JP2015529132A - 医療用塗布器 - Google Patents

医療用塗布器 Download PDF

Info

Publication number
JP2015529132A
JP2015529132A JP2015532572A JP2015532572A JP2015529132A JP 2015529132 A JP2015529132 A JP 2015529132A JP 2015532572 A JP2015532572 A JP 2015532572A JP 2015532572 A JP2015532572 A JP 2015532572A JP 2015529132 A JP2015529132 A JP 2015529132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
applicator
dispenser
predetermined amount
drug
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015532572A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6609183B2 (ja
JP2015529132A5 (ja
Inventor
アルトマン、ヨシュア
チューヴァ、モシェ
バースタイン、ピンチャス
Original Assignee
イノベイティブ ファーマシューティカルコンセプツ(アイピーシー)インコーポレイテッド
イノベイティブ ファーマシューティカルコンセプツ(アイピーシー)インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イノベイティブ ファーマシューティカルコンセプツ(アイピーシー)インコーポレイテッド, イノベイティブ ファーマシューティカルコンセプツ(アイピーシー)インコーポレイテッド filed Critical イノベイティブ ファーマシューティカルコンセプツ(アイピーシー)インコーポレイテッド
Publication of JP2015529132A publication Critical patent/JP2015529132A/ja
Publication of JP2015529132A5 publication Critical patent/JP2015529132A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6609183B2 publication Critical patent/JP6609183B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M35/00Devices for applying media, e.g. remedies, on the human body
    • A61M35/003Portable hand-held applicators having means for dispensing or spreading integral media
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/185Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
    • A61K31/19Carboxylic acids, e.g. valproic acid
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/315Pistons; Piston-rods; Guiding, blocking or restricting the movement of the rod or piston; Appliances on the rod for facilitating dosing ; Dosing mechanisms
    • A61M5/31565Administration mechanisms, i.e. constructional features, modes of administering a dose
    • A61M5/31576Constructional features or modes of drive mechanisms for piston rods
    • A61M5/31578Constructional features or modes of drive mechanisms for piston rods based on axial translation, i.e. components directly operatively associated and axially moved with plunger rod
    • A61M5/3158Constructional features or modes of drive mechanisms for piston rods based on axial translation, i.e. components directly operatively associated and axially moved with plunger rod performed by axially moving actuator operated by user, e.g. an injection button

Abstract

本発明は、薬剤を投与するための塗布器であって、ディスペンサと流体連通した容器を備え、ディスペンサが、容器から送達される所定量の液体薬剤を保持するように構成された複数の非変形構造体を有し、そのディスペンサが、ある表面に接触すると、所定量の液体薬剤の少なくとも一部をその表面に送達可能である、塗布器を提供する。

Description

本発明は、医療用送達装置に関し、より詳細には、皮膚病変の治療に有用な塗布器に関する。
ほとんどの皮膚病変は良性であり、健康上のリスクを引き起こすものではない。そのような病変は、典型的に凍結手術やレーザー又は外科的切除を用いて審美的な理由で除去される。一方、大きな皮膚病変やがん病変の疑いのあるものは正確な除去及び組織学的分析が必要であり、典型的に外科的切除によって除去される。
皮膚病変を除去するのに使用できる医薬組成物が、当該技術分野において知られている。例えば、特許文献1には、皮膚病変を効果的に除去するのに使用でき、その後の組織学的分析のために保存した状態で病変組織を維持できる医薬組成物が記載されている。このような医薬組成物は、病変組織の細胞構造を保存しつつ病変の非手術的除去を可能とする点で有利である。
例えば特許文献2に記載されているような典型的な塗布器を使用して、前述の医薬組成物を送達できる。しかしながら、このような塗布器は、皮膚病変の安全且つ効果的な治療のために必要な範囲及び投薬精度を提供できない。
国際公開第03/028623号 米国特許出願第13/816380号明細書
このような制約を克服するために、本発明者らは、標的である皮膚病変組織に対して組織除去組成物(tissue−ablative composition)をその皮膚病変組織を効果的に除去するのに十分な量で正確に投与するのに使用でき、且つ、除去組成物に対する周囲の健康な組織の接触を最小限に抑えられる塗布器を考案した。
本発明の一態様によれば、薬剤を投与するための塗布器が提供される。塗布器は、ディスペンサと流体連通した容器を備え、ディスペンサが、容器から送達される所定量の液体薬剤を保持するように構成された複数の非変形構造体を有する。ディスペンサは、ある表面に接触すると、所定量の液体薬剤の少なくとも一部をその表面に送達可能である。
本発明の他の態様によれば、皮膚病変を治療する方法が提供される。この方法は、(i)所定量の液体薬剤を、容器から、その所定量の液体薬剤を保持するように構成された複数の非変形構造体を有する流体接続されたディスペンサへと流通させる工程と、(ii)ディスペンサを皮膚病変に接触させることによって、所定量の液体薬剤の少なくとも一部を皮膚病変へと送達する工程とを含む。
以下に説明する本発明の好適な実施例における更なる特徴によれば、複数の非変形構造体は、毛細管力によって所定量の液体薬剤を保持するように構成されている。
上述の好適な実施例における更なる特徴によれば、表面に接触したときの所定量の薬剤の少なくとも一部のその表面への送達は、毛細管移送によって行われる。
上述の好適な実施例における更なる特徴によれば、複数の非変形構造体は溝又は凹部である。
上述の好適な実施例における更なる特徴によれば、ディスペンサの組織接触面は、組織浸透又は破壊を行うように構成されている。
上述の好適な実施例における更なる特徴によれば、塗布器は、容器からディスペンサへの所定量の薬剤の放出を作動させるように構成された機構を更に備える。
上述の好適な実施例における更なる特徴によれば、薬剤の所定量は約1μL〜約100μLである。
上述の好適な実施例における更なる特徴によれば、薬剤の所定量は約5μLである。
上述の好適な実施例における更なる特徴によれば、容器は変形可能な容器である。
上述の好適な実施例における更なる特徴によれば、塗布器は、容器内に薬剤を更に備える。
上述の好適な実施例における更なる特徴によれば、薬剤はトリクロロ酢酸を含む。
上述の好適な実施例における更なる特徴によれば、薬剤はギ酸を更に含む。
上述の好適な実施例における更なる特徴によれば、皮膚病変を治療するための方法は、ディスペンサを皮膚病変に押し付けることによって薬剤の皮膚病変組織への浸透を促進させる工程を更に含む。
上述の好適な実施例における更なる特徴によれば、皮膚病変は良性又は悪性の皮膚病変である。
上述の好適な実施例における更なる特徴によれば、皮膚病変は、脂漏性角化症、光線性角化症、真皮内母斑、いぼ、尖圭コンジローム、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、湿疹、過角化症、座瘡(尋常性座瘡)及び乾癬からなる群から選択される。
本発明は、液体薬剤を標的皮膚病変へと正確且つ安全にそして効果的に供給することが可能な新規の塗布器を提供することによって、現在知られている構成の欠点に対処することに成功した。
特に定義しない限り、本明細書で使用する全ての技術用語及び科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書で説明するものと類似の又は均等な方法及び材料を、本発明の実施又は試験において用いることもできるが、適切な方法及び材料を以下に説明している。矛盾が生じた場合には、定義を含めて特許明細書が優先される。材料、方法及び例は、単なる例示的なものであり、限定することを意図するものではない。
本明細書において、本発明を、添付の図面を参照してほんの一例として説明する。ここで、詳細な図面への具体的な参照において、図示する個々の事項は、一例であり、単に本発明の好適な実施例を例示的に説明することが目的であり、本発明の原理及び概念的な側面についての最も有用で理解が容易な説明と考えられるものを提供するためのものである。この点に関して、本発明の基礎的な理解に必要な程度以上に詳しく本発明の構造的な詳細を示す試みは行なっておらず、図面を用いてなされた説明は、当業者に、如何に本発明の幾つかの形態を実際に具現化しうるかを明らかにするものである。
好適な塗布器の等尺図である。 図1の塗布器の断面図である。 保護キャップを取り外した状態の図3の塗布器の遠位端部の断面図である。 薬剤の放出を作動させる機構が提示された図2の塗布器の断面図である。 薬剤の放出を作動させる機構が拡大提示された図4の塗布器の断面図である。 薬剤の放出を作動させる機構の近位端部が拡大提示された図5の塗布器の断面図である。 薬剤の逆流を防止する係止機構が拡大提示された図2の塗布器の断面図である。 毛細管力によってディスペンサ80の表面に液体薬剤が閉じ込められた図2の塗布器の遠位端部の断面図である。 毛細管力によってディスペンサ80の表面の構造体85内部に液体薬剤86が閉じ込められた図8の塗布器の遠位端部の断面図である。
本発明は、薬剤塗布器に関し、詳細には、組織表面に接触すると正確で面積的に制限された投与量の薬物を送達可能なディスペンサを有する薬剤塗布器に関する。
本発明の少なくとも1つの実施例を詳細に説明する前に、本発明が、その適用において、以下の説明に記載された又は図面において例示された構成要素の構造及び配置の詳細に限定されないことは理解されたい。本発明は、他の実施例が可能であり、様々な形態で実施又は実行可能である。また、本明細書で採用されている表現法及び用語法が説明目的のものであり限定するものとしてみなされるべきではないことは理解されたい。
多孔質のディスペンサヘッド(例えば、フォームヘッド(発泡体ヘッド))から薬物を送達する装置は当該技術分野において知られている。このような装置のディスペンサは、典型的に、連続気泡フォーム等の圧縮可能なマトリクスの細孔内に薬物を閉じ込め、皮膚に対して力で圧縮されて薬剤を含む細孔を変形/圧縮させる(基本的に、細孔から薬物を絞り出す)ことで、薬物を皮膚に送達する。このような装置において、送達される薬物の量は、ディスペンサに加えられる力に応じて変化するが、ディスペンサの圧縮は、過剰な量の薬物の流出や、害を及ぼしうる薬物に対する非標的組織の接触を生じることもある。
本発明を実施化するにあたって、本発明者は、薬物を流出させることなく安全に、所定量の薬物を正確且つ再現可能に標的皮膚領域に送達可能なディスペンサヘッドを考案した。
これにより、本発明の一態様によれば、薬剤を投与するための塗布器が提供される。
塗布器は、ディスペンサと流体連通した液体薬剤を入れるための容器を備える。ディスペンサは、容器から送達された所定量の液体薬剤を保持するように構成された複数の非変形構造体を有する。
ディスペンサは、皮膚病変の表面に接触すると、所定量の液体薬剤の少なくとも一部をその表面に送達可能である。
以下、更に説明するように、本装置は、その組織接触面に溝/通路を有するディスペンサと流体連通した容器を有するペン型塗布器として好適には構成される。容器からディスペンサへと送達された薬剤は、毛細管力により溝/通路内に閉じ込められ、ディスペンサの組織接触面を組織に接触させると、毛細管移送(capillary transfer)により放出される。治療対象の組織への薬剤の浸透を促進させるために、ディスペンサは、任意に、組織破壊/浸透構造体を備えてもよい。
本明細書で使用するように、「非変形(non−deformable)」という表現は、薬剤保持構造体に対して使用される場合、ディスペンサを組織に使用したときにほとんど変形しない構造体を指す。
本明細書で使用する「薬剤」という用語は、皮膚疾患を治療するために使用しうる任意の医薬組成物又は薬品を指し、これに限定はされないが、皮膚病変組織を乾燥(ミイラ化(mummification))させて分離することが可能な組成物が挙げられる。
本明細書で使用する「皮膚病変」という表現は、良性又は悪性の皮膚病変を指し、例えば、これらに限定はされないが、脂漏性角化症、光線性角化症、真皮内母斑、いぼ、尖圭コンジローム、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、湿疹、過角化症、座瘡(尋常性座瘡)及び乾癬が挙げられる。
毛細管力によってディスペンサの表面に所定量の液体薬剤を保持する複数の非変形構造体は、例えば、溝、通路若しくは凹部、又は、ディスペンサと組織とが接触すると薬剤の毛細管移送を可能にする任意の開端構造体とすることができる。構造体は、好適には、毛細管力下で薬剤をその内部に閉じ込めることができ、且つ、毛細管移送のために組織表面に対して最大限に接触するように構成される。この点に関して、組織に対して長さ方向に接触する溝又は通路は、薬剤と組織との面接触を最大化できる。
液体薬剤の毛細管移送は、接触点において、液体薬剤を押し出す(例えば、噴出させる又は絞り出す)ことなく繊細に行なうことができる。これにより、薬剤の流出や薬剤に対する非標的の健康な組織の接触を回避できる。
好適には、ディスペンサの構造体は、圧力(場所に係らず50〜500グラム)が加わっても変形しない十分な剛性を有する。送達中それらの形状を維持することによって、構造体は、塗布された薬剤が皮膚病変組織の十分な深さへ浸透するのを促進する。
これにより、本発明の塗布器は、液体薬剤を標的皮膚病変へと正確且つ安全にそして効果的に送達することが特異的に可能である。
以下、塗布器100として参照される本塗布器の好適な実施例を例示する図1〜9を参照する。
図1は、塗布器100の等尺図を例示する。塗布器100は、作動ボタン20及びグリップパッド30が設けられたハウジング10を備える。塗布器100は、ディスペンサ80(図2に示す)を被覆するための保護キャップ40を更に備える。ハウジング10は、快適な握り及び片手(右手及び左手どちらでも可)での操作ができる経済的な形状となっている。しかしながら、その意図された機能性を損なうことなく、他の形状、例えば円筒形状等も本発明に使用できることは理解されよう。
ハウジング10は、任意の適切なプラスチック又は他の成形可能なポリマー材料、好適には、ポリカーボネートから作ることができる。作動ボタン20及びグリップパッド30は、好適には、ポリカーボネート、エチレン酢酸ビニル(EVA)又は熱可塑性エラストマー(TPE)から作られる。
図2は、塗布器100の断面図を例示し、容器70及び流体接続されたディスペンサ80を示す。容器70は、好適には、その容器に収容された液体薬剤のディスペンサ80への送達を可能とするために、可撓性で圧搾可能且つ好ましくは耐酸性の材料から作られる。本明細書で使用する「耐酸性の材料」という表現は、pHが1の強酸に室温で一か月間接触させても基本的に影響を受けないでいることが可能な材料を指す。可撓性で圧搾可能な耐酸性の材料として適切なものは、例えば、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)又はポリプロピレン(PP)がある。幾つかの実施例において、容器70は、約50μL〜1,000μL、好適には約500μLの液体薬剤を保持できる容量を有する。
作動ボタン20、ドローバー50及びラック60は、所定量の液体薬剤を容器70からディスペンサ80へと放出するための好適な機構の構成要素である。ラック60には、歯が設けられた上面及び円滑な下面が設けられている。作動ボタン20を押すと、バネ仕掛けのドローバー50がラック60の(歯が設けられた)上面を引くことによって、ラック60の上面と下面との間における容器70の底縁部を圧搾する。その結果、ボタン20を作動させるたびに、特定量の液体薬剤が、ディスペンサ80の表面へと送達される。その量は、標的皮膚病変の種類及び大きさに基づき調節でき、好適には4〜10μLとなる。
ディスペンサ80は、好適には、ポリカーボネートから作られる。ドローバー50及びラック60は、好適には、ポリカーボネート、エチレン酢酸ビニル(EVA)又は熱可塑性エラストマー(TPE)から作られる。
非常に多くの種類の液体薬剤を塗布器100で使用することができる。好適には、液体薬剤は、皮膚組織の除去に適したトリクロロ酢酸(TCA)を含む。他の実施例において、液体薬剤は、例えば前述の特許文献2に記載されているもののように、皮膚組織の除去及び保存に適したTCA及びギ酸の混合物を含む。
図3は、塗布器100の保護キャップ40及びディスペンサ80の断面図を例示する。保護キャップ40は、ディスペンサ80に(好適にはテア/ブレークオフ接続(tear/break off connection)により)取り外し可能に接続された部材90を含む。容器70と流体連通したディスペンサ80は、毛細管力により液体薬剤を保持するような大きさ及び構成を有する複数の(非変形)構造体85を備える。
本明細書で使用する「毛細管力」という表現は、周囲の固体の分子に対する液体の分子の引力を指す。従って、本発明の塗布器100の複数の構造体85は、特定量の液体薬剤を、重力等の外力の助力を何ら使用することなく毛細管力のみで保持するように構成されている。液体薬剤を充填されたディスペンサは、非標的の健康な組織に対して潜在的に毒性の薬剤が意図せず放出又は漏出する恐れなく、安全に特定の標的皮膚の位置に載置することができる。皮膚の表面に接触すると、液体薬剤が繊細且つ安全に毛細管移送によって皮膚組織に移送される。
図4〜6は、液体薬剤の放出を作動させるための好適な機構の断面図を例示する。ハウジング10には、容器70、作動ボタン20、ドローバー50及びラック60が設けられている。容器70は、好適には、容器70からディスペンサ80への液体薬剤の送達を可能とするために、可撓性で圧搾可能な材料から作られる。容器70には、好適には、送達の一貫性を向上させるためにリブ75(図6に示す)が設けられる。ラック60には、歯が設けられた上面及び円滑な下面が設けられている。作動ボタン20を押すと、バネ仕掛けのドローバー50がラック60の歯が設けられた上面を引くことによって、ラック60の上面と下面との間における容器70の底縁部を圧搾する。その結果、作動ボタン20を押すたびに、所定量の液体薬剤が、容器70からディスペンサ80の表面へと移送され、そこで液体薬剤は、上述のように毛細管力によって保持される。
図7は、薬剤の放出後にラック60が後方へ移動するのを防止するための好適な機構の断面図を例示する。ラック60には、可撓性のアーム65が設けられ、この可撓性のアーム65は、ハウジング10の、内側歯が設けられた面15と動作関係にある。ラック60は、ドローバー50(図4〜6に示す)によって遠位端方向に引かれる。作動ボタン20(図4〜5に示す)が解除されると、アーム65が内面15の次のノッチ17に乗り上げることによって、ラック60が後方へ移動するのを防止し、それにより薬剤の逆流を防止する。
図8は、塗布器100の遠位端部の断面図を例示する。ハウジング10には、作動ボタン20、ドローバー50、ラック60、容器70及びディスペンサ80が設けられている。容器70は、ディスペンサ80と流体連通している。作動ボタン20を押すと、所定量の液体薬剤がディスペンサ80の表面へと排出され、そこで液体薬剤は、上述のように毛細管力によって保持される。
図9は、液体薬剤86を保持するためのディスペンサ80及び構造体85の拡大図を例示する。ディスペンサ80は、好適には約1mm〜約100mmの範囲内の、より好適には約12mmの表面積を有する。ディスペンサ80の表面積の形状は、好適には、典型的な皮膚病変にフィットするように丸みを設けるか湾曲させる。
構造体85は、上述のように、毛細管力により所定量の液体薬剤86を保持するような大きさ及び構成を有する。適切な構造体は、例えば、溝、通路又は凹部とすることができる。各構造体85は、容器70から構造体85への流体の流通を可能にする少なくとも1つの流体導管を含む。
ディスペンサ80は、上述のように、固い非変形材料から作られる。幾つかの実施例において、ディスペンサ80の表面は、圧力をかけたときに皮膚病変表皮の少なくとも一部を摩耗又は破壊することを可能とするのに十分な研磨作用を有する。そのような摩耗/破壊は、皮膚病変組織への薬剤の浸透を促進できる。
本発明の塗布器は、皮膚病変の治療に特に適している。
従って、本発明の他の態様によれば、それを必要としている対象の皮膚病変を治療する方法が提供される。この方法は、(i)所定量の液体薬剤を、容器から、その所定量の液体薬剤を保持するための複数の構造体を有する流体接続されたディスペンサへと流通させる工程と、(ii)ディスペンサを皮膚病変に接触させることによって、所定量の液体薬剤の少なくとも一部を皮膚病変へと送達する工程とを含む。
本明細書で使用するように、「皮膚病変を治療する」という表現は、皮膚病変を除去し(ablate)、好適にはその基部組織から分離することを指す。
本明細書で使用するように、「それを必要とする対象」という表現は、皮膚病変をもつ哺乳類、好適にはヒトを指す。
薬剤を皮膚病変の表面へと送達した後、ディスペンサを治療対象の皮膚病変に対して押し付けて治療効果のある量の液体薬剤の組織への浸透を促進させる。薬剤の皮膚病変組織内への送達は、好適には、治療対象の病変が、その周囲の健康な皮膚組織と同一の高さとなる(すなわち、その周囲の健康な皮膚組織よりも盛り上がっていなくなる)まで数回繰り返される。
本明細書で使用する「治療効果のある量」という表現は、皮膚病変の基部組織からの除去(ablation)及び分離を起こすのに十分な薬剤の量を指す。
本明細書で使用されるように、「約」という用語は、±10%を指す。
明確化のために別々の実施例の文脈において説明した本発明の一部の特徴は、単一の実施例において組み合わせて設けてもよいことは理解されたい。逆に、簡潔化のために単一の実施例の文脈において説明した本発明の様々な特徴は、別々に又は任意の適切な副次的組み合わせで設けてもよい。
本発明を、その特定の実施例との関連で説明してきたが、多くの代替例、変更例及び変形例が当業者にとって明らかとなることは明白である。従って、添付の特許請求の範囲の精神及び広範囲に該当するそのような全ての代替例、変更例及び変形例を包含することを意図している。本明細書で述べた全ての刊行物、特許及び特許出願は、その個々の刊行物、特許又は特許出願が参照により本明細書に組み込まれることを具体的且つ個別に表示されるのと同じ程度に、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。また、本願におけるあらゆる引例の引用又は表示は、そのような引例が本発明に対する先行技術として利用可能であると認めるものと解釈されるべきではない。

Claims (20)

  1. 薬剤を投与するための塗布器であって、
    ディスペンサと流体連通した容器を備え、
    前記ディスペンサが、前記容器から送達される所定量の液体薬剤を保持するように構成された複数の非変形構造体を有し、
    前記ディスペンサが、ある表面に接触すると、前記所定量の前記液体薬剤の少なくとも一部を前記表面に送達可能である、塗布器。
  2. 前記複数の非変形構造体が、毛細管力によって前記所定量の前記液体薬剤を保持するように構成されている、請求項1に記載の塗布器。
  3. 前記表面に接触したときの前記所定量の前記薬剤の少なくとも一部の前記表面への送達が、毛細管移送によって行われる、請求項2に記載の塗布器。
  4. 前記複数の非変形構造体が溝又は凹部である、請求項1に記載の塗布器。
  5. 前記ディスペンサの組織接触面が、組織浸透又は破壊を行うように構成されている、請求項1に記載の塗布器。
  6. 前記容器から前記ディスペンサへの前記所定量の前記薬剤の放出を作動させるように構成された機構を更に備える、請求項1に記載の塗布器。
  7. 前記薬剤の前記所定量が約1μL〜約100μLである、請求項6に記載の塗布器。
  8. 前記薬剤の前記所定量が約5μLである、請求項6に記載の塗布器。
  9. 前記容器が変形可能な容器である、請求項1に記載の塗布器。
  10. 前記容器内に前記薬剤を更に備える、請求項1に記載の塗布器。
  11. 前記薬剤がトリクロロ酢酸を含む、請求項10に記載の塗布器。
  12. 前記薬剤がギ酸を更に含む、請求項11に記載の塗布器。
  13. 皮膚病変を治療する方法であって、
    (a)所定量の液体薬剤を、容器から、前記所定量の前記液体薬剤を保持するように構成された複数の非変形構造体を有する流体接続されたディスペンサへと流通させることと、
    (b)前記ディスペンサを前記皮膚病変に接触させることによって、前記所定量の前記液体薬剤の少なくとも一部を前記皮膚病変へと送達することと
    を含む方法。
  14. 前記複数の非変形構造体が、毛細管力によって前記所定量の前記液体薬剤を保持するように構成されている、請求項13に記載の方法。
  15. 前記送達が毛細管移送によって実施される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記ディスペンサを前記皮膚病変に押し付けることによって前記薬剤の前記皮膚病変組織への浸透を促進させることを更に含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記複数の非変形構造体が溝又は凹部である、請求項13に記載の方法。
  18. 前記ディスペンサの組織接触面が、組織浸透又は破壊を行うように構成されており、更に、前記接触の結果、前記送達に付随して前記皮膚病変の表面の浸透又は破壊が生じる、請求項13に記載の方法。
  19. 前記皮膚病変が良性又は悪性の皮膚病変である、請求項13に記載の方法。
  20. 前記皮膚病変が、脂漏性角化症、光線性角化症、真皮内母斑、いぼ、尖圭コンジローム、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、湿疹、過角化症、座瘡(尋常性座瘡)及び乾癬からなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
JP2015532572A 2012-09-19 2013-09-15 医療用塗布器 Active JP6609183B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261702752P 2012-09-19 2012-09-19
US61/702,752 2012-09-19
PCT/IL2013/050783 WO2014045277A1 (en) 2012-09-19 2013-09-15 Medical applicator

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019091814A Division JP2019166336A (ja) 2012-09-19 2019-05-15 医療用塗布器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015529132A true JP2015529132A (ja) 2015-10-05
JP2015529132A5 JP2015529132A5 (ja) 2016-11-10
JP6609183B2 JP6609183B2 (ja) 2019-11-20

Family

ID=49485772

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015532572A Active JP6609183B2 (ja) 2012-09-19 2013-09-15 医療用塗布器
JP2019091814A Pending JP2019166336A (ja) 2012-09-19 2019-05-15 医療用塗布器

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019091814A Pending JP2019166336A (ja) 2012-09-19 2019-05-15 医療用塗布器

Country Status (19)

Country Link
US (1) US10449342B2 (ja)
EP (1) EP2897681B1 (ja)
JP (2) JP6609183B2 (ja)
CN (1) CN104755127B (ja)
AU (1) AU2013319782B2 (ja)
CA (1) CA2884586A1 (ja)
CY (1) CY1123544T1 (ja)
DK (1) DK2897681T3 (ja)
EA (1) EA030718B1 (ja)
ES (1) ES2795448T3 (ja)
HR (1) HRP20200879T1 (ja)
HU (1) HUE049313T2 (ja)
IL (1) IL237776B (ja)
LT (1) LT2897681T (ja)
NZ (1) NZ706047A (ja)
PT (1) PT2897681T (ja)
RS (1) RS60435B1 (ja)
SI (1) SI2897681T1 (ja)
WO (1) WO2014045277A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170100575A1 (en) * 2015-10-08 2017-04-13 Clixit, Llc Pre-filled Pen Type Applicator with Novel Topical Acne Preparations
WO2018087140A1 (en) * 2016-11-08 2018-05-17 Medical Brands Research B.V. Applicator device
US10179678B2 (en) 2017-04-26 2019-01-15 The Hartz Mountain Corporation Applicator with breakaway cap
USD939696S1 (en) * 2019-05-14 2021-12-28 Medline Industries, Lp Applicator
US11590018B2 (en) 2019-05-14 2023-02-28 Medline Industries, Lp Fecal management applicator and assembly

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56135451U (ja) * 1980-03-14 1981-10-14
JP2003509164A (ja) * 1999-09-22 2003-03-11 ビー・ロン・ジョンソン 単純疱疹のような障害組織を治療するための、振動させて抗感染性組成物を送達させるシステム
JP2005537058A (ja) * 2002-08-29 2005-12-08 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 回転マイクロ剥離面による物質送達
US20070110506A1 (en) * 2005-11-12 2007-05-17 Conopco, Inc., D/B/A Unilever Capillary dispenser

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE333624B (ja) 1969-07-28 1971-03-22 Perpedos Ab
US4583982A (en) * 1984-08-24 1986-04-22 Vlock D G Fluid dispenser
FR2633187A1 (fr) * 1988-06-23 1989-12-29 Gafner Paul Felix Dispositif applicateur cutane d'une solution medicamenteuse pour le traitement dermatologique
US5851079A (en) * 1996-10-25 1998-12-22 The Procter & Gamble Company Simplified undirectional twist-up dispensing device with incremental dosing
US8173709B2 (en) * 1999-09-22 2012-05-08 Quadex Pharmaceuticals, Llc Anti-infective methods for treating pathogen-induced disordered tissues
DE60232178D1 (de) * 2001-08-29 2009-06-10 Pharmakodex Ltd Vorrichtung zur topischen verabreichung
US7128903B2 (en) * 2001-10-03 2006-10-31 Innovative Pharmaceutical Concepts (Ipc) Inc. Pharmaceutical preparations useful for treating tumors and lesions of the skin and the mucous membranes and methods and kits using same
US6869421B2 (en) * 2002-12-09 2005-03-22 Gary L. Hanley Device for non-gravity presentation of a liquid droplet
US7658728B2 (en) * 2006-01-10 2010-02-09 Yuzhakov Vadim V Microneedle array, patch, and applicator for transdermal drug delivery
BRPI0820239A2 (pt) * 2007-11-12 2017-07-25 Antares Pharma Ipl Ag Dispensador de composição fluídica dérmica
US9056193B2 (en) * 2008-01-29 2015-06-16 Edge Systems Llc Apparatus and method for treating the skin
WO2010033408A1 (en) * 2008-09-17 2010-03-25 Mcgrath Patrick D Antimicrobial sucralfate paste methods and compositions
WO2012020416A2 (en) * 2010-08-11 2012-02-16 Bioline Rx Ltd An active agent delivery device

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56135451U (ja) * 1980-03-14 1981-10-14
JP2003509164A (ja) * 1999-09-22 2003-03-11 ビー・ロン・ジョンソン 単純疱疹のような障害組織を治療するための、振動させて抗感染性組成物を送達させるシステム
JP2005537058A (ja) * 2002-08-29 2005-12-08 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 回転マイクロ剥離面による物質送達
US20070110506A1 (en) * 2005-11-12 2007-05-17 Conopco, Inc., D/B/A Unilever Capillary dispenser

Also Published As

Publication number Publication date
ES2795448T3 (es) 2020-11-23
SI2897681T1 (sl) 2020-10-30
JP6609183B2 (ja) 2019-11-20
DK2897681T3 (da) 2020-06-15
HUE049313T2 (hu) 2020-09-28
RS60435B1 (sr) 2020-07-31
IL237776B (en) 2020-03-31
JP2019166336A (ja) 2019-10-03
EA030718B1 (ru) 2018-09-28
AU2013319782B2 (en) 2018-07-05
CA2884586A1 (en) 2014-03-27
CN104755127A (zh) 2015-07-01
EA201500242A1 (ru) 2016-03-31
CN104755127B (zh) 2019-01-15
EP2897681B1 (en) 2020-03-04
US10449342B2 (en) 2019-10-22
CY1123544T1 (el) 2022-03-24
AU2013319782A1 (en) 2015-04-02
EP2897681A1 (en) 2015-07-29
IL237776A0 (en) 2015-05-31
HRP20200879T1 (hr) 2020-09-04
NZ706047A (en) 2017-09-29
PT2897681T (pt) 2020-06-17
LT2897681T (lt) 2020-07-10
US20150246212A1 (en) 2015-09-03
WO2014045277A1 (en) 2014-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019166336A (ja) 医療用塗布器
US11806495B2 (en) Devices and methods for treating the skin
US11744999B2 (en) Devices and methods for treating the skin
JP4460451B2 (ja) 回転マイクロ剥離面による物質送達
JP4917540B2 (ja) 被膜を含む物質の供給方法および装置
US10076648B2 (en) Antiseptic applicator
JP2004532698A (ja) ニードルまたはアブレーダーアレイの操作のための装置
KR20080030553A (ko) 각질층 관통 장치를 사용한 좌창 치료 방법
WO2014083570A1 (en) Single use glue applicator with integrated tape roll and absorbent stick for surgical wound closure procedures
KR20080112240A (ko) 질내 약물 국소장치
CN107635604A (zh) 含有预组装配药筒的药物输送装置
US9427560B2 (en) Active agent delivery device
KR20200001073A (ko) 피부약물의 공급장치가 구비된 마이크로 니들 롤러
JP2022178516A (ja) 美容セラピーのためのデバイス
CN114728153A (zh) 涂抹器装置和使用方法
RU93278U1 (ru) Катетер ректальный (варианты)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160915

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170602

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180302

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180531

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190515

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191025

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6609183

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250