JP2015520475A - 容量性電極を用いた逆電気透析エネルギー生成システム及びそのための方法 - Google Patents

容量性電極を用いた逆電気透析エネルギー生成システム及びそのための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は容量性電極を用いたエネルギー生成システム及びそのための方法に関する。本発明によるシステムは、*− イオンを蓄え電子を伝導できる少なくとも第1の容量性電極(4)が設けられた第1の電極区画(6)と、*− 少なくとも第2の容量性電極(24)が設けられた第2の電極区画(22)と、*− 第1の電極区画と第2の電極区画との間に設けられた複数の電解質区画(8、20)であって、複数の交互に設けられた陽イオン(10)及び陰イオン(18)交換膜によって形成され、それによって使用時には高浸透性の流れ及び低浸透性の流れによって交互に満たされ、それにより第1及び第2の電極が正又は負に荷電されたイオンによって充電される電解質区画と、*− 生成されたエネルギーを収集するように少なくとも第1及び第2の電極に接続された回路(46)と、*− 第1及び第2の電極が極性を切り替えながらシステムが第1のエネルギー生成状態から第2のエネルギー生成状態に切り換わるように、高浸透性の流れと低浸透性の流れとの間で切り替えるための切り替え手段(36)とを備える。*切り替えサイクル時間は、基準電極(48、50)又はpHセンサを用いて制御できる。

Description

本発明は、容量性電極を用いたエネルギー生成システムに関する。より詳細には、該システムは、高浸透性の流れ及び低浸透性の流れの流体を用いて電力の形でエネルギーを生成する。前記流体間の濃度差は、電位差を引き起こし、エネルギーの生成を可能とする。
電気透析動作を行うシステム及びプロセスは、例えば、WO2010/110983により知られている。これら電気透析動作は、水の脱塩を目的としている。このような脱塩のための動作は、電極を接続する電源を必要とし、これによってエネルギーを使用している。WO2010/110983は、洗浄流れは閉ループを有し硫酸カルシウムを含まなければならないこと、1から3の範囲での硫酸カルシウムの過飽和が存在すること、洗浄流れにおける流速は少なくとも5cm/sであること、析出ユニットが必要であること等の、特定の条件下での電気透析を述べるに留まっている。
NL1031148、WO2010/062175及びWO2010/143950は、2つの電極間に複数の陰イオン及び陽イオン交換膜が交互に設けられた、逆電気透析プロセス又は同様なプロセスを用いるエネルギー生成システムを開示している。使用時には、異なる隣接した膜間に形成された区画は、流体で満たされる。隣接した区画は、異なる塩濃度を有する流体で満たされる。これにより、イオンは高濃度流体から低濃度流体に動く傾向がある。陰イオンは陰イオン交換膜のみを通過することができ、陽イオンは陽イオン交換膜のみを通過することができる。これは、異なる方向での陽イオンと陰イオンの正味の輸送(net transport)をもたらす。電極では、流体の電気的中性を保つように酸化還元反応が生じる。これらの酸化還元反応は、電気エネルギーが生成されるように、イオン流から電流への変換を促進する。酸化還元反応は、不可逆性又は可逆性とすることができる。
不可逆性の酸化還元反応は、かなりの電位を必要とする。例えば、水のH及びOへの電気分解、H及びClの生成を含む。これは、正味の利用可能な電力(net obtainable electrical power)を減少させる。加えて、気泡は、電解質の電気抵抗を増加させ得る。更にH及びClの生成は追加の安全対策を必要とし、これにより、プロセスを複雑としている。
可逆性の酸化還元反応の使用は、析出又は反応に用いられる化学物質を失うことを防止するために特別の処理を必要とする。このような可逆性の酸化還元反応の一例は、Fe3+を有する複合体を形成し得る[Fe(CN)3−/[Fe(CN)4−を必要とし、熱又はUVを受けると不安定になり得る。Fe2−/Fe3+の使用は、鉄(水)酸化物の析出を防止するために、2.3以下の比較的低いpHを必要とする。実際には、電極区画を取り囲む膜を通した又はその周りの漏洩がゆっくりと酸化還元対を希釈し、これにより、その性能を低下させている。
本発明の目的は、上述の問題点を解決し、有効かつ効率的なエネルギー生成システムを達成することである。
この目的は、本発明による容量性電極を用いたエネルギー生成システムによって達成される。前記システムは、
− イオンを蓄え電子を伝導できる第1の容量性電極が少なくとも設けられた第1の電極区画と、
− イオンを蓄え電子を伝導できる第2の容量性電極が少なくとも設けられた第2の電極区画と、
− 前記第1の電極区画と第2の電極区画との間に設けられた複数の電解質区画であって、複数の交互に設けられた陽イオン交換膜及び陰イオン交換膜により前記複数の電解質区画が形成され、前記第1及び第2の電極が正又は負に荷電されたイオンによって充電されるように使用時に高浸透性の流れ及び低浸透性の流れによって交互に満たされる前記複数の電解質区画と、
− 生成されたエネルギーを収集するように、前記少なくとも第1及び第2の電極に接続された回路と、
− 前記高浸透性の流れと低浸透性の流れとの間を切り替えるための切り替え手段であって、前記第1及び第2の電極の極性が切り替わり、前記システムが第1のエネルギー生成状態から第2のエネルギー生成状態へと切り替わる切り替え手段と
を備えている。
容量性電極は、集電体及びイオンを蓄え電子を伝導できる素子を備えている。好ましい実施形態では、この素子は、活性炭を備えている。この活性炭は、適当な集電体、典型的には黒鉛、チタン又はコーティングされたチタン上に、一例として少なくとも活性炭等の高表面積の粒子及びバインダの混合物コーティングの鋳造、塗装、コーティング又は押し出し成形によって、設けることができる。活性炭及びバインダに加え、溶媒並びに黒鉛及びカーボンブラックなどの導電性材料の添加物を、混合物に加えることができる。一例として、溶媒中のカーボン懸濁液の鋳造又は塗装によって、集電体上に活性炭を設けることができる。好ましい実施形態では、活性炭は、活性炭層の厚さが10〜0000ミクロンの範囲の容量性素子として用いられる。
本発明によるシステムの容量性電極は、かなりの陽イオン又は陰イオンの余剰分をその多孔質構造内に蓄えることができ、これによって、正味の電荷(net electrical charge)を蓄えることができる。これは、従来の(容量性でない)電極を用いても不可能である。容量性電極においては、電極の導電性部分に蓄えられた電子によって、電荷は平衡が保たれる。容量性電極は、酸化還元反応の存在なしに、イオン流を電流に変えることができる。加えて、容量性電極における自己放電は最小に保たれるので、本発明によるシステムにおいて用いられる容量性電極は、蓄えられた電荷を後の段階で用いることを可能として、電力の生産を促進する。
本発明のための容量性電極は、スーパーキャパシタとして機能し、二重層キャパシタ又は擬似キャパシタ(又はハイブリッドキャパシタ)とすることができる。集電体は黒鉛、膨張黒鉛フォイル、チタン及び保護白金コーティングを有するチタン等の金属、又はガラス状炭素、又はそれらの組み合わせなどの導電性材料とすべきである。ガラス状炭素は、表面を熱活性化処理によって多孔質にすることができ、これにより、集電体上に直接、容量性の層を生成することができるという利点を有している。導電性ダイヤモンドは、多孔質にすることができ、その非常に広い電位窓から、もう1つの興味深い容量性電極材料である。他の場合では、容量性材料は、集電体の上に配置することができる。容量性材料の成分として、例えば好ましい実施形態において用いられる活性炭、又はカーボンナノチューブ、グラフェン、又はMnO、RuOなどの金属酸化物、又はRu/Ir混合酸化物を選択することができる。カーボンナノチューブ、グラフェン、及び金属酸化物は、活性炭を有して又は有さずに用いることができる。好ましい実施形態において用いられる容量性電極は、有効な動作のために電極の1m当たり少なくとも1000ファラッドの静電容量を有する。
システムは、少なくとも2つの容量性電極、その間に交互に設けられた複数の陽イオン及び陰イオン交換膜を備える。電解質区画は、2つの隣接した膜間の空間に形成される。2つの隣接した膜、すなわち1つの陰イオン交換膜及び1つの陽イオン交換膜並びに2つの電解質区画が、1つの逆電気透析セルを画定する。
本発明によるシステムはエネルギーを生成し、一方、従来の電気透析システムは電極を接続する電源を有する。結果として、電気透析において陰極として動作する素子は、逆電気透析では(同じ区画内に濃縮された及び希釈された水を残して)陽極として動作する。更に、エネルギーを生成できる本発明によるシステムの典型的な動作モード及び典型的な幾何形状は、電気透析に関して別の範囲内にある。例えば、本発明によるシステムの典型的な電流密度は、海水に対して典型的な高浸透性の流れ濃度であり、0〜100A/mの範囲であり、10〜50A/mの範囲にあることが最も好ましい。より高い濃度に対しては、この範囲はおよそ2倍となる。したがって、最も好ましい範囲は、20〜100A/mとなり得る。例えば電気透析における電流密度は、典型的には1桁大きく、理解されるように、これは、容量性電極の動作に重要な結果を生じさせる。また、本発明によるシステムにおける膜間の典型的な距離は、最大で500ミクロンであり、最大で300ミクロンであることが最も好ましい。電気透析における膜間距離は、通常はこの値より数倍大きい。更に、本発明によるシステムでの給水の典型的な流速は、0〜5cm/sであり、0〜2cm/sであることが最も好ましい。電気透析における通常の流速は、この範囲の外側にあり、通常は5〜100cm/sである。複数の関連のあるケースでは、電気透析における希釈された供給流れの濃度は、通常は本発明によるシステムにおけるものより1桁大きい。本発明によるシステムを用いたプロセスのもう1つの効果は、膜近くの境界層内を含む過飽和溶液等の悪影響を防止し、又は電気透析プロセスと比較した軽減である。
高浸透性及び低浸透性の流れからのエネルギー生成のための従来のシステムと比較して、本発明によるシステムは、使用時に、容量性素子と膜との間にある塩水体を供給する。これは、各電極上の正電荷の大量の保存、並びに負電荷の大量の保存を可能にすることに関連がある。好ましい実施形態では、濃縮及び希釈塩溶液は、連続してかつ複数のセルにおいて流れ、これにより起電力を大幅に増大させる。したがって、各サイクルにおいて電極上により多くの電荷を蓄えることができ、より大きな(平均)電力密度を得ることができる。
本発明による好ましい実施形態では、膜の数は、セル数の2倍足す1である。これは、膜の積層体の異なる側の両方の電極が、最も近い膜として同じタイプの膜、すなわち陽イオン交換膜又は陰イオン交換膜に面していることを意味する。電解質区画の数は、2つの隣接した電解質区画が高浸透性の流れ及び低浸透性の流れを有する流れ、好ましくはそれぞれ低塩分濃度及び高塩分濃度を有する流体で満たされるので、少なくとも2つ以上である。この浸透圧の差は、流体内のイオンを、膜のタイプによって決まる方向に、隣接した区画に向かって駆動する。これらの流体の由来は、自然のもの、人工のもの、産業廃棄物、又はそれらの組み合わせとすることができる。例えば、以下の組み合わせ、すなわち河川水と海水、海水とRO濃縮物、河川水と工業塩水を含む。本発明の特別な用途は、流体を再生するために外部エネルギー源が用いられる、いわゆる「閉鎖系」におけるものである。高浸透性の流れ及び低浸透性の流れは異なる塩を含むことができる。濃縮溶液におけるこれらの塩の濃度は、0.25Mと溶液が飽和する濃度の間の範囲であることが好ましく、0.4Mと3Mの間であることが最も好ましい。希釈溶液は常に、濃縮溶液より低い濃度を有する。高浸透性の流れ及び低浸透性の流れは、濃縮及び希釈塩溶液であることが好ましい。これらの流れは、ほとんどの場所で容易に入手可能であり、それにより効率的なエネルギー生成システムを達成することができる。
容量性電極が設けられた電極区画内では、イオンが蓄積する傾向がある。少なくとも2つの容量性電極を接続する回路を設ける。これにより、特定のタイプのイオン、すなわち陽イオン又は陰イオンは、この特定のタイプのイオンを蓄える容量性電極に向かって駆動する。外部回路からの電子は電気的中性をもたらす。結果として、回路を通して電気エネルギーが生成されることとなる。
容量性電極を放電し、システムのエネルギー生成能力を維持するために、切り替え手段は、高浸透性の流れ及び低浸透性の流れ、好ましくは高及び低塩分濃度を有する流れの位置を切り替えることによって、第1のエネルギー生成状態と第2のエネルギー生成状態との間でシステムを切り替える。これは、第1の状態において低浸透性の流れで満たされた電解質区画が、第2の状態では高浸透性の流れを有する流体で満たされることを意味し、逆もまた同様である。
高浸透性及び低浸透性の溶液を有する流れの切り替えは、弁により制御することができる。弁は、同時に切り替えられることが好ましい。両方の流れの流路が同様であると仮定すると、高浸透性の溶液を有する流れは、前に低浸透性の流れで満たされた区画に入り、逆もまた同様となる。好ましい実施形態の1つでは、前述のように、基準電極及び/又はpHセンサが、高浸透性の流れ及び低浸透性の流れを切り替えるための正しい瞬間を示すことができる。これらのセンサはモニタとして用いることができ、又はセンサが切り替えのための正しい瞬間を示したときに切り替え手段を自動的に活動化する電気回路に接続することができる。
異なる状態間での切り替えは、第1及び第2の電極が、第1の状態において陰イオンで充電された電極が第2の状態では陰イオンを放電し陽イオンで充電されるように、極性を切り替えることを意味している。両方の状態が電気エネルギーを生成する。これは、少なくとも2つの容量性電極と負荷(load)を接続する回路におけるスイッチが必要となり得る。切り替えが生じる周波数は、容量性電極の静電容量によって決定する。実際、電極上に追加の電荷を蓄えるために必要な電圧は次第に増加する。この電圧は、全体として積層体にわたる電圧と、膜のみにわたる電圧の差として測定することができる。膜のみにわたる電圧は、電極区画に接続された基準電極によって制御することができる。この電圧差、すなわち追加の電荷を蓄えるための電圧が、約1.2ボルトである電気分解を引き起こし得る電圧の近くに、又はセルによって生成される電圧の近くになったときは、切り替え手段によって電流の方向が切り替えられるべきである。流体又は給水を切り替えることにより、流れによって生成される起電力が切り換わり、これによって、生成される電流の方向もイオンの方向と一緒に切り換わる。
容量性電極を用いること及び流れを切り替えることによる効果は、酸化還元反応を必要としないことである。これは、より高い電力密度が得られるように不可逆性の酸化還元反応が用いられるときに必要な過電圧を節約する。更に、本発明によるシステムは、酸化還元反応のための追加の化学物質を使用する必要がなく、析出のリスクは最小となり、これによって有効かつ効率的なエネルギー生成システムを達成する。
本発明によるシステムでは、酸化還元反応がないことに加え、電極区画内の概ね一定のpHにより水分解が防止され、次の状態にて用いることができる容量性電極内に蓄えられた電荷を節約し、高い効率を達成する。
本発明によるシステムの他の利点は、セル数と電極数の比が比較的高いことである。これはコスト効率の良いシステムを達成することができることを意味する。
本発明による好ましい実施形態では、単一のセルは約0.15ボルトを生じる。これにより、例えば8セルは約1.2ボルトを生じ、30セルは約4.5ボルトを生じる。しかしながら、個々の電極のみにわたる電圧は、セル数と無関係である。より高い電圧によって、複数セルの場合は輸送される電荷は1つの個々のセルにわたる電圧により制限されない。したがって、切り替えの間の期間を増加することができ、それによりシステムの効率は更に改善されることとなる。
本発明による好ましいシステムでは、セル数が1〜10000セルの間であることが好ましく、100〜2500セルの間であることがより好ましい。電極面積当たりのサイクル当たりの電荷は、0〜1000000クーロン/mの範囲であることが好ましく、50000〜500000クーロン/mの範囲であることがより好ましい。切り替え時間は0〜1000分の範囲であることが好ましく、30〜500分の範囲であることがより好ましい。電極面積当たりの静電容量は1000〜500000ファラッド/mであることが好ましく、10000〜500000ファラッド/mであることがより好ましい。電流密度又は言い換えれば電極面積当たりの電流は、0〜200A/mの間であることが好ましく、10〜100A/mであることがより好ましい。なお、電気透析システムにおけるこの電流密度は、通常は100〜1000A/mの範囲であることに留意されたい。
本発明による好ましい実施形態では、使用時には電極区画は洗浄液で満たされる。
洗浄液を供給することでイオンが、電極区画を通って容量性電極に又は容量性電極から動くことを可能にする。洗浄液は溶解塩を備えることが好ましい。
洗浄液は、高又は低浸透性の流れであることが好ましく、それらの混合物であることが最も好ましい。これらの流れはすでに利用可能であるので、好ましい実施形態では別個のポンプ及び流れ回路は必要ない。これにより、コスト効率の良いシステムを達成する。また、任意選択的に、少なくとも2つの電極区画に異なる流体を供給することができる。
更に好ましい実施形態では、使用時には、区画内の電解質溶液が、交互に高浸透性の流れ及び低浸透性の流れとなる。これは、容量性電極が、濃縮された及び希釈された流体に交互に面することを意味し、別個の電極の洗浄液の循環を省き、更に2つの膜を省く。これは、膜当たりの電力密度を更に改善する。電極区画内の流体又は流れは、電解質区画を通る流れと一緒に切り換わる。
本発明による好ましい実施形態では、洗浄液を電極区画内に実質的に残留させる。
洗浄液をこの区画内の電極区画内に維持することで、流れが必要ないため、システム全体が簡単になる。使用時には、電極区画は、溶解塩を有する流体を備えることが好ましい。実際、好ましい実施形態では、電極及び対応する電極区画は塩溶液を備えている。これは、塩溶液が電極内に又は電極において供給されることを意味している。
本発明による他の好ましい実施形態では、切り替え手段は、第1の電極区画内に第1の基準電極を、及び第2の電極区画内に第2の基準電極を備える。
基準電極を設けることにより、個々の容量性電極にわたる電圧を監視することができる。基準電極、例えばAg/AgCl電極又は塩化水銀電極は、両方の電極区画に接続され、電極の洗浄液で満たされる。積層体全体にわたる電圧と基準電極にわたる電圧との差が、酸化還元反応(電気分解等)を促進するために必要な電圧を超えたときに、切り替えを行うことが好ましい。このようにして、流れの切り替えをいつ行うべきかの指示がもたらされる。これにより、エネルギー生成システムの全体の効率を更に改善する。
追加又は代替として、本発明によるエネルギー生成システムの切り替え手段は、pHセンサを備える。酸化還元反応がないときは、pHは概ね一定となる。容量性電極が十分に充電され、酸化還元反応が生じるようになったときは、pHは変化するようになる。したがって、pHセンサもまた、異なる浸透性流れの切り替えをいつ行うべきかの指示をもたらす。
本発明は、更にエネルギーを生成する方法に関する。このような方法は、上述のエネルギー生成システムを用意し、隣接した電解質区画内に、高浸透性の流れ及び低浸透性の流れを有する流れ、好ましくは高及び低塩分濃度を有する流れを供給し、第1の生成状態から第2の生成状態に切り替え、高浸透性の流れ及び低浸透性の流れ、好ましくは高及び低塩分濃度を有する流れは位置を変える。
エネルギー生成システムについて述べたものと同じ効果及び利点は、前記方法にも当てはまる。
電気透析と区別される本発明のさらなる利点は、海水及び河川水の切り替えの直後にエネルギー生成が継続できることである。再び最大電力に達するにはいくらかの時間がかかるが、積層体の電圧が正又は負のときに電力を生成できる。電気透析では、生成物の流れにおける混合された水を防止するために、休止期間を必要とする。連続した電力生成は、本発明によるシステム及び方法の全体的な性能を著しく向上する。更に、本発明による方法は、正味のエネルギーの生成(net production of energy)を可能とする。
本発明の他の利点、特徴及び詳細については、以下の添付図面を参照して、その好ましい実施形態に基づいて説明される。
図1A及び図1Bは、2つの状態における本発明によるシステムを示す図である。 本発明による代替システムを示す図である。 本発明による代替システムを用いて達成された結果を示す図である。 30セルを有する本発明によるシステムの実施形態を用いて達成された結果を示す図である。 30セルを有する本発明によるシステムの実施形態を用いて達成された結果を示す図である。 30セルを有する本発明によるシステムの実施形態を用いて達成された結果を示す図である。 本発明によるシステムの他の代替実施形態を示す図である。 本発明によるシステムの他の代替実施形態を用いて達成された結果を示す図である。 本発明による他の代替実施形態を示す図である。
エネルギー生成システム2(図1A〜1B)は、電極区画6内に配置された第1の容量性電極4を備えている。電解質区画8は、膜10によって第1の電極区画6から分離されている。図示の実施形態では、膜10は陽イオン交換膜である。第1のエネルギー生成状態(図1A)では、濃縮塩溶液12は、電解質区画8を通って流れる。陽イオン16は陽イオン交換膜10を通ってマイグレーションし、陰イオン14は陰イオン交換膜18を通ってマイグレーションする。希釈塩溶液19は電解質区画20を通って流れる。膜18は、電解質区画8を電解質区画20から分離する。図示の実施形態では、第2の容量性電極24が配置された第2の電極区画22は、膜10によって分離されている。区画8、20、及び2つの膜10、18は、各タイプの1つずつで一緒にセル26を形成している。電極4、24は、負荷(load)30が設けられた回路28を通じて外部で接続されている。
切り替え手段32は、システム2を第1の状態(図1A)と第2の状態(図1B)との間で切り替える。第2の状態では、溶液12、19の流れる位置を変える。これは、第2の状態では、希釈塩溶液19は電解質区画8を通って流れ、濃縮塩溶液12は電解質区画20を通って流れることを意味している。また、これは、陰イオン及び陽イオン14、16の流れは、第1の状態と比べて反対方向に動く傾向があることを意味している。回路28における電子の流れの方向も反対方向となる。
第1の状態(図1A)にて、溶液12、19の流れが開始される。イオンは、膜10、18を通って動く傾向がある。この結果、電極4、24の充電が生じる。容量性電極4は、陰イオン14によって充電され、第2の容量性電極24は、陽イオン16によって充電される。電子は、第1の容量性電極4から第2の容量性電極24に向かって、負荷(load)30を通じて回路28を通って流れる。容量性電極4、24が充電された後に、切り替え手段32はシステム2を第2の状態に切り替え(図1B)、溶液12、19の流れは位置を変える。陽イオン16及び陰イオン14の正味の流れ(net flow)は、第1の状態と比べて反対方向となる。これにより、回路28における電子の流れの方向も反対となる。まず、容量性電極4、24が放電する。次に、容量性電極4、24は、容量性電極4に対しては陽イオンで荷電され、容量性電極4に対しては陰イオンで充電される。
エネルギー生成システム34(図2)は、複数の電解質区画8及び電解質区画20を備えている。実際、図示の実施形態では容量性電極4、24間に、5つのセル26が設けられている。切り替え手段32は、それぞれ濃縮塩溶液及び希釈塩溶液44の流れを電解質区画8、20に向かって方向付ける第1の弁38及び第2の弁40を備えた、切り替え装置36を備えている。切り替え装置36は、システム34が異なる状態で動作するときに流れが位置を変えるように、弁を切り替える。
実験を行うために、容量性電極4、24間の回路内にガルバノスタット46が設けられる。電極区画6は基準電極48を備え、電極区画22は第2の基準電極50を備えている。電極区画6、22には、電極の洗浄液52が供給される。実験で用いられる図示の実施形態では、容量性電極4、24はチタンメッシュ1.7を備え、これは織られたもの又は代替として不織のものであり、織り糸直径又は素線幅が約1.5mm、メッシュ開口が約5mm、表面積が10×10cmである。電極4、24には、約50g/mの白金のコーティングが設けられる。電極4、24は、カーボン(Norit DLC super 30)、ポリフッ化ビニリデンポリマー、及びドクターブレードを用いてメッシュ上に鋳造されたN−メチルピロリドン双極性の溶媒の混合物を備える。容量性電極は、PMMAから作製されたエンドプレート内に埋め込まれた。エンドプレートは、電極の洗浄液のための入口及び出口を備えている。第1の電極4には、電極の洗浄液のための区画を生成し、電極溶液が漏れないように密閉するために、1mmの厚さのガスケットが設けられている。陽イオン交換膜10は、Neosepta CMXであり、陰イオン交換膜18は、Neosepta AMXであり、200ミクロンの厚さのスペーサ及びガスケットが用いられた。追加の陽イオン交換膜10は最後のセルを閉じ、その後に第2の電極24が設けられた。この特定の構成のシステム34は、約25℃の温度での、0.51MのNaClの濃縮塩溶液及び0.017MのNaClの希釈溶液を用いた実験に用いられ、これらはセル当たり20ml/分の流量にて供給され、これは1.7cm/sの流速に対応している。実験では、0.25MのNaClの電極の洗浄液が、100ml/分の流量にて循環された。実験ではガルバノスタット46が用いられ、電極4、24を含む積層体の全部にわたる電圧が測定された。実験の結果を示す(図3は2つの続くサイクルに対して、実線は積層体にわたるボルトでの電圧を示し、破線はW/mでの電力密度を示し、点線は電流が約200mAの期間及び電流がない期間を秒での時間で示す)。電流は、200mAであり、20A/mに対応している。電流は、結果としての電圧がゼロに近付くのに従って停止され、その後にシステムは切り替えられた。電流は、約1分後に、反対方向に再び印加された。
実験は、30セルを用いて繰り返された。切り替えは、容量性電極にわたる電圧が1ボルトに達したときに行われた。この電圧は、積層体にわたる総電圧からセルにわたる電圧を減じたものに等しい。セルにわたる電圧は、電極区画内の電極に接続された2つのAg/AgCl基準電極を用いて測定された。30セルを用いたこの実験により得られた結果を示す(図4Aでは、破線はW/mでの電力密度を示し、実線は積層体にわたるボルトでの電圧を示し、点線は約200mAの電流がある期間とない期間を秒での時間で示す)。水分解は、約1ボルトにおいて状態間で切り替えることによって、防止された。これは、概ね一定のpHを維持すること及び遊離塩素がないこと又は少なくとも最小限の存在だけであることによって、強化された。
本発明によるエネルギー生成システムは、短期間及び長期間のサイクル時間に対して、並びに複数の電流密度に対して、正しく動作することが示された。
上記結果を確認するための追加実験を行った。追加実験からの平均電力密度(図4B及び4C)を、2、5、10、20、及び30セルを有する実施形態に対して、電力密度の増加と共に示す。図4Bは、20A/mの電流密度において切り替え間隔の関数としての平均電力密度を示す。図4Cは、15kクーロン/mが移動されたとき又は電圧が0Vに達したときに給水が切り替えられた場合の、平均電力密度を示す。より明瞭とするために標準偏差は、典型的には平均値の5%未満である。図4Bに示される結果の場合は、切り替え時間は数秒から40分(82分のサイクル時間)まで変化させ、図4Cに示される結果の場合は、電流密度は電極の1m当たり10Aから35Aまで変化させた。
最大電力は、約20000クーロン/mの移動された電荷に相当する切り替え時間にて得られた。最も高い電力密度は30A/mにて得られた。異なる膜、異なる給水濃度、別のセル数及び/又は異なる容量性電極が用いられたときは、最適切り替え時間及び最適電流密度は、異なることになり、特定の用途に従い設計できることが理解されるであろう。
代替システム54(図5)では、電極区画6には、濃縮塩溶液から生じる洗浄液56が供給されている。一方、第2の電極区画22には、図示の実施形態では希釈塩溶液から生じる流れ58が供給されている。第2の状態(図示せず)では、流れ56、58は、区画6には希釈塩溶液が供給され、区画22には濃縮塩溶液が供給されるように位置を変えている。システム54は、システム34と比較して2つの膜を省いている。実験では、5つのセルを有する図示の実施形態のシステム54が、前の実験の場合に述べられたものと同じ条件で用いられた。10A/mに相当する100mAにおいて電圧が測定された(図6では、2サイクルに対して電流が100mAであり、実線は積層体にわたるボルトでの電圧を示し、破線はW/mでの電力密度を示し、点線は電流がある期間とない期間を秒での時間で示す)。
代替システム60(図7)には、第1の容量性電極62及び対応する区画と、第2の容量性電極64及び対応する区画とが設けられている。容量性電極62、64及び対応する区画は、陽イオン交換膜66、塩溶液68、及び容量性電極4、24を備えている。区画6、22には、基準電極72が設けられている。使用時には、区画6、22は区画内に維持された流体を有し、基準電極72は各容量性電極にわたる電圧をチェックする。システム60は、電極の洗浄液を循環する必要がない。
本発明は、上述の及び好ましい実施形態には決して限定されない。請求する権利は添付の特許請求の範囲によって定義され、その範囲内で多くの変更の形態を想定することができる。

Claims (14)

  1. 容量性電極を用いたエネルギー生成システムであって、
    イオンを蓄え電子を伝導できる第1の容量性電極が少なくとも設けられた第1の電極区画と、
    イオンを蓄え電子を伝導できる第2の容量性電極が少なくとも設けられた第2の電極区画と、
    前記第1の電極区画と第2の電極区画との間に設けられた複数の電解質区画であって、複数の交互に設けられた陽イオン交換膜及び陰イオン交換膜により前記複数の電解質区画が形成され、前記第1及び第2の電極が正又は負に荷電されたイオンにより充電されるように、使用時に高浸透性の流れ及び低浸透性の流れによって交互に満たされる前記複数の電解質区画と、
    生成されたエネルギーを収集するように、前記少なくとも第1及び第2の電極に接続された回路と、
    前記高浸透性の流れと低浸透性の流れとの間を切り替えるための切り替え手段であって、前記第1及び第2の電極の極性が切り替わり、前記システムが第1のエネルギー生成状態から第2のエネルギー生成状態へと切り替わる切り替え手段と
    を備える、システム。
  2. 前記容量性電極が、電極の1m当たり少なくとも1000ファラッドの静電容量を有する、請求項1に記載のエネルギー生成システム。
  3. 前記容量性電極の静電容量が、電極の1m当たり1000〜500000ファラッドの範囲であり、好ましくは10000〜500000ファラッドの範囲である、請求項2に記載のエネルギー生成システム。
  4. 前記電極区画が使用時に洗浄液で満たされる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のエネルギー生成システム。
  5. 前記洗浄液が、前記高浸透性の流れ、前記低浸透性の流れ及び/又はそれらの混合物である、請求項4に記載のエネルギー生成システム。
  6. 使用時に電極区画内の前記洗浄液が交互に高浸透性の流れ及び低浸透性の流れとなるように、流れ手段を更に備える、請求項5に記載のエネルギー生成システム。
  7. 前記洗浄液が前記電極区画内に実質的に残り続ける、請求項4又は5に記載のエネルギー生成システム。
  8. 前記電極及び/又は電極区画の少なくとも1つが塩溶液を備える、請求項7に記載のエネルギー生成システム。
  9. 前記切り替え手段が、前記第1の電極区画内の第1の基準電極と、前記第2の電極区画内の第2の基準電極とを備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載のエネルギー生成システム。
  10. 前記切り替え手段がpHセンサを備える、請求項1〜9のいずれか一項に記載のエネルギー生成システム。
  11. エネルギーを生成する方法であって、
    請求項1〜10のいずれか一項に記載のエネルギー生成システムを用意するステップと、
    隣接した電解質区画内に高浸透性の流れ及び低浸透性の流れを供給するステップと、
    第1のエネルギー生成状態と第2のエネルギー生成状態との間で切り替えるステップであって、高浸透性の流れ及び低浸透性の流れは位置を変える、ステップと
    を含む、方法。
  12. 前記容量性電極が、それらの多孔質構造内に陽イオン又は陰イオンの余剰分を蓄え、それによって正味の電荷を蓄える、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1のエネルギー生成状態と第2のエネルギー生成状態との間で切り替えたときに、前記流れを切り替えた直後にエネルギー生成が継続する、請求項11又は12に記載の方法。
  14. 使用時に前記第1のエネルギー生成状態と第2のエネルギー生成状態との間の切り替えが、0〜1000分の範囲内で、好ましくは30〜500分の範囲内で行われる、請求項11〜13のいずれか一項に記載の方法。
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