JP2015527204A5 - - Google Patents
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Description
タービンエンジンブレードの重量を減少させるため、とりわけこれらの冷却を可能にするために、非恒久的な模型に耐火コアを埋め込むことは一般的な方式である。このような耐火コアは、模型の材料が取り出された後、および金属が鋳造および冷却された後もシェル鋳型の内側に残り、これによって金属部品に中空容積を形成する。具体的には、後縁の良好な冷却を提供するために、その薄さが特に高温の影響を受けやすいことを考慮して、後縁用の冷却スロットを形成するように、このようなコアを後縁において模型の表面と同一平面にすることが、一般的な方式である。とは言うものの、この場所でのコアの薄さはこれを壊れやすくする。加えて、金属の鋳造および冷却の間、コアをシェル鋳型の内側の正しい位置に保持するために、その熱膨張を案内することが望ましい。この目的のため、模型は、後縁に隣接して、後縁と拡張バーとの間に模型の各側面と同一表面となる耐火コアのワニス表面を有する、案内バーを含んでもよい。これら表面上のワニスは、模型の材料と一緒にシェル鋳型から取り出されるが、この場所におけるコアの膨張をその厚さに対して直角な方向に案内するように、耐火コアとシェル鋳型との間に(数百分の1ミリメートル程度の)わずかな空隙があることを保証する。拡張バーの内側で、コアの厚さはより大きくてもよく、これによりさらに堅牢にする。
とは言うものの、後縁または拡張バーとブレードプラットフォームとの交点の鋳型空洞の形状の間の複雑さは、粒子が発生する危険性を増加させる。
本発明は、特にこれらの不都合を是正しようとするものである。具体的には本発明は、消失模型鋳造方法で模型から作成される際に、後縁または拡張バーとタービンエンジンブレードのプラットフォームとの間の交点の近傍に、望ましくない粒子が形成されるのを回避することを可能にする、模型を提供しようとするものである。
本発明の少なくとも1つの実施形態において、この目的は、模型が、プラットフォームと前記拡張バーとの間に延在してその間に自由縁を有するウェブも含むということによって、達成される。用語「ウェブ」は本文脈において、非常に細い、すなわち他の寸法よりも著しく小さい厚さの、壁を指すために使用される。とは言うもののウェブの厚さは、必ずしも拡張バーの厚さよりも小さくする必要はない。
これらの提供によって、より緩やかな後縁とプラットフォームとの間の変化を保証して、望ましくない粒子の発生源となり得る鋭角コーナーを回避することが可能である。このような模型を用いる鋳造方法に起因する鋳放しはいずれにせよ拡張バーを除去するために引き続き機械加工されなければならないので、このウェブは、追加工程を生じることなく同じ機械加工ステップにおいて除去されることが可能である。
有利なことに、ウェブの自由縁は、プラットフォームと後縁との間のみならずプラットフォームの縁においても望ましくない粒子が核形成するのを回避するように、プラットフォームの一縁から拡張バーまで延在してもよい。
望ましくない粒子が形成するのをさらに回避するために、模型は拡張バーの自由縁とウェブの自由縁との間に漸進的な変化を有してもよい。加えて、ウェブは拡張バーの厚さより小さいかまたはこれと等しい厚さであってもよく、ウェブの自由縁は横断面において丸みを帯びていてもよい。
成形するための部品が複雑な形状であるとき、それでもなおこれらは、各鋳型空洞7の中の金属の指向性凝固をより複雑にすることになる。具体的には、空洞7の鋭角コーナーは、部品を弱める望ましくない粒子の原因となる可能性がある。このような望ましくない粒子が形成するのを回避するために、この実施形態における模型12は、鋳型空洞7の中の特定の鋭角を平滑化する、追加要素を受容する。タービンエンジンブレードを作成するためのこのような鋳造模型12の1つは、図3および図4に示されている。このためこの鋳造模型12は、ブレード本体14およびブレードをタービンエンジンロータに締結するためのブレード根元15を備える、タービンエンジンブレードの形状である。ブレード本体14は、前縁18および後縁19に沿ってつながっている、吸引側16および圧力側17を有する。プラットフォーム20はブレード本体14とブレード根元15との間にある。模型12はまた、部品外要素、具体的には、後縁19に隣接する拡張バー21と、ブレード根元15の反対の末端においてブレード本体14を延在させる部品外セグメント22と、を有する。この部品外セグメント22はセレクタチャネル9に接続するためのものであり、ブレード根元15は供給チャネル8に接続するためのものであり、シェル鋳型1の中の模型12によって形成された鋳型空洞7の中で、溶融金属が投入の間はブレードの根元15からブレード本体14に向かって流れ、その指向性凝固の間は反対方向に向かって引き続き凝固するようになっている。
模型12はまた、タービンエンジンブレードの中に空洞を形成することを目的として、耐火性の固体コア23も有する。模型12の各側面では、コア23のワニス表面31は、図5および図6に示されるように、後縁19とバー21との間で模型12の表面と同一平面になっている。模型12を浸漬およびダスティングするステップの間、スリップ含浸砂シェルは、コア23のこれらワニス表面31を含む、模型12の露出表面上に形成する。模型の取り出しおよび/またはシェルの焼成の間、これらの表面31を覆うワニスもまた除去され、これにより、コアのこれらの表面31とシェル鋳型1の対応する内側表面との間に、通常は200から300分の1ミリメートルの範囲にある、わずかな空隙を残す。この場所において、この小さな空隙は、シェル鋳型1に対してコア23がその厚さに直角に移動できるようにし、これにより金属の投入および冷却の間にコア23の熱膨張を案内する。とは言うものの、この空隙の小さいサイズは、この場所においてコア23とシェル鋳型1との間で溶融金属が流れるのを防止する。このため鋳放しにおいて、後縁およびバーは、鋳放しを仕上げる間にバーのその後の機械加工を容易にする間隙によって、分離される。
望ましくない粒子の形成に関して特に危険な場所は、後縁19とプラットフォーム20との間の交点の近傍である。複数の鋭角コーナーがこの場所に集まる可能性があり、これによって望ましくない粒子が形成する危険を増大させる。これを回避するために、図示される実施形態において、模型12はまた、バー21とプラットフォーム20との間に細いウェブ24も有する。ウェブ24は、バー21とプラットフォーム20の縁26の縁26aの末端との間に延在する自由縁25を有する。ウェブ24は、隣接するバー21の厚さe2と等しいかまたはこれより小さい厚さe1である。ウェブ24の高さh1は、部品外セグメント22を含むブレード本体14の実高さh2のおよそ半分である。図5および図6に示されるように、ウェブ24の自由縁25およびバー21の外側縁27が丸みを帯びている限り、その間の変化28は非常に漸進的である。バー21およびウェブ24はいずれも、もしあれば後縁19の曲率に続く。ウェブ24とプラットフォーム20との間の変化29は、図7に示されるように、長手方向平面において丸みを帯びており、吸引側17とプラットフォーム20との間の変化30の線から続いている。
このような模型から少なくとも1つのタービンエンジンブレードを作成するために使用される鋳造方法において、鋳放しのウェブおよびバーは、鋳放しを仕上げながら機械加工することによって、容易に同時に除去されることが可能である。これにより、ウェブ24を有していない模型において必要とされるよりも多くの機械加工工程を実行する必要性を伴わずに、きれいな部品を得ることを可能にする。
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