JP2015509440A - 正確に識別可能な部分を備える医療用バルーン - Google Patents

正確に識別可能な部分を備える医療用バルーン Download PDF

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Abstract

バルーンカテーテルは、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトを備える。膨張区画を有するバルーンは、作用表面を含むバルーン壁部から形成されており、作用表面の場所を識別するための識別子を受け入れるように構成された、作用表面に隣接する少なくとも1つのチャンバーをさらに備える。また、関連する態様が開示される。【選択図】図10

Description

以下の米国仮特許出願は、参照により本明細書に組み込まれる。61/608,852;61/608,859;61/608,862;61/608,897;61/608,902;61/608,908;61/608,913;61/608,917;61/608,927;61/608,932;61/608,941;および61/747,444。
本開示は、概して、血管形成術などのような医療処置を行うためのバルーンに関し、より具体的には、使用の間に正確に位置決めまたは識別され得る所定の部分(例えば、作用表面など)を有する医療用バルーンに関する。
バルーンは、身体のチューブ状の領域(例えば、動脈または静脈など)内の流量制限、または、おそらく、完全閉塞さえも解消または処置するために日常的に使用されている。多くの臨床的状況において、制限が、硬質の固体(例えば、石灰化プラークなど)によって引き起こされ、そのような閉塞をコンパクトにするために高い圧力の使用が必要とされる。市販のバルーンは、複雑な技術を用いて、バルーンのプロファイルを犠牲にすることなく、高い圧力の要件を実現している。高い圧力の要件の他に、バルーンも、特に血管形成術のために使用されるときに、穿刺に対して抵抗力を有するべきであり、進み易く、押し易く、低いプロファイルを表すべきである。
臨床診療では、血管形成術バルーンは、図1および図2に示されているように、収縮されて折り畳まれた状態から拡張された状態へ血管内で拡張され、目標領域(例えば、血管Vの内周壁部Iの一部分など)を治療する。図3および図3a(X線透視検出器プレート(fluoroscope detector plate)(FDP)によって測定される強度を示している)に図示されているように、壁部28を有するバルーン12の膨張は、従来的に、寸法DXに沿って、X線造影剤CMを使用して完全にされ、インターベンション治療(interventional procedure)の間にX線または他の形態のX線写真Rのもとでのより良好な可視性を提供する。典型的には、造影剤および生理食塩水の70/30パーセント混合物が使用され、血管形成術手順の間にバルーンを膨張させる。
一般的に、望ましい目標は、バルーン(特に、大きい体積のバルーン(それは、造影剤による最大2分の膨張/収縮時間を必要とする可能性がある))のプロファイルを犠牲にすることなく、バルーンに必要とされる膨張時間および収縮時間を低減させることである。また、その相対的に高い粘度に因って、バルーンの膨張/収縮のときに使用される造影剤の量を取り除くか、または少なくとも低減させることが望ましいこととなる。造影剤の使用は、膨張/収縮時間を長くし、また、ヨウ素に対して敏感な患者にヨウ素被ばくのリスクをもたらす。この点において、例えば、生理食塩水または二酸化炭素などのような、非X線不透過性の物質を造影剤の代わりに使用することが可能であるが、そのような物質は、X線撮影の間に見ることができず、したがって、可視性を向上させない。
さらに、血管形成術手順を行う医師は、膨張していないバルーンの位置を正確に位置決めすることができるべきであり、その結果、バルーンは、膨張させられると適正に位置決めされることとなる。これは、従来から、バルーン作用表面に対応する領域にあるカテーテルシャフト上にマーカーバンドを取り付けることによって達成される。この「作用表面」は、石灰化プラークに接触するなどの、所望の治療効果を実現するために使用されるバルーンの一部分に沿った表面である(その表面は、近位端部および遠位端部において円錐形状の部位またはテーパー付きの部位を有するバルーンの場合、典型的には、略円筒形状のバレル部位と同一の広がりを有する)。
シャフトに沿って設置する間のマーカーバンドのミスアライメントが、図4に示されているように、作用表面の範囲に正確に対応しないということを結果として生じさせる場合がある(シャフトSによって保持されているそれぞれの内部マーカーバンドMと、バルーン12の作用表面Wと、の間のミスアライメント量Xに留意されたい。また、それは、典型的には、遠位端部においてX線不透過性の先端部Pを備える)。内在するシャフト上にマーカーを適正に位置決めし、バルーンが膨張させられるときに、予想される作用表面の境界とアライメント状態にすることに細心の注意を払ったとしても、いくつかの潜在的な要因に起因してミスマッチの傾向が依然として存在する。1つのそのような要因は、カテーテルシャフトの遠位端部にバルーンを付加する結果として生じる公差の蓄積である場合がある。また、バルーンは、膨張させられるときに(特に、大きく、とりわけ長いバルーンを用いるときに)、長手方向に成長する傾向を有している。別の要因は、膨張の間に、バルーン内のカテーテルシャフトの一部分が曲がるか屈曲する傾向である。これは、シャフトに固定されたX線不透過性のマーカーと、作用表面と、の間にミスアライメントをもたらす可能性がある。
原因が何であれ、結果として生じるミスアライメントは、インターベンション治療の間に、臨床医がバルーンの作用表面の場所を正確に識別することを妨げる可能性がある。これは、地理的に間違った設置、すなわち、目標領域Tとバルーン12の作用表面Wとの間の意図された接触の「ミス」をもたらす可能性がある(図2を参照)。ミスは、手順を長くする可能性があるので(例えば、薬品コーティングされたバルーンの場合に、バルーン12の再配置、または、別のバルーンカテーテルの使用を必要とすることなどによる)、バルーンが、ペイロード(例えば、薬品、ステント、または、その両方など)または作用エレメントを血管系内の特定の場所へ移送するように構成されているときに、そのような結果を回避することが特に望ましい。
また、収縮すると、バルーンは、「パンケーキング」として知られる現象を受ける可能性がある。この状態では、バルーン12は、図5に示されているように、平坦化された状態へ、自身上に折り畳まれる。バルーンの全幅が平坦化された状態で認識され得るので、この状況は、バルーンが、X線透視法を通して、おそらく依然として膨張状態にあるかのように見えることを引き起こす可能性がある。これは、実際にはそうでないときに、バルーンが膨張させられたままであるという誤った認識を臨床医に与える可能性がある。
したがって、バルーンに関して、作用表面がインターベンション治療の間に向上した精度で識別され得るという必要性が確認されている。解決策は、カテーテルシャフトおよびバルーン上の固定場所同士の間の潜在的なミスマッチを考慮して作用表面を画定することとなり、バルーン内のカテーテルシャフトの一部分の位置と独立して作用することとなる。また、識別の改善により、パンケーキングによって引き起こされる収縮の誤った認識のより良好な検出を可能にすることができる。全体として、コストまたは複雑さを著しく増加させることなく、また、大幅な修正なく多くの既存のカテーテル技術に適用され得る態様で、手技上の効率が向上されることとなる。
本開示の目的は、インターベンション治療の間に作用表面が向上した精度で識別され得るバルーンを提供することである。
本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本開示による第1の実施形態を図示する図である。 図10の線11−11に沿った断面図である。 さらなる断面図である。 本開示によるさらなる実施形態を図示する図である。
図に関して以下に提示されている説明は、特に記述がない限り、すべての実施形態に当てはまり、それぞれの実施形態に共通の特徴は、同様に示され、番号が付されている。
カテーテルチューブ14上に装着されたバルーン12を有する遠位部分11を備えるカテーテル10が提供される。図6、図7および図8を参照すると、バルーン12は、中間部位16すなわち「バレル」と、端部部位18,20と、を有している。一実施形態では、端部部位18,20は、直径が低減し、中間部位16をカテーテルチューブ14に接合する(したがって、部位18,20は、円錐部または円錐部位と一般的に呼ばれる)。バルーン12は、円錐部位18,20上のバルーン端部(近位端部15aおよび遠位端部15b)においてシールされており、1つ以上の膨張ルーメン17を介して、バルーン12の膨張を可能にする。1つ以上の膨張ルーメン17は、カテーテルチューブ14内に延在し、バルーン12の内部と連通している。
また、カテーテルチューブ14は、ガイドワイヤールーメン23を形成する細長いチューブ状のシャフト24を備えている。ガイドワイヤールーメン23は、カテーテル10を通ってガイドワイヤー26を方向付け、その遠位端部に沿って、バルーン12が配置され得る。図8に図示されているように、このガイドワイヤー26は、カテーテル10の近位端部と、コネクター27の第1のポート25と、を通ってルーメン23内へ延在し、「オーバーザワイヤー」(OTW)配置を実現することが可能であるが、「ラピッドエクスチェンジ」(RX)構成で提供されることも可能である。「ラピッドエクスチェンジ」(RX)構成では、ガイドワイヤー26は、遠位端部により近い側方開口部14aを出ていき(図9を参照)、または、そうでなければ、バルーン12の遠位で、先端部Pに関連付けされた通路を通して給送される(「ショート」RX;図示せず)。また、流体(例えば、生理食塩水、造影剤、または、その両方)を、膨張ルーメン17を介して、バルーン12の内部区画内へ導入するために、第2のポート29は、コネクター27などによってカテーテル10に関連付けされ得る。
バルーン12は、膨張流体を受け入れるための内部を形成する単層または多層のバルーン壁部28を備えることが可能である。バルーン12は、バルーンが膨張させられるときに、1つ以上の方向にそのサイズおよび形状を維持するバルーン壁部28を有する非追従性のバルーンとすることが可能である。非追従性のバルーンの例は、米国特許第6,746,425号、ならびに、米国特許出願公開第2006/0085022号、米国特許出願公開第2006/0085023号、および、米国特許出願公開第2006/0085024号に見出すことが可能であり、それらの開示は、これによって、参照により本明細書に組み込まれる。また、そのような場合に、バルーン12は、膨張の間および膨張の後に一定のままの所定の表面積を有しており、また、膨張の間および膨張の後にそれぞれまたはともに一定のままの所定の長さおよび所定の直径を有している。しかしながら、バルーン12は、代替的に、特定の使用に応じて、半追従性または追従性とすることが可能である。
インターベンション治療の間の場所確認能力の向上を提供するために、バルーン12は、特定の部分を識別するための識別子を有することが可能である。一実施形態では、この識別子は、臨床医が、比較的容易に、および、高い精度で、バルーン12のうちの1つの部分を別の部分から(例えば、作用表面Wを含むバレル部位16を円錐部位18,20から)区別することを可能にする態様で提供される。これは、臨床医が、バルーン12(とりわけ、作用表面W)を特定の治療場所に正確に位置決めすることを確実にすることの助けとなる。これは、より詳細に以下の説明で概説されているように、バルーン作用表面Wを介した特定のアイテム(例えば、薬品またはステントなど)の移送において特に重要となる場合がある。
また、図10に示されているように、例えば、識別子30などを提供する1つの態様は、造影剤(例えば、X線不透過性の流体、または、外部供給源(例えば、超音波、X線など)からのエネルギーを照射される際に不透明な本体部内に認識されることが可能である物質)を受け入れるために、バルーン12の一部分を適合させることによる。これは、バルーン壁部に隣接する受入部(例えば、ポケット、凹部、または、チャンバー32(以下、「チャンバー」と称する)の形態など)を提供することによって実現することが可能であり、それは、造影剤を受け入れるために、また、造影剤を少なくとも一時的に収容するためにスペースを生成し、それは、使用中に膨張流体が供給されるバルーン12の内部区画から分離されている。
チャンバー32は、バルーン12の円錐部位18,20の一方または両方に沿って設けることが可能である。一実施形態では、チャンバー32の第1の端部は、作用表面Wの縁部すなわち境界と同一の広がりを持つことが可能である。チャンバー32の他の端部は、バルーン12の近位端部15aまたは遠位端部15bまで、それぞれ延在することが可能である。チャンバー32は、図11に示されているように、断面を略環状とすることが可能であるが、作用表面Wの場所を依然として識別しながら、バルーン壁部28の周囲の一部分のみに沿って設けること、したがって、半環状とすることも可能である(それは、バルーン12が、膨張状態または収縮状態で撮影されるときに、異なるように見せることが可能であり、したがって、パンケーキングの状態が識別されることを可能にする)。
造影剤は、製造プロセスの間にチャンバー32内に供給することが可能であり、そのプロセスの間、または、使用後のいずれかに、例えば、カテーテル10の近位端部において、バルーン12から遠い場所からチャンバー32に移送することが可能である。どのような場合においても、これは、シャフト24内に個別のルーメン34を設けることによって実現することが可能であり、シャフト24は、図示されている実施形態では、バルーン12を膨張させるための流体を供給するために、膨張ルーメン17も備える。示されているように、シャフト24の個別のルーメン34は、チャンバー32に対応する1つ以上のポート34aを備えることが可能であり、一方、膨張ルーメン17は、バルーン12の内部区画12aに膨張流体を供給するためのポート17aを備える。任意の正確な形態に限定されることなく、チャンバー32を備えるこのバルーン12を組み込むカテーテル10は、先端部(図示せず)を通過する外部ガイドワイヤーを使用するタイプのものとすることが可能であるか、または、個別のガイドワイヤールーメンを、例えば、場合により、シャフト24内などに設けることが可能であるということに留意されたい(例えば、ルーメン17,34に隣接して設けられている図12のガイドワイヤールーメン23を参照)。
図示されているように、チャンバー32は、例えば、複数の材料の層(例えば、フィルムなど)の間に埋め込まれることなどによって、バルーン壁部28内に一体的に形成することが可能である。可能性のある1つの実施形態では、これは、バルーン壁部28に加えて、フィルム28aの補助的な層を使用することによって実現することが可能である。このフィルム28aは、例えば、接合技法(例えば、熱溶接または音波溶接など)を使用することなどによって、両端部において、バルーン壁部28の内部に付加することが可能である。代替的に、図13に示されているように、フィルム28aの第1の端部は、バルーン壁部28の内部表面にシールされることが可能であり、一方、このフィルムの第2の端部は、シャフト24の外側表面にシールされる。
使用のときに、適切な造影剤が、バルーン12の膨張の前に(場合により、血管系内へのバルーン12の挿入の前を含む)、例えば、ルーメン34を介して、1つ以上のチャンバー32に供給されることが可能である。当然に認識されるように、チャンバーの体積は、膨張の間に通常充填されることとなるバルーン12の膨張チャンバーよりも非常に小さいので、相対的に少量の造影剤のみが必要とされることとなる。結果的に、造影剤は、高い圧力を必要とすることなく、注射器によって供給することが可能であり、ルーメン34は、造影剤を供給する工程が完了すると、近位端部(例えば、ハブにおいて(図示せず))の移送場所において密封されることが可能である。
所望の治療場所に到達すると、作用表面Wの場所は、造影剤の存在によって、膨張の前に識別可能である。次いで、バルーン12は、膨張ルーメン17を介して膨張されることが可能である。当然に認識されるように、チャンバー32(単数または複数)内に提供される造影剤が作用表面Wの場所を特定するための識別子30としての役割を果たすので、バルーン12の膨張は、画像形成不可能な流体または非X線不透過性の流体(生理食塩水、二酸化炭素など)を使用して実現することが可能である。
代替的な選択肢は、例えば、製造プロセスの間の事前設置などによって、チャンバー32内に固体形態の造影剤を供給することであってもよい。造影剤としての役割を果たす固体材料は、脱水された(dessicated)、粒状の、乾燥した、または粉末状の材料とすることが可能である。次いで、画像形成不可能な(例えば、非X線不透過性の)流体(例えば、生理食塩水溶液など)を、チャンバーを製造するプロセスの間、または、その後のいずれかに、チャンバー32内へ導入することが可能である。薬剤を流体化し、チャンバー32全体にわたって所望のコントラストを形成するために、流体は、事前設置されていない場合には、ルーメン34を通して供給することが可能である。
当然に認識されるように、固体造影剤を有する流体混合物は、結果的に、作用表面Wの縁部に対応するチャンバー32の一部の中に残ることとなる。ルーメン34を介して積極的に充填する場合には、いくらかの希釈が起こる可能性があるが、チャンバー32の残りの体積を占有するのに必要な流体の量は、バルーン32の内部区画を膨張させるのに必要な流体の量と比較して非常に小さくなるということに再度留意されたい。また、この希釈は、流体がポート32aを介してチャンバー32に進入することを許容するが、チャンバー内の固体材料が出ていくことを許容しない機構(例えば、膜、逆止弁など)を設けることによって、実質的に防止することが可能である。
上記に提案されているように、個別のチャンバー32が、代替的に、例えば、超音波または他の形態のエコーロケーションの間などに、X線不透過性を使用することなく識別性を高める態様で提供され得る。例えば、エコーロケーションによって識別され得る材料(例えば、ポリビニルアセテート、または、十分な密度の他のセルロース系材料(例えば、乳房組織マーカーのために使用される材料)など)が、1つ以上のチャンバー32内に提供されて、設置的な目的のために所望のコントラストを提供することが可能である。流体が、(インターベンション治療の前、または、インターベンション治療の間のいずれかに)チャンバー32に適用されて、材料の体積を増加させ、したがって、可視性を向上させることが可能である。
X線不透過性の材料の例には、それに限定されないが、微粉タングステン、タンタル、ビスマス、三酸化ビスマス、オキシ塩化ビスマス、次炭酸ビスマス、他のビスマス化合物、硫酸バリウム、スズ、銀、銀化合物、希土類酸化物、および、X線吸収に一般的に使用される多くの他の物質が含まれる。使用される量は、そのようなものが適用可能であって望まれる実施形態では、X線不透過性の所望の程度に応じて変えることが可能である。
バルーンまたはカテーテルを引用する以下の段落のそれぞれの主題は、それぞれ、他の段落のいずれかで引用されるバルーンまたはカテーテルの一部になり得る。
1.1 バルーンカテーテルであって、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、シャフトの遠位端部に沿って支持される膨張可能なバルーンであって、膨張させられるときに間隔を隔てて配置された、第1および第2の円錐形状の端部部位と当該円錐形状の部位同士の間の作用表面と、を備え、バルーンは、円錐形状の端部部位から作用表面への移行部を識別する少なくとも1つのX線不透過性のマーキングをさらに備えるバルーンカテーテル。
1.2 段落1.1に記載のカテーテルであって、少なくとも1つのX線不透過性のマーキングは、第1の円錐形状の端部部位と作用表面との間の第1の移行部において第1のX線不透過性のマーキングを備え、第2の円錐形状の端部部位と作用表面との間の第2の移行部において第2のX線不透過性のマーキングをさらに備えるカテーテル。
1.3 段落1.1または段落1.2に記載のカテーテルであって、少なくとも1つのマーキングはストリップを備えるカテーテル。
1.4 段落1.1ないし段落1.3のいずれか1つに記載のカテーテルであって、ストリップの形態の複数のX線不透過性のマーキングをさらに備えるカテーテル。
1.5 段落1.4に記載のカテーテルであって、ストリップは、第1および第2の円錐形状の端部部位の間で少なくとも部分的に長手方向に延在するカテーテル。
1.6 段落1.4または段落1.5に記載のカテーテルであって、ストリップは環状のバンドを備えるカテーテル。
1.7 段落1.1ないし段落1.6のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも2つの間隔を置いて配置されたX線不透過性のマーキングが、それぞれの円錐形状の端部部位に設けられており、それぞれの円錐形状の端部部位の遠位部分および近位部分に隣接する部位を備えるカテーテル。
1.8 段落1.1ないし段落1.7のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンは、第1および第2の円錐形状の端部部位の間にバレル部位を備え、バレル部位上に複数のX線不透過性のマーキングをさらに備えるカテーテル。
1.9 段落1.1ないし段落1.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、マーキングは、円錐形状の端部部位上に第1のパターンを備え、作用表面上に第2の異なるパターンをさらに備えるカテーテル。
1.10 段落1.1ないし段落1.9のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのマーキングは、パターン、ストリップ、ブランド、ロゴ、文字、数字、単語、または、それらの組合せからなる群から選択されるカテーテル。
1.11 段落1.1ないし段落1.10のいずれか1つに記載のカテーテルであって、識別子はスケールを備えるカテーテル。
1.12 段落1.1ないし段落1.11のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンは薬品を備えるカテーテル。
1.13 段落1.12に記載のカテーテルであって、薬品はX線不透過性のマーキングの場所に対応しているカテーテル。
1.14 段落1.12に記載のカテーテルであって、薬品はX線不透過性のマーキング以外の場所に対応しているカテーテル。
1.15 段落1.12に記載のカテーテルであって、X線不透過性のマーキングは、X線不透過剤を含むように製剤化された薬品を含有するカテーテル。
1.16 バルーン壁部の作用表面上に保持された薬品と、バルーン上の薬品の場所を識別するX線不透過性の識別子と、を有するバルーン。
1.17 段落1.16に記載のバルーンであって、X線不透過性の識別子は、薬品を含有する製剤と混合されたX線不透過性の材料を含有するバルーン。
1.18 段落1.16に記載のバルーンであって、作用表面は、バルーンのバレル部位に沿っており、X線不透過性の識別子は、バルーンの一方または両方の円錐部位上にあるバルーン。
2.1 バルーンカテーテルであって、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、シャフトの遠位端部に沿って支持される膨張可能なバルーンであって、膨張されたときに、作用表面を形成する略円筒形状のバレル部位、および、作用表面の一部を形成しない略円錐形状の端部部位を有するバルーンと、を備え、バルーンは、作用表面の相対的な位置を指示するための少なくとも1つのX線不透過性の識別子をさらに備え、識別子は、作用表面の範囲を画定するように、バルーンの円錐形状の端部部位のうちの少なくとも1つに設けられるバルーンカテーテル。
2.2 段落2.1に記載のカテーテルであって、識別子はマーキングを備えるカテーテル。
2.3 段落2.1または段落2.2に記載のカテーテルであって、第1のマーキングが、第1の円錐形状の部位端部部位と作用表面との間の第1の移行部に設けられ、第2のマーキングが、第2の端部部位と作用表面との間の第2の移行部に設けられるカテーテル。
2.4 段落2.2または段落2.3に記載のカテーテルであって、マーキングはストリップを備えるカテーテル。
2.5 段落2.1ないし段落2.4のいずれか1つに記載のカテーテルであって、識別子は、バルーンの端部と、バレル部位と、の間に延在する長手方向のストリップを備えるカテーテル。
2.6 段落2.1ないし段落2.5のいずれか1つに記載のカテーテルであって、複数の識別子をさらに備えるカテーテル。
2.7 段落2.6に記載のカテーテルであって、複数の識別子のそれぞれは長手方向に延在するストリップを備えるカテーテル。
2.8 段落2.6または段落2.7に記載のカテーテルであって、識別子は環状のバンドを備えるカテーテル。
2.9 段落2.6または段落2.6に従属する段落2.8に記載のカテーテルであって、識別子は長手方向に延在するストリップを備えるカテーテル。
2.10 段落2.1ないし段落2.9のいずれか1つに記載のカテーテルであって、間隔を置いて配置された少なくとも2つのX線不透過性の識別子が、それぞれの端部部位に設けられるカテーテル。
2.11 段落2.1ないし段落2.10のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バレル部位上に少なくとも1つのX線不透過性の識別子をさらに備えるカテーテル。
2.12 段落2.1ないし段落2.11のいずれか1つに記載のカテーテルであって、識別子は、第1のパターンを有する第1の識別子であり、第2の異なるパターンを有する第2の識別子をさらに備えるカテーテル。
2.13 段落2.1ないし段落2.12のいずれか1つに記載のカテーテルであって、識別子は少なくとも1つの文字または数字を備えるカテーテル。
2.14 段落2.1ないし段落2.13のいずれか1つに記載のカテーテルであって、識別子はロゴを備えるカテーテル。
2.15 段落2.1ないし段落2.14のいずれか1つに記載のカテーテルであって、識別子はスケールを備えるカテーテル。
2.16 段落2.1ないし段落2.15のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーン上に薬品をさらに備えるカテーテル。
3.1 カテーテルに関連して使用するための膨張可能なバルーンであって、第1の端部と第2の端部との間に長手方向に延在する作用表面を有する膨張可能な本体部であって、作用表面の少なくとも第1の端部を識別するために本体部に沿って設けられた少なくとも1つのX線不透過性の識別子を有する膨張可能な本体部を備え、X線不透過性の識別子は、作用表面の第1の端部の場所を識別するための第1のX線撮影用品質と、作用表面の第1の端部以外の場所における第2のX線撮影用品質と、を有している膨張可能なバルーン。
3.2 段落3.1に記載のバルーンであって、第2のX線撮影用品質は、作用表面の第2の端部を識別するために設けられるバルーン。
3.3 段落3.2に記載のカテーテルであって、第1のX線撮影用品質と第2のX線撮影用品質とは実質的に同じであるカテーテル。
3.4 段落3.1に記載のバルーンであって、X線不透過性の識別子はマーキングを備えるバルーン。
3.5 段落3.1に記載のバルーンであって、X線不透過性の識別子は、作用表面の第1の端部から第2の端部まで略らせん経路をたどるバルーン。
3.6 段落3.1に記載のバルーンであって、識別子は、作用表面に沿って延在する複数のらせん識別子を備えるバルーン。
3.7 段落3.1に記載のバルーンであって、識別子はX線不透過性のフィラメントを備えるバルーン。
3.8 段落3.7に記載のバルーンであって、フィラメントは、バルーンの作用表面の少なくとも一部分に沿ってらせん状に巻かれるバルーン。
3.9 段落3.1ないし段落3.8のいずれか1つに記載のバルーンであって、バルーン上に薬品をさらに備えるバルーン。
3.16 カテーテルに関連して使用するためのバルーンであって、外側表面と、バルーンの外側表面に沿って延在する少なくとも1つの巻線と、を有する本体部を備え、バルーンはX線不透過性の品質を有している、バルーン。
3.17 段落3.16に記載のバルーンであって、巻線はX線不透過性のフィラメントを備えるバルーン。
3.18 段落3.1ないし段落3.17のいずれか1つに記載のバルーンであって、X線不透過性の識別子は、らせんパターンまたはダイヤモンドパターンを備えるバルーン。
3.19 段落3.1ないし段落3.18のいずれか1つに記載のバルーンを備えるカテーテル。
3.20 カテーテルに関連して使用するための膨張可能なバルーンであって、らせんパターンまたはダイヤモンドパターンを有するX線不透過性の識別子を備える膨張可能なバルーン。
4.1 ガイドワイヤーに関連して使用するためのバルーンカテーテルであって、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、シャフトの遠位端部に沿って支持される膨張可能なバルーンであって、膨張されたときに、間隔を置いて配置された第1および第2の端部、および、当該端部同士の間の作用表面を有するバルーンと、少なくとも、バルーンの作用表面の場所を識別するためのX線不透過性の部分を有する少なくとも1つのワイヤーと、を備えるバルーンカテーテル。
4.2 段落4.1に記載のカテーテルであって、ワイヤーは、第1の状態と第2の状態との間で調節するための形状記憶を有する材料を備えるカテーテル。
4.3 段落4.1または段落4.2に記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーは、略長手方向に延在しているカテーテル。
4.4 段落4.1ないし段落4.3のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の部分は細長いカテーテル。
4.5 段落4.1ないし段落4.4のいずれか1つに記載のカテーテルであって、ワイヤーは少なくとも部分的にポリマーを含有するカテーテル。
4.6 段落4.1ないし段落4.5のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーは少なくとも部分的に弾性を有するカテーテル。
4.7 段落4.1ないし段落4.6のいずれか1つに記載のカテーテルであって、略長手方向に延在する複数のワイヤーを備え、複数のワイヤーのうちの少なくとも1つは、少なくとも、バルーンの作用表面の場所を識別するためのX線不透過性の部分を備えるカテーテル。
4.8 段落4.1ないし段落4.7のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーはバルーンの外側表面に沿って延在しているカテーテル。
4.9 段落4.1ないし段落4.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーはバルーンの内側表面に沿って延在しているカテーテル。
4.10 段落4.1ないし段落4.9のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーはバルーンの第1の端部から第2の端部へ延在しているカテーテル。
4.11 段落4.1ないし段落4.10のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーのX線不透過性の部分は、作用表面に対応する、バルーンの一部分に沿って延在しているカテーテル。
4.12 段落4.1ないし段落4.11のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーのX線不透過性の部分は、作用表面に対応する、バルーンの一部分以外に沿って延在しているカテーテル。
4.13 段落4.7、または、段落4.7に従属する段落4.8ないし段落4.12のいずれか1つに記載のカテーテルであって、ワイヤーは、バルーンの周囲に実質的に等距離に間隔を置いて配置されているカテーテル。
4.14 段落4.1ないし段落4.13のいずれか1つに記載のカテーテルであって、ワイヤーは、追従性または半追従性の部分を備えるカテーテル。
4.15 段落4.1ないし段落4.14のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも部分的にX線不透過性を有するワイヤーの少なくとも1つの端部は、バルーンをシャフトに接続する結合部に取り付けられるカテーテル。
4.16 段落4.1ないし段落4.15のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーン上に提供された薬品をさらに備えるカテーテル。
4.17 段落4.1ないし段落4.16のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーは、少なくとも部分的に、第1の状態と第2の状態との間で調節するための形状記憶を有する材料を含有するカテーテル。
4.18 段落4.2または段落4.17に記載のカテーテルであって、形状記憶材料はNITINOLを含有するカテーテル。
5.1 ガイドワイヤーとともに使用するように構成されたバルーンカテーテルであって、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、シャフトの遠位端部に沿って支持される膨張可能なバルーンであって、膨張されたときに、間隔を置いて配置された第1および第2の端部、および、当該端部同士の間の作用表面を有するバルーンと、バルーンの内部区画内に配置されるインサートであって、少なくとも、シャフトから分離したX線不透過性の部分を有するインサートと、を備えるバルーンカテーテル。
5.2 段落5.1に記載のカテーテルであって、インサートは、シャフトに対して移動するように構成されているカテーテル。
5.3 段落5.1または段落5.2に記載のカテーテルであって、インサートは、バルーンの第1の端部から作用表面の一方の端部へ延在するカテーテル。
5.4 段落5.1ないし段落5.3のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートは、少なくとも部分的にX線不透過性の材料から作製されたチューブを備えるカテーテル。
5.5 段落5.1ないし段落5.4のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートは、少なくとも1つのフィンガーを備えるカテーテル。
5.6 段落5.5に記載のカテーテルであって、フィンガーは、X線不透過性の端部部分を備えるカテーテル。
5.7 段落5.1ないし段落5.6のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートは、バルーンが膨張されたときに、後退状態から拡張状態まで移動するように構成された複数のフィンガーを備えるカテーテル。
5.8 段落5.1ないし段落5.7のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートを少なくとも部分的に覆う後退可能なシースをさらに備えるカテーテル。
5.9 段落5.1ないし段落5.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートはワイヤーを備えるカテーテル。
5.10 段落5.9に記載のカテーテルであって、ワイヤーは、作用表面に対応するX線不透過性の部分を備えるカテーテル。
5.11 段落5.10に記載のカテーテルであって、ワイヤーは、バルーンの第1の端部から第2の端部まで延在し、X線不透過性の部分は、ワイヤーの中間部分を備えるカテーテル。
5.12 段落5.10または段落5.11に記載のカテーテルであって、ワイヤーは、バルーンの第1の端部から第2の端部まで延在し、X線不透過性の部分は、ワイヤーの端部部分を備えるカテーテル。
5.13 段落5.1ないし段落5.12のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートの少なくとも1つの端部は、バルーンがチューブ状のシャフトに接続する場所で接続されるカテーテル。
5.14 段落5.1ないし段落5.13のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートは環状のバンドを備えるカテーテル。
5.15 段落5.1ないし段落5.14のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートは複数の穿孔を備えるカテーテル。
5.16 段落5.1ないし段落5.15のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートは形状記憶を有する材料を含有するカテーテル。
5.17 段落5.1ないし段落5.16のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーン上に薬品をさらに備えるカテーテル。
6.1 カテーテルのための医療用バルーンへブロー成形されるためのパリソンであって、機能的な修正部を有する第1のチューブ状の層と、ブロー成形されたバルーンを形成するために第1のチューブ状の層と結合するように構成された第2のチューブ状の層と、を備えるパリソン。
6.2 段落6.1に記載のパリソンであって、第1の層は第2の層の外部にあるパリソン。
6.3 段落6.1に記載のパリソンであって、第1の層は第2の層の内部にあるパリソン。
6.4 段落6.1ないし段落6.3のいずれか1つに記載のパリソンであって、機能的な修正部はX線不透過性のストリップを備えるパリソン。
6.5 段落6.4に記載のパリソンであって、ストリップは円周方向のバンドを備えるパリソン。
6.6 段落6.4または段落6.5に記載のパリソンであって、ストリップは、第1の層の第1の端部と第2の端部との間に延在するパリソン。
6.7 段落6.1ないし段落6.6のいずれか1つに記載のパリソンであって、第1のチューブ状の層は第2のチューブ状の層から間隔を置いて配置されているパリソン。
6.8 段落6.1ないし段落6.7のいずれか1つに記載のパリソンであって、機能的な修正部は、追加されたX線不透過剤、表面パターン、エッチング、1つ以上の穿孔、および、これらの組合せからなる群から選択されるパリソン。
6.9 段落6.1ないし段落6.8のいずれか1つに記載のパリソンによって形成される医療用バルーンであって、壁部を有するチューブ状の膨張可能な本体部を備え、本体部は、第1および第2の略円錐形状の端部と、略円錐形状の端部同士の間にあり、作用表面を提供する略円筒形状のバレル部位と、を備える医療用バルーン。
6.10 段落6.9に記載のバルーンであって、第1の層はバルーンの第1の端部から第2の端部まで延在するバルーン。
6.11 段落6.9に記載のバルーンであって、第1の層は作用表面のみに沿って延在するバルーン。
6.12 段落6.9ないし段落6.11のいずれか1つに記載のバルーンであって、第1の層は、壁部の一部分の周囲全体に沿って延在するバルーン。
6.13 段落6.9ないし段落6.12のいずれか1つに記載のバルーンであって、第1の層は壁部の全周に沿って延在するバルーン。
6.14 段落6.9ないし段落6.13のいずれか1つに記載のバルーンであって、壁部は、間隔を置いて配置された第1および第2のショルダー部を備え、第1の層は、ショルダー部同士の間に位置決めされるバルーン。
6.15 段落6.9ないし段落6.14のいずれか1つに記載のバルーンであって、第1および第2の層は、両方とも、バルーンの第1の端部から第2の端部まで延在するバルーン。
6.16 段落6.9ないし段落6.15のいずれか1つに記載のバルーンであって、バレル部位にわたって位置決めされ、実質的に作用表面に沿って延在する少なくとも部分的にX線不透過性を有するチューブをさらに備えるバルーン。
6.17 段落6.16に記載のバルーンであって、X線不透過性のチューブの近位端部および遠位端部に隣接する第1および第2のショルダー部をさらに備えるバルーン。
6.18 段落6.16または段落6.17に記載のバルーンであって、チューブ全体がX線不透過性であるバルーン。
7.1 バルーンカテーテルであって、近位端部および遠位端部を有する細長いチューブ状のシャフトと、シャフトの遠位端部に沿って位置決めされるバルーンと、を備え、バルーンの壁部の一部分は、共押出されたX線不透過性の材料を部分的に含有するバルーンカテーテル。
7.2 段落7.1に記載のカテーテルであって、X線不透過性の部分は、バルーンの作用表面に沿って延在する少なくとも1つのストリップを備えるカテーテル。
7.3 段落7.1または段落7.2に記載のカテーテルであって、X線不透過性の部分は、バルーンの全長表面に沿って延在する少なくとも1つのストリップを備えるカテーテル。
7.4 段落7.1ないし段落7.3のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の部分は、バルーンの第1の円錐部位に沿って延在する少なくとも1つのストリップを備えるカテーテル。
7.5 段落7.4に記載のカテーテルであって、X線不透過性の部分は、バルーンの第2の円錐部位に沿って延在する少なくとも1つのストリップを備えるカテーテル。
7.6 段落7.1ないし段落7.5のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンは複数のX線不透過性の部分を備えるカテーテル。
7.7 段落7.6に記載のカテーテルであって、複数のX線不透過性の部分のそれぞれは長手方向のストリップを備えるカテーテル。
7.8 段落7.7に記載のカテーテルであって、ストリップは、少なくとも、バルーンの作用表面に沿って延在するカテーテル。
7.9 段落7.6ないし段落7.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、複数のX線不透過性の部分は円周方向に間隔を離して配置されているカテーテル。
7.10 段落7.1ないし段落7.9のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンは、バレル部位と、バレル部位のそれぞれの端部にある円錐形状の部位と、を備え、X線不透過性の部分は記バレル部位に設けられるカテーテル。
7.11 段落7.1ないし段落7.10のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンは、バレル部位と、バレル部位のそれぞれの端部にある円錐形状の部位と、を備え、X線不透過性の部分は、前記円錐部位のうちの一方または両方に設けられるカテーテル。
7.12 段落7.1ないし段落7.11のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の部分はバルーン壁部の層を備えるカテーテル。
7.13 段落7.12に記載のカテーテルであって、層は内側層を備えるカテーテル。
7.14 段落7.12または段落7.13に記載のカテーテルであって、層は外側層を備えるカテーテル。
7.15 段落7.14に記載のカテーテルであって、外側層はエッチングされているカテーテル。
7.16 段落7.12ないし段落7.15のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンは、バレル部位と、バレル部位のそれぞれの端部にある円錐形状の部位と、を備え、層はバレル部位全体に沿って延在するカテーテル。
7.17 段落7.12ないし段落7.16のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンは、バレル部位と、バレル部位のそれぞれの端部にある円錐形状の部位と、を備え、層は、円錐形状の部位の一方または両方の全体に沿って延在するカテーテル。
7.18 段落7.1ないし段落7.17のいずれか1つに記載のカテーテルであって、壁部の全部分は共押出されたX線不透過性の材料を含有するカテーテル。
7.19 段落7.1ないし段落7.18のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーン上に薬品をさらに備えるカテーテル。
7.20 段落7.1ないし段落7.19のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の材料はePTFEを含有するカテーテル。
8.1 バルーンカテーテルであって、長手方向に延在するシャフトであって、近位端部および遠位端部を有し、少なくとも1つのX線不透過性の識別子を支持するシャフトと、シャフトの遠位端部に沿って支持される膨張可能なバルーンであって、膨張されるときに作用表面を有するバルーンと、作用表面の少なくとも1つの端部を少なくとも1つのX線不透過性の識別子に整合させるためのアクチュエーターと、を備えるバルーンカテーテル。
8.2 段落8.1に記載のカテーテルであって、アクチュエーターは、バルーンが収縮された状態に対応する第1の位置と、バルーンが膨張された状態に対応する第2の位置と、を有するカテーテル。
8.3 段落8.1または段落8.2に記載のカテーテルであって、アクチュエーターはスプリングを備えるカテーテル。
8.4 段落8.1ないし段落8.3のいずれか1つに記載のカテーテルであって、スプリングはリーフスプリングを備えるカテーテル。
8.5 段落8.1ないし段落8.4のいずれか1つに記載のカテーテルであって、アクチュエーターは、カテーテルの周りに円周方向に間隔を置いて配置された複数のスプリングを備えるカテーテル。
8.6 段落8.1ないし段落8.5のいずれか1つに記載のカテーテルであって、アクチュエーターの第1の部分はバルーンに固定され、アクチュエーターの第2の部分は前記シャフトに対して移動するように構成されているカテーテル。
8.7 段落8.6に記載のカテーテルであって、アクチュエーターの第1の部分は、バルーンの壁部上の2つの層の間に捕捉されるカテーテル。
8.8 段落8.6または段落8.7に記載のカテーテルであって、シャフトは、アクチュエーターの第2の部分を少なくとも部分的に受け入れるためのチャネルを備えるカテーテル。
8.9 段落8.1ないし段落8.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、アクチュエーターの移動を停止させるためのストッパーをさらに備えるカテーテル。
8.10 段落8.1ないし段落8.9のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子は、シャフトに取り付けられたマーカーを備えるカテーテル。
8.11 段落8.1ないし段落8.10のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子は、バルーンの内部区画内に位置決めされるインサートを備えるカテーテル。
8.12 段落8.1ないし段落8.11のいずれか1つに記載のカテーテルであって、アクチュエーターは、作用表面の遠位端部をX線不透過性の識別子に整合させるための第1のアクチュエーターであり、作用表面の近位端部をX線不透過性の識別子に整合させるための第2のアクチュエーターをさらに備えるカテーテル。
8.13 段落8.12に記載のカテーテルであって、第1および第2のアクチュエーターのそれぞれは、複数のスプリングを備えるカテーテル。
8.14 段落8.1ないし段落8.13のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子は、第1のマーキングおよび第2のマーキングを備え、アクチュエーターは、作用表面の遠位端部を第1のマーキングに整合させるための第1のアクチュエーターであり、作用表面の近位端部を第2のマーキングに整合させるための第2のアクチュエーターをさらに備えるカテーテル。
8.15 段落8.1ないし段落8.14のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、長手方向に延在するシャフトであって、近位端部および遠位端部を有し、第1および第2のX線不透過性の識別子を支持するシャフトと、作用表面の第1の端部を第1のX線不透過性のマーキングに整合させるための第1のアクチュエーターと、作用表面の第2の端部を第2のX線不透過性の識別子に整合させるための第2のアクチュエーターと、を備えるバルーンカテーテル。
8.16 段落8.1ないし段落8.15のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、バルーンを保持するためのシャフトであって、当該シャフトの壁部の外側部分に形成された少なくとも1つのチャネルを有するシャフトと、バルーンに接続される第1の端部、および、チャネル内に少なくとも部分的に位置決めされる第2の端部を有するアクチュエーターと、を備えるバルーンカテーテル。
8.17 段落8.1ないし段落8.16のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、バルーンを保持するためのシャフトであって、当該シャフトの壁部の外側部分に形成された複数のチャネルを有するシャフトを備えるバルーンカテーテル。
8.18 段落8.17に記載のカテーテルであって、バルーンに接続される第1の端部、および、チャネルのうちの少なくとも1つに位置決めされる第2の端部を有するアクチュエーターをさらに備えるカテーテル。
8.19 段落8.1ないし段落8.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンの壁部に接続されるスプリングを備えるカテーテル。
8.20 段落8.19に記載のカテーテルであって、スプリングは少なくとも部分的にX線不透過性であるカテーテル。
8.21 段落8.19または段落8.20に記載のカテーテルであって、スプリングはバルーンの壁部の円錐形状の部位に接続されるカテーテル。
8.22 段落8.1ないし段落8.21のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、バルーンは薬品を備えるバルーンカテーテル。
9.1 ガイドワイヤーとともに使用するためのバルーンカテーテルであって、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、シャフトの遠位端部に接続される膨張可能なバルーンであって、作用表面を有するバルーンと、作用表面を識別するためのX線不透過性の識別子と、シャフトの近位端部に隣接する受入部であって、シャフトが少なくとも長手方向に受入部に対して移動することを可能にするように構成されている受入部と、を備えるバルーンカテーテル。
9.2 段落9.1に記載のカテーテルであって、シャフトはストッパーを保持し、受入部はストッパーを受け入れるための凹部をさらに備え、凹部は、対応するストッパーの寸法よりも大きい長手方向の寸法を有しているカテーテル。
9.3 段落9.2に記載のカテーテルであって、バルーンを膨張させるために膨張流体を供給するためのチューブをさらに備え、チューブは、受入部に接続されるとともに、シャフトと略同軸であり、ストッパーは、凹部とともにシールを形成し、膨張流体がシャフトの周りを通ることを防止するカテーテル。
9.4 段落9.3に記載のカテーテルであって、シールはシャフトと同軸に配置されるOリングを備えるカテーテル。
9.5 段落9.1に記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子はシャフトから分離されるカテーテル。
9.6 段落9.5に記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子は、バルーンの内部区画内に位置決めされるインサートを備えるカテーテル。
9.7 段落9.6に記載のカテーテルであって、インサートは、シャフトと同軸に配置されるチューブ状のスリーブを備えるカテーテル。
9.8 段落9.6に記載のカテーテルであって、インサートは、バルーンの近位端部にある第1のインサートと、バルーンの遠位端部にある第2のインサートと、を備えるカテーテル。
9.9 段落9.1に記載のカテーテルであって、シャフトを位置決めするためのガイドワイヤーをさらに備えるカテーテル。
9.10 バルーンカテーテル用のハブであって、バルーンカテーテルは、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、膨張流体によって膨張されるためにシャフトの遠位端部に接続される膨張可能なバルーンと、を備え、ハブは、シャフトの近位部分を受け入れるための受入部を有する本体部であって、シャフトが少なくとも長手方向に受入部に対して移動することを可能にするように構成されている本体部と、本体部に対するシャフトの長手方向の移動を拘束するためのストッパーと、を備えるハブ。
9.11 段落9.10に記載のハブであって、本体部は、受入部と連通して配置されるガイドワイヤーポートを備え、バルーンを膨張させるための膨張流体を導入するための膨張ポートをさらに備えるハブ。
9.12 段落9.10に記載のハブであって、受入部は、ストッパーを受け入れるための凹部をさらに備え、凹部は、対応するストッパーの寸法よりも大きい長手方向の寸法を有しているハブ。
9.13 段落9.12に記載のハブであって、ストッパーは、凹部とともにシールを形成し、膨張流体が通ることを防止するハブ。
9.14 段落9.10に記載のハブであって、ストッパーはOリングを備えるハブ。
9.15 カテーテルであって、バルーンに接続される遠位端部と、スライド移動のために装着される近位端部と、を有するガイドワイヤーシャフトを備えるカテーテル。
9.16 段落9.1ないし段落9.15のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーン上に薬品をさらに備えるカテーテル。
9.17 カテーテルであって、ガイドワイヤーシャフトの近位端部を受け入れるためのハブを備え、シャフトは、拘束された態様でハブに対してスライド可能に移動するように構成されているカテーテル。
10.1 バルーンカテーテルであって、長手方向に間隔を離して配置された近位端部および遠位端部を有する細長いチューブ状のシャフトであって、遠位部分に沿って少なくとも1つのX線不透過性の識別子を有するシャフトを備え、遠位部分は、長手方向の伸長に抵抗性を有する材料から形成されており、バルーンカテーテルは、さらに、シャフトの遠位部分にわたり延在する膨張可能な非追従性のバルーンを備えるバルーンカテーテル。
10.2 段落10.1に記載のカテーテルであって、バルーンは、略円錐形状の部位同士の間に位置決めされる略円筒形状のバレル部位を備え、バレル部位は、X線不透過性の識別子に整合する少なくとも1つの縁部を有する作用表面を備えるカテーテル。
10.3 段落10.2に記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子は、作用表面の少なくとも1つの縁部に位置決めされる第1のマーカーを備え、作用表面の長手方向の反対側の縁部に位置決めされる第2のマーカーをさらに備えるカテーテル。
10.4 段落10.2に記載のカテーテルであって、それぞれのマーカーは、シャフトの遠位部分にスエージ加工されたX線不透過性のバンドを備えるカテーテル。
10.5 段落10.1に記載のカテーテルであって、シャフトの遠位部分は、バルーンの近位端部からバルーンの遠位端部までガイドワイヤーをガイドするように構成されたチューブを備えるカテーテル。
10.6 段落10.1に記載のカテーテルであって、少なくともシャフトの遠位部分は鋼鉄を含有するカテーテル。
10.7 段落10.1に記載のカテーテルであって、前記シャフトは鉄を含有するカテーテル。
10.8 段落10.6または段落10.7に記載のカテーテルであって、鋼鉄シャフトはステンレス鋼を含有するカテーテル。
10.9 段落10.7または段落10.8に記載のカテーテルであって、鋼鉄シャフトは、バルーンによって覆われた遠位部分以外の部分に沿ってスパイラルカットを備えるカテーテル。
10.10 段落10.7または段落10.8に記載のカテーテルであって、鋼鉄シャフトはポリマー層を備えるカテーテル。
10.11 段落10.10に記載のカテーテルであって、ポリマー層はシャフトの外側層を備えるカテーテル。
10.12 段落10.1に記載のカテーテルであって、シャフトの遠位部分は、編組またはメッシュを有するポリマーシャフトを備えるカテーテル。
10.13 段落10.1に記載のカテーテルであって、バルーンは、略円錐形状の部位同士の間に位置決めされる略円筒形状のバレル部位を備え、シャフトの遠位部分は、第1の円錐形状の部位の第1の端部から第2の円錐形状の部位の第2の端部まで延在するカテーテル。
10.14 段落10.1に記載のカテーテルであって、非追従性のバルーンは、1つ以上の非弾性繊維を含有するカテーテル。
10.15 段落10.1に記載のカテーテルであって、非追従性のバルーンは、ポリエチレンテレフタレートを含有するカテーテル。
10.16 段落10.1ないし段落10.15のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーン上に薬品をさらに備えるカテーテル。
11.1 バルーンカテーテルであって、長手方向に延在するシャフトであって、圧縮状態から拡張状態へ長手方向に拡張するように構成され、少なくとも1つのX線不透過性の識別子を支持するシャフトと、シャフトに沿って位置決めされる膨張可能なバルーンであって、膨張されるときに、少なくともシャフトの拡張状態においてX線不透過性の識別子と整合させるための作用表面を有するバルーンと、を備えるバルーンカテーテル。
11.2 段落11.1に記載のカテーテルであって、拡張可能なシャフトは、拡張可能なエレメントに縦に並んで接続される第1の部分を備えるカテーテル。
11.3 段落11.1または段落11.2に記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントはスプリングを備えるカテーテル。
11.4 段落11.3に記載のカテーテルであって、スプリングはコイルスプリングを備えるカテーテル。
11.5 段落11.3または段落11.4に記載のカテーテルであって、スプリングは引っ張りコイルスプリングを備えるカテーテル。
11.6 段落11.2に記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは蛇腹を備えるカテーテル。
11.7 段落11.2に記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは繊維マトリクスを備えるカテーテル。
11.8 段落11.7に記載のカテーテルであって、繊維マトリクスに関連付けられたスプリングをさらに備えるカテーテル。
11.9 段落11.2ないし段落11.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは、バルーンの内部区画の内側にあるカテーテル。
11.10 段落11.2ないし段落11.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは、バルーンの内部区画の外側にあるカテーテル。
11.11 段落11.2ないし段落11.10のいずれか1つに記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは、バルーンの一方の端部に接続されるカテーテル。
11.12 段落11.2ないし段落11.10のいずれか1つに記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは、シャフトの第1の部分をシャフトの第2の部分に接続するカテーテル。
11.13 段落11.1ないし段落11.12のいずれか1つに記載のカテーテルであって、シャフトは、膨張流体をバルーンに移送するための膨張ルーメンを備えるカテーテル。
11.14 段落11.1ないし段落11.13までのいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも部分的に拡張状態にある拡張可能なシャフトは、膨張流体をバルーンに移送するためのポートを備え、ポートは、シャフトが非拡張状態にあるときに閉じられるカテーテル。
11.15 段落11.1ないし段落11.14までのいずれか1つに記載のカテーテルであって、拡張可能なシャフトは、シャフトの第1の部分をシャフトの第2の部分に接続する第1の拡張可能なエレメントを備え、シャフトの第2の部分をシャフトの第3の部分に接続する第2の拡張可能なエレメントをさらに備えるカテーテル。
11.16 段落11.15に記載のカテーテルであって、第1および第2の拡張可能なエレメントは、第1および第2のコイルスプリングを備えるカテーテル。
11.17 段落11.16に記載のカテーテルであって、第1および第2のコイルスプリングは、異なるばね定数を有しているカテーテル。
11.18 段落11.1ないし段落11.17までのいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子は、間隔を置いて配置された一対のX線不透過性のマーカーを備え、一方が、作用表面の第1の端部と整合して位置決めされ、他方が、作用表面の第2の端部に位置決めされるカテーテル。
11.19 段落11.15ないし段落11.18のいずれか1つに記載のカテーテルであって、第1および第2の拡張可能なエレメントはX線不透過性の材料を含有するカテーテル。
11.20 段落11.1ないし段落11.19のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子はスプリングを備えるカテーテル。
11.21 段落11.2に記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは、可変のばね定数を有するスプリングを備えるカテーテル。
11.22 段落11.1な11.21のいずれか1つに記載のカテーテルであって、シャフトはガイドワイヤールーメンを備えるカテーテル。
11.23 段落11.1ないし段落11.22のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンの外部のガイドワイヤーを受け入れるために、先端部に隣接する通路をさらに備えるカテーテル。
11.24 段落11.2に記載のカテーテルであって、第1の部分は、シャフトの遠位端部に隣接しているカテーテル。
11.25 バルーンカテーテルであって、シャフトと、バルーンと、長手方向に拡張するように構成され、シャフトをバルーンに接続する拡張可能なエレメントと、を備えるバルーンカテーテル。
11.26 段落11.25に記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは、スプリング、蛇腹、繊維マトリクス、または、これらの組合せからなる群から選択されるカテーテル。
11.27 段落11.25または段落11.26に記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは、カプセル化されたスプリングを備えるカテーテル。
11.28 バルーンカテーテルであって、バルーンと、流体をバルーンに供給するために、長手方向に拡張するように構成された拡張可能なエレメントを有する膨張ルーメンと、を備えるバルーンカテーテル。
11.29 段落11.25ないし段落11.28のいずれか1つに記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントはX線不透過性の材料を含有するカテーテル。
11.30 段落11.1ないし段落11.29のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーン上に薬品をさらに備えるカテーテル。
12.1 バルーンカテーテルであって、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、作用表面を有するバルーン壁部から形成された膨張区画を有するバルーンと、を備え、作用表面の場所を識別するための識別子を受け入れるように構成された作用表面に隣接する少なくとも1つのチャンバーをさらに備えるバルーンカテーテル。
12.2 段落12.1に記載のバルーンカテーテルであって、シャフトは、チャンバーに流体を供給するための第1のルーメンを備えるバルーンカテーテル。
12.3 段落12.2に記載のバルーンカテーテルであって、シャフトは、第1のルーメンとチャンバーとの間にポートを備えるバルーンカテーテル。
12.4 段落12.2に記載のバルーンカテーテルであって、シャフトは、バルーンの内部区画に流体を供給するための第2のルーメンを備えるバルーンカテーテル。
12.5 段落12.4に記載のバルーンカテーテルであって、シャフトは、第2のルーメンと内部区画との間にポートを備えるバルーンカテーテル。
12.6 段落12.1ないし段落12.5のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、識別子は造影剤を含有するバルーンカテーテル。
12.7 段落12.1ないし段落12.6のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、造影剤は、X線不透過剤、ポリビニルアセテート、セルロース、流体、液体、固体、粉末、または、これらの組合せからなる群から選択された材料を含有するバルーンカテーテル。
12.8 段落12.1ないし段落12.7のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、チャンバーは、バルーンの近位端部において第1のチャンバーを備え、バルーンの遠位端部において第2のチャンバーをさらに備えるバルーンカテーテル。
12.9 段落12.8に記載のバルーンカテーテルであって、第2のチャンバーは、ポートを介して第1のチャンバーに流体連通するシャフト内のルーメンから識別子を受け入れるように構成されたバルーンカテーテル。
12.10 段落12.1ないし段落12.9のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、チャンバーは略環状であるバルーンカテーテル。
12.11 段落12.1ないし段落12.10のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、チャンバーは、バルーンのバレル部位から円錐形状の部位への移行部と、バルーンの端部との間に位置決めされるバルーンカテーテル。
12.12 段落12.1ないし段落12.11のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、チャンバーは、バルーン壁部に取り付けられるフィルムによって提供されるバルーンカテーテル。
12.13 段落12.1ないし段落12.12のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、チャンバーはバルーン壁部内に埋め込まれるバルーンカテーテル。
12.14 段落12.1ないし段落12.13のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、チャンバーは、バルーン壁部とシャフトの外側表面との間に延在するフィルムによって提供されるバルーンカテーテル。
本開示は、特定の実施形態を提示し、本発明概念を説明しているが、説明されている実施形態に対する多数の修正例、代替例、および変形例が、添付の特許請求の範囲に規定されているように、本発明の領域および範囲から逸脱することなく可能である。例えば、様々な実施形態において提供されている任意の範囲および数値は、公差に起因して、環境的な要因および材料品質の変化に起因して、ならびに、構造体およびバルーンの形状の修正に起因して、変動を受け、したがって、近似されるように考慮されることができ、「約」という用語は、関連する値が、少なくとも、そのような要因に起因して変化し得るということを意味している。したがって、本発明は、説明されている実施形態に限定されるべきではなく、本発明は、以下の特許請求の範囲およびその均等物の用語によって規定される全範囲を有するということが意図されている。
10…カテーテル
11…遠位部分
12…バルーン
12a…内部区画
14…カテーテルチューブ
14a…側方開口部
15a…近位端部
15b…遠位端部
16…バレル部位(中間部位)
17…膨張ルーメン
17a…ポート
18…端部部位(円錐部位)
23…ガイドワイヤールーメン
24…シャフト
25…第1のポート
26…ガイドワイヤー
27…コネクター
28…バルーン壁部
28a…フィルム
29…第2のポート
30…識別子
32…バルーン
32…チャンバー
32a…ポート
34…ルーメン
34a…ポート
P…先端部
W…作用表面

Claims (17)

  1. バルーンカテーテルであって、
    長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、
    作用表面を有するバルーン壁部によって形成された膨張区画を有するバルーンと
    を備え、
    前記バルーンは、前記作用表面の場所を識別するための識別子を受け入れるように構成された、前記作用表面に隣接する少なくとも1つのチャンバーをさらに備える
    バルーンカテーテル。
  2. 請求項1に記載のバルーンカテーテルであって、
    前記シャフトは、前記チャンバーに流体を供給するための第1のルーメンを備える
    バルーンカテーテル。
  3. 請求項2に記載のバルーンカテーテルであって、
    前記シャフトは、前記第1のルーメンと前記チャンバーとの間にポートを備える
    バルーンカテーテル。
  4. 請求項2または請求項3に記載のバルーンカテーテルであって、
    前記シャフトは、前記バルーンの内部区画に流体を供給するための第2のルーメンを備える
    バルーンカテーテル。
  5. 請求項4に記載のバルーンカテーテルであって、
    前記シャフトは、前記第2のルーメンと前記内部区画との間にポートを備える
    バルーンカテーテル。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のバルーンカテーテルであって、
    前記識別子は造影剤を含有する
    バルーンカテーテル。
  7. 請求項6に記載のバルーンカテーテルであって、
    前記造影剤は、X線不透過剤、ポリビニルアセテート、セルロース、流体、液体、固体、粉末、または、これらの組合せからなる群から選択される材料を含有する
    バルーンカテーテル。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のバルーンカテーテルであって、
    前記チャンバーは、
    前記バルーンの近位端部において第1のチャンバーを備え、
    前記バルーンの遠位端部において第2のチャンバーをさらに備える
    バルーンカテーテル。
  9. 請求項8に記載のバルーンカテーテルであって、
    前記第2のチャンバーは、ポートを介して前記第1のチャンバーに流体連通する前記シャフト内のルーメンから前記識別子を受け入れるように構成された
    バルーンカテーテル。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載のバルーンカテーテルであって、
    前記チャンバーは略環状である
    バルーンカテーテル。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載のバルーンカテーテルであって、
    前記チャンバーは、前記バルーンのバレル部位から円錐形状の部位への移行部と、前記バルーンの端部と、の間に位置決めされる
    バルーンカテーテル。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載のバルーンカテーテルであって、
    前記チャンバーは、前記バルーン壁部に取り付けられるフィルムによって提供される
    バルーンカテーテル。
  13. 請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載のバルーンカテーテルであって、
    前記チャンバーは前記バルーン壁部内に埋め込まれる
    バルーンカテーテル。
  14. 請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載のバルーンカテーテルであって、
    前記チャンバーは、前記バルーン壁部と前記シャフトの外側表面との間に延在するフィルムによって提供される
    バルーンカテーテル。
  15. 請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載のカテーテルを使用する方法であって、
    第1の流体を前記チャンバーに供給する工程と、
    第2の流体を前記膨張区画に供給する工程と
    を備える方法。
  16. 請求項15に記載の方法であって、
    前記第1の流体を供給する前記工程の前に、前記バルーンを血管内へ挿入する工程をさらに備える
    方法。
  17. 請求項15に記載の方法であって、
    前記第1の流体を供給する前記工程の後であって、前記第2の流体を供給する前記工程の前に、前記バルーンを血管内へ挿入する工程をさらに備える
    方法。
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