JPH09288127A - 任意波形発生器 - Google Patents

任意波形発生器

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JPH09288127A
JPH09288127A JP8098624A JP9862496A JPH09288127A JP H09288127 A JPH09288127 A JP H09288127A JP 8098624 A JP8098624 A JP 8098624A JP 9862496 A JP9862496 A JP 9862496A JP H09288127 A JPH09288127 A JP H09288127A
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JP
Japan
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pen
coordinate detection
detection panel
unit
waveform
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JP8098624A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamashita
隆司 山下
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペンまたは指により座標検出パネル上に書き
込むことで、任意の波形信号を発生でき、誰でも簡単に
使える任意波形発生器を提供する。 【解決手段】 2次元マトリックス状に受光素子(光電
池)45を配列してなる座標検出パネル2上にペン1を
接触させ移動させると移動軌跡25が生じるが、ペン1
で覆われた受光素子45の位置では光が遮光されるた
め、走査部5により座標検出パネル2を走査することに
より移動軌跡25に対応した任意の波形の信号が得ら
れ、それを電流/電圧変換部6で電圧に変換し、比較部
8で基準電圧と比較してアップカウンタ9にストップ信
号S1 を出力し、アップカウンタ9が走査部5のクロッ
クをカウントしている、そのカウントをストップさせる
ことによりペン1の位置信号を得て、これをD/A変換
部11にてアナログに変換すると波形信号が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振幅および周波数
等を変化させてユーザーが任意に波形を形成して出力さ
せる計測器、特にファンクションジェネレータなどの信
号発生器に用いられるもので、出力させたい波形のパタ
ーンをペン(市販のペン、書込専用ペンを含む)または
指等によって座標検出パネルに書き入れることで任意の
波形を設定し、設定された波形を出力させる任意波形発
生器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】波形を出力する計測器として、従来よ
り、ファンクションジェネレータ、パルス発生器、カラ
ーバー発生器等が知られている。これらの大多数の計測
器は、すでに波形パターンが決まっていて、振幅、周波
数をダイヤルなどの可変器によって可変し、電圧レベ
ル、周期、デューティ比などを変動させて出力させてい
る。
【0003】波形パターンとしては方形波、サイン波、
三角波、パルス波などがある。これは、基準水晶発振器
に位相検波器、分周器、フィルター、混合器などを組み
合わせた構成により波形を出力する。
【0004】また、デジタル信号を8ビットレベルでメ
モリに記憶させておき、必要に応じてデジタル信号処理
により波形を出力させる計測器が最近よく使われてい
る。その波形として例えばカラーバー信号、ノコギリ波
などがある。
【0005】さらには、ランダム波形等を出力させるの
に、ツェナーダイオードが発生する白色雑音を増幅して
出力する方法、各種デジタル演算およびフィルターを組
み合わせて出力する方法等、複数の方法が実用化され、
商品化されている。これらについては、計測器に関して
詳しく書かれた「実用電子計測器ハンドブック」(発行
者学校法人東京電気大学、発行所東京電気大学出版局の
第7章、p423〜p475)に詳しく記載されてい
る。
【0006】また、GP−IB(General Purpose Inte
rface Bus )を使ったプログラムによる機能切り換えで
出力波形を変動させる方法があるものの、任意波形出力
とは程遠く、切り換えによる一時的な出力波形の乱れが
そのまま出力される問題がある。
【0007】そこで最近、コンピュータのCRT上で波
形作成ソフトウェアを使用して希望の波形の作成を行
い、作成された波形データをメモリに記憶させ、デジタ
ルアナログ変換後に出力させる任意波形発生器が開発さ
れた。これには、例えばHPメーカーの8770Aがあ
り、ソフトではWAVETEKのWave Form DSP などが
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記いずれ
の方法を用いても複雑な任意波形を簡単な設定によって
出力することはできない。
【0009】回路構成だけによる波形出力は簡単に実現
させることはできるものの、複雑な波形を出力できるよ
うにするほど複雑な回路構成を必要とするという問題が
ある。また、ソフトによる記述で波形生成を行い出力す
るには、任意の波形を設定するのに時間とノウハウを必
要とする上に、コストが非常に高くなるという問題があ
る。さらには、非常に複雑でランダムな雑音信号波形を
出力させるには回路構成だけでは簡単には作れず、また
ソフトにおいても現段階のソフトでは複雑な波形を完全
には記述できず、記述する方法もむずかしくなり専任者
が必要となってくるなど現実的にはむずかしく、現状で
は非常に高価な計測器しかなく、専用の信号パターン発
生器や雑音信号発生器などの専用器を使用するなどの方
法しかない状況である。
【0010】つまり、従来の任意波形発生器では、任意
の波形が出力できるものの、ある程度使い慣れた技術者
がある程度限定された形の波形しか出力できないという
欠点を有している。
【0011】そこで、ユーザーが簡単に任意の複雑な波
形を設定して出力することができる信頼性の高い装置が
強く要望されている。
【0012】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、従来にはない全く新しい手法によっ
て必要とする任意の波形を形成し外部に出力することが
可能な計測器、すなわち、ユーザーが必要とする複雑な
波形を座標検出パネルに書き、これをユーザーが出力し
たい波形として読み込み、デジタル信号として波形を生
成し、デジタルアナログ変換して外部に出力する任意波
形発生器を提供することを目的とする。従来から紙に書
くことに慣れているユーザーが、同じような感覚で出力
させたい波形を座標検出パネル上に書くことで、波形を
設定して出力させるものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1の
任意波形発生器は、2次元マトリックス状に配列された
複数の受光素子を有し受光素子の配列方向の一方を電圧
軸に、他方を時間軸に設定した座標検出パネルと、前記
座標検出パネルの電圧軸を順次時間軸をずらしながら走
査する走査部と、前記走査部の走査によってペンまたは
指等が前記座標検出パネル上を移動する軌跡を検出する
検出部と、前記検出部によって検出された信号を出力波
形の信号に変換するD/A変換部とを備え、ペンまたは
指によって任意の波形を座標検出パネル上に入力して任
意波形信号を発生させるように構成したことを特徴とし
ている。座標検出パネル上でペンまたは指を発生させた
い波形になぞって移動させ、その移動軌跡を走査検出す
ることで、座標検出パネルに書き込まれた波形がアナロ
グ信号として出力される。これにより、紙に書くことに
慣れているユーザーが紙に書くのと同じような感覚によ
って出力させたい波形を座標検出パネル上に書くことで
任意の波形信号を発生させることができる。
【0014】本発明に係る請求項2の任意波形発生器
は、上記請求項1において、座標検出パネルの背面にこ
の座標検出パネルに対して光を出射する平面光源を密着
させていることを特徴としている。座標検出パネルの背
面の平面光源から光を出射させ、その光をペンまたは指
によって反射させて座標検出パネルに入射させることに
より、ペンまたは指の移動軌跡に応じた形状の波形を発
生させるから、すなわち光源光を用いるように構成した
から、不安定な自然光を利用する場合に比べて、波形発
生動作が安定し、波形信号発生の精度が高くなる。
【0015】本発明に係る請求項3の任意波形発生器
は、並列された第1の電極群と並列された第2の電極群
とがマトリックス状に配列されてなる座標検出領域を有
しかつ電極の配列方向の一方を電圧軸に、他方を時間軸
に設定した座標検出パネルと、前記座標検出パネルに接
触または接近して座標検出を行う電極を先端にもつ専用
検出ペンと、前記座標検出パネルの電圧軸を順次時間軸
をずらしながら走査する走査部と、前記走査部の走査に
よって前記専用検出ペンが前記座標検出パネル上を移動
する軌跡を検出する検出部と、前記検出部によって検出
された信号を出力波形の信号に変換するD/A変換部と
を備え、専用検出ペンによって任意の波形を座標検出パ
ネル上に入力して任意波形信号を発生させるように構成
したことを特徴としている。座標検出パネル上で座標検
出を行う専用検出ペンを発生させたい波形になぞって移
動させ、その移動軌跡を走査検出することで、座標検出
パネルに書き込まれた波形がアナログ信号として出力さ
れ、専用検出ペンを用いるので、光の有無や変動などの
自然光または光源光の状態に影響されることなく、常に
同じ条件のもとで、任意の波形信号を発生させることが
できる。
【0016】本発明に係る請求項4の任意波形発生器
は、並列された第1の電極群と並列された第2の電極群
とがどちらか一方を上部電極、他方を下部電極として縦
横に直交され交差した部分をスイッチ構造となしかつ電
極の配列方向の一方を電圧軸に、他方を時間軸に設定し
た座標検出パネルと、前記座標検出パネルの電圧軸を順
次時間軸をずらしながら走査する走査部と、前記走査部
の走査によってペンまたは指が前記座標検出パネル上を
移動する軌跡をペンまたは指によって押圧された座標位
置のスイッチがオンすることにより検出する検出部と、
前記検出部によって検出された信号を出力波形の信号に
変換するD/A変換部とを備え、ペンまたは指によって
任意の波形を座標検出パネル上に入力して任意波形信号
を発生させるように構成したことを特徴としている。書
き込みの専用検出ペンを必要とせず、ペンまたは指で座
標検出パネルを押しながら移動することで書き込みでき
る。
【0017】これは、特に紙に書くことに慣れているユ
ーザーが全く同じ感覚によって発生させたい波形をパネ
ルに書くことができ、入力という作業に抵抗なく、ま
た、入力時の明るさやノイズ等の周辺環境に全く影響を
受けずに任意の波形信号を発生できる。
【0018】本発明に係る請求項5の任意波形発生器
は、上記請求項1から請求項4までのいずれかにおい
て、座標検出パネルとこの座標検出パネルの電圧軸を順
次時間軸をずらしながら走査する走査部とこの走査部に
接続された出力部とからなる波形書込部と、ペンまたは
専用検出ペンまたは指等が前記座標検出パネル上を移動
する軌跡を検出する検出部とその周辺の信号処理部とこ
の信号処理部への入力部とからなる本体とを別体構成と
し、前記波形書込部の出力部と前記本体の入力部とをケ
ーブルを介して接続してあることを特徴としている。波
形書込部と本体とを別体構成としてあるので、本体をラ
ック等に組み込んだ場合でも、本体を動かすことなくケ
ーブルを介して波形書込部を手元までもってこれるの
で、手元における波形書込部において波形の書き込みを
自由に行える。また、設置に際しても、検出部を含んだ
本体と、座標検出パネルおよび走査部を含んだ波形書込
部とを別体として取り扱い、それぞれを独立して別個に
自由な場所に設置することができるし、互いに独立して
動かすこともできる。さらに、波形書込部が本体に対し
て接続・分離自在で持ち運び可能であるから、1つの波
形書込部を複数の計測器で共用することができる。特
に、危険な場所での実験、真空での使用、暗室での使用
等の、測定者が近づきにくい条件下での利用に有利であ
る。
【0019】なお、ケーブルで接続する代わりに、赤外
線通信による方法でもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る任意波形発生
器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】〔実施の形態1〕図1は、実施の形態1に
係る任意の波形を外部からペンまたは指等によって入力
できる任意波形発生器の電気的構成を示すブロック図で
ある。この構成によって波形を書き込むようにペンまた
は指等によって任意の波形を入力している動作状態を示
したのが図2であり、さらに、図2の書き込み方法によ
って入力した波形を出力させた状態を示したのが図3で
ある。
【0022】図1に示すように、座標検出パネル2の任
意波形書込面3に対して、市販されているペン1(指等
でもよい)をあたかも実際に書き込むように接触させな
がら移動させる。任意波形書込面3の上部からの自然光
16をペン1によって遮断した状態と、座標検出パネル
2に直接照射させた状態とで光の有無を検出することを
通じ、ペン1の移動によってユーザーが出力させたい波
形情報を入力する構成となっている。すなわち、図2に
示しているように座標検出パネル2における2次元マト
リックス状に配列された複数の受光素子(光電池)45
を検出走査中に、ペン1によって光を遮断されて書き込
んだ状態21とそのまま自然光を取り込んだ状態20と
の差異を判断して光の有無を検出している。光を遮断し
て書き込んだ状態21では受光素子45から電流は出力
せず、自然光を取り込んだ状態20では受光素子45か
ら電流を出力している。このように、ペン1の任意形状
の移動軌跡25に伴って座標検出パネル2上で生じる光
の有無の検出を通じて任意波形を入力することになる。
【0023】図2は、ペン1によって座標検出パネル2
上に任意の波形を書いている状態を示しているが、接触
させながら移動させるペン1の先端は受光素子45を覆
えるぐらいの太さが適している。したがって、図9
(b)のように指18による書きながらの入力も適して
いる。
【0024】また、図2に示すように、あたかも実際に
書き込むように座標検出パネル2に接触させながらペン
1を移動させ、その移動軌跡25を検出するために、走
査部5(図1)によって受光素子45を走査26させ、
走査順としてaからa,b,c,d……と順次繰り返し
て行く。このとき、予め座標検出パネル2の縦方向の軸
を電圧軸23a、横方向の軸を時間軸22aと設定して
おく。また、移動軌跡25の座標位置を検出する検出部
17を構成しているアップカウンタ9(図1)は図2の
一例として8ビットを使用していることから、電圧軸2
3aの受光素子45を下の方から上の方にかけて、……
251,252,253,254,255と設定してお
く。さらに、時間軸22aにおいてもa,b,c,d…
…の走査ラインを0,1,2,3,4,5,6……と設
定しておく。以上のように設定は、座標検出パネル2に
よって波形を検出したときの出力状態をオシロスコープ
によって確認したとき、図3(b)のオシロスコープ画
面30に示すような波形になる設定としている。例え
ば、図3(a)において検出位置24aは、出力として
図3(b)に電圧24bになるようにしている。
【0025】ここで、上記座標検出パネル2についての
説明を行う。座標検出パネルは、基本的には既に出願し
ている特願平7−130152号「入力装置」を使用す
ることができる。したがって座標検出パネルの説明は、
ここでは簡単に図2〜図7に基づいて行っておく。
【0026】2次元のマトリックス状に形成された複数
の光電池(受光素子)45からなる座標検出パネル2の
原理的構造について、図4〜図6を用いて説明する。図
において、43は透明基板であり、ガラス等が用いられ
る。41はこの透明基板43上に光学的に透過率の高い
材質で形成されたストライプ状の第1の電極であり、例
えばITOなどの材質が用いられる。
【0027】また、このストライプ状の第1の電極41
が形成された透明基板43上には、この第1の電極41
に直交する方向にストライプ状に積層されたアモルファ
スシリコン層40と、このストライプ状アモルファスシ
リコン層40上にニッケルなどの光学的に透過率の低い
材質で形成されたストライプ状の第2の電極42が存在
する。また、透明基板43の端部には、第1の電極41
群に接続された端子部44bと第2の電極42群に接続
された端子部44aが存在する。
【0028】図5は図4のA−A′断面を表し、図6は
図4のB−B′断面を表す。A−A′断面では、透明基
板43側から、第1の電極41、アモルファスシリコン
層40、第2の電極42がそれぞれ積層形成されてい
る。これにより、第1の電極41と第2の電極42との
交点に2次元マトリックス状に光電池45が形成され
る。
【0029】また、B−B′断面では、透明基板43と
光学的に透過率の高い材質で作られた第1の電極41の
みが存在するので、この部分の光学的な透過率はA−
A′断面部に比較して高くなることが分かる。ITOな
ど透明な材質で第1の電極41を構成すると、光透過率
は80%程度にできる。また、透明基板43としてガラ
ス基板を用いると、光透過率は95%程度であるので、
B−B′部分の光透過率は75%程度にできる。
【0030】そこで、B−B′断面を示す図6の入射光
Xのごとく透明基板43に入射した光は、透明基板43
と第1の電極41を通過し、図4にbで示した、ストラ
イプ状に形成されたアモルファスシリコン層40とスト
ライプ状に形成された第2の電極42の空隙の部分つま
りB−B′断面部分を通過して裏面へ透過する。逆に、
図6の入射光Yのごとく入射した光は、図4にbで示し
たストライプ状に形成された第2の電極42とアモルフ
ァスシリコン層40のストライプの空隙の部分つまりB
−B′断面部分を通過し、第1の電極41と透明基板4
3を通過して裏面へ透過する。
【0031】なお、図4のaの部分(第1の電極41と
アモルファスシリコン層40および第2の電極42とが
重なり合っている部分)に入射した光は、図5のXの方
向から入射しようともYの方向から入射しようとも、反
対面には透過しない。これは、光学的に透過率の低い第
2の電極42で遮蔽されるからである。
【0032】以上のようにして、第1の電極41と第2
の電極42の交点に光電池45が2次元マトリックス状
に形成される。
【0033】アモルファスシリコン層40は、横方向へ
の電気電導率が極めて低い。そのため、アモルファスシ
リコン層40がストライプ状につながっていても、第1
の電極41と第2の電極42の交点付近にしか光電池4
5は形成されず、アモルファスシリコン層を介した横方
向の光電池どうしのリークは極めて低いといえる。場合
によっては、完全に切り離した光電池としてもよい。
【0034】また、これまで特に触れていないが、透明
基板の上に各電極やアモルファスシリコン層を形成する
方法は、CVD装置などを用いて薄膜を形成した後、適
当な方法でエッチングすればよい。アモルファスシリコ
ン層は、p型半導体、絶縁層、n型半導体の順で第1の
電極の上に形成するか、または、n型半導体、絶縁層、
p型半導体の順で第1の電極の上に形成するかである。
いずれを用いても機能的に差はなく、要するに第1の電
極と第2の電極の交差部分に光電池を形成すればよい。
なお、いうまでもなく、図4に示した座標検出パネル2
はマトリックス状に形成される光電池の数には依存しな
い。図示のように4個であってもよいし、10000個
以上の多数であってもかまわない。
【0035】また、図5に示すように、第1の電極41
と第2の電極42とに光透過率に差があるため、光透過
率の低い電極42の存在する面から入射した光には光電
池45は応答せず、一方、光透過率の高い電極41の存
在する面50から入射した光にのみ光電池45が応答し
て光起電力を発現する。
【0036】ここで、図7を用いて指18によって波形
が書かれたときの波形情報の入力の様子を説明する。図
7は図4のC−C′断面を表す。図7において波形書き
込み時には透明基板43面に指18を密着させる。図7
のC−C′断面のうち、a、b部分に関しては図4にお
いても記載しているが、aの部分は光を透過せず、bの
部分は光を透過する。そこで、指18を密着させた面か
ら光イ、光ロ(自然光)を入射させると、光イは指18
によって反射され、光ロは透明基板43と第1の電極4
1を透過し、光電池45によって検出される。なお、こ
れは後述する光源使用タイプの実施の形態2(図11の
光源50参照)に関係するのであるが、指18を密着さ
せた面とは反対側から光ハ、光ニを入射させると、入射
した光ハが座標検出パネル2のbの部分を透過し、さら
に指18によって反射され、第1の電極41と第2の電
極42との間に形成される光電池45によって検出され
る。また、光ニのように指18のない箇所に入射した光
ニはそのまま座標検出パネル2を透過する。そこでこの
光の強弱を光電池の光起電力によって電流に変換すれ
ば、指18の位置を検出することができる。
【0037】以上のように動作する座標検出パネル2
を、任意波形入力平面センサーとすることで本発明の任
意波形発生器の構成が可能となる。
【0038】では、このように設定された座標検出パネ
ル2によってペン1の移動軌跡25を検出する方法につ
いて、図1のブロック図にて説明を加える。
【0039】座標検出パネル2は光電池からなる受光素
子45がマトリックス状に並んでおり、走査部5にて座
標検出パネル2の電圧軸を順次時間軸をずらしながら走
査させる。走査部5にて座標検出パネル2を走査しなが
ら、電流/電圧変換部6、しきい値電圧部7、比較部
8、アップカウンタ9等からなる検出部17によって、
ペン1の移動軌跡25によって書かれた波形部分に相当
する光電池である受光素子45の位置を検出する。
【0040】検出は、ペン1によって受光素子(光電
池)45を塞ぐことで上部からの光16を遮断し受光素
子45が信号が出力していない状態と、ペン1の移動と
関係ない受光素子45が光16を受けることで信号が出
力している状態とを識別することにより行われる。ペン
1の移動に伴って光が遮断される受光素子の位置が移動
していくが、これを検出することにより、ペン1の移動
軌跡25で書かれた波形情報を読み込むことになる。こ
のようにして検出された信号を電流/電圧変換部6にて
信号処理しやすい電圧に変換し、しきい値電圧部7の設
定電圧値と比較部8にて比較して2値化する。なお、座
標検出パネル2からの出力は微小電流であり、その電流
1nAレベル信号を電流/電圧変換部6によって5×1
8 V/Aにて増幅する。
【0041】比較部8による2値化の手法の一例を図8
に示す。図8の波形において、図2のaラインの走査に
よって出力した電流/電圧変換部6の波形W1 を上に示
し、しきい値電圧部7の設定したしきい値電圧Vthと比
較部8にて比較して出力した波形W2 を下に示してい
る。図2の電圧軸23a側251番目の受光素子がペン
1によって光が遮断されて出力がされず、反転してHI
信号となり2値化信号として出力されている。この2値
化信号が図1の比較部8からアップカウンタ9に出力し
ているストップ信号S1 である。座標検出パネル2の走
査時に、その走査対象の受光素子45上にペン1がなか
ったときにストップ信号S1 としてインアクティブのL
O信号がアップカウンタ9へ送られ、ペン1が走査対象
の受光素子45上にあったときにストップ信号S1 とし
てアクティブのHI信号がアップカウンタ9へ送られ
る。つまり、図2のaラインでは、走査時にペン1が2
51番目の受光素子上に位置しているので、アクティブ
のストップ信号S1 がアップカウンタ9に送られること
になる。
【0042】走査部5はクロック発生部4からのクロッ
クk1 によって駆動が制御され、座標検出パネル2の複
数の受光素子45を順次走査することになる。さらにこ
のとき、クロック発生部4からのクロック信号k2 をア
ップカウンタ9にて計測することで、座標検出パネル2
のどの受光素子部分に光情報が無いのか(ペン1によっ
て光が遮断されている部分)が判るようにしておく。
【0043】このように、ペン1が座標検出パネル2の
どの受光素子45上に位置しているかについては、クロ
ック発生部4からのクロック信号k2 をアップカウンタ
9にて計測し、比較部8の2値化信号であるHI信号を
カウントのストップ信号S1としてアップカウンタ9に
送り、アップカウンタ9を止めるようにしておく。これ
により、ペン1によって書かれた波形を座標検出パネル
2によって確認し、アップカウンタ9によりペン1の位
置の定量化を行っている。
【0044】以上の一連動作が座標検出パネル2の1ラ
イン(図2におけるaライン)の動作であるが、座標検
出パネル2全体の検出を行うために、隣のライン(bラ
イン)に移る信号としてライン信号S2 を走査部5より
アップカウンタ9に送り、隣のラインに移った時点でア
ップカウンタ9は、リセットされて再度最初からカウン
トするようにしておくことで、常に座標検出パネル2の
走査開始位置より何番目の受光素子の上にペン1が位置
しているかの判断がつくようになる。
【0045】以上が、図9(a)のようにペン1により
任意に書いた波形を検出する方法の説明である。また、
図9(b)のように座標検出パネル2上の指18の移動
によって光を遮断する書き込みであってもよい。ただ
し、指による書き込みは、指により複数の受光素子を一
度に光から遮断することになり、比較部8からのストッ
プ信号S1 は走査により指で遮光された一番最初の受光
素子での走査タイミングで出力されることになり、波形
の書き込み入力は見かけ上、指で押さえている部分より
下の方を検出することになるから、出力電圧はやや小さ
くなる。
【0046】また、クロック発生部4から走査部5に与
えられるクロックk1 の周波数は、ペンなどの移動させ
るスピードより十分に速くなければならない(例えば1
00KHz)。
【0047】また、ペン1の移動によってはペン1が走
査タイミングの受光素子45の上に存在しないことがあ
り、すると、電圧軸ライン走査を終了しても、アップカ
ウンタ9に対してストップ信号S1 が出力されないこと
もある。そのときは、ひとつ前のラインのカウント値を
用いるようにしておく。つまり、アップカウンタ9が
“255”をカウントしたときはアナログ出力の電圧は
そのままとする。
【0048】前述したように、座標検出パネル2におい
て受光素子45の縦横の配列方向の一方である横方向を
時間軸22aに、縦方向を電圧軸23aに設定してあ
り、走査部5によって走査するときに、座標検出パネル
2の時間軸方向に対して垂直方向に走査するようにして
おく。これで、アップカウンタ9が各ライン走査(図2
のa,b,c,dライン)において波形情報の位置をカ
ウントし、最終的にD/A変換部11にてアナログ信号
に変換され出力されることになる。したがって、必ず時
間軸方向に対して垂直方向に走査するようにする。
【0049】アップカウンタ9によって検出されたペン
1の軌跡である任意の波形のデジタル位置情報を、アナ
ログ信号に変換するD/A変換部11へ8ビットにて出
力する。アナログ信号への変換量の基準電圧はリファレ
ンス電圧部10より与え、8ビットの1LSBが、基準
電圧の1/256になるようにする。これによって得た
アナログ信号を、必要に応じて増幅部12により必要な
波形の振幅になるまで増幅する。さらに、必要に応じて
基準電圧発生部14からのオフセット電圧を加算部13
において増幅部12の出力に加え、波形位置を上下に動
かしたように調整できるようにする。以上の一連の動作
によって、座標検出パネル2の上でペン1が移動した移
動軌跡25が任意の波形の電圧信号として出力端子15
より外部に出力されることになる。
【0050】外部に出力された信号をオシロスコープで
確認した状態を図3にて示す。座標検出パネル2の検出
位置24aはオシロスコープ画面30上で電圧24bに
なり、座標検出パネル2の電圧軸23a、時間軸22a
は、オシロスコープ画面30の電圧軸23b、時間軸2
2bとなる。ペン1の移動軌跡25の形状に対応した電
圧波形26が発生されていることが確認できる。
【0051】8ビットD/A変換器を用いるのは、1ラ
インの光電池の数を256個としているからである。ビ
ット数は座標検出パネル2の大きさ(受光素子の数)に
よって適当に決定すればよい。
【0052】図1のD/A変換部11の一例として図1
0のDAC−UP8BCを使用する。このDAC−UP
8BCのアナログ出力範囲を設定するために切り換え器
19を設定する。これはバイポーラ/ユニポーラの切換
器である。バイポーラ/ユニポーラ切換器の指令によっ
て切り換えられたD/A変換部11は、バイポーラでは
−5Vから5Vを出力し、ユニポーラでは0Vから10
Vを出力する。これをさらにOPアンプによる増幅器1
2によって増幅してアナログ出力の任意波形を出力させ
る。バイポーラ/ユニポーラ切換指令によって切り換え
られたD/A変換部11の出力は表1に示すような出力
値になる。
【0053】
【表1】
【0054】〔実施の形態2〕ところで、上記の実施の
形態1において、次のような問題点がある。
【0055】自然光の光を利用することから、環境の変
化によって座標検出パネル2からの出力が変化してしま
い、比較部8においてしきい値と比較できなくなること
がある。また、ペンや指などの移動動作によって光を遮
ることで不必要な部分に影ができ、やはり、座標検出パ
ネル2からの出力値が変化する。
【0056】そこで、自然光に頼らず、平面光源を座標
検出パネルに搭載し、光源の照射した光をペンまたは指
によって反射させ、その反射光を検出する構成としたの
が、実施の形態2である。まず、図11(a)を用いて
原理の説明を行う。平面の光源50に対して座標検出パ
ネル2をその受光素子面2aにおいて積層してある。
【0057】図11(a)は、光源50から座標検出パ
ネル2側に光源光51を出射させ、座標検出パネル2上
でペン1の存在しない箇所では光源光51がそのまま透
過しているのに対して、座標検出パネル2を押さえてい
るペン1の箇所では光源光51がペン1によって反射さ
れ、その反射光52が受光素子面2aに入射し、ペン1
の存在を検出する。この場合の電気的構成ブロックは、
図1の構成に平面光源50を付加したものでよい。
【0058】なお、図11(b)は、実施の形態1にお
いて説明したように、光源は用いず、自然光16を利用
するもので、座標検出パネル2上でペン1の存在しない
箇所では自然光16が受光素子面2aに入射しているの
に対して、座標検出パネル2を押さえているペン1の箇
所53では自然光16がペン1によって遮られるが、こ
の遮光状態を検出するものである。
【0059】座標検出パネル2上を移動しているペン1
の検出信号は、図11(a)の場合、ペン1を検出した
ときの反射光52の受光素子面2aへの入射によって座
標検出パネル2から電流信号が得られるのに対して、図
11(b)の場合は、ペン1の箇所での遮光のために座
標検出パネル2から出力がないときにペン位置を検出し
ている。したがって、図1の比較部8において、2値化
信号を必要に応じて反転させて使用する必要がある。
【0060】また、図11(a)のように光源50を組
み合わせて使用する場合としては、フラット構造で発光
するLED(バックライト)やEL(バックライト)な
どがある。さらには、液晶パネルのバックライトとして
用いられている冷陰極管または熱陰極管の蛍光ランプか
らなる光源を使用してもよい。ここに、各光源の特徴を
示しておく。LEDは、TTLレベルの低い5Vの電圧
駆動でよいことから座標検出パネル2からの信号処理に
ノイズ影響を与えない。しかもLEDは、発光させるた
めの周辺回路がほとんど要らず、VCO(電圧制御発振
器)を1つで駆動させることができる。なお、使用した
LEDは、面発光LEDディスプレイで広い照光面積に
もかかわらず隅々までムラのない均一発光ができる。電
圧はtyp4.2V、max6Vである。これにより小
型化、低ノイズ化が可能になる。
【0061】次に、ELはLEDより輝度が高いので座
標検出パネル2からの出力信号が大きく取れるが、駆動
電圧が約100Vと高くノイズの原因となっている。し
たがって装置全体のシールド対策が重要となってくる。
ただし、ELは冷陰極管または熱陰極管の蛍光ランプか
らなる光源やLED光源と比べてより薄く、また平面構
造で表面もフラットであるため、座標検出パネル2と密
着させやすく、光の漏れを少なくできることから弱い光
も有効に利用できる。したがって、光量を少なくしても
座標検出パネル2からの信号検出が可能になり、光源5
0の駆動電圧を低くすることが可能となる。
【0062】〔実施の形態3〕実施の形態3は、専用の
検出ペンを用いて手書きで波形を入力するものである。
現在、最も実績のある文字入力の検出装置として、ユー
ザーが紙に筆記用具で書く感覚で入力できる静電誘導型
タブレットまたは電磁誘導型タブレット等がある。この
ようなタブレットである座標検出パネルを用いた任意波
形発生器が実施の形態3である。
【0063】図12は静電誘導型タブレットを用いた任
意波形発生器の電気的構成を示すブロック図である。静
電誘導型タブレットによる座標検出パネル111は、透
明なガラスまたはプラスチックフィルムの上に酸化イン
ジウムなどの透明電極を形成し、この電極に順次クロッ
ク電圧を印加していくものである。この静電誘導型タブ
レットの座標入力パネル111は、第1の電極群の透明
電極X1 ,X2 ……Xm (総称するときはXで示す)を
形成したガラス基板112と、第2の電極群の透明電極
1 ,Y2 ……Yn (総称するときはYで示す)を形成
したガラス基板113とを、両者の電極群が互いに直交
しかつ互いに電極形成面が対向するように微小な間隔を
あけて配設した構成となっている。
【0064】前記透明電極X,Yはそれぞれ列電極シフ
トレジスタ114および行電極シフトレジスタ115に
接続され、この2つのシフトレジスタ114,115は
走査部5に接続されている。走査部5は、両シフトレジ
スタ114,115にシフトデータとクロック信号とを
送り、列電極シフトレジスタ114からは電極X1 ,X
2 ……Xm に対して、また、行電極シフトレジスタ11
5からは電極Y1 ,Y2 ……Yn に対して、それぞれ順
次、電極走査としてパルス電圧を印加するようにしてあ
る。座標検出パネル111の表面に位置を検出する専用
検出ペン116を接近させると、専用検出ペン116の
先端部の検出電極と第1および第2の電極X,Yとの間
の浮遊容量によって専用検出ペン116の先端部の検出
電極に電圧が誘起される。
【0065】専用検出ペン116に誘起された電圧は検
出アンプ117によって増幅され、誘起電圧検出部11
8に入力される。このとき、列電極シフトレジスタ11
4に接続されている第1の電極X1 ,X2 ……Xm の並
び方向を時間軸に、行電極シフトレジスタ115に接続
されている第2の電極Y1 ,Y2 ……Yn の並び方向を
電圧軸と設定しておく。
【0066】このように第1の電極群と第2の電極群が
専用検出ペン116の誘起電圧の有無の検出を行うこと
で波形情報を書き込みながら入力できる構成としてい
る。また専用検出ペン116の移動軌跡の座標位置を検
出する検出部17を構成しているアップカウンタ9は一
例として8ビットを使用していることから、電圧軸の電
極を下の方から上の方にかけて0……253,254,
255(電極Yn ……Y2 ,Y1 の順に相当する)と設
定しておく。さらに、時間軸においても電極X1,X2
……Xm の走査ラインを0,1……255と設定してお
く。このように設定された座標検出パネル111によっ
て波形軌跡を検出するためのその他の構成については、
実施の形態1のブロック図(図1)と同じであるので、
ここでは説明を省略する。そして、実施の形態1の場合
と同じ動作をさせることで、任意の波形を発生すること
ができる。
【0067】図13は専用検出ペン116の内部構造を
示す斜視図である。以下に、専用検出ペン116につい
て説明する。
【0068】専用検出ペン116は、主にペン先12
1、先端電極である検出電極122、ペンスイッチ12
3、インピーダンス変換回路124から構成されてい
る。上述のように、座標検出において、第1の電極X
(時間軸)および第2の電極Y(電圧軸)に電極走査の
ための走査信号を印加した際に、検出電極122と走査
された第1の電極Xおよび第2の電極Yとの間の浮遊容
量によって検出電極122に電圧を誘起させるために、
検出電極122のインピーダンスは高くなっている。
【0069】こうして検出電極122に誘起された電圧
信号は信号線125によリインピーダンス変換回路12
4を経て検出アンプ117に送出される。
【0070】また、ペン先121は専用検出ペン116
の軸方向に摺動する構造になっており、その内側の端部
にはフラッグ126が一体に形成されている。ペンスイ
ッチ123は発光ダイオードとフォトトランジスタから
なるフォトカプラ方式のものであり、フォトトランジス
タ側端子127は抵抗を介して+5Vに接続される一
方、発光ダイオード側端子128も抵抗を介して+5V
に接続されている。
【0071】上記構造の専用検出ペン116は次のよう
に動作する。すなわち、専用検出ペン116が座標検出
パネル111上に押し付けられると、ペン先121が内
部にスライドして、フラッグ126がペンスイッチ12
3の発光ダイオードとフォトトランジスタの間に侵入し
て発光ダイオードの光を遮断するためにフォトトランジ
スタが非導通状態となり、フォトトランジスタ側端子1
27の電位がグランドレベルから+5Vに変化すること
でペンスイッチ123がON状態となり、専用検出ペン
116が座標検出パネル111上に位置していることが
検知されるのである。この波形の書き込み開始を信号線
129により波形書込信号として得る。
【0072】また、専用検出ペン116が座標検出パネ
ル111から離されると、ペン先121がペン先方向に
スライドしてフラッグ126が発光ダイオードとフォト
トランジスタの間から抜けて光が透過するのでフォトト
ランジスタが導通状態となってフォトトランジスタ側端
子127の電位が+5Vからグランドレベルに変化する
ことでペンスイッチ123がOFF状態となり、専用検
出ペン116が座標検出パネル111から離されたこと
が検知される。
【0073】以上、この専用検出ペン116を使用して
静電誘導型タブレットの座標検出パネル111上に波形
を書くように任意の波形を入力することで、任意の波形
を発生させることができる。
【0074】〔実施の形態4〕次に、専用検出ペンも光
も必要としない実施の形態4の任意波形発生器について
説明する。
【0075】図14は座標検出パネル130の構造を示
す断面図である。座標検出パネル130は、下面に並列
接続された透明な第1の電極131を備えたプラスチッ
クのフィルム132を上部電極とし、また、上面に並列
接続された透明な第2の電極133を備えたガラス基板
134を下部電極として、この上部電極と下部電極をス
ペーサ135を介して対向するように縦横に直交させ重
ねてある。この重なった部分の電極をスイッチ構造とす
ることで、ペン1(または指)によって押された部分を
接触させ、電極どうしがつながり、スイッチオンによる
入力動作136が行われるように構成してある。座標検
出パネル130上でペン1を移動させることにより任意
の波形を書き込むことができる。ペン1の先端は、第1
の電極131と第2の電極133とが重なる部分を覆え
るぐらいの太さが適している。したがって、指による書
きながらの入力も適している。
【0076】図15は、実施の形態4に係る任意波形発
生器の電気的構成を示すブロック図である。ペン1(ま
たは指)を座標検出パネル130に押し付けながらあた
かも実際に書き込むように移動させることにより、第1
の電極131と第2の電極133との接続箇所を移動さ
せ、ユーザーが発生させたい波形情報を入力する。ペン
1によって押された箇所がスイッチのオン状態になった
とき、検出電圧入力部137の入力電圧による電流を電
圧軸の走査部138、第1の電極131、第2の電極1
33、時間軸の走査部139、検出電圧出力部140の
順に流して、検出電圧出力部140の電圧を比較部8に
出力する。ペン1の移動軌跡に沿ってスイッチオンとな
る部位が変化し、任意の波形を入力することができる。
【0077】ペン1の移動軌跡を検出するために走査部
138によって電極を……a,b,c,d,e,fと走
査させ、このような走査を、走査部139の走査順とし
てaからa,b,c,d……と順次繰り返していく。な
お、移動軌跡の座標位置を検出する検出部17のアップ
カウンタ9として8ビットのものを使用するときは、電
圧軸の電極を下の方から上の方にかけて……251,2
52,253,254,255(走査部138の電極…
…b,c,d,e,fに相当する)と設定し、時間軸に
おいても走査部139の電極a,b,c,d……のライ
ンを0,1,2,3……と設定しておく。
【0078】座標検出パネル130は第1の電極131
と第2の電極133のマトリックス配列で構成され、走
査部138,139により座標検出パネル130の電圧
軸を順次時間軸をずらしながら走査させる。検出電圧出
力部140、比較部8、しきい値電圧部7、アップカウ
ンタ9からなる検出部17によって、ペン1の移動軌跡
の波形部分に相当するオンとなったスイッチの位置を検
出する。その検出された信号を検出電圧出力部140を
介して比較部8に入力し、比較部8においてしきい値電
圧部7のしきい値電圧と比較して2値化する。2値化の
手法は図8で説明したのと同様である。2値化信号のH
Iの部分がアップカウンタ9に対するストップ信号S1
となる。
【0079】走査部138,139をクロック発生部4
からのクロックによって制御し、座標検出パネル130
の複数の電極を順次走査することになる。さらにこのと
き、クロック発生部4からのクロック信号をアップカウ
ンタ9にてカウントし、ストップ信号S1 の入力のタイ
ミングでカウントを停止させることで、座標検出パネル
130のどの電極部分に波形情報すなわちスイッチオン
の部分があるのかを検出する。
【0080】以上の一連の動作が座標検出パネル130
の1ラインの動作であるが、座標検出パネル130全体
の検出を行うために、隣のラインに移る信号としてライ
ン信号S2 を走査部139よりアップカウンタ9に送
る。アップカウンタ9は隣のラインに移る信号を入力し
たときリセットされ、再度最初からカウントすること
で、常に座標検出パネル130の走査開始位置より何番
目の電極スイッチ上部でペン1を検知したのかの判断が
つく。
【0081】アップカウンタ9によって検出されたペン
1の軌跡である任意の波形のデジタル位置情報を、アナ
ログ信号に変換するD/A変換部11ヘ8ビットにて出
力する。アナログ信号への変換量の基準電圧はリファレ
ンス電圧部10より与え、8ビットの1LSBが、基準
電圧の1/256になるようにする。これによって得た
アナログ信号を、必要に応じて増幅部12により必要な
波形の振幅になるまで増幅する。さらに、必要に応じて
オフセット電圧を基準電圧発生部14より加算部13を
介して加えて、波形位置を上下に動かすように調整でき
る。
【0082】〔実施の形態5〕図16は本発明の実施の
形態5に係る任意波形発生器の外観を示す斜視図であ
る。本体150に、図2の座標検出パネル2、または図
12の座標検出パネル111、または図15の座標検出
パネル130を一体に取り付けてある。151は出力端
子であり、図示しないオシロスコープに接続される。本
体150上の座標検出パネルに対してペン1により波形
を書き込むことで、任意波形の発生ができる。
【0083】〔実施の形態6〕図17は本発明の実施の
形態6に係る任意波形発生器の外観を示す斜視図であ
る。電圧軸と時間軸が設定された座標検出パネルと、座
標検出パネルの電圧軸を順次時間軸をずらしながら走査
させるドライバーICからなる走査部とをフレキシブル
基板によって接続して一体化した波形書込部160と図
1の検出部17を含む各部を内蔵した本体161とを接
続ケーブル162によって接続し、本体161の出力端
子163とオシロスコープ164とを接続ケーブル16
5によって接続してある。
【0084】図18は上記の分離型とした任意波形発生
器の構成を示すブロック図である。
【0085】座標検出パネル2と、その電圧軸を順次時
間軸をずらしながら走査させるドライバーICからなる
走査部5とを筺体に内蔵し、筺体側部に走査部5に接続
された出力部180を配置して波形書込部160を構成
する一方、検出部17とその周辺各部からなる信号処理
部181とこれに接続された入力部182とを搭載して
インターフェイスボード183を構成し、インターフェ
イスボード183を前記の本体161に組み込むように
してあり、波形書込部160の出力部180とインター
フェイスボード183の入力部182とをケーブル16
2を介して接続してある。つまり、波形書込部160と
本体161とを別体構成としてある。したがって、本体
161をラック等に組み込んだ場合でも、ケーブル16
2を介して波形書込部160を手元までもってこれるの
で、本体161を動かすことなく、手元における波形書
込部160において波形の書き込みが自由に行える。ま
た、設置に際しても、検出部17を含んだ本体161
と、座標検出パネル2および走査部5を含んだ波形書込
部160とを別体として取り扱い、それぞれを独立して
別個に自由な場所に設置することができるし、互いに独
立して動かすこともできる。例えば、波形書込部160
を居室に設置し、本体161やオシロスコープ164を
実験室に設置して、遠隔入力するといった使い方も可能
である。さらに、波形書込部160が持ち運び可能であ
るから、ある計測器から別の計測器へと付け換えること
もでき、1つの波形書込部160を共用することができ
る。特に、危険な場所での実験、真空での使用、暗室で
の使用等の、測定者が近づきにくい条件下での利用に有
利である。
【0086】なお、ケーブルで接続する代わりに、赤外
線通信による方法でもよい。
【0087】
【発明の効果】本発明に係る請求項1の任意波形発生器
によれば、座標検出パネル上でペンまたは指を発生させ
たい波形になぞって移動させ、その移動軌跡を走査検出
することで、座標検出パネルに書き込まれた波形がアナ
ログ信号として出力されるので、紙に書くことに慣れて
いるユーザーが紙に書くのと同じような感覚によって出
力させたい波形を座標検出パネル上に書くことで任意の
波形信号を発生させることができ、誰でも簡単に使いこ
なせる。波形設定という複雑な作業も必要でなく、ま
た、指により波形を入力できることは携帯型機器に適用
した場合に非常に便利であり、より簡単に、何処でも使
うことができる。
【0088】本発明に係る請求項2の任意波形発生器に
よれば、座標検出パネルの背面の平面光源から光を出射
させ、その光をペンまたは指によって反射させて座標検
出パネルに入射させることにより、ペンまたは指の移動
軌跡に応じた形状の波形を発生させるから、すなわち光
源光を用いるように構成したから、不安定な自然光を利
用する場合に比べて、手の影による影響もなく、波形発
生動作が安定し、波形信号発生の精度を高くすることが
できる。
【0089】本発明に係る請求項3の任意波形発生器に
よれば、座標検出パネル上で座標検出を行う専用検出ペ
ンを発生させたい波形になぞって移動させ、その移動軌
跡を走査検出することで、座標検出パネルに書き込まれ
た波形がアナログ信号として出力され、専用検出ペンを
用いるので、光の有無や変動などの自然光または光源光
の状態に影響されることなく、常に同じ条件のもとで、
任意の波形信号を発生させることができる。
【0090】本発明に係る請求項4の任意波形発生器に
よれば、第1の電極群と第2の電極群との交差部分をス
イッチ構造となし、ペンまたは指が座標検出パネル上を
移動する軌跡をペンまたは指によって押圧された座標位
置のスイッチがオンすることにより検出するように構成
したので、書き込みの専用検出ペンを必要とせず、ペン
または指で座標検出パネルを押しながら移動することで
書き込みできる。これは、特に紙に書くことに慣れてい
るユーザーが全く同じ感覚によって発生させたい波形を
パネルに書くことができ、入力という作業に抵抗なく自
由に任意の波形信号を発生できることになる。また、入
力時の明るさやノイズ等の周辺環境に全く影響を受けず
に入力できる。波形設定という複雑な作業も必要でな
く、また、指により波形を入力できることは携帯型機器
に適用した場合に非常に便利であり、より簡単に、何処
でも使うことができる。
【0091】本発明に係る請求項5の任意波形発生器に
よれば、座標検出パネルと走査部とからなる波形書込部
と、ペンまたは専用検出ペンまたは指等が前記座標検出
パネル上を移動する軌跡を検出する検出部とその周辺の
信号処理部等からなる本体とを別体構成とし、前記波形
書込部と本体とをケーブルを介して接続するように構成
してあるので、本体をラック等に組み込んだ場合でも、
本体を動かすことなくケーブルを介して波形書込部を手
元までもってくることができ、手元における波形書込部
において波形の書き込みを自由に行うことができる。ま
た、設置に際しても、検出部を含んだ本体と、座標検出
パネルおよび走査部を含んだ波形書込部とを別体として
取り扱い、それぞれを独立して別個に自由な場所に設置
することができるし、互いに独立して動かすこともでき
る。例えば、波形書込部を居室に設置し、本体やオシロ
スコープを実験室に設置して、遠隔入力するといった使
い方も可能である。さらに、波形書込部が本体に対して
接続・分離自在で持ち運び可能であるから、ある計測器
から別の計測器へと付け換えることもでき、1つの波形
書込部を複数の計測器で共用することができる。特に、
危険な場所での実験、真空での使用、暗室での使用等
の、測定者が近づきにくい条件下での利用に有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る任意波形発生器の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1においてペンによって任意の波形
を入力している動作状態を示す説明図である。
【図3】実施の形態1の書き込み方法によって入力した
波形を出力させた状態を示すオシロスコープ画面図であ
る。
【図4】本発明における座標検出パネルの原理的な構成
図である。
【図5】図4の座標検出パネルのA−A′線矢視の断面
図である。
【図6】図4の座標検出パネルのB−B′線矢視の断面
図である。
【図7】図4の座標検出パネルに対する書き込み状態の
一例としての指による書き込み状態を示す説明図であ
る。
【図8】実施の形態1における比較部の波形状態を示す
タイミングチャートである。
【図9】実施の形態1においてペンと指による波形書き
込み状態を示す説明図である。
【図10】実施の形態1において用いるD/A変換器の
構成図である。
【図11】実施の形態2の波形検出状態と実施の形態1
の波形検出状態を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態3に係る静電誘導型タブ
レットを用いた任意波形発生器の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図13】実施の形態3において用いる専用検出ペンの
構造図である。
【図14】本発明の実施の形態4に係る専用検出ペンも
光も必要としない任意波形発生器の構造を示す断面図で
ある。
【図15】本発明の実施の形態4に係る任意波形発生器
の電気的構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の実施の形態5に係る任意波形発生器
の外観を示す斜視図である。
【図17】本発明の実施の形態6に係る任意波形発生器
の外観を示す斜視図である。
【図18】実施の形態6に係る任意波形発生器の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1……ペン 2……座標検出パネル 2a…受光素子面 3……任意波形書込面 4……クロック発生部 5……走査部 6……電流/電圧変換部 7……しきい値電圧部 8……比較部 9……アップカウンタ 10……リファレンス電圧部 11……D/A変換部 12……増幅部 13……加算部 14……基準電圧発生部 16……自然光 17……検出部 18……指 22a…時間軸 23a…電圧軸 25……ペンの移動軌跡 40……アモルファスシリコン層 41……第1の電極 42……第2の電極 43……透明基板 45……光電池 51……光源光 111……静電誘導型タブレットによる座標検出パネル 112……ガラス基板 113……ガラス基板 114……列電極シフトレジスタ 115……行電極シフトレジスタ 116……専用検出ペン 118……誘起電圧検出部 121……ペン先 122……検出電極 123……ペンスイッチ 130……座標検出パネル 131……第1の電極 133……第2の電極 136……スイッチオンによる入力動作 137……検出電圧入力部 138……走査部 139……走査部 140……検出電圧出力部 160……波形書込部 161……本体 162……ケーブル 180……出力部 181……信号処理部 182……入力部 183……インターフェイスボード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元マトリックス状に配列された複数
    の受光素子を有し受光素子の配列方向の一方を電圧軸
    に、他方を時間軸に設定した座標検出パネルと、前記座
    標検出パネルの電圧軸を順次時間軸をずらしながら走査
    する走査部と、前記走査部の走査によってペンまたは指
    等が前記座標検出パネル上を移動する軌跡を検出する検
    出部と、前記検出部によって検出された信号を出力波形
    の信号に変換するD/A変換部とを備え、ペンまたは指
    によって任意の波形を座標検出パネル上に入力して任意
    波形信号を発生させるように構成したことを特徴とする
    任意波形発生器。
  2. 【請求項2】 座標検出パネルの背面にこの座標検出パ
    ネルに対して光を出射する平面光源を密着させているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の任意波形発生器。
  3. 【請求項3】 並列された第1の電極群と並列された第
    2の電極群とがマトリックス状に配列されてなる座標検
    出領域を有しかつ電極の配列方向の一方を電圧軸に、他
    方を時間軸に設定した座標検出パネルと、前記座標検出
    パネルに接触または接近して座標検出を行う電極を先端
    にもつ専用検出ペンと、前記座標検出パネルの電圧軸を
    順次時間軸をずらしながら走査する走査部と、前記走査
    部の走査によって前記専用検出ペンが前記座標検出パネ
    ル上を移動する軌跡を検出する検出部と、前記検出部に
    よって検出された信号を出力波形の信号に変換するD/
    A変換部とを備え、専用検出ペンによって任意の波形を
    座標検出パネル上に入力して任意波形信号を発生させる
    ように構成したことを特徴とする任意波形発生器。
  4. 【請求項4】 並列された第1の電極群と並列された第
    2の電極群とがどちらか一方を上部電極、他方を下部電
    極として縦横に直交され交差した部分をスイッチ構造と
    なしかつ電極の配列方向の一方を電圧軸に、他方を時間
    軸に設定した座標検出パネルと、前記座標検出パネルの
    電圧軸を順次時間軸をずらしながら走査する走査部と、
    前記走査部の走査によってペンまたは指が前記座標検出
    パネル上を移動する軌跡をペンまたは指によって押圧さ
    れた座標位置のスイッチがオンすることにより検出する
    検出部と、前記検出部によって検出された信号を出力波
    形の信号に変換するD/A変換部とを備え、ペンまたは
    指によって任意の波形を座標検出パネル上に入力して任
    意波形信号を発生させるように構成したことを特徴とす
    る任意波形発生器。
  5. 【請求項5】 座標検出パネルとこの座標検出パネルの
    電圧軸を順次時間軸をずらしながら走査する走査部とこ
    の走査部に接続された出力部とからなる波形書込部と、
    ペンまたは専用検出ペンまたは指等が前記座標検出パネ
    ル上を移動する軌跡を検出する検出部とその周辺の信号
    処理部とこの信号処理部への入力部とからなる本体とを
    別体構成とし、前記波形書込部の出力部と前記本体の入
    力部とをケーブルを介して接続してあることを特徴とす
    る請求項1から請求項4までのいずれかに記載の任意波
    形発生器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103176003A (zh) * 2011-12-21 2013-06-26 北京普源精电科技有限公司 一种具有通道复制功能的信号发生器及通道复制方法
JP2015525379A (ja) * 2012-04-30 2015-09-03 プロディット エンジニアリング ソシエタ ペル アチオニ 電流波を生成する電流発生器デバイス及び方法

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