JP2015514171A - ドーザブレード制御用ジョイスティックの自動制御 - Google Patents

ドーザブレード制御用ジョイスティックの自動制御 Download PDF

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Abstract

手動又は電動バルブを装備したドーザは、ブレードの高度及び方位を自動制御するための制御システムを導入することができる。既存の油圧式駆動システム又は既存の油圧式制御システムを変更する必要はない。アームは、その移動がブレードの高度及び方位を制御する、既存のジョイスティックに対して動作可能に連結される。アームは、電動モータアッセンブリにより駆動される。ドーザ本体又はブレードに据え付けられた測定部は、ブレードの高度又は方位に対応する測定値を提供する。演算システムは、測定値を受信し、目標基準値と比較し、制御信号を生成する。ドライバは、制御信号を電気駆動信号に変換する。電気駆動信号に応答して、電動モータアッセンブリは、アームを移動させ、次に、アームは、ジョイスティックを移動させる。適宜、オペレータは、ジョイスティックを手動操作することにより、自動制御システムに優先することができる。【選択図】 図3

Description

本発明は、概して、機械制御に関し、更に具体的には、ドーザブレード制御用ジョイスティックの自動制御に関する。
ドーザ用の自動制御システムは、建設機械市場において、増々普及している。自動制御システムでは、ドーザの作業具(ブレード)の位置及び方位は、設計面に対して決定され、ブレードは、その後、設計面に従って自動的に移動する。自動制御システムは、例えば、建築用基礎部、道路、鉄道、運河、及び空港の建設のための設計面を正確に製造するために使用される。
自動制御システムは、手動制御システムに対していくつかの利点を有する。第1に、手動制御システムは、自動制御システムに比べて、より高度な技術を有するオペレータが一般的に必要であり、手動制御システムのためのオペレータに対する適切なトレーニングは、費用がかかり、かつ時間もかかる。第2に、自動制御システムは、操作速度を上げ、視界不良状態での作業が可能であり、作業場を手動で調査するための作業中断時間を回避し、設計面を製造するために必要な工程数を減らすことにより、機械の生産性を上げることが可能である。第3に、自動制御システムは、燃料の消費の削減、及び建設材料の消費の削減が可能である(建設基準により、敷設するコンクリート、アスファルト、砂、及び砂利などの舗装材の最小厚が要求されており、下地面が不正確に評価された場合、最小厚を確実に満たすために過剰な舗装材を敷設する必要が生じる)。
自動制御システムの操作原理は、特定のプロジェクトデザインにより定義された基準面に対して、ドーザブレードエッジの現在の位置及び方位を推定することに基づく。基準面は、いくつかの方法で、特定可能である。例えば、基準面は、三角形で接続される点の配列を含む、数値地形モデル(DTM)と称される、数学的モデルで表すことができる。基準面は、また、自然又は人工的な面及び線で特定できる。物理的道路面は、基準面として使用できる自然面の一例であり、物理的道路面は、次の層の目標として、使用できる。人工的な面及び線は、例えば、レーザ面又は杭に取り付けられた金属ワイヤにより作成できる。
ブレードの位置及び方位は、ドーザ本体及びブレードに据え付けられた様々なセンサによる測定値から決定することができる。センサの例として、位置を測定するための全地球型衛星航法システム(GNSS)センサと、レーザ型ロボティックトータルステーションを用いて位置を測定するための光学プリズムと、角度を測定するための電解傾斜センサと、角度及び距離を測定するための電位差測定センサと、加速度及び角速度をそれぞれ測定するための加速度計、ジャイロなどの微小電気機械システム(MEMS)慣性センサと、距離を測定するための超音波センサと、レーザ送信機からの信号を受信し、垂直方向のオフセットを測定するためのレーザ受信機と、油圧シリンダの伸長を測定するためのストロークセンサと、を挙げることができる。
様々なセンサからの測定値は、制御部により処理され、ブレードの位置及び方位が決定される。ブレードの測定された位置及び測定された方位は、基準面からそれぞれ算出された、目標位置及び目標方位と比較される。測定された位置と目標位置との差異、及び測定された方位と目標方位との差異から算出された誤差信号を使って、制御信号を生成する。制御信号は、ブレードを移動させ、測定された位置と目標位置の間の誤差を最小化し、測定された方位と目標方位の間の誤差を最小化する駆動システムを制御するために使用される。
ブレードの位置及び方位は、油圧シリンダにより制御される。バルブは、作動流体の流量を制御し、次に、油圧シリンダの速度を制御する(油圧シリンダの速度とは、油圧シリンダの伸長の時間変化率を意味する)。バルブは、手動式でも電動式でもよい。現在の自動制御システムには、電動バルブが使用され、制御信号は、電動バルブを制御する電気信号である。
現在、ドーザが手動バルブを装備している場合、電動バルブをドーザに導入することは、複雑で、時間がかかり、高価な作業になる場合がある。バルブの変更に加えて、ポンプ、タンク、シリンダ列に接続されているホースを外し、再度接続する必要があるので、導入作業は最大2日間必要である。ある場合には、更なる複雑さとして、販売規定により既存のドーザへの導入は製造業者により許可されない場合があり、ドーザの保証範囲外となる場合がある。
ドーザに電動バルブが既に装備されていたとしても、電動バルブ用のコントローラへのインターフェースは、専有である場合がある。ドーザの製造業者は、カスタムメイドの自動制御システムを搭載するために建設業者により必要とされるインターフェース仕様へのアクセスを規制する場合がある。また、ある場合には、販売規定により、製造業者により供給されない自動制御システムを既存のドーザに導入することは、製造業者により許可されない場合があり、ドーザの保証範囲外となる場合がある。
無論、建設業者は、電動バルブを有するドーザや、ドーザの製造業者により搭載された自動制御システムを有するドーザを購入することができる。しかしながら、ある場合には、建設業者は、ドーザをリースやレンタルし、リースやレンタル可能なドーザには、適切な自動制御システムを有していない場合がある。また、建設業者は、既存の手動制御式のドーザに対して自動制御システムを導入したいと望んだり、又は、ドーザ製造業者により供給された自動制御システムを、性能が異なり、ドーザ製造業者により供給された自動制御システムより低コストであるカスタムメイドの自動制御システムでアップグレードしたいと望んだりする場合がある。
ジョイスティックは、車両本体に動作可能に連結された器具を制御し、ジョイスティックの移動により器具の少なくとも1つの自由度が制御される。本発明のある実施形態によると、ジョイスティックを自動制御するための制御システムは、アームと、電動モータアッセンブリと、少なくとも1つの測定部と、演算システムと、少なくとも1つのドライバと、を含む。
アームは、ジョイスティックに動作可能に連結され、電動モータアッセンブリは、アームに動作可能に連結される。少なくとも1つの測定部が車両本体及び器具、又は車両本体と器具の両方に据え付けられる。測定部は、自由度に対応する測定値を生成する。
演算システムが測定値及び制御すべき自由度の基準値を受信する。測定値、基準値、及び制御アルゴリズムに基づいて、演算システムは、誤差信号及び対応する制御信号を算出する。ドライバは、制御信号を受信し、対応する電気駆動信号を生成する。電気駆動信号を受信したことに応答して、電動モータアッセンブリは、アームを自動制御し、自動制御されたアームの軌道に沿って移動させ、ジョイスティックを自動制御されたジョイスティックの軌道に沿って移動させる。
当業者には、以下の、発明を実施するための形態及び添付図面を参照することにより、本発明の上述及び他の利点が明らかとなるであろう。
ドーザの概略図、ドーザ本体に固定された基準フレーム、及びブレードに固定された基準フレームを示す。
地面に固定された基準フレームの概略図を示す。
ジョイスティックの絵図を示す。
ジョイスティックの操作上の幾何学的形状の概略図を示す。 ジョイスティックの操作上の幾何学的形状の概略図を示す。 ジョイスティックの操作上の幾何学的形状の概略図を示す。 ジョイスティックの操作上の幾何学的形状の概略図を示す。
ジョイスティックに連結された電動アクチュエータの概略図を示す。
自動制御システムの異なる実施形態の概略図を示す。 自動制御システムの異なる実施形態の概略図を示す。 自動制御システムの異なる実施形態の概略図を示す。
電動アクチュエータに使用される駆動モータの第1の実施形態の概略図を示す。
電動アクチュエータに使用される駆動モータの第2の実施形態の概略図を示す。
電動アクチュエータに使用される演算システムの概略図を示す。
制御アルゴリズムの概略図を示す。
車両本体に動作可能に連結された器具を自動制御する方法のフローチャートを示す。
本明細書に記載される本発明の実施形態は、車両に据え付けられる器具の位置及び方位を制御するための自動制御システムに適用可能であり、器具は、車両本体に動作可能に連結される。器具を備えた車両の例として、ブレードを装備するドーザ、ブレードを装備するモータグレーダ、スクリードを装備する舗装機械を挙げることができる。以下の詳細な説明では、ブレードを装備するドーザを使って、本発明の実施形態を示す。
図1Aは、ドーザ本体102と、ブレード104と、を含む、ドーザ100の概略図を示す。ブレード104は、油圧シリンダを介して、ドーザ本体102に動作可能に連結される。油圧シリンダの数は、ドーザの設計に依存する。ある一般的な構成では、油圧シリンダ112と油圧シリンダ114として参照される、油圧シリンダ対がブレード104を上下に駆動し、図示しない別の油圧シリンダが、ブレードを回転させブレード傾斜角を変化させる。
2つのデカルト座標系(基準フレーム)が図1Aに示される。ドーザ本体102に固定される本体座標系は、3つの直交座標軸、X1軸121、Y1軸123、及びZ1軸125により特定される。同様に、ブレード104に固定されたブレード座標系は、3つの直交座標軸、X2軸151、Y2軸153、及びZ2軸155により特定される。
各デカルト座標軸を中心とする回転角は、右手の法則に従う。特定の回転角は、以下のように参照される。本体座標系では、X1軸を中心とする回転角(本体ロール角)は、φ1131であり、Y1軸を中心とする回転角(本体ピッチ角)は、θ1133であり、Z1軸を中心とする回転角(本体方位角)は、ψ1135である。同様に、ブレード座標系では、X2軸を中心とする回転角(ブレードロール角)は、φ2161であり、Y2軸を中心とする回転角(ブレードピッチ角)は、θ2163であり、Z2軸を中心とする回転角(ブレード方位角)は、ψ2165である。
図1Bは、地面に固定された第3の座標系が3つの直交座標軸、X0軸181、Y0軸183、及びZ0軸185により特定される状態を示す。本座標系は、ナビゲーション座標系と称される場合がある。X0−Y0平面は、局地水平基準面(local horizontal reference plane)の役割を果たす。ナビゲーション座標系は、典型的には、現場技術者により特定される。例えば、X0−Y0平面は、WGS84地球楕円体に対する接線であってもよい。
地ならし動作(earthmoving operations)中に典型的に制御される2つのブレードパラメータは、ブレード高度(ブレード高とも称される)及びブレード傾斜角である。ブレード高度は、ブレード104上の基準点とX0−Y0平面(又はX0−Y0平面に平行な他の基準面)との間の、Z0軸に沿って測定される距離である。ブレード傾斜角は、図1Bに示される。ブレード座標系のY2軸153は、X0−Y0平面に直交する成分193と、X0−Y0平面に投影される成分191と、に分解される。ブレード傾斜角α195は、成分191とY2軸153との間の角度である。
1つの基準フレーム内で特定される座標及び角度は、オイラー角や四元数などの既知の技術によって、別の基準フレーム内で特定される座標及び角度に変換できる。例えば、ブレード座標系がオイラー角(ロール角φ2及びピッチ角θ2)によってナビゲーション座標系から生成されると、ブレード傾斜角αは、以下の式により与えられる。
座標軸に沿った移動及び座標軸を中心とした回転は、様々なセンサによる測定値から決定することができる。ある実施形態では、2つの慣性計測装置(IMU)がドーザ100上に据え付けられる。各IMUは、3つの直交して据え付けられる加速度計と、3つの直交して据え付けられるジャイロと、を含む。ブレードの自由度に応じて、IMUは、加速度計及びジャイロの数を減らしてもよく、例えば、加速度計1つ、ジャイロ1つであってもよい。各加速度計は、座標軸に沿って加速度を測定し、各ジャイロは、座標軸を中心とする角速度(回転角の時間微分)を測定する。図1Aでは、ドーザ本体102に固定されたIMU120は、(X1、Y1、Z1)軸に沿った加速度及び(X1、Y1、Z1)軸を中心とした角速度を測定する。同様に、ブレード104の背面に固定されたIMU150は、(X2、Y2、Z2)軸に沿った加速度及び(X2、Y2、Z2)軸を中心とした角速度を測定する。IMUに基づく制御システムは、PCT国際出願RU2012/000088号(「車両本体と車両本体に動作可能に連結された器具との間における相対姿勢及び位置の推定」)及び米国特許出願公開第2010/0299031号(「姿勢測定に基づく地ならし機の半自動制御」)に記載されており、両出願とも参照により本明細書に引用される。他の実施形態では、1つのIMUを使用する、又は複数のIMUを使用する。
ここで、幾何学的条件が特定される場合、幾何学的条件は、利用可能な製造許容範囲及び許容可能な精度に応じて特定された許容範囲内で満たされる。例えば、2つの軸間の角度が特定された許容範囲内で90度であれば、2つの軸は直交しており、2つの軸間の角度が特定された許容範囲内で0度であれば、2つの軸は平行であり、特定された許容範囲内で2つの長さが等しければ、2つの長さは等しく、特定された許容範囲内で直線分であれば、直線分は、直線分である。許容範囲は、例えば、制御技術者により特定できる。
その他のセンサもまた、ドーザ本体又はブレード上に据え付けられてもよい。例えば、図1Aでは、全地球型衛星航法システム(GNSS)センサ140がドーザキャブ106の屋根部108に据え付けられる。GNSSセンサ140は、例えば、ケーブルを介して、ドーザキャブ106内に収容されたGNSS受信器(図示せず)と電気的に接続されたアンテナである。ある搭載例では、GNSS受信器もまた、屋根部に据え付けられる。GNSSセンサ140は、WGS84座標系の絶対屋根位置を測定するために使用できる。次に、WGS84座標系の絶対ブレード位置は、IMU120とIMU150からの測定値に基づき、かつドーザの既知の幾何学的パラメータに基づき、屋根部に対するブレードの相対位置と絶対屋根位置とから算出できる。その他の構成では、ブレードの絶対位置は、参照により本明細書に引用される、米国特許出願公開第2009/0069987号(「統合型全地球型衛星航法システムと慣性センサを有する自動ブレード制御システム」)に記載された、ブレードに固定されたマストに据え付けられたGNSSセンサ(図示せず)により決定できる。GNSSセンサは、ブレードに据え付けられ、GNSS受信器は、ドーザ本体(例えば、ドーザキャブ内)又はブレードのいずれかに搭載される。
ドーザオペレータ(図示せず)は、ドーザキャブ106内のオペレータ席110に座る。図2Aは、ブレード104の位置及び方位を制御するための手動ジョイスティックの絵図(A視)を示す。ジョイスティック200は、ジョイスティックロッド(ジョイスティックシャフト)204に連結されたジョイスティックハンドル(ジョイスティックグリップ)202を含み、図2Aには、また、保護ブーツ208が示される。いくつかのデザインでは、ジョイスティックハンドル202がクランプ206を介してジョイスティックロッド204に連結され、ジョイスティックハンドル202は、クランプ206を緩めることによりジョイスティックロッド204から取り外すことができる。その他のデザインでは、ジョイスティックハンドル202は、ジョイスティックロッド204に恒久的に据え付けられ、取り外しできない。以下に記載の本発明の実施形態では、取り外しできるハンドルを有するジョイスティックと取り外しできないハンドルを有するジョイスティックの両方を許容することができる。
ジョイスティック200の動きが油圧シリンダを制御する油圧バルブを制御する。上述のように、油圧バルブは、機械的バルブでもよく、又は電動バルブでもよい。油圧制御を以下に更に詳細に説明する。ジョイスティックの自由度の数は、ブレードの自由度の数に依存する。いくつかのドーザでは、ブレードは、単一の自由度(ブレード高度)を有する。4方向(4-way)ブレードは、2つの自由度(ブレード高度及びブレード傾斜角)を有する。6方向(6-way)ブレードは、3つの自由度(ブレード高度、ブレード傾斜角、及びブレード方位角)を有する。
4方向ブレード用のジョイスティックの典型的な動きが図2Aに示される。ジョイスティック200は、軸201と軸203とに沿って移動することができる。オペレータから見て、ジョイスティック200は、軸201に沿って前方(F)/後方(B)に移動し、軸203に沿って左(L)/右(R)に移動する。軸201と軸203とは直交している。以下に説明されるように、本発明の実施形態は、直交する移動軸に限定されない。ジョイスティック200の前方/後方の移動は、ブレード高度の上/下方向の変化に対応づけられ、ジョイスティック200の左/右の移動は、ブレード傾斜角の反時計方向(CCW)/時計方向(CW)の変化に対応づけられる。6方向ブレードでは、ジョイスティック200は、前方/後方の移動と左/右の移動に加えて、回転角207で、ジョイスティックの中心(長手方向)軸205を中心に回転できる。中心軸205を中心としたジョイスティック200の回転は、ブレードの縦軸を中心としたブレードの回転に対応づけられる。
ジョイスティックの移動及び回転と、ブレードの移動及び回転との間の上述の対応づけは、1つの選択肢である。一般的に、ジョイスティックの移動及び回転と、ブレードの移動及び回転との間の他の対応づけも使用できる。
手動ブレード制御では、オペレータは、ハンドル202を手で握り、ジョイスティックを前方/後方及び左/右へ連続して動かす。中心軸205を中心とした回転は、典型的には、現在の掘削列(swath)の始めだけに使用される。オペレータは、所望のプッシュオフ角度を設定し、掘削列から横に地面を動かす。一般的に、ジョイスティックの動きは、軸201及び軸203に沿った連続的な移動に限定されず、例えば、ジョイスティックを対角線的に動かし、ブレード高度とブレード傾斜角とを同時に変更してもよい。ジョイスティックは、約2〜3キログラムの反射(抵抗)力で、内部スプリング(図示せず)により垂直位置に戻される。垂直位置では、典型的には、ブレード高度は変化せず、ブレード傾斜角も変化しない。
上述の幾何学的形状は、オペレータの目線で目視した場合である。ジョイスティックの操作上の幾何学的形状を図2B〜図2Eの概略図において更に詳細に説明する。
図2Bは、透視図(B視)を示す。X軸251、Y軸253、Z軸255、及び原点O257により定義される、デカルト座標系が示される。ジョイスティックロッド204に沿う様々な基準点が示される。基準点204Pは、原点Oに配置される。基準点204Rは、基準点204Pから半径R271に配置される。操作の際、ジョイスティック204は、基準点204Pを中心に旋回する。したがって、基準点204Rは、球体250の表面の一部に沿って移動する。基準点204Rによりトレースされる球体250の表面の一部は、表面252として示される。
機械的バルブでは、ジョイスティックロッド204がカルダン継手に連結され、(ジョイスティックロッド204の端部を示す)基準点204Eがカルダン継手に配置される。機械的アッセンブリがカルダン継手を油圧バルブに接続する。ジョイスティックの動きが、カルダン継手と機械的アッセンブリとを介して油圧バルブを制御する。電動バルブでは、ジョイスティックロッド204をポテンショメータに連結することができ、基準点204Eが連結用アッセンブリに配置される。ジョイスティックの動きがポテンショメータの各種設定を制御し、次に、電動バルブへの電流又は電圧を制御する。
また、X'軸261、Y'軸263、Z'軸265、及び原点O'267により定義される、第2のデカルト座標系が図2Bに示される。Z'軸は、Z軸と一致し、X'−Y'平面は、X−Y平面と平行であり、原点O'は、高さh273だけ原点Oからずれている。
図2Cは、(−Z、−Z')軸に沿って見られるX'−Y'平面への正投影図(C視)を示す。表面252の投影(図2B)が境界線211Pにより囲まれる領域211Rとして示される。図示の例では、領域211Rは四角形である。一般的に、領域211Rは、様々な幾何学的形状を有してもよい。
X'−Y'平面と、領域211Rと、境界線211Pがまた、図2Aに示される。ある実施形態では、ジョイスティックの移動(変位又はストロークとも称する)の領域211Rは、(クランプ206とほぼ同じ高さからみて)約60×60mmの大きさを有する略四角形状を有する。一般的に、ジョイスティックは、領域211Rの第1の点から領域211Rの第2の点へ直接動かすことができる。
図2Dは、断面図(D視)を示す。同図の平面は、X−Z平面である。本例では、基準点204Rは弧252Dをトレースする。なお、X'軸の上の基準点204Rの高さは、(Z軸に沿って測定される)0〜Δh275の範囲で変化してもよい。
図2Eは、第2の断面図(E視)を示す。同図の平面は、Y−Z平面である。本例では、基準点204Rは弧252Eをトレースする。なおY'軸の上の基準点204Rの高さは、(Z軸に沿って測定される)0〜Δh275の範囲で変化してもよい。
本発明のある実施形態では、自動ブレード制御は、ジョイスティック200に連結される電動アクチュエータ装置を使って実施される。図3を参照する。電動アクチュエータ装置302は、クランプ206(図2)の近傍に位置する、カップリング306を介してジョイスティック200にフレキシブルに連結されるモータ駆動式のアーム304を有する。カップリング306により、電動アクチュエータ装置302は、ジョイスティック200に容易に着脱可能である。アーム304、カップリング306、及びモータを以下に詳細に説明する。
ドーザキャブ106内のスペースの制約により(図1A)、電動アクチュエータ装置302は、オペレータ席110に座るオペレータの視点から見た場合、ジョイスティック200の後ろ側の領域の、オペレータの利便性及び快適性を維持できる特定の領域に、有利に配置される。この領域は、オペレータ席110の右のアームレスト(図示せず)の下であって、シェルフ122の上面の上に、配置される。典型的なドーザでは、シェルフ122は、床から標準的な高さに搭載され、アームレストは、シェルフ122側に据え付けられる。シェルフ122の上面上のアームレストの高さは、オペレータが快適である適切な範囲内に調整可能である。
図3に戻る。以下に説明する、電動アクチュエータ装置302のモータ及び制御電子装置は、ケース310に収納される。重要なパラメータは、ケース310の高さH301である。適宜、手動モードでジョイスティック200を制御している間、オペレータの快適性及び利便性を維持するため、高さHは、アームレストの最大高さにより決定される最大値を有するべきである。高さHの典型的な値は、約100mmである。ある実施形態では、アームレストの役割を果たすことができる、ケース310の上面は、ソフトマット308により覆われる。標準的なアームレストは、適宜、取り外し可能であり、ケース310は、シェルフ122に強固に据え付け可能である。ケース310は、アームレストが取り外されると、アームレストを据え付けるために使用される取付け穴に装着される角ブラケットで設置される。
自動制御モードでは、アーム304がジョイスティック200を動かす。電動アクチュエータ装置302は、2つの能動自由度を有し、スプリングの反射力に優先し、領域211Rに渡ってジョイスティック200を移動させる(基準点204R(図2B)は、クランプ206の位置の近傍に配置される(図2A))。電動アクチュエータ装置を搭載する場合であっても、手動モードのブレード操作を許容する必要がある。つまり、電動アクチュエータ装置の電源を切った場合、オペレータの手によりジョイスティックの動きに対して最小限の抵抗が付与されなければならない。したがって、ウォーム歯車又は転換率が大きい歯車は、電動アクチュエータ装置における使用に適さない。直接型駆動モータが本タスクには有利である。適切なモータアッセンブリの詳細を以下に説明する。
以上のように、ジョイスティックは旋回点を中心に旋回する。そして、クランプ206の絶対高さは、ジョイスティックの変位(図2Dおよび図2E参照)に相関して変動する。したがって、電動アクチュエータ装置302は、クランプの高さの変化を追跡するため1つ以上の受動自由度を有するべきである。更に、6方向ブレードでは、電動アクチュエータ装置302では、オペレータがジョイスティック200の中心軸205を中心にジョイスティック200を手動で回転できるようにするべきである。したがって、電動アクチュエータ装置302は、合計4つの自由度、すなわち、2つの能動自由度と2つの受動自由度とを有するべきである。能動自由度は、ブレードを動かし、かつ(電気エネルギーなど)エネルギーを消費する自由度を意味し、受動自由度は、ブレードは動かさないが、ジョイスティックの適切な位置決め、連結、手動操作を行うことができる自由度を意味する。実務上、油圧シリンダの速度を正確に制御するために、能動自由度によって、ジョイスティック200をミリメータ単位の精度で動かすことができるべきである。一般的に、能動自由度の数及び受動自由度の数は、ブレードの自由度の数、及びジョイスティックのデザインと操作に従って特定できる。
図3に戻る。オペレータに操作モード(自動(auto)又は手動(man))を選択させるため、自動制御のスイッチオン及びオフをオペレータが操作する、2位置スイッチ、つまり、自動/手動スイッチ320がある。自動/手動スイッチ320は、様々な位置に配置できる。図3に示す実施形態では、自動/手動スイッチ320は、ケース310の後面312に配置される。自動/手動スイッチ320はまた、ケース310から離れて配置することができ、例えば、シェルフ122上に配置できる。このスイッチは、以下に更に詳細を説明する、ユーザインターフェースの構成要素である。
更に、安全操作のために、電動アクチュエータ装置302は、危機的状況において、自動/手動スイッチ320を操作せずに、システムを人間の制御下で操作させるための、オペレータ反射型オーバーライド介入機能(operator reflex override intervention)をサポートする。例えば、ブレードが非常に高い負荷に埋もれた場合、緊急手動オーバーライドが必要であってもよい。緊急手動オーバーライドは、また、ドーザが静止状態で自動モードが誤って作動した場合、必要であってもよい。ドーザが静止状態の場合、ブレードは地面を掘ることができず、ブレードはドーザ本体を持ち上げ始めるであろう。制御システムが自動モードで操作している場合、オペレータは、ジョイスティックを握りジョイスティックを動かすだけで自動制御を解除することができる。特定の場合、適宜、手動介入機能が自動制御に優先し、ブレードを上下に動かす。ある実施形態では、電動アクチュエータ装置302は、モータへの駆動電流を絶えずモニタしており、ジョイスティックの手動オーバーライドから生じる過電流状態の場合、電源を切る(更なる詳細は、以下を参照)。
図4Aは、本発明のある実施形態による、自動制御システムの概略ブロック図を示す。自動制御システムは、システムに対する動的及び静的影響、並びに測定誤差を修正する閉じたフィードバックシステムである。動的影響は、マシーン及びブレード動作中にだけ外部世界からシステムに現れるが、静的影響は、どのような状況下でも存在する。地面から本体位置の変化に対する反力が動的影響の一例であり、ブレードの重量が静的な力(静的影響)の一例である。
電動アクチュエータ装置302は、自動/手動スイッチ320、1つ以上の入/出力(I/O)装置404、及び1つ以上の測定部(以下に説明)から入力を受ける。電動アクチュエータ302は、スイッチ状態ステータス信号401(自動又は手動)を自動/手動スイッチ320から受信する。電動アクチュエータ302は、入力403AをI/O装置404から受ける。入力403Aは、ブレードの位置及び方位の目標(所望の)値を特定する基準値の組を含む。I/O装置404を以下に更に詳細に説明するが、I/O装置の一例は、キーパッドである。
測定値の組は、1つ以上の測定部により生成され、測定部は、1つ以上のセンサと、センサからの信号を処理しデジタルデータの形式での測定値を生成するための関連するハードウエア、ファームウエア、及びソフトウエアと、を含む。測定部は、ドーザ本体102又はブレード104上に据え付けることができる(図1A)。測定部の具体例及び測定部の具体的配置は、以下に説明する。一般的に、Nが1以上の整数である、N個の測定部がある。図4Aでは、測定部は、測定値_1 441−1、測定値_2 441−2、…、及び測定値_N 441−Nをそれぞれ出力する、測定部_1 440−1、測定部_2 440−2、…、及び測定部_N 440−Nとして参照される。一般的に、各測定部の構成要素及び構成、並びに各測定部により出力される測定値の組は異なってもよい。
測定部に対する入力451は、ドーザ本体102、ブレード104、及び(油圧シリンダの伸長などの)その他の構成要素の位置及び方位状態を含む、ドーザ100の位置及び方位状態を表す。ドーザ100及び油圧シリンダ434と、油圧バルブ432と、ジョイスティック200と、を含む、様々な構成要素は、動的及び静的影響の対象である。測定値はまた、測定誤差の対象でもある。測定誤差は、あるセンサ上の電気的ノイズの効果と、温度、衝撃、あるセンサ上の振動の効果とを含む、様々な原因から生じる場合がある。
電動アクチュエータ装置302では、演算システム402が測定誤差を補正するために入力測定値の組をフィルタリングし、ブレードの位置及び方位の推定値を算出する。カルマンフィルタや拡張カルマンフィルタなどの様々なフィルタが測定値の様々な組を融合させるために使用される。演算システム402により実行されるフィルタ及び算出工程は、演算システム402に記憶された制御アルゴリズムにより特定される。制御アルゴリズムは、例えば、自動制御システムの搭載中に、制御技術者によりI/O装置404を介して入力できる。制御アルゴリズムは、搭載される測定部のタイプ、数、配置及び制御する自由度に依存する。演算システム402の実施形態を以下に詳細に説明する。
演算システム402は、その後、算出された推定値と(入力403Aに含まれる)基準値との間の差異から誤差信号を算出する。誤差信号から、演算システム402は、制御アルゴリズムに従って、対応する制御信号を算出する。
図8は、比例(P)コントローラを実施する基本的な制御アルゴリズムの概略図を示す。入力信号X 801は、システムを出力信号Y 807により定義された所望の条件下に置く参照信号である。減算部802は、入力信号Xと出力信号Yとを受信し、差異X−Yを算出する。差異信号803はその後、差異信号803を利得係数Kと乗算する、増幅器804に入力される。利得係数Kは、調整可能なパラメータであり、その値は、システムの所望の帯域幅、測定ノイズ、動的及び静的影響、及び制御ループ内の要素の固有の利得係数に基づいて特定される。出力信号805は、手動モードでは開であり、自動モードでは閉である、スイッチ806に入力される。自動モードでは、出力信号805は、積分器808に入力される。積分器808の出力は、出力信号Y 807である。更に複雑な制御アルゴリズムを特定し、演算システム402に入力することが可能である。制御アルゴリズムは当業界では既知であるため、本明細書では更に詳細に説明しない。
図4Aに戻る。ドライバ_1 410は、制御信号411を受信し、モータ_1 412を駆動する電圧又は電流を表す駆動信号413を生成する。同様に、ドライバ_2 420は、制御信号421を受信し、モータ_2 422を駆動する電圧又は電流を表す駆動信号423を生成する。ドライバ_1 410は、駆動信号413の値を表す出力信号461を演算システム402に返送し、同様に、ドライバ_2 420は、駆動信号423の値を表す出力信号471を演算システム402に返送する。出力信号461と出力信号471は、例えば、アンペア単位の駆動電流の値を表すことができる。演算システム402は、出力信号461と出力信号471をモニタしてオーバードライブ状況を決定する。例えば、出力信号461が特定の閾値を超える、又は出力信号471が特定の閾値を超えると、演算システム402は、自動モードを無効にでき、制御システムは、手動モードに戻る。特定の閾値は、例えば、制御技術者により、自動制御システムの搭載時に設定できる。
モータ_1 412は、モータシャフトの位置を推定し、位置推定値を含有するフィードバック信号415をドライバ_1 410に返送するエンコーダを装備する。同様に、モータ_2 422は、モータシャフトの位置を推定し、位置推定値を含有するフィードバック信号425をドライバ_2 420に返送するエンコーダを装備する。モータがステッパモータの場合、エンコーダは必要ないが、軸の参照用ホーム位置が記憶され、シャフトの位置は、ホーム位置からのステップ数により決定される。
ドライバは異なる手段により実施できる。例えば、単一の集積回路又はマルチコンポーネント型プリント回路基板により実施される。ドライバは、モータに埋め込むことができる。一般的に、ドライバは、モータの特定のタイプ及びエンコーダの特定のタイプに依存する。
以下に説明するように、モータは、ジョイスティックのストロークを制御する。ジョイスティックのストロークは、モータシャフトの位置に明確に依存する。局地的フィードバックにより、(制御信号内の)デジタルコードからポジションへの明確な変換が可能になり、電動アクチュエータの応答時間を改善することができ、動的及び静的影響による弊害が補正される。モータ、油圧バルブ、油圧シリンダの特定の組み合わせに対する、ブレード速度対ジョイスティックのストロークの(不感帯を含む)非線形な従属性に対して、効率的な補正を適用することができる。所望の補正を達成するため、電動アクチュエータの搭載後、ドーザに対して校正手順を実施する。
モータ_1 412及びモータ_2 422は、アーム304を移動でき(図3)、続いて、ジョイスティック200を移動できる。モータ_1 412は、移動417を生じさせ、同様に、モータ_2 422は、移動427を生じさせる。モータ_1 412とモータ_2 422との組み合わせにより、2つの能動自由度が提供され、領域211Rに渡ってジョイスティック200を動かすことができ(図3)、高度及び傾斜チャネルが制御される。これらのチャネルの独立制御が望ましく、すなわち、各モータが別のチャネルを制御する。例えば、モータ_1 412は、高度を制御し、モータ_2 422は傾斜を制御してもよい。
独立制御は、モータからの力ベクトルが互いに直交する場合に達成できる。図2Aを参照する。1つの力ベクトルは、ジョイスティック上下軸201と一致するべきであり、もう一方の力ベクトルは、ジョイスティックCCW/CW軸203と一致するべきである。この特徴により、モータ動作切り替えサイクル数を最小にすることにより、省電も可能になり、モータの使用可能寿命を延ばすことができる。典型的には、ドーザの自然力学により、傾斜チャネルは、高度チャネルよりも小さい切り替え率が要求される。
図4Aに戻る。ジョイスティック200の移動により、出力431と出力433として参照される、2つの出力が生成される。出力431及び出力433は、油圧バルブ432内のスプールの位置を変化させ、次に、スプールの位置の変化により、油圧シリンダ434を動かす作動液435の流量が変化する。手動バルブでは、ジョイスティック200は、機械的な接合手段を介して、バルブに動作可能に連結される。電動バルブでは、ジョイスティック200は、ポテンショメータ又はバルブへの電圧又は電流を制御するその他の電気装置に動作可能に連結される。
油圧シリンダ434は、ブレード104に対して力437を加え、ブレード104のブレードの位置及び方位を変化させる。したがって、油圧シリンダ434は、ドーザ100の構成、つまり、ブレード104とドーザ本体102との相互の位置及び方位を変化させる。測定部は、この変化を検知し、更に処理するための情報を提供する。所望の閉じたフィードバックループは、このように完了する。
図4B及び図4Cは、測定部が特定のタイプ及び構成を有する自動制御システムの実施形態を示す。
図4Bは、2つの慣性計測装置(IMU)を有する、自動制御システムの実施形態の概略ブロック図を示す。この実施形態では、IMU_1 460として参照される、第1のIMUは、上述のようにドーザキャブ106(図1A)内に据え付けられる電動アクチュエータ装置302のケース310(図3)内に据え付けられる。IMU_1 460は、図1AのIMU120に対応してもよい。IMU_2 462として参照される、第2のIMUは、ブレード104上に据え付けられ、図1AのIMU150に対応してもよい。特定の基準値を含む入力403Bは、演算システム402に入力される。演算システム402は、IMU_1 460から測定値441−1及びIMU_2 462から測定値441−2を受信し、測定値をフィルタリングし、本体ピッチ角θ1133の推定値、本体ロール角φ1131の推定値(図1A)、相互本体−ブレード位置を算出する。演算システム402は、相互本体−ブレード位置を考慮にいれて、本体ピッチ角と本体ロール角の算出値と基準値を比較することにより誤差信号を算出する。ジョイスティック200の制御は、その後、図4Aを参照して上述したように処理する。この自動制御システムは、ピッチ及びロール安定化システムとして機能する(前述のPCT国際出願RU2012/000088号参照)。
他の実施形態によれば、IMU_1 460は、電動アクチュエータ302のケース310内に据え付けられない。その代わり、IMU_1 460は、ドーザメインフレーム170に据え付けられる(図1A)。いくつかのドーザでは、ドーザキャブ106はオペレータが快適に過ごせるように(ゴムブロックなどの)サスペンションシステムを有してもよく、このサスペンションシステムは、ドーザキャブとドーザメインフレームとを切り離す。したがって、電動アクチュエータ装置302の位置及び方位の変化は、ドーザメインフレーム170のそれらと異なってもよく、つまり、本体ピッチ角と本体ロール角の値は、IMUが据え付けられるドーザ本体102上の特定の位置に相関して変化してもよい。電動アクチュエータ装置の共振周波数はまた、ドーザメインフレームの共振周波数と異なってもよい。IMU上の衝撃及び振動の効果は、共振周波数によって変動し、衝撃及び振動は、不正確なピッチ及びロール推定値をもたらす。ブレード104が油圧シリンダを介して、シャーシ及びトラックに沿って、地面に据えるドーザメインフレーム170に連結されるため、IMU_1 460をドーザメインフレーム170上に据え付けることにより、得られる地面の外形の誤差を削減できる。
いくつかのドーザでは、オペレータ席だけがサスペンションを有し、ドーザキャブは、ドーザメインフレームに強固に据え付けられる。これらのドーザでは、電動アクチュエータ302のケース310内にIMU_1 460を搭載することにより、IMU_1 460を別個にドーザメインフレームに搭載するよりも、簡易に、安価に、より便利で、よりコンパクトな解決策を提示できる。ドーザキャブは、ドーザメインフレームに強固に据え付けられるので、許容可能な精度を得ることができる。
図4Cは、2つの慣性計測装置(IMU)、GNSSセンサ(アンテナ)、及びGNSS受信器を有する自動制御システムの実施形態の概略ブロック図を示す(前述の、PCT国際出願RU2012/000088号参照)。組み合わせられたGNSSセンサ及びGNSS受信器は、測定部に対応する。IMUは、図4Bで参照される上述したIMUと同じである。GNSSセンサ140(アンテナ)は、ドーザキャブ106の屋根部108に据え付けられる(図1A)。GNSSセンサ140により受信された衛生信号は、例えば、ドーザキャブ106内又は屋根部108上に配置できるGNSS受信器464により処理される。GNSS受信器464は、GNSSセンサ140の座標のセンチメートル水準の精度を提供できる。これらの座標は、測定値441−3として含まれる。特定の基準値を含む入力403Cは、演算システム402に入力される。
演算システム402は、IMU_1 460からの測定値441−1、IMU_2 462からの測定値441−2、及びGNSS受信器464からの測定値441−3を受信する。演算システム402は、カルマンフィルタアプローチに基づくアルゴリズムを実行し、ブレードの正確な3次元(3D)座標を決定する。図4Cに示す実施形態は、図4Bに示す実施形態の高度制御に関連するあらゆる流れ(drift)を削除している。演算システム402は、3Dのブレード座標及びブレードロール角の算出値を基準値と比較することにより誤差信号を算出する。ジョイスティック200の制御は、その後、図4Aで参照される上述したように処理する。
ある実施形態では、高度チャネル及び傾斜チャネルの自動/手動制御モードは、独立して設定でき、高度チャネル/傾斜チャネル用の制御モードの4つの組み合わせ、つまり、手動/手動、自動/自動、自動/手動、及び手動/自動がある。高度チャネルと傾斜チャネルの両方の手動制御は、デフォルトで有効にでき、高度チャネルと傾斜チャネルの両方の自動制御は、所望の場合、有効にできる。操作条件により、オペレータは、高度チャネルの自動制御だけを有効にでき、ジョイスティックを使って手動で傾斜を制御できる。同様に、オペレータは、傾斜チャネルの自動制御だけを有効にでき、ジョイスティックを使って手動で高度を制御できる。
制御オプションは、所望の用途及び測定部の構成に依存する。例えば、図4Bに示す2つのIMUに基づく自動制御システムでは、絶対ブレード傾斜が推定され自動傾斜制御のために使用されるが、高度は手動又は自動で制御できる。他の用途では、1つのIMUだけが使用され、IMU_1 460がドーザ本体には搭載されず、IMU_2 462だけがブレードに搭載される。IMU_2 462は、自動傾斜制御にだけ使用される、絶対ブレード傾斜の推定値を提供する。傾斜チャネルの自動制御のために1つのモータだけが搭載され、高度制御は手動のみである。
自動高度制御には、異なるスキームが使用されてもよい。選択は、オペレータの嗜好に依存する。短期調整に適しているある方法では、オペレータが視標(例えば、杭、紐、又は近傍の掘削列(swath))に基づいて所望の外形にブレードを戻す。システムは、まず、オペレータ手動介入機能に従ってブレードの高度を変化させ、オペレータが手動制御を解除した後、システムは高度チャネルの完全自動制御を復元させる。
前述の米国特許出願公開第2010/0299031号に記載の他の方法では、制御点を移行させることによって制御を実施する。制御点は、ドーザの構成が平衡状態である条件を定義するドーザトラックの底面上の仮想点である。無負荷のドーザの場合、制御点は、機械の重心の底部の突出である。機械の動作時、平衡点は、外部の力の影響によりその位置を変化させる。その後、制御点は、オペレータにより手動で調整される。
様々な手段をオペレータの入力を制御システムに付与するために使用できる。例えば、入力装置は、ブレード高度又は制御点の位置の変更を制御する(追加の電動ジョイスティック、ダイアル、スライド式スイッチなどの)機器を含んでもよい。この構成は、汎用性を有する。一般的に、入力装置は、演算システム402に動作可能に連結されたI/O装置404と、演算システム402に動作可能に連結されない入力装置との両方を含んでもよい。
ある実施形態では、入力装置は、電動アクチュエータ装置302(図3)のケース310上又はシェルフ122上に配置される。入力装置は、キーボード(例えば、フィルム又はボタン型)と、オペレータ又は制御技術者がシステムの様々なアスペクトのセットアップをすることができる、表示器(例えば、発光ダイオード(LED)、又は液晶ディスプレイ(LCD))と、を含んでもよい。セットアップパラメータは、例えば、ドーザの幾何学的形状と、IMU据え付け用オフセットの校正と、参照用ピッチ及びロール設定(これらは現在のピッチ及びロールをバッファすることにより入力、又はキーボードを介して入力できる)と、(不感帯を含む)アクチュエータ非線形校正と、高度調整モード(自動/手動)の選択と、傾斜調整モード(自動/手動)の選択と、を含んでもよい。利便性が高く一般的な実施において、統合型キーボード又はタッチスクリーンを有し、機械の計器板に配置又はその中に統合される、ディスプレイ124(図1A)が使用されてもよい。
オペレータが、例えば、短期的な手動のブレード高度の調整のみを実行する必要がある場合、オペレータは、通常通り、ジョイスティック200を使用できる。ただし、これらの状況下では、ジョイスティックは未だ自動モードであるので、オペレータは、不都合な状況にある。つまり、ジョイスティックは、電動アクチュエータにより持続的に動かされており、オペレータは、モータに優先する必要がある。オペレータは、過度な力を加えることなく、静かに電動アクチュエータに優先して、自動制御システムを解除することができるべきである。手動操作の優先を容易に行うことができる適切なモータアッセンブリを以下に説明する。
図5及び図6は、電動アクチュエータ装置302に使用される電動モータアッセンブリの2つの実施形態を示す。これらの実施形態は、自動制御システム実施するための構成要素及び構成要素間のインターフェースの例を示す。モータは、順に連結されている。1つのモータ(外側モータ)がケース310(図3)に強固に据え付けられ、次に、ドーザ本体に強固に据え付けられている。もう1つのモータ(内側モータ)は、外側モータの動く部分に据え付けられている。内側モータはジョイスティックを動かす。一般的に、所望のタスクに適した電動モータには2つのタイプ、すなわち、リニア型とロータリ型とがある。その結果、外側/内側モータとして、リニア型/リニア型、ロータリ型/ロータリ型、リニア型/ロータリ型、及びロータリ型/リニア型の4つの可能性のある組み合わせが考えられる。自動制御システムは、また、上述の受動自由度を許容する必要がある。様々な連結ジョイント及びフォークを使用できる。しかしながら、フォークは、激しい摩耗により使用可能寿命が短いため、望ましくない。ジョイントの数はまた、最小にするべきであり、同時に、自動制御システムを可能な限り信頼できるようにするべきである。
図5は、直交して据え付けられたリニア型筒状モータに基づく、デカルト座標運動学的幾何学的形状を有する実施形態を示す。かかるモータは、在庫品として購入できる。外側モータ510は、傾斜チャネル(ブレード104の傾斜)を制御する。外側モータ510は、ステータ512と、スライダ514と、を含む。スライダ514の端面は、電動アクチュエータ装置302のケース310に強固に据え付けられている。端面514Aは、位置310Aにて、ケース310に据え付けられ、同様に、端面514Bは、位置310Bにて、ケース310に据え付けられる。
スライダ514は、稀土類永久強力磁石で満たされた筒である。ステータ512は、コイルを有し、コイルに電圧又は電流を印加することにより外側モータ510の長手方向軸511に沿って移動することができ、長手方向軸511に沿った移動513により第1の能動自由度が実施される。備考:この構成では、スライダは固定され、ステータは移動する。ステータ512は、スライダ514の位置を検知する埋め込み式のエンコーダを有する。ステータ512は、また、ジョイスティックハンドル202をジョイスティックロッド204(図2)に対して固定するクランプ206の高さの変化を追跡させる受動回転自由度を有する。長手方向軸511を中心とした、ステータ512の回転515により、受動自由度が実施される。
内側モータ520は、高度チャネル(ブレード104の高度)を制御する。内側モータ520は、ステータ522と、スライダ524と、を含む。内側モータ520のステータ522は、外側モータ510のステータ512に強固に据え付けられる。スライダ524は、ステータ522内のコイルに電圧又は電流を印加することにより内側モータ520の長手方向軸521に沿って移動できる。長手方向軸521は、長手方向軸511に対して直交する。内側モータ520の長手方向軸521に沿う移動523により、第2の能動自由度が実施される。ステータ522は、スライダ524の位置を検知する埋め込み式のエンコーダを有する。
スライダ524の端面524Bは、自由端である。ボールジョイント530は、スライダ524の端面524Aに据え付けられる。ボールジョイント530は、3つの受動回転自由度531を有する。図2Aを参照する。搭載時、クランプ206を緩め、ジョイスティックハンドル202をジョイスティックロッド204から取り外す。図3を参照する。この場合、アーム304がスライダ524に対応し、カップリング306がボールジョイント530に対応する。ジョイスティックロッド204がボールジョイント530の中央穴532に挿入される(図5)。ジョイスティックハンドル202は、その後、クランプ206を使ってジョイスティックロッド204に再度取り付けられる。
(電動バルブの制御に使用されるような)いくつかのジョイスティックでは、ジョイスティックハンドルがジョイスティックロッドから取り外せない場合がある。これらの場合、スプリットボールとハウジングを有するカップリングを使用できる。カップリングは、ジョイスティックロッドの一部の周りに配置される。
図5は、機械的視点からの基本的な実施形態を示す。ただし、本実施形態の欠点は、手動モードで機械を制御している間、モータ自身及びオペレータによりジョイスティックに加わる非ゼロのアームの力(non-zero arm of force)により生じるモーメントのために外側モータ内に摩擦が増えることである。この場合、ボールベアリングを使って摩擦を最小化し、使用可能寿命を延ばす。外側モータは、摩擦力を補正するための予備力を有するべきである。
なお、図5では、内側モータ及び外側モータの役割は、カップリングの幾何学的形状の適切な変更、又はジョイスティックに対する、電動アクチュエータ装置の据え付け構成の適切な変化により、交換可能である。つまり、内側モータは傾斜チャネルの制御のために使用可能であり、外側モータは高度チャネルの制御のために使用可能である。
図6に示す実施形態は、極座標運動学的幾何学的形状を有し、これはロータリ型及びリニア型モータに基づく。外側ロータリ型モータは、傾斜チャネルを制御し、内側リニア型モータは、高度チャネルを制御する。外側ロータリ型モータ610は、ステータ612と、ロータシャフト614と、を含む。ロータシャフト614の端部は、電動アクチュエータ302のケース310(図3)に強固に据え付けられる。端面614Aは、位置310Cにて、ケース310に据え付けられ、同様に、端面614Bは、位置310Dにて、ケース310に据え付けられる。図6では、外側ロータリ型モータ610は、インランナーモータ(in-runner motor)に対応し、廉価であるので業界では広く利用されているが、アウトランナーモータ(out-runner motor)も使用できる。
ロータに双極又は多極の稀土類永久強力磁石が実装される、ブラシレス高トルク回転サーボモータ又はハイブリッド型ステッパモータを使用することは有利である。いくつかの実施形態では、外側ロータリ型モータ610は、シャフトの回転度を検知するエンコーダを装備する。ステータ612は、コイルを有し、かつコイルに電流又は電圧を印加することによりロータシャフト614を中心として回転可能である。外側ロータリ型モータ610の長手方向軸611を中心とする回転613により、傾斜チャネルを制御するための第1の能動自由度が実施される。技術的には、回転613によりボールジョイント530が弧に沿って移動する。しかしながら、実務上、回転半径が十分大きいため弧は略線分である。備考:この構成では、シャフトは固定され、ステータは移動する。
2つの内側リニア型モータが外側ロータリ型モータ上に据え付けられる。第1の内側リニア型モータ630は、ステータ632と、スライダ634と、を含む。ステータ632は、ステータ632がロータシャフト614の長手方向軸611に対して直交する回転軸615を中心としてステータ612に対して回転できるように外側ロータリ型モータ610のステータ612の第1の面(面612A)に据え付けられる。スライダ634は、ステータ632内のコイルに電流又は電圧を印加することにより内側モータ630の長手方向軸631に沿って移動することができる。ステータ632は、スライダ634の位置を検知する埋め込み式のエンコーダを有する。
同様に、第2の内側リニア型モータ640は、ステータ642と、スライダ644と、を含む。ステータ642は、ステータ642がロータシャフト614の長手方向軸611に直交する回転軸621を中心としてステータ612に対して回転できるように外側ロータリ型モータ610のステータ612の第2の面(面612Aの反対側の面612B)に据え付けられる。回転軸621は、回転軸615に一致する。共通回転軸は、回転軸661として参照される。スライダ644は、ステータ642内のコイルに電流又は電圧を印加することにより内側モータ640の長手方向軸641に沿って移動することができる。ステータ642は、スライダ644の位置を検知する埋め込み式のエンコーダを有する。
スライダ634の端面634A及びスライダ644の端面644Aは、クロスバー652により強固に接続される。同様に、スライダの反対側の端面である、スライダ634の端面634B及びスライダ644の端面644B、は、クロスバー654により強固に接続される。ボールジョイント530は、クロスバー652に据え付けられる。図3を参照する。この場合、アーム304は、クロスバー652に対応し、カップリング306は、ボールジョイント530に対応する。
図6に戻る。同時に起こる回転軸615を中心とする回転617及び回転軸621を中心とする回転623は、内側リニア型モータ630と、内側リニア型モータ640と、クロスバー652と、クロスバー654と、を含む、内側モータアッセンブリの共通回転軸661を中心とする共通回転663に対応する。共通回転軸661を中心とする共通回転663により、電動アクチュエータ装置は受動自由度を有するようになり、クランプ206の変化する高さを追跡することができる。同時に起こる長手方向軸631に沿ったスライダ634の移動633及び長手方向軸641に沿ったスライダ644の移動643は、長手方向軸651に沿ったボールジョイント530の移動653に対応する。長手方向軸651に沿った移動653は、第2の能動自由度を付与する。内側モータアッセンブリは、高度チャネルを制御する。
このアプローチにより、アッセンブリ全体のコンパクト性を維持しながら、構造の剛性を改善し、摩擦を最小化し、モータの力を倍にすることができる。この構成により、外側モータからの接線方向の力と蓄積された内側の力が直交するので、傾斜と高度を独立して制御することができる。図6に示す実施形態は、図5に示す実施形態よりも機械的により複雑であるが、前者は入手可能な在庫品である構成要素を使用しており、より信頼でき、かつ1つ以上のモータを使っているにも拘らず製造時は安価で済む。
なお図6では、外側ロータリ型モータ及び内側リニア型モータの役割は、カップリングの幾何学的形状の適切な変更、又はジョイスティックに対する、電動アクチュエータ装置の据え付け構成の適切な変化により、交換可能である。つまり、外側ロータリ型モータは高度チャネルの制御のために使用可能であり、内側リニア型モータは傾斜チャネルの制御のために使用可能である。
リニア型モータを使用しない場合、リニア型ガイド及びステージを使用し、力及び剛性を増加させ、摩擦の影響を最小化することができる。ボイスコイルモータ、平坦なマグネットサーボモータ、及び、更に、ソレノイドなどの他のタイプのリニア型モータが使用されてもよい。トルクアンギュラモータ、ブラシモータ、非同期型モータ、及び同期型モータなどの他のタイプのロータリ型モータが使用されてもよい。他のジョイントがボールジョイント530の代わりに使用されてもよい。他の運動学的幾何学的形状が使用されてもよい。
図7は、電動アクチュエータ装置302で使用される演算システム402(図4A〜図4C)の実施形態の概略図を示す。1つの構成では、演算システム402が電動アクチュエータ装置302のケース310(図3)に収容されるが、別のユニットであってもよい。当業者は、ハードウエア、ファームウエア、及びソフトウエアの様々な組み合わせから演算システム402を構築できる。当業者は、1つ以上の汎用マイクロプロセッサ、1つ以上のデジタル信号プロセッサ、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、1つ以上のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)を含む様々な電子部品から演算システム402を構築できる。
演算システム402は、中央処理装置(CPU)706と、メモリ708と、データ記憶装置710とを含むコンピュータ704を備える。データ記憶装置710は、半導体メモリ、磁気ハードディスク、又は読み取り専用コンパクトディスクなど、少なくとも1つの持続的有形非一時的コンピュータ可読媒体を含む。ある実施形態では、コンピュータ704は、集積デバイスとして実施される。
演算システム402は、コンピュータ704を1つ以上の入/出力(I/O)装置404(図4A〜図4C)とインターフェースで接続するローカル入/出力インターフェース720を更に含んでもよい。入/出力装置404の例として、キーボード、マウス、タッチスクリーン、ジョイスティック、スイッチ、及びローカルアクセス端末を挙げることができる。コンピュータ実行コードを含むデータがローカル入/出力インターフェース720を介してコンピュータ704へかつコンピュータ704から転送される。ユーザは、入/出力装置404を介してコンピュータ402にアクセスできる。ユーザによって、アクセス権限が異なる。例えば、ユーザがドーザオペレータの場合、ユーザは、ブレード高度及びブレード方位の基準値を入力するだけの制限された権限を有する。しかしながら、ユーザが制御技術者又はシステムインストールの技術者の場合、ユーザはまた、制御アルゴリズム及びセットアップパラメータを入力する権限を有する。
演算システム402は、コンピュータ704をオペレータキャビン(図1A)内のビデオディスプレイ124などのビデオディスプレイにインターフェースで接続するビデオディスプレイインターフェース722を更に備えてもよい。演算システム402は、コンピュータ704とリモートアクセスネットワーク744とをインターフェースで接続する通信ネットワークインターフェース724を更に備えてもよい。リモートアクセスネットワーク744の例として、ローカルエリアネットワークとワイドエリアネットワークを挙げることができる。ユーザは、リモートアクセスネットワーク744に接続されたリモートアクセス端末(図示せず)を介してコンピュータ704にアクセスできる。コンピュータ実行コードを含むデータが通信ネットワークインターフェース724を介してコンピュータ704へかつコンピュータ704から転送される。
演算システム402は、コンピュータ704をドライバ_1 410にインターフェースで接続するドライバ_1 インターフェース726及びコンピュータ704をドライバ_2 420にインターフェースで接続するドライバ_2 インターフェース728など、1つ以上のドライバインターフェースを更に備えてもよい(図4A〜図4C)。
演算システム402は、コンピュータ704を測定部_1 440−1及び測定部_2 440−2(図4A)にそれぞれインターフェースで接続する測定部_1 インターフェース730及び測定部_2 インターフェース732など、1つ以上の測定部インターフェースを更に備えてもよい(図4A)。測定部はまた、ローカル入/出力インターフェース720又は通信ネットワークインターフェース724を介してコンピュータ704にインターフェースで接続してもよい。
演算システム402は、コンピュータ704を自動/手動スイッチ320とインターフェースで接続する自動/手動スイッチインターフェース734を更に備えてもよい(図3及び図4A〜図4C)。
図7のインターフェースは、様々なトランスポートメディアを介して実施可能である。例えば、インターフェースは、ワイヤ又はケーブルを介して電気信号を、光ファイバを介して光信号を、無線で(無線周波数信号などの)電磁信号を、自由空間光信号を、送受信できる。
既知のように、コンピュータ及びアプリケーションの全体の動作を定義するコンピュータソフトウエアの制御下で、コンピュータは作動する。CPU706は、全体の動作及びアプリケーションを定義するコンピュータプログラム命令を実行することによりコンピュータ及びアプリケーションの全体の動作を制御する。コンピュータプログラム命令は、当業者によりプログラムを作成されたコンピュータ実行コードとして実施される。コンピュータプログラム命令は、データ記憶装置710に記憶することができ、プログラム命令の実行が所望される際、メモリ708にロードできる。例えば、図8に概略的に示される制御アルゴリズム及び図4A〜図4Cに概略的に示される全体的な制御ループは、コンピュータプログラム命令により実施される。したがって、コンピュータプログラム命令を実行することにより、CPU706は、制御アルゴリズム及び制御ループを実行する。
図9は、ジョイスティックの少なくとも1つの移動が車両本体に動作可能に連結される器具の少なくとも1つの自由度を制御する、ジョイスティックを自動制御するための、本発明の実施形態による方法をまとめたフローチャートを示す。ステップ902では、演算システムは、車両本体、器具、又は車両本体と器具の両方に据え付けられる少なくとも1つの測定部から少なくとも1つの組の測定値を受信する。測定値の組は、少なくとも1つの自由度に対応する。つまり、測定値の組は、直接又は間接に、少なくとも1つの自由度の値を測定する。
ステップ904では、演算システムは、少なくとも1つの組の測定値、少なくとも1つの自由度の少なくとも1つの基準値、及び制御アルゴリズムに少なくとも部分的に基づいて少なくとも1つの誤差信号を算出する。少なくとも1つの基準値は、オペレータにより入力でき、現在測定値をバッファリングすることにより生成され、又は数値モデルから生成される。少なくとも1つの基準値は、演算システムに記憶できる。制御アルゴリズムは、例えば、制御技術者又はシステムインストール技術者により入力でき、かつ演算システムに記憶させることができる。
ステップ906では、演算システムは、少なくとも1つの誤差信号に少なくとも部分的に基づいて少なくとも1つの制御信号を算出する。ステップ908では、少なくとも1つのドライバは、少なくとも1つの制御信号を受信し、少なくとも1つの制御信号に少なくとも部分的に基づいて少なくとも1つの電気駆動信号を生成する。ステップ910では、電動モータアッセンブリは少なくとも1つの電気駆動信号を受信する。電動モータアッセンブリは、アームに動作可能に連結され、アームは、ジョイスティックに動作可能に連結される。
ステップ912では、少なくとも1つの電気駆動信号の受信に応答して、電動モータアッセンブリは、アームを自動制御して少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に沿って移動させ、ジョイスティックを自動制御して少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道に沿って移動させる。ジョイスティックの軌道とアームの軌道との間の対応関係は、ジョイスティックとアームとの間のカップリングに依存する。いくつかの実施形態では、軌道(ジョイスティックの軌道又はアームの軌道)は、線分に対応する。一般的に、軌道は、曲線であってもよい、(例えば、制御技術者により定義される)定義されたパスに対応する。
上述の発明を実施するための形態は、あらゆる点で例示を目的とするものであり、本発明を限定するものとして理解すべきではなく、更に、本明細書に開示された本発明の範囲は、発明を実施するための形態から判断すべきものではなく、特許法で規定される全容に基づいて解釈される請求項から判断すべきものである。本明細書に記載かつ示された諸実施形態が単に本発明の原理を例示するものにすぎないこと、並びに、種々の変更が本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく当業者により実行され得るものであることを理解されたい。当業者は、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な他の特徴の組み合わせを実施することが可能である。

Claims (37)

  1. ジョイスティックを制御するためのシステムであって、前記ジョイスティックの少なくとも1つの移動が車両本体に動作可能に連結された器具の少なくとも1つの自由度を制御する、システムであって、
    前記ジョイスティックに動作可能に連結されたアームと、
    前記アームに動作可能に連結された電動モータアッセンブリと、
    前記車両本体又は前記器具の少なくとも一方に据え付けられた少なくとも1つの測定部であって、前記少なくとも1つの測定部は、前記少なくとも1つの自由度に対応する少なくとも1つの複数の測定値を生成するように構成された、測定部と、
    演算システムであって、
    前記少なくとも1つの複数の測定値を受信し、
    前記少なくとも1つの複数の測定値、前記少なくとも1つの自由度の少なくとも1つの基準値、及び制御アルゴリズムに少なくとも部分的に基づいて少なくとも1つの誤差信号を算出し、
    前記少なくとも1つの誤差信号に少なくとも部分的に基づいて少なくとも1つの制御信号を算出するように構成された、演算システムと、
    少なくとも1つのドライバであって、
    前記少なくとも1つの制御信号を受信し、
    前記少なくとも1つの制御信号に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つの電気駆動信号を生成するように構成された、ドライバと、を備え、
    前記電動モータアッセンブリは、前記少なくとも1つの電気駆動信号の受信に応答して、前記アームを自動制御して少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に沿って移動させ、前記ジョイスティックを自動制御し前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道に沿って移動させる、システム。
  2. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度は、前記器具の第1の自由度を含み、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度を制御する前記ジョイスティックの前記少なくとも1つの移動は、前記器具の前記第1の自由度を制御する前記ジョイスティックの第1の移動を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道は、第1の自動制御されたアームの軌道を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する前記少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道は、前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、第1の自動制御されたジョイスティックの軌道を含み、前記器具の前記第1の自由度を制御する前記ジョイスティックの前記第1の移動は、前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、前記第1の自動制御されたジョイスティックの軌道を含む、システム。
  3. 請求項2に記載のシステムであって、
    前記第1の自動制御されたアームの軌道は、第1の線分を含む、システム。
  4. 請求項2に記載のシステムであって、
    前記車両本体は、ドーザ本体を含み、
    前記器具は、ブレードを含み、
    前記器具の前記第1の自由度は、ブレード高度、又はブレード傾斜角、を含む、システム。
  5. 請求項2に記載のシステムであって、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度は、前記器具の第2の自由度を更に含み、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度を制御する前記ジョイスティックの前記少なくとも1つの移動は、前記器具の前記第2の自由度を制御する前記ジョイスティックの第2の移動を更に含み、前記ジョイスティックの前記第2の移動は、手動制御される、システム。
  6. 請求項5に記載のシステムであって、
    前記車両本体は、ドーザ本体を含み、
    前記器具は、ブレードを含み、
    前記器具の前記第1の自由度は、ブレード高度を含み、
    前記器具の前記第2の自由度は、ブレード傾斜角を含む、システム。
  7. 請求項5に記載のシステムであって、
    前記車両本体は、ドーザ本体を含み、
    前記器具は、ブレードを含み、
    前記器具の前記第1の自由度は、ブレード傾斜角を含み、
    前記器具の前記第2の自由度は、ブレード高度を含む、システム。
  8. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記電動モータアッセンブリは、第1の電動モータを含み、
    前記少なくとも1つの電気駆動信号は、第1の電気駆動信号を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道は、第1の自動制御されたアームの軌道を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する前記少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道は、前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、第1の自動制御されたジョイスティックの軌道を含み、
    前記第1の電動モータは、前記第1の電気駆動信号の受信に応答して、前記アームを自動制御して前記第1の自動制御されたアームの軌道に沿って移動させ、前記ジョイスティックを自動制御し前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する前記第1の自動制御されたジョイスティックの軌道に沿って移動させる、システム。
  9. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度は、
    前記器具の第1の自由度と、
    前記器具の第2の自由度と、を含み、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度を制御する前記ジョイスティックの前記少なくとも1つの移動は、
    前記器具の前記第1の自由度を制御する前記ジョイスティックの第1の移動と、
    前記器具の前記第2の自由度を制御する前記ジョイスティックの第2の移動と、を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道は、
    第1の自動制御されたアームの軌道と、
    第2の自動制御されたアームの軌道と、を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する前記少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道は、
    前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、第1の自動制御されたジョイスティックの軌道と、
    前記第2の自動制御されたアームの軌道に対応する、第2の自動制御されたジョイスティックの軌道と、を含み、
    前記器具の前記第1の自由度を制御する前記ジョイスティックの前記第1の移動は、前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、前記第1の自動制御されたジョイスティックの軌道を含み、
    前記器具の前記第2の自由度を制御する前記ジョイスティックの前記第2の移動は、前記第2の自動制御されたアームの軌道に対応する、前記第2の自動制御されたジョイスティックの軌道を含む、システム。
  10. 請求項9に記載のシステムであって、
    前記第1の自動制御されたアームの軌道は、第1の線分を含み、
    前記第2の自動制御されたアームの軌道は、第2の線分を含む、システム。
  11. 請求項9に記載のシステムであって、
    前記車両本体は、ドーザ本体を含み、
    前記器具は、ブレードを含み、
    前記器具の前記第1の自由度は、ブレード高度を含み、
    前記器具の前記第2の自由度は、ブレード傾斜角を含む、システム。
  12. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記電動モータアッセンブリは、
    第1の電動モータと、
    第2の電動モータと、を含み、
    前記少なくとも1つの電気駆動信号は、
    第1の電気駆動信号と、
    第2の電気駆動信号と、を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道は、
    第1の自動制御されたアームの軌道と、第2の自動制御されたアームの軌道と、を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する前記少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道は、
    前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、第1の自動制御されたジョイスティックの軌道と、
    前記第2の自動制御されたアームの軌道に対応する、第2の自動制御されたジョイスティックの軌道と、を含み、
    前記第1の電動モータは、前記第1の電気駆動信号の受信に応答して、前記アームを自動制御して前記第1の自動制御されたアームの軌道に沿って移動させ、前記ジョイスティックを自動制御して前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、前記第1の自動制御されたジョイスティックの軌道に沿って移動させ、
    前記第2の電動モータは、前記第2の電気駆動信号の受信に応答して、前記アームを自動制御して前記第2の自動制御されたアームの軌道に沿って移動させ、前記ジョイスティックを自動制御して前記第2の自動制御されたアームの軌道に対応する、前記第2の自動制御されたジョイスティックの軌道に沿って移動させる、システム。
  13. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記車両本体は、ドーザ本体を含み、
    前記器具は、ブレードを含み、
    前記少なくとも1つの測定部は、前記ブレードに据え付けられた慣性計測装置を含む、システム。
  14. 請求項13に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの測定部は、
    前記ドーザ本体に据え付けられた全地球型衛星航法システム用アンテナ、及び前記ドーザ本体に据え付けられた全地球型衛星航法システム用受信機、
    前記ブレードに据え付けられた全地球型衛星航法システム用アンテナ、及び前記ドーザ本体に据え付けられた全地球型衛星航法システム用受信機、又は
    前記ブレードに据え付けられた全地球型衛星航法システム用アンテナ、及び前記ブレードに据え付けられた全地球型衛星航法システム用受信機、を更に含む、システム。
  15. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記車両本体は、ドーザ本体を含み、
    前記器具は、ブレードを含み、
    前記少なくとも1つの測定部は、
    前記ブレードに据え付けられた第1の慣性計測装置と、
    前記ドーザ本体に据え付けられた第2の慣性計測装置と、を含む、システム。
  16. 請求項15に記載のシステムであって、
    前記少なくとも1つの測定部は、前記ドーザ本体に据え付けられた全地球型衛星航法システム用アンテナと、前記ドーザ本体に据え付けられた全地球型衛星航法システム用受信機と、を更に含む、システム。
  17. ジョイスティックを制御する方法であって、前記ジョイスティックの少なくとも1つの移動が車両本体に動作可能に連結された器具の少なくとも1つの自由度を制御する、方法であって、
    前記車両本体又は前記器具の少なくとも一方に据え付けられた少なくとも1つの測定部から少なくとも1つの複数の測定値を受信する工程であって、前記少なくとも1つの複数の測定値は、前記少なくとも1つの自由度に対応する、工程と、
    前記少なくとも1つの複数の測定値、前記少なくとも1つの自由度の少なくとも1つの基準値、及び制御アルゴリズムに少なくとも部分的に基づいて少なくとも1つの誤差信号を算出する工程と、
    前記少なくとも1つの誤差信号に少なくとも部分的に基づいて少なくとも1つの制御信号を算出する工程と、
    前記少なくとも1つの制御信号に少なくとも部分的に基づいて少なくとも1つの電気駆動信号を生成する工程と、
    を含み、
    アームが前記ジョイスティックに動作可能に連結され、
    電動モータアッセンブリが前記アームに動作可能に連結され、
    前記電動モータアッセンブリは、前記少なくとも1つの電気駆動信号の受信に応答して、前記アームを自動制御して少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に沿って移動させ、前記ジョイスティックを自動制御して前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道に沿って移動させる、方法。
  18. 請求項17に記載の方法であって、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度は、前記器具の第1の自由度を含み、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度を制御する前記ジョイスティックの前記少なくとも1つの移動は、前記器具の前記第1の自由度を制御する前記ジョイスティックの第1の移動を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道は、第1の自動制御されたアームの軌道を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する前記少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道は、前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、第1の自動制御されたジョイスティックの軌道を含み、前記器具の前記第1の自由度を制御する前記ジョイスティックの前記第1の移動は、前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、前記第1の自動制御されたジョイスティックの軌道を含む、方法。
  19. 請求項18に記載の方法であって、
    前記第1の自動制御されたアームの軌道は、第1の線分を含む、方法。
  20. 請求項18に記載の方法であって、
    前記車両本体は、ドーザ本体を含み、
    前記器具は、ブレードを含み、
    前記器具の前記第1の自由度は、ブレード高度、又はブレード傾斜角、を含む、方法。
  21. 請求項18に記載の方法であって、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度は、前記器具の第2の自由度を更に含み、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度を制御する前記ジョイスティックの前記少なくとも1つの移動は、前記器具の前記第2の自由度を制御する前記ジョイスティックの第2の移動を更に含み、前記ジョイスティックの前記第2の移動は、手動制御される、方法。
  22. 請求項21に記載の方法であって、
    前記車両本体は、ドーザ本体を含み、
    前記器具は、ブレードを含み、
    前記器具の前記第1の自由度は、ブレード高度を含み、
    前記器具の前記第2の自由度は、ブレード傾斜角を含む、方法。
  23. 請求項21に記載の方法であって、
    前記車両本体は、ドーザ本体を含み、
    前記器具は、ブレードを含み、
    前記器具の前記第1の自由度は、ブレード傾斜角を含み、
    前記器具の前記第2の自由度は、ブレード高度を含む、方法。
  24. 請求項17に記載の方法であって、
    前記電動モータアッセンブリは、第1の電動モータを含み、前記少なくとも1つの電気駆動信号は、第1の電気駆動信号を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道は、第1の自動制御されたアームの軌道を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する前記少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道は、前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、第1の自動制御されたジョイスティックの軌道を含み、前記第1の電動モータは、前記第1の電気駆動信号の受信に応答して、前記アームを自動制御して前記第1の自動制御されたアームの軌道に沿って移動させ、前記ジョイスティックを自動制御して前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、前記第1の自動制御されたジョイスティックの軌道に沿って移動させる、方法。
  25. 請求項17に記載の方法であって、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度は、
    前記器具の第1の自由度と、
    前記器具の第2の自由度と、を含み、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度を制御する前記ジョイスティックの前記少なくとも1つの移動は、
    前記器具の前記第1の自由度を制御する前記ジョイスティックの第1の移動と、
    前記器具の前記第2の自由度を制御する前記ジョイスティックの第2の移動と、を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道は、
    第1の自動制御されたアームの軌道と、
    第2の自動制御されたアームの軌道と、を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する前記少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道は、
    前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、第1の自動制御されたジョイスティックの軌道と、
    前記第2の自動制御されたアームの軌道に対応する、第2の自動制御されたジョイスティックの軌道と、を含み、
    前記器具の前記第1の自由度を制御する前記ジョイスティックの前記第1の移動は、前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、前記第1の自動制御されたジョイスティックの軌道を含み、
    前記器具の前記第2の自由度を制御する前記ジョイスティックの前記第2の移動は、前記第2の自動制御されたアームの軌道に対応する、第2の自動制御されたジョイスティックの軌道を含む、方法。
  26. 請求項25に記載の方法であって、
    前記第1の自動制御されたアームの軌道は、第1の線分を含み、
    前記第2の自動制御されたアームの軌道は、第2の線分を含む、方法。
  27. 請求項25に記載の方法であって、
    前記車両本体は、ドーザ本体を含み、
    前記器具は、ブレードを含み、
    前記器具の前記第1の自由度は、ブレード高度を含み、
    前記器具の前記第2の自由度は、ブレード傾斜角を含む、方法。
  28. 請求項17に記載の方法であって、
    前記電動モータアッセンブリは、
    第1の電動モータと、
    第2の電動モータと、を含み、
    前記少なくとも1つの電気駆動信号は、
    第1の電気駆動信号と、
    第2の電気駆動信号と、を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道は、
    第1の自動制御されたアームの軌道と、
    第2の自動制御されたアームの軌道と、を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する前記少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道は、
    前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、第1の自動制御されたジョイスティックの軌道と、
    前記第2の自動制御されたアームの軌道に対応する、第2の自動制御されたジョイスティックの軌道と、を含み、
    前記第1の電動モータは、前記第1の電気駆動信号の受信に応答して、前記アームを自動制御して前記第1の自動制御されたアームの軌道に沿って移動させ、前記ジョイスティックを自動制御し前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する前記第1の自動制御されたジョイスティックの軌道に沿って移動させ、
    前記第2の電動モータは、前記第2の電気駆動信号の受信に応答して、前記アームを自動制御して前記第2の自動制御されたアームの軌道に沿って移動させ、前記ジョイスティックを自動制御して前記第2の自動制御されたアームの軌道に対応する、前記第2の自動制御されたジョイスティックの軌道に沿って移動させる、方法。
  29. 請求項17に記載の方法であって、
    前記車両本体は、ドーザ本体を含み、
    前記器具は、ブレードを含み、
    前記少なくとも1つの測定部は、前記ブレードに据え付けられた慣性計測装置を含む、方法。
  30. 請求項29に記載の方法であって、
    前記少なくとも1つの測定部は、
    前記ドーザ本体に据え付けられた全地球型衛星航法システム用アンテナ、及び前記ドーザ本体に据え付けられた全地球型衛星航法システム用受信機、
    前記ブレードに据え付けられた全地球型衛星航法システム用アンテナ、及び前記ドーザ本体に据え付けられた全地球型衛星航法システム用受信機、又は
    前記ブレードに据え付けられた全地球型衛星航法システム用アンテナと、前記ブレードに据え付けられた全地球型衛星航法システム用受信機、を更に含む、方法。
  31. 請求項17に記載の方法であって、
    前記車両本体は、ドーザ本体を含み、
    前記器具は、ブレードを含み、
    前記少なくとも1つの測定部は、
    前記ブレードに据え付けられた第1の慣性計測装置と、
    前記ドーザ本体に据え付けられた第2の慣性計測装置と、を含む、方法。
  32. 請求項31に記載の方法であって、
    前記少なくとも1つの測定部は、前記ドーザ本体に据え付けられた全地球型衛星航法システム用アンテナと、前記ドーザ本体に据え付けられた全地球型衛星航法システム用受信機と、を更に含む、方法。
  33. ジョイスティックを制御する電動アクチュエータ装置であって、前記ジョイスティックの少なくとも1つの移動が車両本体に動作可能に連結された器具の少なくとも1つの自由度を制御する、装置であって、
    前記ジョイスティックに動作可能に連結されるように構成されたアームと、
    前記アームに動作可能に連結された電動モータアッセンブリと、
    演算システムであって、
    前記車両本体又は前記器具の少なくとも一方に据え付けられた少なくとも1つの測定部から少なくとも1つの複数の測定値を受信し、前記少なくとも1つの複数の測定値は、前記少なくとも1つの自由度に対応する、ように構成され、
    前記少なくとも1つの複数の測定値、前記少なくとも1つの自由度の少なくとも1つの基準値、及び制御アルゴリズムに少なくとも部分的に基づいて少なくとも1つの誤差信号を算出するように構成され、
    前記少なくとも1つの誤差信号に少なくとも部分的に基づいて少なくとも1つの制御信号を算出するように構成された、演算システムと、
    少なくとも1つのドライバであって、前記少なくとも1つの制御信号を受信し、前記少なくとも1つの制御信号に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つの電気駆動信号を生成するように構成された、ドライバと、
    を含み、
    前記電動モータアッセンブリは、前記少なくとも1つの電気駆動信号の受信に応答して、前記アームを自動制御して少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に沿って移動させるように構成され、
    前記アームは、前記ジョイスティックに動作可能に連結されたとき、前記ジョイスティックを自動制御して前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道に沿って移動させるように構成された、装置。
  34. 請求項33に記載の電動アクチュエータ装置であって、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度は、前記器具の第1の自由度を含み、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度を制御する前記ジョイスティックの前記少なくとも1つの移動は、前記器具の前記第1の自由度を制御する前記ジョイスティックの第1の移動を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道は、第1の自動制御されたアームの軌道を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する前記少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道は、前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、第1の自動制御されたジョイスティックの軌道を含み、前記器具の前記第1の自由度を制御する前記ジョイスティックの前記第1の移動は、前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、前記第1の自動制御されたジョイスティックの軌道を含む、装置。
  35. 請求項33に記載の電動アクチュエータ装置であって、
    前記電動モータアッセンブリは、第1の電動モータを含み、前記少なくとも1つの電気駆動信号は、第1の電気駆動信号を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道は、第1の自動制御されたアームの軌道を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する前記少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道は、前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、第1の自動制御されたジョイスティックの軌道を含み、
    前記第1の電動モータは、前記第1の電気駆動信号の受信に応答して、前記アームを自動制御して前記第1の自動制御されたアームの軌道に沿って移動させるように構成され、
    前記アームは、前記ジョイスティックに動作可能に連結されたとき、前記ジョイスティックを自動制御して前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する前記第1の自動制御されたジョイスティックの軌道に沿って移動させるように構成された、装置。
  36. 請求項33に記載の電動アクチュエータ装置であって、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度は、
    前記器具の第1の自由度と、
    前記器具の第2の自由度と、を含み、
    前記器具の前記少なくとも1つの自由度を制御する前記ジョイスティックの前記少なくとも1つの移動は、
    前記器具の前記第1の自由度を制御する前記ジョイスティックの第1の移動と、
    前記器具の前記第2の自由度を制御する前記ジョイスティックの第2の移動と、を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道は、
    第1の自動制御されたアームの軌道と、
    第2の自動制御されたアームの軌道と、を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する前記少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道は、
    前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、第1の自動制御されたジョイスティックの軌道と、
    前記第2の自動制御されたアームの軌道に対応する、第2の自動制御されたジョイスティックの軌道と、を含み、
    前記器具の前記第1の自由度を制御する前記ジョイスティックの前記第1の移動は、前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、前記第1の自動制御されたジョイスティックの軌道を含み、
    前記器具の前記第2の自由度を制御する前記ジョイスティックの前記第2の移動は、前記第2の自動制御されたアームの軌道に対応する、前記第2の自動制御されたジョイスティックの軌道を含む、装置。
  37. 請求項33に記載の電動アクチュエータ装置であって、
    前記電動モータアッセンブリは、
    第1の電動モータと、
    第2の電動モータと、を含み、
    前記少なくとも1つの電気駆動信号は、
    第1の電気駆動信号と、
    第2の電気駆動信号と、を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道は、
    第1の自動制御されたアームの軌道と、
    第2の自動制御されたアームの軌道と、を含み、
    前記少なくとも1つの自動制御されたアームの軌道に対応する前記少なくとも1つの自動制御されたジョイスティックの軌道は、
    前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する、第1の自動制御されたジョイスティックの軌道と、
    前記第2の自動制御されたアームの軌道に対応する、第2の自動制御されたジョイスティックの軌道と、を含み、
    前記第1の電動モータは、前記第1の電気駆動信号の受信に応答して、前記アームを自動制御して前記第1の自動制御されたアームの軌道に沿って移動させるように構成され、
    前記アームは、前記ジョイスティックに動作可能に連結されたとき、前記ジョイスティックを自動制御して前記第1の自動制御されたアームの軌道に対応する前記第1の自動制御されたジョイスティックの軌道に沿って移動させるように構成され、
    前記第2の電動モータは、前記第2の電気駆動信号の受信に応答して、前記アームを自動制御して前記第2の自動制御されたアームの軌道に沿って移動させるように構成され、
    前記アームは、前記ジョイスティックに動作可能に連結されたとき、前記ジョイスティックを自動制御して前記第2の自動制御されたアームの軌道に対応する、前記第2の自動制御されたジョイスティックの軌道に沿って移動させるように構成される、装置。
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