JP2015515180A - ピアツーピア無線接続を実装するためのシステムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

本明細書において、アプリケーション間の接続を開始するために、レイヤ2通信プロトコルを使用して、関連するアプリケーションをピアツーピアネットワーク無線接続上で接続するためのシステムおよび方法が説明される。レイヤ2通信プロトコルは、さまざまなタイプの利用可能な無線ネットワーク上のシステムを発見するために使用され得る発見フレームを含む。発見フレームはまた、無線ネットワーク上の他のシステムと接続するためにどのアプリケーションが利用可能かを発見するために使用され得るアプリケーション名または識別子を含む。

Description

本特許出願は、一般に、ピアツーピア無線ネットワーク接続を実装するためのシステムおよび方法に関する。
携帯デバイスの使用が普及しており、互いに近接している携帯デバイス間をネットワークまたは通信する必要性が増している。携帯デバイスのネットワーキング、および、他の近くの非携帯デバイスへの携帯デバイスのネットワーキングを促進するために、いくつかの方法が開発されてきた(例、ユニバーサルプラグアンドプレイ、ボンジュール(Bonjour)、およびWi−Fiダイレクト)。
一般的に、携帯デバイスは、汎用接続要求を介して他のデバイスとネットワークする能力を宣伝する。汎用接続要求は、他のデバイスと無線接続を確立できるデバイスを識別するための能力を提供し得る。ひとたび互いを識別すると、無線接続またはWi−Fi接続は、デバイス上のアプリケーションおよびサービスが情報を交換することを可能にする。
図の中の特徴は番号が付されており、記載された説明と相互参照される。一般的に、最初の番号はその特徴が最初に導入された図の番号を反映し、残りの番号は、その図の中で、その特徴を他の注目の特徴から区別することを意図している。しかし、1つの特徴がいくつかの図にわたって使用されるならば、その特徴が最初に現れた図においてその特徴を識別するために使用された番号が使用されるであろう。添付図への参照が行われるであろう。それらの図は必ずしも一定の縮尺では描かれていない。
本発明の一実施形態に従った、ピアツーピア無線ネットワークを実装するピアツーピア無線ネットワークおよび携帯デバイスの代表的環境の簡易ブロック図である。 本発明の一実施形態に従った、どのように携帯デバイスがピアツーピア無線ネットワークを確立するかの1実施形態を示す簡易ブロック図である。 本発明の一実施形態に従った、携帯デバイス上のアプリケーションのためのピアツーピア無線ネットワーク接続を開始するための例示の方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に従った、携帯デバイス上のアプリケーションのためのピアツーピア無線ネットワーク接続を開始するための他の例示の方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に従った、他の携帯デバイス上のアプリケーションと、携帯デバイス上のアプリケーションのためのピアツーピア無線ネットワーク接続を確立するための例示の方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に従った、本発明の一実施形態に従った2台の携帯デバイス間のアプリケーションのためにピアツーピア無線ネットワーク接続を確立するための例示の方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に従った、複数のアプリケーションのためのピアツーピア無線ネットワークを開始する携帯デバイスのインターフェイスの簡略図である。
本発明の実施形態は、添付の図面を参照して、以下本明細書において、より十分に説明される。図面には開示の実施形態が示されている。この開示はしかし、多くの異なる形式において実施され得、本明細書において説明される実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全となるように提供され、当業者に対して開示の範囲を十分に伝えるであろう。
本開示において説明される実施形態は、簡潔なプロトコルを使用して2つの携帯デバイス間のピアツーピア無線ネットワーク接続を実装するための、システム、方法、および装置を提供し得る。一側面において、携帯デバイスのユーザは、単一のアプリケーションに関連するデータまたは情報を他の携帯デバイスのユーザと交換したいかもしれない。一般的に、これは、ユーザが、WiFiおよびTCP/IP接続を確立するために詳細な通信プロトコルを実装することを要求する。別の方法では、本開示は、TCP/IP接続を確立することなく、単一のアプリケーションから直接接続を開始するためのシステムおよび方法を説明する。第1の携帯デバイス上のアプリケーションと第2の携帯デバイス上の対応するアプリケーションとの間のピアツーピア無線ネットワーク接続を確立するための合理化された処理を可能にするために、既存の通信プロトコルのさまざまな側面が修正され得る。
本発明の例示の実施形態が、添付の図面を参照して今から説明される。
図1は、ピアツーピア無線ネットワークを実装する、ピアツーピア無線ネットワークおよび携帯デバイスの代表的環境の簡易ブロック図である。環境100は、第1の携帯デバイス102と、ピアツーピア無線ネットワーク接続106によって一緒に結合された第2の携帯デバイスとを含み得る。この実施形態において、ピアツーピア無線ネットワーク接続は、2つのデバイス間のアドホックネットワークを生成するためのアクセスポイントを必要としない。一般に、ピアツーピアネットワークは、近くにあるデバイス同士がお互いに発見し通信することを可能にする。例えば、無線ネットワーク接続106は、第1のユーザ108および第2のユーザ110が、各々のデバイス102、104の間で情報を交換することを可能にする。
一実施形態において、第1のデバイス102は、コンピュータプロセッサ112、メモリ114、通信モジュール116、ファイル転送モジュール118、チャットモジュール120、ゲームモジュール122、および印刷モジュール124、を含み得る。しかし、第1のデバイス102は、いかなるタイプの携帯デバイス上で使用され見つけられうるさまざまな他のモジュール(非図示)を含み得る。例えば、第1の携帯デバイス102は、ビデオモジュール、オーディオモジュール、および、第1の携帯デバイス102によって実装され得る機能またはアプリケーションのためのいかなる他のモジュールを含み得る。
この実施形態において、コンピュータプロセッサ112は、メモリ114に格納された、インストールされたハードウェア、アプリケーション、またはサービスをデバイスが実行することを可能にするコンピュータ可読命令を実行し得る。1以上のコンピュータプロセッサ112は、限定されるものではないが、中央処理装置(CPU)、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピュータ(RISC)、複雑命令セットコンピュータ(CISC)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、または、これらのいかなる組合せ、を含み得る。デバイス102はまた、1以上のプロセッサ112と、デバイス102の1以上の他のコンポーネントとの間の通信を制御するためのチップセット(不図示)を含み得る。ある実施形態において、デバイス102は、Intel(登録商標)アーキテクチャシステムに基づくことができ、プロセッサ112およびチップセットは、Intel(登録商標)Atom(登録商標)プロセッサファミリーなどのIntel(登録商標)プロセッサおよびチップセットのファミリーからのものであることができる。1以上のプロセッサ112はまた、特定のデータ処理機能またはタスクを扱うための1以上のアプリケーション特定集積回路(ASIC)、または、アプリケーション特定標準製品(ASSP)を含み得る。
この実施形態において、メモリ114は、1以上の揮発性および/または不揮発性メモリデバイスを含み得、該1以上の揮発性および/または不揮発性メモリデバイスは、これらに限定されないが、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、スタティックRAM(SRAM)、シンクロナス・ダイナミックRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レート(DDR)SDRAM(DDR−SDRAM)、RAM−BUS DRAM(RDRAM)、フラッシュ・メモリ・デバイス、電気的消去可能プログラム可能リード・オンリー・メモリ(EEPROM)、不揮発性RAM(NVRAM)、汎用シリアルバス(USB)着脱可能メモリ、または、これらの組み合わせ、を含み得る。
この実施形態において、通信モジュール116は、第1のデバイス102のための無線通信を実装および管理し得る。通信モジュール116は、無線システムを含み得、該無線システムは、Wi−Fiダイレクト標準(参照:2010年10月に公開されたWi−Fiダイレクト仕様書)および/または、IEEE802.11無線標準(参照:2007年3月8日に公開されたIEEE802.11−2007、2009年10月に公開されたIEEE802.11n−2009)または、これらの組み合わせ、を使用してメッセージをブロードキャストおよび受信するためのハードウェアおよびソフトウェアを含み得る。無線システムは、802.11無線標準によって規定された動作周波数の広い範囲で動作可能な、送信機および受信機または送受信機(不図示)を含み得る。
この実施形態において、デバイス102は、デバイス102上の特定の機能を可能にするいくつかのモジュールおよび/またはアプリケーションを含み得る。例えば、ファイル転送モジュール118は、たとえそれがメモリ114に格納されたさまざまなファイルの移動であれ、コピーであれ、転送であれ、第1のデバイス102が他のデバイスとファイルを共有することを可能にし得る。チャットモジュール120は、2以上のデバイス間のテキスト、ビデオ、またはオーディオデータのほぼリアルタイムの交換を可能にし得る。ゲームモジュール122は、さまざまなビデオ、オーディオ、および制御機能を含み得るインタラクティブゲームをプレイすることを可能にし得る。一側面において、ゲームは、携帯デバイス間でほぼリアルタイムでプレイされ得、その結果、ユーザは、共通のゲーム環境においてお互いを相手に、または一緒にプレイし得る。印刷モジュール124は、第1のデバイス102上に格納されたいかなるタイプの文書を印刷することをユーザに許すために、遠隔のプリンタとインターフェイスすることを可能にし得る。最後に、第1のデバイス102は、デバイス102が、さまざまなファイル(例、音楽、ビデオ、テキスト)を、第1のデバイス102上に位置するファイルのコピーまたはオリジナルを管理する別のデバイス104または遠隔格納デバイス(不図示)と同期させることを可能にする同期モジュール140を含み得る。第2のデバイス104もまた、コンピュータプロセッサ126、メモリ128、および、通信モジュール130、ファイル転送モジュール132、チャットモジュール134、ゲームモジュール136、印刷モジュール138、および同期モジュール142、等の上述したモジュールと同じまたは類似のモジュールを含み得る。なお、上記モジュールは、ハードウェア、ソフトウェア、またはその組合せによって実装され得る。
図2は、どのように携帯デバイスがピアツーピア無線ネットワークを確立するかを示す簡易ブロック図200である。ブロック図200は、図1において記載された通信モジュール116、130についての追加の詳細を提供する。この実施形態において、通信モジュール116、130は、ネットワーキングのオープンシステム相互接続(OSI)モデルの下で動作するモジュールを含み得る。一般に、OSIモデルは、メディアレイヤおよびホストレイヤに分けられる。メディアレイヤは、物理レイヤ(レイヤ1)、データリンクレイヤ(レイヤ2)、およびネットワークレイヤ(レイヤ3)を含み得る。レイヤ1モジュール202、216は、メディア、信号、およびデータのバイナリ伝送に関連する。レイヤ2モジュール204、218は、物理アドレッシングに関係し得、レイヤ2におけるデータは、ネットワーク上の他のデバイスを発見するために使用され得る発見アクションフレームまたはアクションフレームから構成されている。レイヤ3モジュール206、220は、経路決定および論理アドレッシングに関連し得、このレイヤにおけるデータはパケットとして参照される。ホストレイヤは、トランスポートレイヤ(レイヤ4)、セッションレイヤ(レイヤ5)、プレゼンテーションレイヤ(レイヤ6)、およびアプリケーションレイヤ(レイヤ7)を含む。レイヤ4モジュール208、222は、エンドツーエンド接続、信頼性、およびフロー制御に関係し、一般に、セグメントの単位で参照される。レイヤ5モジュール210、224は、ホスト間通信およびアプリケーション間のセッション管理に関連し得る。レイヤ6モジュール212、226は、データ表現、暗号化、および暗号解読に関係し得る。レイヤ7モジュール214、228は、インターネットプロトコルネットワークに亘るプロセス間通信のためのアプリケーションデータに関係し得る。レイヤ7モジュール214、228は、インターネットプロトコルネットワークに亘るプロセス間通信のためのアプリケーションデータに関連し得る。
レイヤ2プロトコル下では、デバイス(例、デバイス102)は、他のデバイス(例、デバイス104)に対して、Wi−Fi直接接続、または、ピアツーピア無線ネットワーク接続106を確立することを求めていることを宣伝し得る。宣伝は、ネットワーク上をデバイスから他のデバイスへ情報を送信またはブロードキャストすることにより発生する。レイヤ2の宣伝または発見プロトコルは、デバイス102のためのアドレスまたはネットワーク情報(例、サービスセットID)を含む、ビーコンフレーム、プローブ要求フレーム、およびプローブ応答フレームを含み得る。一般に、受信デバイス(例、デバイス104)は、送信デバイス(例、デバイス102)によって送信されたフレームから、アドレスおよびネットワークを抽出し得る。フレームまたは発見アクションフレームは、アドレスおよびネットワーク情報フィールドに加えて、情報フィールドを含み得る。例えば、フレームはまた、主デバイスタイプフィールドおよび副デバイスタイプフィールドを含み得る。主デバイスタイプフィールドは、一般に、送信デバイスがネットワーク上で探しているデバイスのタイプに関連するデバイス情報を含み得る。一実施形態において、副デバイスタイプフィールドは、ネットワーク上で探されている追加のデバイスのリストを含み得る。デバイスタイプフィールドは、デバイスの製造元またはモデルに関連するベンダー固有デバイス情報を含み得る。さらに、デバイス情報はまた、デバイスが含むべきハードウェア固有機能を含み得る。しかし、代替の実施形態において、副デバイスタイプフィールドは、ネットワーク上にあるデバイス上で探されている1以上のアプリケーションまたはサービス、の名前または識別子を含み得る。アプリケーションおよびサービスは、図1において記載された上記機能、およびコンピューティングデバイスによって実行され得るいかなる他のタイプのアプリケーションまたはサービスを含み得る。
図3は、携帯デバイス上のアプリケーションのためのピアツーピア無線ネットワーク接続を開始するための方法300のフロー図である。方法300は、上述したレイヤ2プロトコルを使用して、デバイス102によるアプリケーション宣伝の実装を示す。
ブロック302において、デバイス102は、すべてのアプリケーションおよびサービスを、ネットワーク上でブロードキャストされるアクションフレームにおいて使用される副デバイスタイプフィールドにマッピングする。アクションフレームは、これらに限定されないが、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、およびプローブ要求フレームを含む、1以上のいかなるレイヤ2通信フレームを含み得る。一実施形態において、副デバイスタイプフィールドは、探されるデバイスがベンダー固有のタイプであるように、ベンダー固有であり得る。ベンダー固有タイプは、主デバイスタイプフィールドにおいてマッピングされ得る。
ビーコンフレームは無線ネットワーク上でブロードキャストされ、デバイス102のプレゼンスを無線ネットワーク106上の他のデバイス(例、デバイス104)に宣伝するサービスセット識別子(SSID)を含む。ビーコンは、周期的に無線ネットワーク106上でブロードキャストされる。ピアツーピアの文脈においては、ビーコンは比較的短い距離、デバイスから150フィート未満の距離だけ離れた中にある、デバイスに対してブロードキャストされる。SSIDに加えて、ビーコンはまた、主デバイスタイプおよび副デバイスタイプ情報を含み得る。例えば、主デバイスタイプフィールドは、デバイス102によって探されているデバイスのベンダー固有の詳細を含み得る。副デバイスタイプフィールドは、デバイス102によって探されているアプリケーションのためのアプリケーション識別子を含み得る。
プローブ要求フレームは、無線ネットワーク接続106上の他のデバイスから情報を要求するために使用され得る。例えば、プローブ要求フレームは、どのデバイスが送信デバイスの範囲内に存在するかを決定するために、プローブ要求に応答するように他のデバイスに対して要求し得る。プローブ要求はまた、主デバイスタイプおよび副デバイスタイプ情報を含み得る。デバイスタイプ情報は、或るタイプのデバイス(例、主デバイスタイプフィールドを使用して)が、範囲内に存在し、特定のアプリケーションをインストールしているか否か(例、副デバイスタイプフィールドを使用して)を決定することの要求として扱われ得る。同様に、プローブ要求フレームの受信に応答して送信されるプローブ応答フレームもまた、主および副デバイスタイプ情報を含み得る。
ブロック304において、副デバイスタイプフィールドは、デバイス102によってブロードキャストされ得る発見フレームにアタッチされる。上で述べたように、発見フレームは、これらに限定されないが、ビーコンフレーム、プローブ要求フレーム、およびプローブ応答フレームを含み得る。
ブロック306において、発見フレームは、デバイス102によってネットワーク106上でブロードキャストされる。発見フレームは、近くにいるデバイス(例、デバイス104)を発見することを試みている。もし、発見フレームが主および副デバイスタイプ情報を含み得るならば、発見フレームは、或るアプリケーションをインストールした或るデバイスタイプの近くにいるデバイスを見つけることを試みているであろう。他の実施形態において、発見フレームは、副デバイスタイプ情報を含み得、副デバイスタイプフィールドに挙げられた1以上のアプリケーションがデバイス上にインストールされているいかなるデバイスを、タイプに関係無く検出するために使用される。
ブロック308において、発見フレームに対する応答がデバイス102において受信される。応答は、ネットワーク上の他のデバイス104から送信されたアクションフレームであり、1以上のアプリケーションを使用してデバイス102と接続するための要求を含み得る。一実施形態において、応答は、デバイス104が、発見フレームを送信したデバイス102によって探されているアプリケーションを含まないことを示し得る。他の実施形態において、応答は、デバイス104が、ブロードキャストしているデバイス102によって探されているアプリケーションを含まないことを示し得る。応答はまた、デバイス104からの、ブロードキャストしているデバイス102上にインストールされた1以上のアプリケーションへのアクセスについての要求を含み得る。
ブロック310において、他のデバイス104と接続するための応答を受信すると、通信モジュール116は、デバイス104との接続を開始する。第1のデバイス102のアプリケーションと第2のデバイス104上のアプリケーションとの間の接続がひとたび作られると、第1および第2のデバイスは、無線ネットワーク接続106上でアプリケーションに関係する情報の交換を開始する。
図4は、携帯デバイス102上のアプリケーションのためのピアツーピア無線ネットワーク接続を開始するための他の方法400を示すフロー図4である。方法400は、上記のレイヤ2プロトコルを使用してデバイス102によって宣伝するアプリケーションの実装を示す。なお、方法400において提示されるイベントの順序は、単に一実施形態を代表するに過ぎない。他の実施形態において、イベントは、異なる順序で実装され得、他の順序においては1以上のイベントが省略され得る。
ブロック402において、デバイス102は、どのタイプのデバイスと無線ネットワーク接続106上で接続したいかについて決定するかまたは指示される。デバイスタイプは、ネットワーク接続を伴ういかなるデバイス、または、製造元、モデル、またはオペレーティングシステムバージョンに基づくベンダー固有のデバイスを含み得る。デバイスタイプ情報は、レイヤ2発見フレームまたはアクションフレームにおいて使用され得る主デバイスタイプフィールドにマッピングされ得る。上で述べたように、主デバイスタイプフィールドは、レイヤ2発見技術によって、ネットワークに接続された特定のタイプのデバイスを発見するために使用される。
ブロック404において、デバイス102は、他のデバイス104上の対応するアプリケーションと、どのアプリケーションが接続する必要があるかを決定するかまたは指示される。デバイスは、アプリケーション名または識別子を、副デバイスタイプフィールドにマッピングする。上で述べたように、アプリケーション名または識別子にマッピングされた副デバイスタイプフィールドは、レイヤ2発見技術によって、ネットワークに接続されたデバイス上の特定のアプリケーションを発見するために使用される。
ブロック406において、デバイス102は、無線ネットワーク接続106上のデバイスの発見のために使用されるレイヤ2アクションフレームに、副デバイスタイプフィールドをアタッチする。
ブロック408において、デバイス102は、無線ピアツーピアネットワーク上で、互換性のあるアプリケーションをともなう互換性のあるデバイスのための宣伝をしている発見アクションフレームを、副デバイスタイプフィールド情報とともに送信する。他の実施形態において、デバイス102は、互換性のあるアプリケーションを持ついかなるデバイスのための宣伝をしている。互換性のあるアプリケーションは、他のアプリケーションとインターフェイスし得るアプリケーションまたはサービスであり、他のアプリケーションと成功裏に情報を交換し、そして/または、アクションフレームの副デバイスタイプフィールドにおいてマッピングされた他のアプリケーションとインターフェイスするように設計されている。
ブロック410において、デバイス102は、発見アクションフレームに対する応答を受信する。一実施形態において、応答は、ブロードキャストされた発見アクションフレームの中に含まれていたアプリケーションのための接続要求を含み得る。他の実施形態において、応答は、発見アクションフレームにおいて特定されたアプリケーションが応答デバイス104上にインストールされていることの表示を含み得る。
ブロック412において、ブロードキャストするデバイス102上のアプリケーションと、応答するデバイス104上の対応するアプリケーションとの間で、無線ネットワーク上の接続が可能となる。接続は、アプリケーション間の情報交換を、排他的な基準で、または非排他的な基準で、可能とする。非排他的な実施形態において、接続は、デバイス上の他のアプリケーションによって情報を交換するために利用され得る無線接続を作ることにより可能となる。排他的な実施形態において、排他的な接続が、発見アクションフレームにおいて宣伝されたアプリケーション間で可能となる。デバイス上の他のアプリケーションは、無線接続の使用から除外される。
図5は、他の携帯デバイス104上のアプリケーションと、携帯デバイス102上のアプリケーションのためのピアツーピア無線ネットワーク接続を確立するための方法500のフロー図である。方法500は、上記のレイヤ2プロトコルを使用した、デバイス104によって受信された発見フレームまたはアクションフレームに対する応答を示している。
ブロック502において、デバイス104は、ピアツーピア無線ネットワーク接続104上で、レイヤ2通信(例、発見フレームまたはアクションフレーム)を受信する。レイヤ2通信は、これらに限定されないが、ビーコンフレームまたはプローブ要求フレームを含み得る。1以上のフレーム内に埋め込まれているのは、レイヤ2通信を送信したデバイス102上に格納されたアプリケーション名または識別子を含むように修正された副デバイスタイプフィールドである。
ブロック504において、デバイス104は、発見フレームまたはアクションフレームの副デバイスタイプフィールドからアプリケーション名を抽出する。一実施形態において、抽出処理は、副デバイスタイプフィールドからアプリケーション名をコピーすることを含み得る。他の実施形態において、抽出処理は、副デバイスタイプフィールドに格納された情報を読み出すことを含み得る。
ブロック506において、もし、デバイス104が、メモリ128に格納された同じまたは類似のサービスまたはアプリケーション、またはデバイス上にモジュール130−138を持つならば、コンピュータプロセッサは、発見フレームまたはアクションフレームから抽出されたアプリケーションまたはサービスを使用してデバイス102とインターフェイスしたいか否かをユーザ110に尋ねるプロンプトを、デバイス104のディスプレイ上に提示する。
ブロック508において、デバイス104は、ピアツーピア無線ネットワーク106上の接続を求めていたデバイス102に対して、応答を送信する。応答は、肯定的応答または否定的応答であり得る。もし、接続を求めているデバイス102が肯定的応答を受信するならば、デバイス102、104は、それぞれのアプリケーションをピアツーピア無線ネットワーク上でお互いに接続し、情報の交換を開始する。
図6は、2つのデバイス102、104の間の特定のアプリケーションのためのピアツーピア無線ネットワーク接続を、レイヤ2通信プロトコルを使用して確立するための方法600を示すフロー図である。フロー図は、デバイス102、104の間の交換のタイミングを示す時間軸(例、時間矢印)を含む。
ブロック602において、第1のデバイス102は、範囲内にある他のデバイス(例、デバイス104)を探して、ピアツーピア無線ネットワーク接続106上で発見フレームを提供し得る。発見フレームは、デバイス102が、それらのデバイス上で発見したいアプリケーション名または識別子を含む。一実施形態において、アプリケーション名は、発見フレームの中に埋め込まれた副デバイスタイプフィールド内に格納されている。発見フレームは、いかなるレイヤ2通信プロトコルの一部として含まれ得る。一実施形態において、発見フレームはビーコンフレームであり得る。他の実施形態において、発見フレームはプローブ要求フレームであり得る。
ブロック604において、第2のデバイス104は、第1のデバイス102から受信した発見フレームに対する応答を提供し得る。応答は、発見フレーム内に含まれるアプリケーションは、第2のデバイス104上に格納またはインストールされていることの表示を含み得る。応答はまた、第2のデバイス104が、第1のデバイス102上のアプリケーションと、第2のデバイス104上の対応するアプリケーションとの間で、例えば、操作などの、情報を交換したいということの表示を含み得る。
他の実施形態において、第2のデバイス104は、フレーム内に埋め込まれたアプリケーション名を含み得る発見フレームを提供し得る。一実施形態において、アプリケーション名は、発見フレームの副デバイスタイプフィールドの中に埋め込まれる。第1のデバイス102は、発見フレームを受信し、アプリケーションが、例えば、デバイス102のメモリの中に、格納またはインストールされているか否かを決定する。第1のデバイス102は、アプリケーションを使用して第2のデバイス104と情報を交換したいとユーザ108が望んでいることを示す応答を送信し得る。
ブロック606において、デバイス102および104は、各デバイス上の対応するアプリケーション間で情報を交換するために無線またはWi−Fi接続を有効にする。一実施形態において、Wi−Fi接続は非排他的であり、接続は、デバイス上に格納されたアプリケーションのいずれの間でも使用され得る。他の実施形態において、無線またはWi−Fi接続は、発見フレームの中に埋め込まれたアプリケーションに対するだけの排他的なものである。
図7は、複数のアプリケーションのためにピアツーピア無線ネットワークを開始する、デバイス102のための例示的なグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)700の簡略図である。この実施形態において、複数のアプリケーションアイコン702−712は、GUI700のデスクトップ上に位置している。アプリケーションアイコンは、デバイス上のアプリケーションを選択または開始する選択可能機能である。一実施形態において、アプリケーションは、ファイル転送アプリケーション702、チャットアプリケーション704、印刷アプリケーション706、および第1のゲームアプリケーション708、第2のゲームアプリケーション710、および同期アプリケーション712を含み得る。
ファイル転送アプリケーション702は、1つの格納位置から他の格納位置へファイルをコピー、移動、または転送することを通して、デバイス内の、またはデバイスに接続された他のデバイス内のファイルを転送するために使用され得る。ファイルは、いかなる電子文書、ファイル、命令、またはコードを含み得る。
チャットアプリケーション704は、このデバイス102と他のデバイス104との間で、リアルタイムまたはほぼリアルタイムで、テキスト、オーディオ、またはビデオメッセージを交換するために利用可能とされる。
印刷アプリケーション706は、デバイス102上に格納された文書の印刷を可能にし得る。デバイスは、ネットワークプリンタと、またはピアツーピア無線接続上のプリンタとインターフェイスし得る。
ゲームアプリケーション708、710は、デバイス上で、ネットワーク上で、またはピアツーピア接続上で実行され得るいかなるゲームまたはエンターテイメントプログラムの代表である。
最後に、デバイス102は、デバイスが、他のデバイスとの間で共有される、または、デバイス102から離れて格納されるファイルを同期させることを可能にする同期アプリケーション712を含み得る。一実施形態において、同期アプリケーション712は、デバイス102の音楽ファイルデータベースを、他のデバイス上に格納された遠隔音楽ファイルデータベースと同期させ得る。
GUI700はまた、アプリケーションのそれぞれのための接続ウインドウ714−724を含み得る。接続ウインドウは、ユーザが他のユーザと共有したい、またはインターフェイスしたいと望むアプリケーションをユーザが選択することを可能にする。一実施形態において、ファイル転送接続ウインドウ714は、カーソル(不図示)がファイル転送アプリケーション702上にある時にマウスを右クリックすることにより開始され得る。ファイル転送接続ウインドウ714は、利用可能な、対象となる、または範囲内のユーザであり、そのユーザのファイル転送アプリケーションがお互いにピアツーピア無線ネットワーク接続106上で通信することを望むか否かについて問合せされ得るユーザ、のリストを提供し得る。この実施形態において、3人のユーザが利用可能として表示されている。ユーザ108は、ユーザ1、ユーザ2、またはサーバ1、またはそれらの組み合わせを選択し得、開始ボタンを選択することにより接続要求を開始し得る。一実施形態において、開始ボタンは、コンピュータプロセッサ112が、ファイル転送アプリケーションを、レイヤ2通信アクションフレーム内で使用されている副デバイスタイプフィールドへマップすることを可能にする。図3乃至6において上述したように、副デバイスタイプフィールドは、デバイス102が、自身のファイル転送アプリケーションを他のデバイス104上の他のファイル転送アプリケーションと接続することを可能にする。他の実施形態において、利用可能なエンティティは、プリンタ、サーバ、データベース、または他のデバイス上で実行されているアプリケーションであり得る。
本明細書において記載される実施形態は、例えば本明細書において記載された方法および/または動作を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、および/または、ファームウェアを使用して実装され得る。本明細書において記載された或る実施形態は、機械によって実行されるならば、本明細書において記載された方法および/または動作を機械に実行させる機械実行可能な命令を格納した具体的な機械可読媒体として提供され得る。具体的な機械可読媒体は、これらに限定されないが、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD−ROM)、コンパクトディスクリライタブル(CD−RW)、光磁気ディスクを含むいかなるタイプのディスク、リードオンリーメモリ(ROM)、ダイナミックおよびスタティックRAMのようなランダムアクセスメモリ(RAM)、消去可能ブログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光カード等の半導体デバイス、または、電子命令を格納するために適切ないかなるタイプの具体的な媒体を含み得る。機械は、いかなる適切な処理または計算プラットフォーム、デバイスまたはシステムを含み得、いかなる適切なハードウェアおよび/またはソフトウェアの組み合わせを使用して実装され得る。命令は、いかなる適切なタイプのコードを含み得、いかなる適切なプログラミング言語を使用して実装され得る。他の実施形態において、本明細書において記載された方法および/または動作を実行するための機械実行可能命令は、ファームウェアにおいて具体化され得る。
さまざまな機能、側面、および実施形態が本明細書において記載されてきた。これらの機能、側面、および実施形態は、当業者によって理解されるであろうように、バリエーションや変更を受けやすいとともに、お互いが組み合わせられやすい。本発明は、従って、そのような組合せ、バリエーション、および変更を包含すると考えられるべきである。本明細書において採用されてきた用語および表現は、限定のためではなく、記載のための用語として使用され得る。そのような用語および表現の使用において、示された、または、記載された、機能(またはその部分)のいかなる均等物を除外する意図はなく、クレームの範囲内において様々な修正が可能である。他の修正、バリエーション、および代替案もまた可能である。それに応じて、クレームは、すべてのそのような均等物をカバーすることを意図している。
発明の或る実施形態が、現在最も実用的でさまざまな実施形態であると考えられるものとの関連において記載されてきたが、理解されるべきは、発明は、開示された実施形態に限定されるべきではなく、反対に、クレームの範囲内に含まれるさまざまな変更および均等の配置をカバーすることを意図しているということである。本明細書において特定の用語が採用されているが、それらは、一般的且つ説明の意味のみで使用され得、限定する目的で使用されるものではない。
この書面による説明は、例を使用して、ベストモードを含む、発明の或る実施形態を開示し、また、当業者が発明の或る実施形態を実行できるようにするために、いかなるデバイスまたはシステムを作成し使用し、いかなる組み込まれた方法を実行することを含む。発明の実施形態の特許可能な範囲はクレームにおいて定義され、当業者が思いつく他の例を含み得る。そのような他の例は、もし、それらの例が、クレームの文字通りの言語と異ならない構造的要素を持つならば、あるいは、もし、それらの例が、クレームの文字通りの言語と本質的でない違いのある等価な構造的要素を持つならば、クレームの範囲内であることが意図されている。以下の例は、さらなる実施形態に関係する。デバイス上のアプリケーションをデータリンクレイヤの副デバイスタイプフィールドにマップするステップと、副デバイスタイプフィールドをデータリンクレイヤの発見アクションフレームにアタッチするステップと、発見アクションフレームをピアツーピア無線ネットワーク上で送信するステップと、そして、副デバイスタイプフィールド内で提供されるアプリケーションへのアクセスの要求を含む応答を受信するステップと、を含む方法。
一実施形態において、データリンクレイヤは、オープンシステム接続モデルデータリンクレイヤプロトコルに、部分的に基づいている。また、発見アクションフレームは、ビーコンフレーム、プローブ要求、または、プローブ応答フレームを含む。さらに、アプリケーションのマッピングは、アプリケーションのためのアイコンの選択の検出に、部分的に基づいて開始され得る。アイコンは、デバイスのグラフィカルユーザインターフェイス上に表示されている。
他の例示の実施形態は、デバイスにおいてピアツーピア無線ネットワーク上でアクションフレームを受信する受信ステップであり、該アクションフレームはアプリケーション名または識別子を含む副デバイスタイプフィールドを含む、受信ステップと、副デバイスタイプフィールドからアプリケーション名または識別子を抽出する抽出ステップと、アプリケーション名または識別子が、デバイス上に格納されたアプリケーションに対応するか否かを決定する決定ステップと、アプリケーションに関連する情報を交換するためにピアツーピア無線ネットワークを使用するか否かを決定する決定ステップと、アプリケーションのためのピアツーピア無線ネットワーク接続を開始することを示す表示を含む応答を送信する送信ステップと、を含む方法を含む。一例において、アクションフレームは、デバイスタイプ情報を含む主デバイスタイプフィールドと、オープンシステム接続モデルデータリンクレイヤプロトコルのための発見アクションフレームとを含む。
他の実施形態において、該方法はさらに、アプリケーション名または識別子が、デバイス上に格納されたアプリケーションに対応するか否かを決定する決定ステップが、対応するアプリケーションが、その名前のアプリケーションと互換性があるか否かを決定する決定ステップを含むことを含む。一例において、デバイスは第1のデバイスであり、アプリケーションは第1のアプリケーションであり、該方法はさらに、第1のデバイス上の第1のアプリケーションと、第2のデバイス上の第2のアプリケーションとの間にピアツーピア無線接続を確立する確立ステップを含む。
他の例示の実施形態は、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されるとき、少なくとも1つのコンピュータプロセッサに以下のステップを含む方法を実装させる、1以上の具体的なコンピュータ可読記憶媒体を含む。以下のステップは、デバイス上のアプリケーションをデータリンクレイヤの副デバイスタイプフィールドにマッピングするマッピングステップと、副デバイスタイプフィールドをデータリンクレイヤの発見アクションフレームにアタッチするアタッチステップと、発見アクションフレームをピアツーピア無線ネットワーク上で送信する送信ステップと、副デバイスタイプフィールドにおいて提供されているアプリケーションへのアクセスの要求を含む応答を受信する受信ステップと、デバイスタイプを主デバイスタイプフィールドにマッピングするマッピングステップと、を含む。
一実施形態において、発見アクションフレームは、ビーコンフレーム、プローブ要求フレーム、またはプローブ応答フレームを含む。
他の実施形態において、該方法はさらに、アプリケーションのための無線接続を開始するために、アプリケーションのためのアイコンが選択されたことを決定する決定ステップであり、該アイコンは、デバイスのためのグラフィカルユーザインターフェイス上に表示されている、決定ステップと、アプリケーションのための無線接続の対象として、利用可能なデバイスが選択されたことを決定する決定ステップと、を含む。
他の実施形態は、デバイス上で実行可能な複数のアプリケーションを格納するメモリと、アプリケーションの少なくとも1つを発見アクションフレームにマップするコンピュータプロセッサと、発見アクションフレームを使用して少なくとも1つのアプリケーションのためのピアツーピア無線接続を求める通信モジュールであり、発見アクションフレームに対する応答が受信されたとき、少なくとも1つのアプリケーションのためのピアツーピア無線接続を確立する、通信モジュールと、を含むデバイスを含み得る。発見アクションフレームは、主デバイスタイプフィールドと副デバイスタイプフィールドを含む。少なくとも1つのアプリケーションは、副デバイスタイプフィールドにマップされ、デバイスタイプは、主デバイスタイプフィールドにマップされる。さらに、少なくとも1つのアプリケーションは、以下のうちの1つを含む:ファイル転送アプリケーション、同期アプリケーション、ゲームアプリケーション、チャットアプリケーション、または、印刷アプリケーション。最後に、発見アクションフレームは、ビーコンフレーム、プローブ要求フレーム、または、プローブ応答フレームを含む。

Claims (22)

  1. システムであって、
    デバイス上で実行可能な複数のアプリケーションを格納する1以上の具体的なメモリと、
    前記アプリケーションの少なくとも1つを発見アクションフレームにマップするコンピュータプロセッサと、
    前記発見アクションフレームを使用して前記少なくとも1つのアプリケーションのためのピアツーピア無線接続を求める通信モジュールであり、該通信モジュールは、前記発見アクションフレームに対する応答が受信されるとき前記少なくとも1つのアプリケーションのためのピアツーピア無線接続を確立する、通信モジュールと、を備える、
    システム。
  2. 請求項1に記載のシステムであって、前記発見アクションフレームは、主デバイスタイプフィールドと副デバイスタイプフィールドを含む、
    システム。
  3. 請求項2に記載のシステムであって、前記副デバイスタイプフィールドは、前記少なくとも1つのアプリケーションを含み、前記主デバイスタイプフィールドは、デバイスタイプを含む、
    システム。
  4. 請求項1に記載のシステムであって、前記少なくとも1つのアプリケーションは、以下の、ファイル転送アプリケーション、同期アプリケーション、ゲームアプリケーション、または印刷アプリケーションのうちの1つを含む、
    システム。
  5. 請求項1に記載のシステムであって、前記発見アクションフレームは、ビーコンフレーム、プローブ要求フレーム、または、プローブ応答フレームを含む、
    システム。
  6. 方法であって、
    システム上のアプリケーションをデータリンクレイヤの副デバイスタイプフィールドにマッピングするマッピングステップと、
    前記副デバイスタイプフィールドをデータリンクレイヤの発見アクションフレームにアタッチするアタッチステップと、
    前記発見アクションフレームをピアツーピア無線ネットワーク上で送信する送信ステップと、
    前記副デバイスタイプフィールド内で提供された前記アプリケーションへのアクセスの要求を含む応答を受信する受信ステップと、を備える、
    方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、デバイスタイプを主デバイスタイプフィールドにマッピングするマッピングステップをさらに備える、
    方法。
  8. 請求項6に記載の方法であって、前記データリンクレイヤは、オープンシステム接続モデルデータリンクレイヤプロトコルに部分的に基づいている、
    方法。
  9. 請求項6に記載の方法であって、前記発見アクションフレームは、ビーコンフレーム、プローブ要求フレーム、または、プローブ応答フレームを含む、
    方法。
  10. 請求項6に記載の方法であって、前記アプリケーションをマッピングするマッピングステップは、前記アプリケーションのためのアイコンの選択の検出に部分的に基づいて開始され、前記アイコンは、前記デバイスのグラフィカルユーザインターフェイス上に表示されている、
    方法。
  11. 方法であって、
    ピアツーピア無線ネットワーク上のアクションフレームをシステムにおいて受信する受信ステップであり、該アクションフレームは、アプリケーション名または識別子を含む副デバイスタイプフィールドを含む、受信ステップと、
    前記副デバイスタイプフィールドから前記アプリケーション名または識別子を抽出する抽出ステップと、
    前記アプリケーション名または識別子が、システム上に格納されたアプリケーションに対応するか否かを決定する決定ステップと、
    前記アプリケーションに関連する情報を交換するために、前記ピアツーピア無線ネットワークを使用するか否かを決定する決定ステップと、
    前記アプリケーションのためのピアツーピア無線ネットワークを開始するための表示を含む応答を送信する送信ステップと、を備える、
    方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、
    前記アクションフレームは、デバイスタイプ情報を含む主デバイスタイプフィールドを含む、
    方法。
  13. 請求項11に記載の方法であって、
    前記アクションフレームは、オープンシステム接続モデルデータリンクレイヤプロトコルのための発見アクションフレームを含む、
    方法。
  14. 請求項11に記載の方法であって、
    前記アプリケーション名または識別子が前記システム上に格納されたアプリケーションに対応するか否かを決定する決定ステップは、前記の対応するアプリケーションが前記の名前のアプリケーションと互換性があるか否かを決定する決定ステップを含む、
    方法。
  15. 請求項11に記載の方法であって、
    前記システムは第1のシステムであり、前記アプリケーションは第1のアプリケーションであり、前記第1のシステム上の前記第1のアプリケーションと、第2のシステム上の第2のアプリケーションとの間に前記ピアツーピア無線ネットワーク接続を確立する確立ステップをさらに備える、
    方法。
  16. 少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されるとき、前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサが、請求項6乃至10のいずれか1項に記載の方法を実装するように動作可能なコンピュータ実行可能命令を含む、1以上の具体的なコンピュータ可読記憶媒体。
  17. 請求項11乃至15の方法を実行するように配置された、通信デバイス。
  18. システムであって、
    前記システム上で実行可能な複数のアプリケーションを格納するメモリと、
    前記アプリケーションの1つの、少なくとも1つのアプリケーション名を発見アクションフレームから抽出するコンピュータプロセッサと、
    前記発見アクションフレームを使用して前記少なくとも1つのアプリケーションのためのピアツーピア無線接続を確立するための要求を受信する通信モジュールであり、該通信モジュールは、少なくとも部分的に前記要求の受信に基づいて、前記少なくとも1つのアプリケーションのためのピアツーピア無線接続を確立する、通信モジュールと、を備える、
    システム。
  19. 請求項18に記載のシステムであって、前記発見アクションフレームは、主デバイスタイプフィールドと副デバイスタイプフィールドを含む、
    システム。
  20. 請求項19に記載のシステムであって、前記少なくとも1つのアプリケーションは、前記副デバイスタイプフィールドにマップされ、デバイスタイプは前記主デバイスタイプフィールドにマップされる、
    システム。
  21. 請求項18に記載のシステムであって、前記少なくとも1つのアプリケーションは、以下の、ファイル転送アプリケーション、同期アプリケーション、ゲームアプリケーション、チャットアプリケーション、または印刷アプリケーションの1つを含む、
    システム。
  22. 請求項18に記載のシステムであって、前記発見アクションフレームは、ビーコンフレーム、プローブ要求フレーム、または、プローブ応答フレームを含む、
    システム。
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