JP2015514960A - 検体モニタ - Google Patents

検体モニタ Download PDF

Info

Publication number
JP2015514960A
JP2015514960A JP2014550507A JP2014550507A JP2015514960A JP 2015514960 A JP2015514960 A JP 2015514960A JP 2014550507 A JP2014550507 A JP 2014550507A JP 2014550507 A JP2014550507 A JP 2014550507A JP 2015514960 A JP2015514960 A JP 2015514960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measuring instrument
analyte
light
reaction zone
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014550507A
Other languages
English (en)
Inventor
シャファー,ジェラルド・エイチ
グプタ,アヌラーグ
Original Assignee
ポリマー テクノロジー システムズ インコーポレーテッド
ポリマー テクノロジー システムズ インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ポリマー テクノロジー システムズ インコーポレーテッド, ポリマー テクノロジー システムズ インコーポレーテッド filed Critical ポリマー テクノロジー システムズ インコーポレーテッド
Publication of JP2015514960A publication Critical patent/JP2015514960A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/8483Investigating reagent band
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/75Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/483Physical analysis of biological material
    • G01N33/487Physical analysis of biological material of liquid biological material
    • G01N33/49Blood

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

検体試験ストリップ(112)のための検体計測器(86)は、糖化ヘモグロビンの最大吸収帯と実質的に類似の波長を有する光を放射するように構成された光源(95)と、光源(95)により放射された光を試験ストリップに向かわせるように構成された、例えばマイクロレンズを備えた光学アセンブリ(90)と、試験ストリップ(112)から発散した光を定量的に検出し、試験ストリップ(112)内の検体濃度に相関する信号を発生させるように構成された光検出器(100a)と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、検体モニタに関する。
関連出願の相互参照
[0001]本願は、2011年12月28日に出願された米国仮特許出願番号61/580,809の出願日の利益を主張し、その開示内容はこれによって参照によりここに組み込まれる。
[0002]本開示は、概して体液検体計測システムに関し、特に、ヘモグロビンA1c(HbA1c)計測システムに関する。
[0003]定性的な又は半定性的な試験は、妊娠及び排卵のためのマーカのような多くの検体に概して適切である。しかしながら、特定の検体は正確な計量を要求する。例えば、グルコース、コレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド、テオフィリンのような様々な治療薬剤、ビタミン値、及び他のいくつかの健康指標は、正確な計量試験を要する。
[0004]正確な計量を要する他の特定の検体は、ヘモグロビンA1c(HbA1c)である。HbA1cは、2から3カ月の期間に先だって患者の血糖コントロールを示す糖化ヘモグロビンの形態であり、安定した糖化ヘモグロビンを形成するために血中のグルコースが不可逆的にヘモグロビンと結合したときに形成される。したがって、HbA1cは、赤血球が置換されたときだけ取り除かれる。赤血球の通常の寿命は約90日から120日であるので、HbA1c値は、赤血球の寿命全体にわたる血中グルコースの濃度に直接比例し、日々の血糖の監視で見られる変動を対象とするものではない。
[0005]HbA1cを測定することは重要である。なぜなら、HbA1cは、組織(例えば、眼球及び腎臓の神経及び微小血管)への血糖ダメージのような糖尿病に起因する合併症のリスクを評価するのに使用し得るからである。HbA1c値を監視することの重要性のため、糖尿病の患者は、今彼らの血糖値を家庭環境において彼ら自身で監視している。したがって、これらの患者はHbA1cのような検体を定量的に監視するための信頼性のある装置及び方法を必要としている。それゆえ、HbA1cのような検体の正確な計量が可能な方法及び装置の必要性が存在している。
[0006]本開示は、HbA1c等の検体の定量化のための検体計測器に関する。一実施形態では、検体計測器は、ハウジングと、Hbの最大吸収帯と実質的に類似した波長を有する光を放射するように構成されたハウジング内の光源と、光源により放射された光を試験ストリップに向かわせるように構成された光学アセンブリと、試験ストリップから発散する光を定量的に検出し、且つ試験ストリップ内の検体濃度に相関する信号を発生させるように構成された光検出器と、を有する。光源は、525nm以上535nm以下の範囲の波長を有する緑色光を放射するように構成され得る。代替的に、緑色光は、530nmの波長を有し得る。
[0007]他の実施形態では、検体計測器はさらに、複数のレンズからなる屈折部材を含み得る。複数のレンズは並べて配置され得、且つレンズの各々は互いに均等に離間して設けられ得る。マイクロレンズの配列が10以上であり得、10以上250以下の数を含む。配列に100以上のレンズを同様に有し得る。レンズの配列の少なくとも一つのレンズの表面は、約100μmの曲率半径と、−1のコニック定数(k)と、約56.25μmの最大凹形曲線を有する。レンズの配列のピッチは、155μmであり得る。試験ストリップに光が到達するのに先立って、複数のレンズの配列は、光が通過する最後の表面領域である。
[0008]他の実施形態では、検体計測器は、ハウジングと、第1光を放射するように構成されたハウジング内の第1光源と、第2光を放射するように構成された第2光源と、第1及び第2の反応域を含む分析ストリップと、第1光検出器と、第2光検出器と、光学アセンブリと、を含む。第1反応域は、第1及び第2検体を含む流体サンプルを受けるように構成され、第1検体と反応したときに流体サンプル内の光学変化を引き起こすことのできる第1試薬を含む。第2反応域は、流体サンプルを受けるように構成され、第2検体と反応したときに流体サンプル内の光学変化を引き起こすことのできる第2試薬を含む。光学アセンブリは、第1光を第1反応域に向かわせ、第2光を第2反応域に向かわせるように構成される。第1光検出器は、第1反応域から反射する光学的放射のみを検出し且つ第1反応域に配置される流体サンプルにおける検体の量を示す第1信号を発生させるように、配置される。第2光検出器は、第2反応域から反射する光学的放射のみを検出し且つ第2反応域に配置される流体サンプルにおける検体の量を示す第2信号を発生させるように、配置される。代替の実施形態では、第1及び第2の検体は異なる検体であり得る。
[0009]光学アセンブリは、さらに第1反応域と第1光検出器との間に配置される第1屈折部材を有し得る。第1屈折部材は、第1反応域と第1光検出器との間の方向に第1屈折器を通じて延在する光軸を有し得、第1光検出器は、光軸に直交する方向に延在し得る。同様に、第2反応域と第2光検出器との間に配置される第2屈折部材が存在し得る。第2屈折部材は、第2反応域と第2光検出器との間の方向に通じて延在する第2光軸を同様に有し得る。第2光検出器は、同様に、第2光軸に直交する方向に延在し得る。
[0010]代替の実施形態では、光学アセンブリは、第1光源から発散した光を第1反応域に向かわせる複数の反射部材をさらに有し得る。第1光源は、少なくとも一つの反射部材に整列され得る。
[0011]さらに他の実施形態では、試験ストリップの検体濃度を検出するための検体計測器は、検体を含む流体サンプルを受けるように構成された反応域を有する。計測器はさらに、流体サンプルと反応したときに流体サンプル内で光学変化を生じさせることができる試薬と、照明路に沿って光を放射するように構成された光源と、光源から放射された光を試験ストリップの反応域に向かわせるように構成された光学アセンブリであって、照明路に沿って配置されるマイクロレンズの配列を含む光学アセンブリと、反応域から反射される光を定量的に検出し且つ流体サンプル内の検体の量に相関する信号を発生させるように構成された光検出器と、を含む。マイクロレンズの配列のレンズは、互いに均等に離間して設けられ得る。
[0012]本開示は、さらに、検体計測器システムのための光学アセンブリに関する。いくつかの実施形態では、光学アセンブリは、少なくとも一つの試験ストリップを受けるように構成された受け入れ部であって、少なくとも一つの試験ストリップが検体を含む流体サンプルを受けるように構成された反応域を有し且つ検体と反応したときに流体サンプル内で光学変化を引き起こすことができる試薬を含む、受け入れ部と、Hbの最大吸収帯と実質的に類似の波長を有する緑色光を放射するように構成された光源と、光源により放射された光を受け入れ部における試験ストリップの反応域に向かわせるように構成された少なくとも一つの反応部材と、試験ストリップの反応域から発散された光を定量的に検出し、且つ流体サンプル内の検体の量に相関する信号を発生させるように構成された光検出器と、含む。緑色光の波長は、525nm以上535nm以下の範囲であり得る。
[0013]本発明の様々な実施形態が添付の図面を参照して説明される。これらの図面は本発明の一部の実施形態のみを示し、したがってその範囲を制限するものとして考えられるべきではないことが理解される。
[0014]図1は、検体計測器又は診断装置の実施形態の分解斜視図である。 [0015]図2は、図1の診断装置の光学アセンブリの上面斜視図である。 [0016]図3は、図2の光学アセンブリの下面斜視図である。 [0017]図4Aは、マイクロレンズの配列を含む屈折部材の上面図である。 [0018]図4Bは、図4Aの屈折部材のマイクロレンズの側面図である。 [0019]図5は、図2の光学アセンブリの検出経路の概略図である。 [0020]図6は、図2の光学アセンブリの照明路の概略図である。 [0021]図7は、Hb試験パッドのスペクトル反射率曲線を示すグラフである。
[0022]以下において、本発明にしたがって検体計測器の好ましい実施形態が説明される。図面に示される実施形態の説明において、具体的な専門用語が明瞭性のために使用される。しかしながら、本発明は、選択された具体的な用語に限定されることを意図されるものではなく、各用語は、同様の目的を達成するための同様の方法で動作する全ての技術的な等価物を含むことが理解される。
[0023]図1は、HbA1c又は他の検体を測定するための検体計測器又は診断装置60の実施形態を示す。ここで使用されるように、用語「検体」は、試験サンプル、典型的には体液内に存在し得る検出される物質をいう。適切な検体は、限定されないが、グルコース、コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリド、及びBUNを含む。
[0024]計測器60は、ハウジング62と、入口部66等のレセプタを備えたカバー64とを含む。入口部66はカバー64の外側表面68からハウジング62の内側キャビティ70に延在し、決定される一以上の選択される検体を含むサンプル72を受けるように寸法が決められる。入口部66により、サンプル72は、内側キャビティ70内に配置されるサンプル受け入れ装置又はレセプタ74に導入され得る。サンプル受け入れ装置74は、2つの分析ストリップ114及び116に流体連通して配置される受け入れパッド75を含み、2つのストリップ間にサンプルを分配する働きをする。典型的には受け入れ装置75は、2層パッドである。選択的に、サンプル受け入れ装置74は、サンプルから望まれない汚染物質を取り除くためのサンプルフィルタパッドを含み得る。サンプルフィルタパッドは、両方の機能を実行する一つのパッドを備えた受け入れパッド75と同一であってもよい。計測器60は、異なるタイプの汚染物質を除去するためにサンプル流の経路に沿って一以上のサンプルフィルタパッドを含み得る。
[0025]2つの分析ストリップ114及び116は、一以上の選択された検体の存在を決定するための化学試薬又は他の任意の適切な試薬を含む。いくつかの実施形態では、少なくとも一つの分析ストリップ114又は116が、血液サンプル内の選択された検体の量に相関する物理的に検出可能な変化を生じさせるために血液サンプルと反応する試薬を含む。いくつかの実施形態では、試薬は、流体サンプルと反応したときに流体サンプルにおいて光学的変化を引き起こすことができる。例えば、各分析ストリップ114又は116の試薬は、ヘモグロビンA1c(HbA1c)の濃度を示すように血液サンプルと反応し得る。ヘモグロビンA1cの測定の使用に適切な検出システムの例は、米国特許5,837,564号、5,945,345号、5,580,764号に記載されており、これらの開示は全体的に参照によりここに組み込まれる。しかしながら、本開示はそのような試薬及び反応を使用することには限定されないことが理解される。他の検体の可能性が同様に考えられる。
[0026]ハウジング62の内側キャビティ70は、反射率計86を含む。ハウジング62は、同様に、超過したサンプル容積が溢れることを制御するための乾燥剤及び吸収剤を含み得る。反射率計86は、プリント回路基板(PCB)88と、光学アセンブリ90と、シールド92とを含む。PCB88は、プロセッサ(図示せず)を含み、ハウジング62の内側キャビティ70内に配置されたときにカバー64と対向する一つの上面94を有する。基準検出器96と区域検出器98a,98b,100a,100bは、PCB88の表面94に直接設けられる。少なくとも一つの区域検出器98a,98b,100a,100bは、光を定量的に検出又は検知するように構成され且つそのような検出又は検知された光に相関する電気信号を発生させるように構成された光検出器又は光センサであり得る。言い換えれば、光検出器又は光センサは、光信号を電気信号に変換することができる。例えば、光検出器は、分析ストリップ114又は116から発散する光を定量的に検出し、電気信号を発生させることができる。この電気信号は、分析ストリップでの流体サンプルにおける検体の量に相関するように調節され得る。
[0027]PCB88の表面94は、同様に、光を放射するのに適した少なくとも2つの光源95,97を有する。適切な光源は、発光ダイオード(LEDs)及び発光トランジスタ(LET)を含む。光源95及び97は、PCB88の表面94上の全ての方向に照明を提供する。光源95及び97がLEDsである場合は、これらのLEDsは、一体型レンズ、筐体、又はハウジングなしでむき出しのダイフォームに設けられ得る。結果として、LEDsはPCB88の表面94上の全ての方向に照明を提供する。同様に、区域検出器98a,98b,100a,100b及び基準検出器96も、PCB88の表面94上に直接設けられるむき出しのダイフォームに設けられ得る。光源95,97及び検出器96,98a,98b,100a,100bは全て同じ平面に位置され得る。
[0028]特定の実施形態では、少なくとも一つの光源95又は97は、以下でさらに説明するように、ヘモグロビン(Hb)の最大吸収帯と同一又は少なくとも実質的に類似の波長を有する光を放射する。例えば、光源95(又は97)は530nmの波長を有する緑色光を放射するように構成されたLEDであり得る。Hb濃度の所与の範囲のため、この特定のLEDは、以下で説明するように、現在の設計に対して6.7%から8.4%までダイナミックレンジ反射率測定を増加させる。光源97(又は95)は、代替的に、赤色光を放射するように構成されていてもよい。
[0029]シールド92は、PCB88の表面94上に配置される。シールド92は、光源95,97及び基準検出器96と整列した一以上の開口部102を有する。シールド92は、同様に、区域検出器98a,98b,100a,100bの一つと各々が整列した開口104a,104b,105a,105bを有する。開口部102は、光源95,97から放射された光又は基準検出器96により受けられた光の妨害を防ぐ。開口104a,104b,105a,105bにより、光が区域検出器98a,98b,100a,100bに到達することができる。具体的には、開口104aは区域検出器100aと整列する。開口104bは区域検出器100bと整列する。開口105aは区域検出器98aと整列する。開口105bは区域検出器98bと整列する。シールド92は、さらに、迷放射線が区域検出器98a,98b,100a,100bに入り込むことを防止するための直立壁106を含む。直立壁106は、カバー64に向かって延在し、反射率計86が完全に組み立てられたときに光学アセンブリ90の反射部材及び屈折部材に隣接して配置される。
[0030]光学アセンブリ90は、光源95,97により放射された光を分析ストリップ114及び116に向かわせるように構成される。いくつかの実施形態では、光学アセンブリ90は、少なくとも上面108と下面110とを有する概して平面の支持体である。下面110は、光源95,97から放射される照明又は光を受けるように構成される。光学アセンブリ90は、その後、照明を第1及び第2分析ストリップ114,116上の一以上のサンプリング領域又は反応域112に向かわせる。光学アセンブリ90の上面108は、サンプリング領域又は反応域112から戻る拡散的に反射された光学的放射を一以上の区域検出器98a,98b,100a,100bに伝達するようにも構成される。
[0031]第1及び第2ストリップ分析114,116は、分析ストリップ114,116を所定の位置にしっかりと保持するために光学アセンブリ90の上面108に取り付けられ得る。代替的に、第1及び第2分析ストリップ114,116は、光学アセンブリ90の上面108に取り付けられるストリップキャリアに取り付けられ得る。
[0032]計測器60は、PCB88とカバー64に結合された表示ユニット272とに電力を供給するための、バッテリー等の電源をさらに含む。表示ユニット272は、液晶ディスプレイ(LCD)であってよく、分析結果情報を表示するように構成される。いくつかの実施形態では、表示ユニット272は、例えば、反射率計86により検出された検体の量に対応する数字的な出力を表示するための第1スクリーン270と、カバー64の外側表面68上に適切なマーク又は印を提示することにより分析結果の同一性を示すための第2スクリーン274とを含む。
[0033]図2及び図3は光学アセンブリ90の上面108及び下面110を、それぞれ示す。上述したように、光学アセンブリ90は、光源95,97から発散した光又は照明を、透過して示された第1及び第2分析ストリップ114,116上のサンプリング領域又は反応域112に伝達するように構成される。光をサンプリング領域又は区域112に向かわせるために、光学アセンブリ90は、上面108の中央部に配置された第1対の反射部材122及び124と、上面108上の第1及び第2分析ストリップ114,116に隣接した第2対の反射部材126及び128と、下面110上の第1及び第2分析ストリップ114,116に隣接した第3対の反射部材130及び132とを含む。さらに、光学アセンブリ90は、第1及び第2分析ストリップ114及び116上のサンプリング領域112から拡散的に反射された光学的放射を一以上の区域検出器98a,98b,100a,100bに伝達する。一以上の反射部材122,124,126,128,130,及び132は、全反射(TIR)表面であってよい。
[0034]光学アセンブリ90の上面108は、各々が一つの分析ストリップ114又は116を受けるように寸法が決められた2つのくぼみ84を含む。くぼみ84は、分析ストリップ114,116が区域検出器98a,98b,100a,100b上に直接位置するように上面108に整列される。光学アセンブリ90は、分析ストリップ114,116をくぼみ84に固定するための壁80とピン78とを同様に含み得る。
[0035]光学アセンブリ90は、さらに、第1対の屈折部材134と、第2対の屈折部材136とを含む。屈折部材134,136の各々は、サンプリング領域112に渡って所定の形状で照明経路又は照明路を広げるように構成される。具体的には、第1屈折部材134は、分析ストリップ114,116上の第1検出域138及び140に渡って照明を広げるように配置され、一方で第2屈折部材136は、分析ストリップ114,116上の第2検出域142及び144に渡って照明を広げるように配置される。第1検出域138及び140は、一般的な化学分析域であってよく、一方で第2検出域142及び144は具体的な結合分析域であってよく、又はその逆の関係であってもよい。したがって、化学分析域及び具体的な結合域は、同じ分析ストリップ114又は116上に配置され得る。
[0036]図4A及び図4Bを参照すると、第1又は第2対の屈折部材134,136のいずれかがマイクロレンズの配列又は小型レンズアレイ190から構成され得る。小型レンズアレイ190は、100μmの縁194内に延在し、個々のレンズ192を含み得る。いくつかの実施形態では、個々のレンズ192は、計135のレンズのため、15の個々のレンズが9列配置され得る。レンズの数はここでの説明に限定されないが、他の実施形態は、10以上のレンズ、100以上のレンズ、又は10以上250以下の範囲のレンズの配列を有し得る。その具体的な配列にも関わらず、小型レンズアレイ190の個々のレンズ192は、互いに均等に離間し、それによりサンプリング領域112の均一な照明を提供する。均一な照明は、サンプリング領域112上の不均一なカラー現像の効果を統合するための最良の方法を提供するので、望ましい。したがって、均一な照明は、サンプリング領域の不均一な照明のみを提供する従来の検体計測器で得られる結果よりも一ストリップ毎のより一貫した結果を生じさせる。全体的に、小型レンズアレイ190は、約2.4mm×1.5mmの領域を有し得る。いくつかの実施形態では、個々のレンズ192の各々の表面は、円錐形状を有することができ、それは約100μmの曲率半径と、−1のコニック定数(k)と、約56.25μmの最大凹形曲線を有する。いくつかの実施形態では、個々のレンズ192の各々は、約28μmの凹形曲線を有する。個々のレンズ192の各々は、約150μm×約150μmの寸法の開口部を含み得る。小型レンズアレイ190のピッチは、約155μmであり得る。小型レンズ192の各々の頂点は、小型レンズが配置される平坦パネル表面から10μm以内に位置する。
[0037]再び図3を参照すると、光学アセンブリ90の下面110は、光源95,97から放射された光を部分的に平行にするための一対の屈折部材118,120を含む。光源95,97から放射される迷照明は基準検出器96へ向けられる。(図1参照)。屈折部材118,120の各々は、2つの経路又は光学路に放射された光を、2対の光学路又は4つの個々の照明経路の合計に、分配する。屈折部材118,120は、これらの光学路を屈折部材122及び124に向かわせることもできる(図2)。
[0038]図3に見られるように、光学アセンブリ90は、分析ストリップ114及び116からの拡散された光学的放射を部分的に平行にし且つそれを区域検出器98a,98b,100a,100bに向かわせるように構成される一対の屈折部材150及び152を含む。各区域検出器98a,98b,100a,100bは、単一の屈折部材150又は152及び単一の検出域138,140,142,又は144と光学的に関連する。屈折部材150(又は152)は、検出器100a又は98a(或いは100b又は98b)に検出域138(又は140)を画像化することができる、アナモルフィックレンズシステム等の、任意の適切なレンズ又はレンズシステムであってよい。さらに、屈折部材150,152は、全体的に又は部分的にポリスチレン又は他の任意の適切な材料から形成され得る。
[0039]図5は、計測器60内の全ての光学的検出経路の典型であり得る、例示的な光学的検出経路を示す。上述したように、各屈折部材150又は152は、光学的検出経路を単一の検出域及び単一の区域検出器のみと共有する。例えば、図5は、屈折部材150が光学的検出経路Oを単一の検出域140及び単一の区域検出器100aのみと共有することを示す。言い換えれば、単一の検出域140(又は他の任意の検出域)は、単一の区域検出器100a、シールド92の単一の開口部又は開口104a、及び単一の屈折部材150と関連する。検出器100aとシールド92の開口104aとは、屈折部材150の光軸Oと実質的に直角な方向を向く。区域検出器100aは、屈折部材150の光軸Oと実質的に垂直又は直交するので、区域検出器100aにより発生される信号は、区域検出器が屈折部材の光軸に対して傾斜した角度を向く従来の設計よりも高くなる。さらに、シールド92の開口104aを通過する拡散された光学的放射は、区域検出器100aに画像化されるので、PCB88上に区域検出器100aを配置する許容誤差は、区域検出器100aの活動領域が屈折部材150に対する開口104aの配置における機械的許容誤差よりも大きい限り、製造の間実質的に無関係になる。結果として、区域検出器100aにより発生される出力信号は、従来の設計に比べて、監視毎により一貫性を有する。開口100aの画像は検出域140よりも小さいので、本開示の設計により、検出域140から反射した光学的放射に影響を与えることなく検出域140の配置におけるいくらかの許容誤差を可能にする。
[0040]いくつかの実施形態では、区域検出器100a(又は他の任意の区域検出器)は、少なくとも約1.2mm×1.6mmの寸法の活動領域を有し得る。シールド92の開口部104a(又は104b)は、約0.5mm×0.9mmの寸法を有し得る。屈折部材150(又は152)の倍率は、屈折部材150(又は152)の第1表面半径R1が約2.9032mmで、第2表面半径R2が約1.0256mmで、第2表面におけるコニック定数(k)が−1.0を有するとき、2倍であり得る。この具体的な実施形態は、約1.0mm×1.8mmの区域検出器100a上の検出視野を生じさせる。代替的に、屈折部材150(又は152)の第1表面半径R1は1.2mmであってよく、第2表面半径R2は1.4mmであってよい。屈折部材152は、約1.8mm×2.0mmの断面領域と、約1.64mmの幅L1を有し得る。区域検出器100aにおける視野(例えば、1.0×1.8mm)が区域検出器100a自体(例えば、1.5×2.7mm)よりも小さいので、検出域140は、区域検出器100aにより測定される信号に影響を与えることなく、光軸Oに対してある角度だけ移動され得る。区域検出器100aの活動領域が開口部102よりも大きいので、PCB88上に検出器100aを配置するための許容誤差は、区域検出器100aにより測定される信号に影響を与えることなく、高くなり得る。さらに、区域検出器100aが他の検出域からノイズ(又は迷光学的放射)をより受けにくいので、区域検出器100aの視野が検出域140の領域内に完全に含まれ、したがって、ストリップ毎により正確な結果を生じさせる。上述したように、光学アセンブリ90の屈折部材、区域検出器、検出域の全てが、上述した特徴及び寸法を有し得る。
[0041]動作において、検体計測器60は、流体サンプル72内のHbA1c又は他の任意のあらかじめ選択された検体を定量的に計測する。そうすることにおいて、光学アセンブリ90は、図6に概略的に示されるように光源95,97から発散した光を案内する。まず、図1を参照して、一以上の選択された検体を含むサンプル72は、サンプル受け入れ装置又はレセプタ74にカバー64の入口部66を通じて導入される。サンプル受け入れ装置又はレセプタ74は、サンプル72の少なくとも一部を受け入れ、受け入れたサンプル72を2つの分析ストリップ114,116の間に分配する。検体計測器60の動作は、任意の適切な検知機構でサンプル72の導入を検知することにより自動的に開始し得、次に検体計測器60を活動させるために信号を発生させる。参照により開示の全体が組み込まれる米国特許5,837,546号は、検体計測器60のハウジング62へのサンプルの導入を検知するための検知機構を説明している。
[0042]検体計測器60が起動すると、光源95,97が光学的放射又は光を光学アセンブリ90に向けて放射する。検体計測器60がヘモグロビンA1cを計測する実施形態においては、少なくとも一つの光源95又は97が緑色光を放射し、他の光源が赤色光を放射する。緑色光源95又は97は、Hbの最大吸収帯と実質的に類似の波長を有する光学的放射を放射する。いくつかの実施形態では、緑色光源は、525nm以上535nm以下の範囲の波長を有する光学的放射を放射するように構成される。一実施形態では、530nmの波長は最適な結果を生じさせる。これは、約565nmのより非常に高い波長で緑色光を放射する光源を含む従来の検体計測器と対照的である。
[0043]図7は、Hbサンプル検出域(138,140,142,又は144)の反射率曲線を示す。異なるHb濃度のこれらの反射率曲線は、(ナノメートルで測定された)波長に応じた(パーセント反射率(%R)で測定された)反射性のプロットである。図7に見られるように、測定の分解能(即ち、検体濃度における%R/変化における変化)を最大化するために、従来の565nmに代えて525nm以上535nm以下の範囲の中央の緑色光源を選択することが望ましいことがわかる。Hbの最小濃度と最大濃度の間の最大の垂直分離が530nmの波長で発生している事実により証明されるように、530nm(又は525−535の範囲内)で中心化された緑色光源を選択することで最適な結果が得られる。言い換えれば、緑色光源を約530nm(又は525−535nmの範囲内)に調節することで、Hb測定のための反射率測定の動的範囲が増加される。これは、同様に、565nmで光を放射する緑色光源を有する従来の検体計測器に比べて、より正確な試験結果を提供する。したがって、本開示の検体計測器60は、6.7%から8.4%に反射率測定の動的範囲を増加させる。
[0044]図6を再び参照すると、光源95及び97が光を放射する。各屈折部材118,120(図3)は、光源95,97から2つの経路又は光学路に放射された光を、照明の2対の光学経路又は4つの個々の経路の合計に分配する。第1対の反射部材122及び124は、照明を第2対の反射部材126及び128に向かわせる。その後、第2対の反射部材126及び128は、照明を第3対の反射部材130及び132に向かわせる。上述したように、少なくとも一つの反射部材122,124,126,128,130,及び132が全反射表面(TIR)であり得る。照明は、その後、対の屈折部材134,136を通過し、対の屈折部材134,136は、各経路のための照明を、第1及び第2分析ストリップ114,116のサンプリング領域112を渡って所定の形状に分散させる。具体的には、対の屈折部材134は、それぞれ、分析ストリップ114及び116の第1検出域138及び140を渡って照明を分散させる。対の屈折部材136は、それぞれ、分析ストリップ114及び116の第2検出域142及び144を渡って照明を分散させる。
[0045]拡散光学的放射は、第1検出域138及び140並びに第2検出域142,144により下方に反射される。対の屈折部材150及び152は、拡散光学的放射を区域検出器98a,98b,100a,100bに向かわせる。具体的には、区域検出器98aは、第1分析ストリップ114の第1検出域138から拡散光学的放射を受ける。検出器98bは、第1分析ストリップ114の第2検出域142から拡散光学的放射を受ける。区域検出器100aは、第2分析ストリップ116の第1検出域140から拡散光学的放射を受ける。区域検出器100bは、第2分析ストリップ116の第2検出域144から拡散光学的放射を受ける。
[0046]区域検出器98a,98b,100a,100bは、各分析ストリップ114,116に発生する反応を検出し、計測する。例えば、光学アセンブリ90は、血液サンプル内のヘモグロビンA1(HbA1c)濃度に相関するストリップ114で発生する血液/検体反応を検出するのに用いられ得る。いくつかの実施形態では、区域検出器98a,98b,100a,及び100bは、分析ストリップ114及び116からの反射率を計測し、その後反射率測定に相関する電気信号を発生させる光検出器である。HbA1c又は他の任意の検体の濃度は、検出域における反射率から決定される。数学的アルゴリズムが、検出域における反射率に応じて、検体の濃度を画定するのに使用される。全内容が参照によりここに組み込まれる米国特許出願公開2005/0227370は、検出域における反射率に応じて検体の濃度を画定するためのアルゴリズムを説明している。しかしながら、検体の濃度を計算する任意の既知の方法が利用されてもよい。PCB88に設けられるプロセッサは、光学検出の結果を分析し、表示ユニット272に結果を視覚的に表示する。
[0047]以下の段落は、ここに開示されるいくつかの実施形態のある特徴を特定する。
[0048]1.検体試験ストリップのための検体計測器であって、
Hbの最大吸収帯と実質的に類似の波長を有する光を放射するように構成された光源と、
前記光源により放射された光を試験ストリップに向かわせるように構成された光学アセンブリと、
前記試験ストリップから発散した光を定量的に検出し、前記試験ストリップ内の検体濃度に相関する信号を発生させるように構成された光検出器と、を有する検体計測器。
[0049]2.段落1に記載された検体計測器において、前記光源が530nmの波長を有する緑色光を放射するように構成された、検体計測器。
[0050]3.検体計測器であって、
第1光を放射するように構成された第1光源と、
第2光を放射するように構成された第2光源と、
第1及び第2反応域を含む分析ストリップであって、前記第1反応域は第1検体及び第2検体を含む流体サンプルを受け且つ前記第1検体と反応したときに前記流体サンプル内で光学的変化を引き起こすことができる第1試薬を含むように構成され、前記第2反応域は前記流体サンプルを受け且つ前記第2検体と反応したときに前記流体サンプル内で光学的変化を引き起こすことができる第2試薬を含むように構成された、分析ストリップと、
前記第1光を前記第1反応域に向かわせ且つ前記第2光を前記第2反応域に向かわせるように構成された光学アセンブリと、
前記第1反応域から反射された光学的放射のみを検出し且つ前記第1反応域内に配置された前記流体サンプル内の検体の量を示す第1信号を発生させるように配置される第1光検出器と、
前記第2反応域から反射された光学的放射のみを検出し且つ前記第2反応域内に配置された前記流体サンプル内の検体の量を示す第2信号を発生させるように配置される第2光検出器と、を有する検体計測器。
[0051]4.段落3に記載された検体計測器において、前記第1検体と前記第2検体とは異なる検体である、検体計測器。
[0052]5.検体を含む流体サンプルを受けるように構成された反応域を有し且つ前記検体と反応したときに前記流体サンプル内の光学的変化を引き起こすことができる試薬を含む試験ストリップ内の検体濃度を検出するための検体計測器であって、
照明路に沿って光を放射するように構成された光源と、
前記光源から放射された光を前記試験ストリップの前記反応域に向かわせるように構成された光学アセンブリであって、前記照明路に沿って配置されるレンズの配列を含む、光学アセンブリと、
前記反応域から反射された光を定量的に検出し且つ前記流体サンプル内の検体の量に相関する信号を生成するように構成された光検出器と、を有する検体計測器。
[0053]6.段落5に記載された検体計測器において、前記レンズの配列内の前記レンズは互いに均等に離間して設けられる、検体計測器。
[0054]7.検体計測システムのための光学アセンブリであって、
少なくとも一つの試験ストリップを受けるように構成された受け入れ部であって、前記少なくとも一つの試験ストリップが検体を含む流体サンプルを受けるように構成された反応域を有し且つ前記検体と反応したときに前記流体サンプル内の光学的変化を引き起こすことができる試薬を含む、受け入れ部と、
Hbの最大吸収帯と実質的に類似した波長を有する緑色光を放射するように構成された光源と、
前記光源により放射された光を前記受け入れ部内に配置された前記試験ストリップの前記反応域に向かわせるように構成された少なくとも一つの反射部材と、
前記試験ストリップの前記反応域から発散した光を定量的に検出し且つ前記流体サンプル内の検体の量に相関する信号を生成するように構成された光検出器と、を有する、光学アセンブリ。
[0055]ここで記載された実施形態において説明された様々な特徴は、ここに記載された方法とは異なる方法で結合され得ることが理解される。個々の実施形態に関連して説明された特徴が、ここで説明される他の実施形態と共有され得ることが同様に理解される。
[0056]ここでの発明は、特定の実施形態に関連して説明されてきたが、これらの実施形態は原理の単なる例示であり、本発明の応用である。したがって、多数の変形が例示の実施形態になされてもよく、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の思想及び範囲から逸脱することなく他のアレンジが考案され得ることが理解される。

Claims (22)

  1. 検体試験ストリップのための検体計測器であって、
    ハウジングと、
    Hbの最大吸収帯と実質的に類似の波長を有する光を放射するように構成された前記ハウジング内の光源と、
    前記光源により放射された前記光を試験ストリップに向かわせるように構成された光学アセンブリと、
    前記試験ストリップから発散した光を定量的に検出し、前記試験ストリップ内の検体濃度に相関する信号を発生させるように構成された光検出器と、を有する検体計測器。
  2. 請求項1に記載された検体計測器において、
    前記光源は、525nm以上535nm以下の範囲の波長を有する緑色光を放射するように構成される、検体計測器。
  3. 請求項2に記載された検体計測器において、
    前記緑色光は、530nmの波長を有する、検体計測器。
  4. 請求項1に記載された検体計測器において、
    前記試験ストリップに前記光を向けさせるための屈折部材であって、複数のレンズを有する屈折部材をさらに有する、検体計測器。
  5. 請求項4に記載された検体計測器において、
    前記複数のレンズは、配列状に配置される、検体計測器。
  6. 請求項5に記載された検体計測器において、
    前記試験ストリップに前記光が到達するより前に、前記複数のレンズの前記配列は、光が通過する最後の表面領域である、検体計測器。
  7. 請求項5に記載された検体計測器において、
    レンズの前記配列内の前記複数のレンズは、互いに均等に離間して設けられる、検体計測器。
  8. 請求項5に記載された検体計測器において、
    レンズの前記配列内に10以上のレンズが配置される、検体計測器。
  9. 請求項8に記載された検体計測器において、
    前記配列内のレンズの数が10以上250以下の範囲である、検体計測器。
  10. 請求項1に記載された検体計測器において、
    レンズの前記配列内に100以上のレンズが存在する、検体計測器。
  11. 請求項5に記載された検体計測器において、
    レンズの前記配列内の少なくとも一つのレンズの表面が、約100μmの曲率半径と、−1のコニック定数(k)と、約56.25μmの最大凹形曲線とを有する、検体計測器。
  12. 請求項5に記載された検体計測器において、
    レンズの前記配列のピッチが、約155μmである、検体計測器。
  13. 検体計測器であって、
    ハウジングと、
    第1光を放射するように構成された前記ハウジング内の第1光源と、
    第2光を放射するように構成された第2光源と、
    第1及び第2反応域を含む分析ストリップであって、前記第1反応域は第1検体及び第2検体を含む流体サンプルを受け且つ前記第1検体と反応したときに前記流体サンプル内で光学的変化を引き起こすことができる第1試薬を含むように構成され、前記第2反応域は前記流体サンプルを受け且つ前記第2検体と反応したときに前記流体サンプル内で光学的変化を引き起こすことができる第2試薬を含むように構成された、分析ストリップと、
    前記第1光を前記第1反応域に向かわせ且つ前記第2光を前記第2反応域に向かわせるように構成された光学アセンブリと、
    前記第1反応域から反射された光学的放射のみを検出し且つ前記第1反応域内に配置された前記流体サンプル内の検体の量を示す第1信号を発生させるように配置される第1光検出器と、
    前記第2反応域から反射された光学的放射のみを検出し且つ前記第2反応域内に配置された前記流体サンプル内の検体の量を示す第2信号を発生させるように配置される第2光検出器と、を有する検体計測器。
  14. 請求項13に記載された検体計測器において、
    前記第1検体と前記第2検体とは、異なる検体である、検体計測器。
  15. 請求項13に記載された検体計測器において、
    前記光学アセンブリは、前記第1反応域と前記第1光検出器との間に配置される第1屈折部材であって、前記第1屈折部材は前記第1反応域と前記第1光検出器との間の方向に前記第1屈折器を通じて延在する光軸を有し、前記第1光検出器は前記光軸に直交する方向に延在する、第1屈折部材をさらに有する、検体計測器。
  16. 請求項15に記載された検体計測器において、
    前記光学アセンブリは、前記第2反応域と前記第2光検出器との間に配置される第2屈折部材であって、前記第2屈折部材は前記第2反応域と前記第2光検出器との間の方向に前記第2屈折部材を通じて延在する第2光軸を有し、前記第2光検出器は前記光軸に直交する方向に延在する、第2屈折部材をさらに有する、検体計測器。
  17. 請求項13に記載された検体計測器において、
    前記光学アセンブリは、前記第1光源から発散した前記光を前記第1反応域に向かわせるための複数の反射部材をさらに有する、検体計測器。
  18. 請求項17に記載された検体計測器において、
    前記第1光源は、少なくも一つの反射部材に整列される、検体計測器。
  19. 検体を含む流体サンプルを受けるように構成された反応域を有し且つ前記検体と反応したときに前記流体サンプル内の光学的変化を引き起こすことができる試薬を含む試験ストリップ内の検体濃度を検出するための検体計測器であって、
    照明路に沿って光を放射するように構成された光源と、
    前記光源から放射された前記光を前記試験ストリップの前記反応域に向かわせるように構成された光学アセンブリであって、前記照明路に沿って配置されるマイクロレンズの配列を含む、光学アセンブリと、
    前記反応域から反射された光を定量的に検出し且つ前記流体サンプル内の検体の量に相関する信号を生成するように構成された光検出器と、を有する検体計測器。
  20. 請求項19に記載された検体計測器において、
    前記マイクロレンズの配列内の前記マイクロレンズは、互いに均等に離間して設けられる、検体計測器。
  21. 検体計測システムのための光学アセンブリであって、
    少なくとも一つの試験ストリップを受けるように構成された受け入れ部であって、前記少なくとも一つの試験ストリップが検体を含む流体サンプルを受けるように構成された反応域を有し且つ前記検体と反応したときに前記流体サンプル内の光学的変化を引き起こすことができる試薬を含む、受け入れ部と、
    Hbの最大吸収帯と実質的に類似した波長を有する緑色光を放射するように構成された光源と、
    前記光源により放射された光を前記受け入れ部内に配置された前記試験ストリップの前記反応域に向かわせるように構成された少なくとも一つの反射部材と、
    前記試験ストリップの前記反応域から発散した光を定量的に検出し且つ前記流体サンプル内の検体の量に相関する信号を生成するように構成された光検出器と、を有する、光学アセンブリ。
  22. 請求項21に記載された光学アセンブリにおいて、
    前記緑色光は、525nm以上535nm以下の範囲の波長を有する、光学アセンブリ。
JP2014550507A 2011-12-28 2012-12-28 検体モニタ Pending JP2015514960A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161580809P 2011-12-28 2011-12-28
US61/580,809 2011-12-28
PCT/US2012/072054 WO2013102067A1 (en) 2011-12-28 2012-12-28 Analyte monitor

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015514960A true JP2015514960A (ja) 2015-05-21

Family

ID=47559743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014550507A Pending JP2015514960A (ja) 2011-12-28 2012-12-28 検体モニタ

Country Status (10)

Country Link
US (1) US20130171028A1 (ja)
EP (1) EP2798335A1 (ja)
JP (1) JP2015514960A (ja)
CN (1) CN104024834A (ja)
BR (1) BR112014016019A2 (ja)
CA (1) CA2862447A1 (ja)
MX (1) MX2014007953A (ja)
PH (1) PH12014501437A1 (ja)
RU (1) RU2014131256A (ja)
WO (1) WO2013102067A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW201604533A (zh) * 2014-07-28 2016-02-01 泰博科技股份有限公司 可攜式電子分析裝置、可攜式分析裝置以及套組
WO2016025698A1 (en) * 2014-08-13 2016-02-18 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Diagnostic devices, systems, and methods
US11035818B2 (en) * 2014-08-15 2021-06-15 Roche Diabetes Care, Inc. Blood glucose meter with low cost user interface having programmed graphic indicators
NZ730133A (en) * 2014-09-02 2018-06-29 Clinical Genomics Pty Ltd Test device and method
CN104215628A (zh) * 2014-09-04 2014-12-17 北京纳百景弈生物科技有限公司 一种快速检测试纸的便携式定量分析装置
CN105203528A (zh) * 2015-09-22 2015-12-30 深圳市希莱恒医用电子有限公司 一种糖化血红蛋白检测装置
US11668707B2 (en) 2016-12-16 2023-06-06 Siemens Healthcare Diagnostics Inc. Simultaneous measurement of multiple analytes of a liquid assay
CN110520728B (zh) * 2017-03-03 2022-12-06 聚合物技术系统公司 用于酶促a1c检测和定量的系统和方法
US11703513B2 (en) 2017-08-07 2023-07-18 Polymer Technology Systems, Inc. Systems and methods for enzymatic A1C detection and quantification
CN107677604A (zh) * 2017-10-31 2018-02-09 广东省测试分析研究所(中国广州分析测试中心) 一种可视化检测卡的小型化检测装置

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002502967A (ja) * 1998-02-05 2002-01-29 ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト ルミネッセンスを測定する方法及び装置
JP2002509605A (ja) * 1996-06-07 2002-03-26 メトリカ・インコーポレーテッド 電子検定装置及び電子検定方法
WO2004077030A1 (ja) * 2003-02-26 2004-09-10 Hamamatsu Photonics K.K. 免疫クロマト試験片の測定装置及び光源装置
JP2007093249A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Yokogawa Electric Corp 光量計測装置および光量計測方法
WO2007072592A1 (ja) * 2005-12-21 2007-06-28 National University Corporation Tokyo Medical And Dental University 歯髄腔内血液測定方法、装置及び歯髄腔内血液測定用アダプタ
JP2007256294A (ja) * 1996-04-30 2007-10-04 Metrika Inc 反射光線の測定方法及びその装置
JP2007528005A (ja) * 2004-03-08 2007-10-04 メトリカ・インコーポレーテッド 体液検体計測器とカートリッジとの複合システム
JP2009533654A (ja) * 2006-04-08 2009-09-17 エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト ヒストグラムを用いる光学データの解析
JP2009233253A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Terumo Corp 血糖測定装置および血糖測定方法
JP2011048266A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Toshiba Mach Co Ltd マイクロレンズアレイおよびその金型の製造方法
WO2011033875A1 (ja) * 2009-09-17 2011-03-24 テルモ株式会社 血糖計

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7057720B2 (en) * 2003-06-24 2006-06-06 Corning Incorporated Optical interrogation system and method for using same
US7186566B2 (en) * 2003-07-28 2007-03-06 Suyue Qian Combining transmittance detection and chromatographic strip techniques for quantification of analyte in biological fluids
AP2006003742A0 (en) * 2004-03-08 2006-10-31 Metrika Inc Body fluid analyte meter & cartridge system for performing combined general chemical and specific binding assays.
US20060127886A1 (en) * 2004-12-15 2006-06-15 Kaylor Rosann M Sample-efficient lateral flow immunoassay
EP1843147A1 (de) * 2006-04-08 2007-10-10 Roche Diagnostics GmbH Ortsaufgelöste Analyse optischer Daten eines Testelementes
US7463353B2 (en) * 2006-05-31 2008-12-09 Uchicago Argonne, Llc Modular, micro-scale, optical array and biodetection system
US7897360B2 (en) * 2006-12-15 2011-03-01 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Enzyme detection techniques
US20100159506A1 (en) * 2008-07-25 2010-06-24 Cellscape Corporation Methods and systems for genetic analysis of fetal nucleated red blood cells

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007256294A (ja) * 1996-04-30 2007-10-04 Metrika Inc 反射光線の測定方法及びその装置
JP2002509605A (ja) * 1996-06-07 2002-03-26 メトリカ・インコーポレーテッド 電子検定装置及び電子検定方法
JP2002502967A (ja) * 1998-02-05 2002-01-29 ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト ルミネッセンスを測定する方法及び装置
WO2004077030A1 (ja) * 2003-02-26 2004-09-10 Hamamatsu Photonics K.K. 免疫クロマト試験片の測定装置及び光源装置
JP2007528005A (ja) * 2004-03-08 2007-10-04 メトリカ・インコーポレーテッド 体液検体計測器とカートリッジとの複合システム
JP2007093249A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Yokogawa Electric Corp 光量計測装置および光量計測方法
WO2007072592A1 (ja) * 2005-12-21 2007-06-28 National University Corporation Tokyo Medical And Dental University 歯髄腔内血液測定方法、装置及び歯髄腔内血液測定用アダプタ
JP2009533654A (ja) * 2006-04-08 2009-09-17 エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト ヒストグラムを用いる光学データの解析
JP2009233253A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Terumo Corp 血糖測定装置および血糖測定方法
JP2011048266A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Toshiba Mach Co Ltd マイクロレンズアレイおよびその金型の製造方法
WO2011033875A1 (ja) * 2009-09-17 2011-03-24 テルモ株式会社 血糖計

Also Published As

Publication number Publication date
CA2862447A1 (en) 2013-07-04
RU2014131256A (ru) 2016-02-20
BR112014016019A2 (pt) 2018-05-22
EP2798335A1 (en) 2014-11-05
US20130171028A1 (en) 2013-07-04
CN104024834A (zh) 2014-09-03
PH12014501437A1 (en) 2014-10-08
MX2014007953A (es) 2015-04-17
WO2013102067A1 (en) 2013-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015514960A (ja) 検体モニタ
EP1447658B1 (en) Multiwavelength readhead for use in the determination of analytes in body fluids
JP3984651B2 (ja) 反射光線の測定方法及びその装置
EP1634062B1 (en) Readhead for optical inspection apparatus
ES2883201T3 (es) Análisis de datos ópticos con la ayuda de histogramas
US7339673B2 (en) Miniature optical readhead for optical diagnostic device
US20060066850A1 (en) Light measuring device, biochemical analyzer, biochemical analysis method, and spectrophotometer
JPH11258150A (ja) フレネル反射体を使用する医療診断機器
JPH10267833A (ja) 測光診断計の読み取りヘッド
US20080100851A1 (en) Laser array
EP2990779B1 (en) Device for detecting analyzed object in specimen and method therefor
US20220136960A1 (en) Illumination unit with multiple light sources for generating a uniform illumination spot
WO2022035846A1 (en) Circuit board with onboard light sources
KR20090088667A (ko) 시료검사용 스트립의 광 검출방법 및 그를 사용한 광검출모듈
US9909981B2 (en) Diagnostic detection device

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160707

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170622

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170919

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180227