JP2015529408A - 電力消費を低減する無線端末および無線端末の電力消費を低減するための方法 - Google Patents

電力消費を低減する無線端末および無線端末の電力消費を低減するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、メイン制御ユニットと、無線周波数電力増幅器と、アンテナとを備える無線端末であって、メイン制御ユニットは、無線周波数電力増幅器に接続され、無線周波数電力増幅器の出力端は、アンテナに接続され、メイン制御ユニットは、物理チャネルを確立するための手続きを開始して、第1のゲイン制御命令を無線周波数電力増幅器に送信するように構成され、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、第1のゲイン制御命令は、ゲインを低減するための命令であり、無線周波数電力増幅器は、第1のゲイン制御命令に従ってそのゲインレベルを決定し、アンテナは、無線周波数電力増幅器によって増幅された無線周波数信号を送信するように構成される、無線端末を提供する。また、本発明は、無線端末の電力消費を低減するための方法を提供する。

Description

本発明は、通信技術の分野に関し、具体的には、電力消費を低減する無線端末および無線端末の電力消費を低減するための方法に関する。
スマートフォンの人気とコンピュータ性能の向上が高まるにつれて、携帯電話はもはや単純な無線端末ではなくなり、ますます携帯電話はプラットフォームとして機能し、人々の生活と仕事の中で重要な役割を果たすことが増えてきている。しかしながら、携帯電話がより多くの機能を提供するにつれて、スマートフォンの電力消費は増大している。バッテリ技術において有力なブレークスルーが達成されない状況下では、携帯電話の電力消費を低減して携帯電話のスタンバイ時間を引き延ばす方法は、取り組まれるべき喫緊の課題となっている。
先行技術では、無線端末が無線ネットワークとの通信リンクを確立した後に、つまり、無線端末が専用チャネル((Dedicated Channel、DCH)状態に遷移した後に、この状態において、端末は、異なるサービスタイプに従ってモバイルネットワークからの異なる無線アクセスベアラ(Radio Access Bearer、RAB)リンクを要求することがある。要求されたサービスタイプがパケット交換(Packet Switch、PS)ドメインネットワークサービスである場合には、実際には若干のデータがやりとりされる。例えば、ウェブページを開く際には、データのやりとりは実際には2秒または3秒内に完了するが、DCHは約30秒間維持される必要がある。このアイドル状態において、無線端末が即座にDCHを終了すると、ユーザが30秒内にアクセス他のウェブページをクリックする場合には、無線端末は、DCH接続を再確立してRABベアラリンクを要求する必要がある。このことは、ウェブページを更新時における長い遅延およびリンクの確立時における余分な電力消費などの問題を必ず引き起こすことになり、ユーザエクスペリエンスに影響を与える。適切な解決方法が電力消費を制御するために使用されていないと、このアイドル期間における余分な電力消費が端末のサービス時間に影響を与える。
今日、DCH状態における無線端末デバイスのアップリンク電力増幅器の電力消費を低減するために、ファストドーマンシー(fast dormancy)技術が3GPP標準で提案されている。つまり、ユーザがデータを送信した後に、無線端末がスタンバイ状態またはCELL_PICHチャネル状態に復帰し、さらにアップリンクをクローズして電力消費を低減することができるように、DCHは、短い時間(5〜10秒)内で解放される。図1に特定に手続きを図示する。
ファストドーマンシー技術の主な不利な点は、以下の通りである。
1.この技術は、端末にファストドーマンシー機能を有していることを要求するだけでなく、ネットワークサイドにもCELL_PICH接続機能をサポートすることを要求する。しかしながら、この技術はまだ一般的ではないので、多くの事業者の3Gネットワークがその機能をサポートしていない。
2.ファストドーマンシーが採用された後には、図中の信号26から30によって示しているように、携帯電話は、信号を送信および受信してリンクを切断するために、ネットワークサイドとさらにやりとりする必要がある。しかしながら、信号を送信および受信することは、端末の電力増幅器の余分な電力消費を意味し、ネットワークサイドがさらなる信号を処理する必要があることを意味する。このことは、間違いなくネットワークデバイスの負荷を増大することになる。
図1の信号29および信号30で示しているように、DCHリンクが解除されると、ユーザがデータサービスを再開始する場合には、端末はリンクを再び確立するために要求をする必要がある。そのような信号は、さらなる電力消費とネットワークサイドの重い負荷とを引き起こす一方で、ユーザデータの送信を遅延させ、ユーザエクスペリエンスに影響を与える。
本発明の実施形態は、端末の電力消費を低減するための無線端末および方法を提供する。
本発明の第1の態様によれば、無線端末は、メイン制御ユニットと、無線周波数電力増幅器と、アンテナとを備え、
メイン制御ユニットは、無線周波数電力増幅器に接続され、無線周波数電力増幅器の出力端は、アンテナに接続され、
メイン制御ユニットは、物理チャネルを確立するための手続きを開始して、第1のゲイン制御命令を無線周波数電力増幅器に送信するように構成され、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、第1のゲイン制御命令は、ゲインを低減するための命令であり、
無線周波数電力増幅器は、第1のゲイン制御命令に従ってそのゲインレベルを決定し、
アンテナは、無線周波数電力増幅器によって増幅された無線周波数信号を送信するように構成される。
第1の態様の第1の可能な実施形態では、無線端末は、無線周波数トランシーバであって、無線周波数トランシーバの入力端は、メイン制御ユニットに接続され、無線周波数トランシーバの出力端は、無線周波数電力増幅器の入力端に接続される、無線周波数トランシーバをさらに備え、
メイン制御ユニットは、物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータをエンコードするようにさらに構成され、
無線周波数トランシーバは、アップリンクデータをメイン制御ユニットから受信して、アップリンクデータを無線周波数信号に変調するように構成される。
第1の態様と第1の態様の第1の可能な実施形態との組み合わせである、第2の可能な実施形態では、無線端末は、メイン制御ユニットと無線周波数電力増幅器とに特に接続された自動ゲイン制御(AGC)回路をさらに備え、メイン制御ユニットは、第2のゲイン制御命令をAGC回路に送信するように構成され、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、第2のゲイン制御命令は、ゲインを低減するための命令である。
第1の態様と第1の態様の第1の可能な実施形態または第1の態様の第2の可能な実施形態との組合せである、第3の可能な実施形態では、送信すべきアップリンクデータが存在している場合には、第1のゲイン制御命令および/または第2のゲイン制御命令は、ゲインを増大するための命令である。
第1の態様と第1の態様の第1の可能な実施形態または第1の態様の第2の可能な実施形態または第1の態様の第3の可能な実施形態との組み合わせである、第4の可能な実施形態では、端末が回線交換ドメインを担う無線アクセスベアラを確立する場合には、第1のゲイン制御命令および/または第2のゲイン制御命令は、ゲインを増大するための命令である。
第1の態様と第1の態様の第1の可能な実施形態または第1の態様の第2の可能な実施形態または第1の態様の第3の可能な実施形態または第1の態様の第4の可能な実施形態との組み合わせである、第5の可能な実施形態では、無線端末は、第1のメモリをさらに備え、第1のメモリは、メイン制御ユニットに接続され、メイン制御ユニットは、少なくとも1つの無線フレームが無線端末のメイン制御ユニットに接続されたメモリに存在しているかどうかを検知するようにさらに構成され、無線フレームが第1のメモリに存在していない場合には、メイン制御ユニットは、物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していないと見なす。
第1の態様の第5の可能な実施形態の組合せである、第6の可能な実施形態では、無線フレームが第1のメモリに存在している場合には、メイン制御ユニットは、物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していると見なす。
第1の態様と第1の態様の第1の可能な実施形態または第1の態様の第2の可能な実施形態または第1の態様の第3の可能な実施形態または第1の態様の第4の可能な実施形態との組み合わせである、第7の可能な実施形態では、メイン制御ユニットは、メイン制御ユニットのエンコーダに送信すべきデータが存在しているかどうかを検知するようにさらに構成され、メイン制御ユニットのエンコーダに送信すべきデータが存在している場合には、メイン制御ユニットは、物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していると見なす。
第1の態様の第7の可能な実施形態の組合せである、第8の可能な実施形態では、メイン制御ユニットのエンコーダに送信すべきデータが存在していない場合には、メイン制御ユニットは、物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していないと見なす。
第1の態様と第1の態様の第1の可能な実施形態または第1の態様の第2の可能な実施形態または第1の態様の第3の可能な実施形態または第1の態様の第4の可能な実施形態との組み合わせである、第9の可能な実施形態では、無線端末は、第2のメモリをさらに備え、第2のメモリは、メイン制御ユニットに接続され、無線端末のメイン制御ユニットは、データが第2のメモリに存在しているかどうかを検知するようにさらに構成され、データが第2のメモリに存在していない場合には、メイン制御ユニットは、物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していないと見なす。
第1の態様の第9の可能な実施形態の組合せである、第10の可能な実施形態では、データが第2のメモリに存在している場合には、メイン制御ユニットは、物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していると見なす。
第1の態様と第1の態様の第1の可能な実施形態から第10の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第11の可能な実施形態では、物理チャネルは、具体的には、専用チャネルDCHである。
第1の態様と第1の態様の第1の可能な実施形態から第11の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第12の可能な実施形態では、第1のプリセット時間は、具体的には、1秒である。
第1の態様と第1の態様の第1の可能な実施形態から第12の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第13の可能な実施形態では、ゲイン制御命令は、具体的には、無線周波数電力増幅器のゲインレベルを-50dBにまで低減するための命令である。
本発明の第2の態様によれば、無線端末の電力消費を低減するための方法は、
無線端末によって、物理チャネルのリンクを確立するステップと、
第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップとを含む。
第2の態様の第1の可能な実施形態では、送信すべきアップリンクデータが存在している場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大するステップを含む。
第2の態様と第2の態様の第1の可能な実施形態との組み合わせである、第2の可能な実施形態では、方法は、無線端末が回線交換ドメインサービスを担う無線アクセスベアラを確立する場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大するステップをさらに含む。
第2の態様と第2の態様の第1の可能な実施形態または第2の態様の第2の可能な実施形態との組合せである、第3の可能な実施形態では、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップの前に、方法は、
プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、第1のプリセット時間を設定するステップを含む。
第2の態様と第2の態様の第1の可能な実施形態または第2の態様の第2の可能な実施形態または第2の態様の第3の可能な実施形態との組み合わせである、第4の可能な実施形態では、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップの後に、方法は、
第2のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを再び低減するステップをさらに含む。
第2の態様と第2の態様の第4の可能な実施形態との組み合わせである、第5の可能な実施形態では、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップの前に、方法は、
プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、第2のプリセット時間を設定するステップを含む。
第2の態様と第2の態様の第1の可能な実施形態から第5の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第6の可能な実施形態では、第1のプリセット時間は、具体的には、1秒である。
第2の態様と第2の態様の第1の可能な実施形態から第6の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第7の可能な実施形態では、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップは、具体的には、モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップを含む。
第2の態様と第2の態様の第1の可能な実施形態から第7の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第8の可能な実施形態では、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップの前に、方法は、
少なくとも1つの無線フレームが無線端末において無線端末のベースバンドプロセッサに接続された第1のメモリに存在しているかどうかを検知するステップをさらに含み、
第1のプリセット時間内に伝送チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップは、具体的には、
第1のプリセット時間内に第1のメモリに無線フレームが存在していない場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップを含む。
第2の態様と第2の態様の第1の可能な実施形態から第7の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第9の可能な実施形態では、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップの前に、方法は、
無線端末のベースバンドプロセッサのレイヤ1で送信すべきデータが存在しているかどうかを検知するステップをさらに含み、
第1のプリセット時間内に伝送チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップは、具体的には、
第1のプリセット時間内に無線端末のベースバンドプロセッサのレイヤ1で送信すべきデータが存在していない場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップを含む。
第2の態様と第2の態様の第9の可能な実施形態との組み合わせである、第10の可能な実施形態では、無線端末のベースバンドチップのレイヤ1で送信すべきデータが存在しているかどうかを検知するステップは、具体的には、
ベースバンドプロセッサのエンコーダに送信すべきデータが存在しているかどうかを検知するステップを含み、
第1のプリセット時間内に無線端末のベースバンドプロセッサのレイヤ1で送信すべきデータが存在していない場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップは、具体的には、
第1のプリセット時間内にベースバンドプロセッサのエンコーダに送信すべきデータが存在している場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップを含む。
第2の態様と第2の態様の第1の可能な実施形態から第7の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第11の可能な実施形態では、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップの前に、方法は、
無線端末のベースバンドプロセッサのレイヤ3によって、アップリンクデータを無線端末の第2のメモリに送信するステップと、
無線端末のメイン制御ユニットによって、データが第2のメモリに存在しているかどうか検知するステップとをさらに含む。
第1のプリセット時間内に伝送チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップは、具体的には、
第1のプリセット時間内にデータが第2のメモリに存在していない場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップを含む。
第2の態様と第2の態様の第1の可能な実施形態から第12の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第13の可能な実施形態では、物理チャネルは、専用チャネルである。
本発明の第3の態様によれば、無線端末は、
物理チャネルのリンクを確立するように構成される、物理チャネルリンク確立ユニットと、
第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するように構成される、ゲイン制御ユニットとを備える。
第3の態様の第1の可能な実施形態では、ゲイン制御ユニットは、送信すべきアップリンクデータが存在している場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大するようにさらに構成される。
第3の態様と第3の態様の第1の可能な実施形態との組み合わせである、第2の可能な実施形態では、ゲイン制御ユニットは、端末が回線交換CSドメインサービスを担う無線アクセスベアラを確立する場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大するようにさらに構成される。
第3の態様と第3の態様の第1の可能な実施形態または第3の態様の第2の可能な実施形態との組合せである、第3の可能な実施形態では、ゲイン制御ユニットは、端末が回線交換ドメインを担う無線アクセスベアラを確立する場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大するようにさらに構成される。
第3の態様と第3の態様の第1の可能な実施形態または第3の態様の第2の可能な実施形態または第3の態様の第3の可能な実施形態との組み合わせである、第4の可能な実施形態では、ゲイン制御ユニットは、第2のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを再び低減するようにさらに構成される。
第3の態様と第3の態様の第1の可能な実施形態から第4の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第5の可能な実施形態では、端末は、プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、第1のプリセット時間と第2のプリセット時間とのうちの少なくとも1つを設定するように構成される、プリセット時間設定ユニットをさらに備える。
第3の態様と第3の態様の第1の可能な実施形態から第5の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第6の可能な実施形態では、端末は、ゲイン制御ユニットを有効とするように構成される、許可ユニットをさらに備える。
第3の態様と第3の態様の第1の可能な実施形態から第6の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第7の可能な実施形態では、物理チャネルは、専用チャネルである。
第3の態様と第3の態様の第1の可能な実施形態から第7の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第8の可能な実施形態では、第1のプリセット時間は、具体的には、1秒である。
第3の態様と第3の態様の第1の可能な実施形態から第8の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第9の可能な実施形態では、モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインが低減される。
本発明の第4の態様によれば、無線端末は、メイン制御ユニットと、無線周波数電力増幅器と、アンテナとを備え、
メイン制御ユニットは、無線周波数電力増幅器に接続され、無線周波数電力増幅器の出力端は、アンテナに接続され、
メイン制御ユニットは、物理チャネルを確立するための手続きを開始して、第1のゲイン制御命令を無線周波数電力増幅器に送信するように構成され、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には、第1のゲイン制御命令は、ゲインを低減するための命令であり、
無線周波数電力増幅器は、第1のゲイン制御命令に従ってそのゲインレベルを決定し、
アンテナは、無線周波数電力増幅器によって増幅された無線周波数信号を送信するように構成される。
第4の態様の第1の可能な実施形態では、無線端末は、無線周波数トランシーバであって、無線周波数トランシーバの入力端は、メイン制御ユニットに接続され、無線周波数トランシーバの出力端は、無線周波数電力増幅器の入力端に接続される、無線周波数トランシーバをさらに備え、
メイン制御ユニットは、物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータをエンコードするようにさらに構成され、
無線周波数トランシーバは、アップリンクデータをメイン制御ユニットから受信して、アップリンクデータを無線周波数信号に変調するように構成される。
第4の態様と第4の態様の第1の可能な実施形態との組み合わせである、第2の可能な実施形態では、端末は、メイン制御ユニットと無線周波数電力増幅器とに接続された自動ゲイン制御(AGC)回路をさらに備え、メイン制御ユニットは、第2のゲイン制御命令をAGC回路に送信するように構成され、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には、第2のゲイン制御命令は、ゲインを低減するための命令である。
第4の態様と第4の態様の第1の可能な実施形態または第4の態様の第2の可能な実施形態との組合せである、第3の可能な実施形態では、端末がドメインサービスを担う無線アクセスベアラを確立する場合には、第1のゲイン制御命令および/または第2のゲイン制御命令は、ゲインを増大するための命令である。
第4の態様と第4の態様の第1の可能な実施形態または第4の態様の第2の可能な実施形態または第4の態様の第3の可能な実施形態との組み合わせである、第4の可能な実施形態では、第2のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第2の閾値より大きい場合には、第1のゲイン制御命令および/または第2のゲイン制御命令は、ゲインを増大するための命令である。
第4の態様と第4の態様の第1の可能な実施形態から第4の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第8の可能な実施形態では、第1のプリセット時間は、1秒である。
第4の態様と第4の態様の第1の可能な実施形態から第5の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第6の可能な実施形態では、モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインが低減される。
本発明の第5の態様によれば、無線端末の電力消費を低減するための方法は、
端末によって、物理チャネルのリンクを確立するステップと、
第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップとを含む。
第5の態様の第1の可能な実施形態では、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップの後に、方法は、
第2のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第2の閾値より大きい場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大するステップをさらに含む。
第5の態様と第5の態様の第1の可能な実施形態との組み合わせである、第2の可能な実施形態では、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップの後に、方法は、
端末がドメインサービスを担う無線アクセスベアラを確立する場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大するステップをさらに含む。
第5の態様と第5の態様の第1の可能な実施形態または第5の態様の第2の可能な実施形態との組合せである、第3の可能な実施形態では、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップの後に、方法は、
端末がドメインサービスを担う無線アクセスベアラを確立する場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大するステップをさらに含む。
第5の態様と第5の態様の第1の可能な実施形態から第3の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第4の可能な実施形態では、第1のプリセット時間は、具体的には、1秒である。
第5の態様と第5の態様の第1の可能な実施形態から第4の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第5の可能な実施形態では、モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインが低減される。
第5の態様と第5の態様の第1の可能な実施形態から第5の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第6の可能な実施形態では、物理チャネルは、専用チャネルである。
本発明の第6の態様によれば、無線端末は、
物理チャネルのリンクを確立するように構成される、物理チャネルリンク確立ユニットと、
第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するように構成される、ゲイン制御ユニットとを備える。
第6の態様の第1の可能な実施形態では、ゲイン制御ユニットは、第2のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第2の閾値より大きい場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大するようにさらに構成される。
第6の態様と第6の態様の第1の可能な実施形態との組み合わせである、第2の可能な実施形態では、ゲイン制御ユニットは、端末がドメインサービスを担う無線アクセスベアラを確立する場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大するようにさらに構成される。
第6の態様と第6の態様の第1の可能な実施形態または第6の態様の第2の可能な実施形態との組合せである、第3の可能な実施形態では、ゲイン制御ユニットは、第3のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを再び低減するようにさらに構成される。
第6の態様と第6の態様の第1の可能な実施形態から第3の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第4の可能な実施形態では、無線端末は、プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、第1のプリセット時間と、第2のプリセット時間と、第3のプリセット時間とのうちの少なくとも1つを設定するように構成される、プリセット時間設定ユニットをさらに備える。
第6の態様と第6の態様の第1の可能な実施形態から第4の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第5の可能な実施形態では、無線端末ゲイン制御ユニットを有効とするようにおよび/またはゲイン制御ユニットを無効とするように構成される、許可ユニットをさらに備える。
第6の態様と第6の態様の第1の可能な実施形態から第5の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第6の可能な実施形態では、第1のプリセット時間は、1秒である。
第6の態様と第6の態様の第1の可能な実施形態から第6の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第7の可能な実施形態では、モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインが低減される。
第6の態様と第6の態様の第1の可能な実施形態から第7の可能な実施形態のうちのいずれか1つとの組合せである、第8の可能な実施形態では、物理チャネルは、具体的には、専用チャネルである。
本発明の様々な実施形態によって提供される無線端末および方法を使用することによって、ある期間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、無線端末の電力消費を効率的に低減することができるように、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインが低減される。
本発明の実施形態または従来技術の技術的解決方法をより明確に記載するために、実施形態または従来技術を記載するために必要となる添付の図面を以下に簡単に説明する。
図1は、従来技術におけるファストドーマンシーの信号フローチャートである。 図2は、本発明の方法の実施形態のフローチャートである。 図3Aは、ある実施形態における本発明の実施形態の方法を使用していない電力消費状態を示す図である。 図3Bは、ある実施形態における本発明の実施形態の方法を使用している電力消費状態を示す図である。 図4は、本発明の実施形態による無線端末の概略構造図である。 図5は、別の本発明の実施形態による無線端末の概略構造図である。 図6は、別の本発明の実施形態による方法のフローチャートである。
本発明の特定の実施形態を、添付の図面を参照して以下に詳細に記載する。まず第1に、様々な実施形態において使用される表現および用語を以下に説明する。
無線端末は、無線通信ネットワークの端末デバイスを表し、携帯電話を含むが限定されるわけではなく、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)、タブレットコンピュータ(Tablet PC)、およびデータカード(Datacard)を含む。
専用チャネル(DCH)は、モバイル端末デバイスと無線ネットワークとの間に確立されユーザの特定サービスを担うために使用される無線通信リンクを表す。
アップリンクは、モバイル端末デバイスから無線ネットワークへのデータ伝送方向を表す。
ダウンリンクは、無線ネットワークからモバイル端末デバイスへのデータ伝送方向を表す。
ゲインは、コンポーネント、回路、デバイス、またはシステムの電流、電圧、または電力の増大の程度を表す。ゲインは、その単位としてデシベル(dB)を通常は使用する。
無線アクセスベアラ(RAB)は、音声、データ、およびマルチメディアサービスを端末とコアネットワークとの間で送信するために使用されるユーザプレーンベアラを表す。
以下の実施形態では、AとBとの間を接続するとは、Aを通過する電気信号とBを通過する電気信号との間に確固たる繋がりが確立されていることを意味する。繋がりは、導体を介したAとBとの間の直接接続または別のコンポーネントCを介した間接接続を含み、変圧器によって確立されるような、Aを通過する電気信号とBを通過する電気信号との間の電磁誘導を介して確立される繋がりも含む。
本発明において記載の第1および第2などの序数は、文脈に応じて数が順序を厳密に示していない限り、区別することのみを目的としている。
図2に示すように、本発明の方法の実施形態は、以下のステップを含む。
205.端末が物理チャネルのリンクを確立する。
本明細書において確立とは、端末が物理チャネルのリンクを確立することに関与している処理のことであり、つまり、端末が信号を無線ネットワークに送信して、物理チャネルのリンクが端末と無線ネットワークとの間に確立されるようになってから信号を無線ネットワークから受信していることを理解されるべきである。
210.第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減する。
物理チャネルのリンクは維持されるが、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップが実行される場合には切断されないことを理解されるべきである。もちろん、長時間の後に物理チャネルのリンクを介して送信すべきデータが存在していない場合には、リンクは切断されてもよい。
上述した実施形態では、端末が物理チャネルのリンクを維持している期間においては、その期間内に送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、物理チャネルのリンクを切断することなく端末の電力消費を効率的に低減することができるように、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインが低減される。
図2に示すように、上述した実施形態は、以下のステップをさらに含んでいてもよい。
215.送信すべきアップリンクデータが存在している場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大する。
送信すべきアップリンクデータが存在している場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大することは、端末の電力消費を省電中に無線性能を低下することなく、ユーザエクスペリエンスを改善し得る。
上述した実施形態は、以下をさらに含んでいてもよい。
220.端末がCSドメインサービスを担うRABを確立する場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大する。
端末が、電話をかけるなど、CSドメインサービスを担うRABを確立する場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大することは、端末の電力消費を省電中に無線性能を低下することなく、ユーザエクスペリエンスを改善し得る。
ステップ210の前に、上述した実施形態は、以下をさらに含んでいてもよい。
200.プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、第1のプリセット時間を設定する。
さらに、電力消費の省電を有効または無効にするスイッチの方法が、端末に設定されていてもよいし、スイッチは、ハードウェアスイッチまたはソフトウェアスイッチであってもよい。
ステップ210の後に、上述した実施形態は、以下をさらに含んでいてもよい。
225.第2のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを再び低減する。
第2のプリセット時間は、第1のプリセット時間と等しくても等しくなくてもよい。
第2のプリセット時間の後に物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを再び低減するステップは、電力消費をさらに低減してもよい。
ステップ210の前に、上述した実施形態は、以下をさらに含んでいてもよい。
201.プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、第2のプリセット時間を設定する。
以下の3つの検知法のうちの1つは、無線端末が送信すべきアップリンクデータを有しているかどうかを検知するために使用されてもよい。
方法1 無線端末のメイン制御ユニットは、少なくとも1つの無線フレームが無線端末において無線端末のベースバンドプロセッサに接続された第1のメモリに存在しているかどうかを検知する。無線フレームが第1のメモリに存在していない場合には、メイン制御ユニットは、送信すべきデータが存在していないと見なす。少なくとも1つの無線フレームが第1のメモリに存在している場合には、メイン制御ユニットは、送信すべきアップリンクデータが存在していると見なす。少なくとも1つの無線フレームは、ベースバンドプロセッサによって第1のメモリに記憶され、ベースバンドプロセッサ自身によって生成されまたは無線端末のアプリケーションプロセッサによって生成されて、ベースバンドプロセッサへ送信されてもよい。
方法2 無線端末のベースバンドチップのレイヤ1で送信すべきデータが存在しているかどうかを検知する。無線端末のベースバンドプロセッサのレイヤ1で送信すべきアップリンクデータが存在しているかどうかを検知することは、具体的には、ベースバンドプロセッサのエンコーダに送信すべきデータが存在しているかどうかを検知するステップを含んでいてもよい。ベースバンドプロセッサのエンコーダに送信すべきデータが存在している(例えば、無線フレームデータの少なくとも一部が存在している)場合には、メイン制御ユニットは、送信すべきアップリンクデータが存在していると見なす。ベースバンドプロセッサのエンコーダに送信すべきデータが存在していない場合には、メイン制御ユニットは、送信すべきアップリンクデータが存在していないと見なす。
方法3 無線端末のメイン制御ユニットは、無線端末のベースバンドプロセッサのレイヤ3で送信すべきデータが存在しているかどうかを検知する。具体的には、無線端末のメイン制御ユニットは、レイヤ3のパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)サブレイヤで送信すべきデータが存在しているかどうかを検知してもよい。無線端末が送信すべきデータを有している場合には、方法は、以下のようにレイヤ3が無線端末の第2のメモリに送信すべきデータを記憶することをさらに含んでいてもよい。方法は、以下のように無線端末のメイン制御ユニットのレイヤ1が第2のメモリから送信すべきデータを読み込むことをさらに含んでいてもよい。第2のメモリは、メイン制御ユニットに位置していてもよいし、または無線端末に位置しメイン制御ユニットに接続されていてもよい。レイヤ1は、プリセット時間の間隔で第1のメモリから送信すべきデータを読み込んでもよい。好適には、プリセット時間は、10ミリ秒であってもよい。
無線端末が無線ネットワークサイドに送信すべきデータを有しているかどうかを検知することは、
無線端末のメイン制御ユニットが、第2のメモリに存在しているかどうかを検知することをさらに含む。
無線端末が無線ネットワークサイドに送信すべきデータを有しているかどうかを検知することの結果が、無線端末が送信すべきデータを有していないという場合には、データは、第2のメモリに存在していない。
無線端末が無線ネットワークサイドに送信すべきデータを有しているかどうかを検知することの結果が、無線端末が送信すべきデータを有しているという場合には、データは、第2のメモリに存在し、データは、少なくとも1つの無線フレームの一部またはすべてである。
ここで、3GPPの無線インターフェースのプロトコル階層化を分りやすく導入する。3GPPの無線インターフェースのプロトコル階層化は、ネットワークアプリケーションレイヤ、つまり上位レイヤ、すなわちL3と記されるレイヤ3を含み、レイヤは、様々なメッセージおよびプログラムを含みサービスについての制御および管理を実行する。レイヤ2およびレイヤ1は、無線インターフェースのプロトコル階層化においてレイヤ3の下位に連続して位置する。レイヤ2は、データリンクレイヤであり、L2と記され、中間レイヤである。L2は、様々なデータ伝送構造を備え、データ伝送の制御を実行し、信用に足る専用のデータリンクをモバイルステーションと基地局との間に確立することを保証する。レイヤ1は、物理レイヤであり、L1と記され、ビットストリームを送信するのに必要となる無線リンクを提供する下位レイヤである。L1、L2、およびL3のすべては、無線端末における3つの独立した3GPPプロトコルレイヤに属する。
メイン制御ユニットは、無線端末のベースバンドプロセッサ自身であってもよいし、または別の処理ユニットであってもよい。今日、多くのスマートフォンは、少なくとも2つの処理ユニットを一般的に備え、一方の処理ユニットは、ベースバンドプロセッサであり、無線信号ベースバンド部を処理するように、例えばデータをエンコードおよびデコードするように構成される。もう一方の処理ユニットは、無線端末で実行される様々なアプリケーションプログラムを処理するように構成され、アプリケーションプロセッサ(Application Processor、AP)と通常は称される。2つのプロセッサは、2つの独立したコンポーネントであってもよいし、または同一のチップに統合されていてもよい。したがって、メイン制御ユニットは、ベースバンドプロセッサとアプリケーションプロセッサとを統合するチップであってもよい。
物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを制御することは、無線端末の無線周波数電力増幅器のゲインを制御することによって実施されてもよいし、または無線端末の自動ゲイン制御(Automatic Gain Controlling、AGC)回路のゲインを制御することによって実施されてもよいし、または無線端末の無線周波数電力増幅器のゲインと無線端末のAGC回路のゲインとを制御することによって実施されてもよい。具体的には、無線周波数電力増幅器は、無線周波数電力増幅器の電力増幅レベルを制御するために使用されるピンであるPAモードピンを通常は有している。例えば、無線周波数電力増幅器は、5つの増幅レベルを有していてもよいし、各レベルは、10dB間隔であってもよい。PAモードピンの信号は、無線周波数電力増幅器がどのレベルで動作するのかを制御する。各レベルにおいて、特定の増幅レートが、AGC回路によって制御されてもよい。
ある実施形態では、第1のプリセット時間は、1秒である。その時間は、発明者による検証を経て、バランスのとれた様式で電力消費を低減してモバイル端末の無線性能を維持するための要件を満たすことを可能としている。
ある実施形態では、モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインが低減される。その値、無線端末が続けてアップリンクデータを送信しようとした場合に送信電力を増大する時間が長すぎて無線性能に影響を与えないように、発明者による検証を経て、バランスのとれた様式で電力消費を低減してモバイル端末の無線性能を維持するための要件を満たすことを可能としている。
図3Aおよび図3Bは、ある実施形態において本発明の実施形態を使用することの効果を示す図である。一例としてユーザがウェブページを開くことを取りあげれば、図3Aは、本発明の実施形態の方法を使用していない電力消費状態を示しており、アップリンクは、物理チャネルのリンクを確立してから切断するまでの全工程において常に高ゲイン状態にあり、平均電力消費が313.378mAに達することになる。図3Bは、本発明の実施形態の方法を使用している電力消費状態を示しており、初期のデータのやりとりを除いて、電力消費は低ゲイン状態にあり、平均電力消費は198.396mAであり、電力消費は114.982mA(36.7%)にまで最適化されている。
図6に示すように、別の実施形態として、本発明の方法の実施形態は、以下のステップを含む。
205.端末が物理チャネルのリンクを確立する。
本明細書において確立とは、端末が物理チャネルのリンクを確立することに関与している処理のことであり、つまり、端末が信号を無線ネットワークに送信して、物理チャネルのリンクが端末と無線ネットワークとの間に確立されるようになってから信号を無線ネットワークから受信していることを理解されるべきである。
610.第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減する。
アップリンクデータ量は、多くの方法を用いることによって取得されてもよい。例えば、多数のトラフィック監視ソフトウェアが、アップリンクデータ量を計算するために使用されてもよい。
物理チャネルのリンクは維持されるが、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップが実行される場合には切断されないことを理解されるべきである。もちろん、長時間の後に物理チャネルのリンクを介して送信すべきデータが存在していない場合には、リンクは切断されてもよい。
上述した実施形態では、端末が物理チャネルのリンクを維持している期間において、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップは、物理チャネルのリンクを切断することなく端末の電力消費を効率的に低減し得る。
図6に示すように、上述した実施形態は、以下のステップをさらに含んでいてもよい。
615.第2のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第2の閾値より大きい場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大する。
本明細書では、第2のプリセット時間は、第1のプリセット時間と等しくても等しくなくてもよい。第2の閾値は、第1のプリセット時間に等しくても第1の閾値に等しくなくてもよい。
第2のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第2の閾値より大きい場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大することは、端末の電力消費を省電中に無線性能を低下することなく、ユーザエクスペリエンスを改善し得る。
上述した方法は、以下をさらに含んでいてもよい。
220.端末がCSドメインサービスを担うRABを確立する場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大する。
端末が、電話をかけるなど、CSドメインサービスを担うRABを確立する場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大することは、端末の電力消費を省電中に無線性能を低下することなく、ユーザエクスペリエンスを改善し得る。
ステップ210の前に、上述した実施形態は、以下をさらに含んでいてもよい。
200.プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、第1のプリセット時間を設定する。
さらに、電力消費の省電を有効または無効にするスイッチの方法が、端末に設定されていてもよいし、スイッチは、ハードウェアスイッチまたはソフトウェアスイッチであってもよい。
ステップ210の後に、上述した実施形態は、以下をさらに含んでいてもよい。
625.第3のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを再び低減する。
第3のプリセット時間は、第1のプリセット時間と等しくても等しくなくてもよい。
第3のプリセット時間の後に物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを再び低減するステップは、電力消費をさらに低減してもよい。
ステップ610の前に、上述した実施形態は、以下をさらに含んでいてもよい。
201.プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、第2のプリセット時間を設定する。
ステップ610の前に、上述した実施形態は、以下をさらに含んでいてもよい。
605.プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、第3のプリセット時間を設定する。
物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを制御することは、無線端末の無線周波数電力増幅器のゲインを制御することによって実施されてもよいし、または無線端末の自動ゲイン制御(Automatic Gain Controlling、AGC)回路のゲインを制御することによって実施されてもよいし、または無線端末の無線周波数電力増幅器のゲインと無線端末のAGC回路のゲインとを制御することによって実施されてもよい。具体的には、無線周波数電力増幅器は、無線周波数電力増幅器の電力増幅レベルを制御するために使用されるピンであるPAモードピンを通常は有している。例えば、無線周波数電力増幅器は、5つの増幅レベルを有していてもよいし、各レベルは、10dB間隔であってもよい。PAモードピンの信号は、無線周波数電力増幅器がどのレベルで動作するのかを制御する。各レベルにおいて、特定の増幅レートが、AGC回路によって制御されてもよい。
ある実施形態では、第1のプリセット時間は、1秒である。その時間は、発明者による検証を経て、バランスのとれた様式で電力消費を低減してモバイル端末の無線性能を維持するための要件を満たすことを可能としている。
ある実施形態では、モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインが低減される。その値、無線端末が続けてアップリンクデータを送信しようとした場合に送信電力を増大する時間が長すぎて無線性能に影響を与えないように、発明者による検証を経て、バランスのとれた様式で電力消費を低減してモバイル端末の無線性能を維持するための要件を満たすことを可能としている。
図4に示すように、別の本発明の実施形態で提供される無線端末は、
物理チャネルのリンクを確立するように構成される、物理チャネルリンク確立ユニット401と、
第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するように構成される、ゲイン制御ユニット403とを備える。
物理チャネルのリンクは維持されるが、ゲイン制御ユニット403が物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減する場合には切断されないことを理解されるべきである。もちろん、長時間の後に物理チャネルのリンクを介して送信すべきデータが存在していない場合には、リンクは切断されてもよい。
ある実施形態では、送信すべきデータが存在している場合には、ゲイン制御ユニット403は、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大するようにさらに構成される。送信すべきアップリンクデータが存在している場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大することは、端末の電力消費を省電中に無線性能を低下することなく、ユーザエクスペリエンスを改善し得る。
別の実施形態では、ゲイン制御ユニット403は、端末がCSドメインサービスを担うRABを確立する場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大するようにさらに構成される。端末が、電話をかけるなど、CSドメインサービスを担うRABを確立する場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大することは、端末の電力消費を省電中に無線性能を低下することなく、ユーザエクスペリエンスを改善し得る。
さらに別の実施形態では、ゲイン制御ユニット403は、第2のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを再び低減するようにさらに構成される。
図4に示すように、上述した無線端末は、
プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、第1のプリセット時間を設定するように構成される、プリセット時間設定ユニット402をさらに備えていてもよい。ある実施形態では、プリセット時間設定ユニット402は、プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、第2のプリセット時間を設定するようにさらに構成される。
図4に示すように、無線端末は、
ゲイン制御ユニット403を有効とするように構成される、許可ユニット404をさらに備えていてもよい。
許可ユニット404は、ゲイン制御ユニット403を無効とするように構成されていてもよい。
許可ユニット404は、ハードウェアスイッチまたはソフトウェアスイッチであってもよい。
以下の方法が、物理チャネルのリンクが送信すべきデータを有するかどうかを検知するために使用されてもよい。
方法1 無線端末のメイン制御ユニットは、少なくとも1つの無線フレームが無線端末において無線端末のベースバンドプロセッサに接続された第1のメモリに存在しているかどうかを検知する。無線フレームが第1のメモリに存在していない場合には、メイン制御ユニットは、送信すべきデータが存在していないと見なす。少なくとも1つの無線フレームが第1のメモリに存在している場合には、メイン制御ユニットは、送信すべきデータが存在していると見なす。少なくとも1つの無線フレームは、ベースバンドプロセッサによって第1のメモリに記憶され、ベースバンドプロセッサ自身によって生成されまたは無線端末のアプリケーションプロセッサによって生成されて、ベースバンドプロセッサへ送信されてもよい。
方法2 無線端末のベースバンドチップのレイヤ1で送信すべきデータが存在しているかどうかを検知する。無線端末のベースバンドプロセッサのレイヤ1で送信すべきデータが存在しているかどうかを検知することは、具体的には、ベースバンドプロセッサのエンコーダに送信すべきデータが存在しているかどうかを検知するステップと含んでいてもよい。ベースバンドプロセッサのエンコーダに送信すべきデータが存在している(例えば、無線フレームデータの少なくとも一部が存在している)場合には、メイン制御ユニットは、送信すべきデータが存在していると見なす。ベースバンドプロセッサのエンコーダに送信すべきデータが存在していない場合には、メイン制御ユニットは、送信すべきデータが存在していないと見なす。
方法3 無線端末のメイン制御ユニットは、無線端末のベースバンドチップのレイヤ3で送信すべきデータが存在しているかどうかを検知する。具体的には、無線端末のメイン制御ユニットは、レイヤ3のパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)サブレイヤで送信すべきデータが存在しているかどうかを検知してもよい。無線端末が送信すべきデータを有している場合には、方法は、以下のようにレイヤ3が無線端末の第2のメモリに送信すべきデータを記憶することをさらに含んでいてもよい。方法は、以下のように無線端末のメイン制御ユニットのレイヤ1が第2のメモリから送信すべきデータを読み込むことをさらに含んでいてもよい。第2のメモリは、メイン制御ユニットに位置していてもよいし、または無線端末に位置しメイン制御ユニットに接続されていてもよい。レイヤ1は、プリセット時間の間隔で第1のメモリから送信すべきデータを読み込んでもよい。好適には、プリセット時間は、10ミリ秒であってもよい。
無線端末が無線ネットワークサイドに送信すべきデータを有しているかどうかを検知することは、
無線端末のメイン制御ユニットが、データが第2のメモリに存在しているかどうかを検知することをさらに含む。
無線端末が無線ネットワークサイドに送信すべきデータを有しているかどうかを検知することの結果が、無線端末が送信すべきデータを有していないという場合には、データは、第2のメモリに存在していない。
無線端末が無線ネットワークサイドに送信すべきデータを有しているかどうかを検知することの結果が、無線端末が送信すべきデータを有しているという場合には、データは、第2のメモリに存在し、データは、少なくとも1つの無線フレームの一部またはすべてである。
ここで、3GPPの無線インターフェースのプロトコル階層化を分りやすく導入する。3GPPの無線インターフェースのプロトコル階層化は、ネットワークアプリケーションレイヤ、つまり上位レイヤ、すなわちL3と記されるレイヤ3を含み、レイヤは、様々なメッセージおよびプログラムを含みサービスについての制御および管理を実行する。レイヤ2およびレイヤ1は、無線インターフェースのプロトコル階層化においてレイヤ3の下位に連続して位置する。レイヤ2は、データリンクレイヤであり、L2と記され、中間レイヤである。L2は、様々なデータ伝送構造を備え、データ伝送の制御を実行し、信用に足る専用のデータリンクをモバイルステーションと基地局との間に確立することを保証する。レイヤ1は、物理レイヤであり、L1と記され、ビットストリームを送信するのに必要となる無線リンクを提供する下位レイヤである。L1、L2、およびL3のすべては、無線端末における3つの独立した3GPPプロトコルレイヤに属する。
メイン制御ユニットは、無線端末のベースバンドプロセッサ自身であってもよいし、または別の処理ユニットであってもよい。今日、多くのスマートフォンは、少なくとも2つの処理ユニットを一般的に備え、一方の処理ユニットは、ベースバンドプロセッサであり、無線信号ベースバンド部を処理するように、例えばデータをエンコードおよびデコードするように構成される。もう一方の処理ユニットは、無線端末で実行される様々なアプリケーションプログラムを処理するように構成され、アプリケーションプロセッサ(Application Processor、AP)と通常は称される。2つのプロセッサは、2つの独立したコンポーネントであってもよいし、または同一のチップに統合されていてもよい。したがって、メイン制御ユニットは、ベースバンドプロセッサとアプリケーションプロセッサとを統合するチップであってもよい。
物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを制御することは、無線端末の無線周波数電力増幅器のゲインを制御することによって実施されてもよいし、または無線端末の自動ゲイン制御(Automatic Gain Controlling、AGC)回路のゲインを制御することによって実施されてもよいし、または無線端末の無線周波数電力増幅器のゲインと無線端末のAGC回路のゲインとを制御することによって実施されてもよい。具体的には、無線周波数電力増幅器は、無線周波数電力増幅器の電力増幅レベルを制御するために使用されるピンであるPAモードピンを通常は有している。例えば、無線周波数電力増幅器は、5つの増幅レベルを有していてもよいし、各レベルは、10dB間隔であってもよい。PAモードピンの信号は、無線周波数電力増幅器がどのレベルで動作するのかを制御する。各レベルにおいて、特定の増幅レートが、AGC回路によって制御されてもよい。
ある実施形態では、第1のプリセット時間は、1秒である。その時間は、発明者による検証を経て、バランスのとれた様式で電力消費を低減してモバイル端末の無線性能を維持するための要件を満たすことを可能としている。
ある実施形態では、モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインが低減される。その値、無線端末が続けてアップリンクデータを送信しようとした場合に送信電力を増大する時間が長すぎて無線性能に影響を与えないように、発明者による検証を経て、バランスのとれた様式で電力消費を低減してモバイル端末の無線性能を維持するための要件を満たすことを可能としている。
図4に示すように、別の実施形態では、
物理チャネルリンク確立ユニット401は、物理チャネルのリンクを確立するように構成される。
本明細書において確立とは、端末が物理チャネルのリンクを確立することに関与している処理のことであり、つまり、端末が信号を無線ネットワークに送信して、物理チャネルのリンクが端末と無線ネットワークとの間に確立されるようになってから信号を無線ネットワークから受信していることを理解されるべきである。
ゲイン制御ユニット403は、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するように構成される。
アップリンクデータ量は、多くの方法を用いることによって取得されてもよい。例えば、多数のトラフィック監視ソフトウェアが、アップリンクデータ量を計算するために使用されてもよい。
物理チャネルのリンクは維持されるが、ゲイン制御ユニット403が物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減する場合には切断されないことを理解されるべきである。もちろん、長時間の後に物理チャネルのリンクを介して送信すべきデータが存在していない場合には、リンクは切断されてもよい。
アップリンクデータ量は、多くの方法を用いることによって取得されてもよい。例えば、多数のトラフィック監視ソフトウェアが、アップリンクデータ量を計算するために使用されてもよい。
上述した実施形態では、端末が物理チャネルのリンクを維持している期間において、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップは、物理チャネルのリンクを切断することなく端末の電力消費を効率的に低減し得る。
ある実施形態では、ゲイン制御ユニット403は、第2のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第2の閾値より大きい場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大するようにさらに構成される。本明細書では、第2のプリセット時間は、第1のプリセット時間と等しくても等しくなくてもよい。第2の閾値は、第1のプリセット時間に等しくても第1の閾値に等しくなくてもよい。送信すべきアップリンクデータが存在している場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大することは、端末の電力消費を省電中に無線性能を低下することなく、ユーザエクスペリエンスを改善し得る。
別の実施形態では、ゲイン制御ユニット403は、端末がCSドメインサービスを担うRABを確立する場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大するようにさらに構成される。端末が、電話をかけるなど、CSドメインサービスを担うRABを確立する場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大することは、端末の電力消費を省電中に無線性能を低下することなく、ユーザエクスペリエンスを改善し得る。
さらに別の実施形態では、ゲイン制御ユニット403は、第3のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを再び低減するようにさらに構成される。
図4に示すように、上述した無線端末は、
プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、第1のプリセット時間を設定するように構成される、プリセット時間設定ユニット402をさらに備えていてもよい。ある実施形態では、プリセット時間設定ユニット402は、プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、第2のプリセット時間を設定するようにさらに構成される。別の実施形態では、プリセット時間設定ユニット402は、プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、第3のプリセット時間を設定するようにさらに構成される。
図4に示すように、無線端末は、
ゲイン制御ユニット403を有効とするように構成される、許可ユニット404をさらに備えていてもよい。
許可ユニット404は、ゲイン制御ユニット403を無効とするように構成されていてもよい。
許可ユニット404は、ハードウェアスイッチまたはソフトウェアスイッチであってもよい。
ある実施形態では、第1のプリセット時間は、1秒である。その時間は、発明者による検証を経て、バランスのとれた様式で電力消費を低減してモバイル端末の無線性能を維持するための要件を満たすことを可能としている。
ある実施形態では、モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインが低減される。その値、無線端末が続けてアップリンクデータを送信しようとした場合に送信電力を増大する時間が長すぎて無線性能に影響を与えないように、発明者による検証を経て、バランスのとれた様式で電力消費を低減してモバイル端末の無線性能を維持するための要件を満たすことを可能としている。
別の本発明の実施形態は、無線端末を提供する。図5に示すように、端末は、メイン制御ユニット501と、無線周波数電力増幅器505と、アンテナ506とを備え、
メイン制御ユニット501は、無線周波数電力増幅器505に接続され、無線周波数電力増幅器505の出力端は、アンテナ506に接続され、
メイン制御ユニット501は、物理チャネルを確立するための手続きを開始して、第1のゲイン制御命令を無線周波数電力増幅器505に送信するように構成され、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、第1のゲイン制御命令は、ゲインを低減するための命令であり、
無線周波数電力増幅器505は、第1のゲイン制御命令に従ってそのゲインレベルを決定し、
アンテナ506は、無線周波数電力増幅器によって増幅された無線周波数信号を送信するように構成される。
当業者には周知であるように、電力増幅器のゲインレベルは、電力増幅器の重要なパラメータであり、本パラメータは、信号が入力された電力増幅器によって行われる電力増幅の程度を決定し、電力増幅器の静的電力消費のレベルも決定する。ゲインレベルが高い場合には、静的電力消費も高く、ゲインレベルが低い場合には、静的電力消費も低い。本明細書では、静的電力消費は、電力増幅器が入力信号を有していない場合に発生した電力消費を表す。アップリンク物理チャネルのリンクを介して送信すべきデータが存在していない場合には、無線周波数電力増幅器505の入力端に入力される信号が存在しなくなり得るし、または入力されるデータに相当しない広帯域無線周波数信号が存在し得る。入力される信号が存在していない場合には、無線周波数電力増幅器505は、静的電力消費のみを有し、入力される広帯域無線周波数信号が存在している場合には、無線周波数電力増幅器505は、広帯域無線周波数信号を増幅する。いずれの場合にせよ、無線周波数電力増幅器505のゲインレベルを低減する場合にのみ、電力消費を低減することができる。
物理チャネルのリンクは維持されるが、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減する場合には切断されないことを理解されるべきである。もちろん、長時間の後に物理チャネルのリンクを介して送信すべきデータが存在していない場合には、リンクは切断されてもよい。
ある実施形態では、無線端末500は、無線周波数トランシーバ504であって、無線周波数トランシーバ504の入力端は、メイン制御ユニット501に接続され、無線周波数トランシーバ504の出力端は、無線周波数電力増幅器505の入力端に接続される、無線周波数トランシーバ504をさらに備える。メイン制御ユニット501は、物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータをエンコードするようにさらに構成される。
無線周波数トランシーバ504は、アップリンクデータをメイン制御ユニット501から受信して、アップリンクデータを無線周波数信号に変調するように構成される。
図5に示すように、前述の端末は、メイン制御ユニット501と無線周波数電力増幅器とに接続された自動ゲイン制御(AGC)回路503をさらに備えていてもよく、メイン制御ユニット501は、第2のゲイン制御命令をAGC回路503に送信するように構成され、第1のプリセット時間内にアップリンク物理チャネルのリンクを介して送信すべきデータが生成されていない場合には、第2のゲイン制御命令は、ゲインを低減するための命令である。
物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを制御することは、無線端末の無線周波数電力増幅器のゲインを制御することによって実施されてもよいし、または無線端末の自動ゲイン制御(Automatic Gain Controlling、AGC)回路のゲインを制御することによって実施されてもよいし、または無線端末の無線周波数電力増幅器のゲインと無線端末のAGC回路のゲインとを制御することによって実施されてもよい。具体的には、無線周波数電力増幅器は、無線周波数電力増幅器の電力増幅レベルを制御するために使用されるピンであるPAモードピンを通常は有している。例えば、無線周波数電力増幅器は、5つの増幅レベルを有していてもよいし、各レベルは、10dB間隔であってもよい。PAモードピンの信号は、無線周波数電力増幅器がどのレベルで動作するのかを制御する。各レベルにおいて、特定の増幅レートが、AGC回路によって制御されてもよい。
図5に示すように、前述の端末は、メモリ502であって、メイン制御ユニット501に接続されている、メモリ502をさらに備えていてもよい。ある実施形態では、メイン制御ユニット501は、少なくとも1つの無線フレームが無線端末のメイン制御ユニットに接続されたメモリ502に存在しているかどうかを検知する。無線フレームがメモリ502に存在していない場合には、メイン制御ユニットは、送信すべきデータが存在していないと見なす。少なくとも1つの無線フレームがメモリ502に存在している場合には、メイン制御ユニットは、送信すべきデータが存在していると見なす。少なくとも1つの無線フレームは、メイン制御ユニット501によって第1のメモリに記憶される。
別の実施形態では、メイン制御ユニット501は、無線端末のメイン制御ユニット501のレイヤ1で送信すべきデータが存在しているかどうかを検知する。無線端末のメイン制御ユニット501のレイヤ1で送信すべきデータが存在しているかどうかを検知することは、具体的には、メイン制御ユニットのエンコーダに送信すべきデータが存在しているかどうかを検知することを含んでいてもよい。メイン制御ユニットのエンコーダに送信すべきデータが存在している(例えば、無線フレームデータの少なくとも一部が存在している)場合には、メイン制御ユニットは、送信すべきデータが存在していると見なす。メイン制御ユニット501のエンコーダに送信すべきデータが存在していない場合には、メイン制御ユニット501は、送信すべきデータが存在していないと見なす。
さらに別の実施形態では、無線端末のメイン制御ユニット501は、無線端末のメイン制御ユニット501のレイヤ3で送信すべきデータが存在しているかどうかを検知する。具体的には、無線端末のメイン制御ユニットは、レイヤ3のパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)サブレイヤで送信すべきデータが存在しているかどうかを検知してもよい。無線端末が送信すべきデータを有している場合には、レイヤ3は、無線端末のメモリ507に送信すべきデータを記憶していてもよい。メイン制御ユニット501のレイヤ1は、メモリ507から送信すべきデータを読み込む。メモリ507は、メイン制御ユニットに位置していてもよいし、または無線端末に位置しメイン制御ユニットに接続されていてもよい。さらに、レイヤ3は、メモリ502に送信すべきデータを記憶していてもよい。レイヤ1は、第2のプリセット時間の間隔で第1のメモリから送信すべきデータを読み込んでもよい。好適には、第2のプリセット時間は、10ミリ秒であってもよい。
無線端末が無線ネットワークサイドに送信すべきデータを有しているかどうかを検知することは、
無線端末のメイン制御ユニットが、データがメモリ507(またはメモリ502)に存在しているかどうかを検知することをさらに含む。
無線端末が無線ネットワークサイドに送信すべきデータを有しているかどうかを検知することの結果が、無線端末が送信すべきデータを有していないという場合には、データは、メモリ507(またはメモリ502)に存在していない。
無線端末が無線ネットワークサイドに送信すべきデータを有しているかどうかを検知することの結果が、無線端末が送信すべきデータを有しているという場合には、データは、少なくとも1つの無線フレームの一部またはすべてである。
ここで、3GPPの無線インターフェースのプロトコル階層化を分りやすく導入する。3GPPの無線インターフェースのプロトコル階層化は、ネットワークアプリケーションレイヤ、つまり上位レイヤ、すなわちL3と記されるレイヤ3を含み、レイヤは、様々なメッセージおよびプログラムを含みサービスについての制御および管理を実行する。レイヤ2およびレイヤ1は、無線インターフェースのプロトコル階層化においてレイヤ3の下位に連続して位置する。レイヤ2は、データリンクレイヤであり、L2と記され、中間レイヤである。L2は、様々なデータ伝送構造を備え、データ伝送の制御を実行し、信用に足る専用のデータリンクをモバイルステーションと基地局との間に確立することを保証する。レイヤ1は、物理レイヤであり、L1と記され、ビットストリームを送信するのに必要となる無線リンクを提供する下位レイヤである。L1、L2、およびL3のすべては、無線端末における3つの独立した3GPPプロトコルレイヤに属する。
メイン制御ユニット501は、無線端末のベースバンドプロセッサ自身であってもよいし、または別の処理ユニットであってもよい。今日、多くのスマートフォンは、少なくとも2つの処理ユニットを一般的に備え、一方の処理ユニットは、ベースバンドプロセッサであり、無線信号ベースバンド部を処理するように、例えばデータをエンコードおよびデコードするように構成される。もう一方の処理ユニットは、無線端末で実行される様々なアプリケーションプログラムを処理するように構成され、アプリケーションプロセッサ(Application Processor、AP)と通常は称される。2つのプロセッサは、2つの独立したコンポーネントであってもよいし、または同一のチップに統合されていてもよい。したがって、メイン制御ユニットは、ベースバンドプロセッサとアプリケーションプロセッサとを統合するチップであってもよい。
ある実施形態では、送信すべきアップリンクデータが存在している場合には、第1のゲイン制御命令および/または第2のゲイン制御命令は、ゲインを増大するための命令である。
送信すべきアップリンクデータが存在している場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大することは、端末の電力消費を省電中に無線性能を低下することなく、ユーザエクスペリエンスを改善し得る。
別の実施形態では、端末がCSドメインサービスを担うRABを確立する場合には、第1のゲイン制御命令および/または第2のゲイン制御命令は、ゲインを増大するための命令である。
端末が、電話をかけるなど、CSドメインサービスを担うRABを確立する場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大することは、端末の電力消費を省電中に無線性能を低下することなく、ユーザエクスペリエンスを改善し得る。
図5に示すように、別の実施形態として、本発明の実施形態によって提供される無線端末500は、メイン制御ユニット501と、無線周波数電力増幅器505と、アンテナ506とを備え、
メイン制御ユニット501は、無線周波数電力増幅器505に接続され、無線周波数電力増幅器505の出力端は、アンテナ506に接続され、
メイン制御ユニット501は、物理チャネルを確立するための手続きを開始して、第1のゲイン制御命令を無線周波数電力増幅器505に送信するように構成され、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には、第1のゲイン制御命令は、ゲインを低減するための命令であり、
無線周波数電力増幅器505は、第1のゲイン制御命令に従ってそのゲインレベルを決定し、
アンテナ506は、無線周波数電力増幅器によって増幅された無線周波数信号を送信するように構成される。
アップリンクデータ量は、多くの方法を用いることによって取得されてもよい。例えば、多数のトラフィック監視ソフトウェアが、アップリンクデータ量を計算するために使用されてもよい。
当業者には周知であるように、電力増幅器のゲインレベルは、電力増幅器の重要なパラメータであり、本パラメータは、信号が入力された電力増幅器によって行われる電力増幅の程度を決定し、電力増幅器の静的電力消費のレベルも決定する。ゲインレベルが高い場合には、静的電力消費も高く、ゲインレベルが低い場合には、静的電力消費も低い。本明細書では、静的電力消費は、電力増幅器が入力信号を有していない場合に発生した電力消費を表す。アップリンク物理チャネルのリンクを介して送信すべきデータが存在していない場合には、無線周波数電力増幅器505の入力端に入力される信号が存在しなくなり得るし、または入力されるデータに相当しない広帯域無線周波数信号が存在し得る。入力される信号が存在していない場合には、無線周波数電力増幅器505は、静的電力消費のみを有し、入力される広帯域無線周波数信号が存在している場合には、無線周波数電力増幅器505は、広帯域無線周波数信号を増幅する。いずれの場合にせよ、無線周波数電力増幅器505のゲインレベルを低減する場合にのみ、電力消費を低減することができる。
物理チャネルのリンクは維持されるが、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減する場合には切断されないことを理解されるべきである。もちろん、長時間の後に物理チャネルのリンクを介して送信すべきデータが存在していない場合には、リンクは切断されてもよい。
無線端末500は、無線周波数トランシーバ504であって、無線周波数トランシーバ504の入力端は、メイン制御ユニット501に接続され、無線周波数トランシーバ504の出力端は、無線周波数電力増幅器505の入力端に接続される、無線周波数トランシーバ504をさらに備えていてもよい。
メイン制御ユニット501は、物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータをエンコードするようにさらに構成される。
無線周波数トランシーバ504は、アップリンクデータをメイン制御ユニット501から受信して、アップリンクデータを無線周波数信号に変調するように構成される。
図5に示すように、前述の端末は、メイン制御ユニット501と無線周波数電力増幅器505とに接続された自動ゲイン制御(AGC)回路503をさらに備えていてもよく、メイン制御ユニット501は、第2のゲイン制御命令をAGC回路503に送信するように構成され、第1のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には、第2のゲイン制御命令は、ゲインを低減するための命令である。
別の実施形態では、端末がCSドメインサービスを担うRABを確立する場合には、第1のゲイン制御命令および/または第2のゲイン制御命令は、ゲインを増大するための命令である。
端末が、電話をかけるなど、CSドメインサービスを担うRABを確立する場合には物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを増大することは、端末の電力消費を省電中に無線性能を低下することなく、ユーザエクスペリエンスを改善し得る。
ある実施形態では、第2のプリセット時間内に物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第2の閾値より大きい場合には、第1のゲイン制御命令および/または第2のゲイン制御命令は、ゲインを増大するための命令である。
ある実施形態では、第1のプリセット時間は、1秒である。その時間は、発明者による検証を経て、バランスのとれた様式で電力消費を低減してモバイル端末の無線性能を維持するための要件を満たすことを可能としている。
ある実施形態では、モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、物理チャネルのリンクのアップリンクゲインが低減される。その値、無線端末が続けてアップリンクデータを送信しようとした場合に送信電力を増大する時間が長すぎて無線性能に影響を与えないように、発明者による検証を経て、バランスのとれた様式で電力消費を低減してモバイル端末の無線性能を維持するための要件を満たすことを可能としている。
上述した実施形態における物理チャネルは、具体的には、専用チャネル(DCH)であるが、DCHに限定されるわけではない。
さらに、前述の実施形態における技術、システム、装置、方法、および、ある実施形態においてそれぞれ記載されている技術的特徴は、本発明の精神および原理から逸脱することなく他のモジュール、方法、装置、システム、および技術を形成するために、組み合わせられ得る。本発明の記載による組み合わされたモジュール、方法、装置、システム、および技術のすべては、本発明の保護範囲に含まれる。
当然ながら、本発明の前述のユニットまたはステップを、汎用目的コンピュータ装置によって実施することができ、単一のコンピュータ装置に集約することまたは複数のコンピュータ装置からなるネットワークで分散することができることを、当業者は理解すべきである。任意ではあるが、プログラムコードを記憶デバイスに記憶してコンピュータ装置によって実行することができるように、ユニットまたはステップを、コンピュータ装置によって実行可能なプログラムコードを介して実施することができる。または、ユニットおよびステップを様々な回路モジュールとすることによって、または複数のユニットまたはそのステップを単一の回路モジュールにすることによって実施することができる。この点について、本発明は、ハードウェアとソフトウェアとの如何なる特定の組合せにも限定されない。
前述の記載は、単に例示的な本発明の実施形態であるにすぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図しているわけではない。本発明の精神および原理内でなされる任意の変更、均等的置換、および改良のすべては、本発明の保護範囲に含まれる。
501 メイン制御ユニット
502 メモリ
503 AGC回路
504 無線トランシーバ
505 無線周波数電力増幅器
507 メモリ

Claims (60)

  1. メイン制御ユニット(501)と無線周波数電力増幅器(505)と、アンテナ(506)とを備える、無線端末(500)であって、
    前記メイン制御ユニット(501)は、前記無線周波数電力増幅器(505)に接続され、前記無線周波数電力増幅器(505)の出力端は、前記アンテナ(506)に接続され、
    前記メイン制御ユニット(501)は、物理チャネルを確立するための手続きを開始して、第1のゲイン制御命令を前記無線周波数電力増幅器(505)に送信するように構成され、第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、前記第1のゲイン制御命令は、ゲインを低減するための命令であり、
    前記無線周波数電力増幅器(505)は、前記第1のゲイン制御命令に従ってそのゲインレベルを決定し、
    前記アンテナ(506)は、前記無線周波数電力増幅器によって増幅された無線周波数信号を送信するように構成される、無線端末。
  2. 無線周波数トランシーバ(504)であって、前記無線周波数トランシーバ(504)の入力端は、前記メイン制御ユニット(501)に接続され、前記無線周波数トランシーバ(504)の出力端は、前記無線周波数電力増幅器(505)の入力端に接続される、無線周波数トランシーバ(504)をさらに備え、
    前記メイン制御ユニット(501)は、前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータをエンコードするようにさらに構成され、
    前記無線周波数トランシーバ(504)は、前記アップリンクデータを前記メイン制御ユニット(501)から受信して、前記アップリンクデータを前記無線周波数信号に変調するように構成される、請求項1に記載の無線端末。
  3. 前記メイン制御ユニット(501)と前記無線周波数電力増幅器(505)との各々にそれぞれ接続された自動ゲイン制御AGC回路(503)をさらに備え、前記メイン制御ユニット(501)は、第2のゲイン制御命令を前記AGC回路(503)に送信するように構成され、前記第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、前記第2のゲイン制御命令は、前記ゲインを低減するための命令である、請求項1または2に記載の無線端末。
  4. 送信すべきアップリンクデータが存在している場合には、前記第1のゲイン制御命令および/または前記第2のゲイン制御命令は、前記ゲインを増大するための命令である、請求項1から3のいずれか一項に記載の無線端末。
  5. 前記端末が回線交換CSドメインサービスを担う無線アクセスベアラRABを確立する場合には、前記第1のゲイン制御命令および/または前記第2のゲイン制御命令は、前記ゲインを増大するための命令である、請求項1から4のいずれか一項に記載の無線端末。
  6. 第1のメモリ(502)をさらに備え、前記第1のメモリ(502)は、前記メイン制御ユニットに接続され、前記メイン制御ユニット(501)は、少なくとも1つの無線フレームが前記無線端末の前記メイン制御ユニットに接続された前記メモリ(502)に存在しているかどうかを検知するようにさらに構成され、無線フレームが前記第1のメモリ(502)に存在していない場合には、前記メイン制御ユニット(501)は、前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していないと見なす、請求項1から5のいずれか一項に記載の無線端末。
  7. 無線フレームが前記第1のメモリ(502)に存在している場合には、前記メイン制御ユニット(501)は、前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していると見なす、請求項5に記載の無線端末。
  8. 前記メイン制御ユニット(501)は、前記メイン制御ユニットのエンコーダに送信すべきデータが存在しているかどうかを検知するようにさらに構成され、前記メイン制御ユニットの前記エンコーダに送信すべきデータが存在している場合には、前記メイン制御ユニットは、前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していると見なす、請求項1から5のいずれか一項に記載の無線端末。
  9. 前記メイン制御ユニット(501)の前記エンコーダに送信すべきデータが存在していない場合には、前記メイン制御ユニット(501)は、前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していないと見なす、請求項7に記載の無線端末。
  10. 第2のメモリ(507)をさらに備え、前記第2のメモリ(507)は、前記メイン制御ユニットに接続され、前記無線端末の前記メイン制御ユニットは、データが前記第2のメモリ(507)に存在しているかどうかを検知するようにさらに構成され、データが前記第2のメモリ(507)に存在していない場合には、前記メイン制御ユニットは、前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していないと見なす、請求項1から5のいずれか一項に記載の無線端末。
  11. データが前記第2のメモリ(507)に存在している場合には、前記メイン制御ユニットは、前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していると見なす、請求項10に記載の無線端末。
  12. 前記物理チャネルは、具体的には、専用チャネルDCHである、請求項1から11のいずれか一項に記載の無線端末。
  13. 前記第1のプリセット時間は、具体的には、1秒である、請求項1から12のいずれか一項に記載の無線端末。
  14. 前記ゲイン制御命令は、具体的には、前記無線周波数電力増幅器(505)の前記ゲインレベルを-50dBにまで低減するための命令である、請求項1から13のいずれか一項に記載の無線端末。
  15. 無線端末の電力消費を低減するための方法であって、
    前記無線端末によって、物理チャネルのリンクを確立するステップと、
    第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には前記物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップとを含む、方法。
  16. 送信すべきアップリンクデータが存在している場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを増大するステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記無線端末が回線交換CSドメインサービスを担う無線アクセスベアラRABを確立する場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを増大するステップをさらに含む、請求項15または16に記載の方法。
  18. 前記第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップの前に、前記方法は、
    プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、前記第1のプリセット時間を設定するステップをさらに含む、請求項15から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップの後に、前記方法は、
    第2のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを再び低減するステップをさらに含む、請求項15から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップの前に、前記方法は、
    プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、前記第2のプリセット時間を設定するステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記第1のプリセット時間は、具体的には、1秒である、請求項15から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップを低減するステップは、具体的には、前記モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップを含む、請求項15から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップの前に、前記方法は、
    少なくとも1つの無線フレームが前記無線端末において前記無線端末のベースバンドプロセッサに接続された第1のメモリに存在しているかどうかを検知するステップをさらに含み、
    前記第1のプリセット時間内に前記伝送チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップは、具体的には、
    前記第1のプリセット時間内に前記第1のメモリに無線フレームが存在していない場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップとを含む、請求項15から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップの前に、前記方法は、
    前記無線端末のベースバンドプロセッサのレイヤ1で送信すべきデータが存在しているかどうかを検知するステップを含み、
    前記第1のプリセット時間内に前記伝送チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップは、具体的には、
    前記第1のプリセット時間内に前記無線端末の前記ベースバンドプロセッサのレイヤ1で送信すべきデータが存在していない場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップとを含む、請求項15から22のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記無線端末のベースバンドチップのレイヤ1で送信すべきデータが存在しているかどうかを検知するステップは、具体的には、
    前記ベースバンドプロセッサのエンコーダに送信すべきデータが存在しているかどうかを検知するステップを備え、
    前記第1のプリセット時間内に前記無線端末の前記ベースバンドプロセッサのレイヤ1で送信すべきデータが存在していない場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップは、具体的には、
    前記第1のプリセット時間内に前記ベースバンドプロセッサの前記エンコーダに送信すべきデータが存在している場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップとを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップの前に、前記方法は、
    前記無線端末のベースバンドプロセッサのレイヤ3によって、前記アップリンクデータを前記無線端末の第2のメモリに送信するステップと、
    前記無線端末のメイン制御ユニットによって、データが前記第2のメモリに存在しているかどうか検知するステップとをさらに備え、
    前記第1のプリセット時間内に前記伝送チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップは、具体的には、
    前記第1のプリセット時間内にデータが前記第2のメモリに存在していない場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップとを含む、請求項15から22のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記物理チャネルは、専用チャネルDCHである、請求項15から26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 無線端末であって、
    物理チャネルのリンクを確立するように構成される、物理チャネルリンク確立ユニット(401)と、
    第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、前記物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するように構成される、ゲイン制御ユニット(403)とを備える、無線端末。
  29. 前記ゲイン制御ユニット(403)は、送信すべきアップリンクデータが存在している場合には、前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを増大するようにさらに構成される、請求項28に記載の無線端末。
  30. 前記ゲイン制御ユニット(403)は、前記端末が回線交換CSドメインサービスを担う無線アクセスベアラRABを確立する場合には、前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを増大するようにさらに構成される、請求項28または29に記載の無線端末。
  31. 前記ゲイン制御ユニット(403)は、第2のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを再び低減するようにさらに構成される、請求項28から30のいずれか一項に記載の無線端末。
  32. プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、前記第1のプリセット時間と前記第2のプリセット時間とのうちの少なくとも1つを設定するように構成される、プリセット時間設定ユニット(402)をさらに備える、請求項28から31のいずれか一項に記載の無線端末。
  33. 前記ゲイン制御ユニット(403)を有効とするように構成される、許可ユニット(404)をさらに備える、請求項28から32のいずれか一項に記載の無線端末。
  34. 前記物理チャネルは、専用チャネルDCHである、請求項28から33のいずれか一項に記載の無線端末。
  35. 前記第1のプリセット時間は、1秒である、請求項28から34のいずれか一項に記載の無線端末。
  36. 前記モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインが低減される、請求項28から35のいずれか一項に記載の無線端末。
  37. メイン制御ユニット(501)と無線周波数電力増幅器(505)と、アンテナ(506)とを備える、無線端末であって、
    前記メイン制御ユニット(501)は、前記無線周波数電力増幅器(505)に接続され、前記無線周波数電力増幅器(505)の出力端は、前記アンテナ(506)に接続され、
    前記メイン制御ユニット(501)は、物理チャネルを確立するための手続きを開始して、第1のゲイン制御命令を前記無線周波数電力増幅器(505)に送信するように構成され、第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には、前記第1のゲイン制御命令は、ゲインを低減するための命令であり、
    前記無線周波数電力増幅器(505)は、前記第1のゲイン制御命令に従ってそのゲインレベルを決定し、
    前記アンテナ(506)は、前記無線周波数電力増幅器によって増幅された無線周波数信号を送信するように構成される、無線端末。
  38. 無線周波数トランシーバ(504)であって、前記無線周波数トランシーバ(504)の入力端は、前記メイン制御ユニット(501)に接続され、前記無線周波数トランシーバ(504)の出力端は、前記無線周波数電力増幅器(505)の入力端に接続される、無線周波数トランシーバ(504)をさらに備え、
    前記メイン制御ユニット(501)は、前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータをエンコードするようにさらに構成され、
    前記無線周波数トランシーバ(504)は、前記アップリンクデータを前記メイン制御ユニット(501)から受信して、前記アップリンクデータを前記無線周波数信号に変調するように構成される、請求項37に記載の無線端末。
  39. 前記メイン制御ユニット(501)と前記無線周波数電力増幅器(505)とに接続された自動ゲイン制御AGC回路(503)をさらに備え、前記メイン制御ユニット(501)は、第2のゲイン制御命令を前記AGC回路(503)に送信するように構成され、前記第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべき前記アップリンクデータ量が前記第1の閾値未満である場合には、前記第2のゲイン制御命令は、前記ゲインを低減するための命令である、請求項37または38に記載の無線端末。
  40. 前記端末がCSドメインサービスを担う無線アクセスベアラRABを確立する場合には、前記第1のゲイン制御命令および/または前記第2のゲイン制御命令は、前記ゲインを増大するための命令である、請求項37から39のいずれか一項に記載の無線端末。
  41. 第2のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第2の閾値より大きい場合には、前記第1のゲイン制御命令および/または前記第2のゲイン制御命令は、前記ゲインを増大するための命令である、請求項37から40のいずれか一項に記載の無線端末。
  42. 前記第1のプリセット時間は、1秒である、請求項37から41のいずれか一項に記載の無線端末。
  43. 前記モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインが低減される、請求項37から42のいずれか一項に記載の無線端末。
  44. 無線端末の電力消費を低減するための方法であって、
    前記端末によって、物理チャネルのリンクを確立するステップと、
    第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には前記物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するステップとを含む、方法。
  45. 前記第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべき前記アップリンクデータ量が前記第1の閾値未満である場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップの後に、前記方法は、
    第2のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第2の閾値より大きい場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを増大するステップをさらに含む、請求項44に記載の方法。
  46. 前記第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべき前記アップリンクデータ量が前記第1の閾値未満である場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップの後に、前記方法は、
    前記端末がCSドメインサービスを担う無線アクセスベアラRABを確立する場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを増大するステップとをさらに含む、請求項44または45に記載の方法。
  47. 前記第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべき前記アップリンクデータ量が前記第1の閾値未満である場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップの後に、前記方法は、
    第3のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを再び低減するステップをさらに含む、請求項44から46のいずれか一項に記載の方法。
  48. 前記第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべき前記アップリンクデータ量が前記第1の閾値未満である場合には前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを低減するステップの前に、前記方法は、プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、前記第1のプリセット時間と、前記第2のプリセット時間と、前記第3のプリセット時間とのうちの少なくとも1つを設定するステップをさらに含む、請求項44から47のいずれか一項に記載の方法。
  49. 前記第1のプリセット時間は、1秒である、請求項44から48のいずれか一項に記載の方法。
  50. 前記モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインが低減される、請求項44から49のいずれか一項に記載の方法。
  51. 前記物理チャネルは、専用チャネルDCHである、請求項44から50のいずれか一項に記載の方法。
  52. 無線端末であって、
    物理チャネルのリンクを確立するように構成される、物理チャネルリンク確立ユニット(401)と、
    第1のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第1の閾値未満である場合には、前記物理チャネルのリンクのアップリンクゲインを低減するように構成される、ゲイン制御ユニット(403)とを備える、無線端末。
  53. 前記ゲイン制御ユニット(403)は、第2のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータ量が第2の閾値より大きい場合には、前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを増大するようにさらに構成される、請求項52に記載の無線端末。
  54. 前記ゲイン制御ユニット(403)は、前記端末がCSドメインサービスを担う無線アクセスベアラRABを確立する場合には、前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを増大するように構成される、請求項52または53に記載の無線端末。
  55. 前記ゲイン制御ユニットは、第3のプリセット時間内に前記物理チャネルのリンクを介して送信すべきアップリンクデータが存在していない場合には、前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインを再び低減するようにさらに構成される、請求項52から54のいずれか一項に記載の無線端末。
  56. プリセット時間を設定するためのユーザの命令に従って、前記第1のプリセット時間と、前記第2のプリセット時間と、前記第3のプリセット時間とのうちの少なくとも1つを設定するように構成される、プリセット時間設定ユニット(402)をさらに備える、請求項52から55のいずれか一項に記載の無線端末。
  57. 前記ゲイン制御ユニット(403)を有効とするようにおよび/または前記ゲイン制御ユニット(403)を無効とするように構成される、許可ユニット(404)をさらに備える、請求項52から56のいずれか一項に記載の無線端末。
  58. 前記第1のプリセット時間は、1秒である、請求項に記載の無線端末。
  59. 前記モバイル端末の送信電力を-50dBmにまで低減することができるように、前記物理チャネルのリンクの前記アップリンクゲインが低減される、請求項に記載の無線端末。
  60. 前記物理チャネルは、具体的には、専用チャネルDCHである、請求項に記載の無線端末。
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