そうでない場合、「偽」(いいえ)になるだろう。
「extent」属性が存在するQIA CriterionエレメントのCriterion Value下位要素の場合、質問の値がCriterion Value及びextent属性によって定義される区間に存在すると、Criterion Valueエレメントの値は、該当するPDI−Aにおける回答のいずれかの値と一致すると見なされるはずである。
Filtering CriteriaエレメントでCriterion Valueエレメントの総数が1よりも大きいと、各Criterion Valueエレメントの値は、(id値によって示されるように)Criterion Valueがフィルタリング基準に該当する質問に対するPDI−Aにおける回答のいずれかの値と一致する場合、「真」を答える中間用語と評価されるはずであり、そうでない場合、「偽」を答える中間用語と評価されるはずである。このような中間用語のうち、上位エレメント識別子(QIA.id、QBA.idなど)の同一値を有する用語は、各ターゲット基準に対する中間結果を得るために論理和され、これらの中間結果は、最終結果を決定するために論理積されるはずである。最終結果が受信機に対して「真」と評価されると、これは関連コンテンツアイテムがフィルタを通過した旨を意味する。
図22は、本発明の他の実施例に係るフィルタリング基準テーブルを表す図である。
具体的に、図22に示すフィルタリング基準テーブルは、図21に示すフィルタリング基準テーブルの拡張された構造を示す。図22に示すフィルタリング基準テーブルの基本的な構成エレメントは、図21で説明したものと同一である。以下、図21で説明したフィルタリング基準テーブルとの差異点を中心に、図22に示すフィルタリング基準テーブルを説明する。
図22に示すフィルタリング基準テーブルは、フィルタリング基準の集合の様々なインスタンスを許容する。それぞれの集合は、フィルタリング基準の様々なインスタンスを含む。それぞれのフィルタリング基準は、一部のフィルタリング基準に対して提供される複数の値を許容する。フィルタリング論理は、フィルタリング基準の集合の複数のインスタンスのうち、「OR」論理である。フィルタリング基準の各集合内で、フィルタリング論理は、同一のフィルタリング基準に対する複数の値のうち、「OR」論理であり、互いに異なるフィルタリング基準の中では「AND」論理である。
例えば、フィルタリング基準が((年齢(age)=20)及び(ジャンル(genre)=「スポーツ(sport)」))であるか、((年齢(age)=10)及び(ジャンル(genre)=「アニメーション(animation)」))であれば、フィルタリング基準テーブルは、次の[例示7]のように表すことができる。
[例示7]
<FilterCriteriaTable time="2012-09-03T09:30:47.0Z" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<FilterCriterionSet>
<IntegerTypeCriterion id="abc.tv/age/">
<CriterionValue>20</CriterionValue>
</IntegerTypeCriterion>
<TextTypeCriterion id = "abc.tv/genre/">
<CriterionValue>sport</CriterionValue>
</TextTypeCriterion>
</FilterCriterionSet>
<FilterCriterionSet>
<IntegerTypeCriterion id= "abc.tv/age/">
<CriterionValue>10</CriterionValue>
</IntegerTypeCriterion>
<TextTypeCriterion id = "abc.tv/genre//">
<CriterionValue>animation</CriterionValue>
</TextTypeCriterion>
</FilterCriterionSet>
</FilterCriteriaTable>
図23は、本発明の他の実施例に係るデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的に、図23は、本発明の一実施例に係る受信機が放送網を介してPDIテーブル及び/又はフィルタリング基準テーブルを受信するための個人化放送システムのフローチャートである。
本発明の一実施例に係る個人化放送システムの基本的な構造は、図7乃至図10で説明したものと同一である。本発明の一実施例に係るPDIテーブルは、図9乃至図18で説明したものと同一である。本発明の一実施例に係るフィルタリング基準テーブルは、図19乃至図22で説明したものと同一である。
図23に示すように、本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、SSC(Service Signaling Channel)2300、FLUTE(File Delivery over Unidirectional Transport)セッション2310、フィルタリングエンジン2320、PDIエンジン2330及び/又はUI 2340を含むことができる。本発明の一実施例に係る受信機は、DSM−CC(Digital Storage Media Commandand Control)セクションを介してPDIテーブルを受信することができる。この場合、本発明の一実施例に係る受信機は、FLUTEセッション2310を通してPDIテーブルを受信することができる。上述した個人化放送システムの構造は設計者の意図によって変更されてもよい。以下、図23に示す各構成エレメントの動作について説明する。
本発明の一実施例に係る受信機は、まず、SSC 2300を通してPDIテーブルセクションを受信することができる。具体的に、本発明の一実施例に係る受信機は、DSM−CCセクションを通して受信されるIPデータグラムのうち、SSC 2300に該当するIPデータグラムをパーシングしてPDIテーブルセクションを受信することができる。この場合、本発明の一実施例に係る受信機は、SSC 2300が有する周知のIPアドレス及び/又はUDPポートナンバーを用いてPDIテーブルセクションを受信することができる。本発明の一実施例に係るPDIテーブルセクションは、PDIテーブルを放送網を介して伝達するために、本発明の一実施例に係るPDIテーブルを圧縮したテーブルを意味する。PDIテーブルセクションに関する具体的な内容は後述する。
本発明の一実施例に係る受信機は、SSC 2300を介して受信したPDIテーブルセクションをパーシングしてPDIテーブルを取得することができる。その後、本発明の一実施例に係る受信機は、PDIエンジン2330にPDIテーブルを伝達することができる。
本発明の一実施例に係るPDIエンジン2330は、受信したPDIテーブルを処理し、当該PDIテーブルに含まれたPDI質問を抽出することができる。その後、本発明の一実施例に係るPDIエンジン2330は、抽出されたPDI質問をUI 2340に伝達することができる。
本発明の一実施例に係るUI 2340は、受信したPDI質問をディスプレイし、当該PDI質問に対するPDI回答を受信することができる。この場合、本発明の一実施例に係るUI 2340は、リモコンを介してPDI回答を受信することができる。その後、本発明の一実施例に係るPDIエンジン2330は、UI 2340から受信したPDI回答を用いてPDIデータを更新することができる。その具体的な内容は、図7及び図8で説明したものと同一である。
また、本発明の一実施例に係る受信機は、SSC 2300を介してSMT(Service Map Table)及び/又はNRT−IT(Non Real Time Information Table)を受信することができる。本発明の一実施例に係るSMTは、個人化サービスのためのシグナリング情報を含むことができる。本発明の一実施例に係るNRT−ITは、個人化サービスのための報知情報(announcement information)を含むことができる。
その後、本発明の一実施例に係る受信機は、受信したSMT及び/又はNRT−ITをパーシングしてフィルタリング基準記述語を取得することができる。受信機は、フィルタリング基準記述語を用いて、フィルタリングエンジン2320にフィルタリング基準を伝達することができる。この場合、本発明のフィルタリング基準は、xml文書フォーマットのフィルタリング基準テーブルを一実施例とすることができ、フィルタリング基準テーブルについては図21及び図22で具体的に説明した。
その後、本発明の一実施例に係るフィルタリングエンジン2320は、PDIエンジン2330にPDIデータ要請信号を伝達することができる。本発明の一実施例に係るPDIエンジン2330は、PDIデータ要請信号を受信すると、当該PDIデータ要請信号に対応するPDIデータを検索してフィルタリングエンジン2320に伝達することができる。その結果、本発明の一実施例に係る受信機は、フィルタリング結果を用いてコンテンツをダウンロードすることができる。本発明の一実施例に係るフィルタリング後の過程については図9及び図10で具体的に説明した。
図24は、本発明の一実施例に係るPDIテーブルセクションを示す図である。
具体的に、図24は、図23で説明したPDIテーブルセクションの構文である。
PDIテーブルが放送ストリームで伝達されると、図23に定義されたテーブルのXML形式はDEFLATE圧縮アルゴリズムを用いて圧縮される。得られた圧縮されたテーブルは、図24のテーブルに示すようにブロックに区分されてセクションに挿入されることによって、NRTスタイルの専用セクションに要約される。
結論的に、本発明の一実施例に係る受信機は、同一のシーケンスナンバーを有するセクション番号順にPDI−Qインスタンス文書のブロックを組み合わせて圧縮を解除することができる。本発明の一実施例に係る受信機は、圧縮を解除した結果としてPDI−Qインスタンス文書を生成することができる。その後、受信機は、PDI−Qインスタンス文書を本発明の一実施例に係るPDIエンジンに伝達することができる。その具体的な方法は、図23で上述したものと同一である。
以下、図24に示すPDIテーブルセクションの構文について説明する。
ブロックは、昇順のsection_numberフィールド値のセクションに挿入されるはずである。「SSC」及び「IPサブネット」という用語は、ATSC NRT標準で定義されるため、専用セクションは、PDIテーブルが関連した仮想チャネルのIPサブネットのSSCで伝達される。当該セクションのsequence_numberフィールドは、同一のSSCで伝達される互いに異なるPDIテーブルインスタンスを区別するために用いられる。
8ビットのtable_idフィールドは、当該テーブルセクションがPDIテーブルインスタンスに属すると識別するように設定されるはずである。8ビットのtable_idフィールドは、当該テーブルセクションがPDIテーブルインスタンスに属すると識別するように設定されるはずである。table_idフィールドは、図24に示すPDIテーブルセクションが本発明の一実施例に係るPDIテーブルに関する情報を含んでいることを示すことができる。
本実施例に係るsection_syntax_indicatorフィールドは、PDIテーブルセクションのフォーマットを示すことができる。
本実施例に係るprivate_indicatorフィールドは、使用者に対するビット情報を示すことができる。
本実施例に係るsection_lengthフィールドは、PDIテーブルセクションでバイトの数を示すことができる。
本実施例に係るtable_id_extensionフィールドは、PDIテーブルセクションを識別することができる。
本実施例に係るprotocol_versionフィールドは、PDIテーブル構文のプロトコルバージョンを含むことができる。
8ビットのsequence_numberフィールドの値は、PDI−Qインスタンスの他の全てのセクションのsequence_numberと同一であり、SSCで伝達される他のPDI−Qインスタンスの全てのセクションのsequence_numberと異なる。sequence_numberフィールドは、同時にSSCで伝達されるPDI−Qの互いに異なるインスタンスに属するセクションを区別するために用いられる。
5ビットのPDIQ_data_versionフィールドは、pdiTableId値によって定義されるPDI−Qインスタンスのバージョンナンバーを示す。PDI−Qインスタンスのいずれかのエレメント又は属性が変化すると、バージョンナンバーは、1 modulo 32ずつ増分する。
1ビットのcurrent_next_indicatorフィールドは、PDI−Qセクションに対しては常に1に設定され、PDI−Qが常にsegment_idによって識別されるセグメントに対して現在PDI−Qであることを示す。
8ビットのsection_numberフィールドは、PDI−Qインスタンスの当該セクションのセクションナンバーを提供する。PDI−Qインスタンスの最初のセクションのsection_numberは0x00に設定される。section_numberは、PDI−Qインスタンスのそれぞれの追加セクションによって1ずつ増分する。
8ビットのlast_section_numberフィールドは、当該セクションが一部であるPDI−Qインスタンスの最後のセクション(すなわち、最高のsection_numberのセクション)のナンバーを提供する。
16ビットのservice_idフィールドは、当該PDI−Qインスタンスが、或る特定サービスではなく、それが現れる仮想チャネルでの全てのデータサービスに適用されるということを示すために、0x0000に設定される。
可変長を有するpdiq_bytes()フィールドは、当該セクションによって部分的に伝達されるPDI−Qインスタンスのブロックで構成される。当該テーブルインスタンスの全てのセクションのpdiq_bytes()フィールドがそれらのsection_numberフィールドの順に連結されると、結果は完全なPDI−Qインスタンスである。
図25は、本発明の他の実施例に係るPDIテーブルセクションを示す図である。
具体的に、図25は、図23で説明したPDIテーブルセクションの構文であって、基本的な内容は、図24で説明したものと同一である。ただし、図24に示すPDIテーブルセクションとは違い、図25に示すPDIテーブルセクションはsequence_numberフィールドを含まなくてもよい。以下、図25に示すPDIテーブルセクションの構文について説明する。
本発明の一実施例に係るnum_questionsフィールドは、PDIテーブルに含まれたPDI質問の数を示すことができる。
本発明の一実施例に係るquestion_id_lengthフィールドは、一つのPDI質問のIDの長さを示すことができる。
本発明の一実施例に係るquestion_id_valueフィールドは、一つのPDI質問のIDが有する値を示すことができる。
本発明の一実施例に係るquestion_text_lengthフィールドは、question_textの長さを示すことができる。
本発明の一実施例に係るquestion_textフィールドは、一つのPDI質問の実際内容を含むことができる。
本発明の一実施例に係るanswer_type_codeフィールドは、PDI質問に対するPDI回答のタイプを示すことができる。具体的に、本発明の一実施例に係るanswer_type_codeフィールドは、次の表1に表現された回答タイプコードを含むことができる。次の表1に示すそれぞれの回答タイプコードは、図11で説明したPDI回答のタイプを示すことができる。
本発明の一実施例に係るnum_answerフィールドは、PDI質問に対するPDI回答の数を示すことができる。
本発明の一実施例に係るanswer_value_lengthフィールドは、answer_valueの実際の長さを示すことができる。
本発明の一実施例に係るanswer_valueフィールドは、answer_type_codeと表現されるPDI回答の実際内容を含むことができる。
図26は、本発明の他の実施例に係るPDIテーブルセクションを示す図である。
具体的に、図26は、図23で説明したPDIテーブルセクションの構文であって、基本的な内容は、図24及び図25で説明したものと同一である。図26の構文を構成するフィールドは、図25の構文を構成するフィールドと同一であり、以下、その具体的な説明は省略する。
図27は、本発明の他の実施例に係るPDIテーブルセクションを示す図である。
具体的に、図27は、図23で説明したPDIテーブルセクションの構文であって、基本的な内容は、図24及び図25で説明したものと同一である。図27の構文を構成する基本的なフィールドは、図25のsyntaxを構成するフィールドと同一であり、以下、その具体的な説明は省略する。
ただし、図25の構文に比べて、図27の構文は、sequence_numberフィールドをさらに含むことができる。本発明の一実施例に係るsequence_numberフィールドについての説明は、図24で上述したものと同一である。
図28は、他の実施例に係るデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的に、図23で説明した個人化放送システム上のFLUTEセッション、フィルタリングエンジン及び/又はPDIエンジンの動作に関する本発明の一実施例を示す図である。
図28に示すように、本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、FLUTEセッション2800、フィルタリングエンジン2810及び/又はPDIエンジン2820を含むことができる。本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、ATSC 2.0サービス及び次世代放送サービスなどを提供することができる。上述した個人化放送システムの構造は、設計者の意図によって変更されてもよい。
図23で上述した通り、本発明の一実施例に係る受信機は、FLUTEセッションを通してPDIテーブルを受信することができる。以下、図28では、本発明の一実施例に係る受信機がFLUTEセッションを通してPDIテーブルを受信する方法を説明する。
本発明の一実施例に係る受信機は、FLUTEセッション2800を通してFDTインスタンスを受信することができる。FDT(File Delivery Table)インスタンスは、同一のFLUTEセッション2800を通して伝送されるコンテンツの伝送単位を意味する。本発明の一実施例に係るFDTインスタンスは、コンテンツのタイプを示すコンテンツタイプ属性を含むことができる。具体的に、本発明の一実施例に係るコンテンツタイプ属性は、FLUTEセッション2800を通して伝送されるファイルがPDI−Qインスタンス文書(又は、PDIテーブル)であることを示す内容を含むことができる。本発明の一実施例に係るコンテンツタイプ属性に関する具体的な内容は後述する。
本発明の一実施例に係る受信機は、FDTインスタンスを用いて、FLUTEセッション2800を通して伝送されるファイルがPDI−Qインスタンス文書であることを認知できる。その後、本発明の一実施例に係る受信機は、PDI−Qインスタンス文書をPDIエンジン2820に伝達することができる。その具体的な内容は、図23で説明したものと同一である。
図29は、本発明の他の実施例に係るFDTインスタンスのXMLスキーマを示す図である。
具体的に、図29は、図28で説明したFDTインスタンスのXMLスキーマを示す図である。以下、上述したコンテンツタイプ属性(2900)について説明する。
図29に示すように、本発明の一実施例に係るFDTインスタンスは、FDTインスタンス自体の属性情報を示す属性2900及び/又はFLUTEセッションを通して伝送されるファイルを示すfileエレメント2910を含むことができる。図29に示すfileエレメント2910は、ファイルに関する属性情報を示す属性を含むことができる。図29に示すように、fileエレメント2910は、本発明の実施例に係るcontent type属性2920を含むことができる。
図28で説明した通り、本発明の実施例に係る受信機は、content type属性2920に含まれた値を用いてPDI−Qインスタンス文書を識別することができる。例えば、図29に示すcontent type属性2920は、「application/atsc−pdiq」又は「text/atsc−pdiq+xml」で表現されるMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)プロトコル形態の値などを有することができる。
図30は、本発明の一実施例に係るキャパビリティ記述語構文を示す図である。
具体的に、図30は、図23で説明した個人化放送システムにおいて、本発明の一実施例に係る受信機がPDIテーブルを識別するための構文を示している。
本発明の一実施例に係るキャパビリティ記述語は、SMTサービスレベルでのサービス又はNRT−ITコンテンツレベルでのコンテンツがPDIテーブルであるか否かを示すために用いることができる。本発明の一実施例に係る受信機は、当該情報を用いてサービス/コンテンツがPDIテーブルであるか否かを知り、当該サービス/コンテンツがダウンロードされるべきかをPDIエンジンを支援するなどのキャパビリティによって判断する。
次の表2に表現されたコードは、PDIテーブルシグナリングに対するキャパビリティ記述語でcapability_codeに追加することができる。本発明の一実施例に係るcapablilty_code値は、他の値に割り当てることができない。次の表2に表現されたcapability_code値は、設計者の意図によってその設定が変更されてもよい。
図31は、本発明の一実施例に係る消費モデルを示す図である。
具体的に、図31は、図23で説明した個人化放送システムにおいて、本発明の一実施例に係る受信機でPDIテーブルを識別するためにSMT上に追加されたフィールドを示す。
NRTサービス記述語は、NRT SMTのサービスレベルに位置し、そのNRT_service_categoryは、サービスがPDIテーブルを提供すると、0x04(PDI)となる。したがって、受信機は、フィールド値が0x04であると、PDIテーブルが提供されることがわかる。
図31に示す消費モデルの値は、設計者の意図によってその設定が変更されてもよい。
図32は、本発明の一実施例に係るフィルタリング基準記述語構文を示す図である。
具体的に、図32は、図23で説明した個人化放送システム上で、本発明の一実施例に係る受信機がフィルタリング基準テーブルを受信するためのフィルタリング基準記述語のビットストリーム構文を示している。
本発明の一実施例に係るフィルタリング基準は、本発明の一実施例に係る受信機がコンテンツをダウンロードするか否かを判断するよう、ダウンロード可能なコンテンツと関連付けられる。ATSC 2.0環境には、ダウンロード可能なコンテンツに2種のカテゴリーがある。独立型のNRTサービスにおけるNRTコンテンツ及び附属双方向データサービスでTDOによって使われるNRTコンテンツアイテムがある。
以下、図32では、独立型のNRTサービスにおけるNRTコンテンツをフィルタリングするためのフィルタリング基準について説明する。
本発明の一実施例に係るNRTサービス及びコンテンツアイテムに対するフィルタリング基準で、以下に定義されたフィルタリング基準記述語の一つ以上のインスタンスは、受信機が使用者にNRTサービスを提供するか否かを決定するようにするために、SMTでサービスレベル記述語ループに含まれてもよく、受信機が当該特定コンテンツアイテムをダウンロードして使用者に使用可能にさせるか否かを決定するようにNRT−ITでコンテンツアイテムレベル記述語ループに含まれてもよい。
フィルタリング基準記述語の一つ以上のインスタンスは、複数値が同一の又は異なるターゲット基準に対して提供されるようにする。意図するターゲット論理は、同一のターゲット基準に対して複数値間の論理和であり、異なるターゲット基準間の論理積である。
以下、図32に示すフィルタリング基準記述語のビットストリーム構文における各フィールドのセマンティック定義について説明する。
8ビットフィールドであるdescriptor_tagフィールドは、記述語が本発明の一実施例に係るフィルタリング基準記述語である旨を示すために0xTBDに設定することができる。
8ビット符号無し整数フィールドであるdescriptor_lengthフィールドは、descriptor_lengthフィールド自身に続くバイト数を示すことができる。
8ビットフィールドであるnum_filter_criteriaフィールドは、図32に示した当該記述語に含まれたフィルタリング基準の数を示すことができる。
8ビットフィールドであるcriterion_id_lengthフィールドは、criterion_idフィールドの長さを示すことができる。
可変長フィールドであるcriterion_idフィールドは、当該記述語が現れる仮想チャネルのPDIテーブルで質問(QIA、QBA、QSA、QTA、又はQAAエレメント)のid属性にマッチングするURIの形態で当該フィルタリング基準の識別子を提供することができる。
3ビットフィールドであるcriterion_type_codeフィールドは、次の表3によって当該基準(質問)のタイプを提供することができる。
5ビットフィールドであるnum_criterion_valuesフィールドは、各値がcriterion_idによって識別される質問(QIA、QBA、QSA、QTA、又はQAA)に対する可能な回答である当該フィルタリング基準に対するループでターゲット基準値の数を提供する。
8ビットフィールドであるcriterion_value_lengthフィールドは、当該ターゲット基準値を表す必要があるバイトの数を提供する。
可変長フィールドであるcriterion_valueフィールドは、当該ターゲット基準値を提供する。
本発明の一実施例に係るフィルタリング基準記述語は、サービスやコンテンツアイテムと関連した特定ターゲット基準に対する値を示す。ATSC 2.0送出において、上記の定義されたfiltering_criteria_descriptor()の一つ以上のインスタンスは、SMTにおいてNRTサービスの記述語ループ又はNRT−ITにおいてコンテンツアイテムの記述語ループに入ることができる。前者の場合、それらはサービス自体(全てのコンテンツアイテム)に適用することができる。後者の場合、それらは個別コンテンツアイテムに適用することができる。
記述語ループに一つのフィルタリング基準記述語のみがあり、それが一つの基準値のみを有すると、サービス又はコンテンツアイテムがフィルタを通過するか否かの決定は、当該基準値が(criterion_idによって示されるように)フィルタリング基準に該当する質問に対するPDI−Aで質問のいずれかの値と一致する場合は「真」(はい)になり、そうでない場合は「偽」(いいえ)になるはずである。
単一記述語ループの全てのフィルタリング基準記述語において総基準値の数が1より大きいと、各基準値の結果は、基準値が(criterion_idによって示されるように)フィルタリング基準に該当する質問に対するPDI−Aで回答のいずれかの値と一致する場合は、「真」を答える中間用語として評価されるはずであり、そうでない場合は「偽」を答える中間用語として評価されるはずである。これらの中間用語のうち、(criterion_idによって決定されるように)フィルタリング基準の同一値を有するものは、各ターゲット基準に対する中間結果を得るために論理和されるはずであり、これらの中間結果は、最終結果を決定するために論理積されるはずである。最終結果が受信機に対して「真」と評価されると、これは、関連したNRTサービス又はコンテンツアイテムがフィルタを通過して受信機にダウンロードされてもよいことを意味する。
図33は、本発明の他の実施例に係るフィルタリング基準記述語構文を示す図である。
具体的に、図33は、図23で説明した個人化放送システム上で、本発明の一実施例に係る受信機がフィルタリング基準テーブルを受信するためのフィルタリング基準記述語のビットストリーム構文を示している。
図33に示すフィルタリング基準記述語構文の基本的な内容は、図32で説明したものと同一である。
しかし、criterion_type_codeフィールドは、下記の表4によって当該基準(質問)のタイプを提供することができる。
図34は、本発明の他の実施例に係るデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的に、図34は、本発明の一実施例に係る受信機が放送網を通してPDIテーブル及び/又はフィルタリング基準テーブルを受信するための個人化放送システムのフローチャートである。
本発明の一実施例に係る個人化放送システムの基本的な構造は、図7乃至図10で説明したものと同一である。本発明の一実施例に係るPDIテーブルは、図9乃至図18で説明したものと同一である。本発明の一実施例に係るフィルタリング基準テーブルは、図19乃至図22で説明したものと同一である。
図34に示すように、本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、シグナリングサーバー3410、フィルタリングエンジン3420、PDIエンジン3430及び/又はUI 3440を含むことができる。上述した個人化放送システムの構造は、設計者の意図によって変更されてもよい。
本発明の一実施例に係るPDIテーブル及びフィルタリング基準を処理するためのフィルタリングエンジン3420、PDIエンジン3430及び/又はUI 3440の動作は、図23で説明したものと同一である。以下、図34に示すシグナリングサーバー3410の動作を中心に説明する。
本発明の一実施例に係る受信機は、まず、PDIテーブルセクションを受信するための要請信号をシグナリングサーバー3410に伝送することができる。この場合、本発明の一実施例に係る受信機は、クエリー用語を用いて要請信号を伝送することができる。クエリーに関する具体的な内容は後述する。
本発明の一実施例に係るシグナリングサーバー3410は、当該クエリーに応じたPDIテーブルセクションを受信機に伝送することができる。PDIテーブルセクションに関する具体的な内容は、図24乃至図27で説明したものと同一である。
図35は、本発明の一実施例に係るHTTP要請テーブルを示す図である。
具体的に、図35は、本発明の一実施例に係る受信機が図34で説明したシグナリングサーバーにクエリーを伝送するためのHTTPプロトコルを示す。
放送局によって支援されると、図35に示すプロトコルは、2つのキャパビリティを提供することができる。第一に、圧縮されないオーディオ又はビデオのみを伝達する経路を通してDTV放送信号を受ける装置に対して、当該プロトコルは一般に放送局の独立型NRTサービスに接続する唯一の方法である。第二に、完全な放送ストリームに接続できる装置に対しても、当該プロトコルはローカル放送領域で使用可能な全ての放送ストリームを循環して所望のテーブルが現れることを待たずに、プログラム/サービスガイドを埋めるデータを検索する方法を提供する。これは、また、別のチューナーを必要とせず、視聴者がTVを視聴している間にも、いつでもこのようなデータの検索を可能にする。
図35に示すHTTP要請テーブルは、受信しようとするテーブルの種類及び当該テーブルを受信するためのベースURLを示すクエリー用語を含むことができる。
本発明の一実施例に係る受信機は、図35に示すHTTP要請テーブルのクエリー用語を用いて特定tableを受信することができる。具体的に、本発明の一実施例に係る受信機は、「?table=PDIT[&chan=<chan_id>]」というクエリー用語を用いてシグナリングサーバーに要請信号を送ることができる。その具体的な内容は図34で説明したものと同一である。
図36は、本発明の他の実施例に係るデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的に、図36は、本発明の一実施例に係る受信機がインターネットを通してPDIテーブル及び/又はフィルタリング基準テーブルを受信するための個人化放送システムのフローチャートである。
本発明の一実施例に係る個人化放送システムの基本的な構造は、図7乃至図10で説明したものと同一である。本発明の一実施例に係るPDIテーブルは、図9乃至図18で説明したものと同一である。本発明の一実施例に係るフィルタリング基準テーブルは、図19乃至図22で説明したものと同一である。
インターネットを通して伝達される時、PDIテーブルインスタンスは、HTTP又はHTTPSを通して伝達されるはずである。HTTP応答ヘッダーでPDIテーブルのコンテンツタイプは「text/xml」になるだろう。
インターネットを通してPDIテーブルを検索するために使われるURLは、DTV字幕放送チャネルで標準字幕サービス#6で移動するSDOPrivateDataURIString命令語を介して伝達されてもよく、TPTと共に伝達されるUrlListXMLエレメントで伝達されてもよい。
TPT(TDOパラメータテーブル)は、セグメントのTDOに関するメタデータ及びそれらをターゲットとするイベントを含む。TDOという用語は、トリガリングされた双方向付加データサービスでトリガーによって開始されたDO(Declarative Object)又はトリガーによって開始されたDOによって開始されたDOなどを反復して指定するために使われる。トリガーは、シグナリングを識別し、双方向イベントの再生のタイミングを設定する機能を有するシグナリングエレメントである。
図36に示すように、本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、PDIサーバー3600、コンテンツサーバー3650及び/又は受信機を含むことができる。本発明の一実施例に係る受信機はTPT(TDO Parameters Table)クライアント3610、フィルタリングエンジン3620、PDIエンジン3630及び/又はUI3640を含むことができる。上述した個人化放送システムの構造は、設計者の意図によって変更されてもよい。以下、図36に示す各構成エレメントの動作について説明する。
本発明の一実施例に係るTPTクライアント3610は、TPT及び/又はURLリストテーブルを受信することができる。本発明の一実施例に係るTPTは、セグメントのTDOに関するメタデータ及びそれらをターゲットとするイベントを含む。本発明の一実施例に係るTPTは、PDIテーブル及びフィルタリング基準テーブルに関する情報を含むことができる。本発明の一実施例に係るURLリストテーブルは、PDIサーバー3600のURL情報を含むことができる。TPT及びURLリストテーブルに関する具体的な内容は後述する。
また、本発明の一実施例に係るTPTクライアント3610は、URLリストテーブルからPDIサーバー3600のURL情報を取得することができる。TPTクライアント3610は、取得したURL情報を用いてPDIサーバー3600にアクセスし、本発明の一実施例に係るPDIテーブルの伝送を要請することができる。本発明の一実施例に係るPDIサーバー3600は、TPTクライアント3610の要請によって当該PDIテーブルをTPTクライアント3610に伝送することができる。
図36に示すように、本発明の一実施例に係るTPTクライアント3610は、受信したPDIテーブルをPDIエンジン3630に伝達することができる。本発明の一実施例に係るPDIエンジン3630は、受信したPDIテーブルを処理し、当該PDIテーブルに含まれたPDI質問を抽出することができる。その後、本発明の一実施例に係るPDIエンジン3630は、抽出されたPDI質問をUI 3640に伝達することができる。
本発明の一実施例に係るUI 3640は、受信したPDI質問をディスプレイし、当該PDI質問に対するPDI回答を受信することができる。本発明の一実施例に係るUI 3640はリモコンによってPDI回答を受信することができる。その後、本発明の一実施例に係るPDIエンジン3630は、UI 3640から受信したPDI回答を用いてPDIデータを更新することができる。その具体的な内容は、図7及び図8で説明したものと同一である。
また、本発明の一実施例に係るTPTクライアント3610は、TPTをパーシングしてフィルタリング基準を取得することができる。図36に示すように、TPTクライアント3610は、フィルタリング基準をフィルタリングエンジン3620に伝達することができる。この場合、本発明のフィルタリング基準は、xml文書フォーマットのフィルタリング基準テーブルを一実施例とすることができ、フィルタリング基準テーブルについては図21及び図22で具体的に説明した。
その後、本発明の一実施例に係るフィルタリングエンジン3620は、PDIエンジン3630にPDIデータ要請信号を伝達することができる。本発明の一実施例に係るPDIエンジン3630はPDIデータ要請信号を受信すると、当該PDIデータ要請信号に対応するPDIデータを検索してフィルタリングエンジン3620に伝達することができる。本発明の一実施例に係るフィルタリング以降の過程については図9及び図10で具体的に説明した。
結果的に、本発明の一実施例に係る受信機は、フィルタリング結果を用いてコンテンツをダウンロードすることができる。さらにいうと、TPTクライアント3610は、フィルタリング結果をフィルタリングエンジン3620から受信し、TDO及び/又はコンテンツダウンロード要請信号をコンテンツサーバー3650に伝達することができる。コンテンツサーバー3650はTDO及び/又はコンテンツダウンロード要請信号に応じてTDO及び/又はコンテンツをTPTクライアント3610に伝送することができる。
図37は、本発明の一実施例に係るURLリストテーブル示す図である。
具体的に、図37は、本発明の一実施例に係る受信機がインターネットを通してPDIテーブル及び/又はフィルタリング基準を受信するためのURL情報を含んでいるテーブルである。本発明の一実施例に係るURLリストテーブルの送受信過程は、図36で具体的に説明した。
URLリストテーブルは、インターネットを通して伝達される時、マルチパート(multipart)MIMEメッセージの形態でTPTと共にHTTPを通して伝達されうる。
インターネットを通して伝達される時、TPTはHTTPを通して伝達されてもよい。現セグメントのTPTに関するURL情報は、DTV字幕サービス#6又は自動コンテンツ認識サーバーを介して伝達され、トリガーに現れるはずである。TPTの要請に対する応答は、現セグメントに対するTPTのみで構成されてもよく、要請されたTPTが一番目のパート、セグメントに対するAMTが選択的に二番目のパート、UrlListXML文書が選択的にその次のパートであるマルチパートMIMEメッセージで構成されてもよい。
以下、本発明の一実施例に係るURLリストテーブルに含まれた各エレメントのセマンティクスについて説明する。
図37に示すUrlListエレメントは、本発明の一実施例に係る受信機に有用なURLのリストを含む。
図37に示すUrlListエレメントのTptUrlエレメントは、現双方向付加サービスで将来のセグメントに対するTPTのURL情報を含むことができる。複数のTptUrlエレメントが含まれると、それらは放送でセグメントの出現順に整列されるはずである。
図37に示すUrlListエレメントのNrtSignalingUrlエレメントは、受信機が当該標準のセクション18に定義された要請プロトコルを用いて現伝送ストリームで全ての仮想チャネルに対するNRTシグナリングテーブルを取得できるサーバーのURL情報を含むことができる。
図37に示すUrlListエレメントのUrsUrlエレメントは、受信機が当該標準のセクション10に定義されたプロトコルを用いて使用(視聴率調査)レポートを伝送できるサーバーのURL情報を含むことができる。
図37に示すUrlListエレメントのPdiUrlエレメントは、PDITableのURL情報を含むことができる。すなわち、本発明の一実施例に係るPdiUrlエレメントは、PDIテーブル及び/又はフィルタリング基準を伝送できるサーバーのURL情報を示すことができる。
上述した図37のURLリストテーブルは、次の表5のようなフォーマットで構成することができる。
図38は、本発明の一実施例に係るTPTを示す図である。
具体的に、図38に示すTPTは、PDIテーブル及び/又はフィルタリング基準のURL情報を含むことができる。本発明の一実施例に係るTPTの送受信過程は、図36で具体的に説明した。以下、TPTに含まれたフィルタリング基準に関するエレメントを説明する。
具体的に、図38に示すFilter Criterionエレメントは、フィルタリング基準に関する情報を含むことができる。
本発明の一実施例に係るid属性は、当該フィルタリング基準に関するPDI質問を示すことができる。
本発明の一実施例に係る基準タイプ属性は、フィルタリング基準タイプ(又は、フィルタリング基準タイプエレメント)を示すことができる。本発明の一実施例に係るフィルタリング基準のタイプに関しては図20で具体的に説明した。
本発明の一実施例に係るcriterion value属性は、上述した基準タイプ属性によるフィルタリング基準の値を示すことができる。
図39は、本発明の他の実施例に係るデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的に、図39は、本発明の一実施例に係る受信機が自動コンテンツ認識システム上でPDIテーブル及び/又はフィルタリング基準テーブルを受信するための個人化放送システムを示す図である。
本発明の一実施例に係る自動コンテンツ認識システムは、図1で説明したものと同一である。本発明の一実施例に係る個人化放送システムの基本的な構造は、図7乃至図10で説明したものと同一である。本発明の一実施例に係るPDIテーブルは、図9乃至図18で説明したものと同一である。本発明の一実施例に係るフィルタリング基準テーブルは、図19乃至図22で説明したものと同一である。
図39に示すように、本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、自動コンテンツ認識サーバー3900、TPTサーバー3950、PDIサーバー3960、コンテンツサーバー3970、自動コンテンツ認識クライアント3910、フィルタリングエンジン3920、PDIエンジン3930及び/又はUI 3940を含むことができる。上述した個人化放送システムの構造は、設計者の意図によって変更されてもよい。以下、図39に示す各構成エレメントの動作について説明する。
本発明の一実施例に係る自動コンテンツ認識クライアント3910は、フィンガープリントからシグネチャーを抽出し、シグネチャーと共に要請を自動コンテンツ認識サーバー3900に伝送することができる。本発明の一実施例に係る自動コンテンツ認識サーバー3900はシグネチャーを受信し、該シグネチャーと関連したトリガーなどと共に応答を自動コンテンツ認識クライアント3910に伝送することができる。上述した内容は図1乃至図6で具体的に説明した。
本発明の一実施例に係る自動コンテンツ認識クライアント3910は、受信したトリガーなどを用いて、TPTサーバー3950にTPT及び/又はURLリストテーブルを要請することができる。本発明の一実施例に係るTPTサーバー3950は、自動コンテンツ認識クライアント3910の要請に応じて、自動コンテンツ認識クライアント3910にTPT及び/又はURLリストテーブルを伝送することができる。TPT及び/又はURLリストテーブルに関する具体的な内容は、上述した通りである。その後、本発明の一実施例に係るTPTサーバー3950は、受信したTPT及び/又はURLリストテーブルを自動コンテンツ認識クライアント3910に伝達することができる。
本発明の一実施例に係る自動コンテンツ認識クライアント3910は、URLリストテーブルからPDIサーバー3960のURL情報を取得することができる。自動コンテンツ認識クライアント3910は、取得したURL情報を用いてPDIサーバー3960にアクセスし、本発明の一実施例に係るPDIテーブルの伝送を要請することができる。本発明の一実施例に係るPDIサーバー3960は、自動コンテンツ認識クライアント3910の要請に応じて当該PDIテーブルを自動コンテンツ認識クライアント3910に伝送することができる。
図34に示すように、本発明の一実施例に係る自動コンテンツ認識クライアント3910は、受信したPDIテーブルをPDIエンジン3930に伝達することができる。本発明の一実施例に係るPDIエンジン3930は、受信したPDIテーブルを処理し、当該PDIテーブルに含まれたPDI質問を抽出することができる。その後、本発明の一実施例に係るPDIエンジン3930は、抽出されたPDI質問をUI 3940に伝達することができる。
本発明の一実施例に係るUI 3940は、受信したPDI質問をディスプレイし、当該PDI質問に対するPDI回答を受信することができる。本発明の一実施例に係るUI 3940はリモコンを介してPDI回答を受信することができる。その後、本発明の一実施例に係るPDIエンジン3930はUI 3940から受信したPDI回答を用いてPDIデータを更新することができる。その具体的な内容は、図7及び図8で説明したものと同一である。
また、本発明の一実施例に係る自動コンテンツ認識クライアント3910は、TPTをパーシングしてフィルタリング基準を取得することができる。図39に示すように、自動コンテンツ認識クライアント3910は、フィルタリング基準をフィルタリングエンジン3920に伝達することができる。この場合、本発明のフィルタリング基準はxml文書フォーマットのフィルタリング基準テーブルを一実施例とすることができ、フィルタリング基準テーブルについては図21及び図22で具体的に説明した。
その後、本発明の一実施例に係るフィルタリングエンジン3920は、PDIエンジン3930にPDIデータ要請信号を伝達することができる。本発明の一実施例に係るPDIエンジン3930はPDIデータ要請信号を受信すると、当該PDIデータ要請信号に対応するPDIデータを検索してフィルタリングエンジン3920に伝達することができる。本発明の一実施例に係るフィルタリング以降の過程については図9及び図10で具体的に説明した。
結果的に、本発明の一実施例に係る受信機は、フィルタリング結果を用いてコンテンツをダウンロードすることができる。具体的に、自動コンテンツ認識クライアント3910は、フィルタリング結果をフィルタリングエンジン3920から受信し、TDO及び/又はコンテンツダウンロード要請信号をコンテンツサーバー3970に伝達することができる。コンテンツサーバー3970は、TDO及び/又はコンテンツダウンロード要請信号によってTDO及び/又はコンテンツを自動コンテンツ認識クライアント3910に伝送することができる。
図40は、本発明の他の実施例に係るデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的に、図40は、PDI回答の重複防止のための個人化放送システムの一実施例を示す図である。
さらにいうと、図40は、本発明の一実施例に係る受信機が複数の放送局及びコンテンツプロバイダから同一のPDI質問を受信する場合、あらかじめ記憶しているPDI回答を用いてPDIデータを更新できる個人化放送システムを示す。図40に示す個人化放送システムによって、使用者は同一のPDI質問に対して重複してPDI回答を入力する面倒さを減らすことができる。
図40に示すように、本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、2つ以上の放送局(又は、コンテンツプロバイダ)及び/又は受信機を含むことができる。本発明の一実施例に係る2つ以上の放送局は、放送局A 4010及び/又は放送局B 4020を含むことができる。本発明の一実施例に係る受信機は、PDIエンジン4030及び/又はUI 4040を含むことができる。本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、ATSC 2.0サービスを提供することができる。上述した個人化放送システムの構造は、設計者の意図によって変更されてもよい。以下、図40に示す各構成エレメントの動作を説明する。
まず、本発明の一実施例に係る受信機は、放送局A 4010から第1のPDIテーブル4011を受信することができる。第1のPDIテーブル4011を受信した受信機は、PDIエンジン4030に第1のPDIテーブル4011を伝達することができる。本発明の一実施例に係る第1のPDIテーブル4011は、第1のPDIタイプエレメント4012を含むことができる。本発明の一実施例に係る第1のPDIタイプエレメント4012のそれぞれは、図17及び図18で上述した通り、第1識別子エレメント(又は、第1のID)及び/又は第1のPDI質問を含むことができる。また、図40に示すように、第1のPDIテーブル4011は、それぞれ異なる第1のIDを有する2つ以上の第1のPDIタイプエレメント4012を含むことができる。
本発明の一実施例に係るPDIエンジン4030は、第1のPDIタイプエレメント4012から第1のPDI質問を抽出し、抽出した第1のPDI質問をUI 4040に伝達することができる。その後、本発明の一実施例に係るUI 4040は、使用者から第1のPDI質問に対する第1のPDI回答を受信することができる。PDIエンジン4030は第1のPDI回答を第1のPDIタイプエレメント4012に追加及び/又は修正することができる。本発明の一実施例に係るPDIエンジン4030及びUI 4040の具体的な動作は、図23で説明したものと同一である。
また、本発明の一実施例に係るPDIエンジン4030は、放送局B 4020から第2のPDIテーブル4021を受信することができる。本発明の一実施例に係る第2のPDIテーブル4021は、第2のPDIタイプエレメント4022を含むことができる。図17及び図18で上述した通り、第2のPDIタイプエレメント4022は第2識別子エレメント(又は、第2のID)及び/又は第2のPDI質問を含むことができる。
第2のPDIテーブルを受信したPDIエンジン4030はPDI記憶装置にアクセスし、あらかじめ記憶されている第1のPDIテーブルを探索することができる。その後、本発明の一実施例に係るPDIエンジン4030は、第2のIDと第1のIDとを比較することができる。比較の結果、第2のIDと第1のIDとが同一であれば、第1のPDI回答を第2のPDIタイプエレメント4022に追加及び/又は修正することができる。
結論的に、本発明の一実施例に係る受信機は、あらかじめ記憶されているPDI質問と同一のPDI質問を受信する場合、PDI質問を重複してディスプレイせず、あらかじめ記憶されているPDI回答を用いて処理することができる。したがって、本発明の一実施例に係る個人化放送システム上で、使用者は同一のPDI質問に対して同一の内容のPDI回答を重複して入力しなくて済むため、使用者はより便利に個人化サービスを受けることができる。
図41は、本発明の他の実施例に係るデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的に、図41は、PDI回答の重複防止のための個人化放送システムの一実施例を示す図である。図40で説明した個人化放送システムは、PDI回答の重複防止のために、本発明の一実施例に係る受信機にあらかじめ記憶されているPDIテーブルを用いることができる。PDI回答の重複防止のための他の実施例として、図41ではPDI質問登録を用いる個人化放送システムを提示する。
消費者が本質的に同一の質問に対して反復して急に答えないようにそれぞれ異なる放送局によって質問を再使用することを支援するために、質問は、ATSCによって指定されるレジストラ(registrar)に登録されてもよい。各登録記録は、図17及び図18に明示された通り、全世界的に唯一の質問IDに関する情報、質問タイプ(QIA、QBA、QSA、又はQTA)、一つ以上の言語からなる質問テキスト、登録日、及び/又は登録のために質問を提出した団体に対する連絡先情報を含むことができる。また、QSAの場合、各登録記録(又は、先登録PDI質問)は、各選択の識別子のような許容される選択、及び一つ以上の言語からなる各選択のテキストを含むことができる。
PDIテーブルは、登録された質問及び登録されていない質問の混合を含むことができる。
登録された質問及び登録されていない質問はいずれも複数のPDIテーブルに現れてもよい。使用者が複数のPDIテーブルに現れた質問に答える度に、受信機が提供する機能による場合であれ、又はアプリケーションが提供する機能による場合であれ、回答は、それが現れる全てのアンケートにある質問の全てのインスタンスに伝播されると予想される。したがって、使用者はそれが互いに異なるアンケートに何回現れるかにかかわらず、与えられた質問に1回のみ回答すればよい。
使用者に質問が殺到することを防止するために、アンケート生成者は、可能な度に、登録された質問を使用し、登録された質問を得ることのできない特別なターゲット要求がある時にのみ、登録されていない質問を使用するように推奨される。
本発明の一実施例に係る受信機は、受信機ターゲット基準を用いて先登録PDI質問を抽出することができる。本発明の一実施例に係る受信機ターゲット基準は、ATSC NRT標準であるA/103に従う。
図41に示すように、本発明の一実施例に係る個人化放送システムはSSC 4100、FLUTEセッション4110、フィルタリングエンジン4120、PDIエンジン4130及び/又はUI 4140を含むことができる。本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、ATSC 2.0サービスを提供することができる。上述した個人化放送システムの構造は、設計者の意図によって変更されてもよい。以下、図41に示す個人化放送システムについて説明する。
本発明の一実施例に係る受信機は、SSC 4100を介してSMT及び/又はNRT−ITを受信し、SMT及び/又はNRT−ITに含まれた受信機ターゲット基準を取得することができる。本発明の受信機ターゲット基準は、受信機ターゲット記述語又は受信機ターゲット基準テーブルを一実施例とすることができる。
その後、本発明の一実施例に係るPDIエンジン4130は、取得した受信機ターゲット基準を変換してPDI質問を生成することができる。本発明の一実施例に係るUI 4140は、PDIエンジン4130から上述のPDI質問を受け取ってディスプレイし、使用者のPDI回答を受信することができる。本発明の一実施例に係るPDIエンジン4130及びUI 4140の具体的な動作は、図23で説明したものと同一である。
図42は、本発明の他の実施例に係るデジタル放送システムのフローチャートである。
具体的に、図42は、PDI質問登録を用いた個人化放送システムを示す。
図42に示すように、本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、シグナリングサーバー4200、受信機4210、フィルタリングエンジン4220、PDIエンジン4230及びUI 4240を含むことができる。受信機4210は、フィルタリングエンジン4220、PDIエンジン4230及び/又はUI 4240を含む概念として用いることができ、これは、設計者の意図によって変更されてもよい。また、本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、ATSC 2.0サービスを提供することができる。以下、図42に示す個人化放送システムについて説明する。
基本的な構成エレメントの動作は、図41で説明したものと同一である。ただし、図42に示す受信機4210は、シグナリングサーバー4200にSMT及び/又はNRT−ITを要請することができる。本発明の一実施例に係る受信機4210の要請に応じて、シグナリングサーバー4200は当該SMT及び/又はNRT−ITを受信機4210に伝送することができる。
本発明の一実施例に係る受信機がSMT及び/又はNRT−ITを受信した後の、受信機4210、PDIエンジン4230及び/又はUI 4240の具体的な動作は、図41で説明したものと同一である。
図43は、本発明の一実施例に係る受信機対象基準テーブルを示す図である。
具体的に、図43は、図41及び図42で説明した受信機ターゲット基準をテーブル形式で表現した図である。
図43に示すように、受信機対象基準テーブルは、ターゲット基準タイプコード(targeting criterion type code)、ターゲット値長(targeting value length)及び/又はターゲット値(targeting value)に関する情報を含むことができる。図43に示すターゲット基準タイプコードは、それぞれのターゲット基準を識別するためのコードを意味する。図43に示すターゲット値長は、ターゲット基準値を示すためのバイト数を意味する。図43に示すターゲット値は、ターゲット基準が示す情報を意味する。
本発明の一実施例に係る受信機は、ターゲット基準タイプコードによってターゲット基準を変換して先登録PDI質問を取得することができる。
具体的に、本発明の一実施例に係るターゲット基準タイプコードが0x00である場合、ターゲット値は保留し、ターゲット値長は定められない。
本発明の一実施例に係るターゲット基準タイプコードが0x01の場合、ターゲット値は下位3バイトのみを使用するA/65の表6.21に定義された地理的位置であり、ターゲット値長は3バイトである。上述したA/65は、PSIP(Program and System Information Protocol)に関するATSC標準である。その詳細な内容は後述する。
本発明の一実施例に係るターゲット基準タイプコードが0x02の場合、ターゲット値は当該領域に適切なバイト数(8まで)を使用するA/65のセクション6.7.2に定義されたような文字と数字で書かれた郵便番号であり、ターゲット値長は可変的である。その詳細な内容は後述する。
本発明の一実施例に係るターゲット基準タイプコードが0x03の場合、ターゲット値は、下位2バイトのみを使用するA/65の表6.18に定義されたような人口統計学的カテゴリーであり、ターゲット値長は2バイトである。その詳細な内容は後述する。
本発明の一実施例に係るターゲット基準タイプコードが0x04?0x0Fである場合、ターゲット値は、将来ATSC使用のために保留され、ターゲット値長は定められない。
本発明の一実施例に係るターゲット基準タイプコードが0x10?0x1Fである場合、ターゲット値は、私的使用が可能であり、ターゲット値長さは定められない。
図44乃至図47は、本発明の一実施例に係る先登録PDI質問を示す図である。
具体的に、図44乃至図47は、図43で上述したターゲット基準タイプコードが0x01である場合に、本発明の一実施例に係る先登録PDI質問を示すテーブルである。
図44乃至図47に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x01の場合、本発明の一実施例に係るターゲット基準テーブルは、地理的位置に関する先登録PDI質問情報を含むことができる。この場合、本発明の一実施例に係る受信機は、下位3バイトのみを用いてターゲット基準テーブルを変換し、先登録PDI質問を取得することができる。
図44は、ターゲット基準タイプコードが0x01である場合に、位置コード(location code)に関する先登録PDI質問を示すテーブルである。図44に示す先登録PDI質問テーブルに含まれた先登録PDI質問情報は、図41で説明したものと同一である。
具体的に、図44に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x01の場合、本発明の一実施例に係る質問IDは、位置コードに関する情報を含むことができる。また、図44に示す先登録PDI質問はQTAタイプであり、位置コードに対するテキストタイプのPDI回答を要求する内容の質問テキストを含むことができる。
次の[例示8」は、図44に示すテーブルをXMLスキーマで表す一実施例である。
[例示8]
<a20:QTA id="atsc.org/PDIQ/location-code">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>What is your location code?</a20:Text>
</a20:Q>
</a20:QTA>
図45は、ターゲット基準タイプコードが0x01である場合に、FIPS(Federal Information Processing Standards Publication)stateに関する先登録PDI質問を示すテーブルである。図45に示す先登録PDI質問が含む基本的な内容は、図41で説明したものと同一である。ただし、図45に示す先登録PDI質問は、question xactionSetIdに関する情報をさらに含むことができ、本発明の一実施例に係るquestion xactionSetIdに関する具体的な内容は後述する。
具体的に、図45に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x01の場合に、本発明の一実施例に係る質問IDは、FIPS stateに関する情報を含むことができる。また、図45に示す先登録PDI質問はQTAタイプであり、FIPS stateに対するテキストタイプのPDI回答を要求する内容の質問テキストを含むことができる。
次の[例示9]は、図45に示すテーブルをXMLスキーマで表す一実施例である。
[例示9]
<a20:QTA id="atsc.org/PDIQ/state" xactionSetId="1">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>What state are you located in?</a20:Text>
</a20:Q>
</a20:QTA>
図46は、ターゲット基準タイプコードが0x01である場合に、FIPS countryに関する先登録PDI質問を示すテーブルである。図46に示す先登録PDI質問が含む基本的な内容は、図41で説明したものと同一である。ただし、図46に示す先登録PDI質問は、question xactionSetIdに関する情報をさらに含むことができ、本発明の一実施例に係るquestion xactionSetIdに関する具体的な内容は後述する。
具体的に、図46に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x01の場合に、本発明の一実施例に係る質問IDは、FIPS countryに関する情報を含むことができる。また、図46に示す先登録PDI質問はQTAタイプであり、FIPS countryに対するテキストタイプのPDI回答を要求する内容の質問テキストを含むことができる。
次の[例示10」は、図46に示すテーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示10]
<a20:QTA id="atsc.org/PDIQ/county" xactionSetId="1">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>What county are you located in?</a20:Text>
</a20:Q>
</a20:QTA>
図47は、ターゲット基準タイプコードが0x01の場合に、郡細分(county subdivision)に関する先登録PDI質問を示すテーブルである。図47に示す先登録PDI質問が含む基本的な内容は、図41で説明したものと同一である。ただし図47に示す先登録PDI質問は、question xactionSetIdに関する情報をさらに含むことができ、本発明の一実施例に係るquestion xactionSetIdに関する具体的な内容は後述する。
具体的に、図47に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x01の場合に、本発明の一実施例に係る質問IDは、郡細分に関するセクター情報を含むことができる。また、図47に示す先登録PDI質問はQSAタイプであり、郡細分に関する選択タイプのPDI回答を要求する内容の質問テキストを含むことができる。
また、本発明の一実施例に係るQSAタイプの先登録PDI質問は、PDI回答に対する選択肢(selection)情報を含むことができる。例えば、図47に示す郡細分に関する先登録PDI質問は、北西、北中、北東、西中、中央、東中、南西、南中、及び南東に対する9つの選択情報を含むことができる。
次の[例示11」は、テーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示11]
<a20:QSA id="atsc.org/PDIQ/sector" xactionSetId="1">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>What part of your county are you located in?
</a20:Text>
<a20:Selection id="1">NW</a20:Selection>
<a20:Selection id="2">NC</a20:Selection>
<a20:Selection id="3">NE</a20:Selection>
<a20:Selection id="4">WC</a20:Selection>
<a20:Selection id="5">C</a20:Selection>
<a20:Selection id="6">EC</a20:Selection>
<a20:Selection id="7">SW</a20:Selection>
<a20:Selection id="8">SC</a20:Selection>
<a20:Selection id="9">SE</a20:Selection>
</a20:Q>
</a20:QTA>
上述した図45乃至図47に示すquestion xactionSetIdは、類似の内容を含むPDI質問の集合を示すことができる。本発明の一実施例に係る受信機は、同一のquestion xactionSetIdを含む先登録PDI質問を組み合わせて個人化放送サービスに用いることができる。
例えば、図44に示す受信機ターゲット基準は、同じquestion xactionSetIdを有する図45乃至図47の受信機ターゲット基準と表現されてもよい。本発明の一実施例に係る受信機は、図44に示す受信機ターゲット基準及び/又は図45乃至図47の受信機ターゲット基準を組み合わせた結果を用いて個人化放送サービスを提供することができる。
図48及び図49は、本発明の一実施例に係る先登録PDI質問を示す図である。
具体的に、図48及び図49は、図43で上述したターゲット基準タイプコードが0x02の場合に、先登録PDI質問を示すテーブルである。
図48及び図49に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x02の場合に、本発明の一実施例に係るターゲット基準テーブルは文字と数字で書かれた郵便番号に関する先登録PDI質問情報を含むことができる。この場合、本発明の一実施例に係る受信機は、領域による適切な数のバイトを用いて目標基準テーブルを変換し、先登録PDI質問を取得することができる。本発明の一実施例に係る受信機は、目標基準テーブル変換のために最大8バイトを使用することができる。
図48は、ターゲット基準タイプコードが0x02の場合に、5桁の郵便番号に関する先登録PDI質問を示すテーブルである。5桁の郵便番号は、米国で使用する文字と数字で書かれた郵便番号を意味する。図48に示す先登録PDI質問が含む内容は、図41で説明したものと同一である。
具体的に、図48に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x02の場合に、本発明の一実施例に係る質問IDは、郵便番号に関する情報を含むことができる。また、図48に示す先登録PDI質問はQTAタイプであり、郵便番号に対するテキストタイプのPDI回答を要求する内容の質問テキストを含むことができる。
次の[例示12]は、図48に示すテーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示12]
<a20:QTA id="atsc.org/PDIQ/ZIPcode">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>What is your 5-digit ZIP code?</a20:Text>
</a20:Q>
</a20:QTA>
図49は、ターゲット基準タイプコードが0x02の場合に、数字で表された郵便番号に関する先登録PDI質問を示すテーブルである。数字で表された郵便番号は、米国以外の地域で使用する文字と数字で書かれた郵便番号を意味する。図49に示す先登録PDI質問が含む内容は、図41で説明したものと同一である。
具体的に、図49に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x02の場合、本発明の一実施例に係る質問IDは、郵便番号に関する情報を含むことができる。また、図49に示す先登録PDI質問はQTAタイプであり、郵便番号に対するテキストタイプのPDI回答を要求する内容の質問テキストを含むことができる。
次の[例示13]は、図49に示すテーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示13]
<a20:QTA id="atsc.org/PDIQ/ZIPcode">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>What is your 5-digit ZIP code?</a20:Text>
</a20:Q>
</a20:QTA>
図50乃至図53は、本発明の一実施例に係る先登録PDI質問を示す図である。
具体的に、図50乃至図53は、図43で上述したターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、本発明の一実施例に係る先登録PDI質問を示すテーブルである。
図50乃至図53に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、本発明の一実施例に係るターゲット基準テーブルは、使用者の人口統計カテゴリーに関する先登録PDI質問情報を含むことができる。この場合、本発明の一実施例に係る受信機は、下位2バイトのみを用いてターゲット基準テーブルを変換し、先登録PDI質問を取得することができる。
図50は、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、使用者の性別に関する先登録PDI質問を示すテーブルである。図50に示す先登録PDI質問が含む内容は、図41で説明したものと同一である。
具体的に、図50に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、本発明の一実施例に係る質問IDは、性別に関する情報を含むことができる。また、図50に示す先登録PDI質問はQSAタイプであり、使用者の性別に関する選択タイプのPDI回答を要求する内容の質問テキストを含むことができる。
また、図50に示す先登録PDI質問はQSAタイプであるから、PDI回答に対する選択情報を含むことができる。例えば、図50に示す性別に関する先登録PDI質問は、男性及び女性に対する2つの選択情報を含むことができる。
次の[例示14]は、図50に示すテーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示14]
<a20:QSA id="atsc.org/PDIQ/gender" minChoices="1">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>What is your gender?</a20:Text>
<a20:Selection id="1">Male</a20:Selection>
<a20:Selection id="2">Female</a20:Selection>
</a20:Q>
</a20:QSA>
図51は、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、使用者の年齢層(age bracket)に関する先登録PDI質問を示すテーブルである。図51に示す先登録PDI質問が含む内容は、図41で説明したものと同一である。
具体的に、図51に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、本発明の一実施例に係る質問IDは、年齢層に関する情報を含むことができる。また、図51に示す先登録PDI質問はQSAタイプであり、年齢層に関する選択タイプのPDI回答を要求する内容の質問テキストを含むことができる。
また、図51に示す先登録PDI質問はQSAタイプであるから、PDI回答に対する選択情報を含むことができる。例えば、図51に示す年齢層に関する先登録PDI質問は、2−5才、6−11才、12−17才、18−34才、35−49才、50−54才、55−64才、65才以上に関する8つの選択情報を含むことができる。
次の[例示15]は、図51に示すテーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示15]
<a20:QSA id="atsc.org/PDIQ/age-bracket" minChoices="1">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text> What age bracket are you in</a20:Text>
<a20:Selection id="1">Ages 2-5</a20:Selection>
<a20:Selection id="2">Ages 6-11</a20:Selection>
<a20:Selection id="3">Ages 12-17</a20:Selection>
<a20:Selection id="4">Ages 18-34</a20:Selection>
<a20:Selection id="5">Ages 35-49</a20:Selection>
<a20:Selection id="6">Ages 50-54</a20:Selection>
<a20:Selection id="7">Ages 55-64</a20:Selection>
<a20:Selection id="8">Ages 65+</a20:Selection>
</a20:Q>
</a20:QSA>
図52は、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、使用者が勤労しているか否かに関する先登録PDI質問を示すテーブルである。図52に示す先登録PDI質問が含む内容は、図41で説明したものと同一である。
具体的に、図52に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、本発明の一実施例に係る質問IDは、勤労に関する情報を含むことができる。また、図52に示す先登録PDI質問はQSAタイプであり、使用者が勤労しているか否かに関する選択タイプのPDI回答を要求する内容の質問テキストを含むことができる。
また、図52に示す先登録PDI質問はQSAタイプであるから、PDI回答に対する選択情報を含むことができる。例えば、図50に示す勤労に関する先登録PDI質問は、はい及びいいえに関する2つの選択情報を含むことができる。
次の[例示16]は、図52に示すテーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示16]
<a20:QSA id="atsc.org/PDIQ/working" minChoices="1">
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>Are you working at a paying job?
</a20:Text>
<a20:Selection id="1">Yes</a20:Selection>
<a20:Selection id="2">No</a20:Selection>
</a20:Q>
</a20:QSA>
図53は、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、使用者の性別に関する先登録PDI質問を示すテーブルである。図53に示す先登録PDI質問が含む内容は、図41で説明したものと同一である。
具体的に、図53に示すように、ターゲット基準タイプコードが0x03の場合に、本発明の一実施例に係る質問IDは、勤労に関する情報を含むことができる。また、図53に示す先登録PDI質問はQBAタイプであり、使用者が勤労しているか否かに関するブールタイプのPDI回答を要求する内容の質問テキストを含むことができる。
次の[例示17]は、図53に示すテーブルをXMLスキーマで表した一実施例である。
[例示17]
<a20:QBA id="atsc.org/PDIQ/working" >
<a20:Q xml:lang="en-us">
<a20:Text>Are you working at a paying job?
</a20:Q>
</a20:QBA>
図54は、本発明の一実施例に係るPDI APIを示す図である。
具体的に、図54は、上述した宣言コンテンツオブジェクト(DO)などのアプリケーションがPDIデータを用いるための関数を示す図である。本発明の一実施例に係るPDI APIは、本発明の一実施例に係る受信機がPDI記憶装置にアクセスするためのインターフェースを意味する。
ATSC 2.0クライアント装置は、PDI質問に対する接近(例えば、検索及び更新)を可能にするためにPDI APIを支援する。
ATSC 2.0 DAEの一環として提供されるAPIは、記憶装置から当該質問のテキストを読み出し、(可能ならば)当該質問に対して既に提供された回答を読み出し、当該質問に対する回答を記憶するために与えられた質問のIDを考慮してDOを許容する。
TDOが或る特定質問又は回答に対して接近したり記録することを防止する或る規則を定義したり実施する試みは行われない。複数の個体が与えられたチャネルで使用可能なアンケートを提供できると構想される。このような客体は、国家の伝送網事業者、ローカル放送局系列会社、様々なプログラム生産者/供給者を含むことができるが、これに制限されない。
ATSC 2.0クライアント装置は、PDIデータ記憶及び検索のためのAPIを実現する。PDI機能を実行するために、装置は、ネイティブアプリケーション、ファイルシステム/データベースを使用したり遠隔サービスを使用してPDIデータベースを提供することができる。PDI記憶装置は、ATSCクライアントに拘束されている。一つのPDI記憶装置インスタンスのみがクライアントのために存在する。PDI記憶装置は、DOがクライアントのPDIデータに接続できるようにし、また、使用者がネイティブアプリケーションを用いて互いに異なるサービスプロバイダにわたって持続的にPDI質問を管理(例えば、更新、追加、又は削除)できるようにする。
図54は、本発明の一実施例に係るPDI APIを示すテーブルである。本発明の一実施例に係る受信機は図54に示すPDI APIを用いてPDIテーブルリストを取得することができる。
以下、図54に示すAPIについて説明する。
図54に示すAPIの名称は、getPDITableList()であり、これは設計者の意図によって変更可能な事項である。図54に示す説明は、getPDITableList()API関数の詳細内容を示す。図54に示す引数(arguments)は、getPDITableList()API関数の媒介変数を参照する。
より具体的に、図54に示す説明は、getPDITableList()API関数がそれぞれに対してpdiTableIdを提供し、PDIテーブルのリストを有するXML構造を応答するということを示す。XML構造は、次のXMLスキーマの通りである。一つのpdiTableId下位エレメントを有するpdiTableListエレメントはカーディナリティ0を有し、無限である。0 pdiTableIdインスタンスは、放送局がPDIテーブルを提供していないということを示す。
図54に示す引数は、pdiTableIdがPDIテーブルの全世界的に唯一の識別子であるということをURIの形態で示す。
したがって、本発明の一実施例に係る受信機は、XMLスキーマによるテーブルフォーマットのPDIテーブルリストを受信することができる。図54に示すように、PDIテーブルリストはpdiTableIdエレメントを含むことができる。図54に示すpdiTableIdエレメントのカーティナリティが0を示す場合は、本発明の一実施例に係る受信機が放送局からPDIテーブルを受信していないということを意味できる。
図55は、本発明の他の実施例に係るPDI APIを示す図である。
具体的に、図55は、本発明の一実施例に係る受信機がPDIテーブルを取得するためのPDI APIを示す図である。
以下、図55に示すAPIについて説明する。
図55に示すAPIの名称はgetPDITable(String pdiTableId)であり、これは設計者の意図によって変更可能な事項である。図55に示す説明は、getPDITable(String pdiTableId)API関数の詳細内容を示す。図55に示す引数は、getPDITable(String pdiTableId)API関数の媒介変数を参照する。
より具体的に、図55に示す説明は、getPDITable(String pdiTableId)API関数が受信機に対してPDIテーブルXML文書を応答するためのものであることを示す。各pdiTableは、当該方法に対する入力として提供された全世界的に唯一のpdiTableId識別子によって識別されたものと関連している。応答された値は、連載されたPDIテーブルXMLインスタンスを含み、選択的にPDI−Q又はPDI−A XMLインスタンスを含むストリングである。
図55に示す引数は、pdiTableIdがPDIテーブルの全世界的に唯一の識別子であるということをURIの形態で示す。
したがって、本発明の一実施例に係る受信機は、図54で説明したPDIテーブルリストを受信した後に、PDIテーブルを受信することができる。具体的に、PDIテーブルリストを受信した受信機は、図54に示すpdiTableIdに関連したPDIテーブルXML文書を受信することができる。
具体的に、図55に示すPDI APIによる受信機の動作は、図7乃至10、図23、図34、図36、及び図39乃至図42で説明したものと同一である。また、図55に示すPDI APIによる受信機は、図11乃至図18で説明したPDIテーブルフォーマットによるPDIテーブルリストを受信することができる。
図56は、本発明の他の実施例に係るPDI APIを示す図である。
具体的に、図56は、本発明の一実施例に係る受信機がPDI回答を取得するためのPDI APIを示す図である。
以下、図56に示すAPIについて説明する。
図56に示すAPIの名称はgetPDIA(String pdiTableId)であり、これは設計者の意図によって変更可能な事項である。図56に示す説明は、getPDIA(String pdiTableId)API関数の詳細内容を示す。図56に示す引数は、getPDIA(String pdiTableId)API関数の媒介変数を参照する。
より具体的に、図56に示す説明は、getPDIA(String pdiTableId)API関数が受信機に対してPDI−A XML文書を応答するためのものであることを示す。各pdiTableは、当該方法に対する入力として提供された全世界的に唯一のpdiTableId識別子によって識別されたものと関連している。応答された値は、連載されたPDI−A XMLインスタンスを含むストリングである。
図56に示す引数は、pdiTableIdがPDIテーブルの全世界的に唯一の識別子であるということをURIの形態で示す。
したがって、図54で説明したPDIテーブルリストを受信した受信機は、図54に示すpdiTableIdに関連したPDI−AテーブルのXML文書(又は、PDI−Aインスタンス文書)を受信することができる。本発明の一実施例に係るPDI−Aインスタンス文書は、図17で説明したものと同一である。
具体的に、図56に示すPDI APIによる受信機の動作は、図7乃至10、図23、図34、図36、及び図39乃至図42で説明したものと同一である。
図54乃至56に示してはいないが、本実施例に係るPDI APIは、次の表6及び/又は表7のように記述できる。
図57は、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置を示す図である。
具体的に、図57は、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号を処理できる受信装置の構造を示す図である。図57に示す受信装置は、個人化放送サービスを具現でき、ATSC 2.0サービスを提供することができる。
図57に示すように、本発明の一実施例に係る受信装置5700は、PDIモジュール5710、PDI回答モジュール5720、フィルタリングモジュール5730及び/又はコンテンツ記憶モジュール5740を含むことができる。上述した受信装置5700の構造は設計者の意図によって変更されてもよい。以下、各モジュールについて説明する。
図57に示すPDIモジュール5710は、PDIテーブルを受信することができ、このとき、PDIテーブルはPDI質問の属性を有する少なくとも一つの質問エレメントを含む。図57に示すPDIモジュール5710は、少なくとも一つの質問エレメントからPDI質問を抽出することもできるが、このとき、それぞれの少なくとも一つの質問エレメントは互いに異なるタイプを有する。本発明の一実施例に係るPDIモジュール5710の動作は、図7及び図8、図54乃至図56で説明したものと同一である。
本発明の一実施例に係る少なくとも一つの質問エレメントのタイプは整数回答、ブール回答、選択回答、テキスト回答、PDI質問のない回答のうち一つを有するPDI質問に対するタイプを示す。
本発明の一実施例に係るPDIテーブルは、table Idフィールド、table versionフィールド、timeフィールド、protocol versionフィールド、expireフィールド、及び/又はxactionSetIdフィールドをさらに含むことができる。
本発明の一実施例に係るtable Idフィールドは、PDIテーブルを識別することができる。本発明の一実施例に係るtable versionフィールドは、PDIテーブルのバージョンを示すことができる。本発明の一実施例に係るtimeフィールドは、PDI質問に対する最近の変化の日付及び時間を示すことができる。本発明の一実施例に係るprotocol versionフィールドは、PDIテーブルのプロトコルバージョンを示すことができる。本発明の一実施例に係るexpireフィールドは、各PDI質問の満了日付及び時間を示すことができる。本発明の一実施例に係るxactionSetIdフィールドは、各PDI質問がPDI質問の集合に属するか否かを示すことができる。
本発明の一実施例に係る少なくとも一つの質問エレメントは、位置及び時間の情報を示すsituationフィールドをさらに含むことができるが、当該situationフィールドは緯度及び経度の情報を含むlocationフィールドを含む。
上述したPDIテーブル及び質問エレメントに関する具体的な内容は、図11乃至図18で説明したものと同一である。
図57に示すPDI回答モジュール5720は、抽出されたPDI質問によるPDI回答を受信することができる。本発明の一実施例に係るPDI回答モジュール5720の動作は、図7及び図8、図54乃至図56で説明したものと同一である。
図57に示すフィルタリングモジュール5730は、フィルタリング基準情報を受信することができる。フィルタリングモジュール5730はまた、フィルタリング基準情報と受信したPDI回答とを比較することによってデジタルサービス信号の内容をフィルタリングすることができる。本発明の一実施例に係るフィルタリングモジュール5730の動作は、図7乃至図10、図54乃至図56で説明したものと同一である。
本発明の一実施例に係るフィルタリング基準情報のタイプは、整数回答、ブール回答、選択回答、テキスト回答、PDI質問のない回答のうち一つを有するPDI質問に対するタイプを示し、フィルタリングは、フィルタリング基準情報がPDI回答と一致するか否かを判断することをさらに含む。本発明の一実施例に係るフィルタリング基準情報に関する内容は、図19乃至図22で説明したものと同一である。
図57に示すコンテンツ記憶モジュール5740は、フィルタリングされたコンテンツをダウンロードすることができる。本発明の一実施例に係るコンテンツ記憶モジュール5740の動作は、図7及び図8、図54乃至図56で説明したものと同一である。
PDIテーブルがIPサブネットを通して伝達されると、図57に示すPDIモジュール5710は、また、コンテンツのシグネチャーを含む要請を自動コンテンツ認識サーバーに周期的に送り、自動コンテンツ認識サーバーからURLList情報を受信するためのトリガー及びフィルタリング基準情報を含むTPTを含む回答を受信することができる。本発明の一実施例に係るPDIモジュール5710の動作は、図36乃至図39で説明したものと同一である。また、上述したIPサブネットは、図24で説明したものと同一である。
PDIテーブルが放送ストリームで伝達されると、図57に示すPDIモジュール5710は、また、PDIテーブルを識別するために、シーケンスナンバー情報を含むテーブルセクションを受信し、当該テーブルセクションのシーケンスナンバー情報を用いてPDIテーブルを受信することができる。本発明の一実施例に係るPDIモジュール5710の動作は、図23乃至図35で説明したものと同一である。
また、図57に示してはいないが、本発明の一実施例に係る受信装置5700は、使用ログ、使用モニタリングエンジン及び/又は使用モニタリングエンジンをさらに含むことができる。本発明の一実施例に係る使用ログは、サービス使用の内訳を記憶することができる。本発明の一実施例に係る使用モニタリングエンジンは、サービス使用を周期的に又は要請信号を受信することによってモニタリングすることができる。本発明の一実施例に係る使用モニタリングエンジンは、モニタリング結果をコンテンツを更新するために適用することができる。その具体的な内容は、図8で説明したものと同一である。
図58は、本発明の他の実施例に係るデジタルサービス信号処理装置を示す図である。
具体的に、図58は、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号を処理できる送信装置の構造を示す図である。図58に示す送信装置は、個人化放送サービスを提供でき、ATSC 2.0サービスを提供することができる。
図58に示すように、本発明の一実施例に係る送信装置5800は、PDIテーブル生成器5810、フィルタリング基準情報生成モジュール5820、伝送モジュール5830を含むことができる。上述した送信装置5800の構造は、設計者の意図によって変更されてもよい。以下、各モジュールについて説明する。
図58に示すPDIテーブル生成器5810は、PDIテーブルを生成することができる。ここで、PDIテーブルは、PDI質問の属性を含む少なくとも一つの質問エレメントを含み、PDIテーブルは、PDIテーブルを識別するtable Idフィールド、table versionフィールド、PDIテーブルのバージョンを示すtable versionフィールド、PDI質問に対する最近の変化の日付及び時間を示すtimeフィールドをさらに含む。
本発明の一実施例に係る少なくとも一つの質問エレメントのタイプは、整数回答、ブール回答、選択回答、テキスト回答、PDI質問のない回答のうち一つを有するPDI質問に対するタイプを示す。
上述したPDIテーブル及び質問エレメントに関する具体的な内容は、図11乃至図18で説明したものと同一である。
図58に示すフィルタリング基準情報生成モジュール5820は、フィルタリング基準情報を生成することができる。本発明の一実施例に係るフィルタリング基準情報に関する内容は、図19乃至図22で説明したものと同一である。
図58に示す伝送モジュール5830は、PDIテーブル、フィルタリング基準情報、及びデジタルサービス信号のコンテンツを伝送することができる。本発明の一実施例に係る伝送モジュール5830の動作は、図7及び図8、図54乃至図56で説明したものと同一である。
PDIテーブルが放送ストリームで伝送されると、伝送モジュール5830は、生成されたPDIテーブルを圧縮し、圧縮されたPDIテーブルをブロックに分け、ブロックをSSCで伝達されるセクションに挿入することができる。ここで、セクションは、PDIテーブルを識別するためにシーケンスナンバー情報を含む。上述した伝送モジュール5830の具体的な動作は、図24で説明したものと同一である。
図59は、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理方法を示す図である。
具体的に、図59は、本発明の一実施例に係る個人化放送システムがデジタルサービス信号を受信及び処理する方法を示すフローチャートである。上述した個人化放送システムは、図17乃至図56に示す本発明の一実施例に係る個人化放送サービスを処理することができる。
本発明の一実施例に係る受信機は、PDIテーブルを受信することができる(S5901)。
具体的に、本発明の一実施例に係る受信機は、コンテンツプロバイダ又は放送局からPDIアンケートを含んでいるPDIテーブルを受信することができる。より具体的な内容は、図7及び図8、図54乃至図56で説明したものと同一である。
また、本発明の一実施例に係る受信機は、ipサブネットを通してPDIテーブルを受信することができる。本発明の一実施例に係る受信機は、また、コンテンツのシグネチャーを含む要請を自動コンテンツ認識サーバーに周期的に送り、自動コンテンツ認識サーバーからURLList情報を受信するためのトリガー及びフィルタリング基準情報を含むTPTを含む回答を受信することができる。より詳細な内容は、図24、図36乃至図39で説明したものと同一である。
また、本発明の一実施例に係る受信機は、放送ストリームを介してPDIテーブルを受信することができる。本発明の一実施例に係る受信機は、また、PDIテーブルを識別するためにシーケンスナンバー情報を含むテーブルセクションを受信し、当該テーブルセクションのシーケンスナンバー情報を用いてPDIテーブルを受信することができる。より詳細な内容は、図23乃至図35で説明したものと同一である。
本発明の一実施例に係る少なくとも一つの質問エレメントのタイプは、整数回答、ブール回答、選択回答、テキスト回答、PDI質問のない回答のうち一つを有するPDI質問に対するタイプを示す。
本発明の一実施例に係るPDIテーブルは、table Idフィールド、table versionフィールド、timeフィールド、protocol versionフィールド、expireフィールド、及び/又はxaction SetIdフィールドをさらに含むことができる。
本発明の一実施例に係るtable Idフィールドは、PDIテーブルを識別することができる。本発明の一実施例に係るtable versionフィールドは、PDIテーブルのバージョンを示すことができる。本発明の一実施例に係るtimeフィールドは、PDI質問に対する最近の変化の日付及び時間を示すことができる。本発明の一実施例に係るprotocol versionフィールドは、PDIテーブルのプロトコルバージョンを示すことができる。本発明の一実施例に係るexpireフィールドは、各PDI質問の満了日付及び時間を示すことができる。本発明の一実施例に係るxaction SetIdフィールドは、各PDI質問がPDI質問の集合に属するか否かを示すことができる。
本発明の一実施例に係る少なくとも一つの質問エレメントは、位置及び時間の情報を示すsituationフィールドをさらに含むことができ、該situationフィールドは、緯度及び経度の情報を含むlocationフィールドを含む。
上述したPDIテーブル及び質問エレメントに関する具体的な内容は、図11乃至図18で説明したものと同一である。
本発明の一実施例に係る受信機は、PDIテーブルからPDI質問を抽出することができる(S5902)。
具体的に、本発明の一実施例に係る受信機は、図17に示すPDIテーブルからストリングタイプからなるQxA.Qエレメントを抽出することができる。より詳細な内容は、図11及び図18で説明したものと同一である。
本発明の一実施例に係る受信機は、PDI質問に対するPDI回答を受信することができる(S5903)。
具体的に、本発明の一実施例に係る受信機は、上述したPDI質問をUIを介してディスプレイし、使用者から当該PDI質問に対するPDI回答を受信することができる。本発明の一実施例に係る受信機は、受信したPDI回答を用いて、当該PDI質問を含んでいるPDIテーブルを更新することができる。より詳細な内容は、図7、図8及び図23で説明したものと同一である。
本発明の一実施例に係る受信機は、フィルタリング基準情報を受信することができる(S5904)。
具体的に、本発明の一実施例に係る受信機は、図19乃至図22で説明したフォーマットのフィルタリング基準情報を受信することができる。
また、本発明の一実施例に係る受信機は、放送網を通してフィルタリング基準情報を受信することができる。この場合、本発明の一実施例に係る受信機は、図32及び図33で説明したフォーマットのフィルタリング基準情報を受信することができる。
本発明の一実施例に係る受信機は、フィルタリング基準情報とPDI回答とを比較してコンテンツをフィルタリングすることができる(S5905)。
具体的に本発明の一実施例に係る受信機は、PDIデータを識別するためのPDIデータ識別子を用いてフィルタリング基準情報とPDI回答とをマッチングさせて比較することができる。より詳細な内容は、図7乃至図10で説明したものと同一である。
本発明の一実施例に係る受信機は、フィルタリングされたコンテンツをダウンロードすることができる(S5906)。
具体的に、本発明の一実施例に係る受信機は、上述したフィルタリング結果を用いて当該コンテンツを使用者に提供する必要があるか否か判断し、必要によって、当該コンテンツをダウンロードすることができる。より詳細な内容は、図7乃至図10で説明したものと同一である。
図60は、本発明の他の実施例に係るデジタルサービス信号処理方法を示す図である。
具体的に、図60は、本発明の一実施例に係る個人化放送システムがデジタルサービス信号を伝送及び処理する方法を示すフローチャートである。上述した個人化放送システムは、図17乃至図56に示す本発明の一実施例に係る個人化放送サービスを処理することができる。
本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、PDIテーブルを生成することができる(S6001)。
具体的に、上述したPDIテーブルは、PDI質問の属性を含む少なくとも一つの質問エレメントを含み、PDIテーブルは、PDIテーブルを識別するtable Idフィールド、table versionフィールド、PDIテーブルのバージョンを示すtable versionフィールド、PDI質問に対する最近の変化の日付及び時間を示すtimeフィールドをさらに含む。
本発明の一実施例に係る少なくとも一つの質問エレメントのタイプは、整数回答、ブール回答、選択回答、テキスト回答、PDI質問のない回答のうち一つを有するPDI質問に対するタイプを示す。
上述したPDIテーブル及び質問エレメントに関する具体的な内容は、図11乃至図18で説明したものと同一である。
本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、フィルタリング基準情報を生成することができる(S6002)。
具体的に、図7及び図8に示すように、コンテンツプロバイダ及び/又は放送局は、使用者のPDI情報を得るためのフィルタリング基準情報を生成することができる。本発明の一実施例に係るフィルタリング基準情報に関する内容は、図19乃至図22で説明したものと同一である。
本発明の一実施例に係る個人化放送システムは、PDIテーブル、フィルタリング基準情報及び/又はコンテンツを伝送することができる(S6003)。
具体的に、コンテンツプロバイダ及び/又は放送局は、PDIテーブル、フィルタリング基準情報及び/又はコンテンツを放送網又はインターネットを通して受信機に伝送することができる。より詳細な内容は、図7及び図8、図23乃至図39に示した通りである。
様々な実施例が、本発明を実施するための具体的な内容で記述された。
当業者にとっては本発明の思想や範囲から逸脱することなく本発明で様々な変形及び変更が可能であるということが明らかである。したがって、本発明は、添付の請求項及びその同等範囲内にある本発明の変形及び変更を含むように意図される。
本発明は、放送サービス提供に関連した一連の産業分野で利用可能である。