JP2015514477A - 乳幼児飲用装置 - Google Patents

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Abstract

より信頼性の高いエアレータを有する飲用装置を提供するために、本発明は乳幼児飲用装置に関する。当該乳幼児飲用装置(1)は、乳首(10);液体を保持するための貯蔵部(60);前記乳幼児飲用装置(1)のコネクタ(50);及びダックビル弁などのエアレータ(31);を含み、前記貯蔵部(60)は、前記コネクタ(50)によって前記乳首(10)に着脱可能に連結され、前記エアレータは変形可能な開口部、例えばスリットを含むため、前記開口部(35)が開放位置にある場合、前記開口部を介して前記貯蔵部(60)に空気を入れることで前記装置(1)の使用時の内外の圧力差が低減され、前記開口部が閉鎖位置にある場合、前記飲用装置(1)の内側から前記飲用装置(1)の外側への流体の漏出が妨げられ、前記エアレータ(31)は前記コネクタ(50)又は前記乳首(10)に含まれ、前記乳首(10)、前記コネクタ(50)及び前記貯蔵部(60)を組み立てる際に、前記乳首及び前記コネクタの組み合わせの幾何学的特性及び/又は材料特性によって、前記エアレータ(31)の前記開口部(35)の規定された最小限の変形が生じる。

Description

本発明は、乳幼児飲用装置(infant drinking device)であって:乳首;液体を保持するための貯蔵部;前記乳幼児飲用装置のコネクタ;及びエアレータあるいはダックビル弁等の通気弁;を含み、前記貯蔵部は、前記コネクタによって前記乳首に着脱可能に連結され、前記エアレータは変形可能な開口部、例えばスリットを含むため、前記開口部が開放位置にある場合、前記開口部を介して前記貯蔵部に空気を入れることで前記装置の使用時の内外の圧力差が低減され、前記開口部が閉鎖位置にある場合、前記飲用装置の内側から前記飲用装置の外側への流体の漏出が妨げられ、前記エアレータは前記コネクタ又は前記乳首に含まれる、乳幼児飲用装置に関する。
乳幼児飲用装置は広く知られている。そのような装置は多くの場合エアレータを含む。乳幼児が上記の装置から流体を飲むと、装置の貯蔵部内に負圧が生じるため、エアレータは哺乳瓶の中に大気が入るようにする。貯蔵部内の負圧によってエアレータ又は弁が開く。上記の装置のエアレータは、例えばエアレータの可撓性材料にスリットを切り込むことによって形成される開口部を有する。空気はその開口部を通って貯蔵部内の負圧の影響を解消できる。先にも説明したように、開口部は、空気が貯蔵部の内部に確実に至ることができるようにしなければならない一方、他方では貯蔵部から装置の外に流体が漏れるのを可能な限り防がねばならない。そのような飲用装置の他の周知の課題は、エアレータがかなり容易に詰ってしまうことがあるため、世話人が介入してエアレータの詰まりを解消(clear up)しなければならない点である。貯蔵部にまだ流体が充填されていて、乳首(teat)の内側が液体で湿っている場合、上記の解消作業は厄介なものになることがある。また、世話人の介入によって、衛生的に調製されたミルク又は他の流体に悪影響が及ぶことがある。それに加えて、弁が詰まり哺乳瓶への空気の流入が阻害されると、世話人はエアレータを治すために赤ん坊の口から乳首を取り外さなければならないため、哺乳瓶からミルク又は他の流体を取り出すことができない赤ん坊にとってもこれは迷惑になる。乳首が塞がるか又は乳首を赤ん坊の口から取り外すと、多くの赤ん坊は泣き始める。これは往々にして親を苛立たせる。
特許文献1には哺乳瓶用の乳首が開示されている。当該乳首は、ニップルを介して哺乳瓶から吸い出された液体と置き換えるために空気を哺乳瓶に入れる一方向弁を乳首のスカート部に有する。
欧州特許出願第1863427号明細書
本発明は、導入部で説明した種類の乳幼児飲用装置であってより信頼性の高いエアレータを有する乳幼児飲用装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、上記の目的は、乳首、コネクタ及び貯蔵部の組み立ての際に、乳首及びコネクタの組み合わせの幾何学的特性及び/又は材料特性によってエアレータの開口部が開放位置(open position)に一時的に変形することによって実現される。
本発明が解決する課題は、前回の食事から残る残留物によってスリットが往々にして詰まる点である。それは、例えば装置を適切に洗浄しなかった場合や装置を保管した後で生じ得る。開口部はLSR等のシリコーンの面を多くの場合有し、飲用装置が組み立てられていない状態ではそれらの面は互いに接触している。例えば乾燥したインスタントのベビーミルクの粉末がそれらの面の間に残っていると、面と面とが互いにくっつく。そのため、飲用時に圧力差を低減する必要があっても開口部の面を開放(clear)できない。材料自体に起因する付着力によって面同士がくっつく可能性もある。
規定された開口部の最小限の変形(minimally defined deformation)によって、乾燥した残留物が砕かれるか又は詰まった面が緩むため、開口部が解放される。乳首、コネクタ、及び貯蔵部を組み立てる度にそのような変形を体系的に引き起こすことができれば、エアレータはより確実に機能できる。飲用装装置を組み立てる前に開口部が詰まっていたかどうかにかかわらず、組み立ての後、飲用装置はエアレータが開放した状態で始動する。この体系的に開口部を開放する機構によって、乳首、コネクタ及び貯蔵部を分解する手間が大幅に避けられる。
飲用装置の組み立ての際、コネクタは貯蔵部及び乳首を強固に結び付ける。組立力の影響下で、乳首及び/又はコネクタは変形する。エアレータは、乳首又はコネクタに含まれる。乳首及びコネクタの材料特性及び幾何学的特性が、組み立てに必要であり且つ組み立てのために提供される変形を決定する。組み立ての際エアレータの開口部も変形するようなコネクタ及び乳首の組み合わせの形状を採用することで、エアレータがリセットされて、乳首及び哺乳瓶システムの良好な性能が確実に得られる。
飲用装置の有利な実施形態では、前記エアレータは前記乳首に含まれ、前記コネクタは前記乳首よりも剛性が高く、前記飲用装置が組み立てられた状態において前記コネクタの十分近くで前記エアレータを収容することよって、前記コネクタは、前記エアレータによる漏出の防止に寄与する。乳首は外側で乳幼児の口と接触し、液体は乳首の内側と接触する。従って、乳首を用いる度に適切に洗浄することが衛生面において最も重要である。エアレータの機能の1つは液体の漏出を防ぐことであるため、エアレータは使用時に該液体と接触する可能性が高い。エアレータを乳首に含めることによって、乳首と同じ頻度でエアレータが洗浄される。コネクタをエアレータの近くに配置することで、組み立てられた状態においてエアレータの剛性特性が適合されて、信頼性及び安定性が十分で且つ漏出防止挙動が良好なエアレータが得られる。
本発明に係る有利な実施形態では、前記エアレ−タは前記乳首に一体的に含まれ、前記乳首は剛性が低い領域を有し、該領域に前記エアレータが収容されている。乳首、コネクタ及び貯蔵部の組み立ての間に存在する力の作用により、剛性が低い領域は乳首の他の部分に比べて一層変形する。この剛性が低い領域の変形により、エアレータの開口部の転移変形がより良好になる。乳首及びエアレータは、例えば射出成形により製造可能である。例えば、エアレータを壁厚が小さい領域内に又は該領域の近くに配置することにより剛性が低い領域を形成するように、一体的な乳首の形状を設計できる。当業者であれば、領域の局所剛性を下げる方法が他にもあることが分かる。
本発明に係る飲用装置の非常に有利な実施形態では、前記乳首は、食事を与えるために乳幼児の口に入れるのに好適な吸引部と、前記乳首と前記貯蔵部とを組み立てるために前記コネクタ及び/又は前記貯蔵部と相互作用するのに好適な接続部とを有し、前記エアレータは前記吸引部の外側に配置されている。エアレータを吸引部の外側に配置することにより、食事を与える時に乳幼児又は親が乳首を自由に動かすことができる一方で、その機能は影響を受けない。
本発明のこれらの及び他の態様は下記の実施形態から明らかになり、下記の実施形態を参照することで解明される。
添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態を一例として説明する。
図1は、本発明に係る乳幼児哺乳瓶の概略側面図である。 図2Aは、図1に示す乳首及びコネクタの例示の実施形態の側面図を概略的に示す。 図2Bは、図2Aに示す乳首の例示の実施形態の側面図と、図2Aに示すコネクタの断面図との組み合わせを概略的に示す。 図3Aは、図1に示す乳首の単独の例示の実施形態の底面斜視図を概略的に示す。 図3Bは、図3Aに示す底面斜視図の細部を概略的に示す。 図3Cは、図3Bの細部の断面である。 図4Aは、先の図面に係る実施形態の断面を概略的に示す。 図4Bは、現在の技術水準の弁の断面の詳細を示す。
図1は、本発明に係る乳幼児哺乳瓶1の概略側面図を図示する。哺乳瓶1は貯蔵部60、コネクタ50及び弾性の乳首10を有する。貯蔵部60は液体、例えば乳児食を保持できる。貯蔵部は、当業者に周知な方法でコネクタを取り付けることができる外ネジを備えた上部を含む。乳首10と貯蔵部60とは、コネクタ50によって連結されている。
図2Aは、乳首10、コネクタ50及び貯蔵部60を組み立てる前の、図1の実施形態の側面図を概略的に示す。乳首は、上部11、底部12、吸引部13及び接続部14を有する。赤ん坊は吸引部13に吸いつくか又はその口を動かして、乳幼児哺乳瓶1からミルクを取り出す。接続部14は、乳首をコネクタ50に、次いで貯蔵部60に連結するように設計されている。乳首10が貯蔵部60に連結されている場合、乳首10のスカート部22が貯蔵部60の上縁部64に嵌合する。コネクタ50は、貯蔵部60の外ネジ66に対応する内ネジ51を有する。乳首10は、当業者に周知なようにコネクタ50の周縁部53を受容して密封嵌合(fitting sealingly)を得るように構成された環状溝24を有する。コネクタ50を貯蔵部60の上部にねじ込む場合、コネクタは回転軸Lの周りを回転する。矢印Aは、乳首10、コネクタ50及び貯蔵部60を共に組み立てる方向を示す。先ず、矢印Aの方向で乳首10をコネクタ50に入れると、乳首10が変形して周縁部53が溝24の上側に嵌合する。続いて、ネジ部51及び66を介して、コネクタを貯蔵部60の上部64にねじ込む。組み立てられた状態では、貯蔵部60の上面62が乳首10の密封面16に対して押し付けられて、貯蔵部60からの流体の漏出を防止する。面68で面16を密封するのに必要な力は、ネジ部51及び66を介してコネクタ50を締め付けることによって提供される。
当業者であれば、連結界面では円形を用いながらも乳首及び貯蔵部を楕円形に又は八角対称にするといった、乳首10及び貯蔵部60の他の回転構成を適用してもよいことが分かる。あるいは、ネジ部に代えて、スナップ嵌合連結(snap fit connection)等の他の手段により又は当業者に周知な外部のクランプ機構によりクランプ力を提供してもよい。コネクタ50は、液体がコネクタ50を通って乳首10の上部11に到達するように内部通路52を有する。図2Bは、組み立てられた状態の乳首10及びコネクタ50を示す。
図3Aは、図1及び図2に係る上述の乳首10の底面斜視図を概略的に示す。矩形100は、乳首10のエアレータ31を収容する部分を示す。矩形100に示す部分の拡大図を図3Bに示す。エアレータ31は、エアレータのフレーム39内に収容されたダックビル弁38を有する。フレーム39は、乳首10のフレーム36の肉厚部(thickened portion)として形成されており、ネックがないギターに似た外周を有する。フレーム36は、上側凹部41及び下側凹部42によって局所的に弱化されている。フレーム39内の上側凹部41と下側凹部42との間にはダム部37が収容されている。ダム部は、スリット35の形態の開口部を有する。ダム部37は、エアレータ31のダックビル弁を形成するスリット35を含む。使用時に、哺乳瓶の内側と外側との圧力差に対する補償を行うために、哺乳瓶の外の空気を哺乳瓶に入れることができる。ダム部37の上面32及び底面33は、凹部41及び42の双方に対してダム部37の範囲を定める(図3C参照)。
図3Cは、図3Bの細部の断面である。ダックビル弁38及びそのスリット35は、スリットの面同士が接触領域(zone of contact)34で接触するように構成されている。これはダックビル弁38が閉じた状態である。内外の圧力差(internal/external pressure differential)がない場合、スリット35は閉じており、上面32及びその下地(underlying material)並びに底面33及びその下地はスリット35の接触領域34において隣接する。赤ん坊が乳首に吸い付くと、哺乳瓶からミルクがなくなることによって内外の圧力差が生じ始める。そして、哺乳瓶の外の空気がダックビル弁の2つの面32、33を変形させてそれらを引き離すため、スリット35の接触領域34が開放される(clearing)。2つの面32、33が引き離される前に内外の圧力差が上回るべき特定値の閾値が通常存在している。2つの面32、33が引き離されると接触領域34に分離(disconnection)が生じて、エアレータ31に哺乳瓶内の通気を行わせる孔が形成されるため、内外の圧力差が小さくなる。
圧力補償機構をさらに説明するために、図3Bに示す細部の断面図を図4Bに示す。図4Bには、下部14にダックビル弁31を含む乳首10を示す。ダックビル弁31は上面32、底面33及びスリット35の形態の開口部を含む。上面32及び底面33はスリットによって引き離されており、接触部34で一体になるか又は隣接している(図3C参照)。図3Aから導出できるように、ダックビル弁31のスリット35は、縦軸Lに対して垂直な方向を有する。
内外の圧力差がない場合、スリット35は閉じており、上面32及び底面33は互いに隣接して、スリット35の内面又は接触部34で連結し得る。赤ん坊が哺乳瓶からミルク飲むと、哺乳瓶からミルクがなくなることによって内外の圧力差が生じる。そして、哺乳瓶の外の空気が2つの面32、33を分離させる。内外の圧力差が特定値を上回ると、2つの面32、33はそれらが分離するように引き離される。それにより、エアレータ31に哺乳瓶内の通気を行わせる孔を開口部35が形成するため、内外の圧力差が小さくなる。
シリコーン製のダックビル弁31の面32、33は、主に材料(シリコーン)の材料特性によって及び/又は2つの側壁の間に前回の食事の残留物が残ることによってお互いにくっついてしまう傾向がある。この付着力を解消するために、面32、33を引き離さなければならない。2つの面32、33の間に例えば鉛筆を挿入することで手動によりこれを行うことができるが、その結果として衛生的に調製されたミルクに新たなバクテリア又は埃が入ってしまうことがある。2つの面を押し広げる代わりに、接触部34に対して垂直な力を加えることによって、即ち縦軸Lの方向の力を加えることによってもそれらの面を引き離すことができる。乳首10をコネクタ50に連結する場合、ダックビル弁31の接触部34に対して垂直な力、即ち縦軸Lに沿った力が加えられる。乳首10の第2のクランプ部26はコネクタ50の中に留まる一方、第1のクランプ部25はコネクタ50を通り抜けてコネクタ50から離れる。図2Bから分かるように、組み立てられた状態では、コネクタ50及び環状溝24の外径寸法が合致する。しかしながら、乳首10をコネクタ50に取り付ける場合、上側クランプ部25がコネクタ50を通過するには乳首10が変形しなければならない。この乳首10の特定の変形は、とりわけ乳首の幾何学的特性及び材料特性に依存する。この特定の実施形態では、上側凹部41及び下側凹部42によりエアレータ31の周りの肉厚部で屈曲変形(folding deformation)が生じるようにエアレータ31が構成されている。凹部41、42は変形を生じさせるための弱化手段(weakening means)として機能する。その結果、スリットの接触部34が離れて、ダックビル弁31が開放される。これは、現在利用可能な乳首に勝る重要な利点である。
図4Aは、先の図面及び本発明に係る乳首10の断面図を概略的に示す。図4Aのエアレータの実行(execution)を説明する前に、先ず、図4Bに図示する現在の技術水準のエアレータを説明する。
図4Bには矩形Rが示してある。乳首の材料が矩形Rの中に広がっており、矩形R内に材料が存在することによりフレーム36が硬くなっている。矩形R内の材料は弁の安定性に寄与する。これは、哺乳瓶内からの流体の漏出を防止する。図4Aに係る構成では、図4Bに図示する矩形R内の材料が取り去られている(removed)。ダックビル弁が配置されたフレームは弱められており、本発明の目的に係る弁のより良好な開放に寄与する。飲用装置1が組み立てられた状態においてコネクタ50の周縁部53の十分近くでダックビル弁を収容することによって、コネクタの周縁部5により漏出の防止に必要な弁の安定性がさらに向上する。
図4Aに係る実施形態では、面33と貯蔵部の上面62との間に材料がなくなるように材料が取り去られている。当業者であれば、本発明の目的に係るエアレータの開放挙動(clearance behavior)が十分になる範囲まで材料を取り去ることができることが分かる。また、当業者であれば、貯蔵部の上面とダックビル弁の底面33との間の距離の半分まで前記材料を取り去ることができ、このレベルが前記距離の1/3又は1/4に下げることができればより良好に実行を行えることが分かる。材料の全てが取り去られれば、流体食が詰まり得る端部が少なくなるため、弁の洗浄能力が向上する。より多くの材料を取り去るのであれば、弁を安定化させて使用時の漏出を防ぐのに必要なフレームの剛性を回復させるために、コネクタの周縁部を弱化部に一層近づけて配置する必要がある。
「含む(comprising)」という用語は、他の要素又は工程を排除するものではなく、また不定冠詞「a」又は「an」は、複数を排除するものではなことが分かる。互いに異なる従属項に特定の手段が記載されているとしても、それは、それらの手段を組み合わせて有利に用いることができないということを意味しない。請求項内の参照符号は、請求項の範囲を限定するものと解釈すべきではない。
当業者であれば、本発明が特定の実施形態に限定されないことが分かる。例えば、接続部もエアレータの周りで弱化させて、縦力が加えられた時に接続部が屈曲するように変形するのではなく、縦方向に変形するようにしてもよい。これによっても同様に、組み立ての間にエアレータの開放が生じ得る。
本願では、特徴の特定の組み合わせに対して請求項が策定されているが、本発明の開示の範囲には、それがいずれかの請求項で現在クレームされているものと同一の発明に関するかどうか、また、親発明が軽減するものと同一の技術的課題のうちの任意のもの又は全てを緩和するかどうかに関わらず、本明細書で明確に又は暗示的に開示されている任意の新規特徴若しくは新規特徴の任意の組み合わせ又はその一般化されたものも含まれると理解すべきである。出願人は、そのような特徴及び/又はその組み合わせに対する新たな請求項を、本願又は本願から派生するさらなる出願の手続き中に策定し得ることをここに通知する。
下記の請求項の範囲に含まれる他の変更及び変形は、当業者に自明である。

Claims (7)

  1. 乳幼児飲用装置であって:
    乳首;
    液体を保持するための貯蔵部;
    前記乳幼児飲用装置のコネクタ;及び
    ダックビル弁などのエアレータ;
    を含み、
    前記貯蔵部は、前記コネクタによって前記乳首に着脱可能に連結され、
    前記エアレータは変形可能な開口部、例えばスリットを含むため、前記開口部が開放位置にある場合、前記開口部を介して前記貯蔵部に空気を入れることで前記装置の使用時の内外の圧力差が低減され、前記開口部が閉鎖位置にある場合、前記飲用装置の内側から前記飲用装置の外側への流体の漏出が妨げられ、
    前記エアレータは前記コネクタ又は前記乳首に含まれ、
    前記乳首、前記コネクタ及び前記貯蔵部を組み立てる際に、前記乳首及び前記コネクタの組み合わせの幾何学的特性及び/又は材料特性によって、前記エアレータの前記開口部が前記開放位置に一時的に変形する、乳幼児飲用装置。
  2. 前記エアレータは前記乳首に含まれ、前記コネクタは前記乳首よりも剛性が高く、前記飲用装置が組み立てられた状態において前記コネクタの十分近くで前記エアレータを収容することよって、前記コネクタは、前記エアレータによる漏出の防止に寄与する、請求項1に記載の乳幼児飲用装置。
  3. 前記エアレ−タは前記乳首に一体的に含まれ、前記乳首は剛性が低い領域を有し、該領域は前記乳首の他の部分に比べて一層変形し、該領域に前記エアレータが収容されている、請求項2に記載の乳幼児飲用装置。
  4. 前記乳首は、食事を与えるために乳幼児の口に入れるのに好適な吸引部と、前記乳首と前記貯蔵部とを組み立てるために前記コネクタ及び/又は前記貯蔵部と相互作用するのに好適な接続部とを有し、前記エアレータは前記吸引部の外側に配置されている、請求項3に記載の乳幼児飲用装置。
  5. 前記コネクタは環状であり、前記乳首は前記コネクタを貫通するように設計され、前記接続部は前記剛性が低い領域を含み、前記剛性が低い領域は、組み立ての際に前記乳首を前記コネクタに貫通させると、前記剛性が低い領域が変形して前記エアレータの前記開口部を変形させるように設計されている、請求項4に記載の乳幼児飲用装置。
  6. 前記乳首は、前記貯蔵部の上面と隣接し且つ密封するための密封面を有し、前記乳首は、前記装置が組み立てられた状態において前記コネクタの内側の周縁部と協働する環状溝を備え、前記エアレータは前記溝内でダックビル弁の形態で配置され、前記装置が組み立てられた状態において前記貯蔵部の前記上面と前記ダックビル弁の底面との間に延びた凹部が設けられている、請求項5に記載の乳幼児飲用装置。
  7. 前記コネクタは、前記飲用装置の組み立ての際に前記エアレータの前記開口部を変形させる突起部を有する、請求項2に記載の乳幼児飲用装置。
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