JP2015527915A - ボート競技のスタート装置用のベースモジュール - Google Patents

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Abstract

本発明は、ボートの進行方向と交差するように配された長手方向のホルダー、 水位調整ユニット、ダイナミックスタビライザー、および、機械式の駆動ユニットを有する遠隔制御されるスタート許可ユニット、を備えるスポーツ目的の静水域でのボート競技のスタート装置用のベースモジュールである。本発明によれば、長手方向のホルダー(2)は1以上の剛性の中空管または輪郭を浮かび上がらせた棒で作られる。【選択図】図1

Description

本発明は、スポーツ目的の静水域でのボート競技のスタート装置用のベースモジュールに関し、ベースモジュールは、ボートの進行方向と交差するように配された長手方向のホルダー、水位調整ユニット(level adjustment unit)、ダイナミックスタビライザー、機械式駆動ユニットを有する遠隔制御されるスタート許可ユニットを備える。
ここ15−20年で、静水域世界選手権、主にあらかじめ決められたコースを辿るカヤックやカヌーの競技では、自動スタート装置を使用することが一般的になっている。自動スタート装置は、一連の水上ブイ、拡声器、および、競技用のボートユニットのスタート信号と実際に同期して水に衝突する遠隔制御されたスタート許可ヘッドからなり、これらはそれぞれのボートユニットについて同一に構成される。
特許文献1は自動化システムの原理を提供する。この解決策では、同じスタートライン上でボートユニットをスタートしやすくするが、実際には、多くの障害や不確実性の源たる水面下の地盤条件によって実現されたものである。
特許文献2には、自動式ボートスタート部とそれを実現する装置も記載されている。装置は水中に配され、そのスタート許可ユニットは自動的に開放され、モジュールにより拡張可能である。その欠点は、スタート許可ユニットの水位調整がかなり困難であり、水位と地盤条件に依存していることである。それは水面に対して位置付けられていない。
特許文献3では、電気モーターによる介入が実現されている。モーター駆動式の駆動ユニットは、水中の地面に配置されたシステムに固定され、システムはロープによって位置付けられる。その欠点は、その装置の難解な組み立てと輸送にあり、さらに、あまりにも多くの水面ユニットを含んでいるため、美しさが損なわれ、スポーツ競技にフォーカスした放送(例えばテレビ)の邪魔となる。
特許文献4は、すでに知られており、かつ、世界選手権で使用されているシステムとその解決策に関する。開示された解決策は、本質的に、水面ブイシステムとその支持ロープによって水面下の格子構造の位置を決める。個々の自動式ボートスタート促進装置は、所望の数のレーンに従って接続することができる。スタート許可ユニットは、空気圧またはモーターのいずれかで駆動される。単一のボートユニットに対応する完全なユニットは、2つのそれぞれの交差する支持部の各終点に取り付けられた2つのブイによって水面よりも上で保持される。システムはかなりの重量の格子構造に取り付けられる。その安定性はその寸法によって強化されるが、それにもかかわらず、組み立てや輸送は困難となり、さらに、その材料の需要が大きいことから価格は上昇する。遠隔制御されるスタート許可ユニットがグリッド支持部の1つの決められた場所にしか基本的に設置することができないということは、システムの構造の別の欠点である。
様々な種類の競技が、スタート許可システムが従わなければならない様々なボートの長さを指定しているという事実を考慮すれば、これは非常に大きな欠点である。それぞれに変更することは不可能であるか、または、大変な苦労をしなければ実現できない。システム全体の変更または交換は、とりわけ世界選手権では、非常に厳格な時間制限に従わなければならない。
特許文献5では、浮力フロートによって同様に位置付けられた水中で作動するアクチュエータシステムが開示されている。様々な長さの異なるフレーム支持部は、様々な幅のレース用レーン変形物をカバーするために使用され、そのモジュールのなかでも様々な補助モジュールと、スタート許可ヘッドを備えたモジュールを有している。この場合、システムの重量も大きくなり、さらに、様々なモジュールタイプを輸送、保管、組み立て、および、取り外すことが必要となる。スタート許可ヘッドはモジュール内部では調整できず、個々のレーンの幅は追加のモジュールでしか設定することができず、その再配置には著しい肉体労働、空間、および時間が必要となる。
特許文献6では、スタートゲートモジュール要素は水面下で設置され、これは、剛体システムを構築しないが、必要とされるレーンの幅に対応して、事前に多くの数がそれ自体で設置することが可能である。その各々の調節は地盤条件に依存するか、または、準備された地面を必要とし、さらに、水面に対するその調節または調節後などの組み立て作業はすべて困難であり、例えば、動的な衝撃によって強いられることもあり、競技中はとりわけ困難なことがある。
例えばカヤック、カヌー、および漕艇のレースといった静水域のボートレース競技は、あらかじめ決められたコースで開催され、そのスタートは、自動スタートを可能にするあらかじめ設置されたフライングを防ぐ自動スタート装置によって世界選手権やオリンピックで行われてきた。
スタート装置は船首支持部(nose supports)とともに構成され、それぞれの指示部は、ボートを収容するための各々のヘッド部分を有しており、競技前にそれを位置付けることにより、同じスタートライン上でスタートさせやすくなる。ボートを受け取るヘッド部分は、たいていの場合、遠隔制御された空気圧作業シリンダーまたは電気駆動により、水面よりも上で、または、水面よりも下に設置されることで動作する。アームを備える機構は、ボートを収容するヘッド部分を持ち上げ、適切な時間、適切な速度、および、正確な深さで−ボートがなんの障害もなくスタートすることができるように、それを水中に運ぶ。
船首支持部の通常の外部構造および流体力学特性には著しい変動はない。特許文献1から、一般に使用される現代のスタートシステム装置の主なパラメーターは明白になるであろう。
特許文献2と特許文献3のそれぞれの船首支持部は、特許文献7にまさに記載されているように、いかなる知能も有していない。
船首支持の解決策はすべて、それらが単に物理的にスタートを阻むまたは許可するという点で、実施の際と同様に、特許出願では均一である。これはより競技者はスタート時に優位に立とうとすることを制限されるが、現在の通常の実施に加えて、これを制御または排除することはできない。
様々なスポーツ競技のスタートを支援するために、ゲートおよび/または光信号および/または音響信号を使用することは一般的な慣例である。スタート用機械およびスターティングブロックに設置されたセンサーは、マラソンや水泳の競技で一般に使用され、これは同時に、センサーを装備したスイミングプール用スターティングブロックに関連する特許文献8の場合のようなタイミングに開始信号を送る。競技を開始するために船首支持部を使用する静水域のボート競技では、開始信号は光信号や音響信号によって確認され、さらに、開始前の競技者の整列に関連する審判員の指令を送信することは通例である。これは、それぞれの競技者について別々の柱に取り付けられた音と光の表示装置によって達成され、その結果、すべての競技者は同時に開始信号を受け取るはずである。
現在の慣例の欠点は、音や光の表示装置を支持するのに必要な柱を設置して輸送することにあり、さらに、水から突出した柱が例えばテレビ放送を視覚的に妨害するということにある。
フランス特許第2671017号 日本特許第8112460号 日本特許第2006238959号 ドイツ特許第10334136号 オーストラリア特許第2004100975号 オーストラリア特許第2008229874号 ドイツ特許第10323136号 日本特許第9299537号
組み立ての簡単な、軽量で、小型で、廉価なシステムを構築することにより、自動式ボートスタート装置を改良すること、さらには、支持構造物に影響を与える動的な衝撃を減らすことをさらなる目的としている。
この目的を達成するもっとも一般的な解決策は、導入部のパラグラフに係るベースモジュールによって提供され、ここで、長手方向のホルダーは1つ以上の剛性の中空管または輪郭成形されたバー(profiled bar)から構成される。
システムを改善するために、我々は機械的な構造を開発した。これは、現在の技術システムと同等であるが、さらなる有利な特性を備えている。基本的な概念は、高強度の剛体の長手方向のホルダーを備えることであり、該ホルダーは、1つ以上の遠隔制御されるスタート許可ユニットのレーン分布に依存した実際の位置を必要に応じて変化させるやりかたで、1つ以上の遠隔制御されるスタート許可ユニットを、交差する(crosswise)長手方向のホルダーに設置することができるように構成される。このベースユニットは、ベースモジュールとして、追加の同一のベースモジュールによって拡張することができる。
機械的な構造のホルダー要素として、作業のためにつなぐ必要のある距離に依存した半径と壁の幅を有する、剛体の、中空の、高強度の管または外形(profile)が使用されてもよく、あるいは、長手方向の軸に平行な少なくとも1つの点で束ねられたホルダーが用いられるか、または、少なくとも1つの領域に一般に取り付けられた溝部を有するように構成されたホルダーが使用されてもよい。ホルダーは、環状の、または、例えば楕円形の外形と、様々な追加の管外形、例えば、中空部分の外形、または、例えば、畝のある、星形などの断面を備えた特別な外形(以下、外形と呼ぶ)を備えるように形成され、これは、例えば、溝、または、取り付け断面積によって、所定の領域で独立して使用することができるか、あるいは、合わせることができる。
個々の要素の外形および管は、様々な方法−例えば、留め金、一般的なケーシング、接着、溶接、針、または、溝をその対応部に結びつけることなどによって、互いに対して固定することができる。交差する長手方向のホルダーは、高強度の剛性材料、例えば、鋼、アルミニウム、炭素で内張りしたプラスチックや他のプラスチックで作ることができる。
したがって、構築されたホルダー要素は、ボート競技用スタート装置のベースモジュールの交差する長手方向のホルダーである。ベースモジュールのベース構造は、長手方向のホルダー、その上に取り付けられた遠隔制御されるスタート許可ユニット、スタビライザーホルダー、および、機械的なコネクターを含む。
遠隔制御されるスタート許可ユニットは、ボート受け取りユニット、力伝達ユニット、および駆動ユニットを含む。
水面よりも上に上がるボート受け取りヘッド部分は、力伝達ユニットの1つの端部に−好都合には、堅く−固定される。その堅い取り付けはボートをスタートさせるためにのみ必要とされ、したがって、力伝達ユニットとボート受け取りヘッド部分間の接続は、複数の機械的な解決策によるスタートの後に解決することができる。
力伝達ユニットのもう1つの端部は、ボート受け取りヘッド部分に対応する作動面に垂直な軸によって、好都合には回転自在に固定される。力の伝達を作動させる駆動ユニットは、空気圧システムまたは電気システムのいずれかである。空気圧システムの場合、少なくとも1つの空気で稼働する作業シリンダーが介在する。
長手方向のホルダーおよび遠隔制御されるスタート許可ユニットは、ベースモジュールで中央部を作る。力伝達ユニットは、ボート受け取りヘッド部分の運動を決定する。力伝達ユニットと長手方向のホルダーの長手軸は、力伝達ユニットの運動面が長手方向のホルダーの長手軸に本質的に90度の角度になるように、取り付けられる。
長手方向のホルダーの同心構造の場合、遠隔制御されるスタート許可ユニットは、長手方向のホルダーの長手軸のまわりで回転せず、かつ、高い動力にもかかわらず係合が解除されないように、固定される。好都合には、移動可能な遠隔制御されるスタート許可ユニットは、解除可能な係合によって固定される。遠隔制御されるスタート許可ユニットは、取り付けユニットによって駆動ユニットの下方部分で、交差する長手方向のホルダーにはめ込まれる。駆動ユニットの下方部分は、取り付けユニットとしてそれ自体で構成されてもよい。
主な静水域のパドルを漕ぐ競技のレーンの幅に応じた一連の長手方向のホルダーが十分であり、将来的にレーン幅の修正が必要ではない場合に、ベースモジュールの交差する長手方向のホルダーと遠隔制御されるスタート許可ユニットは、剛体の、例えば、溶接された係合部によって、取り付けユニットにより有利に取り付けられる。当然のことながら、この場合でも、後部の修正が必要な場合には、中間部分はベースモジュールの長さを補足するために使用されてもよい。
交差する長手方向のホルダーの2つの終点には機械的なコネクターが備え付けられる。好都合なことに、一方の長手方向のホルダーの端部に取り付けられた機械的なコネクターの中央の点を接続する線は、長手軸に対して垂直であるか、長手方向のホルダーの横の部分のまわりに描くことができる最小半径の円の水平方向の弦の1つに平行である。機械的なコネクターは、回転自在に、または、弾性接続部(例えば、ゴム製インレイ(rubber inlay)によって、長手方向のホルダーに固定される。
水位調整ユニットの1つの好ましい実施形態では、該ユニットは、スタビライザーホルダー、垂直レベル維持装置、および、浮遊式荷重支持要素を含む。水位調整ユニットは、水面で遠隔制御されるスタート許可ユニットの一部を調節するために必要である。
スタビライザーホルダーは、機械的なコネクターの中間点を接続する線と平行に、長手方向のホルダーの1つの端部に設置されてもよい。
本発明に基づく解決策、すなわち管状または輪郭をかたどった構造のおかげで、スタビライザーホルダーは、遠隔制御されるスタート許可ユニットの垂直面を回避することによって、長手方向のホルダーの長手方向に沿って横に摺動可能である。スタビライザーホルダーの力を働かせるアームは、好ましくは、解除可能な係合によって長手方向のホルダーに取り付けられる。
ベースモジュール全体のそれぞれの水中重量を保持するための解決策は、例えば、一定の距離を置いた2つの浮遊式の荷重支持具(force−bearers)を、荷重に耐えるような手法で接続することによって作られた、例えば、制御可能な長さ部分によって提供されることがあり、そのような部分の幅は、長手方向のホルダーの終点と、水位調整ユニットとしてその上に置かれた第1の遠隔制御されるスタート許可ユニットの縁部との間の距離よりも短い。スタビライザーホルダーには、所定の部分の一部として、可撓性材料または剛性材料が配されてもよく、あるいは、長手方向のホルダーの形状に対応する方法で配されてもよい。長手軸が水位調整ユニットの限定的な面に対して本質的に垂直な長手方向のホルダーは、スタビライザーホルダー、垂直レベル維持装置、および、浮遊式荷重支持具によって定義された部分上に置かれてもよい。水位調整ユニットは、要素、例えば、可撓性材料のスタビライザーホルダーの場合には、誘導装置によって、あるいは、剛体のスタビライザーホルダーの場合には、長手方向のホルダーの覆い(mantle)に配置された、長手方向のホルダーの動作位置に対応する下側面の誘導装置によって、方向づけられ、固定され、または、固定せずに設置されてもよい。
好ましい解決策は、スタティックスタビライザー(static stabilizer)ホルダー用の堅いバーを使用することにより提供され、安定性は、対称に設置することでスタティックスタビライザーホルダーに対応するバーの長さを延ばすことによって増加させることができる。
弾性材料の場合、垂直レベル維持装置とスタビライザーホルダーは、途切れない材料、例えば、ロープまたは鎖で作られてもよい。
好ましくは、1つのスタビライザーホルダーは1つのベースモジュールに対応しており、それぞれの各端部に取り付けられた垂直レベル維持装置を備えている。さらに、複数のベースモジュールが相互に連結する場合、スタビライザーホルダーおよび/または垂直レベル維持装置は一体型のユニットとしてその端部に配置される。
浮遊式荷重支持具は、垂直レベル維持装置の端部に取り付けられてもよい。垂直レベル維持装置は、例えば、堅いが長さを調整可能なバー、または、ロープ、または、両方の組み合わせであってもよい。システムを水中に沈めることは、垂直レベル維持装置の長さを変更することによって都合よく制御可能である。垂直レベル維持装置の長さは、例えば、滑車を使用して固定するなどして少なくとも1つの点で−ロープの場合だとその終点で都合よく−調節されてもよい。好ましくは、浮遊式荷重支持具はブイである。
最後に、連続的に相互に連結したベースモジュールの最後のベースモジュール、あるいは、1つのベースモジュールだけが使用されるとき、さらなるスタビライザーが長手方向のホルダーに設置され、その結果、スタビライザーホルダーとそれとともに水位調整ユニット−末端の2つは除く−は共通しており、2つの隣接するベースモジュールに属する。
例えば、個々にスタートを行う場合には、1つのベースモジュールを使用することも可能である。上記の場合には、これ自体は、スタート装置全体の最初と最後のベースモジュールを意味する。個々の水位調整ユニットは、その2つのそれぞれのスタビライザーホルダーと一緒に、長手方向のホルダーの両方の終点で都合よく配置される。この実施形態では、機械的なコネクターには役割がなく、除外されてもよく、あるいは、それにもかかわらず将来的に拡張させる可能性があることから設置されてもよい。
長手方向のホルダーに取り付けられた剛体のスタビライザーホルダーは、それ自体が機械的なコネクターのホルダーであってもよく、さらに、一例として、スタビライザーホルダーの終点に配置されてもよい。ベースモジュールの長手方向のホルダーの両端では機械的なコネクターを必要とすることから−ベースモジュールを1つだけ使用する場合を除く−、長手方向のホルダーの両端には機械的なコネクターと一体型のスタビライザーホルダーがまったく同じように配される。
好都合なことに、ベースモジュールにはダイナミックスタビライザーが加えられてもよく、これは様々な異なる由来の断続的な負荷を弱めるように機能する。最も極端な断続的な動荷重の1つは、規則的に繰り返されるボートのスタートによって引き起こされる。
ダイナミックスタビライザーの有利な解決策では、1つまたは1対のフィン状の水平なダイナミックスタビライザーシートは、半径方向に延びる長手方向のホルダー上に設置される。
動的安定化の1つの有利な解決策は、長手方向のホルダーの一部のまわりに描くことができる最小半径の円の少なくとも1つの半径と長手方向のホルダーの長さとによって決定される平面において、長手方向のホルダー上の少なくとも1つの点で堅く固定されるダイナミックスタビライザーである。
ダイナミックスタビライザーは、その長手軸のまわりで長手方向のホルダーの回転とは反対方向にトルクを働かせる外形であり、媒体−すなわち、水−の抵抗を利用する。その構造が長手方向のホルダーの軸に対称な鏡である場合、それは好ましい。この場合、軸のまわりの振動は、常に進行方向の反対の方向に、一対の力(a force pair))によって弱められる。長手軸の方向のダイナミックスタビライザーの寸法は、長手方向の振動、長手方向のホルダーの運動を弱めるのに有効である。
ダイナミックスタビライザーとしての前述の外形は、摺動可能な方法で長手方向のホルダーの長手軸に沿った任意の時点で取り付けられ、同一の外形が長手軸の両側で好ましくは固定されるような方法で、回転に対して安定的に固定されてもよい。外形のトルクは、所定の媒体の場合には、長手軸からの距離、プレートの寸法、および、その回転の速度に主に依存する。好ましくは、ダイナミックスタビライザーは、高い流体抵抗を備えた剛性プレートであり、これは静止時に水位と平行であり、長手軸に対して対称である。
ダイナミックスタビライザーは、遠隔制御されるスタート許可ユニットおよび/またはスタビライザーホルダーのメインボードの適切な構造によって構成されてもよい。
動的安定性をさらに改善するために、追加のダイナミックスタビライザーとして、長手軸の両側に同一の長さの力アーム(force arm)を有する振動ダンパーが配置され、これは、長手方向のホルダーの断面の所定の点で、および、水平方向とは平行に、交差する長手方向のホルダーの長手軸の中間点から、長手軸に沿って両方の方向に摺動可能である。追加のダイナミックスタビライザーは、表面が小さく、容量が大きく、集中した力を伝達する。
好ましくは、追加のダイナミックスタビライザーは、所定の軸対称の力アームを配置した、静的にバランスのとれた重い物に相当する。長手軸のまわりで回転する長手方向のホルダーに作用する一対の力は、戻ってくるトルクを働かせ、振動を弱める。
追加のダイナミックスタビライザーの上で生じる対の力が、長手方向のホルダーの長さの中間点から同一の距離にあり、同じ力アーム上にある場合、それは追加のダイナミックスタビライザーの有利な配置である。
追加のダイナミックスタビライザーが水中に配された浮遊可能な容器、その頂部でまたは他の場所で有利に開いている一つのスタビライザーである場合、重量とその不活性な容量は内部の水によって与えられる。
スタビライザーホルダーの終点は、それ自体が同様に追加のダイナミックスタビライザーの浮遊点である場合に、さらに好ましい実施形態が提供される。
ベースモジュールのさらなる追加は、水面よりも上に突出する外部情報モジュールホルダーであってもよく、これは、長手方向のホルダーと外部情報モジュールホルダーの長手軸によって決定される面の延長が、機械的なコネクターの中間点を接続する線に対して垂直になるような方法で、堅く固定される。
情報モジュールホルダーは水から永久的に突出するユニットである。それは、随意に、様々な拡声器、光信号、カメラ、および時計をその上に配置するのに適している。
交差する長手方向のホルダーは、好ましくは管であり、本説明では中空の閉じられた壁の断面を指す。空気圧システムの場合、内部の空胴は空気圧システムの通気室を収容してもよい。内部空胴の中に、電源ケーブル−例えば、空気圧ケーブルおよび/または電線−、および、通信ケーブル、すなわち、制御ケーブルや情報ケーブルを通すことが可能である。この場合、通信コネクターおよび電源コネクターは、次の同一のベースモジュールを接続するために、オス−メス継手によって、長手方向のホルダーの終点の前に長手方向のホルダー上に配置されてもよい。
代替的に、管状に構成された長手方向のホルダーは、1つの水門部分として長手方向のホルダー全体を有する極端な例において、部分的に放水可能に(sluicably)に形成されてもよい。個々の水門には、流体および/または気体、好ましくは、水および/または空気を注入するための開口部が配置されてもよい。さらなる代替案として、開口部は、完全に開いた位置、または、完全に閉じた位置、または、その両方で制御可能である。開口部を通って、長手方向のホルダーの比重量は、ポンプまたは圧縮機といった既知の解決策によって制御可能に調整することができる。
本発明の典型的な好ましい実施形態は、以下の図面を参照して本明細書でこれより後に記載されている。
支持構造物の第1の実施形態に係る、遠隔制御されるスタート許可ユニットを取り付けられたベースモジュールである。 2つの交差する長手方向のホルダーを備えた支持構造物のさらなる実施形態である。 3つの交差する長手方向のホルダーを備えた支持構造物のさらなる実施形態である。 一例として、3つの長手方向に組み込まれたベースモジュールを備えた、遠隔制御されるスタート許可システムである。 本発明の1つの実施形態の船首支持部の典型的な可能な構造である。 スタート位置検知ユニットの追加の例である。 情報ユニットの外部構造の例である。 船首支持部とスタート監視システムの図である。
図1では、交差する長手方向のホルダー(2)は、断面が中空の鋼管であり、その直径と壁の厚さは、つながれる距離に依存する。これ以降、管は、その形状に関係なく、内部空間、壁に囲まれた空洞を断面的に含む構造外形を常に指すものとする。
長手方向のホルダー(2)のこの実施形態は、両端で開いており、したがって、水はその全長にわたって押し寄せてくることもある。さらなる変更形態において、ホルダー(2)は部分ごとに水門が開かれて(sluiced)もよく、例えば、水を通さない部分が、長手方向のホルダーの全長において、永久的に閉じられて、あるいは、開閉可能な開口部(13)を有するように、形成されてもよい。長手方向のホルダー(2)の管状の実施形態の壁には開口部(13)が形成されてもよい。
力伝達ユニット(9)は、作動に必要な力アームを配した、単純な回転式アームシステムである。ボート受け取りヘッド部分(8)は、ボート向けに構成された簡単なバスケット状の技術的解決策であり、耐性が低く、水面上に浮かぶ。スタート前に、ボート受け取りヘッド部分(8)は、ボートのためのスタートラインを定義して閉じ、所定の時間に水中に沈んで、ボートの前で物理的にコースを開く。
ヘッド部分(8)は、力伝達ユニット(9)の1つの端部に堅く取り付けられる。力伝達ユニット(9)を操作する駆動ユニット(10)の我々の例では、それは、力伝達ユニット(9)を作動させる空気圧式作業シリンダ(図示されず)が備え付けられる。
駆動ユニット(10)の下方側と長手方向のホルダー(2)を解除可能に固定できるように接続するために、取り付けユニット(12)が提供される。これについては、傾斜した隣接するプレートがねじまたはそれ以外の方法で係合して使用されてもよく、それにもかかわらず、プレートは管締め具タイプのフェルール係合によって固定されてもよい。この後者の場合、駆動ユニット(10)は、任意の横方向に、直線的に均一な管上に固定されてもよい。
長手方向のホルダー(2)の表面と駆動ユニット(10)の下方側は、取り付けユニット(12)の接続面の構造および固定の方法を定義する。我々の実施例において、長手方向のホルダー(2)は、円形の断面のシリンダーであり、その覆いの弧は好ましくはその上に備え付けられる取り付けユニット(12)の一方の面を決定し、もう一方の面は、駆動ユニット(10)の下方側の表面−この場合は平面−によって与えられる。
取り付けユニット(12)は、一例として、畝状の構造を含む駆動ユニット(10)のホルダーとしての大きさであってもよい。そのそれぞれの幅は、好ましくは、駆動ユニット(10)の幅以下にしなければならない。取り付けユニット(12)の幅は、摺動の可能性を決定するため、駆動ユニット(10)よりも小さい方が好ましい。
取り付けユニット(12)の解除可能な係合としては、例えば、ねじ、ねじることができる掛け金(twistable latch)、またはストラップが使用されてもよい。取り付けユニット(12)と駆動ユニット(10)の下側とは、好ましくは、解除不可能な係合、例えば溶接によって固定される。駆動ユニット(10)の下側は、取り付けユニット(12)としてそれ自体で形成されてもよい。
取り付けユニット(12)と長手方向のホルダー(2)との間の係合を解除することによって、遠隔制御されるスタート許可ユニット全体は、駆動ユニット(10)の幅に従って、長手方向のホルダー(2)の利用可能な長さで長手方向のホルダー(2)の長手軸に対して平行に摺動可能である。
典型的な図1には、本発明に係るベースモジュール(1)の遠隔制御されるスタート許可ユニットが示されており、好ましくは、長手方向のホルダー(2)の中ほどに取り付けられている。遠隔制御されるスタート許可ユニットは、長手方向のホルダー(2)の長手軸に対して平行に摺動可能であり、あるいは、他の例では、その数は比例配分で好都合に増えることもある。
この解決策は、スタビライザーホルダー(3)を組み込んだ水位調整ユニットを含む。スタビライザーホルダー(3)は、水中に配置されたベースモジュール(1)全体の重量の少なくともそのそれぞれ水中部分を支えるのに適している。
図面では、スタビライザーホルダー(3)は、長手方向のホルダー(2)の長手軸に対して垂直に、水平に設置されるのが好ましい。
スタビライザーホルダー(3)の典型的な実施形態と同一な別の解決策では、これは、所望の位置までその長手軸に平行な長手方向のホルダーに沿って、随意に摺動可能である。スタビライザーホルダー(3)は縦に摺動可能であり、遠隔制御されるスタート許可ユニットの長手方向のホルダー(2)の軸に垂直な面を避けて、その覆いに対称的に取り付けられる。
安定性を強化するために、スタビライザーホルダー(3)の長さを伸ばすこともある。
機械的なコネクター(11)は荷重支持要素であり、個々のベースモジュール(1)を接続する役目を果たす。
好ましくは、機械的なコネクター(11)はホルダー上に配置され、これは長さが異なることもあり、長手方向のホルダー(2)に取り付けられたスタビライザーホルダー(3)に対して平行であるか、あるいは、直接的に長手方向のホルダー(2)上にある。
図1に係る典型的な実施形態では、スタビライザーホルダー(2)は、それ自体が、対称的な配置の2つの機械的なコネクター(11)のホルダーである。機械的なコネクター(11)は、この実施形態で適用される浮遊式荷重支持要素(5)を、真下に位置するダイナミックスタビライザー(7)と接続する。好ましくは、スタビライザーホルダー(3)と機械的なコネクター(11)は溶接によって固定されるが、他の既知の係合方法が使用されてもよい。
水位調整ユニットは、スタビライザーホルダー(3)、その2つの端部に固定された垂直レベル維持装置(4)、および、少なくとも2つの機械的なコネクター(11)から構成される。我々の実施例において、垂直レベル維持装置(4)は荷重をかけることができるロープであり、その一方で、浮遊式荷重支持要素(5)はブイである。1つの水位調整ユニットは1つのベースモジュール(1)に対応することもあり、一方で、複数の縦に相互に連結したベースモジュール(1)の2つの各々の端端のそれぞれで水位調整ユニットが配されてもよい。
好ましくは、ベースモジュール(1)にダイナミックスタビライザー(7)が加えられる。ダイナミックスタビライザー(7)は、追加のダイナミックスタビライザー(7)として、水位よりも下で対称的に位置づけられる、その頂部で開いている一対の区画であり、好ましくは、回転軸としての長手方向のホルダー(2)の長手軸を考慮して、長手方向のホルダー(2)から同一の半径距離を置いて浮遊させる。
我々の典型的な実施形態では、スタビライザーホルダー(3)の終点は、それ自体が、同時に、ダイナミックスタビライザー(7)の吊り具である。他の好ましい実施形態では、ダイナミックスタビライザーは、用途に依存して力アームと重量部を含む、長手方向のホルダー(2)の軸に対して対称的に、長手方向のホルダー(2)に沿って縦に摺動可能である。
図1に係る我々の典型的な実施形態では、ダイナミックスタビライザー(6)は、長手方向のホルダー(2)の中間点に位置付けられた駆動ユニット(10)の下側半分の両側を延長することによって与えられる。好ましくは、ダイナミックスタビライザー(6)は、長手方向のホルダー(2)の中央線に対称的に置かれる。
図1に係る我々の典型的な実施形態のさらなる変更形態は、長手方向のホルダー(2)が、部分的に水門が開かれた管または全体として水門が開かれた管から構成される際のものである。好ましくは、長手方向のホルダー(2)として実現される管は、複数の長手方向のピースで組み立てられる。図1の管部分は、中間の水門が開いた部材、閉鎖可能な部分であってもよく、これは、水またはガス状媒体を通す開口部(13)を通って充填されるか、あるいは、空にされてもよい。永久的な部分−例えば、空気で充填することができる−として、典型的な中間の管部分を使用することにより、水またはガス状媒体を通す開口部(13)なしで実現されることもある。
図2の我々の典型的な実施形態は、複数の外形要素から構成されている長手方向のホルダー(2)の構造の一例である。長手方向のホルダーは、本件の管では、典型的な2つの外形要素を接続することによって提供される。この場合、長手方向のホルダーは、互いに直接隣接して配された2本の管から構成される。2本の管は互いから特定の距離を空けて中心線を外して置かれてもよく、この場合、管はU字形留め金、コンソール、スペーサーなどのような機械的な接続要素によって交差するように接続されてもよい。あるいは、2本の管を互いに平行ではないが、斜めに配置させることもできる。
図3は、支援システムのさらなる実施形態を示す。長手方向のホルダー(2)は、本件の管では、典型的な3つの外形要素を接続することによって提供される。機械的なコネクター(11)のホルダーは、我々の実施例では、剛性材料で作られている。長手方向のホルダー(2)の要素の外形または管成分を接続するさらなる可能性は、長手方向のホルダー(2)の両方の終点に取り付けられた機械的なコネクター(11)のホルダーを、2つの上方の管/外形のそれぞれに解除可能に固定することによるものであり、その間、下方の管/外形は2つの上方の外形の終点に解除可能に固定される。
図2および3に係る我々の典型的な実施形態では、機械的なコネクター(11)のホルダーは、好ましくは、それ自体でスタビライザー(3)のホルダーでもある。
駆動ユニット(10)の下側部分にある取り付けユニット(12)は、長手方向のホルダー(2)の2つの上方の外形の表面を辿るような方法で構成され、例えば、ねじなどの解除可能な係合部によって固定される。それが長手軸のまわりで遠隔制御されるスタート許可ユニットの回転を遮断するということが、図2に係る長手方向のホルダー(2)の典型的な実施形態の有利な効果である。長手方向のホルダー(2)の外形は個々に運ぶことができ、より容易に移動可能なユニットを構成し、さらに、その組み立てには膨大な時間入力が必要ではないということが、この構造のさらなる利点である。好ましくは、長手方向のホルダー(2)の3つの外形は、水の中に沈められた後に水で満たされる。さらに有利な実施形態では、1つまたは2つの外形は、空気で部分的にまたは完全に満たされるように構成され、例えば、両端はしっかり塞がれた構造を有している。
図3の典型的な実施形態では、長手方向のホルダー(2)の2つの譲歩の管は開いており、その一方で、下方の外形は、両端で塞がれた−好ましくは空気を含む−管である。さらなる参照記号とコメントは、図1に関して記載されたものと同じである。
図4は、図1に係る3つの連続的に接続された同一のベースモジュールの典型的な実施形態を例証している。それぞれのベースモジュール(1)は異なるレーンに属し、したがって、それぞれの遠隔制御されるスタート許可ユニットは、それぞれの個々の長手方向のホルダー(2)の真ん中に位置付けられるが、それにもかかわらず、任意のケースではそれを別の位置で固定することもできる。これらはすべて、長手方向のホルダー(2)の直線的に均一な断面外形によるものである。
長手方向のホルダー(2)の長手方向の軸をほぼ一直線に合わせることによって、ベースモジュール(1)はその機械的なコネクター(11)対を介して互いに固定される。我々の実施例において、スタビライザーホルダー(3)はそれ自体でも機械的なコネクター(11)のホルダーである。
すべてのスタビライザーホルダー(3)には負荷がかけられる。2つのそれぞれの水位調整ユニットはそれぞれのベースモジュール(1)に属し、機械的なコネクター(11)によって連結されるベースモジュール(1)のそれらの側には共通の水平調節装置がある。
さらなる実施形態では、長手方向のホルダー(2)は、駆動ユニット(10)を操作する電気モーターをその中空の内部部分に有する1つ以上の管である。
システムの動作は図1および2に基づいて記載されている。我々の実施例において、取り付けユニット(12)は、解除不可能な係合部によって駆動ユニット(10)の下側部分に固定される。遠隔制御されるスタート許可ヘッド部分(8)の駆動ユニット(10)の位置は、長手方向のホルダー(2)上で、我々の実施例では、その中央において印をつけられる。
取り付けユニット(12)は解除可能な係合、例えば、ねじ係合によって、長手方向のホルダー(2)上に固定される。将来的な再組み立ての選択肢のない永久的な構造が必要とされる場合、取り付けユニット(12)と長手方向のホルダー(2)の間の接続は溶接と取り替えられることもある。
長手方向のホルダー(2)の深さは、ボート受け取りヘッド部分(8)がボートをスタートさせる準備ができた状態で水から適切に突き出るように、水位調整ユニットの垂直レベル維持装置(4)の長さによって調節される。電源ケーブルと情報ケーブルを設置して接続した後に、駆動ユニット(10)を力伝達ユニット(9)によって動作させることにより、ヘッド部分が水位よりも上に持ち上がる。ボートを整列させた後のスタート信号(任意の場合、信号は情報支持ポールの上に音響信号および/または光信号を送信するだろう)の際、駆動ユニット(10)の間にあるシリンダーの動作の結果、ヘッド部分(8)は水に激しくぶつかる。
水にぶつかったことで生じた振動は、ダイナミックスタビライザー(6)とダイナミックスタビライザー(7)によって弱められることもある。
異なる種類の競技が比較的続けざまに、異なる幅の個別のレーンを必要として開催される場合、レーンの幅を再調整する可能性のある解決策は、長手方向のホルダー(2)から取り付けユニット(12)を解除して摺動させ、遠隔制御されるスタート許可ユニットを再配置させるか、あるいは、さらなるスタート許可ユニットを加えることによって、水位調整ユニットによって持ち上げることが可能なシステムの場合には提供されるだろう。それらを再度固定することで、および、水位調整ユニットを使用することで、スタートシステムは変わることなく動作可能である。
摺動可能な遠隔制御されるスタート許可ユニットの再組み立ての場合、我々の実施例で見られるように、駆動ユニット(10)は好ましくはそれ自体で、ダイナミックスタビライザー(6)として構成され使用される。
組み立てられたシステムの分解および再組み立て、輸送、設置、および、調整と配置は、著しく改善させることができ、さらに、その価格は、より好ましい構造とより少ない入力材料を用いて引き下げられることもある。ダイナミックスタビライザー(6)および(7)を使うことにより、環境への影響をより良く排除したシステムが可能となる。
図5乃至8を用いて、本発明のこのような実施形態をさらに記載するものとし、ここで、ベースモジュールは船首支持部を含み、船首支持部は情報ユニットとボート受け取りヘッド部分をさらに含み、力伝達ユニットによって駆動ユニットに接続されている。図5乃至8で例証された実施形態の目的は、自動的な整列の検出とスタートの改良を可能にする船首支持部を装備したベースモジュールを開発することである。情報ユニットは、特にボートのスタート位置をモニタリングすることによって、設定されたコース上で競争するボートの整列とスタートを支援するために使用される自動スタート促進装置の船首支持部の作業を拡張する役目を果たす。船首支持部にはボートスタート位置検知ユニットが装備されており、その結果、スタートラインの前でのボート受け取りヘッド部分に所定のゆとりを設けたボートの整列が、スタート位置センサーによって、情報ユニットおよび/またはスタート監視システムに送信される。
以下に述べられている本発明の実施形態は、船首支持部の機械的な作業に加えて−とりわけ、スタート前に獲得される任意の利点を回避するために−ボートは現在の慣例を破ってさらなる要素を装備することが必要とされるという認識に基づいている。補足のセンサー、音響表示装置および視覚表示装置、ケーブルまたは無線のシステムを使用することにより、競技者には直接の接近から通知し、競技者をスタートさせる審判員には追加の情報をさらに与えることができ、したがって、確立されたシステムにより競技の前の設置も容易になるであろう。
船首支持部は、ボートを受け取るためのヘッド部分、駆動ユニット、および力伝達部を備えている。ヘッド部分は、スタートを阻み、その後、レーンを開けるためのユニットである。ヘッド部分は力伝達部の1つの端部に接続され、駆動ユニットはその他の端部に接続される。力伝達部は力アームを備えており、駆動ユニットは、機械力または電力によって、好ましくは、空気圧式作業シリンダーまたは電気モーターによって駆動されるシステムである。
設定された目標に解決策を提供するために、船首支持部にはスタート位置検知ユニットが設けられてもよい。別の好ましい実施形態では、船首支持部には情報ユニットがさらに装備される。
ボート受け取りヘッド部分の内表面、とりわけ、ボートの船首とは反対側のその一部は、スタートラインとして役立つ衝突ゾーンとして、ボート本体と接触し、その継続的な接触とそれに由来する力は、風、波、ボート船首部の構造、および、競技者の攻撃性に依存する。ボート受け取りヘッド部分の構造は任意の競技で同じであり、その一方で、ボートはすべて異なるように建造される。レーシングボートに任意の種類の装置を取り付けるのは難しく、さらに、それは操作の可能性も伴うだろう。
ボート受け取りヘッド部分は、ボートのスタートラインを設定し、ボートを横向きに移動させず、スタート信号でレース用レーンを開ける。本発明の実施によれば、スタートラインでのボートの整列は、審判員によって視覚的に制御される。したがって、本実施はここまでのところ、我々の解決策の原則を構成する明白な解決策、すなわち、スタートラインでボートの整列を制御するために、スタート位置検知ユニットが船首支持部の任意の一部に置かれてもよいという解決策を利用していない。
スタート位置検知ユニットは様々な方法で配されてもよく、ボート受け取りヘッドで、あるいは、力伝達要素または駆動ユニットで、船首支持部の様々な部分に配置されてもよい。
多くの解決方法は、ボート受け取りヘッド部分に、スタート位置検知ユニットを配するおよび設置するために存在する。ボートの構造パラメーターと、整列したボートの経路、およびヘッド部分の構造と同様に、スタート位置検知ユニットの解決策を考慮して、スタート位置検知ユニットは、ヘッド部分の任意の点またはその延長部分に、配され、取り付けられてもよい。
ヘッド部分によって使用される好ましい実施形態では、スタート位置検知ユニットにはプレス板がある。
好ましくは、プレス板は、剛体の平面延長部の外形、好ましくは平面シートであり、これは、運動方向または横方向にボートの整列によって加えられた力を取り込み、および、船首支持部の他の部分にそれを伝達することができる。プレス板はヘッド部分に対して移動可能におよび/または回転可能に配されてもよく、あるいは、本質的に静止した状態で配されてもよい。
ヘッド部分に対して移動可能なおよび/または回転可能なプレス板の動きは、ボート本体を整列させることによって加えられた力によって生じ、一方で、プレス板のその初期位置への戻りは、その組み立て解決策によって生じる。ヘッド部分の上記の水の位置において、プレス板の逆戻りは、好ましくは、重力、弾発力、または磁力によって引き起こされる。重力は、支点と質量中心の安定した配置の結果であり、弾発力は、所定の材料のばね力または弾力性を利用した結果であり、磁力は、強磁性体に対する永久磁石の効果またはまたは永久磁石により与えられる。1つまたは両方の永久磁石は、誘導コイル、好ましくは制御された誘導コイルと取り替えられてもよい。1つの永久磁石、または、永久磁石、制御された誘導子、制御されたまたは制御されていない機械的な解決策の組み合わせの使用は、小さな力でプレス板の初期位置を固定するために好ましく、これによって、ボートによって加えられた限りある力でのみプレス板の移動が許される。プレス板のさらに有利な構造は、内蔵式の緩衝装置を含めることによって可能となる。移動を実施可能なプレス板は、多くの部品、例えば、両開きのゲートを装備して構成されてもよい。
移動式のプレス板を用いる解決策の場合、スタート位置センサーは、このようなすべての解決策の少なくとも1つであってもよく、これは、タッチ式接触部を用いてまたは用いずに、移動、位置、末端位置、力、圧力を検知する。プレス板の末端位置は、その任意の位置を観察することにより、様々な方法、とりわけ、プレス板の任意の部品の位置によって、測定されることもあれば、回転軸を有している場合には、その回転または末端位置を特定する検出器によって、測定されることもある。湿った媒体を考慮して、終端位置、所定の位置、あるいは、例えば、防水の機械的な末端位置スイッチ、または、誘導、静電容量、超音波、光学、レーダー、レーザー、磁気式のスイッチにより到達する範囲を検知するための様々な解決策がある。これらの解決策のうちのいくつかは、タッチ式接触を用いずにプレス板の位置を測定し、所定のレーン、範囲で主に調節可能なように位置を評価する。
後部に設置することができ、ボートの構造パラメーターによって最も影響を受けにくい単純な好ましい実施形態は、プレス板が、ボート受け取りヘッド部分の内部正面の前にほぼ同一の移動可能な表面を含んで置かれる際のものであり、これは、ボートが、ヘッド部分の側壁に置かれた交差するバンパーまたは交差するホルダーとして構成されたヘッド部分またはその一部の前側に完全に並べられる際に、持ち上げられ、移動と変形の衝撃は既知の方法よって測定される。
ヘッド部分に配されたスタート位置検知ユニットの別の好ましい実施形態では、プレス板とスタート位置センサーが使用される。プレス板の好ましい実施形態では、これは、外部からの衝撃の際、ヘッドの内部前面とほぼ平行に移動するように、あらかじめ伸ばされ誘導される。この解決策は、例えば、例えば平行なゴムばねを用いて配されてもよい。
ヘッド部分において使用されるさらなる好ましい実施形態は、プレス板の移動および回転が無関係に小さいときのものである。この場合、プレス板は、ボートに由来する力を取り込む要素として、ヘッド部分の内部に有利に置かれ、ここで、ヘッド部分は反力を与える。プレス板とヘッド部分の間には、少なくとも1つのスタート位置検知ユニット、好ましくは引張計センサーが取り付けられ、これは、プレス板の力のすべてまたはその所定の割合を、ヘッド部分に伝える。引張計センサーは好ましくは圧電抵抗構造または歪みゲージ構造を備える。
プレス板がそれ自体でヘッド部分の側部である際の、静止しているプレス板の有利な配置が提供され、プレス板とヘッド部分の間の機械的な接続および力の伝達は、センサーによって部分的にまたは完全に実現される。
プレス板がそれ自体でヘッド部分の前側である際の、静止しているプレス板の有利な配置が提供され、プレス板とヘッド部分の間の機械的な接続および力の伝達は、センサーによって部分的にまたは完全に実現される。
スタート位置検知ユニットが少なくとも2つの水平方向のプレス板のコーナー点に、機械的な接続部としても役立つスタート位置センサーを有している場合の有利な配置が提供される。
ヘッド部分の2つの側面が、力の伝達に適した少なくとも1つの水平方向のホルダーによって、ヘッド部分の前側において、その上方部分で有利に接続される際の、好ましい実施形態が提供され、スタート位置センサーはそれらの少なくとも1つの上に置かれる。検出に関与するスタート位置センサーの反対側には、プレス板が取り付けられる。スタート位置センサーは荷重信号および/または末端位置信号を示すセンサーである。プレス板のさらなる部分、好ましくは、その水平方向の下方側は、例えば回転軸によってヘッド部分に堅く取り付けることができる。
ボートの整列位置を検出するための別の好ましい解決策が提供され、プレス板とボート受け取りヘッド部分の内部の前面との間に圧縮可能な弾性材料が置かれ、その変形および/または圧力および/または力を測定することで、我々は、ボートの整列を評価するか、あるいは、所定の末端位置または密封接続を検出することができる。末端位置スイッチは、最小のヒステリシス、すなわち、わずかに揺動するシステムと波によって生じた動的衝撃による接続領域を有利に有していなければならない。ヘッド部分において構成されたさらに好ましい実施形態では、スタート位置検知ユニットは、スタート位置センサーのみを含み、これは有利にカメラおよび/または光学ゲートおよび/または超音波センサーおよび/またはレーダーおよび/または張力計センサーである。
設定された作業のさらなる好ましい解決策は、光学的手段、例えば、カメラによって、スタート位置へのボートの整列を監督することである。プレス板はこの解決策では必要とされない。好ましくは、カメラは、内部の前面とは平行に、ボート受け取りヘッド部分の少なくとも1つの水面よりも上の前面、または、外部の側面に取り付けられ、水面とほぼ平行な光学軸を有しており、視野角は水面からボート受け取りヘッド部分の上方側までに及んでいる。好ましくは、カメラの信号は、ボートが適切な統計割合にしたがってスタートラインに位置しているかを決定するための画像処理によって評価される。スタートプロセスはこのカメラによって追跡することができ、スタート反応時間を評価することもある。スタートはそれぞれの個々のスタート位置の画像信号の局所記憶または中心記憶によって文書化することができる。
スタート位置検知ユニットのさらなる好ましい実施形態において、ボートの所定の部分の直接的に検出し、および、例えばプレス板の移動または末端位置を間接的に検出するために、従来の赤外光ゲートまたは可視光線ゲートまたはレーザーゲートおよびセンサーが使用される。好ましい用途では、それは、ヘッド部分の前側の前に配置された1以上の赤外線ゲートまたはレーザーゲートを備えて構成されるが、しかしながら、湿性環境および汚染により、それは、例えば、磁場センサーと比較して評価誤り率(evaluation error rate)が高い。
ボート受け取りヘッドの下方側または内部の前面に、気体、好ましくは空気で満たされた弾性のクッション、あるいは、プレートまたはケーブルが取り付けられる場合の、さらに好ましい実施形態が提供され、その上で停止しているまたはそれを押圧しているボート本体の船首部分の位置は、接触または圧力測定によって測定され評価されてもよい。
さらなる好ましい実施形態は、内部部分を有する、複数の平行な弾性のケーブル、管、または接触マトリックスシートを利用し、これは、ボートの進行方向に対して垂直な方向に、その任意の長手方向部分に加えられた圧力でスイッチを切り替える。
ボート受け取りヘッド部分の衝突側に押し進むボートとその力は、ボート受け取りヘッド部分で、または、力伝達ユニットで、または、駆動ユニットで測定されてもよい。整列時にボートの進行方向に働いた力は、装置に依存して、圧力またはトルクとして測定されてもよく、スタートライン上での整列を決定してもよく、さらにこれらの測定に基づいて力を評価することができる。
ヘッド部分からの力の伝達に作用する負荷は、内蔵式の引張計センサーによって、好ましくは力測定セルによって、または、力伝達の変形の測定に基づいて、測定されてもよい。好ましい実施形態では、力伝達部とヘッド部分の間、および/または、力伝達部と駆動ユニット間の接続点で、力または圧力メーターが取り付けられる。追加の力およびトルクを取り込む駆動ユニットの接続点は、例えば、ロードセルを含むことによって、同じ方法で使用されてもよい。
測定された力を電子処理するためのセンサーは、例えばロードセル、または、力計(force meter)のセルである。引張計センサーは、例えば、所定値の力に達しているかどうかをモニタリングするように設定されてもよく、したがって、スタート位置を検知するのにふさわしい構造である。
好ましくは、信号の強調および処理に続いて、調整可能な比較器によって信号の評価が完了する。Fminの最小の力よりも高い値は整列しているボートを示す値になり、一方で、Fkrの限界力よりも高い値は、ボートによりもたらされる過剰な力を示す値になるであろう。FminとFkrの力は、風、波、またはボートのカテゴリーに依存して調節されることもある。
ヘッド部分に整列するボートによって及ぼされる力を検知するための別の好ましい実施形態では、圧力検知ホイルが用いられ、すなわち、ボート受け取りヘッド部分の内部の衝突側、好ましくはその内部の前面は、感圧材料、例えば、圧電抵抗性の感圧ホイルによって覆われている。感圧材料の信号処理は力メーターセルの信号処理と同じやり方で完了する。
自動式ボートスタートでは、情報ユニットは、スタートするために整列した競技者と審査員に、特定の場合には観客にも情報を提供し、伝達する作業を有しており、さらに、装置の信号の伝達は情報を含んでいる。この目的のために、船首支持部の情報ユニットの全構造は、視覚表示装置、音響表示装置、マイクロホン、カメラ、および周囲のパラメーターセンサーを装備している。情報ユニットは、適切な情報が見えるようにおよび/または聞こえるように、さらに、ボート本体によって危険にさらされないように競技者に提供するようなやり方で、スタート直前に水面よりも上にある船首支持部の任意の一部に配されてもよい。カヤックまたはカヌーのレースでは、情報ユニットは、少なくとも1台のカメラの画像と同様に視覚表示装置が競技者に見えるようなやり方で、ヘッド部分に好ましくは置かれる。
情報ユニットのすべての部品は、水中に沈められた直後でも動作可能なままでなければならない。
視覚表示装置は個々に制御された光源と組み合わされるか、または、取り換えられてもよい。制御された光源は好ましくは様々な色のLEDストリングである。好ましくは、視覚表示装置は、ボートまたは競技者のいずれも触れることができないヘッド部分の側面に置かれる。
好ましくは、ヘッド部分は透明な剛性材料で作られている。そのさらに有利な効果は、スタート時の審判は、ただ直に見るだけでボートの適切な整列を追うことができ、さらに、整列しているボートの位置は岸(waterbank)に設置された外部カメラによって記録され検査されてもよいということである。透明な構造のさらに有利な効果は、個々の光が直接伝達されることである。これにより、さらに、例えば、そのうえに直接置かれていない光源の光を使用できることもあり、例えば、ファイバ・グラスによって伝達することができることもある。
ヘッド部分の透明な、好ましくは、ポリカーボネートの構造は、光を伝達する覆いとして、単一の光源または伝達された光によって点灯し、スタートラインでの整列を手助けする。
音響表示装置、好ましくは拡声器の目に見える配置は要件ではないが、その伝達は、好ましくは所定のスタート位置で整列する競技者に直接的または間接的に向けられる。
情報ユニットのカメラも、スタートするために整列したボートを受け取る水面よりも上のヘッド部分に置かれるものとする。好ましい実施形態では、2台のカメラが正反対の180度の方向に取り付けられ、1台のカメラのレンズは、スタートのために既に整列した競技者に向けられる。もう1つのカメラはレーン上に設定され、スタート後に戻ってくる船首支持部は、通過するボートの一団を追ってもよく、その辿る経路を観察して記録してもよい。距離が長い場合、遠隔制御可能なレンズによって監督されることもある。
船首支持部のさらなる好ましい実施形態には周囲のパラメーターセンサーが提供され。そこでは、1つ以上の温度センサーが気温と水温を測定している。温度センサーは好ましくは少なくとも1つのNTCサーミスターである。
設定された目的は単一の温度センサーで達成されることもある−温度センサーがヘッド部分のみの水面よりも上の部分に設置される場合、センサーは、ヘッド部分を操作する駆動ユニットの制御状態に依存して、測定値が水温または気温であるかどうかを決定することができる。
風速および風向きセンサーは、スタート時に水面よりも上の位置にあるボート受け取りヘッド部分の一部に取り付けられてもよい。風力測定に基づいて、センサーは、例えば、加熱した白金フィラメントまたはプレートであってもよい。
好ましくは、スタート位置検知ユニットと情報ユニットの視覚表示装置、音響表示装置、周囲のパラメーターセンサー、および、カメラの電源は、スタート監視システムからのケーブルによって提供されてもよい。同様に、とりわけ短期間の電源として役立つように、船首支持部に直接的な電池作動式の電源を置くことも可能である。
スタート位置検知ユニットおよび情報ユニットの個々の部品の情報交換のための無線による解決策としての好ましい実施形態は、無線周波数(RF)ベースによって提供されてもよい。好ましくは、ケーブル接続は、バスシステム、例えばカスタマイズされたおよび/またはLINおよび/またはCANおよび/またはMOSTバスである。
船首支持部は、無線による解決策によって監視システムに、スタート位置検知ユニットと情報ユニットの信号を伝達するための特別なアンテナを装備しているのが好ましい。
ケーブル接続の場合には、実際に使用されるすべての船首支持部は、バスシステムに独立して接続されてもよい。バスシステムは、個々の船首支持部の数の柔軟な修正と同様に、とりわけ個々の船首支持部の情報ユニットのさらなる拡張をサポートする。必要に応じて、無線およびケーブル構造も余分な解決策として使用されてもよい。
船首支持部は、スタート位置検知ユニットと情報ユニットの信号といったすべての信号をスタート監視システム送信することができ、それによって出された指令を受け取ることができる。
情報ユニットは、そのほとんどの単純な構造において、それ自体のスタート位置検知ユニットの状態を表示する。例えば、1つまたはごく少数の船首支持部を設定のために用いる場合、好ましい実施形態は、それ自体のボートの状態を表示する情報ユニットでありえる。さらなる好ましい実施形態では、1つの情報ユニットは、複数のスタートするボートのそれぞれの個々のスタート位置検知ユニットの信号を同時に表示する。
図5は、船首支持部(101)の典型的な実施形態を例証する。船首支持部(101)にはボート受け取りヘッド部分(102)、スタート位置検知ユニット(110)および情報ユニット(105)、力伝達ユニット(103)、および、駆動ユニット(104))がある。駆動ユニット(104)は力伝達部(103)によってボート受け取りヘッド部分(102)に接続される。スタート位置検知ユニット(110)の好ましい実施形態は、これがプレス板(111)を有しているときである。
スタート位置検知ユニット(110)は、ヘッド部分(102)の前側、好ましくは、その内側またはその面に取り付けられる。我々の実施例において、ヘッド部分(102)の前側はそれ自体がプレス板(111)の衝突面である。
さらなる好ましい実施形態は、ヘッド部分(102)の前側が、バンパーとしてプレス板(111)の移動を制限し、さらに、情報ユニット(105)と同様にスタート位置センサー(114)も支持する、単なる十字形のピースである場合のものである。プレス板(111)の末端位置は、例えば、ヘッド部分(102)の側面などの他の構造によって提供されてもよい。
スタート位置検知ユニット(110)は、他の位置、例えば、ボートのオーバーランした位置にも配置されてもよく、この場合、図面に係るスタート位置検知ユニット(110)は左に90度回転する。
我々の典型的な実施形態では、プレス板(111)は弾性のプレートである。プレス板は、その下方側の線においてヘッド部分(102)に取り付けられ、その結果、それは整列しているボートの方向に傾き、表面はわずか数度だけ垂直から外れ、すなわち、その垂直面はボートの進行方向のベクトルに対して小さな角度をなす。プレス板(111)の配置および弾力性は、スタートのために整列しているボートが、可能な限り最良に、かつ、可能な限り最も大きな表面で、ヘッド部分(102)の内部の前側に接近するようなものである。好ましくは、プレス板(111)の形状は、目的にかなうように適切に傾いた大きな表面を備えた外形であってもよく、その下方の点の固定は適宜変動することもある。
スタート位置センサー(114)の我々の典型的な実施形態では、簡単な機械的な末端位置スイッチが使用されており、その可動部は、スイッチの切り替えの際、好ましくは、ヘッド部分(102)の前側に装入される。ヘッド部分(102)の前側に装入されるスタート位置センサー(114)の別の好ましい実施形態は、例えば、容量性または超音波によるスイッチを用いることで達成される。この場合、プレス板(111)は金属構造を有している必要はない。機械的な末端スイッチが接触することにより信号が生じ、一方で、さらなる実施形態の典型的なリストには、電力需要のある電子ユニットがある。電子ユニットの利点は、電子工学的に調整可能な範囲である接触ヒステリシスを有しているという点である。
図5に係る我々の典型的な実施形態では、スタート位置センサーは、電子ユニットも含む、力および/または圧力センサーであってもよい。
図5で示されるような構造において、スタート位置センサー(114)と情報ユニット(105)を支持するヘッド部分(102)の前側は、それ自体でプレス板(111)でもある。この場合、プレス板(111)としてのヘッド部分(102)の前側は、その下方の水平線で、ヘッド部分(102)の下側面に取り付けられるのが好ましく、その上方部分はスタート位置センサー(114)に支持され、その反対側は例えば、十字型のホルダーによって、情報ユニット(105)を同時に支持することもあるヘッド部分(102)の2つの側部に取り付けられる。好ましくは、スタート位置センサー(114)は、この場合、力または圧力を測定するセンサーである。
図5に係る我々の実施例における情報ユニット(105)は、ヘッド部分(102)の前側の外部の部品に取り付けられた。この場合、ヘッド部分(102)の前側は、情報ユニット(105)の少なくとも視覚表示装置に重なる大きさであり、好ましくは透明で、ボート本体から安全な構造を有している。
情報ユニット(105)のさらなる典型的な実施形態では、それはヘッド部分(102)の外側に置かれてもよい。
情報ユニット(105)とスタート位置検知ユニット(110)は、通信ケーブル(116)またはRF接続によって、スタート監視システム(120)に接続される。
通信ケーブル(116)により船首支持部(101)に低出力の電源と信号の伝達が与えられる。
スタート監視システム(120)は、一般に、船首支持部(101)を装備したすべてのボートのスタートをモニタリングするために、それぞれのボートに関してスタートライン上での適切な整列を制御するために、レースをスタートさせるために、ヘッド部分(102)の操作を制御するために、電力および通信センターとしてできる限りの情報を集めるために、好ましくは情報ユニット(105)によって、まずそれぞれの個別のボート装置の乗組員に、そしてその助手に指令を与えるために、岸に設置されたシステムである。
好ましくは、所定の状況下で例えば、太陽電池によって少なくとも部分的に充電されるバッテリー駆動式の電源が提供されてもよい。スタート監視システム(120)は、通信ケーブル(116)と動力伝達ケーブル(121)によって駆動ユニット(104)に接続される。好ましくは、通信ケーブル(116)は、力伝達ユニット(103)の内部の部品を経由する。船首支持部(101)のRF通信は、好ましくは、情報ユニット(105)により実行され、その反対側のユニットがスタート監視システム(120)である。
図6は、ヘッド部分(102)の内部に取り付けられたスタート位置検知ユニット(110)の別の典型的な実施形態を例証する。ヘッド部分(102)の内部の前側は、プレス板(111)を組み込むことなくボートが触れる側である。プレス板(111)は、スタートライン上でのボートの適切な整列によって、ボート受け取りヘッド部分(102)の前側に触れるように、ヘッド部分(102)の前側の前に直接取り付けられる。プレス板(111)は、ボートの船首の摺動になんの影響も及ぼさない穴である、小さな穿孔があけられた剛性の平面プレートで作られている。これはボートの動的衝撃に耐えるように構成されている。
プレス板(111)は回転軸(117)を備え、これは、水平であり、我々の典型的な実施形態では、整列しているボートのどの底部にも物理的に接触しないようなやり方で、プレス板(111)の高さの4分の1未満に位置づけられる。回転軸(117)の2つの終点は、ボート受け取りヘッド部分(102)の側面によって回転自在に固定される。我々の実施例において、スタート位置センサー(114)は磁場センサーであり、磁石は検出の一部である。磁場センサー、例えば、ホールセンサー(Hall sensor)は、AMR、すなわち異方性の磁気抵抗、または、リード管(Reed pipe)である。スタート位置センサー(114)のセンサーは、好ましくは、プレス板(111)の上部における正反対のピースとして取り付けられた磁石(112)とは反対に、ボート受け取りヘッド部分(102)の内部の前側の面に置かれる。
スタート位置センサー(114)のセンサーは、プレス板(111)の上部の最大のアークに沿って移動しつつ、置かれた磁石(112)の磁場を検知する。磁場検出器(113)のセンサーは、プレス板(111)のほぼ平行な位置に磁石(112)の磁場を検知するように、磁石(112)とは反対側のヘッド部分(102)の内部の前側に置かれる。
磁気ロック(118)の1つの磁石は、プレス板(111)上に取り付けられたもう1つの磁石の正反対のピースとして、ボート受け取りヘッド部分(102)に取り付けられる。
典型的なスタート位置センサー(114)のセンサーは、接続信号を送信する、通信ケーブル(116)の2つの筋(veins)に取り付けられたリード管である。図6に係るさらなる典型的な解決策は、金属板またはディスクが磁石の代わりに取り付けられた時のものである。スタート位置センサー(114)のセンサーは誘導スイッチであってもよい。この場合、金属板の幅、直径、および材料と誘導スイッチの直径、さらに、調整可能な電子デバイスの場合にはその設定が、接続距離、ヒステリシスを決定する。プレス板(111)に作用する圧力はそれ自体で検知されることもあり、その場合には、容量性センサーと超音波センサーは、最大の変位を引き起こすプレス板(111)の部品での検出に同じように使用される。
図7は、情報ユニット(105)の典型的な実施形態を例証する。
情報ユニット(105)は、船首支持部(101)の多機能部分、好ましくは、1つのユニットに統合されたその一部である。船首支持部(101)がスタート前に水面よりも上の位置にあるときに、情報ユニット(105)の作業の大部分が生じる。情報ユニット(105)は、好ましくは、防水構造中のコンピューターまたはタブレットのスクリーンに対応する視覚表示装置(106)を備える。個々のカメラ(108)または視覚表示装置(106)に統合された1つのカメラがあり、これは、スタートしようとするボートとは反対の情報ユニット(105)の最上部の点の上に取り付けられるのが好ましい。カメラ(108)の使用のさらなる好ましい解決策は、別のカメラ(108)が、情報ユニット(105)の外側の上部上に、ボートの進行方向に取り付けられるときのものである。情報ユニット(105)には、個々に制御された光源(107)として、追加の視覚表示装置(106)を装備されることもある。個々に制御された光源(107)、例えば、様々な色のLEDストリングは、活性な光源から構成された多くのものである。
典型的な実施形態では、情報ユニット(105)の両側に配された個々に制御された光源(107)のグループがある。情報ユニット(105)の内部側、すなわち、スタートする競技者の目に見える側には、少なくともスタートプロセスを示すカラー表示装置が配置される。情報ユニット(105)の外部半分には、例えば、競技者のスタート番号が表示されてもよい。
音響表示装置(109)は、情報ユニット(105)の1つまたは両方の内部側に配された拡声器であり、これは、整列とスタートに重要な役割を果たす。
その周囲のパラメーター・センサー(119)によって、情報ユニット(105)は、個々のまたは多機能のセンサーを使用して、複数のパラメーターを測定するのに適するように作られてもよい。温度センサーは、ボート受け取りヘッド部分(102)の位置に依存して、それ自体で、例えば、水温と気温を取り込むためのNTCサーミスターであってもよい。太陽電池をその上に置くことによって、光の程度の順番に関する情報が提供されてもよく、それと同時に、わずかながら、電源として機能する電池を充電してもよい。
図7は、情報ユニット(105)のみの外部の概略的な典型的な実施形態を例証する。好ましくは、情報ユニット(105)は、無線周波数通信と必要な信号処理または電源を含む。情報ユニット(105)は、通信ケーブル(116)によって、または、内臓の電池から、その操作に必要な電力を受け取る。好ましくは、情報ユニット(105)は通信ケーブルまたは無線周波数通信によってスタート位置検知ユニット(110)に接続され、それによって、その無線周波数信号を、スタート監視システムに、または、そのそれぞれの船首支持部(101)に整列しているボートの乗組員に、または、スタート監視システムなしで、それぞれの船首支持部(101)に付属する情報ユニット(105)の直接的な視覚および/または音響による操作のための機構である維持部に、送信する。同時に、これは、1つまたは少数の船首支持部(101)が使用される場合の、または、設定のための有利な実施形態である。
情報ユニット(105)は、その大部分の単純な構造において、それ自体のボートのスタート位置検知ユニット(110)のそれぞれの状態を表示する。さらなる実施形態では、1つの情報ユニット(105)は、スタートしようとする複数のボートのそれぞれのスタート位置検知ユニットの信号を表示してもよい。
情報ユニット(105)のローカルデータ収集は、例えば、メモリーカードで実現されてもよい。
図8は、自動スタートユニットおよびスタート監視システム(120)の船首支持部(101)の組み込みの典型的な実施形態である。
それぞれの遠隔制御されるスタート許可ユニットにはそれぞれの船首支持部(101)が装備されている。
実施の際には、スタート監視システム(120)は、スタートに関するすべての情報を集めて、動力を供給し、スタートを管理し、および、競技とタイミングをスタートさせるために、岸に大部分が配される。
スタート監視システムは、通信ケーブル(116)によって、駆動ユニット(104)と船首支持部(101)に接続される。個々のユニット間の通信は好ましくはバスシステムによって行なわれ、したがって、通信ケーブル(116)は、信号伝送の速度および距離に依存して、および、小規模な電力供給を目的として、適宜構成される。スタート監視システム(120)と個々の遠隔制御されるスタート許可ユニット(104)の駆動ユニット(104)は 動力伝達ケーブル(121)によって接続される。駆動ユニット(104)は、その構造に依存して、空気または電力によって動作し、したがって、動力伝達ケーブル(121)はエアーケーブルまたは電線のいずれかである。駆動ユニット(104)は通信ケーブル(116)によって制御される。
船首支持部(101)の情報ユニット(105)は、同様に、RF通信のために構成される。
専用ステーションとしての船首支持部(101)とスタート監視システムとの間には、RF通信があってもよい。RF通信システムは、通信ケーブル(116)と一緒に冗長システムとして役立つこともあれば、独立して動作することもある。スタート監視システム(120)の通信ケーブル(116)の誤った操作の場合、システムは、船首支持部(101)の電池電源が独立しているため、および、RF通信によって駆動ユニット(104)へ送られるスタート信号サービスのおかげで、動作可能なままであってもよい。
船首支持部の操作は、図5乃至8の個々の典型的な解決策に基づいて説明される。
図5では、船首支持部(101)は、駆動ユニット(104)スタート前の状態に応じて水面よりも上の位置にある。プレス板(111)は当初の位置にある。情報ユニット(105)とスタート位置センサー(110)は、通信ケーブル(116)および/またはRF通信によって、スタート監視システム(120)に情報を提供し、さらに、情報ユニット(105)は、スタート監視システム(120)からの指令と信号を受け取り送信する。加えて、情報ユニット(105)は、RF通信によって、スタート位置検知ユニット(110)の現状−ボートのスタート位置−も送信する。
ボートの整列により、プレス板(111)は、ヘッド部分(102)内に位置付けられたスタート位置センサー(114)に向かって移動する。ボートが動くと、プレス板(111)はその弾力によって当初の位置に戻る。スタート位置センサー(114)であらかじめ設定された距離におかれるプレス板(111)は、例えば、密封接続によって、ボートがスタート位置にあることを示す。スタート位置センサー(114)のスイッチの切り替えは小さなヒステリシス実現され、これは、水中のシステムに依存して調節されてもよく、それによって、個々の振動、迅速なオン・オフのスイッチの影響を低下させる。
スタート監視システム(120)の指令の際、駆動ユニット(104)は、力伝達部によって、水中の船首支持部(101)を受け取る。再スタートについては、その弾力性により、水面よりも上の位置に戻るボート受け取りヘッド部分(102)にあるプレス板(111)は、その当初の位置に引っ込む。
図6では、スタート位置検出器ユニット(110)の別の典型的な実施形態が、ヘッド部分(102)の一部において示されている。
スタート位置検知ユニット(110)の当初の位置は、図5に記載されたような位置に対応するが、プレス板(111)は磁気ロック(118)によって固定されており、ゆえに、その回転軸(117)のまわりで回転したり、適切でない振動を開始させたりすることはできない。スタートのために整列したボートにより、磁気ロックはロックされた位置から傾き、それによって、磁石(112)はスタート位置センサー(114)に接近することになり、磁石がある程度接近すると、スイッチがオンになる。磁気ロック(118)はさらに力を働かせるが、2つの磁石間の距離の増加によって強度は減少する。ボートが逆に流された場合、磁気ロックの力は、プレス板(111)を当初の位置に移動させて固定するほどには十分に大きい。
図7は、船首支持部(101)の情報ユニット(105)を例証しており、これは、スタート監視システム(120)と一緒に、ケーブルまたは無線で双方向通信をすることができる。競技者への説明と同様にスタートの前の整列は、音響表示装置および/または視覚表示装置に表示される。さらなる詳細な情報は、例えば、情報ユニット(105)の内側に赤−黄−緑の信号を与える、個々に制御された光源(107)によって、スタート直前に与えられてもよい。個々に制御された光源(107)の信号は、例えば、レーン番号、競技者のスタート番号を表示する情報ユニット(105)の外側で複製されてもよい。
個々に制御された光源(107)の制御は、スタート監視システム(120)によって設定されるのが好ましい。
情報ユニット(105)の内側のカメラ(108)は、スタート位置に整列したボートよりも先んじて追い、レーンと水面は、反対に外部に設置されたカメラ(108)によって放送されることもある。スタートの後、水中に沈むボート受け取りヘッド部分(108)は、情報ユニット(105)を水面下に移動させる−このとき水中の画像を送信する−が、ボートを通り過ぎた後、船首支持部(101)は、駆動ユニット(104)によって制御されて水面よりも上の当初の位置に戻り、情報ユニット(105)の外側にあるカメラは、通り過ぎるボートを追い、それが辿る経路を観察することができる。
競技者と整列したボートに向けられた情報ユニット(105)のカメラは、独立したまたは制御されたスタート位置検知ユニット(110)として、独立したボートスタート位置センサー(114)として、使用されてもよい。カメラ(108)には画像処理プロセッサが装備され、これは、所定の空間、スタート位置に関して、ボートの位置を評価し決定する。
情報ユニット(105)は、周囲のパラメーターの測定、例えば、温度の測定も同様に行うこともある。NTCセンサーによって与えられ処理された信号は、情報ユニット(105)の通信を介して、スタート監視システム(120)によって受け取られる。システムは、受信したデータが、駆動ユニット(104)の制御状態に基づいて、気温または水温に関連するかどうかを決定する。
図8で示されたシステムでは、それぞれのレーンの各々の船首支持部(101)に配されたすべてのスタート位置検知ユニット(110)は、スタート前の適切な整列を、スタート監視システム(120)に示さなければならず、該システムは、その後にのみ競技を開始させるスタート信号を発する。通信ケーブル(116)によってスタート信号が送信されると、船首支持部(101)は、力伝達部(103)と局所的な蓄電装置によって、動力伝達ケーブル(121)によって供給される動力を用いて、駆動ユニット(104)によって水面下に運ばれる。
船首支持部(101)の重要な利点は、スタート位置センサー(110)を備えたその構造にあり、これは、明らかに適切な整列を可能にする。競技者のボートで押されるボート受け取りヘッド部分(102)に作用する力は、力または圧力センサーによって制御される。
船首支持部(101)の別の利点は、情報ユニット(105)と一体化され、さらなる付属物の必要性、例えば、それぞれの競技者ごとにカラムを設置することを必要としなくなるという選択肢にある。ローカルデータ収集の利用と二重通信経路の設置によって、より安全に動作するシステムが配置されることもある。構造のさらなる利点は、競技者やスタート監視システム(120)だけでなく、観客とメディアにも同様にも提供することが可能な多くのサービスにある。

Claims (36)

  1. ボートの進行方向と交差するように配された長手方向のホルダー、
    水位調整ユニット、
    ダイナミックスタビライザー、および、
    機械式の駆動ユニット(10、104)を有する遠隔制御されるスタート許可ユニット、
    を備えるスポーツ目的の静水域でのボート競技のスタート装置用のベースモジュールであって、
    長手方向のホルダー(2)が1以上の剛性の中空管または輪郭成形したバーで作られることを特徴とする、ベースモジュール。
  2. 遠隔制御されるスタート許可ユニットの駆動ユニット(10、104)は、長手方向のホルダー(2)の長手軸に沿って任意に摺動可能な解除することのできる係合部によって、長手方向のホルダー(2)に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載のベースモジュール。
  3. 遠隔制御されるスタート許可ユニットの駆動ユニット(10、104)は、長手方向のホルダー(2)の長手軸に沿って、特定の位置で、解除することのできない係合部によって、長手方向のホルダー(2)に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載のベースモジュール。
  4. ベースモジュールは、情報ユニット、機械的なコネクター、電源コネクター、および、通信コネクターを備えることを特徴とする、請求項1に記載のベースモジュール。
  5. 機械的なコネクター(11)は、その長手軸に交差して長手方向のホルダー(2)の2つの端部に取り付けられ、および、スタビライザーホルダー(3)は、機械的なコネクター(11)によって定義される線に平行に長手方向のホルダー(2)の1つの端部に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載のベースモジュール。
  6. 複数のベースモジュール(1)と伸長可能に相互に連結するために、長手方向のホルダー(2)の長手軸に沿って機械的なコネクター(11)があり、閉鎖式のスタビライザーは、連続的に接続したベースモジュール(1)の末端部材の端部に取り付けられることを特徴とする、請求項3に記載のベースモジュール。
  7. 長手方向のホルダー(2)の中空の内部部分は、制御システムおよび情報システムの電力供給および/または空気動力供給のケーブルを収容するために構成され、通信コネクターおよび/または電源コネクターは、長手方向のホルダー(2)上に配されることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載のベースモジュール。
  8. 1つのベースモジュール(1)には2つのスタビライザーホルダー(3)が備え付けられ、その両端は、垂直レベル維持装置(4)の1つの端部に取り付けられ、垂直レベル維持装置(4)のもう一方の端部は浮遊式荷重支持要素(5)に取り付けられ、および、垂直レベル維持装置(4)の長さは調整可能であることを特徴とする、請求項1に記載のベースモジュール。
  9. 半径方向に延びるダイナミックスラビライザー(6、7)は、長手方向のホルダー(2)上に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載のベースモジュール。
  10. 長手方向のホルダー(2)は、その表面に形成された吸水口の開口部(13)を有する管であることを特徴とする、請求項1に記載のベースモジュール。
  11. 長手方向のホルダー(2)は、水またはガス状媒体の入口のための部分的に放水可能な開口部(13)を備えて形成されることを特徴とする、請求項1に記載のベースモジュール。
  12. 集中的な減衰力を加えるダイナミックスラビライザー(6、7)は、その長手方向の中間点のまわりで対称的に、かつ、半径方向に位置付けられた長手方向のホルダー(2)に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載のベースモジュール。
  13. 駆動ユニット(10、104)は、空気圧作業シリンダーを含むことを特徴とする、請求項1に記載のベースモジュール。
  14. 長手方向のホルダー(2)は、中空の内部部分の内側に配された通気区画を備えた管であることを特徴とする、請求項1に記載のベースモジュール。
  15. 長手方向のホルダー(2)は、中空の内部部分の内側に配された電気モーターを有する1つ以上の管であることを特徴とする、請求項1に記載のベースモジュール。
  16. ベースモジュールは船首支持部(101)を備え、船首支持部(101)は、情報ユニットと、ボートを受け取るためのヘッド部分(102)とを備え、前記ヘッド部分(102)は、力伝達ユニット(9、13)によって駆動ユニット(10、104)に接続され、スタート位置検知ユニット(110)を装備していることを特徴とする、請求項1に記載のベースモジュール。
  17. スタート位置検知ユニット(110)は、少なくともそれ自体のスタート位置の検知を表示するための表示装置を備えることを特徴とする、請求項16に記載のベースモジュール。
  18. スタート位置検知ユニット(110)は、複数のボートのスタート位置の検知を表示するための表示装置を備えることを特徴とする、請求項16または17に記載のベースモジュール。
  19. スタート位置検知ユニット(110)は、スタート位置センサー(114)とプレス板(111)を備えることを特徴とする、請求項16に記載のベースモジュール。
  20. スタート位置センサー(114)は、移動および/または末端位置を測定するためのセンサーであることを特徴とする、請求項19に記載のベースモジュール。
  21. スタート位置センサー(114)は張力計センサーであることを特徴とする、請求項19に記載のベースモジュール。
  22. スタート位置センサー(114)は画像処理を装備したカメラであることを特徴とする、請求項19に記載のベースモジュール。
  23. スタート位置検知ユニット(110)は、ボートを受け取るヘッド部分(102)の内部の前面に対して、ボートの船首によって移動可能なプレス板(111)、磁石(112)、磁場センサー(113)、および、磁石ロック(118)を有することを特徴とする、請求項19に記載のベースモジュール。
  24. 情報ユニット(105)は、視覚表示装置(106)および/または音響表示装置(109)および/またはカメラ(108)および/または周辺パラメータセンサー(119)を備えることを特徴とする、請求項16に記載のベースモジュール。
  25. 無線および/またはケーブルの信号伝達システムは、船首支持部(101)の情報ユニット(105)の部分間に、および/または、情報ユニット(105)とその専用ステーションとしてのスタート監視システム(120)との間に、配されることを特徴とする、請求項16に記載のベースモジュール。
  26. ボート受け取りヘッド部分(102)は、光学的に透明な合成材料で作られることを特徴とする、請求項16に記載のベースモジュール。
  27. スタート監視システム(120)のステーションとしての情報ユニット(105)は、船首支持部(101)のすべての信号を伝達し、スタート監視システム(120)の指令を受け取ることができることを特徴とする、請求項25に記載のベースモジュール。
  28. ボートのスタート位置検知ユニット(110)は、圧力信号または圧力信号の特定の値を伝達する圧力検知表面であり、ボートの船首によって物理的に接触可能であるボート受け取りヘッド部分(102)の一部に位置することを特徴とする、請求項19に記載のベースモジュール。
  29. スタート位置検知ユニット(110)の状態は、視覚表示装置(106)によって示されることを特徴とする、請求項24に記載のベースモジュール。
  30. 駆動ユニット(104)の制御システムは、スタート監視システム(120)に接続されることを特徴とする、請求項16に記載のベースモジュール。
  31. 情報ユニット(105)は、正反対の方向に取り付けられた2つのカメラ(108)を有し、1つのカメラ(108)はスタート位置に整列した競技者に向けられることを特徴とする、請求項24に記載のベースモジュール。
  32. 視覚表示装置(106)は、スクリーン、および/または、個々に制御された光源(107)であることを特徴とする、請求項24に記載のベースモジュール。
  33. 個々に制御された光源(107)の光は、ボートを受け取るヘッド部分(102)に誘導されることを特徴とする、請求項32に記載のベースモジュール。
  34. 遠隔制御される信号伝達は無線周波数範囲内であることを特徴とする、請求項25に記載のベースモジュール。
  35. ケーブル信号伝達はバスシステムであることを特徴とする、請求項25に記載のベースモジュール。
  36. 船首支持部は、水温および/または気温および/または風向きおよび/または風速を測定するための周辺パラメーターセンサー(119)を有する、請求項16または請求項24に記載のベースモジュール。
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