JP2015525379A - 電流波を生成する電流発生器デバイス及び方法 - Google Patents

電流波を生成する電流発生器デバイス及び方法 Download PDF

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Abstract

電流発生器デバイスが処理ユニット2を備え、処理ユニットは、所望の電流波を表す入力データを取得するように設計される入力モジュール6と、入力モジュール6に接続され、所望の電流波を受信し、一次電圧波を生成するように設計された管理及び制御モジュール8と、管理及び制御モジュール8に接続され、一次電圧波を受信し、出力電流波を生成するように一次電圧波を処理するように設計される出力モジュール12とを備える。管理及び制御モジュール8は、出力モジュール12から出力電流波を受信し、出力電流波を所望の電流波と比較し、それらの電流波が実質的に等しくない場合には、所望の電流波に実質的に等しい新たな出力電流波を得るように、一次電圧波を変更するように更に設計される。

Description

本発明は電流発生器デバイス及び電流波生成方法に関する。
より具体的には、本発明は、ユーザによって供給される入力データに基づいて電流波形を生成する電流発生器及び方法に関する。
文献RM2010U000096は、所定の二乗平均平方根値及び所定の周波数帯域を有する波形を伴う電流を生成することができるカレントミラーデバイスを開示する。
このデバイスによって生成される波の特定のパラメータは、波を生成するプロセス中にリアルタイムに変更できないので、これらのパラメータは動的に変調又は制御することはできない。更に、知られているデバイスは、オシロスコープのような読取り機器によって取得され、デバイス自体の入力に供給される波形を正確に再現することはできない。
RM2010U000096
したがって、本発明の目的は、波を生成するプロセス中にユーザによって変更することができ、外部読取り機器によって取得される波形を忠実且つ正確に再現することもできる、特定のパラメータによって定義された波形を動的に生成することができる電流発生器デバイス及び方法を提案することである。
これらの目的及び他の目的は、その特徴が請求項1に規定される電流発生器デバイス、及び請求項5に規定される電流波生成方法によって達成される。
従属請求項において具体的な実施例が記述されており、その内容は本説明の不可欠、且つ一体構成の部分と見なされるべきである。
本発明の更なる特徴及び利点は、添付の図面を参照しながら、非限定的な実例として純粋に与えられる、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明によるデバイスのブロック図である。 出力電流波を生成し、制御するために管理及び制御モジュールによって実行される動作の流れ図である。 出力電流波にPI制御を適用するために管理及び制御モジュールによって実行される動作の流れ図である。
図1は、本発明による電流発生器デバイスのブロック図を示す。
そのデバイスは、処理ユニット2に接続される電源1を備え、処理ユニットは更に、変換モジュール4と、入力モジュール6と、管理及び制御モジュール8と、増幅モジュール10と、出力モジュール12とを備え、これらの構成要素は後に詳細に説明される。
簡潔には、処理ユニット2は、出力モジュール12の出力において出力電流波を生成するように設計され、前記出力電流波は、以下に説明されるように、入力モジュール6を通してユーザによって供給され、管理及び制御モジュール8によって処理されるデジタル入力データに基づいて生成される。
デジタル入力データは所望の電流波を表す。
出力電流波は、出力モジュール12によって、知られている方法で寄生インダクタンスに関連付けられた抵抗を有する負荷14に供給され、抵抗及び寄生インダクタンスは合わせて、負荷14の誘導性インピーダンスを形成する。
好ましくは、出力電流波は、20Hz〜7kHzの範囲内で変動する周波数と、0A〜30Aの範囲内で変動するピーク値とを有する。
電源1は、230Vタイプの配電網であるか、又は知られているタイプの安定化電源装置であることが好ましい。
有利には、その入力において、好ましくは110V、125V、160V、230V、260V及び400Vのような1組の値から選択された所定の値を有する供給電圧信号を受信し、その出力において、所定の値、例えば、230Vを有する出力電圧信号を供給するように設計された、知られている方法で作製された安定化電源装置を用いることができる。
外部電源1から得られた信号は、変換モジュール4に供給する交流電圧信号である。
変換モジュール4は、知られている方法で、交流電圧信号を連続した電圧信号に変換し、変換モジュールはその信号を入力モジュール6、管理及び制御モジュール8、増幅モジュール10、並びに出力モジュール12のそれぞれに送出する。
入力モジュール6は、ユーザによって供給されたデジタル入力データを受信し、そのデータを管理及び制御モジュール8に送出するように設計された入力処理ユニット、好ましくは、関連するタッチスクリーンを有するプロセッサを備える。入力モジュール6は、マンマシンインターフェースを形成し、画面表示のグラフィックス及びページは、デジタル入力データのユーザエントリを容易にするように、知られている方法でプログラム可能である。
入力モジュール6は、電流発生器デバイスに組み込むことができるか、又は電流発生器デバイスに知られている方法で接続されるリモートプロセッサとすることができる。
管理及び制御モジュール8は、出力において出力電流波を生成することができるように、増幅モジュール10に送出されることになる一次電圧波を生成し、変更するように設計される。
増幅モジュール10は、一次電圧波を受信し、それを増幅して最終電圧波を生成するように設計された電力増幅器であることが好ましい。
出力モジュール12は、出力電流波を生成するように、増幅モジュール10から受信された最終電圧波を知られている方法で処理するように設計された変圧器(知られている方法で一次分岐及び二次分岐を設けられる)を備える。
本説明の残り部分では、「出力電流波」という用語は、変圧器の二次分岐内に存在する波を示すために用いられる。
変圧器の二次分岐は追加のインダクタンスを含み、その値は、二次巻線のインダクタンスに加えられるときに、結果として生成される値が、例えば、負荷14の誘導性インピーダンスより2桁〜3桁大きくなり、その結果、負荷インダクタンスが二次分岐内に存在する全インダクタンスに対して無視できるほどになるように選択される。
知られているタイプの少なくとも1つの電流測定トランスデューサが変圧器の一次分岐に接続され、このトランスデューサは、その中に流れる電流を表す信号を、管理及び制御モジュール8に送出するように設計される。この中間信号は、先に定義されたような出力電流波に、知られている方法で(変圧器の変圧比を介して)関連付けられ、以下に説明されるように、電流波生成方法のステップを実行するために管理及び制御モジュール8によって用いられる。
知られているタイプの少なくとも1つの電流測定トランスデューサが変圧器の二次分岐に接続され、このトランスデューサは、その中に流れる電流を表す信号を制御モジュール8に送信するように設計される。この信号は、先に言及されたように、二次分岐内に存在する出力電流波を表し、以下に説明される方法を実行するために管理及び制御モジュール8によって用いられる。
好ましくは、負荷14の誘導性インピーダンスの異なる値範囲に基づいて動作するために、又は発生器の動作範囲を拡張するために、出力モジュール12は、有利には、出力モジュール12を切断することができ、処理ユニット2を外部出力モジュールに接続できるようにするスイッチに接続され、外部出力モジュールは、出力モジュール12と実質的に同一であり、出力モジュール12と同じ機能を提供するように設計される。
デジタル入力データによって、ユーザは、出力電流波として生成されることになる所望の電流波を定義できるようになる。
したがって、(所望の電流波のような)出力電流波は、知られている方法で複数の点を含み、それぞれの点は、入力モジュール6に関連付けられた座標系、例えば、コンピュータの画面上に表示され、画面左側の垂直方向中間にその原点を有するデカルト座標系内で定義される横座標値及び縦座標値によって特徴付けられる。
具体的には、デジタル入力データは、その形のタイプ(例えば、正弦波、方形波、三角波又は他の波)、これらの形を表す量(例えば、正弦波の振幅及び周波数、方形波の周期及びオン時間、三角波の周期、ランプ及びオン時間など)、及び最大ピーク電流値(例えば、約21Ar.m.s.を得るために、0A〜30A)のような、波形パラメータを含む。
説明の残り部分において、「設定点データ」という用語は、所望の電流の瞬時値を表す、入力データに属するデータのみを示すために用いられる。
代替的には、デジタル入力データは複数の点(上記の座標系の横座標点及び縦座標点)を含む。
このようにして取得されたデジタル入力データは、管理及び制御モジュール8に送信される。
本発明の変形形態では、入力モジュール6は、オシロスコープなど、電流発生器デバイスの外部にある機器から任意の波形を取得するように設計され、これらの既知の波形から、知られている方法で、管理及び制御モジュール8に送信されることになるデジタル入力データを導出する。
有利には、入力モジュール6は、例えば、デジタル入力データを入力するためにユーザによって用いられるのと同じ画面上に、出力電流波の値を表示するように設計される。これらの値は、管理及び制御モジュール8によって(接続8aを介して)出力モジュール12の出力から得られ、管理及び制御モジュールによって、接続6aを介して入力モジュール6に送出される。
好ましくは、入力モジュール6は、出力電流波形が安定するまで点灯されるインジケータランプを有する。このようにして、ユーザは、画面上に表示される波が依然として過渡的な段階にあり、したがって、所望の電流波に対応しないことを知らされる。
管理及び制御モジュール8は、入力モジュール6からデジタル入力データを受信し、増幅モジュール10に送出されることになる一次電圧波を表す第1のデータを生成するように、以下に説明されるように、それらの入力データを刻々と処理するように設計される。
具体的には、第1のデータは、数値データであり、知られている方法でアナログ一次電圧波に変換され、その後、アナログ一次電圧波は増幅モジュール10に送出される。
説明の残りの部分において、説明される全ての動作は、点値に関して刻々と実行されると見なされる。
説明の残りの部分において、「電圧データ」という用語は、一次電圧波の電圧値を表す、第1のデータに属するデータのみを示すために用いられる。これらの電圧データは、例えば、その変化の最小単位が所定のアナログ電圧範囲(mV単位)、例えば、0.14mVに対応するD/Aコンバータを用いて変換を実行することによって、対応する瞬時電圧に変換される。
出力電流波は、出力モジュール12によって、接続8aを介して管理及び制御モジュール8に送出され、管理及び制御モジュール8は、それを知られている方法で変換し、それにより、この出力電流波を表す第2のデータを生成する。
説明の残りの部分において、「電流データ」という用語は、出力電流の瞬時値を表す、第2のデータに属するデータのみを示すために用いられる。
簡潔には、管理及び制御モジュール8は、以下に詳述されるように、第2のデータを入力データと比較し(すなわち、出力電流波を所望の電流波と比較し)、第2のデータが入力データに実質的に等しくなるまで(すなわち、出力電流波が所望の波に実質的に等しくなるまで)、第1のデータ(すなわち、一次電圧波)を変更するように設計される。
この説明において、「実質的に等しい」という用語は、出力電流波が、刻々と、所望の電流波の対応する電流値の所定の範囲内、例えば、±3%内に入る電流値を有することを示すために用いられる。
具体的には、管理及び制御モジュール8は、刻々と、図2の流れ図に示される動作を実行する。
したがって、増幅モジュール10及び出力モジュール12によって実行される後続の処理の助けを更に借りて、出力電流波が生成される。
最初に、第1のデータ、特に電圧データのための初期化値が設定され、これらの初期化値は、管理及び制御モジュール8によって以下に説明されるように処理された新たなデータに基づいて実質的に更新される。
ステップ100において、管理及び制御モジュール8は、入力データ、特に設定点データを取得する。
ステップ102において、ピーク値が0から所望の電流波のピーク値の所定のパーセンテージ、例えば、95%まで徐々に増加する出力電流波が得られるように、管理及び制御モジュール8は、上昇する一次電圧ランプを徐々に生成する。
そのランプを生成するように、管理及び制御モジュール8は、上記のD/Aコンバータによって電圧データを変換し、それにより、知られている方法で、一次電圧波が得られ、増幅モジュール10によって増幅され、出力モジュール12によって処理されるときに、一次電圧波は出力電流波になる。
上記のように、出力電流波は、この時点で、接続8aを介して、管理及び制御モジュール8に送出され、管理及び制御モジュール8は、ステップ104において、その電流波(第2のデータを得るために変換されている)を所望の電流波と(第2のデータと入力データとの比較を実行することによって)比較する。これらの波が実質的に等しくない場合には(言い換えると、出力電流波が、刻々と、所望の電流波の対応するレベルの所定の範囲内、例えば、±3%内に入る値を有しない場合には)、その手順は以下に示されるように継続する。
このステップS102において、「出力電流波」は、出力モジュール12の変圧器の一次分岐内に位置する電流測定トランスデューサによって供給される中間信号であると見なされる。
代替的には、この変圧器の二次分岐内に位置する電流測定トランスデューサによって供給される信号を用いることができる。
更に、ランプを生成するように、管理及び制御モジュール8は、知られている方法で、所望の電流波と、ステップ102において生成された出力電流波との間の位相差を計算する。例えば、この位相差Δφは以下のように計算される。
ただし、Px_MAXは最大電流ピークが存在する点の位置(横座標)を表し、Px_minは、最小電流ピークが存在する点の位置(横座標)を表し、outputは出力電流波を表し、desiredは所望の電流波を表す。
経時的に記述される動作を実行するために用いられる瞬時データの使用が参照されるとき、以下に示される全てのステップにおいて、知られている方法で位相差Δφが用いられる。
実際には、位相差Δφによって、所望の電流波及び出力電流波の対応する点を処理できるようになる。
所定の瞬間tにおいて、所与のデータ要素(所与の電流波、例えば、所望の電流波又は出力電流波のアナログ値に対応する)を取得することが望ましい場合には、電流発生器デバイスは、瞬間t+Δφにおいて、言い換えると、そのデバイスの電気的慣性(時定数)に起因する遅延後に、このデータ要素を返す。
位相差Δφを知ることによって、瞬間t+Tにおいて送信されることになる対応する点を補正又は変更するために、瞬間tにおいてどのデータ要素(アナログ値)が考慮されるべきであるかを知ることができるので、位相差Δφを知ることは非常に重要である。ただし、Tは当該波の周期である。
したがって、簡単にするために、説明の残り部分において、所望の電流波及び出力電流波の瞬時値のみが示されることになるが、2つの異なる波に属する対応する点が互いに対して配置されることになるときに、この中に、知られている方法で、位相差Δφの適用が常に含まれなければならない。
出力電流波が所望の電流波に実質的に等しくないとき、ステップ106において、管理及び制御モジュール8は、出力電流波と一次電圧波との間の比を求めるために、知られている方法で、伝達関数を計算する。
したがって、管理及び制御モジュール8は、刻々と、出力電流データと電圧データとの間の比を計算し、それより、2つのアナログ波間の増幅比を表す第3のデータを得る。
ステップ108において、管理及び制御モジュール8は、所望の電流波の対応する値の所定の範囲、例えば、±3%内に入る値を刻々と有する新たな出力電流波に対応する新たな一次電圧波を得るために、伝達関数を適用する。
具体的には、管理及び制御モジュール8は、伝達関数を適用し、それにより、新たな電圧データを得るために、設定点データと第3のデータとの比を計算する。
ステップ102、104、106及び108は、その後、設定点データからのその差が、所定の範囲、例えば、±3%内に入る最新の出力電流データを刻々と有する出力電流波に対応する一次電圧波が得られるまで繰り返される。
この時点で、ステップ110において、管理及び制御モジュール8は、図3の流れ図に示される動作を実行することによって、一次電圧波にPI(比例−積分)制御を適用する。
PI制御は、出力電流波が安定した状態のままであるように、一次電圧波が変更されるようにしなければならない。その方法のこのステップにおいて、動作は非線形状態において行われるので、不安定化する作用をもたらす突然の補正を行うことなく、先行するステップの最後に達成された平衡状態をできる限り保持する必要がある。
具体的には、PI制御は、刻々と、設定点データと最新の出力電流データとの間の比較(比例補正)のステップ200を含む。
これらの最新の出力電流データが設定点データより小さい場合には、電圧データを所定の量だけ、例えば、D/Aコンバータの変動の最小単位だけ増加させる。
一方、最新の出力電流データが設定点データより大きい場合には、電圧データを所定の量だけ、例えば、D/Aコンバータの変動の最小単位だけ減少させる。
ステップ202において、その後、管理及び制御モジュール8は、上記のように増加又は減少する電圧データに適用されることになる積分補正の計算を実行する。
具体的には、電圧データは上記のように計算された積分値だけ新たに増加する。
積分値は、設定点データと出力電流データとの間に存在する誤差の代数総和によって得られた和データ要素である。好ましくは、この積分値は所定の減衰係数、例えば、5×10−6と乗算される。
積分値は以下のように計算される。先行するステップの実行中に、管理及び制御モジュール8は、設定点データと、刻々と生成される出力電流データとの間の差(所望の電流波と出力電流波との間の差)を計算し、複数の差データを得る。これらの差データが代数的に加算され、それにより、上記の和データ要素が得られる。最後に、先に言及されたように、和データ要素が減衰係数と乗算される。
この時点で、PI補正が終了され、その出力に最終的な出力電流波が現れ(この波は、比例補正と、その後の積分補正の結果として、その電圧データがあらかじめ増加及び減少している一次電圧波から生成される)、最終的な出力電流データに関連付けられる。
PI補正のステップは、順次に行われるかのように先に説明されたが、実際には、管理及び制御モジュール8はステップ200及び202を非同期に実行し、したがって、これらのステップは概ね同時に完了するので、電圧データは、これらのステップの結果に基づいて、一時点で一緒に変更されることに留意されたい。
この時点で、図2に戻ると、その方法は、後続のステップ112に進み、そのステップでは、最終的な出力電流波の安定性が制御される。
このために、所与の周期における最終的な出力電流波が、先行する周期において生成された最終的な出力電流波と比較され(2つの連続する周期内の波の対応する点間の比較)、それにより、これらの波の二乗平均平方根偏差間の差が得られる。
具体的には、先行する周期Tに属するtに対応する瞬間における同じ波の二乗平均平方根偏差(SQMt−T)とともに、所与の瞬間tにおける最終的な出力電流波の二乗平均平方根偏差(SQM)が計算され、これらの差が求められる。
具体的には、所与の瞬間tにおける最終的な出力電流波の点ごとに、この点と、先行する周期t−Tにおける最終的な出力電流波のそれぞれの点との間の差が計算される。全てのこれらの差の和が第1の差データd1を形成する。
d1が第1の所定のしきい値、例えば、35より大きい場合には、dがしきい値より小さくなるまで、ステップ110及び112が繰り返される。
d1が第1のしきい値より小さい場合には、ステップ114で最終的な出力電流波が所望の電流波と比較され、それらの波が一致するか否かに関するチェックが行われる。
この説明において、「一致する」という用語は、電流発生器デバイスの物理的な精度の限界において、最終的な出力電流波が所望の電流波と同一であることを示すために用いられる。
このために、最終的な出力電流波の二乗平均平方根偏差(SQMfinal)とともに、所望の電流波の二乗平均平方根偏差(SQMdesired)が計算され、これらの差が求められる。
具体的には、所望の電流波の点ごとに、この点と、最終的な出力電流波のそれぞれの点との間の差が計算される。全てのこれらの差の和が第2の差データd2を形成する。
d2が第2の所定のしきい値、例えば、500より小さいとき、電流発生器デバイスの精度の限界に達しているので、その方法は終了する。
d2が第2のしきい値より大きいとき、(例えば、所定のアンペア数、例えば、1mAだけ大きくすることによって)設定点データに所定のオフセットが加えられ、その方法はステップ100から再開する。このようにして、補正の改善を妨げる任意の非線形性が補償され、一方、ユーザによって最初に入力された設定点データが保持される。
明らかに、本発明の原理が保持されるなら、添付の特許請求の範囲において規定されるような本発明の範囲から逸脱することなく、実施例の応用形態の形及び細部を、非限定的な例によって単に記述及び図示されてきた内容から広く変更することができる。

Claims (11)

  1. 処理ユニット(2)を備える電流発生器デバイスであって、前記処理ユニット(2)が、
    所望の電流波を表す入力データを取得するように設計された入力モジュール(6)と、
    前記入力モジュール(6)に接続され、
    前記所望の電流波を表す前記入力データを受信し、
    一次電圧波を生成するように設計された管理及び制御モジュール(8)と、
    前記管理及び制御モジュール(8)に接続され、前記一次電圧波を受信し、出力電流波を生成するように前記一次電圧波を処理するように設計された出力モジュール(12)とを備え、
    前記管理及び制御モジュール(8)は、
    前記出力モジュール(12)から前記出力電流波を受信し、
    前記出力電流波を前記所望の電流波と比較し、それらの電流波が実質的に等しくない場合には、前記所望の電流波に実質的に等しい新たな出力電流波を得るように、前記一次電圧波を変更するように更に設計される、デバイス。
  2. 前記管理及び制御モジュール(8)と前記出力モジュール(12)との間に配置され、前記一次電圧波を受信し、それを増幅するように設計された増幅モジュール(10)を更に備える、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記入力デバイス(6)は、関連付けられたタッチスクリーンを備えるプロセッサを備える、請求項1又は2に記載のデバイス。
  4. 前記出力モジュール(12)は変圧器を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス。
  5. 電流波を生成する方法であって、
    a)所望の電流波を表す入力データを取得するステップ(100)と、
    b)一次電圧波を生成するステップ(102)と、
    c)前記一次電圧波を処理し、それにより、出力電流波を得るステップと、
    d)前記出力電流波を前記所望の電流波と比較するステップ(104)と、前記出力電流波が、前記所望の電流波の対応する値の所定の範囲内にある値を刻々と有しない場合には、
    e)前記出力電流波と前記一次電圧波との間の伝達関数を計算するステップ(106)と、
    f)新たな一次電圧波を得るように前記伝達関数を適用するステップ(108)と、
    g)得られた前記一次電圧波が、前記所望の電流波の前記対応する値の所定の範囲内にある値を刻々と有する出力電流に対応するまで、ステップc)〜f)を繰り返すステップと、
    h)最終的な出力電流波を得るように、ステップg)において得られた前記一次電圧波に比例−積分制御を適用するステップ(110)と、
    i)前記最終的な出力電流波の安定性を制御するステップ(112)と、
    j)前記最終的な出力電流波を前記所望の電流波と比較し(114)、それにより、それらの波が一致するか否かをチェックするステップとを含む方法。
  6. ステップb)とステップc)との間に、前記一次電圧波を増幅する動作を更に含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記伝達関数を計算する動作(106)は、
    前記出力電流波の電流値を表す出力電流データと、前記一次電圧波の電圧値を表す電圧データとの比を計算するし、それにより、第3のデータを得るステップを含む、請求項5又は6に記載の方法。
  8. 前記伝達関数を適用する動作(108)は、
    前記所望の電流波の前記電流値を表す、前記入力データに属する設定点データと、前記第3のデータとの間の比を計算し、それにより、新たな電圧データを得るステップを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 比例−積分制御を適用する動作(110)は、
    ステップg)において前記所望の電流波の前記対応する値の所定の範囲内の値を有する前記出力電流波の前記電流値を表す最新の出力電流データを、前記入力データに属し、前記所望の電流波の前記電流値を表す設定点データと比較する動作と、
    前記比較の結果に基づいて、ステップg)の前記出力電流波に関連付けられた前記一次電圧波の前記電圧値を表す電圧データを増加又は減少させる動作と、
    先行するステップにおいて変更された前記電圧データに適用されることになる積分補正の計算を実行し、それにより、最終的な出力電流波を得る動作とを含む、請求項5から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記最終的な出力電流波の前記安定性を制御する動作(112)は、
    前記波の前記平均二乗偏差間の差を計算し、それにより、第1の差データ(d1)を得ることによって、所定の周期における前記最終的な出力電流波を、先行する周期において生成された前記最終的な出力電流波と比較する動作と、
    前記第1の差データ(d1)を第1の所定のしきい値と比較する動作と、
    前記第1の差データ(d1)が前記第1のしきい値より大きい場合には、前記第1の差データ(d1)が前記第1のしきい値より小さくなるまで、ステップh)及びi)を繰り返す動作とを含む、請求項5から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記最終的な出力電流波を前記所望の電流波と比較する動作(114)は、
    前記第1の差データ(d1)が前記第1のしきい値より小さいか否かをチェックする動作と、
    前記所望の電流波の前記平均二乗偏差と前記最終的な出力電流波の前記平均二乗偏差との間の差を計算し、それにより、第2の差データ(d2)を得る動作と、
    前記第2の差データ(d2)を第2の所定のしきい値と比較する動作と、
    前記第2の差データ(d2)が前記第2の所定のしきい値より小さい場合には、前記方法を終了する動作と、
    前記第2の差データ(d2)が前記第2の所定のしきい値より大きい場合には、前記入力データに所定のオフセットを加え、前記第2のしきい値より小さな前記第2の差データ(d2)が得られるまで、ステップb)〜j)を繰り返す動作とを含む、請求項10に記載の方法。
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